JP2018004082A - 農業機械駆動用フレキシブルヒッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】トルク能力が高いコンパクトなフレキシブルヒッチを提供する。【解決手段】2つのヒッチング要素1、2と、これら2つのヒッチング要素1、2の間に位置した少なくとも一つのフレキシブル要素3とを有し、少なくとも一つのフレキシブル要素3が少なくとも一つのテンション装置4によって軸線方向で2つのヒッチング要素1、2の間にクランプされている、回転軸線(D)の周りを回転駆動することができる農業機械の駆動装置のフレキシブルヒッチ。【選択図】図1
Description
本発明は、2つのヒッチング要素(hitching elements)とこの2つのヒッチング要素の間に取付けられるフレキシブル要素とを有する、回転軸線を中心に回転駆動可能な農業機械駆動用フレキシブルヒッチ(可撓性のあるヒッチ、flexible hitch)に関するものである。
一般に、この種のフレキシブルヒッチは公知であり、例としては[特許文献1](ドイツ国特許公開第DE102006053282−A1号公報)が挙げられる。この特許に記載の可撓性フレキシブルシャフトカップリングは軸線方向に互いに分離された2つの連結部品を有し、これら2つの連結部品の間には少なくとも一つのエラストマー要素が配置されている。このエラストマー要素は互いに対向する連結部品の前方部の上に加硫(vulcanised)されている。
運転中、ヒッチの連結部品はそれに結合された少なくとも一つのエラストマー要素と一緒に回転する。従って、エラストマー要素には剪断応力と捩り応力が加わる。エラストマー要素は振動および振動も吸収するので、エラストマー要素と連結部品との間の連結はヒッチの設計上の全ピークトルクに耐えられるような配置にしなければならない。
[特許文献2](英国特許第GB2385034B号公報)には公知の他のフレキシブルヒッチが記載されている。このヒッチも軸線方向に互いに分離された2つのヒッチング要素を有し、両者の間にはエラストマー要素が配置されている。エラストマー要素は両方のヒッチング要素に強固に固定、例えば接着(sticked)されている。この場合にも、全てのトルクはエラストマー要素とヒッチング要素との間の連結を介して伝えられる。このヒッチは、エラストマー要素とヒッチング要素との間の連結の各ヒッチング要素が破損した場合にヒッチの破損を防ぐためにエラストマー要素の開口とヒッチング要素の開口とを貫通するボルトが有している。このボルトは軸線方法に引張られるのを防ぐために固定されおり、また、上記開口中で一定量の遊びが与えられている。ボルトの外周は弾性材料で取り囲まれている。
このボルトはフェイルセイフ(安全装置)の役目をするもので、フレキシブルヒッチの通常運転時にトルクを伝えることはなく、軸線方向に張力を加えることもない。すなわち、通常運転時にこのボルトに応力が加わることはない。このボルトが2つのヒッチング要素間でトルクを伝達するのはエラストマー要素が破損した時か、エラストマー要素と一方のヒッチング要素との間の連結の一方が破損した場合だけである。
本発明の目的は、トルク能力が高いコンパクトなフレキシブルヒッチを提供することにある。
本発明の上記目的は請求項1に記載のフレキシブルヒッチによって達成される。請求項1に記載のフレキシブルヒッチでは少なくとも一つのフレキシブル要素が少なくとも一つのテンション装置(tensioning device)によって2つのヒッチング要素の間に軸線方向にクランプされ(締付けられ)、フレキシブル要素を2つのヒッチング要素の間に角度の付いたバイアスで取り付けることができる。従って、フレキシブル要素には負荷のない状態で既に1つの回転運動方向にバイアスが掛かっている。
フレキシブル要素を締付けることによって、ダンピング(緩衝)特性をテンション装置のクランプ力で調整することができる。
本発明のフレキシブルヒッチは農業機械で使用することができ、その場合には駆動列チェーンの一部としてフレキシブルヒッチを取り付けることができる。農業機械の例としてはロータリハロー、ロータリ耕運機、シュレッダ、ストーンクラッシャー(砕石機)、草刈機、フィーダ機械またはこれらの類似物が挙げられる。
フレキシブル要素は2つの別々のヒッチング要素で形成される、すなわち、互いに連結されていないか、互いに一体化されていないのが好ましい。そうすることによってフレキシブル要素を取り外すことができ、異なる剛性およびトルク能を有する異なるフレキシブル要素に交換することができる。しかし、原則として、フレキシブル要素はヒッチング要素の一方または両方に剛体固定することができ、例えばフレキシブル要素がヒッチング要素の一方または両方に固着または加硫されている場合には、エラストマー要素をヒッチング要素の一方または両方に剛体固定することができる。
1つの配列では、本発明のフレキシブルヒッチは回転軸線と同軸なセンタリングピンを有することができる。第2ヒッチング要素およびフレキシブル要素の各々は中心貫通孔を有し、この中心貫通孔によって第2ヒッチング要素およびフレキシブル要素はセンタリングピンに回転自在に取り付けられる。従って、第2ヒッチング要素および/またはフレキシブル要素に加わる横方向の力はセンタリングピンによって吸収できる。
この場合、摺動軸受ブシュを設け、それを介して第2ヒッチング要素をセンタリングピンに取り付けることができる。摺動軸受ブシュを用いることで横方向の力を特に良好に伝動させることができる。さらに、摺動軸受ブシュは互いに前後に相対移動する可動部品、すなわちセンタリングピンに対して相対移動する第2ヒッチング要素の取付けに特に適している。
第2ヒッチング要素はセンタリングピンに対して軸線方向をロックすることができる。そうすることによって少なくとも一つのテンション装置が故障または破損した場合のフェイルセイフ(安全装置)にすることができる。この場合、フレキシブルヒッチの破断が防止できる。
この場合、少なくとも一つのテンション装置をフレキシブル要素中の開口を通過させて、少なくとも一つのテンション装置を軸線方向においてヒッチング要素の両方に当接させるのが好ましい。それによってコンパクトな設計となり,テンション装置が放射方向エンベロプ中に余裕をとる必要がなくなる。
少なくとも一つのテンション装置は補償装置を介してヒッチング要素に対して支持させることができる。そうすることで回転軸線に対するヒッチング要素を横断方向に一定限度内で傾けることができる。これによってテンション装置に対して回転軸線周りのヒッチング要素の相対的捩れ度合いを所定範囲内で許容することができる。回転運動方向の振動はフレキシブル要素によって吸収されて、少なくとも一つのテンション装置によって開放/許容される。
ヒッチング要素は互いに対向するフロント表面を有し、フレキシブル要素はこれらのフロント表面の間で締付けられる。従って、フレキシブル要素はフロント表面と摩擦接触する。フロント表面およびフレキシブル要素の対応する接触面が大きい程、伝達できるトルクは大きくなる。ヒッチング要素とフレキシブル要素の前部のフロント表面と間の摩擦接触の代わりに、フレキシブル要素をヒッチング要素に剛体固定する、例えば固着または加硫によって剛体固定することもできる。
本発明のフレキシブルヒッチの形状によって、少なくとも一つのテンション装置をヒッチング要素の開口を通して貫通させることができる。回転軸線に対してテンション装置が横断方向に傾くことができるようにするために、フレキシブル要素の開口を円錐形にして延ばすか、ステップ形状にすることができる。他の変形例では、少なくとも一つのテンション装置の開口の軸線方向の遊びを充分に大きくして、少なくとも一つのテンション装置が開口内部で傾くことができるようにする。
少なくとも一つのテンション装置はフレキシブル要素の反対側でヒッチング要素の側に軸線方向で支持させることができる。従って、テンション装置は引張応力下にある。
フレキシブルヒッチはフレキシブルヒッチの回転軸線の周りに配置された少なくとも3つのテンション装置(緊張装置、tensioning devices)を有するのが好ましい。必要な締付け力に応じてさらに多数のテンション装置を配置することができる。
少なくとも一つのテンション装置はテンションボルトを有することができる。このテンションボルトはテンション装置によって軸線方向でヒッチング要素に当接する。
テンションボルトはネジ付きボルトの形にすることができる。さらに、テンション要素をネジ付きボルトに剛体固定されたネジ付きヘッドとネジ部に螺合したナットの形にすることもできる。従って、テンションボルトはネジ付きボルトとナットが螺合したネジ付きヘッドとを有する従来のネジの構成することができる。このネジは2つのヒッチング要素の第1ヒッチング要素上のネジ付きヘッドに支持される。このネジはネジ付きヘッドから離れた所の一端でネジ付きボルトと螺合したナットによって2つのヒッチング要素の第2ヒッチング要素と当接する。従って、上記ネジはネジのヘッドが2つのヒッチング要素の1つと当接するまでヒッチング要素およびフレキシブル要素の開口を貫通する。当接位置では、ネジはネジ付きヘッドの反対側のフレキシブルヒッチの側で対向するヒッチング要素の開口から外に突き出るのでナットをこのネジの端部と螺合させ、2つのヒッチング要素を一緒に締付けることができる。
他の具体化例ではネジ付きヘッドを有しないネジ付きボルトを使用し、ナットをネジ付きボルトの2つの両端上に螺合させることができる。
さらに他の実施例ではネジ部を有しないタイロッドを使用し、両方の自由端でロックピンをボルトの溝中に保持させることができる。このロックピンはテンション要素を構成し、第1または第2ハッチング要素にこのテンションボルトを当接する。
少なくとも一つのテンション装置を傾斜可能にするために補償装置を使用することができる。この補償装置によって第1または第2ヒッチング要素に対してテンション要素の少なくとも1つを当接させることができる。
この補償装置は球面ソケット中に収容された球面座金で構成できる。すなわち、補償装置は2つの座金で構成でき、その一方は球面座金で、他方は球面ソケットである。球面座金は凸状球状表面を有し、この凸状球状表面は球面ソケットの凹状表面中に収容される。球面座金と球面ソケットには上記のネジが貫通する中央開口を有している。
あるいは、テンション要素がヒッチング要素の方を向いた凸状球状表面の接触面を有し、それをヒッチング要素の適当な凹状表面の接触面中に収容することもできる。さらに、球面座金または球面ソケットの機能をする接触面の1つだけを有することもできる。
フレキシブルヒッチはネジ付きヘッドを第1ヒッチング要素に対して当接固守するバネ組立体の形にすることもできる。あるいは、または、それに加えて、バネ組立体によってナットを第2ヒッチング要素に当接させることもできる。
この場合、バネ組立体は少なくとも一つの板バネを有するのが好ましい。
フレキシブルヒッチの形状の少なくとも一つのフレキシブル要素をエラストマー要素にすることもできる。
カルダンシャフト中にフレキシブルヒッチを一体化した時の空間をセーブするために、2つのヒッチング要素の1つはカルダン継手の関節フォークを有することができる。この場合、関節フォーク部品を有するヒッチング要素がカルダン継手の一部を形成するので、フレキシブルヒッチをカルダンシャフトのカルダン継手に接続するための他の部品は不要になる。
2つのヒッチング要素の他方にはフレキシブルヒッチを駆動軸または披駆動軸の駆動軸に接続するための連結要素を設ける。
以下、添付図面を参照して本発明のフレキシブルヒッチの好ましい実施例を説明する。
[図1]はフレキシブルヒッチの縦方向部品断面図である。このフレキシブルヒッチは回転軸線Dを中心に回転できる。フレキシブルヒッチは第1ヒッチング要素1と、第2ヒッチング要素2と、フレキシブル要素から成るエラストマー要素3とを含んでいる。2つのヒッチング要素1、2は回転軸線Dに沿って互いに隣接して配置され、2つのヒッチング要素1、2の間にエラストマー要素3が取り付けられている。第1ヒッチング要素1と第2ヒッチング要素2はテンション装置4によって互いに挟持(クランプ)され、一体化されている。このフレキシブルヒッチの役目はトルクピークをダンピング(緩衝)して、非軸線方向および放射方向の変移を補正することにある。テンション装置4はその作動時に回転軸線Dに対して傾斜し、エラストマー要素3を軸線方向に圧縮する。
第1ヒッチング要素1は出口側コネクター6を備えている。この出口側コネクター6は基本的に管状形状をしており、第1ヒッチング要素1の板状加圧要素60に溶接され、従って、板状加圧要素60に剛体結合されている。出口側コネクター6は第1ヒッチング要素1を駆動シャフトまたは披駆動シャフトに連結するのに用いられる。そのために、出口側コネクター6は内側縦溝(flute)7を有する中心孔(drilling)25を有している。この中心孔(drilling)25は駆動軸の対応する外側縦溝と結合して非回転連結部を形成することができる。内側縦溝7および外側縦溝はスプライン連結の形にすることができる。出口側コネクター6はロックピン8を用いて出口側コネクター6を駆動軸へ確実にロックする。
第2ヒッチング要素2は中心孔9を有し、エラストマー要素3は中心孔10を有している。これらの中心孔9、10は互いに同心に配置され、回転軸線Dと同心であり,従って、一直線上に配置されている。第2ヒッチング要素2およびエラストマー要素3の中心孔9、10はセンタリング(心出し)ピン11上位置している。このセンタリングピン11は回転軸線Dと同心に配置され且つ第1ヒッチング要素1に固定されている。
第2ヒッチング要素2はこの図には完全には図示していないカルダン継手の関節フォーク(articulation fork)5を備えている。この関節フォーク5は第2ヒッチング要素2の板状加圧要素61に溶接され、従って、それに剛体固定されている。関節フォーク5は回転軸線Dと同心な中心孔12を有しており、それによって関節フォーク5はセンタリングピン11上に配置される。第2ヒッチング要素2は摺動軸受ブシュ59を介してセンタリングピン11上に配置されている。センタリングピン11の外側縦溝14にはロックピン13が配置されていて、第2ヒッチング要素2のセンタリングピン11上での軸線方向の運動がロックされている。
例えば、出口側コネクター6を介して加わるトルクは第1ヒッチング要素1の加圧要素60を有する出口側コネクター6の永久連結部を介して第1ヒッチング要素1に伝達される。第1ヒッチング要素1はエラストマー要素3を介して第2ヒッチング要素2にクランプされているので、上記トルクはエラストマー要素3を介して第2ヒッチング要素2、そして、関節フォーク5に電卓される。下記で説明するように、上記テンション装置4は、第1ヒッチング要素1と第2ヒッチング要素2が制限された回転運動をして、捩れ振動を補正(compensate)できるように設計されている。すなわち、エラストマー要素3、第2ヒッチング要素2および関節フォーク5はセンタリングピン11上で所定の大きさしか回転できない。従って、回転軸線Dに対して横断方向に加わる第2ヒッチング要素2またはエラストマー要素3に作用する横断方向の力が吸収される。
各テンション装置4は回転軸線Dから放射方向にそれぞれ間隔を置いて配置され且つ周方向に規則的に配置されている。全てのテンション装置4は同一に設計されている。従って、[図1]の縦断面図の上側に示したテンション装置4の説明書が他の全てのテンション装置にも適用できる。
テンション装置4はネジ付きボルト15の形にすることができる。このネジ付きボルト15はそれに剛体固定されたネジ付きヘッド16とネジ部17とを有している。ネジ付きボルト15とネジ付きヘッド16が一緒になって従来のネジが形成される。ネジ付きボルト15のネジ部17上にナット18が螺合する。第1ヒッチング要素1の加圧要素60は開口19を有し、第2ヒッチング要素2の加圧要素61は開口20を有し、エラストマー要素3は開口21を有する。テンション装置4のこれらの開口19、20、21は互いに一直線に整合している。これらの開口19、20、21中をネジ付きボルト15が貫通している。一方、素2ヒッチング要の反対側ではネジ付きボルト15がネジ付きヘッド16を介して第1ヒッチング要素1上に当接している。ネジ付きボルト15は第1ヒッチング要素1、第2ヒッチング要素2およびエラストマー要素3の各開口19、20、21を貫通し、ネジ付きボルト15は第1ヒッチング要素1の反対側で第2ヒッチング要素2から突き出ている。この突き出たネジ付きボルト15の端部上にナット18が螺合される。ナット18は第2ヒッチング要素2に対してその軸線方向が当接される。
ネジ付きヘッド16は複数の板バネから成る板バネ部品22と補償装置(compensating device)23とを介して第1ヒッチング要素1に当接される。ナット18は上記の補償装置23およびネジ付きヘッド16と同じ方法で補償装置24を介して第2ヒッチング要素2に当接される。
補償装置23、24によって各テンション装置4のネジ付きボルト15はヒッチング要素1、2に対して相対的に傾斜することができ、第2ヒッチング要素2に対する第1ヒッチング要素1の所定の相対回転運動を許容する。2つの補償装置23、24は同じ構造である。従って、以下では[図1]の左側に示した補償装置24を両方の補償装置23、24の例として説明する。そのために[図2]に示したフレキシブルヒッチの補償装置24の所の拡大部分縦断面図を参照する。
この補償装置24は互いに接触した球面座金25と球面ソケット26とを備えている。球面座金25は球面ソケット26の方を向いた凸状球状表面27を有し、球面ソケット26の凹状表面28中に挿入され、それと当接している。凸状球状表面27および凹状表面28は幾何学中心点Mする。球面座金25は球面ソケット26に対してこの幾何学中心点Mの周りを傾斜することができる。
球面座金25は中心開口29を有し、球面ソケット26は中心開口30を有し、ネジ付きボルト15は球面座金25および球面ソケット26の中心開口29および30を貫通する。
球面座金25は環状表面31を有し、ナット18はこの環状表面31上で軸線方向に当接している。球面ソケット26は第2ヒッチング要素2の環状表面31の反対側に環状表面32を有し、この環状表面32上に球面座金25の軸線方向が当接している。
上記構造によってネジ付きボルト15は補償装置23の中心Mの周りを第2ヒッチング要素2に対して相対的に傾斜できる。第2ヒッチング要素2に対する第1ヒッチング要素1の限られた限度の相対回転運動を許すにはこれが必要である。最初の位置ではネジ付きボルト15は縦軸線Lは回転軸線Dに対して平行な位置にある。第1ヒッチング要素1が回転軸線Dの周りを第2ヒッチング要素2に対して相対回転すると、ネジ付きボルト15は2つの補償装置23、24の中心Mの周りで2つのヒッチング要素1、2に対して傾き、その縦軸線Lが傾き、ある距離をおいて回転軸線Dと交差する。
ネジ付きボルト15が2つのヒッチング要素1、2の開口19、20内部で動かなくなることを防ぐために、ヒッチング要素1、2の開口19、20とネジ付きボルト15との間には放射方向に十分な遊びが設けられている。
それに加え、またはその代わりに、第2ヒッチング要素2の開口20に第1ヒッチング要素1の方へ向かって開いた円錐の角度を付けることもできる。同様に、第1ヒッチング要素1の開口19に第2ヒッチング要素2の方へ向かって開いた円錐の角度を付けることもできる。
第1ヒッチング要素1の加圧要素60は板状形状をしており、回転軸線Dに対して直角に配置された環状フロント表面33を有している。この環状フロント表面33はエラストマー要素3の接触面35と当接し、この接触面35に対してクランプされ(締付けられ)ている。第2ヒッチング要素2の加圧要素61は第1ヒッチング要素1の方を向いた環状フロント表面34を有する。この環状フロント表面34も回転軸線Dに対して直角に配置され、エラストマー要素3の対応する接触面36と当接し、この接触面36に対してクランプされ(締付けられ)る。エラストマー要素3もリング形状の板状要素で構成でき、そうすることによって、環状フロント表面33、34および接触面35、36を介してエラストマー要素3と2つのヒッチング要素1との間の周方向全体での摩擦連結を確実に行うことができる。あるいは、複数のエラストマー要素3を2つのヒッチング要素1、2間の間に周方向に沿って配置することもできる。
[図3]は[図1]および[図2]に記載のフレキシブルヒッチを有するカルダン軸受(cardan shaft)を示している。第2ヒッチング要素2に固定された関節フォーク5が、ジャーナルクロス組立体(journal cross assembly)38を介して第1カルダン継手37の他方の関節フォーク39に連接され、関節フォーク5、39を介してトルクをできる。関節フォーク5、39は互いに相対的に角度を成すこともできる。第1カルダン継手37の他方の関節フォーク39は貫通孔(drilling)41を有している。この貫通孔41は関節フォーク39を内側管42上に位置決めし且つ調節ネジ40を用いて回転しないように固定する役目をする。一般に公知の通り、内側管42は外側管43に対して縦方向に変移可能な手段を介して連結されていて、内側管42と外側管43との間でトルクが伝達でき且つ回転軸線Dに沿って縦方向の変移(displacement)が可能になっている。
外側管43は関節フォーク44を介して第2カルダン継手45に連結され、関節フォーク44はジャーナルクロス組立体(journal cross assembly)38を介して第2カルダン継手45の他方の関節フォーク47に連結されている。第2カルダン継手45の機能は第1カルダン継手37の機能に対応している。外側管43に対して反対側の関節フォーク47は連結フランジ48に固定され、この連結フランジ48を介してカルダン軸を駆動列の部品に接続させることができる。
原理的には、第1ヒッチング要素1を連結フランジ48に剛体結合させることもでき、また、他の連結要素を介して出口管継手6に固定することもできる。
回転部品を保護するためにカルダン軸にはカルダン軸保護カバー49を設けることができる。これには内側管42の周りに配置される外側保護管50と、外側管43の周りに配置される内側保護管51とが含まれる。外側保護管50および内側保護管51が縦方向に相対移動できるということは一般に公知である。外側保護管50はアダプタリング52を介して保護ベロー53に連結され、この保護するベロー53は第1カルダン継手37を取り囲んでいる。
内側保護管51はアダプタリング54を介して保護ベロー55に連結され、この保護ベロー55は第2カルダン継手45を取り囲んでいる。
2つのアダプタリング52、54の各々はスライドリング56、57を介して2つのカルダン継手37、45の関節フォーク39、44の一方にピボット結合されている。第2カルダン継手45のアダプタリング54にはチェーン(鎖)58が取り付けられている。このチェーン58は固定要素に固定することで、アダプタリング54、従って、カルダン軸保護カバー49が回転するのを防止することができる。
Claims (15)
- 2つのヒッチング要素(1、2)と、これら2つのヒッチング要素(1、2)の間に位置した少なくとも一つのフレキシブル要素(3)とを有する、回転軸線(D)の周りを回転駆動することができる農業機械の駆動装置のフレキシブルヒッチにおいて、
少なくとも一つのフレキシブル要素(3)が少なくとも一つのテンション装置(4)によって軸線方向で2つのヒッチング要素(1、2)の間にクランプされていることを特徴とするフレキシブルヒッチ。 - フレキシブルヒッチが回転軸線(D)と同軸なセンタリングピン(11)を有し、このセンタリングピン(1)が第1ヒッチング要素(1)に固定され、第2ヒッチング要素(2)およびフレキシブル要素(3)の各々が中心貫通孔(9、10)を介してセンタリングピン(11)に回転自在に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルヒッチ。
- 第2ヒッチング要素(2)がスライド軸受ブシュ(59)を介してセンタリングピン(11)上に保持されていることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルヒッチ。
- 第2ヒッチング要素(2)がセンタリングピン(11)に対して軸線方向にロックされていることを特徴とする請求項2または3に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのテンション装置(4)が2つのヒッチング要素(1、2)に対して軸線方向で当接し、少なくとも一つのテンション装置(4)がフレキシブル要素(3)に形成された開口(21)中を貫通していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- ヒッチング要素(1、2)が互いに対向したフロント表面(33、34)を有し、フレキシブル要素(3)がこのフロント表面(33、34)の間にクランプされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのテンション装置(4)がヒッチング要素(1、2)中の開口(19、20)を貫通していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- フレキシブルヒッチが少なくとも3つのテンション装置(4)を有し、各テンション装置(4)がフレキシブルヒッチの回転軸線(D)の周りに分布していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのテンション装置(4)がネジ付きのテンションボルト(15)を有し、このテンションボルト(15)はクランプ要素(16、18)によってヒッチング要素(1、2)に対して軸線方向に当接していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- テンションボルト(15)がネジ部(17)を有するネジ付きボルト(15)から成り、上記のクランプ要素(16、18)がネジ付きボルト(15)に剛体固定されたネジ付きヘッド(16)と上記ネジ部と螺合するナット(18)とから成ることを特徴とする請求項9に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのクランプ要素(16、18)が補償装置(23、24)を介して第1ヒッチング要素(1)または第2ヒッチング要素(2)に対して当接していることを特徴とする請求項9または10に記載のフレキシブルヒッチ。
- 補償装置(23、24)が球面ソケット(26)中に保持された球面座金(25)を有することを特徴とする請求項11に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのクランプ要素(16、18)がバネ部品(22)を介して第1ヒッチング要素(1)または第2ヒッチング要素(2)に対して当接されていることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- 少なくとも一つのフレキシブル要素がエラストマー要素(3)であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
- 2つのヒッチング要素(2)の一つがカルダン継手(37)の関節フォーク(5)を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のフレキシブルヒッチ。
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