JP2018015285A - 布類投入機および布類展開装置 - Google Patents

布類投入機および布類展開装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018015285A
JP2018015285A JP2016148292A JP2016148292A JP2018015285A JP 2018015285 A JP2018015285 A JP 2018015285A JP 2016148292 A JP2016148292 A JP 2016148292A JP 2016148292 A JP2016148292 A JP 2016148292A JP 2018015285 A JP2018015285 A JP 2018015285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
chuck
abnormality
arm
turning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016148292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6827281B2 (ja
Inventor
弘幸 出上
Hiroyuki Ideue
弘幸 出上
加藤 信治
Shinji Kato
信治 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Plex Co Ltd
Original Assignee
Plex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Plex Co Ltd filed Critical Plex Co Ltd
Priority to JP2016148292A priority Critical patent/JP6827281B2/ja
Publication of JP2018015285A publication Critical patent/JP2018015285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6827281B2 publication Critical patent/JP6827281B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

【課題】布類の破損を抑制できる布類投入機および布類展開装置を提供する。【解決手段】布類Yを把持する投入チャック11と、投入チャック11を昇降させる昇降機12と、投入チャック11にかかる下向きの過負荷を検知する異常検知部31とを備える布類投入機10。異常検知部31が投入チャック11にかかる下向きの過負荷を検知することで、布類Yが何かに引っ掛かったまま投入チャック11が上昇するような異常を検知できる。異常を検知した場合に解消動作を行うことで、布類Yの破損を抑制できる。【選択図】図6

Description

本発明は、布類投入機および布類展開装置に関する。さらに詳しくは、洗濯済みのシーツ、包布(2枚生地の布団カバー)、枕カバー、タオル、テーブルクロスなどの布類を布類展開装置などに投入するための布類投入機、およびその布類投入機を備える布類展開装置に関する。
ホテルや病院などでは大量にシーツが使用される。使用済みのシーツはランドリー工場で洗濯、アイロンがけされ、再度ホテルや病院などで使用される。ランドリー工場では、シーツなどの布類を洗濯した後、ロールアイロナーでアイロンがけしたり、布類折畳装置で折り畳んだりする作業が行なわれる。これらの処理装置に布類を供給するには、予め布類を展開させる必要がある。布類を展開する作業を作業員が行う場合、作業に多大な時間と労力が必要である。そこで、近年では、布類展開装置を用いてこの作業を行っている。
特許文献1に記載された布類展開装置は、概略つぎのように構成されている。
作業員が方形状布類の角部を取付チャックに取り付けると、取付チャックが移動して把持していた角部を横行チャックに受け渡す。横行チャックが横行することにより、方形状布類の縁部が直線状に延ばされた状態でベルトコンベアに載せられる。ベルトコンベヤを前方に駆動して方形状布類を装置前面に垂れ下がらせ、伸展チャックで方形状布類の幅方向両端をつかんで引っ張って吊下げる。この操作により方形状布類が四角形に展開する。この状態の方形状布類を装置内に引き込んだ後、後続の処理装置に向けて排出する。
従来の布類展開装置では、取付チャックに取り付けた方形状布類が洗濯済みの方形状布類の山に引っ掛かっていたり、作業員に踏まれていたりすると、取付チャックの移動に伴い方形状布類に過大な負荷がかかり、方形状布類が破損することがある。
特開2011−30743号公報
本発明は上記事情に鑑み、布類の破損を抑制できる布類投入機および布類展開装置を提供することを目的とする。
第1発明の布類投入機は、布類を把持する投入チャックと、前記投入チャックを昇降させる昇降機と、前記投入チャックにかかる下向きの過負荷を検知する異常検知部と、を備えることを特徴とする。
第2発明の布類投入機は、第1発明において、前記昇降機の昇降部に固定されたチャックベースと、前記チャックベースに上下方向に旋回可能に支持され、先端部に前記投入チャックが固定された旋回アームと、を備え、前記異常検知部は、前記旋回アームにそれを下向きに旋回させる力が作用したことを検知することを特徴とする。
第3発明の布類投入機は、第2発明において、前記旋回アームを旋回させるエアシリンダを備え、前記異常検知部は、前記エアシリンダの伸縮を検知する伸縮センサを有することを特徴とする。
第4発明の布類投入機は、第2発明において、前記旋回アームを旋回させるサーボモータを備え、前記異常検知部は、前記サーボモータに流れる電流の増加を検知する電流センサを有することを特徴とする。
第5発明の布類投入機は、第1発明において、前記昇降機の昇降部に固定されたチャックベースと、前記チャックベースに上下動可能に設けられ、前記投入チャックを支持するスライダと、前記スライダを前記チャックベースに対して上方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記異常検知部は、前記スライダが前記チャックベースに対して下方に移動したことを検知することを特徴とする。
第6発明の布類展開装置は、第1、第2、第3、第4または第5発明の布類投入機を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、異常検知部が投入チャックにかかる下向きの過負荷を検知することで、布類が何かに引っ掛かったまま投入チャックが上昇するような異常を検知できる。異常を検知した場合に解消動作を行うことで、布類の破損を抑制できる。
第2発明によれば、布類が何かに引っ掛かったまま投入チャックが上昇すると、投入チャックに下向きの過負荷がかかり、旋回アームに下向きに旋回させる力が作用する。これを異常検知部が検知することで、異常検知できる。
第3発明によれば、伸縮センサによりエアシリンダの伸縮を検知することで、旋回アームに下向きに旋回させる力が作用したことを検知できる。
第4発明によれば、電流センサによりサーボモータに流れる電流の増加を検知することで、旋回アームに下向きに旋回させる力が作用したことを検知できる。
第5発明によれば、布類が何かに引っ掛かったまま投入チャックが上昇すると、投入チャックに下向きの過負荷がかかり、スライダがチャックベースに対して下方に移動する。これを異常検知部が検知することで、異常検知できる。
第6発明によれば、布類が何かに引っ掛かったまま投入チャックが上昇するような異常を検知できるので、布類の破損を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る布類展開装置の正面図である。 同布類展開装置の右側面図である。 同布類展開装置の平面図である。 図1におけるIV-IV線矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係る布類投入機の正面図である。 同布類投入機の右側面図である。 同布類投入機の投入チャック近傍の拡大右側面図である。 同布類投入機の基本動作の説明図である。 同布類投入機の異常検知動作の説明図である。 同布類投入機の異常検知部のブロック図である。 同布類投入機の解消動作の制御のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る布類投入機の投入チャック近傍の拡大正面図である。 同布類投入機の異常検知部のブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る布類投入機の投入チャック近傍の拡大正面図である。 図14におけるXV-XV線矢視断面図である。 同布類投入機の異常検知部のブロック図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
〔第1実施形態〕
(布類展開装置)
本発明の第1実施形態に係る布類展開装置1は、洗濯済みのシーツ、包布(2枚生地の布団カバー)、枕カバー、タオル、テーブルクロスなどの大形の方形状布類Yを展開し、ロールアイロナー等の次工程装置に供給するための装置である。本明細書では、布類展開装置1の前後・左右・上下方向を図1から図4に示すように定義する。
つぎに、布類展開装置1の基本構成を動作と共に説明する。
図1に示すように、布類展開装置1の前面には、左右両端部に2つの布類投入機10が設けられている。布類投入機10は布類Yの角部を把持する投入チャック11を備えている。投入チャック11は、作業員が布類Yを投入チャック11に把持させる下降位置と、最上端まで上昇した上昇位置との間で昇降する。
図2に示すように、投入チャック11の上昇位置には中継チャック41が配置されている。布類Yを把持した投入チャック11が上昇位置まで上昇すると、布類Yが中継チャック41に受け渡される。
布類展開装置1の側部には昇降チャック42が配置されている。投入チャック11から布類Yを受け取った中継チャック41は昇降チャック42の上昇位置まで移動し、布類Yを昇降チャック42に受け渡す。布類Yを受け取った昇降チャック42が下降し、布類Yを横行チャック43L、43Rに受け渡す。
図1および図3に示すように、布類展開装置1は2つの横行チャック43L、43Rを備えている。横行チャック43L、43Rは積載コンベア51の上方を左右方向に移動可能となっている。布類Yを把持した横行チャック43L、43Rが積載コンベア51の上方を横行することで、布類Yの後方の縁部が直線状に伸ばされ、積載コンベア51に載せられる。
なお、装置右側の布類投入機10に投入された布類Yは、右側の横行チャック43Rに把持されて左方向に引き込まれる。装置左側の布類投入機10に投入された布類Yは、左側の横行チャック43Lに把持されて右方向に引き込まれる。
積載コンベア51の前方には左右方向に移動自在な一対の伸展チャック44L、44Rが設けられている。積載コンベア51を駆動して縁出し後の布類Yを前方に移送して、装置前面に垂れ下がらせる。ついで、布類Yの縁出しされた縁部の両角部を伸展チャック44L、44Rで挟持する。そうすると、布類Yは方形状に展開された状態で吊り下げられる。
図4に示すように、布類展開装置1の下部には、整形ダクト61と、整形ダクト61に接続したブロワー62とが設けられている。布類Yの角部を伸展チャック44L、44Rで挟持しつつ、布類Yの上縁部をバキュームボックス52と当接板53とで挟持した状態で、布類Yの下方部分を整形ダクト61内に吸引する。これにより、布類Yの皺取りが行われる。
皺取りの後、布類Yの上縁部をバキュームボックス52に吸引して、バキュームボックス52を後方に移動させることで、布類Yの上縁部をバキュームコンベア54に乗り移す。バキュームコンベア54と排出コンベア55の駆動により、布類Yが後方に送られる。これにより、方形状に展開された布類Yを次工程装置に供給できる。
(布類投入機)
つぎに、本実施形態の特徴部分である布類投入機10を説明する。
図5および図6に示すように、布類投入機10は、布類Yを把持する一対の投入チャック11と、投入チャック11を昇降させる昇降機12とを備えている。昇降機12は本体部12aと、昇降部12bと、サーボモータ12cとを有する。サーボモータ12cの駆動により、昇降部12bを本体部12aに沿って昇降させることができる。昇降部12bに投入チャック11を支持するチャックベース13が固定されている。
図7に示すように、チャックベース13には水平に配置された回転軸14が軸支されている。回転軸14には旋回アーム15の基端部が固定されており、回転軸14の回転に伴い上下方向に旋回可能となっている。旋回アーム15の先端部には投入チャック11が固定されている。なお、旋回アーム15は回転軸14の両端に2つ設けられており、それぞれに投入チャック11が固定されている。
また、回転軸14には駆動アーム16の基端部が固定されている。駆動アーム16の先端部はエアシリンダ17のピストンロッド先端部に回動自在に連結されている。エアシリンダ17のシリンダチューブはチャックベース13に対して回動自在に軸支されている。エアシリンダ17を伸縮することで、旋回アーム15および投入チャック11を旋回させることができる。
エアシリンダ17のシリンダチューブには磁気近接スイッチ18が取り付けられている。磁気近接スイッチ18はピストンロッドに仕込まれた磁石の磁気を検知することで、エアシリンダ17の伸縮を検知するものである。なお、磁気近接スイッチ18が特許請求の範囲に記載の「伸縮センサ」に相当する。伸縮センサとしては、エアシリンダ17の伸縮を検知することができれば、いかなる構成のセンサを用いてもよい。
本実施形態では、エアシリンダ17を収縮させると旋回アーム15が下方に旋回し、エアシリンダ17を伸長させると旋回アーム15が上方に旋回するよう構成されている。これに代えて、エアシリンダ17を収縮させると旋回アーム15が上方に旋回し、エアシリンダ17を伸長させると旋回アーム15が下方に旋回するよう構成してもよい。
つぎに、図8に基づき布類投入機10の基本動作を説明する。
(I)まず、投入チャック11は下降位置に位置しており、下方に旋回した状態となっている。この状態で、作業員が手作業により布類Yの角部を投入チャック11に把持させる。ここで、投入チャック11は下方に旋回されているので、作業員が視認しやすく、また布類Yを把持させやすい姿勢となっている。そのため、作業員による布類Yの投入作業が容易である。
(II)投入チャック11に布類Yが把持されると、エアシリンダ17が伸長し、投入チャック11が上方に旋回した状態となる。(III)この状態のまま投入チャック11が上昇し、布類Yが吊り下げられる。投入チャック11が上昇位置まで上昇すると、布類Yが中継チャック41に受け渡される。
投入チャック11に把持されている布類Yが洗濯済みの布類の山に引っ掛かっていたり、作業員に踏まれていたりする場合がある。この場合、投入チャック11が上昇することにより布類Yが引っ張られ、過大な負荷により布類Yが破損することがある。本実施形態の布類投入機10は、このような異常を検知する異常検知部31を備えている。
(異常検知部)
図10に示すように、異常検知部31はエアシリンダ17の磁気近接スイッチ18と、制御装置20とからなる。磁気近接スイッチ18の検知結果は制御装置20に入力されている。制御装置20はCPUやメモリ等で構成されたコンピュータである。制御装置20は後述の異常検知機能のほか、布類投入機10の動作を制御する機能を有する。具体的には、制御装置20が昇降機12およびエアシリンダ17の動作を制御することで、前述の基本動作を実現する。
図9に示すように、(IV)布類Yが洗濯済みの布類の山に引っ掛かったまま投入チャック11が上昇すると布類Yが引っ張られる。投入チャック11が布類Yに引っ張られることで、投入チャック11に下向きの過負荷がかかり、旋回アーム15にそれを下向きに旋回させる力が作用する。ここで、「過負荷」とは、布類Yの重量により投入チャック11にかかる通常の負荷を超えた大きな負荷を意味する。
(V)この状態からさらに投入チャック11が上昇すると、旋回アーム15が下方に旋回し、エアシリンダ17が収縮する。異常検知部31は、磁気近接スイッチ18によりエアシリンダ17の収縮を検知することで、旋回アーム15にそれを下向きに旋回させる力が作用したこと、すなわち投入チャック11にかかる下向きの過負荷を検知する。この検知に基づき、布類Yが何かに引っ掛かったまま投入チャック11が上昇するような異常を検知できる。
布類投入機10の基本動作において、投入チャック11が上昇する過程では、エアシリンダ17が伸長しており、旋回アーム15が上方に旋回している。制御装置20はエアシリンダ17が伸長しているはずの上昇過程において、エアシリンダ17の収縮を検知した場合に、異常が発生していると判断する。
なお、エアシリンダ17を伸長させると旋回アーム15が下方に旋回するよう構成した場合には、制御装置20はエアシリンダ17の伸長を検知した場合に、異常が発生していると判断する。
異常検知した場合、布類投入機10は以下の解消動作を行う。
図11に示すように、異常検知部31が異常検知すると(ステップS01)、制御装置20は投入チャック11の上昇速度を減速する(ステップS02)。その後も異常が検知されたままであれば(ステップS03)、減速開始から所定時間経過後に投入チャック11の上昇を停止する(ステップS04)。停止から所定時間経過しても異常が検知されたままであれば(ステップS05)、投入チャック11を下降させる(ステップS06)。投入チャック11が下降位置まで下降すると、作業員により布類Yの取り外し作業などが行われる。
ステップS03において異常が検知されない場合、制御装置20は投入チャック11を再び通常の速度で上昇させる(ステップS07)。作業員が布類Yを踏んでいた場合には、作業員がそれに気づいてすぐに脚を退けることができる。このような場合に、投入チャック11の上昇を継続するので、投入チャック11を不要に下降させることがなく、作業効率が向上する。
ステップS05において異常が検知されない場合、制御装置20は投入チャック11の上昇を再開する(ステップS07)。布類Yが何かに引っ掛かっていた場合、作業員がすぐにそれを解消できることがある。このような場合に、投入チャック11の上昇を再開するので、投入チャック11を不要に下降させることがなく、作業効率が向上する。
このように、異常を検知した場合に解消動作を行うことで、布類Yの破損を抑制できる。また、異常検知した後の状況によって、可能な限り投入チャック11の上昇を継続するので、作業効率が向上する。
なお、解消動作は上記形態に限定されない。異常検知した全ての場合において、投入チャック11を停止、下降してもよい。また、異常検知した場合に、投入チャック11を開き、布類Yを自動で排出してもよい。
〔第2実施形態〕
つぎに、本発明の第2実施形態に係る布類投入機10を説明する。
第1実施形態の布類投入機10は旋回アーム15を旋回させるアクチュエータとしてエアシリンダ17を用いた構成であるが、エアシリンダ17に代えてサーボモータ19を用いてもよい。
図12に示すように、本実施形態の布類投入機10は、サーボモータ19の駆動により回転軸14を回転させる構成である。回転軸14には投入チャック11が固定された旋回アーム15が固定されている。そのため、サーボモータ19の駆動により、旋回アーム15および投入チャック11を旋回させることができる。
図13に示すように、本実施形態の異常検知部32は、サーボモータ19のドライバ19aと、制御装置20とからなる。ドライバ19aはサーボモータ19に電力を供給するとともに、サーボモータ19の駆動を制御する装置である。ドライバ19aはサーボモータ19に供給する電流も制御している。ドライバ19aはサーボモータ19に供給する電流の値を出力することができ、その電流値は制御装置20に入力されている。
なお、ドライバ19aが特許請求の範囲に記載の「電流センサ」に相当する。電流センサとしては、サーボモータ19に流れる電流を検知できればとくに限定されず、ドライバ19aのような他の機能を備える装置でもよいし、サーボモータ19に流れる電流を直接検知するセンサでもよい。
布類Yが何かに引っ掛かったまま投入チャック11が上昇すると、投入チャック11に下向きの過負荷がかかり、旋回アーム15にそれを下向きに旋回させる力が作用する。ドライバ19aはサーボモータ19の回転角を維持するように、サーボモータ19に供給する電流を増加させて、旋回アーム15を下向きに旋回させる力に抗するトルクを発生させる。制御装置20はドライバ19aから入力された電流値が増加した場合に、異常が発生していると判断する。このように、異常検知部32はサーボモータ19に流れる電流の増加を検知することで、旋回アーム15に下向きに旋回させる力が作用したことを検知し、これにより異常検知する。
〔第3実施形態〕
つぎに、本発明の第3実施形態に係る布類投入機10を説明する。
図14および図15に示すように、本実施形態の布類投入機10は、昇降機12の昇降部12bに固定されたチャックベース13を備えている。チャックベース13には、リニアガイド21を介してスライダ22が設けられている。リニアガイド21はスライダ22をチャックベース13に対して上下動可能となるよう配置されている。
スライダ22には回転軸14が軸支されている。回転軸14には投入チャック11が固定された旋回アーム15が固定されている。すなわち、投入チャック11はスライダ22側に支持されている。
スライダ22には回転軸14を回転させる図示しないアクチュエータが設けられている。このアクチュエータとしては、第1実施形態のようなエアシリンダ17や、第2実施形態のようなサーボモータ19などを用いることができる。なお、投入チャック11をスライダ22に固定し、旋回させない構成としてもよい。
チャックベース13の下部には第1アーム23が設けられており、スライダ22の上部には第2アーム24が設けられている。第1アーム23および第2アーム24はそれぞれ対向する位置に配置されている。また、第1アーム23と第2アーム24との間にバネ25が設けられている。このバネ25によりスライダ22がチャックベース13に対して上方向に付勢されている。なお、バネ25は特許請求の範囲に記載の「付勢手段」に相当する。付勢手段はバネ25に限定されず、種々の部材を採用できる。
第1アーム23にはリミットスイッチ26が固定されている。リミットスイッチ26の接触子は第2アーム24に向けて配置されている。スライダ22がチャックベース13に対して下方に移動すると、第2アーム24が第1アーム23に接近し、リミットスイッチ26の接触子が押される。したがって、リミットスイッチ26によりスライダ22がチャックベース13に対して下方に移動したことを検知できる。
図16に示すように、本実施形態の異常検知部33はリミットスイッチ26と、制御装置20とからなる。リミットスイッチ26の検知結果は制御装置20に入力されている。
布類Yが何か引っ掛かったまま投入チャック11が上昇すると、投入チャック11に下向きの過負荷がかかり、スライダ22がチャックベース13に対して下方に移動する。これを異常検知部33が検知することで、異常検知を行う。
〔その他の実施形態〕
布類展開装置1に備えられる布類投入機10の数は2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、布類投入機10は布類展開装置1に備えられるほか、布類Yを投入する作業を伴うあらゆる装置に採用できる。例えば、リネン施設内に設定された供給位置から排出位置に布類Yを搬送する布類搬送装置に布類投入機10を用いてもよい。この場合、布類搬送装置の供給位置に布類投入機10が配置され、排出位置に布類展開装置などの処理装置が配置される。
1 布類展開装置
10 布類投入機
11 投入チャック
12 昇降機
13 チャックベース
14 回転軸
15 旋回アーム
16 駆動アーム
17 エアシリンダ
18 磁気近接スイッチ
19 サーボモータ
20 制御装置
22 スライダ
25 バネ
26 リミットスイッチ
31〜33 異常検知部

Claims (6)

  1. 布類を把持する投入チャックと、
    前記投入チャックを昇降させる昇降機と、
    前記投入チャックにかかる下向きの過負荷を検知する異常検知部と、を備える
    ことを特徴とする布類投入機。
  2. 前記昇降機の昇降部に固定されたチャックベースと、
    前記チャックベースに上下方向に旋回可能に支持され、先端部に前記投入チャックが固定された旋回アームと、を備え、
    前記異常検知部は、前記旋回アームにそれを下向きに旋回させる力が作用したことを検知する
    ことを特徴とする請求項1記載の布類投入機。
  3. 前記旋回アームを旋回させるエアシリンダを備え、
    前記異常検知部は、前記エアシリンダの伸縮を検知する伸縮センサを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の布類投入機。
  4. 前記旋回アームを旋回させるサーボモータを備え、
    前記異常検知部は、前記サーボモータに流れる電流の増加を検知する電流センサを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の布類投入機。
  5. 前記昇降機の昇降部に固定されたチャックベースと、
    前記チャックベースに上下動可能に設けられ、前記投入チャックを支持するスライダと、
    前記スライダを前記チャックベースに対して上方向に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記異常検知部は、前記スライダが前記チャックベースに対して下方に移動したことを検知する
    ことを特徴とする請求項1記載の布類投入機。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の布類投入機を備える
    ことを特徴とする布類展開装置。
JP2016148292A 2016-07-28 2016-07-28 布類投入機および布類展開装置 Active JP6827281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016148292A JP6827281B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 布類投入機および布類展開装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016148292A JP6827281B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 布類投入機および布類展開装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018015285A true JP2018015285A (ja) 2018-02-01
JP6827281B2 JP6827281B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=61074964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016148292A Active JP6827281B2 (ja) 2016-07-28 2016-07-28 布類投入機および布類展開装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6827281B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124787A (ja) * 1991-10-25 1993-05-21 Hitachi Ltd 乗客コンベアの制御装置
JPH0537733U (ja) * 1991-10-18 1993-05-21 愛知製鋼株式会社 コンベア用モータの過負荷保護装置
JPH08275978A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Kayoko Umeda 指マッサージ機
JPH11192400A (ja) * 1997-12-27 1999-07-21 Yozo Maejima 布類の投入装置
JP2002142355A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Tsubakimoto Chain Co 過負荷保護装置及びこれを備えた減速機
JP2004011722A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Smc Corp 往復移動部の動作状態監視装置
JP2004162217A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Purex:Kk 布類展張方法及び布類展張機
US20070000158A1 (en) * 2003-10-10 2007-01-04 Nicolas Baboz Apparatus and method for loading flat articles of clothing into a laundry processing unit
JP2007195694A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Yozo Maejima 折り畳み機における布類投入装置
JP2010110574A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Yozo Maejima 布類投入機における布類の受け渡し装置
JP2011030743A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Purex:Kk 方形状布類展開装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537733U (ja) * 1991-10-18 1993-05-21 愛知製鋼株式会社 コンベア用モータの過負荷保護装置
JPH05124787A (ja) * 1991-10-25 1993-05-21 Hitachi Ltd 乗客コンベアの制御装置
JPH08275978A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Kayoko Umeda 指マッサージ機
JPH11192400A (ja) * 1997-12-27 1999-07-21 Yozo Maejima 布類の投入装置
JP2002142355A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Tsubakimoto Chain Co 過負荷保護装置及びこれを備えた減速機
JP2004011722A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Smc Corp 往復移動部の動作状態監視装置
JP2004162217A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Purex:Kk 布類展張方法及び布類展張機
US20070000158A1 (en) * 2003-10-10 2007-01-04 Nicolas Baboz Apparatus and method for loading flat articles of clothing into a laundry processing unit
JP2007195694A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Yozo Maejima 折り畳み機における布類投入装置
JP2010110574A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Yozo Maejima 布類投入機における布類の受け渡し装置
JP2011030743A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Purex:Kk 方形状布類展開装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6827281B2 (ja) 2021-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10975517B2 (en) Cloth spreading apparatus
JP6389686B2 (ja) 布類展開装置
US10407822B2 (en) Separator and stacker for textile articles
JPWO2012073500A1 (ja) 変形性薄物展開装置および変形性薄物展開方法
US11066769B2 (en) Cloth spreading apparatus
WO2008150764A1 (en) Linen spreader apparatus and method
JP2011036312A (ja) 方形状布類展開装置
US7827709B2 (en) Linen spreader apparatus and method
JP2016059754A (ja) 方形状布類展開装置
JP4043345B2 (ja) 布類展張方法及び布類展張機
JP4043346B2 (ja) 布類展張機
CN111936693A (zh) 布料抓持夹头及布料操作装置
JP2018015285A (ja) 布類投入機および布類展開装置
JP5111224B2 (ja) 布類展張搬送機
CN110869551B (zh) 布类展开装置
JP4808065B2 (ja) 布類展張搬送機
EP3779018B1 (en) Edge clamping device and automatic cloth spreading machine including the same
EP3677714A1 (en) Fabric clamping chuck and fabric handling device
JP5581019B2 (ja) 方形状布類展開装置
JP2018015397A (ja) 布類投入機および布類展開装置
JP2018126354A (ja) 布類投入機および布類展開装置
JP5022674B2 (ja) 衣類整形供給装置
JP2016106892A (ja) 方形状布類展開装置
JP6981831B2 (ja) 布類中継機および布類処理装置
JP7043174B2 (ja) 布類投入機および布類展開装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6827281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250