JP6963930B2 - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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本発明は、スイッチング損失及びスイッチングノイズを低減することができるDC/DCコンバータに関する。
大容量電力変換回路として、ハーフブリッジやフルブリッジコンバータが知られている。これらのコンバータは、二次側整流ダイオードに大きなサージ電圧が発生するという問題点を有する。サージ吸収手段として、ダイオード、コンデンサ、抵抗によるサージ吸収回路が知られているが、抵抗を含むサージ抑制回路は損失を発生する。この問題点の解決手段として、ロスレススナバ回路の提案がされている(特許文献1〜3)。
特許文献1では、二次側整流ダイオードとチョークコイル間にダイオードとコンデンサによるスナバ回路が提案されている。スナバ回路のコンデンサは、サージ電力を吸収して、トランスの一次巻線に電圧が印加されない還流期間に、吸収したサージ電力を二次側平滑コンデンサに放出する。そのため、低損失なスナバ回路によってサージ電圧は抑制される。(スナバ回路による損失は低減される)
また、特許文献2には、スナバ回路のサージ吸収特性を向上するためには、スナバコンデンサの静電容量を大きくすることが有効であることが記載されている。スナバコンデンサを大きくすることでサージ吸収能力は強化されるが、トランスのリーケージインダクタンスとスナバコンデンサとの共振による共振電流が大きくなる。この対策として、インダクタンス20(特許文献2の図1の20)を追加している。
また、特許文献3は、還流期間に整流回路に電流が流れないように還流リアクトルと還流ダイオードからなる迂回回路を設けている。スナバ回路のスナバコンデンサを大きくすることで、還流期間に還流電流を整流回路に流さずにスナバ回路に迂回させている。
特開平11−098836号公報 特許第5761112号公報 特許第6009003号公報
しかしながら、特許文献3のようにスナバコンデンサを大きくすると、トランスのリーケージインダクタンスとスナバコンデンサとの共振周期が長くなる。このとき、共振の1/2周期が一次側のスイッチングのオン幅よりも長くなると、スイッチング素子に流れているターンオフ時の電流値が増加する。
このため、スイッチング素子のスイッチング損失が増加し、スイッチング素子のスイッチングノイズが増加する。
本発明の課題は、スイッチング素子のスイッチング損失及びスイッチングノイズを低減することができるDC/DCコンバータを提供することにある。
本発明に係るDC/DCコンバータは、互いに電磁結合する一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、前記トランスの一次巻線に接続され且つ複数のスイッチング素子を有し、前記複数のスイッチング素子がスイッチング周波数でオンオフすることで直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記トランスの二次巻線に接続され且つ前記二次巻線に発生する交流を整流する整流回路と、前記整流回路の出力側に接続され且つスナバコンデンサを有するスナバ回路と、前記トランスの一次巻線に接続された共振コンデンサとを備え、前記共振コンデンサと前記スナバコンデンサと前記トランスのリーケージインダクタンスとの直列共振回路により、前記スナバコンデンサに流れる充電電流の共振周波数を前記複数のスイッチング素子のスイッチング周波数以上になるように設定したことを特徴とする。
また、前記スナバコンデンサは、前記複数のスイッチング素子がオフ期間中に、当該スナバコンデンサに印加される電圧が0Vよりも高くなるようにコンデンサ値が設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、共振コンデンサとスナバコンデンサとトランスのリーケージインダクタンスとの直列共振回路により、スナバコンデンサに流れる充電電流の共振周波数を複数のスイッチング素子のスイッチング周波数以上になるように設定したので、共振電流により、スイッチング素子のターンオフ時のスイッチング電流を低減できる。従って、スイッチング素子のスイッチング損失及びスイッチングノイズを低減することができる。
また、スナバコンデンサは、複数のスイッチング素子がオフ期間中に、スナバコンデンサに印加される電圧が0Vよりも高くなるようにコンデンサ値が設定されているので、還流期間に整流器をオフすることができる。従って、整流器のリカバリ電流は発生せず、サージを大幅に抑制できる。
従って、整流器の耐圧を抑制できるので、低順方向電圧の整流器を使用でき、損失削減により高効率化できる。また、スナバコンデンサに流れる充電電流により、リアクトルのインダクタンスを下げることができるので、リアクトルを小型化できる。
本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの構成図である。 実施例1に係るDC/DCコンバータの各部のタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係るDC/DCコンバータの構成図である。 本発明の実施例3に係るDC/DCコンバータの構成図である。 本発明の実施例4に係るDC/DCコンバータを適用した無停電電源装置の構成図である。
以下、本発明の実施の形態のDC/DCコンバータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の概要)
まず、本発明のDC/DCコンバータの概要について説明する。二次側の共振回路のコンデンサの電圧が0V以下にならないように設定することにより、リカバリが発生せず、整流器の耐圧を軽減することができる。
しかし、スナバ回路のスナバコンデンサの電圧をスイッチング素子のスイッチング期間内で0V以上に維持するためには、大きな容量を持つコンデンサが必要である。このため、トランスのリーケージインダクタンスとスナバコンデンサとの共振周波数は、スイッチング素子のスイッチング周波数以下になってしまう。
また、スイッチング素子をPWM制御する上で、オンデューティが小さくなると、オン幅よりも共振周期の1/2周期が狭くなる。共振周期の1/2周期がスイッチングのオン幅よりも小さくなると、一次側のスイッチング素子のターンオフ時の電流が大きくなり、大きくなった電流のスイッチングによりサージ電圧が発生し、スイッチング素子のスイッチング損失が増加し、スイッチング素子のスイッチングノイズが増加する。
従って、本発明は、トランスの一次巻線に直列に共振コンデンサを追加し、トランスのリーケージインダクタンスとスナバコンデンサと共振コンデンサとの直列共振回路により、スナバコンデンサ充電電流の共振周波数を、スイッチング周波数以上に設定したことを特徴とする。
以下、本発明を適用した実施例1に係るDC/DCコンバータを説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの構成図である。実施例1に係るDC/DCコンバータは、直流電源Vin、スイッチング素子Q1〜Q4、ダイオードD1〜D4、トランスT1、共振コンデンサCc、リーケージインダクタンスLr1、整流回路DB1、スナバコンデンサCs、還流ダイオードDs1、充電ダイオードDs2、出力コンデンサCout、リアクトルLch、制御回路10を備えている。
トランスT1は、互いに電磁結合する一次巻線Npと二次巻線Nsとを有している。ここでは、例えば、一次巻線Npと二次巻線Nsとの巻数比は、1:1とするが、これに限定されるものではない。
トランスT1は、一次巻線Npと二次巻線Nsとの電磁結合によりリーケージインダクタンスLr1を有する。図1に示す例では、リーケージインダクタンスLr1は、二次巻線Nsに直列に接続されている。
スイッチング素子Q1〜Q4は、本発明のインバータを構成し、MOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等からなり、フルブリッジ構成されている。スイッチング素子Q1〜Q4は、制御回路10からの制御信号によりスイッチング周波数でオンオフすることで直流電力を交流電力に変換する。
直流電源Vinの両端には、スイッチング素子Q1(第1スイッチング素子)とスイッチング素子Q2(第2スイッチング素子)との直列回路が接続されている。直流電源Vinの両端には、スイッチング素子Q3(第3スイッチング素子)とスイッチング素子Q4(第4スイッチング素子)との直列回路とが接続されている。また、スイッチング素子Q1〜Q4の主電極間には、並列にダイオードD1〜D4が接続されている。
スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との接続点とスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との接続点とがトランスT1の一次巻線Npと共振コンデンサCcとの直列回路に接続されている。
整流回路DB1は、トランスT1の二次巻線Nsに接続され且つ二次巻線Nsに発生する交流電力を整流するフルブリッジ構成の全波整流回路からなる。整流回路DB1の出力両端は、スナバ回路を構成するスナバコンデンサCsと還流ダイオードDs1との直列回路に接続されている。
また、整流回路DB1の出力両端は、リアクトルLchと出力コンデンサCoutとの直列回路に接続されている。スナバコンデンサCsの一端と還流ダイオードDs1のカソードとには、充電ダイオードDs2のアノードが接続され、リアクトルLchの一端と出力コンデンサCoutの一端とには、充電ダイオードDs2のカソードが接続されている。
制御回路10は、出力コンデンサCoutの出力電圧に基づきスイッチング素子Q1〜Q4の制御電極(ゲート又はベース)に制御信号を印加することにより、スイッチング素子Q1〜Q4のオンオフを制御する。
共振コンデンサCcは、本発明の共振周波数設定素子に対応し、トランスT1の一次巻線Npに直列に接続され、スナバコンデンサCsに流れる充電電流の共振周波数をスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数以上になるように設定する。
スナバコンデンサCsに流れる充電電流の共振周波数は、共振コンデンサCcとスナバコンデンサCsとトランスT1のリーケージインダクタンスLr1とが直列に接続されたときの共振周波数である。
充電電流の共振周波数fを数式で表すと、式(1)にようになる。
f=1/2π{Cs・Cc・Lr1/(Cs+Cc)}1/2 …(1)
なお、共振コンデンサCcは、トランスT1の一次巻線Npに接続する代わりに、トランスの二次巻線Nsに接続されてもよい。あるいは、共振コンデンサCcの代わりに、インダクタンスを小さくするようにしても良い。
共振周波数は、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数の1〜15倍であることを特徴とする。共振周波数は、PWMによりスイッチング素子Q1〜Q4のオン幅が狭くなることを想定して、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数の3〜5倍以上になるようにすることが望ましい。DC/DCコンバータの製品化では、共振周波数は、スイッチング周波数の4倍程度である。
また、スナバコンデンサCsは、スイッチング素子Q1〜Q4がオフ期間中に、スナバコンデンサCsに印加される電圧が0Vよりも高くなるようにコンデンサ値が設定されている。
次に、このように構成された実施例1のDC/DCコンバータの動作を図2に示すタイミングチャートを参照しながら、詳細に説明する。
ここで、VQ2dsは、スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間電圧、IQ2dは、スイッチング素子Q2のドレイン電流、Vcsは、スナバコンデンサCsの電圧、Ids2は、ダイオードDs2に流れる電流、Ids1は、ダイオードDs1に流れる電流である。
まず、時刻t0前では、スイッチング素子Q1〜Q4の全てはオフである。時刻t0において、スイッチング素子Q1,Q4がオンし、スイッチング素子Q2,Q3がオフする。
すると、スイッチング素子Q2のドレイン−ソース間電圧VQ2dsは、上昇し、電流IQ2dは、流れない。このとき、一次側では、Vin→Q1→Cc→Np→Q4→Vinの経路で電流が流れる。
二次側では、Ns→DB1→Cs→Ds2→Cout→DB1→Lr1→Nsの第1経路で電流Ids2が流れる。電流Ids2は、共振コンデンサCcとスナバコンデンサCsとリーケージインダクタンスLr1との共振による正弦波信号からなる。スナバコンデンサCsは充電されるので、一定電圧となる。また、二次側では、第1経路とは別に、Ns→DB1→Lch→Cout→DB1→Lr1→Nsの第2経路で電流が流れる。
次に、時刻t1において、電流Ids2は、0となるので、時刻t1〜t2において、Ns→DB1→Lch→Cout→DB1→Lr1→Nsの第2経路で電流が流れる。
次に、時刻t2において、スイッチング素子Q1〜Q4の全てがオフとなる。このため、時刻t2〜t3において、電圧VQ2dsが時刻t0における電圧の約半分に低下する。この還流期間では、Cs→Lch→Cout→Ds1→Csの経路で電流Ids1が流れる。
次に、時刻t3において、スイッチング素子Q2,Q3がオンする。このとき、一次側では、Vin→Q3→Np→Cc→Q2→Vinの経路で電流が流れる。
二次側では、Ns→Lr1→DB1→Cs→Ds2→Cout→DB1→Nsの第1経路で電流Ids2が流れる。電流Ids2は、共振コンデンサCcとスナバコンデンサCsとリーケージインダクタンスLr1との共振による正弦波信号からなる。スナバコンデンサCsは充電されるので、一定電圧となる。また、二次側では、第1経路とは別に、Ns→Lr1→DB1→Lch→Cout→DB1→Nsの第2経路で電流が流れる。
次に、時刻t4において、電流Ids2は、0となるので、時刻t4〜t5において、Ns→Lr1→DB1→Lch→Cout→DB1→Nsの第2経路で電流が流れる。
次に、時刻t5において、スイッチング素子Q2,Q3がオフする。時刻t5〜t6において、スイッチング素子Q1〜Q4の全てがオフとなる。このため、電圧VQ2dsが時刻t0における電圧の約半分に低下する。この還流期間では、Cs→Lch→Cout→Ds1→Csの経路で電流Ids1が流れる。時刻t6の各波形は、時刻t1の各波形と同じになる。
このように実施例1のDC/DCコンバータによれば、共振コンデンサCcがスナバコンデンサCsに流れる充電電流の共振周波数を複数のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数以上になるように設定したので、共振電流により、スイッチング素子Q1〜Q4のターンオフ時のスイッチング電流を低減できる。従って、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング損失及びスイッチングノイズを低減することができる。
また、スナバコンデンサCsは、複数のスイッチング素子Q1〜Q4がオフ期間中に、スナバコンデンサCsに印加される電圧が0Vよりも高くなるようにコンデンサ値が設定されているので、還流期間に整流回路DB1をオフすることができる。
従って、整流回路DB1のリカバリ電流は発生せず、サージを大幅に抑制できる。従って、整流回路DB1の耐圧を抑制できるので、低順方向電圧の整流回路DB1を使用でき、損失削減により高効率化できる。また、スナバコンデンサCsに流れる充電電流により、リアクトルLchのインダクタンスを下げることができるので、リアクトルLchを小型化できる。
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2に係るDC/DCコンバータの構成図である。実施例1に係るDC/DCコンバータでは、インバータ回路をフルブリッジ構成としたが、実施例2に係るDC/DCコンバータでは、インバータ回路をハーフブリッジ構成としたことを特徴とする。
インバータ回路は、スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との直列回路と、コンデンサC1(第1コンデンサ)とコンデンサC2(第2コンデンサ)との直列回路とが並列に接続されてハーフブリッジ構成されている。
スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との接続点とコンデンサC1とコンデンサC2との接続点とが、トランスT1の一次巻線Npと共振コンデンサCcとの直列回路に接続されている。
このような実施例2に係るDC/DCコンバータによれば、スイッチング素子Q4がオン時には、Vin→C1→Cc→Np→Q4→Vinの経路で電流が流れる。この動作は、実施例1に係るDC/DCコンバータのスイッチング素子Q1,Q4がオン時の二次側の動作と同じである。
スイッチング素子Q3がオン時には、Vin→Q3→Np→Cc→C2→Vinの経路で電流が流れる。この動作は、実施例1に係るDC/DCコンバータのスイッチング素子Q2,Q3がオン時の二次側の動作と同じである。
このような実施例2に係るDC/DCコンバータによっても、実施例1に係るDC/DCコンバータの動作と同様に動作し、同様な効果が得られる。スイッチング素子Q1,Q2の代わりに、コンデンサC1,C2を用いるので、安価である。また、制御回路10aがスイッチング素子Q3,Q4のみを制御するのみで済むので、制御回路10aを簡単化できる。
なお、コンデンサC1,C2は、共振コンデンサCcと同様に作用するため、例えば、コンデンサC1,C2を設ける代わりに共振コンデンサCcを省略しても良い。その逆に、共振コンデンサCcのコンデンサ値を調整することでコンデンサC1,C2を省略しても良い。コンデンサC1,C2を省略する場合、トランスT1の一次巻線Npと共振コンデンサCcとの直列回路は、スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との接続点と直流電源Vinの両端の一方とに接続される。
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3に係るDC/DCコンバータの構成図である。実施例3に係るDC/DCコンバータは、トランスT1の二次側を、センタータップとしたことを特徴とする。
実施例3に係るDC/DCコンバータでは、トランスT1の二次巻線は、第1の二次巻線Ns1と第2の二次巻線Ns2とが直列に接続されている。整流回路は、アノードが第1の二次巻線Ns1の一端に接続され、カソードがスナバコンデンサCsの一端に接続されたダイオードD5と、アノードが第2の二次巻線Ns2の一端に接続され、カソードがスナバコンデンサCsの一端に接続されたダイオードD6とを備えている。第1の二次巻線Ns1の他端と第2の二次巻線Ns2の他端とがダイオードDs1(還流ダイオード)を介してスナバコンデンサCsの他端に接続されている。
このように構成された実施例3に係るDC/DCコンバータによれば、スイッチング素子Q1,Q4がオン時には、Vin→Q1→Cc→Np→Q4→Vinの経路で電流が流れる。このとき、二次側では、Ns2→D6→Cs→Ds2→Cout→Ns2の経路で電流が流れる。
スイッチング素子Q2,Q3がオン時には、Vin→Q3→Np→Cc→Q2→Vinの経路で電流が流れる。このとき、二次側では、Ns1→D5→Cs→Ds2→Cout→Ns1の経路で電流が流れる。
このような実施例3に係るDC/DCコンバータによっても、実施例1に係るDC/DCコンバータの動作と同様に動作し、同様な効果が得られる。整流回路が4つのダイオードからなるフルブリッジ構成の代わりに、2つのダイオードD5,D6を用いるので、安価である。
(実施例4)
図5は、本発明の実施例4に係るDC/DCコンバータを適用した無停電電源装置の構成図である。
無停電電源装置は、実施例1乃至3のDC/DCコンバータ1、充電器2、バッテリ3、インバータ部4、スイッチSW1を備えている。充電器2は、交流電源ACに接続され、交流電源ACの交流電力の供給により、バッテリ3を充電する。
DC/DCコンバータ1は、バッテリ3の直流電圧、即ち、直流電源Vinにより直流電圧を別の直流電圧に変換する。インバータ部4は、DC/DCコンバータ1からの直流電圧を交流電圧に変換して、スイッチSW1の端子cに出力する。
通常時には、スイッチSW1は、図示しない切替信号により、端子aと端子bとを接続する。このため、交流電源ACの交流電圧が出力端子OUTに出力される。
一方、交流電源AC等の異常時には、スイッチSW1は、図示しない切替信号により、端子aと端子cとを接続する。
このため、DC/DCコンバータ1は、バッテリ3の直流電圧による直流電圧を別の直流電圧に変換する。インバータ部4は、DC/DCコンバータ1からの直流電圧を交流電圧に変換する。このため、スイッチSW1を介して交流電圧が出力端子OUTに出力される。
従って、無停電で出力端子OUTに出力される負荷に、電力を供給することができる。
Vin 直流電源
Q1〜Q4 スイッチング素子
D1〜D6 ダイオード
T1 トランス
Np 一次巻線
Ns 二次巻線
Ns1 第1の二次巻線
Ns2 第2の二次巻線
Cc 共振コンデンサ
Lr1 リーケージインダクタンス
DB1 整流回路
Cs スナバコンデンサ
Ds1 還流ダイオード
Ds2 ダイオード
Cout 出力コンデンサ
Lch リアクトル
C1,C2 コンデンサ
10 制御回路

Claims (3)

  1. 互いに電磁結合する一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、
    前記トランスの一次巻線に接続され且つ複数のスイッチング素子を有し、前記複数のスイッチング素子がスイッチング周波数でオンオフすることで直流電力を交流電力に変換するインバータと、
    前記トランスの二次巻線に接続され且つ前記二次巻線に発生する交流を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力側に接続され且つスナバコンデンサを有するスナバ回路と、
    前記トランスの一次巻線に接続された共振コンデンサと、
    を備え、
    前記共振コンデンサと前記スナバコンデンサと前記トランスのリーケージインダクタンスとの直列共振回路により、前記スナバコンデンサに流れる充電電流の共振周波数を前記複数のスイッチング素子のスイッチング周波数以上になるように設定したことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記スナバコンデンサは、前記複数のスイッチング素子がオフ期間中に、当該スナバコンデンサに印加される電圧が0Vよりも高くなるようにコンデンサ値が設定されていることを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 充電器により充電されるバッテリと、
    前記バッテリに接続される請求項1又は請求項記載のDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、
    を備えることを特徴とする無停電電源装置。
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