JP2018024315A - 乗物用シート - Google Patents

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弘治 大沼
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Abstract

【課題】シート内部の部材の取り付けに適したパンフレームを備える乗物用シートを提供する。【解決手段】車両用シートは、左右にそれぞれ配置されたサイドフレームと、左右のサイドフレームを連結する前側連結パイプ4Bと、サイドフレームの前端側に取り付けられたパンフレームPFと、を有するクッションフレームを備える。パンフレームPFは、シート幅方向中央側の後端側に、後方に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部2gを有し、傾斜部2gの下端部は、前側連結パイプ4Bの上端よりも下方に位置する。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用シートに係り、特に、シート内部の部材の取り付けに適したパンフレームを備える乗物用シートに関する。
車両用シートには、その内部に、シートをファンによって冷やす空調装置、シートをスライドさせるモータ、これらを制御する制御装置等の電気機器が配設されており、これらを接続するためのワイヤハーネス等の線状部材が張り巡らされているものがある。
例えば、特許文献1には、乗物用シートを構成するクッションフレームの下方に、空調装置としてのベンチレータを設けることが開示されている。そして、特許文献1には、クッションフレームの下方にベンチレータを設けた場合に、クッションフレームに架橋された支持ばねのバネ性を阻害しない構成が開示されている。
特開2015−67151号公報
乗物用シートの内部に各種電気機器が配設され、これらを接続するワイヤハーネス等の線状部材等が乗物用シートの内部に設けられている場合には、シート内部の部材同士が配置的に干渉しやすい。この場合に、シート内部の部材が無理に屈曲して配置されることがある。
また、乗物の走行状態時の揺れによって繰り返しの振動が加わる状況下においては、製品出荷当初はシート内部の線状部材が屈曲していなくても、乗物用シートの内部における各部材の配置も多少なりともずれることによって屈曲状態になることも考えられる。このように、シート内部の線状部材が屈曲した状態で繰り返し荷重が加わると、線状部材が断線することも考えられ、乗物用シートに設けられた各種電気機器を長期間安定して使用することは困難であった。
そして、特許文献1に開示された乗物用シートにおいては、ベンチレータと支持ばねとの配置的干渉を防ぐことはできるが、線状部材に関わる部材についての考慮がされておらず、線状部材に関わる部材と他の部材との配置的干渉の問題が生じ得る。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート内部の部材の取り付けに適したパンフレームを備える乗物用シートを提供することにある。
また、シート内部の線状部材の断線を回避することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、左右にそれぞれ配置されたサイドフレームと、左右の前記サイドフレームを連結する連結部材と、前記サイドフレームの前端側に取り付けられたパンフレームと、を有するクッションフレームを備える乗物用シートであって、前記パンフレームは、シート幅方向中央側の後端側に、後方に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を有し、該傾斜部の下端部は、前記連結部材の上端よりも下方に位置することにより解決される。
上記構成によれば、パンフレームのシート幅方向中央側の後端側に設けられた傾斜部の下端部が連結部材の上端よりも下方に位置するように形成されている。このため、シート内部の部材をパンフレームに沿って取り付ける場合に、シート内部の部材を連結部材の下方を通し、パンフレームの傾斜部に取り付けやすくなる。
また、前記傾斜部の下端部は、前記連結部材の中心軸よりも下方に位置していてもよい。
上記構成によれば、傾斜部の下端部が連結部材の中心軸よりも下方に位置するため、シート内部の部材をパンフレームに沿って取り付ける場合に、シート内部の部材を連結部材の下方を通し、パンフレームの傾斜部に取り付けやすくなる。
また、前記傾斜部には、線状部材を取り付ける取付部が設けられていてもよい。
上記構成によれば、傾斜部に線状部材を取り付ける取付部が設けられていることで、傾斜部に沿って線状部材を容易に取り付けることができる。また、線状部材が上下方向に無理に屈曲することを抑制でき、断線することを抑制できる。
また、前記パンフレームに左右方向に延在する断面逆U字状の凹部が形成されていると好ましい。
上記構成によれば、パンフレームに左右方向に延在する断面逆U字状の凹部が形成されているため、凹部を、線状部材を収容するスペースにすることができる。その結果、他のハーネスやECUとの接触を避けることができる。
また、前記凹部の縁に沿って断面逆U字状のビードが形成されていてもよい。
上記構成によれば、パンフレームに断面逆U字状のビードが形成されていることで、パンフレームの剛性を高めることができる。
また、前記パンフレームの左右には、シート前後方向に延在する延出部が形成されており、該延出部は、前記連結部材よりも上方に位置し、かつ、後方まで延在していると好ましい。
上記構成によれば、延出部が連結部材よりも上方に位置し、かつ、後方まで延在していることで、パンフレームの両サイドからサイドフレームに沿って、一の線状部材を連結部材と延出部の間に通して取り付ける場合に、線状部材の上方への屈曲を抑制することができる。
また、前記延出部にはサイドビードが形成されており、該サイドビードは、前記サイドフレームと前記パンフレームとの連結部よりもシート幅方向外側から中央に向かって延在していてもよい。
上記構成によれば、延出部に、シート幅方向外側から中央に向かって延在するサイドビードが形成されていることで、延出部の剛性を高めることができる。
また、前記傾斜部の両端は、側面視多角形状の立壁で前記パンフレームにおけるシート幅方向外側の部位と連結されていてもよい。
上記構成によれば、パンフレームが傾斜部と立壁とを有することで、線状部材を立ち壁よりもシート幅方向外端側の下方に通して取り付けやすくなる。さらに、傾斜部とシート幅方向外側の部位とが、側面視多角形状の立壁によって連結されていることで、傾斜部の剛性を高めることができる。
本発明によれば、シート内部の部材の取り付けに適したパンフレームを備える乗物用シートを提供することができる。
また、本発明によれば、シート内部の線状部材をパンフレームに容易に取り付けることができる。線状部材の断線を抑制できる。
また、本発明によれば、パンフレームに線状部材を収容するスペースを設けることができる。
また、本発明によれば、パンフレームの剛性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 シートフレームを示す斜視図である。 パンフレームを示す平面図である。 図3のIV-IV断面位置に対応する位置におけるワイヤハーネス等が取り付けられたパンフレームを示す模式的な断面図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下では、本実施形態に係る乗物用シートとして、車両用シートを例に挙げて説明することとする。ただし、本発明は、車両以外の乗物にも適用可能であり、例えば、船舶や航空機、産業用機械等にも適用可能である。
なお、以下の説明中、「左右」とは、乗員が乗物用シートの着座したときに、前方を見た際の左右方向を意味しており、左右方向(シート左右方向)をシート幅方向ともいう。また、「前後方向」とは、乗員が乗物用シートの着座したときの前後方向を意味している。
(車両用シートS及びシートフレームSaについて)
まず、本実施形態に係る車両用シートS及びシートフレームSaについて、図1及び図2を参照して概説する。なお、図1は、本実施形態に係る車両用シートSを示す斜視図、図2は、シートフレームSaを示す斜視図である。
車両用シートSは、着座部であるシートクッションS1と、背もたれであるシートバックS2と、から主に構成されている。
シートクッションS1は、図2に示すクッションフレームS1aと、クッションフレームS1aの上に載置されるクッションパッド1aと、クッションパッド1aを覆ってクッションフレームS1aに固定される表皮1bとから構成されている。
シートバックS2は、シートクッションS1の後端部に取り付けられており、図2に示すバックフレームS2aを備える。
そして、クッションフレームS1aとバックフレームS2aによって、シートフレームSaが構成されている。
クッションフレームS1aは、左右に前後方向に延在するサイドフレームとしてのサイドフレームSFと、左右のサイドフレームSFの後端側を連結する後側連結パイプ4A及び前端側を連結する連結部材としての前側連結パイプ4Bと、左右のサイドフレームSFの前端側の上部に取り付けられたパンフレームPFと、を主に備える。
前側連結パイプ4Bには、シートクッションS1にクッション性を付与する緩衝体5の前端側にある取付部材11a,11bが取り付けられている。
(緩衝体5について)
緩衝体5は、後側連結パイプ4Aに係止する係止板7cと、後端を係止板7cに内包されてシート前後方向に延在する3本のワイヤー6X,6Yと、係止板7cよりも下方に配置され、ワイヤー6X,6Yの後端側を内包して連結し、略水平に配置されて左右方向に延在する板状の水平延出板7aと、ワイヤー6X,6Yの前端部を内包して前側連結パイプ4Bに取り付けられる取付部材11a,11bと、から主に構成されている。
また、本実施形態において、3本のワイヤー6X,6Yのうち、右側の2本のワイヤー6Xは、同一形状で形成されており、左側の1本のワイヤー6Yは、右側の2本の形状と左右対称の形状で形成されている。なお、ワイヤー6X,6Yの本数は任意に設定することができる。
特に、ワイヤー6X,6Yは、水平延出板7aから前方に突出する後側の部位であるストレート部6Xa,6Yaと、屈曲部がS字状に前後に重なって連続して形成されているS字部6Xb,6Ybと、から主に構成されている。
また、複数のワイヤー6X,6Yの形状は、左右対称の形状であれば、左右の弾性を均等にしやすいために好適である。しかしながら、本実施形態のように奇数の本数である場合には、中央のワイヤー6Xを、左右のワイヤー6X,6Yのうちどちらかと形状を同一とすることが好ましい。中央のワイヤー6Xは、左右の端部にあるワイヤー6X,6Yと比較して、左右方向における均等な弾性に関して影響が少ないためである。
(パンフレームPFについて)
次に、パンフレームPFについて、図2に加えて、図3及び図4を参照して詳細に説明する。なお、図3は、パンフレームPFを示す平面図、図3のIV-IV断面位置に対応する位置におけるワイヤハーネス3A,3B等が取り付けられたパンフレームPFを示す模式的な断面図である。
パンフレームPFは、着座者の大腿部を支持するためのものであり、図2及び図3に示すように、シート幅方向に長尺に形成され、シート前後方向に短尺に形成された金属製の板材から成るものである。パンフレームPFの中央側は、前側連結パイプ4Bよりも前方に位置している。
詳細には、パンフレームPFは、シート左右の両端部においてシート前後方向に延出する延出部としてのサイド延出部2aと、サイド延出部2aの前端部に連続して形成されてシート幅方向に延在するフロント延出部2bと、サイド延出部2a及びフロント延出部2bの間に設けられたセンター部2cと、から構成される。
パンフレームPFは、シート幅方向両端部のサイド延出部2aにおける前端側及び後端側に、連結部としてのタッピング25が厚さ方向に通されて、サイドフレームSFの上面に連結されている。
また、サイド延出部2aは、前側連結パイプ4Bよりも上方に位置し、サイド延出部2aの後端は、前側連結パイプ4Bよりも後方まで延在している。
また、シート幅方向両端部のサイド延出部2aには、右対称のサイドビード24が形成されている。サイドビード24は、サイド延出部2aの剛性を高めるためのものであり、平面視において線状に形成されており、周辺部位よりも上方に突出するように断面逆U字状に屈曲して形成されている。
特に、サイドビード24は、シート幅方向外側にある外側延在部24aと、後側延在部24bと、前側延在部24cと、シート幅方向内側にある内側延在部24dと、外側延在部24aと内側延在部24dとを接続する接続部24eと、から構成されている。
外側延在部24aは、タッピング25よりもシート幅方向外端側において前後方向に延在している。
後側延在部24bは、サイド延出部2aの後端側において、後端側のタッピング25よりも後方からシート幅方向内側に斜め前方向に延在するように形成されている。
同様に、前側延在部24cは、サイド延出部2aの前端側において、前端側のタッピング25の前方を通ってタッピング25よりもシート幅方向外側からタッピング25を越えて中央側に延在するように形成されている。
内側延在部24dは、外側延在部24aに対してタッピング25を挟んでシート幅方向内側に平行に形成されており、前側延在部24cから前後方向に外側延在部24aよりも短く延在している。
接続部24eは、前後のタッピング25の間の位置であって内側延在部24dの後端よりも若干前側の位置において、外側延在部24aと内側延在部24dとを接続するように、これらと延在方向に対して垂直な方向に延在している。
フロント延出部2bは、パンフレームPFの前端を成し、シート幅方向両端にあるサイド延出部2aの前端側に連続して、これらを連結するように形成されている。
センター部2cは、前方から後方へと順に、フロント部2dと、フロント部2dから上方に突出するように屈曲した屈曲突出部2eと、屈曲突出部2eの後端に連続するサイド部2fと、サイド部2fに対して傾斜して設けられた傾斜部2gと、から構成されている。
フロント部2dは、パンフレームPFをサイドフレームSFに取り付けた状態において、フロント延出部2bよりも低い位置に位置するように形成されている。そして、フロント部2dには、ビード23が屈曲突出部2eの前縁、換言すると凹部2eaの前縁に沿って形成されている。ビード23は、複数の取付穴2jが形成されていることで剛性が低いフロント部2dの剛性を向上させるためものであり、サイドビード24と同様に、周辺部位よりも上方に突出するように断面逆U字状に屈曲して形成されている。
屈曲突出部2eは、上記のようにフロント部2dから屈曲して上方に突出し、シート左右方向に延在して形成されている。詳細には、屈曲突出部2eの中央部は前後方向に長く形成されており、屈曲突出部2eのシート幅方向両端部が前後方向に短く形成されており、屈曲突出部2eの後縁は平面視略クランク状に形成されている。
そして、屈曲突出部2eは、フロント部2dと略同じ厚みで形成されていることにより、屈曲突出部2eの裏面には、フロント部2dよりも上方に窪んだ断面逆U字状の凹部2eaが形成されている。この凹部2eaには、後述するワイヤハーネス3Bが収容されることとなる。
サイド部2fは、屈曲突出部2eの前側に連続して形成され、シート幅方向において傾斜部2gを挟んだ両側において、サイド延出部2aに連続するように形成されている。
傾斜部2gは、屈曲突出部2eの前側に連続して形成され、シート幅方向の中央側において、シート幅方向両側にあるサイド部2f及び屈曲突出部2eの上面に対して斜め後方に傾斜し、換言すると、後方に向かうにつれて下方に傾斜するように形成されている。傾斜部2gの下端は、前側連結パイプ4Bの上端よりも下方、より具体的には前側連結パイプ4Bの中心軸よりも下方であって、前側連結パイプ4Bの下端よりも上方に配置されている。
また、傾斜部2gの両端には、シート幅方向外方に向かって斜め上方に傾斜する立壁2iを介して、サイド部2fと連続的に接続されている。立壁2iは、側面視略直角三角形状に形成されている。このように、パンフレームPFが立壁2iを有し、立壁2iに傾斜部2gが接続されていることで、後述するワイヤハーネス3Bを、立壁2iよりもシート幅方向外端側にあるサイド部2fの下方に通して取り付けやすくなる。さらに、傾斜部2gとサイド部2fとが、側面視直角三角形状の立壁2iによって連結されていることで、傾斜部2gの剛性を高めることができる。
なお、本実施形態において立壁2iは、側面視直角三角形状であるものとしたが、前後方向における傾斜角度の異なるサイド部2fと傾斜部2gとを接続できる形状であればよく、他の三角形状であったり、平行四辺形状や台形状等の多角形状であってもよい。このように、サイド部2fと傾斜部2gが側面視多角形状の立壁2iによって連結されていることで、傾斜部2gの剛性が高められることとなる。
パンフレームPFを構成する傾斜部2g、傾斜部2g及びサイド部2fの後縁は、下方から上方、上方から前方に折り返して形成されたヘミング部2hが形成されている。このように、ヘミング部2hが形成されていることにより、これらの後縁に丸みが形成されることにより、当該後縁に後述する線状部材としてのワイヤハーネス3A,3Bが触れた場合にこれらを傷つけることを抑制することができる。
そして、フロント部2d、屈曲突出部2e及び傾斜部2gには、次に説明するワイヤハーネス3A,3Bを保持するクリップ21を取り付けるための長方形状の複数の取付穴2jが形成されている。このクリップ21は、ワイヤハーネス3A,3Bを保持して取り付ける取付部としての機能し、クリップ21が取付穴2jに取り付けられることで、ワイヤハーネス3A,3Bが傾斜部2gに沿うように容易に取り付けることが可能となる。
(パンフレームPFとワイヤハーネス3A,3Bについて)
本実施形態に係る車両用シートSは、シートを前後に動作させるための図示せぬモータと、当該モータを駆動制御するECU22と、当該モータとECU22等を電気的に接続するワイヤハーネス3A,3Bと、を備える。
ワイヤハーネス3Aは、図4に示すように、コネクタ20に取り付けられており、前側連結パイプ4Bの下方を通って、傾斜部2gの取付穴2jに取り付けられたクリップ21に支持されている。上記のように傾斜部2gの下端は、前側連結パイプ4Bの上端よりも下方に位置するように形成されている。
このように傾斜部2gが形成されていることにより、前側連結パイプ4Bの下方を通るワイヤハーネス3AをパンフレームPFの傾斜部2gに沿って、クリップ21によって取り付けやすくなる。
そして、傾斜部2gは、前側連結パイプ4Bの下から通って前方に向かって斜め上方に配置されるワイヤハーネス3Aに沿うように、前方に向かって斜め上方に傾斜している。このため、ワイヤハーネス3Aが上下に無理に屈曲してパンフレームPFに取り付けられることを回避できる。そして、ワイヤハーネス3Aの屈曲を防止することで、ワイヤハーネス3Aが断線することを回避することができる。
傾斜部2gの下端部は、前側連結パイプ4Bの中心軸よりも下方に位置しているとより好ましい。このように形成されていることで、前側連結パイプ4Bの下端と傾斜部2gの下端部との段差を少なくできるため、前側連結パイプ4Bの下を通るワイヤハーネス3Aを傾斜部2gに取り付ける際に、ワイヤハーネス3Aが屈曲した状態となることを防止して断線を回避することができる。
ワイヤハーネス3Bは、図4に示すように、クッションフレームS1aのシート幅方向端部側において、前側連結パイプ4Bの上、及びパンフレームPFのサイド部2fの下を通って前方に延在している。そして、ワイヤハーネス3Bは、屈曲突出部2eの下方であって、凹部2eaによって形成されるスペースを通って、シート幅方向中央側に延在している。ワイヤハーネス3Bは、凹部2eaにおいて、クリップ21によって支持されている。
上記のように、サイド延出部2aは、前側連結パイプ4Bよりも上方に位置し、サイド延出部2aの後端は、前側連結パイプ4Bよりも後方まで延在して形成されている。このため、パンフレームPFの両サイドからサイドフレームSFに沿って、ワイヤハーネス3Bを前側連結パイプ4Bとサイド延出部2aの上下の間に通して取り付ける場合に、サイド延出部2aによってワイヤハーネス3Bの上方の配置を制限することができる。したがって、ワイヤハーネス3Bの上方への屈曲を抑制することができる。
また、上記のように、立壁2iによって傾斜部2gよりも高い位置にサイド部2fが形成されていることで、前側連結パイプ4Bの上方を通って上方に位置するワイヤハーネス3BがパンフレームPFの下方を通ることが可能となる。このため、上下に異なる高さにワイヤハーネス3A及びワイヤハーネス3Bを配置することができるため、両者が絡まり合うことを抑制することができる。また、凹部2eaにワイヤハーネス3Bを通すようにすることで、ワイヤハーネス3BとパンフレームPFのフロント部2dの下面に取り付けられるECU22との接触を避けて、ワイヤハーネス3Bをシート幅方向中央側に配設することが可能となる。
なお、ワイヤハーネス3A,3Bを支持するものとしてクリップ21を例示したが、クッションパッド1aに形成した穴にワイヤハーネス3A,3Bを通すようにして支持するようにしてもよい。
1a クッションパッド
1b 表皮
2a サイド延出部(延出部)
2b フロント延出部
2c センター部
2d フロント部
2e 屈曲突出部
2ea 凹部
2f サイド部
2g 傾斜部
2h ヘミング部
2i 立壁
2j 取付穴
3A,3B ワイヤハーネス(線状部材、シート内部の部材)
4A 後側連結パイプ
4B 前側連結パイプ(連結部材)
5 緩衝体
6X,6Y ワイヤー
6Xa,6Ya ストレート部
6Xb,6Yb S字部
7a 水平延出板
7c 係止板
11a,11b 取付部材
20 コネクタ
21 クリップ(取付部)
22 ECU
23 ビード
24 サイドビード
24a 外側延在部
24b 後側延在部
24c 前側延在部
24d 内側延在部
24e 接続部
25 タッピング(連結部)
PF パンフレーム
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートクッション
S1a クッションフレーム
S2 シートバック
S2a バックフレーム
Sa シートフレーム
SF サイドフレーム

Claims (8)

  1. 左右にそれぞれ配置されたサイドフレームと、
    左右の前記サイドフレームを連結する連結部材と、
    前記サイドフレームの前端側に取り付けられたパンフレームと、を有するクッションフレームを備える乗物用シートであって、
    前記パンフレームは、シート幅方向中央側の後端側に、後方に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を有し、
    該傾斜部の下端部は、前記連結部材の上端よりも下方に位置することを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記傾斜部の下端部は、前記連結部材の中心軸よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記傾斜部には、線状部材を取り付ける取付部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記パンフレームに左右方向に延在する断面逆U字状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記凹部の縁に沿って断面逆U字状のビードが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記パンフレームの左右には、シート前後方向に延在する延出部が形成されており、
    該延出部は、前記連結部材よりも上方に位置し、かつ、後方まで延在していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記延出部にはサイドビードが形成されており、
    該サイドビードは、前記サイドフレームと前記パンフレームとの連結部よりもシート幅方向外側から中央に向かって延在していることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 前記傾斜部の両端は、側面視多角形状の立壁で前記パンフレームにおけるシート幅方向外側の部位と連結されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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