JP2018005279A - 現金処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 効率的に連続して複数回の計数取引を行うことができる現金処理装置を提供する。【解決手段】 本発明は、現金を用いた取引処理を行う現金処理装置に関する。そして、本発明の現金処理装置は、現金の投入を受ける現金投入手段と、現金投入手段に投入された現金を計数する計数手段と、計数手段により計数された後に現金を返却する返却手段と、取引に関する情報を表示する表示部と、取引に関する情報入力を受け付ける入力部と、計数手段による計数が終了した際に、連続して次の計数取引を実行するか否かを問い合わせる問合せ画面を表示部に表示させ、入力部を用いて連続して次の計数取引を実行するか否かの入力を受け付け、入力された内容に従った取引処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
この発明は、現金処理装置に関し、例えば、運輸機関、金融機関、郵便局などで現金の管理を行う装置に適用し得る。
従来、運輸機関、金融機関、郵便局等の拠点では、釣銭や売り上げ(例えば、荷物の送料や代金引換で受け取った現金等)等の現金を管理する現金処理装置が設置されている。従来の現金処理装置としては、例えば、特許文献1に記載された装置が挙げられる。
従来の現金処理装置では、通常、投入した現金を計数し、計数した金額をレシート等に出力する計数取引に対応している。
しかしながら、従来の現金処理装置では、計数取引を行う度に、現金の投入処理、投入された現金の計数処理、及び計数した現金を排出して取出させる処理を行う必要がある。そのため、従来の現金処理装置では、複数の計数取引を連続して行う際、オペレータは、計数取引の都度、紙幣や硬貨を投入して、排出されるまで待ってから取り出すという作業を繰り返し行う必要があるため、非常に時間がかかってしまうという問題があった。例えば、多数の店舗(例えば、運輸機関の集配センタ等)を管理する支店において、1日の営業時間終了時に各店舗から収集した現金を店舗ごとに計数する処理を行う場合には、支店に設置された現金処理装置で店舗数分の計数処理を行うため、店舗数が多い場合には非常に時間がかかってしまうことになる。
以上のような問題に鑑みて、効率的に連続して複数回の計数取引を行うことができる現金処理装置が望まれている。
本発明は、現金を用いた取引処理を行う現金処理装置において、(1)現金の投入を受ける現金投入手段と、(2)前記現金投入手段に投入された現金を計数する計数手段と、(3)前記計数手段により計数された後に現金を返却する返却手段と、(4)取引に関する情報を表示する表示部と、(5)取引に関する情報入力を受け付ける入力部と、(6)前記計数手段による計数が終了した際に、連続して次の計数取引を実行するか否かを問い合わせる問合せ画面を前記表示部に表示させ、前記入力部を用いて連続して次の計数取引を実行するか否かの入力を受け付け、入力された内容に従った取引処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、効率的に連続して複数回の計数取引を行うことができる現金処理装置を提供することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
以下、本発明による現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、現金管理装置1の機能的構成を示すブロック図である。図3は、現金管理装置1の外観を示す斜視図である。図4は、現金管理装置1が用いられる環境の例について示した説明図である。現金管理装置1は、現金の入金処理、出金処理、及び計数取引(計数処理)等の種々の現金取引(処理)に対応する装置である。
図2は、現金管理装置1の機能的構成を示すブロック図である。図3は、現金管理装置1の外観を示す斜視図である。図4は、現金管理装置1が用いられる環境の例について示した説明図である。現金管理装置1は、現金の入金処理、出金処理、及び計数取引(計数処理)等の種々の現金取引(処理)に対応する装置である。
この実施形態の例では、図4に示すように、現金管理装置1は、運輸機関において複数の集配センタCを管理する支店に配置されているものとする。図4に示すように、現金管理装置1が配置された支店では、N箇所の集配センタC(C1〜CN)を管理しているものとする。この実施形態では、支店において現金管理装置1を操作するオペレータ(例えば、支店の係員等)が、N箇所の集配センタC1〜CNのそれぞれから集めた現金について計数を行う。すなわち、この実施形態では、支店において現金管理装置1を操作するオペレータは、連続してN回の計数取引の操作を行う必要があるものとする。例えば、各集配センタCで一日営業した際に取り扱った現金(例えば、売上金や釣銭)が、一日の営業時間終了時に各集配センタCから支店に運ばれてくる。そして、この実施形態では、支店のオペレータは、支店に運ばれてきた各集配センタCの現金を、それぞれ現金管理装置1に投入して計数取引を行う(各集配センタCについて計数取引を行う)。なお、各集配センタCに当初配布する現金(例えば、釣銭用の現金)は、現金管理装置1から出金された現金としてもよいが、この実施形態では、各集配センタCに配布する現金の出所については限定されないものであり、詳しい説明を省略する。
なお、現金管理装置1の適用例は上述の例に限定されるものではなく、計数取引を含む取引に対応した種々の装置に適用することが可能である。
次に、現金管理装置1の内部構成について説明する。
図2に示すように、現金管理装置1は、大別して、制御手段としての主制御部10、記憶部20、表示部30、カードリーダ40、入力部50、印刷部60、紙幣部100及び硬貨部200を有する。
主制御部10は、記憶部20に格納された制御プログラムに基づいて、現金管理装置1全体の処理を制御するものである。主制御部10は、出金処理や入金処理を行う入出金処理機能や、計数取引を行う機能等に対応している。また、主制御部10は、取引内容の履歴等の情報を外部の管理端末2に送信するようにしてもよい。
記憶部20は、主制御部10の処理で利用される種々のデータを記憶する記憶手段である。
記憶部20は、種々の情報を記憶する。記憶部20は、例えば、入金取引の履歴や、出金取引の履歴や、紙幣部100及び硬貨部200に収納されている各金種の現金の数(有高)や、計数取引の履歴等を記憶している。さらに、記憶部20は、主制御部10が実行する制御プログラムや処理結果や、各種パラメータ等も記憶しているものとする。
紙幣部100は、紙幣を金種別に収納・管理するものである。
紙幣部100は、入金処理時に投入される紙幣を一括して受け入れると共に出金処理時に釣銭としての紙幣を排出する紙幣入出金口113と、この紙幣入出金口113に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離して、紙幣の金種等を鑑別すると共に鑑別した紙幣を金種毎に計数する紙幣認識部114と、この紙幣認識部114で鑑別計数された紙幣を集積して一時保留する紙幣一時保留部115と、釣銭準備金(売上金を含む)を金種(この実施形態では、千円券、五千円券、一万円券を区別しているものとする)別に収納する釣銭用紙幣収納庫116と、売上金として計上する入金紙幣を金種別に収納する紙幣回収庫111と、紙幣リジェクト112と、紙幣を搬送する紙幣搬送路117と、制御プログラムに基づいて紙幣部100全体の動作制御を行う制御部110を少なくとも有して構成される。
紙幣入出金口113には、内部に残っている紙幣(投入された紙幣又は排出した紙幣)の有無を判定する紙幣センサー113aが配置されている。現金管理装置1では、計数取引において、紙幣センサー113aにより、紙幣入出金口113から排出された紙幣(計数後に排出された紙幣)がオペレータにより取り出されたか否かを認識することができる。紙幣センサー113aに適用する検知方式については限定されないものであるが、例えば、光学的なセンサー(例えば、検査光が紙幣により遮られるか否かにより検知するセンサー)や機械的なセンサー(例えば、紙幣によりレバーが押し下げられるか否かにより検知するセンサー)を適用することができる。
硬貨部200は、硬貨を金種別に収納・管理するものである。
硬貨部200は、投入される硬貨を一括して受け入れる硬貨入金口214と、この硬貨入金口214に受け入れた硬貨を1枚ずつ分離して、硬貨の金種等を鑑別すると共に鑑別した硬貨を金種毎に計数する硬貨認識部216と、この硬貨認識部216で鑑別計数された硬貨を一時保留する硬貨一時保留部217と、銭準備金(売上金を含む)を金種(この実施形態では、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨を区別しているものとする)別に収納する釣銭用硬貨収納庫213、売上金として計上する入金硬貨を金種別に収納する硬貨回収庫211と、つり銭用の硬貨を出金するための硬貨出金口215と、硬貨リジェクト212と、硬貨を搬送する硬貨搬送路218と、制御プログラムに基づいて硬貨部200全体の動作制御を行う制御部210と、硬貨入金口214に入金された硬貨をオペレータに返却するための硬貨返却口219を有する。
例えば、硬貨一時保留部217、釣銭用硬貨収納庫213、硬貨回収庫211、硬貨出金口215、及び硬貨返却口219は、金種毎に分けて硬貨を集積、収納できるように内部が区切られている。
硬貨返却口219は、硬貨入金口214に投入されたが、収納(例えば、硬貨回収庫211や釣銭用硬貨収納庫213に収納)されなかった硬貨(例えば、計数後の硬貨)を返却する機能を担っている。硬貨返却口219には、内部に残っている硬貨(排出された硬貨)の有無を判定する硬貨センサー219aが配置されている。現金管理装置1では、計数取引において、硬貨センサー219aにより、硬貨返却口219に排出された硬貨(計数後の硬貨)がオペレータにより取り出されたか否かを認識することができる。硬貨センサー219aに適用する検知方式については限定されないものであるが、例えば、光学的なセンサー(例えば、検査光が硬貨により遮られるか否かにより検知するセンサー)や機械的なセンサー(例えば、硬貨によりレバーが押し下げられるか否かにより検知するセンサー)を適用することができる。
なお、紙幣部100の制御部110及び硬貨部200の制御部210は、主制御部10の指示に従って紙幣部100及び硬貨部200を制御する。
表示部30は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等により、現金管理装置1の各種処理操作の案内、入力画面、入力情報、金種別の入金金額又は出金金額等を表示する表示手段である。
カードリーダ40は、オペレータが使用するIDカードに記録(例えば、磁気ストライプ等に記録)されている情報を読み取り、主制御部10に読み取り情報を与えるものである。これにより、IDカードに格納されている担当者識別情報が読み取られ、入金データ及び出金データを担当者識別情報に対応付けて管理することができる。なお、担当者識別情報については、カードリーダ40による読み取りではなく、後述する入力部50を介して担当者識別情報の入力を受付けるようにしてもよい。
入力部50は、オペレータが操作するものであり、例えば、キーボードやテンキーなどの物理的な入力手段や、表示部30上に配置されたタッチパネル等の入力手段を適用することができる。
印刷部60は、紙幣部100や硬貨部200で行われた入金処理又は出金処理の金額、金種別枚数等を用紙に印刷(印字)し、レシート(伝票)として出力するものである。
次に、現金管理装置1において、計数取引を行う際に、現金(紙幣及び効果)を処理する基本的な流れについて図3及び図5を用いて説明する。
図5は、現金管理装置1において、計数取引を行う際に、現金(紙幣及び効果)を出し入れする構成について示した説明図である。
まず、硬貨部200において、計数取引で硬貨を処理する基本的な流れについて説明する。
硬貨部200では、計数取引を行う際に、硬貨入金口214からオペレータから硬貨の投入(入金)を受付ける。図3、図5に示すように、硬貨入金口214には、開閉体としての開閉カバー214aが備えられている。オペレータは、硬貨入金口214に硬貨を投入(入金)する際には、開閉カバー214aを手動で開けて投入することになる。なお、開閉カバー214aは、制御部210の制御により自動的に開閉する機構としてもよい。
硬貨部200から投入された硬貨は、硬貨搬送路218により硬貨認識部216に供給されて認識処理(金種等の認識処理)が行われた後、硬貨一時保留部217にて一時的に保留される。制御部210は、硬貨認識部216における認識結果に基づいて、投入された硬貨の金種ごとの数を計数する。そして、制御部210は、硬貨入金口214に投入された全ての硬貨について認識処理及び計数を行って硬貨一時保留部217に保留させる制御を行う。このとき、硬貨一時保留部217では、硬貨を金種ごとに分けて保留しているものとする。その後、制御部210は、硬貨一時保留部217に保留された計数済の硬貨を、硬貨返却口219に排出させる。硬貨返却口219に排出された硬貨は、オペレータにより取り出されることになる。
図3、図5に示すように、硬貨返却口219は、前方向にスライドさせて引きだしが可能な箱型の形状となっている。図5に示すように、硬貨返却口219は、内部が金種ごとに仕切られた形状となっている。図5では、硬貨返却口219が6つの収容部219b〜219gに仕切られた構成となっている。収容部219b〜219gには、それぞれ、5百円硬貨、百円硬貨、五十円硬貨、十円硬貨、五円硬貨、一円硬貨を収容されるものとする。硬貨返却口219をスライドさせる機構は、オペレータの手動によりスライドする機構としてもよいし、制御部210の制御により自動的にスライドする機構(図示しない駆動源により動作する機構)としてもよい。
硬貨部200では、硬貨一時保留部217において金種ごとに分けて保留された硬貨が、そのまま(金種ごとに分けられた状態のままで)、硬貨返却口219の収容部219b〜219gに供給される構成になっているものとする。例えば、硬貨返却口219の真上に硬貨一時保留部217を配置し、硬貨一時保留部217に保留された硬貨を落下させるだけで、落下した硬貨が金種ごとに分けられた状態で硬貨返却口219の収容部219b〜219gに収まるように構成するようにしてもよい。なお、硬貨一時保留部217から硬貨返却口219への硬貨の移動は、硬貨搬送路218を経由する構成としてもよい。
主制御部10は、連続計数取引を行う際でも、1回の計数取引の都度、硬貨一時保留部217から硬貨返却口219への硬貨の排出を行うように制御する。しかし、主制御部10は、連続計数取引の途中では、硬貨返却口219からの硬貨の取出しを要求しないため、連続計数取引における最後の計数取引が終了するまでの間、硬貨返却口219には投入された硬貨が排出され続けることになる。
次に、紙幣入出金口113において、計数取引で硬貨を処理する基本的な流れについて説明する。
紙幣部100では、計数取引を行う際に、紙幣入出金口113から紙幣の投入(入金)を受付ける。図3、図5に示すように、紙幣入出金口113には、開閉体としての開閉カバー113bが備えられている。開閉カバー113bは、制御部110の制御により図示しない駆動源(例えば、モーター等)により開閉動作する。オペレータは、紙幣入出金口113に紙幣を入金(投入)する際には、開閉カバー113bが開状態となってから投入することになる。
紙幣部100から入金された紙幣は、紙幣搬送路117により紙幣認識部114に供給されて認識処理(金種等の認識処理)が行われた後、釣銭用紙幣収納庫116にて一時的に保留される。制御部110は、紙幣認識部114における認識結果に基づいて、投入された紙幣の金種ごとの数を計数する。そして、制御部110は、紙幣入出金口113に投入された全ての紙幣について認識処理及び計数を行って紙幣一時保留部115に保留することになる。このとき、紙幣一時保留部115では、紙幣を金種ごとに分けて保留しているものとする。その後、制御部110は、紙幣一時保留部115に保留された計数済の紙幣を、紙幣入出金口113に排出させるように制御する。紙幣入出金口113に排出された紙幣は、オペレータにより取り出されることになる。
この実施形態では、主制御部10は、連続計数取引の途中でも、取引が1回終了するごとに、紙幣一時保留部115で保留された紙幣を、全て紙幣入出金口113に排出し、オペレータから取り出させる処理を行うものとする。
次に、現金管理装置1で計数取引が行われる際の構成について説明する。
この実施形態の現金管理装置1では、複数回連続した計数取引(連続計数取引)を行う際に、オペレータの操作負担軽減や処理時間(N回連続して計数取引を行う際に、1回目からN回目までの計数取引が完了するまでの処理時間)の短縮をするための種々の処理が行われる。
従来の現金管理装置では、複数回連続で計数取引を行う際には、オペレータから現金(紙幣及び硬貨)の投入(入金)を受付け、投入された現金を計数して、返却口(出金口)から排出してオペレータからの取り出しを確認(例えば、センサーにより確認)し、現金の取り出しを確認した後、次の計数取引に移行する。これに対して、第1の実施形態の現金管理装置1では、連続して複数回の計数取引を行っている間、少なくとも硬貨については、硬貨返却口219に排出した後、硬貨返却口219に排出された硬貨の取り出しを要求せずに、そのまま次の計数取引に移行するものとする。ただし、第1の実施形態の現金管理装置1では、連続して計数取引を行う際に、最後の計数取引(例えば、合計N回の連続計数取引におけるN回目の計数取引)を行う際には、オペレータによる硬貨返却口219からの現金の取り忘れを防ぐため、硬貨返却口219からの硬貨の取り出し確認(硬貨センサー219aを用いた確認)の後、計数取引を終了する。
以上のように第1の実施形態では、硬貨部200の硬貨入金口214、及び紙幣部100の紙幣入出金口113を含む構成により、現金(紙幣及び硬貨)の投入を受ける現金投入手段が実現されている。また、第1の実施形態では、主制御部10と、紙幣部100の紙幣認識部114と、硬貨部200の硬貨認識部216とを含む構成により、投入された現金(紙幣及び硬貨)を計数する計数手段が実現されている。さらに、第1の実施形態では、紙幣部100の紙幣入出金口113と、硬貨部200の硬貨返却口219とを含む構成により、現金を返却する返却手段が実現されている。すなわち、この実施形態では、紙幣入出金口113が紙幣を返却する紙幣返却口としても機能している。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の現金管理装置1の動作を説明する。
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の現金管理装置1の動作を説明する。
図1は、現金管理装置1で計数取引(通常の計数取引、又は連続計数取引)が行われる場合の動作の例について示したフローチャートである。
まず、オペレータにより、現金管理装置1にID入力が行われ、主制御部10がID入力に伴うログイン処理を行ったものとする(S101)。現金管理装置1では、例えば、カードリーダ40へのカード挿入や入力部50への番号入力等の種々の入力方式によりID入力を受付けるようにしてもよい。
次に、主制御部10は、オペレータから取引の選択を受け付ける処理を行う(S102)。主制御部10がオペレータから取引選択を受付ける処理の具体的な方式は限定されないものである。ここでは、主制御部10は、表示部30に複数の取引を提示していずれかの取引選択を受付ける操作画面(以下、「取引選択画面」と呼ぶ)を表示させ、オペレータから計数取引の選択を受付けたものとする。
図6は、取引選択画面の構成例について示した説明図である。
図6に示す取引選択画面では、実行可能な5つの取引のそれぞれに対応するボタンB101〜B105が表示されている。取引選択画面で、いずれかのボタンが選択操作(例えば、タッチパネルによるタッチ操作や、数字キーによる選択操作等)されると、主制御部10は、選択操作されたボタンに対応する取引を開始する。ここでは、計数取引に対応するボタンB101が押下されたものとして以下の説明を行う。
計数取引が選択されると、主制御部10は、オペレータに現金(紙幣及び硬貨)の入金(投入)を要求し、オペレータから現金(紙幣及び硬貨)の入金を受付ける(S103)。
ここでは、主制御部10は、オペレータに現金投入を要求(誘導)する操作画面(以下、「現金投入要求画面」と呼ぶ)を表示部30に表示させ、オペレータに対して現金投入を誘導する処理を行うものとする。なお、以下では、現金管理装置1に紙幣及び硬貨が投入されたものとして以下の説明を行う。
図7は、現金投入要求画面の構成例について示した説明図である。
図7に示す現金投入要求画面では、オペレータに現金の投入(入金)を要求するメッセージ(図7では、「現金を投入してください」というメッセージ)を表示している。なお、現金投入要求画面の内容は、オペレータに現金投入を誘導することができれば、具体的な内容は、図7の内容に限定されないものである。
現金(紙幣、及び硬貨)が投入されると、主制御部10は、投入された現金の計数処理を行うように、紙幣部100及び硬貨部200を制御する(S104)。
主制御部10は、紙幣部100を制御して、紙幣入出金口113に投入された現金を紙幣認識部114に搬送させて認識処理及び計数処理を実行させてから紙幣一時保留部115に一時保留させる。主制御部10は、紙幣認識部114の認識結果に基づいて、投入された現金の金種ごとの数を把握することができる。また、主制御部10は、硬貨部200を制御して、硬貨入金口214に投入された硬貨を硬貨認識部216に搬送させて認識処理及び計数処理を実行させてから硬貨一時保留部217に一時保留させる。
計数処理を終了すると、主制御部10は、オペレータから、次の処理の選択を受付ける(S105)。
ここでは、主制御部10は、計数取引を終了するごとに、計数結果を提示すると共に、次の計数取引に移行(連続計数取引を継続)する「連続計数取引継続」、次の計数取引を行わずに終了(連続計数取引を終了)する「連続計数取引終了」、又は今回の計数取引で計数する現金を追加する「追加計数」のいずれかの処理の選択をオペレータから受付けるものとする。すなわち、この実施形態の主制御部10は、計数取引を終了するごとに、計数結果を提示する共に、次の処理として「連続計数継続」、「連続計数取引終了」、又は「追加計数」のいずれかの選択をオペレータに問い合わせる操作画面(以下、「問合せ画面」と呼ぶ)を表示部30に表示させるものとする。なお、このとき、追加計数の選択肢については省略するようにしてもよい。
図8は、問合せ画面の構成例について示した説明図である。
図8に示す問合せ画面では、直前に行った計数取引で計数した金額を表示するフィールドF101と、今回の計数取引で複数回計数取引を行っている場合の合計金額(複数回計数取引を行った際の合計金額)を表示するフィールドF102と、「追加計数」を選択するためのボタンB201と、「連続計数取引継続」を選択するためのボタンB202(「連続計数」と表示されたボタン)と、連続計数取引終了(フィールドF101、F102に表示された内容を確認して終了)を選択するためのボタンB203(「確認」と表示されたボタン)とが表示されている。
主制御部10はステップS105の問合せ画面で、「追加計数」が選択(ボタンB201が押下)された場合上述のステップS103に戻って追加の計数取引に移行し、「連続計数継続」が選択(ボタンB202が押下)された場合には後述するステップS106に移行し、「連続計数取引終了」が選択(確認ボタンB203が押下)された場合には、後述するステップS111に移行する。
上述のステップS105で連続計数継続が選択されると、主制御部10は、硬貨部200を制御して、硬貨一時保留部217に保留された硬貨を硬貨返却口219に排出(搬送)させる(S106)。ただし、この時点では、連続計数取引の途中であるため、主制御部10は、硬貨返却口219からの硬貨の取出しを確認(要求)することなく次の処理に移行する。
次に、主制御部10は、紙幣部100を制御して、計数した紙幣のみ(紙幣一時保留部115の紙幣のみ)を紙幣入出金口113に排出させ、取出しを確認する(S107)。
このとき、主制御部10は、表示部30に紙幣の取出しを誘導するための操作画面(以下、「紙幣取出要求画面」と呼ぶ)を表示させる。
図9は、紙幣取出要求画面の構成例について示した説明図である。
図9に示す紙幣取出要求画面では、オペレータに紙幣の取出しを要求するメッセージ(図9では、「紙幣を受け取ってください」というメッセージ)を表示している。なお、紙幣取出要求画面の内容は、オペレータに紙幣取出しを誘導することができれば、具体的な内容は、図9の内容に限定されないものである。
主制御部10は、紙幣一時保留部115に保留された紙幣を紙幣入出金口113に排出して紙幣取出要求画面を表示した後、紙幣の取出しが確認(紙幣センサー113aを用いた確認)されると、次の処理に移行する。
次に、主制御部10は、現金(紙幣及び硬貨)の投入を受付け(S108)計数取処理を行う(S109)。ステップS108、S109の処理は上述のステップS103、S104と同様の処理であるため詳しい説明を省略する。
そして、計数取引が終了すると、主制御部10は、次の処理の選択を受付ける処理を行う(S110)。主制御部10は、ステップS110では、上述のステップS105と同様に、「連続計数継続」(連続計数)、「連続計数取引終了」(確認)、又は「追加計数」のいずれかの選択を受付ける処理を行う。ここで主制御部10は、「連続計数継続」(連続計数)の選択を受付けた場合上述のステップS106に戻って動作し、「連続計数取引終了」(確認)の選択を受付けた場合には後述するステップS111に移行し、「追加計数」の選択を受付けた場合には上述のステップS108から動作する。
上述のステップS105又は上述のステップS110で、「連続計数取引終了」の選択を受付けた場合、主制御部10は、紙幣の返却処理(紙幣一時保留部115に保留された紙幣を紙幣入出金口113に排出する処理)、及び硬貨の返却処理(硬貨一時保留部217に一時保留された硬貨を硬貨返却口219に搬送する処理)を行い、紙幣及び硬貨の取出しを確認する(S111)。
このとき、主制御部10は、表示部30に紙幣及び硬貨の取出しを要求(誘導)するための操作画面(以下、「紙幣・硬貨取出要求画面」と呼ぶ)を表示させる。
図10は、紙幣・硬貨取出要求画面の構成例について示した説明図である。
図10に示す紙幣・硬貨取出要求画面では、オペレータに紙幣及び硬貨の取出しを要求するメッセージ(図10では、「紙幣及び硬貨を受け取ってください」というメッセージ)を表示している。なお、紙幣・硬貨取出要求画面の内容は、オペレータに紙幣及び硬貨の取出しを誘導することができれば、具体的な内容は、図10の内容に限定されないものである。
主制御部10は、紙幣一時保留部115に保留された紙幣を紙幣入出金口113に排出し、さらに硬貨一時保留部217に補注された硬貨を硬貨返却口219に排出(搬送)させる。そして、主制御部10は、紙幣・硬貨取出要求画面を表示し、紙幣及びの取出しが確認(紙幣センサー113a、及び硬貨センサー219aを用いた確認)されると、次の処理に移行する。
次に、主制御部10は、印刷部60を制御して、今回のステップS101以後の計数取引の結果について用紙に印字させたレシートを出力させ(S112)、一連の取引を終了する。
次に、図1のフローチャートにおいて、連続計数取引を行った場合(2回以上連続して計数取引を行った場合)に、上述のステップS112で印刷されるレシートの構成例について説明する。
図11は、この実施形態で集配センタC1〜CNのそれぞれから集めた現金について連続計数取引を行った場合(すなわち、N回の計数取引を連続しておこなった場合)に上述のステップS112で印刷されるレシートの構成例について示した説明図である。
この実施形態の現金管理装置1(主制御部10)は、連続計数取引を行った場合には、個別の計数取引のレシート(以下、「個別レシート」と呼ぶ)と、連続計数取引に含まれる各計数取引の計数結果を総計したレシート(以下、「総計レシート」と呼ぶ)を印刷するものとする。すなわち、1つの連続計数取引にN回の計数取引が含まれる場合、N枚の個別レシートと、N枚の計数取引を総計した1枚の総計レシート(計N+1枚のレシート)が印刷される。なお、現金管理装置1(主制御部10)において、総計レシートの印刷については省略するようにしてもよい。
図11(a)は、1回目の計数取引(集配センタC1から集金した現金の計数取引)の個別レシートRE1、…、N回目の計数取引(集配センタCNから集金した現金の計数取引)の個別レシートRENの例について図示している。図11(a)に示すように各個別レシートREにはD11〜D16(ただしD16については障害発生時のみ印刷)の項目について印刷されている。
以下では、個別レシートRE1を例として個別レシートREの構成例について説明する。
項目D11は、取引の取引名称及び取引日時について記述された項目である。図11(a)において、個別レシートRE1の項目D11には、取引名称として「計数」、取引日時として、「2014.12.0911:50」が印刷されている。
項目D12は、取引を行ったオペレータのID(ログインの際に入力されたID)と、取引ID(取引ごとに付与されるシリアルナンバー)が記述される項目である。図11(a)において、個別レシートRE1の項目D12には、オペレータIDとして「20000111」、取引IDとして「99991」が印刷されている。
項目D13は、計数取引を行った際の金種ごとの枚数について記述された項目である。図11(a)において、個別レシートRE1の項目D13には、一万円札、五千円札、二千円札、千円札、五百円硬貨、百円硬貨、五十円硬貨、十円硬貨、五円硬貨、一円硬貨のそれぞれの枚数(計数された枚数)が印刷されている。
項目D14は、計数取引を行った際の計数額(項目D13の合計金額)が記述された項目である。図11(a)において、個別レシートRE1の項目D14には、合計金額として「1,000,000円」が印刷されている。
項目D15は、項目D14の計数額を符号化した画像やデータが表示された項目である。項目D15に適用する符号化方式や表示方式は限定されないものであり、例えば、一次元バーコードや二次元バーコードとしてもよい。項目D15を付加することにより、計数額を別の装置に読み込ませる際の誤入力等を防止することができる。
項目D16は、計数取引を行った際に障害が発生した場合、その発生した障害の内容(例えば、発生した障害に対応する識別コード)が記述された項目である。なお、計数取引中に障害が発生しなかった場合、項目D16は記述されない。図11(a)において、個別レシートRE1では、項目D16の項目には、障害発生した旨を示すメッセージとして「障害発生、その障害に対応する識別コードとして「XXXX−XX−XXXX」が記述されている。
図11(b)は、図11(a)の個別レシートRE1〜RENについて総計した総計レシートRSの例について図示している。
図11(b)は、N回の計数取引の総計(集配センタC1〜CNから集金した現金の総計)を示す総計レシートRSの例について図示している。図11(b)に示すように総計レシートRSにはD21〜D24の項目について印刷されている。
項目D21は、取引の取引名称及び取引日時について記述された項目である。図11(a)において、総計レシートRSの項目D21には、取引名称として「計数」、取引日時として、「2014.12.09 12:50」(N回目の取引終了に日時)が印刷されている。
項目D22は、取引を行ったオペレータID(ログインの際に入力されたID)と、取引ID(連続計数取引の各計数取引の取引ID)が記述される項目である。図11(a)において、総計レシートRSの項目D22には、オペレータIDとして「20000111」、取引IDとして「99991〜9999N」(1〜N回目までの取引ID)が印刷されている。
項目D23は、連続計数取引において計数した金種ごとの合計枚数(について記述された項目である。例えば、図11(b)では、項目D23の「万」(一万円札)に「800枚」と記載されているため、N回の計数取引で合計800枚の一万円札が計数されたことを示している。
項目D24は、連続計数取引において計数した現金の総計数額(項目D23の合計金額)が記述された項目である。図11(b)の総計レシートRSでは、項目D24には、総計数額として「10,000,000円」が印刷されている。
なお、総計レシートRSについても、個別レシートREの項目D15と同様に、総計数額を符号化した画像(例えば、一次元バーコードや二次元バーコード等)の項目を追加するようにしてもよい。また、総計レシートRSについても、個別レシートREの項目D16と同様に、連続計数取引を行う間に障害発生した場合の項目を追加するようにしてもよい。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態の現金管理装置1では、1つの計数取引が終了する度に、問合せ画面により、連続計数取引を継続する(連続して次の計数取引を行う)か否かを問合せて、任意の回数連続して計数取引を行う連続計数機能に対応している。これにより、連続して計数取引を行う際の冗長的な作業を省略(例えば、ステップS101のID入力の作業等を省略)し、オペレータの作業量を軽減している。
第1の実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引を行う際に、計数した硬貨を硬貨返却口219に排出した後、次の計数取引を行う場合には、硬貨返却口219に排出された硬貨の取り出しを要求せずに、そのまま次の計数取引に移行する。これにより、第1の実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引において、オペレータは計数取引の都度硬貨を取り出すことなく計数取引を続行することが可能となる為、オペレータの作業量を軽減することができる。
また、この実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引を行う際に、最後の計数取引(例えば、合計N回の連続計数取引におけるN回目の計数取引)を行う際には、硬貨返却口219からの硬貨の取り出し確認(硬貨センサー219aを用いた確認)の後、計数取引を終了する。これにより、この実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引の途中で硬貨の取出し要求をせずにオペレータの作業量を軽減しつつ、最後の計数取引において現金の取り忘れを防ぐことができる。
なお、ステップS111において、複数の計数取引の硬貨が硬貨返却口219に混ざることになるが、この実施形態では、オペレータの連続計数取引における作業効率を重視して、数の計数取引の硬貨が硬貨返却口219に混ざることを容認する例となっている。この場合でも、連続計数取引の後に、計数した現金をまとめて処理する場合(例えば、まとめて振込処理等を行う場合)には、複数の計数取引の現金が混ざることのデメリットはないことになる。また、個別レシートREの内容に基づいて、各計数取引(各集配センタC)に対応する硬貨の内容(金種ごとの枚数)を把握することもできるため、仮に連続計数取引後に、計数取引ごとに硬貨を分ける必要が発生した場合でも問題はない。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
以下、本発明による現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の現金管理装置1の構成についても、第1の実施形態と同様に図2〜図4を用いて説明することができる。以下では、第2の実施形態について、第1の実施形態との差異を説明する。
第2の実施形態の現金管理装置1の構成についても、第1の実施形態と同様に図2〜図4を用いて説明することができる。以下では、第2の実施形態について、第1の実施形態との差異を説明する。
第2の実施形態では、連続計数取引において、主制御部10が行う処理の流れが異なっている。第1の実施形態では、図1のフローチャートに示すように、連続計数取引において、最後の計数取引が終了した後にまとめてレシートの印刷(個別レシートRE及び総計レシートRSの印刷)を行っている。これに対して、第2の実施形態の現金管理装置1(主制御部10)は、計数取引の都度、個別レシートREを印刷し、全ての計数取引の終了後に総計レシートRSの印刷を行う。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の現金管理装置1の動作を説明する。
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の現金管理装置1の動作を説明する。
図12は、現金管理装置1で計数取引(通常の計数取引、又は連続計数取引)が行われる場合の動作の例について示したフローチャートである。図12のフローチャートでは、第1の実施形態(上述の図1)と同一の処理については同一のステップ番号(符号)を付している。
図12のフローチャートでは、ステップS107とステップS108の間にステップS201が挿入され、ステップS112の処理がステップS202に置き換わっている点で、第1の実施形態(上述の図1)と異なっている。
第2の実施形態では、ステップS107で紙幣の返却及び取出しが確認された場合(すなわち、連続計数取引の過程で1つの計数取引が終了した場合)に、主制御部10は、印刷部60を制御して、終了した計数取引の個別レシートREを印刷させる(S201)。例えば、直近のステップS107の処理で終了した計数取引が集配センタCX(Xは1〜Nのいずれかの整数)の計数取引だった場合、ステップS201において、主制御部10は、印刷部60を用いて、集配センタCXの個別レシートREXを印刷する処理を行うことになる。
また、第2の実施形態では、一連の連続計数取引が終了し、ステップS111で紙幣及び硬貨の返却と取出しの確認が行われた後、主制御部10は、印刷部60を制御して、最後に実行した計数取引の個別レシートREと、全ての計数取引の総計を示す総計レシートRSとを印刷させる処理を行う(S202)。
例えば、一連の連続計数取引でN回の計数取引(集配センタC1〜CNから集めたそれぞれの現金に対する計数取引)が行われる場合、ステップS202において、主制御部10は、印刷部60を用いて、最後に実行されたN回目の計数取引(集配センタCNの計数取引)の個別レシートRENと、総計レシートRSを印刷させる処理を行うことになる。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引において、1つの計数取引ごとに個別レシートREを印刷している。これにより、第2の実施形態では、現金(少なくとも紙幣)と個別レシートREを同時に管理(例えば、集配センタCごとの現金と個別レシートREを同時に管理)できる。
また、第1の実施形態では、連続計数取引において、全ての計数取引(例えば、N回の計数取引)の後にまとめて個別レシートREを印刷(例えば、N枚の個別レシートREを印刷)しているが、第2の実施形態では計数取引の都度個別レシートREを印刷しているので、全体の処理時間を短くすることができる。例えば、直前の計数取引の個別レシート印刷(ステップS201)と、次の計数取引の現金投入(ステップS108)は同時に進行することができれば、第1の実施形態と比較して連続計数取引の処理時間を短くすることができる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による現金処理装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
以下、本発明による現金処理装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、本発明の現金処理装置を、現金管理装置に適用した例について説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成
第1及び第2の実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引を行う際に、計数した硬貨を硬貨返却口219に排出した後、次の計数取引を行う場合には、硬貨返却口219に排出された硬貨の取り出しを要求せずに、そのまま次の計数取引に移行している。
第1及び第2の実施形態の現金管理装置1では、連続計数取引を行う際に、計数した硬貨を硬貨返却口219に排出した後、次の計数取引を行う場合には、硬貨返却口219に排出された硬貨の取り出しを要求せずに、そのまま次の計数取引に移行している。
第3の実施形態の現金管理装置1Bでは、硬貨と同様に紙幣についても、計数後に取出しを要求せずにそのまま次の計数取引に移行するものとする。
図13は、第3の実施形態の現金管理装置1Bの機能的構成を示した図である。図13では、上述の図2と同一部分又は対応部分に同一符号又は対応符号を付している。以下では、第3の実施形態について、第1及び第2の実施形態との差異を説明する。
第3の実施形態の現金管理装置1Bでは、紙幣部100が紙幣部100Bに置き換わっている点で第1及び第2の実施形態と異なっている。
紙幣部100Bでは、計数処理後の紙幣を返却するための紙幣返却口118が設けられている点で第1及び第2の実施形態と異なっている。
第1及び第2の実施形態では、紙幣入出金口113が紙幣返却口の機能を担っているため、返却(排出)された紙幣を取り除かないと次の計数取引の紙幣を投入することができない。そのため、第3の実施形態の現金管理装置1Bにおいて、紙幣返却口118を別途設けることにより、オペレータに紙幣の取出しを要求せずに次の取引に移行することができる。また、紙幣返却口118には、内部の紙幣の有無を検知することができる紙幣センサー118aが配置されている。
なお、現金管理装置1において、紙幣返却口118を設ける位置については限定されないものである。紙幣返却口118としては、複数の計数取引で返却された紙幣を集積可能な構成(例えば、オープンポケットの構成)であるものとする。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第3の実施形態の現金管理装置1Bの動作を説明する。
次に、以上のような構成を有する第3の実施形態の現金管理装置1Bの動作を説明する。
図14は、現金管理装置1Bで計数取引(通常の計数取引、又は連続計数取引)が行われる場合の動作の例について示したフローチャートである。図14のフローチャートでは、第1の実施形態(上述の図1)と同一の処理については同一のステップ番号(符号)を付している。
図14のフローチャートでは、ステップS107、ステップS111が、それぞれステップS301、S302に置き換わっている点で、上述の図1と異なっている。
図14のフローチャートでは、連続計数取引の途中(ステップS301)にて、計数済の紙幣が紙幣返却口118に返却(排出)されるものの、紙幣の取出しは確認されずに次の処理に移行している。そして、図14のフローチャートでは、最後の計数取引の計数処理の後(ステップS302)にて、最後の計数取引で計数した紙幣及び硬貨が返却され、取出しが確認された後、次の処理(ステップS112のレシート印刷の処理)に移行している。このとき、主制御部10は、紙幣を紙幣返却口118に返却(排出)し、紙幣センサー118aにより取出しを確認する処理を行う点で、第1の実施形態のステップS111と異なっている。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第3の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第3の実施形態では、連続計数取引の途中にて、計数取引の都度紙幣についても取出しの確認を行わない。したがって、第3の実施形態において、連続計数取引オペレータが返却された紙幣及び硬貨の取出しを行うのは最後の計数取引が終わった後の一回だけとなる。そのため、第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態よりも、オペレータの作業負担が軽減されることになる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態の現金管理装置1において、計数取引の都度、当該計数取引に対応する識別子(例えば、例えば、集配センタCの識別子)の入力を要求し、個別レシートREに当該個別レシートに対応する識別子又は識別子に対応する名称(例えば、集配センタCの名称等)を印刷するようにしてもよい。
例えば、図1、図12のフローチャートにおいて、主制御部10は、現金投入の直後(例えば、上述のステップS103及びステップS108の直後)に、オペレータに、次の計数取引に対応する集配センタCの識別子の入力を受付けるようにしてもよい。各集配センタCの識別子の形式については限定されないものである。例えば、集配センタC1の識別子を「1」、集配センタC2の識別子を「2」、・・・、集配センタCNの識別子を「N」とするようにしてもよい。なお、現金管理装置1において、上述の識別子の入力は、カードリーダ40にカード(各集配センタCに対応するカード)を読込ませることにより行うようにしてもよい。
図15は、識別子入力画面の構成例について示した説明図である。
図15に示す識別子入力画面では、次の計数取引に対応する集配センタの識別子(例えば、1〜Nのいずれかの数字)の入力を受付けるフィールドF301と、フィールドF301に入力された識別子で次の処理に移行するためのる確認ボタンB301が配置されている。主制御部10は、識別子入力画面で、フィールドF301に識別子が入力され確認ボタンB301が押下されると、次の処理(例えば、ステップS103又はステップS109の計数処理)に移行する。
そして、主制御部10は、個別レシートREを印刷させる際に、現金投入の際に入力された識別子に対応する集配センタCの名称(例えば、「集配センタC1」、「集配センタC2」、・・・、「集配センタCN」という文字列)を印刷するようにしてもよい。
例えば、図16に示すように、個別レシートREに当該計数取引に対応する識別子に対応する名称(又は識別子自体)を記述する項目D17を追加するようにしてもよい。図16では、項目D17に、対応する集配センタの名称(集配センタC1〜CNのいずれか)を表示している。例えば、図16では、集配センタC1に対応する個別レシートRE1の項目D17に「集配センタC1」と印刷されている。また、例えば、図16では、集配センタCNに対応する個別レシートRENの項目D17に「集配センタCN」と印刷されている。
(D−2)上記の各実施形態の現金管理装置1で連続計数取引を行う際に、硬貨返却口219のいずれかの収容部219b〜219gに所定以上の枚数の硬貨が残留している場合、一旦連続計数取引を中断して、オペレータに硬貨返却口219からの硬貨の取出しを要求し、硬貨返却口219からの硬貨の取出しが完了した後、次の処理に移行するようにしてもよい。
このとき、主制御部10は、表示部30に硬貨の取出しを誘導するための操作画面(以下、「硬貨取出要求画面」と呼ぶ)を表示させる。
図17は、硬貨取出要求画面の構成例について示した説明図である。
図17に示す硬貨取出要求画面では、オペレータに硬貨の取出しを要求するメッセージ(図17では、「硬貨返却口が一杯です。硬貨を受け取ってください」というメッセージ)を表示している。なお、硬貨取出要求画面の内容は、オペレータに硬貨の取出しを要求することができれば、具体的な内容は、図17の内容に限定されないものである。
例えば、主制御部10では、予め収容部219b〜219gごと(金種ごと)に閾値を設けて記憶しておき、さらに、硬貨返却口219(各収容部219b〜219g)に排出した硬貨の枚数を金種ごとにカウントするようにしてもよい。そして、主制御部10は、連続計数取引において、硬貨を硬貨返却口219に排出(搬送)する際(例えば、上述の図1、図12におけるステップS106又はステップS111の直前)に、今回の計数取引で、硬貨返却口219に残留する枚数が閾値を超えてしまう金種が有った場合、オペレータに硬貨返却口219からの硬貨の取出しを要求し、硬貨返却口219からの硬貨取出し(全ての金種の硬貨の取出し)が完了した後、次の計数取引に移行するようにしてもよい。
例えば、硬貨返却口219の収容部219bに五百円硬貨を1000枚まで収容可能であり、主制御部10において、収容部219bに収容可能な五百円硬貨の枚数(五百円硬貨に対応する閾値)が「1000」に設定されていたものとする。そして、連続計数取引の過程で、仮に、現在硬貨返却口219の収容部219bに残留している五百円硬貨の枚数が950枚であったとする。このとき、主制御部10は、最新の計数取引の計数結果において五百円硬貨の枚数が50枚以上だった場合、収容部219bに収容する五百円硬貨が閾値以上となってしまうため、一旦連続計数取引を中断してオペレータに硬貨返却口219からの硬貨取出し(全ての金種の硬貨の取出し)を要求し、硬貨の取出しが確認された後、次の処理(硬貨一時保留部217から硬貨返却口219への硬貨の排出)を行う。一方、最新の計数取引の計数結果において五百円硬貨の枚数が50枚未満だった場合、収容部219bに収容する五百円硬貨が閾値未満に収まるため、主制御部10は、そのまま次の処理(硬貨一時保留部217から硬貨返却口219への硬貨の返却)に移行するようにしてもよい。なお、主制御部10において、各収容部219b〜219g(各金種)に対して設定する閾値は、収容可能な枚数以下であれば任意の枚数を設定するようにしてもよい。
(D−3)第1の実施形態の現金管理装置1において、連続計数取引の過程で、計数取引を継続不可能な障害(例えば、紙幣や硬貨のジャム等)が発生した場合には、印刷部60を制御して、正常に終了した計数取引の個別レシートRE及び総計レシートRSを印刷させて処理を終了するようにしてもよい。また、第2の実施形態の現金管理装置1において、連続計数取引の過程で、計数取引を継続不可能な障害が発生した場合には、印刷部60を制御して、正常に終了した計数取引の総計レシートRSを印刷させて処理を終了するようにしてもよい。
1…現金管理装置、10…主制御部、20…記憶部、30…表示部、40…カードリーダ、50…入力部、60…印刷部、100…紙幣部、110…制御部、111…紙幣回収庫、112…紙幣リジェクト、113…紙幣入出金口、113a…紙幣センサー、113b…開閉カバー、114…紙幣認識部、115…紙幣一時保留部、116…釣銭用紙幣収納庫、117…紙幣搬送路、200…硬貨部、210…制御部、211…硬貨回収庫、212…硬貨リジェクト、213…釣銭用硬貨収納庫、214…硬貨入金口、214a…開閉カバー、215…硬貨出金口、216…硬貨認識部、217…硬貨一時保留部、218…硬貨搬送路、219…硬貨返却口、219a…硬貨センサー、219b〜219g…収容部。
Claims (8)
- 現金を用いた取引処理を行う現金処理装置において、
現金の投入を受ける現金投入手段と、
前記現金投入手段に投入された現金を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された後に現金を返却する返却手段と、
取引に関する情報を表示する表示部と、
取引に関する情報入力を受け付ける入力部と、
前記計数手段による計数が終了した際に、連続して次の計数取引を実行するか否かを問い合わせる問合せ画面を前記表示部に表示させ、前記入力部を用いて連続して次の計数取引を実行するか否かの入力を受け付け、入力された内容に従った取引処理を行う制御手段と
を有することを特徴とする現金処理装置。 - 前記返却手段は、前記計数手段により計数された紙幣を返却するための紙幣返却口と、前記計数手段により計数された硬貨を返却するための硬貨返却口とを有し、
前記紙幣返却口は、紙幣が取り出されたか否かを検知する紙幣センサーを備え、
前記硬貨返却口は、硬貨が取り出されたか否かを検知する硬貨センサーを備え、
前記制御手段は、前記計数手段による計数が終了した際に、前記入力部で次の計数取引を実行する旨の入力が行われた場合、前記紙幣センサーにより前記硬貨返却口からの硬貨の取り出しを確認せずに、次の計数取引に移行する
ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。 - 前記制御手段は、前記計数手段による計数が終了した際に、前記入力部で次の計数取引を実行する旨の入力が行われた場合、前記紙幣センサーにより前記紙幣返却口からの紙幣の取り出しが検知された後、次の計数取引に移行することを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
- 前記制御手段は、前記計数手段による計数が終了した際に、前記紙幣返却口から紙幣の取り出しを要求する紙幣取出要求画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
- 取引の内容を印刷したレシートを出力する印刷部をさらに備え、
前記制御手段は、連続して実行した計数取引のそれぞれに対応するレシートを前記印刷部に印刷させる
ことを特徴とする請求項4に記載の現金処理装置。 - 前記制御手段は、前記入力部で次の計数取引を実行しない旨の入力が行われた場合、それまでに連続して実行された前記計数手段による計数結果のそれぞれに対応するレシートを前記印刷部に印刷させることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
- 前記制御手段は、前記入力部で次の計数取引を実行する旨の入力が行われた場合、直前に前記計数手段が計数した計数結果のレシートを前記印刷部に印刷させることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
- 前記制御手段は、前記入力部で次の計数取引を実行しない旨の入力が行われた場合、それまでに連続して実行された、前記計数手段による計数結果を総計したレシートを前記印刷部に印刷させることを特徴とする請求項6又は7に記載の現金処理装置。
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