JP2018014518A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板裏面の研磨処理と洗浄処理を適正に行う。【解決手段】ウェハWの裏面を保持する基板保持部に保持されたウェハWの裏面に接触させて、ウェハW裏面の研磨処理及び洗浄処理を行う研磨洗浄機構であって、ウェハWの裏面を研磨する研磨部材50と、ウェハWの裏面を洗浄する洗浄部材51と、研磨部材50及び洗浄部材51が基板保持部で保持されたウェハWの裏面と対向するように研磨部材50及び洗浄部材51を支持する支持部材52と、を有する。研磨部材50におけるウェハWと対向する面と、洗浄部材51におけるウェハWと対向する面の相対的な高さが異なっている。【選択図】図5

Description

本発明は、基板の例えば裏面の研磨処理及び洗浄処理を行う研磨洗浄機構を備えた基板処理装置及び基板処理方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー処理では、ウェハ上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などの一連の処理が順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。これらの一連の処理は、ウェハを処理する各種処理ユニットやウェハを搬送する搬送ユニットなどを搭載した基板処理システムである塗布現像処理システムで行われている。
ところで近年、ウェハ上に形成される回路パターンの微細化が進行し、露光処理時のデフォーカスマージンがより厳しくなっている。デフォーカスの原因の一つとしては、例えば露光装置のステージへのパーティクルの付着などがある。このパーティクルは、露光装置に搬入されるウェハの、特に裏面に付着したパーティクルが主な原因である。そのため、露光装置に搬入される前のウェハ裏面は、塗布現像処理システム内に設けられた、例えば特許文献1に記載されるような洗浄装置により洗浄される。
洗浄装置では、ウェハの裏面を下方に向けた状態で、例えばウェハの裏面を吸着保持し、ウェハの裏面に押し当てたブラシを移動させることで洗浄が行われる。
また、デフォーカスは、ウェハ裏面に生じた疵などによる凹凸が原因となる場合も有る。そこで、露光装置に搬入される前のウェハ裏面には、例えば特許文献2に示されるような装置を用いて研磨処理が行われる。
特許文献2の装置では、ウェハに研磨液を供給しながら研磨パッドを押し当てて研磨処理が行われる。その後、研磨パッドをウェハ上から退避させ、洗浄ブラシをウェハ上に移動させる。そして、研磨かすなどをウェハから除去するために、洗浄液を供給しながら洗浄ブラシによりウェハの洗浄処理が行われる。
特開2012−23209号公報 特開平11−135463号公報
ところで、フォトリソグラフィー処理におけるスループットは、一般に露光装置のスループットに律速されるため、上述の洗浄装置などには、露光装置よりも高いスループットが求められる。ところが、通常は洗浄装置や研磨装置のスループットは露光装置よりも低い。そのため、例えば一台の露光装置に対して、上述の洗浄装置などは塗布現像処理システム内に複数設けることが好ましい。
その一方、クリーンルームのランニングコストなどの観点から、塗布現像処理システムのフットプリントを極力小さくすることが求められる。そのため、必ずしも塗布現像処理システムには洗浄装置や研磨装置の設置スペースが十分には設けられておらず、研磨処理、洗浄処理の工程がボトルネックとなってしまう場合がある。
その場合、研磨処理用の研磨パッドと洗浄処理用の洗浄ブラシを、例えば特許文献2に開示されるように、同一の装置内に設けることも考えられるが、その場合、研磨パッドを操作するアームと洗浄ブラシを操作するアームの制御が複雑となる。また、各アームを操作する駆動装置を個別に設けることで、結局当該装置の設置に要するスペースが大きくなってしまい、省スペース化も十分なものとはならない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ウェハに対して研磨処理と洗浄処理を効率的に行うことを目的としている。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板の裏面を保持する基板保持部に保持された基板の裏面に対して該裏面に接触された研磨洗浄機構により研磨処理及び洗浄処理を施す基板処理装置であって、前記研磨洗浄機構は、基板の裏面を研磨する研磨面を備えた研磨部材と、基板の裏面を洗浄する洗浄面を備えた洗浄部材と、前記研磨部材及び前記洗浄部材を支持する支持部材と、前記支持部材を回転させることで、前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させる相対移動機構と、を有し、当該基板処理装置は、前記支持部材を、所定の軸を中心に回転させる回転駆動機構と、前記回転駆動機構により前記支持部材を回転させて前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させるように制御する制御部と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、支持部材に支持された研磨部材と洗浄部材における基板と対向する面との相対的な高さを変化させることで、例えば先ず研磨部材を基板と接触させて研磨処理を行い、次に洗浄部材が研磨部材よりも高くなるように調整して洗浄処理を行うことができる。したがって、本発明にかかる研磨洗浄機構を用いることで、研磨処理と洗浄処理を同一装置内で実行でき、且つ研磨部材と洗浄部材に対して個別にアームを設ける必要がないので当該装置自体を小型化でき、さらに制御が複雑となることもない。
前記支持部材と前記基板保持部で保持された基板とを相対的に移動させる移動機構を有し、前記制御部は、前記洗浄部材または前記研磨部材の少なくともいずれかが基板に押圧されるように前記移動機構を制御してもよい。
前記制御部は、前記基板の中央部に対して研磨処理を行い、前記基板の周縁部に対して研磨処理及び洗浄処理を行うように、前記移動機構を制御してもよい。
前記支持部材と前記洗浄部材との間には、荷重を測定する荷重測定機構が設けられ、前記制御部は、前記荷重測定機構での測定結果に基づいて、前記洗浄部材を基板に押圧する荷重を調整するように前記移動機構を制御してもよい。
前記制御部は、予め行われた基板の裏面検査の結果に基づいて基板裏面において研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを行う箇所を抽出し、当該抽出した箇所に対して研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを選択的に行うように、前記移動機構を制御してもよい。
基板に流体を供給し、該流体により当該基板を除電する除電機構を有してもよい。
別な観点による本発明は、前記の基板処理装置を用いて、基板の裏面を保持する基板保持部に保持された基板の裏面に対して、研磨処理及び洗浄処理を行う基板処理方法であって、前記支持部材を所定の方向に回転させることで、前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させて洗浄処理または研磨処理のいずれかを行い、次いで、前記支持部材を所定の方向と逆回転させることで、研磨処理と洗浄処理の切り替えを行うことを特徴としている。
前記基板の中央部に対して研磨処理を行い、前記基板の周縁部に対して研磨処理及び洗浄処理を行ってもよい。
予め行われた基板の裏面検査の結果に基づいて基板裏面において研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを行う箇所を抽出し、当該抽出した箇所に対して研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを選択的に行ってもよい。
基板に流体を供給し、該流体により当該基板を除電してもよい。
本発明によれば、ウェハに対して研磨処理と洗浄処理を効率的に行うことができる。
参考例としての実施の形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す横断面図である。 参考例としての実施の形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 研磨洗浄機構の構成の概略を示す縦断面図である。 研磨洗浄機構をウェハに押圧した状態を示す説明図である。 基板処理装置にウェハを受け渡す様子を示す説明図である。 基板処理装置にウェハが受け渡された状態を示す説明図である。 ウェハに研磨洗浄機構を接触させた状態を示す説明図である。 研磨処理及び洗浄処理の際のウェハと研磨洗浄機構の相対的な位置関係を模式的に示す説明図である。 ウェハに洗浄部材のみを接触させて状態を示す説明図である。 研磨処理及び洗浄処理の際のウェハと研磨洗浄機構の相対的な位置関係を模式的に示す説明図である。 ウェハがスピンチャックに受け渡された状態を示す説明図である。 研磨処理及び洗浄処理の際のウェハと研磨洗浄機構の相対的な位置関係を模式的に示す説明図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す平面図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる支持部材の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる洗浄部材の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄部材の構成の概略を示す斜視図である。 洗浄部材が移動する様子を示す説明図である。 研磨部材が移動する様子を示す説明図である。 他の実施の形態にかかるカム機構の構成の概略を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 研磨面または洗浄面をウェハに接触させた状態を示す説明図である。 研磨面とウェハが接触した状態を示す説明図である。 洗浄面とウェハが接触した状態を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる基板処理装置の構成の概略を示す横断面図である。
以下、本発明の参考例としての実施の形態について説明する。図1は基板処理装置1の構成の概略を示す平面図、図2は基板処理装置1の構成の概略を示す縦断面図である。
基板処理装置1は、ウェハWの裏面を水平に吸着保持する2つの吸着パッド10と、この吸着パッド10から受け取ったウェハWの裏面を水平に吸着保持するスピンチャック11と、ウェハW裏面の研磨処理及び洗浄処理を行う研磨洗浄機構12と、上面が開口した筐体13を有している。
図1に示されるように、2つの吸着パッド10は、細長の略矩形状に形成されており、ウェハW裏面の周縁部を保持できるように、平面視においてスピンチャック11を挟んで略平行に設けられている。各吸着パッド10は、当該吸着パッド10より長い略矩形状の支持板14によりそれぞれ支持されている。支持板14は、駆動機構(図示せず)により水平方向(図1のY軸方向)及び上下方向(図1のZ軸方向)に移動自在な枠体15によりその両端部を支持されている。
枠体15の上面には、上部カップ16が設けられている。上部カップ16の上面には、ウェハWの直径より大きな径の開口部16aが形成されており、この開口部16aを介して基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構と吸着パッド10との間でウェハWの受け渡しが行われる。
図2に示すように、スピンチャック11はシャフト20を介して駆動機構21に接続されており、スピンチャック11は、この駆動機構21により回転及び上下動自在となっており、例えばスピンチャックの上下方向の位置を調整することにより、研磨洗浄機構12がウェハWに接触する際の圧力を調整することができる。
スピンチャック11の周囲には昇降機構(図示せず)により昇降自在な、例えば3つの昇降ピン22が設けられている。これにより、昇降ピン22と、基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構(図示せず)との間でウェハWの受け渡しを行うことができる。
また、基板処理装置1には、スピンチャック11に保持されたウェハWの表面に対して洗浄液を供給する洗浄ノズル30と、ウェハWの表面に対して乾燥ガスを吹き付けるガスノズル31が、ウェハWの上方に設けられている。洗浄液としては、例えば純水が用いられる。また、乾燥ガスとしては、例えば窒素ガスや、清浄空気が用いられる。洗浄ノズル30及びガスノズル31は、共通のノズルアーム32により支持されている。ノズルアーム32には、当該ノズルアーム32を上下方向(図1のZ軸方向)に移動させる駆動機構33が接続されている。また、駆動機構33は筺体13に接続され、図1のY方向であって且つ筺体13に沿って水平方向に移動できる。
筐体13の底部には、洗浄液を排出するドレン管40と、基板処理装置1内に下方向の気流を形成し、且つ当該気流を排気する排気管41が設けられている。
また、図1及び図2に示すように、筺体13の例えば側壁であって、例えば基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構(図示せず)が上部カップ16の開口部16aの上方に移動する際に通過する経路上には、上面が開口する収容箱42内に配置された紫外線ランプ43が設けられている。したがって、図示しない搬送機構によりウェハWが基板処理装置1との間で搬入出する間、紫外線ランプ43によりウェハWの裏面に紫外線を照射することができる。これにより、例えば洗浄処理後のウェハWの裏面にポリマーに由来するパーティクルが残存していても、そのようなパーティクルは紫外線によって収縮されて除去される。
次に、ウェハW裏面の研磨処理及び洗浄処理を行う研磨洗浄機構12について説明する。研磨洗浄機構12は、例えば図3及び図4に示すように、例えば発泡ウレタンや不織布などからなる研磨面50aを有する研磨部材50と、例えばポリビニルアルコールやポリプロピレン、ナイロンといった伸縮自在な材料からなる洗浄部材51と、研磨部材50及び洗浄部材51を支持する支持部材52と、を有している。研磨部材50の研磨面50aは、例えばウェハWの直径よりも小さくなるように形成された、例えばウェハWの四分の一程度の直径の略円環形状の環状部材50bの上面に、発砲ウレタンや不織布で形成されたシートを張り付けることで構成されている。なお、図3では、研磨部材50の形状の一例として、所定の幅を有する円弧状の研磨面50aが所定の間隔を空けて同心円状に8つ設けられた状態を描図している。
洗浄部材51は、例えば扇形に形成され、円環状の研磨部材50の内側に当該研磨部材50と同心円をなすように複数配置されている。なお、図3では、扇形に形成された4つの洗浄部材51が研磨部材50の内側に配置された場合の一例を示している。
研磨部材50及び洗浄部材51における支持部材52と反対側の面は、それぞれウェハWと対向して設けられた研磨面50aと洗浄面であり、例えば図4に示すように、洗浄部材51の洗浄面51aは、研磨部材50の研磨面50aよりも上方に突出するように形成されている。したがって、研磨洗浄機構12を、例えば後述する移動機構61により上下動させてウェハWの裏面との距離を徐々に近づけると、先ず洗浄部材51がウェハWの裏面と接触する。そして、洗浄部材51は伸縮自在な材料により構成されているので、洗浄部材51がウェハWに接触した後も移動機構61により研磨洗浄機構12をウェハW側に押圧することで、例えば図5に示すように、洗浄部材51が押し縮められて研磨部材50もウェハWの裏面と接触し、ウェハWの研磨処理が行えるようになる。
支持部材52における研磨部材50と洗浄部材51を支持する面と反対側の面にはシャフト53が設けられている。シャフト53の下端部近傍には、モータ54に接続されたベルト55が設けられている。したがって、モータ54によりベルト55を駆動することで、シャフト53を介して支持部材52、即ち研磨部材50の研磨面と洗浄部材51の洗浄面51aを回転させることができる。そのため、研磨部材50の研磨面や洗浄部材51の洗浄面51aをウェハWの裏面に接触させた状態で支持部材52を回転させることで、ウェハW裏面に対して研磨処理や洗浄処理を行うことができる。
研磨洗浄機構12には、支持体60を介して移動機構61が接続されている。移動機構61は筐体13に接続され、例えば図1のX方向であって且つ筐体13に沿って水平方向に移動できる。したがって、移動機構61をX方向に移動させることで、研磨洗浄機構12を図1のX方向に移動させることができる。
支持体60の先端には、洗浄部材51で除去されたパーティクルや研磨部材50で研磨処理した際の研磨屑を洗い流す洗浄液を供給する洗浄液ノズル60aと、洗浄後にウェハWの裏面に付着している洗浄液を乾燥させるための、例えば窒素等の気体を供給するパージノズル60bが設けられている。洗浄液ノズル60aから供給される洗浄液としては、例えば炭酸ガスを溶解させた純水などが用いられる。
以上の基板処理装置1には、図1に示すように制御部200が設けられている。制御部200は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理装置1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種駆動装置や移動装置などの駆動系の動作や各種ノズルを制御して、基板処理装置1における研磨処理及び洗浄処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部200にインストールされたものであってもよい。
本実施の形態にかかる基板処理装置1は以上のように構成されており、次に、基板処理装置1におけるウェハWの研磨処理及び洗浄処理について説明する。なお、本実施の形態では、ウェハWに先ず研磨処理を行い、次に洗浄処理を行う場合の例について説明する。
ウェハWの処理にあたっては、先ず図6に示すように、基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構90によりウェハWが上部カップ16の上方に搬送される。次いで、昇降ピン22が上昇して、ウェハWが昇降ピン22に受け渡される。この際、吸着パッド10はその上面が研磨洗浄機構12の上面よりも高い位置で待機し、スピンチャック11は研磨洗浄機構12の上面より低い位置まで退避している。その後、昇降ピン22が下降して、図7に示されるように、ウェハWが吸着パッド10に受け渡されて吸着保持される。
次いで、図8に示されるように吸着パッド10を下降させ、ウェハW裏面の外周部近傍に研磨洗浄機構12を接触させる。この際、ウェハWの裏面には研磨洗浄機構12の洗浄部材51が先ず接触するが、ウェハWと洗浄部材51が接触した後も、引き続き吸着パッド10を下降させることにより洗浄部材51を押し縮めて、 図5に示したように、ウェハW裏面の外周部近傍に研磨部材50も接触させた状態にする。なお、この際、吸着パッド10を下降させるのではなく、研磨洗浄機構12を移動機構61により上昇させることでウェハWに研磨洗浄機構12を押圧するようにしてもよいし、吸着パッド10と移動機構61の双方を移動させてもよい。また、研磨洗浄機構12を押圧する荷重は、予め行う試験により求めてもよいし、例えば支持部材52と洗浄部材51との間に荷重を測定する荷重測定機構を設け、当該荷重測定機構の測定結果に基づいて、荷重を調整するようにしてもよい。
その後、洗浄液ノズル60aから洗浄液を供給すると共に、研磨洗浄機構12の支持部材52を回転させる。次いで、例えば図9に示すように、吸着パッド10と共にウェハWをX方向負方向側に移動させながら研磨洗浄機構12をY方向に往復動させる。これにより、ウェハW裏面における吸着パッド10の間の領域Aが研磨処理される。またこの際、洗浄ノズル30からも洗浄液が供給されて、ウェハWの表面の洗浄も同時に行われる。なお、図9に示す原点Oは、移動機構61を枠体15上でウェハWの中心位置に移動させた場合の位置であり、後述する図11と併せて、研磨洗浄機構12とウェハW等との相対的な位置関係を示すために記載している。
次いで、図10に示すように、研磨洗浄機構12をウェハWの裏面から若干遠ざけて、ウェハWの裏面と洗浄部材51のみが接触するようにする。この際も、吸着パッド10のみを上下動させてもよいし、移動機構61のみを移動させてもよいし、その両方を移動させてもよい。その後、図11に示すように、ウェハWをX方向正方向側に移動させながら、ウェハWの裏面を洗浄処理する。これにより、図9に示された、ウェハW裏面における吸着パッド10の間の領域Aが洗浄処理される。これにより、ウェハWをX方向に沿って往復させる間に、領域Aの研磨処理と洗浄処理を行うことができる。
次いで、洗浄液ノズル60aから洗浄液を供給すると共に支持部材52を回転させて、ウェハW裏面の中央部が洗浄される。この際、支持体60が図1のX方向に往復動し、枠体15がY方向に往復動することで、ウェハW裏面の中央部が万遍なく洗浄される。この際、洗浄液ノズル60aから供給される洗浄液は、炭酸ガスを溶解させた純水を用いるので、静電誘導により帯電したウェハWの電荷を除去することができる。その結果、例えばクーロン力によりウェハWの裏面に付着していたパーティクルを容易に洗い流すことができる。また、パーティクルそのものが帯電していた場合にも、当該パーティクルを除電できるので、ウェハWの裏面を効率的に洗浄できる。かかる場合、洗浄液ノズル60aはウェハWの除電を行う除電機構として作用する。なお、ウェハWの除電の方法としては本実施の内容に限定されるものではなく、例えばパージノズル60bを、イオン化した空気を供給するイオナイザーとして用いてもよい。
ウェハW裏面の領域Aの研磨処理と洗浄処理が終わると、図12に示すように、ウェハWの中心とスピンチャック11の中心とが平面視において一致するように枠体15を水平方向に移動させる。次いで、スピンチャック11を上昇させて、ウェハWが吸着パッド10からスピンチャック11に受け渡される。その後、図13に示すように、ウェハWの外周縁部に研磨洗浄機構12が接触するように、ウェハWをX方向負方向側に移動させる。それと共に、ウェハWと研磨洗浄機構12との距離を近づけて、ウェハWに研磨部材50と洗浄部材51の両方を接触させる。
次いで、ウェハWの裏面に研磨部材50と洗浄部材51を押し当てた状態でスピンチャック11によりウェハWを回転させると共に、移動機構61により研磨洗浄機構12をX方向に摺動させることで、ウェハW裏面の外周縁部が研磨処理される。その後、研磨洗浄機構12をウェハWの裏面から若干遠ざけて、ウェハWの裏面と洗浄部材51のみが接触するようにする。そして、引き続きウェハWを回転させ、ウェハW裏面の外周縁部の洗浄処理を行う。
ウェハW裏面の洗浄が完了すると、研磨洗浄機構12の回転や洗浄液の供給を停止し、スピンチャック11を高速で回転させることで、ウェハW裏面に付着している洗浄液が振り切り乾燥される。この際、ガスノズル31及びパージノズル60bによるパージも並行して行われる。
そして、ウェハWの乾燥が終了すると、基板処理装置1に搬送された際とは逆の順序でウェハWが搬送機構90に受け渡され、一連のウェハW裏面の研磨処理及び洗浄処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、洗浄部材51が伸縮自在な材質で形成されており、研磨洗浄機構12をウェハWに押圧することで、支持部材52に支持された研磨部材50の研磨面50aと洗浄部材51の洗浄面51bの相対的な高さが調整自在である。したがって、研磨部材50をウェハWと接触させて研磨処理を行い、次に洗浄部材51が研磨部材50よりも高くなるように研磨洗浄機構12の位置を調整することで、洗浄部材51のみをウェハWの裏面に接触させることができる。それにより、研磨処理と洗浄処理を、基板処理装置1内で実行できる。
また、一つの支持体60に研磨部材50と洗浄部材51の両方が設けられているので、支持体60を移動させる移動機構61も最小限にできるので、基板処理装置1を小型化することができる。さらには、研磨部材50と洗浄部材51に対して個別に支持体60を設ける必要がないので、研磨部材50と洗浄部材51を移動させるための制御が複雑になることもない。
なお、以上の実施の形態では、略環状に形成された研磨部材50の内側に洗浄部材51を配置したが、研磨部材50や洗浄部材51の形状、配置については本実施の形態の内容に限定されない。例えば図14に示すように、支持部材52の直径を広げて、研磨部材50の外側にさらに別の洗浄部材70を設けるようにしてもよい。また、図15に示すように、研磨部材50の外側のみに例えば円環状の洗浄部材70を設けるようにしてもよいし、図16に示すように、研磨部材50の内側のみに円環状の洗浄部材71を設けるようにしてもよい。さらには、研磨部材50と洗浄部材51、70、71は必ずしも同心円状に設ける必要もない。
さらには、洗浄部材51、70、71の洗浄面も必ずしも平坦状である必要はなく、研磨洗浄機構12をウェハWに押圧することで、洗浄部材51を押し縮めることができれば、例えば図17に示す洗浄部材72のように、所定のパターンの凹凸状に形成されていてもよい。かかる場合も、洗浄部材70や洗浄部材72の洗浄面は、研磨部材50の研磨面より上方に突出して設けられる。なお、本発明者らによれば、研磨洗浄機構12をウェハWに押圧して洗浄部材を押し縮める際に、押圧する荷重が大きくなるとウェハWが撓んでしまい、洗浄部材とウェハWとの適正な接触が維持できなくなる恐れがある。したがって、洗浄の効率を上げようとして洗浄部材の洗浄面の面積を大きくすると、それに伴い洗浄部材を押し縮めるための荷重も大きくなってしまい、その結果、かえって洗浄効率が低下する可能性がある。そのため、洗浄部材の洗浄面の表面積は、研磨洗浄機構12をウェハWに押圧する荷重を考慮して、適宜設定を行うことが好ましい。なお、洗浄部材の形状としては、例えば図15や図16に示す洗浄部材70、71のように円環状であったり、図17に示す洗浄部材72のように凹凸形状であったり、洗浄面とウェハWとの接触面積が小さく、押し縮める際の荷重がより小さくなるものが好ましい。
特に、ウェハWの研磨処理及び洗浄処理においては研磨洗浄機構12をウェハWに対して相対的に移動させるので、洗浄部材の形状を洗浄部材70、71のような円環状とした場合、当該洗浄部材70、71の外径の範囲を洗浄することができる。その一方で、円環状の洗浄部材70、71の幅、即ち内径と外径の差を小さくすることで、洗浄範囲を維持したまま、ウェハWとの接触面積を左右する洗浄面の面積を小さくすることができる。したがって、洗浄部材の形状としては、洗浄部材70、71のような円環状の洗浄面を有するものとすることがより好ましい。
以上の実施の形態では、研磨部材50の研磨面50aは、例えば所定の幅を有する円弧状に形成されていたが、研磨面50aの形状としては、平面視において外周に角のない形状とすることが好ましい。好ましい形状の研磨面50cを有する研磨洗浄機構12の斜視図及び平面図の一例を、それぞれ図18及び図19に示す。本発明者らによれば、研磨面50aの外周に角が有ると、ウェハWと研磨面50aの角が接触してウェハWに疵をつけてしまう可能性がある。そこで、例えば図3に示される研磨面50aの角を丸み面取りして、図18、図19に示されるような、角のない曲線により形成された外周形状を有する研磨面50cを構成することで、研磨面50cとウェハWとの接触の際に、ウェハWに疵が発生することを抑制できる。
また、研磨面とウェハWとを接触させる際の面圧は、研磨洗浄機構12をウェハW側に押圧する荷重が一定である場合、研磨面とウェハWとの接触面積が少ないほど高くなり、研磨力が向上する。したがって、例えば図19においては8分割された円弧形状を有する研磨面50cを、さらに例えば16分割や32分割して研磨面50cの表面積の総和を小さくするようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、研磨洗浄機構12をウェハWに押圧することで、研磨部材50がウェハWに接触する場合を例にして説明したが、研磨部材50の研磨面50aと洗浄部材51の洗浄面51aの相対的な高さを変更する方法は本実施の形態の内容に限定されない。例えば、図20に示すように、支持部材80と洗浄部材51との間に、昇降機構81を設け、昇降機構により洗浄部材51を昇降させるように研磨洗浄機構82を構成してもよい。図20では、例えば支持部材80を上部が開口した円筒形状に形成し、支持部材80の開口を塞ぐように、例えばばねと支持板により構成された昇降機構81が設けられた場合の例を描図している。また、図20においては、洗浄部材51が研磨部材50よりも下方に位置し、研磨洗浄機構82により研磨処理を行う場合の状態を描図している。
そして、例えば図21に示すように、支持部材80と昇降機構81により囲まれた空間内に、例えば圧縮空気を供給することで、例えば図21に示すように、昇降機構81を上昇させ、洗浄部材51を研磨部材50の研磨面50aより上方に突出させる。こうすることで、研磨洗浄機構82は洗浄処理が行える状態となる。かかる場合においても、洗浄部材51を押し縮める場合と同様に、基板処理装置1内で、研磨処理と洗浄処理を効率的に行うことができる。
なお、図20、21では、圧縮空気を供給することで昇降機構81を上昇させたが、例えば、昇降機構81を構成するばねを、通常状態において洗浄部材51が研磨部材50の研磨面50aより上方に突出するように構成し、支持部材80と昇降機構81により囲まれた空間内を排気することで、ばねを押し縮めるようにしてもよい。また、昇降機構81側の上方に研磨部材50を配置し、支持部材80の上面に洗浄部材51を配置して、研磨部材50を昇降動させるようにしてもよい。
以下に説明するように、本発明の実施の形態においては、研磨部材50の研磨面50aと洗浄部材51の洗浄面51aの相対的な高さを変更する方法として、上述の参考例とは異なり、例えば研磨部材50と洗浄部材51を支持する支持部材52に、回転運動を往復運動に変換するカム機構を設け、研磨洗浄機構を回転させることで、研磨部材50及び洗浄部材51とウェハWとの接触状態を変更する。
図22に、カム機構を備えた実施の形態にかかる研磨洗浄機構100の一例を示す。研磨洗浄機構100は、中心部に開口が形成された洗浄部材101と、洗浄部材101の開口の内側に設けられた研磨部材102を有している。研磨洗浄機構100においては、例えば図23に示すように、支持部材52の上面の外周部と中央部近傍にそれぞれ所定の角度で当該支持部材52の円周方向に沿った傾斜を有する第1の下部傾斜部材103と第2の下部傾斜部材104が、同心円状に所定のピッチで複数形成されている。第1の下部傾斜部材103と第2の下部傾斜部材104は互いに反対向きの傾斜を有している。図23では、例えば支持部材52を時計回りに回転させると、外周部に設けられた第1の下部傾斜部材103の上面の鉛直方向の位置が徐々に高くなり、中央部近傍に設けられた第2の下部傾斜部材104の上面の鉛直方向の位置が徐々に低くなるように第1の下部傾斜部材103及び第2の下部傾斜部材104が設けられた場合の一例を示している。各下部傾斜部材103、104における、傾斜の頂上部には、例えば鉛直上方に所定の高さ延伸する係止部103a、104aがそれぞれ形成されている。
洗浄部材101は、例えば図24に示すように、平面視における形状が概ね洗浄部材101と同一に形成された略円盤状の第1の回転部材110によりその下面を支持されている。第1の回転部材110は、支持部材52と概ね同じ直径を有している。第1の回転部材110の外側面には、鉛直下方に延伸する円筒状の仕切板111が設けられている。仕切板111の内径は、支持部材52の直径より僅かに大きく形成されており、仕切板111の内側に支持部材52を収容できるように構成されている。
第1の回転部材110の裏面、即ち第1の回転部材110における洗浄部材101と反対側の面であって、その外周部には、所定の角度で当該第1の回転部材110の円周方向に沿った傾斜を有する第1の上部傾斜部材112が複数形成されている。各第1の上部傾斜部材112は、支持部材52の外周部に設けられた第1の下部傾斜部材103と概ね同一の円周上に、第1の下部傾斜部材103と同一ピッチで配置されている。第1の上部傾斜部材112の傾斜は、その下面が、対向する第1の下部傾斜部材103の傾斜と概ね平行になるように設定されている。換言すれば、第1の上部傾斜部材112の傾斜面は、例えば第1の下部傾斜部材103を、水平軸を回転中心として180度回転させた場合の当該第1の下部傾斜部材103の傾斜面と概ね同じ角度の傾斜面となっている。各第1の上部傾斜部材112における傾斜の頂上部には、例えば鉛直下方に所定の高さ延伸し、係止部103aと係止する係止部112aがそれぞれ形成されている。
研磨部材102は、例えば図25に示すように、平面視における形状が概ね研磨部材102と同一に形成された略円盤状の第2の回転部材120によりその下面を支持されている。第2の回転部材120は、洗浄部材101の中心部の開口よりも小さな直径を有している。
第2の回転部材120の裏面、即ち第2の回転部材120における研磨部材102と反対側の面であって、その外周部には、所定の角度で当該第2の回転部材120の円周方向に沿った傾斜を有する第2の上部傾斜部材121が複数形成されている。各第2の上部傾斜部材121は、支持部材52の中央部に設けられた第2の下部傾斜部材104と概ね同一の円周上に、第2の下部傾斜部材104と同一ピッチで配置されている。第2の上部傾斜部材121の傾斜は、その下面が、対向する第2の下部傾斜部材104の傾斜と概ね平行になるように設定されている。換言すれば、第2の上部傾斜部材121の傾斜面は、例えば第2の下部傾斜部材104を、水平軸を回転中心として180度回転させた場合の当該第2の下部傾斜部材104の傾斜面と概ね同じ角度の傾斜面となっている。各第2の上部傾斜部材121における傾斜の頂上部には、例えば鉛直下方に所定の高さ延伸し、係止部104aと係止する係止部121aがそれぞれ形成されている。なお、各下部傾斜部材103、104と各上部傾斜部材112、121との摩擦係数は、洗浄部材101とウェハWの裏面との摩擦係数及び研磨部材102とウェハWの裏面との摩擦係数より小さくなっている。換言すれば、各下部傾斜部材103、104と各上部傾斜部材112、121は、洗浄部材101とウェハWの裏面との摩擦係数及び研磨部材102とウェハWの裏面との摩擦係数よりも、摩擦係数が小さい部材により構成されている。研磨洗浄機構100のカム機構は、下部傾斜部材103、104を備えた支持部材52と、第1の上部傾斜部材112を備えた第1の回転部材110及び第2の上部傾斜部材121を備えた第2の回転部材120により構成されている。
また、第2の回転部材120の外側面には、鉛直下方に延伸する円筒状の仕切板122が設けられている。仕切板122の外径は、洗浄部材101の中心部に形成された開口よりも小さく、且つ第2の下部傾斜部材を囲むように設定されている。
カム機構を備えた他の実施の形態にかかる研磨洗浄機構100は以上のように構成されており、次に、研磨洗浄機構100の動作について説明する。図26(a)及び図27(a)に示すように、例えばモータ54が停止し、研磨洗浄機構100が回転していない状態から、洗浄部材101及び研磨部材102をウェハWの裏面に押圧した状態で、例えばモータ54により研磨洗浄機構100を平面視において時計回り(図26(a)及び図27(a)に示す矢印の方向)に回転させる。そうすると、上述のように、各下部傾斜部材103と各上部傾斜部材112の摩擦係数が、洗浄部材101とウェハWの裏面との摩擦係数及び研磨部材102とウェハWの裏面との摩擦係数よりも小さいため、図26(b)に示すように、上部傾斜部材112は下部傾斜部材103の上面を滑り、係止部103aと係止部112aとが係止するまで下部傾斜部材103の傾斜に沿って斜め上方に移動する。一方、各下部傾斜部材104と各上部傾斜部材121は、上部傾斜部材112及び下部傾斜部材103とは反対の傾斜面を有しているので、図27(a)の状態からは変化することなく、時計回りの場合は相対的に停止した状態となる。したがって、研磨洗浄機構100を平面視において時計回りに回転させると、洗浄部材101が支持部材52に対して上昇する一方で、研磨部材102は支持部材52に対して移動しないので、洗浄部材101が研磨部材102に対して相対的に上昇する。そのため、研磨洗浄機構100を時計回りに回転させることで、研磨洗浄機構100の洗浄部材101のみをウェハWの裏面に接触させ、洗浄処理を行うことができる。
その一方、研磨洗浄機構100を平面視において反時計回りに回転させると、上部傾斜部材112は下部傾斜部材103に対して相対的に停止したままの状態となり図26(a)状態からは変化しない。また、下部傾斜部材104と上部傾斜部材121は、図27(b)に示すように係止部104aと係止部121aとが係止するまで下部傾斜部材104の傾斜に沿って斜め上方に移動する。この場合、研磨部材102が支持部材52に対して上昇する一方で、洗浄部材101は支持部材52に対して移動しないので、研磨部材102が洗浄部材101に対して相対的に上昇する。そのため、研磨洗浄機構100を反時計回りに回転させることで、研磨洗浄機構100の研磨部材102のみをウェハWの裏面に接触させ、研磨処理を行うことができる。
なお、以上の実施の形態では、支持部材52及び第1の回転部材110と第2の回転部材120の双方に傾斜部材103、104、112、121が設けられていたが、カム機構の構成としては本実施の形態の内容に限定されない。カム機構としての機能を確保するためには、支持部材52と第1の回転部材110の双方に係止部が形成されていれば、例えば図28に示すように傾斜面はいずれか一方の部材に形成されていればよい。なお、図28では、第1の回転部材110側に第1の上部傾斜部材112を設け、支持部材52には係止部103aのみを設けた状態を描図しているが、傾斜部材は支持部材52側のみに形成されていてもよい。また、各傾斜部材は支持部材52及び各回転部材110、120の全面に複数設けていたが、傾斜部材は少なくとも一箇所に形成されていればカム機構としての機能を有するので、傾斜部材の設置数や配置についても任意に設定できる。
以上の実施の形態では、カム機構を用いて研磨部材102の研磨面及び洗浄部材101の洗浄面とウェハWの裏面との相対的な高さを変化させることで、ウェハWの裏面と研磨面及びの洗浄面との接触状態を変化させたが、ウェハWの裏面と研磨面及びの洗浄面との接触状態を変化させる方法は本実施の形態の内容に限定されるものではない。
例えば図29に示すような他の研磨洗浄機構130を用いてもよい。他の研磨洗浄機構130は、略直方体状の支持部材140に、研磨部材150の研磨面150aと洗浄部材160の洗浄面160aとのなす角が、概ね直角となるように研磨部材150と洗浄部材160を配置すると共に、当該支持部材140を水平方向に延伸する支持軸170の両端に、当該支持軸170の延伸する方向から見て研磨面150aと洗浄面160aが直角に見えるように、且つ支持軸170に対して回転自在に支持するよう構成されている。支持部材140と、支持軸170との間には、例えばベアリング(図示せず)などが介在している。
また、各支持軸170は、例えば略直方体状の他の支持部材171に接続されている。他の支持部材140は、例えばモータ54、シャフト53、ベルト55などの回転駆動機構により鉛直軸を中心として水平方向に回転自在に構成されている。
各支持軸170は、研磨部材150と洗浄部材160を備えた支持部材140が、当該他の支持部材171を中心とする円の円周上に位置するようにその配置が調整されている。なお、図29では、その両端に支持部材140が設けられた支持軸170が2本、他の支持部材171に接続された状態を描図しているが、支持軸170の本数や長さ及び形状については本実施の形態の内容に限定されるものではなく、各支持部材140が同一の円周上に配置されている。
他の研磨洗浄機構130は、図30に示すように、例えば研磨部材150または洗浄部材160の少なくともいずれかをウェハWの下面に接触した状態から、例えば平面視において他の支持部材171を反時計回り(図30の矢印の方向)に回転させると、例えばウェハWと接触していた研磨部材150または洗浄部材160の少なくともいずれかがウェハWから摩擦力を受ける。そうすると、支持軸170を中心として支持部材140が図31に示すように、反時計回りに回転し、研磨部材150の研磨面150aとウェハWの裏面とが接触した状態となる。これにより、研磨洗浄機構130によるウェハWの研磨処理を行うことができる。
また、例えば図31に示すように、研磨面150aとウェハWの裏面とが接触した状態から、他の支持部材171を時計回りに回転させると、研磨部材150とウェハWとの摩擦力を受けて支持軸170を中心として支持部材140が回転し、図32に示すように、洗浄部材160の洗浄面160aとウェハWの裏面とが接触した状態となる。これにより、研磨洗浄機構130によるウェハWの洗浄処理を行うことができる。
なお、例えば他の支持部材171には、図31、図32に示すように支持軸170の延伸する方向に沿って延伸する回転制限部材180が設けられており、研磨面150aとウェハWの裏面とが接触した際に、例えば洗浄面160aとウェハWの裏面とのなす角が90度以上開かないように支持部材140の回転が制限される。この回転制限部材180を設けることで、支持部材140がさらに回転して研磨面150aとウェハWの裏面との接触が失われることを防止できる。また、他の支持部材171には、洗浄面160aとウェハWの裏面とが接触した際に、研磨面150aとウェハWの裏面とのなす角が90度以上開かないように支持部材140の回転を制限する回転制限部材181も併せて設けられている。なお、回転制限部材180、181の形状や、配置等については任意に設定が可能であり、本実施の形態の内容に限定されるものではない。
なお、以上の実施の形態では、支持軸170を他の支持部材171に接続していたが、例えば図33に示すように、平面視において例えば十字状の他の支持軸190の端部に支持部材140を接続するようにしてもよい。
以上の実施の形態では、洗浄部材としてポリプロピレンなどの部材を用いたが、研磨処理後にウェハWの裏面を洗浄処理するにあたっては、必ずしもウェハWの裏面に洗浄部材を接触させて洗浄処理を行う必要はなく、例えば図34に示すように、ウェハWの裏面に洗浄液を供給する他の洗浄ノズル210を別途設け、当該洗浄ノズル210から洗浄液をウェハWの裏面に噴射することで洗浄処理を行うようにしてもよい。洗浄ノズル210は、例えば他の移動機構201により旋回自在に構成されている。
本発明者によれば、研磨処理後の洗浄処理においては、ウェハWの裏面に洗浄液を噴射することで所望の洗浄性能を確保することができることが確認されている。また、洗浄ノズル210には、他の移動機構201のみを設ければよく、例えば研磨洗浄機構12のように、モータ54等の回転機構を必要としないため、洗浄ノズル210のみであれば基板処理装置1に配置することができる。
かかる洗浄ノズル210を設けることで、例えば研磨洗浄機構12においては、研磨部材50による研磨処理後に、研磨処理と同じルートをたどって再度洗浄部材51による洗浄処理を行っていたため、研磨洗浄機構12は、2回同じルートを移動する必要があるが、例えば洗浄ノズル210により研磨処理と並行して洗浄処理を行うことで、研磨洗浄機構12が研磨処理のルートを移動する間に、洗浄処理も同時に終わらせることができるので、研磨洗浄機構12はウェハW上の所定のルートを一回のみ移動すれば足りる。
なお、図34では、洗浄ノズル210は移動機構61とは異なる他の移動機構201有していたが、例えば移動機構61に接続し、研磨洗浄機構12と同期して移動するようにしてもよい。
なお、以上の実施の形態では、洗浄ノズル30や洗浄液ノズル60aから、洗浄液として純水を供給したが、例えば洗浄液に代えて、アンモニア加水等の研磨液を供給するようにしてもよい。かかる場合、例えば洗浄ノズル30や洗浄液ノズル60aに洗浄液を供給する洗浄液供給源と、研磨液を供給する研磨液供給源の両方をバルブにより切り替え可能に接続し、例えば研磨部材50により研磨処理を行う場合には各ノズル30、60aから研磨液を、洗浄部材51により洗浄処理を行う場合には、各ノズル30、60aから洗浄液を供給するようにしてもよい。
以上の実施の形態では、先ず吸着パッド10でウェハWを吸着保持した状態でウェハWの中央部、即ち吸着パッド10の間の領域Aの研磨処理及び洗浄処理を行った後に、ウェハWをスピンチャック11に受け渡してウェハWの外周縁部を研磨処理及び洗浄処理したが、ウェハWの裏面の状態に応じて、例えばウェハWの領域Aについてのみ研磨処理及び洗浄処理を行ったり、ウェハWの外周縁部についてのみ研磨処理及び洗浄処理を行ったりしてもよい。例えば、ウェハWに対してフォトリソグラフィー処理を行う際は、ウェハW外周のベベル部と呼ばれる箇所にレジスト液が回り込むことによりパーティクルの発生源となることがある。したがって、例えばウェハWの中央部である領域Aに対しては洗浄処理のみを行い、ウェハWの外周縁部に対しては、研磨処理と洗浄処理を行うようにしてもよい。
かかる場合、例えば図9に示すようにウェハWの領域Aに対して処理を施す際に、例えばウェハWをX方向に往復させる間、洗浄処理を継続してもよいし、例えばウェハWをX方向負方向側に移動させる際に洗浄処理を行い、X方向正方向側に移動させる際には洗浄処理を停止し、速やかにウェハWを移動させるようにしてもよい。こうすることで、基板処理装置1におけるウェハ処理のスループットが向上する。
また、例えばウェハWに対して研磨処理及び洗浄処理を行うにあたっては、先ずウェハWの裏面を検査し、当該検査結果に基づいて研磨処理や洗浄処理を行う箇所を抽出し、当該抽出した箇所に対して研磨処理や洗浄処理を行うように、制御部200により移動機構61や枠体15の移動を制御してもよい。かかる場合、例えば所定の箇所に対して研磨処理のみを行うようにしてもよいし、洗浄処理のみを行うようにしてもよく、ウェハWの検査結果に応じて適宜処理範囲を決定し、当該範囲に対して選択的に研磨処理や洗浄処理を行うようにすることがより好ましい。なお、ウェハWの検査においては、例えば特許文献、特開2008−135583号公報の図7に開示されるような公知の検査装置を用いることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板の裏面研磨及び裏面洗浄を行う際に有用である。
1 基板処理装置
10 吸着パッド
11 スピンチャック
12 研磨洗浄機構
13 筐体
14 支持板
15 枠体
16 上部カップ
20 シャフト
21 駆動機構
22 昇降ピン
30 洗浄ノズル
31 ガスノズル
32 ノズルアーム
33 駆動機構
40 ドレン管
41 排気管
50 研磨部材
51 洗浄部材
W ウェハ

Claims (10)

  1. 基板の裏面を保持する基板保持部に保持された基板の裏面に対して該裏面に接触された研磨洗浄機構により研磨処理及び洗浄処理を施す基板処理装置であって、
    前記研磨洗浄機構は、
    基板の裏面を研磨する研磨面を備えた研磨部材と、
    基板の裏面を洗浄する洗浄面を備えた洗浄部材と、
    前記研磨部材及び前記洗浄部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材を回転させることで、前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させる相対移動機構と、を有し、
    当該基板処理装置は、
    前記支持部材を、所定の軸を中心に回転させる回転駆動機構と、
    前記回転駆動機構により前記支持部材を回転させて前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させるように制御する制御部と、を有することを特徴とする、基板処理装置。
  2. 前記支持部材と前記基板保持部で保持された基板とを相対的に移動させる移動機構を有し、
    前記制御部は、前記洗浄部材または前記研磨部材の少なくともいずれかが基板に押圧されるように前記移動機構を制御することを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記基板の中央部に対して研磨処理を行い、前記基板の周縁部に対して研磨処理及び洗浄処理を行うように、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記支持部材と前記洗浄部材との間には、荷重を測定する荷重測定機構が設けられ、
    前記制御部は、前記荷重測定機構での測定結果に基づいて、前記洗浄部材を基板に押圧する荷重を調整するように前記移動機構を制御することを特徴とする、請求項2に記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部は、予め行われた基板の裏面検査の結果に基づいて基板裏面において研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを行う箇所を抽出し、当該抽出した箇所に対して研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを選択的に行うように、前記移動機構を制御することを特徴とする、請求項2または3に記載の基板処理装置。
  6. 基板に流体を供給し、該流体により当該基板を除電する除電機構を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置を用いて、基板の裏面を保持する基板保持部に保持された基板の裏面に対して、研磨処理及び洗浄処理を行う基板処理方法であって、
    前記支持部材を所定の方向に回転させることで、前記研磨部材の研磨面及び前記洗浄部材の洗浄面を、それぞれ前記基板保持部で保持された基板の裏面に対して相対的に移動させて洗浄処理または研磨処理のいずれかを行い、
    次いで、前記支持部材を所定の方向と逆回転させることで、研磨処理と洗浄処理の切り替えを行うことを特徴とする、基板処理方法。
  8. 前記基板の中央部に対して研磨処理を行い、前記基板の周縁部に対して研磨処理及び洗浄処理を行うことを特徴とする、請求項7に記載の基板処理方法。
  9. 予め行われた基板の裏面検査の結果に基づいて基板裏面において研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを行う箇所を抽出し、当該抽出した箇所に対して研磨処理又は洗浄処理の少なくともいずれかを選択的に行うことを特徴とする、請求項7または8に記載の基板処理方法。
  10. 基板に流体を供給し、該流体により当該基板を除電することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載の基板処理方法。

JP2017174667A 2013-11-13 2017-09-12 基板処理装置及び基板処理方法 Active JP6415662B2 (ja)

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