JP2018017542A - 地点案内システム、地点案内端末および地点案内プログラム - Google Patents

地点案内システム、地点案内端末および地点案内プログラム Download PDF

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昌俊 ▲高▼原
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Abstract

【課題】利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高める技術を提供する。【解決手段】端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する訪問地点取得部21aと、前記移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の前記端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない前記訪問地点を案内地点として取得せず、前記案内対象者によって訪問されていない前記訪問地点と、同一の前記端末の利用者によって既定回数以上訪問された前記訪問地点と、を前記案内地点として取得する案内地点取得部21bと、前記案内地点を前記案内対象者に対して案内させる案内制御部21cと、を備える地点案内システム10を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、案内地点に関する案内を行う地点案内システム、地点案内端末および地点案内プログラムに関する。
従来、目的地の提案を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、不特定多数のユーザが実際に訪れた目的地の設定回数を参考にしてユーザが目的地を設定することができる技術が開示されている。
特開2008−151531号公報
従来、個別の利用者にとって訪問価値がある地点を案内することが困難であった。すなわち、上述の従来技術においては、利用者が実際に訪問したか否かにかかわらず、目的地の設定回数に応じて目的地とされた地点のランキングを決定して表示する。しかし、当該利用者が表示された目的地を訪問済みである場合、当該利用者にとってその目的地は訪問価値がない可能性がある。一方、当該目的地に存在する施設が変更された場合や、当該目的地に繰り返し利用する価値がある施設が存在する場合等においては、当該目的地は再訪の価値がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高める技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、地点案内システムは、端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する訪問地点取得部と、移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない訪問地点を案内地点として取得せず、案内対象者によって訪問されていない訪問地点と、同一の端末の利用者によって既定回数以上訪問された訪問地点と、を案内地点として取得する案内地点取得部と、案内地点を案内対象者に対して案内させる案内制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、地点案内プログラムは、コンピュータを、端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する訪問地点取得部、移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない訪問地点を案内地点として取得せず、案内対象者によって訪問されていない訪問地点と、同一の端末の利用者によって既定回数以上訪問された訪問地点と、を案内地点として取得する案内地点取得部、案内地点を案内対象者に対して案内させる案内制御部、として機能させる。
すなわち、地点案内システム、プログラムでは、案内対象者によって既に訪問された訪問地点は、当該案内対象者にとって訪問価値が低いと推定する。ただし、当該訪問地点が再訪価値のある地点であれば、訪問価値が低いとの推定は誤りである。そこで、地点案内システム、プログラムでは、同一の利用者によって再訪された実績があるか否かを、同一端末の利用者による訪問回数に基づいて特定する。
具体的には、地点案内システム、プログラムは、同一の利用者によって再訪された実績が基準回数より少ない地点は訪問価値が少ないと推定し、案内地点としない。一方、同一の利用者によって再訪された実績が既定回数以上である地点は訪問価値が高いと推定し、案内地点とする。このようにして決められた案内地点が案内対象者に対して案内されることにより、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
地点案内システムのブロック図である。 地点案内処理を示すフローチャートである。 案内地点取得処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)地点案内システムの構成:
(2)地点案内処理:
(2−1)案内地点取得処理:
(3)他の実施形態:
(1)地点案内システムの構成:
図1は、本発明にかかる地点案内システム10の構成を示すブロック図である。地点案内システム10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20、記録媒体30、通信部41を備えており、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして地点案内プログラム21を実行可能である。通信部41は、ナビゲーションシステム50と通信を行う回路を備えており、制御部20は、地点案内プログラム21の処理によってナビゲーションシステム50と通信を行うことが可能である。
本実施形態において、制御部20は、ナビゲーションシステム50が送信した情報に基づいて案内地点を取得し、取得した案内地点をナビゲーションシステム50に送信することができる。ナビゲーションシステム50が当該案内地点を取得すると、図示しないディスプレイ等の案内部によって当該案内地点をナビゲーションシステム50の利用者(案内対象者)に案内する。従って、本実施形態においてはナビゲーションシステム50が地点案内端末に相当する。
ナビゲーションシステム50は、図示しない制御部によってナビゲーションプログラムを実行可能であり、ナビゲーションシステム50はナビゲーションプログラムの処理により、現在地からナビゲーションシステム50の利用者が指示した目的地への経路を探索し、探索された経路を案内することができる。ナビゲーションシステム50の制御部は、当該プログラムによって移動履歴送信部50aと案内地点受信部50bと案内部50cを実行する。また、ナビゲーションシステム50は、ディスプレイ等の出力部およびタッチセンサー等の入力部を含むユーザI/F部50dを備えている。
移動履歴送信部50aは、現在地の移動履歴を取得し、外部の地点案内システムに送信する機能を制御部に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、ナビゲーションシステム50は、図示しないGPS受信部、車速センサ、ジャイロセンサ等を備えており、これらの装置を利用してナビゲーションシステム50の現在地を特定することができる。ナビゲーションシステム50の制御部は、ナビゲーションシステム50が移動する過程において当該現在地の移動履歴を取得し、予め決められたトリガに応じて当該移動履歴を地点案内システム10に送信することができる。
なお、本実施形態において、当該移動履歴には、移動履歴を構成する位置毎に日時が対応づけられた情報と、ナビゲーションシステム50のIDとが含まれている。ナビゲーションシステム50のIDは、地点案内システム10においてナビゲーションシステム50の利用者を区別するために利用される。
また、ナビゲーションシステム50の利用者は、現在地の次に訪問することが推奨される目的地の候補を案内地点としてユーザI/F部50dのディスプレイに表示させることができる。案内地点受信部50bは、当該案内地点を地点案内システム10から取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、ナビゲーションシステム50の利用者が図示しないユーザI/F部50dの入力部を操作して目的地の提案を指示すると、制御部は案内地点受信部50bの処理により、案内地点の送信要求を地点案内システム10に対して送信する。地点案内システム10は、当該送信要求に応じて案内地点を特定し、ナビゲーションシステム50に対して返信する。この結果、ナビゲーションシステム50の制御部は、現在地の次に訪問することが推奨される案内地点を取得する。
案内部50cは、案内地点を案内する機能を制御部に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部は、案内部50cの処理により、ユーザI/F部50dのディスプレイに対して制御信号を出力し、案内地点を目的地の候補として表示させる。この結果、案内対象者の現在地の次の訪問地点として推奨される地点が案内される。ナビゲーションシステム50の利用者が、当該推奨される地点または自ら選んだ地点を目的地として指定すると、制御部は、図示しない地図情報を参照し、当該目的地への経路を探索する。
地点案内システム10は、案内地点の送信を行うための構成を備えており、記録媒体30には、予め地図情報30aが記録されている。また、地点案内システム10の運用過程で移動履歴情報30bと施設情報30cとが記録される。地図情報30aは、現在地の特定等に利用される情報であり、道路上に設定されたノードの位置等を示すノードデータ,ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点データ,ノード同士の連結を示すリンクデータ,道路やその周辺に存在する施設の位置、属性および利用制限等を示す情報等が含まれている。
施設情報30cは、地図情報30aに含まれる施設の詳細を示す情報であり、本実施形態においては、施設の属性(店舗、公園、アミューズメント施設等)と、施設で開催されるイベントの期間および属性と、施設が変化した場合の変化の内容(改修、増築等)および変化した時期とを示す情報が含まれている。制御部20は、予め決められたトリガ(例えば、一定期間毎のトリガ等)に応じて、施設情報30cを更新する。施設情報30cの更新は、種々の手法で行われて良い。例えば、別の装置や管理者等が収集した施設情報によって記録媒体30の施設情報30cが更新されても良いし、インターネットを利用して制御部20が各施設に関連するウェブサイトを監視し、更新された情報を収集することによって施設情報30cを更新しても良い。
移動履歴情報30bは、端末の移動履歴を示す情報であり、本実施形態においては、地点案内システム10と協働し得る複数のナビゲーションシステム50が端末となる。すなわち、移動履歴情報30bは、通信部41を介してナビゲーションシステム50から送信された移動履歴を取得し、移動履歴情報30bとして記録媒体30に記録する。なお、ナビゲーションシステム50から送信される移動履歴には、日時とナビゲーションシステム50の位置とが対応づけられた情報およびナビゲーションシステム50のIDが含まれているため、制御部20は、ナビゲーションシステム50のID毎に移動履歴情報30bを記録媒体30に記録する。すなわち、制御部20は、ナビゲーションシステム50の利用者毎の移動履歴が特定できる状態で移動履歴情報30bを管理する。
地点案内プログラム21は、案内地点を案内する処理を実行するために、訪問地点取得部21aと案内地点取得部21bと案内制御部21cとを備えている。訪問地点取得部21aは、端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、ナビゲーションシステム50においては、ナビゲーションシステム50の利用者が移動する場合の位置の履歴をナビゲーションシステム50の現在地の移動履歴として取得し、予め決められたトリガに応じて地点案内システム10に送信する。
そこで、制御部20は、訪問地点取得部21aの処理により、通信部41を介して移動履歴を取得し、移動履歴情報30bとして記録媒体30に記録する。この結果、複数存在し得るナビゲーションシステム50のそれぞれが送信した移動履歴が移動履歴情報30bとして記録媒体30に記録される。移動履歴情報30bが記録媒体30に記録されている状態において制御部20は、移動履歴情報30bを参照し、移動履歴における移動の終了地点(位置が既定期間以上変化しなかった地点やナビゲーションシステム50がオフにされた地点等)を特定し、訪問地点として取得する(メモリに保存する)。
案内地点取得部21bは、移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない訪問地点を案内地点として取得せず、案内対象者によって訪問されていない訪問地点と、同一の端末の利用者によって既定回数以上訪問された訪問地点と、を案内地点として取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。
本実施形態においては、ナビゲーションシステム50の利用者がユーザI/F部50dを操作して目的地の提案を指示すると、ナビゲーションシステム50から案内地点の送信要求が送信される。当該送信要求にはナビゲーションシステム50のIDおよびナビゲーションシステム50の現在地が含まれており、通信部41を介して制御部20が案内地点の送信要求を受け付けると、制御部20は、当該ナビゲーションシステム50のIDが利用者を示していると見なす。すなわち、制御部20は、送信要求に含まれるIDで特定されるナビゲーションシステム50の利用者が案内対象者であると見なす。
さらに、本実施形態において制御部20は、移動履歴情報30bを参照して訪問地点が訪問された順序を取得し、当該順序に基づいて案内対象者の現在地の次に訪問された訪問地点を取得する。また、制御部20は、案内対象者の現在地の次に訪問されていない訪問地点をメモリから削除する。この結果、本実施形態においては、案内対象者の現在地の次に訪問された履歴のない地点は訪問地点とされないことになる。本実施形態においては、このように訪問地点を限定することにより、過度に多数の地点が訪問地点となる可能性が低減され、利用者にとって有意な提案が行われる可能性が高くなるように構成されている。
訪問地点を再訪する価値があるか否かは個別の案内対象者毎に異なるため、次に、制御部20は、移動履歴情報30bの中から案内対象者の移動履歴を参照する。そして、制御部20は、訪問地点取得部21aの処理によって取得された訪問地点が案内対象者の移動履歴に含まれるか否かを判定する。案内対象者の移動履歴に含まれない訪問地点が存在した場合、当該訪問地点を案内対象者によって訪問されていない訪問地点と見なし、案内地点として取得する。
さらに、制御部20は、案内対象者の移動履歴に含まれる訪問地点が存在した場合(すなわち、案内対象者によって訪問された訪問地点が存在する場合)、当該訪問地点が再訪の価値がある地点(施設)であるか否かを判定する。具体的には、制御部20は、同一のナビゲーションシステム50を利用する利用者であって、案内対象者以外の利用者によって訪問地点が再訪されている場合、当該訪問地点に再訪の価値があると推定する。このために、本実施形態においては、訪問地点に再訪の価値がなく、案内地点とする必要性が低いか否かを判定するための回数が基準回数として定義されている。そこで、制御部20は、案内対象者のナビゲーションシステム50のIDと異なるIDであって、同一のIDのナビゲーションシステム50から送信された移動履歴を参照し、訪問回数が基準回数未満の訪問地点が存在する場合、当該訪問地点を案内地点として取得しない。
さらに、本実施形態においては、訪問地点に再訪の価値があり、案内地点とすることが有用であるか否かを判定するための評価指標が既定回数として定義されている。なお、既定回数は基準回数より大きい値である。制御部20は、案内対象者のナビゲーションシステム50のIDと異なるIDであって、同一のIDのナビゲーションシステム50から送信された移動履歴を参照し、訪問回数が既定回数以上の訪問地点が存在する場合、当該訪問地点を案内地点として取得する。なお、基準回数および既定回数は、同一の利用者が再訪している実績があるか否かを判定するための2以上の整数であり、予め決められている。
案内制御部21cは、案内地点を案内対象者に対して案内させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、制御部20は、案内地点をナビゲーションシステム50に対して返信することにより、ナビゲーションシステム50のユーザI/F部50dのディスプレイに案内地点を表示させる。このために、制御部20は、通信部41を介して案内地点の送信要求を出力したナビゲーションシステム50に対して、当該案内地点を送信する。
ナビゲーションシステム50が案内地点を受信すると、ナビゲーションシステム50は、案内部50cの処理によってユーザI/F部50dのディスプレイを制御し、案内地点を目的地の候補として表示させる。この結果、案内地点の案内を受けた案内対象者は、表示された目的地の候補または自ら選んだ地点を目的地として指定する。この結果、ナビゲーションシステム50においては現在地から目的地までの経路が探索され、経路案内が開始される。
以上の構成によれば、案内対象者によって訪問されていない地点は案内地点とならない。従って、案内対象者にとって訪問価値が低い地点が案内される構成を低減することができる。さらに、案内対象者によって既に訪問された訪問地点は、当該訪問地点に再訪価値がなければ当該案内対象者にとって訪問価値が低いと推定され、案内地点として案内されない。一方、訪問地点に再訪価値があれば案内地点として案内される。この結果、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
(2)地点案内処理:
次に、制御部20が実行する地点案内処理を説明する。地点案内処理は、制御部20が、通信部41を介してナビゲーションシステム50から案内地点の送信要求を受信した場合に実行される。地点案内処理が開始されると、制御部20は、訪問地点取得部21aの処理により、ナビゲーションシステム50の現在地を取得する(ステップS100)。すなわち、ナビゲーションシステム50が出力する送信要求には、当該ナビゲーションシステム50の現在地が含まれているため、制御部20は、送信要求に基づいてナビゲーションシステム50の現在地を取得する。
次に、制御部20は、現在地がナビゲーションシステム50の利用者の生活圏内であるか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、送信要求に含まれているナビゲーションシステム50のIDを特定し、当該IDに基づいて当該ナビゲーションシステム50が送信した移動履歴情報30bを特定する。そして、制御部20は、特定された移動履歴情報30bに基づいて、ナビゲーションシステム50の位置が存在する確率が相対的に高い領域を生活圏と見なし、現在地が生活圏内であるか否かを判定する。
ステップS105において、現在地がナビゲーションシステム50の利用者の生活圏内であると判定された場合、目的地の候補を提案する必要性が低いため、制御部20は、地点案内処理を終了する。この場合、制御部20は、通信部41を介して送信要求に対して案内地点が存在しない旨の返信を行う。この場合、ナビゲーションシステム50において案内地点は案内されず、案内対象者は、例えば、自ら目的地を選択する。
一方、ステップS105において、現在地がナビゲーションシステム50の利用者の生活圏内であると判定されない場合、ナビゲーションシステム50の利用者がよく知らない領域に出かけていると推定される。そこで、制御部20は、当該利用者を案内対象者と見なしてステップS110以降の処理を実行する。
次に、制御部20は、訪問地点取得部21aおよび案内地点取得部21bの処理により、訪問地点を取得する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、訪問地点取得部21aの処理により、訪問地点取得部21aの処理により、移動履歴情報30bを参照し、位置が既定期間以上変化しなかった地点を訪問地点として取得し、メモリに記録する。さらに、制御部20は、案内地点取得部21bの処理により、移動履歴情報30bを参照して訪問地点が訪問された順序を取得する。さらに、制御部20は、メモリに記録された訪問地点の中でステップS100において取得された現在地の次に訪問された地点を特定する。そして、制御部20は、現在地の次に訪問された地点をメモリに残し、他の訪問地点をメモリから削除する。
次に、制御部20は、メモリに記録された訪問地点の中の1個を判定対象としたループ処理をステップS115〜S130にて実行する。この際、制御部20は、ステップS110にて取得され、当該ループ処理における判定対象となっていない訪問地点の中の1個を判定対象とし、全ての訪問地点についての判定が終了するまでループ処理を繰り返す。具体的には、制御部20は、案内地点取得部21bの処理により、判定対象の訪問地点が、案内対象者によって訪問済みであるか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、移動履歴情報30bの中から案内対象者の移動履歴を参照する。
そして、制御部20は、判定対象の訪問地点が、案内対象者の移動履歴に訪問地点として含まれるか否かを判定する。判定対象の訪問地点が案内対象者の移動履歴に訪問地点として含まれる場合、制御部20は、案内対象者は当該訪問地点を訪問済みであると判定する。判定対象の訪問地点が案内対象者の移動履歴に訪問地点として含まれない場合、制御部20は、案内対象者は当該訪問地点を訪問済みであると判定しない。
ステップS115において、判定対象の訪問地点が、案内対象者によって訪問済みであると判定されない場合、制御部20は、案内地点取得部21bの処理により、当該判定対象の訪問地点を案内地点として取得する(ステップS120)。ステップS115において、判定対象の訪問地点が、案内対象者によって訪問済みであると判定された場合、制御部20は、案内地点取得部21bの処理により、案内地点取得処理を実行し(ステップS125)、当該判定対象の訪問地点が案内地点であるか否かを特定する。
ステップS120またはステップS125が実行された場合、制御部20は、案内地点取得部21bの処理により、ステップS110で取得された訪問地点の全てについて判定済であるか否かを判定する(ステップS130)。そして、制御部20は、ステップS130において、全訪問地点について判定済であると判定されるまでステップS115以降の処理を繰り返す。
ステップS130において、全訪問地点について判定済であると判定された場合、制御部20は、案内制御部21cの処理により、ステップS130以前の処理で案内地点が取得されたか否かを判定する(ステップS135)。ステップS135において、案内地点が取得されたと判定されない場合、制御部20は、ステップS140をスキップする。この場合、ナビゲーションシステム50において案内地点は表示されない。ステップS135において、案内地点が取得されたと判定された場合、制御部20は、案内制御部21cの処理により、案内地点を案内する(ステップS140)。
すなわち、制御部20は、通信部41を介してステップS120,S125で取得された案内地点を、案内対象者のナビゲーションシステム50に対して送信する。この結果、ナビゲーションシステム50のユーザI/F部50dのディスプレイにおいては、案内地点を目的地の候補として表示する。なお、本例においては、後述するように、案内地点に対して案内地点とされた理由(リピーターが多い、施設の変化があった、イベントがある)が対応づけられている。そこで、ナビゲーションシステム50の案内部50cは、案内地点とともに案内地点とされた理由を表示する。この結果、利用者はより容易に目的地を選択することが可能になる。
(2−1)案内地点取得処理:
次に、制御部20が案内地点取得部21bによって実行するステップS125の案内地点取得処理を詳細に説明する。案内地点取得処理において、制御部20は、訪問地点を含む移動履歴を取得する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、移動履歴情報30bの中から、ステップS110〜S130のループ処理で判定対象となっている訪問地点を移動の終了地点として含む移動履歴を取得する。
次に、制御部20は、同一端末の利用者による訪問地点への訪問回数を取得する(ステップS205)。ここで、制御部20は、移動履歴に対応づけられたIDを参照し、案内対象者のナビゲーションシステム50のIDと異なるIDが対応づけられた移動履歴を抽出する。すなわち、本実施形態において、制御部20は、案内対象者以外の利用者の移動履歴を抽出する。さらに、制御部20は、抽出された移動履歴に対応づけられたID同士を比較し、同一のIDが対応づけられた移動履歴を同一のナビゲーションシステム50の利用者(≠案内対象者)の移動履歴と見なす。そして、制御部20は、同一の端末の利用者の移動履歴に判定対象の訪問地点が移動終了地点として含まれる場合に、当該訪問地点への訪問回数を利用者毎に計測し、訪問回数として取得する。
次に、制御部20は、判定対象の訪問地点への訪問回数が基準回数(例えば2回)以上であるか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210において、判定対象の訪問地点への訪問回数が基準回数以上であると判定されない場合、制御部20は、判定対象の訪問地点に再訪の価値はないと見なして案内地点取得処理を終了する。この場合、判定対象の訪問地点は案内地点として取得されない。
ステップS210において、判定対象の訪問地点への訪問回数が基準回数以上であると判定された場合、制御部20は、判定対象の訪問地点への訪問回数が既定回数(例えば5回)以上であるか否かを判定する(ステップS215)。ステップS215において、判定対象の訪問地点への訪問回数が既定回数以上であると判定された場合、制御部20は、当該訪問地点を、リピーターが多い案内地点として取得する(ステップS220)。すなわち、制御部20は、当該訪問地点に対してリピーターが多いことを示す情報(フラグ等)を対応づけ、案内地点としてメモリに記録する。訪問地点が、リピーターが多い案内地点として取得された場合、制御部20は、図2に示すフローに復帰する。
一方、ステップS215において、判定対象の訪問地点への訪問回数が既定回数以上であると判定されない場合、制御部20は、訪問地点に存在する施設の施設情報を取得する(ステップS225)。すなわち、制御部20は、記録媒体30に記録された施設情報30cを参照し、判定対象の訪問地点としての施設に関する施設情報を取得する。この結果、当該施設情報に基づいて、当該施設の属性と、施設で開催されるイベントの期間および属性と、施設が変化した場合の変化の内容および変化した時期を特定可能な状態となる。
次に、制御部20は、訪問地点に存在する施設に変化があったか否かを判定する(ステップS230)。本実施形態において、制御部20は、案内対象者が最後に訪問地点を訪問した日時を基準にして施設に変化があったか否かを判定する。このため、制御部20は、案内対象者が利用するナビゲーションシステム50のIDが対応づけられた移動履歴から訪問地点が訪問された履歴を特定し、最も新しい履歴に基づいて最後の訪問日時を特定する。そして、制御部20は、ステップS220で取得された施設情報を参照し、当該最後の訪問日時の後に判定対象の訪問地点に存在する施設が変化したか否かを判定する。
ステップS230において、訪問地点に存在する施設に変化があったと判定された場合、制御部20は、判定対象の訪問地点を、施設の変化があった案内地点として取得する(ステップS235)。すなわち、制御部20は、当該訪問地点に対して施設の変化があったことを示す情報(フラグ等)を対応づけ、案内地点としてメモリに記録する。訪問地点が、施設の変化があった案内地点として取得された場合、制御部20は、図2に示すフローに復帰する。すなわち、訪問地点に存在する施設が変化した場合、案内対象者が当該訪問地点を訪問した際の施設と異なっており、再訪の価値が生じている可能性がある。本実施形態において制御部20は、施設の変化があった訪問地点を案内地点とするため、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
ステップS230において、訪問地点に存在する施設に変化があったと判定されない場合、制御部20は、訪問地点に存在する施設でイベントがあるか否かを判定する(ステップS240)。すなわち、制御部20は、図示しない計時回路に基づいて現在の日時を特定し、ステップS225で取得された施設情報を参照し、現在開催中のイベントが存在するか否かを判定する。
ステップS240において、訪問地点に存在する施設でイベントがあると判定されない場合、制御部20は、判定対象の訪問地点を案内地点とせずに図2に示すフローに復帰する。一方、ステップS240において、訪問地点に存在する施設でイベントがあると判定された場合、制御部20は、案内対象者の嗜好を取得する(ステップS245)。案内対象者の嗜好は、施設を訪問する動機になるような嗜好であれば良く、本実施形態において制御部20は、案内対象者の移動履歴を参照し、訪問された施設において開催されていたイベントの属性を案内対象者の嗜好とみなす。
次に、制御部20は、ステップS240においてイベントがあると判定された当該イベントが案内対象者の嗜好に合うイベントであるか否かを判定する(ステップS250)。すなわち、制御部20は、ステップS240においてイベントがあると判定された当該イベントの属性と案内対象者の嗜好としての属性とが一致する場合、案内対象者の嗜好に合うイベントであると判定する。
ステップS250において、案内対象者の嗜好に合うイベントであると判定された場合、制御部20は、判定対象の訪問地点を、イベントがある案内地点として取得する(ステップS255)。すなわち、制御部20は、当該訪問地点に対してイベントがあることを示す情報(フラグ等)を対応づけ、案内地点としてメモリに記録する。訪問地点が、イベントがある案内地点として取得された場合、制御部20は、図2に示すフローに復帰する。
すなわち、施設でイベントがある場合、過去に訪問地点としての施設を訪問していたとしても、その際の施設の利用態様と異なる利用態様で施設を利用し得る状態となっており、再訪の価値が生じている可能性がある。そこで、この場合において訪問地点を案内地点とすれば、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。なお、ステップS250において、案内対象者の嗜好に合うイベントであると判定されない場合、制御部20は、判定対象の訪問地点を案内地点とせずに図2に示すフローに復帰する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、同一の端末の利用者によって基準回数訪問されているか否かに基づいて案内地点を決定する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステム50とともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良く、種々の例が想定される。また、ナビゲーションシステム50は、車両等に搭載された装置であっても良いし、可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現される装置であっても良い。
さらに、地点案内システムを構成する訪問地点取得部21a、案内地点取得部21b、案内制御部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、訪問地点取得部21aの機能がナビゲーションシステム50で実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
さらに、実施例では案内対象者以外の利用者が基準回数または既定回数訪問した訪問地点について案内地点とするか否かを特定しているが、案内対象者が基準回数または既定回数訪問した訪問地点についても案内地点とするか否かが判定される構成であって良い。さらに、訪問回数は基準回数と既定回数(>基準回数)に基づいて解析されているが、基準回数と既定回数は同値であってもよい。さらに、案内地点が案内される場面は、現在地の次の目的地が提案される場面に限定されない。
訪問地点取得部は、端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得することができればよい。すなわち、端末においては、端末の利用者が移動する場合の位置の履歴を移動履歴として取得し、訪問地点取得部は、1以上の端末の移動履歴を取得する。そして、訪問地点取得部は、当該移動履歴に基づいて利用者が訪問した地点を訪問地点として取得する。
訪問地点は種々の手法で特定されて良く、例えば、移動履歴における移動の終了地点(位置が既定期間以上変化しなかった地点)等であっても良いし、端末の利用者が入力した目的地を移動履歴として取得し、当該目的地が訪問地点とされても良く、種々の構成が採用可能である。
案内地点取得部は、移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない訪問地点を案内地点として取得せず、案内対象者によって訪問されていない訪問地点と、同一の端末の利用者によって既定回数以上訪問された訪問地点と、を案内地点として取得することができればよい。
すなわち、地点案内システムにおいては、案内対象者に対して案内を行う。訪問地点を再訪する価値があるか否かは個別の案内対象者毎に異なるため、案内地点取得部は、当該案内対象者の移動履歴を参照して、当該案内対象者が訪問済みの訪問地点を特定する。そして、案内地点取得部は、訪問地点を含む移動履歴を参照し、当該訪問地点が再訪の価値がある施設であるか否かに基づいて案内地点を取得する。
再訪の価値は種々の基準で特定され得るが、同一の端末を利用する利用者によって訪問地点が再訪されている場合、案内地点取得部は、当該訪問地点に再訪の価値があると推定する。そこで、予め再訪の価値があると見なすことができるか否かを訪問回数によって判定するために、予め基準回数と既定回数とが定義されている。基準回数は、訪問地点に再訪の価値がなく、案内地点とする必要性が低いか否かを判定するための評価指標である。また、既定回数は、訪問地点に再訪の価値があり、案内地点とすることが有用であるか否かを判定するための評価指標である。
基準回数および既定回数は、予め決められていれば良く、2以上の整数であれば良い。また、既定回数は基準回数以上であれば良く、同一の値であっても良い。基準回数と既定回数とが異なる値である場合において、訪問回数が基準回数以上、既定回数未満である訪問地点は、案内地点とされても良いし、案内地点とされなくても良いし、他の要素に基づいて案内地点とされるか否かが特定されても良い。訪問地点を基準回数および既定回数以上訪問したか否かが判定される端末は、同一の端末であれば良く、案内対象者が利用する端末であっても良いし、案内対象者以外の者が利用する端末であっても良いし、双方であっても良い。
案内制御部は、案内地点を案内対象者に対して案内させることができればよい。すなわち、案内制御部は、案内部を制御して案内を出力させることができればよい。案内部は、地点案内システムの外部に備えられていても良いし、地点案内システムが案内部を備えていても良い。前者としては、例えば、地点案内システムから外部の地点案内端末に対して案内内容を示す情報を送信し、当該地点案内端末が備える案内部によって案内を出力することにより、当該地点案内端末を利用する案内対象者に案内地点を案内する構成等が挙げられる。後者としては、案内対象者が地点案内システムの利用者であり、地点案内システムが備える案内部において案内が出力される構成等が挙げられる。
なお、地点案内端末は、その移動履歴が収集される端末であっても良い。この場合、当該地点案内端末は、現在地の移動履歴を取得し、外部の地点案内システムに送信する移動履歴送信部を備え、予め決められたトリガに応じて移動履歴を地点案内システムに送信する。地点案内端末において案内地点の案内要求が行われると、地点案内システムから案内地点が送信されるため、地点案内端末は案内地点受信部によって案内地点を受信する。そして、地点案内端末においては、案内部において案内地点を案内する。
以上のような案内地点の案内は、任意の場面で実行されてよい。案内地点の案内が行われる場面の例として、例えば、案内対象者の現在地の次の訪問地点として推奨される地点を案内地点として案内する構成等が挙げられる。この構成のより具体的な例としては、例えば、案内地点取得部が、移動履歴に基づいて訪問地点が訪問された順序を取得し、当該順序に基づいて案内対象者の現在地の次に訪問された訪問地点を取得し、取得された訪問地点の中から案内地点を取得し、案内制御部が現在地の次に訪問される地点として案内地点を案内させる構成が採用されてもよい。
すなわち、案内対象者に対して種々の場面で目的地を提案する機能が提供されて良いが、前提となる条件が全く存在しない状況で目的地が提案されると、案内対象者のニーズに幅がありすぎて適切な提案ができないことも考えられる。一方、案内対象者がある訪問地点を訪問した場合、当該訪問地点の次に他の利用者が訪問した訪問地点は、案内対象者が訪問したいと感じる可能性が高い。そこで、ある訪問地点の次に訪問される地点を提案する構成が採用されると、利用者にとって有意な提案が行われる可能性が高くなる。そして、この場合において、次の訪問地点の訪問価値に応じて案内地点が提案されると、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
さらに、訪問地点が訪問された回数に加えて、他の要素も考慮して案内地点を決定しても良い。例えば、案内地点取得部が、予め決められた基準回数以上訪問された訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設が変化した訪問地点を案内地点として取得する構成が採用されてもよい。すなわち、訪問地点に存在する施設が変化した場合、案内対象者が当該訪問地点を訪問した際の施設と異なっており、再訪の価値が生じている可能性がある。そこで、この場合において訪問地点を案内地点とすれば、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
なお、予め決められた基準回数以上訪問された訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設が変化していない訪問地点は案内地点にならないように構成されていても良い。さらに、訪問地点に存在する施設の変化は、単に、過去に対する施設の変化であっても良いし、ある基準の前後における施設の変化であっても良い。後者としては、例えば案内対象者が当該訪問地点を最後に訪問した日時等を基準とし、その前後で施設が変化したか否かが特定される構成等が挙げられる。なお、施設の変化は、種々の要素によって特定されて良く、施設に対する改修であっても良いし、施設の新設であっても良いし、施設の追加であっても良い。
訪問地点が訪問された回数の他の要素が考慮される構成例として、案内地点取得部が、予め決められた基準回数以上訪問された訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設の利用態様の選択肢が変化した訪問地点を案内地点として取得する構成が採用されてもよい。すなわち、訪問地点に存在する施設に変化がなかったとしても、施設で提供されるサービスや施設を利用した体験など、施設の利用態様の選択肢が変化した場合、再訪の価値が生じている可能性がある。そこで、この場合において訪問地点を案内地点とすれば、利用者にとって訪問価値が高い地点を案内できる可能性を高めることができる。
なお、予め決められた基準回数以上訪問された訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設の利用態様の選択肢が変化していない訪問地点は案内地点にならないように構成されていても良い。さらに、施設の利用態様の選択肢の変化は、単に、過去に対する施設の変化であっても良いし、ある基準の前後における施設の変化であっても良い。後者としては、例えば案内対象者が当該訪問地点を最後に訪問した日時等を基準とし、その前後で施設の利用態様の選択肢が変化したか否かが特定される構成等が挙げられる。なお、施設の利用態様の選択肢の変化は、種々の要素によって特定されて良く、施設における再訪の魅力度が変化する要素であれば良い。
従って、イベントやセールの開催や、季節や期間限定での体験が可能である状況(花見が可能等)に際して当該施設を含む訪問地点が案内地点となる構成等が採用されてもよい。むろん、利用態様の選択肢は他にも種々の要素に基づいて特定されて良く、平日における選択肢が祝日に変化する(またはその逆)ことに基づいて案内地点が特定されても良いし、施設に関する情報(例えば、ウェブサイト)において特定のキーワードが現れたことや口コミ情報の数が増加したこと等に基づいて案内地点が特定されても良く、種々の構成を採用可能である。
さらに、本発明のように、同一の端末の利用者によって基準回数訪問されているか否かに基づいて案内地点を決定する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…地点案内システム、20…制御部、21…地点案内プログラム、21a…訪問地点取得部、21b…案内地点取得部、21c…案内制御部、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…移動履歴情報、30c…施設情報、41…通信部、50…ナビゲーションシステム、50a…移動履歴送信部、50b…案内地点受信部、50c…案内部、50d…ユーザI/F部

Claims (6)

  1. 端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する訪問地点取得部と、
    前記移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の前記端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない前記訪問地点を案内地点として取得せず、前記案内対象者によって訪問されていない前記訪問地点と、同一の前記端末の利用者によって既定回数以上訪問された前記訪問地点と、を前記案内地点として取得する案内地点取得部と、
    前記案内地点を前記案内対象者に対して案内させる案内制御部と、
    を備える地点案内システム。
  2. 前記案内地点取得部は、
    前記移動履歴に基づいて前記訪問地点が訪問された順序を取得し、当該順序に基づいて前記案内対象者の現在地の次に訪問された前記訪問地点を取得し、取得された前記訪問地点の中から前記案内地点を取得し、
    前記案内制御部は、
    前記現在地の次に訪問される地点として前記案内地点を案内させる、
    請求項1に記載の地点案内システム。
  3. 前記案内地点取得部は、
    予め決められた基準回数以上訪問された前記訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設が変化した前記訪問地点を前記案内地点として取得する、
    請求項1または請求項2に記載の地点案内システム。
  4. 前記案内地点取得部は、
    予め決められた基準回数以上訪問された前記訪問地点であり、かつ、当該訪問地点に存在する施設の利用態様の選択肢が変化した前記訪問地点を前記案内地点として取得する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の地点案内システム。
  5. 現在地の移動履歴を取得し、外部の地点案内システムに送信する移動履歴送信部と、
    前記地点案内システムが、前記移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得し、当該訪問地点の中から、案内対象者によって訪問されており、同一の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない前記訪問地点を案内地点として取得せず、前記案内対象者によって訪問されていない前記訪問地点と、同一の前記利用者によって既定回数以上訪問された前記訪問地点と、を前記案内地点として取得し、送信した場合に、当該案内地点を受信する案内地点受信部と、
    前記案内地点を案内する案内部と、
    を備える地点案内端末。
  6. コンピュータを、
    端末の移動履歴に基づいて、訪問された実績のある訪問地点を取得する訪問地点取得部、
    前記移動履歴に基づいて、案内対象者によって訪問されており、同一の前記端末の利用者によって予め決められた基準回数訪問されていない前記訪問地点を案内地点として取得せず、前記案内対象者によって訪問されていない前記訪問地点と、同一の前記端末の利用者によって既定回数以上訪問された前記訪問地点と、を前記案内地点として取得する案内地点取得部、
    前記案内地点を前記案内対象者に対して案内させる案内制御部、
    として機能させる地点案内プログラム。
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