JP2018018164A - 粒子シミュレーションプログラム、粒子シミュレーション方法、及び情報処理装置 - Google Patents

粒子シミュレーションプログラム、粒子シミュレーション方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】粒子シミュレーションにおいて、流入口の圧力上昇を回避する粒子シミュレーションプログラム、粒子シミュレーション方法、及び情報処理装置を提供する。【解決手段】器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションプログラムにおいて、前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、粒子シミュレーションを実行し、前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、粒子シミュレーションプログラム、粒子シミュレーション方法、及び情報処理装置に関する。
近年、水や空気などの流体(連続体ともいう)の運動を粒子法を用いて数値的に計算する様々な流体解析法が提案されている。
粒子法において、流入口の圧力変化を表わす境界粒子の壁面ポテンシャルによって粒子に働く反発力の反作用である金型の内圧と、金型に粒子が射出される圧力である外圧とで算出した境界粒子の位置に基づいて、粒子を生成又は削除する技術等が提案されている。
特開2015−170327号公報 特開2014−081900号公報 特開2002−283001号公報 国際公開第2010−032656号パンフレット
J.J.Monaghan,"Smoothed Particle Hydrodynamics",Annu.Rev.Astron.Astrophys.30:543‐74(1992)
しかしながら、粒子法においては、流速(流入量)一定で流入させることは容易であるが、流入面の圧力値一定による流入条件を設定することは困難である。そのため、容器を満たした流体が底面の口から下部へ流入する現象を表わす粒子シミュレーションにおいて、逆流してきた粒子により、流入口(流入面)付近の圧力が現実より高くなる、といった問題がある。
したがって、1つの側面では、本発明は、粒子シミュレーションにおいて、流入口の圧力上昇を回避することを目的とする。
一態様によれば、器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションプログラムにおいて、前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、粒子シミュレーションを実行し、前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーションプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するための手段として、粒子シミュレーション方法、及び情報処理装置とすることもできる。
粒子シミュレーションにおいて、流入口の圧力上昇を回避できる。
流体が流れ込む計算条件のモデル例を示す図である。 モデル1での粒子生成面の一例を示す図である。 本実施例の仕組みを説明するための図である。 粒子シミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。 粒子シミュレーション装置の第1機能構成を示す図である。 粒子消失面設定部の機能構成例を示す図である。 第1機能構成における粒子シミュレーションのフローチャート図である。 第1機能構成における入力データ取得処理を説明するためのフローチャート図である。 粒子シミュレーション装置の第2機能構成を示す図である。 第2機能構成における入力データ取得処理を説明するためのフローチャート図である。 流入口の形状毎の設定例を示す図である。 マージンの設定例を示す図である。 逆流粒子を消失させない壁面の設定例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、流体解析手法について説明する。流体解析手法として、連続体を粒子(流体粒子ともいう)として離散化しその分布で表現する、Smoothed Particle Hydrodynamics(SPH)法やMoving Particle Semi‐implicitもしくはMoving Particle Simulation(MPS)法が知られている。
これら、粒子分布を用いて解析対象を表現する手法においては、ある粒子から影響半径と呼ばれる距離h以内にある粒子を近傍粒子としてその粒子の情報を用いる。
例として、SPH法における運動方程式の離散化の式を示す。
・・・・(1)
式(1)において、下付き添え字は、各粒子を表わす。r、V、ρ、P、及びmは、それぞれ粒子aの位置ベクトル、速度ベクトル、密度、圧力、及び質量である。Πabは粘性応力テンソルを密度で除算した量である。Wは、カーネル関数で、粒子の分布から連続場を構成するのに用い、以下の3次のスプライン関数等がよく使われる。
・・・・(2)
液体の流入条件を計算に設定する場合、特定箇所において粒子を生成することにより与える。この時、各粒子には特定の速度、圧力、密度、質量等を与えることにより流入条件を付与する。粒子法では、流速(流入量)一定で流入させることは容易であるが、流入面の圧力値一定による流入条件を設定することは困難である。
例えば、図1に示す特定の場所にある器に溜まった流体を型に流し込む等、容器を満たした流体が底面の口から下部へ流入する現象の粒子シミュレーションを行った場合を考える。図1は、流体が流れ込む計算条件のモデル例を示す図である。
図1に示すモデル1は、粒子シミュレーションで解析する領域として、流体で満たされた器2、湯道4、及び型5で示される。器2は、器2内の流体を型5へ流し込む湯道4の流入口3と略同一の形状の開口部を有し、流入口3に接続されている。
このような、上方に溜まった流体を重力6により自由落下させるモデル1を想定して、流速(流入量)一定で粒子を生成する場合を説明する。図2は、モデル1での粒子生成面の一例を示す図である。
図2のように特定箇所(即ち、粒子生成面7)において、器2から落下を開始した流体の底面下部での速度を使って、流速(流入量)一定で粒子を生成することにより計算コストの低減を行うことができる。
この時の流出条件として、流入面での速度を一定に定義すると、粒子生成面近傍の速度が流入速度と同等の場合には問題なく流入させることができる。しかしながら、図2に示すような条件で流入を進めた場合、湯道4に流体が十分詰まったのちには湯道4から流体を生成する面に向かって逆流が発生する。
このような計算においては、流入する粒子と逆流してきた粒子が密になり流入境界付近における圧力が上昇することとなる。速度の一定条件をたもつために逆流してきた流体粒子を押し返すことになり、流入面付近の圧力が現実より高くなり、必要以上に強く押し込まれる挙動を示し、本来再現すべき流体の挙動をうまく再現できない。
流入面での圧力値による流入条件を用いれば回避することは可能と考えられるが、流入面に対する圧力一定の流入条件を用いるためには粒子法における流入面の圧力計算が複雑となり容易ではない。
本実施例では、流体粒子を一定速度にて流入し、流入面に応じた粒子消失境界を設定させることにより、逆流した流体粒子を消失させ、流入面の圧力上昇を回避する。
図3は、本実施例の仕組みを説明するための図である。図3では、本実施例の仕組みを2次元で簡易的に表している。粒子シミュレーションでは、流入口3から所定位置に流体粒子51を生成する粒子生成面7が生成され、流入方向6で流入口3へと射出される。粒子生成面7を生成することで、器2内の粒子シミュレーションを省略できる。
流体粒子51は設定した助走領域8で加速され、略直進して流入口3へと入射する。以下の説明において、粒子シミュレーションにより粒子生成面7で連続して生成された複数の流体粒子51のまとまりを、連続体粒子50で示す。連続体粒子50は、流体をモデル化したものであって、中心座標、速度、影響半径、密度、質量、温度等のデータを有し、流体を表現する。
図3に示す逆流粒子52は、湯道4から逆流してきた流体粒子51を表わす。既存の粒子シミュレーションでは、流体粒子51により、流入口3で形成される流入面付近の圧力が現実より高くなる。
本実施例では、粒子消失面9を逆流粒子52に対して設定することで、逆流粒子52による湯道4の流入口3付近の圧力が現実以上に上昇する現象を改善する。
本実施例に係る粒子シミュレーション装置は、図1に示すようなハードウェア構成を有する。図4は、粒子シミュレーション装置のハードウェア構成を示す図である。図4において、粒子シミュレーション装置100は、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、通信I/F(インターフェース)17と、ドライブ装置18とを有し、バスBに接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従って粒子シミュレーション装置100を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置13には、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13に格納されているプログラムの一部が主記憶装置12にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130は、主記憶装置12及び/又は補助記憶装置13を表わす。
入力装置14は、マウス、キーボード等を有し、ユーザが粒子シミュレーション装置100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置14と表示装置15とは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F17は、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
粒子シミュレーション装置100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によって粒子シミュレーション装置100に提供される。
ドライブ装置18は、ドライブ装置18にセットされた記憶媒体19(例えば、CD−ROM等)と粒子シミュレーション装置100とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体19に、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体19に格納されたプログラムは、ドライブ装置18を介して粒子シミュレーション装置100にインストールされる。インストールされたプログラムは、粒子シミュレーション装置100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体19はCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVD(Digital Versatile Disk)ディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
図5は、粒子シミュレーション装置の第1機能構成を示す図である。図5において、粒子シミュレーション装置100は、主に、入力データ取得部41と、シミュレーション実行部45とを有する。入力データ取得部41と、シミュレーション実行部45とは、粒子シミュレーション装置100にインストールされたプログラムが、粒子シミュレーション装置100のCPU11に実行させる処理により実現される。記憶部130には、モデル1、粒子生成面情報31、助走領域情報32、粒子消失面情報33、入力データ35、粒子データ37等が記憶される。
入力データ取得部41は、シミュレーション実行部45に入力するデータを生成する処理部であり、更に、生成面決定部41aと、助走領域設定部41bと、粒子消失面設定部41cとを有する。
生成面決定部41aは、モデル1で示される流入口3の形状に基づいて、粒子生成面7を決定する。粒子生成面7は、流入口3の真上近傍に、流入口3の流入面に平行して生成される。粒子生成面7を表わす粒子生成面情報31が記憶部130に記憶される。
また、連続体粒子50の生成判定を行うために仮想粒子が粒子生成面7に設定される。仮想粒子は、連続体粒子50と同様な粒子データである。粒子データによって、中心座標、流入速度、粒子の流入面等が示される。
助走領域設定部41bは、粒子生成面7に垂直に影響半径程度の長さの助走領域8を設定する。助走領域8は、粒子生成面7と粒子消失面9との間に形成される。助走領域8を表わす助走領域情報32が記憶部130に記憶される。
粒子消失面設定部41cは、モデル1を参照して、流入口3と流入方向6fとに基づいて、助走領域8から流入口3までの幅を持つ粒子消失面9を流入口3の形状に沿って形成する。粒子消失面9を表わす2次元又は3次元の粒子消失面情報33が記憶部130に記憶される。
粒子消失面9で囲まれた内側を流体粒子51が流入口3へと流れる。粒子消失面9の形状は、流入口3の形状に一致させても良いし、流入口3に対して外側にマージンを持たせて広くしてもよい。粒子消失面9で形成される管状の断面のサイズを、流入口3のサイズより広くしてもよい。
入力データ取得部41は、得られた情報等からシミュレーション実行部45への入力データ35を作成する。入力データ35は、連続体粒子50、仮想粒子、助走領域8、粒子消失面9等の情報を含む。
シミュレーション実行部45は、入力データ35を読み込んで、粒子シミュレーションを実行する処理部であり、更に、粒子生成部45aと、流速設定部45bと、運動解析部45cと、物理量取得部45dと、粒子削除部45eとを有する。
粒子生成部45aは、型5へ流入する流体粒子51の生成判定及び生成を行う。流速設定部45bは、流体粒子51の流速を設定する。運動解析部45cは、連続体粒子50に設定された物理モデルに従って、連続体粒子50の運動を解く。物理量取得部45dは、連続体粒子50の物理量を求める。粒子削除部45eは、粒子データ37の物理モデル等の情報を参照して、粒粒子消失面9の近傍の逆流粒子52の消失判定及び削除を行う。
シミュレーション実行部45による粒子シミュレーションの実行により、粒子データ37が時間経過毎に更新される。粒子データ37は、連続体粒子50における各流体粒子51の物理モデル、物理量等の情報を示す。
図6は、粒子消失面設定部の機能構成例を示す図である。図6において、粒子消失面設定部41cは、粒子消失面9の設定を行う処理部であり、消失面形成部42aと、マージン設定部42bと、消失領域設定部42cと、面配置部42dとを有する。マージン設定部42bと、消失領域設定部42cは、省略してもよい。
消失面形成部42aは、モデル1を参照して、流入口3と流入方向6fとに基づいて、助走領域8から流入口3までの幅を持つ粒子消失面9を流入口3の形状に沿って粒子消失面9を形成する。
マージン設定部42bは、流入口3から外側へ粒子消失面9による管状の断面を広げるマージンを設定する。マージンの設定は任意であるが、マージンの大きさの一例として、流体粒子51(逆流粒子52)の直径以下等が設定されてもよい。又は、ユーザによって適宜設定されてもよい。
消失領域設定部42cは、消失面形成部42aが生成した粒子消失面9のうち、一部領域を逆流粒子52を消失させる領域又は消失させない領域として設定する。粒子消失面9が直方体の4側面で表わされる場合、4側面のうち1以上の側面を指定して消失領域としてもよい。粒子消失面9が円柱の側面で表される場合、円の中心からの方向と幅を指定して消失領域としてもよい。粒子消失面9の一部領域は、ユーザによって適宜設定されてもよい。粒子消失面9における消失領域以外には壁面を設定してもよい。
面配置部42dは、粒子消失面9を流入口3に合わせて配置させる。粒子消失面設定部41cにより、粒子消失面情報33が出力される。粒子消失面情報33によって、少なくとも消失面形状及び流入方向6fの幅が指定され、必要に応じてマージン値、消失領域又は壁面等を指定する面指定情報が示される。
消失面形状が直方体を表わす場合には、消失領域又は壁面の指定の代わりに、簡潔に、面方向が指定されてもよい。流入口3から流入方向6fの上流側に向かって、粒子消失面9の上に助走領域8が設定され、更に助走領域8の上面に粒子生成面7が設定される。
次に、粒子シミュレーション装置100が行う処理について説明する。図7は、第1機能構成における粒子シミュレーションのフローチャート図である。図7を参照すると、粒子シミュレーション装置100において、入力データ取得部41が、シミュレーション実行部45への入力データ35を取得すると(ステップS71)、シミュレーション実行部45が入力データ35を読み込んで、粒子シミュレーションを開始する。入力データ取得部41による入力データ取得処理は、図8で説明される。
シミュレーション実行部45において、粒子生成部45aは、流入粒子(粒子生成面7の流体粒子51)の生成判定を行い、生成判定結果に基づいて流入粒子を生成する(ステップS72)。粒子生成部45aは、入力データ35から仮想粒子の情報を参照して、流入速度、流入面積、及び流体を前回生成してからの経過時間の積が一定値を超えた場合、その仮想粒子上に流入粒子を生成する。即ち、粒子生成面7において、流体粒子51が生成される。
次に、流速設定部45bが、生成された流体粒子51の流速を設定する(ステップS73)。流速設定部45bは、生成した流体粒子51に一定速度を与えてもよいが、粒子法での近傍計算を正確に行うために、影響半径程度の長さで設定された助走領域8内の流体粒子51を流入速度と同じ速度に設定してもよい。
そして、運動解析部45cが、粒子データ37の物理モデルに従って、連続体粒子50の運動を解く(ステップS74)。例えば、流体をモデル化した連続体粒子50に対しては、ナヴィエ・ストークス方程式を解いて、加速度を求める。
次に、物理量取得部45dは、運動解析部45cによって求められた加速度を含む時間微分項を用いて連続体粒子50の物理量を時間積分し、時刻を1ステップ分の所定時間幅分進める(ステップS75)。ステップS74及びステップS75での結果を用いて、粒子データ37が更新される。
そして、粒子削除部45eは、入力データ35で示される粒子消失面9による粒子消失判定を行い、粒子消失判定結果に基づいて逆流粒子52を削除する(ステップS76)。粒子消失面9を超えた外側に位置する粒子を逆流粒子52と判断して削除する。流入方向6f(又は重力6)とは逆流する速度を示すことを、逆流粒子52と判断することの要件として追加しても良い。
1ステップ分の時間発展計算の終了に応じて、シミュレーション実行部45は、粒子データ37に基づく計算結果を出力し(ステップS77)、予め定めたステップ分の処理を終了したか否かを判定する(ステップS78)。
未だ終了していない場合(ステップS78のNO)、シミュレーション実行部45は、ステップS72へと戻り、上述した同様の処理を繰り返す。一方、終了している場合(ステップS78のYES)、シミュレーション実行部45は、粒子シミュレーションを終了する。
次に、入力データ取得部41による入力データ取得処理について説明する。図8は、第1機能構成における入力データ取得処理を説明するためのフローチャート図である。図8中、破線で示されるステップS85及びS86いずれか1つまたは両方の処理を省略してもよい。
入力データ取得部41において、生成面決定部41aは、モデル1に基づいて型5の流入口3の位置及び形状を取得し(ステップS81)、流入口3の位置より上流側の近傍に流入口3と同様の形状を持つ粒子生成面7を生成して設定する(ステップS82)。連続体粒子50の生成判定を行うために仮想粒子が粒子生成面7に設定され、粒子生成面7を表わす粒子生成面情報31が記憶部130に記憶される。
助走領域設定部41bは、粒子生成面7の位置から流入口3に向けて、粒子生成面7に垂直に影響半径程度の長さの助走領域8を設定する(ステップS83)。助走領域8の底面は、粒子生成面7と同一形状を有する。助走領域8を表わす助走領域情報32が記憶部130に記憶される。
ステップS84〜S87は、粒子消失面設定部41cによって行われる処理である。先ず、粒子消失面設定部41cにおいて、消失面形成部42aは、粒子生成面7の形状に対応させて、流入方向6fに沿って助走領域8の底面に垂直な所定幅の粒子消失面9を生成する(ステップS84)。粒子消失面9による管状の断面の形状を示す消失面形状と、粒子消失面9の幅とが粒子消失面情報33に設定される。
マージン設定部42bは、粒子消失面9による管状の断面のサイズを流入口3より広くするマージンを設定する(ステップS85)。粒子消失面情報33にマージン値が追加される。
消失領域設定部42cは、粒子消失面9において、逆流粒子52を削除する消失領域又は逆流粒子52を削除しない壁面を設定する(ステップS86)。消失領域又は壁面を指定する面指定情報が粒子消失面情報33に追加される。粒子消失面9の形状によっては、粒子消失面情報33に、消失領域又は壁面に相当する面方向が指定されてもよい。
そして、面配置部42dは、モデル1に対して、粒子消失面情報33に基づいて、粒子消失面9を流入口3の位置に配置する(ステップS87)。粒子消失面9は、助走領域8と流入口3との間に配置される。その後、入力データ取得部41による入力データ取得処理は終了する。
上述した第1機能構成では、流入口3の位置及び形状に対応させて、粒子生成面7、助走領域8、そして粒子消失面9の順に形成している。次に、流入口3から流入面に垂直に粒子消失面9を生成した後、粒子生成面7を設定し、助走領域8を設定する第2機能構成について説明する。
図9は、粒子シミュレーション装置の第2機能構成を示す図である。図9において、粒子シミュレーション装置100−2は、主に、入力データ取得部43と、シミュレーション実行部45とを有する。入力データ取得部43と、シミュレーション実行部45とは、粒子シミュレーション装置100にインストールされたプログラムが、粒子シミュレーション装置100のCPU11に実行させる処理により実現される。シミュレーション実行部45は、第1機能構成と同様であるためその説明を省略する。
第1機能構成と同様に、記憶部130には、モデル1、粒子生成面情報31、助走領域情報32、粒子消失面情報33、入力データ35、粒子データ37等が記憶される。
入力データ取得部43は、第1機能構成と同様に、シミュレーション実行部45に入力するデータを生成する処理部であるが、後述するフローチャートで示されるように処理の手順が第1機能構成と異なっている。第2機能構成において、入力データ取得部43は、粒子消失面設定部43aと、生成面決定部43bと、助走領域設定部43cとを有する。
粒子消失面設定部43aは、モデル1を参照して、流入口3と流入方向6fとに基づいて、流入口3から流入面に垂直に所定幅を持つ粒子消失面9を流入口3の形状に沿って、形成する。粒子消失面9を表わす2次元又は3次元の粒子消失面情報33が記憶部130に記憶される。
生成面決定部43bは、モデル1で示される流入口3の形状(流入面)に基づいて、粒子生成面7を決定する。粒子生成面7は、流入口3の真上近傍に、粒子消失面9から助走領域8の高さ位置に流入口3の流入面に平行して生成される。粒子生成面7を表わす粒子生成面情報31が記憶部130に記憶される。助走領域8の高さは、影響半径程度の長さに相当する。仮想粒子の設定は、第2機能構成と同様であり、その説明を省略する。
助走領域設定部43cは、粒子生成面7に垂直に影響半径程度の長さの助走領域8を設定する。助走領域8は、粒子生成面7と粒子消失面9との間に形成される。助走領域8を表わす助走領域情報32が記憶部130に記憶される。
入力データ取得部43は、粒子消失面設定部43aと、生成面決定部43bと、助走領域設定部43cとによって入力データ35を取得する。シミュレーション実行部45は、粒子シミュレーションの時に、入力データ35を読み込む。シミュレーション実行部45によって行われる粒子シミュレーションの機能構成及び処理フローは、第1実施例と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、粒子消失面設定部43aの機能構成は、図6と同様に、消失面形成部42aと、マージン設定部42bと、消失領域設定部42cと、面配置部42dとを有するためその説明を省略する。
図9に示す入力データ取得部43の機能構成による入力データ取得処理を説明する。図10は、第2機能構成における入力データ取得処理を説明するためのフローチャート図である。図10中、破線で示されるステップS93及びS94いずれか1つまたは両方の処理を省略してもよい。
図10において、ステップS91〜S95は、粒子消失面設定部43aによって行われる処理である。
粒子消失面設定部43aは、モデル1に基づいて型5の流入口3の位置及び形状を取得し(ステップS91)、流入口3から流入方向6fに平行な所定幅の粒子消失面9を生成する(ステップS92)。粒子消失面9は、粒子生成面7を流入口3の近傍に設定する範囲内で生成される。粒子消失面9による管状の断面の形状を示す消失面形状と、粒子消失面9の幅とが粒子消失面情報33に設定される。
マージン設定部42bは、粒子消失面9による管状の断面のサイズを流入口3より広くするマージンを設定する(ステップS93)。粒子消失面情報33にマージン値が追加される。
消失領域設定部42cは、粒子消失面9において、逆流粒子52を削除する消失領域又は逆流粒子52を削除しない壁面を設定する(ステップS94)。消失領域又は壁面を指定する面指定情報が粒子消失面情報33に追加される。粒子消失面9の形状によっては、粒子消失面情報33に、消失領域又は壁面に相当する面方向が指定されてもよい。
そして、面配置部42dは、モデル1に対して、粒子消失面情報33に基づいて、粒子消失面9を流入口3の位置に配置する(ステップS95)。
次に、生成面決定部43bは、型5の流入口3の位置及び形状に基づいて、流入口3に設定された粒子消失面9より上流の位置に、流入口3と同様の形状を持つ粒子生成面7を生成して設定する(ステップS96)。流入口3の近傍に粒子生成面7が設定される。連続体粒子50の生成判定を行うために仮想粒子が粒子生成面7に設定され、粒子生成面7を表わす粒子生成面情報31が記憶部130に記憶される。
更に、助走領域設定部34cは、粒子生成面7の位置から流入口3に向けて、粒子生成面7に垂直に影響半径程度の長さの助走領域8を設定する(ステップS83)。助走領域8の底面は、粒子生成面7と同一形状を有する。助走領域8を表わす助走領域情報32が記憶部130に記憶される。その後、入力データ取得部43による入力データ取得処理は終了する。
次に、流入口3の形状に応じた粒子生成面7、助走領域8、及び粒子消失面9等の設定例を示す。以下に説明する図11から図13の設定例は、第1機能構成及び第2機能構成に共通する。
図11は、流入口の形状毎の設定例を示す図である。図11(A)では、流入口3が円形の場合の設定例を示している。
流入口3に対して、流入方向6fの上流側に流入口3と同様の円形の粒子生成面7が設定され、粒子生成面7を上面とする円柱状の助走領域8が設定され、助走領域8の底面から入流口3まで粒子消失面9が設定される。
図11(B)は、流入口3が四角形の場合の設定例を示している。流入口3に対して、流入方向6fの上流側に流入口3と同様の四角形の粒子生成面7が設定され、粒子生成面7を上面とする四角柱状の助走領域8が設定され、助走領域8の底面から入流口3まで粒子消失面9が設定される。
図12は、マージンの設定例を示す図である。図12(A)では、円形の流入口3に対して外側にマージン9jを設定した例を示している。図12(B)は、四角形の流入口3に対して外側にマージン9jを設定した例を示している。粒子消失面9による管状の断面は、粒子生成面7、助走領域8、及び流入口3の形状より外側にマージン9j分広げた断面を有する。
図13は、逆流粒子を消失させない壁面の設定例を示す図である。図13(A)では、円形の流入口3の場合の設定例を示している。円形の流入面の中心に対して角度θを指定した例を示している。角度θは、90°単位で、90°、180°、270°等の幅を簡易的に設定できるようにしてもよい。また、90°〜180°の幅で壁面9wの領域を設定してもよい。
図13(B)では、四角形の流入口3の場合の設定例を示している。この設定は、粒子消失面9の4面のうち逆流粒子52を消失させない1面を指定した例である。2面又は3面を指定してもよい。
上述したように、本実施例により、流入口3の近傍で、粒子生成面7で生成した粒子(流体粒子51)と、逆流したきた逆流粒子52とが密集するこで、流入口3の圧力が現実より高くなる現象を改善することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、主々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションプログラムにおいて、
前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、
前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、
粒子シミュレーションを実行し、
前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する
処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーションプログラム。
(付記2)
前記コンピュータに、
流入方向とは逆流する速度を示す粒子が前記粒子消失面を超えた場合、該粒子を削除する
処理を行わせることを特徴とする付記1記載の粒子シミュレーションプログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
形成した前記粒子消失面の断面の大きさを前記流入口の外側へ広げるマージンを設定し、
前記断面を前記流入口の外側へ設定した前記マージン分拡張させて、前記粒子消失面を前記流入口に配置する
処理を行わせることを特徴とする付記1記載の粒子シミュレーションプログラム。
(付記4)
前記コンピュータに、
形成した前記粒子消失面に、前記粒子の削除を抑止する一部領域を設定させる
処理を行わせることを特徴とする付記1記載の粒子シミュレーションプログラム。
(付記5)
前記コンピュータに、
前記粒子生成面と前記粒子消失面の間に該粒子生成面で生成された前記粒子を加速させる助走領域を形成する
処理を行わせることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項記載の粒子シミュレーションプログラム。
(付記6)
器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーション方法において、
前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、
前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、
粒子シミュレーションを実行し、
前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する
処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーション方法。
(付記7)
器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションを行う情報処理装置であって、
前記流入口の近傍に粒子生成面を形成する生成面決定部と、
前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成する粒子消失面設定部と、
粒子シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する粒子削除部と
を有する情報処理装置。
(付記8)
器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションプログラムにおいて、
前記流入口に前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、
前記粒子の流入方向に対して、前記粒子消失面より上流側に、粒子生成面を形成し、
粒子シミュレーションを実行し、
前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する
処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーションプログラム。
1 モデル
2 器、 3 流入口
4 湯道、 5 型
6 重力、 6f 流入方向
7 粒子生成面、 8 助走領域
9 粒子消失面
11 CPU、 12 主記憶装置
13 補助記憶装置、 14 入力装置
15 表示装置、 17 通信I/F
18 ドライブ装置、 19 記憶媒体
31 粒子生成面情報、 32 助走領域情報
33 粒子消失面情報、 35 入力データ
37 粒子データ
41、43 入力データ取得部、 41a、43b 生成面決定部
41b、43c 助走領域設定部、 41c、43a 粒子消失面設定部
42a 消失面形成部、 42b マージン設定部
42c 消失領域設定部、 42d 面配置部
50 連続体粒子、 51 流体粒子
52 逆流粒子

Claims (6)

  1. 器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションプログラムにおいて、
    前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、
    前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、
    粒子シミュレーションを実行し、
    前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する
    処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーションプログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    流入方向とは逆流する速度を示す粒子が前記粒子消失面を超えた場合、該粒子を削除する
    処理を行わせることを特徴とする請求項1記載の粒子シミュレーションプログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    形成した前記粒子消失面の断面の大きさを前記流入口の外側へ広げるマージンを設定し、
    前記断面を前記流入口の外側へ設定した前記マージン分拡張させて、前記粒子消失面を前記流入口に配置する
    処理を行わせることを特徴とする請求項1記載の粒子シミュレーションプログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    形成した前記粒子消失面に、前記粒子の削除を抑止する一部領域を設定させる
    処理を行わせることを特徴とする請求項1記載の粒子シミュレーションプログラム。
  5. 器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーション方法において、
    前記流入口の近傍に粒子生成面を形成し、
    前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成し、
    粒子シミュレーションを実行し、
    前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する
    処理をコンピュータに行わせる粒子シミュレーション方法。
  6. 器に溜めた流体の粒子を該器の流入口から流出させる粒子シミュレーションを行う情報処理装置であって、
    前記流入口の近傍に粒子生成面を形成する生成面決定部と、
    前記粒子生成面に応じて、前記粒子を削除する境界を表わす粒子消失面を形成する粒子消失面設定部と、
    粒子シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
    前記粒子生成面から定期的に前記粒子を生成し、前記粒子消失面から外部へ出た粒子を消去する粒子削除部と
    を有する情報処理装置。
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