JP2017538361A - 無線周波数スペクトルのチャネルを予約するための技法 - Google Patents

Abstract

ワイヤレス通信のための技法について説明する。第１の方法は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することと、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信することとを含む。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。【選択図】図６

Description

相互参照

[0001] 本特許出願は、２０１５年１２月１４日に出願され、「Techniques for Reserving a Channel of a Radio Frequency Spectrum」と題する、Ｙｅｒｒａｍａｌｌｉらによる米国特許出願第１４／９６８，３３９号、および２０１４年１２月１５日に出願され、「Techniques for Reserving a Channel of a Radio Frequency Spectrum」と題する、Ｙｅｒｒａｍａｌｌｉらによる米国仮特許出願第６２／０９２，０３７号の優先権を主張するもので、これらの各々は本出願の譲受人に譲渡されている。

[0002] 本開示は、例えば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、無線周波数スペクトルのチャネルを予約するための技法に関する。

[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース（例えば、時間、周波数、および電力）を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）システム、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）システム、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）システム、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）システム、および直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システムがある。

[0004] 例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、各々が、場合によってはユーザ機器（ＵＥ）として知られる、複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。基地局は、（例えば、基地局からＵＥへの送信のために）ダウンリンクチャネル上でＵＥと通信し、（例えば、ＵＥから基地局への送信のために）アップリンクチャネル上でＵＥと通信し得る。

[0005] いくつかの通信モードは、セルラーネットワークの共有無線周波数スペクトル上での、または異なる無線周波数スペクトル（例えば、専用無線周波数スペクトルおよび共有無線周波数スペクトル）上での基地局とＵＥとの間の通信を可能にし得る。専用（例えば、認可）無線周波数スペクトルを使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、少なくとも一部のデータトラフィックの、共有無線周波数スペクトルへのオフローディングは、セルラー事業者に拡張されたデータ送信容量のための機会を与え得る。共有無線周波数スペクトルはまた、専用無線周波数スペクトルへのアクセスが利用不可能であるエリア中でサービスを与え得る。

[0006] 共有無線周波数スペクトルへのアクセスを獲得し、共有無線周波数スペクトル上で通信するより前に、基地局またはＵＥは、共有無線周波数スペクトルへのアクセスを求めて競合するために、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ：listen before talk）プロシージャを行い得る。ＬＢＴプロシージャは、共有無線周波数スペクトルのチャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、クリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ：clear channel assessment）プロシージャを行うことを含み得る。共有無線周波数スペクトルのチャネルが利用可能であると決定されたとき、チャネル使用ビーコン信号（ＣＵＢＳ：channel usage beacon signal）が、チャネルを予約するために送信され得る。第１のチャネル上の潜在的送信機が、ＣＵＢＳを受信し、ＣＵＢＳのエネルギーがしきい値を満たすと決定したとき、潜在的送信機は、時間期間の間第１のチャネル上で送信することを控え得る。しかしながら、第１のチャネル上の他の潜在的送信機は、ＣＵＢＳのエネルギーがしきい値を満たさないか、またはＣＵＢＳを受信しないことがあると決定し得る。従って、これらの他の潜在的送信機は、基地局またはＵＥの、チャネルの予約および使用に干渉する様式で、チャネル、または１つまたは複数の干渉チャネル（例えば、重複または隣接チャネル）を使用し得る。

[0007] 本開示は、例えば、無線周波数スペクトルのチャネルを予約するための１つまたは複数の技法に関する。いくつかのシナリオにおいて、ＣＵＢＳの送信は、第１のノード（例えば、基地局またはＵＥ）が共有無線周波数スペクトルのチャネルを予約するのに十分であり得る。例えば、共有無線周波数スペクトルのチャネルを介して潜在的に送信し得る、第１のノードの範囲内のノードの全てが、ＣＵＢＳのエネルギーを検出し、時間期間の間チャネルを介して送信することを控え得る。しかしながら、他のシナリオにおいて、第１のノードの範囲内の１つまたは複数のノードは、ＣＵＢＳのエネルギーを検出しないことがあるか、または１つまたは複数のノードは、ＣＵＢＳのエネルギーがしきい値を満たさないと決定し得る。これらのノードは、第１のノードによって送信または受信される信号に干渉する信号を送信し得る。

[0008] いくつかの例において、ノードのエネルギー検出回路は、ノードの信号受信および復号回路よりも敏感でないことがある。例えば、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）ノードのエネルギー検出回路は、Ｗｉ−Ｆｉ送信（例えば、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、自己への送信可（ＣＴＳ：Clear-to-Send）パケットなど））を検出するために使用される信号受信および復号回路よりも敏感でないことがある。従って、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードが、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解されるチャネル予約指示を送信するための技法について説明する。このようにして送信されるチャネル予約指示は、ＣＵＢＳのエネルギーが検出可能でないことがあるシナリオで第２のノードによって検出され得る。第１のノードが予約することを意図するチャネル以外のチャネル上でチャネル予約指示を送信するための技法についても説明する。これは、第１のノードが予約することを意図するチャネル以外のチャネルを第２のノードが監視しているとき、第２のノードがチャネル予約指示を受信および復号することを可能にし得るが、とはいえ、第１のノードが予約することを意図するチャネル上で（または１つまたは複数の干渉チャネル（例えば、１つまたは複数の重複または隣接チャネル）上で）送信する可能性を有する。

[0009] 例示的な例の第１のセットでは、ワイヤレス通信の方法について説明する。一構成において、本方法は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することと、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信することとを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。

[0010] 本方法のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。本方法のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。本方法のいくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0011] いくつかの例において、本方法は、第２のノードによって使用される１次チャネルを識別することを含み得、第１のチャネル予約指示を送信することは、第２のノードによって使用される１次チャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。本方法のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信される第１のチャネル予約指示は、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。

[0012] いくつかの例において、本方法は、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することを含み得る。いくつかの例において、第３のノードは、第１のチャネルまたは第２のチャネルのうちの少なくとも１つを介して第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局を含み得、第３のノードはＵＥを含み得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することは、アップリンク許可または無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングメッセージのうちの少なくとも１つ中で指示をＵＥに与えることを含み得る。

[0013] 本方法のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示はＷｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットを含み得る。いくつかの例において、本方法は、第１のノードが、第１のチャネルを使用しているという指示をＷｉ−Ｆｉプリアンブル中に含めることを含み得る。いくつかの例において、本方法は、第１のノードが、第１の無線アクセス技術に従う第１のチャネルを使用しているという指示をＷｉ−Ｆｉプリアンブル中に含めることを含み得る。

[0014] いくつかの例において、本方法は、第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、第１のチャネル上で、第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させることを含み得、時間期間は、第２のノードが第１のチャネル予約指示に反応することを可能にする。本方法のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、時間期間の間少なくとも第１のチャネルを予約するために第２のノードによって理解され得、本方法は、第１のノードによる第１のチャネルの予約を拡張するために、第１のチャネル予約指示から時間的に分離された第２のチャネル予約指示を送信することをさらに含み得る。

[0015] いくつかの例において、本方法は、複数の所定のチャネル予約指示の中から第１のチャネル予約指示を選択することを含み得る。いくつかのそのような例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づき得る。他のそのような例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。

[0016] いくつかの例において、本方法は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、ＣＵＢＳまたはフラクショナルＣＵＢＳ（Ｆ−ＣＵＢＳ：fractional CUBS）のうちの少なくとも１つを送信することを含み得、第１のチャネル予約指示を送信することは、ＣＵＢＳを送信する前、ＣＵＢＳを送信した後、Ｆ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信する前、Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後およびＣＵＢＳを送信する前、またはＦ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に行われ得る。いくつかの例において、本方法は、Ｆ−ＣＵＢＳまたはＣＵＢＳを送信することに関する第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択することを含み得る。時間は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択され得る。

[0017] 例示的な例の第２のセットでは、ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。一構成において、本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することと、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信することとをするためにプロセッサによって実行可能であり得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。

[0018] いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するためにプロセッサによって実行可能な命令はまた、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するために実行可能であり得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するためにプロセッサによって実行可能な命令はまた、無線周波数スペクトルの第２のチャネルを送信するために実行可能であり得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にある、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にある、のうちの少なくとも１つであり得る。

[0019] いくつかの例において、命令は、第２のノードによって使用される１次チャネルを識別することと、第２のノードによって使用される１次チャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することとをするためにプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するためにプロセッサによって実行可能な命令は、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信される第１のチャネル予約指示は、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。

[0020] 本装置のいくつかの例において、命令は、複数の所定のチャネル予約指示の中から第１のチャネル予約指示を選択するためにプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかのそのような例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づき得る。他のそのような例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例において、命令はまた、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明したワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実施するためにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0021] 例示的な例の第３のセットでは、ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。一構成において、本装置は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するための手段と、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するための手段とを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。

[0022] 本装置のいくつかの例は、第２のノードによって使用される１次チャネルを識別するための手段を含み得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための手段は、第２のノードによって使用される１次チャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するための手段を含み得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための手段は、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するための手段を含み得る。無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信される第１のチャネル予約指示は、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。

[0023] 本装置のいくつかの例は、第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、第１のチャネル上で、第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させるための手段を含み得、時間期間は、第２のノードが第１のチャネル予約指示に反応することを可能にする。本装置のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、時間期間の間少なくとも第１のチャネルを予約するために第２のノードによって理解され得、本装置は、第１のノードによる第１のチャネルの予約を拡張するために、第１のチャネル予約指示から時間的に分離された第２のチャネル予約指示を送信することをさらに含み得る。

[0024] 本装置のいくつかの例は、複数の所定のチャネル予約指示の中から第１のチャネル予約指示を選択するための手段を含み得、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界の相対的タイミングまたはシンボル期間境界の相対的タイミングのいずれかに少なくとも部分的に基づく。他のそのような例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。

[0025] 本装置のいくつかの例において、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、チャネル使用ビーコン信号（ＣＵＢＳ）またはフラクショナルＣＵＢＳ（Ｆ−ＣＵＢＳ）のうちの少なくとも１つ、第１のチャネル予約指示を送信するための手段は、ＣＵＢＳを送信する前、ＣＵＢＳを送信した後、Ｆ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信する前、Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後およびＣＵＢＳを送信する前、またはＦ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に行われ得る。本装置のいくつかの例は、Ｆ−ＣＵＢＳまたはＣＵＢＳを送信することに関する第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択するための手段を含み得、時間は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択される。いくつかの例において、本装置は、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明したワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実施するための手段をさらに含み得る。

[0026] 例示的な例の第４のセットでは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。一構成において、本非一時的コンピュータ可読媒体は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するための命令と、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するための命令とを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。本非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための命令は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するための命令を含み得る。本非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための命令は、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するための命令を含み得る。いくつかの例において、本非一時的コンピュータ可読媒体はまた、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明したワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実施するための命令を含み得る。

[0027] 上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてやや広く概説した。以下で、追加の特徴および利点について説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を果たすための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明の目的で与えられるものであり、特許請求の範囲の制限の定義として与えられるものではない。

[0028] 本発明の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第２のラベルとを続けることによって区別され得る。第１の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第２の参照ラベルにかかわらず、同じ第１の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか１つに適用可能である。

本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムの一例を示す図。 本開示の様々な態様による、ＬＴＥ（登録商標）／ＬＴＥ−Ａが、共有無線周波数スペクトルを使用して異なるシナリオの下で展開され得るワイヤレス通信システムを示す図。 本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信の一例を示す図。 本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信の一例を示す図。 本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信の一例を示す図。 本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの様々な例を示す図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局（例えば、ｅＮＢの一部または全部を形成する基地局）のブロック図。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。

詳細な説明

[0043] 共有無線周波数スペクトルがワイヤレス通信システム上での通信の少なくとも一部分のために使用される技法について説明する。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトルはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用され得る。共有無線周波数スペクトルは、専用無線周波数スペクトルと組み合わせて、またはそれとは無関係に使用され得る。専用無線周波数スペクトルは、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトルなど、無線周波数スペクトルが特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトルであり得る。共有無線周波数スペクトルは、デバイスがそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。

[0044] 専用無線周波数スペクトルを使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、少なくとも一部のデータトラフィックの、共有無線周波数スペクトルへのオフローディングは、セルラー事業者（例えば、パブリックランドモバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）またはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークなどのセルラーネットワークを画定する基地局の協調セットの事業者）に拡張されたデータ送信容量のための機会を与え得る。共有無線周波数スペクトルの使用はまた、専用無線周波数スペクトルへのアクセスが利用不可能であるエリア中でサービスを与え得る。上述のように、共有無線周波数スペクトル上で通信する前に、送信装置は、媒体へのアクセスを獲得するためにＬＢＴプロシージャを行い得る。そのようなＬＢＴプロシージャは、共有無線周波数スペクトルのチャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、ＣＣＡプロシージャ（または拡張ＣＣＡプロシージャ）を行うことを含み得る。共有無線周波数スペクトルのチャネルが利用可能であると決定されたとき、ＣＵＢＳが、チャネルを予約するために送信され得る。また、チャネル予約指示は、無線周波数スペクトル上で（例えば、予約されているチャネル上でまたは１つまたは複数の他のチャネル（例えば、そのチャネルが、予約されているチャネルと重複するかまたはそれに隣接するチャネルをも使用し得る別の送信デバイス（例えば、Ｗｉ−Ｆｉノード）によって使用され得る、１つまたは複数の重複または隣接チャネル、あるいは同じ無線周波数スペクトルバンドまたは同じ無線周波数スペクトルサブバンド中の１つまたは複数のチャネル）上で）送信され得る。チャネル予約指示は、異なる無線アクセス技術に従って動作するノードによって復号可能であり得、これらのノードのために、ＣＵＢＳよりも効果的にチャネルを予約し得る。チャネル予約指示はまた、異なる無線アクセス技術に従って動作するノードが監視する可能性が高い１つまたは複数のチャネル上で送信され得る。チャネルが利用可能でないと決定されたとき、そのチャネルのためのＣＣＡプロシージャ（または拡張ＣＣＡプロシージャ）が後で再び行われ得、ＣＵＢＳおよびチャネル予約指示は送信される必要がない。

[0045] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。例えば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で行われ得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられ得る。

[0046] 図１に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム１００の一例を示す。ワイヤレス通信システム１００は、基地局１０５と、ＵＥ１１５と、コアネットワーク１３０とを含み得る。コアネットワーク１３０は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル（ＩＰ）接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局１０５は、バックホールリンク１３２（例えば、Ｓ１など）を通してコアネットワーク１３０とインターフェースし得、ＵＥ１１５との通信のための無線構成およびスケジューリングを行い得るか、または基地局コントローラ（図示せず）の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局１０５は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク１３４（例えば、Ｘ１など）を介して、直接的または間接的のいずれかで（例えば、コアネットワーク１３０を通して）、互いと通信し得る。

[0047] 基地局１０５は、１つまたは複数の基地局アンテナを介してＵＥ１１５とワイヤレス通信し得る。基地局１０５のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア１１０に通信カバレージを与え得る。いくつかの例において、基地局１０５は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードＢ、ｅノードＢ（ｅＮＢ）、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局１０５のための地理的カバレージエリア１１０は、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得る（図示せず）。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプの基地局１０５（例えば、マクロ基地局またはスモールセル基地局）を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア１１０があり得る。

[0048] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム１００はＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークを含み得る。ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークにおいて、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）という用語は、基地局１０５を表すために使用され得、ＵＥという用語は、ＵＥ１１５を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプのｅＮＢが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークであり得る。例えば、各ｅＮＢまたは基地局１０５は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア（例えば、セクタなど）を表すために使用され得る３ＧＰＰ（登録商標）用語である。

[0049] マクロセルは、比較的大きい地理的エリア（例えば、半径数キロメートル）をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる（例えば、専用、共有などの）無線周波数スペクトルにおいてマクロセルとして動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア（例えば、自宅）を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するＵＥ（例えば、限定加入者グループ（ＣＳＧ：closed subscriber group）中のＵＥ、自宅内のユーザのためのＵＥなど）による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのｅＮＢはマクロｅＮＢと呼ばれることがある。スモールセルのためのｅＮＢは、スモールセルｅＮＢ、ピコｅＮＢ、フェムトｅＮＢまたはホームｅＮＢと呼ばれることがある。ｅＮＢは、１つまたは複数の（例えば、２つ、３つ、４つなどの）セル（例えば、コンポーネントキャリア）をサポートし得る。

[0050] ワイヤレス通信システム１００は同期動作または第２のタイプの動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。第２のタイプの動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または第２のタイプの動作のいずれかのために使用され得る。

[0051] 様々な開示する例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ：Packet Data Convergence Protocol）レイヤにおける通信がＩＰベースであり得る。無線リンク制御（ＲＬＣ：Radio Link Control）レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを行い得る。媒体アクセス制御（ＭＡＣ：Medium Access Control）レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを行い得る。ＭＡＣレイヤはまた、ＭＡＣレイヤにおいて再送信をしてリンク効率を改善するためにハイブリッドＡＲＱ（ＨＡＲＱ：Hybrid ARQ）を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御（ＲＲＣ：Radio Resource Control）プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、ＵＥ１１５と基地局１０５またはコアネットワーク１３０との間のＲＲＣ接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理（ＰＨＹ）レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。

[0052] ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信システム１００全体にわたって分散され得、各ＵＥ１１５は固定または移動であり得る。ＵＥ１１５は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。ＵＥ１１５は、セルラーフォン、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局などであり得る。ＵＥは、マクロｅＮＢ、スモールセルｅＮＢ、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。

[0053] ワイヤレス通信システム１００に示されている通信リンク１２５は、基地局１０５からＵＥ１１５へのダウンリンク（ＤＬ）送信、またはＵＥ１１５から基地局１０５へのアップリンク（ＵＬ）送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。

[0054] いくつかの例において、各通信リンク１２５は１つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア（例えば、異なる周波数の波形信号）からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報（例えば、基準信号、制御チャネルなど）、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク１２５は、周波数領域複信（ＦＤＤ：frequency domain duplexing）動作を使用して（例えば、対スペクトルリソースを使用して）、または時間領域複信（ＴＤＤ：time domain duplexing）動作を使用して（例えば、不対スペクトルリソースを使用して）双方向通信を送信し得る。ＦＤＤ動作のためのフレーム構造（例えば、フレーム構造タイプ１）とＴＤＤ動作のためのフレーム構造（例えば、フレーム構造タイプ２）とが定義され得る。

[0055] ワイヤレス通信システム１００のいくつかの例において、基地局１０５またはＵＥ１１５は、基地局１０５とＵＥ１１５との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局１０５またはＵＥ１１５は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力（ＭＩＭＯ）技法を採用し得る。

[0056] ワイヤレス通信システム１００は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション（ＣＡ：carrier aggregation）またはデュアル接続性動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア（ＣＣ）、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用されることがある。ＵＥ１１５は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクＣＣと１つまたは複数のアップリンクＣＣとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、ＦＤＤコンポーネントキャリアとＴＤＤコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。

[0057] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム１００は、専用無線周波数スペクトル（例えば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトルなど、無線周波数スペクトルが、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル）または共有無線周波数スペクトル（例えば、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル））上での動作をサポートし得る。

[0058] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム１００は、第１の無線アクセス技術（例えば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術）に従って動作するが、第２の無線アクセス技術（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ技術）に従って動作する１つまたは複数のネットワークまたはノードの存在下で動作し得る。例として、図１は、Ｗｉ−Ｆｉ局１４０と通信しているＷｉ−Ｆｉアクセスポイント１３５から構成されるネットワークを示している。いくつかの例において、ＵＥ１１５ののうちのいくつかは、Ｗｉ−Ｆｉ技術に従って動作することがあり、Ｗｉ−Ｆｉ局１４０のうちのいくつかは、セルラー無線アクセス技術に従って動作することがある。

[0059] 共有無線周波数スペクトルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、ワイヤレス通信システム１００の送信装置（例えば、基地局１０５またはＵＥ１１５）は、共有無線周波数スペクトル上で１つまたは複数のＣＵＢＳを送信し得る。ＣＵＢＳは、共有無線周波数スペクトル上で検出可能なエネルギーを与えることによって共有無線周波数スペクトルを予約し得る。ＣＵＢＳを復号することが可能である受信装置のために、ＣＵＢＳはまた、送信装置を識別するように働くかまたは受信装置を送信装置と同期させるように働き得る。

[0060] 共有無線周波数スペクトルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴い、ワイヤレス通信システム１００の送信装置（例えば、基地局１０５またはＵＥ１１５）は、チャネル予約指示をも送信し得る。いくつかの例において、チャネル予約指示は、予約されているチャネルを介して送信され得る。チャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、予約されているチャネル以外のチャネルを介して（例えば、そのチャネルが、予約されているチャネルと重複するかまたはそれに隣接するチャネルをも使用し得る別の送信デバイスによって使用され得る、１つまたは複数の重複または隣接チャネル、あるいは同じ無線周波数スペクトルバンドまたは同じ無線周波数スペクトルサブバンド中の１つまたは複数のチャネルを介して）送信され得る。

[0061] ワイヤレス通信システム１００のカバレージエリアの近くまたはそれの内で動作するＷｉ−Ｆｉノードの各々（例えば、Ｗｉ−Ｆｉアクセスポイント１３５およびＷｉ−Ｆｉ局１４０）は、１次チャネルおよび１つまたは複数の２次チャネル上で動作し得る。Ｗｉ−Ｆｉノードは、キャリア検知多重アクセス（ＣＳＭＡ）プロシージャがＷｉ−Ｆｉノードの１次チャネル上で行われ、あまり敏感でないエネルギー検出プロシージャが各２次チャネル上で行われる、階層ＣＣＡプロシージャを行う。ＣＳＭＡプロシージャは、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットの受信および復号を含み得るが、エネルギー検出プロシージャは、信号エネルギーのみを検出し得、信号復号を伴わないことがある。チャネル予約指示がＷｉ−Ｆｉノードの１次チャネル上で送信されるとき、チャネル予約指示が検出される見込みが増加され、チャネル予約指示が復号され得る見込みがある。基地局１０５またはＵＥ１１５の近傍において動作するＷｉ−Ｆｉノードの（１つまたは複数の）１次チャネルが知られているとき、共有無線周波数スペクトルのチャネルを予約することを試みる基地局１０５またはＵＥ１１５は、基地局１０５またはＵＥ１１５によって予約されているチャネルと重複するかまたはそれに隣接するような各１次チャネル上で、あるいは基地局１０５またはＵＥ１１５によって予約されているチャネルと重複するかまたはそれに隣接する２次チャネルに関連すし得る各チャネル上でチャネル予約指示を送信し得る。基地局１０５またはＵＥ１１５の近傍において動作するＷｉ−Ｆｉノードの（１つまたは複数の）１次チャネルが知られていないとき、基地局１０５またはＵＥ１１５は、複数の重複、隣接、または独立チャネルを介してチャネル予約指示を送信し得、それらの各々は、Ｗｉ−Ｆｉノードのうちの１つまたは複数によって１次チャネルとして使用される可能性を有する。ＩＥＥＥ８０２．１１ｎネットワークでは、全てのＷｉ−Ｆｉネットワーク／ノードが同じ１次チャネルを使用することを奨励されるが、ＩＥＥＥ８０２．１１ａｃネットワークでは、異なるＷｉ−Ｆｉネットワークが異なる１次チャネルを使用することを奨励される。従って、共有無線周波数スペクトルのチャネルを予約する基地局１０５またはＵＥ１１５は、ＩＥＥＥ８０２．１１ａｃネットワーク中で動作するＷｉ−Ｆｉノードからの干渉を緩和するために、より多くのチャネルを介してチャネル予約指示を送信する必要があり得る。

[0062] 図２に、本開示の様々な態様による、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａが、共有無線周波数スペクトルを使用して異なるシナリオの下で展開され得るワイヤレス通信システム２００を示す。より詳細には、図２は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａが共有無線周波数スペクトルを使用して展開される、（認可支援アクセスモードとも呼ばれる）補足ダウンリンクモードと、キャリアアグリゲーションモードと、スタンドアロンモードとの例を示している。ワイヤレス通信システム２００は、図１を参照しながら説明したワイヤレス通信システム１００の部分の一例であり得る。その上、第１の基地局２０５および第２の基地局２０５−ａは、図１を参照しながら説明した基地局１０５のうちの１つまたは複数の態様の例であり得、第１のＵＥ２１５、第２のＵＥ２１５−ａ、第３のＵＥ２１５−ｂ、および第４のＵＥ２１５−ｃは、図１を参照しながら説明したＵＥ１１５のうちの１つまたは複数の態様の例であり得る。

[0063] ワイヤレス通信システム２００における補足ダウンリンクモード（例えば、認可支援アクセスモード）の例において、第１の基地局２０５は、ダウンリンクチャネル２２０を使用して第１のＵＥ２１５にＯＦＤＭＡ波形を送信し得る。ダウンリンクチャネル２２０は、共有無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ１に関連し得る。第１の基地局２０５は、第１の双方向リンク２２５を使用して第１のＵＥ２１５にＯＦＤＭＡ波形を送信し得、第１の双方向リンク２２５を使用して第１のＵＥ２１５からＳＣ−ＦＤＭＡ波形を受信し得る。第１の双方向リンク２２５は、専用無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ４に関連し得る。共有無線周波数スペクトルにおけるダウンリンクチャネル２２０および専用無線周波数スペクトルにおける第１の双方向リンク２２５は、同時に動作し得る。ダウンリンクチャネル２２０はダウンリンク容量オフロードを第１の基地局２０５に与え得る。いくつかの例において、ダウンリンクチャネル２２０は、（例えば、１つのＵＥに宛てられた）ユニキャストサービスのために、または（例えば、いくつかのＵＥに宛てられた）マルチキャストサービスのために使用され得る。このシナリオは、専用無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックまたはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、サービスプロバイダ（例えば、モバイルネットワーク事業者（ＭＮＯ））に関して発生し得る。

[0064] ワイヤレス通信システム２００におけるキャリアアグリゲーションモードの一例において、第１の基地局２０５は、第２の双方向リンク２３０を使用して第２のＵＥ２１５−ａにＯＦＤＭＡ波形を送信し得、第２の双方向リンク２３０を使用して第２のＵＥ２１５−ａからＯＦＤＭＡ波形、ＳＣ−ＦＤＭＡ波形、またはリソースブロックインターリーブＦＤＭＡ波形を受信し得る。第２の双方向リンク２３０は、共有無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ１に関連し得る。第１の基地局２０５はまた、第３の双方向リンク２３５を使用して第２のＵＥ２１５−ａにＯＦＤＭＡ波形を送信し得、第３の双方向リンク２３５を使用して第２のＵＥ２１５−ａからＳＣ−ＦＤＭＡ波形を受信し得る。第３の双方向リンク２３５は、専用無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ２に関連し得る。第２の双方向リンク２３０は、第１の基地局２０５にダウンリンクおよびアップリンク容量オフロードを与え得る。上記で説明した補足ダウンリンク（例えば、認可支援アクセスモード）のように、このシナリオは、専用無線周波数スペクトルを使用し、トラフィックまたはシグナリング輻輳の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ（例えば、ＭＮＯ）に関して発生し得る。

[0065] ワイヤレス通信システム２００におけるキャリアアグリゲーションモードの別の例において、第１の基地局２０５は、第４の双方向リンク２４０を使用して第３のＵＥ２１５−ｂにＯＦＤＭＡ波形を送信し得、第４の双方向リンク２４０を使用して第３のＵＥ２１５−ｂからＯＦＤＭＡ波形、ＳＣ−ＦＤＭＡ波形、またはリソースブロックインターリーブ波形を受信し得る。第４の双方向リンク２４０は、共有無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ３に関連し得る。第１の基地局２０５はまた、第５の双方向リンク２４５を使用して第３のＵＥ２１５−ｂにＯＦＤＭＡ波形を送信し得、第５の双方向リンク２４５を使用して第３のＵＥ２１５−ｂからＳＣ−ＦＤＭＡ波形を受信し得る。第５の双方向リンク２４５は、専用無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ２に関連し得る。第４の双方向リンク２４０は、第１の基地局２０５にダウンリンクおよびアップリンク容量オフロードを与え得る。この例および上記で与えた例は説明の目的で提示され、容量オフロードのために、専用無線周波数スペクトルにおけるＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａを組み合わせ、共有無線周波数スペクトルを使用する他の同様の動作モードまたは展開シナリオがあり得る。

[0066] 上記で説明したように、共有無線周波数スペクトルにおけるＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る１つのタイプのサービスプロバイダは、専用無線周波数スペクトルＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａへのアクセス権利を有する旧来のＭＮＯである。これらのサービスプロバイダの場合、動作例は、専用無線周波数スペクトル上のＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ１次コンポーネントキャリア（ＰＣＣ）と共有無線周波数スペクトル上の少なくとも１つの２次コンポーネントキャリア（ＳＣＣ）とを使用するブートストラップモード（例えば、補足ダウンリンク（例えば、認可支援アクセス）、キャリアアグリゲーション）を含み得る。

[0067] キャリアアグリゲーションモードでは、データおよび制御が、例えば、専用無線周波数スペクトルにおいて（例えば、第１の双方向リンク２２５、第３の双方向リンク２３５、および第５の双方向リンク２４５を介して）通信され得るが、データは、例えば、共有無線周波数スペクトルにおいて（例えば、第２の双方向リンク２３０および第４の双方向リンク２４０を介して）通信され得る。共有無線周波数スペクトルを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信（ＦＤＤ−ＴＤＤ）キャリアアグリゲーションまたはコンポーネントキャリアにわたる異なる対称性を伴うＴＤＤ−ＴＤＤキャリアアグリゲーションに入り得る。

[0068] ワイヤレス通信システム２００におけるスタンドアロンモードの一例において、第２の基地局２０５−ａは、双方向リンク２５０を使用して第４のＵＥ２１５−ｃにＯＦＤＭＡ波形を送信し得、双方向リンク２５０を使用して第４のＵＥ２１５−ｃからＯＦＤＭＡ波形、ＳＣ−ＦＤＭＡ波形、またはリソースブロックインターリーブＦＤＭＡ波形を受信し得る。双方向リンク２５０は、共有無線周波数スペクトルにおける周波数Ｆ３に関連し得る。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス（例えば、ユニキャスト、マルチキャスト）など、非旧来型ワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードのためのサービスプロバイダのタイプの一例は、専用無線周波数スペクトルへのアクセスを有しない、スタジアム所有者、ケーブル会社、イベント主催者、ホテル、企業、または大企業であり得る。

[0069] いくつかの例において、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａのうちの１つ、あるいは図１または図２を参照しながら説明したＵＥ１１５、２１５、２１５−ａ、２１５−ｂ、または２１５−ｃのうちの１つなどの送信装置は、共有無線周波数スペクトルのチャネルへの（例えば、共有無線周波数スペクトルの物理チャネルへの）アクセスを獲得するためにゲーティング間隔を使用し得る。いくつかの例において、ゲーティング間隔は周期的であり得る。例えば、周期的ゲーティング間隔は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ無線間隔の少なくとも１つの境界と同期され得る。ゲーティング間隔は、欧州通信規格協会（ＥＴＳＩ：European Telecommunications Standards Institute）（ＥＮ３０１ ８９３）において指定されているＬＢＴプロトコルに基づくＬＢＴプロトコルなど、競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。ＬＢＴプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置が、クリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ）プロシージャなどの競合プロシージャ（例えば、ＬＢＴプロシージャ）をいつ行う必要があるかを示し得る。ＣＣＡプロシージャの結果は、共有無線周波数スペクトルのチャネルが（ＬＢＴ無線フレームとも呼ばれる）ゲーティング間隔のために利用可能であるのか使用中であるのかを送信装置に示し得る。チャネルが、対応するＬＢＴ無線フレームのために利用可能（例えば、使用のために「クリア」）であることをＣＣＡプロシージャが示すとき、送信装置は、ＬＢＴ無線フレームの一部または全部中に共有無線周波数スペクトルのチャネルを予約または使用し得る。チャネルが利用可能でないこと（例えば、チャネルが別の送信装置によって使用中または予約済みであること）をＣＣＡプロシージャが示すとき、送信装置は、ＬＢＴ無線フレームの間にチャネルを使用することを妨げられ得る。

[0070] 図３に、本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信３１０の一例３００を示す。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。

[0071] いくつかの例において、ワイヤレス通信３１０のＬＢＴ無線フレーム３１５は、１０ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンク（Ｄ）サブフレーム３２０と、いくつかのアップリンク（Ｕ）サブフレーム３２５と、２つのタイプのスペシャルサブフレーム、Ｓサブフレーム３３０およびＳ’サブフレーム３３５とを含み得る。Ｓサブフレーム３３０は、ダウンリンクサブフレーム３２０とアップリンクサブフレーム３２５との間の遷移を与え得るが、Ｓ’サブフレーム３３５は、アップリンクサブフレーム３２５とダウンリンクサブフレーム３２０との間の遷移、いくつかの例において、ＬＢＴ無線フレーム間の遷移を与え得る。

[0072] Ｓ’サブフレーム３３５中に、ダウンリンククリアチャネルアセスメント（ＤＣＣＡ：downlink clear channel assessment）プロシージャ３４５が、時間期間の間、それの上でワイヤレス通信３１０が行われる共有無線周波数スペクトルのチャネルを予約するために、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａのうちの１つまたは複数など、１つまたは複数の基地局によって行われ得る。基地局による成功したＤＣＣＡプロシージャ３４５に続いて、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局または装置（例えば、ＵＥ、Ｗｉ−Ｆｉアクセスポイントなど）に与えるために、チャネル使用ビーコン信号（ＣＵＢＳ）（例えば、次のシンボル期間境界まで送信されるフラクショナルＣＵＢＳ（Ｆ−ＣＵＢＳ３５０）および／または次のサブフレーム境界まで送信されるダウンリンクＣＵＢＳ（Ｄ−ＣＵＢＳ３５２））を送信し得る。いくつかの例において、Ｆ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２は、複数のインターリーブリソースブロックを使用して送信され得る。このようにしてＦ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２を送信することは、Ｆ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２が、共有無線周波数スペクトルの利用可能な周波数バンド幅の少なくともある割合を占有し、１つまたは複数の規制上の要件（例えば、共有無線周波数スペクトル上での送信が利用可能な周波数バンド幅の少なくとも８０％を占有する要件）を満たすことを可能にし得る。Ｆ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２は、いくつかの例において、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａセル固有基準信号（ＣＲＳ）またはチャネル状態情報基準信号（ＣＳＩ−ＲＳ）の形態と同様の形態をとり得る。ＤＣＣＡプロシージャ３４５が失敗したとき、Ｆ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２は送信されないことがある。

[0073] Ｓ’サブフレーム３３５は、複数のＯＦＤＭシンボル期間（例えば、１４個のＯＦＤＭシンボル期間）を含み得る。Ｓ’サブフレーム３３５の第１の部分は、短縮されたアップリンク（Ｕ）期間３４０として、いくつかのＵＥによって使用され得る。Ｓ’サブフレーム３３５の第２の部分は、ＤＣＣＡプロシージャ３４５のために使用され得る。Ｓ’サブフレーム３３５の第３の部分は、Ｆ−ＣＵＢＳ３５０またはＤ−ＣＵＢＳ３５２を送信するために、共有無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に成功した１つまたは複数の基地局によって使用され得る。

[0074] Ｓサブフレーム３３０中に、アップリンクＣＣＡ（ＵＣＣＡ）プロシージャ３６５が、時間期間の間、それの上でワイヤレス通信３１０が行われるチャネルを予約するために、図１または図２を参照しながら上記で説明したＵＥ１１５、２１５、２１５−ａ、２１５−ｂ、または２１５−ｃのうちの１つまたは複数など、１つまたは複数のＵＥによって行われ得る。ＵＥによる成功したＵＣＣＡプロシージャ３６５に続いて、ＵＥは、ＵＥがチャネルを予約したという指示を他のＵＥまたは装置（例えば、基地局、Ｗｉ−Ｆｉアクセスポイントなど）に与えるために、Ｆ−ＣＵＢＳ３７０またはアップリンクＣＵＢＳ（Ｕ−ＣＵＢＳ３７２）を送信し得る。いくつかの例において、Ｆ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２は、複数のインターリーブリソースブロックを使用して送信され得る。このようにしてＦ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２を送信することは、Ｆ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２が、共有無線周波数スペクトルの利用可能な周波数バンド幅の少なくともある割合を占有し、１つまたは複数の規制上の要件（例えば、共有無線周波数スペクトル上での送信が利用可能な周波数バンド幅の少なくとも８０％を占有する要件）を満たすことを可能にし得る。Ｆ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２は、いくつかの例において、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ ＣＲＳまたはＣＳＩ−ＲＳの形態と同様の形態をとり得る。ＵＣＣＡプロシージャ３６５が失敗したとき、Ｆ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２は送信されないことがある。

[0075] Ｓサブフレーム３３０は、複数のＯＦＤＭシンボル期間（例えば、１４個のＯＦＤＭシンボル期間）を含み得る。Ｓサブフレーム３３０の第１の部分は、短縮されたダウンリンク（Ｄ）期間３５５として、いくつかの基地局によって使用され得る。Ｓサブフレーム３３０の第２の部分は、ガード期間（ＧＰ）３６０として使用され得る。Ｓサブフレーム３３０の第３の部分は、ＵＣＣＡプロシージャ３６５のために使用され得る。Ｓサブフレーム３３０の第４の部分は、アップリンクパイロットタイムスロット（ＵｐＰＴＳ：uplink pilot time slot）としてあるいはＦ−ＣＵＢＳ３７０またはＵ−ＣＵＢＳ３７２を送信するために、共有無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に成功した１つまたは複数のＵＥによって使用され得る。

[0076] いくつかの例において、ＤＣＣＡプロシージャ３４５またはＵＣＣＡプロシージャ３６５は、単一のＣＣＡプロシージャの実行を含み得る。他の例において、ＤＣＣＡプロシージャ３４５またはＵＣＣＡプロシージャ３６５は、拡張ＣＣＡプロシージャの実行を含み得る。拡張ＣＣＡプロシージャは、ランダムな数のＣＣＡプロシージャを含み得、いくつかの例において、複数のＣＣＡプロシージャを含み得る。従って、ＤＣＣＡプロシージャおよびＵＣＣＡプロシージャという用語は、単一のＣＣＡプロシージャまたは拡張ＣＣＡプロシージャのいずれかの実行をカバーするのに十分広義であるものとする。ＬＢＴ無線フレーム中の基地局またはＵＥによる実行のための、単一のＣＣＡプロシージャまたは拡張ＣＣＡプロシージャの選択はＬＢＴルールに基づき得る。いくつかの場合には、ＣＣＡプロシージャという用語は、本開示において、単一のＣＣＡプロシージャまたは拡張ＣＣＡプロシージャのいずれかを指すために、一般的な意味で使用されることがある。

[0077] 例として、ＬＢＴ無線フレーム３１５は、ＤＤＤＤＤＤＳＵＵＳ’ＴＤＤフレーム構造を有する。他の例において、ＬＢＴ無線フレームは異なるＴＤＤフレーム構造を有し得る。

[0078] 図４に、本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信４１０の一例４００を示す。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。

[0079] いくつかの例において、ワイヤレス通信４１０のＬＢＴ無線フレーム４１５は、１０ミリ秒の持続時間を有し、いくつかのダウンリンク（Ｄ）サブフレーム４２０と、いくつかのアップリンク（Ｕ）サブフレーム４２５と、２つのタイプのスペシャルサブフレーム、Ｓサブフレーム４３０およびＳ’サブフレーム４３５とを含み得る。いくつかの例において、Ｄサブフレーム４２０、Ｕサブフレーム４２５、Ｓサブフレーム４３０、およびＳ’サブフレーム４３５は、図３を参照しながら説明したそれぞれのＤサブフレーム３２０、Ｕサブフレーム３２５、Ｓサブフレーム３３０、およびＳ’サブフレーム３３５と同様に構成され得る。ＬＢＴ無線フレーム４１５は、より短いまたはより長い持続時間、あるいはＤサブフレーム４２０、Ｕサブフレーム４２５、Ｓサブフレーム４３０、またはＳ’サブフレーム４３５の異なる組合せをも有し得る。例として、ＬＢＴ無線フレーム４１５は、ＤＤＤＤＤＤＳＵＵＳ’ＴＤＤフレーム構造を有する。

[0080] Ｓ’サブフレーム４３５中に、ダウンリンククリアチャネルアセスメント（ＤＣＣＡ）プロシージャ４４５が、時間期間の間、ワイヤレス通信４１０の共有無線周波数スペクトルのチャネル（例えば、第１のチャネル）を予約するために、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａのうちの１つまたは複数など、１つまたは複数の基地局によって行われ得る。基地局による成功したＤＣＣＡプロシージャ４４５に続いて、基地局は、基地局が第１のチャネルを予約したという指示を、第１のチャネル上で他の潜在的送信機（例えば、ＵＥ、Ｗｉ−Ｆｉノードなど、他の基地局または装置）に与えるために、第１のチャネル上でＦ−ＣＵＢＳ４５０および／またはＣＵＢＳ４５２を送信し得る。Ｆ−ＣＵＢＳ４５０および／またはＣＵＢＳ４５２は、図３を参照しながら説明したＦ−ＣＵＢＳ３５０および／またはＤ−ＣＵＢＳ４５２に関して説明したように構成または送信され得る。

[0081] いくつかの例において、第１のチャネル上の潜在的送信機は、Ｆ−ＣＵＢＳ４５０またはＤ−ＣＵＢＳ４５２のエネルギーがしきい値を満たすと決定し、時間期間の間第１のチャネル上で送信しないことを決定し得る。しかしながら、他の潜在的送信機は、Ｆ−ＣＵＢＳ４５０またはＤ−ＣＵＢＳ４５２のエネルギーがしきい値を満たさないと決定し得るか、またはＦ−ＣＵＢＳ４５０またはＤ−ＣＵＢＳ４５２のエネルギーを検知しないことがある。従って、これらの他の潜在的送信機は、第１のチャネルの基地局の予約および使用に干渉する様式で、第１のチャネル、または場合によっては第１のチャネルに干渉する１つまたは複数のチャネル（例えば、第１のチャネルと重複するかまたはそれに隣接するチャネル）を使用し得る。そのような干渉する使用を緩和するために、基地局は、（例えば、成功したＤＣＣＡプロシージャ４４５に続いて）第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示４５５を送信し得る。第１のチャネル予約指示４５５は、特定の無線アクセス技術によって理解されるようにフォーマットされ得る。いくつかの例において、特定の無線アクセス技術は、基地局が第１のチャネル上で通信するときに使用することを意図する無線アクセス技術とは異なり得る。例えば、基地局は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術に従って第１のチャネル上で動作することを意図するが、Ｗｉ−Ｆｉ技術に従って動作するノードによって理解されるように第１のチャネル予約指示４５５をフォーマットし得る。

[0082] いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示４５５は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５は、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で送信され得る。

[0083] いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、基地局が占有することを意図する少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示４５５は、同じくまたは代替的に、基地局が、その上で第１のチャネル予約指示４５５が送信されるチャネルを占有することを意図することを示し得る。

[0084] いくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、基地局が第１のチャネルを使用しているという指示、または基地局がＷｉ−Ｆｉ技術以外の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0085] いくつかの例において、第１のチャネル予約指示４５５中に示される（またはそれによって暗示される）持続時間は、基地局（または基地局がサービスするＵＥ）が第１のチャネルを占有することを意図する持続時間よりも短くなり得る。例えば、ＩＥＥＥ８０２．１１規格は、現在、Ｗｉ−Ｆｉプリアンブルにおいて指定されるチャネル予約の持続時間を５．４６ミリ秒に制限する。５つのサブフレームを超える持続時間の間、Ｗｉ−Ｆｉノードの存在下で第１のチャネルを予約することを意図する基地局は、従って、第２のチャネル予約指示４６０（例えば、第２のＷｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット）を送信し得る。第２のチャネル予約指示４６０は、第１のチャネル予約指示４５５から時間的に分離され得、基地局による第１のチャネルの予約を拡張し得る。第２のチャネル予約指示４６０は、第１のチャネル予約指示４５５と同じ（１つまたは複数の）チャネルまたは１つまたは複数の異なるチャネルを介して送信され得る。いくつかの例において、第２のチャネル予約指示４６０は、基地局によるデータ送信中に送信され（またはそれの内で多重化され）得る。例えば、第２のチャネル予約指示４６０は、データ送信のサブフレームの第１のシンボル期間（例えば、Ｄサブフレーム４２０（ＳＦ５）の第１のＯＦＤＭシンボル期間４６５）をパンクチャ（puncture）し得る。パンクチャされたシンボル期間が、基地局とＵＥとに知られている所定のロケーション中にある場合、ＵＥは、シンボル期間がパンクチャされたことを基地局が示すことなしに、パンクチャされたシンボル期間の周りでレートマッチングし得る。

[0086] 図５に、本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信５１０の一例５００を示す。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。

[0087] 例として、ワイヤレス通信５１０はＳ’サブフレーム５３５と、その後に続くデータ送信５４０とを含むことが示されている。Ｓ’サブフレーム５３５は、図３または図４を参照しながら説明したＳ’サブフレーム３３５または４３５の一例であり得、データ送信５４０は、図３または図４を参照しながら説明したＤサブフレーム３２０または４２０の一例であり得る。ＤＣＣＡプロシージャ５４５は、Ｓ’サブフレーム５３５の１つまたは複数のシンボル期間中に、またはそれにわたって（例えば、０〜１３の番号を付けられたＯＦＤＭシンボル期間のうちの１つまたは複数中に、またはそれにわたって）行われ得る。いくつかの例において、ＤＣＣＡプロシージャ５４５が実行または開始されるシンボル期間は、ＬＢＴ無線フレームごとに変動し得、従って、共有無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界（例えば、次のサブフレーム境界）またはシンボル期間境界（例えば、次のシンボル期間境界）の相対的タイミングは変動し得る。いくつかの例では（例えば、拡張ＣＣＡプロシージャを行う場合）、ＤＣＣＡプロシージャ５４５の持続時間は変動し得、従って、共有無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界（例えば、次のサブフレーム境界）またはシンボル期間境界（例えば、次のシンボル期間境界）の相対的タイミングが変動し得る。

[0088] いくつかの例では、Ｓ’サブフレーム５３５中に、共有無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つ基地局が、複数の所定のチャネル予約指示の中からチャネル予約指示を選択し、図４を参照しながら説明したように、選択されたチャネル予約指示を少なくとも第１のチャネルまたは第２のチャネル上で送信し得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の基地局の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。

[0089] 第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいてチャネル予約指示を選択する場合、複数の所定のチャネル予約指示は、異なる値で構成されたＬ−ＳＩＧフィールドを有するＷｉ−Ｆｉプリアンブルを含み得、その異なる値により、Ｗｉ−Ｆｉノードは、異なる時間期間の間第１のチャネル上で送信することを控える。従って、適切なＬ−ＳＩＧ値を有するＷｉ−Ｆｉプリアンブルは、共有無線周波数スペクトルへのアクセスを求める競合に勝つことのタイミングに基づいて選択され得る。適切なＬ−ＳＩＧ値を有するＷｉ−Ｆｉプリアンブルは、同じくまたは代替的に、基地局が、第１のチャネルが必要とされるよりも長い間それを予約しないように、基地局が第１のチャネルを予約することを意図する持続時間に基づいて選択され得る。

[0090] 図６に、本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの様々な例を示す。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。いくつかの例において、チャネル予約指示は、図４または図５を参照しながら説明したチャネル予約指示のうちの１つであり得る。

[0091] 共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの第１の例６００において、チャネル予約指示６０５は、ＣＵＢＳ６１０を送信する前に送信され得る。共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの第２の例６００−ａにおいて、チャネル予約指示６１０−ａは、ＣＵＢＳ６０５−ａを送信した後に送信され得る。共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの第３の例６００−ｂにおいて、チャネル予約指示６０５−ｂは、Ｆ−ＣＵＢＳ６１５とＣＵＢＳ６１０−ｂとを送信する前に送信され得る。共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの第４の例６００−ｃにおいて、チャネル予約指示６０５−ｃは、Ｆ−ＣＵＢＳ６１５−ａを送信した後およびＣＵＢＳ６１０−ｃを送信する前に送信され得る。共有無線周波数スペクトル上でチャネル予約指示を送信することの第５の例６００−ｄにおいて、チャネル予約指示６０５−ｄは、Ｆ−ＣＵＢＳ６１５−ｂとＣＵＢＳ６１０−ｄとを送信した後に送信され得る。早期にチャネル予約インジケータを送信することは、予約されているチャネル上で別の送信機が送信する尤度を最も良く低減し、後でチャネル予約インジケータを送信することは、チャネルがより長いデータ送信のために予約されることを可能にし得る。しかしながら、チャネル予約インジケータを送信することのタイミングはまた、追加または代替の考慮事項に基づいて選択され得る。

[0092] いくつかの例において、基地局は、チャネル予約指示を送信するための所定のタイミングを用いて静的にまたは半静的にプログラムされ得る。他の例において、基地局は、Ｆ−ＣＵＢＳまたはＣＵＢＳを送信することに関するチャネル予約指示を送信するための時間を動的に選択し得る。いくつかの例において、チャネル予約指示を送信するための時間は、共有無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択され得る。

[0093] 図７に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置７０５のブロック図７００を示す。装置７０５は、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａのうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。装置７０５はまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。装置７０５は、受信機モジュール７１０、ワイヤレス通信管理モジュール７２０、または送信機モジュール７３０を含み得る。これらのモジュールの各々は互いと通信していることがある。

[0094] 装置７０５のモジュールは、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された１つまたは複数の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）を使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路（例えば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、および他のセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実施され得る。

[0095] いくつかの例において、受信機モジュール７１０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上での送信を受信するように動作可能な少なくとも１つの無線周波数（ＲＦ）受信機など、少なくとも１つのＲＦ受信機を含み得る。専用無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル（例えば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトルなど、特定の使用のために特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル）を含み得る。共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトルは、例えば、図１、図２、図３、図４、図５、または図６を参照しながら説明したように、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用され得る。受信機モジュール７１０は、図１または図２を参照しながら説明したワイヤレス通信システム１００または２００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で確立され得る。

[0096] いくつかの例において、送信機モジュール７３０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で送信するように動作可能な少なくとも１つのＲＦ送信機など、少なくとも１つのＲＦ送信機を含み得る。送信機モジュール７３０は、図１または図２を参照しながら説明したワイヤレス通信システム１００または２００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で確立され得る。

[0097] いくつかの例において、ワイヤレス通信管理モジュール７２０は、装置７０５を含む第１のノードのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信管理モジュール７２０は、チャネル競合モジュール７３５またはチャネル予約モジュール７４０を含み得る。

[0098] いくつかの例において、チャネル競合モジュール７３５は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するために使用され得る。競合することは、第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って動作する（および第１のチャネルを占有する）ことを意図するときに行われ得る。いくつかの例において、第１のチャネルは、前述の共有無線周波数スペクトルのチャネルであり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。

[0099] いくつかの例において、チャネル予約モジュール７４０は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するために使用され得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。

[0100] 装置７０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0101] 装置７０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0102] 装置７０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。装置７０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。装置７０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0103] 装置７０５のいくつかの例において、チャネル予約モジュール７４０は、第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、第１のチャネル上で、第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させるために使用され得る。時間期間は、第２のノードが第１のチャネル予約指示に反応することを可能にするように選択され得る（例えば、それにより、第２のノードが、第１のチャネル上での第３のノードへの送信中に第１のチャネルまたは干渉チャネルを使用することを開始しない）。

[0104] 図８に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置８０５のブロック図８００を示す。装置８０５は、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａのうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７を参照しながら説明した装置７０５の態様の一例であり得る。装置８０５はまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。装置８０５は、受信機モジュール８１０、ワイヤレス通信管理モジュール８２０、または送信機モジュール８３０を含み得る。これらのモジュールの各々は互いと通信していることがある。

[0105] 装置８０５のモジュールは、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された１つまたは複数のＡＳＩＣを使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路（例えば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、および他のセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実施され得る。

[0106] いくつかの例において、受信機モジュール８１０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上での送信を受信するように動作可能な少なくとも１つのＲＦ受信機など、少なくとも１つのＲＦ受信機を含み得る。専用無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル（例えば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトルなど、特定の使用のために特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル）を含み得る。共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトルは、例えば、図１、図２、図３、図４、図５、または図６を参照しながら説明したように、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用され得る。受信機モジュール８１０は、いくつかの場合には、専用無線周波数スペクトルおよび共有無線周波数スペクトルのための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル上で通信するためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール（例えば、専用ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール８１２）、および共有無線周波数スペクトル上で通信するためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール（例えば、共有ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール８１４）の形態をとり得る。専用ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール８１２または共有ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ受信機モジュール８１４を含む受信機モジュール８１０は、図１または図２を参照しながら説明したワイヤレス通信システム１００または２００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で確立され得る。

[0107] いくつかの例において、送信機モジュール８３０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で送信するように動作可能な少なくとも１つのＲＦ送信機など、少なくとも１つのＲＦ送信機を含み得る。送信機モジュール８３０は、いくつかの場合には、専用無線周波数スペクトルおよび共有無線周波数スペクトルのための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル上で通信するためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール（例えば、専用ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール８３２）、および共有無線周波数スペクトル上で通信するためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール（例えば、共有ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール８３４）の形態をとり得る。専用ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール８３２または共有ＲＦスペクトルのためのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ送信機モジュール８３４を含む送信機モジュール８３０は、図１または図２を参照しながら説明したワイヤレス通信システム１００または２００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を送信するために使用され得る。通信リンクは、第１の無線周波数スペクトルまたは第２の無線周波数スペクトル上で確立され得る。

[0108] いくつかの例において、ワイヤレス通信管理モジュール８２０は、装置８０５を含む第１のノードのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信管理モジュール８２０は、チャネル競合モジュール８３５またはチャネル予約モジュール８４０を含み得る。

[0109] いくつかの例において、チャネル競合モジュール８３５は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するために使用され得る。競合することは、第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って動作する（および第１のチャネルを占有する）ことを意図するときに行われ得る。いくつかの例において、第１のチャネルは、前述の共有無線周波数スペクトルのチャネルであり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。

[0110] いくつかの例において、チャネル予約モジュール８４０は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するために使用され得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。チャネル予約モジュール８４０は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、ＣＵＢＳまたはＦ−ＣＵＢＳのうちの少なくとも１つを送信するためにも使用され得る。ＣＵＢＳまたはＦ−ＣＵＢＳは、第１のノードによる使用のために第１のチャネルを予約するために送信され（例えば、第１のチャネル上で送信され）得る。

[0111] いくつかの例において、チャネル予約モジュール８４０は、代替無線アクセス技術チャネル識別モジュール８４５、ノード調整モジュール８５０、チャネル予約拡張モジュール８５５、チャネル予約指示選択モジュール８６０、またはチャネル予約指示タイミング選択モジュール８６５を含み得る。いくつかの例において、代替無線アクセス技術チャネル識別モジュール８４５は、第２のノードによって使用される１次チャネルを識別するために使用され得る。第２のノードによって使用される１次チャネルが識別され得るとき、チャネル予約モジュール８４０は、第２のノードによって使用される１次チャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するために使用され得る。

[0112] いくつかの例において、ノード調整モジュール８５０は、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令するために使用され得る。第３のノードは、第１の無線アクセス技術に従って動作し得、第１のノードが基地局を含む例において、第３のノードはＵＥであり得る。いくつかの例において、第３のノードは、第１のチャネルまたは第２のチャネルのうちの少なくとも１つを介して第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することは、アップリンク許可またはＲＲＣシグナリングメッセージのうちの少なくとも１つ中で指示を第３のノード（例えば、ＵＥ）に与えることを含み得る。例として、指示は、第１のチャネル予約指示を送信するようにとの明示的命令、または第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに暗黙的に命令する指示（例えば、フラグ、または１つまたは複数のパラメータ値）の形態をとり得る。いくつかの例において、指示は、例えば、その上で第１のチャネル予約指示を送信するための（１つまたは複数の）チャネル、第１のチャネル予約指示を送信するための所望のタイミング、または送信されるべきチャネル予約指示のタイプを示す、１つまたは複数のパラメータ値を含み得る。いくつかの例において、第３のノードは、第１のノード（またはチャネル予約モジュール８４０）がどのように第１のチャネル予約指示を送信するかと同様に、第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。いくつかの例において、第３のノードは、第１のノード（またはチャネル予約モジュール８４０）がどのように第１のチャネル予約指示を送信するかとは別様に、第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。

[0113] いくつかの例において、チャネル予約拡張モジュール８５５は、第２のチャネル予約指示を送信するために使用され得る。第２のチャネル予約指示は、第１のチャネル予約指示から時間的に分離され得、第１のノードによる第１のチャネルの予約を拡張し得る。例えば、第２のチャネル予約指示はまた、第２のノードによって理解され得、追加の時間期間の間少なくとも第１のチャネルを予約するために第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のノードによるデータ送信より前に送信され得、第２のチャネル予約指示は、第１のノードによるデータ送信中に送信され（またはそれの内で多重化され）得る。例えば、第２のチャネル予約指示は、データ送信のサブフレームの第１のシンボル期間をパンクチャし得る。

[0114] いくつかの例において、チャネル予約指示選択モジュール８６０は、複数の所定のチャネル予約指示の中から第１のチャネル予約指示を選択するために使用され得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。

[0115] いくつかの例において、チャネル予約指示タイミング選択モジュール８６５は、Ｆ−ＣＵＢＳまたはＣＵＢＳを送信することに関する第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択するために使用され得る。時間は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択され得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための時間は、ＣＵＢＳを送信する前、ＣＵＢＳを送信した後、Ｆ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信する前、Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後およびＣＵＢＳを送信する前、またはＦ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に生じるように選択され得る。

[0116] 装置８０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0117] 装置８０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0118] 装置８０５のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0119] 装置８０５のいくつかの例において、チャネル予約モジュール８４０は、第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、第１のチャネル上で、第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させるために使用され得る。時間期間は、第２のノードが第１のチャネル予約指示に反応することを可能にするように選択され得る（例えば、それにより、第２のノードが、第１のチャネル上での第３のノードへの送信中に第１のチャネルまたは干渉チャネルを使用することを開始しない）。

[0120] 図９に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局９０５（例えば、ｅＮＢの一部または全部を形成する基地局）のブロック図９００を示す。いくつかの例において、基地局９０５は、図１または図２を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、または２０５−ａの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局９０５は、図１、図２、図３、図４、図５、図６、図７、または図８を参照しながら説明した基地局の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実施するかまたは可能にするように構成され得る。

[0121] 基地局９０５は、基地局プロセッサモジュール９１０、基地局メモリモジュール９２０、（（１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０によって表される）少なくとも１つの基地局トランシーバモジュール、（（１つまたは複数の）基地局アンテナ９５５によって表される）少なくとも１つの基地局アンテナ、または基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０を含み得る。基地局９０５はまた、基地局通信モジュール９３０またはネットワーク通信モジュール９４０のうちの１つまたは複数を含み得る。これらの構成要素の各々は、１つまたは複数のバス９３５上で、直接または間接的に互いと通信していることがある。

[0122] 基地局メモリモジュール９２０は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）または読取り専用メモリ（ＲＯＭ）を含み得る。基地局メモリモジュール９２０は、実行されたとき、無線周波数スペクトルのチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴う、チャネル予約指示の送信を含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明する様々な機能を基地局プロセッサモジュール９１０に行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード９２５を記憶し得る。代替的に、コード９２５は、基地局プロセッサモジュール９１０によって直接的に実行可能でないが、（例えば、コンパイルされ、実行されたとき）本明細書で説明する機能のうちのいくつかを基地局９０５に行わせるように構成され得る。

[0123] 基地局プロセッサモジュール９１０は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣなどを含み得る。基地局プロセッサモジュール９１０は、（１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０、基地局通信モジュール９３０、またはネットワーク通信モジュール９４０を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール９１０はまた、（１つまたは複数の）アンテナ９５５を通した送信のために（１つまたは複数の）トランシーバモジュール９５０に送られるべき情報、１つまたは複数の他の基地局９０５−ａおよび９０５−ｂへの送信のために基地局通信モジュール９３０に送られるべき情報、または図１を参照しながら説明したコアネットワーク１３０の１つまたは複数の態様の一例であり得る、コアネットワーク９４５への送信のためにネットワーク通信モジュール９４０に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサモジュール９１０は、単独で、または、基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０とともに、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上で通信すること（またはそれの上での通信を管理すること）の様々な態様を扱い得る。専用無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル（例えば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトルなど、特定の使用のために特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル）を含み得る。共有無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）を含み得る。

[0124] （１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために（１つまたは複数の）基地局アンテナ９５５に与え、（１つまたは複数の）基地局アンテナ９５５から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。（１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０は、いくつかの例において、１つまたは複数の基地局送信機モジュールおよび１つまたは複数の別個の基地局受信機モジュールとして実施され得る。（１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル中での通信をサポートし得る。（１つまたは複数の）基地局トランシーバモジュール９５０は、（１つまたは複数の）アンテナ９５５を介して、図１または図２を参照しながら説明したＵＥ１１５、２１５、２１５−ａ、２１５−ｂ、または２１５−ｃのうちの１つまたは複数など、１つまたは複数のＵＥまたは装置と双方向に通信するように構成され得る。基地局９０５は、例えば、複数の基地局アンテナ９５５（例えば、アンテナアレイ）を含み得る。基地局９０５は、ネットワーク通信モジュール９４０を通してコアネットワーク９４５と通信し得る。基地局９０５はまた、基地局通信モジュール９３０を使用して、基地局９０５−ａおよび９０５−ｂなど、他の基地局と通信し得る。

[0125] 基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトル上でのワイヤレス通信に関係する図１、図２、図３、図４、図５、図６、図７、または図８を参照しながら説明した特徴または機能の一部または全部を実行または制御するように構成され得る。例えば、基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０は、専用無線周波数スペクトルまたは共有無線周波数スペクトルを使用して、補足ダウンリンクモード（例えば、認可支援アクセスモード）、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０は、専用無線周波数スペクトル中でのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を扱うように構成された、専用ＲＦスペクトルのための基地局ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａモジュール９６５と、共有無線周波数スペクトル中でのＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を扱うように構成された、共有ＲＦスペクトルのための基地局ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａモジュール９７０とを含み得る。基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０、またはそれの部分はプロセッサを含み得、あるいは基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０の機能の一部または全部は、基地局プロセッサモジュール９１０によって行われるか、または基地局プロセッサモジュール９１０とともに行われ得る。いくつかの例において、基地局ワイヤレス通信管理モジュール９６０は、図７または図８を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０または８２０の一例であり得る。

[0126] 図１０は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法１０００を示すフローチャートである。明快のために、方法１０００について、図１、図２、または図９を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、２０５−ａ、または９０５のうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様に関して、以下で説明する。いくつかの例において、基地局または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局または装置の機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの１つまたは複数を行い得る。

[0127] ブロック１００５において、方法１０００は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。いくつかの例において、無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、共有無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局であり得る。いくつかの例において、ブロック１００５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル競合モジュール７３５または８３５を使用して行われ得る。

[0128] ブロック１０１０において、方法１０００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、（例えば、第１のノードによって）第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。いくつかの例において、ブロック１０１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0129] 方法１０００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0130] 方法１０００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0131] 方法１０００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１０００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１０００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0132] いくつかの例において、方法１０００は、第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、第１のチャネル上で、第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させることを含み得る。時間期間は、第２のノードが第１のチャネル予約指示に反応することを可能にするように選択され得る（例えば、それにより、第２のノードが、第１のチャネル上での第３のノードへの送信中に第１のチャネルまたは干渉チャネルを使用することを開始しない）。

[0133] 従って、方法１０００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１０００は一実施形態にすぎないこと、および方法１０００の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[0134] 図１１は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法１１００を示すフローチャートである。明快のために、方法１１００について、図１、図２、または図９を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、２０５−ａ、または９０５のうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様に関して、以下で説明する。いくつかの例において、基地局または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局または装置の機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの１つまたは複数を行い得る。

[0135] ブロック１１０５において、方法１１００は、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードにおいて、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって使用される１次チャネルを識別することを含み得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局であり得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。いくつかの例において、ブロック１１０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図８を参照しながら説明した代替無線アクセス技術チャネル識別モジュール８４５を使用して行われ得る。

[0136] ブロック１１１０において、方法１１００は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することを含み得る。競合することは第１のノードによって行われ得る。いくつかの例において、無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、共有無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。いくつかの例において、ブロック１１１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル競合モジュール７３５または８３５を使用して行われ得る。

[0137] ブロック１１１５において、方法１１００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、（例えば、第１のノードによって）第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第１のチャネル予約指示は、第２のノードによって理解され得、第２のノードによって使用される１次チャネル上で送信され得る。いくつかの例において、ブロック１１１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0138] 方法１１００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0139] 方法１１００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル（例えば、第２のノードによって使用される１次チャネル）上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネル（例えば、第１のチャネル）を示し得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る（例えば、第２のノードによって使用される１次チャネルは、第１のノードによってクリアされる第１のチャネルと重複し得る）。

[0140] 方法１１００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１１００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１１００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0141] 従って、方法１１００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１１００は一実施形態にすぎないこと、および方法１１００の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[0142] 図１２は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法１２００を示すフローチャートである。明快のために、方法１２００について、図１、図２、または図９を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、２０５−ａ、または９０５のうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様に関して、以下で説明する。いくつかの例において、基地局または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局または装置の機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの１つまたは複数を行い得る。

[0143] ブロック１２０５において、方法１２００は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。いくつかの例において、無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、共有無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局であり得る。いくつかの例において、ブロック１２０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル競合モジュール７３５または８３５を使用して行われ得る。

[0144] ブロック１２１０において、方法１２００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、（例えば、第１のノードによって）第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。いくつかの例において、ブロック１２１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0145] ブロック１２１５において、方法１２００は、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することを含み得る。第３のノードは、第１の無線アクセス技術に従って動作し得、第１のノードが基地局を含む例において、第３のノードはＵＥであり得る。いくつかの例において、第３のノードは、第１のチャネルまたは第２のチャネルのうちの少なくとも１つを介して第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することは、アップリンク許可またはＲＲＣシグナリングメッセージのうちの少なくとも１つ中で指示を第３のノード（例えば、ＵＥ）に与えることを含み得る。例として、指示は、第１のチャネル予約指示を送信するようにとの明示的命令、または第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに暗黙的に命令する指示（例えば、フラグ、または１つまたは複数のパラメータ値）の形態をとり得る。いくつかの例において、指示は、例えば、その上で第１のチャネル予約指示を送信するための（１つまたは複数の）チャネル、第１のチャネル予約指示を送信するための所望のタイミング、または送信されるべきチャネル予約指示のタイプを示す、１つまたは複数のパラメータ値を含み得る。いくつかの例において、ブロック１２１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図８を参照しながら説明したノード調整モジュール８５０を使用して行われ得る。

[0146] 方法１２００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0147] 方法１２００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0148] 方法１２００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１２００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１２００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0149] 方法１２００のいくつかの例において、第３のノードは、第１のノードがどのように第１のチャネル予約指示を送信するかと同様に、第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。方法１２００のいくつかの例において、第３のノードは、第１のノードがどのように第１のチャネル予約指示を送信するかとは別様に、第１のチャネル予約指示を送信するように命令され得る。

[0150] 従って、方法１２００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１２００は一実施形態にすぎないこと、および方法１２００の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[0151] 図１３は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法１３００を示すフローチャートである。明快のために、方法１３００について、図１、図２、または図９を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、２０５−ａ、または９０５のうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様に関して、以下で説明する。いくつかの例において、基地局または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局または装置の機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの１つまたは複数を行い得る。

[0152] ブロック１３０５において、方法１３００は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。いくつかの例において、無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、共有無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局であり得る。いくつかの例において、ブロック１３０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル競合モジュール７３５または８３５を使用して行われ得る。

[0153] ブロック１３１０において、方法１３００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、（例えば、第１のノードによって）第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得、時間期間の間少なくとも第１のチャネルを予約するために第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。いくつかの例において、ブロック１３１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0154] ブロック１３１５において、方法１３００は、（例えば、第１のノードによって）第２のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第２のチャネル予約指示は、第１のチャネル予約指示から時間的に分離され得、第１のノードによる第１のチャネルの予約を拡張し得る。例えば、第２のチャネル予約指示はまた、第２のノードによって理解され得、追加の時間期間の間少なくとも第１のチャネルを予約するために第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、ブロック１３１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図８を参照しながら説明したチャネル予約拡張モジュール８５５を使用して行われ得る。

[0155] 方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0156] 方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0157] 方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示または第２のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0158] 方法１３００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のノードによるデータ送信より前に送信され得、第２のチャネル予約指示は、第１のノードによるデータ送信中に送信され（またはそれの内で多重化され）得る。例えば、第２のチャネル予約指示は、データ送信のサブフレームの第１のシンボル期間をパンクチャし得る。

[0159] 従って、方法１３００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１３００は一実施形態にすぎないこと、および方法１３００の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[0160] 図１４は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための例示的な方法１４００を示すフローチャートである。明快のために、方法１４００について、図１、図２、または図９を参照しながら説明した基地局１０５、２０５、２０５−ａ、または９０５のうちの１つまたは複数の態様、あるいは図７または図８を参照しながら説明した装置７０５または８０５のうちの１つまたは複数の態様に関して、以下で説明する。いくつかの例において、基地局または装置は、以下で説明する機能を行うように基地局または装置の機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局または装置は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能のうちの１つまたは複数を行い得る。

[0161] ブロック１４０５において、方法１４００は、無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することを含み得る。競合することは、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われ得る。いくつかの例において、無線周波数スペクトルは、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、共有無線周波数スペクトル（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ使用など、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル）であり得る。いくつかの例において、第１の無線アクセス技術は、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ技術など、セルラー無線アクセス技術であり得る。いくつかの例において、第１のノードは基地局であり得る。いくつかの例において、ブロック１４０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル競合モジュール７３５または８３５を使用して行われ得る。

[0162] ブロック１４１０において、方法１４００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のノードによる使用のために第１のチャネルを予約するためにＣＵＢＳまたはＦ−ＣＵＢＳのうちの少なくとも１つを送信することを含み得る。いくつかの例において、ブロック１４１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0163] ブロック１４１５において、方法１４００は、複数の所定のチャネル予約指示の中から第１のチャネル予約指示を選択することを含み得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例において、選択することは、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例において、ブロック１４１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図８を参照しながら説明したチャネル予約指示選択モジュール８６０を使用して行われ得る。

[0164] ブロック１４２０において、方法１４００は、Ｆ−ＣＵＢＳまたはＣＵＢＳを送信することに関する第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択することを含み得る。時間は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択され得る。いくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信するための時間は、ＣＵＢＳを送信する前、ＣＵＢＳを送信した後、Ｆ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信する前、Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後およびＣＵＢＳを送信する前、またはＦ−ＣＵＢＳとＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に生じるように選択され得る。いくつかの例において、ブロック１４２０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図８を参照しながら説明したチャネル予約指示タイミング選択モジュール８６５を使用して行われ得る。

[0165] いくつかの例において、方法１４００は、ブロック１４１５または１４２０において行われる（１つまたは複数の）動作を含み得る。他の例において、方法１４００は、ブロック１４１５において行われる（１つまたは複数の）動作を含むが、ブロック１４２０において行われる（１つまたは複数の）動作を含まないことがある。他の例において、方法１４００は、ブロック１４２０において行われる（１つまたは複数の）動作を含むが、ブロック１４１５において行われる（１つまたは複数の）動作を含まないことがある。

[0166] ブロック１４２５において、方法１４００は、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、（例えば、第１のノードによって）第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。第１のチャネル予約指示は、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解され得る。いくつかの例において、第２の無線アクセス技術はＷｉ−Ｆｉ技術であり得、第２のノードはＷｉ−Ｆｉノードであり得る。いくつかの例において、ブロック１４１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図９を参照しながら説明したワイヤレス通信管理モジュール７２０、８２０、または９６０、あるいは図７または図８を参照しながら説明したチャネル予約モジュール７４０または８４０を使用して行われ得る。

[0167] 方法１４００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示を送信することは、無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。例えば、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの少なくとも第１のチャネル上で送信され得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で送信され得る。いくつかの例では、第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに応答して、リッスンビフォアトーク（ＬＢＴ）プロシージャ（例えば、短縮されたＣＣＡプロシージャ）が、無線周波数スペクトルの第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信するより前に、無線周波数スペクトルの第２のチャネルのために行われ得る。いくつかの例において、第２のチャネルは、第１のチャネルに隣接するか、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にあるか、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にあり得る。いくつかの例において、少なくとも第２のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することは、第１のチャネルに隣接する、第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内の、または第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内の複数のチャネル上で第１のチャネル予約指示を送信することを含み得る。

[0168] 方法１４００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、無線周波数スペクトルの１つのチャネル上で送信されるが、第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示し得る。第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、その上で第１のチャネル予約指示が送信されるチャネルが第１の無線アクセス技術によって占有されることを示し得る。

[0169] 方法１４００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケット（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケット）を含み得る。いくつかの例において、Ｗｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットは、第１のノードが第１のチャネルを使用しているという指示、または第１のノードが第１の無線アクセス技術に従って第１のチャネルを使用しているという指示を含み得る。方法１４００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、同じくまたは代替的に、Ｗｉ−Ｆｉ ＣＴＳ−ｔｏ−Ｓｅｌｆパケットなど、別のタイプのＷｉ−Ｆｉ送信を含み得る。方法１４００のいくつかの例において、第１のチャネル予約指示は、第１のチャネル（または第１のチャネルを含むチャネルのグループ）が第１のノードによって予約される持続時間の指示を含み得る。

[0170] 従って、方法１４００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１４００は一実施形態にすぎないこと、および方法１４００の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[0171] いくつかの例では、図１０、図１１、図１２、図１３、または図１４を参照しながら説明した方法１０００、１１００、１２００、１３００、または１４００のうちの２つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。

[0172] 本明細書で説明した技法は、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ−ＦＤＭＡ、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。ＣＤＭＡシステムは、ＣＤＭＡ２０００、ユニバーサル地上波無線アクセス（ＵＴＲＡ）などの無線技術を実施し得る。ＣＤＭＡ２０００は、ＩＳ−２０００、ＩＳ−９５、およびＩＳ−８５６規格をカバーする。ＩＳ−２０００リリース０およびＡは、一般に、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、１Ｘなどと呼ばれる。ＩＳ−８５６（ＴＩＡ−８５６）は、一般に、ＣＤＭＡ２０００ １ｘＥＶ−ＤＯ、高速パケットデータ（ＨＲＰＤ：High Rate Packet Data）などと呼ばれる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（ＷＣＤＭＡ（登録商標））およびＣＤＭＡの他の変形態を含む。ＴＤＭＡシステムは、モバイル通信用グローバルシステム（ＧＳＭ（登録商標）：Global System for Mobile Communications）などの無線技術を実施し得る。ＯＦＤＭＡシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、発展型ＵＴＲＡ（Ｅ−ＵＴＲＡ：Evolved UTRA）、ＩＥＥＥ８０２．１１（Ｗｉ−Ｆｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ−ＯＦＤＭ（登録商標）などの無線技術を実施し得る。ＵＴＲＡおよびＥ−ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ：Universal Mobile Telecommunication System）の一部である。３ＧＰＰロングタームエボリューション（ＬＴＥ）およびＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ−Ａ）は、Ｅ−ＵＴＲＡを使用するＵＭＴＳの新しいリリースである。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＬＴＥ−ＡおよびＧＳＭは、「第３世代パートナーシッププロジェクト」（３ＧＰＰ：3rd Generation Partnership Project）と称する団体からの文書に記載されている。ＣＤＭＡ２０００およびＵＭＢは、「第３世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２：3rd Generation Partnership Project 2）と称する団体からの文書に
記載されている。本明細書で説明した技法は、共有無線周波数スペクトル上でのセルラー（例えば、ＬＴＥ）通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、並びに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。但し、上記の説明では、例としてＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてＬＴＥ用語が使用されるが、本技法はＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ適用例以外に適用可能である。

[0173] 添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実施され得るまたは特許請求の範囲内に入る例の全てを表すとは限らない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。但し、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形式で示されている。

[0174] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。

[0175] 本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実施され得る。

[0176] 本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとして非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいは非一時的コンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実施形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。例えば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実施され得る。機能を実施する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、２つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか１つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの２つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。例えば、組成が、構成要素Ａ、Ｂ、またはＣを含んでいると記述されている場合、その組成は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢの組合せ、ＡとＣの組合せ、ＢとＣの組合せ、またはＡとＢとＣの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙（例えば、「のうちの少なくとも１つ」あるいは「のうちの１つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙）中で使用される「または」は、例えば、「Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つ」の列挙が、ＡまたはＢまたはＣまたはＡＢまたはＡＣまたはＢＣまたはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）を意味するような選言的列挙を示す。

[0177] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、フラッシュメモリ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）およびＢｌｕ−ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

[0178] 本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されないものとする。例えば、「条件Ａに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく条件Ａと条件Ｂの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様にして解釈されるものとする。

[0179] 本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるように与えたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (30)

1. ワイヤレス通信の方法であって、
   無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することであって、前記競合することが、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われる、競合することと、
   前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信することであって、前記第１のチャネル予約指示が、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解される、送信することと
   を備える、方法。
2. 前記第１のチャネル予約指示を送信することは、
   前記無線周波数スペクトルの少なくとも前記第１のチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することを備える、請求項１に記載の方法。
3. 前記第１のチャネル予約指示を送信することは、
   前記無線周波数スペクトルの少なくとも第２のチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することを備える、請求項１に記載の方法。
4. 少なくとも前記第２のチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することは、
   複数のチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することを備える、請求項３に記載の方法。
5. 前記第２のノードによって使用される１次チャネルを識別することをさらに備え、
   ここにおいて、前記第１のチャネル予約指示を送信することは、前記第２のノードによって使用される前記１次チャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することを備える、請求項１に記載の方法。
6. 前記第１のチャネル予約指示を送信することは、
   前記無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信することを備え、前記無線周波数スペクトルの前記１つのチャネル上で送信される前記第１のチャネル予約指示は、前記第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示す、請求項１に記載の方法。
7. 前記第１のチャネルまたは前記第２のチャネルのうちの少なくとも１つを介して前記第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令すること
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
8. 前記第１のチャネル予約指示を送信するように第３のノードに命令することと、アップリンク許可または無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングメッセージのうちの少なくとも１つ中で指示を前記ＵＥに与えることと
   をさらに備え、
   ここにおいて、前記第１のノードは基地局を備え、前記第３のノードはユーザ機器（ＵＥ）を備える、請求項１に記載の方法。
9. 前記第１のチャネル予約指示はＷｉ−ＦｉプリアンブルまたはＷｉ−Ｆｉパケットを備える、請求項１に記載の方法。
10. 前記第１のノードは、
    前記第１の無線アクセス技術に従う前記第１のチャネルを使用しているという指示を前記Ｗｉ−Ｆｉプリアンブル中に含めることをさらに備える、請求項９に記載の方法。
11. 前記第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、前記第１のチャネル上で、前記第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させることをさらに備え、前記時間期間は、前記第２のノードが前記第１のチャネル予約指示に反応することを可能にする、請求項１に記載の方法。
12. 前記第１のチャネル予約指示は、時間期間の間少なくとも前記第１のチャネルを予約するために前記第２のノードによって理解され、前記方法は、
    前記第１のノードによる前記第１のチャネルの予約を拡張するために、前記第１のチャネル予約指示から時間的に分離された第２のチャネル予約指示を送信することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
13. 複数の所定のチャネル予約指示の中から前記第１のチャネル予約指示を選択することをさらに備え、前記選択することは、前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界の相対的タイミングまたはシンボル期間境界の相対的タイミングのいずれか、あるいは前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づく、請求項１に記載の方法。
14. 前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、チャネル使用ビーコン信号（ＣＵＢＳ）またはフラクショナルＣＵＢＳ（Ｆ−ＣＵＢＳ）のうちの少なくとも１つを送信することをさらに備え、
    ここにおいて、前記第１のチャネル予約指示を送信することは、前記ＣＵＢＳを送信する前、前記ＣＵＢＳを送信した後、前記Ｆ−ＣＵＢＳと前記ＣＵＢＳとを送信する前、前記Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後および前記ＣＵＢＳを送信する前、または前記Ｆ−ＣＵＢＳと前記ＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に行われる、請求項１に記載の方法。
15. 前記Ｆ−ＣＵＢＳまたは前記ＣＵＢＳを送信することに関する前記第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択することをさらに備え、前記時間は、前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項１４に記載の方法。
16. ワイヤレス通信のための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令は、
    無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合することであって、前記競合することが、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われる、競合することと、
    前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信することであって、前記第１のチャネル予約指示が、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解される、送信することと
    をするために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
17. 前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、
    前記無線周波数スペクトルの前記第１のチャネル、または前記無線周波数スペクトルの第２のチャネルの少なくともいずれかの上で前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、請求項１６に記載の装置。
18. 前記第２のチャネルは、前記第１のチャネルに隣接する、前記第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルバンド内にある、または前記第１のチャネルと同じ無線周波数スペクトルサブバンド内にある、のうちの少なくとも１つである、請求項１６に記載の装置。
19. 前記命令は、
    前記第２のノードによって使用される１次チャネルを識別するために前記プロセッサによって実行可能であり、
    ここにおいて、前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記第２のノードによって使用される前記１次チャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、請求項１６に記載の装置。
20. 前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、
    前記無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信するために前記プロセッサによって実行可能な命令を備え、前記無線周波数スペクトルの前記１つのチャネル上で送信される前記第１のチャネル予約指示は、前記第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示す、請求項１６に記載の装置。
21. 前記命令は、
    複数の所定のチャネル予約指示の中から前記第１のチャネル予約指示を選択するために前記プロセッサによって実行可能であり、前記選択することは、前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界の相対的タイミングまたはシンボル期間境界の相対的タイミングのいずれか、あるいは前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づく、請求項１６に記載の装置。
22. ワイヤレス通信のための装置であって、
    無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するための手段であって、前記競合することが、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われる、競合するための手段と、
    前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するための手段であって、前記第１のチャネル予約指示が、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解される、送信するための手段と
    を備える、装置。
23. 前記第２のノードによって使用される１次チャネルを識別するための手段をさらに備え、
    ここにおいて、前記第１のチャネル予約指示を送信するための前記手段は、前記第２のノードによって使用される前記１次チャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信するための手段を備える、請求項２２エラー！参照元不明に記載の装置。
24. 前記第１のチャネル予約指示を送信するための前記手段は、
    前記無線周波数スペクトルの少なくとも１つのチャネル上で前記第１のチャネル予約指示を送信するための手段を備え、前記無線周波数スペクトルの前記１つのチャネル上で送信される前記第１のチャネル予約指示は、前記第１の無線アクセス技術によって占有される少なくとも１つの他のチャネルを示す、
    請求項２２に記載の装置。
25. 前記第１のチャネル予約指示の送信に続く時間期間の間、前記第１のチャネル上で、前記第１のノードから第３のノードへの送信を遅延させるための手段
    をさらに備え、前記時間期間は、前記第２のノードが前記第１のチャネル予約指示に反応することを可能にする、請求項２２に記載の装置。
26. 前記第１のチャネル予約指示は、時間期間の間少なくとも前記第１のチャネルを予約するために前記第２のノードによって理解され、前記装置は、
    前記第１のノードによる前記第１のチャネルの予約を拡張するために、前記第１のチャネル予約指示から時間的に分離された第２のチャネル予約指示を送信するための手段をさらに備える、請求項２２に記載の装置。
27. 複数の所定のチャネル予約指示の中から前記第１のチャネル予約指示を選択するための手段をさらに備え、前記選択することは、前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界の相対的タイミングまたはシンボル期間境界の相対的タイミングのいずれか、あるいは前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝った後の意図されたチャネル占有に少なくとも部分的に基づく、請求項２２に記載の装置。
28. 前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、チャネル使用ビーコン信号（ＣＵＢＳ）またはフラクショナルＣＵＢＳ（Ｆ−ＣＵＢＳ）のうちの少なくとも１つを送信するための手段をさらに備え、
    ここにおいて、前記第１のチャネル予約指示を送信するための前記手段は、前記ＣＵＢＳを送信する前、前記ＣＵＢＳを送信した後、前記Ｆ−ＣＵＢＳと前記ＣＵＢＳとを送信する前、前記Ｆ−ＣＵＢＳを送信した後および前記ＣＵＢＳを送信する前、または前記Ｆ−ＣＵＢＳと前記ＣＵＢＳとを送信した後のうちの１つ中に行われる、請求項２２に記載の装置。
29. 前記Ｆ−ＣＵＢＳまたは前記ＣＵＢＳを送信することに関する前記第１のチャネル予約指示を送信するための時間を選択するための手段をさらに備え、前記時間は、前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに関するサブフレーム境界またはシンボル期間境界の相対的タイミングに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項２８に記載の装置。
30. 無線周波数スペクトルの第１のチャネルへのアクセスを求めて競合するための命令であって、前記競合することが、第１の無線アクセス技術に従って動作する第１のノードによって行われる、競合するための命令と、
    前記第１のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことに伴って、第１のチャネル予約指示を送信するための命令であって、前記第１のチャネル予約指示が、第２の無線アクセス技術に従って動作する第２のノードによって理解される、送信するための命令とを備える、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体。

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