相互参照
[0001] 本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2015年9月8日に出願された、「Techniques for Conveying Identification Information in a Preamble Transmission」と題する、Yooらによる米国特許出願第14/847,308号、および2014年10月21日に出願された、「Techniques for Conveying Identification Information in a Preamble Transmission」と題する、Yooらによる米国仮特許出願第62/066,550号の優先権を主張する。
[0002] 本開示は、例えば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、プリアンブル送信において識別情報を伝達することに関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および出力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0004] 例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、各々が、場合によってはユーザ機器(UE)として知られる、複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。基地局は、(例えば、基地局からUEへの送信のために)ダウンリンクチャネル、および(例えば、UEから基地局への送信のために)アップリンクチャネル上で、UEと通信し得る。
[0005] 時間多重化通信システムでは、プリアンブルが、送信バーストの始まりで送信され得る。プリアンブルは、バーストの始まりをシグナリングし得、送信バーストの復調のために(例えば、チャネル推定のための)位相基準として使用され得る。プリアンブルは、送信バーストがスケジュールされない時間多重化システム(例えば、Wi−Fi(登録商標)などのアドホックシステム)において、一般に使用される。
[0006] プリアンブルが、送信バーストの始まりで送信され得る。プリアンブルは、送信装置または送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つを識別する際に使用するための識別情報を搬送し得る。
[0007] 一例では、ワイヤレス通信のための方法について説明する。本方法は、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成することと、送信バーストがプリアンブルと本体部分とを備え、ここにおいて、プリアンブルが、送信デバイスまたは送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を備える、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信することとを含み得る。
[0008] 一例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得、ここにおいて、プロセッサは、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成することと、送信バーストがプリアンブルと本体部分とを備え、ここにおいて、プリアンブルが、送信デバイスまたは送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を備える、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信することとを行うように構成される。
[0009] 一例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成するための手段と、送信バーストがプリアンブルと本体部分とを備え、ここにおいて、プリアンブルが、送信デバイスまたは送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を備える、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信するための手段とを含み得る。
[0010] 一例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。命令は、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成するための命令と、送信バーストがプリアンブルと本体部分とを備え、ここにおいて、プリアンブルが、送信デバイスまたは送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を備える、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信するための命令とを含み得る。
[0011] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストを生成することは、プリアンブルシーケンスを決定し、識別情報に少なくとも一部基づいて、プリアンブルシーケンスをスクランブルするためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。他の例において、プリアンブルシーケンスは、スクランブルされないままである。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストを送信することは、識別情報に少なくとも一部基づいて、プリアンブルのための時間または周波数ロケーションを決定し、この時間または周波数ロケーションでプリアンブルを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、時間または周波数ロケーションは、一定の間隔で離間したサブキャリアを備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、時間または周波数ロケーションを決定することは、識別情報に対してモジュロ演算を行い、モジュロ演算に少なくとも一部基づいてサブキャリアインデックスオフセットを決定し、サブキャリアインデックスオフセットに少なくとも一部基づいて、プリアンブルを送信するための1つまたは複数のサブキャリアを選択するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0012] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、識別情報は、セル識別名を備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、識別情報は、セルのグループに関連するグループ識別名を備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、識別情報は、ユーザ機器(UE)識別名を備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、識別情報は、送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名、または送信の別の部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を備える。
[0013] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストを送信することは、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストは、時分割複信(TDD)送信を備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、本体部分は、ユーザデータ、および/あるいは肯定応答(ACK)データ、否定応答(NACK)データ、DL許可、UL許可、プロトコルヘッダなど、プロトコルスタックの物理、MAC、または上位レイヤによって生成された様々な制御情報を含んでいることがある。
[0014] 一例では、ワイヤレス通信のための方法について説明する。本方法は、送信バーストを受信することと、送信バーストが、プリアンブルと本体部分とを備える、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信デバイス、本体部分中のデータのカテゴリー、または送信の別の部分中のデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を決定することとを含み得る。
[0015] 一例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得、ここにおいて、プロセッサは、送信バーストを受信することと、送信バーストが、プリアンブルと本体部分とを備える、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信デバイス、本体部分中のデータのカテゴリー、または送信の別の部分中のデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を決定することとを行うように構成される。
[0016] 一例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。本装置は、送信バーストを受信するための手段と、送信バーストが、プリアンブルと本体部分とを備える、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信デバイス、本体部分中のデータのカテゴリー、または送信の別の部分中のデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を決定するための手段とを含み得る。
[0017] 一例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。命令は、送信バーストを受信するための命令と、送信バーストが、プリアンブルと本体部分とを備える、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信デバイス、本体部分中のデータのカテゴリー、または送信の別の部分中のデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を決定するための命令とを含み得る。
[0018] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、識別情報は、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、ユーザ機器(UE)識別名、送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名、または送信の別の部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名のうちの少なくとも1つを備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、セル識別名がサービングセル識別名に一致するかどうかを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、識別情報に少なくとも一部基づいて、送信バーストの本体部分を無視するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0019] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、識別情報に少なくとも一部基づいて、送信バーストの干渉測定値を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、チャネル品質インジケータ(CQI)報告の一部として送信され得る、干渉測定値をサービングセル識別名に関連するサービングセルに送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、干渉測定値に少なくとも一部基づいて、送信バーストを消去するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0020] 方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたプリアンブルに少なくとも一部基づいて、チャネル推定を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信されたプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信バーストの本体部分の始まりを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストは、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で受信される。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、送信バーストは、時分割複信(TDD)通信を備える。方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、本体部分は、ユーザデータ、および/あるいは肯定応答(ACK)データ、否定応答(NACK)データ、DL許可、UL許可、プロトコルヘッダなど、プロトコルスタックの物理、MAC、または上位レイヤによって生成された様々な制御情報を含んでいることがある。
[0021] 上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてやや広く概説した。以下で、追加の特徴および利点について説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を行うための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特徴、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のみの目的で提供され、特許請求の範囲の限界を定めるものではない。
[0022] 以下の図面を参照することにより、本発明の性質および利点のさらなる理解が得られ得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素の間で区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロック図。
本開示の様々な態様による、LTE(登録商標)/LTE−Aが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用して異なるシナリオの下で展開され得るワイヤレス通信システムを示す図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の一例を示す図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて送信され得るTDDサブフレームの一例を概念的に示すブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて送信され得るTDDサブフレームの別の例を概念的に示すブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための別の装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUEのブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法の別の例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法のまた別の例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法のさらに別の例を示すフローチャート。
詳細な説明
[0036] 送信バーストに関連するプリアンブル中で識別情報を伝達するための技法について説明する。送信バーストが、ワイヤレス媒体を介した送信のために生成され得る。送信バーストは、プリアンブルと本体部分とを含み得る。プリアンブルは、セル識別子、UE識別子、グループ識別子、トラフィックカテゴリーインジケータ、または他の識別情報など、送信デバイスに関連する識別情報を含み得る。本体部分は、ユーザデータ、並びに/または肯定応答(ACK)データ、否定応答(NACK)データ、DL許可、UL許可、プロトコルヘッダなど、プロトコルスタックの物理、MAC、および上位レイヤによって生成された様々な制御情報を含んでいることがある。次いで、送信バーストは、ワイヤレス媒体を介して送信され得る。
[0037] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。例えば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で行われ得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0038] 本明細書および添付の特許請求の範囲で使用する「プリアンブル」という用語は、バーストの始まりで送信される1つまたは複数の予め定義されたシーケンスのセットを指す。
[0039] 本明細書および添付の特許請求の範囲で使用する「バースト」という用語は、1つまたは複数のチャネルの定義されたセット上の無中断ワイヤレス送信を指す。送信バーストは、例えば、時間期間および/または論理期間にわたって、無中断であり得る。
[0040] 図1に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(例えば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを行い得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(例えば、X1など)を介して、直接的または間接的のいずれかで(例えば、コアネットワーク130を通して)、互いに通信し得る。
[0041] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例において、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、発展型または拡張ノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeNB、あるいは何か他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0042] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークを含み得る。LTE/LTE−Aネットワークにおいて、発展型ノードB(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用され得、UEという用語は、UE115を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(例えば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0043] マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(例えば、免許、免許不要などの)無線周波数スペクトル帯域においてマクロセルとして動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をもカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つなどの)セル(例えば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0044] ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0045] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何か他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0046] ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信、またはUE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることがあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることがある。いくつかの例において、各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、周波数領域複信(FDD:frequency domain duplexing)動作を使用して(例えば、対スペクトルリソースを使用して)、または時間領域複信(TDD:time domain duplexing)動作を使用して(例えば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDD動作のためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)とTDD動作のためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)とが定義され得る。
[0047] ワイヤレス通信システム100のいくつかの具体例において、基地局105またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
[0048] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC:component carrier)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることがある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では同義で使用されることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0049] ワイヤレス通信システム100は、同じくまたは代替的に、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに免許されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、Wi−Fi使用など、無免許使用のために利用可能であるので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル帯域)上での動作をサポートし得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域へのアクセスのための競合に勝つと、送信装置(例えば、基地局105またはUE115)は、免許不要無線周波数スペクトル帯域上でプリアンブルを送信し得る。プリアンブルは、免許不要無線周波数スペクトル帯域が正常にアクセスされ、送信バーストが開始していることを、受信装置にシグナリングし得る。受信装置は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネル推定のためにプリアンブルを使用し得る。
[0050] 追加または代替として、送信装置は、送信バーストが開始していることをシグナリングするために、免許無線周波数スペクトル帯域上でプリアンブルを送信し得る。受信装置は、免許無線周波数スペクトル帯域のチャネル推定のためにプリアンブルを使用し得る。
[0051] 追加または代替として、プリアンブルは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域のいずれか上で、送信デバイスあるいは、送信バースト中のデータのカテゴリーまたは送信の別の部分中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、UE識別名、UEのグループに関連するグループ識別名、または送信バースト中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。受信装置は、送信バーストが、受信装置をサービスするセル、またはセルのグループによって送信されているかどうかを決定するために、セル識別名(またはセルのグループの識別名)を利用し得る。受信装置は、送信バーストが、受信装置によってサービスされるUE、またはUEのグループによって送信されているかどうかを決定するために、UE識別名(またはUEのグループの識別名)を利用し得る。受信装置は、送信バーストが、有用なデータを搬送しているかどうかを決定するために、データのカテゴリーの識別名を利用し得る。
[0052] 図2に、本開示の様々な態様による、LTE/LTE−Aが、免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用して異なるシナリオの下で展開され得るワイヤレス通信システム200を示す。より詳細には、図2は、LTE/LTE−Aが免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用して展開される、補足ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、およびスタンドアロンモードの例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100の部分の一例であり得る。その上、第1の基地局205および第2の基地局206は、図1を参照しながら説明した基地局105のうちの1つまたは複数の態様の例であり得るが、第1のUE215、第2のUE216、第3のUE217、および第4のUE218は、図1を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0053] ワイヤレス通信システム200における補足ダウンリンクモードのいくつかの例において、第1の基地局205は、ダウンリンクチャネル220を使用して第1のUE215に通信を送信し得る。ダウンリンクチャネル220は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F1に関連し得る。第1の基地局205は、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE215に通信を送信し得、第1の双方向リンク225を使用して第1のUE215から通信を受信し得る。第1の双方向リンク225は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F4に関連し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるダウンリンクチャネル220および免許無線周波数スペクトル帯域における第1の双方向リンク225は、同時に動作し得る。ダウンリンクチャネル220はダウンリンク容量オフロードを第1の基地局205に与え得る。いくつかの例において、ダウンリンクチャネル220は、(例えば、1つのUEに宛てられた)ユニキャストサービスのために、または(例えば、いくつかのUEに宛てられた)マルチキャストサービスのために使用され得る。このシナリオは、免許無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックまたはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、サービスプロバイダ(例えば、モバイルネットワーク事業者(MNO))に関して発生し得る。
[0054] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードのいくつかの例において、第1の基地局205は、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE216に通信を送信し得、第2の双方向リンク230を使用して第2のUE216から通信を受信し得る。第2の双方リンク230は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F1に関連し得る。追加または代替として、第1の基地局205は、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE216に通信を送信し得、第3の双方向リンク235を使用して第2のUE216から通信を受信し得る。第3の双方向リンク235は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連し得る。第2の双方向リンク230は、第1の基地局205にダウンリンクおよびアップリンク容量オフロードを与え得る。上記で説明した補足ダウンリンクのように、このシナリオは、免許無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックまたはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、サービスプロバイダ(例えば、MNO)に関して発生し得る。
[0055] ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードのいくつかの例において、第1の基地局205は、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE217に通信を送信し得、第4の双方向リンク240を使用して第3のUE217から通信得る。第4の双方向リンク240は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連し得る。追加または代替として、第1の基地局205は、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE217に通信を送信し得、第5の双方向リンク245を使用して第3のUE217から通信を受信し得る。第5の双方向リンク245は、免許無線周波数スペクトル帯域における周波数F2に関連し得る。第4の双方向リンク240は、第1の基地局205にダウンリンクおよびアップリンク容量オフロードを与え得る。この例および上記で与えた例は説明の目的で提示され、容量オフロードのために、免許無線周波数スペクトル帯域においてLTE/LTE−Aを組み合わせ、免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用する他の同様の動作モードまたは展開シナリオがあり得る。
[0056] ワイヤレス通信システム200におけるスタンドアロンモードのいくつかの例において、第2の基地局206は、双方向リンク250を使用して第4のUE218に通信を送信し得、双方向リンク250を使用して第4のUE218から通信を受信し得る。双方向リンク250は、免許不要無線周波数スペクトル帯域における周波数F3に関連し得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト)など、非旧来型ワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードのためのサービスプロバイダのタイプの一例は、免許無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを有しない、スタジアム所有者、ケーブル会社、イベント主催者、ホテル、企業、または大企業であり得る。
[0057] 上記で説明したように、免許不要無線周波数スペクトル帯域におけるLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る1つのタイプのサービスプロバイダは、LTE/LTE−A免許無線周波数スペクトル帯域へのアクセス権利を有する旧来のMNOである。これらのサービスプロバイダの場合、動作例は、免許無線周波数スペクトル帯域上のLTE/LTE−A1次コンポーネントキャリア(PCC)と免許不要無線周波数スペクトル帯域上の少なくとも1つの2次コンポーネントキャリア(SCC)とを使用するブートストラップモード(例えば、補足ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0058] キャリアアグリゲーションモードのいくつかの例において、データおよび制御は、(例えば、第1の双方向リンク225と、第3の双方向リンク235と、第5の双方向リンク245とを介して)免許無線周波数スペクトル帯域において通信され得るが、データは、例えば、(例えば、第2の双方向リンク230と第4の双方向リンク240とを介して)免許不要無線周波数スペクトル帯域において通信され得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域を使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたる異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに入り得る。
[0059] データ通信は、送信バーストの形態であり得る。送信バーストは、プリアンブルと本体部分とを含み得る。プリアンブルは、通信が免許不要無線周波数スペクトル帯域上にある場合、免許不要無線周波数スペクトル帯域が正常にアクセスされたことを、受信装置にシグナリングし得る。追加または代替として、プリアンブルは、送信バーストが開始していることを、受信装置にシグナリングし得る。受信装置は、免許または免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネル推定のためにプリアンブルを使用し得る。
[0060] 追加または代替として、プリアンブルは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域のいずれか上で、送信装置あるいは、送信バースト中のデータのカテゴリーまたは送信の別の部分中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、UE識別名、または送信バースト中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。受信装置は、送信バーストが、受信装置をサービスするセル、またはセルのグループによって送信されているかどうかを決定するために、セル識別名(またはセルのグループの識別名)を利用し得る。受信装置は、送信バーストが、送信装置に関連するUEによって送信されているかどうかを決定するために、UE識別名を利用し得る。受信装置は、送信バーストが、有用なデータを搬送しているかどうかを決定するために、データのカテゴリーの識別名を利用し得る。
[0061] いくつかの例では、図1または図2を参照しながら説明した基地局105、205、または206のうちの1つ、あるいは図1または図2を参照しながら説明したUE115、215、216、217、または218のうちの1つなどの送信装置が、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルへの(例えば、免許不要無線周波数スペクトル帯域の物理チャネルへの)アクセスを獲得するために、ゲーティング間隔を使用し得る。いくつかの例において、ゲーティング間隔は周期的であり得る。例えば、周期的ゲーティング間隔は、LTE/LTE−A無線間隔の少なくとも1つの境界と同期され得る。ゲーティング間隔は、欧州通信規格協会(ETSI)(EN301 893)において指定されているリッスンビフォアトーク(LBT)プロトコルに基づくLBTプロトコルなど、競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置が、クリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャなどの競合プロシージャ(例えば、LBTプロシージャ)をいつ行う必要があるかを示し得る。CCAプロシージャの結果は、免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルが(LBT無線フレームとも呼ばれる)ゲーティング間隔のために利用可能であるのか使用中であるのかを送信装置に示し得る。対応するLBT無線フレームのためにチャネルが利用可能(例えば、使用のために「クリア」)であることをCCAプロシージャが示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの一部または全部の間に免許不要無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約または使用し得る。チャネルが利用可能でないこと(例えば、チャネルが別の送信装置によって使用中または予約済みであること)をCCAプロシージャが示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの間にチャネルを使用することを妨げられ得る。
[0062] 図3に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信の一例300を示す。通信は、少なくとも1つのダウンリンク(DL)送信バースト305と、少なくとも1つのアップリンク(UL)送信バースト320とを含む。いくつかの例において、DL送信バースト305は、プリアンブル310と本体部分315とを含み得る。いくつかの例において、UL送信バースト320は、プリアンブル325と本体部分330とを含み得る。いくつかの例において、UL送信バーストは、スケジュールされた通信であり得、本体部分330のみを含み得る。DL送信バースト305は、図1および図2を参照して説明したように、基地局105、205、または206などの送信装置によって送信され得る。DL送信バースト305は、図1および図2を参照して説明したように、UE115、215、216、217、または218などの受信装置によって受信され得る。UL送信バースト320は、図1および図2を参照して説明したように、UE115、215、216、217、または218などの送信装置によって送信され得る。UL送信バースト320は、図1および図2を参照して説明したように、基地局105、205、または206などの受信装置によって受信され得る。
[0063] DL送信バースト305について、送信装置は、各DL送信バースト305の始まりでプリアンブル310を送信し得る。プリアンブル310は、送信装置、または本体部分315中のカテゴリーデータなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、またはDL送信バースト305中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。
[0064] プリアンブル310は、DL送信バースト305の始まりでチャネル推定を行うために、受信装置によって利用され得る。チャネル推定は、送信装置の長い非アクティビティ期間の後に、または受信装置の間欠受信(DRX)間隔の後に役立ち得る。プリアンブル310は、DL送信バースト305の始動をシグナリングし得る。DL送信バースト305が免許不要無線周波数スペクトル上で送信される場合、プリアンブル310は、例えば、免許不要無線周波数スペクトルへの正常なアクセスをシグナリングし得る。
[0065] プリアンブル310によって搬送される識別情報が、セル識別名、またはセルのグループに関連するグループ識別名を含むとき、識別情報は、受信装置(例えば、UE)が、特定の送信装置(例えば、UEをサービスするセル、またはUEに関連するセルのグループ)からのDL送信バースト305を、別の送信装置(例えば、ネイバリングセル、または異なるネットワークに属するセル)からのDL送信バーストと区別することを可能にし得る。このようにして、受信装置(例えば、UE)は、特定の知られている送信装置(例えば、UEをサービスするセル、またはUEに関連するセルのグループ)からのプリアンブル310のみを探し得る。プリアンブルが、知られている送信装置に一致しない識別情報(例えば、セル識別名)を搬送する場合、DL送信バーストの本体部分は、受信装置(例えば、UE)によって無視され得る。このようにして、他の送信装置からのプリアンブルが干渉として知覚され得るとき、受信装置(例えば、UE)は干渉を測定し得る。
[0066] 受信装置は、干渉する送信装置からのチャネルを推定するために、干渉する送信装置からのプリアンブルを使用し得る。干渉する送信装置のチャネル推定値は、復調または復号を改善するために、受信装置によって使用され得る。例えば、干渉する送信装置のチャネル推定値は、干渉推定を改善するために使用され得る。別の例において、干渉する送信装置のチャネル推定値は、干渉する送信装置からのデータ送信を復調、復号、および消去するために使用され得る。また別の例において、干渉する送信装置のチャネル推定値は、知られている送信装置からのデータ送信の復調および復号を向上させるために使用され得る。
[0067] プリアンブル310によって搬送される識別情報が、DL送信バースト305中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含むとき、識別情報は、受信装置(例えば、UE)が本体部分315中のデータのカテゴリーを区別することを可能にし得る。例えば、識別情報は、本体部分315がユニキャストトラフィックを含むことを伝達し得る。代替的にまたは追加として、識別情報は、本体部分315がブロードキャストまたはマルチキャストトラフィックを含むことを伝達し得る。代替的にまたは追加として、識別情報は、本体部分315が、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)データなどの制御データを含むことを伝達し得る。
[0068] 識別情報は、受信装置(例えば、UE)が、関係するサービスを無関係なサービスと区別することを可能にし得る。例えば、識別情報は、本体部分315が、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)データなどの制御データを含み得ることを伝達し得る。ACK/NACKは、アップリンクトラフィックを前に送っており、ACK/NACKを予想しているUEにとって関係するサービスであり得る。しかしながら、ACK/NACKは、全ての他のUEにとって無関係なサービスであり得、従ってそれらによって無視され得る。
[0069] UL送信バースト320において、送信装置(例えば、UE)は、各UL送信バースト320の始まりでプリアンブル325を送信し得る。プリアンブル325は、送信装置、または本体部分330中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、UE識別名、またはUL送信バースト320中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。
[0070] プリアンブル325によって搬送される識別情報が、UE識別名を含むとき、識別情報は、受信装置(例えば、サービングセル)が、特定の送信装置(例えば、セルによってサービスされているUE)からのUL送信バースト320を、別の送信装置(例えば、異なるネットワークに属するUE)からのUL送信バーストと区別することを可能にし得る。このようにして、受信装置(例えば、サービングセル)は、特定の知られている送信装置(例えば、セルによってサービスされているUE)からのプリアンブル325のみを探し得る。プリアンブルが、知られている送信装置に一致しない識別情報(例えば、UE識別名)を搬送する場合、UL送信バーストは、受信装置(例えば、サービングセル)によって無視され得る。このようにして、他の送信装置からのプリアンブルが干渉として知覚され得るとき、受信装置(例えば、サービングセル)は干渉を測定し得る。
[0071] LTE/LTE−Aなどのスケジューリングベースシステムにおいて、UL送信は、一般にサービングeNBによってスケジュールされる。そのようなシナリオにおいて、eNBは、特定の時間および周波数リソースで、スケジュールされたUEからの制御/データ送信を予想する。この場合、識別情報は、受信eNBが、スケジュールされたUEからのUL送信バーストを、別のUEからのUL送信バーストと区別することを可能にし得る。このようにして、サービングeNBは、スケジュールされたUEからのプリアンブルのみを探し得る。プリアンブルが、スケジュールUEに一致しない識別情報を搬送する場合、UL送信バーストは、サービングeNBによって無視され得る。このようにして、他の送信装置からのプリアンブルが干渉として知覚され得るとき、受信装置(例えば、サービングeNB)は干渉を測定し得る。
[0072] LTE/LTE−Aなどのスケジューリングベースシステムにおいて、eNBは、スケジュールされていないUL送信を依然として可能にし得る。例えば、サービングeNBは、いくつかの条件下で、制御情報および/またはユーザデータの競合ベースUL送信を可能にし得る。この場合、プリアンブルによって搬送される識別情報は、送信がスケジュールされていないことを伝達し得る。これは、受信eNBが、スケジュールされたUL送信対スケジュールされていないUL送信を区別することを可能にする。識別情報は、UE識別名をさらに伝達し得るか、または代わりに、UE識別名は、UL送信バーストの本体部分中で伝達され得る。
[0073] 受信装置は、干渉する送信装置からのチャネルを推定するために、干渉する送信装置からのプリアンブルを使用し得る。干渉する送信装置のチャネル推定値は、復調または復号を改善するために、受信装置によって使用され得る。例えば、干渉する送信装置のチャネル推定値は、干渉推定を改善するために使用され得る。別の例において、干渉する送信装置のチャネル推定値は、干渉する送信装置からのデータ送信を復調、復号、および消去するために使用され得る。また別の例において、干渉する送信装置のチャネル推定値は、知られている送信装置からのデータ送信の復調および復号を向上させるために使用され得る。
[0074] TDDセルラーシステムにおいて、プリアンブル310は、DL送信バースト305中でeNBによって送信され得る。UL送信バースト320は、eNBによってスケジュールされ、eNBが、始動タイミングと、UL上で送信するUEの識別名とをすでに知っていることを可能にし得る。従って、UL送信バースト320のためのプリアンブル325は、利用されないことがある。DL送信バースト305のプリアンブル310によって搬送される識別情報は、eNBのセル識別名をUEに伝達し得る。セル識別名は、共通基準信号(CRS)によって伝達され得る。CRSは、DL送信バースト305の始動に同期するために、UEによって使用され得る。追加または代替として、プリアンブル310は、DL送信バースト305のチャネル復調のためのチャネル推定値を取得するために、UEによって使用され得る。
[0075] 図4は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて送信され得るTDDフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図400である。図4のフレーム構造は、例えば、1つまたは複数の基地局105と1つまたは複数のUE115との間で、図1を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100の部分を使用して通信され得る。この例において、通信は、1つまたは複数のダウンリンク(D)サブフレーム435と、1つまたは複数のスペシャル(S)サブフレーム445と、1つまたは複数のアップリンク(U)サブフレーム440とを含み得る。拡張ダウンリンク(D’)サブフレーム450が、いくつかのダウンリンクサブフレーム435と入れ替わり得る。拡張ダウンリンクサブフレーム450は、いくつかの例によれば、ダウンリンクサブフレーム435、スペシャルサブフレーム445、およびアップリンクサブフレーム440とは異なる階層レイヤにおいて送信され得る。図4の例において、拡張ダウンリンクサブフレーム450は、1つまたは複数のDL送信バースト405を含み得る。各DL送信バースト405は、プリアンブル410と本体部分415とを含み得る。プリアンブル410は、基地局、または本体部分415中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、あるいは本体部分415中でまたは他のダウンリンクサブフレーム435中で送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。
[0076] TDDフレーム構造中に含まれる拡張ダウンリンクサブフレーム450の数は、システム要件、特定の時間におけるシステムの需要、または1つまたは複数の他のファクタに少なくとも一部基づいて、増加または減少し得る。場合によっては、拡張ダウンリンクサブフレーム450は、ダウンリンクサブフレーム435の代わりに、もっぱら使用され得る。そのような構成は、キャリアによって設定され得るか、半静的であり得るか、または特定の時間におけるワイヤレス通信システムの状態に少なくとも一部基づいて動的に変更され得る。
[0077] 図5は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムにおいて送信され得るTDDフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図500である。図5のフレーム構造は、例えば、1つまたは複数の基地局105と1つまたは複数のUE115との間で、図1を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100の部分を使用して通信され得る。この例において、通信は、1つまたは複数のダウンリンク(D)サブフレーム535と、1つまたは複数のスペシャル(S)サブフレーム545と、1つまたは複数のアップリンク(U)サブフレーム540とを含み得る。拡張アップリンク(U’)サブフレーム550が、いくつかのアップリンクサブフレーム540と入れ替わり得る。拡張アップリンクサブフレーム550は、いくつかの例によれば、ダウンリンクサブフレーム535、スペシャルサブフレーム545、およびアップリンクサブフレーム540とは異なる階層レイヤにおいて送信され得る。図5の例において、拡張アップリンクサブフレーム550は、1つまたは複数のDL送信バースト505と、1つまたは複数のUL送信バースト520とを含み得る。
[0078] 各DL送信バースト505は、プリアンブル510と本体部分515とを含み得る。プリアンブル510は、基地局に関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、あるいは本体部分515中のまたは他のダウンリンクサブフレーム535中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。
[0079] 各UL送信バースト520は、プリアンブル525と本体部分530とを含み得る。プリアンブル525は、送信装置(例えば、UE)に関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、UE識別名、あるいは本体部分530中のまたは他のアップリンクサブフレーム540中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。
[0080] TDDフレーム構造中に含まれる拡張アップリンクサブフレーム550の数は、システム要件、特定の時間におけるシステムの需要、または1つまたは複数の他のファクタに少なくとも一部基づいて、増加または減少し得る。場合によっては、拡張アップリンクサブフレーム550は、アップリンクサブフレーム535の代わりに、もっぱら使用され得る。そのような構成は、キャリアによって設定され得るか、半静的であり得るか、または所与の時間におけるワイヤレス通信システムの状態に少なくとも一部基づいて、動的に変更され得る。いくつかの例において、TDDフレーム構造は、図4に示されているような拡張ダウンリンクサブフレーム450と、図5に示されているような拡張アップリンクサブフレーム550の両方を含み得る。
[0081] 図6に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置605のブロック図600を示す。装置605は、図1および図2を参照しながら説明したUE115、215、216、217、または218のうちの1つまたは複数の態様の一例、あるいは図1および図2を参照しながら説明した基地局105、205、または206のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。追加または代替として、装置605は、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。装置605は、受信機モジュール610と、プリアンブルモジュール615と、送信機モジュール620とを含み得る。これらのモジュールの各々は互いに通信していることがある。
[0082] 装置605のモジュールは、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。追加または代替として、各モジュールの機能は、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実施され得る。
[0083] いくつかの例において、受信機モジュール610は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに免許されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、Wi−Fi使用など、無免許使用のために利用可能であるので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル帯域)上で、送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1または図2を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール610は、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なカテゴリーのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0084] いくつかの例において、送信機モジュール620は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール620は、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なカテゴリーのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0085] いくつかの例において、プリアンブルモジュール615は、送信機モジュール620によって送信されるべきプリアンブルを生成するために使用され得る。他の例において、プリアンブルモジュール615は、受信機モジュール610から受信されたプリアンブルを利用し得る。
[0086] 送信機モジュール620によって送信されたプリアンブルの場合、プリアンブルは、装置605に関連する識別情報を搬送し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、UE識別名、またはプリアンブルに続いて送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。いくつかの例において、プリアンブルモジュール615は、識別情報に少なくとも一部基づいてプリアンブルシーケンスをスクランブルすることによって、プリアンブル中に識別情報を含め得る。プリアンブルは、送信機モジュール620によって、送信バーストの始まりで送信され得る。
[0087] いくつかの例では、プリアンブルを送信するための時間または周波数ロケーションが、識別情報に少なくとも一部基づいて決定され得る。時間または周波数ロケーションは、一定の間隔で離間したサブキャリアを含み得る。時間または周波数ロケーションは、識別情報に対してモジュロ演算を行い、モジュロ演算に少なくとも一部基づいてサブキャリアインデックスオフセットを決定することによって決定され得る。例えば、サブキャリアインデックスオフセットは、セルIDモジュロ3によって決定され得る。次いで、プリアンブルを送信するためのサブキャリアは、サブキャリアインデックスオフセットに少なくとも一部基づいて決定され得る。
[0088] 受信機モジュール610によって受信されたプリアンブルの場合、プリアンブルモジュール615は、受信された送信バーストの始まりでチャネル推定を行うために、プリアンブルを利用し得る。追加または代替として、受信されたプリアンブルは、送信バーストの始動をシグナリングし得る。送信バーストが免許不要無線周波数スペクトル上で送信される場合、プリアンブルは、免許不要無線周波数スペクトルへの正常なアクセスをシグナリングし得る。
[0089] 受信されたプリアンブルは、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、またはUE識別名を含み得る。プリアンブルモジュール615は、特定の送信装置からの受信されたプリアンブルを、別の送信装置からのプリアンブルと区別し得る。プリアンブルが、知られている送信装置に一致しない識別情報(例えば、セル識別名またはUE識別名)を搬送する場合、プリアンブルモジュール615は、未知のプリアンブルを含んでいる送信バーストの本体部分を無視し得る。
[0090] プリアンブルによって搬送される識別情報が、受信されているデータのカテゴリーの識別名を含むとき、プリアンブルモジュール615は、カテゴリーの識別名に少なくとも一部基づいて、関係するサービスを無関係なサービスと区別し得る。例えば、関係するサービスは、装置605によって要求されたデータを含み得る。無関係なサービスは、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)データなどの制御データを含み得る。
[0091] 図7に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置705のブロック図700を示す。装置705は、図1および図2を参照しながら説明したUE115または215のうちの1つまたは複数の態様の一例、あるいは図1および図2を参照しながら説明した基地局105または205のうちの1つまたは複数の態様、または図6を参照しながら説明した装置605の態様の一例であり得る。追加または代替として、装置705は、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。装置705は、受信機モジュール710と、プリアンブルモジュール715と、送信機モジュール720とを含み得る。これらのモジュールの各々は互いに通信していることがある。
[0092] 装置705のモジュールは、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。追加または代替として、各モジュールの機能は、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実施され得る。
[0093] いくつかの例において、受信機モジュール710は、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに免許されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、Wi−Fi使用など、無免許使用のために利用可能であるので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル帯域)上で、送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1または図2を参照しながら説明したように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機モジュール710は、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なカテゴリーのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0094] いくつかの例において、送信機モジュール720は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機モジュール620は、図1または図2を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なカテゴリーのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0095] プリアンブルモジュール715は、図6を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615の態様の一例であり得る。プリアンブルモジュール715は、識別モジュール725を含み得る。
[0096] 送信機モジュール720によって送信されたプリアンブルの場合、プリアンブルは、装置705に関連する識別情報を搬送し得る。識別モジュール725は、プリアンブル中で伝達するための識別情報を決定し得る。識別情報は、例えば、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、UE識別名、またはプリアンブルに続いて送信されているデータのカテゴリーの識別名を含み得る。いくつかの例において、プリアンブルモジュール715は、識別モジュール725によって決定された識別情報に少なくとも一部基づいてプリアンブルシーケンスをスクランブルすることによって、プリアンブル中に識別情報を含め得る。プリアンブルは、送信機モジュール720によって、送信バーストの始まりで送信され得る。
[0097] いくつかの例では、プリアンブルを送信するための時間または周波数ロケーションが、識別情報に少なくとも一部基づいて決定され得る。時間または周波数ロケーションは、一定の間隔で離間したサブキャリアを含み得る。時間または周波数ロケーションは、識別情報に対してモジュロ演算を行い、モジュロ演算に少なくとも一部基づいてサブキャリアインデックスオフセットを決定することによって決定され得る。例えば、サブキャリアインデックスオフセットは、セルIDモジュロ3によって決定され得る。次いで、プリアンブルを送信するためのサブキャリアは、サブキャリアインデックスオフセットに少なくとも一部基づいて決定され得る。
[0098] 受信機モジュール710によって受信されたプリアンブルの場合、識別モジュール725は、受信されたプリアンブル中で搬送されたセル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、またはUE識別名を決定し得る。プリアンブルモジュール715は、特定の送信装置からの受信されたプリアンブルを、別の送信装置からのプリアンブルと区別し得る。プリアンブルが、知られている送信装置に一致しない識別情報(例えば、セル識別名またはUE識別名)を搬送すると識別モジュール725が決定した場合、プリアンブルモジュール715は、未知のプリアンブルを含んでいる送信バーストの本体部分を無視し得る。
[0099] プリアンブルによって搬送される識別情報が、受信されているデータのカテゴリーの識別名を含むとき、識別モジュール725は、データのカテゴリーを決定し得る。データのカテゴリーに少なくとも一部基づいて、プリアンブルモジュール715は、関係するサービスを無関係なサービスと区別し得る。
[0100] 図8に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE815のブロック図800を示す。UE815は、様々な構成を有し得、パーソナルコンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダーなど含まれるかまたはそれらの一部であり得る。UE815は、いくつかの例において、モバイル動作を可能にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの例において、UE815は、図1および図2を参照しながら説明したUE115または215のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE815は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、または図7を参照しながら説明したUEまたは装置の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実施するように構成され得る。
[0101] UE815は、UEプロセッサモジュール810、UEメモリモジュール820、((1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830によって表される)少なくとも1つのUEトランシーバモジュール、((1つまたは複数の)UEアンテナ840によって表される)少なくとも1つのUEアンテナ、またはUEプリアンブルモジュール850を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス835上で、直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0102] UEメモリモジュール820は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリモジュール820は、実行されたとき、プリアンブルの送信および受信を含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明する様々な機能をUEプロセッサモジュール810に行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード825を記憶し得る。代替的に、コード825は、UEプロセッサモジュール810によって直接的に実行可能でないものの、(例えば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明する機能のうちのいくつかをUE815に行わせるように構成され得る。
[0103] UEプロセッサモジュール810は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。UEプロセッサモジュール810は、(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830を通して受信された情報、または(1つまたは複数の)UEアンテナ840を介した送信のために(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830に送られるべき情報を処理し得る。UEプロセッサモジュール810は、単独で、または、(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830とともに、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに免許されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない、無線周波数スペクトル帯域)または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、Wi−Fi使用など、無免許使用のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル帯域)上で通信すること(またはその帯域上での通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。UEプロセッサモジュール810は、単独で、または、(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830とともに、超低レイテンシサブフレームを使用して通信することの様々な態様を扱い得る。
[0104] (1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)UEアンテナ840に与え、(1つまたは複数の)UEアンテナ840から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830は、いくつかの例において、1つまたは複数のUE送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個のUE受信機モジュールとして実施され得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバモジュール830は、(1つまたは複数の)UEアンテナ840を介して、図1および図2を参照しながら説明した基地局105または205のうちの1つまたは複数、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705と双方向に通信するように構成され得る。UE815は単一のUEアンテナを含み得るが、UE815が複数のUEアンテナ840を含み得る例があり得る。
[0105] UEプリアンブルモジュール850は、プリアンブルの送信または受信に関係する、図1、図2、図3、図4、図5、図6、または図7を参照しながら説明した特徴または機能の一部または全部を、行うまたは制御するように構成され得る。UEプリアンブルモジュール850は、例えば、送信バーストのためのプリアンブルを生成するために使用され得る。プリアンブルは、UE815に関連する識別情報を含み得る。いくつかの例において、UEプリアンブルモジュール850は、識別情報に少なくとも一部基づいてプリアンブルシーケンスをスクランブルすることによって、プリアンブルを生成し得る。識別情報は、ユーザ機器(UE)識別名、または送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。
[0106] 追加または代替として、UEプリアンブルモジュール850は、例えば、受信された送信バーストのプリアンブル中で搬送される識別情報を決定するために使用され得る。識別情報は、セル識別名、またはセルのグループに関連するグループ識別名を含み得る。追加または代替として、識別情報は、受信された送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリー、あるいは別の部分または送信中で搬送されるデータのカテゴリーなど、受信されているデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。
[0107] UEプリアンブルモジュール850は、セル識別名がサービングセル識別名に一致するかどうか、またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致するかどうかを決定し得る。セル識別名がサービングセル識別名に一致しない場合、および/またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致しない場合、UEプリアンブルモジュール850は、受信された送信バーストの本体部分を無視し得る。追加または代替として、セル識別名がサービングセル識別名に一致しない場合、および/またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致しない場合、UEプリアンブルモジュール850は、受信された送信バーストの干渉測定値を決定し得る。
[0108] 図9に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局905(例えば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図900を示す。いくつかの例において、基地局905は、図1および図2を参照しながら説明した基地局105または205の1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705の態様の一例であり得る。基地局905は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、または図7を参照しながら説明した基地局の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実施するかまたは可能にするように構成され得る。
[0109] 基地局905は、基地局プロセッサモジュール910、基地局メモリモジュール920、((1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバモジュール、((1つまたは複数の)基地局アンテナ955によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、または基地局プリアンブルモジュール960を含み得る。基地局905は、基地局通信モジュール930またはネットワーク通信モジュール940のうちの1つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、1つまたは複数のバス935上で、直接または間接的に互いに通信していることがある。
[0110] 基地局メモリモジュール920は、RAMまたはROMを含み得る。基地局メモリモジュール920は、実行されたとき、プリアンブルの送信または受信を含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明する様々な機能を基地局プロセッサモジュール910に行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード925を記憶し得る。代替的に、コード925は、基地局プロセッサモジュール910によって直接的に実行可能ではないものの、(例えば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明する機能のうちのいくつかを基地局905に行わせるように構成され得る。
[0111] 基地局プロセッサモジュール910は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサモジュール910は、(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950、基地局通信モジュール930、またはネットワーク通信モジュール940を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール910は、(1つまたは複数の)アンテナ955を通した送信のために(1つまたは複数の)トランシーバモジュール950に送られるべき情報、1つまたは複数の他の基地局906および907への送信のために基地局通信モジュール930に送られるべき情報、または図1を参照しながら説明したコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の一例であり得る、コアネットワーク945への送信のためにネットワーク通信モジュール940に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール910は、単独で、または、(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950とともに、免許無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な免許無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに免許されているので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合しない、無線周波数スペクトル帯域)または免許不要無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、Wi−Fi使用など、無免許使用のために利用可能であるので、装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル帯域)上で通信すること(またはその帯域上での通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。基地局プロセッサモジュール910は、単独で、または、(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950とともに、超低レイテンシサブフレームを使用して通信することの様々な態様を扱い得る。
[0112] (1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)基地局アンテナ955に与え、(1つまたは複数の)基地局アンテナ955から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950は、いくつかの例において、1つまたは複数の基地局送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の基地局受信機モジュールとして実施され得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950は、免許無線周波数スペクトル帯域または免許不要無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバモジュール950は、(1つまたは複数の)アンテナ955を介して、図1、図2、および図8を参照しながら説明したUE115、215、または815のうちの1つまたは複数、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と双方向に通信するように構成され得る。基地局905は、例えば、複数の基地局アンテナ955(例えば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局905は、ネットワーク通信モジュール940を通してコアネットワーク945と通信し得る。基地局905は、基地局通信モジュール930を使用して、基地局906および907など、他の基地局と通信し得る。
[0113] 基地局プリアンブルモジュール960は、プリアンブルの送信または受信に関係する、図1、図2、図3、図4、図5、図6、または図7を参照しながら説明した特徴または機能の一部または全部を、行うまたは制御するように構成され得る。基地局プリアンブルモジュール960は、例えば、送信バーストのためのプリアンブルを生成するために使用され得る。プリアンブルは、基地局905に関連する識別情報を含み得る。いくつかの例において、基地局プリアンブルモジュール960は、識別情報に少なくとも一部基づいてプリアンブルシーケンスをスクランブルすることによって、プリアンブルを生成し得る。識別情報は、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、または送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。
[0114] 追加または代替として、基地局プリアンブルモジュール960は、例えば、受信された送信バーストのプリアンブル中で搬送される識別情報を決定するために使用され得る。識別情報は、例えば、UE識別名を含み得る。追加または代替として、識別情報は、例えば、受信された送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリー、または送信の別の部分中で搬送されるデータのカテゴリーなど、受信されているデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。
[0115] 基地局プリアンブルモジュール960は、受信されたUE識別名が、基地局905によってサービスされているUEの識別名に一致するかどうかを決定し得る。UE識別名が基地局905によってサービスされているUEの識別名に一致しない場合、基地局プリアンブルモジュール960は、受信された送信バーストの本体部分を無視し得る。追加または代替として、UE識別名が基地局905によってサービスされているUEの識別名に一致しない場合、プリアンブルモジュールは、受信された送信バーストの干渉測定値を決定し得る。
[0116] 図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1000の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1000について、図1、図2、および図8を参照しながら説明したUE115、215、または815のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および図9を参照しながら説明した基地局105、205、または905のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例において、基地局、UE、または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局、UE、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局、UE、または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0117] ブロック1005で、方法1000は、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成することを含み得る。送信バーストは、プリアンブルと本体部分とを含み得、プリアンブルは、送信デバイスあるいは、本体部分中のデータのカテゴリーまたは送信の何か他の部分中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を含み得る。識別情報は、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、ユーザ機器(UE)識別名、または送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。ブロック1005での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0118] ブロック1010で、方法1000は、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信することを含み得る。いくつかの例では、プリアンブルを送信するための時間または周波数ロケーションが、識別情報に少なくとも一部基づいて決定され得る。時間または周波数ロケーションは、一定の間隔で離間したサブキャリアを含み得る。時間または周波数ロケーションは、識別情報に対してモジュロ演算を行い、モジュロ演算に少なくとも一部基づいてサブキャリアインデックスオフセットを決定することによって決定され得る。例えば、サブキャリアインデックスオフセットは、セルIDモジュロ3によって決定され得る。次いで、プリアンブルを送信するためのサブキャリアは、サブキャリアインデックスオフセットに少なくとも一部基づいて決定され得る。いくつかの例において、送信バーストは、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で送信され得る。送信バーストは、超低レイテンシ送信または時分割複信(TDD)送信を含み得る。ブロック1010での(1つまたは複数の)動作は、図6および図7を参照しながら説明した送信機モジュール620または720、あるいは図8および図9を参照しながら説明した(1つまたは複数の)トランシーバモジュール830または950を使用して行われ得る。
[0119] 従って、方法1000はワイヤレス通信を提供し得る。方法1000は一実施形態にすぎないこと、および方法1000の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0120] 図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1100の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1100について、図1、図2、および図8を参照しながら説明したUE115、215、または815のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および図9を参照しながら説明した基地局105、205、または905のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例において、基地局、UE、または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局、UE、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局、UE、または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0121] ブロック1105で、方法1100は、プリアンブルシーケンスを決定することを含み得る。ブロック1105での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0122] ブロック1110で、方法1100は、送信デバイスまたはデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報に少なくとも一部基づいて、プリアンブルシーケンスをスクランブルすることを含み得る。ブロック1110での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0123] ブロック1115で、方法1100は、ワイヤレス媒体を介した送信のための送信バーストを生成することを含み得る。送信バーストは、スクランブルされたプリアンブルシーケンスと本体部分とを含み得る。ブロック1115での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0124] ブロック1120で、方法1100は、ワイヤレス媒体を介して送信バーストを送信することを含み得る。ブロック1120での(1つまたは複数の)動作は、図6および図7を参照しながら説明した送信機モジュール620または720、あるいは図8および図9を参照しながら説明した(1つまたは複数の)トランシーバモジュール830または950を使用して行われ得る。
[0125] 従って、方法1100はワイヤレス通信を提供し得る。方法1100は一実施形態にすぎないこと、および方法1100の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0126] 図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1200の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1200について、図1、図2、および図8を参照しながら説明したUE115、215、または815のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および図9を参照しながら説明した基地局105、205、または905のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例において、基地局、UE、または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局、UE、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局、UE、または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0127] ブロック1205で、方法1200は、送信バーストを受信することを含み得る。送信バーストは、プリアンブルと本体部分とを含み得る。いくつかの例では、チャネル推定が、受信されたプリアンブルに少なくとも一部基づいて決定され得る。いくつかの例において、送信バーストの本体部分の始まりは、受信されたプリアンブルに少なくとも一部基づいて決定され得る。送信バーストは、免許不要無線周波数スペクトル帯域上で受信され得る。送信バーストは、超低レイテンシ通信または時分割複信(TDD)通信を含み得る。ブロック1205での(1つまたは複数の)動作は、図6および図7を参照しながら説明した受信機モジュール610または710、あるいは図8および図9を参照しながら説明した(1つまたは複数の)トランシーバモジュール830または950を使用して行われ得る。
[0128] ブロック1210で、方法1200は、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、送信デバイスあるいは、本体部分中のデータのカテゴリーまたは送信の別の部分中のデータのカテゴリーなど、送信されているデータのカテゴリーのうちの少なくとも1つに関連する識別情報を決定することを含み得る。識別情報は、セル識別名、セルのグループに関連するグループ識別名、ユーザ機器(UE)識別名、または送信バーストの本体部分中で搬送されるデータのカテゴリーに関連するデータ識別名を含み得る。ブロック1210での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0129] 従って、方法1200はワイヤレス通信を提供し得る。方法1200は一実施形態にすぎないこと、および方法1200の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0130] 図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1300の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1300について、図1、図2、および図8を参照しながら説明したUE115、215、または815のうちの1つまたは複数の態様、図1、図2、および図9を参照しながら説明した基地局105、205、または905のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図6および図7を参照しながら説明した装置605または705のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明する。いくつかの例において、基地局、UE、または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局、UE、または装置の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局、UE、または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0131] ブロック1305で、方法1300は、送信バーストを受信することを含み得る。送信バーストは、プリアンブルと本体部分とを含み得る。ブロック1305での(1つまたは複数の)動作は、図6および図7を参照しながら説明した受信機モジュール610または710、あるいは図8および図9を参照しながら説明した(1つまたは複数の)トランシーバモジュール830または950を使用して行われ得る。
[0132] ブロック1310で、方法1300は、送信バーストのプリアンブルに少なくとも一部基づいて、1つまたは複数の送信デバイスに関連する、セル識別名、またはセルのグループに関連するグループ識別名を決定することを含み得る。ブロック1310での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0133] ブロック1315で、方法1300は、セル識別名がサービングセル識別名に一致するかどうか、またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致するかどうかを決定することを含み得る。いくつかの例では、セル識別名がサービングセル識別名に一致しない場合、および/またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致しない場合、送信バーストの本体部分が無視され得る。いくつかの例では、セル識別名がサービングセル識別名に一致しない場合、および/またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致しない場合、送信バーストの干渉測定値が決定され得る。干渉測定値は、サービングセル識別名に関連するサービングセルに送信され得、これは、いくつかの例において、チャネル品質インジケータ(CQI)報告の一部として送信され得る。いくつかの例では、セル識別名がサービングセル識別名に一致しない場合、および/またはセルのグループに関連するグループ識別名がサービングセルのグループに関連するグループ識別名に一致しない場合、送信バーストが消去され得る。ブロック1315での(1つまたは複数の)動作は、図6、図7、図8、および図9を参照しながら説明したプリアンブルモジュール615、715、850、または960を使用して行われ得る。
[0134] 従って、方法1300はワイヤレス通信を提供し得る。方法1300は一実施形態にすぎないこと、および方法1300の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0135] いくつかの例では、方法1000、1100、1200、および/または1300のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。方法1000、1100、1200、および1300は例示的な実施形態にすぎないこと、並びに方法1000、1100、1200、および1300の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0136] 本明細書で説明した技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実施し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(WiFi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実施し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明した技法は、免許不要または共有帯域幅を介したセルラー(例えば、LTE)通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、並びに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。但し、上記の説明では、例としてLTE/LTE−Aシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE/LTE−A適用例以外に適用可能である。
[0137] 添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実施され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。但し、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形式で示されている。
[0138] 情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0139] 本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。追加または代替として、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実施され得る。
[0140] 本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実施形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。例えば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実施され得る。機能を実施する特徴は、機能の部分が、異なる物理的ロケーションで実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。例えば、組成が構成要素A、B、またはCを含んでいるものとして表される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(例えば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0141] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0142] 本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるように与えられたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。