JP2018011409A - ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及びワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法 - Google Patents
ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及びワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】保護に要する機械的な強度を維持しつつ、ワイヤハーネスとの接触音の発生を軽減させることのできるワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、及び、該ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートを利用したワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及び、該ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法を提供する。【解決手段】シート10は、車両のワイヤハーネス2を捲回するとともに、発泡樹脂で被覆する。シート10は、フィルムからなる基材層12と、基材層12の表面に積層された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層11と、基材層12の裏面に積層された第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層13と、第2の発泡樹脂層13にあって基材層12とは反対側の面に設けられた接着剤からなる接着層14とを備え、第1の発泡樹脂には、直径が1ナノメートル以上、かつ、1000ナノメートル以下であるセルロースナノファイバが添加されている。【選択図】図5
Description
本発明は、車両のワイヤハーネスを被覆するワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、該ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートを利用したワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及び、該ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法に関する。
従来、ワイヤハーネスを保護するプロテクタの一形態として、ワイヤハーネスを内部に挿通させて保護するパイプ状のプロテクタが知られている。パイプ状のプロテクタは、ハイブリッド自動車や電気自動車ではバッテリとインバータとの間やインバータとモータとの間を接続する複数本の動力用の電線からなるワイヤハーネスを挿通させる。よって、パイプ状のプロテクタは、車体床下の外部等を配索されるワイヤハーネスを配索経路中の角部や突起等への接触から保護する。例えば、こうしたプロテクタの一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のプロテクタ(シールド)は、アルミニウム製の金属パイプからなり、この金属パイプに保護対象のワイヤハーネス(電線)を挿通させた状態で自動車の車体の床下に沿うように取り付けられている。
上記特許文献1に記載のプロテクタによれば、高い強度を有する金属パイプに挿通されたワイヤハーネスが配索経路中の角部や突起等に対する接触から保護されるようになる。
ところで通常、ワイヤハーネスは、挿通されたプロテクタとの間に多少なりとも隙間、いわゆる遊びがある。こうした遊びは、ワイヤハーネスをプロテクタに挿通させるためには必要である一方で、硬いプロテクタとワイヤハーネスとの間に車両の振動等に起因する接触音を発生させるおそれがある。
ところで通常、ワイヤハーネスは、挿通されたプロテクタとの間に多少なりとも隙間、いわゆる遊びがある。こうした遊びは、ワイヤハーネスをプロテクタに挿通させるためには必要である一方で、硬いプロテクタとワイヤハーネスとの間に車両の振動等に起因する接触音を発生させるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、保護に要する機械的な強度を維持しつつ、ワイヤハーネスとの接触音の発生を軽減させることのできるワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、該ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートを利用したワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及び、該ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートは、車両のワイヤハーネスを捲回するとともに、発泡樹脂で被覆するワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートであって、フィルムからなる基材層と、前記基材層の表面に積層された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層と、前記基材層の裏面に積層された第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層と、前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層とは反対側の面に設けられた接着剤からなる接着層とを備え、前記第1の発泡樹脂には、直径が1ナノメートル以上、かつ、1000ナノメートル以下であるセルロースナノファイバが添加されていることを特徴とする。
上記構成によれば、樹脂やグラスファイバ、カーボンファイバよりも質量の小さいセルロースナノファイバが添加されることにより、ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートの軽量化が図られる。また、樹脂や鉄鋼よりも高強度のセルロースナノファイバが添加されることにより、激しい振動が避けられない自動車のワイヤハーネスの保護にも耐えられる機械的な強度が備えられる。
また、基材であるフィルムの表面側の第1の発泡樹脂層により外部の角部や突起への接触への機械的強度が確保される。また、フィルムの裏面側の第2の発泡樹脂層により第2の発泡樹脂がワイヤハーネスとの間に生じる空間に適切に充填されるため、ワイヤハーネスからの騒音の発生が軽減される。これにより、保護に要する機械的な強度を維持しつつ、ワイヤハーネスとの接触音を軽減させることができる。
また、金属パイプ等に比べて、発泡樹脂シートはその形状の自由度が高いため、ワイヤハーネスの配索に係る制約を軽減することができる。また、基材であるフィルムが芯となって第1及び第2の発泡樹脂層の形状が好適に維持される。
このましい構成として、前記第2の発泡樹脂には、前記セルロースナノファイバが添加されている。
上記構成によれば、ワイヤハーネスの周囲に充填される第2の発泡樹脂についての機械的強度を高めることができる。
上記構成によれば、ワイヤハーネスの周囲に充填される第2の発泡樹脂についての機械的強度を高めることができる。
このましい構成として、前記第1の発泡樹脂には、前記第2の発泡樹脂に添加されている量以上のセルロースナノファイバが添加されている。
上記構成によれば、機械的な強度が必要とされる第1の発泡樹脂層と、ワイヤハーネスに密接する第2の発泡樹脂層とにそれぞれ適切な強度を付与することができるようになる。
上記構成によれば、機械的な強度が必要とされる第1の発泡樹脂層と、ワイヤハーネスに密接する第2の発泡樹脂層とにそれぞれ適切な強度を付与することができるようになる。
このましい構成として、前記第1の発泡樹脂の発泡倍率が前記第2の発泡樹脂の発泡倍率よりも高い。
上記構成によれば、第1の発泡樹脂には外側の保護に適した発泡倍率を、第2の発泡樹脂には内側への充填に適した発泡倍率を設定することができる。よって付与する保護強度を調整することができる。
上記構成によれば、第1の発泡樹脂には外側の保護に適した発泡倍率を、第2の発泡樹脂には内側への充填に適した発泡倍率を設定することができる。よって付与する保護強度を調整することができる。
このましい構成として、前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂の少なくとも一方には、カーボンナノチューブ及びカーボンナノコイルの少なくとも一方が添加されている。
上記構成によれば、導電性を有するカーボンナノチューブ及びカーボンナノコイルの少なくとも一方が第1の発泡樹脂及び第2の発泡樹脂の少なくとも一方に添加されていることにより、軽量化された発泡樹脂シートにワイヤハーネスの保護に適した電磁遮蔽効果が付与されるようになる。
上記課題を解決する、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタは、車両のワイヤハーネスに捲回されたワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタであって、前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートは、フィルムからなる基材層の表面にセルロースナノファイバが添加された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層が積層され、前記基材層の裏面に第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層が積層され、前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層の反対側の面に接着剤からなる接着層が設けられており、前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートが前記接着層で前記ワイヤハーネスの外周面に接着されているとともに、前記第2の発泡樹脂が前記基材層と前記ワイヤハーネスの外周面との間に充填されていることを特徴とする。
このような構成によれば、発泡後の第2の発泡樹脂層が、ワイヤハーネスと基材層との間の隙間に充填されるとともに、ワイヤハーネスを構成する各配線の間の隙間を押し潰すことから、ワイヤハーネスに関係する隙間が車両の振動に起因して接触音を発生させるおそれが軽減される。
上記課題を解決する、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法は、車両のワイヤハーネスを捲回されたワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法であって、前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートは、フィルムからなる基材層の表面にセルロースナノファイバの添加された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層が積層され、前記基材層の裏面に第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層が積層され、前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層の反対側の面に接着剤からなる接着層が設けられており、前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂が発泡していない前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートで前記ワイヤハーネスの外周面を捲回して該ワイヤハーネスの外周面に前記接着層を接着させるとともに、前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートの端部で捲回で余剰となった部分をそれらの前記接着層を相互の当接により接着させ、前記ワイヤハーネスに接着された前記第1の発泡樹脂及び第2の発泡樹脂が発泡していない前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートを前記第1の発泡樹脂層側から加熱することで前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂をそれぞれ発泡させることを特徴とする。
このような方法によれば、第2の発泡樹脂をワイヤハーネスと基材層との間の隙間に充填させることができるとともに、第2の発泡樹脂でワイヤハーネスを構成する各配線の間の隙間を押し潰すことができる。これにより、ワイヤハーネスに関係する隙間が車両の振動に起因して接触音を発生させるおそれが軽減される。
このワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及び、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法によれば、保護に要する機械的な強度を維持しつつ、ワイヤハーネスとの接触音の発生を軽減させることができる。
以下、図1〜図6を参照して、ワイヤハーネス保護用樹脂シート10と、ワイヤハーネス保護用樹脂シート10を有して構成されるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ1及びその製造方法とを具体化した一実施形態について説明する。
本実施形態では、図5に示すように、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ(以下、プロテクタ)1は、自動二輪車に配索されている複数の配線3がテープで束ねられてなるワイヤハーネス2を角部や突起等への接触から保護するためのものである。そして、このプロテクタ1がワイヤハーネス保護用樹脂シート(以下、シート)10により構成されている。詳述すると、プロテクタ1は、1枚のシート10でワイヤハーネス2を捲回することで構成され、捲回する方向におけるシート10の両端の裏面が互いに接着されることで周方向に閉じている。
図1に示すように、シート10は、ワイヤハーネス2(図5参照)を1周を超えて捲回することのできる大きさを有するシートであり、表面には第1の発泡樹脂層11を備えている。
詳述すると、図2に示すように、シート10は、フィルムからなる基材層12と、基材層12の表面に積層された上述した第1の発泡樹脂層11と、基材層12の裏面に積層された第2の発泡樹脂層13と、第2の発泡樹脂層13にあって基材層12の反対側の面に設けられた接着剤からなる接着層14とを備える。
基材層12は、樹脂フィルムからなり、シート10の形状を維持する芯としての機能を有する。樹脂フィルムは、合成樹脂製のフィルムであり、ポリオレフィン、ポリエチレンレテフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等を使用することができる。
図3に示すように、第1の発泡樹脂層11は、加熱することによって発泡する発泡樹脂である第1の発泡樹脂21から構成される。第1の発泡樹脂21は、樹脂32と、樹脂32の間の多数のセルロースナノファイバ34と、図示しない発泡剤とから構成されている。樹脂32は、加熱により発泡するとともに、発泡によって多数の気泡を有する構造となるものが好ましく、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等であってよい。
第2の発泡樹脂層13は、加熱することによって発泡する発泡樹脂である第2の発泡樹脂22から構成される。第2の発泡樹脂22は、第1の発泡樹脂21と同様に、樹脂32と、多数のセルロースナノファイバ34と、図示しない発泡剤とから構成されている。なお、第2の発泡樹脂22は、樹脂32の種類や量、また、セルロースナノファイバ34の種類や量が第1の発泡樹脂21と相違していてもよい。なお、第1の発泡樹脂21と第2の発泡樹脂22とが同じ樹脂32であるならば、第1の発泡樹脂21の樹脂32へのセルロースナノファイバ34の添加量が第2の発泡樹脂22の樹脂32へのセルロースナノファイバ34の添加量以上であるとよい。
接着層14は、第2の発泡樹脂層13の反基材層12側の面に塗布された接着剤からなる。接着層14は、シート10をワイヤハーネス2の外周面に接着して固定するため、及びワイヤハーネス2を巻いて余ったシート10の端部では接着層14同士を当接させて接着させる。つまり接着剤は、第2の発泡樹脂層13とワイヤハーネス2の外周面とを接着させることが可能であるとともに、第2の発泡樹脂層13を相互に接着させることが可能である接着剤であればよい。接着剤は、アクリル系、ブチルゴム系等であるとよい。
図4に示すように、第1の発泡樹脂層11の第1の発泡樹脂21、及び第2の発泡樹脂層13の第2の発泡樹脂22はそれぞれ加熱することによって発泡して多数の気泡33を生じる。すなわち、発泡した第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、樹脂32と、樹脂32の間の多数の気泡33と、樹脂32の間の多数のセルロースナノファイバ34とから構成されている。
ここでセルロースナノファイバ34について説明する。
セルロースナノファイバ34は、樹脂32に比較して質量が小さく、強度が強いことから、樹脂32を基材としつつセルロースナノファイバ34が添加された第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、セルロースナノファイバ34を含まない発泡樹脂に比較して軽量化及び機械的な強度の強化が図られる。すなわち、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、自動二輪車の振動、環境、又は熱等に対して信頼性や耐久性の向上が図られる。なお、図4は説明のための便宜的なものであり、樹脂32と気泡33との関係は発泡倍率により変化する。
セルロースナノファイバ34は、樹脂32に比較して質量が小さく、強度が強いことから、樹脂32を基材としつつセルロースナノファイバ34が添加された第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、セルロースナノファイバ34を含まない発泡樹脂に比較して軽量化及び機械的な強度の強化が図られる。すなわち、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、自動二輪車の振動、環境、又は熱等に対して信頼性や耐久性の向上が図られる。なお、図4は説明のための便宜的なものであり、樹脂32と気泡33との関係は発泡倍率により変化する。
セルロースナノファイバ34は、樹木や草等の植物細胞壁の骨格を構成する有機物質であって、植物繊維を化学的、機械的にナノメートルの大きさまで細かくほぐすことで得られる繊維である。例えば、セルロースナノファイバ34は、繊維の幅が1ナノメートル以上かつ1000ナノメートル以下であり、繊維の長さが同繊維の幅の100倍以上である。つまり、繊維の幅が1ナノメートルであれば繊維の長さは100ナノメートル以上であり、繊維の幅が1000ナノメートルであれば繊維の長さは100マイクロメートル以上である。セルロースナノファイバ34は、密度が鉄鋼の約1/5であり、強度は同鉄鋼の約5倍であって、いわゆる軽くて強い。また、セルロースナノファイバ34は、大きな比表面積を有する。また、セルロースナノファイバ34は、熱膨張がガラスの約1/50であり、熱による変形が小さい。また、セルロースナノファイバ34は、植物由来であるから、資源の持続性があるとともに、環境負荷が小さい。
第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22の全質量の中に10〜15質量%のセルロースナノファイバ34が添加されている。これにより、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、樹脂32の特性に加えて、添加されたセルロースナノファイバ34の特性を有する樹脂として得られる。例えば、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22は、PEのみからなる発泡樹脂に比べて、軽く(例えば質量を12〜24%削減)、強く(例えば2〜4倍の強度)、熱膨張(例えば20%程度)が小さい。
次に、図5及び図6を参照して、ワイヤハーネス2をシート10で捲回して構成されたプロテクタ1について説明する。つまり、シート10からプロテクタ1を製造する方法について説明する。
従来、ワイヤハーネス2は複数の配線3がテープ等で束ねられて構成されており、テープ等のない部分では各配線3が密着していないこともある。また、固定内径のプロテクタに挿通されたワイヤハーネス2は、プロテクタの内壁との間の隙間や、各配線の間の隙間から車両の振動等に起因する接触音を生じさせたりするおそれがある。
そこで、本実施形態では、従来のこうした隙間を小さくするようにした。
詳述すると、図5(a)に示すように、従来のワイヤハーネス2をシート10で捲回する。ワイヤハーネス2の周方向に対するシート10の長さは、ワイヤハーネス2の外周長よりも長い。シート10をワイヤハーネス2に捲回するとき、接着層14をワイヤハーネス2の外周面に接着させるとともに、シート10の両端の余剰長さがそれぞれ同様の長さになるようにする。そして、ワイヤハーネス2の外周面に巻かれなかったシート10両端の余剰部分は、シート10の裏面の接着層14を相互に当接させて接着する。例えば、このようにワイヤハーネス2をシート10で巻く方法として、広げたシート10の中央にワイヤハーネス2を配置させてから周方向に対するシート10の両端をワイヤハーネス2を覆うように当接させ、その当接させた両端をシート10の中央方向に絞っていく方法がある。
詳述すると、図5(a)に示すように、従来のワイヤハーネス2をシート10で捲回する。ワイヤハーネス2の周方向に対するシート10の長さは、ワイヤハーネス2の外周長よりも長い。シート10をワイヤハーネス2に捲回するとき、接着層14をワイヤハーネス2の外周面に接着させるとともに、シート10の両端の余剰長さがそれぞれ同様の長さになるようにする。そして、ワイヤハーネス2の外周面に巻かれなかったシート10両端の余剰部分は、シート10の裏面の接着層14を相互に当接させて接着する。例えば、このようにワイヤハーネス2をシート10で巻く方法として、広げたシート10の中央にワイヤハーネス2を配置させてから周方向に対するシート10の両端をワイヤハーネス2を覆うように当接させ、その当接させた両端をシート10の中央方向に絞っていく方法がある。
図5(b)に示すように、ワイヤハーネス2は、その外周が、内側から順にシート10の接着層14、第2の発泡樹脂層13、基材層12、及び第1の発泡樹脂層11で覆われている。そして、ワイヤハーネス2の外周とシート10の裏面との間、具体的には配線3の被覆と接着層14との間には、隙間が生じる。また、ワイヤハーネス2にシート10を巻き付けただけであると、ワイヤハーネス2とシート10との間の隙間や、ワイヤハーネス2の各配線3の間の隙間などがそのまま残るおそれがある。こうして残った隙間は、車両の振動に起因して接触音を発生させるおそれがある。
そこで本実施形態では、シート10はワイヤハーネス2を捲回した後、第1の発泡樹脂21及び第2の発泡樹脂22が発泡処理される。発泡処理は、ワイヤハーネス2を捲回したシート10をその表面側である第1の発泡樹脂層11側から加熱する。加熱は、例えば、第1の発泡樹脂層11のある範囲にのみドライヤー等で行い、第1の発泡樹脂21及び第2の発泡樹脂22の温度が80℃以上になるようにする。なお加熱温度は、第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22の特性や目的に応じて変更してよい。なお、加熱方法はその他の方法でもよいが、ワイヤハーネス2への影響が小さいことが好ましい。また、第1の発泡樹脂層11を介して加熱される第2の発泡樹脂層13は加熱されづらい。このため、第1の発泡樹脂21及び第2の発泡樹脂22の発泡に関する特性が同様であれば、第2の発泡樹脂22に比べて第1の発泡樹脂21の発泡倍率が高くなる傾向にある。
図6(a)に示すように、発泡後のシート10は、表面に発泡した第1の発泡樹脂層11からなる発泡後の第1の発泡樹脂層11Aを有する。発泡後の第1の発泡樹脂層11Aの外径は、第1の発泡樹脂層11の外径に比べて大きいものであり、ワイヤハーネス2を角部や突起への接触から保護する。また、第1の発泡樹脂層11Aは、樹脂32内に多数の気泡33を有していることから防音効果や断熱性を有する。防音効果や断熱性は、気泡33が独立気泡であればその効果が一層高められる。
また、図6(b)に示すように、発泡後のシート10は、裏面に発泡した第2の発泡樹脂層13からなる発泡後の第2の発泡樹脂層13Aを有する。第2の発泡樹脂層13は、外側が基材層12に包囲されているので外方にはあまり広がることができない。そこで、第2の発泡樹脂層13は、発泡により基材層12内側に広がるとともに、ワイヤハーネス2の各配線3を押圧して各配線3の間の隙間を閉鎖させたり、ワイヤハーネス2の周囲の隙間に侵入する。第2の発泡樹脂層13は、ワイヤハーネス2側に接着層14があるが、接着剤は弾性があること、及び極めて薄いことから、発泡により接着層14を押し広げたり、部分的に破断させたりして内側に広がる。こうして、発泡後の第2の発泡樹脂層13Aが、ワイヤハーネス2とシート10との空間を充填するかたちで、ワイヤハーネス2の外周に形成される。つまり、発泡後の第2の発泡樹脂層13Aが、ワイヤハーネス2と基材層12との間の隙間に充填されるとともに、各配線3の間の隙間を押し潰すことから、隙間が車両の振動に起因して接触音を発生させるおそれが軽減される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)樹脂32やグラスファイバ、カーボンファイバよりも質量の小さいセルロースナノファイバ34が添加されることにより、シート10の軽量化が図られる。また、樹脂32や鉄鋼よりも高強度のセルロースナノファイバ34が添加されることにより、激しい振動が避けられない自動二輪車のワイヤハーネス2の保護にも耐えられる機械的な強度が備えられる。
(1)樹脂32やグラスファイバ、カーボンファイバよりも質量の小さいセルロースナノファイバ34が添加されることにより、シート10の軽量化が図られる。また、樹脂32や鉄鋼よりも高強度のセルロースナノファイバ34が添加されることにより、激しい振動が避けられない自動二輪車のワイヤハーネス2の保護にも耐えられる機械的な強度が備えられる。
また、基材層12の表面側の第1の発泡樹脂層11により外部の角部や突起への接触への機械的強度が確保される。また、基材層12の裏面側の第2の発泡樹脂層13により第2の発泡樹脂22がワイヤハーネス2との間に生じる空間に適切に充填されるため、ワイヤハーネス2からの騒音の発生が軽減される。
また、金属パイプ等に比べて、シート10はその形状の自由度が高いため、ワイヤハーネス2の配索に係る制約を軽減することができる。また、基材層12が芯となって第1及び第2の発泡樹脂層11,13の形状が好適に維持される。
(2)第2の発泡樹脂22にもセルロースナノファイバ34を添加することで、ワイヤハーネス2の周囲に充填される第2の発泡樹脂22についての機械的強度を高めることができる。
(3)第1の発泡樹脂21に第2の発泡樹脂22に添加されている量以上のセルロースナノファイバを添加することで、機械的な強度が必要とされる第1の発泡樹脂層11と、ワイヤハーネス2に密接する第2の発泡樹脂層13とにそれぞれ適切な強度を付与することができる。よって、付与する保護強度を調整することができる。
(4)第1の発泡樹脂21の発泡倍率を第2の発泡樹脂22の発泡倍率よりも高くすることで、第1の発泡樹脂21には外側の保護に適した発泡倍率を、第2の発泡樹脂22には内側への充填に適した発泡倍率を設定できる。よって付与する保護強度を調整することができる。
(5)発泡後の第2の発泡樹脂層13Aが、ワイヤハーネス2と基材層12との間の隙間に充填されるとともに、ワイヤハーネス2を構成する各配線3の間の隙間を押し潰すことから、ワイヤハーネス2に関係する隙間が車両の振動に起因して接触音を発生させるおそれが軽減される。
(6)シート10をワイヤハーネス2に捲回してから発泡させることで、第2の発泡樹脂22をワイヤハーネス2と基材層12との間の隙間に充填させることができるとともに、第2の発泡樹脂22でワイヤハーネス2を構成する各配線3の間の隙間を押し潰すことができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、樹脂32に対して10〜15質量%の添加量でセルロースナノファイバ34が添加されている場合について例示した。しかしこれに限らず、セルロースナノファイバの添加量は、特性上の必要に応じて、10質量%未満にしてもよいし、15質量%よりも多くしてもよい。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、樹脂32に対して10〜15質量%の添加量でセルロースナノファイバ34が添加されている場合について例示した。しかしこれに限らず、セルロースナノファイバの添加量は、特性上の必要に応じて、10質量%未満にしてもよいし、15質量%よりも多くしてもよい。
・上記実施形態では、第1の発泡樹脂21と第2の発泡樹脂22とにセルロースナノファイバが添加されている場合について例示したが、これに加えて第1の発泡樹脂21及び第2の発泡樹脂22の少なくとも一方にカーボンナノチューブ及びカーボンナノコイルの少なくとも一方が含まれていてもよい。カーボンナノチューブ及びカーボンナノコイルは導電性を有することから、軽量化された発泡樹脂シートにワイヤハーネスの保護に適した電磁遮蔽効果が付与されるようになる。
具体的には、図7に示すように、発泡した第1の発泡樹脂21や第2の発泡樹脂22には、樹脂32と、多数の気泡33と、セルロースナノファイバ34とに加えて、樹脂32の間の多数のカーボンナノコイル35とが含まれている。カーボンナノコイル35は、カーボンナノファイバが螺旋状になったものである。
図8(a)に模式的に示すように、カーボンナノコイル35は、他のカーボンナノコイル35と電気的につながる電気的経路Rを形成することで電磁遮蔽効果を生じさせる。また、カーボンナノコイル35は、そのコイルに流れる電流によって形成される磁界によっても電磁遮蔽効果を生じさせる。つまり、軽量化された発泡樹脂シートにワイヤハーネスの保護に適した電磁遮蔽効果が付与されるようになる。図8(b)に示すように、シート10にカーボンナノコイル35が含まれたとしてもプロテクタ1には電磁遮蔽効果以外の機能は維持される。
・上記実施形態では、第2の発泡樹脂22に比べて第1の発泡樹脂21の発泡倍率が高くなる傾向にあるとしたが、材料の調整等によって第2の発泡樹脂22と第1の発泡樹脂21との発泡倍率を略同様にしたり、第2の発泡樹脂22に比べて第1の発泡樹脂21の発泡倍率が低くなる傾向になってもよい。一般に、発泡倍率の低下は樹脂の強度を高め、発泡倍率の上昇は樹脂を柔らかくする。
・上記実施形態では、第1の発泡樹脂21と第2の発泡樹脂22とにセルロースナノファイバが添加されている場合について例示した。しかしこれに限らず、第1の発泡樹脂又は第2の発泡樹脂のみにセルロースナノファイバが添加されていてもよい。第1の発泡樹脂にのみセルロースナノファイバが添加されていたとしても第1の発泡樹脂自身が角部や突起への接触に対して機械的な強度を有するようになる。また、第2の発泡樹脂のみにセルロースナノファイバが添加されていたとしても第1の発泡樹脂を超えてきた角部や突起への接触に対して機械的な強度を有することができる。
・上記実施形態では、第2の発泡樹脂層13に予め接着層14が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、シートがワイヤハーネスに接着されたとき、第2の発泡樹脂層とワイヤハーネスとの間に接着剤が介在していればよい。これにより、接着剤の特性や作業の都合に応じて、接着剤を配置するタイミングの自由度の向上が図られる。
・上記実施形態において接着層14は、シートのワイヤハーネスへの接着と、シート端部相互の接着とが維持されるのであれば、第2の発泡樹脂層の全面に設けられてもよいし、一部に設けられていてもよい。これにより、接着剤の塗布の必要性に応じた接着剤の配置が可能になる。
・上記実施形態では、シート10が表面側から、第1の発泡樹脂層11、基材層12、第2の発泡樹脂層13及び接着層14の4層からなる場合について例示した。しかしこれに限らず、基材層12の両面にそれぞれ発泡樹脂層を備える構造が維持されるのであれば、その他の層が追加されてもよい。
・上記実施形態では、セルロースナノファイバ34と標記したが、セルロースナノフィブリルやフィブリレーティドセルロース等と標記してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタが自動二輪車に用いられる場合について例示したが、これに限らず、四輪の乗用車等を含む自動車に用いてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタが自動二輪車に用いられる場合について例示したが、これに限らず、四輪の乗用車等を含む自動車に用いてもよい。
1…プロテクタ、2…ワイヤハーネス、3…配線、10…シート、11,11A…第1の発泡樹脂層、12…基材層、13,13A…第2の発泡樹脂層、14…接着層、21…第1の発泡樹脂、22…第2の発泡樹脂、32…樹脂、33…気泡、34…セルロースナノファイバ、35…カーボンナノコイル。
Claims (7)
- 車両のワイヤハーネスを捲回するとともに、発泡樹脂で被覆するワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートであって、
フィルムからなる基材層と、
前記基材層の表面に積層された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層と、
前記基材層の裏面に積層された第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層と、
前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層とは反対側の面に設けられた接着剤からなる接着層とを備え、
前記第1の発泡樹脂には、直径が1ナノメートル以上、かつ、1000ナノメートル以下であるセルロースナノファイバが添加されている
ことを特徴とするワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート。 - 前記第2の発泡樹脂には、前記セルロースナノファイバが添加されている
請求項1に記載のワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート。 - 前記第1の発泡樹脂には、前記第2の発泡樹脂に添加されている量以上のセルロースナノファイバが添加されている
請求項2に記載のワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート。 - 前記第1の発泡樹脂の発泡倍率が前記第2の発泡樹脂の発泡倍率よりも高い
請求項1〜3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート。 - 前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂の少なくとも一方には、カーボンナノチューブ及びカーボンナノコイルの少なくとも一方が添加されている
請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート。 - 車両のワイヤハーネスに捲回されたワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタであって、
前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートは、フィルムからなる基材層の表面にセルロースナノファイバが添加された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層が積層され、前記基材層の裏面に第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層が積層され、前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層の反対側の面に接着剤からなる接着層が設けられており、
前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートが前記接着層で前記ワイヤハーネスの外周面に接着されているとともに、前記第2の発泡樹脂が前記基材層と前記ワイヤハーネスの外周面との間に充填されている
ことを特徴とするワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ。 - 車両のワイヤハーネスを捲回されたワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートからなるワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法であって、
前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートは、フィルムからなる基材層の表面にセルロースナノファイバの添加された第1の発泡樹脂からなる第1の発泡樹脂層が積層され、前記基材層の裏面に第2の発泡樹脂からなる第2の発泡樹脂層が積層され、前記第2の発泡樹脂層にあって前記基材層の反対側の面に接着剤からなる接着層が設けられており、
前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂が発泡していない前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートで前記ワイヤハーネスの外周面を捲回して該ワイヤハーネスの外周面に前記接着層を接着させるとともに、前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートの端部で捲回で余剰となった部分をそれらの前記接着層を相互の当接により接着させ、
前記ワイヤハーネスに接着された前記第1の発泡樹脂及び第2の発泡樹脂が発泡していない前記ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シートを前記第1の発泡樹脂層側から加熱することで前記第1の発泡樹脂及び前記第2の発泡樹脂をそれぞれ発泡させる
ことを特徴とするワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法。
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JP2016138058A JP2018011409A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | ワイヤハーネス保護用発泡樹脂シート、ワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタ、及びワイヤハーネス保護用樹脂プロテクタの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020012988A1 (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-16 | 株式会社カネカ | ワイヤーハーネスプロテクタ |
-
2016
- 2016-07-12 JP JP2016138058A patent/JP2018011409A/ja active Pending
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