JP2018009854A - 電力量計用結線器 - Google Patents

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Abstract

【課題】各端子の位置を容易に設定して結線することができる電力量計用結線器を提供する。【解決手段】複数の外部端子を有する電力量計5の各外部端子に結線する電力量計用結線器100において、第一カムプレート24は、固定フレーム6に対して左右方向Xに移動可能に構成され、かつ、左右方向Xに延在するとともに前後方向Yにおいて異なる箇所を有する第一カム溝30が形成され、端子部60は、各外部端子に結線するための複数の端子68を端子部60内にて左右方向Xに移動可能に形成し、第二カムプレート44は、前後方向Yに延在する複数の第二カム溝51〜56が形成され、かつ、各第二カム溝51〜56同士の左右方向Xの間隔は、前後方向Yにおいて異なる箇所を有し、端子部60は第一カム溝30に係合し、各端子68は第二カム溝51〜56と係合する。【選択図】図1

Description

この発明は、電力量計の性能試験において、電力量計の外部端子と性能試験を行う側の端子との結線を容易に実施するための電力量計用結線器に関するものである。
従来の電力量計が所定の規格を満足しているかを検査する性能試験では、試験時に電力を製品に供給するために製品と試験装置とを接続する必要がある。電力量計は、製品の外形サイズや端子位置が機種毎に異なるため、このような結線作業を効率的に実施するためには多品種に容易に対応可能な結線器を設けることで対応している。
このような結線器としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この従来の結線器は、結線器受け台に対して左右にスライド自在に取付けられた端子を有している。この端子を、性能試験の際、各電力量計の種類に合わせて左右にスライドさせた後、電力量計の端子に接続する。
しかしながら、特許文献1に記載された結線器では、各端子を左右方向の一方向にスライドすることはできるが、端子の位置を前後方向に調整することは難しい。すなわち、電力量計の端子は、種類により前後左右のような2方向に異なる場合もあるため、結線器の端子は前後左右のように2方向に調整されることが望ましい。
他の結線器としては、例えば特許文献2に記載されたものが知られている。この結線器は、結線器の受け台に対して左右にスライド自在に取付けられた端子を有しており、受け台自体が結線器の固定フレームに対して前後方向にスライド自在に取り付けられている。各端子は結線器に固定された位置決めブロックにより左右前後方向の位置決めが実施される。これにより、電力量計の種類により異なる端子位置に合わせた結線が可能となる。
特開2001−235527号公報 特開2008−185402号公報
従来の電力量計用結線器は、電力量計の種類により2方向に異なる端子位置に対して、端子にそれぞれ独立に調整可能な構造を持たせ、位置決めブロックを交換することで端子位置の調整を実施している。そのため、端子位置の変更には、位置決めブロックの交換が必要であり、かつ、位置決めブロックの係合凹部への端子の位置決め時に、作業者による目視での調整が必要な場合があり、全自動での取り替えが困難であるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、2方向に異なる外部端子の位置を有する多種の電力量計に対して、各端子の位置を容易に設定して結線することができる電力量計用結線器を提供することを目的とする。
この発明の電力量計用結線器は、
複数の外部端子を有する電力量計の各前記外部端子に結線する電力量計用結線器において、
固定フレーム、第一カムプレート、第二カムプレート、および端子部を備え、
前記第一カムプレートは、前記固定フレームに対して左右方向に移動可能に構成され、かつ、左右方向に延在するとともに前後方向において異なる箇所を有する第一カム溝が形成され、
前記端子部は、各前記外部端子に結線するための複数の端子を前記端子部内にて左右方向に移動可能に形成し、
前記第二カムプレートは、前後方向に延在する複数の第二カム溝が形成され、かつ、各前記第二カム溝同士の左右方向の間隔は、前後方向において異なる箇所を有し、
前記端子部は、前記第一カムプレートの第一カム溝に係合し、
前記端子部内の各前記端子は、前記第二カムプレートの前記第二カム溝と係合するものである。
この発明の電力量計用結線器によれば、
2方向に異なる外部端子の位置を有する多種の電力量計に対して、各端子の位置を容易に設定して結線することができる。
この発明の実施の形態1の電力量計用結線器の構成を示す斜視図である。 図1に示した電力量計用結線器の結線部の構成を下側から上側に向かって示す斜視図である。 図2に示した結線部の第一カム部の構成を右後側から示す斜視図である。 図2に示した結線部の第二カム部の構成を右後側から示す斜視図である。 図2に示した結線部の端子部の構成を右前側から示す斜視図である。 図5に示した端子部の各端子の構成を右前側から示す斜視図である。 図3に示した第一カム部の第一カムプレートの構成を示す平面図である。 図4に示した第二カム部の第二カムプレートの構成を示す平面図である。 図2に示した結線部の第一状態を示す斜視図である。 図2に示した結線部の第二状態を示す斜視図である。 図2に示した結線部の第三状態を示す斜視図である。 図2に示した結線部の第四状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1の電力量計用結線器の構成を示す斜視図である。図1は電力量計を電力量計用結線器に設置した状態を示している。図2は図1に示した電力量計用結線器の結線部の構成を下側Z2から上側Z1に向かって示す斜視図である。図2の結線部は、下固定フレーム、移動フレーム、および、支持シャフトを除いた部分を示す。図3は図2に示した結線部の第一カム部の構成を右後側から示す斜視図である。
図4は図2に示した結線部の第二カム部の構成を右後側から示す斜視図である。図5は図2に示した結線部の端子部の構成を右前側から示す斜視図である。図6は図5に示した端子部の各端子の構成を示す斜視図である。図7は図3に示した第一カム部の第一カムプレートの構成を示す平面図である。図8は図4に示した第二カム部の第二カムプレートの構成を示す平面図である。図9から図12は図2に示した結線部の第一状態から第四状態を示す斜視図である。
図1において、本発明の実施の形態1による電力量計用結線器100は、固定フレーム6と、移動フレーム3と、結線部10とを備える。固定フレーム6は、下固定フレーム1と上固定フレーム2とが支持シャフト4に固定され形成される。移動フレーム3は、下固定フレーム1と上固定フレーム2との間において、支持シャフト4をガイドとして上下方向Zに移動可能に設置される。結線部10は、上固定フレーム2の下側Z2の面に固定される。電力量計5は、移動フレーム3の上側Z1の面に配置される。電力量計用結線器100は、移動フレーム3を上側Z1に移動すると、移動フレーム3に配置された電力量計5が結線部10の後述する端子68と結合するものである。
図2において、結線部10は、第一カム部20と、第二カム部40と、端子部60とを備える。よって、結線部10は、電力量計用結線器100から下固定フレーム1、移動フレーム3、および、支持シャフト4を除いた部分を指す。第一カム部20、第二カム部40、および端子部60は、上固定フレーム2の上側Z1から下側Z2に向かって順次配置されている。
図3において、第一カム部20は、4個の第一シャフトホルダ21と、2本の第一シャフト22と、2個の第一ガイドブロック23と、第一カムプレート24とを備える。4個の第一シャフトホルダ21は、上固定フレーム2の下側Z2の面の、左側X1および右側X2の前側Y1および後側Y2にそれぞれ固定される。2本の第一シャフト22は、両端側を第一シャフトホルダ21に保持され、上固定フレーム2の左右方向Xに平行に配置される。
2個の第一ガイドブロック23は、各第一シャフト22をガイドとして左右方向Xに移動可能に、第一シャフトホルダ21間に配置される。第一カムプレート24は、左右方向Xの中央位置にて、2個の第一ガイドブロック23が固定される。よって、第一カム部20の第一カムプレート24は、第一シャフトホルダ21に保持され、第一シャフト22に対して第一ガイドブロック23が左右方向Xに移動する直動運動をガイドとして、固定フレーム6に対して左右方向Xに移動可能に構成される。
図4において、第二カム部40は、4個の第二シャフトホルダ41と、2本の第二シャフト42と、4個の第二ガイドブロック43と、第二カムプレート44とを備える。4個の第二シャフトホルダ41は、上固定フレーム2の下側Z2の面の、前側Y1および後側Y2の左側X1および右側X2にそれぞれ固定される。2本の第二シャフト42は、両端側を第二シャフトホルダ41に保持され、上固定フレーム2の前後方向Yに平行に配置される。
4個の第二ガイドブロック43は、各第二シャフト42をガイドとして前後方向Yに移動可能に、1つの第二シャフト42に対して一方の第二ガイドブロック43は、第二シャフトホルダ41間に、他方の第二ガイドブロック43は、第二シャフトホルダ41より後側Y2(外側)に配置される。第一連結板45は、第二シャフトホルダ41間に形成された一方の第二ガイドブロック43間を、左右方向Xにて連結するように跨がって固定される。
第三ピン46は、第一連結板45の上側Z1の中央部に、上側Z1に突出して固定される。第三ピン46は、後述する、第一カムプレート24の第三カム溝25に係合する。第二カムプレート44は、前後方向Yおよび左右方向Xの四隅にて、4個の第二ガイドブロック43が固定される。よって、第二カム部40の第二カムプレート44は、第二シャフトホルダ41に保持され、第二シャフト42に対して第二ガイドブロック43が前後方向Yに移動する直動運動をガイドとして、固定フレーム6に対して前後方向Yに移動可能に構成される。
図5および図6において、端子部60の構成について説明する。図5においては、上記の第二カム部40にて説明した第二シャフトホルダ41および第二シャフト42と同一の部分を、位置関係を明確とするために示している。但し、第二カムプレート44は除いて示している。端子部60は、2個の第三ガイドブロック61と、6個の端子ブロック66と、2個の第三シャフトホルダ64と、2本の第三シャフト65とを備える。
2個の第三ガイドブロック61は、2本の第二シャフト42をガイドとして前後方向Yに移動可能に、第二シャフトホルダ41間に配置される。第二連結板62は、当該2個の第三ガイドブロック61を左右方向Xにて連結するように跨がって固定される。第一ピン63は、第二連結板62の上側Z1の中央部に、上側Z1に突出して固定される。第一ピン63は、後述する、第一カムプレート24の第一カム溝30に係合する。2個の第三シャフトホルダ64は、各第三ガイドブロック61の左側X1および右側X2のそれぞれ外側の側面に、それぞれ下側Z2に突出して固定される。
2本の第三シャフト65は、6個の端子ブロック66を左右方向Xに連結するように貫通して配置される。2本の第三シャフト65は、2個の第三ガイドブロック61の左右方向Xの両端に第三シャフトホルダ64を介して保持され固定される。6個の端子ブロック66は、2本の第三シャフト65をガイドとして、独立して左右方向Xに移動可能に、第三シャフトホルダ64間に配置される。6個の端子ブロック66は、上側Z1に突出して固定される第二ピン67と、下側Z2に突出して固定される端子68とをそれぞれ備える。
第二ピン67は、後述する第二カムプレート44の第二カム溝51、52、53、54、55、56にそれぞれ係合する。よって、端子部60の各端子68は、第二シャフトホルダ41に保持された第二シャフト42に対して第三ガイドブロック61が前後方向Yに移動する直動運動をガイドとして、前後方向Yに移動する。さらに、端子部60の各端子68は、第三シャフトホルダ64に保持された第三シャフト65に対して端子ブロック66が左右方向Xに移動することをガイドとして、左右方向Xに独立して移動可能に構成される。
図7において、第一カム部20の第一カムプレート24について説明する。第一カムプレート24には、第一カム溝30および第三カム溝25を備える。第一カム溝30および第三カム溝25は、左右方向Xに延在するとともに前後方向Yにおいて異なる箇所、ここでは、前後方向Yに傾斜して形成される。第一カム溝30は、左右方向Xに平行な側面を有する平坦部として第一平坦部26、第二平坦部27、第三平坦部28、および第四平坦部29が形成され、これらを連結する形で構成される。
第一平坦部26は、第一カムプレート24の前側Y1に配置される。第二平坦部27は、第一平坦部26より後側Y2に配置される。第三平坦部28は、第二平坦部27より後側Y2に配置される。第四平坦部29は、第三平坦部28より後側Y2に配置される。第三カム溝25は、第一カム溝30の前後反転した形状として第一カム溝30の前側Y1に配置される。尚、各平坦部26から29はその位置関係が明確となるように、点線にてその箇所を示している。以下の各平坦部においても、図において同様に点線にて示しているため、当該説明については適宜省略する。
そして、第三カム溝25にも第一平坦部26、第二平坦部27、第三平坦部28および第四平坦部29が左右方向Xにおいて第一カム溝30と同一位置に形成される。第三カム溝25には、第二カム部40の第三ピン46が係合する。第一カム溝30には、端子部60の第一ピン63が係合する。よって、第一カムプレート24は、このような第一カム溝30および第三カム溝25を構成することにより、第二カム部40と端子部60とをそれぞれ同期させて前後方向Yに駆動させる。
図8において、第二カム部40の第二カムプレート44について説明する。第二カムプレート44は、前後方向Yに延在する複数のここでは6本の第二カム溝51、52、53、54、55、56が形成される。先に示した6個の第二ピン67が係合するために、同一の数の6本の第二カム溝51、52、53、54、55、56が形成される。
第二カム溝51が一番左側X1に形成される。第二カム溝51の右側X2に、第二カム溝52が形成される。第二カム溝52の右側X2に、第二カム溝53が形成される。第二カム溝53の右側X2に、第二カム溝54が形成される。第二カム溝54の右側X2に、第二カム溝55が形成される。第二カム溝55の右側X2に、第二カム溝56が形成される。
第二カム溝51は、前後方向Yに対して平行な側面を有する平坦部として、第一平坦部47、第二平坦部48、第三平坦部49、および第四平坦部50が形成され、これらを連結する形で形成される。第一平坦部47は、第二カムプレート44の後側Y2に配置される。第二平坦部48は、第一平坦部47より前側Y1に配置される。第三平坦部49は、第二平坦部48より前側Y1に配置される。第四平坦部50は、第三平坦部49より前側Y1に配置される。そして、他の第二カム溝52、53、54、55、56にも、第一平坦部47、第二平坦部48、第三平坦部49および第四平坦部50が前後方向Yにおいて第二カム溝51と同一位置に形成される。
各第二カム溝51、52、53、54、55、56同士の左右方向Xの間隔は、特に第一平坦部47、第二平坦部48、第三平坦部49および第四平坦部50に対応する前後方向Yにおいて異なる箇所にて形成される。よって、第二カムプレート44は、6本の第二カム溝51、52、53、54、55、56を構成され、6個の第二ピン67がこれらに係合することにより、6本の第二カム溝51、52、53、54、55、56の形状に沿って、すなわち6個の端子68が係合して左右方向Xに駆動される。
次に上記のように構成された実施の形態1の電力量計用結線器100の動作について図9から図12に基づいて説明する。まず、図9は本発明の実施の形態1による電力量計用結線器の1つの状態として第一状態を示す。この第一状態では、第二カム部40の第三ピン46が、第一カム部20の第一カムプレート24に形成された第三カム溝25の第一平坦部26の位置で係合している。同様に、端子部60の第一ピン63は、第一カム部20の第一カムプレート24に形成された第一カム溝30の第一平坦部26の位置で係合している。これにより第二カム部40および端子部60の前後方向Yの位置が決定される。
第一状態では、端子部60の各端子ブロック66の第二ピン67は、第二カム部40の第二カムプレート44に形成された第二カム溝51から第二カム溝56のそれぞれの第一平坦部47の位置で係合している。これにより各端子ブロック66の左右方向Xの位置が決定される。すなわち、各端子68の左右方向Xの位置が第一平坦部47の位置に決定される。
次に、図9に示した第一状態から、第一カム部20の第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させるとともに第二カム部40の第二カムプレート44が後側Y2の方向に移動することにより、図10に示す第二状態へ状態を変化させる。図9に示した第一状態から、第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させると、第一カムプレート24の第三カム溝25の第一平坦部26にて係合している第二カム部40の第三ピン46は、第三カム溝25の第一平坦部26から第二平坦部27の位置に移動する。これにより、第二カム部40は、第一状態より後側Y2に移動した位置の第二状態となる。
同様に、第一カム溝30の第一平坦部26にて係合している端子部60の第一ピン63は、第一カム溝30の第一平坦部26から第二平坦部27の位置に移動する。これにより、端子部60は、第一状態より前側Y1の方向に移動した位置の第二状態となる。第二カム部40が後側Y2に、端子部60が前側Y1に移動すると、第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第一平坦部47にて係合している各第二ピン67は、第二カム溝51から第二カム溝56の第一平坦部47から第二平坦部48の位置に移動する。
これにより、端子部60の各端子68は、第一状態に対してそれぞれ左右方向Xに移動した位置の第二状態となる。以上により、第一状態から第二状態にて各端子68の位置は、第一カム部20の第一カムプレート24の第一カム溝30の第二平坦部27で決められた前側Y1に変更され、左右方向Xには、それぞれ第二カム部40の第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第二平坦部48で決められた位置に変更される。
次に、図10に示した第二状態から、第一カム部20の第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させるとともに第二カム部40の第二カムプレート44が後側Y2の方向に移動することにより、図11に示す第三状態へ状態を変化させる。図10に示した第二状態から、第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させると、第一カムプレート24の第三カム溝25の第二平坦部27にて係合している第二カム部40の第三ピン46は、第三カム溝25の第二平坦部27から第三平坦部28の位置に移動する。これにより、第二カム部40は、第二状態より後側Y2に移動した位置の第三状態となる。
同様に、第一カム溝30の第二平坦部27にて係合している端子部60の第一ピン63は、第一カム溝30の第二平坦部27から第三平坦部28の位置に移動する。これにより、端子部60は、第二状態より前側Y1の方向に移動した位置の第三状態となる。第二カム部40が後側Y2に、端子部60が前側Y1に移動すると、第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第二平坦部48にて係合している各第二ピン67は、第二カム溝51から第二カム溝56の第二平坦部48から第三平坦部49の位置に移動する。
これにより、端子部60の各端子68は、第二状態に対してそれぞれ左右方向Xに移動した位置の第三状態となる。以上により、第二状態から第三状態にて各端子68の位置は、第一カム部20の第一カムプレート24の第一カム溝30の第三平坦部28で決められた前側Y1に変更され、左右方向Xには、それぞれ第二カム部40の第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第三平坦部49で決められた位置に変更される。
次に、図11に示した第三状態から、第一カム部20の第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させるとともに第二カム部40の第二カムプレート44が後側Y2の方向に移動することにより、図12に示す第四状態へ状態を変化させる。図11に示した第二状態から、第一カムプレート24を左側X1の方向に移動させると、第一カムプレート24の第三カム溝25の第三平坦部28にて係合している第二カム部40の第三ピン46は、第三カム溝25の第三平坦部28から第四平坦部29の位置に移動する。これにより、第二カム部40は、第三状態より後側Y2に移動した位置の第四状態となる。
同様に、第一カム溝30の第三平坦部28にて係合している端子部60の第一ピン63は、第一カム溝30の第三平坦部28から第四平坦部29の位置に移動する。これにより、端子部60は、第二状態より前側Y1の方向に移動した位置の第四状態となる。第二カム部40が後側Y2に、端子部60が前側Y1に移動すると、第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第三平坦部49にて係合している各第二ピン67は、第二カム溝51から第二カム溝56の第三平坦部49から第四平坦部50の位置に移動する。
これにより、端子部60の各端子68は、第三状態に対してそれぞれ左右方向Xに移動した位置の第四状態となる。以上により、第三状態から第四状態にて各端子68の位置は、第一カム部20の第一カムプレート24の第一カム溝30の第四平坦部29で決められた前側Y1に変更され、左右方向Xには、それぞれ第二カム部40の第二カムプレート44の第二カム溝51から第二カム溝56の第四平坦部50で決められた位置に変更される。
そして、第一状態から第四状態の各端子68の位置を設定することできる。そして、第一状態から第四状態のいずれかの状態に対応する電力量計5を、電力量計5の各外部端子が各端子68と上下方向Zにおいて対向するように移動フレーム3の上側Z1に載置する。そして、移動フレーム3を固定フレーム6に対して上側Z1の方向に移動して外部端子と端子68とを結線する。尚、移動フレーム3の上側Z1にあらかじめ電力量計5を載置した状態にて、上記に示した第一状態から第四状態の内、対応する状態に端子68を移動することも可能である。
上記に示した本実施の形態1においては、第一カムプレートおよび第二カムプレートと、第一ピンおよび第二ピンとの位置を、各平坦部にて設定することにより、各端子の位置を第一状態から第四状態にそれぞれ設定する例を示したが、これは、第一カム溝および第二カム溝が平坦部である場合の方が、その箇所での位置の自動制御が行い易いためである。よって、これに限られることはなく、第一カム溝および第二カム溝の平坦部以外の他の箇所であっても、各端子の位置を設定することは可能で有る。
上記実施の形態1のように、第一カムプレートの左右方向の移動により、第一カムプレートの第一カム溝に係合する端子部の前後方向への駆動が実施され、さらに、第二カムプレートの第二カム溝に係合する各端子の左右方向への駆動が実施される。即ち、第一カムプレートの駆動のみで、各端子の前後方向および左右方向の位置決めを同時に行うことができる。さらに、これは第一カムプレートの単純な直動動作により行うことができるため、その動作の全自動化が容易であり段取り作業の効率化が実現できる。よって、異なる種類の電力量計に対して全自動にて性能試験を実施することが容易となる。
また、前後方向において異なる箇所を有する第一カム溝、および、第二カム溝同士の左右方向の位置が前後方向において異なる箇所を有する複数の第二カム溝により、各端子の前後方向および左右方向の位置決めされるため、前後方向および左右方向の位置の異なる外部端子を有する多種の電力量計に対応して、電力量計用結線器の各端子の位置を変更することが可能である。
また、第一カムプレートに左右方向に延在するとともに前後方向において異なる箇所を有する第三カム溝を形成し、第二カムプレートが固定フレームに対して前後方向に移動可能に形成され、かつ、第一カムプレートの第三カム溝に係合するため、第一カムプレートの左右方向の移動に追随して、第二カムプレートが前後方向に移動できるため、位置の制御が行い易い。
また、各端子の位置は、第一カム溝および第二カム溝の形状を変更することにより、前後方向および左右方向の任意の位置に容易に設定することが可能である。
また、第一カムプレートの第一カム溝は、少なくとも2箇所以上に、左右方向に平行な側面を有する平坦部が形成されているため、この平坦部を利用した位置の制御が行い易い。
また、第二カムプレートの第二カム溝は、少なくとも2箇所以上に、前後方向に平行な側面を有する平坦部が形成されているため、この平坦部を利用した位置の制御が行い易い。
尚、上記実施の形態1においては、第一カム部20の第一カムプレート24および第二カム部40の第二カムプレート44には、それぞれ4個の独立した平坦部を形成する例を示しているが、これに限られることはなく、平坦部の数は少なくとも2個以上にて形成すればよい。例えば、6個の独立した平坦部を形成すれば、6種類の端子接続位置が異なる電力量計に対し上記実施の形態1と同様に、各端子の位置を制御良く変更して使用することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、第二カム部40の第二カムプレート44は、前後方向に移動可能な構造としたが、これに限られることはなく、第二カムプレート44は固定フレームに対して固定した構造としてもよい。この場合は、第一カム部20の第一カムプレート24において、第二カム部40の第三ピン46との係合は不要となるため、第一カムプレート24の第三カム溝25および第二カム部40の第三ピン46が不要となる。
上記に示したように実施の形態2における電力量計用結線器を構成すれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏し、上記実施の形態1と比較して安価な構成にて端子の位置の変更に対応することが可能となる。また、第一カムプレートは単純な直動動作の制御のみにて位置制御を行うことができ、全自動化が更に容易であり、段取り作業の更なる効率化が実現できる。
このように、上記実施の形態1において示した、第一カムプレートの第一カム溝および第二カムプレートの第二カム溝は一例であり、第一カムプレートの第一カム溝に沿って、第二カムプレートが移動するように構成し、前後方向の位置決めを実施し、第二カムプレートが第一カムプレートにより動作することにより、上記実施の形態1と同様に各端子が第二カム溝に沿って左右方向の位置決めを行うことができればよい。
また、第一カムプレートの第一カム溝の形状により、第一カムプレートの移動量で第二カムプレートの移動量を調整することで前後方向の移動量を決めることができる。また、第二カムプレートの第二カム溝の形状により、第二カムプレートの移動量で各端子の左右方向の移動量を調整することが可能となる。よって、第一カムプレートの第一カム溝および第二カムプレートの第二カム溝の形状および第二カム溝の本数の変更により、多種多様な電力量計の外部端子の位置に対応することが可能となる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 下固定フレーム、2 上固定フレーム、3 移動フレーム、4 支持シャフト、
5 電力量計、6 固定フレーム、10 結線部、20 第一カム部、
21 第一シャフトホルダ、22 第一シャフト、23 第一ガイドブロック、
24 第一カムプレート、25 第三カム溝、26 第一平坦部、27 第二平坦部、
28 第三平坦部、29 第四平坦部、30 第一カム溝、40 第二カム部、
41 第二シャフトホルダ、42 第二シャフト、43 第二ガイドブロック、
44 第二カムプレート、45 第一連結板、46 第三ピン、47 第一平坦部、
48 第二平坦部、49 第三平坦部、50 第四平坦部、51 第二カム溝、
52 第二カム溝、53 第二カム溝、54 第二カム溝、55 第二カム溝、
56 第二カム溝、60 端子部、61 第三ガイドブロック、62 第二連結板、
63 第一ピン、64 第三シャフトホルダ、65 第三シャフト、
66 端子ブロック、67 第二ピン、68 端子、100 電力量計用結線器、
X 左右方向、X1 左側、X2 右側、Y 前後方向、Y1 前側、Y2 後側、
Z 上下方向、Z1 上側、Z2 下側。

Claims (5)

  1. 複数の外部端子を有する電力量計の各前記外部端子に結線する電力量計用結線器において、
    固定フレーム、第一カムプレート、第二カムプレート、および端子部を備え、
    前記第一カムプレートは、前記固定フレームに対して左右方向に移動可能に構成され、かつ、左右方向に延在するとともに前後方向において異なる箇所を有する第一カム溝が形成され、
    前記端子部は、各前記外部端子に結線するための複数の端子を前記端子部内にて左右方向に移動可能に形成し、
    前記第二カムプレートは、前後方向に延在する複数の第二カム溝が形成され、かつ、各前記第二カム溝同士の左右方向の間隔は、前後方向において異なる箇所を有し、
    前記端子部は、前記第一カムプレートの第一カム溝に係合し、
    前記端子部内の各前記端子は、前記第二カムプレートの前記第二カム溝と係合する電力量計用結線器。
  2. 前記第一カムプレートは、左右方向に延在するとともに前後方向において異なる箇所を有する第三カム溝が形成され、
    前記第二カムプレートは、前記固定フレームに対して前後方向に移動可能に形成され、かつ、前記第一カムプレートの前記第三カム溝に係合する請求項1に記載の電力量計用結線器。
  3. 前記第一カムプレートの前記第一カム溝は、少なくとも2箇所以上に、左右方向に平行な側面を有する平坦部が形成された請求項1または請求項2に記載の電力量計用結線器。
  4. 前記第二カムプレートの前記第二カム溝は、少なくとも2箇所以上に、前後方向に平行な側面を有する平坦部が形成された請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力量計用結線器。
  5. 前記電力量計の各前記外部端子が各前記端子と上下方向において対向するように前記電力量計を載置する移動フレームを備え、
    前記移動フレームは、前記固定フレームに対して上下方向に移動可能に構成された請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力量計用結線器。
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