JP2018014468A - 磁気メモリ - Google Patents

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剛 近藤
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Takuya Shimada
拓哉 島田
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泰章 大寺
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Abstract

【課題】集積度の向上が可能な磁気メモリを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気メモリは、第1磁性層と導電層とを含む構造体と、第2磁性層と、中間層と、第3磁性層と、第4磁性層とを備える。
前記第1磁性層は前記第2磁性層と前記導電層との間に設けられる。前記中間層は前記第2磁性層と、前記第1磁性層との間に設けられる。前記第3磁性層は前記第2電極と前記中間層の間に設けられる。前記第4磁性層は前記第1電極と前記中間層の間に設けられる。
また、磁気メモリは前記第1電極と電気的に接続された第1導電形の第1半導体層と、前記第2磁性層と電気的に接続された第1導電形の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層と電気的に接続された第2導電形の第3半導体層とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気メモリに関する。
スピン軌道相互作用を起源とするトルクを用いた3端子型の磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)が提案されている。磁気メモリにおいて、集積度の向上が望まれている。
特開2004−288844号公報
本発明の実施形態は、集積度の向上が可能な磁気メモリを提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気メモリは、第1磁性層と導電層とを含む構造体と、第2磁性層と、中間層と、第3磁性層と、第4磁性層とを備える。
前記第1磁性層は前記第2磁性層と前記導電層との間に設けられる。前記中間層は前記第2磁性層と、前記第1磁性層との間に設けられる。前記第3磁性層は前記第2電極と前記中間層の間に設けられる。前記第4磁性層は前記第1電極と前記中間層の間に設けられる。
また、磁気メモリは前記第1電極と電気的に接続された第1導電形の第1半導体層と、前記第2磁性層と電気的に接続された第1導電形の第2半導体層と、前記第1半導体層および前記第2半導体層と電気的に接続された第2導電形の第3半導体層とを含む。
第1実施形態に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。 第1実施形態に係る磁気メモリの一部の特性を示す模式図である。 第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第2実施形態に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。 第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。 第2実施形態の第1変形例に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。 第2実施形態に第2変形例に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る磁気メモリ100は、構造体1を含む。構造体1は、第1磁性層2と導電層3とを含む。構造体1の第1部分1a上には、第1電極4aが設けられている。構造体1の第2部分1b上には、第2電極4bが設けられている。第2部分1bは、第1部分1aから離れている。図1の例では、第1部分1aは第1磁性層2上にあるが、本実施形態において、第1部分1aは、導電層3上にあってもよいし、第1磁性層2および導電層3上にあってもよい。第2部分1bは、導電層3上にあってもよいし、第1磁性層2および導電層3上にあってもよい。導電層3は、非磁性である。導電層3は、例えば、スピン軌道相互作用が大きい導電物を含む。このような導電物としては、例えば、タンタル(Ta)およびプラチナ(Pt)を挙げることができる。
本明細書で、1つの方向をX方向とする。X方向に対して垂直な1つの方向をY方向とする。X方向及びY方向に対して直交する方向をZ方向とする。
磁気メモリ100は、例えば、半導体基板上に形成される。例えば、半導体基板の主面をXY平面とする。図1においては、半導体基板は省略されている。
構造体1の第1磁性層2上には、中間層(絶縁層)5が設けられている。第1磁性層2は、第1部分1aと第2部分1bとの間の第3部分1cを有する。本実施形態では、中間層(絶縁層)5は、第1磁性層2の第3部分1c上に設けられている。中間層(絶縁層)5上には第2磁性層6が設けられている。中間層(絶縁層)5は、第1磁性層2と第2磁性層6とによって挟まれ、それらの間に配置されている。第1磁性層2、中間層(絶縁層)5、および第2磁性層6は、磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)を形成する。磁気メモリ100のメモリセルMCは、第1磁性層2、中間層(絶縁層)5、および第2磁性層6を含む。このようなメモリセルMCは、例えば、MTJ記憶素子である。
第2磁性層6は参照層である。参照層(第2磁性層6)の磁化の向きは、例えば、「上向き」か「下向き」かのいずれか1つの方向に固定されている。本実施形態では、参照層(第2磁性層6)の磁化の向きは上向き方向に固定されている。図1の例では、磁化の向きは、Z方向に沿っている。実施形態において、磁化の方向は、Z方向と交差しても良く、任意である。磁化の向きについて、便宜的に、「上向き」または「下向き」として、説明する。
第1磁性層2は磁気記録層である。磁気記録層(第1磁性層2)の磁化の向きMは「上向き」か「下向き」のいずれか1つの方向に可変である。図1には磁化の向きMが「上向き」の場合が示されている。磁気記録層(第1磁性層2)の磁化の向きMが「上向き」、参照層(第2磁性層6)の磁化の向きが「上向き」である状態は平行状態である。平行状態はMTJの抵抗値が低い。反対に、磁気記録層(第1磁性層2)の磁化の向きMが「下向き」、参照層(第2磁性層6)の磁化の向きが「上向き」である状態は反平行状態である。反平行状態はMTJの抵抗値が高い。メモリセルMCは、MTJの抵抗値に応じて情報(データ)を記録する。
構造体1の第1磁性層2側には、第1磁性層2に接して第3磁性層7aおよび第4磁性層7bが設けられる。本実施形態では、第3磁性層7aは第2電極4bと中間層(絶縁層)5の間に、第1磁性層2に接して設けられる。また、第4磁性層7bは第1電極4aと中間層(絶縁層)5の間に、第1磁性層2に接して設けられる。
すなわち、第2電極4bと第3磁性層7aと中間層(絶縁層)5と第4磁性層7bと第1電極4aとは第1方向(ここではX軸に沿う方向)に並んで設けられる。
第3磁性層7aと第4磁性層7bは、反強磁性もしくは強磁性である。第3磁性層7aと第4磁性層7bの磁化の向きは、固定されている。本実施形態では、第3磁性層7aと第4磁性層7bの磁化の向きは、X方向に沿う。第3磁性層7aと第4磁性層7bは、第1磁性層(磁気記録層)2に接しており、交換結合をしている。第3磁性層7aと第4磁性層7bが反強磁性である場合には、第3磁性層7aと第4磁性層7bの第1磁性層(磁気記録層)2と接している面の、X方向に沿った磁化の方向に、第1磁性層(磁気記録層)2の磁化を向けようとする作用(交換バイアスと呼ばれる)が生じる。第3磁性層7aと第4磁性層7bが強磁性であっても同様の効果が生じるが、反強磁性であるほうが、外部磁界による擾乱に強く、望ましい。上記交換バイアスは、情報を書き込む際、第1磁性層2の磁化の向きを決まった方向へ反転させるために利用される。第3磁性層7aと第4磁性層7bは、第1磁性層(磁気記録層)2に、例えば、電流を図上でX方向に沿って右から左に流した際、平行状態から反平行状態に変化するように、反転する方向を決定づける。
導電層3に電流を流すと、導電層3中にスピン流が発生する。導電層3中にスピン流が発生すると、導電層3から第1磁性層(磁気記録層)2にスピンが注入される。導電層3から注入されたスピンが「上向き」か「下向き」かによって、第1磁性層(磁気記録層)2の磁化の向きMが決定される。導電層3から注入されるスピンの向きは、導電層3に流す電流の向きで決定できる。磁気メモリ100は、情報の書き込みに際し、導電層3から第1磁性層(磁気記録層)2にスピンを注入する。このような書き込み方式は、例えば、スピン注入方式である。
第1電極4aは、第2電極4bに、並列回路110を介して接続される。並列回路110は、導電層3による第1抵抗部r1と、第1磁性層2による第2抵抗部r2とを含む。第1抵抗部r1の抵抗値は、第2抵抗部r2の抵抗値よりも低い。
磁気メモリ100は、回路素子120を含む。回路素子120は、第1導電形の第1半導体層8、第1導電形の第2半導体層9、および第2導電形の第3半導体層10を含む。第1半導体層8は、第1電極4aと電気的に接続されている。第2半導体層9は、第2磁性層6と電気的に接続されている。第3半導体層10は、第1半導体層8および第2半導体層9と電気的に接続されている。本実施形態では、第1半導体層8および第2半導体層9はp形であり、第3半導体層10はn形である。第1半導体層8および第2半導体層9はダイオードのアノードである。第3半導体層10はダイオードのカソードである。回路素子120は、ダイオードD1、D2を含む。ダイオードD1のカソードは、ダイオードD2のカソードに接続される。本実施形態では、ダイオードD1、D2のカソードどうしを接続しているが、ダイオードD1、D2のアノードどうしを接続するようにしてもよい。ダイオードD1、D2は、例えば、ツェナーダイオードである。
磁気メモリ100は、第1配線130a、第2配線130b、第1外部端子140a、および第2外部端子140bを含む。第1外部端子140aは、第1配線130aと電気的に接続されている。第1配線130aは、第2磁性層6および第2半導体層9と電気的に接続されている。第2外部端子140bは、第2配線130bと電気的に接続されている。第2配線130bは、第2電極4bと電気的に接続されている。第1外部端子140aおよび第2外部端子140bは、磁気メモリ100の外部にある図示せぬ外部回路に接続可能な端子である。外部回路の一例は、磁気メモリ100に対する情報読み出しおよび情報書き込み等を制御する制御装置を含む回路である。
以下、磁気メモリ100の動作の例を説明する。
図2は、第1実施形態に係る磁気メモリの一部の特性を示す模式図である。
図2は、回路素子120の電流−電圧特性を示している。
図2に示すように、回路素子120は、正しきい値Vth、および負しきい値−Vthを持つ。第1配線130aと第2配線130bとの間に与えられる電圧を“配線間電圧V”とする。配線間電圧Vが“−Vth<V<Vth”の範囲にあり、かつ、“V<|Vth|”であるとき、回路素子120には電流Iが流れない。
配線間電圧Vが“Vth≦V”であるとき、回路素子120には、第1配線130aから第2配線130bに向かって電流Iが流れる。配線間電圧Vが“V≦−Vth”であるとき、回路素子120には、第2配線130bから第1配線130aに向かって電流Iが流れる。
(読み出し動作)
読み出し動作は、配線間電圧Vrを“Vr<|Vth|”として行う。使用する外部端子は、例えば、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bである。読み出し動作のとき、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bに第1電位差が与えられる。配線間電圧Vrは、第1電位差に基づいて、“Vr<|Vth|”に設定される。
図3は、第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図3は、磁気メモリ100の読み出し動作R/Oを例示している。
図3には、第1配線130aに正電位を与え、第2配線130bに第1配線130aよりも低い電圧、例えば、接地電位(0V)を与えた場合が示されている。配線間電圧Vrは“0V≦Vr<Vth”とされる。この場合には、電流Iが、メモリセルMCを介して第1配線130aから第2配線130bに向かって流れる。電流Iの値は、メモリセルMCの抵抗値に応じて変化する。メモリセルMCの抵抗値が低いと電流Iの値は大きくなり、メモリセルMCの抵抗値が高いと電流Iの値は小さくなる。メモリセルMCに記録されていた情報は、電流Iの値の大小に基づいて、例えば、“1”であるのか“0”であるのかが判断される。
磁気メモリ100は、メモリセルMCの電圧降下を、配線間電圧Vrよりも高くすることができる。この場合には、電流Iは流れない。メモリセルMCに記録されていた情報は、電流Iが流れるか流れないかに基づいて、例えば、“1”であるのか“0”であるのかが判断される。
図3に示した読み出し動作R/Oの例では、第2配線130bの電位を、第1配線130aよりも低くした。しかしながら、第2配線130bの電位は、第1配線130aよりも高くすることもできる。この場合には、電流Iが、メモリセルMCを介して第2配線130bから第1配線130aに向かって流れる。具体的には、第2配線130bに正電位を与え、第1配線130aに0Vを与える。あるいは、第2配線130bに0Vを与え、第1配線130aに負電位を与える。この場合にも、情報が“1”であるのか“0”であるのかは、電流Iの値の大小、又は電流Iが流れるか流れないかに基づいて判断される。
(書き込み動作)
書き込み動作は、配線間電圧Vwを、書き込む情報に応じて“Vth≦Vw”、又は“−Vw≦−Vth”として行う使用する外部端子は、例えば、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bである。書き込み動作のとき、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bに第2電位差が与えられる。配線間電圧Vwは、第2電位差に基づいて、“Vth≦Vw”、又は“−Vw≦−Vth”に設定される。
図4は、第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図4は、磁気メモリ100の書き込み動作W/Oを例示している。図4には、配線間電圧Vwを“Vth≦Vw”とする場合が示されている。
図4に示す状態は、例えば、第1配線130aに正しきい値Vth以上の正電位を与え、第2配線130bに接地電位(0V)を与えることで得られる。電流Iは、回路素子120を介して第1配線130aから第2配線130bに向かって流れる。この際、導電層3には、電流Iが第1電極4aから第2電極4bに向かって流れる。これにより、導電層3から第1磁性層2にスピンが注入される。例えば、第1磁性層2の磁化の向きは「上向き」となり、メモリセルMCには平行状態に対応した情報が書き込まれる。
図5は、第1実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図5は、磁気メモリ100の書き込み動作W/Oを例示している。図5には、配線間電圧Vwを“−Vw≦−Vth”とする場合が示されている。
図5に示す状態は、例えば、第1配線130aに接地電位(0V)を与え、第2配線130bに正しきい値Vth以上の正電位を与えることで得られる。又は、図5に示す状態は、第1配線130aに負しきい値−Vth以下の負電位を与え、第2配線130bに接地電位(0V)を与えることで得られる。電流Iは、回路素子120を介して第2配線130bから第1配線130aに向かって流れる。この際、導電層3には、電流Iが第2電極4aから第1電極4aに向かって流れる。これにより、導電層3から第1磁性層2に図4に示した状態と逆向きのスピンが注入される。例えば、第1磁性層2の磁化の向きは「下向き」となり、メモリセルMCには反平行状態に対応した情報が書き込まれる。
磁気メモリ100に読み出し動作R/Oをさせるとき、例えば、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bには第1電位差が与えられる。磁気メモリ100は、第1電位差に基づいて、読み出し動作R/Oを行う。
磁気メモリ100に書き込み動作W/Oをさせるときにも、例えば、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bに第2電位差が与えられる。磁気メモリ100は、第2電位差に基づいて、書き込み動作W/Oを行う。
このため、磁気メモリ100は、読み出し動作R/Oと書き込み動作W/Oとで、外部端子を使い分けなくてもよい。したがって、読み出し動作R/Oと書き込み動作W/Oとで外部端子を使い分ける磁気メモリに比較して、第1の実施形態に係る磁気メモリ100は、外部端子数を削減できる。
第3磁性層7aおよび第4磁性層7bの少なくとも一部は、第1部分1aと第2部分1bとを結ぶ方向に対して交差する方向において、第1部分1aと第2部分1bとの間の領域の少なくとも一部と重なる。このため、磁気メモリ100は、構造体1の第1部分1aと第2部分1bとの間の第2磁性層2に、例えば、複数の情報を記録することができる。
さらに、第1配線130aは、読み出し動作R/Oが行われるときだけでなく、書き込み動作W/Oが行われるときにも電位が与えられる。このため、メモリセルMCが集積されるメモリセルアレイにおいては、読み出し動作R/O用の配線と、書き込み動作W/O用の配線と、を別に設けなくてもよい。したがって、メモリセルアレイ内に、読み出し動作R/O用の配線と書き込み動作W/O用の配線とが設けられている磁気メモリに比較して、磁気メモリ100は、メモリセルアレイの集積度を向上できる。
メモリセルMCには、より高いTMR比が求められる。これにより、磁気メモリ100の設計・製造マージンが拡大する。高いTMR比を得るために、高抵抗状態と低抵抗状態とで抵抗値の差は拡大される。しかし、高抵抗状態における抵抗値を高めすぎると、書き込み動作W/O中にメモリセルMCに電流が流れ難くなり、メモリセルMCの書き込み特性が低下する。
このような事情に対して、磁気メモリ100は、書き込み動作W/O中に、メモリセルMCに電流を流さない。このため、書き込み動作W/O中にメモリセルMCに電流を流す場合に比較して、書き込み特性を低下させずに、高抵抗状態における抵抗値を高めることができる。したがって、磁気メモリ100においては、設計・製造マージンを拡大できる。
磁気メモリ100においては、メモリセルMCの抵抗値に関わらずに、配線間電圧Vwが、回路素子120の正しきい値Vth以上、又は負しきい値−Vth以上になれば、情報を書き込むことができる。このため、書き込み動作W/Oの際に与えられる配線間電圧Vwで導通しないような値に、メモリセルMCの抵抗値を高めることが可能である。
このように、第1実施形態に係る磁気メモリ100によれば、集積度の向上が可能な磁気メモリを提供できる。さらに、例えば、外部端子数の削減が可能となる。さらに、例えば、設計・製造マージンの拡大が可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態に係る磁気メモリ100を、磁壁移動メモリに適用する場合の一例に関する。
図6は、第2実施形態に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。
第2実施形態に係る磁気メモリ300は、図1に示した磁気メモリ100に対して、第3電極4cを、さらに設けた例である。第3電極4cは、構造体1の第3部分1c上に設けられている。第3電極4cには、第3配線130cが電気的に接続されている。第3配線130cは、第3外部端子140cと電気的に接続されている。
第3電極4cを構造体1に有した磁気メモリ300は、第1磁性層2を磁気記録層とする磁壁移動メモリとして使用できる。磁壁60は、第1磁性層2中に、第1磁性層2中を横断するように生じる。磁壁60を移動させる際には、少なくとも第1磁性層2中に、第2電極4bから第3電極4cに向かう第1シフト電流Isf1を流す。又は少なくとも第1磁性層2中に、第3電極4cから第2電極4bに向かう第2シフト電流Isf2を流す。第1シフト電流Isf1および第2シフト電流Isf2は、第1磁性層2中を磁壁60を貫通して流れる。第1シフト電流Isf1を流した場合には、磁壁60は、例えば、紙面右側にシフトする。第2シフト電流Isf2を流した場合には、磁壁60は、例えば、紙面左側にシフトする。
第1磁性層2には、例えば、磁壁60によって磁区61が設定される。磁区61は、第1磁性層2に複数設けられてもよい。1つの磁壁60の左右で磁化の向きを変えるだけでもよい。この場合、中間層(絶縁層)5の下方において、第1磁性層2中に生じた磁壁60を、左側か右側かのいずれかにシフトさせる。これにより情報“1”、情報“0”を記憶することができる。
しかし、第1磁性層2に磁壁60によって区切られた磁区61を設定すると、例えば、2以上の複数の情報(データ)を、第1磁性層2に記録できる。図6には、第1磁性層2に、4つの磁区61a、61b、61c、および61dを設定した例を示す。この場合、4つの情報を、第1磁性層2に記録できる。
磁気メモリ300は、例えば、磁壁移動メモリである。磁気メモリ300は、読み出しヘッド62および書き込みヘッド63を含む。
読み出しヘッド62は、第1磁性層2、中間層(絶縁層)5、および第2磁性層6を含む。第2磁性層6の磁化の向きは、第1実施形態と同様に固定されている。本実施形態では“上向き”に固定されている。
書き込みヘッド63は、第1磁性層2、導電層3、および第3磁性層7aおよび第4磁性層7bを含む。第3磁性層7aおよび第4磁性層7bは、第1磁性層2の磁化の向きを反転させるためのバイアス磁界を、第1磁性層2および導電層3に与える。
以下、磁気メモリ300の読み出し動作R/O、シフト動作、および書き込み動作W/Oの例を説明する。
(読み出し動作)
読み出し動作R/Oは、配線間電圧Vrを“Vr<|Vth|”として行う。
図7は、第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図7は、磁気メモリ300の読み出し動作R/Oを例示している。
図7に示すように、読み出し動作R/Oは、第1実施形態に係る磁気メモリ100と同様である。配線間電圧Vrを“Vr<|Vth|”とする。磁気記録層(第1磁性層2)に記録されていた情報は、読み出しヘッド62に流れる電流Iの値の大小に応じて、例えば“1”であるのか“0”であるのかが判断される。あるいは読み出しヘッド62に電流Iが流れるか流れないかで、例えば“1”であるのか“0”であるのかが判断される。使用する外部端子は、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bである。
(書き込み動作)
書き込み動作W/Oは、配線間電圧Vwを、書き込む情報に応じて“Vth≦Vw”又は“−Vw≦−Vth”として行う。
図8は、第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図8は、磁気メモリ300の書き込み動作W/Oを例示している。
図8に示すように、書き込み動作W/Oは、第1実施形態に係る磁気メモリ100と同様である。配線間電圧Vwを、書き込む情報に応じて“Vth≦Vw”又は“−Vw≦−Vth”とする。“Vth≦Vw”は、第1配線130aの電位を第2配線130bよりも高くした場合である。“−Vw≦−Vth”は、第1配線130aの電位を第2配線130bよりも低くした場合である。第2配線130bの電位を、例えば接地電位(例えば0V)に固定し、第1配線130aの電位を、書き込む情報に応じて正電位又は負電位とする。あるいは第2配線130bの電位と第1配線130aの電位とを、書き込む情報に応じて入れ換える。これにより、書き込みヘッド63において、磁区61a〜61dのいずれかに導電層3からスピンが注入され、磁化の向きが決定される。磁化の向きは、導電層3に流れる電流Iの向きで決定される。
(シフト動作)
シフト動作は、配線間電圧Vsfを、情報をシフトさせる方向に応じて“Vw<Vsf”、又は“−Vsf<−Vw”として行う。配線間電圧Vsfは、第2配線130bと第3配線130cとの間の電圧である。使用する外部端子は、第2外部端子140bおよび第3外部端子140cである。例えば、シフト動作のとき、第2外部端子140bおよび第3外部端子140cに第3電位差が与えられる。配線間電圧Vsfは、第3電位差に基づいて、“Vw<Vsf”、又は“−Vsf<−Vw”に設定される。
図9は、第2実施形態に係る磁気メモリの動作を示す模式図である。
図9は、磁気メモリ300のシフト動作S/Oを例示している。図9には、配線間電圧Vsfを“Vw<Vsf”とする場合が示されている。
“Vw<Vsf”は、第3配線130cの電位を第2配線130bよりも高くした場合である。“−Vsf<−Vw”は、第3配線130cの電位を第2配線130bよりも低くした場合である。シフト動作S/Oでは、例えば、第2配線130bの電位を接地電位(例えば0V)に固定し、第3配線130cの電位を、情報をシフトさせる方向に応じて正電位又は負電位とする。あるいは第2配線130bの電位と第3配線130cの電位とを、情報をシフトさせる方向に応じて入れ換える。
“Vw<Vsf”のとき、第1シフト電流Isf1が、第3電極4cから第2電極4bに向かって、第1磁性層2および導電層3を介して流れる(図9参照)。第1シフト電流Isf1が第1磁性層2に磁壁60を貫通して流れることで、磁壁60は、第3電極4c側から第2電極4b側へとシフトする。磁区61a〜61dは、第3電極4cから第2電極4bに向かってシフトする。
“−Vsf<Vw”のとき、逆向きの第2シフト電流Isf2が、第2電極4bから第3電極4cに向かって、第1磁性層2および導電層3を介して流れる(第2シフト電流Isf2は、特に図示せず)。第2シフト電流Isf2が第1磁性層2に磁壁60を貫通して流れることで、磁壁60は、第2電極4b側から第3電極4c側へとシフトする。磁区61a〜61dは、第2電極4bから第3電極4cに向かってシフトする。
配線間電圧Vsfおよび−Vsfは、例えば、パルス状に与えられる。配線間電圧Vsfおよび−Vsfがパルス状に与えられている間、第1シフト電流Isf1および第2シフト電流Isf2が流れる。磁壁は、第1シフト電流Isf1および第2シフト電流Isf2が流れている間、移動する。1パルスで磁壁60が移動する距離は、例えば、磁区61a〜61dの1つ分の距離である。ただし、1パルスで磁壁60が移動する距離は、これに限られることはない。
図9には、読み出しヘッド62および書き込みヘッド63に磁区61bがある場合が示されている。読み出しヘッド62および書き込みヘッド63に磁区61bから磁区61cをシフトさせたい場合には、例えば、配線間電圧Vsfの1パルスを、与える。これにより、読み出しヘッド62および書き込みヘッド63には、磁区61cがシフトされる。
読み出しヘッド62および書き込みヘッド63に磁区61bから磁区61aをシフトさせたい場合には、例えば、配線間電圧−Vsfの1パルスを与える。これにより、読み出しヘッド62および書き込みヘッド63には、磁区61aがシフトされる。
シフト動作S/Oでは、磁区61a〜61dのうち、読み出したい情報を記録している磁区を、読み出しヘッド62へシフトさせる。また、磁区61a〜61dのうち、情報を書き込みたい磁区を、書き込みヘッド63にシフトさせる。
シフト動作S/Oの間、第1シフト電流Isf1、および第2シフト電流Isf2は、第1磁性層2だけでなく導電層3にも流れる。導電層3に電流が流れることは、書き込み動作W/Oと同様である。異なるところは、第1磁性層2において磁壁60が移動しているか、停止しているかである。磁壁60が移動していれば、導電層3に電流が流れたとしても、第1磁性層2へのスピン注入は抑制される。
言い換えれば、書き込み動作W/Oの間は、磁壁60を停止させる。これにより、第1磁性層2へのスピン注入を促進する。シフト動作S/Oの間は、磁壁60を移動させる。
これにより、第1磁性層2へのスピン注入を抑制する。磁壁60を停止させたままなのか、移動させるのかは、第1磁性層2に流す電流の大きさで制御できる。
このような第2実施形態に係る磁気メモリ300によれば、情報の書き込み方式をスピン注入方式とした磁壁移動メモリ(以下スピン注入磁壁移動メモリという)が提供される。
磁気メモリ300においても、読み出し動作R/Oが、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bに与えられた第1電位差に基づいて行われる。書き込み動作W/Oは、第1外部端子140aおよび第2外部端子140bに与えられた第2電位差に基づいて行われる。このため、読み出し動作R/Oと書き込み動作W/Oとで、外部端子を使い分けなくてもよい。したがって、スピン注入磁壁移動磁気メモリの外部端子数を削減できる。
磁気メモリ300は、第1実施形態と同様に、メモリセルアレイ内に書き込み専用の配線が不要である。したがって、スピン注入磁壁移動メモリにおいて、メモリセルアレイの集積度を向上できる。
磁気メモリ300は、書き込み動作W/O中に読み出しヘッド62に電流を流さない。
このため、書き込み特性を低下させずに、読み出しヘッド62のMTJ素子の抵抗値を高めることができる。したがって、スピン注入磁壁移動メモリにおいて、その設計・製造マージンを拡大できる。
本実施形態の他の例においては、第4磁性層7bを省略することも可能である。そして、中間層(絶縁層)5と第1電極4aと第2電極4bと第3磁性層7aは第1方向(X軸に沿う方向)において並ぶ。
以下、第2実施形態の変形例について説明する。
(第2実施形態:第1変形例)
図10は、第2実施形態の第1変形例に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。
図10に示すように、第1変形例に係る磁気メモリ301は、読み出しヘッド62を、第1電極4aと第3電極4cとの間の領域に設けた例である。中間層(絶縁層)5は、構造体1のうち、構造体1の第4部分1d上に設けられている。第4部分1dは、第1電極4aと第3電極4cとの間にある。
このように、読み出しヘッド62は、必ずしも第1電極4aと第2電極4bとの間の領域に設けられなくてもよい。
(第2実施形態:第2変形例)
図11は、第2実施形態の第2変形例に係る磁気メモリを示す模式的断面図である。
図11に示すように、第2変形例に係る磁気メモリ302は、第1変形例に係る磁気メモリ301と同様に、読み出しヘッド62を、第1電極4aと第3電極4cとの間の領域に設けている。異なるところは、読み出しヘッド62と第1電極4aとの間の領域を、格納領域64とすることである。格納領域64は、シフト動作S/Oによって、複数の磁区61a〜61dがシフトされる領域である。このように、磁気メモリ302は、格納領域64を含む。格納領域64は、読み出しヘッド62と第1電極4aとの間に設けられている。
さらに、磁気メモリ302においては、書き込みヘッド63が格納領域64から離れた部分に設けられている。このため、読み出し動作R/O中は、複数の磁区61a〜61dが書き込みヘッド63にシフトしてくることがない。このため、複数の磁区61a〜61dは、第3磁性層7aおよび第4磁性層7bの磁界の影響を受け難い。
書き込み動作W/O中には、複数の磁区61a〜61dは、書き込み領域65にシフトしてくる。磁気メモリ302においては、書き込み領域65は、第1電極4aと第2電極4bとの間の領域に設定されている。
このように、格納領域64を、読み出しヘッド62と第1電極4aとの間に設定するようにしてもよい。この場合、書き込みヘッド63は、格納領域64から離すようにすることが、情報保持の観点から好ましい。
実施形態によれば、集積度の向上が可能な磁気メモリを提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気メモリに含まれた、第1磁性層2、導電層3、中間層(絶縁層)5、第2磁性層6、および第3磁性層7aおよび第4磁性層7bなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することができる。本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述した磁気メモリを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記憶素子および不揮発性記憶装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…構造体、 1a…第1部分、 1b…第2部分、 1c…第3部分、 1d…第4部分、 2…第1磁性層、 3…導電層、 4a…第1電極、 4b…第2電極、 4c…第3電極、 5…中間層(絶縁層)、 6…第2磁性層、 7a…第3磁性層、 7b…第4磁性層、 8…第1導電形の第1半導体層、 9…第1導電形の第2半導体層、 10…第2導電形の第3半導体層、 60…磁壁、 61a〜61d…磁区、 62…読み出しヘッド、 63…書き込みヘッド、 64…格納領域、 65…書き込み領域、 100…磁気メモリ、 110…並列回路、 120…回路素子、 130a…第1配線、 130b…第2配線、 130c…第3配線、 140a…第1外部端子、 140b…第2外部端子、 140c…第3外部端子、 300…磁気メモリ、 301…磁気メモリ、 302…磁気メモリ、 303…磁気メモリ、 MC…メモリセル、 r1…第1抵抗部、 r2…第2抵抗部、 D1…ダイオード、 D2…ダイオード

Claims (20)

  1. 第1磁性層と導電層とを含む構造体と、
    第2磁性層であって、前記第2磁性層と前記導電層との間に前記第1磁性層が配置される、前記第2磁性層と、
    前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた中間層と、
    前記構造体の第1部分と電気的に接続された第1電極と、
    前記構造体の第2部分と電気的に接続された第2電極と、
    前記第2電極と前記中間層の間に設けられた第3磁性層と、
    前記第1電極と前記中間層の間に設けられた第4磁性層と、
    前記第1電極と電気的に接続された第1導電形の第1半導体層と、
    前記第2磁性層と電気的に接続された第1導電形の第2半導体層と、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層と電気的に接続された第2導電形の第3半導体層と、
    を備えた磁気メモリ。
  2. 前記第1電極と前記中間層と前記第2電極と前記第3磁性層と前記第4磁性層は第1方向において並ぶ請求項1記載の磁気メモリ。
  3. 前記導電層による第1抵抗部と、前記第1磁性層による第2抵抗部であって前記第1抵抗部と並列に接続された前記第2抵抗部と、を含む並列回路により、前記第1電極は、前記第2電極と接続された、請求項1記載の磁気メモリ。
  4. 前記第1抵抗部の抵抗値は、前記第2抵抗部の抵抗値よりも低い、請求項2または3記載の磁気メモリ。
  5. 前記導電層は、非磁性である、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  6. 前記第3磁性層は、前記第1磁性層に磁界を加える、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  7. 前記第2磁性層および前記第2半導体層と電気的に接続された第1配線と、
    前記第2電極と電気的に接続された第2配線と、
    をさらに備えた、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  8. 前記第1電極と電気的に接続された第1導電形の第1半導体層と、
    前記第2磁性層と電気的に接続された第1導電形の第2半導体層と、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層と電気的に接続された第2導電形の第3半導体層とを含む回路素子をさらに備え、
    前記回路素子は、正しきい値電圧Vthおよび負しきい値電圧−Vthを持ち、
    読み出し動作のとき、
    前記第1配線と前記第2配線との間の電圧Vrは、
    Vr<|Vth|であり、
    書き込み動作のとき、
    前記第1配線と前記第2配線との間の電圧Vwは、
    Vth≦Vw、又は−Vw≦−Vthである、請求項7記載の磁気メモリ。
  9. 第1外部端子と、
    第2外部端子と、
    をさらに備え、
    前記第1外部端子は、前記第1配線と電気的に接続され、
    前記第2外部端子は、前記第2配線と電気的に接続され、
    前記読み出し動作のとき、前記第1外部端子および前記第2外部端子に第1電位差が与えられ、
    前記書き込み動作のとき、前記第1外部端子および前記第2外部端子に第2電位差が与えられる、請求項8記載の磁気メモリ。
  10. 前記構造体の第3部分と電気的に接続された第3電極をさらに備えた、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
  11. 前記第3電極と電気的に接続された第3配線をさらに備えた、請求項10記載の磁気メモリ。
  12. 第1情報および第2情報が、前記第1磁性層に書き込まれる、請求項11記載の磁気メモリ。
  13. 前記第1磁性層は、第1磁区と、第2磁区とを含み、
    前記第1情報は前記第1磁区に書き込まれ、前記第2情報は前記第2磁区に書き込まれる、請求項12記載の磁気メモリ。
  14. 前記第1磁性層中を、前記第1磁区および前記第2磁区がシフトする、請求項13記載の磁気メモリ。
  15. 第3外部端子をさらに備え、
    前記第3外部端子は、前記第3配線と電気的に接続され、
    前記第1磁区および前記第2磁区の前記シフトの際に、前記第2外部端子および前記第3外部端子に第3電位差が与えられる、請求項14記載の磁気メモリ。
  16. 前記構造体は、前記第1電極と前記第3電極との間の領域を含み、
    前記第1磁区および前記第2磁区は、前記構造体の前記領域内をシフトする、請求項14または15に記載の磁気メモリ。
  17. 前記構造体の前記領域は、前記第3磁性層から離れている、請求項16記載の磁気メモリ。
  18. 第1磁性層と導電層とを含む構造体と、
    第2磁性層であって、前記第2磁性層と前記導電層との間に前記第1磁性層が配置される、前記第2磁性層と、
    前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に設けられた中間層と、
    前記構造体の第1部分と電気的に接続された第1電極と、
    前記構造体の第2部分と電気的に接続された第2電極と、
    前記第2電極と前記中間層の間に設けられた第3磁性層と、
    前記第1電極と電気的に接続された第1導電形の第1半導体層と、
    前記第2磁性層と電気的に接続された第1導電形の第2半導体層と、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層と電気的に接続された第2導電形の第3半導体層と、
    を備えた磁気メモリ。
  19. 前記第1電極と前記中間層と前記第2電極と前記第3磁性層は第1方向において並ぶ請求項18記載の磁気メモリ。
  20. 前記第3磁性層は反強磁性を含む請求項1乃至請求項19のいずれか1つに記載の磁気メモリ。
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