JP2018010795A - エキシマランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、発光管とベースとの管軸方向の相対的な変位が生じた場合であっても、発光管が破損することを回避することのできるエキシマランプを提供することを目的とする。【解決手段】本発明のエキシマランプは、発光管の端部における外周面に接触して当該発光管を保持するベースを備えており、前記発光管における前記端部の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に、当該発光管の当該ベースに対する管軸方向変位を防止する緩衝部材が設けられていることを特徴とする。発光管の前記端部が端壁によって閉塞された構成のものであって、ベースとして有底円筒状のものが用いられた構成のものにおいては、緩衝部材は、当該ベースの周壁の内周に沿って伸びるコイル、もしくは、当該ベースの周壁の内周面から内方に突出する弾性体により構成することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、紫外線を照射することによる洗浄処理、アッシング処理、成膜処理等の表面処理を行うために用いられるエキシマランプに関する。
エキシマランプは、真空紫外光を利用した被処理体の表面処理、例えば洗浄処理、アッシング処理および成膜処理などにおける光源として好適に用いられている。
エキシマランプを灯具に設置するに際しては、通常、発光管の端部にベースが取付けられる。ベースの取り付けは、例えば接着剤を用いて固定することが一般的であるが、ベースを、接着剤を用いることなく、機械的に取り付ける構造のものが知られている(特許文献1参照。)。
エキシマランプを灯具に設置するに際しては、通常、発光管の端部にベースが取付けられる。ベースの取り付けは、例えば接着剤を用いて固定することが一般的であるが、ベースを、接着剤を用いることなく、機械的に取り付ける構造のものが知られている(特許文献1参照。)。
図5は、従来のエキシマランプの一例における構成の一部を概略的に示す、管軸に沿った断面図である。
このエキシマランプは、内部にエキシマ放電を生成するための放電ガスが封入された、断面矩形状の発光管40を備えており、発光管40の外壁面に一対の外部電極45が設けられて構成されている。発光管40の端部には、外部電極45とリード46の接続を確保し給電構造を保護するための有底筒状のベース55が取り付けられている。具体的には、ランプの製造工程時において発光管40の端部に形成された凹部41に巻付けられた線状部材50を介して、発光管40の端部がベース55に圧入されることにより、ベース55が発光管40に対して固定されている。図5において、42は、発光管40への表面処理(例えば洗浄処理)や放電用ガスの充填を行うために設けられた流体流通管が、放電用ガスが発光管40内部に充填された後に、封じ切られて形成されたチップ管である。なお、図示はされていないが、チップ管42は、作業効率の観点から、発光管40の両端に形成されている。
このエキシマランプは、内部にエキシマ放電を生成するための放電ガスが封入された、断面矩形状の発光管40を備えており、発光管40の外壁面に一対の外部電極45が設けられて構成されている。発光管40の端部には、外部電極45とリード46の接続を確保し給電構造を保護するための有底筒状のベース55が取り付けられている。具体的には、ランプの製造工程時において発光管40の端部に形成された凹部41に巻付けられた線状部材50を介して、発光管40の端部がベース55に圧入されることにより、ベース55が発光管40に対して固定されている。図5において、42は、発光管40への表面処理(例えば洗浄処理)や放電用ガスの充填を行うために設けられた流体流通管が、放電用ガスが発光管40内部に充填された後に、封じ切られて形成されたチップ管である。なお、図示はされていないが、チップ管42は、作業効率の観点から、発光管40の両端に形成されている。
而して、ベース55を含めたランプ全長は、製造上の理由から、実際上、どうしても誤差が避けられない。このため、上記のようなエキシマランプにおいては、例えば、ベース55の底壁56と発光管40の端面との間のギャップGの大きさを調整することにより、ランプ全長を一定の大きさとしている。
而して、上記のエキシマランプにおいては、ベース55は、その内部に発光管40の端部が圧入されることにより固定されており、また、ベース55の底壁56と発光管40の端面との間にギャップGが存在している。このため、エキシマランプを例えば灯具に設置するに際して、ベース55に対して強い力が作用されると、ベース55と発光管40との管軸方向に対する相対的な変位が生じてしまう。その結果、発光管40の端部がベース55に衝突して発光管40が破損するおそれがある。特に、上記のエキシマランプのように、チップ管42が発光管40の管軸方向に伸びるよう形成されている場合には、このような問題が生じるおそれが高くなる。
さらには、エキシマランプを垂直に点灯する場合や傾けて点灯する場合など、エキシマランプをその管軸方向の端部に重量が作用するような取り付け状態に置くときにおいても、このような問題が一層発生しやすくなる。
さらには、エキシマランプを垂直に点灯する場合や傾けて点灯する場合など、エキシマランプをその管軸方向の端部に重量が作用するような取り付け状態に置くときにおいても、このような問題が一層発生しやすくなる。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、発光管とベースとの管軸方向の相対的な変位が生じた場合であっても、発光管が破損することを回避することのできるエキシマランプを提供することを目的とする。
本発明のエキシマランプは、発光管の端部における外周面に接触して当該発光管を保持するベースを備えており、
前記発光管における前記端部の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に、当該発光管の当該ベースに対する管軸方向変位を防止する緩衝部材が設けられていることを特徴とする。
前記発光管における前記端部の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に、当該発光管の当該ベースに対する管軸方向変位を防止する緩衝部材が設けられていることを特徴とする。
本発明のエキシマランプにおいては、前記発光管は、前記端部が端壁によって閉塞されて構成されており、
前記緩衝部材は、当該発光管の端壁の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に設けられた構成とすることができる。
前記緩衝部材は、当該発光管の端壁の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に設けられた構成とすることができる。
さらにまた、本発明のエキシマランプにおいては、前記ベースが有底筒状であり、
前記緩衝部材を、当該ベースの周壁の内周に沿って伸びるコイル、もしくは、当該ベースの周壁の内周面から内方に突出する弾性体により構成することができる。
前記緩衝部材を、当該ベースの周壁の内周に沿って伸びるコイル、もしくは、当該ベースの周壁の内周面から内方に突出する弾性体により構成することができる。
本発明のエキシマランプによれば、例えばランプ搬送時やランプ取扱い時において、発光管のベースに対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃などが作用した場合であっても、当該振動や衝撃が緩衝部材によって吸収されるので、発光管の端部がベースに衝突して発光管が破損することを確実に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明のエキシマランプの一例における構成を概略的に示す、管軸方向に沿った断面図である。図2は、図1におけるA−A線断面図である。
このエキシマランプ10は、環状の放電空間Sが形成された二重管構造の発光管11を備えており、放電空間S内には、エキシマ放電によってエキシマ分子を形成する放電用ガスが封入されている。発光管11は、互いに同軸上に配置された円筒状の外側管12および円筒状の内側管13の各々の両端部が端壁14によって接合されて形成されている。各々の端壁14には、外面より管軸方向外方に突出するチップ管15が形成されている。チップ管15は、上述したように、発光管11への表面処理(例えば洗浄処理)や放電ガスの充填を行うために設けられた流体流通管が封じ切られて形成されたものである。
図1は、本発明のエキシマランプの一例における構成を概略的に示す、管軸方向に沿った断面図である。図2は、図1におけるA−A線断面図である。
このエキシマランプ10は、環状の放電空間Sが形成された二重管構造の発光管11を備えており、放電空間S内には、エキシマ放電によってエキシマ分子を形成する放電用ガスが封入されている。発光管11は、互いに同軸上に配置された円筒状の外側管12および円筒状の内側管13の各々の両端部が端壁14によって接合されて形成されている。各々の端壁14には、外面より管軸方向外方に突出するチップ管15が形成されている。チップ管15は、上述したように、発光管11への表面処理(例えば洗浄処理)や放電ガスの充填を行うために設けられた流体流通管が封じ切られて形成されたものである。
発光管11は、当該発光管11内において放出されるエキシマ光(例えば波長200nm以下の光)に対して透過性を有する誘電体材料により構成されている。発光管11を構成する誘電体材料としては、例えば合成石英ガラスなどを用いることができる。
放電用ガスとしては、例えばキセノンガス、アルゴンと塩素との混合ガスなどを用いることができる。
放電用ガスとしては、例えばキセノンガス、アルゴンと塩素との混合ガスなどを用いることができる。
発光管11における外側管12の外周面には、例えば金網等の導電性材料からなる外部電極17が密接して設けられている。また、発光管11における内側管13の内周面には、内部電極18が密接して設けられている。外部電極17および内部電極18の各々は、高周波電源(図示せず)に接続されており、例えば、内部電極18が高周波電源の高電圧側に接続されて高電圧給電電極として機能する。
発光管11の両端部の各々には、発光管11の端部における外周面に接触して発光管11を保持するベース20が設けられている。
図示した例におけるベース20は、例えば有底円筒状であって、周壁21の内周面における開口側の位置に、発光管11の端部における外周面に弾性接触して発光管11を保持するランプ保持部材25が設けられている。ランプ保持部材25は、例えば導電性材料よりなるコイルバネにより構成されており、コイル軸がベース20の周壁21の内周面に沿って伸びるよう配置されている。
ベース20は、発光管11の端部に圧入されることによって装着されており、ランプ保持部材25が発光管11の端部における外周面に弾性接触することによって、ベース20が発光管11に対して機械的に固定されている。
ベース20の底壁22と発光管11の端壁14との間には、ギャップGが形成されており、当該ギャップGの大きさが適宜調整されることにより、ランプ全長が一定の大きさとされている。ここに、ギャップGの大きさは、例えば3〜8mmであって、発光管11におけるチップ管15の突出高さは、例えば2〜6mmである。
ベース20を構成する材料としては、例えばセラミックスを用いることができる。
図示した例におけるベース20は、例えば有底円筒状であって、周壁21の内周面における開口側の位置に、発光管11の端部における外周面に弾性接触して発光管11を保持するランプ保持部材25が設けられている。ランプ保持部材25は、例えば導電性材料よりなるコイルバネにより構成されており、コイル軸がベース20の周壁21の内周面に沿って伸びるよう配置されている。
ベース20は、発光管11の端部に圧入されることによって装着されており、ランプ保持部材25が発光管11の端部における外周面に弾性接触することによって、ベース20が発光管11に対して機械的に固定されている。
ベース20の底壁22と発光管11の端壁14との間には、ギャップGが形成されており、当該ギャップGの大きさが適宜調整されることにより、ランプ全長が一定の大きさとされている。ここに、ギャップGの大きさは、例えば3〜8mmであって、発光管11におけるチップ管15の突出高さは、例えば2〜6mmである。
ベース20を構成する材料としては、例えばセラミックスを用いることができる。
而して、上記のエキシマランプ10においては、発光管11の端壁14の外面側において、発光管11とベース20との間に、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を防止する緩衝部材30が設けられている。
図示した例においては、緩衝部材30は、ベース20の周壁21の内周に沿って環状に伸びるコイル30aにより構成されている。コイル30aは、ベース20の底壁22上において、発光管11におけるチップ管15と干渉せず、発光管11の端壁14における平坦な部分に対して多点で接触する状態で、配置されている。この例においては、コイル30aが、ベース20の底壁22における平坦面上に配置された構成とされているが、コイル30aの移動を防止するために、コイル配置用溝をベース20の底壁22に形成して当該コイル配置用溝内にコイル30aを配置するようにしてもよい。
図示した例においては、緩衝部材30は、ベース20の周壁21の内周に沿って環状に伸びるコイル30aにより構成されている。コイル30aは、ベース20の底壁22上において、発光管11におけるチップ管15と干渉せず、発光管11の端壁14における平坦な部分に対して多点で接触する状態で、配置されている。この例においては、コイル30aが、ベース20の底壁22における平坦面上に配置された構成とされているが、コイル30aの移動を防止するために、コイル配置用溝をベース20の底壁22に形成して当該コイル配置用溝内にコイル30aを配置するようにしてもよい。
上記のエキシマランプ10は、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃といった外力が作用した場合に、コイル30aの径方向の弾性を利用して当該外力を吸収するものである。従って、コイル30aは、その許容荷重時の高さ(圧縮しきったときの厚み)が、チップ管15の突出高さよりも大きくなる弾性を有する構成とされていることが好ましい。コイル30aの構成例を示すと、材質がSUS、素線径がφ0.3〜φ0.6mm、コイルピッチ(外周縁側の線間の中心間隔)が1〜3mm、コイル外径が3〜8mmである。
而して、上記構成のエキシマランプ10によれば、例えばランプ搬送時やランプ取扱い時において、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃などが作用した場合であっても、当該振動や衝撃が緩衝部材30を構成するコイル30aの径方向の弾性によって吸収されるので、発光管11の端部がベース20に衝突して発光管11が破損することを確実に回避することができる。
以上、本発明のエキシマランプの一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、緩衝部材は、上記実施形態に係る構成のものに限定されず、例えば弾性変形して発光管の管軸方向変位を吸収することのできるものであればよい。以下、本発明のエキシマランプにおいて用いられる緩衝部材の他の具体例について、図面を参照しながら説明する。
例えば、緩衝部材は、上記実施形態に係る構成のものに限定されず、例えば弾性変形して発光管の管軸方向変位を吸収することのできるものであればよい。以下、本発明のエキシマランプにおいて用いられる緩衝部材の他の具体例について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明のエキシマランプの他の例における構成の一部を概略的に示す図であって、(a)管軸方向に沿った断面図、(b)(a)におけるB−B線断面図である。
このエキシマランプは、緩衝部材30の構成が異なる他は図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成を有するものである。図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
このエキシマランプは、緩衝部材30の構成が異なる他は図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成を有するものである。図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
この例における緩衝部材30は、ベース20の周壁21の内周面から径方向内方に突出する弾性体により構成されている。具体的には、緩衝部材30は、金属薄板が弧状に湾曲されてなる板バネ30bにより構成されている。板バネ30bは、ベース20の周壁21の内周に沿って環状に伸びるよう径方向内方に突出する状態で、ベース20の周壁21に形成された周方向に伸びる溝21a内に配置されている。板バネ30bは、発光管11の端壁14における周縁部(角部)に接触しており、発光管11におけるチップ管15は、板バネ30bの内周縁より径方向内方側に位置されている。従って、板バネ30bは、発光管11におけるチップ管15と干渉しない状態とされている。
上記のエキシマランプは、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃といった外力が作用した場合に、板バネ30bの弾性を利用して当該外力を吸収するものである。従って、板バネ30bは、その許容荷重時(圧縮しきった状態)において、チップ管15がベース20の底壁22に衝突することが回避される弾性を有する構成とされていることが好ましい。
緩衝部材30を構成する板バネ30bの材質としては、例えばベリリウム、コバルト、ニッケル、鉄、銅より選ばれた金属またはその合金などを用いることができる。
板バネ30bを構成する金属薄板の厚みは、例えば0.10〜0.3mmである。
緩衝部材30を構成する板バネ30bの材質としては、例えばベリリウム、コバルト、ニッケル、鉄、銅より選ばれた金属またはその合金などを用いることができる。
板バネ30bを構成する金属薄板の厚みは、例えば0.10〜0.3mmである。
このような構成のエキシマランプにおいても、図1に示すエキシマランプと同様の効果を得ることができる。すなわち、例えばランプ搬送時やランプ取扱い時において、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃などが作用した場合であっても、当該振動や衝撃が緩衝部材30を構成する板バネ30b自体の弾性によって吸収される。従って、上記構成のエキシマランプによれば、発光管11の端部がベース20に衝突して発光管11が破損することを確実に回避することができる。
図4は、本発明のエキシマランプのさらに他の例における構成の一部を概略的に示す図であって、(a)管軸方向に沿った断面図、(b)(a)におけるC−C線断面図である。
このエキシマランプは、緩衝部材30の構成が異なる他は図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成を有するものである。図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
このエキシマランプは、緩衝部材30の構成が異なる他は図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成を有するものである。図1および図2に示すエキシマランプ10と同一の構成部材には、同一の符号が付してあり、説明を省略することとする。
この例における緩衝部材30は、各々コイル軸が管軸方向に伸びる複数のコイルバネ30cにより構成されており、各々のコイルバネ30cの軸方向の弾性を利用してエキシマランプに作用する外力を吸収するものである。
各々のコイルバネ30cは、ベース20の底壁22上におけるベース20の周壁21の内周に沿って並んだ位置において、発光管11におけるチップ管15と干渉せず、発光管20の端壁における平坦部に接触した状態で、配置されている。コイルバネ30cの数は、特に限定されるものではない。
各々のコイルバネ30cは、その許容荷重時の高さ(圧縮しきったときの厚み)が、チップ管15の突出高さよりも大きくなる弾性を有する構成とされていることが好ましい。
コイルバネ30cの構成例を示すと、材質がSUS、素線径がφ0.3〜φ0.6mm、ピッチが1〜3mm、長さ(自由長)が10〜30mm、外径がφ3〜φ8mmである。
各々のコイルバネ30cは、ベース20の底壁22上におけるベース20の周壁21の内周に沿って並んだ位置において、発光管11におけるチップ管15と干渉せず、発光管20の端壁における平坦部に接触した状態で、配置されている。コイルバネ30cの数は、特に限定されるものではない。
各々のコイルバネ30cは、その許容荷重時の高さ(圧縮しきったときの厚み)が、チップ管15の突出高さよりも大きくなる弾性を有する構成とされていることが好ましい。
コイルバネ30cの構成例を示すと、材質がSUS、素線径がφ0.3〜φ0.6mm、ピッチが1〜3mm、長さ(自由長)が10〜30mm、外径がφ3〜φ8mmである。
このような構成のエキシマランプにおいても、図1に示すエキシマランプと同様の効果を得ることができる。すなわち、ランプ搬送時やランプ取扱い時において、発光管11のベース20に対する管軸方向変位を生じさせるような振動や衝撃などが作用した場合であっても、当該振動や衝撃が緩衝部材30を構成する複数のコイルバネ30cの各々の軸方向の弾性によって吸収される。従って、上記構成のエキシマランプによれば、発光管11の端部がベース20に衝突して発光管11が破損することを確実に回避することができる。
さらにまた、緩衝部材30としては、コイルバネや板バネの代わりに、例えばゴム状弾性体が用いられてもよい。また、緩衝部材30を構成する弾性体の形状、配置位置などについても、特に限定されるものではない。
さらにまた、本発明は、上記のようないわゆる二重管構造のエキシマランプに限定されるものではない。例えば、両端が端面によって閉じられた断面矩形状の扁平な中空長尺状の発光管を備えており、発光管の外面に一対の外部電極が対向配置されてなるエキシマランプであってもよい。また、図5に示されるエキシマランプのように、断面矩形状の扁平な中空長尺状の発光管の端部が封止部材によって閉塞された構成のものであってもよい。
10 エキシマランプ
11 発光管
12 外側管
13 内側管
14 端壁
15 チップ管
17 外部電極
18 内部電極
20 ベース
21 周壁
21a 溝
22 底壁
25 ランプ保持部材
30 緩衝部材
30a コイル
30b 板バネ
30c コイルバネ
40 発光管
41 凹部
42 チップ管
45 外部電極
46 リード
50 線状部材
55 ベース
56 底壁
G ギャップ
S 放電空間
11 発光管
12 外側管
13 内側管
14 端壁
15 チップ管
17 外部電極
18 内部電極
20 ベース
21 周壁
21a 溝
22 底壁
25 ランプ保持部材
30 緩衝部材
30a コイル
30b 板バネ
30c コイルバネ
40 発光管
41 凹部
42 チップ管
45 外部電極
46 リード
50 線状部材
55 ベース
56 底壁
G ギャップ
S 放電空間
Claims (4)
- 発光管の端部における外周面に接触して当該発光管を保持するベースを備えており、
前記発光管における前記端部の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に、当該発光管の当該ベースに対する管軸方向変位を防止する緩衝部材が設けられていることを特徴とするエキシマランプ。 - 前記発光管は、前記端部が端壁によって閉塞されて構成されており、
前記緩衝部材は、当該発光管の端壁の外面側において、当該発光管と前記ベースとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。 - 前記ベースが有底筒状であり、
前記緩衝部材は、当該ベースの周壁の内周に沿って伸びるコイルよりなることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。 - 前記ベースが有底筒状であり、
前記緩衝部材は、当該ベースの周壁の内周面から内方に突出する弾性体よりなることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
KR20200124490A (ko) * | 2019-04-24 | 2020-11-03 | 주식회사 원익큐엔씨 | 임플란트 표면개질 처리용 자외선 램프 |
KR20200131045A (ko) * | 2019-05-13 | 2020-11-23 | 주식회사 원익큐엔씨 | 임플란트 표면개질 처리용 자외선 램프 |
KR20200131046A (ko) * | 2019-05-13 | 2020-11-23 | 주식회사 원익큐엔씨 | 임플란트 표면개질 처리용 자외선 램프 |
JP2022056342A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | ウシオ電機株式会社 | 不活化装置 |
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-
2016
- 2016-07-14 JP JP2016139128A patent/JP2018010795A/ja active Pending
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