JP2018006060A - 雌端子 - Google Patents

雌端子 Download PDF

Info

Publication number
JP2018006060A
JP2018006060A JP2016128553A JP2016128553A JP2018006060A JP 2018006060 A JP2018006060 A JP 2018006060A JP 2016128553 A JP2016128553 A JP 2016128553A JP 2016128553 A JP2016128553 A JP 2016128553A JP 2018006060 A JP2018006060 A JP 2018006060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
terminal
female terminal
male terminal
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016128553A
Other languages
English (en)
Inventor
圭佑 寺本
Keisuke Teramoto
圭佑 寺本
俊幸 松田
Toshiyuki Matsuda
俊幸 松田
拓也 宇都宮
Takuya Utsunomiya
拓也 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2016128553A priority Critical patent/JP2018006060A/ja
Publication of JP2018006060A publication Critical patent/JP2018006060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】めっき溜まりをなくし、接触抵抗の増加を防ぐ。【解決手段】本明細書によって開示される雌端子10は、本体部11と、本体部11から対向状態をなして前方に突出して設けられ、複数のスリットSLによって分離された複数の接触片12とを備えた雌端子10であって、複数の接触片12によって囲まれた収容空間15には、棒状をなす雄端子が収容可能とされており、複数の接触片12には、雄端子に面接触する接触面(円弧面CS)がそれぞれ設けられており、スリットSLを構成する壁面20と、これに隣り合う接触面とは、テーパ面19を介して連結され、接触片12における壁面20とテーパ面19とのなす角は鈍角で、かつ、接触片12における接触面とテーパ面19とのなす角は鈍角である。【選択図】図2

Description

本明細書によって開示される技術は、雌端子に関する。
従来、棒状をなす雄端子を内部に嵌合可能な雌端子として、例えば特開2011−171183号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この雌端子は、本体部と、本体部から対向状態をなして前方に突出して設けられた複数の接触片とを備えて構成され、複数の接触片によって囲まれた収容空間に雄端子が収容されるようになっている。接触片の前端部における内面側には、雄端子に対する接点部となる円弧面が形成されている。この円弧面は、雄端子の外周形状と一致するため、雄端子と雌端子を接続すると、円弧面が雄端子に対して全面で接触する。
特開2011−171183号公報
上記の雌端子では、隣り合う一対の円弧面の間にスリットが形成されており、このスリットが広がることによって各接触片が径方向外側に撓み可能とされている。しかしながら、スリットを構成する壁面とこれに隣り合う円弧面との角部は、ほぼ直角に近い角度で形成されており、めっきを施した際に、めっき厚が異常に高くなる、めっき溜まりと呼ばれる現象が発生する。これは、電荷の集中しやすいエッジ部分にめっきがのりやすいということに起因している。このため、雄端子と雌端子を接続する際に、めっき溜まりが雄端子を傷付けることで接触抵抗が増加したり、あるいは雄端子がめっき溜まりに乗り上げて円弧面に面接触しなくなることで接触抵抗が増加したりする不具合が発生することになる。
本明細書によって開示される雌端子は、本体部と、本体部から対向状態をなして前方に突出して設けられ、複数のスリットによって分離された複数の接触片とを備えた雌端子であって、前記複数の接触片によって囲まれた収容空間には、棒状をなす雄端子が収容可能とされており、前記複数の接触片には、前記雄端子に面接触する接触面がそれぞれ設けられており、前記スリットを構成する壁面と、これに隣り合う前記接触面とは、テーパ面を介して連結され、前記接触片における前記壁面と前記テーパ面とのなす角は鈍角で、かつ、前記接触片における前記接触面と前記テーパ面とのなす角は鈍角である構成とした。
このような構成によると、接触面とこれに隣り合うスリットの壁面とがテーパ面を介して連結されており、電荷の集中しやすいエッジ部分が存在しないため、めっき溜まりを防ぐことができる。これにより、雄端子の挿入・離脱時における雄端子の傷付きを抑制するとともに、雄端子を接触面に面接触させることで接触抵抗の増加を防ぐことができる。
本明細書によって開示される端子は、以下の構成としてもよい。
前記雄端子は丸ピン形状とされ、前記接触面は前記雄端子の外周面に沿う曲面形状とされている構成としてもよい。
このような構成によると、雌雄両端子が回転しても、雄端子を雌端子の接触面に面接触させることができるため、回転方向の位置決めが不要である。
前記接触面は、前記接触片の先端側に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、雌端子の接触面を外部から視認しやすくなり、めっき溜まりが発生していないことの確認が容易になる。
本明細書によって開示される雌端子によれば、めっき溜まりをなくすことができ、接触抵抗の増加を防ぐことができる。
雌端子の斜視図 雌端子の正面図 雌端子の側面図 図2におけるA−A線断面図 図4におけるB−B線断面図 図2における要部拡大図
<実施形態>
実施形態を図1から図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態における雌端子10は略円筒形の端子であって、図1に示すように、略円形の外周形状を有しており、すり割り端子などの名称で呼ばれる場合がある。雌端子10は、前後方向に長い形状をなしており、以下の説明においては図3の本体部11を基準として図示左側(左方)を前側(前方)とし、図示右側(右方)を後側(後方)とする。雌端子10は、前後方向中央部に配置された本体部11、本体部11から対向状態をなして前方に突出した複数の接触片12、本体部11の後端縁に周設されたフランジ部13、本体部11から後方に突出するバレル部14などを備えて構成されている。なお、本実施形態では、6つの接触片12を備えて構成された雌端子10を例示している。
フランジ部13は、図2に示すように、本体部11の外周面から全周に亘って径方向外側に張り出す形態とされている。このフランジ部13は、雌端子10が収容されるキャビティ(図示せず)の後端開口縁部に対して後方から当接する。これにより、雌端子10は、キャビティに収容された状態で前止まりされる。一方、バレル部14は、図4に示すように、本体部11よりも小径で中実の小径部14Aと、この小径部14Aから後方に形成された円筒状の円筒部14Bとから構成されている。電線(図示せず)の端末に露出された芯線を円筒部14Bに挿入してかしめることにより、雌端子10と電線が導通可能に接続される。
複数の接触片12の間には、丸ピン形状をなす雄端子(図示せず)が内部に収容される収容空間15が形成されている。すなわち、収容空間15は、各接触片12の内面12Aによって囲まれた空間とされている。また、収容空間15の前側には、雄端子が挿入されて接続される端子接続孔16が形成されている。さらに、端子接続孔16の前側には、前方に向かうほど開口が大きくなるガイド孔17が形成されている。収容空間15は、端子接続孔16とガイド孔17とを介して前方に開口されている。収容空間15の径方向外側には、前後方向に長い長孔状をなす複数の横孔18が形成されている。
図2に示すように、端子接続孔16は、複数の円弧面CSによって囲まれた空間とされている。円弧面CSは、雄端子の外周面に沿う曲面形状とされている。また、図4に示すように、隣り合う一対の接触片12は、スリットSLとその後側に連なった設けられた横孔18とによって互いに分割されている。スリットSLは、ガイド孔17から端子接続孔16にかけての範囲に形成されている。
接触片12は、図4に示すように、端子接続孔16における対向する一対の円弧面CSの間隔tが増減する方向に撓み可能に設けられている。すなわち、隣り合う一対の接触片12は、後端部側を支点として前端部側が互いに接近および離間する方向に変位可能とされている。なお、接触片12の外周面は、本体部11の外周面よりもやや小径とされている。
端子接続孔16に雄端子を嵌合させると、各接触片12がわずかに径方向外側に撓んで各円弧面CSが同一円周上に配置されるようになっている。このとき、各円弧面CSによって構成された接点部が雄端子に対して全面で面接触するようになっている。
さて、図5に示すように、各円弧面CSの両側縁には、それぞれ面取りが施されており、この面取り部分はテーパ面19とされている。詳細には図6に示すように、テーパ面19は、スリットSLを構成する壁面20と、これに隣り合う円弧面CSとを連結する面とされている。接触片12における壁面20とテーパ面19とのなす角は鈍角で、かつ、接触片12における円弧面CSとテーパ面19とのなす角は鈍角である。また、接触片12の外面には、例えば銀めっきなどのめっき層22が形成されている。
このようにすると、円弧面CSと壁面20の連結部分にエッジ部分が形成されないため、接触片12をめっきする際に、電荷が一箇所に集中することはなく、例えば図6の一点鎖線で示した矢線21のように、電荷が均等に分散するため、めっき溜まりを防ぐことが可能になり、テーパ面19と円弧面CSの双方で均一な厚さのめっき層22を形成することが可能になる。
したがって、雄端子を雌端子10に接続する際に、めっき溜まりによって雄端子が傷付くことで雄端子と円弧面CSとの接触面積が低下することを抑制できる。また、雄端子がめっき溜まりに乗り上げることによって雄端子と円弧面CSとの接触面積が低下することを抑制できる。この結果、雄端子と円弧面CSの接続部分で接触抵抗が増加して発熱することを抑制できる。
以上のように本実施形態では、接触面(円弧面CS)とこれに隣り合うスリットSLの壁面20とがテーパ面19を介して連結されており、電荷の集中しやすいエッジ部分が存在しないため、めっき溜まりを防ぐことができる。これにより、雄端子の挿入・離脱時における雄端子の傷付きを抑制するとともに、雄端子を接触面に面接触させることで接触抵抗の増加を防ぐことができる。
雄端子は丸ピン形状とされ、接触面は雄端子の外周面に沿う曲面形状とされている構成としてもよい。
このような構成によると、雌雄両端子10が回転しても、雄端子を雌端子10の接触面に面接触させることができるため、回転方向の位置決めが不要である。
接触面は、接触片12の先端側に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、雌端子10の接触面を外部から視認しやすくなり、めっき溜まりが発生していないことの確認が容易になる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では6つの接触片12を備えて構成されたものを例示しているものの、一対の接触片を備えて構成された雌端子としてもよい。
(2)上記実施形態ではテーパ面19として平坦面を例示しているものの、円弧面CSおよび壁面20とのなす角が鋭角でなければよく、円弧状のテーパ面としてもよい。
(3)上記実施形態では丸ピン形状の雄端子に接続される略円筒形の雌端子10を例示しているものの、平タブ形状の雄端子に接続される角筒形の雌端子に適用してもよい。
(4)上記実施形態では円弧面CSが接触片12の先端側に設けられているものを例示したが、接触片における長さ方向の中央付近に円弧面を設けてもよい。
(5)上記実施形態では雄端子が雌端子10に接続された状態で雄端子が面接触している円弧面CSを接触面としたが、雄端子を雌端子10に接続する過程で雄端子が面接触する面も接触面に含まれる。
10…雌端子
11…本体部
12…接触片
15…収容空間
19…テーパ面
20…壁面
CS…円弧面(接触面)
SL…スリット

Claims (3)

  1. 本体部と、
    本体部から対向状態をなして前方に突出して設けられ、複数のスリットによって分離された複数の接触片とを備えた雌端子であって、
    前記複数の接触片によって囲まれた収容空間には、棒状をなす雄端子が収容可能とされており、前記複数の接触片には、前記雄端子に面接触する接触面がそれぞれ設けられており、
    前記スリットを構成する壁面と、これに隣り合う前記接触面とは、テーパ面を介して連結され、前記接触片における前記壁面と前記テーパ面とのなす角は鈍角で、かつ、前記接触片における前記接触面と前記テーパ面とのなす角は鈍角である雌端子。
  2. 前記雄端子は丸ピン形状とされ、前記接触面は前記雄端子の外周面に沿う曲面形状とされている請求項1に記載の雌端子。
  3. 前記接触面は、前記接触片の先端側に設けられている請求項1または請求項2に記載の雌端子。
JP2016128553A 2016-06-29 2016-06-29 雌端子 Pending JP2018006060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016128553A JP2018006060A (ja) 2016-06-29 2016-06-29 雌端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016128553A JP2018006060A (ja) 2016-06-29 2016-06-29 雌端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018006060A true JP2018006060A (ja) 2018-01-11

Family

ID=60949554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016128553A Pending JP2018006060A (ja) 2016-06-29 2016-06-29 雌端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018006060A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011171183A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雌端子および雌端子の製造方法
JP2013240803A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Sh Copper Products Co Ltd 銅条および銅条の製造方法
JP2015069807A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子金具
JP2016066440A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 雌端子およびコネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011171183A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雌端子および雌端子の製造方法
JP2013240803A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Sh Copper Products Co Ltd 銅条および銅条の製造方法
JP2015069807A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子金具
JP2016066440A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 雌端子およびコネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6146668B2 (ja) 端子金具
TWI459655B (zh) 連接器及連接器單元
EP3095336A1 (en) Battery assembly, electronic cigarette, and method for assembling battery assembly
JP5965265B2 (ja) 端子
JP6631591B2 (ja) プレスフィット端子及びその製造方法
WO2014038617A1 (ja) 端子
EP3540855B1 (en) Connection terminal
TWM496258U (zh) 電連接器
JP6580797B2 (ja) コンタクト素子及び導電体を有するアセンブリ、及び該アセンブリを製造するための方法
US4461530A (en) Socket contact for electrical connectors and method of manufacture
JP5310489B2 (ja) 防水コネクタ及びゴム栓
JP7463739B2 (ja) ソケット、接触子ユニット、ソケットの集合体、及び接触子ユニットを備えた多極コネクタ
JP6802227B2 (ja) 接続端子
JP2018006060A (ja) 雌端子
JP2018156772A (ja) 雌端子、及び雌コネクタ
US10811803B2 (en) Connection terminal
JP2014154377A (ja) 充電コネクタ
TWI651905B (zh) 電線用連接器
EP3866273A1 (en) 3d printed high resolution electrical connectors with novel material removal features
JP5354294B2 (ja) 雌端子金具
TWM608271U (zh) 電連接器
JP2016062699A5 (ja) コネクタ
US20220416462A1 (en) Spring connector
JP6217707B2 (ja) コネクタ
JP2016081925A (ja) 端子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191205