JP2018019184A - 原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出方法及び原稿サイズ検出用プログラム - Google Patents

原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出方法及び原稿サイズ検出用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】原稿カバーが閉じられる速度に影響されずに正しく原稿サイズを検出することができる原稿サイズ検出装置を提供する。【解決手段】原稿が載置される透明な原稿載置台に載置された原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出装置であって、1以上の発光部を周期的に発光させ、それらに対応する1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて周期毎に原稿サイズを取得する原稿サイズ取得手段と、原稿サイズ取得手段により1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定手段を備え、1以上の発光部又は1以上の受光部は少なくとも原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇し下降することが可能であり、原稿サイズ確定手段は、1以上の発光部又は1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により原稿サイズを確定する。【選択図】図17

Description

本発明は、原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出方法及び原稿サイズ検出用プログラムに関し、特に、画像読取装置で読み取る原稿のサイズを検出するための原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出方法及び原稿サイズ検出用プログラムに関する。
画像読取装置は、原稿から画像を読み取るために用いられる。原稿読取装置により読み取られた画像は、画像形成装置により紙などの媒体に印刷されたり、PDF(Portable Document Format)ファイル、JPEG(JointPhotographic ExpertsGroup)ファイルにして、記録媒体(ハードディスクドライブ、メモリカード等)に記録されたり、他の装置に送信されたりする。
多くの画像読取装置は、原稿サイズを検出するために原稿サイズ検出装置及び利用者から原稿サイズを入力するためのユーザインターフェースを含んでいる。利用者は、原稿サイズ検出装置に原稿サイズを検出させ、又は、自分で原稿サイズを入力する。
原稿読取装置には、原稿サイズ検出装置が検出した原稿サイズ又は利用者が入力した原稿サイズが設定される。そして、原稿読取装置は、設定された原稿サイズの領域から原稿の読取りを行う。そして、その領域にある原稿から画像を読み取られたならば、拡大縮小などの処理がなければ、画像データはその原稿サイズのものにされてから印刷、記録又は送信される。
特開2008−40250号公報
次に、特許文献1に開示されているような通常の原稿サイズ検出装置に関する説明をする。特許文献1に開示されている原稿サイズ検出装置は、透過方式のものである。この透過方式では、透明な原稿載置台の一辺近くの上方に複数の発光素子を並べ、原稿台のその対向辺近くの下方に複数の受光素子を並べ、各発光素子から出された光が、原稿台に原稿が載置されている部分では対応する受光素子には到達しないが、載置されていない部分では対応する受光素子に到達することを利用して原稿サイズの検出を行う。
ここで、利用者が原稿カバーを開けてから原稿載置台に原稿を置き、それから、原稿カバーを閉じてから、原稿から画像を読み取るための操作をすることを想定して原稿サイズ検出装置は設計されている。従って、原稿サイズ検出装置は、原稿カバーが開いた角度から閉じた角度まで回転する期間に、原稿サイズを検出する。
原稿サイズ検出装置は、通常の利用方法では、その期間において、原稿サイズを複数回検出することが可能であり、原稿サイズ検出装置は、複数の検出結果に基づいて原稿サイズを確定する。図1を参照して説明をすると、原稿サイズA4を4回続けて検出すると、それが確定サイズA4になる。
しかし、極めて素早い利用方法では、その期間が非常に短くなってしまうため、原稿サイズを検出することができたとしても1回しか検出できないこともある。原稿サイズを確定するために所定数の検出結果を必要とするならば、極めて素早い利用方法では、その所定数に達しないので、原稿サイズを確定することができなくなってしまう。図2を参照して説明をすると、検知された原稿サイズはA4の1つのみであるため、確定サイズを得ることができていない。
極めて素早い利用方法でも、原稿サイズを確定するために、1回のみの検出結果を利用することにした場合、図3に示すように、正常に原稿サイズを検出することができる場合もある。
しかし、特に、原稿カバーがゆっくりと閉じられ、その1回の検出結果を得ることができるタイミングが原稿カバーが完全に閉じられる直前であるならば、そのタイミングでは、原稿カバーと連動する複数の発光素子は極めて原稿載置台に近い低さまで到達している。そのような場合、紙の変形等により、発光素子から出力された光がそれに対応する各受光素子に到達するか否かが、原稿サイズのみに対応して決定されるとは限らず、従って、原稿サイズを誤って検出してしまう場合が生じ得る。また、最後の1回のみの検出結果を常に利用することにした場合、原稿カバーが大きく開いているときに正しく原稿サイズを検出しても、それを利用することを避けてしまい、原稿カバーがほぼ完全に閉じようとしている時に検出した原稿サイズを利用することになり、その結果、誤った原稿サイズが確定してしまう場合が生じる。図4を参照して説明をすると、4回もサイズA4を正しく検出しても、それを用いず、その後に誤って検出したB5を確定した原稿サイズとしてしまっている。
そこで、本発明は、原稿カバーが閉じられる速度に影響されずに正しく原稿サイズを検出することができる原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出方法及び原稿サイズ検出用プログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、
原稿が載置される透明な原稿載置台に載置された原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出装置であって、
1以上の発光部を周期的に発光させ、その各々が前記1以上の発光部に対応する1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて周期毎に原稿サイズを取得する原稿サイズ取得手段と、
前記原稿サイズ取得手段により1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定手段と、
を備え、
前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部は少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇し下降することが可能であり、
前記原稿サイズ確定手段は、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により前記原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置が提供される。
また、本発明によれば、上記の原稿サイズ検出装置を備えることを特徴とする画像読取装置が提供される。
更に、本発明によれば、上記の原稿サイズ検出装置を備えることを特徴とする複合装置が提供される。
更に、本発明によれば、
原稿が載置される透明な原稿載置台に載置された原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出方法であって、
1以上の発光部を周期的に発光させ、その各々が前記1以上の発光部に対応する1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて周期毎に原稿サイズを取得する原稿サイズ取得ステップと、
前記原稿サイズ取得ステップにより1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定ステップと、
を有し、
前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部は少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇し下降することが可能であり、
前記原稿サイズ確定ステップでは、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により前記原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出方法が提供される。
更に、本発明によれば、コンピュータを上記の原稿サイズ検出装置として機能させるための原稿サイズ検出用プログラムが提供される。
本発明によれば、原稿カバーが閉じられる速度に影響されずに正しく原稿サイズを検出することができる。
従来例の通常の動作を示すタイミング図である。 従来例の問題点1を示すタイミング図である。 従来例の問題点1の解決方法を示すタイミング図である。 図3に示す解決方法が生ずる問題点2を示すタイミング図である。 本発明の実施による複合機の概要を示す断面図である。 本発明の実施による画像読取装置の概要を示す機能ブロック図である。 本発明の実施による画像読取装置の原稿自動送り装置と原稿台の構成を示す図である。 本発明の実施による画像読取装置の操作パネル例を示す図である。 本発明の実施による画像読取装置に原稿をセットした時に、タッチパネルに表示されるキーについて説明する図である。 本発明の実施による画像読取装置に設けられている光学センサ部について説明する図である。 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置を示す上面図である。 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置の斜視図である。 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置の側面図である。 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置の遮光片付近の構成図である。 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置の制御回路図である 本発明の実施形態による複合機に設けられた原稿サイズ検知装置の制御回路図における波形図である 本発明の第1の実施の形態の第1の動作及び本発明の第4の実施の形態の第1の動作を示すタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の動作を示すタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の第1の動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態の第2の動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態の第3の動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態の第2の動作を示すタイミング図である。 本発明の第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図5に、本発明の実施による複合機800の概要を示す断面図である。
複合機800は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体810と、原稿自動送り装置820とを含む。装置本体810は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を含む。
装置本体810の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿台92が設けられ、原稿台92の上側には原稿自動送り装置820が取り付けられている。原稿自動送り装置820は、原稿台92の上に自動で原稿を搬送する。また原稿自動送り装置820は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
本複合機において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図5に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット1は、本発明に関わる画像書込み装置に該当するものであり、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット1を構成する光走査装置の構成は、後述して具体的に説明する。また露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシ等も用いることが可能である。
上述の様に各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。更に、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、又は発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体810の露光ユニット1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体810の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また装置本体810には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d,レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。またピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様にまたピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
また、レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72と共にトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。またヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
次にシート搬送経路を詳細に説明する。上述のように、複合機には予めシートを収納する給紙カセット81、及び手差し給紙カセット82が設けられている。これら給紙カセット81,82からシートを給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bが配置され、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに導くようになっている。
各給紙カセット81,82から搬送されるシートは用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット7を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、その後に配された搬送ローラ12bを経て排紙トレイ91上に排出される。
上記の搬送経路は、シートに対する片面印字要求の時のものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12bで把持された時に、搬送ローラ12bが逆回転することによってシートを搬送ローラ12c,12dに導く。そしてその後レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ91に排出される。
図6は、複合機800の画像読取に関わる画像読取装置200の構成を示すブロック図である。
操作パネル部211は、液晶表示画面を有するタッチパネルを備え、ユーザが操作して、画像処理を行う際の各種のパラメータを設定したり、画像読取装置200に対する命令を入力したりする。
制御部212は、CPU2121、ROM2122、RAM2123、I/O2124を含み、ROM2122に記憶されたプログラムに従って、CPU2121が画像読取装置全体の処理を制御する。
スキャナ部213は、CCD素子2131を含み、原稿を読み取って、光学情報を電気信号に変換する。
画像処理部214は、スキャナ部213で読み取った画像に対して、拡大・縮小等の各種画像処理を行う。
画像記憶部215は、スキャナ部213で読み取った画像データ又は画像処理部214で処理した画像データを記憶する。
光学センサ部216は、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサとプラテンカバーの開閉を検知するプラテンカバー開閉センサとを含む。
プラテン原稿操作部駆動モータ217は、原稿台92に載置された原稿を光学的に走査するための駆動モータである。ドライバ2171は、制御部212が、プラテン原稿操作部駆動モータ217をドライブするためのドライバである。
原稿搬送ローラ駆動モータ218は、原稿セット台にセットされた原稿を搬送するローラを回転させるモータである。ドライバ2181は、制御部212が、原稿搬送ローラ駆動モータ218をドライブするためのドライバである。
制御部212は、インターフェース部219と通信ラインで接続されている。
制御部212、画像処理部214、画像記憶部215、及びインターフェース部219は、画像データバスで相互に接続されている。
インターフェース部219は、外部機器(コンピュータ・プリンタ)220と接続されている。
図7は、画像読取装置200の原稿自動送り装置820と原稿台92の構成を示す図である。
原稿給紙ローラ301が回転して、原稿を自動的に搬送する。
原稿給紙部カバー302は、通常は閉じていて、原稿の紙詰まりの処置や、原稿給紙ローラ301を清掃する時に開く。
原稿ガイド303は、原稿を正しく読み取るためのガイドであり、奥行き方向に可動になっており、セットした原稿のサイズの幅に合わせるようになっている。
原稿セット台304は、複数枚の原稿をセットする台である。
原稿出紙部305に、読み取りを終了した原稿が出てくる。
原稿読み取り部306は、原稿セット台304にセットした原稿を読み取る部分である。
原稿サイズ検知板307は、原稿台(ガラス面)92にセットした原稿のサイズを検知する装置である。
原稿台(ガラス面)92は、厚手の原稿やブック物等の原稿であって、原稿自動送り装置を使うことができない原稿をセットする時に使う。
図8は、画像読取装置200の操作パネル例を示す図である。
タッチパネル401は、例えば、液晶表示画面とタッチセンサを備え、液晶表示画面はメッセージやキー等を表示し、タッチセンサは表示されているキー等に対する利用者の指によるタッチを検出する。
クリアキー402は、部数等設定した数値を「0」に戻すために使用される。
リセットキー403は、操作途中の各種設定の解除や操作を初期状態から始めるために使用される。
ストップキー404は、コピーを中止する時や、原稿の読み込みを中止するために使用される。
カラースタートキー405は、カラーコピーする時や、原稿をカラーで読み込むために使用される。
白黒スタートキー406は、原稿を白黒で読み込むために使用される。
節電キー407は、画像読取装置200を省エネモードに移行するために使用される。節電キー407がONにされ、又は一定時間何れのキーに対しても操作がないことにより省エネモードに移行する。節電キー407がOFFにされること、又は何れかのキーに対する操作等の各種通常復帰トリガにより省エネモードから復帰する。
電源キー408は、画像読取装置200の電源を入れる、又は切るために使用される。
図9は、原稿をセットした時に、タッチパネル401に表示されるキーについて説明する図である。
原稿キー501には、原稿をセットした時に自動検知された原稿サイズが表示される。原稿台(ガラス面)92と原稿送り装置(原稿セット台304)の両方に原稿が搭載されている場合は、原稿送り装置側が優先して表示される。利用者は、原稿サイズを手動で入力するためには、原稿キー501にタッチする。原稿サイズが手動で入力されている場合には、設定されたサイズが表示される。
用紙キー502には、用紙をセットすると、自動検知された用紙サイズが表示される。利用者は、使用する用紙(トレイ)を変更する時に用紙キー502にタッチする。タッチするとトレイ、用紙サイズ、用紙種類(タイプ)が並んで表示される。
原稿送り表示503は、原稿自動送り装置に原稿がセットされた時に表示される。
図10は、画像読取装置200に設けられている光学センサ部216について説明する図である。
原稿サイズ検知板(発光)601は、複数の検知用発光部を含む。原稿台(ガラス面)92にセットされた原稿のサイズを検知するために複数の検知用発光部は発光のために駆動される。
原稿サイズ検知基板(受光)602は、複数の検知用発光部にそれぞれ対応する複数の検知用受光部を含む。複数の検知用発光部は、後述するように上昇した状態においては、原稿セット台304の一辺側の辺縁部の上方にその一辺に沿うように並び、複数の検知用受光部は、原稿セット台304の対向辺側の辺縁部の下方にその対向辺に沿うように並ぶ。各検知用発光部から出射した光は、原稿により遮られなければ、対応する検知用受光部に到達するが、原稿により遮られれば、対向する検知用受光部に到達しない。したがって、受光した検知用受光部の組み合わせにより原稿の有無及び、原稿がある場合には、原稿のサイズを検出することができる。
プラテンカバー開閉センサ603は、プラテンカバーの開閉を検知するセンサである。その検知信号を、原稿サイズ検知のトリガ用信号として使用している。プラテンカバー開閉センサ603がOPEN状態の時に、原稿サイズ検知板(発光)601がこれに連動して上昇すると共に、これに備わる複数の検知用発光部が発光する。上昇した位置にあり且つ発光状態の原稿サイズ検知板(発光)601と原稿サイズ検知基板602により原稿サイズを検知する。そして、プラテンカバー開閉センサ603がOPENからCLOSEに変われば、その時点の近辺において原稿サイズ検知動作を停止し、原稿サイズ情報を保持する。複数の検知用発光部は消灯する。
したがって、利用者が、プラテンカバーを開けてから、原稿台92に原稿を載置し、その後、プラテンカバーを閉じる操作をするだけで、原稿サイズを検知することが可能となる。
その後、プラテンカバー開閉センサ603がCLOSEからOPENに変われば、原稿サイズ検知動作の再開が可能となる。
SPF開閉センサ604は、プラテンカバーの浮きを検出するためのセンサである。プラテンカバーを開の状態から閉の状態に変化させる過程において、プラテンカバー開閉センサ603が開検出から閉検出に変化し、それから、SPF開閉センサ604が開検出から閉検出に変化する。
図11は複合機800に設けられた原稿サイズ検知装置を示す上面図、図12は図2に示す原稿サイズ検知装置の斜視図、図13は図11の原稿サイズ検知装置の側面図である。
図11に示すように、B5、A4、B4、A3の各サイズの原稿は、透明ガラス製の原稿載置台1の基準点Pに原稿の角を合わせ、かつ、原稿の一辺を基準線Rに沿わせて載置されるようになっている。原稿載置台1は、図11乃至図13に示すように、原稿サイズ検知用の照光用基板44と受光用基板45を備える。照光用基板44は、本発明の機構部に相当するものである。
照光用基板44および受光用基板45には、図12に示すように、A3サイズ検知用の発光ダイオード31およびフォトダイオード35と、B4サイズ検知用の発光ダイオード32およびフォトダイオード36と、A4サイズ検知用の発光ダイオード33およびフォトダイオード37と、B5サイズ検知用の発光ダイオード34およびフォトダイオード38がそれぞれ搭載されている。
図13に示すように、原稿カバー1aは、支軸49によって回動可能に軸支され、原稿カバー1aが作業者によって矢印48の方向に開かれると、照光用基板44は図示しないバネ機構の作用により支点46を中心に矢印48の方向に所定角度まで起き上がる。角度センサ70は受光部と発光部からなるフォトインタラプタ70aを備え、本体に固定されている。図14を参照すると、原稿カバー1aの下端に取り付けられている遮光片90がフォトインタラプタ70aの受光部と発光部の間を通過可能に設けられている。遮光片90によりフォトインタラプタ70aが遮られた時に、原稿カバー1aの角度が最大角度であることが検知される。フォトインタラプタ70aから遮光板90が離れたとき、原稿カバーが閉め始められたことが検知され、原稿サイズ検出が開始される。つまり、発光ダイオード31〜34が点灯し、それらの出射光が、原稿載置台1を透過して対応するフォトダイオード35〜38にそれぞれ受光される。
発光ダイオード31は、原稿載置台1への照射箇所が基準線Rに平行になるように配列されている。他の発光ダイオード32〜34もそれぞれ同様に配列されている。
そこで、図11に示すように、作業者がB5サイズの原稿を、その角が基準点Pに一致し、かつ、一辺が基準線Rに一致するように原稿載置台1の上に載置すると、その原稿によって発光ダイオード34の出射光が遮光され、フォトダイオード38にはいずれの出射光も受光されない。それによって原稿がB5サイズであることが検知される。
同様にA4、B4又はA3サイズの原稿を、その角が基準点Pに一致し、かつ、一辺が基準線Rに一致するように原稿載置台1の上に載置される場合も、それらの原稿によって発光ダイオード33、32又は31の出射光が遮光され、対応するフォトダイオードに各出射光が受光されない。それによって原稿の各サイズが検知される。
従って、作業者が原稿カバー1aを図13に示すように矢印48方向に開き、原稿を原稿載置台1の基準点Pと基準線Rに対応させて載置し、原稿カバー1aを矢印47の方向に閉じて、図示しない起動スイッチをONにすると、複合機800は、自動的に原稿サイズを検知し、そのサイズに対応する記録用紙を給紙トレイ11a〜11dから選択して画像形成を行う。
図15は原稿サイズ検知装置の制御回路図、図16は信号波形図であり、これらを用いて、この実施例の動作をさらに詳しく説明する。
図15において、制御部212は、CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータから構成される。図15に示すセンサDは、前述のように原稿カバー1a(図13)が矢印48の方向に最大角度まで開かれたときに出力する角度センサ70(図13)である。作業者が原稿カバー1aが閉じ始めると、制御部212はセンサDからの出力をうけて直ちに図16に示すクロック信号CLを生成し、それを点灯信号生成器41へ出力する。
点灯信号生成器41は図16に示す点灯信号A、B、C、Dをクロック信号CLに基づいて生成し、LEDドライバ42とセレクタ43へ出力する。LEDドライバ42は点灯信号A、B、C、Dに同期して電源Vccからの電流を発光ダイオード31〜34に順番に通電させ、それらを発光させる。また、セレクタ43は、電源Vccに接続されたフォトダイオード35〜38の受光・非受光状態を点灯信号A、B、C、Dに同期して選択的に検出し、信号Sとして制御部212へ入力する。制御部212は信号Sに基づいて受光していないフォトダイオードを認識し原稿サイズを検知する。つまり、直列接続状態にあるフォトダイオード35〜38は、直列接続状態にあるフォトダイオード対の両方が受光したときにセレクタ43が「受光あり」を出力する。この時、制御部212は原稿により遮光されなかったと判定する。両方とも受光しなかったか、もしくはどちらか一方のみに受光したときにはセレクタ43は「受光あり」を出力しない、それによって、制御部212は原稿により遮光されたと判定する。
このように、発光ダイオード31〜34は、発光のタイミングが周期的に変化しかつ、対応するフォトダイオード35〜38の各対からの受光信号も、発光のタイミングに合わせて選択され信号Sとして制御部212へ入力される。従って、フォトダイオード35〜38は対応しない発光ダイオードからの光(クロストーク光)を受光することがあっても、信号Sはその影響をうけることがない。
制御部212は、1以上の発光部を周期的に発光させ、周期毎に前記1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて原稿サイズを取得する原稿サイズ取得部701と、原稿サイズ取得部701により1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定部703を含む。
なお、発光ダイオード31とフォトダイオード35は位置が入れ替わっていてもよく、同様に、発光ダイオード32〜34とフォトダイオード36〜38はそれぞれ位置が入れ替わっていてもよい。
[第1の実施の形態]
図17を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tthと比較し、経過時間Δt≦閾値tthであるので(つまり、回転速度が閾値以上であるので)、時刻taにおける原稿検知サイズA4を確定原稿サイズとする。仮確定した原稿サイズを取得していないが、利用する必要がないので問題はない。なお、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化する角度に対応する発光素子の高さが、ほぼ原稿サイズを検出することができる最低限の高さ又はそれよりも幾分高い高さとなっている。
図18を参照すると、時刻tcにおいて、検出できた原稿サイズの数が所定数である4に達する。検知できた原稿サイズが全てA4であるので、この時点においてA4を仮確定の原稿サイズとする。時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tthと比較し、経過時間Δt>閾値tthであるので(つまり、回転速度が閾値未満であるので)、仮確定した原稿サイズであるA4を確定原稿サイズとする。
次に図19を参照して、動作の説明をする。
時刻taが到来したならば(ステップS2001でYES)、この時刻において検出している画像サイズを保持する(ステップS2003)。
次に、検出した画像のサイズの数が検出数閾値以上ならば(ステップS2005でYES)、検出したこれらの画像サイズに基づいて仮確定画像サイズを求める(ステップS2007)。例えば、検出した全ての画像サイズが同一であれば、それを仮確定画像サイズとする。また、例えば、1つを除いて検出した全ての画像サイズが同一であれば、同一の画像サイズを仮確定画像サイズとする。
次に、時刻tbが到来していなければ(ステップS2009でNO)、ステップS2001に戻る。
時刻tbが到来したら(ステップS2009でYES)、経過時間Δt(=tb−ta)を算出し(ステップS2011)、これを閾値tthと比較する(ステップS2013)。
経過時間Δtが閾値tth以上であれば、仮確定した画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2015)。
経過時間Δtが閾値tth未満であれば、時刻taで検出した画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2017)。
[第2の実施の形態]
図20を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tth1、tth2(>tth1)と比較し、経過時間Δt<閾値tth1であるので(つまり、回転速度が第1閾値以上であるので)、最初に検出した1つの原稿サイズA4を確定原稿サイズとする。
図21を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tth1、tth2(>tth1)と比較し、閾値tth1<経過時間Δt<閾値tth2であるので(つまり、回転速度が第1閾値未満且つ第2閾値以上であるので)、最初に検出した2つの原稿サイズA4を確定原稿サイズとする。
図22を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tth1、tth2(>tth1)と比較し、閾値tth2<経過時間Δtであるので(つまり、回転速度が第2閾値未満であるので)、最初に検出した3つの原稿サイズA4を確定原稿サイズとする。
次に図23を参照して、動作の説明をする。
時刻tbが到来していなければ(ステップS2021でNO)、ステップS2021に戻る。
時刻tbが到来したら(ステップS2021でYES)、経過時間Δt(=tb−ta)を算出し(ステップS2023)、これを閾値tth2と比較する(ステップS2025)。
経過時間Δtが閾値tth2以上であれば(ステップS2025でYES)、検出したN1個(例えば、N1=3)の画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2027)。
経過時間Δtが閾値tth2未満であり(ステップS2025でNO)、閾値tth1以上であれば(ステップS2029でYES)、検出したN2個(例えば、N2=2)の画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2031)。
経過時間Δtが閾値tth1未満であれば(ステップS2025でNO、ステップS2029でNO)、検出したN3個(例えば、N3=1)の画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2033)。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、第2の実施の形態とほぼ同様であるので、異なった点のみの説明をする。
図24に示すように、ステップS2027、S2031、S2033をそれぞれステップS2027B、S2031B、S2033Bに変更してもよい。S2027B、S2031B、S2033Bにおいては、それぞれ、N1個、N2個、N3個の画像サイズに最後に検出した画像サイズが含まれている場合には、それを除いた画像サイズに基づいて確定画像サイズを求める。
[第4の実施の形態]
図17を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tthと比較し、経過時間Δt≦閾値tthであるので(つまり、回転速度が閾値以上であるので)、時刻taにおける原稿検知サイズA4を確定原稿サイズとする。仮確定した原稿サイズを取得していないが、利用する必要がないので問題はない。なお、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化する角度に対応する発光素子の高さが、ほぼ原稿サイズを検出することができる最低限の高さ又はそれよりも幾分高い高さとなっている。
図25を参照すると、時刻tbにおいて、SPF開閉センサ604が開から閉に変化したならば、プラテンカバー開閉センサが開から閉に変化した時刻taからの経過時間Δt(=tb−ta)を閾値tthと比較し、経過時間Δt>閾値tthであるので(つまり、回転速度が閾値未満であるので)、検出した一部又は全部画像サイズ(但し、最後に検出した画像サイズを除く)に基づいて確定画像サイズを求める。
なお、一部の画像サイズは、前半部に検出した画像サイズであっても、後半部に検出した画像サイズであってもよい。
次に図26を参照して、動作の説明をする。
時刻taが到来したならば(ステップS2041でYES)、この時刻において検出している画像サイズを保持する(ステップS2043)。
次に、時刻tbが到来していなければ(ステップS2045でNO)、ステップS2041に戻る。
時刻tbが到来したら(ステップS2045でYES)、経過時間Δt(=tb−ta)を算出し(ステップS2047)、これを閾値tthと比較する(ステップS2049)。
経過時間Δtが閾値tth以上であれば、検出した一部又は全部画像サイズ(但し、最後に検出した画像サイズを除く)に基づいて確定画像サイズを求める(ステップS2051)。
なお、一部の画像サイズは、前半部に検出した画像サイズであっても、後半部に検出した画像サイズであってもよい。
経過時間Δtが閾値tth未満であれば、時刻taで検出した画像サイズを確定画像サイズとする(ステップS2053)。
[第5の実施の形態]
図27を参照すると、時刻tbが到来していなければ(ステップS2061でNO)、ステップS2061に戻る。
時刻tbが到来したら(ステップS2061でYES)、検出した画像サイズの数Nを調べる(ステップS2065)。
検出した画像サイズの数Nが1であれば、検出した1つの画像サイズを基に確定画像サイズを求める(ステップS2069。
検出した画像サイズの数Nが2以上であれば、検出した2以上の画像サイズのうち、最後に検出した画像サイズを除く画像サイズの一部または全部に基づいて確定画像サイズを求める(ステップS2067)。
[第6の実施の形態]
上記の実施の形態において、経過時間Δt(=tb−ta)が所定の閾値よりも短ければ、エラーメッセージを表示して、原稿読取部による読取りを中止させるようにしてもよい。
なお、上記の原稿サイズ検出装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の原稿サイズ検出装置により行なわれる原稿サイズ検出方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は、原稿サイズを検出するために利用することができる。
41 店頭信号生成器
42 LEDドドライバ
43 セレクタ
44 照光用基板
45 受光用基板
212 制御部
701 原稿サイズ取得部
702 原稿サイズ確定部

Claims (15)

  1. 原稿が載置される透明な原稿載置台に載置された原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出装置であって、
    1以上の発光部を周期的に発光させ、その各々が前記1以上の発光部に対応する1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて周期毎に原稿サイズを取得する原稿サイズ取得手段と、
    前記原稿サイズ取得手段により1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定手段と、
    を備え、
    前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部は少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇し下降することが可能であり、
    前記原稿サイズ確定手段は、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により前記原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  2. 請求項1に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿台を覆うための開閉可能な原稿カバーを更に備え、
    1以上の発光部又は1以上の受光部が備わる機構部が前記原稿カバーと連動することにより、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部は少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において前記原稿カバーの開閉に伴って上昇し下降することが可能であり、
    前記原稿サイズ確定手段は、前記原稿カバーが閉じるのに伴って前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により前記原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  3. 請求項2に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿サイズ確定手段は、
    前記原稿カバーが閉じる速度が閾値以上であれば、前記原稿カバーの所定の部分が所定の検出用位置にあるときに前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定し、
    前記原稿カバーが閉じる速度が閾値未満であれば、前記原稿サイズ取得手段が取得した所定数の原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  4. 請求項3に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記所定の検出用位置とは、前記原稿カバーの所定の部分が前記原稿カバーが閉じた状態におけるその位置から所定の範囲内にある位置であることを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  5. 請求項2に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿サイズ確定手段は、前記原稿サイズ取得手段が原稿サイズの取得を開始してから前記原稿カバーが閉じるまでの間に前記原稿サイズ取得手段が取得した一部または全ての原稿サイズであって、前記原稿カバーの速度に応じた数の原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  6. 請求項5に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿サイズ確定手段は、前記原稿サイズ取得手段が原稿サイズの取得を開始してから前記原稿カバーが閉じるまでの間に前記原稿サイズ取得手段が取得した一部または全ての原稿サイズであって、前記原稿カバーが閉じる直前において前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズを除いた原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  7. 請求項2に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿サイズ確定手段は、
    前記原稿カバーが閉じる速度が閾値以上であれば、前記原稿カバーの所定の部分が所定の検出用位置にあるときに前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定し、
    前記原稿カバーが閉じる速度が閾値未満であれば、前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズであって、最後に検出した原稿サイズを除いた原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  8. 請求項2に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿サイズ確定手段は、
    前記原稿サイズ取得手段が原稿サイズの取得を開始してから前記原稿カバーが閉じるまでの間に前記原稿サイズ取得手段が取得する原稿サイズが前記原稿カバーが閉じる直前において前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズのみであれば、その原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定し、
    前記原稿サイズ取得手段が原稿サイズの取得を開始してから前記原稿カバーが閉じるまでの間に前記原稿サイズ取得手段が取得する原稿サイズが前記原稿カバーが閉じる直前において前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズのみでなければ、前記原稿サイズ取得手段が原稿サイズの取得を開始してから前記原稿カバーが閉じるまでの間に前記原稿サイズ取得手段が取得した一部または全ての原稿サイズであって、前記原稿カバーが閉じる直前において前記原稿サイズ取得手段が取得した原稿サイズを除いた原稿サイズの一部又は全部に基づいて原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  9. 請求項2乃至8の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿カバーが閉じるのに伴って前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度が閾値を超える場合には、エラーメッセージを表示し、前記原稿読取部による読取りを中止させるエラー処理手段を更に備えることを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  10. 請求項2乃至9の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲にあるときに、各発光部又は各受光部とそれに対応する受光部又は発光部との間の光路が前記原稿載置台を貫通するように、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部を備える前記機構部と前記1以上の受光部又は1以上の発光部が配置されていることを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  11. 請求項2乃至10の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置であって、
    前記原稿カバーは、前記原稿載置台の一辺の辺縁部にある回転軸について回転することにより開閉可能となっており、
    前記機構部は、前記原稿載置台の一辺の辺縁部にある回転軸について回転することにより少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇下降が可能となっており、上昇方向に付勢されており、前記原稿カバーにより上昇位置が制限されていることを特徴とする原稿サイズ検出装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置を備えることを特徴とする複合装置。
  14. 原稿が載置される透明な原稿載置台に載置された原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出方法であって、
    1以上の発光部を周期的に発光させ、その各々が前記1以上の発光部に対応する1以上の受光部の各々による受光の有無に基づいて周期毎に原稿サイズを取得する原稿サイズ取得ステップと、
    前記原稿サイズ取得ステップにより1以上の各々の周期において取得された原稿サイズに基づいて原稿サイズを確定する原稿サイズ確定ステップと、
    を有し、
    前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部は少なくとも前記原稿載置台の高さから所定の高さまでの範囲において上昇し下降することが可能であり、
    前記原稿サイズ確定ステップでは、前記1以上の発光部又は前記1以上の受光部が下降する速度に応じて異なる方法により前記原稿サイズを確定することを特徴とする原稿サイズ検出方法。
  15. コンピュータを請求項1乃至11の何れか1項に記載の原稿サイズ検出装置として機能させるための原稿サイズ検出用プログラム。
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