JP2018014703A - I/oセル - Google Patents

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Abstract

【課題】どの出力電圧の設定でも、貫通電流の発生を抑止する、出力電流を切替可能なI/Oセルを提供する。【解決手段】入力信号が入力される入力端子1と、負荷が接続される出力端子2と、制御信号が入力されるイネーブル端子3とが設けられるI/Oセル100は、出力端子と接続される基準出力トランジスタ101およびイネーブル端子に接続され入力信号及び制御信号に応じて基準出力トランジスタ101を駆動する基準プリバッファ102を有する基準出力回路と、基準出力トランジスタと並列に接続される調整用出力トランジスタ11、21および調整用プリバッファ12、22を備える調整用出力回路と、全ての出力トランジスタへ印加されるゲート電圧を監視するゲート電圧検出制御回路40を備える。ゲート電圧検出制御回路は、入力信号の論理値の変化に応じて出力電流を切り替える際に全ての出力トランジスタをOFFにするタイミングを生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、出力電流を切り替え可能なI/Oセルに関する。
近年、LSIの入出力には、I/Oセルが搭載されており、I/Oセルは、異なる電源電圧で動作する2つの回路ブロック間のインタフェースとして、出力のドライブ能力(出力電圧)が切り替え可能であることが必要とされている。ここで、出力電圧を切り替える方法として、異なるチャンネル(Pch,Nch)の出力トランジスタのON/OFF状態を相互に切り替えることが知られている。
しかし、出力トランジスタを切り替える際に、両方のチャンネルのトランジスタ(Tr)が共にONになると、貫通電流が流れてしまう。
そこで、出力を大電力化することで増大する貫通電流に起因する出力トランジスタの破壊を防ぐため、出力電流の小さいTrを並列接続し、出力電流が大きいTrと小さいTrとを同時にスイッチングさせて、小さいTrに貫通電流を流すことで、貫通電流を低減することが特許文献1に提案されている。
また、Pch出力トランジスタとNch出力トランジスタとが共にOFFしている期間を作るように、1つのラッチ回路(プリバッファ)の回路定数を調整することが提案されている。
しかし、上記の特許文献1の構成では、貫通電流を低減するのみで、抑止することはできなかった。
また、特許文献2の構成で、大電力化のために、仮に2つ以上のプリバッファと出力Trの対を設ける場合、製造の誤差等により、全ての出力TrがOFFするタイミングがずれることがあり、貫通電流が流れてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、どの出力電圧の設定で動作させていても、貫通電流の発生を抑止する、出力電圧を切替可能なI/Oセルの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
出力電流を切り替え可能なI/Oセルであって、
前記I/Oセルには、入力信号が入力される入力端子と、負荷が接続される出力端子と、前記出力電流をハイ・インピーダンス状態にするか、あるいは、前記入力信号の論理値に応じたH/Lのレベルにするか、を指示する制御信号が入力されるイネーブル端子と、が設けられており、
前記I/Oセルは、
前記出力端子と接続され、基準となる第1の電気的特性を有する基準出力トランジスタ、および前記イネーブル端子に接続され、前記入力端子の前記入力信号及び前記イネーブル端子の前記制御信号に応じて前記基準出力トランジスタを駆動する、第1の回路定数を有する基準プリバッファを有する、基準出力回路と、
前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と異なる同じ又は異なる電気的特性を有する調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数とは同じ又は異なる回路定数を有する、1又は複数の調整用プリバッファを備える、調整用出力回路と、
前記基準出力回路及び前記調整用出力回路内の全ての出力トランジスタへ印加されるゲート電圧を監視する、ゲート電圧検出制御回路と、を備え、
前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号の論理値のH/Lのレベル変化に応じて、前記負荷への出力電流のH/Lのレベルを切り替える際に、全ての出力トランジスタをOFFにするタイミングを生成する、
出力電流切替可能なI/Oセルを提供する。
一態様によれば、出力電圧を切り替え可能なI/Oセルにおいて、どの出力電圧の設定で動作させても、貫通電流が発生を抑止することができる。
第1実施形態の出力ドライブ能力切り替え可能なI/Oセルの全体ブロック図。 図1の出力ドライブ能力切り替え可能なI/Oセルの全体回路図。 図2に示す各信号の変化を示すタイミングチャート。 図3において入力信号をH→Lに切り替える動作のフローチャート。 図3において入力信号をL→Hに切り替える動作のフローチャート。 第2実施形態の出力ドライブ能力切り替え可能なI/Oセルの全体回路図。 オーバーシュート/アンダーシュートについて説明するための図。 出力端子に接続されている出力トランジスタ4つと、その出力トランジスタのそれぞれのゲート・ドレイン間の寄生容量の説明図。 図6に示す各信号の変化を示すタイミングチャート。 図9において、出力ドライブ能力切替信号SO1に基づいて、出力電流の設定値を切り替える動作のフローチャート。 第2実施形態のI/Oセルの、調整回路を複数設ける場合の全体ブロック図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る出力ドライブ能力(出力電流)切り替え可能なI/O(Input/Output)セルの全体ブロック図について説明する図である。
本発明の第1実施形態に係る、I/Oセル100は、複数の出力トランジスタ101,11,21,101と、該出力トランジスタ101,11,21に夫々対応する、複数のプリバッファ102,12,22と、ゲート電圧検出制御回路40と、出力制御回路13,23と、を備える。
図1に示すように、本発明の実施形態では、従来回路には無かった、全てのトランジスタに印加されるゲート電圧を監視し、タイミングを制御するゲート電圧検出制御回路(出力トランジスタゲート電圧検出回路)が設けられている。
また、I/Oセル100には、入力端子1及び出力端子2が設けられ、出力端子2から出力される負荷への出力電圧OUT、即ち、出力ドライブ能力が切り替え可能である。
詳しくは、複数の出力トランジスタ(出力ドライバ)101,11,21は、負荷が接続される出力端子2と夫々接続されており、夫々が並列に接続されている。
ここで、図1及び図2を参照して、基準出力トランジスタ101は、PchトランジスタPr及びNchトランジスタNrを備えている。第1の調整用出力トランジスタ11は、Pch(Positive Channel)トランジスタP1及びNch(Negative Channel)トランジスタN1を備えている。第2の調整用出力トランジスタ21は、PchトランジスタP2及びNchトランジスタN2を備えている。
また、複数のプリバッファ102,12,22(駆動回路)は、入力信号INが入力される入力端子1と夫々接続されており、また、複数のプリバッファ102,12,22夫々が並列に接続されている。
また、I/Oセル100はさらに、出力イネーブル信号である制御信号OEBが入力される出力イネーブル端子(イネーブル端子)3が設けられている。出力イネーブル端子3には出力電圧OUTを、ハイ・インピーダンス(Hi−Z)状態にするか、あるいは、入力信号INの論理値に応じたHレベル/Lレベルの状態にするかを指示する制御信号(出力イネーブル信号)OEBが入力されている。
よって、本発明の実施形態に係るI/Oセル100は、High(H)レベル,Low(L)レベル,ハイ・インピーダンス(Hi−Z)状態の3つの状態の出力電圧OUTを出力することができるスリーステート(トライステート)バッファとして、機能する。
このI/Oセル100において、Hレベルの出力電圧OUTを出力するときはPchトランジスタPr,P1,P2がONし、NchトランジスタNr,N1,N2がOFFする。
Lレベルを出力するときはPchトランジスタPr,P1,P2がOFFし,NchトランジスタNr,N1,N2がONする。ハイ・インピーダンス(Hi−Z)状態にするときは全てのトランジスタをOFFにする。
この制御信号(出力イネーブル信号)OEBは、基準プリバッファ102のNchトランジスタNrに直接入力されていると共に、第1の出力制御回路13、第2の出力制御回路23に入力されている。
また、外部の回路から、I/Oセル100での出力電流の設定値を選択する(設定する)ために指示する出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2が入力される外部端子(出力電流設定用入力端子)4,5が設けられている。この出力ドライブ能力切替信号(セレクトアウト信号)SO1,SO2は、第1の出力制御回路13、第2の出力制御回路23に夫々入力されている。
この第1の出力ドライブ能力切替信号SO1がLowのとき、第1の出力制御回路13によって、第1の調整用プリバッファ12が第1の調整用出力トランジスタ11をOFFにする。同様に、第2の出力ドライブ能力切替信号SO2がLowのとき、第2の調整用プリバッファ22が第2の調整用出力トランジスタ21をOFFにする。
この状態で出力イネーブル信号OEBがLowのときはイネーブル状態であり、入力信号INの状態に応じて出力端子2の出力電圧OUTが変化する時の出力電流は、予め基準出力トランジスタ101に設定された出力電流(設定電流値)で決まる。
出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2の状態により、以下のように出力電流が決定される。
出力ドライブ能力切替信号SO1がHigh,SO2がLowのとき、出力電流は、基準出力トランジスタ101の設定電流値+第1の調整用出力トランジスタ11の設定電流値になる。
出力ドライブ能力切替信号SO1がLow,SO2がHighのとき、出力電流は、基準出力トランジスタ101の設定電流値+第2の調整用出力トランジスタ21の設定電流値になる。
また、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2が両方ともHighのとき、出力電流は、基準出力トランジスタ101の設定電流値+第1の調整用出力トランジスタ11の設定電流値+第2の調整用出力トランジスタ21の設定電流値となる。
ゲート電圧検出制御回路40は、全ての出力トランジスタ101,11,21のゲート電圧を監視している。ゲート電圧検出制御回路40は、入力信号INの変化に応じて、負荷への出力信号をHレベルとLレベルと間で切り替える際に、ゲート電圧検出制御回路40は、入力信号の変化に応じて負荷への出力電圧のH/Lの状態を切り替える際に、全てのトランジスタを一時的にOFFにする時間を作る。
図2は、出力ドライブ能力切り替え可能なI/Oセル100の全体回路図である。図2に示すように、出力トランジスタ(101,11,21)は、夫々Pchトランジスタ及びNchトランジスタ(Pr,Nr),(P1,N1),(P2,N2)を備えている。
基準出力トランジスタ101は、予め設定された第1の出力電流(基準電流)で負荷を駆動する。例えば、基準出力トランジスタ101を構成するトランジスタは、所定の第1のゲート閾値電圧が設定されており、スイッチがONになるとその閾値に応じた大きさのドレイン電流が第1の出力電流として流れるように、電気的特性(第1の特性)が設定されている。
第1の調整用出力トランジスタ11は、上記基準電流と等しい、第1の出力電流で負荷を駆動する。例えば、第1の調整用出力トランジスタ11を構成するトランジスタは、所定の第1のゲート閾値電圧が設定されており、スイッチがONになるとその閾値に応じた大きさのドレイン電流が第1の出力電流として流れるように、電気的特性(第1の特性)が設定されている。
第2の出力トランジスタ21は、第1の出力電流とは異なる第2の出力電流で負荷を駆動する。即ち、第2のトランジスタ21を構成するトランジスタは、第1の調整用出力トランジスタ11を構成するトランジスタの第1の電気的特性とは、電気的特性(例えば、サイズ)が異なる、第2の電気的特性を有する。
なお、本例では、基準出力トランジスタ101で設定される基準電流と等しい第1の出力電流を第1の調整用出力トランジスタ11に設定したが、第2の調整用出力トランジスタ21に第1の出力電流に設定してもよい。さらに、調整用出力トランジスタは1つのみ設けてもよく、その際の調整用出力トランジスタの電気的特性は、第1の電気的特性と異なるもの、同じもの、どちらか一方のみであってもよい。
基準プリバッファ(駆動回路)102は、基準出力トランジスタ101と夫々対になり、基準出力回路109を構成している。第1の調整用プリバッファ12は、第1の調整用出力トランジスタ11と対になり、第1の調整用出力回路19を構成している。第2の調整用プリバッファ22は、第2の調整用出力トランジスタ21と対になり、第2の調整用出力回路29を構成している。
第1の調整用出力回路19及び第2の調整用出力回路29は基準となる基準出力回路109の出力に対して倍率を調整する出力回路である。
基準、第1の調整用、第2の調整用プリバッファ102,12,22は、入力端子1の入力信号INの論理値に応じて、基準、第1の調整用、第2の調整用、出力トランジスタ101,11,21を駆動制御する。
ここで、第2の調整用プリバッファ22の駆動対象となる第2のトランジスタ21は、基準出力トランジスタ101とは電気的特性(例えば、サイズ)が異なる。従って、第2の調整用プリバッファ22は、基準プリバッファ102の回路定数(例えばサイズ等)の第1の回路定数とは異なる回路定数である第2の回路定数を有する。なお、第1の調整用プリバッファ12は、基準プリバッファ102と同じ第1の回路定数を有する。
図2を参照して、基準プリバッファ102は、基準出力トランジスタ101と直列に接続され、接続される基準出力トランジスタ21内の夫々のトランジスタPr,Nrを駆動制御する。第1の調整用プリバッファ12は、第1の調整用出力トランジスタ11と直列に接続され、接続される第1の調整用出力トランジスタ11内のトランジスタP1,N1を駆動制御する。第2の調整用プリバッファ22は、第2の調整用出力トランジスタ21と直列に接続され、接続される第2の調整用出力トランジスタ21内のトランジスタP2,N2を駆動制御する。
基準、第1の調整用、第2の調整用プリバッファ(102,12,22)は、NAND回路(NAND10,NAND1,NAND2)及びNOR回路(NOR10,NOR1,NOR2)を夫々備えている。
NAND10,NAND1,NAND2は、PchトランジスタPr,P1,P2のゲート端子に電気的に接続されており、NAND10,NAND1,NAND2の出力信号が、PchトランジスタPr,P1,P2,のON/OFFのスイッチングを指示するPchゲート電圧PGr,PG1,PG2となる。NAND10,NAND1、NAND2は、入力される信号がすべてHで、出力するゲート電圧PGr,PG1,PG2はLレベルとなり、それ以外の場合はHレベルとなる。
Pチャンネルである、トランジスタPr,P1,P2は、Pchゲート電圧PGr,PG1,PG2がL(例えば0V)のとき、ONにスイッチし、H(例えば正の値)のときに、OFFにスイッチする。
一方、NOR10,NOR1,NOR2は、それぞれNchトランジスタNr,N1,N2のゲート端子に電気的に接続されており、NOR10,NOR1,NOR2の出力信号が、NchトランジスタNr,N1,N2のON/OFFのスイッチングを指示するNchゲート電圧(NGr,NG1,NG2)となる。NOR10,NOR1,NOR2は、入力される信号がすべてLで、出力するゲート電圧NGr,NG1,NG2はHとなり、それ以外の場合はLを出力する。
NチャンネルであるトランジスタNr,N1,N2は、ゲート電圧NGr,NG1,NG2がH(例えば正の値)になると、ONにスイッチし、L(例えば0V)でOFFにスイッチする。
ここで、出力イネーブル端子3に入力される制御信号OEBは、出力電圧OUTをハイ・インピーダンス状態にすることを指示する場合は、非イネーブル(Hレベル)を示す。入力信号INの論理値(H/L)を反映させたH/Lレベルに変化させることを指示する場合は、イネーブル(Lレベルイネーブル状態)を示すものとする。
この制御信号OEBは、第1、第2の調整用プリバッファ12,22へは第1、第2の制御回路13,23を介して入力され、基準プリバッファ102へは、直接入力されている。即ち、基準プリバッファ102の前段には、出力制御回路が設けられていない。
これにより、制御信号OEBが、非イネーブル状態の場合、基準プリバッファ102のNOR10には、Hレベル信号が直接入力されるため、入力信号INの状態にかかわらず、NOR10から出力されるゲート電圧NGrは、Hになることはなく、NchトランジスタNrは、OFFの状態を維持する。
同時に、制御信号OEBが、非イネーブル状態の場合、基準プリバッファ102のNAND10には、Hレベル信号が制御インバータ6を介して反転してL信号が入力されるため、入力信号INの状態にかかわらず、NAND10から出力されるゲート電圧PGrは、Lになることはなく、PchトランジスタPrは、OFFの状態を維持する。
ゲート電圧検出制御回路40は、全てのゲート電圧を検出しているため、上記非イネーブル状態だと、ゲート電圧NGrはL、常にPGrがLであるため、タイミング制御信号PGoffがHレベルにならず、タイミング制御信号NGOFFがLレベルにならないため、トリガーにならず、全てのトランジスタがOFFした状態が維持される。
よって、制御信号OEBが非イネーブル状態を示す場合、入力信号INの状態に依らず、出力電圧はハイ・インピーダンス状態となる。
一方、第1、第2の調整用プリバッファ12,22の前段に設けられる、第1、第2の出力制御回路13,23は、出力ドライバである、第1、第2の調整用出力トランジスタ11,21の活性、非活性の指示を示す出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2を検出する。
出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2は、外部端子(出力電流設定用入力端子)4,5へ入力される外部からの設定状況により、接続される第1、第2の調整用出力トランジスタ11,21を活性化させる(入力信号INの論理値(H/L)を反映させたH/Lレベルに変化させる)ときはHを示し、第1、第2の調整用出力トランジスタ11,21を非活性化させる(ハイ・インピーダンス状態にする)ときはLを示すものとする。このように、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2により、I/Oセル100のドライブ能力である出力電流の設定値が切り替えられる。
第1、第2の出力制御回路13,23は、NOR回路14,24と、NAND回路15,25と、インバータ(NOT)16,26を夫々、備えている。
第1の出力制御回路13は、第1の出力ドライブ能力切替信号SO1と、制御信号OEBとが入力され、第1の出力ドライブ能力切替信号SO1が第1の調整用出力トランジスタ11を活性化させることが指示されるとき(Hのとき)に、制御信号OEBに対応する信号PG1EN,NG1ENを第1の調整用プリバッファ12へ出力する。この状態の、I/Oセル100の出力電流の設定値は、基準出力トランジスタ101の設定電流値に、少なくとも第1の調整用出力トランジスタ11の設定電流値を加えた合計になる。
第2の出力制御回路23は、第2の出力ドライブ能力切替信号SO2と、制御信号OEBとが入力され、第2の出力ドライブ能力切替信号SO2が第2の調整用出力トランジスタ21を活性化させる(Hのとき)に、制御信号OEBに対応する信号PG2EN,NG2ENを第2の調整用プリバッファ22へ出力する。この状態の、I/Oセル100の出力電流の設定値は、基準出力トランジスタ101の設定電流値に、少なくとも第2の調整用出力トランジスタ21の設定電流値を加えた合計になる。
なお、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2がLで、第1の調整用出力回路19及び第2の調整用出力回路29を非活性化させる、ことが指示されるとき(Lのとき)は、制御回路のNOR回路14,24から出力される、信号PG1EN,PG1ENが制御信号OEBの状態に依らず、常にLになるため、調整用プリバッファ12,22のNAND1,NAND2がONにならず、PchトランジスタP1,P2はONしない。
同様に出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2がLで、第1の調整用出力回路19及び第2の調整用出力回路29を非活性化させるときは、制御回路のNAND回路15,25から出力される、信号NG1EN,NG2ENが常にHになるため、調整用プリバッファ12,22のNOR1,NOR2がONにならず、NchトランジスタN1,N2はONしない。
よって、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2がLで、第1の調整用出力回路19及び第2の調整用出力回路29を非活性化させるとき、制御信号OEB、入力信号INの状態に依らず、第1、第2の調整用出力トランジスタ11,21の出力信号がハイ・インピーダンス状態となる。この状態の、I/Oセル100の出力電流の設定値は、基準出力トランジスタ101の設定電流値と等しくなり、すべての出力回路のドライブ能力が正である場合、I/Oセル100の最も低い設定値となる。
反対に、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2がHで、第1の調整用出力回路19及び第2の調整用出力回路29を活性化させるとき、第1の出力制御回路13及び第2の出力制御回路23は、制御信号OEBの論理値(H/L)を反映している、制御信号に対応する信号PG1EN、NG1EN,PG2EN,NG2ENを出力させる。この状態では、I/Oセル100の出力電流の設定値は、基準出力トランジスタ101の設定電流値と、第1の調整用出力トランジスタ11の設定電流値と、第2の調整用出力トランジスタ21の設定電流値の合計になる。このとき、すべての出力回路のドライブ能力が正である場合、I/Oセル100の最も高い設定値となる。
図2を参照して、ゲート電圧検出制御回路40は、全てのトランジスタ(P1〜Pr,N1〜Nr)のゲート電圧PGr,PG1,PG2,NGr,NG1,NG2を監視し、タイミング制御信号PGoff、NGoffを出力する。
ゲート電圧検出制御回路40は、NAND回路(検出用NAND)41と、NOR回路(検出用NOR)42とを備える。
詳しくは、ゲート電圧検出制御回路40の検出用NAND41には、Pchトランジスタを夫々駆動制御する全てのPchゲート電圧PGr,PG1,PG2が入力され、全てのPchゲート電圧PGr,PG1,PG2がHのときに、Lレベルのタイミング制御信号PGoffを出力する。即ち、出力信号であるタイミング制御信号PGoffは、全ての出力PchトランジスタPr,P1,P2のゲート電圧(PGr,PG1,PG2)がHレベルの時にだけLとなる。
よって、Lレベルのタイミング制御信号PGoffは、PchトランジスタPr,P1,P2がすべてOFFしていることを表す信号であって、NchトランジスタNr,N2がONするタイミングのトリガーとなる、Nch用タイミング制御信号として機能する。
また、ゲート電圧検出制御回路40の検出用NOR回路42は、Nchトランジスタを夫々駆動制御するNchゲート電圧がNGr,NG1,NG2が入力され、全てのNchゲート電圧NGr,NG1,NG2がLのときに、Hレベルのタイミング制御信号NGoffを出力する。即ち、タイミング制御信号NGoffは、全ての出力NchトランジスタNr,N1,N2に印加するゲート電圧(NGr,NG1,NG2)がLレベルの時にだけHとなる。
Hレベルのタイミング制御信号NGoffは、NchトランジスタNr,N1,N2がすべてOFFすることを示す信号であって、PchトランジスタPr,P1,P2がONするタイミングのトリガーとなる、Pch用タイミング制御信号として機能する。
よって、基準、第1の調整用、第2の調整用プリバッファ102,12,22に設けられるNAND10,NAND1,NAND2は、入力信号IN、制御信号OEB又は制御信号に対応する信号PG1EN、PG2EN、タイミング制御信号NGoffがすべてHのとき、LレベルのPchゲート電圧PGr,PG1,PG2を夫々出力し、PchトランジスタPr,P1,P2をONさせる。
また、プリバッファ102,12,23に設けられるNOR回路であるNOR10,NOR1,NOR2は、入力信号IN、制御信号OEB又は制御信号に対応する信号NG1EN,NG2EN、タイミング制御信号PGoffがすべてLになったとき、HレベルのNchゲート電圧NGr,NG1,NG2を出力し、NchトランジスタNr,N1,N2をONさせる。
ここで、上述のように、基準出力トランジスタ101及び第1の出力トランジスタ11は同じ出力電流で、第2の出力トランジスタ21は基準出力トランジスタ101及び第1のトランジスタ11とは異なる出力電流となる電気的特性を有している。詳しくは、夫々の出力トランジスタはMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。ここで、FET(トランジスタ)をONさせるために必要なゲート閾値電圧がPchトランジスタP2とPchトランジスタPr,P1とで異なる。また、NchトランジスタN2とNchトランジスタNr,N1とで異なる。
よって、基準プリバッファ102と、第1の調整用プリバッファ12とは同じ回路定数で、第2の調整用プリバッファ22は、基準プリバッファ102及び第1の調整用プリバッファ12とは異なる回路定数である。例えば、第2の調整用プリバッファ22に含まれる、NAND回路(NAND2)や、NOR回路(NOR2)を構成するダイオードやトランジスタ等の部品や組み合わせの特性が、基準プリバッファ102,第1の調整用プリバッファ12に含まれるNAND10,NAND1やNOR10,NOR1を構成する部品や組み合わせ等と異なり、出力信号の切り替え時間が異なるものとする。
したがって、基準出力回路109及び第1の調整用出力回路19と、第2の調整用出力回路29とでは、電圧や電流の立ち上がり時間が異なる。
ここで、本発明の実施形態において、I/Oセル100において、Hレベルの出力を行う場合は、Pchトランジスタを動作し、Lレベルの出力を行う場合は、Nchトランジスタが動作している。
このように、ゲート電圧検出制御回路40は、全ての出力トランジスタ11,21,101に印加されるゲート電圧を監視している。ゲート電圧検出制御回路40は、入力信号INの変化に応じて、負荷への出力信号をHレベルとLレベルと間で切り替える際に、ゲート電圧検出制御回路は、入力信号の変化に応じて負荷への出力電圧のH/Lの状態を切り替える際に、全てのトランジスタを一時的にOFFにする時間を作る。
両方のトランジスタのOFFする時間は、第1の出力回路と第2の出力回路の電気的特性や回路定数の違いによる、立ち上がり、立ち下がりの開始時間の違いに起因している。
さらに、ゲート電圧検出制御回路40は、検出用NAND41の後段に設けられ、Nchタイミング制御信号PGoffの出力を遅延させる遅延回路と、検出用NOR回路42の後段に設けられ、Pchタイミング制御信号NGoffの出力を遅延させる遅延回路とを、さらに有していてもよい。これにより、さらに確実に全てのトランジスタがOFFする所定時間を作成することができる。(図3、Off―Off R、Off―Off F)。
これにより、出力信号OUTがH→Lに変化する時およびL→Hに変化する時に貫通電流が発生を防いでいる。
上記性質を利用して、出力電圧(出力ドライブ)を切り替え動作させる場合の出力切替方法について、図3〜図5を利用して説明する。
図3は、図2に示す各信号の変化を示すタイミングチャートである。図4は、図3において入力信号をH→Lに切り替える動作のフローチャートを示し、図5は、図3において入力信号をL→Hに切り替える動作のフローチャートを示している。
図3〜図5は、第2の調整用プリバッファ22から出力される、第2の出力トランジスタ21へ印加されるゲート電圧PG2とNG2の変化は、それぞれ第1の出力トランジスタを制御するゲート電圧PG1とNG1、及び基準ゲート電圧PGrとNGrよりも遅くなっている例を示す。
まず、前提として、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2が、出力ドライバである第1、第2の調整用出力トランジスタ11,12を活性化させることを示すかどうかを判定する。出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2が、Lの場合は、第1、第2の調整用出力トランジスタ11,12を非活性化させることを示しているので、制御信号OEB、入力信号INの状態に依らず、調整用出力トランジスタ11,21の出力をハイ・インピーダンス状態にする。
また、制御信号OEBがL(イネーブル状態)かどうかを判定する。制御信号OEBがHの場合は、非イネーブル状態であって、入力信号INの状態に依らず、基準出力回路109の基準トランジスタ101も出力をハイ・インピーダンス状態にする。
<L⇒Hの動作>
図3及び図5を用いて、出力信号(出力電圧)OUTがL→Hに変化する動作について説明する。出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2がHで第1、第2の調整用出力トランジスタ11,12を活性化させる状態で、出力イネーブル状態(OEBがL)において、入力信号INがL→Hに変化すると、出力信号OUTがL→Hに変化するように回路が動作する。
この動作において、入力信号INが、LがHになると(S1)、プリバッファ102,12の、NOR10,NOR1の、入力信号INがLではなくなったことにより、NOR10,NOR1から出力されるゲート電圧NGr,NG1がH→Lに変化する(S2)。
少し遅れて、第2の調整用プリバッファ22のNOR2から出力されるNchゲート電圧NG2がH→Lに変化する(S3)。この遅延は、トランジスタのサイズ及びプリバッファの回路定数の違いにより、スイッチング速度に違いが発生する。
そして、ゲート電圧検出制御回路40のNOR回路42は、全てのNchゲート電圧NG1,NG2,NGrがLになってから、HレベルのPch用タイミング制御信号NGoffを出力する。即ち、遅い方の第2の出力回路を待ってから、タイミング制御信号NGoffがL→Hになる(S4)。
その後、入力されるタイミング制御信号NGoffがL→Hになったことにより、プリバッファ102,12のNAND10,NAND1から出力されるPchゲート電圧PGr,PG1がH→Lに変化する(S5)。これにより、PchトランジスタPr,P1がONへ切り替わる。
この際、S4の後、S5の直前が、全ての出力トランジスタのOFFする期間となる、Off−Off期間となる(図3:Off-Off R)。図3では、わかりやすくするため、切り替えの時間は長めに記載しているが、すべてがOFFするのは、切り替え動作中の瞬間的な時間となるが、検出を監視しているため、切り替えの順序が逆になることはない。
なお、このOff-Off R期間を延長するために、ゲート電圧検出制御回路40のNOR回路42の後段に遅延回路を、設けてもよい。さらに、第2実施形態のように出力制御回路13,23の前段にラッチ回路を設けてもよい。
遅れて、NAND2から出力されるPchゲート電圧PG2がH→Lに変化する(S6)。これにより、PchトランジスタP2がONへ切り替わる。
その後、出力信号OUTがL→Hに変化する(S7)。
<H⇒Lの動作>
図3及び図5を用いて、出力信号(出力電圧)OUTがH→Lに変化する動作について説明する。調整用出力回路19,29を活性化させることを指示され(SO1,SO2がH)、出力イネーブル状態(OEBがL)において、入力信号INがH→Lに変化すると、出力信号OUTがH→Lに変化するように回路が動作する。
まず、入力信号INがH→Lに変化すると(S11)、プリバッファ102,12の、NAND10及びNAND1の、入力信号INがHではなくなったことにより、NAND10及びNAND1から出力されるゲート電圧PGr及びPG1がL→Hに変化する(S12)。
少し遅れて、第2の調整用プリバッファ22のNAND2から出力されるPchゲート電圧PG2がL→Hに変化する(S13)。この遅延は、トランジスタのサイズ及びプリバッファの回路定数の違いにより、スイッチング速度に違いが発生する。
そして、ゲート電圧検出制御回路40のNAND回路41は、全てのPchゲート電圧PG1,PG2,PGrがHになってから、LレベルのNch用タイミング制御信号PGoffを出力する。即ち、遅い方の第2の出力回路を待ってから、タイミング制御信号PGoffがH→Lになる(S14)。
タイミング制御信号PGoffの切り替わりをトリガーとして、入力されるタイミング制御信号PGoffがH→Lになったことにより、プリバッファ102,12のNOR10,NOR1から出力される、Nchゲート電圧NGr,NG1がL→Hへ変化する(S15)。これにより、NchトランジスタNr,N1がONへ切り替わる。
この際、S14の後、S15の直前が、全ての出力トランジスタのOFFする期間となる、Off−Off期間となる(図3:Off-Off F)。図3では、わかりやすくするため、切り替えの時間は長めに記載しているが、すべてがOFFするのは、切り替え動作中の瞬間的な時間となるが、検出を監視しているため、切り替えの順序が逆になることはない。
なお、PGoffがH→Lになった後のOff-Off F期間を延長するために、ゲート電圧検出制御回路40のNOR回路42の後段に遅延回路を、設けてもよい。
少し遅れてNOR2から出力されるNchゲート電圧NG2がL→Hに変化する(S16)。これにより、NchトランジスタN2がONへ切り替わる。
その後、出力信号(出力電圧)OUTがL→Hに変化する(S17)。
この動作により、どちらの切り替えにしても、全てのトランジスタへ印加されるゲート電圧の監視するステップと、監視したゲート電圧により一方のチャンネルのトランジスタが全てOFFしたことを検出するステップと、前記検出した後に、他方のチャンネルのトランジスタをONさせて、出力電圧を切り替えるステップと、を実施することになる。
よって、入力信号の変化に応じて、負荷への出力信号のH信号/L信号を切り替える際に、全ての出力トランジスタをOFFするタイミングを作られることになる。
これにより、出力信号OUTがH→Lに変化する時およびL→Hに変化する時に貫通電流が発生を防いでいる。
本発明の実施形態では、出力トランジスタのゲート電圧を検出するゲート電圧検出制御回路40を追加したことで、出力信号OUTがH→Lに変化する直前、およびL→Hに変化する直前に、出力トランジスタのOff−Off期間(タイミング)がある。そのため、Pch出力トランジスタとNch出力トランジスタが共にONになる時間がないので貫通電流は流れることはない。
また、複数の、特性の異なるトランジスタ及びプリバッファを利用することで確実に出力TrのOff−Off期間を作ることができる。そのため、出力Trが2系統や3系統以上の場合であっても、出力Trのサイズおよびプリバッファ回路のTrのサイズをそれぞれ異なるサイズで作成することも可能になる。
図3に示すように、タイミング制御信号PGoffがLでタイミング制御信号NGoffがHのとき、全ての出力TrはOFFしており、いずれの出力トランジスタでも貫通電流は発生しない。
ここで、図3〜図5に示すように、本発明の実施形態では、複数の、特性の異なるトランジスタ及びプリバッファを利用することで、確実に出力TrのOff−Off期間を作成している。
比較として、出力信号の切り替えの際に貫通電流が流れないよう、ゲート電圧PG1とNG1の切り替えのタイミング調整を、同じ種類のトランジスタ及びプリバッファ回路で、揃えることで実現する場合について検討する。
具体的には、電気的な特性が、Pch1=Pch2、Nch1=Nch2、NAND1=NAND2、NOR1=NOR2であるとすると、出力トランジスタへ印加されるゲート電圧の理論的には、変化タイミングが同じになる。
しかし、このように設計すると、製造上のばらつき等の理由で、出力Trのゲート電圧の変化タイミングがずれて、貫通電流が流れてしまうことがあった。
別の比較として、出力Trのサイズが異なる場合で、プリバッファ回路の定数が異なる場合であっても、ゲート電圧を監視しないと、PG1とPG2の変化するタイミングがずれ、NG1とNG2の変化するタイミングがずれることがあった。これにより、Pch1とNch2がON−ON、または、Pch2とNch1がON−ONして、貫通電流が流れてしまうことがあった。
本発明の実施形態では、出力Trのサイズが異なり、プリバッファ回路の定数が異なり、さらに、出力トランジスタへ印加されるゲート電圧を監視するゲート検出制御回路を設けている。これにより、出力信号OUTがH→Lに変化する直前、およびL→Hに変化する直前に、出力TrのOff−Off期間があり、Pch出力TrとNch出力Trが共にONになる時間がないので貫通電流は流れることはない。
このように、入力信号に応じた、出力電圧のスイッチングの際に、複数あるPchトランジスタP1,P2,Prへ印加されるゲート電圧および複数あるNchトランジスタN1,N2,Nrへ印加されるゲート電圧の監視し、Pch出力トランジスタおよびNch出力トランジスタが全てOFFしていることを検出してから入力信号に応じた出力に変化させるので、2つ以上の出力ドライブ能力に切り替え可能なI/Oセルの出力トランジスタにおける貫通電流を低減することができる。
また、複数の、特性の異なるトランジスタ及びプリバッファを利用することで確実に出力TrのOff−Off期間を作ることができる。そのため、出力Trが2系統や3系統以上の場合であっても、出力Trのサイズおよびプリバッファ回路のTrサイズをそれぞれ異なるサイズで作成することも可能になる。なお、図3中、符号A,Bについては、図8を用いて後述する。
<第1の実施形態の変形例>
上記の例では、入力信号は、H、Lの2つの論理信号で、出力電圧は、Hレベル、Lレベル、及びハイ・インピーダンスレベルの3つの出力であった。本発明の構成は、さらに、4つ以上の出力ドライブ能力に切り替え可能なI/Oセルに適用してもよい。
例えば、第1の出力トランジスタ及び第2の出力トランジスタと特性の異なる第3の電気的特性を有する第3の調整用出力トランジスタと、第1、第2の回路定数とは異なる第3の回路定数を有する第3の調整用出力トランジスタの対となる第3の調整用プリバッファ(例えば、図1の第nの出力トランジスタ、第nのプリバッファ等)を備えている第3の調整用出力回路を設ける。
この変形例においても、出力Trのサイズが異なり、プリバッファ回路の定数が異なり、さらに、出力トランジスタへ印加されるゲート電圧を監視するゲート検出制御回路を設けているため、出力トランジスタにおける貫通電流を低減することができる。
ゲート電圧の閾値を、3段階にすることで、より確実な時間差を持って、出力電圧(出力ドライブ能力)の切り替えを実行することが可能になる。
<第1実施形態の変形例2>
図1で示した上記の例では、調整用出力回路として、第1の調整用出力回路19と、第2の調整用出力回路29と2つ設けていたが、基準出力回路109の他に設ける調整用出力回路は1つであってもよい。この場合、単一で設けられる調整用出力回路は、基準となる基準出力回路と同じ第1の電気的特性のトランジスタ及び第1の回路定数のプリバッファを有する第1の調整用出力回路19であってもよいし、基準出力回路と異なる第2の電気的特性のトランジスタ及び第2の回路定数のプリバッファを有している第2の調整用出力回路であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、入力信号INが切り替わる際に発生が懸念される貫通電流を低減する対策として、ゲート電圧検出制御回路40によって信号を同期させて、貫通電流を低減する対策によって、入力信号INが切り替わる際の、オーバーシュート、アンダーシュート対策も行っていた。
しかし、出力ドライブ能力切替入力信号(セレクトアウト信号)SO1,SO2のレベルが変化することに対しては同期する対策をしていないため、出力ドライブ能力が切替わる際は、非同期で切り替わり、出力信号は正のアンダーシュート/負のアンダーシュートが発生してしまうおそれがあった。
そこで、さらに出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2のレベルが変化する際にも、オーバーシュート、アンダーシュートが防止できる構成として、下記、第2の実施形態について説明する。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態の出力ドライブ能力切り替え可能なI/Oセル100Aの全体回路図である。
図6に示す本実施形態のI/Oセル100Aでは、ワンショット回路50、出力ドライブ切替信号ラッチ回路60及びP用タイミング調整回路71、及びN用タイミング調整回路72が追加されている点が、図1に示す第1実施形態とは異なる。
なお、図6では、調整用出力回路として、基準となる基準出力回路109と同じ第1の電気的特性のトランジスタ及び第1の回路定数のプリバッファを有する第1の調整用出力回路19を1つのみ設けた例を示している。
ワンショット回路(ワンショット発生回路、ワンショットパルス発生回路ともいう)50は、全てのPch出力TrがOFFになった時、または、全てのNch出力TrがOFFになった時にHiを出力する。ワンショット回路50の出力信号は、出力ドライブ切替信号ラッチ回路60のクロック入力(L入力)に接続される。
出力ドライブ切替信号ラッチ回路(以後、ラッチ回路と称することもある)60は、L入力がHiの時だけD入力をラッチ回路60に取り込み、L入力がLowの期間は直前に取り込んだD入力の値を保持する。
詳しくは、ラッチ回路60は、ワンショット回路50からの出力信号がHである一定間であるワンショットパルス発生期間だけ、第1の調整用出力トランジスタ11の活性(H)、非活性(L)を指示する出力ドライブ能力切替信号SO1のH、L状態を取り込む。
上述のように、出力ドライブ能力切替信号SO1がLowのとき、出力電流は、基準出力トランジスタ101の設定電流値になり、出力ドライブ能力切替信号SO1がHighのとき、出力電流は、基準出力トランジスタ101の設定電流値+第1の出力トランジスタ11の設定電流値になる。
ワンショット回路50が、ワンショットパルスを発生していない期間で、出力電流設定値の変更として出力ドライブ能力切替信号SO1の状態が切り替わった場合、次にワンショットパルスが発生するまで、直前の状態を保持する。その後、ワンショットパルスが変更したら、出力ドライブ能力切替信号SO1の変更した状態を、出力制御回路13に出力する。
P用タイミング調整回路71は、全てのPchゲート電圧がHiになったことを示すタイミング制御信号PGoffの変化を、ワンショットパルス発生〜対応信号NG1ENB/PG1ENの確定まで遅らせる時間(Off-Off F)を調整する。
N用タイミング調整回路72は、全てのNchゲート電圧がLowになったことを示すタイミング制御信号NGoffの変化を、ワンショットパルス発生〜対応信号NG1ENB/PG1ENの確定まで遅らせる時間(Off-Off R)を調整する。
詳しくは、ゲート電圧検出制御回路40は、全ての出力トランジスタ101,11のゲート電圧を監視しており、出力電圧のH/Lの状態を切り替える際に、全てのトランジスタを一時的にOFFにする時間を生成する。この際、調整用出力トランジスタ11は、ラッチ回路60によるタイミング制御を受けているため、ラッチ回路60は、ゲート電圧検出制御回路40を介して、出力ドライブ能力切替信号SO1に接続しない基準プリバッファ102も監視していることになる。
そのため、出力ドライブ能力切替信号SO1の状態に応じて、I/Oセル100Aの出力電流の設定値を変更する際、ラッチ回路60は、入力信号INの変化に応じて基準プリバッファ102が切り替えられるまでは、信号を切り替えない。
したがって、P用、N用タイミング調整回路71,72は、全てのPchゲート電圧がHiになったことを示すタイミング制御信号PGoff信号の変化を、ワンショットパルス発生〜対応信号NG1ENB/PG1ENの確定まで遅らせる時間(Off-Off F),(Off-Off R)を調整するため、出力電圧OUTは、出力ドライブ能力切替信号SO1切り替え後に、次の入力信号INの変化のタイミングになったら、変化するようになる。
これにより、出力端子が入力信号に応じてLowまたはHiを出力している期間に、出力ドライブ能力切替信号が変化しても、即座に出力ドライブ能力を切替えずに、Off-Off期間の後の出力端子がLowまたはHiに変化する時に同期して出力ドライブ能力を切替えることが可能になり、出力端子の正のアンダーシュート/負のアンダーシュートを起こさないようにしている。
しかし、一般的には、出力端子の出力電圧が入力信号に応じてLowまたはHiを出力している期間に、出力ドライブ能力切替信号が変化すると即座に出力ドライブ能力が切替わり、出力端子の正のアンダーシュート/負のアンダーシュートを起こすおそれがあった。
アンダーシュート・オーバーシュートの詳細について、下記説明する。
図7は、オーバーシュート/アンダーシュートについて説明するための図である。
図7の(1)は、信号がLow→Hiに移行したときに、Hi電圧を超えて(上回って)しまう現象である、正のオーバーシュートを示している。
(2)は、Hi電圧を出力中に、Hi電圧を逸脱(下回って)しまう現象である、正のアンダーシュートを示している。
(3)は、Hi→Lowに移行時に、Low電圧を超えて(下回って)しまう現象である、負のオーバーシュートを示している。
(4)は、Low電圧を出力中に、Low電圧を逸脱(上回って)しまう現象である、負のアンダーシュートを示している。
図8は、図1の構成で正のアンダーシュートおよび負のアンダーシュートが起きるおそれを説明するために、出力端子2に接続されている出力Tr4つ(Pr,Nr,P1,N1)と、その出力Trのそれぞれのゲート−ドレイン間の寄生容量を描いた図である。
仮に、図3のグラフの(A)の位置で、出力ドライブ能力切替信号SO1がHに変化すると仮定する。この直前の段階では、入力信号INがHi、制御信号OEBがイネーブル状態であるため、ゲート電圧PGr,NGr,NG1がLow、ゲート電圧PG1がHiで出力電圧OUTはPchトランジスタPrによりHiを出力している。
この状態で出力ドライブ能力切替信号SO1がLow→Hiに変化すると、調整用出力回路19において、ゲート電圧PG1がHi→Lowに変化する。
ゲート電圧PG1がHi→Lowに変化すると、調整用出力トランジスタ11のPchトランジスタP1のゲート−ドレイン間容量(寄生容量)Cgp1によって出力OUTのHi出力を一瞬持ち下げてしまう。これにより、図7の(3)で示したような正のアンダーシュートが発生する。
一方、仮に、図2のグラフの(B)の位置で、出力ドライブ能力切替信号SO1がLに変化すると仮定する。この直前の段階では、入力信号INがLow、制御信号OEBがイネーブル状態であるため、ゲート電圧PGr、NGr、PG1がHi、ゲート電圧NG1がLowで、出力電圧OUTは、1つのNchトランジスタNrによりLowを出力している。
この状態で出力ドライブ能力切替信号SO1がLow→Hiに変化すると、その結果、ゲート電圧NG1がLow→Hiに変化する。
ゲート電圧NG1がLow→Hiに変化すると、調整用出力トランジスタ11のN1のゲート−ドレイン間容量(寄生容量)Cgn1によって出力電圧OUTのLow出力を一瞬持ち上げてしまう。これにより、図7の(4)で示したような、負のアンダーシュートが発生する。
図9は、図6に示すI/Oセル100Aでの、各信号の変化を示すタイミングチャートであり、図10は、図9において出力ドライブ能力切替信号SO1に基づいて、出力電流の設定値を切り替える動作のフローチャートである。
図9では、図8にように、ラッチ回路60により、調整用出力回路11A内のゲート電圧PG1とNG1の変化は、それぞれ基準出力回路109でのゲート電圧PGrとNGrよりも遅くなっている。また、基準出力トランジスタ101及び調整用出力トランジスタ11が、2mAドライブである例を説明する。
図9の最下段には、出力電流Ioutの設定値を示している。出力ドライブ能力切替信号SO1がLowの状態で、制御信号OEBが非イネーブル状態からイネーブル状態(Hi→Low)に変化すると、ゲート信号NGrがHiになり、NchトランジスタNrがONすることで、出力電流Ioutの設定値が0mA→2mAになる。
制御信号OEBがイネーブル状態、出力ドライブ能力切替信号SO1がLowの時、入力信号INがLow→Hiに変化すると、出力OUTはPchトランジスタPrによって出力電流2mAでLow→Hiに変化するように回路が動作する。この際、ゲート電圧NG1がHi→Lowに変化し、タイミング制御信号NGoffがLow→Hiになり、ゲート電圧PG1がHi→Lowに変化したあと、出力OUTがLow→Hiに変化する。
この一連の動作中、タイミング制御信号NGoffがLow→Hiになった直後、ワンショットパルスが発生し、出力ドライブ能力切替信号SO1の状態をラッチに取り込む。
また、制御信号OEBがイネーブル状態、出力ドライブ能力切替信号SO1がLowの時、入力信号INがHi→Lowに変化すると、出力電圧OUTはNchトランジスタNrによって出力電流2mAで、出力電圧OUTをHi→Lowに変化するように回路が動作する。この際、ゲート電圧PG1がLow→Hiに変化し、タイミング制御信号PGoffがHi→Lowになり、ゲート電圧NG1がHi→Loに変化したあと、出力OUTがHi→Lowに変化する。
この一連の動作中のタイミング制御信号PGoffがHi→Lowになった直後、ワンショットパルスが発生し、出力ドライブ能力切替信号SO1の状態をラッチに取り込む。
入力信号INがLowの期間に出力ドライブ能力切替信号SO1がLow→Hiに変化しているが、出力ドライブ能力切替信号SO1の状態は次のワンショットパルスが発生されるまではラッチに取り込まれない。
出力ドライブ能力切替信号SO1がHiになった直後の入力信号INの変化(この場合はLow→Hiに変化)する時に出力ドライブ能力切替信号SO1のHi状態を取り込み、出力OUTがHiを出力する際の出力電流Ioutの設定値はPchトランジスタPr+P1の4mAになる。
また、出力ドライブ能力切替信号SO1がHi状態で、出力OUTがLowを出力する際の出力電流Ioutの設定値はNchトランジスタNr+N1の4mAになる。
図9では出力電流Ioutの設定値を示しているが、出力電流値は、出力端子2に接続される負荷に対して、充電したり放電したりするため、設定電流値を変更するときには、出力トランジスタの切り替えに応じて、徐々に電流値が変化していくものとする。
ここで、図9に示すように入力信号INがLowの期間に出力ドライブ能力切替信号SO1がLow→Hiに変化するときの詳細な動作について図9及び図10を用いて説明する。
この動作において、出力ドライブ能力切替信号SO1が、LowからHiになると(S21)、ラッチ回路60はその信号をすぐには取り込まず、待機する(S22)。
その後、入力信号INがLowからHiに切り替わると(S23)、基準出力回路109内のNchゲート信号NGrが、HiからLowに切り替わる(S24)。
そして、この状態では、出力ドライブ能力切替信号SO1がLowからHiの切り換わりがラッチ回路60により反映されていないため、出力ドライブ能力切替信号SO1のLowに対応して第1の調整用出力トランジスタ11が非活性を維持しているため、ゲート電圧検出制御回路40は、基準出力回路109内のNchゲート電圧NGrがLowになったらすぐに、HレベルのPch用タイミング制御信号NGoffを出力する。即ち、入力信号INがL→Hにより、NchトランジスタNrがOFFになったら即座に、タイミング制御信号NGoffをH→Lにする(S25)。
その後、入力されるタイミング制御信号NGoffがH→Lになったことにより、ワンショット回路50でワンショットパルスが立ち上がる(S26)。これにより、ラッチ回路60では、出力ドライブ能力切替信号SO1が、LowからHiに切り替わった信号を取り込み、出力制御回路13から出力される対応信号PG1ENをHiからLowに切り替え、NG1ENをLowからHiに切り替える(S27)。
このように、出力ドライブ能力切替信号SO1が、LowからHiに切り替わったことが取り込まれると、I/Oセル100Aの出力電流の設定値が、基準出力トランジスタ101の出力値及び第1の調整用出力トランジスタ11の出力値の合計値に上がる。
また、入力されるタイミング制御信号NGoffがH→Lになった時点からPch用タイミング調整回路71で遅延された(Off-Off R)後、タイミング制御信号PGoffがL→Hになる(S28)。
その後、出力信号OUTがL→Hに変化する(S29)。
このように、出力ドライブ能力切替信号SO1が入力信号INの切り替えのとき以外の異なるタイミングでH、Lレベルが切り替わっても、入力信号の切り替えまで、ラッチしているので、入力信号の切り替えに合わせて出力することができる。
したがって、入力信号に応じてLowまたはHiを出力している期間に、出力ドライブ能力切替信号が変化しても、即座に出力ドライブ能力が切替わることが無くなり、出力端子の正のアンダーシュート/負のアンダーシュートを起こすことがなくなる。
<第2実施形態の変形例>
図11に、第2実施形態の変形例を示す。詳しくは、図11は、第2実施形態のI/Oセル100Aに対して調整用出力回路を複数設けているI/Oセル100Bの全体ブロック図である。
上記、図6に示す構成では、調整用出力回路を1つのみ設ける例を説明したが、本実施形態においても、第1実施形態同様に調整用出力回路を複数設けてもよい。
図11に示すように、調整用回路の数が増えた場合であっても、ワンショット回路50Bと、P用タイミング調整回路71B、N用タイミング調整回路72Bの数は変わらない。
一方、調整用出力回路の数を増やすと、ラッチ回路の数は、調整用出力回路及び出力制御回路の数に合わせて、増加する。以下、構成など、図6と異なる点のみ説明する。
この場合、I/Oセル100Bに接続される外部の回路から、第1の調整用出力トランジスタ11、第2の調整用出力トランジスタ21の活性、非活性を夫々指示する第1の出力ドライブ能力切替信号SO1と、第2の出力ドライブ能力切替信号SO2とが入力される。
第1のラッチ回路61は、第1の出力ドライブ能力切替信号SO1をラッチして、第1の出力制御回路13を介して、第1の調整用プリバッファ12へ出力する。第2のラッチ回路62は、第2の出力ドライブ能力切替信号SO2をラッチして、第2の出力制御回路23を介して、第2の調整用プリバッファ22へ出力する。
図11の構成では、ワンショット回路50Bは、第1のラッチ回路61及び第2のラッチ回路62において、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2をラッチするタイミングを生成する。
また、タイミング調整回路71B、72Bの配置位置は変更しないが、他段階にタイミングの調整が可能になるように、例えばタイミング調整回路を構成する内部のインバータ等の数を、図6の構成よりも増やすと好適である。
図11の構成でも、出力ドライブ能力切替信号SO1,SO2が入力信号INの切り替えのとき以外の異なるタイミングでH、Lレベルが切り替わっても、ラッチ回路61,62が入力信号の切り替えまでラッチしているので、入力信号の切り替えに合わせて出力することができる。
したがって、入力信号に応じてLowまたはHiを出力している期間に、出力ドライブ能力切替信号が変化しても、即座に出力ドライブ能力が切替わることが無くなり、出力端子の正のアンダーシュート/負のアンダーシュートを起こすことを回避できる。
以上、I/Oセルを複数の実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
100 I/Oセル
1 入力端子
2 出力端子
3 制御端子(イネーブル端子)
4,5 出力電流設定用入力端子
6 制御インバータ
11 第1の調整用出力トランジスタ(出力ドライバ)
11A 調整用出力トランジスタ(出力ドライバ)
P1 第1のPchトランジスタ
N1 第1のNchトランジスタ
12 第1の調整用プリバッファ
12A 調整用プリバッファ
NAND1 NAND回路
NOR1 NOR回路
13 第1の出力制御回路
19 第1の調整用出力回路
21 第2の調整用出力トランジスタ(出力ドライバ)
P2 第2のPchトランジスタ
N2 第2のNchトランジスタ
22 第2の調整用プリバッファ
NAND2 NAND回路
NOR2 NOR回路
23 第2の出力制御回路
29 第2の調整用出力回路
101 基準出力トランジスタ(出力ドライバ)
Pr 基準Pchトランジスタ
Nr 基準Nchトランジスタ
102 基準プリバッファ
109 基準出力回路
NAND10 NAND回路
NOR10 NOR回路
40 ゲート電圧検出制御回路
41 検出用NAND
42 NOR4 検出用NOR
50,50B ワンショット回路
60 ラッチ回路
61 第1のラッチ回路
62 第2のラッチ回路
71 Pch用タイミング調整回路
72 Nch用タイミング調整回路
OEB 制御信号(出力イネーブル信号)
SO1 出力ドライブ能力切替信号(セレクトアウト信号)
SO1 第1の出力ドライブ能力切替信号
SO2 第2の出力ドライブ能力切替信号
PGr,PG1,PG2 ゲート電圧
NGr,NG1,NG2 ゲート電圧
PGoff Nch用タイミング制御信号
NGoff Pch用タイミング制御信号
PG1EN,NG1EN,PG2EN,NG2EN 制御信号に対応する信号
特開平04−154315号公報

Claims (18)

  1. 出力電流を切り替え可能なI/Oセルであって、
    前記I/Oセルには、入力信号が入力される入力端子と、負荷が接続される出力端子と、前記出力電流をハイ・インピーダンス状態にするか、あるいは、前記入力信号の論理値に応じたH/Lのレベルにするか、を指示する制御信号が入力されるイネーブル端子と、が設けられており、
    前記I/Oセルは、
    前記出力端子と接続され、基準となる第1の電気的特性を有する基準出力トランジスタ、および前記イネーブル端子に接続され、前記入力端子の前記入力信号及び前記イネーブル端子の前記制御信号に応じて前記基準出力トランジスタを駆動する、第1の回路定数を有する基準プリバッファを有する、基準出力回路と、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と同じ又は異なる電気的特性を有する調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数とは同じ又は異なる回路定数を有する調整用プリバッファを備える、1又は複数の調整用出力回路と、
    前記基準出力回路及び前記調整用出力回路内の全ての出力トランジスタへ印加されるゲート電圧を監視する、ゲート電圧検出制御回路と、を備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号の論理値のH/Lのレベル変化に応じて、前記負荷への出力電流のH/Lのレベルを切り替える際に、全ての出力トランジスタをOFFにするタイミングを生成する、
    出力電流切替可能なI/Oセル。
  2. 前記調整用出力回路は、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と同じ電気的特性を有する第1の調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記第1の調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数と同じ回路定数を有する第1の調整用プリバッファを備える、第1の調整用出力回路を備える、
    請求項1に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  3. 前記調整用出力回路は、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と異なる第2の電気的特性を有する第2の調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記第2の調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数とは異なる第2の回路定数を有する第2の調整用プリバッファを備える、第2の調整用出力回路を備える、
    請求項1に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  4. 前記調整用出力回路は、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と同じ電気的特性を有する第1の調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記第1の調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数と同じ回路定数を有する第1の調整用プリバッファを備える、第1の調整用出力回路と、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタ及び前記第1の調整用出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性と異なる第2の電気的特性を有する第2の調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記第2の調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数とは異なる第2の回路定数を有する第2の調整用プリバッファを備える、第2の調整用出力回路と、を備える、
    請求項1に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  5. 前記出力電流をハイ・インピーダンス状態にするか、あるいは、前記入力信号の論理値に応じたH/Lのレベルにするか、を指示する制御信号が入力されており、
    前記制御信号が、前記出力電流を前記入力信号の論理値に応じたH/Lのレベルにすることを指示するとき、前記入力信号の論理値に応じて、前記基準プリバッファ及び前記調整用プリバッファが制御される、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  6. 前記基準出力トランジスタ及び1又は複数の前記調整用出力トランジスタは、Nchトランジスタ及びPchトランジスタを夫々備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のHからLへの切り替えに応じて、前記出力電流をHからLへ変化させる際、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧が全てHになってから、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧をHにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Nch用タイミング制御信号を出力する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  7. 前記基準出力トランジスタ及び1又は複数の前記調整用出力トランジスタは、Nchトランジスタ、及びPchトランジスタを夫々備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のLからHへの切り替えに応じて、前記出力電流をLからHへ変化させる際、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧が全てLになってから、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧をLにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Pch用タイミング制御信号を出力する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  8. 前記基準出力トランジスタ及び1又は複数の前記調整用出力トランジスタは、Nchトランジスタ、及びPchトランジスタを夫々備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のHからLへの切り替えに応じて、前記出力電流をHからLへ変化させる際、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧が全てHになってから、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧をHにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Nch用タイミング制御信号を出力し、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のLからHへの切り替えに応じて、前記出力電流をLからHへ変化させる際、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧が全てLになってから、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧をLにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Pch用タイミング制御信号を出力する
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記Pchトランジスタを夫々駆動制御する全てのPchゲート電圧が入力され、全ての前記Pchゲート電圧がHのときに、Lレベルの前記Nch用タイミング制御信号を出力する検出用NAND回路と、前記Nchトランジスタに印加されるNchゲート電圧が入力され、全ての前記Nchゲート電圧がLのときに、Hレベルの前記Pch用タイミング制御信号を出力する検出用NOR回路と、を備える、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  9. 前記ゲート電圧検出制御回路は、前記Nch用タイミング制御信号の出力を遅延させる遅延回路と、前記Pch用タイミング制御信号の出力を遅延させる遅延回路と、を含んでおり、
    全てのトランジスタを一時的にOFFにする期間を所定時間作成する、
    請求項8に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  10. 前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファは、
    前記入力信号と、前記制御信号又は前記制御信号に対応する信号と、前記Pch用タイミング制御信号とが入力され、前記Pchトランジスタへ印加する前記Pchゲート電圧を出力するNAND回路と、
    前記入力信号と、前記制御信号又は前記制御信号に対応する信号と、前記Nch用タイミング制御信号とが入力され、前記Nchトランジスタへ印加する前記Nchゲート電圧を出力するNOR回路と、を夫々備える、
    請求項8又は9に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  11. 前記I/Oセルに接続される外部の回路から、前記調整用出力トランジスタの活性、非活性を指示する出力ドライブ能力切替信号が入力され、
    前記出力ドライブ能力切替信号と、前記制御信号とが入力され、前記調整用出力トランジスタを活性化させることが指示されるとき、前記制御信号に対応する信号を前記調整用プリバッファへ出力する出力制御回路を備える、
    請求項2又は3に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  12. 前記I/Oセルに接続される外部の回路から、前記第1の調整用出力トランジスタ、前記第2の調整用出力トランジスタの活性、非活性を指示する第1の出力ドライブ能力切替信号及び第2の出力ドライブ能力切替信号が入力され、
    前記第1の出力ドライブ能力切替信号と、前記制御信号とが入力され、前記第1の調整用出力トランジスタを活性化させることが指示されるとき、前記制御信号に対応する信号を前記第1の調整用プリバッファへ出力する第1の出力制御回路と、
    前記第2の出力ドライブ能力切替信号と、前記制御信号とが入力され、前記第2の調整用出力トランジスタを活性化させることが指示されるとき、前記制御信号に対応する信号を前記第2の調整用プリバッファへ出力する第2の出力制御回路を備える、
    請求項4に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  13. 前記出力ドライブ能力切替信号をラッチして、前記出力制御回路を介して、前記調整用プリバッファへ出力するラッチ回路と、
    前記出力ドライブ能力切替信号をラッチするタイミングを生成するワンショット回路と、をさらに備える、
    請求項11に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  14. 前記第1の出力ドライブ能力切替信号をラッチして、前記第1の出力制御回路を介して、前記第1の調整用プリバッファへ出力する第1のラッチ回路と、
    前記第2の出力ドライブ能力切替信号をラッチして、前記第2の出力制御回路を介して、前記第2の調整用プリバッファへ出力する第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路及び前記第2のラッチ回路において、前記第1の出力ドライブ能力切替信号及び/又は前記第2の出力ドライブ能力切替信号をラッチするタイミングを生成するワンショット回路と、をさらに備える、
    請求項12に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  15. 前記基準出力トランジスタ及び1又は複数の前記調整用出力トランジスタは、Nchトランジスタ及びPchトランジスタを夫々備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のHからLへの切り替えに応じて、前記出力電流をHからLへ変化させる際、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧が全てHになってから、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧をHにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Nch用タイミング制御信号を出力し、
    前記I/Oセルは、前記Nch用タイミング制御信号の変化を遅らせるPchタイミング調整回路をさらに備える、
    請求項13又は14に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  16. 前記基準出力トランジスタ及び1又は複数の前記調整用出力トランジスタは、Nchトランジスタ、及びPchトランジスタを夫々備え、
    前記ゲート電圧検出制御回路は、前記入力信号のLからHへの切り替えに応じて、前記出力電流をLからHへ変化させる際、前記Nchトランジスタへ印加するNchゲート電圧が全てLになってから、前記Pchトランジスタへ印加するPchゲート電圧をLにするように、前記基準プリバッファ及び1又は複数の前記調整用プリバッファに、Pch用タイミング制御信号を出力し、
    前記I/Oセルは、前記Pch用タイミング制御信号の変化を遅らせるNchタイミング調整回路をさらに備える、
    請求項13又は14に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  17. 前記調整用出力回路は、
    前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタ、前記第1の調整用出力トランジスタ、及び前記第2の調整用出力トランジスタと並列に接続され、前記第1の電気的特性及び前記第2の電気的特性とは異なる第3の電気的特性を有する第3の調整用出力トランジスタ、および、前記入力端子の入力信号に応じて前記第3の調整用出力トランジスタを駆動する、前記第1の回路定数及び第2の回路定数とは異なる第3の回路定数を有する第3の調整用プリバッファを備える第3の調整用出力回路を、さらに備える、
    請求項4、12、又は14に記載の出力電流切替可能なI/Oセル。
  18. 出力端子及びイネーブル端子と接続される、Pchトランジスタ及びNchトランジスタを含む基準出力トランジスタ、および、前記出力端子と接続され、前記基準出力トランジスタと並列に接続され、前記基準出力トランジスタと電気的特性が同じ又は異なる、Pchトランジスタ及びNchトランジスタを含む1又は複数の調整用出力トランジスタを備えるI/Oセルの出力切替方法であって、
    入力信号に応じて出力電圧の切り替えを実施する際、
    全てのトランジスタへ印加されるゲート電圧の監視するステップと、
    監視したゲート電圧により一方のチャンネルのトランジスタが全てOFFしたことを検出するステップと、
    前記検出した後に、他方のチャンネルのトランジスタをONさせて、出力電圧を切り替えるステップと、を有する、
    I/Oセルの出力切替方法。
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