JP2018017413A - 燃焼装置 - Google Patents

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【課題】バーナへの燃料ガスの供給流量を変更する場合であっても、空燃比を容易に検出することができる燃焼装置及び空燃比の検出方法を提供する。【解決手段】バーナ3の燃焼炎を撮像するカメラ30を備え、赤色成分画像取得部51は、カメラ30の撮像画像から、燃焼炎の赤色成分の画像を取得する。空燃比検出部52は、赤色成分の画像の明度(R明度)に基づいて、バーナ3に供給される燃焼用空気と燃料ガスとの空燃比を検出する。燃焼制御部53は、空燃比が燃焼良好域内に維持されるように、燃焼用空気の供給流量を調節する。【選択図】 図1

Description

本発明は、空燃比を検出する燃焼装置及びバーナの空燃比の検出方法に関する。
従来、バーナ燃焼状態を検出して、バーナに供給される燃焼用空気と燃料ガスとの質量比である空燃比を調節する燃焼装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、バーナの火炎の輝度を光センサにより測定し、輝度の測定値に応じて、ファンにより供給する燃焼用空気(一次空気)の流量を設定するガス給湯器が記載されている。
特許文献2には、バーナの火炎を二色分光器により赤色と青色の光に分光して、青色の光のエネルギーの強さを算出し、特定した青色の光エネルギーの強さの測定値と、予め設定された最適燃焼状態における青色の光のエネルギーの強さとの偏差を解消するように、バーナに供給する燃焼用空気の流量を調節するボイラが記載されている。
特開平4−309713号公報 特開平2−242013号公報
上記特許文献1、2に記載された構成のように、バーナの火炎の輝度或は青色の光のエネルギーの強さの測定値に基づいて空燃比を検出する場合には、バーナに供給される燃料ガスの流量の変更に応じて、輝度又は青色の光エネルギーの強さの測定値と空燃比との相関傾向が変化するため、空燃比の検出処理が複雑になるという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、バーナに供給される燃料ガスの流量が変更される場合であっても、空燃比を容易に検出することができる燃焼装置及びバーナの空燃比検出方法を提供することを目的とする。
本発明の燃焼装置は、
バーナと、
前記バーナに燃料ガスを供給し、該燃料ガスの供給流量を変更する機能を有する燃料ガス供給部と、
前記バーナに燃焼用空気を供給し、該燃焼用空気の供給流量を変更する機能を有する燃焼用空気供給部と、
前記燃料ガス供給部による前記バーナへの燃料ガスの供給流量と、前記燃焼用空気供給部による前記バーナへの燃焼用空気の供給流量とを調節して、前記バーナの燃焼状態を制御する燃焼制御部とを備えた燃焼装置であって、
前記バーナの燃焼炎を撮像するカメラと、
前記カメラの撮像画像から、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得する赤色成分画像取得部と、
前記赤色成分の画像の明度に基づいて、前記バーナに供給される燃焼用空気と燃料ガスとの空燃比を検出する空燃比検出部と
を備えていることを特徴とする。
かかる本発明によれば、燃焼制御部は、燃料ガス供給部からバーナへの燃料ガスの供給流量と、燃焼用空気供給部からバーナへの燃焼用空気の供給流量とを調節して、バーナの燃焼状態を制御する。そして、バーナが燃焼状態であるときに、赤色成分画像取得部によりバーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得することによって、空燃比検出部により、赤色成分の画像の明度に基づいて空燃比を検出することができる。この場合、詳細は後述するが、バーナへの燃料ガスの供給流量が変更されても、空燃比とバーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度との相関傾向は変わらないため、空燃比検出部は、容易に空燃比を検出することができる。
また、前記燃焼制御部は、所定の目標燃焼量に応じた流量の燃料ガスを前記燃料ガス供給部により前記バーナに供給して、前記バーナを燃焼させているときに、前記空燃比検出部により検出される空燃比が所定範囲内に維持されるように、前記燃焼用空気供給部による前記バーナへの燃焼用空気の供給流量を調節することを特徴とする。
この構成によれば、燃焼制御部により、空燃比が所定範囲内に維持されるように、燃焼用空気供給部によるバーナへの燃焼用空気の供給流量を調整することによって、バーナの燃焼状態を良好に保つことができる。
また、前記燃料ガス供給部による前記バーナへの燃料ガスの供給流量が所定流量であるときの、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度と空燃比との関係を直線近似により示した相関マップのデータを保持したマップデータ保持部を備え、
前記空燃比検出部は、前記燃料ガス供給部から前記バーナに前記所定流量の燃料ガスが供給されて前記バーナが燃焼しているときに、前記赤色成分画像取得部により取得された前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度を前記相関マップに適用して、対応する空燃比を求めることによって、前記バーナの空燃比を検出することを特徴とする。
この構成によれば、実験或はコンピュータシミュレーション等により、バーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度と空燃比との関係を示すデータを取得し、この関係を直線近似した相関マップを生成して、マップデータ保持部に保持しておくことにより、空燃比検出部は、燃焼中のバーナにおける空燃比を、相関マップを用いて容易に検出することができる。
次に、本発明のバーナの空燃比検出方法は、バーナに供給される燃焼用空気と燃料ガスとの空燃比を検出する方法であって、
カメラにより前記バーナの燃焼炎を撮像する燃焼炎撮像ステップと、
前記燃焼炎撮像ステップにより撮像された画像から、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得する赤色成分画像取得ステップと、
前記赤色成分の画像の明度に基づいて、前記空燃比を検出する空燃比検出ステップと
を含むことを特徴とする。
かかる本発明によれば、バーナが燃焼状態であるときに、燃焼炎撮像ステップによりバーナの燃焼炎を撮像し、赤色成分画像取得ステップによりバーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得して、空燃比検出ステップにより赤色成分の画像の明度に基づいて空燃比を検出することができる。この場合、詳細は後述するが、バーナに対する燃料ガスの供給流量が変更されても、空燃比と赤色成分の画像の明度との相関傾向は変わらないため、容易に空燃比を検出することができる。
給湯装置(本発明の燃焼装置)の構成図。 燃焼炎の画像のR,G,Bの明度及び輝度と空燃比との関係を示したグラフ。図2Aは燃料ガスの供給流量が小の場合を示し、図2Bは燃料ガスの供給流量が大の場合を示す。 R明度と空燃比λとの関係を直線近似する場合の説明図。 空燃比に基づくバーナの燃焼制御のフローチャート。 バーナの燃焼状態を良好に保つための空燃比の設定範囲の説明図。
本発明の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
[1.給湯装置の構成]
図1を参照して、本実施形態の給湯装置1(本発明の燃焼装置に相当する)は、バーナ3とバーナ3の燃焼熱により加熱される熱交換器4とを缶体2内に備えている。バーナ3は全一次燃焼式のバーナであり、バーナケース3a内で燃料ガスと燃焼用空気とを混合した上で、この混合気を燃焼させる。バーナケース3a内には、燃料ガス供給路5から燃料ガスが供給されると共に、缶体2の上部に設けられた給気ファン6の作動によって燃焼用空気(外気)が供給される。
燃料ガス供給路5には、燃料ガス供給路5を開閉する元弁8と、燃料ガス供給路5の開度を変更する比例弁9とが設けられている。元弁8を開弁した状態で比例弁9の開度を変更することにより、バーナ3に供給される燃料ガスの流量が制御される。
燃料ガス供給路5、元弁8、及び比例弁9により燃料ガスの供給流量を変更する構成は、本発明の燃料ガス供給部に相当する。また、給気ファン6は本発明の燃焼用空気供給部に相当する。
缶体2の下部には排気ダクト7が接続されている。そして、バーナ3の燃焼排ガスは、熱交換器4を経由して排気ダクト7に流入し、排気ダクト7を介して外部に排出される。
熱交換器4は、バーナ3の燃焼排ガスの顕熱を吸熱する主熱交換器4aと、バーナ3の燃焼排ガスの潜熱を吸熱する副熱交換器4bとにより構成されている。缶体2の下部には、副熱交換器4bで凝縮した水分(ドレン)が排出されるドレン排出口2aが設けられている。
主熱交換器4aの吸熱管10aと副熱交換器4bの吸熱管10bとは、連通している。これらの吸熱管10a,10bの上流側の端部は、熱交換器に水(上水)を供給する給水路11が接続され、下流側の端部は、吸熱管10a,10bを流通する際に加熱された水(湯)が流出する出湯路12が接続されている。そして、熱交換器4から出湯路12に流出した湯が、出湯路12の先端に接続された蛇口等の給湯栓(図示しない)から出湯される。
給水路11と出湯路12は、熱交換器4の上流側で給水路11から分岐して、熱交換器4の下流側で出湯路12に合流するバイパス路13を介して接続されている。バイパス路13には、バイパス路13を流通する水の流量を調節するためのバイパス流量調節弁14が設けられている。
給水路11のバイパス路13との接続箇所よりも上流側には、給水路11を流通する水の流量(給水流量)を検出する流量センサ15と、この流量を調節するための給水流量調節弁16とが設けられている。
出湯路12のバイパス路13との接続箇所よりも下流側には、出湯路12を流通する湯の温度(出湯温度)を検出する出湯温度センサ17が設けられている。
また、給湯装置1には、バーナ3の逆火を検知するための逆火検知用バイメタルスイッチ18と、バーナ3の残火を検知するための残火検知用バイメタルスイッチ19と、バーナ3の燃焼炎を撮像するカメラ30(カラーカメラ)とが備えられている。
カメラ30は缶体2の側面に設けられており、撮像素子により被撮像物からの光を赤色(R)成分、緑色(G)成分、青色(B)成分に分解して受光することにより、各画素のR明度(R成分の明度)、G明度(G成分の明度)、及びB明度(B成分の明度)を有するカラー画像を撮像して、カラー画像のデータを出力する。
さらに、給湯装置1には、給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ50が備えられている。コントローラ50は、缶体2等を収容した給湯装置1の本体ケース(図示省略)内に配置されている。
コントローラ50は、図示しないCPU、メモリ、入出力インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された給湯装置1の制御用プログラムをCPUにより実行することによって、赤色成分画像取得部51、空燃比検出部52、及び燃焼制御部53として機能する。赤色成分画像取得部51、空燃比検出部52、及び燃焼制御部53の作動については後述する。
また、コントローラ50のメモリには、後述するR明度と空燃比λとの対応を示す相関マップのデータ55が保持されている。相関マップは、バーナ3に対する燃料ガスの供給流量毎(GS1,GS2,…,GSn)に用意されている。
コントローラ50には、リモコンケーブル60を介してリモコン70が接続されている。リモコン70には、給湯装置1を運転状態(給湯可能な状態)と待機状態(給湯不能な状態)との切替えを指示する運転スイッチ73、目標給湯温度を設定する温度設定スイッチ72(UPスイッチ72a及びDOWNスイッチ72b)、給湯装置1の作動状態等が表示される表示器71等が設けられている。
コントローラ50には、流量センサ15及び出湯温度センサ17の検出信号と、逆火検知用バイメタルスイッチ18及び残火検知用バイメタルスイッチ19の作動信号と、リモコン70のスイッチ操作信号と、カメラ30により撮像されたカラー画像のデータが入力される。
また、コントローラ50から出力される制御信号によって、給気ファン6、元弁8、比例弁9、バイパス流量調節弁14、給水流量調節弁16、及びカメラ30の作動と、リモコン70の表示器71の表示内容が制御される。
[2.空燃比の検出]
次に、図2,3を参照して、赤色成分画像取得部51及び空燃比検出部52による空燃比の検出処理について説明する。
赤色成分画像取得部51は、カメラ30から出力されるバーナ3の燃焼炎の画像データから、予め設定された特定領域(燃焼炎の画像部分が含まれる領域)のR明度(本発明の燃焼炎の赤色成分の画像の明度に相当する)を取得する。ここで、特定領域のR値としては、特定領域に含まれる画素のR明度の平均値、中間値、最大値等を用いることができる。また、特定領域を1画素としてもよく、この場合にはこの1画素のR明度が特定領域のR明度となる。
ここで、図2Aは、バーナ3に供給される燃料ガスの流量が「GS1」であるときの燃焼炎の撮像画像のR明度、G明度、B明度、及び輝度Yと、空燃比λとの対応関係を、横軸を空燃比λに設定し、縦軸をR明度、G明度、B明度、及び輝度Yに設定して示したものである。
空燃比λは、以下の式(1)に示したように、バーナ3に供給される燃焼用空気と燃料ガスの質量比である。
空燃比λ=燃焼用空気の質量/燃料ガスの質量 ・・・ (1)
また、輝度Yは、R明度とG明度とB明度の加重平均によって算出される。
図2Aにおいて、R1はR明度、G1はG明度、B1はB明度、Y1は輝度を示している。燃料ガスの供給流量が「GS1」である場合は、R明度R1、G明度G1、B明度B1、及びY1のいずれも、空燃比λが大きくなるに従って減少する傾向を示している。
次に、図2Bは、バーナ3に供給される燃料ガスの流量が「GS2」(>「GS1」)であるときの燃焼炎のR明度、G明度、B明度、及び輝度Yと、空燃比λとの対応関係を、図2Aと同様に、横軸を空燃比λに設定し、縦軸をR明度、G明度、B明度、及び輝度Yに設定して示したものである。
図2Bにおいて、R2はR明度、G2はG明度、B2はB明度、Y2は輝度を示している。燃料ガスの供給流量が「GS2」である場合、R2は、燃料ガスの供給流量が「GS1」である場合と同様に空燃比λが大きくなるに従って減少する傾向を示している。それに対して、G2、B2、Y2のいずれも、燃料ガスの供給流量が「GS1」の場合とは相違して、空燃比λが大きくなるに従って増加する傾向を示している。
そのため、R値に基づいて空燃比λを算出する場合は、燃料ガスの供給流量の多少にかかわらず、「空燃比λが大きくなるに従って、R明度が減少する」という不変の傾向に基づいて、空燃比λを簡易な処理により検出することができる。
一方、G明度、B明度、及び輝度Yについては、燃料ガスの供給流量に応じて、「空燃比λが大きくなるに従って、G明度、B明度、輝度Yが減少する」という傾向と、「空燃比λが大きくなるに従って、G明度、B明度、輝度Yが増加する」という傾向とを切り替えて、空燃比λを検出する必要があるため、空燃比λの検出する処理が複雑になる。
そこで、空燃比検出部52は、R値に基づいて空燃比λを検出する。具体的には、図3に示したように、複数段階の燃料ガスの供給流量に対して、バーナ3の燃焼炎の撮像画像のR明度と空燃比λの関係を、直線近似した相関マップのデータをメモリに保持しておく(図1参照)。なお、相関マップのデータをメモリに保持した構成は、本発明のマップデータ保持部に相当する。
図3には、燃料ガスの供給流量が「GS1」であるときのR明度と空燃比λとの関係の実験値又はコンピュータシミュレーション値であるR1を直線近似した相関マップR1aと、燃料ガスの供給流量が「GS2(>GS1)」であるときのR明度と空燃比λとの関係の実験値又はコンピュータシミュレーション値であるR2を直線近似した相関マップR2aを示している。
空燃比検出部52は、バーナ3に供給されている燃料ガスの流量(比例弁9の開度により設定される)に応じた相関マップを選択し、赤色成分画像取得部51により取得されたバーナ3の燃焼炎の画像のR明度を、選択した相関マップに適用して空燃比λを検出する。
[3.バーナの燃焼制御]
次に、図4、5を参照して、バーナ3の燃焼状態を良好に維持するための一連の処理について説明する。
燃焼制御部53は、流量センサ15により所定の作動流量以上の給水流量が検出されているときに、バーナ3を燃焼させて湯を供給する給湯運転を実行する。
燃焼制御部53は、給湯運転の実行時に、リモコン70により設定された目標給湯温度の湯を供給するために必要なバーナ3の燃焼量(目標燃焼量)を、流量センサ15により検出される給水流量と、出湯温度センサ17により検出される出湯温度とに基づいて決定する。
そして、燃焼制御部53は、目標燃焼量に応じて燃料ガスの供給流量と燃焼用空気の供給流量とを設定し、燃料ガスの供給流量に対応する相関マップを用いて、バーナ3の燃焼状態を良好に保つための処理を実行する。
燃焼制御部53は、バーナ3の目標燃焼量に応じて設定した燃焼用空気の供給流量に対応した相関マップを選択し、図5に示したように、バーナ3の燃焼状態が良好に維持される空燃比λの設定範囲であるλmin〜λmaxに対応したR明度の範囲Rmin〜Rmaxを設定する。
図5は、バーナ3に供給される燃料ガスの流量が「GS1」であるときのR明度と空燃比λの相関マップR1aに、バーナ3の燃料状態が良好となる空燃比λの範囲である燃焼良好域Eg(本発明の所定範囲に相当する)を設定した例を示しており、空燃比λがλmin〜λmaxとなるR明度の範囲(Rmin〜Rmax)が燃焼良好域Egとなっている。
燃焼制御部53は、バーナ3の燃焼運転中に空燃比λを監視し、空燃比λが燃焼良好域Eg内に維持されるように給気ファン6の回転速度を調節して、バーナ3の燃焼状態を良好に保つための処理を行う。以下、図4に示したフローチャートに従って、この処理について説明する。
図4のSTEP1〜STEP3は、赤色成分画像取得部51による処理である。赤色成分画像取得部51は、STEP1で、燃焼中のバーナ3の燃焼炎をカメラ30により撮像して、撮像データを取得する。続くSTEP2で、赤色成分画像取得部51は、撮像画像のR成分の画像を取得し、STEP3で、特定領域(バーナ3の燃焼炎の画像を含む領域)のR明度を取得する。
STEP4で、燃焼制御部53は、R明度が燃焼良好域の上限値Rmaxを超えているか否かを判断する。そしてR明度がRmaxを超えている(Rmax<R明度)ときはSTEP10に分岐し、R明度がRmax以下であるときにはSTEP5に進む。
STEP10で、燃焼制御部53は、給気ファン6の回転速度を所定レベル増加させてSTEP1に進む。給気ファン6の回転速度を増加させることによって、空燃比λが燃焼良好域方向に増大する。
また、STEP5で、燃焼制御部53は、R明度が燃焼良好域の下限値Rminよりも小さくなっているか否かを判断する。そして、R明度がRminよりも小さくなっている(R明度<Rmin)ときはSTEP20に分岐し、R明度がRmin以上であるときにはSTEP1に進む。
STEP20で、燃焼制御部53は、給気ファン6の回転速度を所定レベル減少させてSTEP1に進む。給気ファン6の回転速度を減少させることによって、空燃比λが燃焼良好域方向に減少する。
STEP4〜STEP5、及びSTEP10,STEP20の処理により、空燃比λが燃焼良好域Eg(λmin〜λmax)の範囲内に維持されるため、バーナ3の燃焼状態を良好に保つことができる。
なお、STEP1でカメラ30によりバーナ3の燃焼炎を撮像する処理は、本発明のバーナの空燃比検出方法における燃焼炎撮像ステップに相当する。また、STEP2〜STEP3により、バーナ3の燃焼炎の画像のR明度を取得する処理は、赤色成分画像取得ステップに相当する。また、STEP4及びSTEP5において、R明度に基づいて空燃比λを検出する処理は、本発明のバーナの空燃比検出方法における空燃比検出ステップに相当する。
[4.他の実施形態]
上記実施形態では、本発明の燃焼装置として給湯装置1を示したが、本発明の適用対象は給湯装置に限られず、燃料ガスと燃焼用空気を混合して燃焼させるバーナを備えた燃焼装置であれば、本発明の適用が可能である。
また、上記実施形態では、R明度、G明度、B明度を出力するカメラ30を用いて、赤色成分の画像を取得したが、R明度のみを出力するカメラであってもよい。また、赤色成分のみを透過するフィルタを介してバーナ3の燃焼炎を撮像することにより、赤色成分の画像を取得してもよい。
1…給湯装置、3…バーナ、4…熱交換器、5…燃料ガス供給、6…給気ファン、8…元弁、9…比例弁、11…給水路、12…出湯路、30…カメラ、50…コントローラ、51…赤色成分画像取得部、52…空燃比検出部、53…燃焼制御部、55…R明度と空燃比λの相関マップのデータ。

Claims (4)

  1. バーナと、
    前記バーナに燃料ガスを供給し、該燃料ガスの供給流量を変更する機能を有する燃料ガス供給部と、
    前記バーナに燃焼用空気を供給し、該燃焼用空気の供給流量を変更する機能を有する燃焼用空気供給部と、
    前記燃料ガス供給部による前記バーナへの燃料ガスの供給流量と、前記燃焼用空気供給部による前記バーナへの燃焼用空気の供給流量とを調節して、前記バーナの燃焼状態を制御する燃焼制御部とを備えた燃焼装置であって、
    前記バーナの燃焼炎を撮像するカメラと、
    前記カメラの撮像画像から、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得する赤色成分画像取得部と、
    前記赤色成分の画像の明度に基づいて、前記バーナに供給される燃焼用空気と燃料ガスとの空燃比を検出する空燃比検出部と
    を備えていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置において、
    前記燃焼制御部は、所定の目標燃焼量に応じた流量の燃料ガスを前記燃料ガス供給部により前記バーナに供給して、前記バーナを燃焼させているときに、前記空燃比検出部により検出される空燃比が所定範囲内に維持されるように、前記燃焼用空気供給部による前記バーナへの燃焼用空気の供給流量を調節することを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃焼装置において、
    前記燃料ガス供給部による前記バーナへの燃料ガスの供給流量が所定流量であるときの、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度と空燃比との関係を直線近似により示した相関マップのデータを保持したマップデータ保持部を備え、
    前記空燃比検出部は、前記燃料ガス供給部から前記バーナに前記所定流量の燃料ガスが供給されて前記バーナが燃焼しているときに、前記赤色成分画像取得部により取得された前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像の明度を前記相関マップに適用して、対応する空燃比を求めることによって、前記バーナの空燃比を検出することを特徴とする燃焼装置。
  4. バーナに供給される燃焼用空気と燃料ガスとの空燃比を検出する方法であって、
    カメラにより前記バーナの燃焼炎を撮像する燃焼炎撮像ステップと、
    前記燃焼炎撮像ステップにより撮像された画像から、前記バーナの燃焼炎の赤色成分の画像を取得する赤色成分画像取得ステップと、
    前記赤色成分の画像の明度に基づいて、前記空燃比を検出する空燃比検出ステップと
    を含むことを特徴とするバーナの空燃比検出方法。
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