JP2018012454A - コンソールドア両開き構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンソール本体の開口部における相対向する両側のうちいずれか一方側を回転支点として開閉操作されるコンソールドア両開き構造において、コンソールドアを開いたときの、コンソール本体の意匠性を向上させる。【解決手段】コンソールボックス1は、一対のヒンジユニット50A,50Bを備えている。両ヒンジユニットは、軸心まわりに回転可能にコンソールドアが取付けられたヒンジ軸70と、両ヒンジユニットをコンソール本体に結合させる結合位置またはその結合が解除された結合解除位置へ移動するヒンジストッパと、ヒンジストッパを結合位置に付勢するストッパスプリングと、をそれぞれ備えている。コンソールボックスは、両ヒンジユニットに対応して設けられた一対のノブ150A,150Bと、ドアを開いた状態で、両ヒンジストッパを個別に結合解除位置にロックするロック機構110と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、コンソールドア両開き構造に関する。詳しくは、コンソール本体の開口部における相対向する両側のうちの選択された一方側を回転支点として開閉操作されるコンソールドア両開き構造に関する。
この種のコンソールドア両開き構造においては、その一例が特許文献1に開示されている。このコンソールドア両開き構造は、コンソール本体の開口部における相対向する両縁のそれぞれに沿って一対のリンク体を備えている。両リンク体は、それぞれの一端がコンソール本体に対して回転可能に連結され、それぞれの他端がコンソールドアに対して回転可能に連結されている。両リンク体は互いに、本体に連結されている側と、コンソールドアに連結されている側と、が反転された配置にある。
両リンク体は、コンソールドアを閉じた状態において、個々にラッチによってコンソール本体に結合されている。それぞれの結合は、ノブの操作によって個別に解除できる。一方のリンク体をコンソール本体から結合解除すると、このリンク体はコンソールドアに結合される。他方のリンク体は、コンソール本体に結合されたままである。この状態でコンソールドアを開くと、コンソールドアは、前記一方のリンク体の側においては、自身に結合されているこの一方のリンク体の、コンソール本体に対する回転に伴って回転する。一方コンソールドアは、前記他方のリンク体の側においては、この他方のリンク体がコンソール本体に結合されたままなので、この他方のリンク体に対して回転する。
特開2007−245838号公報
特許文献1の技術においては、コンソールドアを開いたときに、一方のリンク体がコンソール本体に残ってしまい、コンソール本体の意匠性が損なわれる虞がある。
本発明の課題は、コンソール本体の開口部における相対向する両側のうちいずれか一方側を回転支点として開閉操作されるコンソールドア両開き構造において、コンソールドアを開いたときの、コンソール本体の意匠性を向上させることにある。
上記の課題を解決するため、本発明はつぎの手段をとる。
コンソール本体の開口部における相対向する両側のうちの選択された一方側を回転支点として開閉操作されるコンソールドアを備えたコンソールドア両開き構造であって、コンソール本体の開口部の両側に対応させて個別に設けられた一対のヒンジユニットを備えている。両ヒンジユニットは、軸心まわりに回転可能にコンソールドアが取付けられたヒンジ軸と、両ヒンジユニットをコンソール本体に結合させる結合位置またはその結合が解除された結合解除位置へ移動するヒンジストッパと、ヒンジストッパを結合位置に付勢するストッパスプリングと、をそれぞれ備えている。コンソールドア両開き構造は、両ヒンジユニットに対応して設けられているとともに両ヒンジストッパを個別に結合解除位置に動作させる一対のノブと、ドアを開いた状態で、両ヒンジストッパを個別に結合解除位置にロックするロック機構と、コンソール本体に設けられており、ドアを閉じた状態で、ロック機構のロックを解除させるロック解除部と、を備えている。
この構成によれば、一方のノブを操作して一方のヒンジユニットをコンソール本体から結合解除状態とし、このヒンジユニットの側からコンソールドアを開くと、このヒンジユニットがコンソール本体から結合解除状態にロックされてコンソールドアとともにコンソール本体から離れる。したがって、回転支点の反対サイドにおいてコンソール本体にヒンジユニットが残らない。そのため、コンソールドアを開いたときの意匠性が向上する。
コンソールドア両開き構造において、より好ましくは、つぎの構成を採用することである。コンソール本体と両ヒンジユニットとを結合し、またはその結合の解除が可能な結合部は、両ヒンジユニットのそれぞれに対応させてコンソール本体に個別に設けられた一対の結合用孔部と、両結合用孔部に対して挿入と離脱とが可能に両ヒンジユニットのそれぞれに設けられた結合用挿入部と、を備えている。結合用挿入部が結合用孔部に挿入された状態で両ヒンジユニットがそれぞれコンソール本体に結合された結合状態となる。両結合用孔部はそれぞれ、結合用挿入部が挿入された状態において結合用挿入部が自身のヒンジユニットのヒンジ軸を支点として結合用孔部から抜け外れる方向へ回転することを阻止する傾斜壁を備えている。
この構成によれば、例えばユーザの誤操作でドアが過度に強く開かれて、結合用孔部から結合用挿入部が抜け外れる方向にヒンジユニットに強く力がかかっても、結合用孔部の傾斜壁によって、結合用孔部から結合用挿入部が抜け外れることが防止される。したがって、ヒンジユニットの結合状態が維持される。
コンソールドアを開いた状態を表したコンソールボックスの斜視図である。 図1のII-II矢視方向の断面図である。 コンソールドアを閉じた状態を表した図2に対応する断面図である。 図3のIV領域を拡大して表した断面図である。 コンソールボックスを分解状態で表した斜視図である。 コンソールドアを閉じた状態における、両ヒンジユニット、両ノブ、両閂ロッド、両結合解除体、及びロック機構の組付き状態を表した斜視図である。 両ヒンジユニット及び両結合解除体の斜視図である。 両ノブ、両閂ロッド、両結合解除体、及びロック機構の組付き状態を表した斜視図である。 ノブを操作する前の状態を表したコンソールボックスの上面図である。 ノブを操作した状態を表したコンソールボックスの上面図である。 図9のXI-XI矢視方向の断面図である。 図10のXII-XII矢視方向の断面図である。 図9のXIII-XIII矢視方向の断面図である。 コンソールドアを開いた状態における図13に対応する断面図である。 コンソールドアを開いた状態における、両ヒンジユニット、両ノブ、両閂ロッド、両結合解除体、及びロック機構の組付き状態を表した斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。図1に示す車両用のコンソールボックス1は、図示しない車室内において例えば運転席と助手席の間に配置されている。コンソールボックス1は、コンソール本体10と、コンソール本体10の上面に設けられた矩形状の開口部12を開閉可能に覆うコンソールドア30と、を備えている。コンソールボックス1には、コンソールドア両開き構造が採用されている。コンソールドア30は、コンソール本体10の開口部12における相対向する両側(本実施形態では左右)のうちの選択された一方側を回転支点として開閉操作される。なお、コンソールボックス1において、各部材(後述する各スプリング75S,80S,90S,140を除く)は樹脂で構成されている。
コンソール本体10は、図1,2,5に示すように、開口部12の前縁部14に、ロック解除部18を備えている。ロック解除部18は、前縁部14において左右方向の中央に設けられている。ロック解除部18は、後方斜め上方へ傾斜状に突出している。ロック解除部18の左右両側には、一対の結合用孔部20A,20Bが設けられている。両結合用孔部20A,20Bは、板状に設けられた前縁部14を厚み方向(上下方向)に貫通している。両結合用孔部20A,20Bは矩形状の角孔である。両結合用孔部20A,20Bの前壁部22(図11参照)には、前縁部14の下面を厚み方向に凹ませた係止部22aが設けられている。両結合用孔部20A,20Bの内方壁26(図4参照)には、下方(結合用孔部の内部)へ向けてコンソール本体10の内方側へ傾斜した傾斜壁26aが設けられている。傾斜壁26aは、図4に示すように、当該傾斜壁26aの上端部26a1を通る上下方向の直線ZL1に対して傾斜角度θ1で傾斜している。両結合用孔部20A,20Bの外方壁28(図4参照)は、上下方向に直線状であり、傾斜壁を有していない。内方壁26及び外方壁28は、左右方向においてコンソール本体10の内方側及び外方側にそれぞれ位置する側壁である。なお、両結合用孔部20A,20Bは、後述する両ヒンジユニット50A,50Bのそれぞれの結合用挿入部66とともに結合部を構成している。
コンソール本体10は、図1,5に示すように、開口部12の後縁部15の上方に、張出縁部16を備えている。張出縁部16には、前方へ開放された左右一対のピン挿入孔部16A,16Bが設けられている。
コンソールドア30は、図1に示すように、ドアインナ40がドアアウタ32で覆われている。ドアアウタ32は、図5,6及び図9〜15では省略されている。図6,15では、ドアインナが省略されている。ドアインナ40は、図5に示すように、板状部41をベースとしている。ドアインナ40には、図5,9に示すように、左右一対のヒンジユニット50A,50Bと、左右一対の閂ロッド90A,90Bと、左右一対の結合解除体100A,100Bと、ロック機構110と、左右一対のノブ150A,150Bと、が組み付けられている。
両ヒンジユニット50A,50Bは、図5,6に示すように、コンソール本体10の開口部12の左右両側に対応させて個別に設けられている。両ヒンジユニット50A,50Bは、詳細には、コンソール本体10の両結合用孔部20A,20Bに対応させて個別に設けられている。両ヒンジユニット50A,50Bの構成は、互いに左右対称であるため、以下では左側のヒンジユニット50Aについて説明し、右側のヒンジユニット50Bについては、重複した説明を省略する。両ヒンジユニット50A,50Bについて、同一もしくは実質同一な構成・機能を有すると考えられる部分には、図面において同一の符号を付している。
ヒンジユニット50Aは、図5に示すように、ハウジング60と、ヒンジ軸70と、ヒンジストッパ80と、ストッパスプリング80Sと、円筒体75と、アシストスプリング75Sと、を備えている。
ハウジング60は、図3,7に示すように、直方体状の本体部62と、本体部62の上端からコンソール本体10の外方側へ延長された軸支持部64と、本体部62の下端に設けられた結合用挿入部66と、を備えている。本体部62と軸支持部64は、ドアインナ40に設けられたヒンジユニット収容部42に配置されている。ヒンジユニット収容部42は下方へ開放されており、その開放口を通じて、結合用挿入部66がドアインナ40の下方へ突出している。
本体部62は、図11に示すように、中空かつ下方へ開放されている。本体部62の内部にはヒンジストッパ80が配置されている。ヒンジストッパ80は、回転入力部84と回転軸部86とストッパ爪部82とを備えている。回転入力部84とストッパ爪部82とは、回転軸部86を挟んで上方と下方とにそれぞれ配置されている。ストッパ爪部82は、後述する結合状態において、結合用孔部20Aの内部に配置されている。回転軸部86は、本体部62によって前後方向に回転可能に支持されている。この回転によって、ヒンジストッパ80は、ストッパ爪部82が結合用孔部20Aの係止部22aに引っ掛かった状態となる結合位置(図11参照)と、その結合(引っ掛かり状態)が解除された結合解除位置(図12参照)へ移動する。ヒンジストッパ80が結合位置にあるとき、ハウジング60は、コンソール本体10に結合された結合状態に維持される。ヒンジストッパ80は、回転軸部86に組付けられたストッパスプリング80S(図5参照)によって、結合位置へ付勢されている。ストッパスプリング80Sは、コイルスプリングである。
ハウジング60の軸支持部64(図7参照)は、ヒンジユニット収容部42(図5参照)の前壁42a及び後壁42bとともに、ヒンジ軸70によって前後方向に貫通されている。ヒンジユニット収容部42の前壁42a及び後壁42bは、ヒンジ軸70の軸心まわりに回転可能である。この回転によって、ドアインナ40(コンソールドア30)は、ヒンジ軸70の軸心まわりに回転する。ヒンジユニット収容部42の前方側において、ヒンジ軸70には、円筒体75が組付けられている。円筒体75には、コイルスプリングであるアシストスプリング75Sが組付けられている。アシストスプリング75Sは、一端がドアインナ40に固定され、他端がヒンジユニット収容部42の円弧孔42cを通じてハウジング60の軸支持部64に取付けられている。
ハウジング60の結合用挿入部66は、図2,3に示すように、コンソール本体10の結合用孔部20Aに対して挿入と離脱とが可能に設けられている。結合用挿入部66が結合用孔部20Aに挿入された状態で、ヒンジユニット50Aがコンソール本体10に結合された結合状態となる。結合用挿入部66は、後方構成部66a(図11参照)と左右の両側方構成部66b,66c(図4参照)とを備えている。一方の側方構成部である外方構成部66bの外方壁66sは、当該外方構成部66bの先端に向かうにしたがって、左右方向におけるコンソール本体10の内方へ向けて傾斜している。他方の側方構成部である内方構成部66cには、結合用孔部20Aの傾斜壁26aと整合する傾斜壁66kが設けられている。傾斜壁66kは、結合用挿入部66が結合用孔部20Aに挿入された状態において、結合用孔部20Aの傾斜壁26aと係合する。なお、外方構成部66b及び内方構成部66cは、左右方向においてコンソール本体10の外方側及び内方側にそれぞれ位置している。
外方構成部66bの外方壁66sは、仮想円ZC2の内側に位置している。仮想円ZC2(図3,4参照)は、右側のヒンジ軸70の軸心を中心とした仮想円であり、結合用孔部20Aの外方壁28の上端部28aを通る。例えば図4の二点鎖線で示すように、外方壁66sが仮想円ZC2の外側に位置している場合、右側のヒンジ軸70を支点としてコンソールドア30を開閉する際に、外方壁66sが結合用孔部20Aの外方壁28の上端部28aに干渉する。これに対して、外方壁66sが仮想円ZC2の内側に位置している場合、外方壁66sは、結合用孔部20Aの外方壁28の上端部28aに干渉しない。したがって、結合用孔部20Aに対する結合用挿入部66の挿入および離脱が可能となる。外方壁66sは、仮想円ZC2上の接線であって結合用孔部20Aの外方壁28の上端部28aを通る接線に略一致した直線上に配置されている。なお、上述のとおり、図4の二点鎖線で示す外方壁66sは、好ましくない例である。
内方構成部66cの傾斜壁66kと結合用孔部20Aの傾斜壁26aとは、図4に示すように、仮想円ZC1の外側に位置している。仮想円ZC1(図3,4参照)は、右側のヒンジ軸70の軸心を中心とした仮想円であり、結合用孔部20Aの傾斜壁26aの上端部26a1を通る。例えば図4の二点鎖線で示すように、両傾斜壁26a,66kが仮想円ZC1の内側に位置している場合、右側のヒンジ軸70を支点としてコンソールドア30を開閉する際に、内方構成部66cの傾斜壁66kが、結合用孔部20Aの傾斜壁26aの上端部26a1に干渉する。これに対して、両傾斜壁26a,66kが仮想円ZC1の外側に位置する場合、コンソールドア30の開閉に際して、内方構成部66cの傾斜壁66kが、結合用孔部20Aの傾斜壁26aの上端部26a1と干渉しない。したがって、結合用孔部20Aに対する結合用挿入部66の挿入および離脱が可能となる。なお、両傾斜壁26a,66kの係合状態を強固にするためには、傾斜角度θ1が大きいことが好ましい。本実施形態において、両傾斜壁26a,66kは、仮想円ZC1の接線であって結合用孔部20Aの傾斜壁26aの上端部26a1を通る接線に略一致した直線上に配置されている。なお、上述のとおり、図4の二点鎖線で示す両傾斜壁26a,66kは、好ましくない例である。
両閂ロッド90A,90Bは、図5,6に示すように、コンソール本体10の開口部12の左右両側に対応させて配置されており、かつ、対応するヒンジユニット50A,50Bのハウジング60の後方に配置されている。両閂ロッド90A,90Bの構成は、互いに左右対称であるため、以下では左側の閂ロッド90Aについて説明し、右側の閂ロッド90Bについては、重複した説明を省略する。両閂ロッド90A,90Bについて、同一もしくは実質同一な構成・機能を有すると考えられる部分には、図面において同一の符号を付している。
閂ロッド90Aは、図6に示すように、コンソール本体10の開口部12の前端と後端とを跨いで前後方向に延びている。閂ロッド90Aは、図8,9に示すように、前端と後端とのそれぞれに、摺動突起92とヒンジピン90Pとを備えている。摺動突起92は、上方へ突出している。ヒンジピン90Pは後方へ延びている。ヒンジピン90Pは、同サイドのヒンジ軸70と同軸上に位置している。ヒンジピン90Pは、ドアインナ40のピン挿入孔部40H及び後壁を貫通している。
閂ロッド90Aは、図8に示すように、左右両側の複数個所にスライド支持部94を備えている。各スライド支持部94は、ドアインナ40のロッド支持部43a,43b(図5参照)によって前後方向にスライド可能に支持されている。このスライドによって、閂ロッド90Aは、ヒンジピン90Pがコンソール本体10のピン挿入孔部16Aに進入した進入位置(図9参照)と、ヒンジピン90Pがピン挿入孔部16Aから退出した退出位置(図10参照)と、に移動する。なお、閂ロッド90Aは、圧縮スプリングである引き戻しスプリング90Sによって、退出位置から進入位置へ引き戻される方向に付勢されている。
両結合解除体100A,100Bは、図5に示すように、左右方向において、両閂ロッド90A,90Bに対してドアインナの内方側に配置されている。両結合解除体100A,100Bは、図6に示すように、対応するヒンジユニット50A,50Bのハウジング60の後方に配置されている。両結合解除体100A,100Bの構成は、同一であるため、以下では左側の結合解除体100Aについて説明し、右側の結合解除体100Bについては、重複した説明を省略する。両結合結合解除体100A,100Bについて、同一もしくは実質同一な構成・機能を有すると考えられる部分には、図面において同一の符号を付している。
結合解除体100Aは、図7に示すように、前後方向に延びた解除本体部102と、解除本体部102の前端に設けられた接触部104と、解除本体部102から上方へ突出した摺動突起108と、解除本体部102の左右両側に設けられたスライド支持部106と、を備えている。スライド支持部106は、ドアインナ40の解除体支持部44によって、前後方向にスライド可能に支持されている。このスライドによって、結合解除体100Aは、接触部104がハウジング60の本体部62の外部に位置するストッパ非解除位置(図9,11参照)と、接触部104が本体部62の内部に位置するストッパ解除位置(図10,12参照)と、に移動する。接触部104は、本体部62の貫通孔62a及びヒンジユニット収容部42の貫通孔42dを通じて本体部62の内外へスライドする。接触部104は、ストッパ解除位置(図12参照)において、ヒンジストッパ80の回転入力部84に接触してヒンジストッパ80を結合解除位置に回転させた状態とする。
ロック機構110は、図5,8に示すように、左右一対のスライド体120A,120Bと、両スライド体120A,120Bの前方に設けられた回転体130と、を備えている。両スライド体120A,120Bは、左右方向において、両結合解除体100A,100Bに対してドアインナの内方側に配置されている。回転体130は、コンソール本体10のロック解除部18の上方に配置されている。
両スライド体120A,120Bの構成は同一であるため、以下では左側のスライド体120Aについて説明し、右側のスライド体120Bについては、重複した説明を省略する。両スライド体120A,120Bについて、同一もしくは実質同一な構成・機能を有すると考えられる部分には、図面において同一の符号を付している。
スライド体120Aは、図8に示すように、前後方向に延びたスライド本体部122と、スライド本体部122の前端に設けられた上向きのスライド体爪部124と、スライド本体部122から上方へ突出した摺動突起128と、スライド本体部122の左右両側に設けられたスライド支持部126と、を備えている。スライド支持部126は、ドアインナ40のスライド体支持部45によって、前後方向にスライド可能に支持されている。このスライドによって、スライド体120Aは、スライド体爪部124が後述する回転体爪部136の回転軌跡上から外れた位置(回転体爪部136の真下よりも後方)に配置された退避位置(図13の実線参照及び図9参照)と、スライド体爪部124が回転体爪部136の回転軌跡上(回転体爪部136の真下)に位置する進行位置(図13の二点鎖線及び、図10,14参照)と、に移動する。
回転体130は、図8に示すように、回転本体部132と、回転本体部132から左右両側に突出した回転軸部134と、回転本体部132の後方に設けられた下向きの回転体爪部136と、を備えている。回転体爪部136は、回転本体部132に対して左右両側に延びており、両スライド体120A,120Bのそれぞれのスライド体爪部124が上述した進行位置(図14参照)にあるときに、それぞれに対して後述のように上方から引っ掛かることができる。回転軸部134は、ドアインナ40の回転体支持部46によって、上下方向に回転可能に支持されている。この回転によって、回転体130は、進行位置(図13の二点鎖線参照)にあるスライド体爪部124に対して回転体爪部136が上方に離れて配置された非ロック位置(図13参照)と、進行位置にあるスライド体爪部124に回転体爪部136が引っ掛かった状態とされたロック位置(図14参照)と、に移動する。回転体130は、回転軸部134に組付けられたコイルスプリングである回転体スプリング140によって、ロック位置へ付勢されている。なお、図13はコンソールドア30を閉じた状態を示しており、図14はコンソールドア30を開いた状態を示している。図13に示すように、コンソールドア30を閉じた状態においては、コンソール本体10のロック解除部18がドアインナ40の貫通孔49を通じて回転本体部132に接触し、回転体130を非ロック位置に保持する。図14に示すように、コンソールドア30を開いた状態においては、ロック解除部18による回転体130の保持が解除される。
両ノブ150A,150Bは、図6に示すように、対応するヒンジユニット50A,50Bの後方に配置されている。両ノブ150A,150Bの構成は、互いに左右対称であるため、以下では左側のノブ150Aについて説明し、右側のノブ150Bについては、重複した説明を省略する。両ノブ150A,150Bについて、同一もしくは実質同一な構成・機能を有すると考えられる部分には、図面において同一の符号を付している。
ノブ150Aは、図8に示すように、コンソールドア30を開く際にユーザによって押される操作部152と、操作部152に入力された操作力を閂ロッド90Aと結合解除体100Aとスライド体120Aとに伝達する板状の伝達部154と、を備えている。操作部152は、ドアインナ40の側縁に設けられた操作部収容部47に配置されている。伝達部154は、閂ロッド90Aの前端と、結合解除体100Aの解除本体部102と、スライド体120Aのスライド本体部122と、の上面を跨ぐように設けられている。伝達部154には、スライド支持部156が設けられている。スライド支持部156は、ドアインナ40のノブ支持部48によって左右方向にスライド可能に支持されている。このスライドによって、ノブ150Aは、初期位置(図9参照)と、初期位置からドアインナ40の内方側へ操作された操作位置(図10参照)と、に移動する。図10の二点鎖線は、ノブ150Aの初期位置を示している。
伝達部154は、図8,9に示すように、厚み方向(上下方向)に貫通された3つの長孔154a,154b,154cを備えている。各長孔154a,154b,154cは、左右方向に並んで設けられている。各長孔154a,154b,154cは、前方へ向けて、左右方向におけるドアインナ40の外方側へ延びている。各長孔154a,154b,154cには、閂ロッド90A、結合解除体100A、及びスライド体120Aのそれぞれの摺動突起92,108,128が個別に挿通されている。各摺動突起92,108,128は、対応する各長孔154a,154b,154cを摺動する。伝達部154が左右方向に動いたとき、各摺動突起92,108,128は、対応する各長孔154a,154b,154cの内壁と接触作用する。この接触作用によって、閂ロッド90A、結合解除体100A、及びスライド体120Aは同期して前後方向にスライドする。なお、ノブ150Aが初期位置(図9参照)に配置されている状態においては、各摺動突起92,108,128が、対応する各長孔154a,154b,154cの後端に配置されている。ノブ150Aが操作位置(図10参照)に配置されている状態においては、各摺動突起92,108,128が、対応する各長孔154a,154b,154cの前端に配置されている。
コンソールドア30を開く際の各部材の動作について説明する。いま、コンソールドア30は、コンソール本体10を閉じた状態にあるものとする。この状態においては、図3,6に示すように、両ヒンジユニット50A,50Bがコンソール本体10に対して結合状態にある。両ヒンジユニット50A,50Bのそれぞれのヒンジストッパ80は、結合位置(図11参照)に配置されている。両結合解除体100A,100Bは、ストッパ非解除位置(図9,11参照)に配置されている。両スライド体120A,120Bは、退避位置(図9,13参照)に配置されている。回転体130は、図13に示すように、ロック解除部18によって、非ロック位置(図13参照)に保持されている。両閂ロッド90A,90Bは、進入位置(図9参照)に配置されている。両ノブ150A,150Bは、初期位置(図9参照)に配置されている。
図10に示すように、コンソールドア30を閉じた状態でユーザが左側のノブ150Aを初期位置(図10の二点鎖線)から操作位置(図10の実線)へと操作すると、左側の閂ロッド90A、結合解除体100A、及びスライド体120Aが同期して前方へ移動する。閂ロッド90Aは退出位置(図10参照)へ移動する。結合解除体100Aは、ストッパ解除位置(図10、12参照)へ移動する。スライド体120Aは進行位置(図13の二点鎖線、及び図10参照)へ移動する。結合解除体100Aの移動に伴い、左側のヒンジユニット50Aのヒンジストッパ80は、結合解除位置(図12参照)へ移動する。なお、ノブ150A、閂ロッド90A、結合解除体100A、スライド体120A、及びヒンジストッパ80のそれぞれには、引き戻しスプリング90S及びストッパスプリング80Sによって、復帰方向への付勢力がかかっている。この付勢力に抗してユーザはノブ150Aを押している。右側の閂ロッド90B、結合解除体100B、及びスライド体120B、はそれぞれ、進入位置(図10参照)、ストッパ非解除位置(図10,11参照)、及び退避位置(図10,13参照)に配置されたままである。右側のヒンジユニット50Bは、ヒンジストッパ80が結合位置に配置されており、コンソール本体10と結合されたままである。
ユーザが左側のノブ150Aの操作部152を押したままコンソールドアを開くと、図2に示すように、左側のヒンジユニット50Aの結合用挿入部66が、結合用孔部20Aから離脱して結合状態が解除される。そしてヒンジユニット50Aは、コンソールドア30とともにコンソール本体10から離れる。コンソールドア30がコンソール本体10から離れると、図14に示すように、回転体130は、コンソール本体10のロック解除部18(図13参照)との接触が解除される。そして、回転体130は、回転体スプリング140の付勢力によって、ロック位置(図14参照)へ移動する。回転体爪部136は、進行位置にある左側のスライド体120A(図14参照)のスライド体爪部124に引っ掛かった状態となる。この結果、スライド体120Aが進行位置にロックされるとともに、各摺動突起92,108,128と各長孔154a,154b,154cとの接触作用を通じて、左側のノブ150A、結合解除体100A、及び閂ロッド90Aがそれぞれ操作位置、ストッパ解除位置、及び退出位置にロックされる。結合解除体100Aがストッパ解除位置にロックされることで、左側のヒンジユニット50Aのヒンジストッパ80は結合解除位置にロックされる。なお、コンソールドア30を開く際の操作力は、アシストスプリング75Sによってアシストされる。また、コンソールドア30を左側から開く場合、図15に示すように、右側のヒンジユニット50Aのヒンジ軸70と、右側の閂ロッド90Bのヒンジピン90Pと、が回転支点となる。なお、図15の二点鎖線は、ドアアウタ32の窓部32aを示している。操作部152は、窓部32aから内方に押された位置にロックされている。
開いた状態にあるコンソールドア30を閉じると、図3に示すように、左側のヒンジユニット50Aの結合用挿入部66がコンソール本体10の結合用孔部20Aに挿入されて当該ユニット50Aがコンソール本体10と結合状態とされる。また、図13に示すように、回転体130がコンソール本体10のロック解除部18に接触して、回転体130が非ロック位置に移動する。この結果、回転体130と左側のスライド体120Aとの引っ掛かり状態が解除される。スライド体120Aは、引き戻しスプリング90S及びストッパスプリング80Sの復帰方向への付勢力によって、退避位置(図13参照)に戻る。これに応じて、左側のノブ150Aは初期位置(図9参照)に戻る。左側の結合解除体100Aはストッパ非解除位置(図9,11参照)に戻る。左側の閂ロッド90Aは進入位置(図9参照)に戻る。結合解除体100Aが退出位置に戻ることで、左側のヒンジユニット50Aのヒンジストッパ80が結合位置(図11参照)に戻る。
コンソールドア30を右側から開く場合には、各部材が上述の動作と左右対称に動作する。
以上に説明したとおり、コンソールボックス1では、一方のノブを操作して一方のヒンジユニットをコンソール本体10から結合解除状態とし、このヒンジユニットの側からコンソールドア30を開くと、このヒンジユニットがコンソール本体10から結合解除状態にロックされてコンソールドア30とともにコンソール本体10から離れる。したがって、回転支点の反対サイドにおいてコンソール本体10にヒンジユニットが残らない。そのため、コンソールドア30を開いたときの意匠性が向上する。
コンソールボックス1では、コンソール本体10の両結合用孔部20A,20Bにそれぞれ傾斜壁26aが設けられている(図2参照)。右側の結合用孔部20Bの傾斜壁26aは、自身に右側のヒンジユニット50Bの結合用挿入部66が挿入された状態において、当該結合用挿入部66が右側のヒンジユニット50Bのヒンジ軸70を支点として結合用孔部20Bから抜け外れる方向へ回転することを阻止するように機能する。したがって、例えばユーザの誤操作でコンソールドア30が過度に強く開かれて、結合用孔部20Bから結合用挿入部66が抜け外れる方向にヒンジユニット50Bに強く力がかかっても、傾斜壁26aによって、結合用孔部20Aから結合用挿入部66が抜け外れることが防止される。したがって、ヒンジユニット50Bの結合状態が維持される。なお、左側の結合用孔部20Aの傾斜壁26aは、左側のヒンジユニット50Aの結合用挿入部66に対して同様に機能する。
コンソールボックス1では、両ヒンジユニット50A,50Bのそれぞれのヒンジ軸70と同軸上に、両閂ロッド90A,90Bに設けられたヒンジピン90Pが配置されている。したがって、コンソールドア30を開く際、コンソールドア30は、ヒンジ軸70とヒンジピン90Pとの前後2箇所の回転支点によって支持される。そのため、コンソールドア30の開き操作は安定する。
以上は本発明を実施するための形態を図面に関連して説明したが、本発明は他の実施の形態でも実施可能である。例えば、両ノブ150A,150Bは、それぞれを引き操作したときに、対応する閂ロッド90A,90B、結合解除体100A,100B、及びスライド体120A,120Bがそれぞれ上述の実施形態のようにスライドする、プル式のものであってもよい。この場合、各長孔154a,154b,154cは、前方へ向けて、左右方向におけるドアインナ40の内方側へ延びるように設けられる。
両ノブ150A,150Bと、対応する閂ロッド90A,90B、結合解除体100A,100B、及びスライド体120A,120Bと、を例えばワイヤでつないで、両ノブ150A,150Bのスライドに応じて、対応する閂ロッド90A,90B、結合解除体100A,100B、及びスライド体120A,120Bを上述の実施形態のようにスライドさせる構成としてもよい。
各摺動突起92,108,128を接触作用させる対象物は長孔でなくてもよく、例えば、各摺動突起92,108,128との接触作用を通じて、両ノブ150A,150Bのスライド方向と直交する方向に、対応する閂ロッド90A,90B、結合解除体100A,100B、及びスライド体120A,120Bをスライドさせることがでる壁が設けられていればよい。
アシストスプリング75S、回転体スプリング140、及びストッパスプリング80Sは、コイルスプリングに限定されるものではなく、例えば板バネでもよい。引き戻しスプリング90Sは、圧縮スプリングに限定されるものではなく、トーションスプリングでもよい。
回転体130を、両スライド体120A,120Bのそれぞれに対応させて個別に設けてもよい。
両スライド体120A,120Bを廃止し、操作位置に配置された両ノブ150A,150Bを、例えば回転体130で直接ロックできるように構成してもよい。
コンソールボックス1において、各部材を、樹脂以外の材料で構成してもよい。
コンソールドア30を、コンソール本体10の前後方向の両側から開くことできるように、コンソールドア両開き構造を設けてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載した技術事項の他につぎのような各種の技術的事項が含まれていることを付記しておく。
コンソールドア両開き構造において、ロック機構は、回転体と、両ヒンジユニットに対応して設けられた一対のスライド体と、を備えている。回転体は、回転体爪部と回転軸部とを備えており、回転軸部を支点としてコンソールドアに対して回転可能である。両スライド体はそれぞれ、スライド体爪部を備え、かつ、対応するヒンジストッパの動作と同期してコンソールドアに対してスライド可能である。両スライド体は、スライド体爪部が回転体爪部の回転軌跡上から外れた位置に配置されるとともに対応するヒンジストッパが結合位置に配置される退避位置と、スライド体爪部が回転体爪部の回転軌跡上に位置するとともに対応するヒンジストッパが結合解除位置に配置される進行位置と、に個別にスライドする。回転体は、進行位置にあるスライド体爪に対して回転体爪部が離れて配置された非ロック位置と、進行位置にあるスライド体爪部に回転体爪部が引っ掛かった状態となるロック位置と、に回転可能に設けられている。回転体は、回転体スプリングによって、ロック位置に付勢されている。回転体は、ドアを閉じた状態においては、ロック解除部によって非ロック位置に保持され、ドアを開いた状態においては、ロック位置に移動して、進行位置に配置されたスライド体をロックする。
コンソールドア両開き構造は、両ヒンジユニットのそれぞれに対応して設けられているとともに、ロック機構の両スライド体のそれぞれと同期してスライドする一対の結合解除体を備えている。両結合解除体は、対応するスライド体が退避位置に配置された状態において、対応するヒンジストッパから離れた位置に配置されるストッパ非解除位置と、対応するスライド体がスライド体ロック外位置に配置された状態において、対応するヒンジストッパに接触してヒンジストッパを結合解除位置に動作させた状態とするストッパ解除位置と、にスライドする。
コンソールドア両開き構造において、両ヒンジストッパはそれぞれ、ストッパ爪部と回転軸部とを備え、回転軸部を支点とした回転によって、コンソールドアに対して回転して結合位置と結合解除位置とに移動する。両ヒンジストッパはそれぞれ、結合位置に配置された状態においては、ストッパ爪部がコンソール本体に設けられた係止部に引っ掛かった状態となり、結合解除位置に配置された状態においては、ストッパ爪部がコンソール本体の係止部から外れた状態となる。
コンソールドア両開き構造は、コンソールドアに組付けられているとともに両ヒンジユニットに対応して設けられた一対の閂ロッドを有する。両閂ロッドは、対応するヒンジ軸と同軸上に配置されたヒンジピンをそれぞれ有する。両閂ロッドは、それぞれに対応してコンソールドア本体に設けられた個別のピン挿入孔部に対してヒンジピンが進入した進入位置と、ヒンジピンがピン挿入孔部から退出した退出位置と、に個別にスライドする。両閂ロッドは、それぞれ進入位置に付勢されている。両閂ロッドは、ノブの操作に応じて、対応するヒンジストッパが結合解除位置へ動作するのと同期して退出位置へスライドする。
10 コンソール本体
12 開口部
16A,16B ピン挿入孔部
18 ロック解除部
20A,20B 結合用孔部
26a 傾斜壁
30 コンソールドア
50A,50B ヒンジユニット
66 結合用挿入部
70 ヒンジ軸
80S ストッパスプリング
80 ヒンジストッパ
90P ヒンジピン
90A,90B 閂ロッド
110 ロック機構
150A,150B ノブ

Claims (2)

  1. コンソール本体の開口部における相対向する両側のうちの選択された一方側を回転支点として開閉操作されるコンソールドアを備えたコンソールドア両開き構造であって、
    コンソール本体の開口部の両側に対応させて個別に設けられた一対のヒンジユニットを備え、
    両ヒンジユニットは、軸心まわりに回転可能にコンソールドアが取付けられたヒンジ軸と、両ヒンジユニットをコンソール本体に結合させる結合位置またはその結合が解除された結合解除位置へ移動するヒンジストッパと、ヒンジストッパを結合位置に付勢するストッパスプリングと、をそれぞれ備え、
    両ヒンジユニットに対応して設けられているとともに両ヒンジストッパを個別に結合解除位置に動作させる一対のノブと、
    ドアを開いた状態で、両ヒンジストッパを個別に結合解除位置にロックするロック機構と、
    コンソール本体に設けられており、ドアを閉じた状態で、ロック機構のロックを解除させるロック解除部と、
    を備えたコンソールドア両開き構造。
  2. 請求項1に記載されたコンソールドア両開き構造であって、
    コンソール本体と両ヒンジユニットとを結合し、またはその結合の解除が可能な結合部は、両ヒンジユニットのそれぞれに対応させてコンソール本体に個別に設けられた一対の結合用孔部と、両結合用孔部に対して挿入と離脱とが可能に両ヒンジユニットのそれぞれに設けられた結合用挿入部と、を備え、結合用挿入部が結合用孔部に挿入された状態で両ヒンジユニットがそれぞれコンソール本体に結合された結合状態となり、
    両結合用孔部はそれぞれ、結合用挿入部が挿入された状態において結合用挿入部が自身のヒンジユニットのヒンジ軸を支点として結合用孔部から抜け外れる方向へ回転することを阻止する傾斜壁を備えている、
    コンソールドア両開き構造。
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