JP2018009604A - 開閉弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 弁本体部とアクチュエータ本体部との接続を容易にし、かつ弁部とアクチュエータ本体部との中心軸を一致させる必要がない。
【解決手段】 弁本体部1の弁座16に弁体18が着座及び離座可能で、弁体18から伸びた弁側軸28が弁本体部1内に段付きリング30とガイド38によって進退可能とされ、弁本体部1の一端から突出している。弁本体部1の一端の開口27の周囲にアクチュエータ本体部4の一端の接続面41が接して取り付けられ、アクチュエータ本体部4の軸結合室42が弁側軸28の突出端を包囲している。軸結合室42と区画壁54を隔てシリンダ56が位置し、シリンダ56内にピストン50が配置され、ピストン50のピストン軸52がガイドとして機能する壁54を貫通して軸結合室42内に突出し、その突出端が弁側軸28の突出端に結合されている。弁側軸28とピストン軸52との結合が、T溝78と、T字状の頭部76とによるT溝結合によって行われ、この結合時に弁体18が弁座16に着座する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクチュエータによって弁体を弁座に着座及び離座させることによって開閉される開閉弁、例えば容器弁に関し、特にアクチュエータを収容するアクチュエータ本体部と、弁体及び弁座を収容している弁本体部との結合及び弁体とアクチュエータとの接続に関するものである。
開閉弁の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の開閉弁は、弁本体部とアクチュエータ本体部とを有している。弁本体部は、水平部分の一端に垂直部分の中央が結合され、水平部分他端で開口した流体流入通路が、垂直部分内部の中央付近まで伸びて、これの流体流入通路の内端に交差して垂直部分内の下端まで流体流出通路が形成されている。この流体流出通路と流体流入通路との交差部分よりも上方の垂直部分内に弁座が形成されている。この弁座に着座及び離座可能に弁体が垂直部分内に設けられ、この弁体の1本の作動軸が上方に伸び、垂直部分の上部に別個に設けたアクチュエータ部内のシリンダ内に侵入している。侵入するとき、この作動軸は、シリンダとの隔壁を貫通している。シリンダ内にある作動軸の先端にはピストンが設けられ、ピストンがシリンダ内の垂直部分側に作動流体が供給される受圧室を形成し、シリンダ内の受圧室と反対側に、弁体が弁座に着座するようにピストンを押圧するバネが設けられたバネ室を形成している。垂直部分における作動軸が通る部分には、作動軸が保密摺動可能に挿通されるパッキン付き筒部材が配置されており、作動軸は垂直部分の軸線上に位置し、かつアクチュエータ部の軸線上に位置している。この1本の作動軸は、弁本体部の垂直部内にあるパッキン付き筒部材と、アクチュエータ部内にある隔壁とにガイドされている。
特開2007−247697号公報
この開閉弁では、1本の作動軸に対するガイドが、別体である弁本体部の垂直部とアクチュエータ部との複数個所にあるので、作動軸を弁本体部とアクチュエータ部とそれぞれの中心に位置させるように弁本体部とアクチュエータ部とに加工精度を要する上に、弁本体部とアクチュエータ部と作動軸とを同芯状に組み立てる必要があり、その作業が面倒である。
本発明は、弁本体部とアクチュエータ部との接続を容易にし、かつ少なくとも弁本体部とアクチュエータ本体部との中心軸を完全に一致させる必要がない開閉弁を提供することを目的とする。
本発明の一態様の開閉弁は、弁本体部を有し、前記弁本体部内に、外界に開口して互いに離れて位置する流体の流入口及び流出口が設けられている。前記流入口と前記流出口とは、前記弁本体部内に形成された流路によって繋がれている。この弁本体部に開閉部が設けられている。開閉部では、前記流路の中途に弁座が設けられている。この弁座は、前記弁本体部の一端側と他端側とをつなぐ第1の直線上に開口している。第1の直線は、例えば弁本体部の中心軸線である。この弁座に着座及び離座可能に弁体が設けられている。前記弁体の前記弁座と反対側から第1の直線に沿って弁部の第1の軸が伸びている。前記第1の軸は前記第1の直線に沿って進退可能に前記弁本体部内の第1のガイドによってガイドされている。前記弁本体部の一端にアクチュエータ本体部が、その一端を接触させて取り付けられている。このアクチュエータ本体部にアクチュエータ部が設けられ、アクチュエータ部は、前記アクチュエータ本体部内にシリンダを有している。シリンダ内には、前記アクチュエータ本体部の一端から他端に向かう第2の直線の方向に進退可能にピストンが配置されている。第2の直線は、例えばアクチュエータ本体部の中心軸線である。前記ピストンから前記第2の直線に沿って第2の軸の先端が前記アクチュエータ本体部の一端側に伸びている。第2の軸が前記第2の直線に沿って進退可能に前記アクチュエータ本体部内の第2のガイドによってガイドされている。前記ピストンを前記第2の直線の方向に進退させる駆動流体を前記シリンダに給排する駆動流体給排手段が、本開閉弁に設けられている。駆動流体給排手段は、例えばアクチュエータ本体部にシリンダに通じるように設けた駆動流体の給排口とすることもできるし、或いは弁本体部に設けられて、弁本体部からアクチュエータ本体部のシリンダ室に通じた給排口とすることもできる。前記アクチュエータ本体部の一端を前記弁本体部の一端に接触させた状態で、前記弁体が前記弁座に着座し、互いに接触している前記弁体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端との一方に形成された空間内において、前記第1および第2の軸の先端同士が結合され、その結合は、前記第1及び第2の軸の先端の一方に形成されたT溝に、前記第1及び第2の軸の先端の他方に形成されたT字状の頭部が、前記T溝の側方から侵入したT溝結合によって、行われている。前記空間は、アクチュエータ本体部側に形成することもできるし、弁本体部側に設けることもできる。また、T溝結合では、例えばT溝を第2の軸に設け、T字状の頭部を第1の軸に設けることもできるし、逆にT溝を第1の軸に設け、T字状の頭部を第2の軸に設けることもできる。
このように構成された開閉弁では、軸は、1本の軸ではなく、第1及び第2の2本の軸からなり、第1の軸は第1のガイドによって第1の直線に沿って進退可能とされ、第2の軸は第2のガイドによって第2の直線に沿って進退可能とされ、これら第1及び第2の軸の先端がT溝結合されているので、たとえ第1の軸と第2の軸とが完全に一致していなくても、ピストンの摺動に従って第2の軸が進退すると、これに伴って第1の軸も進退する。従って、第1の軸と第2の軸とが完全に一致するように、弁本体部とアクチュエータ本体部とを接合する必要がなく、両者の接続が容易になる。しかも、弁本体部及びアクチュエータ本体部の一方に形成された空間内で、T溝内にその側方からT字状の頭部を挿入して第1及び第2の軸をT溝結合するように、弁本体部及びアクチュエータ本体部を相対移動させて、弁本体部の一端とアクチュエータ本体部の一端とを接触させると、両者の接続が行われ、しかも、自動的に弁体を弁座に着座させられるので、益々両者の接続が容易になる。
上記の態様において、前記弁体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち一方に、凸部を、形成することができる。この場合、前記弁体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち他方に、前記凸部がはめ込まれている収容部を設けている。例えばいんろう構造を前記弁体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端に設けてある。このように構成すると、凸部が収容部に嵌め込まれるように弁本体部とアクチュエータ本体部とを移動させるだけで、弁本体部の一端とアクチュエータ本体部の一端とを接続することができる。
さらに、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端とが非接触で前記弁体が前記弁座から離座して最も離れている状態であって、かつ前記T溝結合した状態で、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端との間の距離以下の長さを前記凸部が有するようにできる。このように構成すると、T溝にT字状の頭部が接触した状態で、凸部の先端をアクチュエータ本体部の一端または弁本体部の一端に接触させることができ、この状態から、凸部の先端を弁本体部の空間周囲に接触させるか、或いは凸部の先端をアクチュエータ本体部の空間周囲に接触させると、弁本体部とアクチュエータ本体部とが接続されると共に、自動的に弁体を弁座に着座させることができる。しかも弁本体部とアクチュエータ本体部とが、例えばボルトのような締結手段で結合されたとき、弁体が弁座に押し付けられる押しつけ力も確保され、弁体は確実に弁座に着座する。
前記T字状の頭部の先端を、T溝に球面接触させることもできる。このように球面接触させると、確実にT溝にT字状の頭部が接触するし、弁体を弁座に着座させる際に、第1の軸と第2の軸とが少し傾いていても、第1の軸を第1のガイドに沿って押し込めるので、弁体に偏荷重が加わることを防止できる。
なお、上記の態様では、弁体の駆動は、流体によって行ったが、これに加えて、手動の開閉手段をアクチュエータ本体部に設け、手動によってピストンを駆動して、弁体を開閉することもできるし、ピストンに、その外部に突出したインジケータを設ければ、弁体が弁座に着座しているか否かを開閉弁の外部から知ることができる。
以上のように、本発明によれば、弁本体部とアクチュエータ本体部との接続を容易にすることができる。また弁本体部とアクチュエータ本体部との中心軸を完全に一致させる必要がない。
本発明による開閉弁の1実施形態の容器弁の組み立て過程を示す図である。 図1の容器弁の弁部の縦断面図、横断面図及び右側面図である。 図1の容器弁のアクチュエータ本体部の縦断面図、横断面図及び左側面図である。 図1の容器弁の縦断面図、正面図及び右側面図である。 図1の容器弁の弁軸とピストン軸とのT溝結合部分の拡大縦断面図である。
本発明の1実施形態の開閉弁は、例えば容器弁として使用されるもので、流体、例えば気体、具体的には水素ガスが収容された容器に取り付けられる。この容器弁は、通常状態では閉弁状態にあり、駆動流体、例えばエアーが供給されると、開弁状態に切り替えられ、容器から気体を排出したり、容器に気体を充填したりすることができる。また、この開閉弁は、開弁状態において手動によって閉弁状態に切り替えられ、あるいは閉弁状態において手動によって開弁状態に切り替えられる。また、この容器弁では、開弁状態における弁の開度を手動によって調整可能である。この容器弁は、各図に示すように横向きに配置されているが、縦向きに配置されることも可能である。
この開閉弁は、図4(a)、(b)に示すように、弁部1とアクチュエータ本体部4とからなる。弁部1は、弁本体部、例えば弁ハウジング2を有している。弁ハウジング2は縦断面形状が横倒したT字状で、図2(c)及び図4(c)に示すように柱状、例えば面取りされた角柱状の垂直部2aを有している。この垂直部2aは、図2(c)に示すように、概略長方形状の2つの側面を対向して有し、図2(a)、(b)に示すように2つの側面の一方の側面中央部から水平に外方に水平部2bが突出している。水平部2bは、柱状、例えば円柱状に形成され、水平部2bの外周面には雄ねじが形成されている。この雄ねじを利用して、水素ガスが収容されている容器に取り付けられる。水平部2bは水平な中心軸線を有し、垂直部2aは垂直な中心軸線を有し、両中心軸線は、90度をなしている。
図2(a)及び図4(a)に示すように、水平部2bの外方端から、その内部に水平に、気体の流入口6が形成されている。流入口6の内奥から水平部2bの長さ方向に沿って垂直部2a内に向けて直線状に流路、例えば流入路8が形成されている。これらは水平部2bの水平な中心軸上に位置している。垂直部2aの2つの側面間を繋ぐ2つの端面のうち一方からその内部に向けて気体の流出口10が形成されている。流出口10の内奥から垂直部2aの奥に向かって直線状に流路、流出路12が形成されている。これらは、垂直部2aの垂直な軸線上に位置している。流入路8と流出路12とは、水平部2bの水平な中心軸線と垂直部2aの垂直な軸線との交差位置及びその周囲に形成された筒状の弁用空間14によって連通されている。弁用空間14は、流入路8及び流出路12の径よりも大きな径に形成されている。
図2(a)、(b)に示すように、流入路8と弁用空間14との境界部分に、弁座16が形成されている。弁座16は、水平部2bの水平な中心軸線上にある。この水平な中心軸線に沿って進退することによって、弁座16に着座及び離座可能に、主弁18が弁用空間14に配置されている。主弁18の弁座16と反対側に主弁ホルダ20が取り付けられている。主弁ホルダ20も水平部20aと垂直部20bとを有する概略T字のもので、水平部20aが主弁18に接触している。主弁18が着座している状態において、主弁18の着座している先端部以外の部分及びを水平部20a全域を包囲するように、カバー22が取り付けられている。これら主弁18、主弁ホルダ20、カバー22によって弁体が構成されている。
垂直部2aの水平部2bが形成されている側面と反対側の側面には、水平部2bと中心軸線が一致するように短スリーブ24が形成されている。この短スリーブ24の径は、図2(c)に示すように、垂直部2aの側面の短辺よりも短く形成されている。この短スリーブ24よりも内側の部分は、主弁ホルダ20の垂直部まで続く凹所25に形成されている。短スリーブ24の外周面に、弁部1の残りの部分である円環状のフランジ26の内孔27の周面が接触している。このフランジ26の外径は、垂直部2aの側面の長辺に一致し、フランジ26の中心軸線も水平部2bの水平な中心軸線に一致している。
主弁ホルダ20の垂直部20bの主弁18と反対側の面には、第1の軸、例えば弁側軸28が設けられている。水平部20a、垂直部20b及び弁側軸28は、一体形成されている。この弁側軸28は、図4(a)に示すように、主弁18が弁座16に着座した状態で、短スリーブ24の内側の凹所25及びフランジ26の内孔27を通過して、フランジ26の外方にまで突出している。弁側軸28の中心軸線も水平部2bの水平な中心軸線に一致している。図2(a)、(b)に示すように、短スリーブ24の内側の凹所25の弁用空間14との境界には、弁用空間14を封止するように、第1のガイド、例えば段付きリング30が配置され、更に段付きリング30の周囲にOリング31が配置されている。この段付きリング30内に弁側軸28が挿通されている。この段付きリング30の垂直部に接した位置から軸封スリーブ32が、フランジ26における弁ハウジング2の垂直部2aと反対側の端付近まで形成され、凹所25及び短スリーブ24にねじ結合されている。この軸封スリーブ32の中心には内孔33が形成され、この内孔に段付きリング30の水平部が接触して配置されて、弁側軸28がこの内孔内に挿通されて、フランジ26の外方まで突出している。この内孔33の周囲と弁側軸28との間には隙間があり、この隙間を埋めるように、段付きリング30の水平部側から主軸シール34、Oリングホルダ36、第1のガイド、例えばリング状ガイド38が弁側軸28を包囲して隙間内に配置されている。Oリングホルダ36は、弁側軸28及び軸封スリーブ32に対するOリングを保持している。段付きリング30、ガイド38によって弁側軸28は、水平部2bの中心軸線上に位置し、かつ、この中心軸線に沿って摺動可能である。これら弁座16、主弁18、弁側軸28、段付きリング30、ガイド38等によって開閉部が構成されている。
図4(a)に示すように、アクチュエータ本体部4の一端は、フランジ26の一端に接続されている。アクチュエータ本体部4は、図3(a)、(b)に示すように、アクチュエータハウジング4aとアクチュエータカバー4bとを、有している。アクチュエータハウジング4aは、フランジ26に接続される短円筒状部40を有している。この短円筒状部40は、図4(a)に示すように、フランジ26と同じ径を有し、その中心軸線が弁部1の弁部ハウジング2の水平部2bの中心軸線とほぼ一致している。図3(a)、(b)に示す短円筒状部40の一方の端面41が、図4(a)に示すように、フランジ26の一方の端面、例えばフランジ26のアクチュエータ部4側の面と接触している。図3(a)、(b)に示すように、短円筒状部40の一方の端面41から短円筒状部40の奥側に向けて、空間、例えば有底の円孔状の軸結合室42が形成されている。この軸結合室42も、その中心軸線が短円筒状部40の中心軸線と一致している。この軸結合室42の径は、フランジ26の内孔27の径よりも小さく、図4(a)に示すように、軸結合室42内には、弁側軸28におけるフランジ26から突出した部分が位置している。端面41における軸結合室42の周囲には、軸結合室42の周囲からフランジ26の内孔27内に侵入して、収容部として機能するフランジ26の内孔27の周面に接触するように、凸部、例えば短スリーブ44が形成されている。即ち短スリーブ44とフランジ26の内孔27とは、いんろう構造をなしている。この短スリーブ44の中心軸線も短円筒状部40の中心軸線と一致している。
図3(a)、(b)に示すように、短円筒状部40における端面41と反対側の面に、短円筒状部40よりも若干径が大きくされた筒状、例えば円筒状の拡大円筒状部46が形成されている。拡大円筒状部46の軸結合室42と反対側の面は開口されており、この開口に、例えば円板状に形成されたアクチュエータカバー4bがねじ結合されて、開口は閉じられている。これによって、拡大円筒状部46とアクチュエータカバー4bとの内部には、シリンダ48が形成されている。このシリンダ48の中心軸線も、短円筒状部40の中心軸線と一致している。
このシリンダ48内に、ピストン50が、その中心軸線をシリンダ48の中心軸線上に位置させて配置され、かつ、ピストン50は、その外周面がシリンダ48の内周面に接し、かつシリンダ48の中心軸線に沿って進退可能である。このピストン50の軸結合室42側の面には、第2の軸、例えばピストン軸52が、その中心軸線をピストン50の中心軸線に一致させた状態で形成されている。ピストン軸52は、シリンダ48と軸結合室42とを区画している壁、例えば区画壁54を貫通して、軸結合室42内に侵入し、軸結合室42内において、弁側軸28と結合されている。この結合については、後述する。また、壁54には、ピストン軸52の周囲を包囲するように、Oリング53が配置されている。このOリング53を備えた区画壁54が第2のガイドとして機能し、かつ、ピストン50の外周面がシリンダ48の内周面に接することも第2のガイドとして機能し、これらガイドによってピストン軸52は、短円筒状部40の中心軸上に位置し、かつ、この中心軸線に沿って摺動可能である。
シリンダ46は、ピストン50によって、アクチュエータカバー4b側のばね室56と、区画壁54側の駆動流体給排室58とに区画されている。ばね室56には、押圧手段、または弾性手段、例えばばね、具体的にはコイルばね60がピストン50とアクチュエータカバー4bとの間に配置され、ピストン50を弁ハウジング2側に押圧している。弁側軸28とピストン軸52とが結合された状態で、コイルばね60がピストン50を弁ハウジング2側に押圧することによって、図4(a)に示すように主弁18が弁座16に着座して、気体の流入口6と気体の流出口10とを遮断している。駆動流体給排室58は、短円筒状部40に形成された駆動流体給排口62に連通している。この駆動流体給排口62に駆動流体、例えばエアーが供給されると、ピストン50が、コイルばね60の押圧力に抗して、アクチュエータカバー4b側に摺動され、ピストン軸52と弁側軸28も、アクチュエータカバー4b側に移動し、主弁18が弁座16から離座し、気体の流入口6と気体の流出口10とを連通させる。また。駆動流体給排室58からエアーを排出すると、ピストン50がコイルばね60の押圧力によって区画壁54側に摺動され、ピストン軸52及び弁側軸28も、弁本体部1側に移動し、主弁18が弁座16に着座し、気体の流入口6と気体の流出口10とが遮断される。
アクチュエータ本体部4には、上述したように駆動流体の給排によって主弁18を開閉する自動の開閉手段が設けられているが、この他に、主弁18を手動で開閉する手動の開閉手段も設けられている。即ち、ピストン52のアクチュエータカバー4b側の端面には、被駆動部材、例えばロッド64の一端が取り付けられ、その他端はアクチュエータカバー4bを貫通して、外方に突出し、その突出端には、ロッド64よりも大きい頭部66が形成されている。ロッド64の中心軸線は短円筒状部40の中心軸線と一致している。駆動部材、例えば手動操作ボルト68内にロッド64が配置され、手動操作ボルト68の頭部70がロッド64の頭部66を包囲している。手動操作ボルト68は、アクチュエータカバー4bの内面側に設けた円筒状部72にねじ結合されている。従って、手動操作ボルト68は回転しながらロッド64の長さ方向に沿って進退可能である。但し、アクチュエータカバー4bの外面側にはスペーサ74が取り付けられており、これがアクチュエータカバー4bの外面と手動操作ボルト68の頭部70との間に位置している状態では、手動操作ボルト68は、ピストン50側への移動は規制されている。
この規制が外されている状態では、手動操作ボルト68を正回転させることによって、手動操作ボルト68の内方端はピストン50に接触可能で、その接触状態から更にピストン50側に手動操作ボルト68を回転させて移動させると、手動操作ボルト68の内方端でピストン50を弁部1側に押圧することが可能である。従って、何らかの原因で完全に主弁18が弁座16に着座していないような場合には、手動操作ボルト68を回転させることによって主弁18を弁座16方向に移動させて、手動によって完全に着座させることができる。同様にして、完全に離座している主弁18を弁座16に手動によって完全に着座させることもできる。また、手動操作ボルト68を逆回転させると、手動操作ボルト68の頭部70がロッド64の頭部66をアクチュエータカバー4bの外面側に移動させ、これに伴ってピストン50もアクチュエータカバー4b側に移動させることができる。従って、何らかの原因で主弁18が弁座16から完全に離座していないような場合には、手動操作ボルト68を逆回転させることによって主弁18を弁座16から離座する方向に移動させて、手動によって完全に離座させることができる。同様にして、完全に着座している主弁18を弁座16から手動によって完全に離座させることもできる。このように手動によって主弁18を弁座16に着座、離座させることができるので、例えば、駆動流体給排室58にエアーが供給できない状態で、主弁18を弁座16に離座させることができるので、便利である。
また、ロッド64が、インジケータとしても機能する。即ち、駆動流体給排室58に駆動流体が供給され、ピストン50がばね室56側に移動して、主弁18が弁座16から離座したとき、ピストン50と共にロッド64が移動して、その頭部66が、手動操作ボルト68の頭部70よりも外方に突出する。これによって、ピストン軸52や弁側軸28を外部から観察できない構造であるにも関わらず、弁座16が開かれていることが外部から確認することができる。
なお、弁部1とフランジ26とアクチュエータ本体部4との結合は、図4(b)に示すように弁部1とフランジ26とをボルトによって結合する共に、フランジ26とアクチュエータ本体部4とをボルトによって結合することによって行われている。
弁側軸28とピストン軸52との結合は、T溝結合によって行われている。即ち、図2(a)、(b)に示すように、弁側軸28の突出端には、縦断面形状がT字状である頭部76が取り付けられている。即ち、頭部76は、円管状の脚部76aを弁側軸28の長さ方向に有し、これの先端に膨大部76bが形成されている。膨大部76bは、脚部76aよりも径が大きい円環状に形成されている。図3(a)、(b)に示すように、軸結合室42内にあるピストン軸52の先端部には、T溝78が形成されている。T溝78に頭部76は合致するように形成されている。即ち、T溝76には、その軸結合室42側から脚部76aに合致する脚部収容溝78aが形成され、これの先端からピストン50側に、膨大部76bに合致する拡大部収容溝78bが形成されている。頭部76とT溝78とによって弁側軸28とピストン軸52とが結合された状態では、両者の中心軸線は、弁ハウジング2の水平部2bの中心軸線上にほぼ位置している。T溝78には、図3(b)、(c)に示すように頭部76がT溝78に侵入可能となるように、ピストン軸52の先端からその長さ方向に沿って開口80が形成されている。また、図5に拡大して示すように、弁側軸28の突出端28aは、球面に形成され、拡大収容溝78bのピストン50側の壁77に球面接触している。
この容器弁の組み立ては、図1(a)に示すように、主弁18が弁座16から離座し、かつ主弁ホルダ20の垂直部20bが段付きリング30にほぼ接触するまで弁体部1から弁側軸28が引き出される。即ち、主弁18が弁座16から離座して、弁座16から最も離れた状態とされる。この状態から弁側軸28の頭部76が、アクチュエータ本体部4の軸結合空間42内に入って、かつ頭部78が開口80の側方に位置するようにアクチュエータ本体部4を配置する。この状態において、短スリーブ44の先端がフランジ26のアクチュエータ本体部4側の面にほぼ接触している。同図(b)に示すように頭部76がT溝78に開口80から入るようにアクチュエータ本体部4を側方に滑らせる。或いは、逆に弁ハウジング2を逆方向に滑らせる。これによって頭部76が開口80を介してT溝78に入った状態で、短スリーブ44の外周面がフランジ26の内孔27の周面と一致している。この状態から同図(c)に示すようにアクチュエータ本体部4を弁部1側に移動させる。或いは、逆に弁ハウジング2をアクチュエータ本体部4側に移動させる。
このとき、主弁18が弁座16側に移動して着座しているが、アクチュエータ本体部4の一端面41と、弁部1のフランジ26のアクチュエータ本体部4側の端面との間にごくわずかな隙間がある。その隙間をなくすように、同図(c)に示すように弁部1と結合したフランジ26と、アクチュエータ本体部4とを締結手段、例えばボルトによって結合する。この結合時、主弁18は弁座16側に移動して確実に着座し、それ以上弁座16側に移動不可能となり、その反力が弁側軸28及びピストン軸52を介してピストン50に伝達され、同図(b)に示すように今まで区画壁54に接触していたピストン50は、同図(c)に示すように区画壁54からわずかに離れ、コイルばね60が圧縮されて押圧力を発生し、その押圧力によって主弁18は弁座16に確実に着座した状態が保持される。
このように主弁18が弁座16に着座した状態を保持するために、短スリーブ44の長さ、即ちストローク(同図(c)に示すようにフランジ26の内孔27内にある先端から短円筒状部40の端面41までの距離)は、同図(b)に示すように、主弁18が弁座16から離座して、弁座16から最も離れた状態において、フランジ26のアクチュエータ本体部4側の端面と、短円筒状部40の端面41との間の距離に等しいか若干短く設定されている。また、ボルトによって結合しているので、本体部1とアクチュエータ部4とはボルトで引っ張り込むことで結合され、結合時に主弁18に回転力が発生せず、主弁18の損傷が発生しない。
この容器弁では、弁側軸28は、弁ハウジング2に対して段付きリング30とガイド38とによって水平部2bの中心軸線上を進退可能に取り付けられ、ピストン軸52はアクチュエータ本体部4に対して隔壁54によるガイドと、シリンダ48によるガイドとによって短円筒状部40の中心軸線上を進退可能とされて、更に弁側軸28とピストン軸52とはT溝結合されているので、たとえ弁ハウジング2の水平部2bの中心軸線とアクチュエータ本体部4の短円筒状部40の中心軸線とが完全に一致していない状態で弁ハウジング2とアクチュエータ本体部4とが接続されていても、ピストン50の進退に従ってピストン軸52が進退すると、弁側軸28も進退し、弁座16に主弁18を着座、離座させることができる。従って、弁ハウジング2の水平部2bの中心軸線とアクチュエータ本体部4の短円筒状部40の中心軸線とが完全に一致するように、弁ハウジング2とアクチュエータ本体部4とを接続する必要がなく、その接続作業が容易になる。さらに、弁側軸28の球面の突出端28aは、拡大収容溝78bの壁77に球面接触しているので、弁側軸28とピストン軸52とが傾斜していても、弁座16に主弁18を着座、離座させることができるし、弁側軸28とピストン軸52との2本の軸が、主弁18を弁座16に着座させるために押し合っていても、主弁18に偏荷重が加わることを防止できる。
上記の実施形態では、主弁18に対する手動の開閉手段を設けたが、これは場合によっては除去することができる。上記の実施形態では、弁側軸28にT溝結合用の頭部76を形成し、ピストン軸52側にT溝78を形成したが、逆に弁側軸28にT溝を形成し、ピストン軸52側に頭部を形成することもできる。上記の実施形態では、フランジ26を設けたが、場合によってはフランジ26を設けずに、弁ハウジング2の垂直部2bをアクチュエータ本体部4側に延長して、その端に直接にアクチュエータ本体部4を結合することもできる。この場合、軸封スリーブ32等を除去して弁側軸28が挿通される孔を形成し、この孔をガイドとして使用することができる。上記の実施形態では、弁側軸28の先端をアクチュエータ本体部4の軸結合室42内に突出させて、軸結合室42でピストン軸52と結合させたが、逆に弁ハウジング2の垂直部2b側に軸結合室を形成し、ピストン軸52の先端を垂直部2b内の軸結合室まで突出させ、この軸結合室内で弁側軸28と結合することもできる。
上記の実施形態では、短スリーブ44を形成したが、これに代えて、弁本体部1とアクチュエータ部4とを結合した状態で、フランジ26の内孔27内に侵入するように複数の凸部を軸結合室42の周囲に間隔をおいて形成することもできる。また、上記の実施形態では、主弁18が弁座16から離座して、最も弁座16から最も離れた状態で、フランジ26のアクチュエータ本体4側の面とアクチュエータ本体部4の一端面41との間の距離に等しいか若干短い長さを、短スリーブ44は有しているが、この長さよりも短い長さを短スリーブ44に持たすこともできる。また、上記の実施形態では、短スリーブ44をアクチュエータ本体部4側に形成したが、短スリーブ44を除去し、フランジ26の内孔27の周囲に短スリーブ44に相当する短スリーブを形成し、これを軸結合室42の内周面に接触させるように構成することもできる。また、短スリーブ44を除去し、短スリーブ44に相当するものを短円筒状部40の外周面に形成し、これの内周面がフランジ26の外周面に接触するように構成することもできる。逆に、フランジ26の外周面に短スリーブ44に相当するものを設け、これの内周面が短円筒状部40の外周面に接触するように構成することもできる。
上記の実施形態では、第1のガイドとして段付きリング30とガイド38とを設けたが、いずれか一方のみを設けることもできる。同様に第2のガイドとして、隔壁54と、シリンダ48の内周面を用いたが、いずれか一方のみを使用することもできる。
上記の実施形態では、容器弁として、駆動流体が供給されていない状態で閉弁され、駆動流体が供給されると開弁されるものを示したが、ばね64を区画壁54とピストン52との間に形成して、このばね64でピストン50をアクチュエータカバー4b側に押圧し、駆動流体をピストン50とアクチュエータカバー4b側に供給するように構成して、駆動流体が供給されていない状態で開弁され、駆動流体が供給されると閉弁される構成とすることもできる。上記の実施形態では、弁本体部1とフランジ26とを別個に設けたが、場合によってフランジ26を弁本体部1と一体に設けることもできる。上記の実施形態では、給排口62をアクチュエータ本体部4の円筒状部40に設けたが、例えばフランジ26に給排口62を形成し、これをシリンダ室56に通じるように通路を円筒状部40に形成することもできるし、給排口を弁本体部の垂直部2aに形成し、これがシリンダ室56に通じるように、フランジ26、アクチュエータ本体部4の円筒状部40に通路を形成することもできる。
1 弁本体部
4 アクチュエータ本体部
6 流入口
8 流入路(流路)
10 流出口
12 流出路(流路)
16 弁座
18 主弁(弁体)
28 弁側軸(第1の軸)
30 38 ガイド(第1のガイド)
48 シリンダ
50 ピストン
52 ピストン軸(第2の軸)
54 隔壁(第2のガイド)
62 給排口
76 頭部
78 T溝
本発明の一態様の開閉弁は、弁本体部を有し、前記弁本体部内に、外界に開口して互いに離れて位置する流体の流入口及び流出口が設けられている。前記流入口と前記流出口とは、前記弁本体部内に形成された流路によって繋がれている。この弁本体部に開閉部が設けられている。開閉部では、前記流路の中途に弁座が設けられている。この弁座は、前記弁本体部の一端側と他端側とを繋ぐ第1の直線上に開口している。第1の直線は、例えば弁本体部の中心軸線である。この弁座に着座及び離座可能に弁体が設けられている。前記弁体の前記弁座と反対側から第1の直線に沿って弁本体部の第1の軸が伸びている。前記第1の軸は前記第1の直線に沿って進退可能に前記弁本体部内の第1のガイドによってガイドされている。前記弁本体部の一端にアクチュエータ本体部が、その一端を接触させて取り付けられている。このアクチュエータ本体部にアクチュエータ部が設けられ、アクチュエータ部は、前記アクチュエータ本体部内にシリンダを有している。シリンダ内には、前記アクチュエータ本体部の一端から他端に向かう第2の直線の方向に進退可能にピストンが配置されている。第2の直線は、例えばアクチュエータ本体部の中心軸線である。前記ピストンから前記第2の直線に沿って第2の軸の先端が前記アクチュエータ本体部の一端側に伸びている。第2の軸が前記第2の直線に沿って進退可能に前記アクチュエータ本体部内の第2のガイドによってガイドされている。前記アクチュエータ本体部の一端を前記弁本体部の一端に接触させた状態で、前記第1及び第2の軸の先端同士がT溝結合されている。このT溝結合は、前記第1及び第2の軸の先端の一方に形成されたT溝と、前記第1及び第2の軸の先端の他方に形成されており、前記T溝に前記T溝の側方から侵入しているT字状の頭部とを有している。このT溝結合では、例えばT溝を第2の軸に設け、T字状の頭部を第1の軸に設けることもできるし、逆にT溝を第1の軸に設け、T字状の頭部を第2の軸に設けることもできる。前記ピストンを前記第2の直線の方向に進退させる駆動流体を駆動流体給排手段が前記シリンダに給排して、前記弁体を前記弁座に着座及び離座させる。前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端との一方に空間が形成されている。前記空間は、アクチュエータ本体部側に形成することもできるし、弁本体部側に設けることもできる。前記空間には、前記第1及び第2の軸の先端が配置されている。前記空間は、前記弁本体部と前記アクチュエータ本体部とが、それらの側方に相対移動したとき、前記空間内で前記第1及び第2の軸の先端がそれらの側方から相対移動可能に形成されている。
上記の態様の開閉弁において、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端とが非接触で、且つ前記弁体が前記弁座から離座している状態で、前記T字の頭部が前記T溝の側方に位置させることができる。この場合、前記弁本体部と前記アクチュエータ本体部とが、第1及び第2の軸の側方から第1及び第2の軸側に相対移動することによって、前記空間内で前記T溝結合が行われたときの前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端との距離は、前記弁本体部及び前記アクチュエータ本体部の側方への相対移動後に前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端とが接触したとき、前記弁体が前記弁座に着座するように選択されている。
本発明の他の態様の開閉弁は、上記の態様の開閉弁と同様に、弁本体部と、流入口及び流出口と、流路と、開閉部と、アクチュエータ本体部と、アクチュエータ部と、T溝結合と、駆動流体給排手段とを有している。さらに、前記弁本体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち一方に凸部が形成されている。この凸部は、前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端とが非接触の状態において、その非接触を維持し、前記弁本体部及び前記アクチュエータ本体部の側方への相対移動時に前記T溝に前記T字状の頭部が結合するように、前記弁本体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端の他方に接触している。前記弁本体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち他方に収容部が形成されている。この収容部は、前記弁本体部及び前記アクチュエータ本体部の側方への相対移動後に前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端とが接触したとき、前記凸部が嵌め込まれる。
本発明の他の態様の開閉弁は、弁本体部を有し、前記弁本体部内に、外界に開口して互いに離れて位置する流体の流入口及び流出口が設けられている。前記流入口と前記流出口とは、前記弁本体部内に形成された流路によって繋がれている。この弁本体部に開閉部が設けられている。開閉部では、前記流路の中途に弁座が設けられている。この弁座は、前記弁本体部の一端側と他端側とをつなぐ第1の直線上に開口している。第1の直線は、例えば弁本体部の中心軸線である。この弁座に着座及び離座可能に弁体が設けられている。前記弁体の前記弁座と反対側から第1の直線に沿って弁本体部の第1の軸が伸びている。前記第1の軸は前記第1の直線に沿って進退可能に前記弁本体部内の第1のガイドによってガイドされている。前記弁本体部の一端にアクチュエータ本体部が、その一端を接触させて取り付けられている。このアクチュエータ本体部にアクチュエータ部が設けられ、アクチュエータ部は、前記アクチュエータ本体部内にシリンダを有している。シリンダ内には、前記アクチュエータ本体部の一端から他端に向かう第2の直線の方向に進退可能にピストンが配置されている。第2の直線は、例えばアクチュエータ本体部の中心軸線である。前記ピストンから前記第2の直線に沿って第2の軸の先端が前記アクチュエータ本体部の一端側に伸びている。第2の軸が前記第2の直線に沿って進退可能に前記アクチュエータ本体部内の第2のガイドによってガイドされている。前記アクチュエータ本体部の一端を前記弁本体部の一端に接触させた状態で、前記弁体が前記弁座に着座し、互いに接触している前記弁本体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端との一方に形成された空間内において、前記第1及び第2の軸の先端同士が結合されている。その結合は、前記第1及び第2の軸の先端の一方に形成されたT溝に、前記第1及び第2の軸の先端の他方に形成されたT字状の頭部が、前記T溝の側方から侵入したT溝結合によって、行われている。前記弁本体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち一方に、凸部が形成されている。前記弁本体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち他方に、前記凸部がはめ込まれている収容部が設けられている。前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端とが非接触状態で前記弁体が前記弁座から離座して最も離れている状態で、かつ前記T溝結合した状態で、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端との間の距離以下の長さを前記凸部が有している。

Claims (4)

  1. 弁本体部と、
    前記弁本体部内に、外界に連通して互いに離れて設けられた流体の流入口及び流出口と、
    前記弁本体部内において前記流入口と前記流出口とを繋いで形成された流路と、
    前記流路の中途に、前記弁本体部の一端側と他端側とをつなぐ第1の直線上に開口して設けられた弁座に、着座及び離座可能に弁体が設けられ、前記弁体の前記弁座と反対側から前記第1の直線に沿って第1の軸の先端が伸び、前記第1の軸が前記第1の直線に沿って進退可能に前記弁本体部内の第1のガイドによってガイドされている開閉部と、
    前記弁本体部の一端に一端が接触して取り付けられたアクチュエータ本体部と、
    前記アクチュエータ本体部内に形成したシリンダ内に、前記アクチュエータ本体部の一端から他端に向かう第2の直線の方向に進退可能にピストンが配置され、前記ピストンから前記第2の直線に沿って前記弁本体部側に先端が伸びた第2の軸が前記第2の直線に沿って進退可能に前記アクチュエータ本体部内の第2のガイドによってガイドされたアクチュエータ部と、
    前記ピストンを前記第2の直線の方向に進退させる駆動流体を前記シリンダに給排する駆動流体給排手段とを、
    有し、前記アクチュエータ本体部の一端を前記弁本体部の一端に接触させた状態で、前記弁体が前記弁座に着座し、互いに接触している前記弁体部の一端と前記アクチュエータ本体部の一端との一方に形成された空間内において、前記第1および第2の軸の先端同士が結合され、その結合は、前記第1及び第2の軸の先端の一方に形成されたT溝に、前記第1及び第2の軸の先端の他方に形成されたT字状の頭部が、前記T溝の側方から侵入したT溝結合によって、行われている開閉弁。
  2. 請求項1記載の開閉弁において、前記弁体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち一方に、凸部が形成され、前記弁体部の一端及び前記アクチュエータ本体部の一端のうち他方に、前記凸部がはめ込まれている収容部を有している開閉弁。
  3. 請求項2記載の開閉弁において、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端とが非接触状態で前記弁体が前記弁座から離座して最も離れている状態で、かつ前記T溝結合した状態で、前記アクチュエータ本体部の一端と前記弁本体部の一端との間の距離以下の長さを前記凸部が有している開閉弁。
  4. 請求項1記載の開閉弁において、前記T字状の頭部の先端は、前記T溝に球面接触している開閉弁。
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