JP2018014987A - 車輪付き立ち草刈鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】草刈時の操作性を改善し、雑草の生い茂る不整地でも楽に移動でき、疲れにくく、簡単で丈夫な構造を有し、製造コストも安い草刈鋏を提供する。【解決手段】一対の交差する鋏刃体1の基端と、長柄2の先端部で交差させた一対の長柄2の先端とを固定した立ち草刈鋏において、長柄2の中点と長柄2の先端との間であって、一対の長柄2の対称となる位置のそれぞれ2ヶ所に固定継手4A、5Aを配置し、一方車輪3の軸長を車輪幅より左右へ延出させ、この延出部の左右対称位置にたわみ継手6を配置して、車軸のたわみ継手6と、該たわみ継手6と同側にある長柄2の2つの固定継手4A、5Aとをフレーム4、5で結合し、鋏刃体1の後方であってその鋏刃体1の中心線の延長上に車輪3を配置した車輪付き立ち草刈鋏。【選択図】図1
Description
本発明は、雑草などの草刈を立った姿勢で能率良く行うことのできる車輪付き立ち草刈鋏に関するものである。
現在普及している立ち草刈鋏は、一対の交差する鋏刃体の基端と、長柄の先端部で交差させた一対の長柄の先端とを固定した構造であり、作業を行うとき作業者は長柄の握り部を水平に動かし、鋏刃体を開閉することにより、雑草などを刈り取る。
作業時に作業者は両手だけで鋏を支持し、草刈り作業することから、腕が疲れやすく、度々作業を中断することで作業性が悪い。
作業時に作業者は両手だけで鋏を支持し、草刈り作業することから、腕が疲れやすく、度々作業を中断することで作業性が悪い。
この作業性を向上する目的で、地上面を回転する車輪を取り付けた草刈鋏が提案されている。その一つは、第1、第2の交差する鋏刃体の基端部と第1、第2の交差する長柄の先端部とを連結した草刈鋏において、一対の鋏刃体の交差部の要ネジに取り付けた支持杆の末端部に車輪を取り付けた草刈鋏である(特許文献1)。
また他の例は、特許文献1と同様の草刈鋏において、第1、第2の鋏刃体の交差部の要ネジに中立板を取り付け、その中立板に出張部を設けて、この出張部に鋏刃体の左右に2つの車輪を取り付けた草刈鋏である(特許文献2)。
また他の例は、特許文献1と同様の草刈鋏において、第1、第2の鋏刃体の交差部の要ネジに中立板を取り付け、その中立板に出張部を設けて、この出張部に鋏刃体の左右に2つの車輪を取り付けた草刈鋏である(特許文献2)。
鋏刃体の交差部の要ネジに取り付けた支持杆に1個の車輪を取り付けたタイプの草刈鋏は、支持杆のたわみを大きくして移動時のショックを吸収したいが、たわみが大きすぎると、鋏が地面と接触してしまい、移動の障害になる。さらに鋏の要ネジに支持杆を取り付けると、長柄と支持杆で要ネジを曲げる力が働き、これが要ネジを変形させ、第1、第2の交差する鋏刃体に隙間ができ、草が切れなくなる。
特許文献2の第1、第2の鋏刃体の交差部の要ネジに中立板を取り付け、その中立板に出張部を設けて、この出張部に鋏刃体の左右の2つの車輪を取り付けたタイプの草刈鋏は、雑草の生い茂る場所では、車輪の間に雑草が絡んで移動の障害になる。
特許文献2の第1、第2の鋏刃体の交差部の要ネジに中立板を取り付け、その中立板に出張部を設けて、この出張部に鋏刃体の左右の2つの車輪を取り付けたタイプの草刈鋏は、雑草の生い茂る場所では、車輪の間に雑草が絡んで移動の障害になる。
一対の鋏刃体の交差部の要ネジを利用して、車輪を取り付ける従来技術では、このような課題を有している。
本発明は、公知の草刈鋏とは全く異なった構造の車輪付き立ち草刈鋏に関し、草刈時の操作性が改善され、雑草の生い茂る不整地でも楽に移動でき、疲れにくく、加えて比較的簡単で丈夫な構造を有し、製造コストも安い草刈鋏を提供する。
本発明は一対の交差する鋏刃体の基端と、長柄の先端部で交差させた一対の長柄の先端とを固定した立ち草刈鋏において、長柄の中点と長柄の先端との間であって、一対の長柄の対称となる位置のそれぞれ2ヶ所に固定継手を配置し、一方車輪の軸長を車輪幅より左右へ延出させ、この延出部の左右対称位置にたわみ継手を配置して、車軸のたわみ継手と、該たわみ継手と同側にある長柄の2つの固定継手とをフレームで結合し、鋏刃体の後方であってその鋏刃体の中心線の延長上に車輪を配置させたことを特徴とする車輪付き立ち草刈鋏に関する。
左右一対の長柄が先端手前で交差し、先端部に草刈り鋏を設けてある立ち草刈り鋏において長柄を持っている作業者側を後方、草刈り鋏側を前方とする前提で説明する。
本発明では、車輪は車軸のたわみ継手と、長柄の交差部付近に立ち草刈鋏の荷重を受ける、地面から垂直方向に幅の広い固定継手と、長柄の中間部付近に車輪の方向を固定する固定継手を、それぞれフレームで三角形状に連結した左右2つのフレーム構造により支持されている。
長柄の2つの固定継手の間隔は、長柄の交差部付近にある固定継手を頂角とする三角形であり、この頂角が鈍角となるように位置が定められる。車輪の取り付けは、単純で堅牢な構造であり、丈夫で長持ちがする。また泥や異物の侵入にも機能が阻害されることはない。
鋏刃体と長柄の結合は、作業者の作業性から100度〜145度、好ましくは100度〜130度くらいが適当とされる。
長柄の2つの固定継手の間隔は、長柄の交差部付近にある固定継手を頂角とする三角形であり、この頂角が鈍角となるように位置が定められる。車輪の取り付けは、単純で堅牢な構造であり、丈夫で長持ちがする。また泥や異物の侵入にも機能が阻害されることはない。
鋏刃体と長柄の結合は、作業者の作業性から100度〜145度、好ましくは100度〜130度くらいが適当とされる。
不整地において雑草の刈取りを行う場合、地面は凹凸が多く、車輪が窪みに取られて作業がしにくい場合にしばしば遭遇する。このような場合にも作業をスムーズに進めるには、車輪の丈夫な固定と大きな径の車輪を必要とする。車輪径は容易に大きくすることができ、車輪の大きさの選択にも自由度がある。直径30cmくらいまで大きくできる。車輪は車軸に付く抜け止めピンをはずせば簡単に交換できる。草刈鋏と地面との距離は1cmくらいで、それに合わせて車輪位置は決定される。
本発明の立ち草刈り鋏は草刈時の作業性が改善され、雑草の生い茂る不整地でも楽に移動でき、疲れにくく、加えて比較的簡単で丈夫な構造を有し、モーターなどの発動機をもたないのでコスト的に安く、構造も単純で故障しにくい。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。ただし本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明は図1で示すように、立ち草刈鋏は車軸8がたわみ継手6と、長柄2の交差部7付近に立ち草刈鋏の荷重を受ける幅の広い固定継手4Aと、長柄2の中間部付近に車輪3の方向を調整する固定継手5Aを、それぞれフレーム4、5で三角形状に連結した左右2つのフレーム構造により支持されている。図2で示すように、車輪3は後方であって、立ち草刈り鋏の中心に位置する。
図3で示すように、立ち草刈鋏の重心近傍に取り付けられた固定継手4Aは、地面から垂直方向に幅の広い形状となし、立ち草刈鋏の大部分の荷重を受け、かつ移動時の繰り返し衝撃荷重にも耐えうることができる。
固定継手4Aは一例をあげると、金属の板を用いた固定継手4Aで説明する。
形状は長柄方向の幅10cm、長柄から突き出す長さ5cm、板厚1mmである。
固定継手4Aは一例をあげると、金属の板を用いた固定継手4Aで説明する。
形状は長柄方向の幅10cm、長柄から突き出す長さ5cm、板厚1mmである。
車軸8はたわみ継手6に取り付けられており、フレーム5無しで車輪3に力がかかると車輪が作業者の意図に反した方向を向いてしまうので、図3で示すように、フレーム5を長柄2の中間部付近に取り付けられた固定継手5Aとたわみ継手6でつなぐことにより、車輪3の方向を固定する。
固定継手5Aは一例をあげると、金属の板を用いた固定継手5Aで説明する。
形状は長柄方向の幅5cm、長柄から突き出す長さ7cm、板厚1mmである。
固定継手5Aは一例をあげると、金属の板を用いた固定継手5Aで説明する。
形状は長柄方向の幅5cm、長柄から突き出す長さ7cm、板厚1mmである。
図3で示すように、車軸8の左右のたわみ継手6は立ち草刈鋏の荷重を受け、かつ移動時の繰り返し衝撃荷重もかかるので、構造的に強くなければならず、かつ鋏の開閉の際、フレーム4、5の曲げの力がかかるので、柔軟に曲がる必要がある。フレーム4、5と接続できるよう接続部の横幅の広い、鋏の開閉時のフレーム4、5と車軸8の曲げの力にも対応した長さの形状となる。
たわみ継手6は一例をあげると、金属の板を用いたたわみ継手6で説明する。
形状はフレーム4、5との接続部の横幅10cm、長さ7cm、板厚0.5mmである。車輪3は車軸8を通し、スペーサー11とたわみ継手6に両側から挟まれ、抜け止めピン12により固定される。
たわみ継手6は一例をあげると、金属の板を用いたたわみ継手6で説明する。
形状はフレーム4、5との接続部の横幅10cm、長さ7cm、板厚0.5mmである。車輪3は車軸8を通し、スペーサー11とたわみ継手6に両側から挟まれ、抜け止めピン12により固定される。
図1で示すように、鋏刃体1は2本の長柄2が長柄の先端部で軸13で交差させ、自由に開閉できる。長柄2はアルミパイプで作られ、その長柄2の先端部に鋏刃体1と自在継手10で繋がっている。
草を刈る際、車軸8に付いたたわみ継手6が柔軟に動くため、鋏の開閉がスムーズに行える。またたわみ継手6がある程度の剛性を持つので、重量を支えきれず、座屈して車輪8が傾くことが無い。これにより不整地でも容易に移動でき、立った姿勢で楽に効率よく草を刈ることができる。
草を刈る際、車軸8に付いたたわみ継手6が柔軟に動くため、鋏の開閉がスムーズに行える。またたわみ継手6がある程度の剛性を持つので、重量を支えきれず、座屈して車輪8が傾くことが無い。これにより不整地でも容易に移動でき、立った姿勢で楽に効率よく草を刈ることができる。
1 鋏刃体
2 長柄
3 車輪
4 フレーム
4A 固定継手
5 フレーム
5A 固定継手
6 たわみ継手
7 交差部
8 車軸
9 ボルト
10 自在継手
11 スペーサー
12 抜け止めピン
13 軸
2 長柄
3 車輪
4 フレーム
4A 固定継手
5 フレーム
5A 固定継手
6 たわみ継手
7 交差部
8 車軸
9 ボルト
10 自在継手
11 スペーサー
12 抜け止めピン
13 軸
Claims (1)
- 一対の交差する鋏刃体の基端と、長柄の先端部で交差させた一対の長柄の先端とを固定した立ち草刈鋏において、長柄の中点と長柄の先端との間であって、一対の長柄の対称となる位置のそれぞれ2ヶ所に固定継手を配置し、一方車輪の軸長を車輪幅より左右へ延出させ、この延出部の左右対称位置にたわみ継手を配置して、車軸のたわみ継手と、該たわみ継手と同側にある長柄の2つの固定継手とをフレームで結合し、鋏刃体の後方であってその鋏刃体の中心線の延長上に車輪を配置させたことを特徴とする車輪付き立ち草刈鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016159375A JP2018014987A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | 車輪付き立ち草刈鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016159375A JP2018014987A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | 車輪付き立ち草刈鋏 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018014987A true JP2018014987A (ja) | 2018-02-01 |
Family
ID=61076557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016159375A Pending JP2018014987A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | 車輪付き立ち草刈鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018014987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110142673A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-20 | 北京好运达智创科技有限公司 | 一种大型构件的长柄状打磨装置 |
-
2016
- 2016-07-26 JP JP2016159375A patent/JP2018014987A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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