JP2018016107A - 監視用ecuおよび車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動運転用ECUから駆動用ECUに、正常で無い変数を含む制御信号を伝達することを防止可能な監視用ECUを提供することを目的とする。【解決手段】本開示は、自動運転用ECUが車両駆動用ECUへの第一制御信号を送出した時、この第一制御信号に含まれる第一変数が正常か否かを判定し、正常と判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を車両駆動用ECUとするが、正常でないと判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を車両駆動用ECUとしないコントローラと、コントローラによる判定処理済みの第一制御信号であって、送信先が車両駆動用ECUの第一制御信号を、伝送路に送出する送信部と、を備え、車両駆動用ECUは、送信部から送出された第一制御信号を、伝送路を介して受信し、受信した第一制御信号に含まれる第一変数に基づき、アクチュエータを制御する、監視用ECUに向けられる。【選択図】図2
Description
本開示は、自動運転用ECU(Electronic Control Unit;電子制御装置)から車両駆動用ECUへの制御信号を監視する監視用ECU、およびそれを備えた車両に関する。
従来、車両の自動運転を行うための制御システムでは、車載ネットワーク上に、自動運転用ECUと、車両駆動用ECUがデータ伝送可能に接続されている。また、車両駆動用ECUとしては、操舵系ECU、アクセル系ECU及び制動系ECUが例示される。
自動運転用ECUには、各種センサの出力信号が入力される。各種センサとしては、車速センサ、操舵角センサ、カメラ、レーダ等が例示される。
また、メモリユニットには、車両が走行すべき経路に関する情報が格納されている。このような経路情報は、経路上における各位置での目標車速(車速プロファイル)、停止位置等の情報を含む。自動運転用ECUは、上記のような経路情報をメモリユニットから取得する。
自動運転用ECUは、各種センサの出力信号及びメモリユニットからの経路情報に基づいて、速度プロファイルに従って車両が経路上を自動的に走行するように、操舵系ECU、アクセル系ECUおよび制動系ECUのそれぞれに対する制御信号を生成する。各制御信号は、送信先(即ち、操舵系ECU、アクセル系ECUおよび制動系ECUのいずれか)を特定する情報(以下、送信先情報という)と、この送信先が制御するアクチュエータの制御量に関連する変数と、を含んでいる。
操舵系ECUは、自動運転用ECUからの制御信号に基づいて、車両のステアリング機構に設けられた操舵アクチュエータを制御する。アクセル系ECUは、自動運転用ECUからの制御信号に基づいて、車両のエンジンのスロットルバルブを駆動するアクセルアクチュエータを制御する。制動系ECUは、自動運転用ECUからの制御信号に基づいて、車両の制動装置を構成するバルブやブースタユニットを制御する。
しかし、自動運転用ECUからの制御信号は、時として、正常で無い変数を含む場合があり、駆動用ECUに伝達されてしまうという問題点があった。
そこで、本開示は、自動運転用ECUから駆動用ECUに、正常で無い変数を含む制御信号を伝達することを防止可能な監視用ECUおよび、それを備えた車両を提供することを目的とする。
本開示は、車両駆動用のアクチュエータを制御する車両駆動用ECUと、前記アクチュエータの制御に使用される第一変数を含む第一制御信号を生成する自動運転用ECUと、が少なくとも一つの伝送路により接続されており、前記少なくとも一つの伝送路を介して前記自動運転用ECUが前記車両駆動用ECUへと送信する第一制御信号を監視する監視用ECUであって、前記自動運転用ECUが、前記車両駆動用ECUへの第一制御信号を送出した時、前記伝送路を介して当該第一制御信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した第一制御信号に含まれる第一変数が正常か否かを判定するコントローラであって、正常と判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUとするが、正常でないと判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUとしないコントローラと、前記コントローラによる判定処理済みの第一制御信号であって、送信先が前記車両駆動用ECUの第一制御信号を、前記伝送路に送出する送信部と、を備え、前記車両駆動用ECUは、前記送信部から送出された第一制御信号を、前記伝送路を介して受信し、受信した第一制御信号に含まれる第一変数に基づき、前記アクチュエータを制御する、監視用ECUに向けられる。
本開示は他にも、上記監視用ECUを備えた車両に向けられる。
本開示によれば、自動運転用ECUから駆動用ECUに、正常で無い変数を含む制御信号が伝達されることを防止可能な監視用ECUおよび、それを備えた車両を提供することが可能となる。
以下、上記図面を参照して、本開示の監視用ECUおよびそれを備えた車両を詳説する。
<1.車載ネットワークの概略構成>
図1において、車両Vには、例えば、データ伝送用に二種類の伝送路、即ち、第一伝送路N1および第二伝送路N2が敷設される。第一伝送路N1には、例えば、一つの自動運転用ECU11が接続される。第二伝送路N2には、車両駆動用ECU15の一例として、制動系ECU15aと、アクセル系ECU15bと、操舵系ECU15cとが接続される。また、両伝送路N1,N2には、監視用ECU17が接続される。監視用ECU17にはさらに、内蔵のデジタルI/O(Input/Output)を用いて出力装置13が接続される。
図1において、車両Vには、例えば、データ伝送用に二種類の伝送路、即ち、第一伝送路N1および第二伝送路N2が敷設される。第一伝送路N1には、例えば、一つの自動運転用ECU11が接続される。第二伝送路N2には、車両駆動用ECU15の一例として、制動系ECU15aと、アクセル系ECU15bと、操舵系ECU15cとが接続される。また、両伝送路N1,N2には、監視用ECU17が接続される。監視用ECU17にはさらに、内蔵のデジタルI/O(Input/Output)を用いて出力装置13が接続される。
ここで、ECUは、Electronic Control Unitの頭字語であって、電子制御装置とも呼ばれる。
本実施形態では、第一伝送路N1に接続された自動運転用ECU11と、第二伝送路N2に接続された各車両駆動用ECU15とは、監視用ECU17を介して相互に、少なくとも制御信号の授受が可能になっている。また、監視用ECU17は、出力装置13に対し、少なくとも制御信号を送信可能になっている。これらデータ伝送方式としては、CANやFlexRayが例示される。CANは、Controller Area Networkの頭字語である。
また、自動運転用ECU11は、例えば、車載ナビゲーション装置および各種センサ(いずれも図示せず)とデータ伝送可能に接続されている。
自動運転用ECU11は、車載ナビゲーション装置から経路情報を受け取る。この経路情報は、車両Vの出発地から目的地までの経路を、リンクやノードにより表現している。このような経路上には、車両Vが停止すべき場所(信号がある交差点や一時停止すべき場所)が複数存在する。車両Vが停止すべき場所の一つが起点とされ、その次に停止すべき場所が終点とされる。自動運転用ECU11は、このような経路情報の起点・終点間のそれぞれについて速度プロファイル(目標車速)を導出し保持する。他にも、自動運転用ECU11は、路車間通信装置(図示せず)を介して、起点・終点間それぞれの速度プロファイルを遠隔のサーバ装置から取得することも可能である。
また、上記各種センサは、車両Vに搭載されたカメラ、ミリ波レーダおよび超音波センサ等である。自動運転用ECU11は、例えば、各種センサが時系列で出力する画像信号(距離画像信号を含む)に基づき、車両Vが走行すべきレーンにおける自車位置を維持するよう、車両Vの操舵角を時系列(典型的には周期的)に導出する。自動運転用ECU11はさらに、各種センサの出力信号に基づき、車両Vの周辺に存在する障害物の有無に基づき、車両Vの制動量を時系列で導出する。自動運転用ECU11は、速度プロファイルや障害物の有無に基づき、車両Vのアクセル開度を時系列で導出する。
自動運転用ECU11は、自身が導出したアクセル開度を第一変数の第一例として含むとともに、送信先の第一例としてアクセル系ECU15bを指定した第一制御信号を時系列で生成する。自動運転用ECU11は他にも、自身が導出した操舵角を第一変数の第二例として含むとともに、送信先の第二例として操舵系ECU15cを指定した第一制御信号を時系列で生成する。自動運転用ECU11はさらに他にも、自身が導出した制動量を第一変数の第三例として含むとともに、送信先の第三例として制動系ECU15aを指定した第一制御信号を時系列で生成する。
自動運転用ECU11は、自身が時系列で生成した第一制御信号のそれぞれを第一伝送路N1に送出する。
出力装置13は、車両Vの運転席の周辺に設けられたディスプレイまたはスピーカである。この出力装置13は、監視用ECU17から送信されてくる第二制御信号を受信して、運転席の着座者に車両Vを手動運転するよう促すメッセージをディスプレイ上に表示したり、スピーカから音声出力したりする。出力装置13は、ディスプレイやスピーカ以外にも、第二制御信号に基づき発光する発光素子でも構わない。この場合、発光素子が発光すると、運転席の着座者に車両Vを手動運転するよう促される。
監視用ECU17は、図2に示すように、第一受信部211および第一送信部213を含む第一通信IF21と、第二受信部231および第二送信部233を含む第二通信IF23と、プログラムメモリ25、ワーキングメモリ27と、コントローラ29と、を備えている。
第一通信IF21は、第一伝送路N1のデータ伝送方式に準拠している。第一受信部211は、第一伝送路N1から第一制御信号等を受信して、ワーキングメモリ27に転送し格納する。第一送信部213は、必要に応じて、ワーキングメモリ27から転送されてくる各種制御信号を第一伝送路N1上に送出する。
第二通信IF23は、第二伝送路N2のデータ伝送方式に準拠している。第二受信部231は、第二伝送路N2から各種信号等を受信して、ワーキングメモリ27に転送し格納する。第二送信部233は、ワーキングメモリ27から転送されてくる第一制御信号や第三制御信号(詳細は後述)を第二伝送路N2上に送出する。
プログラムメモリ25は、例えばEEPROMのような不揮発性メモリである。プログラムメモリ25には、後述の処理手順(図3を参照)を記述したプログラム251が格納されている。
ワーキングメモリ27は、例えばSRAMのような半導体メモリである。
コントローラ29は、ワーキングメモリ27を作業領域として用いてプログラム251を実行する。なお、コントローラ29の処理については後で詳細に説明する。
再度図1を参照する。上記の通り、本実施形態では、車両駆動用ECU15として、制動系ECU15aと、アクセル系ECU15bと、操舵系ECU15cとが例示される。
制動系ECU15aは、第二伝送路N2から、送信先に自身が指定された第一制御信号または第三制御信号を受信して、受信信号に含まれる制動量に基づき、車両Vの制動装置を構成するアクチュエータ(バルブ、ブースタユニット、マスターシリンダ等)を制御する。
アクセル系ECU15bは、第二伝送路N2から、送信先に自身が指定された第一制御信号または第三制御信号を受信して、受信信号に含まれるアクセル開度に基づき、車両Vのスロットルバルブ等のアクチュエータを制御する。
操舵系ECU15cは、第二伝送路N2から、送信先に自身が指定された第一制御信号または第三制御信号を受信して、受信信号に含まれる操舵量に基づき、車両Vのステアリング機構を構成する操舵アクチュエータを制御する。アクセル系ECU15bは、自動運転用ECUからの制御信号に基づいて、車両のエンジンのスロットルバルブを駆動するアクセルアクチュエータを制御する。
<2.監視用ECUの詳細な処理>
次に、図3のフロー図を参照して、図2に示す監視用ECU17の処理を詳説する。
図3において、第一受信部211は、第一伝送路N1から信号が入力されると、ワーキングメモリ27に転送する(ステップS001)。
次に、図3のフロー図を参照して、図2に示す監視用ECU17の処理を詳説する。
図3において、第一受信部211は、第一伝送路N1から信号が入力されると、ワーキングメモリ27に転送する(ステップS001)。
コントローラ29は、ワーキングメモリ27に信号が格納されると、例えば、自動運転用ECU11側で第一制御信号に設定された識別子(即ちID)に基づき、第一制御信号を受信したことを認識する(ステップS003)。
次に、コントローラ29は、例えば、自動運転用ECU11側で第一制御信号に設定されたデータフィールドの値(即ち、第一変数としての各種制御量)が正常か否かを判定する(ステップS005)。判定手法については種々の周知・公知技術を採用し得るが、その一例は以下の通りである。即ち、各種制御量は時系列で送信されてくる。ここで、過去(前回)の制御量(アクセル開度、操舵量、制動量)に対する今回の制御量の変化が適正範囲内の場合、コントローラ29は、正常と判定し、適正範囲外の場合、正常で無いと判定する。
ステップS005で正常と判定した場合、コントローラ29は、ステップS005の処理対象となった第一制御信号に既設定の送信先(即ち、送信先ID)を変更する事無く、そのまま第二送信部233を介して第二伝送路N2に送出する(ステップS007)。
車両駆動用ECU15は、第二伝送路N2から受信した第一制御信号に含まれる制御量に従って、自身が制御すべきアクチュエータを制御する。具体的には、制動系ECU15aは、自身宛ての第一制御信号に含まれる制動量に基づき、車両Vのバルブ、ブースタユニットおよびマスターシリンダ等を制御する。また、アクセル系ECU15bは、自身宛の第一制御信号に含まれるアクセル開度に基づき、スロットルバルブ等のアクチュエータを制御する。また、操舵系ECU15cは、自身宛の第一制御信号に含まれる操舵量に基づき、操舵アクチュエータを制御する。
それに対し、ステップS005で正常でないと判定した場合、コントローラ29は、ステップS005の処理対象となった第一制御信号を破棄する(ステップS009)。
ステップS009の次に、コントローラ29は、例えば車両Vの自動運転に適さない状況になったとして、運転席の着座者に手動運転を促すためのメッセージを含む第二制御信号を生成する。コントローラ29は、生成した第二制御信号を、デジタルI/Oを介して出力装置13に送信する(ステップS011)。
出力装置13は、上記の通り、受信した第二制御信号に含まれるメッセージを出力し、これによって、着座者に手動運転を促す。
ステップS011の処理の代替例としては、下記が挙げられる。即ち、コントローラ29は、車両Vを停車させるような制御量を第二変数として含む第三制御信号を生成する。具体的には、コントローラ29は、前回よりも小さなアクセル開度を含む第三制御信号をアクセル系ECU15b宛で生成する。また、コントローラ29はさらに、車両Vを路肩方向に向かわせるような操舵量を含む第三制御信号を操舵系ECU15c宛で生成する。また、コントローラ29はさらに、前回よりも小さな制動量を含む第三制御信号を制動系ECU15a宛で生成する。これら第三制御信号は、第二送信部233から第二伝送路N2に送出される。各ECU15a〜15cは、上記と同様、自身宛の第三制御信号に含まれる制動量に基づき、対応するアクチュエータを制御する。
ステップS007またはステップS011が終了すると、コントローラ29は、ステップS001に戻って、新たに受信された第一制御信号に対しステップS001以降の処理を行う。
<3.監視用ECUの作用・効果>
上記の通り、監視用ECU17において、自動運転用ECU11から送信されてきた第一制御信号に含まれる第一変数(制御量)が正常で無いと判定された場合、その第一制御信号は車両駆動用ECU15には伝達されない。よって、車両Vの自動運転の安全性を向上させることが可能となる。
上記の通り、監視用ECU17において、自動運転用ECU11から送信されてきた第一制御信号に含まれる第一変数(制御量)が正常で無いと判定された場合、その第一制御信号は車両駆動用ECU15には伝達されない。よって、車両Vの自動運転の安全性を向上させることが可能となる。
また、監視用ECU17において、第一制御信号に含まれる第一変数が正常で無いと判定された場合、出力装置13は、運転席の着座者に、車両Vの手動運転を促す。これにより、車両Vの搭乗者(運転者および同乗者を含む)の安全性を確保出来る。
また、監視用ECU17は、第一制御信号に含まれる第一変数が正常で無いと判定した場合、車両Vを停車させるために、第三制御信号を生成し送出する。その結果、各車両駆動用ECU15は、車両Vを停車させるように、対応するアクチュエータを制御する。これによっても、車両Vの搭乗者(運転者および同乗者を含む)の安全性を確保出来る。
<4.変形例>
図4の車両Vは、図1の車両Vと比較すると、第一伝送路N1および第二伝送路N2に代えて伝送路Nが敷設される点と、監視用ECU17に代えて監視用ECU17aが備わる点で相違する。それ以外に両車両Vにおけるネットワーク構成に相違点は無い。それ故、図4において、図1に示す構成に相当するものには同一参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
図4の車両Vは、図1の車両Vと比較すると、第一伝送路N1および第二伝送路N2に代えて伝送路Nが敷設される点と、監視用ECU17に代えて監視用ECU17aが備わる点で相違する。それ以外に両車両Vにおけるネットワーク構成に相違点は無い。それ故、図4において、図1に示す構成に相当するものには同一参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
図4において、伝送路Nには、例えば、一つの自動運転用ECU11と、車両駆動用ECU15の一例としての制動系ECU15a、アクセル系ECU15bおよび操舵系ECU15cと、監視用ECU17aと、が接続される。これら各機器11、15、17aは、伝送路Nを介して相互に制御信号の授受が可能になっている。監視用ECU17aにはさらに、内蔵のデジタルI/Oを用いて出力装置13が接続される。
自動運転用ECU11は、上記実施形態と同様の構成・機能を有する。ただし、自動運転用ECU11は、第一制御信号の送信先として監視用ECU17aを指定する点で相違する。
監視用ECU17aは、上記実施形態の監視用ECU17と比較すると、第一受信部211および第一送信部213を含む第一通信IF21と、第二受信部231および第二送信部233を含む第二通信IF23とに代えて、図5に示すように、受信部211aおよび送信部213aを含む通信IF21aを備えている点で相違する。他にも、監視用ECU17aのプログラムメモリ25には、プログラム251では無く、プログラム251aが格納される点でも相違する。それ以外に両監視用ECU17,17aの間に相違点は無い。それゆえ、図5において、図2の構成に相当するものには同一参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
通信IF21aは、伝送路Nのデータ伝送方式に準拠している。受信部211aは、伝送路Nから第一制御信号等を受信して、ワーキングメモリ27に転送し格納する。送信部213aは、ワーキングメモリ27から転送されてくる第二制御信号(詳細は後述)を伝送路N上に送出する。
次に、図6のフロー図を参照して、図5に示す監視用ECU17aの処理を詳説する。
図6において、受信部211aは、伝送路Nからの入力信号を、ワーキングメモリ27に転送する(ステップS101)。
図6において、受信部211aは、伝送路Nからの入力信号を、ワーキングメモリ27に転送する(ステップS101)。
次に、コントローラ29は、プログラム251aを実行することにより、下記のステップS103〜S111を実行する。まず、コントローラ29は、ステップS003と同様の手法で、第一制御信号を受信したことを認識する(ステップS103)。
次に、コントローラ29は、ステップS005と同様の手法で、第一制御信号に含まれる第一変数が正常か否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105で正常と判定した場合、コントローラ29は、ステップS105の処理対象となった第一制御信号の送信先を、適切な車両駆動用ECU15に変更して、送信部213aを介して伝送路Nに送出する(ステップS107)。具体的には、第一制御信号には、上記の通りIDを設定可能なフィールドが設けられている。このフィールドには、送信先だけでなく、データ内容を設定することが出来る。この情報に基づけば、たとえ第一制御信号の送信先が監視用ECU17aと指定されていたとしても、送信先を適切な車両駆動用ECU15に変更することが可能である。各車両駆動用ECU15は、伝送路Nから受信した第一制御信号に含まれる制御量に従って、自身が制御すべきアクチュエータを制御する。
それに対し、ステップS105で正常でないと判定した場合、コントローラ29は、ステップS105の処理対象となった第一制御信号を破棄する(ステップS109)。
ステップS109の次に、コントローラ29は、ステップS011と同様に、第二制御信号を生成し、デジタルI/Oを介して出力装置13に送信する(ステップS111)。出力装置13は、上記の通り、受信した第二制御信号に含まれるメッセージを出力し、これによって、着座者に手動運転を促す。
ステップS111の処理は、実施形態で説明した第三制御信号の生成・送出に変更されても良い。
ステップS107またはステップS111が終了すると、コントローラ29は、ステップS101に戻って、新たに受信された第一制御信号に対しステップS101以降の処理を行う。
上記監視用ECU17aによっても、第3欄に記載された作用・効果を得ることが出来る。
<5.付記>
上記実施形態および変形例では、第一変数はアクチュエータの制御量であると説明した。しかし、これに限らず、第一変数は、アクチュエータの制御量に相関する値であっても良い。この場合、車両駆動用ECU15は、第一制御信号に含まれる第一変数に基づき、対応するアクチュエータの制御量を導出する。
上記実施形態および変形例では、第一変数はアクチュエータの制御量であると説明した。しかし、これに限らず、第一変数は、アクチュエータの制御量に相関する値であっても良い。この場合、車両駆動用ECU15は、第一制御信号に含まれる第一変数に基づき、対応するアクチュエータの制御量を導出する。
上記実施形態および変形例では、自動運転用ECU11は一つとして説明した。しかし、これに限らず、複数個の自動運転用ECU11が第一伝送路N1および伝送路Nに接続されても構わない。
上記実施形態および変形例では、監視用ECUの17,17aのプログラムメモリ25に、対応するプログラム251,251aが格納されるとして説明した。しかし、これに限らず、各プログラム251,251aは、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体(例えばDVD等)に格納されて提供されても構わない。他にも、各種端末装置がダウンロードできるように、プログラム251,251aはサーバ装置に格納されていても良い。
上記変形例において、自動運転ECU11は、緊急性の高い第一変数(即ち、監視用ECU17aでの処理を待っていると、車両駆動用ECU15での制御が間に合わないような第一変数)に関しては、監視用ECU17aでは無く車両駆動用ECU15を送信先に指定した第一制御信号を生成し送出しても構わない。かかる第一制御信号は、監視用ECU17aで処理される事無く、車両駆動用ECU15に直接的に伝達される。
本開示に係る監視用ECUおよび車両は、車両Vの自動運転の安全性を向上させることが可能であり、乗用車や商用車等に好適である。
V 車両
11 自動運転用ECU
13 出力装置
15,15a,15b,15c 車両駆動用ECU
17,17a 監視用ECU
211 第一受信部
213 第一送信部
231 第二受信部
233 第二送信部
211a 受信部
213a 送信部
29 コントローラ
251,251a プログラム
N1 第一伝送路
N2 第二伝送路
N 伝送路
11 自動運転用ECU
13 出力装置
15,15a,15b,15c 車両駆動用ECU
17,17a 監視用ECU
211 第一受信部
213 第一送信部
231 第二受信部
233 第二送信部
211a 受信部
213a 送信部
29 コントローラ
251,251a プログラム
N1 第一伝送路
N2 第二伝送路
N 伝送路
Claims (5)
- 車両駆動用のアクチュエータを制御する車両駆動用ECUと、前記アクチュエータの制御に使用される第一変数を含む第一制御信号を生成する自動運転用ECUと、が少なくとも一つの伝送路により接続されており、前記少なくとも一つの伝送路を介して前記自動運転用ECUが前記車両駆動用ECUへと送信する第一制御信号を監視する監視用ECUであって、
前記自動運転用ECUが、前記車両駆動用ECUへの第一制御信号を送出した時、前記伝送路を介して当該第一制御信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した第一制御信号に含まれる第一変数が正常か否かを判定するコントローラであって、正常と判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUとするが、正常でないと判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUとしないコントローラと、
前記コントローラによる判定処理済みの第一制御信号であって、送信先が前記車両駆動用ECUの第一制御信号を、前記伝送路に送出する送信部と、を備え、
前記車両駆動用ECUは、前記送信部から送出された第一制御信号を、前記伝送路を介して受信し、受信した第一制御信号に含まれる第一変数に基づき、前記アクチュエータを制御する、監視用ECU。 - 前記自動運転用ECUが、前記車両駆動用ECUへの転送のために前記監視用ECUを送信先として第一制御信号を送出した時、前記コントローラは、正常と判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUと変更する、請求項1に記載の監視用ECU。
- 前記コントローラは、正常でないと判定した場合には、前記車両の運転を運転者に促すメッセージを含む第二制御信号を生成し、
前記第二制御信号に含まれるメッセージは、前記車両に搭載された出力装置から前記運転者に向けて出力される、請求項1または2に記載の監視用ECU。 - 前記コントローラは、正常でないと判定した場合には、当該第一制御信号の送信先を前記車両駆動用ECUに変更する事無く、前記アクチュエータの制御に使用され前記車両を停車させるための第三変数を含む第三制御信号を生成し、
前記送信部は、前記コントローラによって生成された第三制御信号をネットワークに送出する、請求項1〜3のいずれかに記載の監視用ECU。 - 請求項1に記載の監視用ECUを備えた車両。
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