JP2018004636A - 時計の機構を切り替える装置を備える時計 - Google Patents

時計の機構を切り替える装置を備える時計 Download PDF

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Abstract

【課題】双安定型の連結装置を提供する。
【解決手段】垂直方向の連結/連結解除装置4は、切り替え部材12および制御部材16を備え、制御部材16は、回転軸36の周りで回動して段階的に回転駆動されて連続的に複数の別個の角度位置になることができるように構成される。制御部材16は第1の磁気構造体32を、切り替え部材12は第2の磁気構造体34をそれぞれ備え、両磁気構造体32、34は、両者の間に磁石の相互作用が起こるように構成される。第1の磁気構造体32および第2の磁気構造体34は、制御部材16の角度位置に応じて、第1の磁力または第2の磁力が生じるように構成され、第1の磁力および第2の磁力は、回転軸36に沿って向けられるが逆方向に向けられる。切り替え部材12は、第2の磁気構造体34が段階的に所定の回転方向に回転駆動されるとき、切り替え部材12の第1の安定軸位置と第2の安定軸位置との間で交互の動きに従う。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの作動状態の間で時計機構を切り替える装置に関する。
さらに詳細には、本発明は、
−特定の第1の状態と特定の第2の状態との間で切り替えることのできる時計機構と;
−第1の状態と第2の状態との間で時計機構を切り替えられるように構成された切り替え装置であって、上記切り替え装置は、一般平面に広がる制御部材を備え、一般平面で、上記制御部材の作動装置の作動による動きに追従でき、かつ切り替え部材を備え、切り替え部材の少なくとも一部は、一般平面に直交する構成要素を有するムーブメントに追従できるように構成される、切り替え装置と
を備える、時計に関する。
切り替え装置は、双安定型のものである。切り替え装置は、切り替え部材の上記少なくとも一部が要求を受けて第1の安定軸位置から第2の安定軸位置に移動して、第1の状態と第2の状態との間で時計機構の第1の切り替えを引き起こし、かつ第2の安定軸位置から第1の安定軸位置に移動して、第2の状態と第1の状態との間で時計機構の第2の切り替えを引き起こすことができるように構成される。
時計機構は、切り替え装置が双安定型の切り替えを規定するいくつかの異なる機能を有してもよく、機能の開始または停止を交互に行うか、あるいはその代わりに、その機能の連結と連結解除を交互に行うことが可能であってもよい。
欧州特許第2015145号明細書に記載されている双安定型の垂直方向の連結装置は、技術分野に記載されている装置の定義を満たしている。この装置は、クロノグラフ機構の始動とそれに続く停止を交互に行うように作製されている。そのためにこの装置は、出力歯車に恒久的に連結している連結歯車と、制御部材に接続している連結円錐体と、第1の歯車とストッパーを形成するプレートとの間に軸方向の力をかけるスプリングと、連結歯車と連結円錐体とで形成されたアセンブリにプレートを接合する中心管と、最後に上記アセンブリを入力歯車に摩擦連結させるジョイントとを備える切り替え機構を備えている。
切り替え機構は、制御機構によって軸方向に(すなわち入力歯車の平面と出力歯車の平面それぞれに垂直に)作動し、制御機構は、2つのフィンガーを含むクランプであって、フィンガーがそれぞれの自由端に、連結円錐体に横から押圧するための斜面をそれぞれが有する部分を保持する(したがって、連結円錐体は連結解除円錐体を規定する)、クランプと、作動装置、とりわけ時計の使用者が作動させることができるプッシュピースを介して段階的に駆動されて複数の角度位置になる支柱歯車とを備える。この支柱歯車は、ストリップスプリングと協働してクランプを作動させ、連結歯車と連結円錐体とで形成されたアセンブリをスプリングの軸方向の力に対して交互に持ち上げ、クロノグラフ機構を連結解除し、このアセンブリにかかる側圧を取り除いてクロノグラフ機構を連結する。この連結はスプリングおよび摩擦ジョイントによって達成される。
上記の説明から明らかなように、欧州特許第2015145号明細書の垂直方向の連結装置は比較的複雑である。まず、切り替え機構に組み込んだスプリングが必要である。次に、連結装置は、ムーブメントの一般平面で多くのスペースを占め、複数の要素、特に連結円錐体、スプリングおよびストッパープレートが重なっているために高さがかなり高い。最後に、制御機構は製造が容易ではなく、内部の時計ムーブメントを組み立てるのも容易ではない。
欧州特許第2015145号明細書
本発明は、前述の先行技術の装置と比較して新規性のある種類の切り替え装置、特に双安定型の連結装置を提供し、とりわけこの先行技術の欠点を克服することを提案する。
そのために、本発明は、添付の請求項一式の主請求項に記載した時計に関する。そのため、本発明は、技術分野に概ね記載した時計に関し、この時計は、
−制御部材は、その一般平面に対して垂直な回転軸の周りで回動するように構成され、所定の回転方向に段階的に駆動されて、連続的に複数の別個の角度位置になることが可能であること;
−制御部材は第1の磁気構造体を、切り替え部材は第2の磁気構造体をそれぞれ備え、両磁気構造体は、両者の間に磁石の相互作用が起こるように配置されること;
−第1の磁気構造体と第2の磁気構造体のいずれか一方は、少なくとも1つの第1の磁極を含み、この2つの磁気構造体のもう一方は、極性が逆である少なくとも1つの第2の磁極および少なくとも1つの第3の磁極を含み、第1の磁気構造体および第2の磁気構造体は、上記複数の別個の角度位置のうちの制御部材の第1の角度位置で、第1の磁極が第2の磁極と第3の磁極のいずれか一方によって第1の磁気相互作用を主に起こすように、かつ、複数の別個の角度位置のうちのこの制御部材の第2の角度位置で、この第1の磁極が第2の磁極と第3の磁極のもう一方によって第2の磁気相互作用を主に起こすように構成され、第1の磁気相互作用は第1の磁力を、第2の磁気相互作用は第2の磁力をそれぞれ切り替え部材で生み出し、両磁力は、主に上記回転軸に沿って逆方向を向き、切り替え部材の上記少なくとも一部を第1の安定軸位置から第2の安定軸位置に、またこの逆に動かすことが可能になること;
−切り替え部材の上記少なくとも一部は、第2の磁気構造体が上記所定の回転方向に段階的に回転駆動されるときに、第1の安定軸位置と第2の安定軸位置との間で交互の動きに従うこと
を特徴とする。
本発明の特徴がある結果、切り替え部材は、制御部材が連続的に段階的に駆動されて複数の所定の角度位置になるときに、制御部材および切り替え部材をそれぞれが形成する2つの磁気構造体によって磁力が軸方向の両方の向きに交互に生じる結果、2つの安定軸位置の間で交互に切り替わることができる。本発明のその他の特定の利点は、以下の本発明の説明から明らかになるであろう。
様々な実施形態および変形例が、添付の請求項一式の二次的な請求項の主題を形成している。そのため、とりわけ特定の実施形態では、切り替え部材は、軸方向のガイドを備え、このガイドは、制御部材が回転駆動されたときにこの切り替え部材を軸方向に沿って両方向に並進させて、切り替え部材がその作動を受けて回転駆動されるのを防止するように構成される。特定の用途では、切り替え装置は、連結/連結解除装置を形成する。切り替え部材は、切り替え装置の連結状態に相当し、よって接続している時計機構の連結状態に相当する、第1の安定軸位置と第2の安定軸位置のうちの少なくとも一方の軸方向の位置で自由回転するように構成された連結要素を保持し、連結要素は、軸方向並進時に切り替え部材と一体化する。
本発明を、非限定的な例として挙げた添付の図面を参照して以下に説明する。
本発明の第1の実施形態による時計の部分断面図である。 図1の時計の部分上面図である。 図1の時計の切り替え装置を下から見た斜視図である。 第1の実施形態の一変形例の部分断面図である。 本発明の第2の実施形態による時計の部分断面図である。 本発明の第3の実施形態による時計の部分断面図である。
本発明による時計の第1の実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。この時計2は図面に部分的に表示され、図面は、この時計の切り替え装置4、ならびに時計機構のカナ6および歯車8を本質的に示しており、時計機構は作動によって、歯車とカナとが機械的に連結していない第1の状態、および歯車とカナとが切り替え装置に接続している連結歯車10によって機械的に連結している第2の状態になることができる。連結歯車は、中心軸26を備え、第1の安定軸位置と第2の安定軸位置のうち、切り替え装置の連結状態に該当する少なくとも一方で自由回転するように構成され、この連結歯車は、軸方向並進時に切り替え部材と一体化する。ここで、切り替え装置は垂直方向に連結/連結解除する装置であると定義する。なぜなら、連結歯車を有する切り替え部材12は、両方向に垂直に、すなわち制御部材16を取り付ける対象である基台14の一般平面18に対して垂直に、かつカナ6および歯車8のそれぞれの回転軸に対して平行に並進する動きに従うからである。本明細書で説明する第1の実施形態では、連結歯車の歯10Aに対して切り替え部材の反対側に位置する心軸26の一部は、石穴28の中に摺動して、基台14と一体化したバー30に取り付けられる軸受を形成するように構成される。
切り替え装置4は、時計機構を第1の状態と第2の状態との間で切り替えることができるように構成される。そのために、切り替え装置は、一般平面18に広がる制御部材16を備え、一般平面で、作動装置(図3に一部を表示)の作動による回動運動(それ自体の回転)に追従でき、切り替え装置は、一般平面18に実質的に直交する方向に並進する動きに追従できるように構成された切り替え部材12を備える。制御部材は、中心回転軸36の周りに、特定の回転方向に段階的に回転駆動して連続して複数の別個の所定の角度位置になることができる。これを達成するために、図3に示した変形例では、制御部材は、ジャンパー22と接続している星形車20を備え、ジャンパーは、制御部材を複数の別個の角度位置のうちの角度位置に連続的に安定させる。星形車は、星形車の分枝部に連続的に作用するレバーまたはフィンガー24を備える作動装置によって連続的に上記角度位置に回転駆動され、星形車は、これらの角度位置の数と同数の分枝部を備える。この数は、記載した変形例では8である。レバーまたはフィンガーは、使用者によって、または時計の別の機構によって様々な方法で作動し得る。特に、腕時計のケース内部に構成されているプッシュピースによって作動し得る。以下に説明する磁気システムがある結果、切り替え部材は、要求を受けて第1の安定軸位置から第2の安定軸位置に移動して、図1に示した第1の状態と第2の状態との間で時計機構の第1の切り替えを起こし、第2の安定軸位置から第1の安定軸位置へ移動して、第2の状態と第1の状態との間で時計機構の第2の切り替えを起こすことができる。
本発明によれば、制御部材は第1の磁気構造体32を、切り替え部材は第2の磁気構造体34をそれぞれ備え、同磁気構造体は両者の間に磁気相互作用を起こす。一般に、第1の磁気構造体と第2の磁気構造体のいずれか一方は少なくとも1つの第1の磁極を含み、この2つの磁気構造体のもう一方は、極性が逆である少なくとも1つの第2の磁極および少なくとも1つの第3の磁極を含む。第1の磁気構造体および第2の磁気構造体は、複数の別個の角度位置のうちの制御部材の第1の角度位置で、第1の磁極が第2の磁極と第3の磁極のいずれか一方によって第1の磁気相互作用を主に起こすように、かつ、複数の別個の角度位置のうちのこの制御部材の第2の角度位置で、この第1の磁極が第2の磁極と第3の磁極のもう一方によって第2の磁気相互作用を主に起こすように構成される。第1の磁気相互作用は第1の磁力を、第2の磁気相互作用は第2の磁力をそれぞれ切り替え部材で生成し、両磁力は、制御部材の回転軸36に沿って逆方向を向き、これによって切り替え部材を第1の安定軸位置から第2の安定軸位置に、またこの逆に動かすことが可能になる。さらに詳細には、第1の磁気構造体および第2の磁気構造体は、制御部材と一体化している第2の磁気構造体が上記所定の回転方向に段階的に回転駆動するときに、切り替え部材が第1の安定軸位置と第2の安定軸位置との間で交互に動かされるように構成され、これによって、要求を受けて時計機構を第1の状態と第2の状態との間で切り替えることが可能になる。
回転制御部材は、角度π/N(N>0)の回動運動に相当する各段階になるように構成され、それによって第1の磁気構造体32は、連続して回転軸36の周りで2N個の別個の角度位置を占めるようになる。一般に、このような場合、第1の磁気構造体と第2の磁気構造体のいずれか一方は、N個の第1の作動磁極を含み、同磁極は、実質的に軸方向を向き、N>1のとき、回転軸36の周りに規則的に分配され、この2つの磁気構造体のもう一方は、N個の第2の作動磁極およびN個の第3の作動磁極を含み、同磁極は、実質的に軸方向を向き、回転軸の周りに規則的に分配され、この回転軸からの距離が第1の磁極と実質的に同じである。第2の磁極および第3の磁極は交互に構成され、それによって各第2の磁極は2つの第3の磁極の間に挿入される。さらに、制御部材の別個の角度位置の各々で、N個の第1の磁極は、N個の第2の磁極またはN個の第3の磁極に実質的に対面して位置している。図面に示した変形例では、Nは4である(N=4)。「作動」磁極とは、磁気システムで起きる磁気相互作用に加担して、切り替え部材の両方向に軸沿いの並進を引き起こす磁極のことである。
図1〜図3に示した変形例では、N個の第1の作動磁極を含む磁気構造体は、N個の第1の作動磁極とは極性が逆であるN個の第4の作動磁極をさらに備え、第1の磁極および第4の磁極は、回転軸36の周りに規則的に分配され、それぞれの第4の磁極が2つの第1の磁極の間に挿入されるように交互に構成される。そのため、第1の磁気構造体および第2の磁気構造体は、ほぼ同じであり、制御部材の様々な安定角度位置では、両磁気構造体の間で平面対称性が顕著に見られる(制御部材の安定角度位置に応じて、互いに対面している作動極の極性は、逆でも同じでもよい)。
図1〜図3に示した主要変形例では、第1の磁気構造体および第2の磁気構造体の各々は、軸方向を向いて回転軸36の周りに規則的に分配された2N個の両極磁石42、44をそれぞれ含み、これらの両極磁石は、磁気によって一方の向きともう一方の向きに交互に向けられる(すなわち、2つの隣接する両極磁石の磁気軸は向きが逆である)。N個の第1の作動磁極を有する磁気構造体が第4の作動磁極を含んでいない(図示していない)変形例では、この磁気構造体は、その場合、軸方向を向いた両極磁石をN個含み、両極磁石のそれぞれの磁気軸は、向きが同じで回転軸の周りに規則的に分配されていることに注意されたい。
(図示していない)変形例では、少なくとも第2の磁極および第3の磁極を有する磁気構造体は、交互に並んで軸方向を向く2N個の作動極を含む多極磁石で形成される。もう一方の磁気構造体も、特に同じく2N個の交互に並んだ作動極を含んでいる場合は、極が軸方向を向いている多極磁石で形成されてよいことに注意されたい。
切り替え部材は、制御部材が回転作動するときに、切り替え部材を両方向に軸方向に並進させるように、かつ切り替え部材がその作用を受けて回転駆動されるのを防止するように構成された軸方向のガイドを備える。第1の実施形態では、切り替え部材12は、制御部材の周囲に位置する少なくとも1つの第1の支柱46によって(回転軸36に沿って)軸方向に並進しながら案内され、基台14の開口の中に摺動する。ここで、軸方向に案内するための第2の支柱48も設けることが好ましく、第1の支柱および第2の支柱は、有利には、図1および図3に示したように、回転軸を中心に直径上に対向する。このほか、制御部材16は、既に説明したように、回動できるように構成されるが、実質的に軸方向の並進には追従できない。そのために、制御部材は、円形の外側壁を有する部分を有し、この部分は、基台14にある円形のくぼみの内側に構成され、基台は、切り替え部材の磁気構造体34の方へ向かう第1の方向にこの部分に対する軸方向のストッパーを有する。次に、制御部材はプレート50内で回動し、このプレートも、第1の方向とは逆の第2の方向に、この制御部材に対する軸方向のストッパーを形成する。摩擦を制限するために、有利には、プレート50に石穴および受石を含む軸受を構成することが可能であり、受石は、枢軸がその場に留まる一方で制御部材本体とプレートの上面との間に特定の間隙が残るように、上に配置される。
本発明による切り替え装置のこの構成の結果、制御部材16が段階的に複数の別個の安定角度位置(2N個の位置)に駆動されると、切り替え部材12は、回転軸36で規定される方向の両方の向きに交互に軸方向の磁力を受ける。両極磁石42と44の対である互いに対面して位置する2つの磁石の磁気が同じ方向を向いているとき、磁力は磁気引力であり、よって切り替え部材は制御部材に引きつけられる。逆に、これらの対の両極磁石42および44の2つの磁石の磁気が逆方向を向いているとき、磁力は磁気反発力であり、その場合、切り替え部材は制御部材から引き離される。
切り替え部材が2つの方向に並進する可能性を制限するため、本時計は、少なくとも1つの第1のストッパー52および少なくとも1つの第2のストッパー54をさらに備え、両ストッパーはそれぞれ切り替え部材の2つの安定軸位置を規定するように構成され、この切り替え部材は、第1の磁気構造体と第2の磁気構造体との間に生じる磁力の作用を受けて2つの安定軸位置にそれぞれがあるこの第1のストッパーと第2のストッパーの一方またはもう一方に当接している。切り替え部材の2つの安定軸位置はそれぞれ連結解除位置および連結位置を規定し、この両位置で、接続している時計機構はそれぞれ連結解除状態および連結状態になる。図示した事例では、連結歯車10は切り替え部材の連結位置でカナ6と噛み合い、一方、連結解除位置ではこの連結歯車はカナとは噛み合わなくなる(両歯車の間に噛み合いの関係はない)。連結位置を最良に設定するため、ストッパー54の高さは調整可能である。図示した変形例では、このストッパーは、ねじを切ったバー30の穴に入った少なくとも1つのねじで形成される。
さらに、連結歯車を切り替え部材に軸方向に実質的に固定するための手段を設け、それによってこの歯車は、切り替え部材が軸方向に並進する動きに従う。図示した変形例では、切り替え部材のプレートから突出している2つの湾曲したフィンガー56および58によって、連結歯車の歯10Aの周りに2つのC型部材が形成されている。そのため、この連結歯車は、切り替え部材に対する両方向への軸方向の移動が極めて限られている。さらに、改良として、連結歯車を切り替え部材の連結位置で最適に回転させるための手段を設ける。そのために、連結歯車を切り替え部材のプレートの側部に案内するために、この歯車の心軸26は、下方の軸受62に構成された枢軸60を有する。次に、上方の軸受は嵌め込み台64を備え、この嵌め込み台に石穴28が挿入され、石穴から特定の距離の所には受石66が挿入され、この距離は、切り替え部材が磁気反発力によって連結位置に押し込まれたときに心軸26が摺動して石穴を貫通するのを妨害しないように意図されている。
様々な変形例が当業者に検討され得る。そのため、カナ6の歯は筒状に示されているが、歯が軸方向を向いている変形例では、連結歯車10の歯、カナ6の歯および歯車8の歯は、有利には、第1の変形例では円錐状であってもよく、第2の変形例では平坦およびリング形状であってもよい。後者の場合、歯は、ブレゲータイプ、すなわち所定の回転方向への確実な駆動を実現する鋸歯であってもよいし、あるいは連結歯車が回転する両方向に駆動させる二等辺三角形であってもよい。そのため、連結歯車と入力歯車または出力歯車との間に、摩擦連結または平坦な環状歯との連結による先行技術で提示されている類の同軸システムを設けてもよいことは明瞭である。このような場合でも様々な変形例を検討し得る。特に、連結歯車は他の手段によって回転案内され得るため、バー30およびバーが有する軸受(とりわけ石穴28)は必須ではないことに注意されたい。例として、このような回転案内は、連結歯車の円形側部表面に作用し、下方の軸受にある下方枢軸で連結歯車の歯に(すなわち磁気構造体34の側部に)、あるいは連結歯(または摩擦接合部も可)を備えるプレートと下方枢軸との間の中間環状部に作用する部材によって達成され得る。
回動は、連結歯車と切り替え部材との間の軸方向の接続(すなわち軸方向に並進する間)も実現するボール軸受型の装置でも達成し得る。連結歯車は、図面では、2つの歯車列を連結して問題の機構を連結状態にするように構成されているが、連結歯車が制御部材の角度位置に応じて可動式入力部材と噛み合っているか否かによって作動するインジケータまたはカムを連結歯車が有することも可能であることも言及しておく。最後に、連結歯車の下方側部のみにかかる回転案内および軸方向の接続は、以下に記載する変形例で説明する類の下方の磁性軸受によって達成されてもよいことに注意されたい。
図4は、第1の実施形態の変形例を示している。前述したこれらの部材は、ここでは再度説明しない。時計72が時計2と異なる点は、まず、切り替え装置4A内の下方磁性軸受74の構成であり、通常の軸受が石穴および受石に代わっている点である。この磁性軸受は、切り替え部材12Aのプレートに取り付けられた磁石76を備え、この磁石の上には、連結歯車10Aの心軸26Aを中心に置くために上記磁石からの磁束を中央に伝導する強磁性部材78が取り付けられ、上記心軸も同じく、磁性軸受を機能させるために少なくとも部分的に強磁性材料で作製される。このような磁性軸受の構成は、様々な利点を有する。特に、連結歯車の心軸にある磁性軸受が生み出す引力によって、図1の変形例のように機械手段を用いることなくこの歯車を切り替え部材12Aに固定することができる。換言すると、磁性軸受は、切り替え部材の内部に構成されてこの心軸の一方の端部を回動させ、磁性軸受はさらに、連結歯車を両方向で切り替え部材と同時に軸方向に動かす。バー30に構成された上方軸受にある受石を省略することも可能である。
図4の変形例では、磁気構造体32と34とが両者の間で反発力を起こす配置で切り替え部材12Aの軸方向の並進を制限すること、および(検討している例で)この切り替え部材を安定して軸方向に連結する位置は、2つのねじ80(1つのみで十分)を用いて得られ、このねじは、切り替え部材プレートにある該当する孔を自由に貫通して、基台14に設けられた2つのねじを切った孔にねじ込まれる。変形例では、2つのねじ80は、切り替え部材の軸方向への案内を規定する役割も果たし、2つの支柱46および48は省かれている。そのため、切り替え部材は、単に両極磁石を有するディスクで形成される。
図5は、本発明の第2の実施形態の断面図である。ここでも同じく、前述した部材は再度説明しない。この第2の実施形態による時計82は、切り替え装置4Bが切り替え部材12Bと一体化しているバー30Bを備え、それによって両者が連結歯車10Bと共同で連結ユニット84を形成し、制御部材16が連続する安定角度位置のうちの2つに段階的に駆動されるときに、この連結ユニットを一方の方向に軸方向に動かし、その後もう一方の方向に軸方向に動かすことができることを特徴とする。この連結ユニットは、堅剛で組み立てが容易である。特に、連結歯車10Bの心軸26Bは、正規の遊びがある2つの標準の軸受88および90内で通常の方法で回動し、この遊びは、この第2の実施形態で連結装置が動作する間は不変のままである。バー30Bはねじ86で切り替え部材に固定され、ねじは切り替え部材にあるねじを切った孔にねじ込まれ、この孔は、有利には、連結ユニットの軸方向の案内支柱48と同軸である。ここで、2つの軸受88および90を垂直方向に正確に整列させるために、有利には、バー30Bの位置決め手段、とりわけバーを取り付けるための2つの位置決めピンまたはねじ脚を設けてもよいことに注意されたい。そのためバーは、切り替え部材に固定して取り付けられ、連結要素の少なくとも中央部分を上記バーと切り替え部材との間に収容することを可能にし、バーは軸受を備え、軸受内には、連結要素の心軸の一方の端部が構成される。切り替え部材の軸方向の案内は、ねじ80および支柱48によって達成されるため、第1の実施形態と比較して支柱が取り除かれていることに注意されたい。そのため、ねじ80はここでは第2の機能を有する。
図6は、本発明による時計92の第3の実施形態を示している。ここでも同じく、前の実施形態との相違点のみを説明する。切り替え装置4Cの磁気システムの動作は、前述のものと引き続き同じであり、そのためここでは説明しないことに注意されたい。この第3の実施形態が第1の実施形態と主に異なる点は、切り替え部材12Cが、制御部材16Cにある筒状の孔96を自由に貫通する中央の支柱94によって軸方向に案内され、制御部材が上に取り付けられたプレート50Cにある非円形の孔97の中に延びている点である。プレートと共同してこの制御部材用のハウジングを規定しているディスク14Cが、2つのねじ98によってプレートに固定される。支柱94は、少なくとも非円形の孔97の中に摺動する下方部分95に、この非円形の孔の輪郭に一致する非円形断面を有し、それによって、特に、上記で説明したように、制御部材16Cが回転駆動されて切り替え部材を2つの安定軸位置の間で動かすときに、切り替え部材が回転するのを防止する。非円形断面部分95は、切り替え部材が2つの安定軸位置の間で軸方向に並進できるように構成される。
この第3の実施形態は、切り替え装置4Cが2つの前の実施形態よりも小型であるため、有利である。
星形車20は、プレート50Cに設けられた側部の開口を通って摺動するレバーまたは要素によって作動してもよい。切り替え要素12Cの突出部52Cは、この切り替え部材の軸方向の連結解除位置を規定し、基台/ストッパー14Cの上面に当接するように動くことに注意されたい。
特定の変形例として、以下の特殊な特徴を挙げてもよい。
−2つの湾曲したフィンガー56および58は、切り替え部材が軸方向に並進する間、実質的に連結歯車10を切り替え部材に固定するのに使用され、ここでは互いに直径上に対向して構成されていないが、カナ6の両側で両者の間が180°未満、例えば120°の角度距離の所に構成される。これによって、歯車10が切り替え部材の軸方向の連結解除位置でカナ6と噛み合わないようにでき、さらに、心軸26の下方枢軸が石穴62Cにある状態のこの歯車の構成が容易になる。
−湾曲したフィンガー56および58は、切り替え部材用のストッパーを規定して切り替え部材の軸方向の連結位置を規定する機能も有する。なぜなら、フィンガーは、この位置でバー30Cのプレートの下面に当接するからである。
−連結歯車に対する2つの軸受を形成している石穴28Cおよび62Cはそれぞれ、バー30Cのプレートの下面と、連結歯車に面している切り替え部材の平坦面のそれぞれからわずかに突出している環状部を有し、それによって、切り替え部材の軸方向の連結位置でのこの2つの平坦面から、また、フィンガー56および58からの特定距離に歯車を保持する。そのため、連結歯車が回転駆動されるとき、連結歯車への摩擦は制限され、それによって機械エネルギーの損失は、切り替え装置に接続している時計機構のこの連結状態では減少する。第1の実施形態のように、石穴28Cは、軸位置を調整できる嵌め込み台に構成されてもよい。
第2の実施形態は、有利には、第3の実施形態による時計で実現されてもよいことに注意されたい。
前述したように、制御部材は、プッシュピースなどの作動装置を介して使用者が作動させることができる。当業者に公知のその他の作動装置を検討してもよい。そのため、その他の実施形態では、これらの作動機構は、時計の別の機構によって、すなわち本発明による切り替え機構と協働する時計の作動機構によって特に周期的に自動で作動してもよい。本発明は、機械時計のムーブメントに適用でき、また、電子機械部品を有する時計にも適用できる。そのため、制御部材を作動させる装置は、電子機械モータを有していてもよい。
最後に、図面に示した様々な実施形態はすべて、垂直軸に沿って一般的な往復運動を受けるシャトル状要素で形成された切り替え部材を含む切り替え装置に関するものだが、本発明の範囲内でその他の実施形態を検討してもよく、特に、水平軸周りに、すなわち制御部材の一般平面で、よって制御部材の回転軸に直交して回動する要素で形成された切り替え部材を含む切り替え装置を検討してもよいことに注意されたい。例として、この回動要素は、回動軸の側部に第2の磁気構造体を保持する一部を含むレバーまたは回動部分である。回動要素は、とりわけ両極磁石で形成された第2の磁気構造体が、垂直方向の寸法が水平方向の寸法よりも大きい円弧に沿った動きに従うように構成される。そのため、軸受第2の磁気構造体を支持している部分は、本発明によれば、制御部材が回転して段階的に別個の角度位置になるときに、2つの安定軸位置の間で両方向への並進運動に従う。
2 時計
6 カナ
8 歯車
10 連結歯車
10A 歯
10A 連結歯車
10B 連結歯車
12 切り替え部材
12A 切り替え部材
12B 切り替え部材
12C 切り替え部材
14 基台
14C 基台
14C ストッパー
14C ディスク
16 制御部材
16C 制御部材
18 一般平面
20 星形車
22 ジャンパー
24 フィンガー
26 心軸
26A 心軸
26B 心軸
28 石穴
28C 石穴
30 バー
30B バー
30C バー
32 第1の磁気構造体
34 第2の磁気構造体
36 中心回転軸
4 切り替え装置
4A 切り替え装置
4B 切り替え装置
4C 切り替え装置
42、44 両極磁石
46 第1の支柱
48 第2の支柱
50 プレート
50C プレート
52 第1のストッパー
52C 突出部
54 第2のストッパー
56、58 フィンガー
60 枢軸
62 下方の軸受
62C 石穴
64 嵌め込み台
66 受石
72 時計
74 下方磁性軸受
76 磁石
78 強磁性部材
80 ねじ
84 連結ユニット
86ねじ
88、90 軸受
92 時計
94 支柱
95 非円形断面部分
96 円形の孔
97 非円形の孔
98 ねじ

Claims (16)

  1. −特定の第1の状態と特定の第2の状態との間で切り替えることのできる時計機構(6、8、10)と;
    −前記第1の状態と第2の状態との間で前記時計機構を切り替えられるように構成された切り替え装置であって、前記切り替え装置は、一般平面に広がる制御部材(16;16C)を備え、該一般平面で、前記制御部材の作動装置(22、24)の作動による動きに追従でき、かつ切り替え部材(12;12A;12B;12C)を備え、該切り替え部材の少なくとも一部は、前記一般平面に直交する構成要素を有するムーブメントに追従できるように構成される、切り替え装置(4;4A;4B;4C)と
    を備える、時計であって、
    前記切り替え装置は、該切り替え部材の前記少なくとも一部が要求を受けて第1の安定軸位置から第2の安定軸位置に移動して、前記切り替え部材の前記第1の状態と第2の状態との間で前記時計機構の第1の切り替えを引き起こし、かつ、前記第2の安定軸位置から前記第1の安定軸位置に移動して、前記切り替え部材の前記第2の状態と前記第1の状態との間で前記時計機構の第2の切り替えを引き起こすことができるように構成される、
    時計において、
    前記制御部材は、前記一般平面(18)に垂直な回転軸(36)周りに回動するように構成され、所定の回転方向に段階的に駆動されて、連続的に複数の別個の角度位置になることが可能であること;前記制御部材は第1の磁気構造体(32)を、前記切り替え部材は第2の磁気構造体(34)をそれぞれ備え、両磁気構造体は、両者の間に磁石の相互作用が起こるように配置されること;前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体のいずれか一方は少なくとも第1の磁極を含み、前記2つの磁気構造体のもう一方は、極性が逆である少なくとも1つの第2の磁極および少なくとも1つの第3の磁極を含み、前記第1の磁気構造体および第2の磁気構造体は、前記複数の別個の角度位置のうちの前記制御部材の第1の角度位置で、前記第1の磁極が前記第2の磁極と第3の磁極のいずれか一方によって第1の磁気相互作用を主に起こすように、かつ、前記複数の別個の角度位置のうちの前記制御部材の第2の角度位置で、前記第1の磁極が前記第2の磁極と第3の磁極のもう一方によって第2の磁気相互作用を主に起こすように構成され、前記第1の磁気相互作用は第1の磁力を、前記第2の磁気相互作用は第2の磁力をそれぞれ切り替え部材で生み出し、両磁力は、主に前記回転軸に沿って逆方向を向き、前記切り替え部材の前記少なくとも一部を前記第1の安定軸位置から前記第2の安定軸位置に、またこの逆に動かすことが可能になること;前記切り替え部材の前記少なくとも一部は、前記第2の磁気構造体が前記所定の回転方向に段階的に回転駆動されるときに、前記第1の安定軸位置と第2の安定軸位置の間での交互の動きに従うこと
    を特徴とする、時計。
  2. 前記制御部材は、角度π/N(N>0)の回動運動に相当する各段階になるように構成され、それによって前記第1の磁気構造体は、段階的に駆動されたときに、連続して前記回転軸の周りで2N個の別個の角度位置を占めるようになり、前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記いずれか一方は、N個の第1の磁極を含み、該磁極は、実質的に軸方向を向き、N>1のとき、前記回転軸の周りに規則的に分配され、前記2つの磁気構造体の前記もう一方は、N個の第2の磁極およびN個の第3の磁極を含み、該磁極は、実質的に軸方向を向き、前記回転軸の周りに規則的に分配され、前記回転軸からの距離が前記第1の磁極と実質的に同じであり、前記第2の磁極および第3の磁極は交互に構成され、それによって各第2の磁極は2つの第3の磁極の間に挿入されること;および、前記制御部材の前記別個の角度位置の各々で、前記N個の第1の磁極は、前記N個の第2の磁極またはN個の第3の磁極に実質的に対面して位置していることを特徴とする、請求項1に記載の時計。
  3. 前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記いずれか一方は、前記N個の第1の磁極とは極性が逆であるN個の第4の磁極をさらに備え、前記第1の磁極および第4の磁極は、前記回転軸の周りに規則的に分配され、それぞれの第4の磁極が2つの第1の磁極の間に挿入されるように交互に構成されることを特徴とする、請求項2に記載の時計。
  4. 前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記一方は、交互に並んで軸方向を向く2N個の極を含む多極磁石で形成されることを特徴とする、請求項3に記載の時計。
  5. 前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記もう一方は、交互に並んで軸方向を向く2N個の極を含む多極磁石で形成されることを特徴とする、請求項2から請求項4のいずれかに記載の時計。
  6. 前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記いずれか一方は、軸方向を向いて前記回転軸の周りに規則的に分配された2N個の両極磁石(それぞれ42、44)を含み、前記両極磁石は、磁気によって一方の向きともう一方の向きに交互に向けられることを特徴とする、請求項3に記載の時計。
  7. 前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体の前記もう一方は、軸方向を向いて前記回転軸の周りに規則的に分配された2N個の両極磁石(それぞれ44、42)を含み、前記両極磁石は、磁気によって一方の向きともう一方の向きに交互に向けられることを特徴とする、請求項2、請求項3および請求項6のいずれかに記載の時計。
  8. 前記切り替え部材は、前記制御部材が回転作動するときに、前記切り替え部材を両方向に軸方向に並進させるように、かつ前記切り替え部材がその作用を受けて回転駆動されるのを防止するように構成された軸方向のガイド(46、48;94)を備えることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれかに記載の時計。
  9. 前記時計は、第1のストッパー(52;14C)および第2のストッパー(54;80;30C)をさらに備え、両ストッパーは、それぞれ前記切り替え部材の前記2つの安定軸位置を規定するように構成され、前記切り替え部材は、前記第1の磁気構造体と第2の磁気構造体との間に生じる磁力の作用を受けて、前記切り替え部材の前記2つのそれぞれの安定軸位置にある前記第1のストッパーと第2のストッパーの一方またはもう一方に当接していることを特徴とする、請求項8に記載の時計。
  10. 前記切り替え装置は、連結/連結解除装置を形成すること、および、前記切り替え部材は、中心軸(26;26A;26B)を有する連結要素(10;10A;10B)を保持し、前記第1の安定軸位置と第2の安定軸位置のうち、前記切り替え装置の連結状態に該当する少なくとも一方で自由回転するように構成され、前記連結要素は、軸方向並進時に切り替え部材と実質的に一体化することを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の時計。
  11. 前記連結要素の前記心軸(26A)は、少なくとも部分的に強磁性材料で形成されること、および、前記切り替え部材の内部には磁性軸受が構成されて前記心軸の一方の端部を回動させ、前記磁性軸受はさらに、切り替え部材の両方向への軸方向の動きと同時である連結歯車の軸方向の動きを実現することを特徴とする、請求項10に記載の時計。
  12. 前記切り替え部材の反対側に位置している前記心軸の一部は、石穴(28)の中に摺動するように構成され、前記石穴は、前記制御部材が上に取り付けられる基台(14;14C)と一体化したバー(30;30C)またはプレートに取り付けられた軸受を形成し、前記連結要素は、前記バーまたは前記プレートと前記基台との間に少なくとも部分的に位置することを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の時計。
  13. バー(30B)は、前記切り替え部材(12B)に固定して取り付けられ、前記連結要素(10B)の少なくとも中央部分を前記バーと切り替え部材との間に収容することを可能にし、前記バーは軸受(90)を備え、該軸受内には、前記連結要素の前記心軸(26B)の一方の端部が構成されることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の時計。
  14. 前記切り替え部材は、前記制御部材の周囲に位置する少なくとも1つの支柱(46、48)によって軸方向に並進しながら案内されることを特徴とする、請求項8から請求項13のいずれかに記載の時計。
  15. 前記切り替え部材は、前記制御部材にある中央の円形の孔(96)を貫通する中央の支柱(94)によって軸方向に並進しながら案内され、前記制御部材が上に取り付けられたプレート(50C)にある非円形の孔(97)の中に延び、前記支柱は、前記非円形の孔の中に摺動する少なくとも一部分に、前記非円形の孔の輪郭に一致する非円形断面(95)を有することを特徴とする、請求項8から請求項13のいずれかに記載の時計。
  16. 前記制御部材は、前記制御部材を段階的に回転駆動させるための要素(24)と、前記制御部材を連続的に前記複数の別個の角度位置のうちの前記角度位置で安定させるためのジャンパー(22)とに接続した星形車(20)を備え、前記星形車は、前記角度位置の数と同数の分枝部を備えることを特徴とする、請求項14または請求項15のいずれかに記載の時計。
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