JP2018024773A - 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法 - Google Patents

車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018024773A
JP2018024773A JP2016157695A JP2016157695A JP2018024773A JP 2018024773 A JP2018024773 A JP 2018024773A JP 2016157695 A JP2016157695 A JP 2016157695A JP 2016157695 A JP2016157695 A JP 2016157695A JP 2018024773 A JP2018024773 A JP 2018024773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
epoxy resin
vehicle
resin
module substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016157695A
Other languages
English (en)
Inventor
光男 武谷
Mitsuo Takeya
光男 武谷
康二 佐藤
Koji Sato
康二 佐藤
大輔 北原
Daisuke Kitahara
大輔 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2016157695A priority Critical patent/JP2018024773A/ja
Publication of JP2018024773A publication Critical patent/JP2018024773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

【課題】打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れた車載モジュール基板を作製するために有用な樹脂組成物、およびかかる樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板を提供する。【解決手段】エポキシ当量が100g/eq以上500g/eq以下である第1のエポキシ樹脂と、エポキシ当量が2000g/eq以上5000g/eq以下である第2のエポキシ樹脂と、1分子中に3以上のエポキシ基を有する第3のエポキシ樹脂と、硬化剤と、充填剤と、を含む車載モジュール基板用樹脂組成物であって、前記第1のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、前記第2のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂であり、硬化物のガラス転移温度が155℃以上250℃以下であり、樹脂組成物の固形分全量に対する前記充填剤の含有量が10質量%以上35質量%以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法に関する。
内燃機関を有する自動車のエンジンルーム内には、通常、エンジンの動作状態を制御する電子制御ユニット(以下、エンジン制御ユニット)が設置されている。このエンジン制御ユニットは、一般に、樹脂製のプリント基板、マイコン、トランジスタ、抵抗、コンデンサなどの多数の部品により構成されている。
ここで、エンジン制御ユニットが備えるプリント基板については、120℃以上の高温環境や−30℃以下の低温環境においても性能劣化することなく使用できるという接続信頼性の観点、さらには長期使用にも耐えうる使用安定性の観点において、車載用とは異なる用途で使用されるプリント基板と比べて、高い技術水準が要求されている。そのため、エンジン制御ユニットが備えるプリント基板の構成については、これまでに種々の検討結果が報告されている(特許文献1等)。
特開2008−198747号公報
しかし、近年、エンジン制御ユニットが備えるプリント基板(車載用プリント基板ともいう。)に要求される技術水準は、ますます高くなっている。特に、近年の車載用プリント基板については、その耐熱性という点において、該基板上に実装するパワーデバイスの発熱をも考慮して、155℃以上の温度条件においても、高温域まで含めた接続信頼性という観点において性能を維持することができる程度に高い耐熱あるいは温度サイクル性能が要求されている。こうした事情に鑑みて、車載モジュール基板を作製するために用いる樹脂材料についても、同様の耐熱性能が要求されている。
また、近年の自動車業界においては、自動車の生産効率を向上させる観点から、製造コストを含めた自動車部品の低コスト化への要求水準が高まっている。そこで、本発明者は、車載モジュール基板を用いて車載用プリント基板を作製する従来の製造プロセスにおいて採用しているスルーホールの加工方法を、ドリル加工法から打ち抜き加工法に転換できれば、コストという観点において、大幅に該車載用プリント基板の製造効率を向上させることができると考えた。
しかし、上述した打ち抜き加工法により形成したスルーホールを車載用プリント基板については、その絶縁信頼性という観点において、近年の要求水準を満たさない場合があった。
そこで、本発明は、打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れた車載モジュール基板を作製するために有用な樹脂組成物、およびかかる樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板を提供する。
本発明によれば、エポキシ当量が100g/eq以上500g/eq以下である第1のエポキシ樹脂と、
エポキシ当量が2000g/eq以上5000g/eq以下である第2のエポキシ樹脂と、
1分子中に3以上のエポキシ基を有する第3のエポキシ樹脂と、
硬化剤と、
充填剤と、
を含む車載モジュール基板用樹脂組成物であって、
前記第1のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、
前記第2のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂であり、
当該車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度が155℃以上250℃以下であり、
当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記充填剤の含有量が10質量%以上35質量%以下である、車載モジュール基板用樹脂組成物が提供される。
さらに、本発明によれば、上記車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物を含む、車載モジュール基板が提供される。
さらに、本発明によれば、上記車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板を作製する工程と、
前記車載モジュール基板にスルーホールを形成する工程と、
を含む、車載用プリント基板の製造方法が提供される。
本発明によれば、打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れた車載モジュール基板を作製するために有用な樹脂組成物、およびかかる樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板を提供することができる。
本実施形態に係る車載モジュール基板の一例を示す図である。
<車載モジュール基板>
本実施形態に係る車載モジュール基板は、後述する本実施形態に係る樹脂組成物(以下、本樹脂組成物ともいう。)の硬化物を含むものである。特に、かかる車載モジュール基板は、内燃機関を有する自動車のエンジンルーム内に設置されているエンジン制御ユニットの構成部材である車載用プリント基板を作製する際に、好適に使用することができる。
図1は、本実施形態に係る車載モジュール基板の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車載モジュール基板100は、本樹脂組成物の硬化物を含む絶縁樹脂層103と、繊維基材101とを備えている。具体的には、本実施形態に係る車載モジュール基板100は、繊維基材101に本樹脂組成物を含浸させることにより得られるプリプレグを、加熱硬化することによって得られるものである。
そして、上述した本実施形態に係る車載モジュール基板100を用いて車載用プリント基板を作製する場合、たとえば、以下の手順で該車載用プリント基板を作製する。
まず、繊維基材101に、本樹脂組成物を含浸させることによりプリプレグを作製する。本実施形態において、繊維基材に本樹脂組成物を含浸させる方法としては、たとえば、溶剤に溶かした本樹脂組成物を含む樹脂ワニスを繊維基材に塗布する方法や、本樹脂組成物からなる樹脂層を繊維基材にラミネートする方法等が挙げられる。
ここで、上記繊維基材101の具体例としては、ガラス繊布、ガラス不繊布等のガラス繊維基材、ガラス以外の無機化合物を成分とする繊布、不繊布等の無機繊維基材、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂等の有機繊維で構成される有機繊維基材等が挙げられる。中でも、本実施形態に係る車載モジュール基板100の強度を確保する観点から、ガラス繊布、ガラス不繊布等のガラス繊維基材が好ましい。また、上記ガラス繊維基材を構成するガラスの具体例としては、Eガラス、Cガラス、Aガラス、Sガラス、Dガラス、NEガラス、Tガラス、Hガラスなどが挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、本樹脂組成物を含む樹脂ワニスを調製するために用いる溶剤としては、本樹脂組成物中の含有成分に対して良好な溶解性を示すものであれば、公知の溶媒を使用することができるが、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、エチレングリコール、セルソルブ系溶媒、カルビトール系溶媒などが挙げられる。
次に、上述した方法で得られたプリプレグの少なくとも1方の表面上に金属箔を重ねて配置する。このとき、金属箔を重ねる対象物である上記プリプレグの形態は、1枚単独であってもよいし、2枚以上が積層されたプリプレグ積層体であってもよい。
その後、金属箔が表面に配置されたプリプレグを、真空プレス機で加熱加圧する手法または、乾燥機で加熱する手法にて、該プリプレグ中に含まれる本樹脂組成物を加熱硬化させることにより、車載モジュール基板100を得ることができる。
本実施形態において、プリプレグ上に配置する金属箔の厚みは、たとえば、1μm以上35μm以下であればよい。
また、金属箔を構成する金属としては、銅、銅を主成分として含む銅合金、アルミ、アルミを主成分として含むアルミ合金、銀、銀を主成分として含む銀合金、金、金を主成分として含む金合金、亜鉛、亜鉛を主成分として含む亜鉛合金、ニッケル、ニッケルを主成分として含むニッケル合金、錫、錫を主成分として含む錫合金、鉄、鉄を主成分として含む鉄合金、コバール(商標名)、42アロイ、インバーまたはスーパーインバーなどの鉄−ニッケル系の合金、タングステンまたはモリブデン等が挙げられる。また、本実施形態に係る金属箔としては、キャリア箔付き極薄金属箔を用いてもよい。ここで、キャリア箔付き極薄金属箔とは、剥離可能なキャリア箔と極薄金属箔とを貼り合わせた金属箔のことを指す。
次に、上述した方法で得られた金属箔を配置した車載モジュール基板100に対して、層間接続用のスルーホールを形成する。上記スルーホールの形成方法としては、プレス機などを用いた打ち抜き加工法や、ドリルを用いたドリル加工法等が挙げられるが、車載用プリント基板の製造効率を向上させる観点から、打ち抜き加工法を採用することが好ましい。
次いで、サブトラクティブ工法、セミアディティブ工法などにより配線層を作製する。その後、必要に応じてビルドアップ層を積層して、アディティブ工法により層間接続および回路形成する工程を繰り返す。そして、必要に応じてソルダーレジスト層を積層して、上記に準じた方法で回路形成すると、本実施形態に係る車載用プリント基板を得ることができる。
以下、上述した車載モジュール基板100を作製するために用いる樹脂組成物、すなわち、本実施形態に係る車載モジュール基板用樹脂組成物について詳説する。
まず、車載モジュール基板100には、通常、車載用途とは異なる用途で使用することを想定した基板と比べて、高い耐熱性能を示すことが要求されている。具体的には、車載モジュール基板100は、エンジンルーム内等の熱的に厳しい環境条件下においても、使用に耐えうることができる程度の耐熱性能が要求されている。この点について、近年、車載モジュール基板100に要求される技術水準は、ますます高くなってきている傾向にある。
そのため、約120℃まで温度が上昇する可能性を有しているエンジンルーム内に配置される可能性を有した車載モジュール基板100には、該基板100上に実装するパワーデバイスの発熱をも考慮して、155℃以上の温度条件においても、接続信頼性という観点において性能を維持することができる程度に高い耐熱性能が要求されている。こうした事情に鑑みて、車載モジュール基板100を作製するために用いる樹脂材料についても、同様の耐熱性能が要求されている。
しかし、従来の車載モジュール基板として、150℃以下の温度に対する耐熱性能を有したものについては報告されているものの、155℃以上の温度に対する耐熱性能を有したものについては、報告されているものは無いのが実情であった。
また、近年の自動車業界においては、自動車の生産効率を向上させる観点から、製造コストを含めた自動車部品の低コスト化への要求水準が高まっている。そこで、本発明者は、車載モジュール基板を用いて車載用プリント基板を作製する従来の製造プロセスにおいて採用しているスルーホールの加工方法を、ドリル加工法から打ち抜き加工法に転換できれば、コストという観点において、大幅に該車載用プリント基板の製造効率を向上させることができると考えた。
しかし、本発明者は、従来の車載モジュール基板に対してスルーホールを上述した打ち抜き加工法により形成した場合、繊維基材と樹脂硬化物との界面に大きなクラックが発生する等の不都合が生じることにより、結果として、得られた車載用プリント基板の絶縁信頼性が損なわれるという可能性を有していることを見出した。
本実施形態に係る車載モジュール基板用樹脂組成物は、上述した近年の要求水準を満たす車載モジュール基板を作製するために使用することができるものである。そして、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板については、実施例にて後述するように、打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性という点において、良好な特性を示すことが確認された。
具体的には、本実施形態に係る車載モジュール基板用樹脂組成物は、以下に挙げる3種のエポキシ樹脂と、硬化剤と、該樹脂組成物の固形分全量に対する含有量が10質量%以上35質量%以下である充填剤と、を含むものであり、かつ該樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度が155℃以上250℃以下となるように制御されたものである。言い換えれば、本樹脂組成物は、互いに異なる3種のエポキシ樹脂とともに、硬化剤と、所定量の充填剤とを併用し、かつ該樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度が155℃以上250℃以下となるように制御されたものである。こうすることで、結果として、本樹脂組成物の硬化物について、その高温域まで含めた温度サイクル特性とともに、せん断応力に対する柔軟性を向上させることができる。これにより、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板については、結果として、打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れたものとすることができる。
第1のエポキシ樹脂は、エポキシ当量が100g/eq以上500g/eq以下であることを前提としたビスフェノールA型エポキシ樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂である。
第2のエポキシ樹脂は、エポキシ当量が2000g/eq以上5000g/eq以下であることを前提とした、ビスフェノールA型エポキシ樹脂である。
第3のエポキシ樹脂は、1分子中に3以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂である。
本樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度は、その下限値が、155℃以上であるが、好ましくは、158℃以上であり、より好ましくは、160℃以上である。こうすることにより、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板の接続信頼性を、上述した近年の要求水準を満たすように向上させることができる。一方、本樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度の上限値は、特に限定されず、たとえば、250℃以下としてもよいし、220℃以下としてもよいし、200℃以下としてもよい。
また、本樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度以下の温度領域における熱膨張係数は、その上限値が、好ましくは、55ppm/℃以下であり、より好ましくは、50ppm/℃以下であり、さらに好ましくは、45ppm/℃以下であり、最も好ましくは、40ppm/℃以下である。こうすることで、本樹脂組成物を使用した車載モジュール基板の接続信頼性を向上させることができる。
次に、本樹脂組成物の配合組成について説明する。
まず、本樹脂組成物は、上述した第1のエポキシ樹脂を含むものである。かかる第1のエポキシ樹脂のエポキシ当量の上限値は、500g/eq以下であるが、好ましくは、450g/eq以下であり、より好ましくは、400g/eq以下であり、さらに好ましくは、300g/eq以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物の耐熱特性を向上させることができる。ここで、上記エポキシ当量とは、エポキシ樹脂の分子量を1分子中のエポキシ基の数で割った数値のことを指す。また、第1のエポキシ樹脂のエポキシ当量の下限値は、100g/eq以上であるが、120g/eq以上としてもよいし、150g/eq以上としてもよい。
また、第1のエポキシ樹脂のエポキシ当量は、後述する第2のエポキシ樹脂のエポキシ当量と比べて低い値を示す。このことから、第1のエポキシ樹脂は、第2のエポキシ樹脂と比べて短鎖であるといえる。
また、第1のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物の全固形分(溶媒を除く全成分)の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、3質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは、4質量%以上25質量%以下であり、さらに好ましくは、5質量%以上20質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度を高くすることができ、車載モジュール基板の絶縁信頼性および接続信頼性を優れたものとすることができる。
第1のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物中に含まれる全エポキシ樹脂の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、5質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは、7質量%以上35質量%以下であり、さらに好ましくは、10質量%以上35質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板の打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性を向上させることができる。
本実施形態における第1のエポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂であるが、耐熱性に優れた硬化物を得る観点からは、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましく、耐燃性に優れた硬化物を得る観点からは、ビスフェノールF型エポキシ樹脂が好ましい。
次に、本樹脂組成物は、上述した第2のエポキシ樹脂を含むものである。かかる第2のエポキシ樹脂のエポキシ当量は、2000g/eq以上5000g/eq以下であるが、好ましくは、2100g/eq以上4500g/eq以下であり、より好ましくは、2200g/eq以上4000g/eq以下であり、さらに好ましくは、2300g/eq以上3500g/eq以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物の柔軟性を向上させ、打ち抜き加工性を向上させることができる。
また、第2のエポキシ樹脂のエポキシ当量は、上述した第1のエポキシ樹脂のエポキシ当量と比べて高い値を示す。このことから、第2のエポキシ樹脂は、第1のエポキシ樹脂と比べて長鎖であるといえる。
また、第2のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物の全固形分(溶媒を除く全成分)の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、3質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは、4質量%以上25質量%以下であり、さらに好ましくは、5質量%以上20質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板の打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性を向上させることができる。
第2のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物中に含まれる全エポキシ樹脂の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、4質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは、7質量%以上35質量%以下であり、さらに好ましくは、10質量%以上35質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板の打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性を向上させることができる。
ここで、本実施形態に係る第2のエポキシ樹脂は、臭素化されていない液状のエポキシ樹脂であることが好ましい。こうすることで、本樹脂組成物を用いて車載モジュール基板を作製する際の加工性を向上させることができる。
次に、本樹脂組成物は、1分子中に3以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を第3のエポキシ樹脂として含むものである。かかる第3のエポキシ樹脂は、本樹脂組成物において、硬化物のガラス転移温度を向上させることに加えて、紫外線吸収剤成分として機能するものである。
本実施形態において、上記1分子中に3以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂(以下、多官能エポキシ樹脂ともいう。)は、非ハロゲン系であることが好ましい。かかる多官能エポキシ樹脂の具体例としては、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、アリールアルキレン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、フェノキシ型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ノルボルネン型エポキシ樹脂、アダマンタン型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキシ樹脂、テトラフェノール基エタン型エポキシ樹脂等を挙げることができるが、特にトリスフェノールメタン型エポキシ樹脂、テトラフェノール基エタン型エポキシ樹脂が好ましい。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、第3のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物の全固形分(溶媒を除く全成分)の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、5質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは、10質量%以上20質量%以下であり、さらに好ましくは、13質量%以上20質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度を高くすることができ、紫外線吸収効果を奏するとともに、車載モジュール基板の絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れたものとすることができる。
第3のエポキシ樹脂の含有量は、本樹脂組成物中に含まれる全エポキシ樹脂の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、10質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは、20質量%以上35質量%以下であり、さらに好ましくは、25質量%以上33質量%以下である。こうすることで、硬化物のガラス転移温度を高くすることができ、紫外線吸収効果を奏するとともに車載モジュール基板の絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れたものとすることができる。
本実施形態においては、打ち抜き加工性を向上させつつ、接続信頼性および絶縁信頼性を良好なものとする観点から、本樹脂組成物の固形分全量に対する第1のエポキシ樹脂の含有量をAとし、本樹脂組成物の固形分全量に対する第2のエポキシ樹脂の含有量をBとしたとき、A/Bの値が、好ましくは、0.2以上5以下であり、より好ましくは、0.3以上4以下であり、さらに好ましくは、0.3以上3以下である。
本実施形態においては、接続信頼性および絶縁信頼性を良好なものとしつつ、打ち抜き加工性を向上させる観点から、本樹脂組成物の固形分全量に対する第3のエポキシ樹脂の含有量をCとし、本樹脂組成物の固形分全量に対する第2のエポキシ樹脂の含有量をBとしたとき、C/Bの値が、好ましくは、0.5以上4以下であり、より好ましくは、0.8以上3以下であり、さらに好ましくは、0.9以上2.9以下である。
また、本樹脂組成物は、該樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板の難燃性を向上させる観点から、第4のエポキシ樹脂として、臭素化エポキシ樹脂を含んでいてもよい。なお、かかる第4のエポキシ樹脂は、本樹脂組成物において、難燃剤成分として機能するものである。
本樹脂組成物は、上述したように、硬化剤を含んでいる。かかる硬化剤としては、フェノールノボラック樹脂、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂、アルキルフェノールノボラック樹脂、ナフタレン骨格を有するナフトール型フェノール樹脂、ビスフェノールA型ノボラック樹脂、ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂、ザイロック型フェノール樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、ポリビニルフェノール類等が挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本樹脂組成物中の硬化剤の含有量は、本樹脂組成物中に含まれている全エポキシとの当量比(フェノール性水酸基当量/エポキシ基当量)が、0.1以上1.0未満が好ましい。これにより、未反応のフェノール系硬化剤の残留がなくなり、吸湿耐熱性が向上する。更に、厳しい吸湿耐熱性を必要とする場合は、0.2以上0.9以下の範囲が特に好ましい。
本樹脂組成物は、上述したように、充填剤を含んでいる。かかる充填剤の具体例としては、ヒュームドシリカ等のシリカ、タルク、焼成タルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラス等のケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ等の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム等の硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化炭素等の窒化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等のチタン酸塩等を挙げることができる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板の剛性や絶縁信頼性および接続信頼性を向上させる観点から、少なくともヒュームドシリカおよびタルクのいずれか一方を含むことが好ましい。
本実施形態において、充填剤の含有量は、本樹脂組成物の全固形分(溶媒を除く全成分)の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、10質量%以上35質量%以下であり、より好ましくは、15質量%以上30質量%以下であり、さらに好ましくは、20質量%以上30質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板の打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れたものとすることができる。
また、本樹脂組成物には、必要に応じて、カップリング剤を含有させてもよい。かかるカップリング剤の具体例としては、エポキシシランカップリング剤、カチオニックシランカップリング剤、アミノシランカップリング剤などのシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤およびシリコーンオイル型カップリング剤などが挙げられる。カップリング剤は1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これにより、本樹脂組成物の耐熱性能を向上させるとともに、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板の打ち抜き加工性をも向上させることができる。
本実施形態において、カップリング剤の含有量は、本樹脂組成物の全固形分(溶媒を除く全成分)の含有量を100質量%としたとき、好ましくは、0.3質量%以上2質量%以下であり、より好ましくは、0.5質量%以上1.5質量%以下であり、さらに好ましくは、0.7質量%以上1質量%以下である。こうすることで、本樹脂組成物の耐熱性能を向上させるとともに、本樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板の打ち抜き加工性をも向上させることができる。
また、本樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、硬化促進剤、顔料、染料、消泡剤、レベリング剤、発泡剤、酸化防止剤、イオン捕捉剤などの上記成分以外の添加物を添加してもよい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、本発明を実施例および比較例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
各実施例及び各比較例で用いた原料成分を下記に示した。
(エポキシ樹脂)
・エポキシ樹脂1:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(長春人造樹脂社製、BE−188、エポキシ当量:189g/eq)
・エポキシ樹脂2:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学社製、JER1009、エポキシ当量:2850g/eq)
・エポキシ樹脂3:テトラフェノールエタン型エポキシ樹脂(南亜プラスチック社製、NPPN−431)
・エポキシ樹脂4:グリシジル化されたテトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(長春人造樹脂社製、BEB400T60、エポキシ当量:400g/eq、Br化率:48%)
(硬化剤)
・硬化剤:フェノールノボラック樹脂(長春人造樹脂社製、PF8110)
(硬化促進剤)
・硬化促進剤:4−メチル−2−フェニルイミダゾール(四国化成社製、2P4MZ)
(充填剤)
・充填剤1:水酸化アルミニウム(山東呂業社製、H−WF−1)
・充填剤2:ヒュームドシリカ(トクヤマ社製、QS−20)
(カップリング剤)
・シランカップリング剤:(3−グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシラン
(溶剤)
・2−ブタノン
<樹脂ワニスの調製>
各実施例および比較例に係る樹脂ワニスを作製した。
まず、最終的に得られる樹脂ワニス全量に対する固形分の配合比率が下記表1に示す割合となるように、各種原料を2−ブタノンに溶解、分散させた。このようにして、固形分含有量が70質量%であり、かつ車載モジュール基板用樹脂組成物からなる樹脂ワニスを調製した。
<樹脂基板(車載モジュール基板)の作製>
ガラス繊維織布(重慶天勤材料有限公司社製、#7628、坪量208.0g/m)に樹脂ワニスを塗布装置で含浸させ、180℃の加熱炉で2分間乾燥して、樹脂含有量が48質量%であるプリプレグを得た。
次に、プリプレグを4枚重ね、両面に電解銅箔を重ね合わせ、圧力4MPa、温度200℃で120分間加熱加圧成形することにより、樹脂基板(車載モジュール基板)を得た。
<車載用プリント基板の作製>
上述した方法で得られた樹脂基板に、打ち抜き加工法によりスルーホールを形成した後、メッキによりスルーホールを充填した。さらに、両面にエッチングにより回路形成した後、表面の電解銅箔層に黒化処理を施し、内層回路基板として用いた。上記内層回路基板の表裏に、上記樹脂シートを重ね合わせ、これを、真空加圧式ラミネーター装置を用いて、温度100℃、圧力1MPaにて真空加熱加圧成形させた。これを、熱風乾燥装置にて170℃で60分間加熱し硬化させることにより、各実施例および各比較例の車載用プリント基板を作製した。
各実施例および比較例により得られた樹脂基板を用いて、以下に示す評価を実施した。評価結果を下記表1に示す。
・硬化物のガラス転移温度:上述した方法で得られた樹脂基板の銅箔をエッチングにより除去し、銅箔を除去した樹脂硬化物により形成された層から6mm×25mmの試験片を作製した。この試験片について、DMA装置(TAインスツルメント社製動的粘弾性測定装置DMA983)を用いて5℃/分(周波数1Hz)で昇温し、tanδのピーク位置をガラス転移温度とした。なお、単位は、℃である。
・硬化物の熱膨張係数(CTE):上述した方法で得られた樹脂基板の銅箔をエッチングにより除去し、銅箔を除去した樹脂硬化物により形成された層から5mm×5mmの試験片を作製した。この試験片について、TMA(熱機械的分析)装置(TAインスツルメント社製,Q400)を用いて、温度範囲30〜230℃、10℃/分の条件で昇温測定することにより、試験片の厚み方向(Z方向)に関し、30℃以上硬化物のガラス転移温度以下の温度領域における熱膨張係数(CTE)の値を算出した。なお、単位は、ppm/℃である。
・接続信頼性:各実施例および各比較例の車載用プリント基板について、接続抵抗値をデジタルマルチメーターで測定しながら、−40℃の条件下に30分間、140℃の条件下に30分間ずつ交互に晒すことを1サイクルとした温度サイクル試験を実施した。
車載用プリント基板の接続信頼性については、試験後の抵抗値上昇率が10%以内であった時間を測定した。なお、単位は、hour(時間)である。
・絶縁信頼性:各実施例および各比較例の車載用プリント基板の絶縁信頼性について、温度85℃、湿度85%、交流印加電圧100Vの条件で連続湿中絶縁抵抗の値を最大1000時間測定することにより、評価した。本評価においては、抵抗値が10Ω以下となった場合に、故障であると判断した。下記表1には、故障と判断されるまでの時間を示す。ただし、連続湿中絶縁抵抗の測定を開始してから1000時間経過後においても、抵抗値が10Ω以下とならなかった場合においては、下記表1には、1000時間経過しても故障しなかったという意味で、1000と示した。なお、単位は、hour(時間)である。
・打ち抜き加工性:ガラス繊維織布(重慶天勤材料有限公司社製、#7628、坪量208.0g/m)に樹脂ワニスを塗布装置で含浸させ、180℃の加熱炉で2分間乾燥して、樹脂含有量が48質量%であるプリプレグを得た。次に、得られたプリプレグを8枚重ね、両面に電解銅箔を重ね合わせ、圧力4MPa、温度200℃で120分間加熱加圧成形することにより、厚み1.6mmの樹脂基板を得た。次いで、得られた樹脂基板から銅箔をエッチング除去し、打ち抜き金型を用いて該樹脂基板を打ち抜くことによりスルーホールを形成した。このようにして形成したスルーホールに関し、その断面において、繊維織布と樹脂硬化物とにより構成された接合界面に発生したクラックの長さを10個のスルーホールで測定し、最も値の大きいもので評価した。
打ち抜き加工性については、以下の基準で評価した。
○:クラックの長さが1mm未満であった。
×:クラックの長さが1mm以上であった。
上記評価項目に関する評価結果を、以下の表1に各成分の配合比率(固形分含有量[質量%])と共に示す。
Figure 2018024773
表1からも分かるとおり、実施例の樹脂組成物を用いて作製した車載モジュール基板は、いずれも、打ち抜き加工性、絶縁信頼性および接続信頼性のバランスに優れたものであった。
100 車載モジュール基板
101 繊維基材
103 絶縁樹脂層

Claims (8)

  1. エポキシ当量が100g/eq以上500g/eq以下である第1のエポキシ樹脂と、
    エポキシ当量が2000g/eq以上5000g/eq以下である第2のエポキシ樹脂と、
    1分子中に3以上のエポキシ基を有する第3のエポキシ樹脂と、
    硬化剤と、
    充填剤と、
    を含む車載モジュール基板用樹脂組成物であって、
    前記第1のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、
    前記第2のエポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂であり、
    当該車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度が155℃以上250℃以下であり、
    当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記充填剤の含有量が10質量%以上35質量%以下である、車載モジュール基板用樹脂組成物。
  2. 前記充填剤が、少なくともヒュームドシリカおよびタルクのいずれか一方を含む、請求項1に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物。
  3. 当該車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度以下の温度領域における熱膨張係数が55ppm/℃以下である、請求項1または2に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物。
  4. 当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記第1のエポキシ樹脂の含有量をAとし、当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記第2のエポキシ樹脂の含有量をBとしたとき、A/Bの値が0.2以上5以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物。
  5. 当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記第3のエポキシ樹脂の含有量をCとし、当該車載モジュール基板用樹脂組成物の固形分全量に対する前記第2のエポキシ樹脂の含有量をBとしたとき、C/Bの値が0.5以上4以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物を含む、車載モジュール基板。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車載モジュール基板用樹脂組成物の硬化物を含む車載モジュール基板を作製する工程と、
    前記車載モジュール基板にスルーホールを形成する工程と、
    を含む、車載用プリント基板の製造方法。
  8. 前記スルーホールを形成する工程において、打ち抜き加工法により前記スルーホールを形成する、請求項7に記載の車載用プリント基板の製造方法。
JP2016157695A 2016-08-10 2016-08-10 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法 Pending JP2018024773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157695A JP2018024773A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157695A JP2018024773A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018024773A true JP2018024773A (ja) 2018-02-15

Family

ID=61195203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016157695A Pending JP2018024773A (ja) 2016-08-10 2016-08-10 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018024773A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124433A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂シート及び成形品
WO2009107697A1 (ja) * 2008-02-26 2009-09-03 東レ株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
JP2010236804A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷却配送台車
JP2013166917A (ja) * 2012-01-19 2013-08-29 Toray Ind Inc エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
WO2015072262A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 住友ベークライト株式会社 金属張積層板、回路基板、および電子装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124433A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂シート及び成形品
WO2009107697A1 (ja) * 2008-02-26 2009-09-03 東レ株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
JP2010236804A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷却配送台車
JP2013166917A (ja) * 2012-01-19 2013-08-29 Toray Ind Inc エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
WO2015072262A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 住友ベークライト株式会社 金属張積層板、回路基板、および電子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3946626B2 (ja) 樹脂組成物、プリプレグおよびそれを用いたプリント配線板
JP3412585B2 (ja) プリント配線板及び多層プリント配線板の製造に用いられるプリプレグ用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、多層プリント配線板
TWI449744B (zh) 樹脂組成物、預浸體、積層板、多層印刷配線板以及半導體裝置
JP2013095920A (ja) プリント回路基板用絶縁性樹脂組成物及びそれを含むプリント回路基板
EP2554561A1 (en) Epoxy resin composition for prepreg, prepreg, and multilayer printed circuit board
JP2009007576A (ja) 無機充填剤含有樹脂組成物、プリプレグ、積層板及び配線板
KR20180135900A (ko) 프리프레그, 금속 클래드 적층판 및 프린트 배선판
JP5157103B2 (ja) プリプレグ、基板および半導体装置
JP2007070418A (ja) 接着シート、金属箔張積層板及びビルドアップ型多層プリント配線板
KR101574907B1 (ko) 프리프레그, 적층판, 반도체 패키지 및 적층판의 제조 방법
US20140080941A1 (en) Insulating composition for multilayer printed circuit board, method for preparing the same, and multilayer printed circuit board comprising the same as insulating layer
KR20150093730A (ko) 수지층이 형성된 금속층, 적층체, 회로 기판 및 반도체 장치
JP6428638B2 (ja) 金属張積層板、回路基板、および電子装置
JP4400191B2 (ja) 樹脂組成物およびそれを用いた基板
JP5737028B2 (ja) プリント配線板用プリプレグ、積層板、プリント配線板、および半導体パッケージ
JP2008244189A (ja) 回路基板および半導体装置
JP2007009217A (ja) 樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いたプリント配線板
JP6778889B2 (ja) プリプレグ、金属張積層板及びプリント配線板
WO2015072261A1 (ja) 樹脂層付きキャリア材料、積層体、回路基板および電子装置
JP2003073543A (ja) 樹脂組成物、プリプレグ及びそれを用いたプリント配線板
JP5428212B2 (ja) 樹脂組成物、プリプレグおよびそれを用いたプリント配線板
JP2018024773A (ja) 車載モジュール基板用樹脂組成物、車載モジュール基板および車載用プリント基板の製造方法
KR20200091824A (ko) 에폭시 수지 조성물 및 그 경화물
WO2018030216A1 (ja) 車載モジュール基板用樹脂組成物および車載モジュール基板
TWI838452B (zh) 環氧樹脂組成物及其硬化物、預浸料、黏接片材、積層板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202