JP2018016449A - ホームエレベーター用のケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子のハンドリムを手で掴む際に、側板が邪魔になりにくくて、車椅子での利用がしやすいホームエレベーター用のケージを提供する。【解決手段】ホームエレベーター用のケージ1は、利用者が車椅子W1で乗ることのできる底板2と、底板2の両端から起立する一対の側板3,3と、一対の側板3,3のそれぞれの下部の内面を覆うように設けられる一対の保護板7,7と、を備える。一対の保護板7,7のそれぞれの上端の底板2からの高さL1は、350mm〜450mmの範囲内である。一対の保護板7,7のそれぞれの厚みL2は、30mm〜60mmの範囲内である。【選択図】図1

Description

本発明は、ホームエレベーター用のケージに関する。
特許文献1には、一般住宅に用いられるエレベータかご(ホームエレベーター用のケージ)が記載されている。
特開2006−176218号公報
特許文献1に記載のエレベータかごでは、利用者が車椅子で乗り込んだ際に、エレベータかごの側板が近くて、車椅子のハンドリムを手で掴む際に、側板が邪魔になる場合があり、車椅子での利用には改善の余地がある。
上記事情に鑑みて、本発明は、車椅子のハンドリムを手で掴む際に、側板が邪魔になりにくくて、車椅子での利用がしやすいホームエレベーター用のケージを提供することを課題とする。
本発明に係る一態様のホームエレベーター用のケージは、利用者が車椅子で乗ることのできる底板と、前記底板の両端から起立する一対の側板と、前記一対の側板のそれぞれの下部の内面を覆うように設けられる一対の保護板と、を備える。
前記一対の保護板のそれぞれの上端の前記底板からの高さは、350mm〜450mmの範囲内であり、前記一対の保護板のそれぞれの厚みは、30mm〜60mmの範囲内である。
本発明は、車椅子のハンドリムを手で掴む際に、側板が邪魔になりにくくて、車椅子での利用がしやすいホームエレベーター用のケージを提供することができる。
図1は、本発明に係る一実施形態のホームエレベーター用のケージを示す斜視図である。 図2Aは、同上のケージを示す正面断面図であり、図2Bは、同上のケージを示す側面断面図である。 図3Aは、同上のケージの組み立ての一工程を示す斜視図であり、図3Bは、図3AのA部分の拡大斜視図である。 図4は、図3Aの次の組み立ての工程を示す斜視図である。 図5Aは、図4の次の組み立ての工程を示す斜視図であり、図5Bは、図5AのB部分の拡大斜視図である。 図6Aは、同上のケージが備える保護板を示す斜視図であり、図6Bは、同上の保護板を示す他の斜視図であり、図6Cは、図6BのC部分の拡大斜視図である。
(実施形態)
図1、図2A及び図2Bには、一実施形態のホームエレベーター用のケージ1が示されている。
ケージ1は、直方体状の箱であり、1つの面に入口が設けられている。以下では、ケージ1の入口側を前方とし、ケージ1の奥側を後方とし、平面視にてこの前後方向に対して直交する方向を左右方向として、各構成について説明する。図中における矢印Xで示す方向が前方であり、矢印Yで示す方向が右方であり、矢印Zで示す方向が上方である。
ケージ1は、利用者が車椅子W1で乗ることのできる底板2と、底板2の左右方向の両端から起立する一対の側板3,3と、底板2の後端(つまりケージ奥側の端)から起立する奥板4と、一対の側板3,3と奥板4の上に位置する天板5を備える。さらに、ケージ1は、底板2の前側の左右の角部分(つまりケージ入口側の2つの角部分)から起立する一対の柱部材6,6を備える。さらに、ケージ1は、一対の側板3,3のそれぞれの下部の内面を覆うように設けられる一対の保護板7,7を備える。一対の保護板7,7のそれぞれの上端の底板2からの高さL1は、350mm〜450mmの範囲内である。一対の保護板7,7のそれぞれの厚みL2は、30mm〜60mmの範囲内である。
底板2は、一対の側板3,3に沿う奥行き方向(つまり前後方向)の長さL3が、一対の保護板7,7間の幅方向(つまり左右方向)の長さL4よりも長い。底板2は、床面積(つまり奥行き方向の長さL3×幅方向の長さL4)が、1.1m以下となる範囲で、利用者が車椅子W1で乗ることのできるように、各長さL3,L4が設定されている。底板2の奥行き方向の長さL3は、例えば、1390mmであり、底板2の幅方向の長さL4は、例えば、814mmである。車椅子W1は、最大長さL5が1050mmであり、最大幅L6が630mmである。
図3Aには、組み立て途中のケージ1が示されている。本実施形態では、底板2は、矩形板状の底板本体20と、底板本体20上に設けられたカバー材21を有する。カバー材21は、矩形板状の本体部210と、本体部210の後端から上方に突出した矩形板状の起立片部211を有する。
カバー材21は、平面視にて底板本体20に比べて一回り小さく、底板本体20の前寄りの左右方向の中央部上に設けられる。これにより、底板本体20の左右の端部と後端部には、一対の側板3,3、奥板4、一対の柱部材6,6、及び一対の保護板7の設置代が形成される。底板本体20の設置代には、底板本体20と各部材3,4,6,7を固定するための、ボルト等の固定具が挿通される複数の挿通孔22が設けられている。
一対の側板3,3は、略同じ構造である。以下では、一対の側板3,3のうち、左側に位置する側板3について説明する。
側板3は、上下に長い複数の板体30で構成される。本実施形態では、側板3は、前後方向に並ぶ3つの板体30で構成される。各板体30は、上下に長い矩形板状の本体部300と、本体部300の上端と下端と前端と後端のそれぞれから外側(左側)に延びた矩形板状の固定部301を含む。各固定部301には、ボルト等の固定具が挿通される複数の挿通孔が設けられている。
本体部300には、保護板7を側板3に沿って水平方向にスライドさせることで、保護板7が本体部300に引っ掛かるための引っ掛かり部8が設けられている。本実施形態では、引っ掛かり部8は、差込孔80である。
図3Bに示すように、差込孔80は、前後方向を長手方向とする長孔部81と、長孔部81の前端と後端のそれぞれに連通する前後一対の丸孔部82とを含む。丸孔部82の直径は、長孔部81の溝幅(上下長さ)よりも大きい。差込孔80は前後対称な形状であり、これにより、板体30は、右側の側板3を構成する板体30としての利用も可能となっている。なお、差込孔80は、前端にのみ丸孔部82を有し、後端には丸孔部82を有さなくてもよい。
本体部300の下端部には、複数(本実施形態では2つ)の矩形状の窓部302が設けられている。複数の窓部302のそれぞれは、本体部300を厚み方向(左右方向)に貫通している。複数の窓部302のそれぞれは、下端の固定部301に設けられた複数の挿通孔に対応した前後位置に設けられている。これにより、ボルト等の固定具は、ケージ1の内側空間から、各窓部302を通じて、下端の固定部301の挿通孔へと差し込むことが可能となっている。
複数の板体30は、重なり合う前後端の固定部301同士を、ボルト等の固定具で固定することによって、一体化される。また、各板体30は、ボルト等の固定具で、上端の固定部301が天板5に固定され、下端の固定部301が底板本体20に固定される。
本実施形態では、3つの板体30のうち、真ん中の板体30には、ケージ1の昇降や開閉を操作するための操作盤9が取り付けられる複数の取付孔303が設けられている。操作盤9は、その一部を、ボルト等の固定具を用いて、複数の取付孔303のそれぞれに取り付けることで、側板3に固定される(図1参照)。さらに、本実施形態では、3つの板体30のうち、前後の板体30のそれぞれに、棒状の手すり10を取り付けるための複数の取付孔304が設けられている。手すり10は、その前端部と後端部のそれぞれを、ねじ等の固定具を用いて、前後の板体30の複数の取付孔304のそれぞれに取り付けることで、側板3に固定される(図1参照)。
一対の側板3のそれぞれは、底板本体20の左右の端部のうち、前後の端部を除いた残りの部分に前後方向に亘って取り付けられる。底板本体20の左右の端部の前端部が、一対の柱部材6,6を取り付けるための設置代であり、底板本体20の左右の端部の後端部が、奥板4を取り付けるための設置代である。また、一対の側板3のそれぞれは、底板本体20の左右の端部のうちの左右方向外側の縁に寄せて取り付けられる。これにより、底板本体20の左右の端部には、一対の保護板7,7の設置代が残る。
奥板4は、複数の板体40で構成される。本実施形態では、奥板4は、左右方向に並ぶ2つの板体40で構成される。複数の板体40のそれぞれは、上下に長い矩形板状の本体部400と、本体部400の上端と下端と左端と右端のそれぞれから外側(後方)に延びた矩形板状の固定部(図示せず)を含む。複数の板体40は、重なり合う左右端の固定部同士を、ボルト等の固定具で固定することによって一体化される。また、各板体40は、ボルト等の固定具で、上端の固定部が天板5に固定され、下端の固定部が底板本体20の後端部に固定される。奥板4は、その前面に一対の側板3の後端が当たるように、底板本体20の後端部に固定される。奥板4の下端部の内面(前面)は、底板2のカバー材21の起立片部211によって覆われる。
天板5は、矩形板状である。天板5には、一対の側板3,3、奥板4、及び一対の柱部材6,6を固定するための、ボルト等の固定具が挿通される複数の挿通孔50が適宜の箇所に設けられている。さらに、天板5には、照明装置、空気清浄装置、スピーカー装置等を取り付けるための複数の取付孔51が設けられている。
一対の柱部材6,6は、略同じ構造である。以下では、一対の柱部材6,6のうち、左側に位置する柱部材6について説明する。
図4に示すように、柱部材6は、上下に長い矩形板状の本体部60と、本体部60の上端と下端と後端からそれぞれ外側(左方)に延びた矩形板状の固定部61を含む。柱部材6の上下長さは、保護板7よりも長く、側板3よりも若干短い。後端の固定部61の左右方向の長さは、側板3の厚みと保護板7の厚みを足し合わせた長さと略同じである。上端と下端と後端の固定部61のそれぞれには、ボルト等の固定具が挿通される複数の挿通孔が設けられている。
図5Aに示すように、柱部材6は、ボルト等の固定具で、下端の固定部61が底板本体20に固定され、後端の固定部61が、側板3の前端の固定部301と保護板7の前端に固定される。なお、柱部材6の側板3及び保護板7への固定には、ポップナット等の固定具を用いてもよい。柱部材6は、底板本体20に固定された状態において、本体部60の内面(右側を向く面)が、保護板7の内面(後述する本体部70の右側を向く面)と略面一となる。
本実施形態では、柱部材6は、上端の固定部61が、所定の部材を介して天板5に固定される。ここで、所定の部材とは、例えば、ケージ1の入り口を開閉する扉をスライド自在に支持するレール部材である。
一対の保護板7,7は、略同じ構造である。以下では、一対の保護板7,7のうち、左側に位置する保護板7について説明する。
図5A,図6A及び図6Bに示すように、保護板7は、前後方向を長手方向とし、上下方向を短手方向とし、左右方向を厚み方向とする、全体形状が略矩形板状の部材である。保護板7は、例えば、金属製である。保護板7の前後長さは、側板3の前後長さと略同じである。
保護板7は、前後方向に長い矩形板状の本体部70と、本体部70の上端から延びた上カバー部71と、本体部70の前端と後端から外側(左方)に延びた側カバー部72と、本体部70の下端から外側(左方)に延びた下片部73とを備える。
本体部70の下端部には、複数(本実施形態では3つ)の窓部74が設けられている。複数の窓部74のそれぞれは、本体部70を厚み方向に貫通している。複数の窓部74は、互いに前後方向に離れて位置している。複数の窓部74のそれぞれの前後位置は、下片部73に設けられた複数の挿通孔730の前後位置に対応している。
上カバー部71は、本体部70の上端から上側ほど外側(左方)に位置するように傾斜した傾斜部710と、傾斜部710の上端から外側(左方)に水平に延びた上片部711と、上片部711の先端(左端)から下方に鉛直に延びた固定部712とを含む。傾斜部710、上片部711、及び固定部712はいずれも、前後方向に細長い矩形板状である。
固定部712には、保護板7を側板3に沿って水平方向にスライドさせることで、側板3に引っ掛かる引っ掛かり部8が設けられている。本実施形態では、引っ掛かり部8は、差込孔80に引っ掛かるピン部材83である。固定部712には、側板3の複数の差込孔80のそれぞれに対応する位置に、ピン部材83が設けられている。図6Cに示すように、ピン部材83は、頭部830と、頭部830の左右方向内側(右側)に連続し、頭部830よりも径の小さい軸部831とを含む。ピン部材83は、例えば、樹脂製である。ピン部材83は、頭部830が差込孔80の丸孔部82に挿入可能であり、挿入状態でスライドさせて、軸部831を差込孔80の長孔部81内に位置させることで、差込孔80に対して抜け止めがなされる。
前端の側カバー部72は、本体部70の前端から外側(左方)に延びた矩形板状の側片部720と、側片部720の先端(左端)から後方に延びた当て片部721とを備える。
同様に、後端の側カバー部72は、本体部70の後端から外側(左方)に延びた矩形板状の側片部720と、側片部720の先端(左端)から前方に延びた当て片部721とを備える。前後の当て片部721と、固定部712は、左右位置が互いに同じである。
下片部73は、前後方向に細長い矩形板状である。下片部73には、ボルト等の固定具を挿通するための複数の挿通孔730が設けられている。複数の挿通孔730は、互いに前後方向に離れて位置する。複数の挿通孔730の前後位置は、本体部70の複数の窓部74のそれぞれに一対一に対応している。
さらに、保護板7は、本体部70の裏面(左面)に固定される補強部材75を備える。補強部材75は、本体部70の裏面に前後方向に亘って取り付けられる。補強部材75は、前後方向を長手方向とする部材であり、断面ハット状である。補強部材75の前端と後端のそれぞれは、ねじ等の固定具によって、前後の側カバー部72の当て片部721に固定されている。
保護板7は、複数のピン部材83の頭部830が、側板3の複数の差込孔80の前側の丸孔部82をそれぞれ通過し、軸部831が丸孔部82にそれぞれ挿通された状態で、後方にスライド移動される。これにより、保護板7は、各ピン部材83が各差込孔80に引っ掛かって、側板3に取り付けられる。ここで、保護板7は、その後端の側カバー部72の側片部720が奥板4に当たる位置まで、後方へスライド移動される。
保護板7は、その後端が奥板4に当たる状態で、図5Bに示すように、複数の窓部74のそれぞれを介して、ボルト等の固定具を下片部73の複数の挿通孔730のそれぞれに挿通させ、底板本体20に対してねじ締めすることで、底板2に固定される。このとき、底板2に固定された側板3の前面(前端の固定部301)と、底板2に固定された保護板7の前面(前端の側カバー部72の側片部720)とは、略面一となる(図4参照)。柱部材6は、保護板7の前面と側板3の前面に当たる状態で、底板本体20に固定される。これにより、保護板7は、奥板4と柱部材6との間に挟み込まれて位置する。
保護板7の上端の底板2からの高さは、350mm〜450mmの範囲内であり、保護板7の厚みは、30mm〜60mmの範囲内である。保護板7の高さは、JIS規格により定められた一般的な手動の車椅子W1のハンドリム11の寸法に対応している。ハンドリム11の手で操作する部分の高さは、470mm程度である。
つまり、保護板7の上端の高さは、車椅子W1のハンドリム11の上部を回転操作する手が、保護板7に接触しにくい高さに設定されている。加えて、保護板7の上端の高さは、車椅子が保護板7に接触したときに車椅子W1が側板3側へと転倒しないように、ハンドリム11のうち、中心よりも上方の部分までが保護板7に接触する高さに設定されている。
保護板7の厚みは、ハンドリム11の上部を掴む手の厚みに対応している。つまり、保護板7の厚みは、車椅子W1のハンドリム11が保護板7に接触する位置において、ハンドリム11の上部を掴む手が側板3に接触しにくい厚みに設定されている。
続いて、ケージ1の組み立て方法の一例について説明する。
まず、図3Aに示すように、底板2と一対の側板3と奥板4と天板5が、前面が開口した箱型に、一体に組み立てられる。なお、図3Aにおいては、右側の側板3の図示が省略されている。
次いで、図4に示すように、一対の保護板7,7のそれぞれが、一対の側板3,3の下部の内面に沿って、水平方向にスライド移動されて、一対の保護板7,7のそれぞれの上端部が、一対の側板3,3のそれぞれの下部の内面に引っ掛けられる。このとき、側板3の複数の差込孔80の前側の丸孔部82に、保護板7の複数のピン部材83の頭部830がそれぞれ通過し、軸部831が丸孔部82にそれぞれ挿通された状態で、保護板7が奥板4に当たるまで後方にスライドされる。これにより、複数のピン部材83の頭部830が長孔部81の孔縁にそれぞれ引っ掛かって、保護板7の上端部が側板3に対して引っ掛けられる。
次いで、図5Aに示すように、底板2の前側(入口側)の2つの角部分に、一対の柱部材6が載せられ、各柱部材6の後端の固定部61がその後方の側板3と保護板7に対して、ポップナット等の固定具で固定される。また、各柱部材6の下端の固定部61は、底板本体20に、ボルト等の固定具で固定される。
次いで、図5Bに示すように、保護板7の下端部の複数の窓部74を通じて、下片部73の挿通孔730にボルト等の固定具が打ち込まれることによって、保護板7が底板2に固定される。
次いで、一対の側板3,3、奥板4、一対の保護板7,7のそれぞれの内面に、壁紙が貼り付けられ、この壁紙の上から、左側の側板3に、操作盤9と、手すり10が取り付けられる。
例えば、上記の手順により、図1に示す本実施形態のケージ1が形成される。
本実施形態のケージ1では、左右の側板3の下部の内面にそれぞれ保護板7が取り付けられており、保護板7の上端の底板2からの高さが、350mm〜450mmの範囲内であり、保護板7の厚みが、30mm〜60mmの範囲内である。
そのため、ケージ1内に車椅子W1で乗り込む利用者が、左右の側板3に近づき過ぎることを、保護板7によって抑制することができる。また、保護板7に接触するほど側板3に近づいた場合でも、保護板7の高さが、ハンドリム11の上部よりも低い位置にあるため、ハンドリム11の上部を手で掴んで操作する際に、保護板7が邪魔になりにくい。また、保護板7の厚みが、30mm〜60mmあるため、ハンドリム11の上部を手で掴む際に、側板3との間の距離が狭くてハンドリム11が掴みにくくなることも抑制できる。
したがって、本実施形態のケージ1によれば、車椅子W1のハンドリム11の上部を手で回す際に、ケージ1の側板3が邪魔になりにくくて、車椅子W1での利用がしやすい。また、本実施形態のケージ1によれば、ハンドリム11と側板3とで手が挟まれることも生じにくい。
また、本実施形態のケージ1では、底板2の左右両端の上に一対の保護板7,7を設置することで、床面積を規制内の面積としたうえで、一対の保護板7,7よりも上方には、左右方向に幅広くて使い勝手の良い空間を確保することができる。
また、本実施形態のケージ1では、一対の保護板7,7の上端部の形状を、テーパー形状として、ケージ1の利用者が保護板7上に乗りにくい構造とすることで、一対の保護板7,7が床面積に含まれない構造となっている。
(変更例)
以上説明した本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、下記の変更例を採用可能である。
ケージ1は、一対の柱部材6を備えず、その代わりに、底板2のケージ入口側の端から起立する板材を備え、この板材と奥板4とで一対の保護板7,7を挟む構造であってもよい。
一対の保護板7,7と、一対の側板3,3に設けられる引っ掛かり部8は、上記の構造に限定されない。例えば、一対の保護板7,7が、複数の差込孔80を備え、一対の側板3が、複数のピン部材83を備えてもよい。また、一対の保護板7,7と一対の側板3,3とは、差込孔80とピン部材83以外の、その他の引っ掛かり部8を備えてもよい。
一対の保護板7,7は、スライドさせることで上端部が一対の側板3に引っ掛かる構造に限らず、ボルト等の固定具で上端部が一対の側板3に固定される構造であってもよい。
底板2は、奥行き方向の長さL3と、一対の保護板7,7間の幅方向の長さL4とが、同じであってもよいし、奥行き方向の長さL3が、一対の保護板7,7間の幅方向の長さL4よりも短くてもよい。
(効果)
以上説明した本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、下記の構成を具備することを特徴とする。
すなわち、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、利用者が車椅子W1で乗ることのできる底板2と、底板2の両端から起立する一対の側板3,3と、一対の側板3,3のそれぞれの下部の内面を覆うように設けられる一対の保護板7,7と、を備える。
一対の保護板7,7のそれぞれの上端の底板2からの高さL1は、350mm〜450mmの範囲内である。一対の保護板7,7のそれぞれの厚みL2は、30mm〜60mmの範囲内である。
したがって、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1によれば、ケージ1内において車椅子W1に乗った利用者が、側板3に接触することを保護板7によって抑制することができる。本実施形態のケージ1によれば、保護板7の高さL1及び厚みL2が上記の範囲内であるため、側板3に近づいても、車椅子W1の端のハンドリム11の上部を持つ手が、保護板7に当たりにくく、かつこの手が、保護板7の上方において側板3に当たりにくい。よって、本実施形態のケージ1によれば、車椅子W1のハンドリム11を手で回す際に、側板3が邪魔になりにくくて、車椅子W1での利用がしやすい。
また、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、底板2のケージ入口側の2つの角部分から起立する一対の柱部材6と、底板2のケージ奥側の端から起立する奥板4と、をさらに備える。一対の保護板7,7は、一対の側板3,3に沿ってそれぞれ水平方向にスライドさせることで一対の側板3,3にそれぞれ引っ掛かる引っ掛かり部(ピン部材83)を有する。一対の保護板7,7のうちの一方は、一対の柱部材6,6のうちの一方と奥板4との間に挟まれて位置し、一対の保護板7,7のうちの他方は、一対の柱部材6,6のうちの他方と奥板4との間に挟まれて位置する。
したがって、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1によれば、保護板7の側板3への取り付けがスライドさせるだけで簡単に行え、かつ、保護板7のケージ入口側の面とケージ奥側の面のそれぞれを、奥板4と柱部材6によって覆うことができる。
また、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、上記の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1は、底板2は、一対の側板3,3に沿う奥行き方向の長さL3が、一対の保護板7,7間の幅方向の長さL4よりも長い。
したがって、本実施形態のホームエレベーター用のケージ1によれば、底板2が一般的な車椅子W1の平面視における形状に対応しており、車椅子W1での利用がしやすい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 ホームエレベーター用のケージ
2 底板
3 側板
4 奥板
6 柱部材
7 保護板
L1 高さ
L2 厚み
L3 奥行き方向の長さ
L4 幅方向の長さ

Claims (3)

  1. ホームエレベーター用のケージであって、
    利用者が車椅子で乗ることのできる底板と、
    前記底板の両端から起立する一対の側板と、
    前記一対の側板のそれぞれの下部の内面を覆うように設けられる一対の保護板と、を備え、
    前記一対の保護板のそれぞれの上端の前記底板からの高さは、350mm〜450mmの範囲内であり、前記一対の保護板のそれぞれの厚みは、30mm〜60mmの範囲内であることを特徴とするホームエレベーター用のケージ。
  2. 前記底板のケージ入口側の2つの角部分から起立する一対の柱部材と、
    前記底板のケージ奥側の端から起立する奥板と、をさらに備え、
    前記一対の保護板は、前記一対の側板に沿ってそれぞれ水平方向にスライドさせることで前記一対の側板にそれぞれ引っ掛かる引っ掛かり部を有し、
    前記一対の保護板のうちの一方は、前記一対の柱部材のうちの一方と前記奥板との間に挟まれて位置し、
    前記一対の保護板のうちの他方は、前記一対の柱部材のうちの他方と前記奥板との間に挟まれて位置することを特徴とする請求項1に記載のホームエレベーター用のケージ。
  3. 前記底板は、前記一対の側板に沿う奥行き方向の長さが、前記一対の保護板間の幅方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載のホームエレベーター用のケージ。
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