JP2018002622A - マイクロエマルション - Google Patents

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一平 藤山
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Abstract

【課題】安定性、保湿持続性に優れた新規のマイクロエマルション製剤を提供することを課題とする。【解決手段】(A)曇点が60℃より大きく、HLB値が10〜14の界面活性剤と、(B)多価アルコールのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルである界面活性剤(前記(A)を除く)と、(C)油剤(常温で液状のC10〜20の高級アルコールを除く)と、を含み、前記(C)に含まれる非極性油剤に対する極性油剤の含有質量比率が20以下であることを特徴とするマイクロエマルション。【選択図】なし

Description

本発明は主となる界面活性剤と、補助界面活性剤を含むマイクロエマルションに関する。
従来、化粧品、医薬品、農薬等の分野で、マイクロエマルション製剤が用いられている。マイクロエマルション製剤の技術分野においては系の安定性を向上させることが課題であった。
このような状況下、種々の補助界面活性剤を用いることによってマイクロエマルション製剤の安定性を向上させる技術が提案されている。
特許文献1には、ポリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体又はその誘導体を補助界面活性剤として用いるマイクロエマルション製剤が記載されている。
特許文献2には、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルを補助界面活性剤として用いるマイクロエマルション製剤が記載されている。
特許文献3には、親水性非イオン性界面活性剤、親油性非イオン性界面活性剤、及びポリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール共重合体又はその誘導体を含むマイクロエマルション製剤が記載されている。
特開2005−239674号公報 特開2007−015972号公報 特開2005−193134号公報
安定性、保湿持続性に優れた新規のマイクロエマルション製剤を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明は、
(A)曇点が60℃より大きく、HLB値が10〜14の界面活性剤と、
(B)多価アルコールのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルである界面活性剤(前記(A)を除く)と、
(C)油剤(常温で液状のC10〜20の高級アルコールを除く)と、を含み、
前記(C)に含まれる非極性油剤に対する極性油剤の含有質量比率が20以下であることを特徴とするマイクロエマルションである。
本発明のマイクロエマルションは安定性と保湿持続性に優れている。
本発明のマイクロエマルションは、さらに(D)常温で液状のC10〜20の高級アルコールを含む形態とすることにより、安定性と保湿持続性を向上させることができる。
本発明のマイクロエマルションは、さらに(E)CMCが1.0×10−4M以下のバイオサーファクタント、より好ましくはマンノシルエリスリトールリピッドを含む形態とすることにより、安定性と保湿持続性を向上させることができる。
前記(C)に対する、界面活性剤の含有質量比率を1/3以上とすることにより、本発明のマイクロエマルションの安定性と保湿持続性を向上させることができる。
前記(B)において多価アルコールとエーテル又はエステルを形成している炭素鎖部分の炭素数が5〜24であることが好ましい。
また、前記(B)はグリセリンのモノアルキルエーテル、モノアルケニルエーテル又はモノ脂肪酸エステルであることが好ましい。
(B)として上述の化合物を用いることによって、本発明のマイクロエマルションの安定性と保湿持続性を向上させることができる。
前記(A)としてポリグリセリンのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルを用いることによって、本発明のマイクロエマルションの安定性と保湿持続性を向上させることができる。
本発明によれば安定性と保湿持続性に優れた新規のマイクロエマルション製剤を提供することができる。
本発明のマイクロエマルションは、(A)及び(B)の界面活性剤と(C)の油剤を必須成分として含む。以下、各成分について説明を加える。
(A)の界面活性剤は曇点が60℃より大きい。本発明において曇点とは、非イオン系界面活性剤の水溶液を加温した際に溶質が水と分離し始める温度のことをいう。
(A)の界面活性剤のHLB値は10〜14であり、より好ましくは11〜13である。
(A)の界面活性剤は、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコールなどの多価アルコールの重合体若しくは共重合体のアルキルエーテル、アルケニルエーテル若しくは脂肪酸エステルであることが好ましい。
より好ましくは(A)の界面活性剤は、ポリグリセリンのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルである。
さらに好ましくは(A)の界面活性剤は、ポリグリセリンのモノアルキルエーテル、モノアルケニルエーテル又はモノ脂肪酸エステルである。
(A)の界面活性剤を重合性多価アルコールのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルとする場合、重合性多価アルコールとエーテル又はエステルを形成している炭素鎖部分は、分岐及び不飽和結合を有していてもよく、その炭素数は、好ましくは8〜30、より好ましくは12〜24、さらに好ましくは16〜20である。
(B)の界面活性剤は、多価アルコールのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルである。ただし、(B)の界面活性剤には(A)の界面活性剤は含まれない。
(B)の界面活性剤の構成要素である多価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、エリスリオール、D−トレイトール、L−トレイトール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、2,4−ヘキサンジオール等を例示することができ、特にグリセリンを好適に例示することができる。
(B)の界面活性剤において多価アルコールとエーテル又はエステルを形成している炭素鎖部分の炭素数は好ましくは3〜30、より好ましくは5〜20、さらに好ましくは6〜10である。
また前記炭素鎖部分は分岐を有していてもよく、分岐の数は好ましくは1〜3、より好ましくは1〜2であり、さらに好ましくは1である。
(B)の界面活性剤は、多価アルコールのモノアルキルエーテル、モノアルケニルエーテル又はモノ脂肪酸エステルであることが好ましい。
また、(B)の界面活性剤は、グリセリンのモノアルキルエーテル、モノアルケニルエーテル又はモノ脂肪酸エステルであることがより好ましい。
本発明のマイクロエマルションは(C)油剤を含む。ただし、(C)の油剤には常温で液状のC10〜20の高級アルコールは含まれない。
(C)の油剤は非極性油剤を含む。また(C)の油剤は極性油剤を含んでいてもよい。
(C)の油剤における非極性油剤に対する極性油剤の含有質量比率は、保湿持続性と安定性の観点から、20以下、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、さらに好ましくは1以下、さらに好ましくは0.1以下である。
また、(C)の油剤の含有量は、さっぱり感を付与する観点から、非極性油剤に対する極性油剤の含有質量比は、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、さらに好ましくは2以上である。
(C)に含まれる非極性油剤としては、流動パラフィン、イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素油、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン油、アミノ変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン等の変性シリコーン油等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
(C)に含まれる極性油剤としては、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油等の植物油;2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソパルミチン酸オクチル、セバシン酸イソプロピル等のモノエステル油;セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソプロピル等のジエステル油;トリ2−エチルへキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン等のトリエステル油;メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等の紫外線吸収剤等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の好ましい実施の形態では、(D)常温で液状の高級アルコールを含む。(D)の高級アルコールはC10〜20、より好ましくはC12〜20、さらに好ましくはC14〜20、さらに好ましくは16〜20である。
(D)の高級アルコールは分岐及び不飽和結合を有していてもよい。
本発明の好ましい実施の形態では、さらに(E)CMCが1.0×10−4M以下のバイオサーファクタントを含む。ここで「CMC」とは、臨界ミセル濃度(critical micelle concentration)のことをいう。CMCはWilhelmy法による表面張力測定により求めることができる。具体的には、界面活性剤を水に対して1.0×10−7〜1.0×10−1Mとなるよう調整した水溶液の表面張力を、自動表面張力計(協和界面科学株式会社製)を用いて測定することができる。
得られた表面張力カーブから、界面活性剤の滴下によっても界面張力が低下しなくなる界面活性剤の濃度をCMCとして算出することができる。
ここでバイオサーファクタントとは、微生物が植物油や糖質などの各種バイオマスを原料として生産・分泌する両親媒性脂質の一種である。本発明においては糖型バイオサーファクタントを好適に用いることができる。 糖型バイオサーファクタントとは、その分子中に親水基として糖鎖構造を有し、疎水基として各種の中鎖および長鎖脂肪酸(飽和、不飽和、分枝、ヒドロキシ型など)が上記親水基に結合した分子構造をとるものである。
(E)のバイオサーファクタントとしては、ラムノリピッド、ソホロリピッド、マンノシルエリスリトールリピッド、トレハロースリピッド、セロビオースリピッド、オリゴ糖リピッドなどを好適に例示することができる。
特にマンノシルエリスリトールリピッドが好ましく使用される。マンノシルエリスリトールリピッドは、草花や土壌など身近な環境に広く分布する、シュードザイマ(Pseudozyma)属やウスチラゴ(Ustilago)属などの酵母によって生産することができる。
マンノシルエリスリトールリピッドは、以下の化学式に示されるように4−O−β−D−マンノピラノシル−エリスリトールをその基本構造とするものである。
式(1)
(ただし、上記式(1)中、Rは炭素数2〜24、好ましくは6〜18の脂肪族アシル基であり、直鎖あるいは分岐状の飽和または不飽和脂肪族アシル基を含む。Rは、水素またはアセチル基を表す。Rは水素または炭素数2〜24、好ましくは2〜18の脂肪族アシル基であり、直鎖あるいは分岐状の飽和または不飽和脂肪族アシル基を含む。2箇所あるR及びRは同一であっても異なっていてもよい。)
マンノシルエリスリトールリピッドとしては、MEL−A、MEL−B、MEL−C、MEL−Dの4種類が知られているが、何れを用いてもよい。
(これら式中、Rは上記式(1)と同様の基であり、Acはアセチル基を表す。)
上述のシュードザイマ・アンタークティカ(Pseudozyma antarctica)に属する微生物は、MEL−A、−B、−Cを混合物として生産することが知られており、これらはシリカゲルカラムクロマトグラフィーなど、一般的に用いられる分離生成方法によって単離精製することができる。本発明では混合物のまま用いても良いし、単離されたものを用いてもよい。
上記(A)〜(E)の各成分の含有量はマイクロエマルションの形態をとることが可能な範囲であれば特に制限されない。
具体的には(A)の界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、さらに好ましくは1〜5質量%である。
(A)の界面活性剤の含有量を上記範囲とすることによって、保湿実感を向上させることができる。
(B)の界面活性剤の含有量は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.05〜5質量%、さらに好ましくは0.1〜2質量%である。
(B)の界面活性剤の含有量を上記範囲とすることによって、保湿実感を向上させることができる。
(C)の油剤の含有量は、保湿持続性を向上させる観点から、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%、さらに好ましくは2〜10質量%である。
また、(C)の油剤の含有量は、さっぱり感を向上させる観点から、好ましくは1〜5質量%、より好ましくは2〜3質量%である。
(D)の高級アルコールの含有量は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.05〜5質量%、さらに好ましくは0.1〜2質量%である。
(E)のバイオサーファクタントの含有量は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.05〜5質量%、さらに好ましくは0.1〜2質量%である。
(C)の油剤に対する、界面活性剤((A)(B)(E)を含む)の含有質量比率は、好ましくは1/3以上、より好ましくは1/3〜20、さらに好ましくは1/2〜10、さらに好ましくは1/2〜2である。
(A)の界面活性剤に対する、(B)の界面活性剤の含有質量比率は、好ましくは0.001〜10、より好ましくは0.01〜1、さらに好ましくは0.05〜0.5である。
(A)の界面活性剤に対する、(D)の界面活性剤の含有質量比率は、好ましくは0.001〜10、より好ましくは0.01〜1、さらに好ましくは0.05〜0.5である。
また(A)の界面活性剤に対する、(B)及び(D)の界面活性剤の総含有質量比率は、好ましくは0.002〜20、より好ましくは0.02〜2、さらに好ましくは0.1〜1である。
本発明のマイクロエマルションは皮膚外用剤の形態とすることが好ましい。皮膚外用剤としては化粧料、医薬部外品、医薬品などが好適に例示でき、本発明の効果を損ねない限度において、通常使用される任意成分を含有することもできる。このような任意成分としては、例えば、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、2,4−ヘキサンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。
本発明のマイクロエマルションは、上記必須成分(A)〜(C)と(D)、(E)及び水とを用い、公知の方法によって調製することができる。マイクロエマルションの製造方法としては、例えば、転相温度乳化法、凝集法、液晶乳化法、D相乳化法などの界面化学的手法、高圧ホモジナイザーなどの高圧乳化機、高せん断分散機、コロイドミルといった機械的手法を用いることができ、これらの方法を単独で、あるいは複数を組み合わせて用いることができる。
(A),(B),(D),(E)を均一に混合した界面活性剤溶液相(D相)中に分散相となる(C)を分散保持させたO/D相を生成させ、防腐剤やポリオールを含む水相で希釈して水中油型のマイクロエマルションを得た。なお、界面活性剤として用いたモノオレイン酸ポリグリセリル−5、モノイソステアリン酸ポリグリセリル−10及びモノラウリン酸ポリグリセリル−10の曇点は100℃以上である
(安定性の評価)
調製したマイクロエマルションの安定性を以下の方法で評価した。すなわち、マイクロエマルションを常温で7日間放置した後の外観の透明性を以下の基準により熟練の評価者によって評価した。結果を表2に示す。
◎・・・透明である
○・・・ほぼ透明である
△・・・やや白濁している
×・・・白濁している
(保湿持続性の評価)
調製したマイクロエマルションの保湿持続性について熟練の評価者に評価させた。具体的には、塗布後2時間後の保湿実感について以下の基準により評価を行った。結果を表2に示す。
◎・・・塗布時と同等の保湿感を感じる
○・・・塗布時よりもやや弱いが保湿感を感じる
△・・・塗布時よりも著しく弱い保湿感を感じる
×・・・保湿感を感じない
表2に示すように、実施例のマイクロエマルションは、比較例のマイクロエマルションに比して優れた安定性と保湿持続性を示した。
この結果は用いる界面活性剤のHLB値、並びに、油剤中の非極性油剤と極性油剤のバランスがマイクロエマルションの安定性及び保湿持続性に重要であることを示している。
また、実施例1及び2と実施例3の結果を比較することにより、(D)常温で液体である高級アルコールを含む形態とすることで、マイクロエマルションの安定性及び保湿持続性を向上させることができることがわかった。
本発明のマイクロエマルションは化粧料に応用することができる。

Claims (8)

  1. (A)曇点が60℃より大きく、HLB値が10〜14の界面活性剤と、
    (B)多価アルコールのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルである界面活性剤(前記(A)を除く)と、
    (C)油剤(常温で液状のC10〜20の高級アルコールを除く)と、を含み、
    前記(C)に含まれる非極性油剤に対する極性油剤の含有質量比率が20以下であることを特徴とするマイクロエマルション。
  2. (D)常温で液状のC10〜20の高級アルコールを含む、請求項1に記載のマイクロエマルション。
  3. (E)CMCが1.0×10−4M以下のバイオサーファクタントを含む、請求項1又は2に記載のマイクロエマルション。
  4. 前記(E)がマンノシルエリスリトールリピッドであることを特徴とする、請求項3に記載のマイクロエマルション。
  5. 前記(C)に対する、界面活性剤の含有質量比率が1/3以上であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のマイクロエマルション。
  6. 前記(B)において多価アルコールとエーテル又はエステルを形成している炭素鎖部分の炭素数が5〜24であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のマイクロエマルション。
  7. 前記(B)がグリセリンのモノアルキルエーテル、モノアルケニルエーテル又はモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載のマイクロエマルション。
  8. 前記(A)がポリグリセリンのアルキルエーテル、アルケニルエーテル又は脂肪酸エステルであることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のマイクロエマルション。


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