JP2018002100A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝するための部材を新たに設ける必要がなくて、底突き荷重を低減できる電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】トルクセンサSの入力軸26をハウジング50に回転自在に支持するボールベアリング34は、アッパーチューブ20と相対して配置されていて、アッパーチューブ20が軸線方向に移動して衝突した際に、アッパーチューブ20の押圧により該軸線方向に移動可能に取付けられている。このため、移動してきたアッパーチューブを緩衝するための部材を新たに設ける必要がなくて、底突き荷重を低減する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
特許文献1で開示されている電動パワーステアリング装置は、一端にステアリングホイールが連結されたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトを内部に通して回転自在に支持するステアリングコラムとを有する。さらに、このステアリング装置は、ステアリングホイールに対して運転者から与えられる操舵トルクを検出するためのトルクセンサと、当該操舵トルクに応じて回転する電動モータと、当該電動モータの回転数を減速して補助操舵トルクをステアリングシャフトに伝達する減速機と、ステアリングコラムの一部を形成するハウジングとを有している。ハウジングは、トルクセンサおよび減速機を収容し、電動モータを支持している。
また、前記ステアリングシャフトおよびステアリングコラムは、自動車が衝突したときの衝撃を吸収できるように収縮可能である。具体的には、ステアリングシャフトは、ロアーシャフトと、ロアーシャフトに対して相対移動可能に嵌合されてスプライン連結されたアッパーシャフトとを有している。また、ステアリングコラムは、下端に前記ハウジングが固定されたロアーチューブ(インナージャケット)と、ロアーチューブに対して相対移動可能に嵌合されたアッパーチューブ(アウタージャケット)とを有している。
自動車の衝突に伴って運転者がステアリングホイールにぶつかるときに、その衝撃は、ステアリングホイールからアッパーチューブに作用し、アッパーチューブは、ステアリングホイールおよびアッパーシャフトを伴って車両前方側へ向けて、ロアーシャフトおよびロアーチューブに対して相対変位する。これによって、衝突に伴う衝撃エネルギーを吸収することができる。
ここで、ロアーチューブに対するアッパーチューブの相対変位量(E/Aストローク量)を十分に確保できれば、衝撃エネルギーを十分に吸収することができるが、スペース的な制約等によって当該相対変位量を十分に確保できない場合が想定される。この場合、アッパーチューブがロアーチューブの下端まで到達すると、ハウジングに底突きし、その際、底突き荷重が発生する。底突き荷重が大きくなると、衝撃エネルギーの吸収が妨げられる。
特許文献2では、ハウジングに底突き荷重を低減するための衝撃エネルギー吸収部を設けている。具体的には、衝撃エネルギー吸収部は、ロアーチューブをハウジングに固定するリベットと、前記ロアーチューブに対して相対移動可能に設けられたアッパーチューブに設けられて、前記リベットを乗り越える部分に、ロアーチューブにカシメられたかしめ部とにより構成されている。
そして、アッパーチューブがハウジングに底突きする前に前記かしめ部がリベットの頭部を乗り越えることにより、アッパーチューブがハウジングに底突きするときの衝撃緩和を行い、底突き荷重を低減するようにしている。
特開2007−261425号公報 特開2013−154762号公報
上記のように特許文献2は、底突き荷重が大きくならないようにアッパーチューブが底突きする以前に、衝撃エネルギー吸収部が衝撃エネルギーを吸収を行うようにしている。
ところが、衝撃エネルギー吸収部を、上記のように設ける場合、緩衝するための部材を、アッパーチューブが底突きする以前の部位に別途設ける必要があるばかりか、場合によっては、E/Aストローク量を犠牲にする必要がある。
本発明の目的は、緩衝するための部材を新たに設ける必要がなくて、底突き荷重を低減できる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトに印加された操舵トルクに応じて出力した電動モータの回転数を、減速機により減速して出力側に補助操舵トルクを伝達し、前記ステアリングシャフトが挿通されたステアリングコラムが、車両後方側に位置するアッパーチューブと、該アッパーチューブが軸線方向に移動自在に内嵌されるとともに車両前方側に位置するロアーチューブとを含み、前記ロアーチューブが、前記減速機及び前記操舵トルクを検出するトルクセンサを収納するハウジングに連結されており、前記トルクセンサが、前記ステアリングシャフトに連結された入力軸と出力軸との間に連結されたトーションバーのネジレ量に応じて前記操舵トルクを検出し、前記入力軸が、前記ハウジングに対して軸受体を介して回転自在に支持されている電動パワーステアリング装置において、前記軸受体は、前記アッパーチューブの車両前方側端面と相対して配置されていて、前記アッパーチューブが前記軸線方向に移動して衝突した際に、該アッパーチューブの押圧により該軸線方向に移動可能に取付けられているものである。
上記構成によれば、自動車の衝突に伴って運転者がステアリングホイールにぶつかったときの衝撃は、ステアリングホイールからアッパーチューブに作用し、アッパーチューブは、ステアリングホイールおよびアッパーシャフトを伴って車体前方下側へ向けて、ロアーシャフトおよびロアーチューブに対して相対変位する。そして、アッパーチューブが、軸受体に衝突すると、軸受体は、該アッパーチューブの押圧により該軸線方向に移動する。
この軸受体がハウジングに対して移動する際に、衝撃吸収を行うことにより底突き荷重が大きくならないようにする。
また、前記ステアリングシャフトは、ステアリングホイールに連結されたアッパーシャフトと、前記入力軸に同軸に連結され、前記アッパーシャフトに対して軸線方向に移動自在にスプライン連結されて内嵌されたロアーシャフトを含み、前記アッパーシャフトと、前記ロアーシャフトとは、前記軸受体が前記アッパーチューブにより軸線方向に移動した後に干渉する干渉部位をそれぞれ有することが好ましい。
上記構成によれば、軸受体がアッパーチューブにより軸線方向に移動した後に、アッパーシャフトの干渉部位とロアーシャフトの干渉部位とが干渉する。
本発明によれば、緩衝するための部材を新たに設ける必要がなくて、底突き荷重を低減することができる。
本発明を具体化した一実施形態の電動パワーステアリング装置の断面図。 一実施形態の作用を示す説明図。
図1、図2を参照して、本発明を具体化した一実施形態の電動パワーステアリング装置(以下、ステアリング装置という)を説明する。
図1に示すように、ステアリング装置は、車両後方側の端部(図1の右側端部)にステアリングホイール(図示しない)が固定されるステアリングシャフト10を備えている。ステアリングシャフト10は、軸受12に軸支されることによりステアリングコラム14内において回転可能に挿通されている。ステアリングシャフト10における車両前方側の端部(前端部:図1の左側端部)は自在継手を介してインターミディエイトシャフト(図示せず)に連結されている。よって、ステアリング操作に伴う回転及び操舵トルクが、ラックアンドピニオン機構等の図示しない転舵輪の舵角を変更する転舵機構へと伝達されるようになっている。なお、ステアリングシャフト10は、車両前方側の端部が車両後方側の端部よりも鉛直方向下側に位置するように傾斜した状態で車両に搭載されている。
図1に示すように、ステアリングシャフト10は、図示しないステアリングホイールが固定される中空状のアッパーシャフト16と、アッパーシャフト16に収容されるロアーシャフト18とを備えている。
アッパーシャフト16の内周にはスプライン嵌合部16aが形成されるとともに、ロアーシャフト18の上部(車両後方側の端部)から中央部にわたる外周にはスプライン嵌合部18aが形成されている。そして、ロアーシャフト18はアッパーシャフト16に対して内嵌されていることにより、すなわち、各スプライン嵌合部16a,18aがスプライン嵌合されることにより、ロアーシャフト18はアッパーシャフト16に対して軸線方向へ相対摺動可能、且つ一体回転可能に構成されている。ロアーシャフト18の下部には、上部及び中間部よりも拡径した拡径部18bが設けられている。拡径部18bは、アッパーシャフト16の車両前方側端面(すなわち、前端面)と相対して配置され、アッパーシャフト16がハウジング側に移動した際に、当接可能となっている。拡径部18b及び拡径部18bに当接するアッパーシャフト16の前端面は、それぞれ干渉部位に相当する。
また、ステアリングコラム14は、アッパーシャフト16を軸受12を介して支持してその一部を収容するアッパーチューブ20と、ロアーシャフト18の一部を収容するロアーチューブ22を備えている。ロアーチューブ22の前端部は、後述するハウジング50の後側部材52に一体に連結されている。
アッパーチューブ20は、ロアーチューブ22に対して、軸線方向に相対摺動可能にして内嵌されている。この軸線方向の相対摺動により、後述するテレスコピック調整が可能となっている。また、ロアーチューブ22は、図示しない車両の車体に対して、図示しない支持機構により支持されている。この支持機構は、公知の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図1に示すように、ロアーチューブ22の前端部には、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与するパワーアシスト部PAの出力軸24及び出力軸24の周囲に配置されるトルクセンサSを収容するハウジング50が設けられている。ハウジング50は、後側部材52と、後側部材52をボルト着して固定支持する前側部材54とを有する。
以下、トルクセンサSについて説明する。
図1、図2に示すように、トルクセンサSは、入力軸26、出力軸24、トーションバー28、磁石30、磁石30を入力軸26に固定するための樹脂部材31、集磁リングアセンブリー32、磁気ヨークアセンブリー33を備え、センサハウジングである後側部材52に収納されている。
入力軸26は、軸受体としてのボールベアリング34によりハウジング50の後側部材52に対して回転可能に支持されている。すなわち、前記入力軸26の最大外径部26aが、ボールベアリング34により、後側部材52に対して半径方向に支持されている。ボールベアリング34は、内輪が最大外径部26aに対して圧入固定され、外輪が後側部材52の内周面に対して圧入固定されている。
図2に示すように、ボールベアリング34と、トルクセンサSは、距離L3分だけ離間するように、両者は配置されている。図2では、磁気ヨークアセンブリー33と、ボールベアリング34との間が距離L3を以て離間しているところが図示されている。
図1に示すように、ボールベアリング34は、アッパーチューブ20の前端面と相対するように配置されており、アッパーチューブ20が軸線方向、すなわち、ハウジング50側に移動した際に、当接可能となっている。言い換えれば、ボールベアリング34はアッパーチューブ20が車両前方側へ移動する動線上に配置されている。
また、ボールベアリング34は、アッパーチューブ20が衝突して、所定値以上の荷重が印加された際に、軸線方向に移動可能に取付けられている。前記所定値とは、ボールベアリング34が、後側部材52及び入力軸26の最大外径部26aに対して、圧入固定された際のプレス圧力の値である。
入力軸26の後端部は、ロアーシャフト18に対して同軸となるように連結されており、さらに後側に配置されるステアリングホイール(図示しない)に繋がっている。
図1に示すように、入力軸26は、前端部が出力軸24の内径側に挿入されて、出力軸24と一体回転可能に連結されている。入力軸26の後端部及び出力軸24の前端部は、両者の中心を貫通する内通空間に挿入されたトーションバー28の両端部とそれぞれ連結されている。
図2に示すように磁石30は、樹脂部材31を介して入力軸26の外周に装着されている。集磁リングアセンブリー32は、後側部材52の内周に装着されている。磁気ヨークアセンブリー33は、出力軸24の外周に装着され、集磁リングアセンブリー32の内側に挿入されている。また、磁石30は、磁気ヨークアセンブリー33の内側で集磁リングアセンブリー32に対向する位置に位置決めされている。
上記のように構成されたトルクセンサSは、トーションバー28のネジレ量に応じてステアリング操作に伴う操舵トルクを検出する。
図1に示すように出力軸24の後端部は、軸受35を介して後側部材52に対して、前端部は軸受36を介して前側部材54に対して、それぞれ回転自在に支持されている。図1に示すように、出力軸24には減速機のウォームホイール37が一体回転可能に嵌合されている。出力軸24の前端部は、前記自在継手を介して前記インターミディエイトシャフト(図示せず)に連結されている。出力軸24は、アッパーシャフト16及びロアーシャフト18と共にステアリングシャフト10を構成している。
出力軸24には、ハウジング50に支持された図示しない電動モータの回転数がウォームホイール37及び図示しないウォームギアにより構成される減速機にて減速されて、補助操舵トルクが伝達されることにより、操舵系に対してアシスト力を付与することが可能である。電動モータ、減速機、トルクセンサS等により、ステアリングコラム14の下部にアシスト力を付与するパワーアシスト部PAが構成されている。
図1に示すように、ステアリングコラム14(すなわちステアリング装置)は、図示しないチルト機構によって、ハウジング50に設けられたチルト中心軸Oを中心として傾動可能に支持されている。
チルト中心軸Oの回りに、ステアリングシャフト10及びステアリングコラム14を回動させることで、図示しないステアリングホイールの高さ位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。
また、ステアリングシャフト10及びステアリングコラム14をコラム移動方向(すなわち、軸線方向)に伸縮させることで、図示しないステアリングホイールの前後方向位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコピック調整)。
(コラム収縮量について)
L1は、コラム収縮以前の状態におけるアッパーチューブ20のハウジング50側の端面と、ボールベアリング34(軸受体)との間の距離であり、本実施形態のコラム収縮量(すなわち、E/Aストローク)としている。L2は、コラム収縮以前の状態におけるアッパーシャフト16のハウジング50側の端面と、ロアーシャフト18の端部の拡径部18bとの間の距離であり、L1よりも長くされている。本実施形態では、L2−L1≦L3としている。
(実施形態の作用)
上記のように構成されたステアリング装置の作用を説明する。
なお、説明の便宜上、図1は、図示しないステアリングホイールがテレスコピック調整により、ハウジング50から最も離間した状態であるとする。
図1に示すように車両が外部のものに衝突していない場合は、ステアリングシャフト10およびステアリングコラム14のそれぞれは、一番伸張した状態にある。
このとき、ステアリング装置においては、アッパーシャフト16およびアッパーチューブ20がそれぞれハウジング50から最も離間した状態にある。すなわち、アッパーチューブ20は、ボールベアリング34とはE/Aストローク分(L1)離間している。
車両が外部のものに衝突して、その衝突の反動で運転者が図示しないステアリングホイールにぶつかった場合、その衝撃は、図示しないステアリングホイールからアッパーシャフト16およびアッパーチューブ20に対して車両後方上側から作用する。
これにより、アッパーチューブ20が、ステアリングホイール(図示しない)、アッパーシャフト16を伴って、ロアーシャフト18およびロアーチューブ22に対して相対移動する。そして、図2の二点鎖線で示すように、アッパーチューブ20が、ボールベアリング34に衝突する。
このとき、アッパーチューブ20がボールベアリング34に衝突するまでの衝撃吸収は下記のように行われる。
まず、ボールベアリング34までのアッパーチューブ20のE/Aストローク分の移動によって、前述した衝撃によるエネルギーが吸収される。また、前述した衝撃によるエネルギーをE/Aストローク分の移動によっては吸収しきれない場合は、さらにアッパーチューブ20がボールベアリング34の衝突によって、ボールベアリング34に所定値以上の荷重が印加されると、距離L3までは、ボールベアリング34がトルクセンサS側へ移動できることにより、前述の衝撃を吸収する。従って、ボールベアリング34の移動によって、前述した衝撃によるエネルギーを吸収することができ、底突き荷重を低減する。
また、これにより、この後のアッパーシャフト16がロアーシャフト18の拡径部18bに当接した場合の衝撃を軽減する。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態では、トルクセンサSの入力軸26をハウジング50に回転自在に支持するボールベアリング34(軸受体)は、アッパーチューブ20と相対して配置されていて、アッパーチューブ20が軸線方向に移動して衝突した際に、アッパーチューブ20の押圧により該軸線方向に移動可能に取付けられている。この結果、移動してきたアッパーチューブを緩衝するための部材を新たに設ける必要がなくて、底突き荷重を低減することができる。
また、本実施形態によれば、軸受体であるボールベアリング34が、入力軸とハウジング間に設けられているため、該軸受体が簡易的にシール部材として機能させることができる。
また、軸受体であるボールベアリング34は、ハウジングに対して圧入固定されているが、この圧入時のプレス圧を適宜調節することにより、ハウジングにおける軸受体の保持荷重を適宜チューニングすることができる。
(2)本実施形態のステアリング装置では、ステアリングシャフト10は、図示しないステアリングホイールに連結されたアッパーシャフト16と、入力軸26に同軸に連結され、アッパーシャフト16に対して軸線方向に移動自在にスプライン連結されて内嵌されたロアーシャフトを含む。そして、アッパーシャフト16と、ロアーシャフト18とは、ボールベアリング34(軸受体)がアッパーチューブ20により軸線方向に移動した後に干渉する拡径部18b及び前端面(干渉部位)をそれぞれ有する。この結果、本実施形態によれば、ボールベアリング34(軸受体)がアッパーチューブ20により軸線方向に移動した後に、アッパーシャフト16の前端面(干渉部位)とロアーシャフト18の拡径部18b(干渉部位)とが干渉する。本実施形態では、(1)の作用により、この干渉時における衝撃を軽減することができる。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・前記実施形態では、軸受体としてボールベアリング34にしたが、軸受体はボールベアリング34に限定するものではない。軸受体はニードルベアリング、或いはすべり軸受でもよい。
・前記実施形態では、L2−L1≦L3としたが、L2−L1>L3としてもよい。この場合は、アッパーチューブ20は、ボールベアリング34を、トルクセンサSに衝突するが、これでもよい。
・前記実施形態では、後側部材52とロアーチューブ22とを一体に形成したが、両者を別体に設けて相互に組付けしてもよい。
10…ステアリングシャフト、12…軸受、14…ステアリングコラム、
16…アッパーシャフト、16a…スプライン嵌合部、18…ロアーシャフト、
18a…スプライン嵌合部、18b…拡径部(干渉部位)、
20…アッパーチューブ、22…ロアーチューブ、24…出力軸、
26…入力軸、28…トーションバー、30…磁石、31…樹脂部材、
32…集磁リングアセンブリー、33…磁気ヨークアセンブリー、
34…ボールベアリング(軸受体)、35…軸受、36…軸受、
37…ウォームホイール、50…ハウジング、52…後側部材、54…前側部材、
S…トルクセンサ、PA…パワーアシスト部、
L1…コラム収縮量(E/Aストローク)、L2…アッパーシャフト16と、ロアーシャフト18の端部の拡径部18b間の距離、
L3…磁気ヨークアセンブリー33と、ボールベアリング34との間の距離。

Claims (2)

  1. ステアリングシャフトに印加された操舵トルクに応じて出力した電動モータの回転数を、減速機により減速して出力側に補助操舵トルクを伝達し、前記ステアリングシャフトが挿通されたステアリングコラムが、車両後方側に位置するアッパーチューブと、該アッパーチューブが軸線方向に移動自在に内嵌されるとともに車両前方側に位置するロアーチューブとを含み、前記ロアーチューブが、前記減速機及び前記操舵トルクを検出するトルクセンサを収納するハウジングに連結されており、前記トルクセンサが、前記ステアリングシャフトに連結された入力軸と出力軸との間に連結されたトーションバーのネジレ量に応じて前記操舵トルクを検出し、前記入力軸が、前記ハウジングに対して軸受体を介して回転自在に支持されている電動パワーステアリング装置において、
    前記軸受体は、前記アッパーチューブの車両前方側端面と相対して配置されていて、前記アッパーチューブが前記軸線方向に移動して衝突した際に、該アッパーチューブの押圧により該軸線方向に移動可能に取付けられている電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ステアリングシャフトは、
    ステアリングホイールに連結されたアッパーシャフトと、前記入力軸に同軸に連結され、前記アッパーシャフトに対して軸線方向に移動自在にスプライン連結されて内嵌されたロアーシャフトを含み、
    前記アッパーシャフトと、前記ロアーシャフトとは、前記軸受体が前記アッパーチューブにより軸線方向に移動した後に干渉する干渉部位をそれぞれ有する請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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