JP2018001666A - 接続システム、電子機器、接続プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性を高める。【解決手段】MFP100の接続情報管理部114が複数の通信方式(無線LAN、P2Pによる近距離通信、非接触ICカードとの近距離通信)を実行させる複数の通信専用ソフトウェアを管理し、LED104がそれぞれの通信方式に関わる暗号化データを報知し、システム制御部120がLED104に対し、選択された通信方式に関わる暗号化データを点滅パターンに基づいて報知させる。携帯端末300は、接続情報管理部316が複数の通信方式を実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理し、カメラ303及びデコード部315が暗号化データから接続通信情報を取得し、システム制御部318が接続通信情報に含まれる通信方式に対応した通信専用ソフトウェアを起動させる。これにより、MFP100に対する通信設定を容易に行えるとともに、複数の通信方式を利用できる。【選択図】図2

Description

本発明は、異なる無線通信I/F(インターフェース:以下、通信方式という)の設定に適した接続システム、電子機器、接続プログラムに関する。
外出先などにおいて、携帯端末により、たとえば無線通信機(たとえば無線LANのアクセスポイント)に接続する際、接続情報であるSSID(Service Set Identifier)と暗号キーとが必要になる。さらに、インターネットに接続するには、携帯端末の接続情報であるIPアドレスが必要になる。また、プリンター、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置などにアクセスするためには、画像形成装置の接続情報であるIPアドレスが必要になる。
ちなみに、携帯端末のIPアドレスは、たとえばDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバから動的に提供される。また、画像形成装置のIPアドレスは、たとえばDHCPサーバから動的に割り当てられる。ここで、携帯端末により、たとえば画像形成装置や無線LANのアクセスポイントにアクセスする場合、画像形成装置や無線LANのアクセスポイントの接続情報を取得する必要がある。
このような接続情報を取得するものとして、特許文献1では、機器がサーバーから取得したIPアドレスなどの接続情報を、たとえば画像コードに変換して表示し、携帯端末が画像コードを読み込んでデコードすることで、機器の接続情報を取得するネットワークシステムを提案している。
特開2013−196511号公報
上述した特許文献1でのネットワークシステムでは、機器が表示する画像コードを携帯端末によって読み込み、デコードして機器の接続情報を取得するため、接続情報の取得を円滑に行える。
ところで、特許文献1でのネットワークシステムでは、機器へのアクセスに用いる通信方式をWi−Fi(登録商標)などの無線LANに限定している。このため、ユーザーがデータの送信サイズなどから無線LAN以外の任意の通信方式を選択したくても選択できないことになる。
ちなみに、通信方式には、たとえば上述の無線LANの規格に基づいたWi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)と、近距離通信の規格に基づいたBluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)、IrDA(登録商標)とが存在する。
これらの通信方式は、利用環境、通信距離、通信速度などの違いにより、メリット・デメリットがあるものの、ユーザーの利便性などを考慮すると、今後、複数の通信方式を利用できる通信環境が必要とされるものと予測される。このようなことから、複数の通信方式を利用できるようにすることで、ユーザーの利便性を高めることができる通信環境の構築が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる接続システム、電子機器、接続プログラムを提供することを目的とする。
本発明の接続システムは、電子機器と、携帯端末とを備え、前記電子機器は、複数の通信方式のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理する第1の接続情報管理部と、それぞれの前記通信方式に関わる接続通信情報を報知する報知手段と、前記報知手段に対し、選択された前記通信方式に関わる接続通信情報を報知させる第1のシステム制御部とを備え、前記携帯端末は、複数の前記通信専用ソフトウェアを管理する第2の接続情報管理部と、前記接続通信情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応した前記通信専用ソフトウェアを起動させる第2のシステム制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記第1の接続情報管理部は、接続情報を有し無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有し近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有しない赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理し、前記報知手段は、前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を報知し、前記第1のシステム制御部は、前記報知手段に対し、前記第1の通信方式が選択されると、前記第1の通信方式と接続情報とを含む前記第1の接続通信情報を報知させ、前記第2の通信方式が選択されると、前記第2の通信方式と接続情報とを含む前記第2の接続通信情報を報知させ、前記第3の通信方式が選択されると、前記第3の通信方式を含む第3の接続通信情報を報知させ、前記第2の接続情報管理部は、前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを管理し、前記情報取得部は、いずれかの前記第1〜第3の接続通信情報を取得し、前記第2のシステム制御部は、前記情報取得部が取得したいずれかの前記第1〜第3の接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応したいずれかの前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを起動させることを特徴とする。
また、前記報知手段は、光を発する発光デバイスあり、前記第1の接続情報管理部は、それぞれの前記第1〜第3の接続通信情報を示す点滅パターンを管理し、前記第1のシステム制御部は、いずれかの前記第1〜第3の接続通信情報を示す点滅パターンに基づき、前記発光デバイスを駆動させることを特徴とする。
本発明の電子機器は、接続情報を有し無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有し近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有しない赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理する第1の接続情報管理部と、前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を報知する報知手段と、前記報知手段に対し、前記第1の通信方式が選択されると、前記第1の通信方式と接続情報とを含む前記第1の接続通信情報を報知させ、前記第2の通信方式が選択されると、前記第2の通信方式と接続情報とを含む前記第2の接続通信情報を報知させ、前記第3の通信方式が選択されると、前記第3の通信方式を含む第3の接続通信情報を報知させる第1のシステム制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の接続プログラムは、第2の接続情報管理部により、無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理する工程と、情報取得部により、電子機器から報知される前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を取得する工程と、第2のシステム制御部により、前記情報取得部が取得したいずれかの前記第1〜第3の接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応したいずれかの前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを起動させる工程とを携帯端末を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の接続システム、電子機器、接続プログラムでは、電子機器の第1の接続情報管理部が複数の通信方式のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理し、報知手段がそれぞれの通信方式に関わる接続通信情報を報知し、第1のシステム制御部が報知手段に対し、選択された通信方式に関わる接続通信情報を報知させる。一方、携帯端末は、第2の接続情報管理部が複数の通信方式のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理し、情報取得部が接続通信情報を取得し、第2のシステム制御部が情報取得部の取得した接続通信情報に含まれる通信方式に対応した通信専用ソフトウェアを起動させる。
これにより、携帯端末側では、電子機器側から取得した任意の通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させることで、電子機器に対する任意の通信方式による通信設定が完了することから、複数の通信方式を利用できる。また、携帯端末側では、電子機器側からの任意の通信方式に関わる接続通信情報を取得するだけで通信設定が完了するため、通信設定を容易に行える。
本発明の接続システム、電子機器、接続プログラムによれば、電子機器に対する通信設定を容易に行えるとともに、複数の通信方式を利用できるので、ユーザーの利便性を高めることができる。
本発明の接続システムの一実施形態を示す図である。 図1のMFP及び携帯端末の構成の一例を示す図である。 図2のMFPのパネル部に表示される通信方式選択画面の内容の一例について説明するものであって、図3(a)は通信方式毎に選択欄を表示させた場合を示し、図3(b)は優先順位に従って選択欄を表示させた場合を示す図である。 図2のMFPのパネル部に表示されるプレビュー画面を示す図である。 図1の接続システムにおけるMFP側の通信方式選択処理を説明するためのフローチャートである。 図1の接続システムにおける携帯端末側の通信設定処理を説明するためのフローチャートである。 図1のMFP側で選択された機能の処理の一例について示すものであって、コピー機能が選択された場合でのコピー処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の接続システムの一実施形態を、図1〜図7を参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、接続システムは、MFP(Multifunction Peripheral)100、携帯端末300を備えている。なお、符号200は、無線通信機を示している。MFP100、無線通信機200、携帯端末300は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク400を介して接続されている。
MFP100は、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク400経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な画像形成装置である。また、MFP100は、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)、IrDA(登録商標)などの複数の無線通信I/F(インターフェース:以下、通信方式という)を有している。Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)は、無線LANの規格に基づいた通信方式である。Bluetooth(登録商標)、IrDA(登録商標)は、近距離通信の規格に基づいた通信方式である。NFC(登録商標)、Felica(登録商標)は、近距離通信の規格に基づいた通信方式であり、リーダー/ライターモードとエミュレーションモードを有する。エミュレーションモードでは、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)搭載の端末を非接触ICカードとして動作させることができる。
無線通信機(たとえば無線LANのアクセスポイント)200は、通信方式が、たとえば無線LANの規格に基づいたWi−Fi(登録商標)となっている。携帯端末300は、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどである。携帯端末300は、通信回線の電波、又は無線通信機200を介してネットワーク400に接続できる。また、携帯端末300は、無線通信機200を介してMFP100に接続できる。また、携帯端末300は、上述した近距離通信により、MFP100に接続できる。
次に、図2を参照し、MFP100及び携帯端末300の構成の一例について説明する。まず、MFP100は、プリンター部101、I/F102、送受信部103、LED(light emitting diode)104、パネル部105、HDD106を制御する制御部110を備えている。なお、MFP100は、スキャナー部、FAX部などを備えていてもよい。
プリンター部101は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。I/F102は、無線通信機200を介し携帯端末300との通信を受け持つ。また、I/F102は、ネットワーク400を介し、携帯端末300との通信を受け持つ。また、I/F102は、送受信部103を介して携帯端末300との通信を受け持つ。なお、I/F102は、ネットワーク400を介して通信を担うものと、送受信部103を介して通信を担うものとを別々に設ける必要があるが、説明の都合上、1個として示している。また、I/F102は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。
送受信部103は、無線LANのWi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、近距離通信のBluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)、IrDA(登録商標)などのそれぞれの通信方式による電波等を受信したり送信したりする。LED104は、発光デバイスの一例であり、点滅によってMFP100が有するWi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)、IrDA(登録商標)などのそれぞれの通信方式に関わる後述の接続通信情報を報知する。
パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。また、パネル部105は、詳細については後述するが、通信方式の選択を促す通信方式選択画面を表示する。また、パネル部105は、詳細については後述するが、たとえば印刷画像の選択を促すプレビュー画面などを表示する。
HDD106は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。また、HDD106は、たとえば携帯端末300や図示しないユーザー端末から登録された印刷ジョブを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、画像形成プログラムや制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、プリンター制御部111、通信制御部112、LED制御部113、接続情報管理部114、RAM115、ROM116、画像処理部117、パネル操作制御部118、HDD制御部119、システム制御部120を備えている。また、これらは、データバス121に接続されている。プリンター制御部111は、プリンター部101の印刷動作を制御する。通信制御部112は、I/F102を介し、ネットワーク400を介しての通信と、送受信部103を介しての通信とを制御する。なお、通信制御部112は、ネットワーク400を介して通信を担うものと、送受信部103を介して通信を担うものとを別々に設ける必要があるが、説明の都合上、1個として示している。
LED制御部113は、システム制御部120の指示に従い、MFP100が有するWi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)、IrDA(登録商標)などのそれぞれの通信方式に関わる点滅パターンに基づいて、LED104の点滅を制御する。なお、点滅パターンは、それぞれの通信方式と通信方式毎の接続情報とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示すものである。
接続情報管理部114は、上述したそれぞれの通信方式と通信方式毎の接続情報とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンと、それぞれの通信方式を実行するための通信専用ソフトウェアとを管理し、システム制御部120の指示に従い、通信専用ソフトウェアを起動させる。なお、接続情報は通信方式毎に異なる。すなわち、無線LANの場合の接続情報は、SSID(Service Set Identifier)と暗号キーとを含む。近距離通信の場合の接続情報は、パスキーを含む。近距離通信のエミュレーションモードの場合は、接続情報が不要である。すなわち、MFP100側と携帯端末300側の通信専用ソフトウェアが起動していて、MFP100側の送受信部103に携帯端末300をかざすとデータ転送が行われる。
RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。ROM116には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部117は、たとえばHDD106のユーザーボックスに登録された印刷ジョブに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部120は、画像処理部117が画像処理した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。
パネル操作制御部118は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部118は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信などの開始の設定などを受け付ける。また、パネル操作制御部118は、パネル部105を介し、後述の通信方式の選択や印刷画像の選択などを受け付ける。HDD制御部119は、HDD106に対するデータの読み込み及び書き込みなどを制御する。
システム制御部120は、各部の連携動作を制御する。また、システム制御部120は、接続情報管理部114による通信専用ソフトウェアの起動や、LED制御部113によるLED104の点滅の制御などを指示する。なお、システム制御部120による接続情報管理部114に対しての指示のタイミングは、パネル部105からの後述の接続情報ボタン105A又はおすすめ接続情報ボタン105Cが操作されたときとしてもよい。また、システム制御部120によるLED制御部113に対しての指示のタイミングは、パネル部105からの後述の通信方式が選択されたときとしてもよい。
一方、携帯端末300は、アンテナ301、赤外線送受信部302、カメラ303、パネル部304を制御する制御部310を備えている。アンテナ301は、通信方式がWi−Fi(登録商標)の場合、無線通信機200との間で電波を送受信する。また、アンテナ301は、通信方式がWi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(登録商標)、Felica(登録商標)の場合、MFP100の送受信部103との間で電波を送受信する。赤外線送受信部302は、通信方式がIrDA(登録商標)の場合、MFP100の送受信部103との間で赤外線を送受信する。カメラ303は、MFP100のLED104の点滅パターンを撮像する。パネル部304は、携帯端末300の各種機能の選択などを行うタッチパネルなどのデバイスである。
制御部310は、制御プログラムなどを実行して携帯端末300全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部310は、通信制御部311、RAM312、ROM313、カメラ制御部314、デコード部315、接続情報管理部316、パネル操作制御部317、システム制御部318を備えている。また、これらは、データバス319に接続されている。
通信制御部311は、アンテナ301又は赤外線送受信部302を介し、MFP100とのデータなどの送受信の制御を行う。なお、通信制御部311は、アンテナ301を介して通信を担うものと、赤外線送受信部302を介して通信を担うものとを別々に設ける必要があるが、説明の都合上、1個として示している。RAM312は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。ROM313には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。
カメラ制御部314は、カメラ303の撮像動作を制御する。デコード部315は、カメラ303が撮像したMFP100のLED104の点滅パターンを復号し、通信方式及び接続情報を取得する。接続情報管理部316は、上述したそれぞれの通信方式を実行するための通信専用ソフトウェアを管理し、デコード部315が取得した通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。パネル操作制御部317は、パネル部304の表示動作を制御する。
システム制御部318は、各部の連携動作を制御する。また、システム制御部318は、接続情報管理部316に対し、デコード部315が取得した通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。また、システム制御部318は、接続情報管理部316が起動させた通信専用ソフトウェアとデコード部315が取得した接続情報とに基づき、通信制御部311を制御する。
次に、図3を参照し、MFP100のパネル部105に表示される通信方式選択画面の内容の一例について説明する。
まず、図3(a)は、パネル部105の接続情報ボタン105Aがタッチ操作されることにより表示される通信方式選択画面を示している。なお、接続情報ボタン105Aは、通信方式選択画面の直前の画面に表示されるものである。また、図3(a)の通信方式選択画面では、通信方式毎に選択欄105a〜105fを表示させた場合を示している。ここで選択欄105aは無線LANの規格に基づいたWi−Fi(登録商標)を示し、選択欄105bは無線LANの規格に基づいたWi−Fi Direct(登録商標)を示している。また、選択欄105cは、近距離通信の規格に基づいたBluetooth(登録商標)を示している。また、選択欄105dは近距離通信の規格に基づいた非接触ICカードとして動作するNFC(登録商標)を示し、選択欄105eは近距離通信の規格に基づいた非接触ICカードとして動作するFelica(登録商標)を示し、選択欄105fは近距離通信の規格に基づいたIrDA(登録商標)を示している。
パネル部105は、タッチパネルなどのデバイスであるため、たとえばWi−Fi(登録商標)の選択欄105aをタッチ操作して選択した後、決定ボタン105Bをタッチ操作する。この場合、システム制御部120は、LED制御部113に対し、Wi−Fi(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。このとき、LED制御部113は、接続情報管理部114が管理しているWi−Fi(登録商標)の通信方式とWi−Fi(登録商標)の接続情報とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。なお、選択欄105a以外の選択欄105b〜105fが選択された場合、同様に、LED制御部113はシステム制御部120の指示に基づき、接続情報管理部114が管理している他の通信方式に対応する暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
一方、図3(b)は、パネル部105のおすすめ接続情報ボタン105Cがタッチ操作されることにより表示される通信方式選択画面を示している。なお、おすすめ接続情報ボタン105Cは、通信方式選択画面の直前の画面に表示されるものである。図3(b)の通信方式選択画面では、通信方式の優先順位に従って選択欄105a〜105fを表示させた場合を示している。通信方式の優先順位は、たとえば、近距離通信>無線LANの順に設定されているものとする。つまり、NFC(登録商標)>Felica(登録商標)>Bluetooth(登録商標)>IrDA(登録商標)>Wi−Fi Direct(登録商標)>Wi−Fi(登録商標)の順に設定されている。
この例では、MFP100と携帯端末300との1対1の接続を行う近距離通信の優先順位を、無線LANの優先順位よりも高くしている。このように、近距離通信の優先順位を無線LANより高くすることで、無線LAN以外の選択を促すことができ、無線LANの負荷を軽減できる。
また、近距離通信のうち、非接触ICカードとして動作可能なNFC(登録商標)、Felica(登録商標)の優先順位を、P2P(Peer to Peer)で通信するためにペアリング等の処理が必要なBluetooth(登録商標)、IrDA(登録商標)の優先順位よりも高くしている。
また、上記の近距離通信の中で最も通信速度の低いIrDA(登録商標)の優先度をNFC(登録商標)、Felica(登録商標)、Bluetooth(登録商標)の優先度よりも低くしている。
ここで、たとえばNFC(登録商標)の選択欄105dをタッチ操作して選択した後、決定ボタン105Bにタッチ操作する。この場合、システム制御部120は、LED制御部113に対し、NFC(登録商標)の通信方式に対応させたLED104の制御を指示する。このとき、LED制御部113は、接続情報管理部114が管理しているNFC(登録商標)の通信方式に対応する暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
なお、選択欄105d以外の選択欄105a、105c〜105fが選択された場合、同様に、LED制御部113はシステム制御部120の指示に基づき、接続情報管理部114が管理している他の通信方式に対応する点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。このように、近距離通信の優先順位を無線LANより高くすることで、無線LAN以外の選択を促すことができ、無線LANの負荷を軽減できる。
次に、図4を参照し、MFP100のたとえばコピー機能を利用した場合にパネル部105に表示されるプレビュー画面について説明する。なお、以下では、MFP100の利用が有料である場合とする。
まず、図4(a)に示すように、MFP100のコピー機能が選択され、図示しない複数枚の原稿が図示しないスキャナー部によって読み取られると、パネル部105に印刷画像105gの一覧を示すプレビュー画面が表示される。パネル部105は、タッチパネルなどのデバイスであるため、任意の印刷画像105gを選択する場合、任意の印刷画像105gをタッチ操作して選択した後、決定ボタン105Bをタッチ操作する。これに対し、全ての印刷画像105gを選択する場合、全選択ボタン105Dをタッチ操作して全てを選択した後、決定ボタン105Bをタッチ操作する。
ここで、詳細については後述するが、決済ボタン105Eをタッチ操作すると、パネル部105に後述の決済選択画面が表示される。なお、MFP100と携帯端末300との間での通信設定がNFC(登録商標)、Felica(登録商標)のいずれかの近距離通信であれば、携帯端末3を非接触ICカードとして動作させ、MFP100側の送受信部103に携帯端末300をかざすとデータ転送が行われ、決済が完了する。
決済が完了すると、図4(b)に示すように、スタートボタン105Fが表示される。ここで、スタートボタン105Fをタッチ操作すると、プリンター部101により、選択された印刷画像105gの印刷が開始される。
なお、ここでは、MFP100のコピー機能を利用した場合でのプレビュー画面を説明したが、たとえば印刷機能などを利用する場合、携帯端末300からMFP100に印刷などのジョブデータを送信してもよい。この場合、無線LAN、近距離通信、接続通信情報のいずれかでジョブデータを送信できる。また、この場合、本実施形態では、図3で説明したように、MFP100のパネル部105に表示される通信方式選択画面から任意の通信方式を選択すればよいため、通信方式の切り替えを容易かつ迅速に行える。
次に、図5を参照し、接続システムにおけるMFP100側の通信方式選択処理について説明する。なお、以下においては、図3(a)に示した接続情報ボタン105Aがタッチ操作された場合として説明する。
(ステップS101)
システム制御部120は、接続情報の要求があるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのパネル部105での接続情報ボタン105Aがタッチ操作されたことを示す通知が無ければ接続情報の要求が無いと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのパネル部105での接続情報ボタン105Aがタッチ操作されたことを示す通知が有れば接続情報の要求が有ると判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
(ステップS102)
システム制御部120は、通信方式選択画面を表示させる。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118に対し、通信方式選択画面の表示を指示する。このとき、パネル操作制御部118は、パネル部105に図3(a)に示した通信方式選択画面を表示させる。
(ステップS103)
システム制御部120は、通信方式が選択されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのパネル部105の通信方式選択画面でのタッチ操作されたことを示す通知が無ければ通信方式が選択されない判断する(ステップS103:No)。
これに対し、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのパネル部105の通信方式選択画面でのタッチ操作されたことを示す通知が有れば通信方式が選択されたと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS104に移行する。
(ステップS104)
システム制御部120は、無線LANかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105aのWi−Fi(登録商標)又は選択欄105bのWi−Fi Direct(登録商標)でなければ、無線LANが選択されないと判断し(ステップS104:No)、ステップS105に移行する。
これに対し、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105aのWi−Fi(登録商標)又は選択欄105bのWi−Fi Direct(登録商標)であれば、無線LANが選択されたと判断し(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
(ステップS105)
システム制御部120は、LED104の点滅を指示する。
この場合、システム制御部120は、選択された通信方式がWi−Fi(登録商標)であれば、LED制御部113に対し、Wi−Fi(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。また、システム制御部120は、選択された通信方式がWi−Fi Direct(登録商標)であれば、LED制御部113に対し、Wi−Fi Direct(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。
このとき、LED制御部113は、システム制御部120からの指示がWi−Fi(登録商標)の通信方式である場合、接続情報管理部114が管理しているWi−Fi(登録商標)の通信方式とWi−Fi(登録商標)の接続情報(SSID及び暗号キー)とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
また、LED制御部113は、システム制御部120からの指示がWi−Fi Direct(登録商標)の通信方式である場合、接続情報管理部114が管理しているWi−Fi Direct(登録商標)の通信方式とWi−Fi Direct(登録商標)の接続情報(SSID及び暗号キー)とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
(ステップS106)
システム制御部120は、P2Pによる近距離通信かどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105cのBluetooth(登録商標)又はIrDA(登録商標)のいずれでもでなければ、P2Pによる近距離通信が選択されないと判断し(ステップS106:No)、ステップS107に移行する。
これに対し、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105cのBluetooth(登録商標)又は選択欄105fのIrDA(登録商標)であれば、P2Pによる近距離通信が選択されたと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS105に移行する。
ここで、ステップS105に移行した場合、システム制御部120は、選択された通信方式がBluetooth(登録商標)であれば、LED制御部113に対し、Bluetooth(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。また、システム制御部120は、選択された通信方式がIrDA(登録商標)であれば、LED制御部113に対し、IrDA(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。このとき、LED制御部113は、接続情報管理部114が管理しているBluetooth(登録商標)の通信方式とBluetooth(登録商標)の接続情報(パスキー)とを含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。また、LED制御部113は、システム制御部120からの指示がIrDA(登録商標)の通信方式である場合、接続情報管理部114aが管理しているIrDA(登録商標)の通信方式を含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
(ステップS107)
システム制御部120は、非接触ICカードとの近距離通信かどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105dのNFC(登録商標)又は選択欄105eのFelica(登録商標)のいずれでもなければ、非接触ICカードとの近距離通信が選択されないと判断し(ステップS107:No)、ステップS104に移行する。
なお、ステップS107において、たとえば一定時間内に通信方式選択画面での選択が無ければ非接触ICカードとの近距離通信が選択されないと判断し、処理を終了してもよい。
これに対し、システム制御部120は、選択された通信方式が選択欄105dのNFC(登録商標)又は選択欄105eのFelica(登録商標)あれば、非接触ICカードとの近距離近距離通信が選択されたと判断し(ステップS107:Yes)、ステップS105に移行する。
ここで、ステップS105に移行した場合、システム制御部120は、選択された通信方式がNFCであれば、LED制御部113に対し、NFC(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。また、システム制御部120は、選択された通信方式がFelica(登録商標)であれば、LED制御部113に対し、Felica(登録商標)の通信方式に対応させるようにLED104の制御を指示する。
このとき、LED制御部113は、システム制御部120からの指示がNFC(登録商標)の通信方式である場合、接続情報管理部114が管理しているNFC(登録商標)の通信方式を含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。また、LED制御部113は、システム制御部120からの指示がFelica(登録商標)の通信方式である場合、接続情報管理部114が管理しているFelica(登録商標)の通信方式を含む接続通信情報を暗号化した暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる。
次に、図6を参照し、接続システムにおける携帯端末300側の通信設定処理について説明する。
(ステップS201)
システム制御部318は、点滅パターンを撮像させる。
この場合、システム制御部318は、カメラ制御部314に対し、撮像を指示する。このとき、カメラ制御部314は、カメラ303の撮像動作を制御する。また、デコード部315は、カメラ303が撮像したMFP100のLED104の点滅パターンを復号し、接続通信情報である通信方式及び接続情報を取得する。
(ステップS202)
システム制御部318は、デコードが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部318は、デコード部315からのデコード完了の通知が無ければデコードが完了していないと判断する(ステップS202:No)。
これに対し、システム制御部318は、デコード部315からのデコード完了の通知が有ればデコードが完了したと判断し(ステップS202:Yes)、ステップS203に移行する。
(ステップS203)
システム制御部318は、無線LANかどうかを判断する。
この場合、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がWi−Fi(登録商標)又はWi−Fi Direct(登録商標)でなければ、無線LANでないと判断し(ステップS203:No)、ステップS205に移行する。
これに対し、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がWi−Fi(登録商標)又はWi−Fi Direct(登録商標)であれば、無線LANであると判断し(ステップS203:Yes)、ステップS204に移行する。
(ステップS204)
システム制御部318は、通信方式に対応した通信専用ソフトウェアを起動させる。
この場合、システム制御部318は、接続情報管理部316に対し、デコード部315が取得したWi−Fi(登録商標)又はWi−Fi Direct(登録商標)の通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。また、システム制御部318は、接続情報管理部316が起動させた通信専用ソフトウェアとデコード部315が取得した接続情報(SSID及び暗号キー)とに基づき、通信制御部311を制御することで、通信設定が完了する。これにより、携帯端末300とMFP100との間では、Wi−Fi(登録商標)又はWi−Fi Direct(登録商標)によっての通信が可能となる。
(ステップS205)
システム制御部318は、P2Pによる近距離通信かどうかを判断する。
この場合、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がBluetooth(登録商標)又はIrDA(登録商標)のいずれでもでなければ、P2Pによる近距離通信でないと判断し(ステップS205:No)、ステップS206に移行する。
これに対し、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がBluetooth(登録商標)又は選択欄105fのIrDA(登録商標)であれば、P2Pによる近距離通信であると判断し(ステップS205:Yes)、ステップS204に移行する。
ここで、ステップS204に移行した場合、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がBluetooth(登録商標)であれば、接続情報管理部316に対し、Bluetooth(登録商標)の通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。また、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がIrDA(登録商標)であれば、接続情報管理部316aに対し、IrDA(登録商標)の通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。
システム制御部318は、接続情報管理部316が起動させた通信専用ソフトウェアとデコード部315が取得した接続情報(パスキー)とに基づき、通信制御部311を制御することで、通信設定が完了する。これにより、携帯端末300とMFP100との間では、Bluetooth(登録商標)又はIrDA(登録商標)によっての通信が可能となる。
(ステップS206)
システム制御部318は、非接触ICカードとしての近距離通信かどうかを判断する。
この場合、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がNFC(登録商標)又はFelica(登録商標)のいずれでもなければ、非接触ICカードとしての近距離通信でないと判断し(ステップS206:No)、ステップS203に移行する。
なお、ステップS206において、たとえば一定時間内にデコード部315のデコードが完了していないか、又は通信方式及び接続情報を取得できなければ非接触ICカードとしての近距離通信でないと判断し、処理を終了してもよい。
これに対し、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がNFC(登録商標)又はFelica(登録商標)であれば非接触ICカードとしての近距離通信であると判断し(ステップS206:Yes)、ステップS204に移行する。
ここで、ステップS204に移行した場合、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がNFCであれば、接続情報管理部316に対し、NFCの通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させることで、通信設定が完了する。また、システム制御部318は、デコード部315が取得した通信方式がFelica(登録商標)であれば、接続情報管理部316に対し、Felica(登録商標)の通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させることで、通信設定が完了する。
ここでの通信設定は、携帯端末300の近距離通信の設定がリーダー/ライターモードの場合にエミュレーションモードに切り替えることである。携帯端末300の近距離通信の設定がエミュレーションモードの場合は、通信設定は変更されない。
なお、非接触ICカードとしての近距離通信の場合、MFP100側と携帯端末300側の通信専用ソフトウェアが起動していれば、MFP100側の送受信部103に携帯端末300をかざすとデータ転送が行われるので、接続情報が不要である。
次に、図7を参照し、MFP100側で選択された機能の処理について説明する。なお、以下においては、MFP100のコピー機能が選択された場合でのコピー処理について説明する。
(ステップS301)
システム制御部120は、通信方式の選択が完了どうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118からの図3の通信方式選択画面での決定ボタン105Bがタッチ操作されたことを示す通知が無ければ通信方式の選択が完了していないと判断する(ステップS301:No)。
これに対し、システム制御部120は、パネル操作制御部118からの図3の通信方式選択画面での決定ボタン105Bがタッチ操作されたことを示す通知が有れば通信方式の選択が完了したと判断し(ステップS301:Yes)、ステップS302に移行する。このとき、システム制御部120は、接続情報管理部114aに対し、選択された通信方式の通信専用ソフトウェアを起動するよう指示する。接続情報管理部114aは、システム制御部120の指示に基づいて、通信専用ソフトウェアを起動する。なお、選択された通信方式が非接触ICカードとの近距離通信である場合、システム制御部120は、MFP100がエミュレーションモードであれば、リーダー/ライターモードに切り替える。
(ステップS302)
システム制御部120は、原稿の読み取りが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、図示しないスキャナー制御部からの原稿の読み取りの完了を示す通知が無ければ、原稿の読み取りが完了していないと判断する(ステップS302:No)。
これに対し、システム制御部120は、図示しないスキャナー制御部からの原稿の読み取りの完了を示す通知が有れば、原稿の読み取りが完了したと判断し(ステップS302:Yes)、ステップS303に移行する。
(ステップS303)
システム制御部120は、プレビュー画面を表示させる。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118に対し、プレビュー画面の表示を指示する。
このとき、パネル操作制御部118は、パネル部105に図4(a)に示したプレビュー画面を表示させる。
(ステップS304)
システム制御部120は、印刷画像105gが選択されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118からの決定ボタン105Bのタッチ操作が有ることを示す通知がなければ印刷画像105gが選択されないと判断する(ステップS304:No)。
これに対し、システム制御部120は、パネル操作制御部118からの決定ボタン105Bのタッチ操作が有ることを示す通知があれば印刷画像105gが選択されたと判断し(ステップS304:Yes)、ステップS305に移行する。
(ステップS305)
システム制御部120は、決済が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、図4(a)に示すプレビュー画面でパネル操作制御部118からの決済ボタン105Eのタッチ操作があることを示す通知があれば、パネル操作制御部118に対し、図5(a)に示す決済選択画面の表示を指示する。このとき、パネル操作制御部118は、パネル部105に図5(a)に示したプレビュー画面を表示させる。その後、システム制御部120は、上述したように、図5(b)又は図5(c)に示す決済選択画面に対するタッチ操作に基づいて、携帯端末300と指定されたプリペイド型電子マネー又はポストペイ型電子マネーの決済データのやりとりを行う。システム制御部120は、たとえば図示しない課金装置からの現金又はプリペイドカードによる決済完了の通知が無ければ決済が完了していないと判断する(ステップS305:No)。
これに対し、システム制御部120は、たとえば図示しない課金装置からの現金又はプリペイドカードによる決済完了の通知が有れば決済が完了したと判断し(ステップS305:Yes)、ステップS306に移行する。
(ステップS306)
システム制御部120は、パネル操作制御部118に対し、プレビュー画面の表示を指示する。このとき、パネル操作制御部118は、パネル部105に図4(b)に示したプレビュー画面を表示させる。システム制御部120は、スタートボタン105Fが選択されたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのスタートボタン105Fのタッチ操作が有ることを示す通知がなければスタートボタン105Fが選択されないと判断する(ステップS306:No)。
これに対し、システム制御部120は、パネル操作制御部118からのスタートボタン105Fのタッチ操作が有ることを示す通知があればスタートボタン105Fが選択されたと判断し(ステップS306:Yes)、ステップS307に移行する。
(ステップS307)
システム制御部120は、印刷画像105gの印刷を指示する。
この場合、システム制御部120は、プリンター制御部111に対し、印刷画像105gの印刷を指示する。このとき、プリンター制御部111は、プリンター部101により印刷画像105gの印刷を実行する。
(ステップS308)
システム制御部120は、印刷が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部120は、プリンター制御部111からの印刷の完了を示す通知がなければ印刷が完了していないと判断する(ステップS308:No)。
これに対し、システム制御部120は、プリンター制御部111からの印刷の完了を示す通知があれば印刷が完了したと判断し(ステップS308:Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、MFP100(電子機器)の接続情報管理部114(第1の接続情報管理部)が複数の通信方式(無線LAN、P2Pによる近距離通信、非接触ICカードとの近距離通信)のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理し、LED104(報知手段)がそれぞれの通信方式に関わる暗号化データを報知し、システム制御部120(第1のシステム制御部)がLED104(報知手段)に対し、選択された通信方式に関わる暗号化データを点滅パターンに基づいて報知させる。一方、携帯端末300は、接続情報管理部316(第2の接続情報管理部)が複数の通信方式のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理し、カメラ303及びデコード部315(情報取得部)が暗号化データから接続通信情報を取得し、システム制御部318(第2のシステム制御部)が接続通信情報に含まれる通信方式に対応した通信専用ソフトウェアを起動させる。
すなわち、携帯端末300側では、MFP100(電子機器)側からの任意の通信方式に関わる暗号化データを取得し、取得した暗号化データに基づき通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させることで、MFP100(電子機器)に対する任意の通信方式による通信設定が完了することから、複数の通信方式を利用できる。また、携帯端末300側では、MFP100(電子機器)側からの任意の通信方式に関わる暗号化データを取得するだけで通信設定が完了するため、通信設定を容易に行える。これにより、MFP100(電子機器)に対する通信設定を容易に行えるとともに、複数の通信方式を利用できるので、ユーザーの利便性を高めることができる。
なお、本実施形態では、たとえば図3(a)で説明したように、通信方式選択画面で選択した通信方式に対応する暗号化データを示す点滅パターンに基づき、LED104を点滅させる場合としているが、この例に限らず、接続情報ボタン105Aがタッチ操作されたら、全ての通信方式に対応する暗号化データを報知してもよい。この場合、それぞれの通信方式に対応する暗号化データ示す点滅パターンに基づき、LED104を順次点滅させる。そして、携帯端末300側で必要とする通信方式に対応した暗号化データを選択し、選択した通信方式に対応する通信専用ソフトウェアを起動させる。この場合には、携帯端末300側で、任意の通信方式を選択できる。
また、MFP100側では、おすすめ接続情報ボタン105Cがタッチ操作されたら、たとえば図3(b)で説明したように、通信方式の優先順位に従って、LED104を順次点滅させてもよい。この場合には、携帯端末300側で、MFP100側がおすすめとする通信方式を選択できる。
また、本実施形態では、携帯端末300の通信相手をMFP100(電子機器)として説明したが、MFP100に限らず、携帯端末300との通信が可能な他の電子機器を適用してもよい。たとえば携帯端末300の通信相手をデジタルサイネージとすると、任意の通信方式により広告、道路交通情報、天気予報、観光ガイド、クーポンなどの様々な情報を取得できる。
また、携帯端末300の通信相手を自動販売機、コイン洗車機などのような金銭の支払いが必要な電子機器とした場合、たとえば近距離通信の通信設定とすることで、ポイントの付与などを容易に行える。
いずれにしても、携帯端末300では、任意の通信方式による通信設定が容易であるため、通信相手に応じた通信方式の選択を容易に行える。
また、本実施形態では、暗号化データの報知を点滅パターンに基づいたLED104の点滅によって行う場合としたが、この例に限らず、音声信号などによって暗号化データを報知してもよい。また、LED104に限らず、赤外線を発するランプによって暗号化データを報知してもよい。
100 MFP
101 プリンター部
102 I/F
103 送受信部
104 LED
105、304 パネル部
105A 接続情報ボタン
105B 決定ボタン
105C おすすめ接続情報ボタン
105D 全選択ボタン
105E 決済ボタン
105F スタートボタン
105a〜105f 選択欄
105g 印刷画像
106 HDD
110、310 制御部
111 プリンター制御部
112、311 通信制御部
113 LED制御部
114、316 接続情報管理部
115、312 RAM
116、313 ROM
117 画像処理部
118、317 パネル操作制御部
119 HDD制御部
120、318 システム制御部
121、319 データバス
200 無線通信機
300 携帯端末
301 アンテナ
302 赤外線送受信部
303 カメラ
314 カメラ制御部
315 デコード部
400 ネットワーク

Claims (5)

  1. 電子機器と、
    携帯端末とを備え、
    前記電子機器は、
    複数の通信方式のそれぞれを実行させるための複数の通信専用ソフトウェアを管理する第1の接続情報管理部と、
    それぞれの前記通信方式に関わる接続通信情報を報知する報知手段と、
    前記報知手段に対し、選択された前記通信方式に関わる接続通信情報を報知させる第1のシステム制御部とを備え、
    前記携帯端末は、
    複数の前記通信専用ソフトウェアを管理する第2の接続情報管理部と、
    前記接続通信情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応した前記通信専用ソフトウェアを起動させる第2のシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする接続システム。
  2. 前記第1の接続情報管理部は、接続情報を有し無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有し近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有しない赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理し、
    前記報知手段は、前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を報知し、
    前記第1のシステム制御部は、前記報知手段に対し、前記第1の通信方式が選択されると、前記第1の通信方式と接続情報とを含む前記第1の接続通信情報を報知させ、前記第2の通信方式が選択されると、前記第2の通信方式と接続情報とを含む前記第2の接続通信情報を報知させ、前記第3の通信方式が選択されると、前記第3の通信方式を含む第3の接続通信情報を報知させ、
    前記第2の接続情報管理部は、前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを管理し、
    前記情報取得部は、いずれかの前記第1〜第3の接続通信情報を取得し、
    前記第2のシステム制御部は、
    前記情報取得部が取得したいずれかの前記第1〜第3の接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応したいずれかの前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを起動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の接続システム。
  3. 前記報知手段は、光を発する発光デバイスあり、
    前記第1の接続情報管理部は、それぞれの前記第1〜第3の接続通信情報を示す点滅パターンを管理し、
    前記第1のシステム制御部は、いずれかの前記第1〜第3の接続通信情報を示す点滅パターンに基づき、前記発光デバイスを駆動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の接続システム。
  4. 接続情報を有し無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有し近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、接続情報を有しない赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理する第1の接続情報管理部と、
    前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を報知する報知手段と、
    前記報知手段に対し、前記第1の通信方式が選択されると、前記第1の通信方式と接続情報とを含む前記第1の接続通信情報を報知させ、前記第2の通信方式が選択されると、前記第2の通信方式と接続情報とを含む前記第2の接続通信情報を報知させ、前記第3の通信方式が選択されると、前記第3の通信方式を含む第3の接続通信情報を報知させる第1のシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 第2の接続情報管理部により、無線LANによる第1の通信方式を実行するための第1の通信専用ソフトウェアと、近距離通信による第2の通信方式を実行するための第2の通信専用ソフトウェアと、赤外線通信による第3の通信方式を実行するための第3の通信専用ソフトウェアとを管理する工程と、
    情報取得部により、電子機器から報知される前記第1〜第3の通信方式に関わる第1〜第3の接続通信情報を取得する工程と、
    第2のシステム制御部により、前記情報取得部が取得したいずれかの前記第1〜第3の接続通信情報に含まれる前記通信方式に対応したいずれかの前記第1〜第3の通信専用ソフトウェアを起動させる工程とを携帯端末を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とする接続プログラム。
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