JP2018001908A - 乗員状態検知装置及び車両制御装置 - Google Patents

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正太郎 大舘
熊切 直隆
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直隆 熊切
勝 神田
Masaru Kanda
勝 神田
直宏 坂本
Naohiro Sakamoto
直宏 坂本
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Abstract

【課題】高精度に乗員の着座を検知でき、耐久性が高く、且つ、低コストで製造できる乗員状態検知装置及び車両制御装置を提供する。
【解決手段】着座検知部62は、車内カメラ32により取得される撮像情報に基づいて撮像範囲内の空間Sに運転者D(乗員)の頭部H(所定部位)が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて運転者Dの着座状態を検知する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車室内で乗員が着座しているか否かを検知する乗員状態検知装置、及び、車室内の乗員の着座状態に基づいて車両を制御する車両制御装置に関する。
特許文献1には、乗員が着座した際に、シートベルト張り出し機構を動作させて、乗員がシートベルトを装着しやすくする装置が示されている。この装置では、車室内の乗員の着座状態を検知する着座検知センサが示されている。この着座検知センサは重量センサを備え、座面の撓み量を検知することにより乗員の着座又は非着座を検知する。
特開2010−132021号公報
乗員が着座した場合と同様に、座席に荷物が置かれた場合にも座席は撓む。着座検知センサとしての重量センサは、乗員が着座しているのか、荷物が置かれているのかを区別できない。こうした観点で、重量センサを使用する着座検知センサは精度が高くない。
また、重量センサは、乗員の着座時や乗降動作時に負荷を受けるため、劣化しやすいという問題がある。更に、着座検知のみのためにわざわざ重量センサを設けるとコストの上昇を招く。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、高精度に乗員の着座を検知でき、耐久性が高く、且つ、低コストで製造できる乗員状態検知装置及び車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る乗員状態検知装置は、車室内を撮像する撮像機と、前記撮像機により取得される撮像情報に基づいて撮像範囲内の所定位置に乗員の所定部位が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記乗員の着座状態を検知する検知部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、座席上の物体が乗員か否かを判定できる。更に、座席上の物体が乗員である場合、乗員の所定部位が正常な運転姿勢のときにあるべき位置にあるか否かを判定できる。このため、高精度に乗員の着座を検知できる。また、撮像機の耐久性は、乗員の着座に影響を受けないため、乗員状態検知装置の劣化を抑制できる。また、車両には車内を撮像する撮像機が搭載される傾向にあることから、着座を検知するためだけの検知装置を設ける必要がない。このため、コストの上昇を抑制できる。
本発明に係る乗員状態検知装置は、シートベルトの着用状態を検知するシートベルトセンサを更に備えてもよい。また、前記検知部は、前記撮像機により取得される撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に前記乗員の所定部位が位置するか否かを判定すると共に、前記シートベルトセンサの検知結果に基づいて前記乗員が前記シートベルトを着用しているか否かを判定し、各判定結果に基づいて前記乗員の着座状態を検知してもよい。
上記構成によれば、撮像機とシートベルトセンサを併用するため、撮像機の誤作動により乗員の着座を検知した場合であっても、シートベルトセンサにより乗員の非着座を検知できる。このように、更に高精度に乗員の着座を検知できる。
前記シートベルトセンサは、ウェビングの張力を検知する張力センサ、及び/又は、前記ウェビングを巻き取る巻取装置の回転量を検知する回転センサを備えてもよい。また、前記検知部は、前記張力センサにより所定張力以上の張力が検知された場合、及び/又は、前記回転センサにより所定回転量以上の回転量が検知された場合に、前記乗員が前記シートベルトを着用していることを検知してもよい。
上記構成によれば、張力センサ及び/又は回転センサを使用するため、シートベルトが着用されていることを確実に検知できる。
本発明に係る車両制御装置は、走行する車両を制御する車両制御装置であって、車室内を撮像する撮像機と、前記撮像機により取得された撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に運転者の所定部位が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記運転者の着座状態を検知する検知部と、前記検知部により前記運転者の非着座が検知された場合に時間を計測し、所定時間以内に前記検知部により前記運転者の着座が検知されない場合に車両を制動する制動部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、座席上の物体が運転者か否かを判定できる。更に、座席上の物体が運転者である場合、運転者の所定部位が正常な運転姿勢のときにあるべき位置にあるか否かを判定できる。このため、高精度に運転者の着座を検知できる。また、撮像機の耐久性は、運転者の着座に影響を受けないため、車両制御装置の劣化を抑制できる。また、車両には車内を撮像する撮像機が搭載される傾向にあることから、着座を検知するための検知装置を設ける必要がない。このため、コストの上昇を抑制できる。更に、運転者が運転困難である場合等に車両を制動することができる。
本発明に係る車両制御装置は、シートベルトの着用状態を検知するシートベルトセンサを更に備えてもよい。また、前記検知部は、前記撮像機により取得された撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に前記運転者の所定部位が位置するか否かを判定すると共に、前記シートベルトセンサの検知結果に基づいて前記運転者が前記シートベルトを着用しているか否かを判定し、各判定結果に基づいて前記運転者の着座状態を検知してもよい。
本発明に係る車両制御装置は、前記検知部により運転者の非着座が検知された場合に警報信号を出力する警報制御部と、前記警報信号を受信した場合に警報を発する警報機を備え、更に前記制動部は、自動運転の制御を行う自動運転制御部と、前記自動運転制御部から制動信号を受信した場合に前記車両を制動する制動機とを備え、前記自動運転制御部は、前記検知部により前記運転者の非着座が検知された場合に、所定時間以内に前記検知部により前記運転者の着座が検知されない場合に前記制動機に対して前記制動信号を出力してもよい。
上記構成によれば、警報を発してから所定時間後に車両を制動するため、運転者が着座するまで時間的余裕がある。このため、自動運転から手動運転に切り替えるとき等に、運転者は慌てることなく着座姿勢に戻ることができる。
本発明によれば、座席上の物体が運転者等の乗員か否かを判定できるため、高精度に乗員の着座を検知できる。また、撮像機の耐久性は、乗員の着座に影響を受けないため、装置の劣化を抑制できる。また、車両には車内を撮像する撮像機が搭載される傾向にあることから、着座を検知するための検知装置を設ける必要がない。このため、コストの上昇を抑制できる。
図1は第1実施形態に係る乗員状態検知装置を備える車両の模式図である。 図2は第1実施形態に係る乗員状態検知装置を示す構成図である。 図3は乗員状態検知処理のフローチャートである。 図4は乗員判定処理のフローチャートである。 図5はシートベルト判定処理のフローチャートである。 図6は着座判定状況と着座カウンタと非着座カウンタのタイムチャートである。 図7は第2実施形態に係る車両制御装置を備える車両の模式図である。 図8は第2実施形態に係る車両制御装置を示す構成図である。 図9は車両制御処理のフローチャートである。 図10は警報処理のフローチャートである。 図11は警報処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る乗員状態検知装置及び車両制御装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1 第1実施形態:乗員状態検知装置30]
[1.1 車両10]
図1を用いて車両10の説明をする。車両10は、走行用の駆動源として内燃機関を搭載する内燃機関自動車、又は、電動モータを搭載する電気自動車、又は、内燃機関及び電動モータを搭載するハイブリッド自動車等である。更に電気自動車は、燃料電池を搭載する燃料電池自動車を含む。
車両10は、加減速装置12と制動装置14と操舵装置16を有する。加減速装置12は、駆動ECU等を含む駆動制御機器と走行用の駆動源(いずれも図示せず)を有する。駆動制御機器はアクセルペダル18の操作量に応じて駆動源の駆動量を増加又は減少させる。制動装置14は、制動ECUを含むブレーキ制御機器とブレーキ(いずれも図示せず)を有する。ブレーキ制御機器はブレーキペダル20の操作量に応じてブレーキの動作量を制御する。操舵装置16は、操舵ECUを含む操舵制御機器とステアリング(いずれも図示せず)を有する。操舵制御機器はステアリングホイール22の操作量に応じて操舵輪の操舵角を制御する。
車両10の車室内には、アクセルペダル18とブレーキペダル20とステアリングホイール22の他に、運転席24と車内カメラ32とシートベルト34とディスプレイ72とスピーカ74が設けられる。ディスプレイ72は、ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイやナビゲーション装置のディスプレイ等である。また、車両10には、乗員状態検知装置30が設けられる。乗員状態検知装置30は、車内カメラ32とシートベルト34とディスプレイ72とスピーカ74を一部構成として有する。
[1.2 乗員状態検知装置30の構成]
図1及び図2を用いて乗員状態検知装置30の構成を説明する。乗員状態検知装置30は、車両10が所定車速V_th(例えば0[km/h])よりも大きい速度で走行する場合に、運転者Dの着座状態(着座又は非着座)を判定するものである。図2に示すように、乗員状態検知装置30は、車内カメラ32とシートベルト34と車速センサ36と乗員状態検知ECU40と報知装置42を有する。
車内カメラ32は、例えばルームミラー周辺やダッシュボード等に設けられる。車内カメラ32の向きは、運転姿勢が正常である運転者Dの頭部Hを撮像できるように調整される。具体的には、運転席24の上部且つヘッドレスト24Hの前方の空間Sを撮像範囲に含むように調整される。正常な運転姿勢というのは、運転者Dが運転席24に座り、ステアリングホイール22を把持し、前方を視認する姿勢のことをいう。
シートベルト34は、ウェビング46と、ウェビング46を巻き取り且つ必要時にロックするリトラクタ(巻取装置)48と、ウェビング46の張力を検知する張力センサ50と、リトラクタ48の回転量を検知する回転センサ52を有する。車速センサ36は、車両10の車速Vを検知する。
乗員状態検知ECU40は、マイクロコンピュータを含む計算機である。マイクロコンピュータは、A/D変換器やD/A変換器等を備える入出力部56と、CPUを備える処理部58と、ROMやRAM等を備える記憶部60を有する。処理部58は、CPUが記憶部60に記憶される各種プログラムを実行することにより、着座検知部62、処理実行判定部64及び警報制御部66として機能する。乗員状態検知ECU40は1つのECUで構成されてもよいし、複数のECUで構成されてもよい。
着座検知部62は、乗員判定部68とシートベルト判定部70を有する。乗員判定部68は、車内カメラ32により取得される撮像情報に基づいて撮像範囲内の所定位置(空間S)に運転者Dの頭部Hが位置するか否かを判定する。シートベルト判定部70は、張力センサ50により検知される張力Te及び回転センサ52により検知される回転量Rに基づいてシートベルト34が着用されているか否かを判定する。着座検知部62は、乗員判定部68及びシートベルト判定部70の判定結果に基づいて運転者Dの着座状態を検知する。
処理実行判定部64は、着座状態判定の要否を判定する。本実施形態では、車速センサ36により検知される車速Vが記憶部60に記憶される所定車速V_th(例えば0[km/h])よりも大きい場合に着座状態判定要と判定する。
警報制御部66は、着座検知部62により非着座が検知される場合に警報信号を出力し、着座が検知される場合に警報停止信号を出力する。
記憶部60は、各種プログラムの他に、所定車速V_thや所定張力Te_thや所定回転量R_th等の各種情報を記憶する。
報知装置42は、ディスプレイ72とスピーカ74とアクチュエータ76を有する。ディスプレイ72とスピーカ74は、図示しないECUと駆動回路によって動作制御される。アクチュエータ76は、運転者Dが操作する操作子、例えばアクセルペダル18やステアリングホイール22等に微弱な動作(振動等)を与えるために各操作子の駆動経路に設けられる。アクチュエータ76は、図示しないECUと駆動回路によって動作制御される。なお、アクチュエータ76により、運転席24を振動させることも可能である。乗員状態検知ECU40から出力される警報信号の受信に応じて、ディスプレイ72は警報表示をし、スピーカ74は警報音を発し、アクチュエータ76は操作子を動作させる。また、乗員状態検知ECU40から出力される警報停止信号の受信に応じて、ディスプレイ72は警報表示を停止し、スピーカ74は警報音を停止し、アクチュエータ76は操作子の動作を停止させる。
[1.3 乗員状態検知装置30の処理]
図3を用いて乗員状態検知装置30が行う乗員状態検知処理について説明する。以下で説明する一連の処理は、定期的に行われる。また、車内カメラ32は、定期的に車室内の撮像を行い、張力センサ50、回転センサ52、車速センサ36は、定期的に各値の検知を行う。
ステップS1において、処理実行判定部64は、車速センサ36で検知される車速Vと所定車速V_thとを比較することにより、ステップS2以降の着座状態判定の要否を判定する。車速Vが所定車速V_thより大きい場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2に移行する。一方、車速Vが所定車速V_th以下である場合(ステップS1:NO)、以降の処理は行われない。
ステップS1からステップS2に移行した場合に、乗員判定処理が行われる。乗員判定処理の詳細は後述する(下記[1.4]参照)。乗員判定処理において、所定位置(空間S)に運転者Dの頭部Hが位置する場合には第1フラグFLG1は1にされ、位置しない場合には第1フラグFLG1は0にされる。
ステップS3において、シートベルト判定処理が行われる。シートベルト判定処理の詳細は後述する(下記[1.5]参照)。シートベルト判定処理において、運転者Dによりシートベルト34が着用されている場合には第2フラグFLG2は1にされ、着用されていない場合に第2フラグFLG2は0にされる。
ステップS4において、着座検知部62は、運転者Dの着座状態(着座又は非着座)を検知する。着座検知部62は、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2が共に1である場合に運転者Dの着座を検知する(ステップS4:YES)。この場合、処理はステップS5に移行する。一方、着座検知部62は、第1フラグFLG1と第2フラグFLG2の少なくとも一方が0である場合に運転者Dの非着座を検知する(ステップS4:NO)。この場合、処理はステップS6に移行する。
ステップS4からステップS5に移行した場合に、警報制御部66は、報知装置42に対して警報停止信号を出力する。報知装置42は、警報停止信号を受信した場合に警報を停止する。但し、ステップS5の以前に警報信号が出力されていない場合は、ステップS5の処理は行われない。
ステップS4からステップS6に移行した場合に、警報制御部66は、報知装置42に対して警報信号を出力する。報知装置42は、警報信号を受信した場合に警報を発する。なお、既に報知装置42が警報を発している場合は警報が継続される。
[1.4 乗員判定処理]
図4を用いて乗員判定処理について説明する。ステップS11において、乗員判定部68は、車内カメラ32で取得された最新の撮像情報を取得する。そして、取得した撮像情報を用いて認識処理を行い、運転者Dの頭部Hを認識する。認識処理は既存の技術を利用可能である。
ステップS12において、乗員判定部68は、運転者Dの頭部Hが所定位置(空間S)にあるか否かを判定する。頭部Hが空間Sにある場合(ステップS12:YES)、処理はステップS13に移行する。一方、頭部Hが空間Sにない場合(ステップS12:NO)、処理はステップS14に移行する。
ステップS12からステップS13に移行した場合に、乗員判定部68は、第1フラグFLG1を1にする。ステップS12からステップS14に移行した場合に、乗員判定部68は、第1フラグFLG1を0にする。以上で乗員判定処理は終了する。
[1.5 シートベルト判定処理]
図5を用いてシートベルト判定処理について説明する。ステップS21において、シートベルト判定部70は、張力センサ50により検知されるウェビング46の張力Teと、回転センサ52で検知されるリトラクタ48の回転量Rを取得する。
ステップS22において、シートベルト判定部70は、張力センサ50により検知される張力Teと記憶部60に記憶される所定張力Te_thを比較する。張力Teが所定張力Te_th以上である場合(ステップS22:YES)、処理はステップS24に移行する。一方、張力Teが所定張力Te_th未満である場合(ステップS22:NO)、処理はステップS23に移行する。
ステップS22からステップS23に移行した場合、シートベルト判定部70は、回転センサ52により検知される回転量Rと記憶部60に記憶される所定回転量R_thを比較する。回転量Rが所定回転量R_th以上である場合(ステップS23:YES)、処理はステップS24に移行する。一方、回転量Rが所定回転量R_th未満である場合(ステップS23:NO)、処理はステップS25に移行する。
ステップS22又はステップS23からステップS24に移行した場合に、乗員判定部68は、第2フラグFLG2を1にする。ステップS23からステップS25に移行した場合に、乗員判定部68は、第2フラグFLG2を0にする。以上でシートベルト判定処理は終了する。
[1.6 変形例]
図3に示す処理において、着座検知部62は、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2が共に1となった時点で運転者Dの着座を検知する(ステップS4:YES)。変形例として、着座検知部62は、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2が共に1になってから着座時間tsを計測し、着座検知時間ts_maxに達した時点で運転者Dの着座を検知してもよい。以下でその具体例の説明をする。
図6に示す時点t1において、乗員判定部68は、運転者Dの頭部Hが所定位置(空間S)にあることを検知し、且つ、シートベルト判定部70は、運転者Dがシートベルト34を着用していることを検知する。すると、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2は共に1となる。このとき、着座検知部62は、着座カウンタによる着座時間tsの計測を開始する。
時点t2において、乗員判定部68は、運転者Dの頭部Hが所定位置(空間S)にないことを検知し、且つ/又は、シートベルト判定部70は、運転者Dがシートベルト34を着用していないことを検知する。すると、第1フラグFLG1及び/又は第2フラグFLG2は0になる。このとき、着座検知部62は、着座カウンタによる着座時間tsの計測を一時停止して非着座カウンタによる非着座時間tnの計測を開始する。なお、第1フラグFLG1グ及び/又は第2フラグFLG2が一時的に0になることを許容するのは、ノイズ等の影響を考慮しているためである。
時点t2から非着座時間tn1(<tn_max)が経過した時点t3において、乗員判定部68は、運転者Dの頭部Hが所定位置(空間S)にあることを検知し、且つ、シートベルト判定部70は、運転者Dがシートベルト34を着用していることを検知する。すると、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2は共に1となる。このとき、着座検知部62は、非着座カウンタを0に戻し、着座カウンタによる着座時間tsの計測を再開する。
時点t4において、着座時間tsの積算値が着座検知時間ts_maxに到達する。この時点で、着座検知部62は、初めて運転者Dが着座していることを検知する。以降、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2が共に1である間は、着座検知部62は、運転者Dが着座していることを検知する。
時点t5において、乗員判定部68は、運転者Dの頭部Hが所定位置(空間S)にないことを検知し、且つ/又は、シートベルト判定部70は、運転者Dがシートベルト34を着用していないことを検知する。すると、第1フラグFLG1及び/又は第2フラグFLG2は0になる。このとき、着座検知部62は、非着座カウンタによる非着座時間tnの計測を開始する。
時点t6において、非着座時間tn2が非着座検知時間tn_maxに達しても、第1フラグFLG1及び/又は第2フラグFLG2は0のままである。この場合、着座検知部62は、運転者Dが着座していないことを検知する。
[1.7 その他の変形例]
第1実施形態では、乗員判定部68は運転者Dの頭部Hを認識し、頭部Hが所定位置(空間S)にあるか否かを判定しているが、運転者Dの頭部H以外を認識することも可能である。例えば、乗員判定部68は運転者Dの肩、胸、腕等の部位を認識し、各部位があるべき位置にあるか否かを判定することも可能である。
第1実施形態では、シートベルト34が着用されているか否かを判定するために張力センサ50及び回転センサ52を用いているが、いずれか一方のみを用いることも可能である。また、バックルスイッチ(図示せず)のオン/オフ信号に基づいてシートベルト34が着用されているか否かを判定することも可能である。また、張力センサ50及び回転センサ52を用いずに、車内カメラ32のみを用いて、乗員状態を検知することも可能である。
また、運転者Dの着座状態だけでなく、他の乗員の着座状態を検知することも可能である。この場合、1つの車内カメラ32を使用してもよいし、座席毎に設けられた車内カメラ32を使用してもよい。1つの車内カメラ32を用いる場合は、撮像範囲内の認識位置を乗員毎に設定しておく必要がある。
[1.8 第1実施形態のまとめ]
乗員状態検知装置30は、車室内を撮像する車内カメラ32(撮像機)と、車内カメラ32により取得される撮像情報に基づいて撮像範囲内の空間S(所定位置)に運転者D(乗員)の頭部H(所定部位)が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて運転者Dの着座状態を検知する着座検知部62(検知部)とを備える。
乗員状態検知装置30によれば、運転席24上の物体が運転者Dか否かを判定できる。更に、運転席24上の物体が運転者Dである場合、運転者Dの頭部Hが正常な運転姿勢のときにあるべき位置にあるか否かを判定できる。このため、高精度に運転者Dの着座を検知できる。また、車内カメラ32の耐久性は、運転者Dの着座に影響を受けないため、乗員状態検知装置30の劣化を抑制できる。また、車両10には車内を撮像する車内カメラ32が搭載される傾向にあることから、着座を検知するためだけの検知装置を設ける必要がない。このため、コストの上昇を抑制できる。
更に、乗員状態検知装置30は、シートベルト34の着用状態を検知する張力センサ50及び/又は回転センサ52(シートベルトセンサ)を備える。着座検知部62は、車内カメラ32により取得される撮像情報に基づいて車室内の空間Sに運転者Dの頭部Hが位置するか否かを判定する。また、張力センサ50及び/又は回転センサ52の検知結果に基づいて運転者Dがシートベルト34を着用しているか否かを判定する。そして、各判定結果に基づいて運転者Dの着座状態を検知する。
乗員状態検知装置30によれば、車内カメラ32と張力センサ50及び/又は回転センサ52等のシートベルトセンサを併用するため、車内カメラ32の誤作動により運転者Dの着座を検知した場合であっても、シートベルトセンサにより運転者Dの非着座を検知できる。このように、更に高精度に運転者Dの着座を検知できる。
[2 第2実施形態:車両制御装置82]
[2.1 車両80]
図7を用いて車両80の説明をする。車両80は、第1実施形態の車両10と同様に、内燃機関自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車等である。また、車両80は、運転者又は自動運転ECU100が加減速装置12、制動装置14及び操舵装置16を制御する。車両80は自動運転を行うことが可能な自動運転車両である。ここでいう自動運転というのは、全自動及び半自動(運転支援)を含む。
[2.2 車両制御装置82の構成]
図7及び図8を用いて車両制御装置82の構成を説明する。車両制御装置82の一部構成は、第1実施形態に係る乗員状態検知装置30の一部構成と共通する。このため、乗員状態検知装置30と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両制御装置82は、自動運転から手動運転に切り替えるイベントが発生した場合に、運転者Dの着座状態(着座又は非着座)を判定し、着座が所定時間検知されない場合に車両80を減速(停車)させるものである。図8に示すように、車両制御装置82は、運転者Dの着座状態を検知するための主たる構成として、車内カメラ32とシートベルト34とタッチセンサ84とトルクセンサ86と舵角センサ88と乗員状態検知ECU40´と報知装置42を有する。更に、車両制御装置82は、自動運転を行うための主たる構成として、自動運転情報取得部90と自動運転ECU100と加減速装置12と制動装置14と操舵装置16を有する。
タッチセンサ84は、ステアリングホイール22に対する運転者Dの接触状態を検知し、接触状態に応じた接触信号を出力する。タッチセンサ84は、例えば、ステアリングホイール22のリム部表層に導電性の塗料が塗布されることにより形成される。導電性の塗料の他に、リム部表層に圧力センサが設けられてもよい。トルクセンサ86は、図示しないステアリングシャフトに働く操舵トルクを検知し、操舵トルクに応じたトルク信号を出力する。タッチセンサ84とトルクセンサ86は、運転者Dがステアリングホイール22を把持しているか否かを検知するためのセンサとして利用される。舵角センサ88は、車両80の操舵方向及び操舵角度を検知する。
乗員状態検知ECU40´は、マイクロコンピュータを含む計算機である。マイクロコンピュータは、入出力部56と処理部58´と記憶部60´を有する。処理部58´は、CPUが記憶部60´に記憶される各種プログラムを実行することにより、着座検知部62、処理実行判定部64´、ステアリング把持検知部94、脇見検知部96及び警報制御部66´として機能する。
処理実行判定部64´は、着座状態判定の要否を判定する。本実施形態では、自動運転から手動運転への切り替え(「ハンドオーバ」という。)を要するイベントが発生した場合に着座状態判定要と判定する。ここでいうイベントとは、例えば、自動運転区間の終点までの走行距離が所定距離以内になった場合や、機器の故障や環境の悪化等により自動運転に必要な情報が取得できなくなった場合等である。処理実行判定部64´は、イベント発生情報を自動運転ECU100から取得する。
ステアリング把持検知部94は、タッチセンサ84及び/又はトルクセンサ86の検知結果に基づいて運転者Dがステアリングホイール22を把持していること又は把持していないことを検知する。脇見検知部96は、車内カメラ32により取得された撮像情報に基づいて運転者Dの目線の方向、又は、頭部Hの方向を認識し、運転者Dの脇見又は非脇見を検知する。
警報制御部66´は、着座検知部62により非着座が検知される場合、又は、ステアリング把持検知部94により非把持が検知される場合、又は、脇見検知部96により脇見が検知される場合に警報信号を出力する。また、警報制御部66´は、着座検知部62により着座が検知され、ステアリング把持検知部94により把持が検知され、脇見検知部96により非脇見が検知される場合に警報停止信号を出力する。
自動運転情報取得部90は、自動運転に必要な各種情報を取得する装置群である。ここには、例えば、車内カメラ32、タッチセンサ84、トルクセンサ86、舵角センサ88及び図1に示す車速センサ36が含まれ、他にも加速度センサ、ヨーレートセンサ等のセンサや、車両80の周辺を撮像する1以上の車外カメラ及びレーダや、GPS等の衛星航法装置等が含まれる。
自動運転ECU100は、マイクロコンピュータを含む計算機である。マイクロコンピュータは、入出力部102と処理部104と記憶部106を有する。処理部104は、記憶部106に記憶される各種プログラムを実行することにより、自動運転制御部108として機能する。自動運転制御部108は、走行経路及び軌道を設定し、自動運転情報取得部90で取得される各種情報に基づいて、走行経路及び軌道に沿って車両80を走行させるように、加減速装置12、制動装置14及び操舵装置16を制御する。
なお、本実施形態では、2つのECU(乗員状態検知ECU40´と自動運転ECU100)が設けられているが、1つのECUにまとめられてもよい。また、2以上のECUが設けられてもよい。要するに、車両制御装置82の機能が実現されるのであれば、ECUはどのような形態であってもよい。
[2.3 車両制御装置82の処理]
図9及び図10を用いて車両制御装置82が行う車両制御処理について説明する。以下で説明する一連の処理は、自動運転中に定期的に行われる。以下の処理では、ハンドオーバが必要となったときに、運転者が手動運転をできる状態になるまで警報を行うようにしている。そして、警報後に所定時間Ti_thが経過しても運転者が手動運転をできる状態にならない場合には、車両80を制動するようにしている。
ステップS31において、処理実行判定部64´は、ハンドオーバを要するイベントが発生したか否かを判定する。ここでは自動運転ECU100からイベント発生情報が出力されたか否かを判定する。イベントが発生した場合(ステップS31:YES)、処理はステップS32に移行する。一方、イベントが発生していない場合(ステップS31:NO)、以降の処理は行われない。
ステップS31からステップS32に移行した場合に、図4で示す乗員判定処理が行われる。また、ステップS33において、図5で示すシートベルト判定処理が行われる。そして、処理は図10に示すステップS34に移行する。
ステップS34において、着座検知部62は、運転者Dの着座状態を検知する。着座検知部62は、第1フラグFLG1及び第2フラグFLG2が共に1である場合に運転者Dの着座を検知する(ステップS34:YES)。この場合、処理はステップS36に移行する。一方、着座検知部62は、第1フラグFLG1と第2フラグFLG2の少なくとも一方が0である場合に、運転者Dの非着座を検知する(ステップS34:NO)。この場合、処理はステップS35に移行する。
ステップS34からステップS35に移行した場合に、警報処理が行われる。警報処理の詳細は後述する(下記[2.4]参照)。警報処理において車両80が制動されない場合、処理は図9に示すステップS32に戻る。一方、警報処理において車両80が制動される場合、図9及び図10に示す処理は終了する。
ステップS34からステップS36に移行した場合に、ステアリング把持検知部94は、タッチセンサ84及び/又はトルクセンサ86の検知結果に基づいて運転者Dによるステアリングホイール22の把持又は非把持を検知する。ステアリング把持検知部94は、初めて把持を検知した場合、又は、非把持から把持に切り替わった場合に、ステアリング把持時間Ti1の計測を開始する。
ステップS37において、ステアリング把持検知部94が把持を検知している場合(ステップS37:YES)、処理はステップS39に移行する。一方、把持を検知していない場合(ステップS37:NO)、処理はステップS38に移行する。
ステップS37からステップS38に移行した場合に、警報処理が行われる。警報処理の詳細は後述する(下記[2.4]参照)。警報処理において車両80が制動されない場合、処理はステップS36に戻る。一方、警報処理において車両80が制動される場合、図9及び図10に示す処理は終了する。
ステップS37からステップS39に移行した場合に、脇見検知部96は、車内カメラ32により取得された撮像情報に基づいて運転者Dの目線の方向を認識する。脇見検知部96は、初めて非脇見を検知した場合、又は、脇見から非脇見に切り替わった場合に、非脇見時間Ti2の計測を開始する。
ステップS40において、脇見検知部96は、目線方向の認識結果及び舵角センサ88による検知結果と後述する判断基準とを照らし合わせて脇見判定を行う。脇見が検知されない場合(ステップS40:YES)、処理はステップS42に移行する。一方、脇見が検知される場合(ステップS40:NO)、処理はステップS41に移行する。
ステップS40からステップS41に移行した場合に、警報処理が行われる。警報処理の詳細は後述する(下記[2.4]参照)。警報処理において車両80が制動されない場合、処理はステップS39に戻る。一方、警報処理において車両80が制動される場合、図9及び図10に示す処理は終了する。
ステップS40からステップS42に移行した場合に、ステアリング把持時間Ti1及び非脇見時間Ti2と所定時間Ti_thが比較される。ステアリング把持時間Ti1及び非脇見時間Ti2が所定時間Ti_th以上である場合(ステップS42:YES)、処理はステップS43に移行する。一方、ステアリング把持時間Ti1又は非脇見時間Ti2が所定時間Ti_th未満である場合(ステップS42:NO)、処理は図9に示すステップS32に戻る。なお、ステアリング把持時間Ti1と非脇見時間Ti2のそれぞれに、個別の所定時間Ti_thを設定してもよい。
ステップS42からステップS43に移行した場合に、警報制御部66´は、報知装置42に対して警報停止信号を出力する。報知装置42は、警報停止信号を受信した場合に警報を停止する。但し、ステップS43の以前に警報信号が出力されていない場合は、ステップS43の処理は行われない。
[2.4 警報処理]
図11を用いて警報処理について説明する。ステップS51において、警報制御部66´は、報知装置42に対して警報信号を出力する。報知装置42は、警報信号を受信した場合に警報を発する。なお、既に報知装置42が警報を発している場合は警報が継続される。
ステップS52において、この時点で警報制御部66´により既に警報時間Ti3が計測されているか否かが判定される。警報時間Ti3が未計測である場合(ステップS52:YES)、ステップS53で警報時間Ti3の計測が開始され、処理はステップS54に移行する。一方、警報時間Ti3が計測されている場合(ステップS52:NO)、処理はステップS54に移行する。
ステップS54において、警報時間Ti3と制動判定時間Ti3_thとが比較される。警報時間Ti3が制動判定時間Ti3_th以上である場合(ステップS54:YES)、処理はステップS55に移行する。一方、警報時間Ti3が制動判定時間Ti3_th未満である場合(ステップS54:NO)、警報処理は終了し、図9又は図10に示す処理に戻る。
ステップS55において、自動運転ECU100の自動運転制御部108は、制動装置14に対して制動信号を出力する。制動装置14は、制動信号を受信した場合にブレーキを作動させて車両80を停車させる。この場合、図9及び図10で示す一連の処理は終了する。
[2.5 第2実施形態のまとめ]
車両制御装置82は、車室内を撮像する車内カメラ32(撮像機)と、シートベルト34の着用状態を検知する張力センサ50及び/又は回転センサ52(シートベルトセンサ)と、車内カメラ32により取得された撮像情報に基づいて車室内の空間S(所定領域)に運転者Dの頭部H(所定部位)が位置するか否かを判定すると共に、張力センサ50及び/又は回転センサ52の検知結果に基づいて運転者Dがシートベルト34を着用しているか否かを判定し、各判定結果に基づいて運転者Dの着座状態を検知する着座検知部62(検知部)と、着座検知部62により運転者Dの非着座が検知された場合に警報時間Ti3を計測し、制動判定時間Ti3_th(所定時間)以内に着座検知部62により運転者Dの着座が検知されない場合に車両80を制動する自動運転制御部108及び制動装置14(制動部)とを備える。更に、車両制御装置82は、着座検知部62により運転者Dの非着座が検知された場合に警報信号を出力する警報制御部66´と、警報信号を受信した場合に警報を発する報知装置42(警報機)を備える。
車両制御装置82は、第1実施形態に係る乗員状態検知装置30と同じ効果を奏する。また、運転者Dが運転困難である場合等に車両80を制動することができる。更に、警報を発してから制動判定時間Ti3_th後に車両80を制動するため、運転者Dが着座するまで時間的余裕がある。このため、自動運転から手動運転に切り替えるとき等に、運転者は慌てることなく着座姿勢に戻ることができる。
なお、本発明に係る乗員状態検知装置30及び車両制御装置82は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、80…車両 14…制動装置(制動機)
30…乗員状態検知装置 32…車内カメラ(撮像機)
34…シートベルト 42…報知装置(警報機)
50…張力センサ(シートベルトセンサ)
52…回転センサ(シートベルトセンサ)
62…着座検知部(検知部) 66、66´…警報制御部
68…乗員判定部 70…シートベルト判定部
82…車両制御装置 108…自動運転制御部

Claims (6)

  1. 車室内を撮像する撮像機と、
    前記撮像機により取得される撮像情報に基づいて撮像範囲内の所定位置に乗員の所定部位が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記乗員の着座状態を検知する検知部とを備える
    ことを特徴とする乗員状態検知装置。
  2. 請求項1に記載の乗員状態検知装置において、
    シートベルトの着用状態を検知するシートベルトセンサを更に備え、
    前記検知部は、前記撮像機により取得される撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に前記乗員の所定部位が位置するか否かを判定すると共に、前記シートベルトセンサの検知結果に基づいて前記乗員が前記シートベルトを着用しているか否かを判定し、各判定結果に基づいて前記乗員の着座状態を検知する
    ことを特徴とする乗員状態検知装置。
  3. 請求項2に記載の乗員状態検知装置において、
    前記シートベルトセンサは、ウェビングの張力を検知する張力センサ、及び/又は、前記ウェビングを巻き取る巻取装置の回転量を検知する回転センサを備え、
    前記検知部は、前記張力センサにより所定張力以上の張力が検知された場合、及び/又は、前記回転センサにより所定回転量以上の回転量が検知された場合に、前記乗員が前記シートベルトを着用していることを検知する
    ことを特徴とする乗員状態検知装置。
  4. 走行する車両を制御する車両制御装置であって、
    車室内を撮像する撮像機と、
    前記撮像機により取得された撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に運転者の所定部位が位置するか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記運転者の着座状態を検知する検知部と、
    前記検知部により前記運転者の非着座が検知された場合に時間を計測し、所定時間以内に前記検知部により前記運転者の着座が検知されない場合に車両を制動する制動部とを備える
    ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両制御装置において、
    シートベルトの着用状態を検知するシートベルトセンサを更に備え、
    前記検知部は、前記撮像機により取得された撮像情報に基づいて前記車室内の所定領域に前記運転者の所定部位が位置するか否かを判定すると共に、前記シートベルトセンサの検知結果に基づいて前記運転者が前記シートベルトを着用しているか否かを判定し、各判定結果に基づいて前記運転者の着座状態を検知する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載の車両制御装置において、
    前記検知部により運転者の非着座が検知された場合に警報信号を出力する警報制御部と、
    前記警報信号を受信した場合に警報を発する警報機を備え、
    更に前記制動部は、
    自動運転の制御を行う自動運転制御部と、
    前記自動運転制御部から制動信号を受信した場合に前記車両を制動する制動機とを備え、
    前記自動運転制御部は、前記検知部により前記運転者の非着座が検知された場合に、所定時間以内に前記検知部により前記運転者の着座が検知されない場合に前記制動機に対して前記制動信号を出力する
    ことを特徴とする車両制御装置。
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