JP2018014232A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井への取付が容易な照明装置の提供を目的とする。【解決手段】本体部と、前記本体部の内部に実装される電源基板と、前記本体部に取り付けられる光源と、を有し、前記本体部の側面または下面に外部電源と前記電源基板とを電気的に接続する口出し線が取り付けられている。【選択図】図1
Description
本発明は照明装置に関する。
現在、様々な製品において省エネルギー化の動きが進んでいる。省エネルギー化の動きに伴い、照明業界では、発光効率が良く省エネルギーなLEDを光源としたものの需要が高まってきている。家庭用照明においては白熱電球からLED電球へと切替が進んでいる。
これまで工場などの照明には、電灯よりも長寿命であり、明るく照射することのできる水銀灯が用いられていた。ただし、LED照明装置は水銀灯と比べると長寿命であり、水銀灯と同様に明るく照射することができ、水銀灯よりも始動性が良く、水銀灯よりも消費電力を減らすことができるため、工場などの照明にもLEDを光源としたものが望まれている。
工場などの照明にLEDを光源をしたものには特許文献1のような構造がある。
特許文献1に記載の照明器具には、駆動用電源回路に電源を供給する電源ケーブルが設けられており、電源ケーブルは、電源収納部の一側面から上方に引き出されている。しかし、特許文献1に記載の照明器具では、天井などへの取付時に手が電源ケーブルへ当たり取り付けが難しくなる恐れがある。
本発明は、天井への取付が容易な照明装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、本体部と、前記本体部の内部に実装される電源基板と、前記本体部に取り付けられる光源と、を有し、前記本体部の側面または下面に外部電源と前記電源基板とを電気的に接続する口出し線が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、天井への取付が容易な照明装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<照明装置の外部構成>
本実施形態に係る照明装置1は、部品点数を低減すること、装置の軽量化を図ること、装置の冷却効率を向上させること、後記する本体部10を製造し易くすること、1つの形状のリフレクタにおいて、その反射面の表面状態を部分的に変更することにより、2つの配光角(ビーム角)が得られること等を意図した構造になっている。
<照明装置の外部構成>
本実施形態に係る照明装置1は、部品点数を低減すること、装置の軽量化を図ること、装置の冷却効率を向上させること、後記する本体部10を製造し易くすること、1つの形状のリフレクタにおいて、その反射面の表面状態を部分的に変更することにより、2つの配光角(ビーム角)が得られること等を意図した構造になっている。
以下、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る照明装置1の外部構成につき説明する。本実施形態では、照明装置1が図示せぬ工場等の建築物の天井に設置されているものとして説明する。ただし、照明装置1の設置場所は、この限りでない。図1は、本実施形態に係る照明装置1の天井方向から見た斜視図である。図2は、照明装置1の側面図である。図3は、照明装置1の床面方向から見た斜視図である。図4は、照明装置1の下面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る照明装置1は、本体部10と、LED(Light Emitting Diode)41と、電源基板30(図5参照)と、透光カバー60、アーム70と、を備えている。
本体部10は、LED41を外部に実装するとともに、電源基板30(図5参照)を内部に実装するケースである。
LED41は、光を照射する光源である。本実施形態では、光源がLED41で構成されているものとして説明する。しかしながら、光源はLED以外の発光部品で構成することができる。LED41は、光源基板40(図3及び図4参照)に実装されており、光源基板40を介して絶縁された状態で後記する載置部15に載置されている。
透光カバー60は、光を透過するカバーである。
アーム70は、高天井等の設置場所に照明装置1を取り付けるための取付部材である。
本体部10は、電源基板30(図5参照)を収納する収納部11と、下面側にLED41を載置する載置部15と、を有している。本実施形態では、収納部11と載置部15とは、金属材による押出成型で一体に成型されている。
収納部11は、側面視で長方形の右下角部と左下角部とを切り欠くことによって形成された五角形の形状を呈している(図5参照)。収納部11は、中空な筒状になっている(図5参照)。
載置部15は、収納部11の底面部分に配置されている。載置部15は、側面視で、複数のフィン17が上方向に突出するように形成された上面と、平坦面状に形成された下面と、を有する板状の形状を呈している(図5参照)。フィン17は、放熱用のヒートシンクとして機能する板状の突起部である。フィン17は、収納部11の筒の延在方向に沿って形成されている。
図2に示すように、収納部11の筒の両端部には、側板20が取り外し自在な状態で取り付けられている。収納部11の内部は、Oリング81a(図7参照)等の封止部材を介して側板20が収納部11の両端部に取り付けられることによって、密封されている。側板20は、好ましくは、重量を軽減することができるように、樹脂材で作られているとよい。ただし、側板20は、金属材で作ることも可能である。収納部11の筒の両端部は開口部となっている。
収納部11の筒の両端部の側板20の外側には、アーム70が取り付けられている。アーム70は、リベット71(図1参照)等の締結部材によって本体部10に形成されたアーム取付部14(図6参照)に締結されている。
ここで、照明装置100において、電源基板30は本体部10に収容されておりメンテナンスするには、廻りの構成部品の取り外しを少なくすることが望まれており、側板20とアーム70との間に隙間を設けることで、側板20を単独で取り外すことが出来る。
上記のように側板20と、アーム70の間に隙間を設けることで、側板20を固定するねじを外すことで、側板20を、本体部10の開口部と平行にスライドさせることが出来、電源基板30に設けた変換コネクターなどの確認が可能となる。電源基板30に設けたソフト変換コネクターや、誤配線の確認、コネクターの差込み不十分を確認を容易に行える。
図3に示すように、本実施例において、アーム70における本体部10への支持部の板の向きと、凹凸部における凸部が設けられる方向が異なる向きとなるように、光源19は本体部10に取り付けられている。本実施例において、光源19は3つ実装されるが、何れも同じ向きとなるように本体部10に取り付けられている。
また、本実施例においては、側板20は、樹脂性であるが、鋼板と内側にゴムのパッキンや、ゴム材を有した構造とすることでも、同様の効果を得ることが出来る。
また、本実施例では、側板20の内側には、電源基板70の両端を上下で挟み込むリブを設けることで、電源基板70の固定を行うことが出来る。
また、側板20は樹脂を使用することにより、本体の軽量化を図ることが出来、照明装置1の重量を低減することが出来る。
側板20の内側には、全周に溝形状を設けており、パッキン81aを取付けることで、防湿効果のある構造とすることが出来る。これにより、防湿・防雨形の場合には、密封性を保ちながら、取り外しが容易に出来る構造とすることができる。
アーム70は、正面視で上下方向を逆向きにした略U字状の形状を呈している。照明装置1は、アーム70を介してLED41や電源基板30(図5参照)から発せられた熱を建築物に伝える。そのため、アーム70は、伝熱性の良い材料で形成することが望ましい。また、アーム70は、照明装置1全体の重さを支えるために、重量に耐えうる材料で形成することが望ましい。伝熱性が良く、また、重量に耐えうることを考慮すると、アーム70は、鉄等の材料で形成することが望ましい。また、アーム70は、塩や錆等による腐食を防止する構成であることが好ましい。本実施形態では、アーム70は、腐食防止用の塗装が施された鋼板で作られているものとして説明する。
収納部11の正面側(又は背面側)の壁面には、接続端子35が取り付けられている。接続端子35には、外部配線である口出し線36が接続されている。
照明装置1は、工場等の建築物の天井にアーム70によって取り付けられる。また、照明装置1は、口出し線36が建築物に設けられた図示せぬ屋内配線器具に接続されることによって、図示せぬ外部電源と電気的に接続される。
接続端子35や口出し線36が、収納部11の正面側の壁面(本体部10の側面)に取り付けられていることにより、天井などへの取付時に手が口出し線へ当たり取り付けが難しくなる恐れが抑制され、天井への取付が容易な照明装置を提供することが出来る。
また、本体部10は側面上部にひさし部10aを有する。これにより、照明装置1を外などで用いた際の雨よけなどの効果を奏する。
また、電源基板30と光源基板40とは、距離を離して配置されている。これにより、互いの熱により生じる恐れのある影響を抑制することができる。また、電源基板30の実装面と光源基板40の実装面とは、略平行となるようにした方が、本体部11の大きさを大きくせずに距離を離すことができる。言い換えると、電源基板30の実装面が照射面側を向くことになる。上記の通り接続端子35や口出し線36が、本体部10の側面に設けられていることにより、電源基板30との配線が容易となるという効果を奏する。なお、本実施形態においては接続端子35や口出し線36が本体部10の側面に取り付けられているがこの限りではない。例えば下面など同効果を奏する所でも良い。
図3及び図4に示すように、本体部10の載置部15の下面には、光源基板40が実装されている。光源基板40は、多数のLED41が下面側に実装された基板である。光源基板40は、下面側に各LED41と電気的に接続された接続部42を備えている。光源基板40は、配線パターンを内蔵しており、接続部42から入力される電力を配線パターンでLED41に供給する。
本実施形態では、光源基板40の下面視形状が略正方形になっている(図4参照)。また、光源基板40を実装する載置部15の下面視形状も略正方形になっている(図4参照)。しかしながら、光源基板40や載置部15の下面視形状は、略正方形に限らず、長方形や、円形、楕円形等の任意の形状にすることができる。
また、本実施形態では、光源基板40の下面側に実装された各LED41によって、4つの光源の集合体(以下、「光源群」と称する)が形成されている(図4参照)。ただし、光源群の数は、4つに限らず、増減することができる。また、本実施形態では、各光源群の下面視形状が円形になっている(図4参照)。しかしながら、各光源群の下面視形状は、円形に限らず、矩形や楕円形等の任意の形状にすることができる。
光源基板40には、上面側から下面側に貫通する開口部46が形成されている。後記する第2リード線38は、開口部46を介して載置部15の下面側から本体部10の外部に出て、接続部42に接続されている。照明装置1は、第2リード線38を介して電源基板30(図5参照)から電力を光源基板40に供給して各LED41を点灯させる。
LED41は、点灯時に熱を発する。LED41が発した熱は、光源基板40を介して載置部15に伝わる。載置部15に伝わった熱は、載置部15に形成されたフィン17が外部空気に触れることにより、放熱される。これにより、載置部15の周囲の空気の温度が上昇する。温度が上昇した空気は、熱対流を起こし、フィン17の煙突効果により、載置部15の上方に誘導される。
このようなフィン17は、放熱性の良い材料で形成することが望ましい。また、フィン17は、なるべく軽い材料で形成することが望ましい。そのため、フィン17(つまり、フィン17を一体に有する本体部10)は、アルミニウム合金等の材料で形成することが望ましい。
透光カバー60は、Oリング81b(図5及び図7参照)等の封止部材を介して、光源基板40の四辺を覆うように、載置部15の下面側に実装されている。本実施形態では、透光カバー60は、ガラスやプラスチック等の透光性を有する材料で作られているものとして説明する。
なお、照明装置1は、内面が反射面(鏡面)状になっている反射筒(図示せず)を各光源群の周囲に備えていてもよい。照明装置1は、図示せぬ反射筒を備えることによって、各光源群から照射された光を反射させながら下方(床面方向)に導くことができる。
<照明装置の内部構成>
以下、図5〜図7を参照して、照明装置1の内部構成につき説明する。図5は、照明装置1の断面図であり、図2に示す線X1−X1に沿って切断した照明装置1の切断面の形状を示している。図6は、照明装置1の本体部10の説明図である。図7は、照明装置1の分解斜視図である。
以下、図5〜図7を参照して、照明装置1の内部構成につき説明する。図5は、照明装置1の断面図であり、図2に示す線X1−X1に沿って切断した照明装置1の切断面の形状を示している。図6は、照明装置1の本体部10の説明図である。図7は、照明装置1の分解斜視図である。
図5に示すように、照明装置1は、本体部10の収納部11の内部に、電源基板30を備えている。電源基板30は、LED41(図3及び図4参照)に電力を供給する点灯装置として機能する基板である。収納部11の内壁面には、電源基板30が差し込まれるレール12(図6参照)が形成されている。電源基板30は、側板20(図1参照)が収納部11の片側の端部から取り外された状態で収納部11の内部に挿入される。このとき、電源基板30は、レール12(図6参照)に差し込まれることによって、所定の位置に円滑に実装される。側板20の内壁面には、リブ22が形成されている(図7参照)。そのリブ22には、溝が形成されている。電源基板30は、その溝に嵌め込まれることによって、収納部11の内部で固定される。電源基板30には、ソフト変換コネクターや、配線などを有している。
電源基板30は、第1接続部31と、第2接続部32と、電源部である変圧器33と、を有している。第1接続部31は、内部配線である第1リード線37を介して接続端子35(図1参照)と接続される。これにより、電源基板30は、図示せぬ外部電源と電気的に接続される。一方、第2接続部32は、内部配線である第2リード線38を介して接続部42(図3参照)と接続される。これにより、電源基板30は、光源基板40と電気的に接続される。
図6に示すように、本体部10の載置部15の水平方向の幅は、本体部10の収納部11の水平方向の幅よりも広くなっている。本体部10の収納部11は、側面視で長方形の右下角部と左下角部とを切り欠くことによって形成された五角形の形状を呈している。そのため、収納部11は、内側から外側に向けて斜め上方向に延在する2つの傾斜部13を有している。
載置部15は、収納部11の2つの傾斜部13に対向する2つの水平部を有している。それぞれの水平部の上面には、複数のフィン17が形成されている。各フィン17の高さは、フィン17の配置位置に応じて変更されている。このようなフィン17は、隣接するもの同士で重ならない部分が増えるため、外部空気と接する面積が増え、高い放熱性を得ることができる。したがって、照明装置1は、LED41で発生した熱を効率よく放熱することができる。
また、破線L1で示すように、片側の複数のフィン17の全体の形状は、山型形状となっている。ここで、山型形状とは、フィン17の高さ(載置部15の水平部の上面からのフィン17の突出量)を1つずつ変更し、中程に形成されたフィン17dから両端部に形成されたフィン17a,17zに行くに従って高さが低くなる形状を意味している。
このフィン17の山型形状の作用効果について、以下に詳述する。
仮に、破線L2で示すように、フィン17の全体の形状を平型にした形状を想定した場合に、つまり各フィン17の高さをほぼ同じ高さにした形状を想定した場合に、例えばフィン17dのように、傾斜部13の傾斜面とフィン17の先端との間の離間距離が大きくなる箇所が発生する。傾斜部13の傾斜面とフィン17の先端との間の離間距離が大きくなると、フィン17の煙突効果が損なわれ易くなる。そのため、この形状では、フィン17の煙突効果により載置部15の上方に誘導された空気が、載置部15の上方で滞留してしまう可能性がある。その結果、放熱効率が低下する可能性がある。
これに対し、照明装置1では、破線L1で示すように、フィン17の全体の形状が山型形状になっている。この形状の照明装置1では、フィン17a〜17dに亘って、傾斜部13の傾斜面とフィン17の先端との間の離間距離が比較的近くなっている。したがって、フィン17の煙突効果が損なわれない。そのため、この形状の照明装置1では、フィン17の煙突効果により載置部15の上方に誘導された空気が、載置部15の上方で滞留することなく、傾斜部13の傾斜面とフィン17との間に形成された隙間sp内を傾斜部13の傾斜面に沿って排出方向(矢印A1の方向)に円滑に流動する。このような照明装置1は、傾斜部13の傾斜面とフィン17との間の隙間spを空気の誘導部として機能させることができるため、空気を載置部15の上方からその外側に円滑に排出することができる。これにより、照明装置1は、載置部15の熱を空気に効率よく吸収させて排出することができるため、放熱効率を向上させることができる。
また、照明装置1は、傾斜部13の傾斜面に沿って空気を流動させる際に、収納部11の熱も空気に吸収させて排出することができる。そのため、照明装置1は、載置部15のフィン17だけでなく収納部11もヒートシンクとして機能させることができ、その結果、本体部10の全体での放熱効率を向上させることができる。また、これにより、照明装置1は、放熱のための本体部10の全体のサイズ(特に高さ)を小型化することができる。
実験によれば、傾斜部13の傾斜面とフィン17との間の最短離間距離tが例えば10〜15mm程度あれば、隙間sp内の空気を外に良好に排出することが確認できた。なお、最短離間距離tの値は、本体部10のサイズによらないものであり、例えば本体部10のサイズが大型化した場合であっても、同様の値となる。ただし、最短離間距離tの値は、一例に過ぎず、この値に限定されるものではない。
なお、フィン17は、山型形状(つまり、中程に形成されたフィン17dから両端部に形成されたフィン17a,17zに行くに従って高さが低くなる形状)になっているため、押出成型にて容易に成型することができる。
図7に照明装置1を分解した構成を示す。組立作業者は、例えば、以下のようにして照明装置1を組み立てる。
まず、組立作業者は、第1リード線37を第1接続部31に接続し、第2リード線38を第2接続部32に接続する。次に、組立作業者は、第1リード線37を接続端子35に接続し、載置部15の開口部16を介して第2リード線38を載置部15の外部に出す。開口部16は、光源基板40の開口部46と重なる位置に、載置部15の上面側から下面側に貫通するように形成されている。
次に、組立作業者は、電源基板30をレール12に沿って収納部11の内部に差し込む。次に、組立作業者は、Oリング81a等の封止部材を介して側板20を本体部10の側面に取り付ける。
次に、組立作業者は、第2リード線38を光源基板40の開口部16に通し、光源基板40を載置部15の下面に取り付ける。次に、組立作業者は、Oリング81b等の封止部材を介して透光カバー60を載置部15の下面に取り付け、第2リード線38を光源基板40の接続部42に接続する。次に、組立作業者は、リベット71等の締結部材でアーム70を本体部10のアーム取付部14に取り付ける。これにより、照明装置1の組立が完了する。
<リフレクタの構成>
図8に示すように、照明装置1は、光を反射させるリフレクタ50を取り付け可能な構造になっている。図9は照明装置1に取り付け可能なリフレクタ50の形状を説明した図である。リフレクタ50は、内面側に反射面が配置された部材である。照明装置1は、リフレクタ50を取り付けることにより、光の照射角度を変更することができる。
図8に示すように、照明装置1は、光を反射させるリフレクタ50を取り付け可能な構造になっている。図9は照明装置1に取り付け可能なリフレクタ50の形状を説明した図である。リフレクタ50は、内面側に反射面が配置された部材である。照明装置1は、リフレクタ50を取り付けることにより、光の照射角度を変更することができる。
図9(b)に示すように、リフレクタ50の反射面には、傾斜角度θがそれぞれ異なる第1反射面50aと第2反射面50bを備えており、第2反射面50bの傾斜角度θは第1反射面50aよりも大きくなっている。
第2反射面50bにアルミ蒸着処理やアルミシートを貼り反射面の鏡面反射率を大きくしたリフレクタと、反射面に表面処理を施さないリフレクタとでは、前者の方が配光角(ビーム角)狭くなる。
リフレクタ50は、好ましくは、重量を軽減することができるように、樹脂材で作られているとよい。ただし、リフレクタ50は、金属材で作ることも可能である。
なお、リフレクタは、1つの光源群につき1つの設けられているのが一般的である。しかしながら、このような構成は、リフレクタ自身やリフレクタを取り付けるための締結部材等の部品点数が増加し、また組立の作業時間が長期化し、さらに、装置の重量が増加し易い。
これに対して、本実施形態に係る照明装置1は、1つのリフレクタ50で複数(図示例では、4つ)の光源群に対応する構造になっている。そのため、照明装置1は、リフレクタ50自身やリフレクタ50を取り付けるための締結部材等の部品点数を低減することができ、また組立の作業時間を短縮することができ、さらに、装置の軽量化を図ることができる。
<照明装置の主な特徴>
(1)図7に示すように、照明装置1は、光を照射する光源(LED41)と、光源(LED41)に電力を供給する点灯装置(電源基板30)と、光源(LED41)を外部に実装するとともに点灯装置(電源基板30)を内部に実装する本体部10と、を備えている。点灯装置(電源基板30)は、外部から電力の供給を受ける外部配線側接続部(第1接続部31)と、光源(LED41)に電力を供給する内部配線側接続部(第2接続部32)と、を有している。本体部10の内部には、内部配線(第2リード線38)が点灯装置(電源基板30)の内部配線側接続部(第2接続部32)から光源(LED41)に向けて配設されている(図5参照)。
(1)図7に示すように、照明装置1は、光を照射する光源(LED41)と、光源(LED41)に電力を供給する点灯装置(電源基板30)と、光源(LED41)を外部に実装するとともに点灯装置(電源基板30)を内部に実装する本体部10と、を備えている。点灯装置(電源基板30)は、外部から電力の供給を受ける外部配線側接続部(第1接続部31)と、光源(LED41)に電力を供給する内部配線側接続部(第2接続部32)と、を有している。本体部10の内部には、内部配線(第2リード線38)が点灯装置(電源基板30)の内部配線側接続部(第2接続部32)から光源(LED41)に向けて配設されている(図5参照)。
この点について、従来技術の照明装置は、本体部内の点灯装置と本体部外の光源とを電気的に接続する配線が本体部の側面から外部に出る構造になっていた。そのため、従来技術の照明装置は、配線の端子部等を本体部の側面に設ける必要があった。これにより、従来技術の照明装置は、端子部等の分だけ部品点数が増加し、また組立の作業時間が長期化していた。
これに対し、本実施形態に係る照明装置1は、点灯装置(電源基板30)と光源(LED41)とを電気的に接続する配線(第2リード線38)が本体部10の側面から外部に出ない構造になっている。そのため、照明装置1は、従来技術の照明装置と異なり、端子部や防水用部品等を設ける必要がなくなり、これらの部品点数を低減することができる。また、照明装置1は、組立の作業時間を低減することができる。
また、従来技術の照明装置は、本体部内の点灯装置と本体部外の光源とを電気的に接続する配線が本体部の側面から外部に出る構造になっていた。そのため、従来技術の照明装置は、例えば屋外に設置された場合に、その配線が断線する可能性が生じる。
これに対し、照明装置1は、点灯装置(電源基板30)と光源(LED41)とを電気的に接続する配線(第2リード線38)が本体部10の内部を通る構造になっている。そのため、照明装置1は、その配線(第2リード線38)が断線する可能性を低減することができる。
(2)図1に示すように、照明装置1の本体部10は、光源(LED41)を載置する載置部15を一体に有している。載置部15には、複数のフィン17が形成されている。このような照明装置1は、複数のフィン17が形成された載置部15を有する本体部10を押出成型にて容易に成型することができる。
(3)図6に示すように、照明装置1の本体部10は、一部のフィン17と対向する側に傾斜部13を有している。このような照明装置1は、傾斜部13の傾斜面に沿って空気を流動させることができるため、高い放熱性を得ることができる。しかも、照明装置1は、傾斜部13の傾斜面に沿って空気を流動させる際に、収納部11の熱も空気に吸収させて排出することができる。そのため、照明装置1は、載置部15のフィン17だけでなく収納部11もヒートシンクとして機能させることができ、その結果、本体部10の全体での放熱効率を向上させることができる。また、これにより、照明装置1は、放熱のための本体部10の全体のサイズ(特に高さ)を小型化することができる。
(4)図6に示すように、照明装置1の各フィン17の高さは、フィン17の配置位置に応じて変更されている。このようなフィン17は、隣接するもの同士で重ならない部分が増えるため、外部空気と接する面積が増え、高い放熱性を得ることができる。したがって、照明装置1は、LED41で発生した熱を効率よく放熱することができる。
(5)図6に示すように、照明装置1の各フィン17による全体の形状は、山型形状になっている。このような照明装置1は、フィン17の煙突効果により載置部15の上方に誘導された空気を、載置部15の上方で滞留させることなく、傾斜部13の傾斜面に沿って排出方向(図6の矢印A1の方向)に円滑に流動させることができる。その結果、照明装置1は、載置部15の熱を空気に効率よく吸収させて排出することができるため、放熱効率を向上させることができる。
(6)図4に示すように、照明装置1の光源(LED41)は、光源基板40の上に形成されている。光源基板40は、光源(LED41)の集合体である光源群を1枚で複数有している。このような照明装置1は、光源群の数の分だけ光源基板40等の部品を設ける必要がないため、部品点数を低減することができ、また組立の作業時間を短縮することができ、さらに、装置の軽量化を図ることができる。
(7)図8及び図9に示すように、照明装置1の本体部10は、光を反射させるリフレクタ50を取り付け可能な構造になっている。このような照明装置1は、運用に応じて、例えば、リフレクタ50がない状態(特広角の照射角度の状態)、リフレクタ50の第2反射面50bにアルミ蒸着処理やアルミシートが貼り付けられている状態(中角の照射角度の状態)、及び、リフレクタ50の反射面に表面処理が施されていない状態(広角の照射角度の状態)のいずれかの状態に設定することによって、任意の光の照射角度を容易に設定することができる。
(8)図6に示すように、本体部10には、アーム取付部14が設けられている。アーム70(図1参照)は、リベット71等の取付部材でアーム取付部14に締結されている。アーム取付部14は、全体が閉じられた円形状ではなく、一部分が開口する半円状に形成されている。そのため、本体部10は、開口部分の重量だけ軽量に形成することができる。また、このような形状のアーム取付部14は、本体部10を押出成型で作成する際に、容易に作成することができる。
以上の通り、本実施形態に係る照明装置1によれば、部品点数を低減するとともに、組立の作業時間を短縮することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 照明装置
10 本体部
11 収納部
12 レール
13 傾斜部
14 アーム取付部
15 載置部
16 開口部
17(17a,17d,17z) フィン
20 側板
22 リブ
30 電源基板(点灯装置)
31 第1接続部(外部配線側接続部)
32 第2接続部(内部配線側接続部)
33 変圧器(電源部)
35 接続端子
36 口出し線(外部配線)
37 第1リード線
38 第2リード線(内部配線)
40 光源基板
41 LED(光源)
42 接続部
46 開口部
50 リフレクタ
50a リフレクタの第1反射面
50b リフレクタの第2反射面
60 透光カバー
70 アーム(取付部材)
71 リベット(締結部材)
81a,81b Oリング(封止部材)
sp 隙間(誘導部)
t 最短離間距離
10 本体部
11 収納部
12 レール
13 傾斜部
14 アーム取付部
15 載置部
16 開口部
17(17a,17d,17z) フィン
20 側板
22 リブ
30 電源基板(点灯装置)
31 第1接続部(外部配線側接続部)
32 第2接続部(内部配線側接続部)
33 変圧器(電源部)
35 接続端子
36 口出し線(外部配線)
37 第1リード線
38 第2リード線(内部配線)
40 光源基板
41 LED(光源)
42 接続部
46 開口部
50 リフレクタ
50a リフレクタの第1反射面
50b リフレクタの第2反射面
60 透光カバー
70 アーム(取付部材)
71 リベット(締結部材)
81a,81b Oリング(封止部材)
sp 隙間(誘導部)
t 最短離間距離
Claims (3)
- 本体部と、前記本体部の内部に実装される電源基板と、前記本体部に取り付けられる光源と、を有し、前記本体部の側面または下面に外部電源と前記電源基板とを電気的に接続する口出し線が取り付けられていることを特徴とする照明装置。
- 請求項1に記載の照明装置において、
前記本体部の前記側面の上側には、ひさし部が設けられていることを特徴とする照明装置。 - 請求項1又は2に記載の照明装置において、
前記光源は、前記電源基板と距離を持って取り付けられることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016142932A JP2018014232A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016142932A JP2018014232A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018014232A true JP2018014232A (ja) | 2018-01-25 |
Family
ID=61020384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016142932A Pending JP2018014232A (ja) | 2016-07-21 | 2016-07-21 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018014232A (ja) |
-
2016
- 2016-07-21 JP JP2016142932A patent/JP2018014232A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160722 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170120 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170126 |