JP2018020747A - 車両用骨格部材 - Google Patents

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北方 慎太郎
Shintaro Kitakata
慎太郎 北方
樹徳 橋田
Shigenori Hashida
樹徳 橋田
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Abstract

【課題】補強材の剥がれを抑制することができると共に電食が生じることを抑制する。【解決手段】バンパリインフォースメント10は、金属製の材料を用いて形成されたバンパリインフォースメント本体14と、繊維強化樹脂を用いて板状に形成され、バンパリインフォースメント本体14に接着剤を介して接合された補強板12と、を備えている。補強板12におけるバンパリインフォースメント本体14に接合された面とは反対側には、該補強板12の一部を補強する締結部補強板28が設けられている。バンパリインフォースメント本体14、補強板12及び締結部補強板28と接触する部分が樹脂製とされた締結部材32が、バンパリインフォースメント本体14、補強板12及び締結部補強板28に係合されることで、補強板12がバンパリインフォースメント本体14に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用骨格部材に関する。
下記特許文献1には、車両の側部に設けられたサイドドア開口部の一部を構成するBピラー(車両用骨格部材)が開示されている。このBピラーは、断面ハット状に形成されたアウタパネルとインナパネルとが接合されることによって形成されている。また、インナパネルには、CFRP製のシート状の補強材が車両上下方向に沿って接合されている。これにより、Bピラーの強度が向上されている。
特開2015−160524号公報
ところで、補強材がインナパネル等の母材に接合されることで強度が向上される車両用骨格部材においては、補強材の母材からの剥がれを抑制できることが望ましい。また、補強材がインナパネル等の母材に金属製のボルト等を介して接合された構成では、ボルトと補強材との間で生じる電食を抑制できることが望ましい。
本発明は上記事実を考慮し、補強材の剥がれを抑制することができると共に電食が生じることを抑制することができる車両用骨格部材を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用骨格部材は、金属製の材料を用いて形成された骨格部材本体と、繊維強化樹脂を用いて板状又はシート状に形成され、前記骨格部材本体に接着剤を介して接合された補強材と、前記補強材における前記骨格部材本体に接合された面とは反対側に設けられ、該補強材の一部を補強する締結部補強材と、前記骨格部材本体、前記補強材及び前記締結部補強材に係合されることで、前記補強材を前記骨格部材本体に固定し、前記骨格部材本体、前記補強材及び前記締結部補強材と接触する部分が樹脂製とされた締結部材と、を備えている。
請求項1記載の車両用骨格部材によれば、補強材が、金属製の骨格部材本体に接着剤及び締結部材を介して固定されている。これにより、骨格部材本体が補強材によって補強されている。
ここで、請求項1記載の発明では、補強材において締結部補強材によって補強された部分が、締結部材を介して骨格部材本体に固定されている。これにより、接着剤のみを用いて補強材を骨格部材本体に接合した場合に比べて、補強材が骨格部材本体から剥がれることを抑制することができる。
また、締結部材において骨格部材本体、補強材及び締結部補強材との接触する部分が樹脂製とされることで、当該締結部材の周縁部で電食が生じることを抑制することができる。
本発明に係る車両用骨格部材は、補強材の剥がれを抑制することができると共に電食が生じることを抑制することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態のバンパリインフォースメントを示す分解斜視図である。 バンパリインフォースメントにおいて締結部材が係合された部分を拡大して示す拡大斜視図である。 図2に示された3−3線に沿って切断したバンパリインフォースメントの断面を拡大して示す拡大断面図である。 (A)〜(C)は、補強板が接合される面にビードが形成されたバンパリインフォースメント本体等を示す斜視図である。 バンパリインフォースメント本体にビードが形成されたバンパリインフォースメントを模式的に示す図2に対応する拡大斜視図である。
図1〜図3を用いて、本発明の実施形態に係る車両用骨格部材について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、車両前後方向前側を示しており、矢印UPは、車両上下方向上側を示しており、矢印OUTは、車両幅方向外側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、内外及び左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両幅方向の内外及び左右を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車両用骨格部材としてのバンパリインフォースメント10は、補強材としての補強板12が鋼やアルミニウム合金等の金属製の骨格部材本体としてのバンパリインフォースメント本体14に接合されることにより形成されている。なお、以下の説明においては、「バンパリインフォースメント10」及び「バンパリインフォースメント本体14」を「バンパRF10」及び「バンパRF本体14」という。
図1及び図2に示されるように、バンパRF本体14は、一例として押出成型により製造された押出材であり、本実施形態では、車両側面視で略矩形状断面に形成されている。具体的には、バンパRF本体14は、車両前後方向を厚み方向として車幅方向を長手方向として延在する矩形状の前壁部16と、前壁部16の上端側の部分から後方側に向けて延びる上壁部18と、前壁部16の下端側の部分から後方側に向けて延びる下壁部20と、を備えている。また、バンパRF本体14は、上壁部18の後端側の端部と下壁部20の後端側の端部とを上下方向につなぐ後壁部22を備えている。そして、バンパRF本体14は、前壁部16、上壁部18、下壁部20及び後壁部22を有することによって、車両側面視で上下方向を長手方向とする矩形状の閉断面構造とされている。また、後壁部22の左右の端部には、後述する締結部材32が挿入される締結部材挿入孔24(図3参照)がそれぞれ形成されている。
補強板12は、繊維強化樹脂(CFRPやGFRP)を用いて形成されており、この補強板12は、車両前後方向を厚み方向として車幅方向を長手方向として延在する矩形板状に形成されている。また、本実施形態では、補強板12内の繊維(カーボン繊維やガラス繊維)の方向と補強板12の長手方向(車幅方向)とが一致している。また、補強板12の左右の端部には、後述する締結部材32が挿入される締結部材挿入孔26(図3参照)がそれぞれ形成されている。以上説明した、補強板12は、バンパRF本体14の後方側の面に接着剤を介して接合されている。
図1〜図3に示されるように、補強板12において締結部材32が挿入される部分の周縁部は、締結部補強材としての締結部補強板28によって補強されている。締結部補強板28は、繊維強化樹脂(CFRPやGFRP)を用いて車両前後方向を厚み方向とする矩形板状に形成されており、この締結部補強板28は、補強板12の後方側の面に接合されている。また、本実施形態では、締結部補強板28の強度の異方性が少なくなるように当該締結部補強板28内の繊維(カーボン繊維やガラス繊維)の方向等が調節されている。さらに、締結部補強板28には、後述する締結部材32が挿入される締結部材挿入孔30(図3参照)が形成されている。
図1及び図3に示されるように、締結部材32は、バンパRF本体14の締結部材挿入孔24、補強板12の締結部材挿入孔26及び締結部補強板28の締結部材挿入孔30に挿入される樹脂製のグロメット34と、グロメット34に螺入されることで、バンパRF本体14の締結部材挿入孔24、補強板12の締結部材挿入孔26及び締結部補強板28の締結部材挿入孔30に挿入される金属製のスクリュ36と、を含んで構成されている。
図3に示されるように、グロメット34は、筒状に形成された筒状部34Aと、筒状部34Aの一方側の端部から当該筒状部34Aの径方向外側に向けて延びるフランジ部34Bと、を備えている。また、筒状部34Aにおけるフランジ部34Bとは反対側の部分には、当該筒状部34Aの径方向外側へ向けて突出する一対の爪部34Cが設けられている。
以上説明したグロメット34の筒状部34AがバンパRF本体14の締結部材挿入孔24、補強板12の締結部材挿入孔26及び締結部補強板28の締結部材挿入孔30に挿入される。そして、フランジ部34Bが締結部補強板28に当接した状態で、スクリュ36が筒状部34Aに螺入されることで、筒状部34Aにおいて爪部34Cが設けられた部分が押し広げられる。これにより、バンパRF本体14の締結部材挿入孔24の周縁部、補強板12の締結部材挿入孔26の周縁部及び締結部補強板28の締結部材挿入孔30の周縁部が、グロメット34のフランジ部34Bと爪部34Cとの間に挟み込まれた状態となる。これにより、本実施形態では、補強板12がバンパRF本体14に接着剤及び一対の締結部材32を介して固定される。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1〜図3に示されるように、以上説明した本実施形態のバンパRF10では、補強板12がバンパRF本体14の後方側の面に接合されている。これにより、前面衝突等による衝突荷重がバンパRF10に入力された際における当該バンパRF10の曲げ強度を向上させることができる。
また、本実施形態のバンパRF10では、補強板12がバンパRF本体14に接着剤及び一対の締結部材32を介して固定される。これにより、補強板12をバンパRF本体14に接着剤のみで固定した場合に比べて、補強板12がバンパRF本体14から剥がれることを抑制することができる。また、仮に、補強板12とバンパRF本体14との接着剤による接合が剥がれた場合においても、補強板12のバンパRF本体14からの脱落を防止又は抑制することができると共に、補強板12とバンパRF本体14との間で異音が発生することを抑制することができる。
さらに、本実施形態のバンパRF10では、補強板12をバンパRF本体14に固定するための締結部材32が、樹脂製のグロメット34と金属製のスクリュ36を含んで構成されている。これにより、スクリュ36とバンパRF本体14の締結部材挿入孔24の周縁部、補強板12の締結部材挿入孔26の周縁部及び締結部補強板28の締結部材挿入孔30の周縁部との間に樹脂製(絶縁性)のグロメット34が介在された状態となる。その結果、締結部材32の周縁部において電食が生じることを抑制することができる。
(補強板12の剥がれ抑制ビード)
次に、図4を用いて補強板12のバンパRF本体14からの剥がれを抑制するためのビードについて説明する。
図4(A)に示されるように、バンパRF本体14の後壁部22に後方側が開放された(前方側へ突出する)ビード38を上下方向に沿って形成し、又は、図4(B)に示されるように、ビード38を上下方向の中央部に形成する。当該ビード38を有することにより、バンパRF本体へ外力が入力された際におけるビード38のまわりの変形が抑制され、補強板12のバンパRF本体14からの剥がれを抑制することができる。なお、図5に示されるように、ビード38を締結部材32(図3参照)が係合される部分に隣接して設けることで、当該締結部材32と隣接する部分の接着剤の剥がれを効果的に抑制することができる。
なお、上記実施形態では、補強板12を矩形状断面とされたバンパRF本体14に接合することによりバンパRF10を形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4(C)に示されるように、ハット型断面のバンパRF本体14に接着剤及び締結部材32を介して補強板12を接合することにより、バンパRF10を形成してもよい。詳述すると、バンパRF本体14は、前壁部16、上壁部18及び下壁部20を有すると共に上壁部18の後端及び下壁部20の後端から上方側及び下方側にそれぞれ延出する上側フランジ部40及び下側フランジ部42を備えている。そして、上側フランジ部40及び下側フランジ部42の後方側の面に補強板12が接合されている。また、前述したビード38を前壁部16に形成することにより、バンパRF本体へ外力が入力された際におけるビード38のまわりの変形が抑制され、補強板12のバンパRF本体14からの剥がれを抑制することができる。
また、上記実施形態では、板状に形成された補強板12をバンパRF本体14に接合した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、厚みの薄い板状(シート状)に形成された補強板12をバンパRF本体14に接合してもよい。
以上説明した本発明の車両用骨格部材の構成は、車両のピラーや各メンバ等の他の骨格部材に適用することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 バンパリインフォースメント(骨格部材本体)
12 補強板(補強材)
14 バンパリインフォースメント本体(骨格部材本体)
28 締結部補強板(締結部補強材)
32 締結部材

Claims (1)

  1. 金属製の材料を用いて形成された骨格部材本体と、
    繊維強化樹脂を用いて板状又はシート状に形成され、前記骨格部材本体に接着剤を介して接合された補強材と、
    前記補強材における前記骨格部材本体に接合された面とは反対側に設けられ、該補強材の一部を補強する締結部補強材と、
    前記骨格部材本体、前記補強材及び前記締結部補強材に係合されることで、前記補強材を前記骨格部材本体に固定し、前記骨格部材本体、前記補強材及び前記締結部補強材と接触する部分が樹脂製とされた締結部材と、
    を備えた車両用骨格部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023127372A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 株式会社レゾナック バンパーレインフォースの製造方法
JP7458566B2 (ja) 2020-03-30 2024-04-01 株式会社ジェイ・オー・エヌ・七二 Frp補強用部材及びその製造方法、frp成形体並びにfrp接続構造体

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