JP2018022647A - 端子金具及びカードエッジコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の厚み等のばらつきを吸収することができ、かつ回路基板に対して十分な接圧を確保することができる端子金具およびカードエッジコネクタを提供する。
【解決手段】回路基板41を備えた第1ハウジング40と嵌合可能な第2ハウジング50内に収容されるとともに、第1、第2ハウジング40,50の嵌合時には回路基板41に対して弾性的に接触する撓み可能な板ばね状の接触片11を有する端子金具10であって、接触片11は第1、第2ハウジング40,50の嵌合方向に沿って延び回路基板41に向けて凸となる湾曲部24を有し、湾曲部24の頂点部には回路基板41に対する接点部29が形成される一方、接触片11における嵌合方向前端部には、両ハウジング40,50の嵌合に伴い第1ハウジング40によって嵌合方向後方へ押される被押圧部28が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、端子金具及びカードエッジコネクタに関する。
従来、カードエッジコネクタに用いられる端子金具が知られている。この端子金具は、カードエッジコネクタの嵌合時に、回路基板の導電路に接触した状態になるものである。例えば下記特許文献1に記載されている端子金具は、箱形状をなす本体部の内部に備えられた接触片の一部が本体部の外部に突出し、回路基板の表裏両面の導電路に接触するようになっている。本体部の内部には、接触片を回路基板側に付勢する板ばねが収容されており、板ばねの弾性力によって、導電路に対する接触片の接圧が確保される。
特開2012−38422公報
一般に、カードエッジコネクタでは、回路基板の厚みのばらつきが大きいことが知られている。その対策としては、端子金具の板ばねのばね長を大きくとって上記したばらつきを吸収することが考えられる。
しかし、単純にそのような対策を採ると、板ばねのばね力が低下し回路基板に対する接圧が不足してしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板の厚み等のばらつきを吸収することができ、かつ回路基板に対して十分な接圧を確保することができる端子金具およびカードエッジコネクタを提供することを目的とする。
本発明の端子金具は、回路基板を備えた第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジング内に収容されるとともに、前記第1、第2ハウジングの嵌合時には前記回路基板に対して弾性的に接触する撓み可能な板ばね状の接触片を有する端子金具であって、前記接触片は前記第1、第2ハウジングの嵌合方向に沿って延び前記回路基板に向けて凸となる湾曲部を有し、前記湾曲部の頂点部には前記回路基板に対する接点部が形成される一方、前記接触片における嵌合方向前端部には、前記両ハウジングの嵌合に伴い前記第1ハウジングによって嵌合方向後方へ押される被押圧部が形成されているものである。
本発明のカードエッジコネクタは、前記端子金具と、前記端子金具が収容され、回路基板を備えた第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングとを備えているものである。
本発明によれば、第1、第2ハウジングの嵌合に伴い、端子金具における接触片の被押圧部が第1ハウジングによって押される。これによって、接触片の湾曲部が、嵌合方向に縮んで回路基板側に広がろうとし、接点部の回路基板に対する接圧が高められて、回路基板に対する接触信頼性が高められる。また、上記した湾曲部の変形によって、回路基板の厚みのばらつきも効果的に吸収することができる。
実施例1におけるカードエッジコネクタであって、嵌合前の状態を示す斜視図 嵌合前のカードエッジコネクタを示す断面図 嵌合した状態のカードエッジコネクタを示す断面図 電線に圧着された状態の端子金具を示す斜視図 折り曲げ加工する前の展開状態の端子金具を示す展開図 (A)は第1ハウジングと嵌合する前の状態、(B)は端子金具の接点部が回路基板に乗り上げた状態、(C)は端子金具の被押圧部が第1ハウジングに押圧された状態を示す、カードエッジコネクタの一部拡大断面図 実施例2における端子金具を示す斜視図 折り曲げ加工する前の展開状態の端子金具を示す展開図 (A)は第1ハウジングと嵌合する前の状態、(B)は端子金具の接点部が回路基板に乗り上げた状態、(C)は端子金具の被押圧部が第1ハウジングに押圧された状態を示す、カードエッジコネクタの一部拡大断面図 位置規制部の一例を示すカードエッジコネクタの一部拡大断面図 位置規制部の他の例を示すカードエッジコネクタの一部拡大断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の端子金具は、前記接触片が、前記端子金具の本体部から延出して設けられ、前記接触片の延出方向の先端部に、前記端子金具の本体部あるいは前記第1ハウジングに当接して突っ張る位置規制部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、接点部が回路基板から離間してしまうような湾曲部の変形を規制することができる。
また、本発明の端子金具は、前記接触片が、前記湾曲部とは逆向きの凸となる反転湾曲部を有し、かつ前記反転湾曲部の頂点部には前記第2ハウジングに当接して突っ張る突っ張り部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、反転湾曲部の頂点部が端子金具あるいは第2ハウジングに当接して突っ張ることで、その反力により接点部が回路基板から離間してしまう事態を回避することができる。
また、本発明の端子金具は、前記湾曲部と前記反転湾曲部の各頂点部が、前後方向に関して略同じ位置に揃えられているものとしてもよい。このような構成によれば、反転湾曲部の頂点部において反力が作用する前後方向に関する位置が、湾曲部の頂点部における回路基板に対する圧接力が作用する位置と揃っているため、回路基板に対する圧接を効果的に行うことができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における端子金具10は、カードエッジコネクタ用の端子金具である。端子金具10は、図3に示すように、第1ハウジング40に備えられた回路基板41に接触可能な接触片11を有して、第1ハウジング40と嵌合可能な第2ハウジング50に収容される。以下、各構成部材において、両ハウジング40,50における嵌合面側(第1ハウジング40においては図2の右側、第2ハウジング50においては同左側)をそれぞれ前方とし、また、端子金具10と回路基板41との接触方向(図2の上下方向)を上下方向として説明する。
第1ハウジング40は、合成樹脂製であり、モールド成形によって回路基板41と一体化されている。第1ハウジング40は、図1に示すように、全体として、高さ寸法(上下方向の寸法)が幅寸法(左右方向の寸法)に比べて小さく設定された扁平なブロック状をなしている。第1ハウジング40は、第2ハウジング50のフード部52の内側に嵌合される。
第1ハウジング40の前端部42は、第1ハウジング40の本体部43に比してひとまわり(上下左右の寸法)が小さくされている。第1ハウジング40の前端面は、第2ハウジング50との嵌合時に、端子金具10の被押圧部28を押圧する押圧面44とされている。押圧面44は、嵌合方向に対して略直交する平坦な面とされている。
第1ハウジング40の上面(外面)には、ロック突起45が設けられている。ロック突起45は、第1ハウジング40の本体部43の上面に突設されている。ロック突起45は、第2ハウジング50の後端部に一対が設けられている。
回路基板41は、ガラスエポキシ樹脂材料からなり、回路基板41の上下両面(表裏両面)には、図示しない電子部品等が実装され、回路が形成されている。回路基板41の前端部46は、第1ハウジング40の前端面(押圧面44)から前方に突出し、回路基板41のうち前端部46を除く部分は、第1ハウジング40内に埋設されている。回路基板41の前端部46の上下両面には、端子金具10の接触片11が接触する複数の接触部47が、回路基板41の幅方向に並列配置されている。
第2ハウジング50は、合成樹脂製であって、複数の端子金具10を収容可能な端子収容部51と、第1ハウジング40が内嵌可能なフード部52とを備えている。
端子収容部51には、図2および図3に示すように、第1ハウジング40との正規嵌合時に回路基板41の前端部46が挿入される基板挿入部53が、前方に開口して形成されている。基板挿入部53は、端子収容部51の高さ方向における中央部に設けられている。
端子収容部51には、端子金具10が収容される端子収容室54が、基板挿入部53の上下両側に設けられている。端子収容室54に収容された端子金具10の接触片11は、基板挿入部53の上下両側に配され、基板挿入部53に挿入された回路基板41の前端部46に接触可能となる。各端子収容室54には、端子金具10に係止して抜け止めするランス55が設けられている。
フード部52は、端子収容部51の前側に設けられている。フード部52は、端子収容部51よりも一回り大きい筒状をなして前方に開口している。フード部52には、第2ハウジング50のロック突起45に係止可能なロックアーム56が設けられている。
端子金具10は、導電性に優れた導合金等の金属板材を所定の形状に打ち抜いて曲げ加工等することにより、全体として前後方向に細長い形状に成形されている(図4参照)。端子金具10は、端子本体部12と、端子本体部12から前方に延出して設けられた接触片11とを備えている。
端子本体部12は、電線15に接続される電線接続部13と、電線接続部13の前方に一体に設けられた箱型部14とを備えている。電線接続部13は、電線15の芯線16に圧着されるワイヤバレル部17と、電線15の絶縁被覆18に圧着されるインシュレーションバレル部19とを備えている。
箱型部14は、断面方形状をなし、第2ハウジング50に収容された状態で基板挿入部53側に配される底板21と、底板21の幅方向の両側縁から立ち上がる一対の側板22と、底板21と上下方向に対向配置される天井板23とを備えている。
接触片11は、幅寸法が一定の細長い板状片からなり、箱型部14の前端上縁から前方に延出して前端部において折り返された形態をなしている。
接触片11は、図4に示すように、下側の湾曲部24と上側の反転湾曲部25とを前縁において接続した形態である。反転湾曲部25は上方に凸となるような弧状に形成されており、その後端は箱型部14の天井板23の前縁に接続されている。反転湾曲部25は、箱型部14の前端から前方に向けて上り勾配をもって傾斜し、頂点部から前方に向けて下り勾配となっている。
反転湾曲部25の頂点部は突っ張り部31となっている。突っ張り部31は、端子金具10が第2ハウジング50の端子収容室51に収容されかつ第2ハウジング50の嵌合前の状態で、端子収容室51の天井面に圧接気味の状態で当接している。
反転湾曲部25から湾曲部24にかけての折り返し領域は前方に向けて出っ張っており、先端縁は被押圧部28となっている。被押圧部28は、図4等に示すように、接触片11が自然状態にあるときには、略鋭角をなしている。
被押圧部28に連続する湾曲部24は反転湾曲部25とは逆に、下向きの凸となるような弧状に形成されている。端子金具10が端子収容室54内に収容された状態では、被押圧部28は、端子収容室54から前方に突出してフード部52内に配されるようになっている。被押圧部28は、図6(C)に示すように、両ハウジング40,50の嵌合が完了する直前において第1ハウジング40の押圧面44に当接し、以後の嵌合の進行によって押圧力を受けて後退するように設定されている。
湾曲部24において、被押圧部28の下方は後方に向けて略下り勾配となり、頂点(最下端)を境にして略上り勾配となっている。図4に示すように、湾曲部24の頂点部の幅方向中央部には下向きに叩き出されることによって接点部29が形成されている。
端子金具10が基板挿入部53の上下両側の端子収容室54に収容されている状態では、接点部29を含めて湾曲部24の一部が端子収容室54から突出して互いに向き合うようになっている。図3に示すように、両ハウジング40,50の嵌合が完了したときには、接点部29は回路基板41の表裏面に形成された導電路(図示しない)に弾性的に接触して電気的な接続状態となる。
本実施例1においては、湾曲部24の頂点部(接点部29)と反転湾曲部25の頂点(突っ張り部31)とは、前後方向に関する位置が概ね揃えられている。
湾曲部24の後端、つまり接触片11の後端は自由端となっており、両ハウジング40,50の嵌合に伴って次述する突当部32に突き当てられ(図6(B)(C)参照)、接点部29が回路基板41から浮き上がるのを規制する位置規制部26として機能する。
端子金具10における箱型部14の底板21からは前方へ向けて水平に張り出す部分が形成され、この張り出した部分の前端に突当部32が連続している。突当部32は上記した張り出し部分の前端から略直角に立ち上がる第1板部33と、第1板部33の立ち上がり端から前方に向けて張り出す第2板部34とからなっている。図6に示すように、両ハウジング40,50の嵌合の過程では、接触片11の後端(延出方向の先端)である位置規制部26は第2板部34に突き当てられるようにしてある。
端子金具10は、金属板から所定形状を打ち抜くことで成形された平板状(展開状態)の端子金具片35をプレス曲げすることによって所定の形状に成形される。端子金具片35は、図5に示すように、長尺帯状をなすキャリア部35Aの長手方向に並列して設けられている。端子金具片35は、電線接続部13を構成する部分がキャリア部35Aに連なった形態をなしている。端子金具片35は、プレス加工により所定の形状に成形された後、プレス工程の最終段階でキャリア部35Aから切り離される。
端子金具片35のうち突当部32を構成する部分36は、端子本体部12の底板21を構成する部分の前方に連なって設けられている。突当部32を構成する部分36は方形板状をなし、折り線37において屈曲されて階段状になる。
また、端子金具片35のうち接触片11を構成する部分38は、端子本体部12の天井板23を構成する部分の前方に連なっている。接触片11を構成する部分38は、天井板23を構成する部分の前端から直線状に延び、折り線39において屈曲されてループ状になる。
次に、本実施例におけるカードエッジコネクタの嵌合作業の一例について説明する。
まず、第2ハウジング50に端子金具10を収容する。電線15の端末部に圧着された端子金具10を、第2ハウジング50の端子収容室54に後方から挿入する。端子金具10は、図2に示すように、接触片11が基板挿入部53に臨む位置に配され、ランス55が端子本体部12に係止することにより、後方への抜け止めがなされた状態になる。このとき、端子金具10の接触片11は、図6(A)に示すように、弾性変形しない自然状態で、基板挿入部53に進入した状態になる。
次に、第2ハウジング50と第1ハウジング40とを嵌合する。第1ハウジング40をフード部52の内側に嵌合すると、回路基板41が第2ハウジング50の基板挿入部53に挿入され、回路基板41が端子金具10の接触片11に接触する。接触片11の湾曲部24は、回路基板41に押圧されることにより、基板挿入部53から退避する側(基板挿入部53の上側に配された端子金具10の湾曲部24は上方、下側に配された端子金具10の湾曲部24は下方)に変位する。また、第1ハウジング40のロックアーム56が、第2ハウジング50のロック突起45に次第に乗り上がり、上方に弾性変形する。やがて、接触片11は、図6(B)に示すように、回路基板41の板面に乗り上げ、接点部29が回路基板41の板面(接触部47)に当接した状態になる。このとき、端子金具10の湾曲部24の位置規制部26は突当部32の第2板部34に突き当てられた状態となっている。
その後、図6(C)に示すように、第1ハウジング40の押圧面44が被押圧部28に当接し、被押圧部28を後方に押圧する。さらに両ハウジング40,50の嵌合が進行すると、上記したように、位置規制部26が突当部32に突き当てられて突っ張った状態にあることから、被押圧部28の後退に伴って、湾曲部24は前後方向の寸法が縮むように撓み変形する。つまり、被押圧部28と位置規制部26との前後方向に関する間隔が狭められ、湾曲部24は上方(回路基板41側)に広がろうとする。このため、湾曲部24は回路基板41に強い押圧力を作用させることができ、接点部29を回路基板41の接触部47に対して十分な接圧をもって電気的に接触させる。また、被押圧部28が後退するときには、反転湾曲部25も同様の撓み変形を生じる。つまり、突っ張り部31が上方に広がろうとする湾曲変形を生じるため、突っ張り部31は端子収容室54の内面に強く突っ張る。したがって、突っ張り部31は、端子収容室54の内面との間に生じる強い摩擦力によって、前後方向へのずれ動きが規制される。
そして、第1ハウジング40のロックアーム56が第2ハウジング50のロック突起45を乗り越えて弾性復帰し、第2ハウジング50と第1ハウジング40とが正規の嵌合状態にロックされる(図3参照)。かくして、カードエッジコネクタの嵌合作業が完了する。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の端子金具10は、接触片11が湾曲部24と反転湾曲部25とを接続させて長いばね長さを持った形態としているため、回路基板41の厚みがばらついてもこれによく追従して接点部29を回路基板41に対して接触させることができる。そのような形態とした場合に懸念される接圧不足も、本実施例の端子金具10では有効に回避されている。
すなわち、両ハウジング40,50の嵌合によって、接触片11の被押圧部28が第1ハウジング40の押圧面44に押されるようにするとともに、位置規制部26を突当部32に対して突っ張らせるようにすることで、湾曲部24の曲率を大きくするような変形をさせるようにしている。これによって、接点部29が回路基板41を強く押圧するため、回路基板41の接触部47に対する接圧を高めることができる。
また、湾曲部24が湾曲変形するときには、同時に反転湾曲部25も湾曲変形するようにし、突っ張り部31を端子収容室54の内面に強く押し当てるようにしている。これにより、突っ張り部31は摩擦力によって後方へずれ動くことが規制されるため、回路基板41に対する接点部29の接触状況を良好な状態に保持することができる。
また、突っ張り部31と接点部29とは前後方向に関する位置が揃えられているため、つまり、第2ハウジング50から突っ張り部31が受ける反力の位置と、回路基板41に対して接圧を作用させる位置とが揃っていることも、接圧の強化に寄与する。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る端子金具60を図7〜図11によって説明する。
実施例1の端子金具10では、接触片11の形態として湾曲部24と反転湾曲部25とを上下に配したものであったが、実施例2に係る端子金具60の接触片61は、湾曲部24を前側に、反転湾曲部25を後側に連ねた形態であり、全体として波形状をなしている。なお、実施例1と同様の構成には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係る端子金具60は、実施例1と同様に、第1ハウジング40に備えられた回路基板41に接触可能な接触片61を有し、第1ハウジング40と嵌合可能な第2ハウジング50に収容されるものである。
反転湾曲部24は、実施例1と同様、箱型部14の天井板23の前縁に接続されており、上向きの凸となるような弧状に形成されている。反転湾曲部25の頂点は、実施例1と同様、突っ張り部31となっており、図9に示すように、端子収容室54の内面に突き当て可能である。
湾曲部24は、反転湾曲部25から曲がり方向を変更しつつ連続しており、相互の接続部位は変曲点となっている。湾曲部24の頂点は、実施例1と同様、接点部29となっており、回路基板41の接触部47に対し所定の接圧でもって接触可能である。湾曲部24は接点部29を境に前方へ向けて上り勾配となり、その延出端は位置規制部62となっている。位置規制部62の高さ位置は変曲点の高さ位置とほぼ同じである。また、湾曲部24の延出端は、両ハウジング40,50の嵌合に伴い第1ハウジング40によって後方へ押される被押圧部28とされている。
第1ハウジング40は、図9(C)に示すように、接触片61の位置規制部62が突き当たる突当部64を有している。突当部64は、第1ハウジング40の押圧面44に設けられ、上下方向に対して交差する突当面65を有している。突当面65は、例えば、図10に示すように、押圧面44に段差部71を設けることで形成することができる。また、突当面65は、例えば、図11に示すように、押圧面44に、凹凸部72を設けることで形成することができる。凹凸部72は、上下方向に凹部と凸部とが交互に並んでなり、複数の突当面65が上下方向に並んで形成される。
端子金具60の展開状態における端子金具片73は、実施例1と同様、接触片61を構成する部分74が、端子本体部12の天井板23を構成する部分の前端から直線状に延びている。接触片61を構成する部分74は、折り線75において屈曲されて波状になる。
本実施例におけるカードエッジコネクタの嵌合作業においては、実施例1と同様、まず、第2ハウジング50に端子金具60を収容する。端子金具60の接触片61は、実施例1と同様、自然状態で基板挿入部53に臨む位置に配され、基板挿入部53に進入している(図9(A)参照)。
次に、第2ハウジング50と第1ハウジング40とを嵌合する。実施例1と同様、基板挿入部53に挿入された回路基板41に湾曲部24が押圧されることにより、接触片61が基板挿入部53から退避する方向に変位し、回路基板41の板面に乗り上げる(図9(B)参照)。このとき、端子金具60の突っ張り部31が端子収容室54の壁面に当接した状態になる。その後、実施例1と同様、第1ハウジング40の押圧面44が被押圧部28に当接し、被押圧部28を後方に押圧する(図9(C)参照)。このとき、被押圧部28は、押圧面44に設けられた突当部64に突き当たり、回路基板41から離れる方向(上側の端子金具60は上方、下側の端子金具60は下方)への変位が制限され、確実に押圧される。
被押圧部28に作用する後ろ向きの押圧力により、湾曲部24は、後方に縮むとともに回路基板41側に向かって広がろうとし、接点部29が回路基板41の接触部47に十分な接圧をもって押し付けられる。そして、実施例1と同様、第2ハウジング50と第1ハウジング40とが正規の嵌合状態にロックされ、接触片61の弾発力によって、ロック突起45とロックアーム56との間のがたつきが防がれる。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、端子金具60の接触片61が、第1、第2ハウジング40,50の嵌合方向に沿って延び回路基板41に向けて凸となる湾曲部24を有し、湾曲部24の頂点部には回路基板41に対する接点部29が形成される一方、湾曲部24における嵌合方向前端部には、両ハウジング40,50の嵌合に伴い第1ハウジング40によって嵌合方向後方へ押される被押圧部28が形成されているから、回路基板41に対する接圧が高められ、また、回路基板の厚みのばらつきも効果的に吸収することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、端子金具10(60)が回路基板41の表裏両面に接触するようにしたが、本発明は、端子金具が回路基板の表裏両面のうちいずれか一方の面のみに接触する形態のカードエッジコネクタにも適用することができる。
(2)上記実施例では、第1ハウジング40と回路基板41とがモールド成形によって一体化しているが、これに限らず、回路基板が第1ハウジングに組み付けによって保持されるものであってもよい。
(3)上記実施例によれば、箱型部14の天井板23から接触片11(61)が延出しているが、これに限らず、例えば接触片は箱型部の底板から延出するものとしてもよい。
(4)上記実施例によれば、接触片11(60)が突っ張り部31を有しているが、必ずしも接触片は突っ張り部を有さなくてもよい。
(5)上記実施例では、第1ハウジング40の押圧面44が端子金具10(60)の被押圧部28を押圧するものとしているが、これに限らず、例えば、ハウジングの前面に前後方向に移動可能なフロント部材を被せる構造とし、第1ハウジングとの嵌合時に、フロント部材が第1ハウジングに押圧されて後方に移動し、端子金具の被押圧部を押圧するようにしてもよい。
(6)上記実施例1によれば、湾曲部24の後端が自由端となっているが、これに限らず、湾曲部の後端が端子本体部に連なり、反転湾曲部の後端が自由端となっているものとしてもよいし、また接触片の先端が端子本体部に連なって閉じたループ状をなすものとしてもよい。
(7)上記実施例2によれば、湾曲部24が前側、反転湾曲部25が後側に設けられているが、これに限らず、例えば湾曲部を後側、反転湾曲部を前側(接触片を上下反転した形態)とし、反転湾曲部の前端を被押圧部としてもよい。
10,60…端子金具
11,61…接触片
12…端子本体部(端子金具の本体部)
24…湾曲部
25…反転湾曲部
26,62…位置規制部
28…被押圧部
29…接点部
31…突っ張り部
40…第1ハウジング
41…回路基板
50…第2ハウジング

Claims (5)

  1. 回路基板を備えた第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジング内に収容されるとともに、前記第1、第2ハウジングの嵌合時には前記回路基板に対して弾性的に接触する撓み可能な板ばね状の接触片を有する端子金具であって、
    前記接触片は前記第1、第2ハウジングの嵌合方向に沿って延び前記回路基板に向けて凸となる湾曲部を有し、
    前記湾曲部の頂点部には前記回路基板に対する接点部が形成される一方、
    前記接触片における嵌合方向前端部には、前記両ハウジングの嵌合に伴い前記第1ハウジングによって嵌合方向後方へ押される被押圧部が形成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記接触片が、前記端子金具の本体部から延出して設けられ、
    前記接触片の延出方向の先端部に、前記端子金具の本体部あるいは前記第1ハウジングに当接して突っ張る位置規制部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子金具。
  3. 前記接触片が、前記湾曲部とは逆向きの凸となる反転湾曲部を有し、かつ前記反転湾曲部の頂点部には前記第2ハウジングに当接して突っ張る突っ張り部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端子金具。
  4. 前記湾曲部と前記反転湾曲部の各頂点部が、前後方向に関して略同じ位置に揃えられていることを特徴とする請求項3に記載の端子金具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の端子金具と、
    前記端子金具が収容され、回路基板を備えた第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングとを備えていることを特徴とするカードエッジコネクタ。
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