JP2018025023A - 排水栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
に関するものである。
上記排水栓装置は、鍔部と排水筒部との隙間に水垢や塵芥等の汚れが堆積し、非常に見栄えが悪いという問題があった。
又、上記排水装置は、弁体の外径と排水筒部の内径が略同一であることから、弁体の上昇時に何らかの衝撃が加わる等して弁体が少しでも傾斜した場合、下降時に弁体が排水筒部内に配置されず、止水不良となる問題が生じた。
更に、上記排水装置は、弁体の外径と排水筒部の内径が略同一であることから、弁体の周囲に隙間がほとんど存在せず、弁体上昇時の排水流量が非常に悪いという問題があった。
排水凹部より下方に向けて延設された排水筒部と、
排水筒部内に配置されて排水口を形成する排水栓と、
上下動することによって排水口を開閉する弁体から成り、
上記弁体は、排水栓を覆う蓋部を有するとともに、当該蓋部は弁体の下降時において上記排水凹部内に配置されることを特徴とする排水栓装置である。
前記排水凹部の内径は排水筒部の内径よりも大径であることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置である。
排水栓の外縁と同径又は大径であって、
弁体の下降時において、排水凹部の底面よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1請求項2のいずれか1つに記載の排水栓装置である。
弁体の下降時において、槽体の底面と略同一高さとなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水栓装置である。
請求項2又は請求項3に記載の本発明によれば、弁体の下降時に排水凹部内に配置された蓋部によって排水筒部を覆うことが可能となるため、排水栓を確実に覆い隠すことが可能となる。
請求項4に記載の本発明によれば、槽体が洗面ボウルの場合などにおいては、弁体の下降時に、蓋部の上方にヤカンや洗面器等を載置することが容易となる。又、槽体が浴槽の場合等においては、弁体の下降時において、弁体に脚を引っ掛けたりすることが防止できる。
排水凹部1は槽体B底部を凹状に窪ませることによって形成され、その内径は後述する弁体6の弁蓋61の外径よりも大径である。尚、図3等に記載された上端高さHは、排水凹部1の上縁部分を示しており、排水凹部1外端に形成された円弧の上端を繋いだ高さである。
排水筒部2は排水凹部1の中央に形成された開口より下方に向けて延設された筒状部分であり、その下端には内向きに突出するフランジ部21が形成されており、当該フランジ部21は排水栓3とナット5によって挟持されている。
排水栓3は内部に排水流路を形成する中空且つ円筒状の排水配管であって、円筒状の筒部31と、筒部31上端外周から外側に向けて形成された鍔部32から構成されている。筒部31は上方側面において、槽体Bの側面に形成された図示しないオーバーフロー孔からの排水流路が合流する窓部33が開口しており、オーバーフローアダプター4が周囲に取り付けられている。又、筒部31は窓部33下方において、外周に雄螺子が形成されており、ナット5の雌螺子と螺合されている。尚、鍔部32の外径は排水筒部2の内径と略同一であって、パッキンやオーバーフローアダプター4を介し、ナット5と鍔部32とでフランジ部21を挟持することによって排水栓3を槽体Bに固定している。
ここで、当該排水栓3の取り付け状態において、排水栓3の上端は排水筒部2の上端、即ち排水凹部1底面と略同一の高さとなる。そして、排水栓3の内部に形成された排水流路は、その上端が排水口34として機能し、槽体B内部に吐水された湯水や毛髪等を、下端に取り付けられた配管100を通じて下水へと排出する。
弁蓋61は、排水栓3を覆う蓋部62と、蓋部62下方に形成された、周囲にパッキン7が嵌着された弁蓋下部611から構成された止水部材である。
図2に示すように、蓋部62はその外径が鍔部32の外径及び排水筒部2の内径よりも大径且つ排水凹部1の内径よりも小径であり、弁体6の下降時において排水栓3及び排水栓3と排水筒部2との隙間を全て覆い隠すことができる。尚、弁体6の下降時において、蓋部62(特に蓋部62の最も大径となる部分)は排水凹部1内に配置されるが、図2に示すように、本発明においては蓋部62の外縁が排水凹部1の上端高さHよりも下方に位置することが好ましい。このように配置することにより、槽体Bの底面上に載置された物体等が蓋部62に引っ掛かってしまうことが無く好適である。
弁蓋下部611は弁蓋61の内、上記蓋部62より下方に形成された部分であって、周囲にパッキン7が嵌着されており、上記蓋部62よりも小径となるよう形成されている。尚、弁蓋下部611は上記弁体6の下降時において、排水栓3の内側に配置されるとともに、パッキン7は排水口34の周縁に当接し、排水口34を閉塞する。
弁軸63は金属製の軸部材であり、目皿64の中心を貫通しているとともに、上端が弁蓋61の裏面に嵌合されている。又、弁軸63の下端は伝達部8端部と接続された昇降部91上に載置されている。
上記弁体6の下降状態より、操作部9に操作を加えると、昇降部91が駆動することによって弁体6が押し上げられる。この時、図2において破線で示すように、上記パッキン7が排水口34周縁から離間することによって排水口34が開放され、槽体B内部の吐水等を排出することが可能となる。
又、上記第一実施形態において、排水凹部1の内径は弁体6の弁蓋61の外径よりも大径であったが、図5に示す第二実施形態の様に、排水凹部1の内径と弁体6の外径が略同径であっても良い。この場合においては、弁体6と排水凹部1の間の隙間が極僅かとなるため、槽体Bと弁体6の間に一体感を生じさせることが可能となり、更に意匠性が向上する。
又、上記第一実施形態において、排水凹部1は段状に形成された円筒状であったが、図6に示す第三実施形態の様に、排水凹部1を傾斜面より形成された円錐状に形成しても良いものである。尚、この場合においては、排水筒部2を垂設する、又は排水筒部2の内周面を排水凹部1の内周面よりも垂直に近付けることにより、意匠性や排水流量が向上する。
又、図7に示す第四実施形態の様に、排水凹部1に化粧板200を載置しても良い。
2 排水筒部
21 フランジ部
3 排水栓
31 筒部
32 鍔部
33 窓部
34 排水口
4 オーバーフローアダプター
5 ナット
6 弁体
61 弁蓋
611 弁蓋下部
62 蓋部
63 弁軸
64 目皿
7 パッキン
8 伝達部
9 操作部
91 昇降部
100 配管
200 化粧板
B 槽体
H 上端高さ
排水凹部より下方に向けて延設された排水筒部と、
排水筒部内に配置されて排水口を形成する排水栓と、
上下動することによって排水口を開閉する弁体から成り、
上記弁体は、弁体の下降時において、排水栓と、排水栓と排水筒部との隙間を全て覆い隠す蓋部と、蓋部下方に形成された、パッキンが嵌着された弁蓋下部を有するとともに、パッキンが排水栓の排水口の周縁と当接することで排水口を閉塞し、
当該蓋部は弁体の下降時において上記排水凹部内に配置されることを特徴とする排水栓装置である。
Claims (4)
- 槽体の底部に凹設された排水凹部と、
排水凹部より下方に向けて延設された排水筒部と、
排水筒部内に配置されて排水口を形成する排水栓と、
上下動することによって排水口を開閉する弁体から成り、
上記弁体は、排水栓を覆う蓋部を有するとともに、当該蓋部は弁体の下降時において上記排水凹部内に配置されることを特徴とする排水栓装置。 - 前記排水栓上端の外径は排水筒部の内径と略同一であるとともに、
前記排水凹部の内径は排水筒部の内径よりも大径であることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。 - 前記蓋部は、
排水栓の外縁と同径又は大径であって、
弁体の下降時において、排水凹部の底面よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1請求項2のいずれか1つに記載の排水栓装置。 - 前記蓋部は、
弁体の下降時において、槽体の底面と略同一高さとなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水栓装置。
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