JP2018003551A - ふるい構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特開2005−16230号(特許第3964831号)の油圧ショベル機用バケットでは、バケット底板のほぼ全体に形成された開口を覆い、かつ開口中央部にて揺動可能に支持され、所望の大きさからなる多数の空隙部が形成された篩部材と、該篩部材の一端部に設けられた軸支部に対し、偏心部材を介して連結される回転駆動部材とを備え、回転駆動部材により回転する偏心部材により篩部材を、その偏心量に応じた角度で往復揺動してバケット内の収集物を振動させて上記空隙部以下の大きさの収集物を篩い落とし可能にする構成が知られている。
前者の篩い構造では3つに区分してあるふるい網を、偏心輪の回転で、左右のふるい網が一対の揺動連結片を介して揺動されるが、個々のふるい網は同一の面として同じ動きをするので、篩いに時間がかかり効果的ではない。
後者の篩い構造でも、ふるい体は、揺動時に面として同一の動きをするので、同じ欠点がある。
ふるいバケットの底面に設けられたふるい構造が、バケット開口側からバケット奥側に延び、バケット横幅方向に並列される多数の縦枠部と、各縦枠部の左右側面に一体に形成されて略直角に交差して横方向に延びる横枠片とからなり、
隣接する一方の第1縦枠部が有する第1横枠片と、隣接する他方の第2縦枠部が有する第2横枠片とは、前記第1縦枠部および第2縦枠部の長手方向に沿って整合することなく相互にずれて配置されることでふるいの目となっており、
前記第1縦枠部と第2縦枠部との基端部はバケットの開口側で同一軸線上に枢着される枢着部が設けられており、
前記第1縦枠部と第2縦枠部の先端部は、上下動が逆になるように同期して枢動させる上下動駆動部に連結された状態となっていることを特徴とする。
請求項2の発明では、
前記第1横枠片と第2横枠片の縦の長さが、第1縦枠部と第2縦枠部の上下の枢動に際して、隣接する第1縦枠部または第2縦枠部の縦幅を超えない長さに設定されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、
前記多数の第1縦枠部の先端部を連結する第1連結軸と、多数の第2縦枠部の先端部を連結する第2連結軸がそれぞれ設けられており、
上下動駆動部が、中央を支点として両端が上下に反転動するレバー部材を有しており、
該レバー部材の一方端側に第1連結軸が枢着され、他方に第2連結軸が枢着されていることを特徴とする。
以下に、この発明の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
上記ふるい構造1は、縦枠部と該縦枠部に固設された横枠片とからなって、ふるいの目を多数形成している。
上記隙間は、ふるい分け対象物が落下しない僅かな寸法に設定されている。
本実施例では、バケットBの開口側には、第1縦枠部11と第2縦枠部12の基端部13、14を挿入する凹部2と、該凹部2の両側に配置されて枢軸を軸受する軸受部3とからなる枢着部5が固定されている。
第1縦枠部11と第2縦枠部12の基端部13、14には枢軸を通す孔が穿設されており、該孔は軸受部3の孔と整合するようになっている。
次いで1本の枢軸4を、軸受部3と基端部13、14の孔に挿通させることで、第1縦枠部11と第2縦枠部12とは、同一の枢軸線上で枢動自在に枢着される。
本実施例では、第1縦枠部11の先端部15がバケット後方まで延びており、第2縦枠部12の先端部16は第1縦枠部11の先端部15と重ならない前方となるように折れ曲がっている。
上下動駆動部30は、本実施例の場合、前後に延びるレバー部材31と、該レバー部材31の中央に設けられた回転中心部32と、該回転中心部32を正逆回転させる駆動モータ33とからなっている。
同様に、第2縦枠部12の先端部16にも孔が穿設されており、バケットBの全ての第2縦枠部12の先端部16の孔に1本の第2連結軸36が挿入され連動可能となる。
そして、前記上下動駆動部30のレバー部材31の後端側には、リンク部材L1を介して第1ブラケット37が枢着されており、該第1ブラケット37を介して全ての第1縦枠部11が同期して枢着しうるようになっている。
従って、図4(a)、(b)に示すように、レバー部材31の前方が上へ、後方が下へ動く場合には、第2縦枠部12の先端部16が上昇して第2縦枠部12を上向きに枢動し、同時に、第1縦枠部11の先端部15が下降して第1縦枠部11を下向きに枢動させる。
そこで、上下動駆動部30の枢動による上下の最大変位量と、横枠片の縦の長さとは相対的に最適な数値に決定される。
これにより、第1縦枠部11と第2縦枠部12とが上下に枢動しても、ふるいの目が開放されることがないので、正確にふるい作業を行うことができる。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
2 凹部
3 軸受部
4 枢軸
5 枢着部
11 第1縦枠部
12 第2縦枠部
13 基端部
14 基端部
15 先端部
16 先端部
21 第1横枠片
22 第2横枠片
23 補助横枠片
24 補助横枠片
30 上下動駆動部
31 レバー部材
32 回転中心部
33 駆動モータ
35 第1連結軸
36 第2連結軸
37 第1ブラケット
38 第2ブラケット
B バケット
S 側板
S 側板
L1、L2 リンク部材
Claims (3)
- ふるいバケットの底面に設けられたふるい構造が、バケット開口側からバケット奥側に延び、バケット横幅方向に並列される多数の縦枠部と、各縦枠部の左右に一体に形成されて横方向に延びる横枠片とからなり、
隣接する一方の第1縦枠部が有する第1横枠片と、隣接する他方の第2縦枠部が有する第2横枠片とは、前記第1縦枠部および第2縦枠部の長手方向に沿って整合することなく相互にずれて配置されることでふるいの目となっており、
前記第1縦枠部と第2縦枠部との基端部はバケットの開口側で同一軸線上に枢着される枢着部が設けられており、
前記第1縦枠部と第2縦枠部の先端部は、上下動が逆になるように同期して枢動させる上下動駆動部に連結された状態となっていることを特徴とするふるい構造。 - 第1横枠片と第2横枠片の縦の長さが、第1縦枠部と第2縦枠部の上下の枢動に際して、隣接する第1縦枠部または第2縦枠部の縦幅を超えない長さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のふるい構造。
- 多数の第1縦枠部の先端部を連結する第1連結軸と、多数の第2縦枠部の先端部を連結する第2連結軸がそれぞれ設けられており、
上下動駆動部が、中央を支点として両端が上下に反転動するレバー部材を有しており、
該レバー部材の一方端側に第1連結軸が枢着され、他方に第2連結軸が枢着されていることを特徴とする請求項1または2に記載のふるい構造。
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- 2016-07-07 JP JP2016135513A patent/JP6423825B2/ja active Active
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