JP2018007485A - モータ - Google Patents

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晃尚 服部
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Hirotsugu Yamada
洋次 山田
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Seiya Yokoyama
誠也 横山
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Abstract

【課題】弱め界磁電流を少なく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる磁束を増加させることを可能としたモータを提供する。【解決手段】ロータ21には、ロータコア22に設けられた永久磁石25を用いる磁石磁極Mn,Msと、ロータコア22の一部からなるコア対向部24とが周方向に並設され、例えば、U相巻線U1,U3と磁石磁極Mn(又は磁石磁極Ms)とが対向するロータ21の回転位置で、U相巻線U2,U4が巻回されたティース12a及び当該ティース12aと周方向に隣り合うティース12aに対し、コア対向部24が対向するように構成される。そして、周方向に隣り合うティース12aの先端部同士の間の磁気抵抗が、当該周方向に隣り合う各ティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さく設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、ブラシレスモータ等の永久磁石モータは、例えば特許文献1に示されるように、ステータコアに巻線が巻装されてなるステータと、該ステータと対向する永久磁石を磁極としたロータとを備え、ステータの巻線に駆動電流が供給されることで生じる回転磁界を受けてロータが回転するようになっている。
特開2014−135852号公報
上記のような永久磁石モータでは、ロータが高回転駆動になるほど、ロータの永久磁石による鎖交磁束の増加によってステータの巻線に発生する誘起電圧が大きくなり、この誘起電圧がモータ出力を低下させ、モータの高回転化の妨げとなっている。
そこで、誘起電圧を低下させる方法として、ロータの永久磁石から受ける磁束と逆向きの磁束を発生させるように、ステータの巻線に弱め界磁電流を供給する所謂弱め界磁制御が知られている。この弱め界磁制御においては、弱め界磁電流によって生じる磁束を如何にして増加させるかが課題となっているが、単に、弱め界磁電流を大きくした場合には、巻線における銅損が増加したり、ロータの永久磁石が減磁するといった問題が生じてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、弱め界磁電流を少なく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる磁束を増加させることを可能としたモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、基部及び該基部から延出された複数のティースを有するステータコアと前記複数のティースの各々に巻回された巻線とを有するステータと、前記各ティースの延出方向の先端部と対向配置され、前記巻線に駆動電流が供給されることで生じる回転磁界を受けて回転するロータとを備えたモータであって、前記巻線は、前記駆動電流によって互いに同一のタイミングで励磁され、かつ、直列接続された第1の巻線と第2の巻線とを備え、前記ロータは、ロータコアに設けられた永久磁石を用いる磁石磁極と、前記ロータコアの一部からなり前記ティースと対向するコア対向部とが周方向に並設されてなり、前記第1の巻線が巻回された前記ティースと前記磁石磁極とが対向するロータの回転位置で、前記コア対向部が、前記第2の巻線が巻回された前記ティース及び当該ティースと周方向に隣り合うティースと対向するように構成され、周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士の間の磁気抵抗が、当該周方向に隣り合う各ティースと前記コア対向部との間の合成磁気抵抗よりも小さく設定されている。
この構成によれば、第1の巻線が巻回されたティースと磁石磁極とが対向するロータの回転位置で、ロータコアの一部からなるコア対向部と第2の巻線が巻回されたティースとが対向するように構成されるため、第2の巻線に生じる誘起電圧を抑制できる。その結果、第1及び第2の巻線で生じる誘起電圧を合成した合成誘起電圧を抑えることができ、モータの高回転化を図ることができる。
また、この構成では、周方向に隣り合うティースの先端部同士の間の磁気抵抗が、当該周方向に隣り合う各ティースとコア対向部との間の合成磁気抵抗よりも小さく設定される。これにより、周方向に隣り合うティースの先端部同士の間に、弱め界磁電流によって生じる磁束の磁路が形成されるため、弱め界磁電流を少なく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる磁束を増加させることが可能となる。
上記モータにおいて、周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士の間のエアギャップが、当該周方向に隣り合う各ティースと前記コア対向部との間のエアギャップの合計よりも小さく設定されている。
この構成によれば、周方向に隣り合うティースの先端部同士の間の磁気抵抗を、当該周方向に隣り合う各ティースとコア対向部との間の合成磁気抵抗よりも小さくすることが可能となる。
上記モータにおいて、周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士を繋ぐ連結部を備えている。
この構成によれば、周方向に隣り合うティースの先端部の間において、連結部を介して磁束が通りやすくなる。つまり、周方向に隣り合うティースの先端部同士の間の磁気抵抗を、当該周方向に隣り合う各ティースとコア対向部との間の合成磁気抵抗よりも小さくしやすくなる。
上記モータにおいて、前記コア対向部は、前記第2の巻線での弱め界磁電流による鎖交磁束の発生を許容する磁束許容部として機能する。
この構成によれば、コア対向部が第2の巻線での弱め界磁電流による鎖交磁束の発生を許容するため、弱め界磁電流を少なく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる磁束をより一層増加させることが可能となる。
上記モータにおいて、前記コア対向部は、前記磁石磁極の磁束作用によって磁極として機能する。
この構成によれば、コア対向部にて第2の巻線に生じる誘起電圧を抑制して高回転化を図りつつも、コア対向部が磁極として機能することで高トルク化を図ることができる。
本発明のモータによれば、弱め界磁電流を少なく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる磁束を増加させることが可能となる。
(a)実施形態のモータの平面図、(b)同形態のロータの平面図。 同形態のモータを部分的に示す平面図。 (a)(b)同形態のステータコアにおける磁路を説明するための平面図。 変形例のステータを部分的に示す平面図。 同変形例のステータを内周側から見た模式図。 変形例のステータを内周側から見た模式図。 変形例のロータの平面図。 変形例のロータの平面図。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータとして構成され、円環状のステータ11の内側にロータ21が配置されて構成されている。
[ステータの構成]
ステータ11は、ステータコア12と、該ステータコア12に巻装された巻線13とを備えている。ステータコア12は、磁性金属にて略円環状に形成され、その周方向の等角度間隔においてそれぞれ径方向内側に延びる12個のティース12aを有している。なお、ステータコア12は、電磁鋼板よりなる複数のコアシートが軸方向に積層されて構成されている。
各ティース12aは、ステータコア12の外周部12bから径方向内側に延びる径方向延出部12cと、径方向延出部12cの径方向内側端部(延出方向先端部)から周方向両側に延びる周方向延出部12dとを有している。各ティース12aの各周方向延出部12dは、周方向に沿って設けられている。また、各ティース12aの各周方向延出部12dは、両隣のティース12aの周方向延出部12dと周方向に空隙を介して対向している。換言すれば、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士は、軸方向全体に亘って離間されている。また、各周方向延出部12dは、各ティース12aの内周面12e(ロータ21との対向面)の一部を構成している。そして、各ティース12aの内周面12eは、軸線Lを中心とする同一円上に位置するように形成されている。
巻線13は、ティース12aと同数の12個備えられ、各ティース12aの径方向延出部12cにそれぞれ集中巻きにて同一方向に巻装されている。つまり、巻線13は、周方向等間隔(30°間隔)に12個設けられている。この巻線13は、供給される3相の駆動電流(U相、V相、W相)に応じて3相に分類され、図1(a)において反時計回り方向に順に、U1、V1、W1、U2、V2、W2、U3、V3、W3、U4、V4、W4とする。
各相で見ると、U相巻線U1〜U4は周方向等間隔(90°間隔)に配置されている。同様に、V相巻線V1〜V4は、周方向等間隔(90°間隔)に配置されている。また、同様に、W相巻線W1〜W4は、周方向等間隔(90°間隔)に配置されている。
また、巻線13は各相毎に直列に接続されている。つまり、U相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4、及びW相巻線W1〜W4はそれぞれ直列回路を構成している。なお、U相巻線U1〜U4の直列回路、V相巻線V1〜V4の直列回路、及びW相巻線W1〜W4の直列回路は、スター結線若しくはデルタ結線されている。
[ロータの構成]
図1(b)に示すように、ロータ21のロータコア22は、磁性金属にて略円盤状に形成され、中心部に回転軸23が固定されている。ロータコア22の外周部には、周方向に隣接するN極の磁石磁極MnとS極の磁石磁極Msとからなる磁極対Pと、ロータコア22の一部からなりティース12aの内周面12eと対向するコア対向部24とが、周方向において交互に設けられている。本実施形態では、磁極対Pとコア対向部24はそれぞれ2つずつ設けられている。そして、2つの磁極対Pは周方向において180°対向位置に設けられ、2つのコア対向部24も同様に周方向において180°対向位置に設けられている。
N極の磁石磁極Mn及びS極の磁石磁極Msは、ロータコア22の外周面に固着された永久磁石25をそれぞれ有している。つまり、ロータ21は、4つの永久磁石25がロータコア22の外周面に固着された表面磁石型構造(SPM構造)をなしている。各永久磁石25は、互いに同一形状であり、各永久磁石25の外周面は、回転軸23の軸線L方向から見て該軸線Lを中心とする円弧状をなしている。
また、各永久磁石25は、磁気配向が径方向を向くように形成されている。より詳しくは、N極の磁石磁極Mnの永久磁石25は外周側に現れる磁極がN極となるように径方向に磁化され、S極の磁石磁極Msの永久磁石25は外周側に現れる磁極がS極となるように径方向に磁化されている。なお、各永久磁石25は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばネオジム磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、SmFeN系磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石等で構成される。また、各永久磁石25は、同極のものが周方向において180°対向するように配置されている。つまり、N極の磁石磁極Mn同士は互いに180°対向位置に配置され、同様に、S極の磁石磁極Ms同士は互いに180°対向位置に配置されている。
各永久磁石25の軸線Lを中心とする開角度(占有角度)は、磁石磁極Mn,Msの総数(永久磁石25の個数)をn個として、(360/2n)°に設定されている。本実施形態では、磁石磁極Mn,Msの総数は4個であるため、各永久磁石25の開角度は45°に設定されている。また、磁極対Pを構成するN極の永久磁石25とS極の永久磁石25とは周方向に隣接配置されており、該磁極対Pの開角度は永久磁石25の2つ分で90°となっている。
ロータコア22の各コア対向部24は、周方向における磁極対Pの間において径方向外側に突出形成されている。つまり、コア対向部24は、周方向の一方でN極の永久磁石25と隣り合い、周方向の他方でS極の永久磁石25と隣り合うように構成されている。また、各コア対向部24の外周面24aは、回転軸23の軸線L方向から見て該軸線Lを中心とする円弧状をなし、該コア対向部24の外周面24aと永久磁石25の外周面とは軸線Lを中心とする同一円上に位置するように構成されている。
また、各コア対向部24の周方向両端部において、隣り合う永久磁石25との間に空隙Kが設けられている。各コア対向部24の軸線Lを中心とする開角度は、前記磁極対Pの開角度(90°)に対し、空隙Kが設けられた分だけ小さく設定されている。
ロータ21の外周面は、各コア対向部24の外周面24aと各永久磁石25の外周面とから構成されており、該ロータ21の外周面は、ステータ11の内周面、つまり、各ティース12aの内周面12eと径方向に空隙を介して対向している。
図2に示すように、ロータコア22のコア対向部24の外周面24aは、周方向に隣り合う少なくとも2つのティース12aの内周面12eと径方向に対向している。コア対向部24の外周面24aと各ティース12aの内周面12eとの間の径方向のエアギャップGaは互いに等しい。また、各ティース12aの内周面12e及びコア対向部24の外周面24aは共に、軸線Lを中心とする円弧状をなすため、各ティース12aにおけるエアギャップGaは周方向において均一に構成される。そして、周方向に隣り合う2つのティース12aの径方向内側端部間のエアギャップ、つまり、周方向に対向する周方向延出部12dの間のエアギャップ(ティース間エアギャップGb)は、当該2つのティース12aにおける各エアギャップGaを足し合わせた値(本実施形態では、2×Ga)よりも小さく設定されている。なお、ティース間エアギャップGbは、周方向に対向する周方向延出部12dの間のエアギャップの最小値(最も間隔が狭い箇所におけるエアギャップ)とされるのが好ましい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図示しない駆動回路からそれぞれ120°の位相差を持つ3相の駆動電流(交流)がU相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4及びW相巻線W1〜W4にそれぞれ供給されると、各巻線U1〜W4が相毎に同一タイミングで励磁されてステータ11に回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてロータ21が回転する。このとき、ステータ11側の回転磁界と各磁石磁極Mn,Msとの作用によってロータ21にマグネットトルクが生じ、ステータ11側の回転磁界とロータコア22の各コア対向部24との作用によってロータ21にリラクタンストルクが生じる。
また、このとき、3相の駆動電流の供給によってステータ11側に形成される磁極は、各相の巻線U1〜W4毎で同極となる。なお、本実施形態のロータ21の磁極の数(磁石磁極Mn,Msの数)は4つであるが、各相の巻線U1〜W4には、ロータ21の極数を磁石磁極Mn,Msの数の2倍(本実施形態では8極)とみなして設定された駆動電流が供給される。
ロータ21の高速回転時(低負荷時)においては、巻線13に弱め界磁電流(d軸電流)を供給する弱め界磁制御が実行される。このロータ21の高速回転時(弱め界磁制御時)において、例えば、図1(a)に示すように、N極の磁石磁極MnがU相巻線U1,U3(U相巻線U1,U3が巻回されたティース12a)と径方向に対向するときについて説明する。このとき、一方のコア対向部24は、U相巻線U2が巻回されたティース12aと、その隣のV相巻線V2が巻回されたティース12aとに対して径方向に対向する。また、他方のコア対向部24は、U相巻線U4が巻回されたティース12aと、その隣のV相巻線V4が巻回されたティース12aとに対して径方向に対向する。
このとき、各U相巻線U1〜U4には弱め界磁電流が供給されているが、U相巻線U1,U3では、対向するN極の磁石磁極Mnが発する磁束(径方向外側への磁束)が弱め界磁電流による鎖交磁束(径方向内側への鎖交磁束)を上回り、U相巻線U1,U3には径方向外側に向かって通過する鎖交磁束φxが発生する。
一方、U相巻線U2,U4では、対向するロータ21側の部位が磁石磁極Mnではなくロータコア22(コア対向部24)であるため、弱め界磁電流による鎖交磁束φyが消滅せず、U相巻線U2,U4には鎖交磁束φyが径方向内側に向かって通過する。このように、U相巻線U2,U4と対向するコア対向部24によって、弱め界磁電流による鎖交磁束φyの発生が許容される。すなわち、各コア対向部24は、弱め界磁電流による鎖交磁束φyの発生を許容する磁束許容部として機能する。そして、U相巻線U2,U4には、磁石磁極MnによってU相巻線U1,U3に生じる鎖交磁束φxに対して逆位相の鎖交磁束φyが発生するように、弱め界磁電流が供給される。
すると、各U相巻線U1〜U4には、鎖交磁束φx,φyによる誘起電圧が生じる。このとき、鎖交磁束φx,φyが互いに逆位相であるため、鎖交磁束φyによってU相巻線U2,U4に生じる誘起電圧は、鎖交磁束φxによってU相巻線U1,U3に生じる誘起電圧に対して逆極性(逆位相)となるため、各U相巻線U1〜U4の誘起電圧を合成した合成誘起電圧が効果的に減少されるようになっている。
なお、上記の作用は、S極の磁石磁極Msと対向する巻線においても同様に生じる。つまり、S極の磁石磁極Msが例えばU相巻線U1,U3と対向するときには、ロータコア22の各コア対向部24がU相巻線U2,U4とそれぞれ対向するため、U相巻線U1,U3で生じる誘起電圧とU相巻線U2,U4で生じる誘起電圧とが逆位相となり、各U相巻線U1〜U4の合成誘起電圧が効果的に減少される。
また、上記ではU相巻線U1〜U4の合成誘起電圧を例にとって説明したが、V相巻線V1〜V4及びW相巻線W1〜W4においても同様に、ロータコア22の各コア対向部24による合成誘起電圧の減少が生じる。
なお、本実施形態のように、巻線13が各相でそれぞれ直列とされた巻線態様では、相毎の各巻線でそれぞれ生じる誘起電圧の和が合成誘起電圧となることから、該合成誘起電圧が大きくなる傾向がある。このため、巻線13が各相でそれぞれ直列とされた構成において上記のようにロータ21にコア対向部24を設けることで、合成誘起電圧の抑制効果をより顕著に得ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ティース12aとコア対向部24との間のエアギャップGaと、周方向に隣り合うティース12a(周方向延出部12d)の間のティース間エアギャップGbとの関係が、「(2×Ga)>Gb」を満たすように設定されている。このため、周方向に隣り合うティース12a(周方向延出部12d)の間の磁気抵抗を、当該各ティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗(一方のティース12aとコア対向部24との間の磁気抵抗と他方のティース12aとコア対向部24との間の磁気抵抗との合成)よりも小さく構成することが可能となる。
これにより、ロータ21の高速回転時(低負荷時)において、図3(a)に示すように、巻線13に供給された弱め界磁電流による鎖交磁束φyの磁路として、ロータコア22のコア対向部24を通る磁路Paだけでなく、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12dの間を通る磁路Pbが形成される。従って、弱め界磁電流による鎖交磁束φyを増加させやすくなり、その結果、巻線13に生じる誘起電圧を低下させやすくなっている。
一方、ロータ21の高負荷時(高トルクでの回転時)には、上記の高速回転時に比べて大きな電流が巻線13に供給されるため、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12dに磁気飽和が生じ、周方向に対向する周方向延出部12dの間で磁束の短絡が生じにくくなっている(図3(b)参照)。このため、周方向に対向する周方向延出部12dの間の磁気抵抗(ティース間エアギャップGb)を小さくすることで懸念されるトルクの低下は極めて小さいものとなる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ステータ11の巻線13は、供給される3相の駆動電流に応じた、それぞれ4つのU相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4及びW相巻線W1〜W4からなり、各相の4つの巻線はそれぞれ直列接続されている。つまり、ステータ11の巻線13は、各相において、直列接続された少なくとも2つの巻線(第1の巻線及び第2の巻線)を備える。
また、ロータ21は、ロータコア22に設けられた永久磁石25を用いる磁石磁極Mn,Msと、ロータコア22の一部からなるコア対向部24とが周方向に並設されてなる。そして、例えば、U相巻線U1,U3が巻回されたティース12aと磁石磁極Mn(又は磁石磁極Ms)とが対向するロータ21の回転位置で、U相巻線U2,U4が巻回されたティース12aとコア対向部24が対向するように構成される。そして、このコア対向部24は、対向する巻線13(例えばU相巻線U2,U4)での弱め界磁電流による鎖交磁束φyの発生を許容する磁石許容部として機能する。このため、巻線13に供給する弱め界磁電流を小さく抑えつつも、弱め界磁電流によって生じる鎖交磁束φyを増加させることが可能となり、その結果、巻線13に生じる誘起電圧を抑えてモータの高回転化を図ることができる。なお、弱め界磁電流を小さくできることで、弱め界磁制御時に永久磁石25が減磁しづらくなり、また、巻線13の銅損を抑えることができる。
また、本実施形態では、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12dの間の磁気抵抗が、当該周方向に隣り合う各ティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さく設定される。これにより、周方向に対向する周方向延出部12dの間に、弱め界磁電流によって生じる鎖交磁束φyの磁路Pbが形成されるため、弱め界磁電流によって生じる磁束をより一層増加させることが可能となる。
(2)本実施形態では、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士は、軸方向全体に亘って離間されている。そして、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間のティース間エアギャップGbが、当該周方向に隣り合う各ティース12aとコア対向部24との間のエアギャップGaの合計よりも小さく設定される。これにより、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間の磁気抵抗を、当該周方向に隣り合う各ティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、コア対向部24の外周面24aが軸線Lを中心とする円弧状をなすが、これに特に限定されるものではない。コア対向部24の外周面24aを円弧状としない場合、コア対向部24とティース12aとの間のエアギャップGaが周方向において均一でなくなる。この場合には、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d間のティース間エアギャップGbが、当該2つのティース12aにおける各エアギャップGaの最小値を足し合わせた値よりも小さく設定されることが好ましい。
・上記実施形態では、ティース間エアギャップGbを、周方向に隣り合うティース12aとコア対向部24との間のエアギャップGaの合計よりも小さく設定することで、周方向延出部12d間の磁気抵抗を、周方向に隣り合うティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さくしているが、これに特に限定されるものではない。例えば、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士を部分的に連結することで、周方向延出部12d間の磁気抵抗を、周方向に隣り合うティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さくしてもよい。
ここで、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士が部分的に連結された構成の一例を図4及び図5に示す。同図に示す構成では、ステータコア12は、電磁鋼板よりなる複数のコアシート30が軸方向に積層されて構成されている。各コアシート30は電磁鋼板からプレス加工によって形成されるものであり、同例の各コアシート30の形状は同一である。
各コアシート30は、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12dを繋ぐ連結部12fを有している。連結部12fは、各ティース12aの一対の周方向延出部12dのうち、一方の周方向延出部12dのみに形成され、他方の周方向延出部12dは、周方向に隣り合う周方向延出部12dに対して離間されている。つまり、コアシート30の各周方向延出部12dの近接箇所には、連結部12fと非連結部(空隙K1)とが周方向において交互に形成されている。
また、各コアシート30は、複数枚(同図では2枚)ずつ周方向にずらして軸方向に積層されている。このとき、各コアシート30は、周方向に隣り合うティース12aの間隔分(本実施形態では30°)だけ2枚ずつずらされることが好ましい。これにより、ステータコア12において、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間には、連結部12fと空隙K1とが軸方向において交互に設けられる。
このような構成によれば、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12dの間において、連結部12fを介して磁束が通りやすくなる。つまり、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間の磁気抵抗を、当該周方向に隣り合う各ティース12aとコア対向部24との間の合成磁気抵抗よりも小さくしやすくなる。
なお、同構成では、各コアシート30は、2枚ずつ周方向にずらして軸方向に積層されているが、これに限らず例えば、1枚又は3枚以上ずつ周方向ずらしてもよい。
また、同構成では、各コアシート30が同一形状をなすが、これに特に限定されるものではない。例えば、図6に示す構成では、ステータコア12は、周方向に隣り合う各周方向延出部12d同士が連結部12fによって連結された第1コアシート30aと、周方向に隣り合う各周方向延出部12dの間が全て離間された第2コアシート30bとが積層されてなる。なお、同図の構成では、第1コアシート30aと第2コアシート30bとが、軸方向において2枚ずつ交互に積層されている。このような構成によっても、ステータコア12において、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間に、連結部12fと空隙K1とを軸方向に交互に設けることができる。
上記の図4〜図6に示すような構成では、ステータコア12における周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d同士の間に、連結部12f及び空隙K1を設けている。すなわち、周方向に隣り合うティース12aの周方向延出部12d間が連結部12fにて部分的に連結されているが、これに特に限定されるものではなく、当該周方向延出部12d間が軸方向全体に亘って連結される構成(空隙K1部分に連結部12fを設ける構成)としてもよい。
この場合、周方向延出部12d間の軸方向全体に亘って連結部12fが形成されることで、該周方向延出部12d間に磁束が通りやすくなりすぎる場合があり、それにより、ロータ21の高負荷時(高トルクでの回転時)における周方向延出部12d間で磁束の短絡によってトルクが低下するおそれがある。そこで、各コアシートの各連結部12fを例えばつぶし加工によって軸方向に薄肉化すると、連結部12fの磁気抵抗が増加するため、連結部12fの軸方向の厚さを調節することで、周方向延出部12d間の磁気抵抗を適切な値に調節することが可能となる。なお、連結部12fの磁気抵抗を増加させる方法としては、連結部12fを薄肉化する方法以外に、レーザ照射によって連結部12fを非磁性化させる方法を用いてもよい。
・上記実施形態のロータ21において、図7に示すように、径方向に沿って延びるスリット孔22a,22bをロータコア22に形成してもよい。同図に示す構成では、スリット孔22aは、各コア対向部24の周方向中心にそれぞれ設けられている。スリット孔22bは、周方向に隣り合う磁石磁極Mn,Mn間の境界部にそれぞれ設けられている。そして、これら4つのスリット孔22a,22bは、周方向において90°間隔に配設されている。また、各スリット孔22a,22bは、ロータコア22を軸方向に貫通している。各スリット孔22a,22b内は空隙であり、磁性金属のロータコア22よりも磁気抵抗が大きいため、各スリット孔22a,22bによってロータコア22内を通る各磁石磁極Mn,Ms(永久磁石25)の磁束がコア対向部24に誘導されるようになっている(図中、破線の矢印を参照)。
このような構成によれば、各コア対向部24は、周方向に隣り合う磁石磁極Mn,Ms(永久磁石25)の磁束作用によって疑似的な磁極(コア磁極)として機能する。具体的には、N極の磁石磁極Mnの磁束は、スリット孔22a,22bによって、コア対向部24におけるスリット孔22aよりも磁石磁極Mn側の部位に誘導される。これにより、コア対向部24の当該部位がS極のコア磁極Csとして機能する。また同様に、S極の磁石磁極Msの磁束は、スリット孔22a,22bによって、コア対向部24におけるスリット孔22aよりも磁石磁極Ms側の部位に誘導される。これにより、コア対向部24の当該部位がN極のコア磁極Cnとして機能する。
ここで、上記実施形態では、図7に示す構成のようなスリット孔22a,22bがロータコア22に形成されていないことから、磁石磁極Mn,Msの磁束は異極間同士で短絡して各コア対向部24にほぼ流れない。これにより、各コア対向部24には、磁石磁極Mn,Msの磁束による磁極が形成されないようになっている。その結果、各コア対向部24は、巻線13における弱め界磁磁束(弱め界磁電流による鎖交磁束φy)の発生を許容する磁束許容部として構成される。このような構成では、マグネットトルクが稼ぎにくく、高トルク化を図る点では不利となるものの、上記したように高回転化を図る点では有利である。
一方、図7に示す構成では、ロータコア22に形成された各スリット孔22a,22bによって、各コア対向部24がコア磁極Cn,Csとして機能するため、コア磁極Cn,Csの磁束により巻線13の弱め界磁磁束が発生しにくくなる。これにより、上記実施形態のような各コア対向部24を磁束許容部とする構成に比べて高回転化を図る点では不利となるものの、高トルク化を図る点で有利な構成となる。
すなわち、上記実施形態のようにコア対向部24を磁束許容部として機能させるか、コア磁極Cn,Csとして機能させるかによって、モータの出力特性(トルク及び回転数)を調整する事が可能となる。また、コア対向部24をコア磁極Cn,Csとして機能させる場合には、例えばスリット孔22a,22bの形状等の構成変更によって、コア磁極Cn,Cs(コア対向部24)に誘導する磁石磁極Mn,Msの磁束の量を調整することが可能であり、それにより、モータの出力特性(トルク及び回転数)を調整する事が可能となる。
・上記実施形態のロータ21は、磁石磁極Mn,Msを構成する永久磁石25がロータコア22の外周面に固着されたSPM構造をなしているが、例えば図8に示すように、ロータコア22の外周面22cよりも内側部分に永久磁石を埋め込む態様とした埋込磁石型構造(IPM構造)としてもよい。
図8に示す構成では、各磁石磁極Mn,Msは、ロータコア22に埋設された直方体状の一対の永久磁石41をそれぞれ備えている。各磁石磁極Mn,Msにおいて、一対の永久磁石41は、軸方向視で外周側に拡がる略V字状に配置されるとともに、周方向における磁極中心線(直線L1を参照)に対して線対称に設けられている。また、各磁石磁極Mn,Msにおける一対の永久磁石41は、ロータ21を周方向において磁石磁極Mn,Msの数の2倍(本例では8)で等分したときの角度範囲(本例では45°の範囲)に収まるように配置されている。なお、各永久磁石41は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばネオジム磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、SmFeN系磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石等で構成される。
また、同図では、N極の磁石磁極Mn及びS極の磁石磁極Msの各永久磁石41の磁化方向を実線の矢印で示しており、矢印先端側がN極、矢印基端側がS極を表している。この矢印にて示されるように、N極の磁石磁極Mnにおける各永久磁石41は、該磁石磁極Mnの外周側をN極にするべく、互いに向かい合う面(前記磁極中心線側の面)にN極が現れるように磁化されている。また、S極の磁石磁極Msにおける各永久磁石41は、該磁石磁極Msの外周側をS極にするべく、互いに向かい合う面(前記磁極中心線側の面)にS極が現れるように磁化されている。
このような各磁石磁極Mn,Msの構成によれば、一対の永久磁石41が軸方向視で径方向外側に拡がる略V字をなすように埋設されるため、永久磁石41の外周側のロータコア体積(V字配置された一対の永久磁石41の間の磁石間コア部22dを含む部分の体積)を大きくとることが可能となる。それにより、リラクタンストルクを増やすことが可能となり、モータ10の高トルク化に寄与できる。
また、ロータコア22における磁極対Pの周方向間に位置するコア対向部42は、上記実施形態のコア対向部24と同様に磁石許容部として機能するため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、この構成によれば、磁石磁極Mn,Msにおいて、永久磁石41がロータコア22に埋設されるため、弱め界磁制御時における永久磁石41の減磁を抑制する点で有利となる。
なお、図8に示す構成の磁石磁極Mn,Msでは、ロータコア22に埋設される一対の永久磁石41が軸方向視で外周側に拡がる略V字状に配置される構成としたが、これに特に限定されるものではなく、磁石磁極Mn,Msにおける永久磁石の構成は適宜変更可能である。例えば、1つの磁石磁極Mn,Msにつき1つの永久磁石を有する構成としてもよい。また、同図に示すようなIPM構造のロータ21において、ロータコア22に例えばスリット孔(図7参照)を形成し、磁石磁極Mn,Msの磁束をコア対向部42に誘導することで、コア対向部42に磁極(コア磁極)が生じるように構成してもよい。
・ロータ21における磁極対Pとコア対向部24の位置関係は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、ロータ21の周方向半分に磁極対Pを構成し、残りの半分にコア対向部24を構成してもよい。
・上記実施形態では、ロータ21における磁石磁極Mn,Msの数を4つとし、ステータ11の巻線13の数を12個としたが、磁石磁極Mn,Msと巻線13の数は構成に応じて適宜変更可能である。
・上記実施形態では、各相の巻線、つまり、U相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4、及びW相巻線W1〜W4がそれぞれ直列接続されたが、これに特に限定されるものではなく、巻線態様は適宜変更してもよい。例えば、変更例としてU相を例にとって説明すると、U相巻線U1,U2を直列接続し、また、U相巻線U3,U4を直列接続し、それらU相巻線U1,U2の直列対とU相巻線U3,U4の直列対とを並列接続してもよい。
・上記実施形態では、ステータコア12をコアシートの積層構造としたが、これ以外に例えば、圧粉体コアや、鍛造(冷間鍛造)や切削等で成形した一体ブロックとしてもよい。
・上記実施形態では、永久磁石25を焼結磁石としたが、これ以外に例えば、ボンド磁石としてもよい。
・上記実施形態では、ロータ21をステータ11の内周側に配置したインナロータ型のモータ10に具体化したが、これに特に限定されるものではなく、ロータをステータの外周側に配置したアウタロータ型のモータに具体化してもよい。
・上記実施形態では、ステータ11とロータ21とが径方向に対向するラジアルギャップ型のモータ10に具体化したが、これに特に限定されるものではなく、ステータとロータとが軸方向に対向するアキシャルギャップ型のモータに適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…モータ、11…ステータ、12…ステータコア、12a…ティース、12b…外周部(基部)、12d…周方向延出部、12f…連結部、13…巻線、21…ロータ、22…ロータコア、24,42…コア対向部、25,41…永久磁石、Mn,Ms…磁石磁極、U1〜U4…U相巻線、V1〜V4…V相巻線、W1〜W4…W相巻線、Ga…エアギャップ、Gb…ティース間エアギャップ、Cn,Cs…コア磁極。

Claims (5)

  1. 基部及び該基部から延出された複数のティースを有するステータコアと前記複数のティースの各々に巻回された巻線とを有するステータと、
    前記各ティースの延出方向の先端部と対向配置され、前記巻線に駆動電流が供給されることで生じる回転磁界を受けて回転するロータと
    を備えたモータであって、
    前記巻線は、前記駆動電流によって互いに同一のタイミングで励磁され、かつ、直列接続された第1の巻線と第2の巻線とを備え、
    前記ロータは、ロータコアに設けられた永久磁石を用いる磁石磁極と、前記ロータコアの一部からなり前記ティースと対向するコア対向部とが周方向に並設されてなり、前記第1の巻線が巻回された前記ティースと前記磁石磁極とが対向するロータの回転位置で、前記コア対向部が、前記第2の巻線が巻回された前記ティース及び当該ティースと周方向に隣り合うティースと対向するように構成され、
    周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士の間の磁気抵抗が、当該周方向に隣り合う各ティースと前記コア対向部との間の合成磁気抵抗よりも小さく設定されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士の間のエアギャップが、当該周方向に隣り合う各ティースと前記コア対向部との間のエアギャップの合計よりも小さく設定されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載のモータにおいて、
    周方向に隣り合う前記ティースの前記先端部同士を繋ぐ連結部を備えていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記コア対向部は、前記第2の巻線での弱め界磁電流による鎖交磁束の発生を許容する磁束許容部として機能することを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記コア対向部は、前記磁石磁極の磁束作用によって磁極として機能することを特徴とするモータ。
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