JP2018019578A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各DC/DCコンバータの電流のアンバランスを抑制できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置1において、複数のDC/DCコンバータ10−1〜10−4は、並列接続され、それぞれスイッチング素子Q1,Q2を有する。制御部30は、複数のDC/DCコンバータ10−1〜10−4の共通の出力電圧Voutが目標電圧に近づくように複数のDC/DCコンバータ10−1〜10−4のスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を制御する。制御部30は、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、並列接続された複数のDC/DCコンバータを備える電力変換装置に関する。
並列接続された複数のDC/DCコンバータを備え、共通の負荷に電力を供給する電力変換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。各DC/DCコンバータは、共通の出力電圧が目標電圧に近づくように入力電圧を昇圧する。
特開2015−171178号公報
このような電力変換装置では、各DC/DCコンバータの素子のばらつきなどにより、各DC/DCコンバータの出力電流などの電流にアンバランスが発生する恐れがある。過大な電流のアンバランスは好ましいものではない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、各DC/DCコンバータの電流のアンバランスを抑制できる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力変換装置は、それぞれスイッチング素子を有する並列接続された複数のDC/DCコンバータと、複数のDC/DCコンバータの共通の出力電圧が目標電圧に近づくように複数のDC/DCコンバータのスイッチング素子のスイッチング周波数を制御すると共に、各DC/DCコンバータの出力電流に応じてスイッチング素子のオン時間を個別に制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、各DC/DCコンバータの電流のアンバランスを抑制できる。
本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を概略的に示す図である。 図1のDC/DCコンバータの等価回路図である。 図3(a)は、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値未満の場合の図2の各部の信号を示す波形図であり、図3(b)は、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合の図2の各部の信号を示す波形図である。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置1の構成を概略的に示す図である。電力変換装置1は、並列接続された複数のDC/DCコンバータ10−1〜10−4と、複数の電流センサ20−1〜20−4と、制御部30と、を備える。ここでは4台のDC/DCコンバータが設けられている一例について説明するが、台数は特に限定されない。
DC/DCコンバータ10−1〜10−4のそれぞれの入力端子T1は、入力端子TI1に共通に接続されている。DC/DCコンバータ10−1〜10−4のそれぞれの入力端子T2は、入力端子TI2に共通に接続されている。入力端子TI1と入力端子TI2との間には、図示しない直流電源などから直流電圧である入力電圧Vinが供給される。
DC/DCコンバータ10−1〜10−4のそれぞれの出力端子T3は、出力端子TO1に共通に接続されている。DC/DCコンバータ10−1〜10−4のそれぞれの出力端子T4は、出力端子TO2に共通に接続されている。出力端子TO1と出力端子TO2との間から、図示しない負荷に対して直流電圧である出力電圧Voutが出力される。
DC/DCコンバータ10−1〜10−4は、それぞれ、非対称ハーフブリッジ型のLLC方式DC/DCコンバータであり、入力電圧Vinを出力電圧Voutに昇圧または降圧する。
DC/DCコンバータ10−1は、キャパシタCinと、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2と、キャパシタCrと、インダクタLrと、インダクタLmと、トランスTrと、キャパシタCdと、ダイオードD1と、ダイオードD2と、キャパシタCoutと、駆動部15とを含む。
キャパシタCinは、入力端子T1と入力端子T2との間に接続されている。スイッチング素子Q1は、N型MOSトランジスタであり、入力端子T1に接続されたドレインと、駆動部15から駆動信号Vg1が供給されるゲートと、ソースとを含む。スイッチング素子Q2は、N型MOSトランジスタであり、スイッチング素子Q1のソースに接続されたドレインと、駆動部15から駆動信号Vg2が供給されるゲートと、入力端子T2に接続されたソースとを含む。スイッチング素子Q1,Q2は、ハーフブリッジ回路を構成している。
スイッチング素子Q1のソースとスイッチング素子Q2のドレインは、キャパシタCrの一端に接続されている。キャパシタCrの他端は、インダクタLrの一端に接続されている。インダクタLrの他端は、インダクタLmの一端に接続されている。インダクタLmの他端は、入力端子T2に接続されている。キャパシタCrとインダクタLrとインダクタLmは、LLC共振回路を構成している。
トランスTrは、一次側コイルCO1と、二次側コイルCO2とを含む。一次側コイルCO1の一端は、インダクタLmの一端に接続されている。一次側コイルCO1の他端は、インダクタLmの他端に接続されている。
インダクタLrは、トランスTrの漏れインダクタンスであってもよいし、漏れインダクタンスにインダクタを組み合わせて構成してもよい。インダクタLmは、トランスTrの励磁インダクタンスであってもよいし、励磁インダクタンスにインダクタを組み合わせて構成してもよい。
二次側コイルCO2の一端は、出力端子T3に接続されている。二次側コイルCO2の他端は、キャパシタCdの一端に接続されている。キャパシタCdの他端は、ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとに接続されている。ダイオードD1のカソードは、出力端子T3に接続されている。ダイオードD2のアノードは、出力端子T4に接続されている。キャパシタCoutは、出力端子T3と出力端子T4との間に接続されている。キャパシタCdと、ダイオードD1と、ダイオードD2と、キャパシタCoutは、倍電圧整流回路を構成している。倍電圧整流回路は、二次側コイルCO2の電圧を整流して出力電圧Voutを生成する。
駆動部15は、制御部30から供給される周波数制御信号Sfに従った周波数と、制御部30から供給されるデューティ比制御信号Sd1に従ったデューティ比とを有する駆動信号Vg1,Vg2を生成し、駆動信号Vg1,Vg2によりスイッチング素子Q1,Q2を駆動する。駆動信号Vg1,Vg2は、矩形波である。
各DC/DCコンバータ10−2〜10−4の構成は、DC/DCコンバータ10−1と同様であるため、図示および説明を省略する。
電流センサ20−1〜20−4は、対応するDC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4をそれぞれ検出し、制御部30に出力する。電流センサ20−1〜20−4は、例えば変流器(CT:Current Transformer)である。
制御部30は、出力電圧Voutと、電流センサ20−1〜20−4で検出された出力電流Io1〜Io4とに基づいて、DC/DCコンバータ10−1〜10−4を制御する。制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4に同一の周波数制御信号Sfを供給し、DC/DCコンバータ10−1〜10−4にデューティ比制御信号Sd1〜Sd4を供給する。
制御部30は、周波数制御信号Sfによって、DC/DCコンバータ10−1〜10−4の共通の出力電圧Voutが目標電圧に近づくようにDC/DCコンバータ10−1〜10−4のスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を制御する。DC/DCコンバータ10−1〜10−4のそれぞれのスイッチング周波数は、実質的に等しい。
また、制御部30は、デューティ比制御信号Sd1〜Sd4によって、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御する。即ち、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1に応じてDC/DCコンバータ10−1のスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御する。制御部30は、DC/DCコンバータ10−2の出力電流Io2に応じてDC/DCコンバータ10−2のスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御する。制御部30は、DC/DCコンバータ10−3の出力電流Io3に応じてDC/DCコンバータ10−3のスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御する。制御部30は、DC/DCコンバータ10−4の出力電流Io4に応じてDC/DCコンバータ10−4のスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御する。
具体的には、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合、当該DC/DCコンバータの二次側コイルCO2に電流が流れている期間に当該DC/DCコンバータのスイッチング素子Q1,Q2がオフになるように当該スイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御する。所定電流値は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4の各素子の耐電流値などに基づいて、予め設定されている。
より詳しくは、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値未満の場合、当該DC/DCコンバータのスイッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比を基準値に制御する。基準値は、例えば約50%である。また、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合、当該DC/DCコンバータのスイッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比を基準値未満の一定値に制御する。あるいは、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合、出力電流が大きいほどオンデューティ比を小さく制御してもよい。従って、出力電流Io1〜Io4に依存して、DC/DCコンバータ10−1〜10−4のスイッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比は、それぞれ実質的に等しい場合もあれば、異なる場合もある。
制御部30の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
次に、電力変換装置1の動作について説明する。DC/DCコンバータ10−1〜10−4は、それぞれ同じ動作原理で動作する。そこで、1つのDC/DCコンバータ10−1の動作について図2および図3(a),(b)を参照して説明する。
図2は、図1のDC/DCコンバータ10−1の等価回路図である。図2では、スイッチング素子Q1の寄生素子であるダイオードDQ1とキャパシタCQ1、および、スイッチング素子Q2の寄生素子であるダイオードDQ2とキャパシタCQ2も図示されている。
図3(a)は、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1が所定電流値未満の場合の図2の各部の信号を示す波形図である。図3(b)は、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1が所定電流値以上の場合の図2の各部の信号を示す波形図である。
まず、図3(a)に示す、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1が所定電流値未満の場合について説明する。この場合、制御部30は、スイッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比、即ち駆動信号Vg1,Vg2のオンデューティ比を約50%に制御している。
時刻t1において、駆動信号Vg1はローレベルからハイレベルに立ち上がり、駆動信号Vg2はハイレベルからローレベルに立ち下がる。これにより、スイッチング素子Q1はオンし、スイッチング素子Q2はオフする。したがって、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧Vds1はほぼ0Vになり、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧Vds2は正の電圧になる。
このとき、図2に示すように、一次側の電流I1は、電源、スイッチング素子Q1、キャパシタCr、インダクタLr、一次側コイルCO1、電源の順番に流れる。二次側の電流ICdは、二次側コイルCO2、キャパシタCout、ダイオードD2、キャパシタCd、二次側コイルCO2の順番に流れる。
このときの一次側の電流I1と二次側の電流ICdは、共振電流である。そのため、スイッチング素子Q1のドレイン電流Id1と、電流ICdは、図3(a)に示すように正弦波状に変化する。また、このときインダクタLmには、図2に示す経路で励磁電流ILmが流れている。
次に、時刻t2において、キャパシタCrとインダクタLrによる共振が終了し、共振電流が0になる。そのため、ドレイン電流Id1は、インダクタLmの励磁電流と等しくなり、電流ICdは、ほぼ0になる。時刻t2以降も励磁電流ILmが流れ続ける。
次に、時刻t3において、駆動信号Vg1はハイレベルからローレベルに立ち下がり、駆動信号Vg2はローレベルからハイレベルに立ち上がる。これにより、スイッチング素子Q1はオフし、スイッチング素子Q2はオンする。したがって、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧Vds1は正の電圧になり、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧Vds2はほぼ0Vになる。このとき、スイッチング素子Q2のドレイン電流Id2と、電流ICdは、図3(a)に示すように正弦波状に変化する。
次に、時刻t4において、キャパシタCrとインダクタLrによる共振が終了し、共振電流が0になる。そのため、ドレイン電流Id2は、インダクタLmの励磁電流と等しくなり、電流ICdは、ほぼ0になる。
時刻t5以降は、時刻t1以降と同様に動作する。このような動作により、入力電圧Vinは異なる値の出力電圧Voutに変換される。
続いて、図3(b)に示す、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1が所定電流値以上の場合について説明する。この場合、制御部30は、スイッチング素子Q1,Q2のオンデューティ比を50%未満の一定値に制御する。なお、ここでの駆動信号Vg1,Vg2の周波数は、図3(a)の場合の周波数と等しい。
時刻t1から、時刻t2より前の時刻t2aまでの動作は、図3(a)と同じである。時刻t2aにおいて、駆動信号Vg1はハイレベルからローレベルに立ち下がる。即ち、駆動信号Vg1のオンデューティ比は、50%未満になっている。これにより、二次側コイルCO2に電流ICdが流れている期間にスイッチング素子Q1がオンからオフに強制的に切り替わる。よって、共振電流が0になり、ドレイン電流Id1は減少してインダクタLmの励磁電流と等しくなる。そのため、電流ICdは、時刻t2aにおいてほぼ0に減少する。
時刻t2から、時刻t4より前の時刻t4aまでの動作は、図3(a)と同じである。時刻t4aにおいて、駆動信号Vg2はハイレベルからローレベルに立ち下がる。即ち、駆動信号Vg2のオンデューティ比も、50%未満になっている。これにより、二次側コイルCO2に電流ICdが流れている期間にスイッチング素子Q2がオンからオフに強制的に切り替わる。よって、共振電流が0になり、ドレイン電流Id2は減少してインダクタLmの励磁電流と等しくなる。そのため、電流ICdは、時刻t4aにおいてほぼ0に減少する。
時刻t5以降は、時刻t1以降と同様に動作する。このような動作により、入力電圧Vinは異なる値の出力電圧Voutに変換される。
以上から、図3(a)と比較して、図3(b)では電流ICdが流れる期間を短くすることができ、その結果、電流ICdの積分値を減少させ、出力電流Io1を減少させることができる。したがって、DC/DCコンバータ10−1の出力電流Io1が所定電流値以上の場合に、その出力電流Io1を減少させることができ、出力電流Io1〜Io4のアンバランスを抑制できる。
このように本実施形態によれば、DC/DCコンバータ10−1〜10−4毎に、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御している。そのため、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4に素子のばらつきなどが存在していても、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4や電流I1,ICdのアンバランスを抑制できる。これにより、素子の耐電流を超えた電流による素子の破壊と、効率の低下などを抑制できる。
また、2つのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を制御しているので、スイッチング素子Q1からトランスTrに供給されるエネルギーと、スイッチング素子Q2からトランスTrに供給されるエネルギーとのバランスをとることができる。従って、トランスTrの偏磁現象を抑制できる。
以上、本発明について、実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、以上の実施形態では、電流センサ20−1〜20−4は各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4を検出する一例について説明したが、これに限らない。例えば、電流センサ20−1〜20−4は、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4のトランスTrの二次側コイルCO2に流れる電流ICdを検出してもよいし、トランスTrの一次側コイルCO1に流れる電流I1を検出してもよい。そして、制御部30は、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の電流ICdまたは電流I1に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御してもよい。DC/DCコンバータ10−1において電流ICdと電流I1は出力電流Io1に対応している。他のDC/DCコンバータ10−2〜10−3においても同様である。そのため、制御部30が各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の電流ICdまたは電流I1に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御することは、各DC/DCコンバータ10−1〜10−4の出力電流Io1〜Io4に応じてスイッチング素子Q1,Q2のオン時間を個別に制御することと等価である。この変形例でも、以上の実施形態と同様の効果が得られる。
また、以上の実施形態では制御部30はスイッチング素子Q1とQ2の両方のオンデューティ比を制御する一例について説明したが、これに限らない。例えば、制御部30はスイッチング素子Q1とQ2の何れか一方のオンデューティ比を制御してもよい。この変形例では、より簡単に制御を行うことができる。
また、DC/DCコンバータ10−1〜10−4において、駆動信号Vg1はそれぞれ同位相であり、駆動信号Vg2はそれぞれ同位相であってもよいし、駆動信号Vg1はそれぞれ所定の位相差を有し、駆動信号Vg2はそれぞれ所定の位相差を有してもよい。位相差を有する場合では、DC/DCコンバータ10−1〜10−4において、各スイッチング素子Q1がそれぞれ異なるタイミングでオンし、各スイッチング素子Q2がそれぞれ異なるタイミングでオンする。そのため、出力電流Io1〜Io4がそれぞれ位相差を有するようになるので、出力電流Io1〜Io4の総和である出力電流Ioutの変動量の大きさを、同位相の場合よりも小さくすることができる。従って、各キャパシタCoutの容量値を同位相の場合よりも小さくできる。
さらに、以上の実施形態ではDC/DCコンバータ10−1〜10−4の入力端子を共通に接続する一例について説明したが、これに限らない。DC/DCコンバータ10−1〜10−4の入力端子を共通に接続せず、DC/DCコンバータ10−1〜10−4にそれぞれ異なる直流電源を接続してもよい。この変形例では、直流電源としてマルチストリング型の太陽電池などを用いることができる。
また、DC/DCコンバータ10−1〜10−4は、LLC方式DC/DCコンバータであれば具体的な回路形式は特に限定されない。即ち、スイッチング回路としてハーフブリッジ回路を用いた一例について説明したが、例えばフルブリッジ回路を用いてもよい。二次側の整流回路の回路形式も特に限定されない。スイッチング素子は、IGBTなどの他のスイッチング素子でもよい。
また、制御部30によるオンデューティ比の制御方法も特に限定されない。また、制御部30は、DC/DCコンバータ10−1〜10−4の何れかに組み込んでもよいし、複数の制御部30を設け、各制御部30が対応するDC/DCコンバータを制御してもよい。これらの変形例では、独立した制御部30を設ける必要がない。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
それぞれスイッチング素子(Q1,Q2)を有する並列接続された複数のDC/DCコンバータ(10−1〜10−4)と、
前記複数のDC/DCコンバータ(10−1〜10−4)の共通の出力電圧(Vout)が目標電圧に近づくように前記複数のDC/DCコンバータ(10−1〜10−4)のスイッチング素子(Q1,Q2)のスイッチング周波数を制御すると共に、各DC/DCコンバータ(10−1〜10−4)の出力電流(Io1〜Io4)に応じてスイッチング素子(Q1,Q2)のオン時間を個別に制御する制御部(30)と、
を備えることを特徴とする電力変換装置(1)。
[項目2]
各DC/DCコンバータ(10−1〜10−4)は、前記スイッチング素子(Q1,Q2)に接続された一次側コイル(CO1)と、前記出力電圧(Vout)を生成する整流回路(Cd,D1,D2,Cout)に接続される二次側コイル(CO2)とを含むトランス(Tr)を有し、
前記制御部(30)は、DC/DCコンバータ(10−1〜10−4)毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合、当該DC/DCコンバータの二次側コイル(CO2)に電流が流れている期間に当該DC/DCコンバータのスイッチング素子(Q1,Q2)がオフになるように当該スイッチング素子(Q1,Q2)のオン時間を制御する、ことを特徴とする項目1に記載の電力変換装置(1)。
[項目3]
各DC/DCコンバータ(10−1〜10−4)は、ブリッジ回路を構成する複数のスイッチング素子(Q1,Q2)を有し、
前記制御部(30)は、DC/DCコンバータ(10−1〜10−4)毎に、DC/DCコンバータの出力電流に応じて当該DC/DCコンバータの少なくとも1つのスイッチング素子(Q1,Q2)のオン時間を制御する、ことを特徴とする項目1または2に記載の電力変換装置(1)。
[項目4]
対応するDC/DCコンバータ(10−1〜10−4)の出力電流(Io1〜Io4)をそれぞれ検出し、前記制御部(30)に出力する複数の電流センサ(20−1〜20−4)を備えることを特徴とする項目1から3のいずれか一項目に記載の電力変換装置(1)。
1…電力変換装置、10−1〜10−4…DC/DCコンバータ、20−1〜20−4…電流センサ、30…制御部、Q1…スイッチング素子、Q2…スイッチング素子、CO1…一次側コイル、CO2…二次側コイル、Tr…トランス。

Claims (4)

  1. それぞれスイッチング素子を有する並列接続された複数のDC/DCコンバータと、
    前記複数のDC/DCコンバータの共通の出力電圧が目標電圧に近づくように前記複数のDC/DCコンバータのスイッチング素子のスイッチング周波数を制御すると共に、各DC/DCコンバータの出力電流に応じてスイッチング素子のオン時間を個別に制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 各DC/DCコンバータは、前記スイッチング素子に接続された一次側コイルと、前記出力電圧を生成する整流回路に接続される二次側コイルとを含むトランスを有し、
    前記制御部は、DC/DCコンバータ毎に、DC/DCコンバータの出力電流が所定電流値以上の場合、当該DC/DCコンバータの二次側コイルに電流が流れている期間に当該DC/DCコンバータのスイッチング素子がオフになるように当該スイッチング素子のオン時間を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 各DC/DCコンバータは、ブリッジ回路を構成する複数のスイッチング素子を有し、
    前記制御部は、DC/DCコンバータ毎に、DC/DCコンバータの出力電流に応じて当該DC/DCコンバータの少なくとも1つのスイッチング素子のオン時間を制御する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 対応するDC/DCコンバータの出力電流をそれぞれ検出し、前記制御部に出力する複数の電流センサを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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