JP2017535099A - 送信機、sudac、送信機の信号処理のための方法、および、sudacの信号処理のための方法 - Google Patents

送信機、sudac、送信機の信号処理のための方法、および、sudacの信号処理のための方法 Download PDF

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Abstract

ユーザ装置のトランシーバは、受信ステージ、フロントエンドチャンネル推定器、フロントエンドチャンネル等化器、バックエンドチャンネル推定器、および、バックエンドチャンネル等化器を含む。受信ステージは、SUDACからインバウンド信号を受信するように構成され、それは極高周波を使用しているフロントエンド通信および極超短波を使用しているバックエンド通信を含む中継通信を可能にする。インバウンド信号は、データ部と、バックエンド制御部と、フロントエンド制御部とを含み、フロントエンド制御部は、フロントエンド評価信号および設定信号を含む。フロントエンドチャンネル推定器は、極高周波を使用することによって生じる歪を、フロントエンドチャンネル推定器のチャンネル推定に基づいて、フロントエンドチャンネル等化器が等化するように構成されるフロントエンド評価信号に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。バックエンドチャンネル推定器は、極超短波を使用することによって生じる歪を、バックエンドチャンネル推定器のチャンネル推定に基づいて、バックエンドチャンネル等化器が歪を等化するように構成されるバックエンド制御部に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。【選択図】 図3

Description

本発明の実施例は、トランシーバ、SUDAC(また、Shared User Equipment-Side Distributed Antenna Component;共有ユーザ装置側分散アンテナコンポーネントと呼ばれる)、トランシーバおよびSUDACから成るシステムに関する。更なる実施例は、トランシーバにおける、または、SUDACにおける信号処理のための方法に関する。好ましい実施例は、SUDAS(Shared User Equipment-Side Distributed Antenna System;共有ユーザ装置側分散アンテナシステム)のための同期概念に関する。
SUDASは、少なくとも一つの中継を含むシステムである。従来の増幅転送(AF)中継ネットワークにおいて、中継された信号(中継ノードから送信される)は、元の信号(ソースノードから送信される)として同じ搬送周波数帯に、通常位置する。直交チャンネルが、中継のために仮定される。ここで、時分割多重(TDM),周波数分割多重(FDM)または符号分割多重(CDM)が仮定される。ペイロードデータ内に設けられるパイロットデータ(また、トレーニングデータまたは参照データと呼ばれる)は、使用される搬送周波数帯および関連するサブバンドの同期および一般的推定を行ううえでともに十分である。伝送のための同じ周波数帯の検討のため、パイロット構造(ソースノードにより送信される)は、宛先ノード(参照〔9〕,[10])で、最悪のケースのチャンネル条件および応用チャンネル推定技術に関してAF中継システムのために最適化され得る。これは、信号伝送および転送の間、重要な周波数変換のために成り立たない。
例えば、パイロットマトリックス設計が、〔8〕において提唱される。ここで、ソースノードから中継ノードおよび中継ノードから宛先ノードへの直列チャンネルは、AF中継システムのために確認される。しかしながら、両方のチャンネルの同じ緩慢な時系列の特徴は、同じ周波数帯の伝送によると思われる。このようなわけで、一組の異なるパイロットマトリックス(=中継ノードで適用されたユニタリサブキャリア置換マトリックス)は、両方のチャンネルが準一定であると仮定して適用され得る。宛先ノードは、両方のチャンネルを推定するために、このセットについての知識を利用する。
パイロットデータフィールドが含まれる信号構造を考慮すると、これらのパイロットフィールドから伝送チャンネルまたは(キャリア)周波数オフセットを推定する(パイロットデータフィールドが含まれる所で)方法は、広く知られており、かつ、適用される。〔3〕および〔6〕を参照されたい。これらの推定は、時間−周波数−符号−空間(t−f−c−s)リソースのために保持され、ここで、パイロットフィールドが配置される。さらにまた、例えば〔7〕において、無線チャンネルの相互関係がある事実は広く知られ、しばしば利用される。ここで、完全なチャンネル状態情報が仮定される。
〔11〕において、OFDM/OFDMA中継システムにおける同期およびチャンネル推定方式が考慮され、ここで、相違は、OFDMベースの移動ネットワークシステムをサポートしているトランスペアレントかつ協調的な中継システムとの間に作られる。トランスペアレントな中継は、ユーザ装置が基地局から、または、中継から信号を受信したかどうかを決定することができないことを意味する。しかしながら、協調的な中継は、基地局およびユーザ装置と相互に作用し、ここでは、時空(ブロック)符号化および空間周波数(ブロック)符号化に特に重点が置かれている。
〔11〕において、中継ペイロード信号の範囲内のパイロットデータが、チャンネル推定および同期のために直接使用され得る。さらにまた、〔11〕は、異なる伝送リンクとの間に、例えばより正確なチャンネル推定のための異なる遅延の補償と同様に直接リンクおよび2つの中継リンクの間に、伝播遅延推定を使用する。〔11〕において述べられないにもかかわらず、遅延が、インターシンボル干渉(ISI)およびインターキャリア干渉(ICI)を回避するためにOFDMシンボルの巡回プレフィックスの範囲内である限り、このことが作用する。
〔11〕は、更に初期の推定から蓄積されたキャリアオフセットおよびタイミングオフセットを使用する。それゆえに、送信機の識別は、正しいテーブル−検索およびオフセット補償のために提案されている。このテーブルは、更新するように保たれてもよい。これは、〔11〕の協調的システムにとって非常に重要である。その理由は、全ての装置(基地局、中継、ユーザ装置)は、同じt−f−c−sリソースを共有する。
〔12〕において、圧縮センシングと呼ばれる特別なチャンネル推定方法が、双方向中継ネットワークのために開示され、要求される。非常に特殊なトレーニングシーケンス、各ユーザ装置により送信されるガウスランダムなトレーニングシーケンスに基づいて、反復的なチャンネル推定がなされる。このように、この方法は、ガウスランダムなトレーニングシーケンスを適用することと関連してのみ、良好に機能する。〔13〕は、反復的なアルゴリズムを使用しているMIMO 双方向中継システムにおけるチャンネル推定エラーの交換を示し、そこでは、更なる遅延が、チャンネル推定エラーを交換することによって生じる。
〔14〕において、MIMO、すなわち複数の入,出力アンテナを有する処理中継ノードが考慮され、その一方で、ソースおよび宛先ノードは、単一アンテナを備えているだけである。この一方向中継システムにおいて、ソースノードおよび中継ノードは、トレーニングシーケンスを中継ノードおよび宛先ノード(ソースノードおよび中継からトレーニングシーケンスを受信する)に送信し、それは現在のすべてのリンクを測定する簡単な方法である。中継ノードは、反復的なアルゴリズムによって宛先ノードのための中継MIMO信号処理マトリックスおよび受信マトリックスの算出と同様にチャンネル推定を行う。〔14〕のアプローチは、派生的なアルゴリズムの収束時間により導かれた重い遅延により、そして、宛先ノードからのチャンネル推定の非常にありそうな旧式のフィードバックの低下により、急速に時間可変するチャンネルの前述の課題を解決することができない。
上述した概念の全ては、共通してドップラーシフトのような効果を有する、または、他のチャンネル歪は、中継局を使用することのために拡大されて、類似の特徴を示すとみなされる。これは、重要な周波数変換(特性を変える)が、これらの概念において考慮されないという理由である。
従って、改良された方法を必要とする。
[1] 並行特許出願 [11] 国際公開第2008/069555号 [12] 中国特許出願公開第102833193号明細書 [13] 中国特許出願公開第102281129号明細書 [14] 中国特許出願公開第102546127号明細書
[2] T.S. Rappaport, et al., "State of the Art in 60-GHz Integrated Circuits and Systems for Wireless Communications", Proceedings of the IEEE (Volume 99, Issue 8, pp. 1390 - 1436), Aug. 2011. [3] Mengali, D'Andrea, "Synchronization Techniques for Digital Receivers", Plenum Press, New York, USA, 1997. [4] J.G. Proakis, "Digital Communication", 5th Edition, McGraw-Hill Inc., New York, USA, 2008. [5] T.S. Rappaport, "Wireless Communications: Principles and Practice", 2nd Edition, Prentice Hall, Upper Saddle River, USA 2002. [6] L. Hanzo, M. Munster, B. J. Choi, and T. Keller, "OFDM and MC-CDMA for Broadband Multi-User Communications, WLANs and Broadcasting," John Wiley & Sons Ltd. - IEEE Press, West Sussex, England, 2003. [7] Karolina Ratajczak, Krzysztof Bakowski, Krzysztof Wesolowski, "Two-way Relaying for 5G Systems - Comparison of Network Coding and MIMO Techniques," IEEE Wireless Communications and Networks Conference,WCNC 2014. [8] Jun Ma, Philip Orlik, Jinyun Zhang, and Geoffrey Ye Li, "Pilot Matrix Design for Estimating Cascaded Channels in Two-Hop MIMO Amplify-and-Forward Relay Systems", IEEE Transactions on Wireless Communications, Vol. 10, No. 6, June 2011. [9] Chirag S. Patel and Gordon L. Stuber, "Channel Estimation for Amplify and Forward Relay Based Cooperation Diversity Systems," IEEE TRANSACTIONS ON WIRELESS COMMUNICATIONS, VOL. 6, NO. 6, JUNE 2007. [10] Feifei Gao, Tao Cui, and Arumugam Nallanathan, "On Channel Estimation and Optimal Training Design for Amplify and Forward Relay Networks," IEEE TRANSACTIONS ON WIRELESS COMMUNICATIONS, VOL. 7, NO. 5, MAY 2008.
上記した欠点を回避している概念を提供することが、目的である。この目的は、独立クレームの主題によって解決される。
第1の実施例によれば、ユーザ装置のトランシーバは、受信ステージ、フロントエンドチャンネル推定器、フロントエンドチャンネル等化器、バックエンドチャンネル推定器、および、バックエンドチャンネル等化器を備えている。受信ステージは、SUDACからのインバウンド信号を受信するように構成される。そして、それは極高周波を使用しているフロントエンド通信および極超短波を使用しているバックエンド通信から成る中継通信を可能にする。インバウンド信号は、データ部と、バックエンド制御部およびフロントエンド制御部とからなり、フロントエンド制御部は、フロントエンド推定信号および設定信号から成る。フロントエンドチャンネル推定器は、極超短波を使用することによって生じる歪を等化するようにフロントエンドチャンネル等化器が構成されているフロントエンド推定信号に基づいてチャンネル推定を行うように構成されている。バックエンドチャンネル推定器は、バックエンドチャンネル等化器が、バックエンドチャンネル推定器のチャンネル推定に基づいて、極超短波を使用することによって生じる歪を等化するように構成されるバックエンド制御部に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。
本願明細書において開示される教示は、システムが、データを送信するために連続して連結された2つのエアインターフェースを使用して、第1および第2のエアインターフェースによって生じる歪効果を補償するための手段を含むという基本的な考えに基づく。このように、本発明の実施例は、検出/推定するために二段階アプローチを含みおよび/または第1および第2のエアインターフェース、例えばチャンネル推定のための二段階アプローチまたは周波数オフセット推定のための二段階アプローチで引き起こされた歪を補償する。期間推定信号は、明確な/直接の推定のためにトレーニングデータを参照することができ、そして、それは情報/ペイロードデータの特性を利用することによって暗黙の/間接的な推定について情報/ペイロードデータを参照できる。これらの2つの推定のケースは、データを補助されたおよび非データを補助された推定として、文献において示される。そして、推定は、同期、したがって信号品質を強化するために推定およびパラメータを推定することから構成できる。例えば、チャンネル推定は、伝送チャンネルの歪を減らすために、チャンネル推定を有する等化器を供給する。極超短波または極高周波を使用することが、搬送周波数に言及することができる点に更に留意されたい。
更なる実施例によれば、トランシーバは、送信ステージ、フロントエンドチャンネルプレ推定器、および、バックエンドチャンネルプレ推定器からなる。フロントエンドチャンネルプレ推定器は、フロントエンド推定信号に基づいて極高周波を使用することで生じる歪をプレ補償するためにチャンネルプレ推定を実行するためにフロントエンドチャンネル係数を算出するように構成される。バックエンドチャンネルプレ推定器は、極超短波を使用することで生じる歪を減らすためにバックエンド制御部に基づいてチャンネル推定を実行するためにバックエンドチャンネル係数を算出するように構成される。SUDACにおける信号処理を遠隔制御するために、これら(プレ)推定を利用して、実施例は、フロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネル特性をおよび/またはパラメータに関するフロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネルおよび/またはパラメータに関連するフロントエンドおよび/またはバックエンド信号処理をSUDACに送信するように構成された送信ステージを示す。この実施例は、TDD(時分割多重)移動通信ネットワークに適していてもよく、ここで、同じバックエンド搬送周波数がアップリンクおよびダウンリンクのために使われる。換言すれば、チャンネル相互関係は、この実施例のために有益であることができる。
実施例は、基地局から信号を直接受信するように構成される直接的な受信ステージから成るトランシーバを示す。そこにおいて、共通のバックエンドチャンネル推定器は、複数のバックエンド制御部および基地局から直接受信される信号に基づいて、結合チャンネル推定を実行するように構成される。加えて、トランシーバがSUDACによって中継されていない基地局から直接に信号を受信することが可能であるので、これは有利である。
更なる実施例は、バックエンドトランシーバ、フロントエンドトランシーバおよび推定信号発生器から成るSUDACを示す。バックエンドトランシーバは、バックエンドトランシーバが中間周波数でインバウンド信号を出力するように構成される極超短波を使用している基地局からインバウンド信号を受信するように構成される。推定信号発生器は、フロントエンド推定信号および制御信号を含むフロントエンド制御部を生成するように構成される。さらにまた、フロントエンドトランシーバは、インバウンド信号およびフロントエンド制御部を含む極高周波を使用しているアウトバウンド信号を生成して、ユーザ装置にアウトバウンド信号およびフロントエンド制御部信号を送信するように構成される。この実施例は、周波数変換を含む信号中継を伴うSUDACに言及できる。
更なる実施例は、フロントエンドトランシーバ、バックエンドトランシーバおよびバックエンドチャンネル等化器を含むSUDACを示す。バックエンドトランシーバは、極超短波を使用している基地局からインバウンド信号を受信するように構成され、中間周波数でインバウンド信号を出力するように構成される。バックエンドチャンネル等化器は、フロントエンドトランシーバを介してユーザ装置のバックエンドチャンネル推定器から受信される設定信号を使用して、極超短波を使用することで引き起こされる歪からインバウンド信号を減らすように構成される。フロントエンドトランシーバは、アウトバウンド信号を生成するために極高周波を使用しているインバウンド信号を出力して、ユーザ装置にアウトバウンド信号を送信するように構成される。加えて、または、あるいは、フロントエンドトランシーバは、ユーザ装置から設定信号を受信して、バックエンドチャンネル等化器に設定信号を送るように構成される。
更なる実施例は、ユーザ装置のフロントエンドチャンネル推定器から受信される設定信号に基いて、極高周波を使用することで発生する歪を減らすために、アウトバウンド信号をプレ等化するように構成されるフロントエンドチャンネルプレ等化器から成るSUDACを示す。
他の実施例は、フロントエンド制御部に基づいてフロントエンド周波数推定を実行するように構成されたフロントエンド周波数推定器を含むSUDACのフロントエンドトランシーバを示す。フロントエンド周波数補償器は、推定に基づきフロントエンドインバウンドおよび/またはアウトバウンド信号のフロントエンド周波数オフセット補償を実行するように構成される。加えて、または、あるいは、バックエンドトランシーバは、バックエンド制御部に基づいてバックエンド周波数推定を行うように構成されるバックエンド周波数推定器を含む。バックエンド周波数補償器は、推定に基づくバックエンドインバウンドおよび/またはアウトバウンド信号のバックエンド周波数オフセット補償を実行するように構成される。
更なる実施例は、フロントエンドチャンネル推定器およびフロントエンドチャンネル等化器から成るSUDACを示し、そこにおいて、フロントエンドチャンネル推定器は、フロントエンド推定信号に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され、かつ、フロントエンドチャンネル等化器は、フロントエンドチャンネル推定器のチャンネル推定に基づいて、極高周波を使用することによって生じる歪を等化するように構成される。
更なる実施例によれば、トランシーバおよびSUDACから成るシステムが設けられており、そこにおいて、SUDACおよびトランシーバは、トランシーバの受信および送信ステージおよびSUDACのフロントエンドトランシーバを使用して通信リンクを確立する。さらにまた、SUDACおよびトランシーバは、ハードウェアおよび/または環境適応時間同期を確立し、そこにおいて、時間同期は、トランシーバがフロントエンドまたはバックエンド同期信号を使用している現在の基準クロックを送信する外部の、共通基準時または同期を使用している同期の少なくとも一つの基準を含む。
更なる実施例によれば、トランシーバおよびSUDACにおける信号処理のための方法が、設けられている。方法は、ユーザ装置および/またはSUDACを用いて実行される。実施例によれば、この方法のためのコンピュータプログラムが、設けられている。
そこにおいて、本発明の実施例は、同封された図面を参照してその後述べられる:
図1は、SUDAC、ユーザ装置および基地局間のリンクの模式的な概要を示す図である; 図2は、3つのSUDACに関して移動するユーザ装置の模式的な概要を示す図である; 図3は、ユーザ装置およびその通信リンクのトランシーバの模式的な概要を示す図である; 図4は、ユーザ装置およびその処理ブロックのトランシーバの模式的な概要を示す図である; 図5は、実施例に従ってSUDACの模式的な概要を示す図である; 図6は、実施例に従ってSUDACの模式的な概要を示す図である。 図7は、実施例に従ってSUDACの模式的な概要を示す図である。 図8は、ユーザ装置およびSUDACのトランシーバから成るシステムの模式的な概要を示す図である; 図9は、トランシーバの信号処理のための方法の概略ブロック図を示す図である; 図10は、SUDACの信号処理のための方法の概略ブロック図を示す図である; 図11は、SUDACの信号処理のための方法の概略ブロック図を示す図である; 図12aは、共通のMIMO 3×3通信を記述する3つのアンテナを有する基地局およびユーザ装置の概略ブロック線図を示す; 図12bは、3x3通信モードにおける基地局、2つのSUDACおよびユーザ装置のブロック線図を示す; 図12cは、基地局、2つの受信アンテナを含むSUDAC、1つの受信アンテナを含むSUDACおよび3x4通信モードにおける1つの受信アンテナを含むユーザ装置のブロック線図を示す図である。 図13aは、対周波数fで視覚化される3つのSUDACの送信スペクトルを図式的に示す模式的な図である。; 図13bは、3つのSUDACにより60G帯における非同期二重ビーコン伝送の典型的な送信スペクトルを示す図である。; 図14は、1つのSUDACによる60G帯のマルチビーコン信号ブロックの典型的な送信スペクトルを示す図である。; 図15は、1つのSUDACによる60G帯の重畳−ビーコン信号ブロックの典型的な送信スペクトルを示す図である。; 図16は、パイロットフィールドおよびTDD(時分割多重)モードの制御および設定データのためのフィールドを示している典型的な高水準ビーコン信号を示す図である。; 図17は、パイロットフィールドおよびFDD(周波数分割多重)モードの制御および設定データのためのフィールドを示している典型的な高水準ビーコン信号構造を示す図である。; 図18は、1つのSUDACからの2つの典型的なビーコン信号から推定されたフロントエンドドップラーシフトfD(t1)−fD(t5)および複素チャンネル係数hの推定を示す図16のイメージと比較可能なイメージを示す図である。; 図19は、パイロットフィールド構造がビーコン信号1および2において整列される2つのビーコン信号からパイロットフィールドの典型的な共同処理を示す図である。; 図20は、周波数分割多重(FDD)モードの1つのダウンリンク中継経路および1つのアップリンク中継経路を提供する1つのSUDACの典型的なビーコン信号を示す図である。; 図21は、時分割多重(TDD)モードにおけるダウンリンクのための1本の中継経路を提供する1つのSUDACのビーコン信号を示す図である。; 図22は、ユーザ装置でSUDACで通信するための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。; 図23aは、ユーザ装置で3つのSUDACで通信するための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。 図23bは、ユーザ装置で3つのSUDACで通信するための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。 図24aは、ユーザ装置およびSUDACで圧縮信号処理を行うための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。; 図24bは、ユーザ装置およびSUDACで圧縮信号処理を行うための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。; 図24cは、ユーザ装置およびSUDACで圧縮信号処理を行うための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。; 図24dは、ユーザ装置およびSUDACで圧縮信号処理を行うための信号処理ブロックの概略ブロック図を示す図である。; 図24eは、ユーザ装置およびSUDACで圧縮信号処理を行うための信号処理ブロックの概略ブロックを示す図である。; 図25は、目標ペイロード信号がダウンリンクおよび/またはアップリンク信号中継を行うための中継帯域幅より狭い帯域幅を有する中継された信号の模式的な周波数スペクトルを示す図である; 図26は、ダウンリンクおよびアップリンク信号中継のために保持する同じ中継帯域幅の範囲内で共有中継チャンネルの模式的な周波数スペクトルを示す図である。; 図27は、フロントエンドの5つのフロントエンドデータ部に埋め込まれている5つのバックエンド信号サブバンドを処理する模式的な周波数スペクトルを示す図である。;そして、 図28は、パイロットフィールド長およびSNR(信号対雑音比)(Es/N0)に依存している位相雑音およびチャンネル推定エラーによるdBの損失/低下を示している模式的な3次元メッシュグリッドを示す図である。
以下で、本発明の実施例は詳細に述べられ、同一の参照符号は、同一であるか類似の機能を有する対象に提供され、その結果、その説明は交換可能であるか相互に適用できる。
基本的な実施例
〔1〕において提案されるように、共有ユーザ装置側分散アンテナコンポーネント(Shared User Equipment-Side Distributed Antenna System;SUDAS)において、60GHz(極高周波)の周波数帯(60G)の中継されたペイロード信号は、適正なチャンネル推定および同期のための十分な手段を持たない。これは、ペイロード信号波形は、サブ6GHzの周波数帯(s6G)の伝送のために設計されるからである。ペイロード信号は、それぞれ、ダウンリンクまたはアップリンクを意味する、基地局からユーザ装置までSUDASを介してまたはその逆を経て中継された信号である。従って、新しいチャンネル推定および同期概念は、SUDASのために提案された。そして、それは速い変更チャンネル特性またはチャンネル状態に対処するかまたは60GHz帯における潜在的に大きい周波数オフセットに対処するために適する。そして、それはまた、中継されたペイロード信号を損なう。後で記載されている方式は、中継されたペイロード信号およびSUDAS状態/制御信号の確実な伝送を可能にする。
ユーザ装置(UE)に対する衛星または中継として作用する自律的な中継アンテナ(SUDAS)のシステムを組込むことが、想定される。このような、形成された分散アンテナシステム(一つ以上の共有ユーザ装置側分散アンテナコンポーネント(SUDAC)から成る)は、ユーザ装置(UE)と移動通信システムの基地局(BS)との間で超高速データ伝送へのゲートを解放するMIMO技術を使用するための鍵である。換言すれば、より高いあるいはより低い周波数を有するアウトバウンド周波数へのインバウンド信号の変換を含む仮想アンテナアレイという意味における中継ネットワークが、構築され、両方の伝送チャンネル部のためのチャンネル推定および同期を更に含む。それは静止および移動SUDASと考えてもよく、そこにおいて、静止SUDACは、住宅に取付けられることができ、移動SUDACは、例えば車または公共輸送機関(例えばバス/電車)に取付けられることができる。以下に、図1−8は、ハードウェアコンポーネントを示し、図9−11は、ハードウェアコンポーネントにおける信号処理の方法を示し、図12a−cは、通信のためのMIMO処理方式を紹介し、図13より、信号生成および処理方式が記載されている。
基地局(ソースノードとしての)はまた、周波数帯1(例えばs6G)およびバンド2(例えば60G)に適しているパイロット構造を送信することもでき(例えば60G)、それは、ペイロードと共に中継される。しかしながら、s6G周波数帯のオーバーヘッドは、あまりに巨大であるので、それは、いかなる新しい移動通信規格においても採用されない。さらにまた、それはSUDACでs6Gペイロード信号のパイロット構造を修正することを目的としない。その理由は、移動通信回路網の標準化はすでに終わったかもしれない、または、同じく実施例で、SUDACは、s6Gペイロード信号構造を認識していない、からである。
図1は、SUDAC 30、ユーザ装置10および基地局70の間のリンクの模式的な概要を示す図である。実施例によれば、熟考のうえでの通信フレームワークは、〔1〕に記載されている。
図1に示すように、SUDAC 30および基地局70のリンクは、バックエンド通信を含むバックエンドリンク75aと呼ばれている。バックエンドリンクは、周波数帯1を使用し、現在の移動システムのためのそれは、6GHz(s6G)以下の周波数帯において作動している。他のバックエンドリンク75bは、ユーザ装置10および基地局70間のリンクである。このバックエンドリンク75bは、ユーザ装置10および基地局70間の通常使用される通信経路でもよい。このバックエンドリンク75bは、サポートされるかまたは伝送強度または精度を強化するために、および/またはデータレートを強化するために、バックエンドリンク75aおよびフロントエンドリンク80を介して中継された伝送を用いてサポートまたは拡張される。フロントエンドリンク80は、ユーザ装置10およびSUDAC 30間の伝送と呼ばれている。そして、それは短距離、大部分は見通し線(LOS)伝送、に高データレートを可能にするために極高周波周波数帯(バンド2)において送信される。フロントエンドリンク80は、フロントエンド伝送を含む。システムの観点から、両方のリンクは、双方向性で、一対として単一中継リンクを確立する。単一のSUDAC 30は、1つまたは複数の独立中継リンクを組込む。ユーザ装置10からSUDAC 30までの、そして、SUDAC 30から基地局70までのリンク方向は、アップリンクと分類される、他方向はダウンリンクと分類される。
図2は、3つのSUDAC 30a、30b、30cに関する移動ユーザ装置10の模式的な概要を示す。ユーザ装置10の移動は、3つの位置で評価され、位置1で、ユーザ装置10は、SUDAC 30aおよび30bとの見通し線つながりがある、位置2で、ユーザ装置10は、SUDAC 30a、30bおよび30cとの見通し線つながりがある、そして、位置3で、ユーザ装置10は、SUDAC 30bおよび30cとの見通し線つながりがある。位置1および位置3で、SUDAC 30bまたは30cは、壁の後に隠れる。
システムがフロントエンド関連のLOS−伝送に依存するので、ネットワークレイアウトが手で持てるサイズのユーザ装置10のために変化しなくてもよいことは明白である。移動するときに、図2に示すように他のSUDACを見失うと共に、ユーザ装置は、常に新しいSUDAC 30a−cを発見する。アクセス可能なSUDACの数に変化がない場合であっても、伝送チャンネルは変化するかもしれない。このように、このデュアルバンド送受信(ユーザ装置10およびSUDAC 30の中で)のために新規なチャンネル推定および同期方式、例えば、適切なビーコンおよびパイロットデータ構造を使用すること、を適用することが有益である。一般に、バックエンドリンクは、最も制限された資源であって、異なる基地局および他のユーザ装置で分配されるが、フロントエンドリンクは、異なるユーザ装置10およびSUDAC 30の間で分配される。SUDAC 30は、バンド間で中継していて、以下の節において詳述される。
図3は、ユーザ装置10の基本的なトランシーバ5を示す。より高度なアプローチは、図22および図23に示される。ユーザ装置10は、例えば、携帯電話、コンピュータまたは「モノのインターネット」装置である。トランシーバ5は、受信ステージ15、フロントエンドチャンネル推定器20、フロントエンドチャンネル等化器21、バックエンドチャンネル推定器22、および、バックエンドチャンネル等化器23を備えている。受信ステージ15は、SUDAC 30からインバウンド信号25を受信するように構成され、それは、極高周波(例えば60GHz帯において)を使用しているフロントエンド通信および極超短波(例えばs6G帯において)を使用しているバックエンド通信から成る中継通信を可能にする。極超短波は、下位6GHz帯(s6G)に存在してもよいが、極高周波は、60GHz帯(60G)に存在してもよい。インバウンド信号25は、データ部35、バックエンド制御部50およびフロントエンド制御部40から成る。そして、フロントエンド制御部は、フロントエンド推定信号45および設定信号46から成る。インバウンド信号25のデータ部35は、ペイロード信号またはペイロード信号の一部でもよく、そして、フロントエンド制御部40は、一つ以上のパイロットデータフィールド(フロントエンド推定信号45)および一つ以上の設定信号フィールド46から成るビーコン信号であり得る。ビーコンは、概して、SUDAS、その構成、およびパイロットデータ(また、パイロットまたは参照データと呼ばれる)に関する60G帯ホスティング情報の制御チャンネルである。バックエンド制御部50は、例えば移動通信ネットワーク規格、例えばペイロード信号の一部、例えば共通の制御チャンネルを使用する、例えばバックエンド通信におけるチャンネル推定のために使用される既知のデータを含む、を定める適用されたバックエンド通信波形に従って一つ以上のパイロットデータフィールドから成ることができる。フロントエンドおよびバックエンド制御部(40および50)は、本実施例において、明確なパイロットデータ(データ支援同期のためを意味する)を含み得ることに注意されたい。しかしながら、制御データ46およびデータ部35の信号特性は、(データ支援でない)同期のために推定され得る。明確さのために、以下の説明は、潜在的に拡張された推定の第2のケースを除外することなく第1のケースを参照する。
フロントエンドチャンネル推定器20は、極高周波を用いて引き起こされる歪を減らすために、フロントエンド推定信号45に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。フロントエンドチャンネル等化器21は、フロントエンドチャンネル推定器20のチャンネル推定に基づいて、極高周波を使用することで生じる歪を等化するように構成される。さらにまた、バックエンドチャンネル推定器22は、極超短波を用いて引き起こされる歪を減らすためにバックエンド制御部50に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。バックエンドチャンネル等化器23は、極超短波を使用することによって生じる歪を、バックエンドチャンネル推定器22のチャンネル推定に基づいて、等化するように構成される。
トランシーバ5は、例えば、ドップラーシフトを算出し補償するために、二段階周波数オフセット推定および補償をさらに有する。チャンネル推定は、図4で詳細に議論される。
実際の信号処理方式は、更なる節に記載されている。
図4によって示されるように、更なる実施例は、複数の受信ステージ15、複数の受信ステージ15のための共通のバックエンドチャンネル推定器22、およびユーザ装置10のトランシーバ5がMIMO伝送モードを使用することを可能にしている複数の受信ステージ15のための共通のバックエンドチャンネル等化器23を含むトランシーバ5を示す。共通のバックエンドチャンネル推定器22は、複数のバックエンド制御部50に基づいて複合チャンネル推定を実行するように構成される。さらにまた、共通のバックエンドチャンネル等化器23は、複合チャンネル推定の結果に基づいて複合チャンネル等化を実行するように構成される。加えて、トランシーバ5は、基地局70から信号を直接受信するように構成される直接的な受信ステージ16を含み得る。従って、共通のバックエンドチャンネル推定器22は、複数のバックエンド制御部50および基地局から直接に受信した信号に基づいて複合チャンネル推定を実行するように構成されている。
他の実施例は、フロントエンド制御部40に基づいてフロントエンド周波数推定を実行するように構成されるフロントエンド周波数推定器17および推定に基づいてフロントエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されるフロントエンド周波数補償器18から成るトランシーバ5を示す。推定は、フロントエンド周波数推定器17を使用して実行することができる。
他の実施例は、バックエンド制御部50に基づいてバックエンド周波数推定を実行するように構成されるバックエンド周波数推定器19および推定に基づいてバックエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されるバックエンド周波数補償器24から成るトランシーバ5を示す。推定は、フロントエンド周波数推定器24を使用して実行され得る。
更なる実施例によれば、トランシーバ5は、送信ステージ55およびフロントエンドチャンネルプレ推定器65を含むことができる。フロントエンドチャンネルプレ推定器65は、フロントエンド推定信号45に基づいて極高周波を用いることで生じる歪をプレ補償するためにチャンネルプレ推定を実行するためにフロントエンドチャンネル係数を算出するように構成される。さらにまた、トランシーバ5は、極超短波を使用することで生じる歪を減少するためにバックエンド制御部50に基づいてチャンネル推定を実行するためにバックエンドチャンネル係数を算出するように構成されるバックエンドチャンネルプレ推定器66を含むことができる。
他の実施例は、SUDAC 30における信号処理を遠隔制御するために、フロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネル特性および/またはフロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネル関連パラメータおよび/またはフロントエンドおよび/またはバックエンド信号処理関連パラメータをSUDAC30に送信するように構成されている。この実施例は、TDD(時分割多重)移動通信ネットワークに適することができ、ここで、同じバックエンド搬送周波数がアップリンクおよびダウンリンクのために使用される。換言すれば、チャンネル相互関係は、この実施例のために有益でもよい。従って、チャンネルプレ推定器65は、アウトバウンド信号プレ補償のための少なくとも一つの以前に受信したフロントエンドおよびバックエンド制御部40、50を推定することができる。中継チャンネルの相互関係があることが、本実施例において利用されることに注意されたい。アウトバウンド信号60のプレ推定およびプレ補償が、例えば、トランシーバ5によって実行される。
他の実施例は、異なるキャリア周波数を使用して、および/または異なるコード構造を使用して、および/または異なるタイムスロットを使用して送信されるものとして、極高周波信号のデータ部35およびフロントエンド制御部40を説明する。さらにまた、極超短波のデータ部35およびバックエンド制御部50は、異なる搬送周波数を使用して、および/または異なるデータ符号構造を使用して、および/または異なるタイムスロットを使用して、送信される。換言すれば、送信されるべき極高周波信号のデータ部35およびフロントエンド制御部40は、搬送周波数、符号構造および/またはタイムスロットに関して各々と異なる。さらにまた、送信されるべき極超短波のデータ部35およびバックエンド制御部50は、搬送周波数、符号構造および/またはタイムスロットに関して各々と異なる。インバウンド信号25は、フロントエンド制御部40と比較したとき異なる搬送周波数を有するおよび/またはフロントエンド制御部(40)と比較したとき時間的にシフトされる付加的なフロントエンド制御部42を更に含む。さらにまた、フロントエンド制御部40および付加的なフロントエンド制御部42は、フロントエンド制御部40および付加的なフロントエンド制御部42の共同の処理のために、更に、続くフロントエンド推定信号45の間に、補間強度または精度を改善するために、遅れずに整列されて、異なる搬送周波数を有する。この実施例によれば、少なくとも一つのフロントエンド推定信号が使用され、その一方で、異なるチャンネル状況または信号構造(バックエンドまたはフロントエンド)は、複数のフロントエンド推定信号を使用することができる。信号処理方式は、更なる節に記載されている。一般に、フロントエンド通信は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、空間分割多元接続(SDMA)、または他のいかなる適切な多重化方法を使用して多重化してもよいことが指摘される。
他の実施例は、信号処理パラメータをSUDAC 30に送信するために信号処理パラメータを算出するように構成される信号処理器68を含むトランシーバ5を示す。インバウンド信号が制限された帯域幅によって、または、より短い期間で、例えば送信され得るように、すなわち、インバウンド信号は極高周波上で圧縮されて送信されることができるように、SUDAC30は、例えばインバウンド信号25を処理またはエンコードするための信号処理パラメータを使用することができる。圧縮されたインバウンド信号をデコードするために、ユーザ装置10は、任意にはデコーダ69を含む。デコーダ69は、圧縮パラメータプロセッサ68により直接制御される、(ダウンリンクのための)UE側解凍/復号を参照し、その一方で、SUDAC側の(アップリンクのための)解凍/復号は、圧縮パラメータプロセッサ68によって遠隔制御される。エンコーダ67は、また、圧縮器とも呼ばれ、圧縮パラメータプロセッサ68により、(アップリンクのために)直接に制御されたUE側の圧縮/符号化を参照し、その一方で、SUDAC側の圧縮/符号化(ダウンリンクのための)は、圧縮パラメータプロセッサ68により遠隔制御される。実際の圧縮スキームは、図24a−eに記載されている。
さらなる態様において、トランシーバ5の受信ステージ15および/またはチャンネル推定ステージ20は、ドップラー変化率のような実際のSNR(信号対雑音比)および/または実際のチャンネル特性に応じて受信パラメータおよび信号処理パラメータを適応させるように構成される。
他の実施例によれば、フロントエンド制御部40および付加的なフロントエンド制御部42は、フロントエンド制御部40、42の共同の処理のため更なる、次のフロントエンド推定信号45との間に補間ロバスト性および/または補間精度を改善するために、遅れずに整列配置されて、異なる搬送周波数を有する。上記したトランシーバは、受信ステージのための時間/周波数基準である周囲の材料の共振周波数を利用するために、周波数分析器をさらに含む。時系列伝送技術、例えば時分割多元接続アルゴリズム(TDMA)、を使用するときに、時間基準は、有利である。良好な周波数基準は、周波数オフセット推定および補償をサポートするために有利である。
Figure 2017535099
図5は、ダウンリンク信号処理に関するSUDAC 30の模式的な概要を示す。SUDAC 30は、バックエンドトランシーバ85、フロントエンドトランシーバ90および推定信号発生器95を具備している。バックエンドトランシーバ85は、極超短波を使用している少なくとも一つの基地局70からインバウンド信号105を受信するように構成される。インバウンド信号105は、データ部35およびバックエンド制御部50から構成されることができる。推定信号発生器95は、フロントエンド推定信号45および制御信号46から成るフロントエンド制御部40を生成するように構成される。さらにまた、フロントエンドトランシーバ90は、インバウンド信号(105)およびフロントエンド制御部(40)から成る極高周波を使用しているアウトバウンド信号(110)を生成し、アウトバウンド信号(110)およびフロントエンド制御部(40)をユーザ装置(10)に伝送するように構成される。
この実施例は、チャンネル推定のような高度な信号処理なしに基地局70からユーザ装置10に信号を受信および送信しているSUDAC 30を示す。フィルタ適応を含むバックエンドトランシーバ85およびフロントエンド90の基本的な時間および周波数同期は別にして、信号処理部は、周波数変換におよび受信信号の増幅へのさらなる実施例に制限される。さらに、推定信号発生器95は、周知のフロントエンド推定信号45例えばビーコン信号のパイロット分野からなるフロントエンド制御部(40)を作成する。ビーコン信号は、連続的に送信され得る、または、連続的な通信路において分離した、例えば、分離した伝送チャンネルまたはビーコン信号が受信信号、例えばヘッダの部分として含まれ、ユーザ装置10が少なくともフロントエンド推定信号45を推定できるようにし、かつ検出された歪を補償できるようにする。フロントエンドトランシーバ90は、インバウンド信号105およびフロントエンド制御部40から成る極高周波を使用しているアウトバウンド信号110を生成して、アウトバウンド信号110およびフロントエンド制御部40をユーザ装置10に送信するように構成される。
図6は、実施例によるSUDAC 30の模式的な概要を示す。この実施例は、受信モード(ダウンリンク)およびバックエンド補償モードを有するSUDACと呼ばれることもできる。SUDAC 30は、フロントエンドトランシーバ90、バックエンドトランシーバ85、およびバックエンドチャンネル等化器86を具備している。バックエンドトランシーバ85は、極超短波を使用している少なくとも一つの基地局70からインバウンド信号105を受信して、中間周波数でインバウンド信号105を出力するように構成される。任意には、インバウンド信号105は、バックエンド周波数推定器98およびバックエンド周波数推定器99によって同期され得る。インバウンド信号105は、データ部35およびバックエンド制御部50から構成されることができる。さらに、バックエンドトランシーバ85は、インバウンド信号を、例えば搬送周波数の除去または搬送周波数のダウンコンバージョンにより、極超短波からより処理しやすい周波数に変換し得る。バックエンドチャンネル等化器86は、フロントエンドトランシーバ90を介してユーザ装置10のバックエンドチャンネル推定器から受信された設定信号46を使用して極超短波を使用することで生じるインバウンド信号の歪を減少させるように構成される。設定信号46は、例えばフロントエンドトランシーバ90により制御部40の一部として受信することができる。さらにまた、フロントエンドトランシーバ90は、アウトバウンド信号110を生成するために極高周波を使用しているインバウンド信号を出力して、ユーザ装置10にアウトバウンド信号110を送信するように構成される。加えて、または、あるいは、フロントエンドトランシーバ90は、ユーザ装置10から設定信号46を受信して、バックエンドチャンネル等化器86に設定信号を転送するように構成される。フロントエンドトランシーバ90は、予歪された方法においてユーザ装置10に、アウトバウンド信号110を送信する。従って、バックエンドチャンネル等化器86は、UE 10によって遠隔で構成されることができ、それは中継されたバックエンド信号を分析する。例えば、UE 10は、バックエンドMIMOチャンネルを推定して、バックエンドMIMO等化マトリックスを算出して、対応するSUDACにビーコン信号(制御部40)の設定信号46により、関連部分を分配する。設定信号46は、フィルタまたは他の信号処理パラメータのセットの中から選択するためにフィルタ係数またはフィルタインデックスを有する。
更なる実施例によれば、SUDAC 30は、フロントエンドチャンネル推定器91およびフロントエンドチャンネルプレ等化器92から成る。フロントエンドチャンネル推定器91は、フロントエンド評価信号45に基づいてチャンネル推定を実行するように構成される。さらにまた、フロントエンドチャンネルプレ等化器92は、フロントエンドチャンネル推定器91のチャンネル推定に基づいて、アウトバウンド信号110の伝送の間、極高周波を使用することで生じる歪を減らすためにインバウンド信号105をプレ等化するように構成される。SUDAC 30は、フロントエンドチャンネルのチャンネルプレ推定およびプレ補償を実行するので、この実施例は、拡張した処理能力を有するSUDAC 30を記載する。従って、ユーザ装置10は、フロントエンド評価信号45から成るフロントエンド制御部40を送信することができる。フロントエンドチャンネル推定器91は、フロントエンドチャンネルプレ等化器92によりアウトバウンド信号をフィルタリングするのに適用し得る、例えば、フィルタ係数またはフィルタインデックスを計算するためにフロントエンド推定信号を用いることができる。また、ビーコンの状態および制御情報のような他のフロントエンド通信データは、ユーザ装置10に伝送のためのプレ補償をされることができる。従って、ユーザ装置10のチャンネル等化器92は、不要であるかまたは少なくとも処理能力を減少させたものを使用することができる。
更なる実施例は、ユーザ装置10のフロントエンドチャンネル推定器20から受信された設定信号46に基づいて、アウトバウンド信号110の伝送の間極高周波を使用することで生じる歪を減らすために、インバウンド信号105をプレ等化するように構成されるフロントエンドチャンネルプレ等化器92から成るSUDAC 30を示す。この実施例は、ユーザ装置10によって遠隔で設定されたフロントエンドチャンネルプレ等化器92を有するSUDAC 30を示す。従って、ユーザ装置10は、SUDAC 30にフロントエンド制御部40の設定信号46を送ることができる。SUDAC 30は、フロントエンドチャンネルプレ等化器92により例えばアウトバウンド信号をフィルタするために、例えばフィルタ係数やフィルタインデックスを含む設定信号46を抽出する。ビーコンの状態および制御情報のような他のフロントエンド通信データもまた、UE 10に伝送のためにプレ補償されることができる。さらに、例えばインバウンド信号105がプレ等化され、または、あるいは、インバウンド信号105がエンコーダ93を使用して符号化でき、例えばインバウンド信号を圧縮し符号化されることができ、インバウンド信号105はプレ等化され、または、あるいは、インバウンド信号105は、エンコーダ93を使用して、例えば、インバウンド信号105を圧縮するために、エンコードでき、従ってアウトバウンド信号110によってユーザ装置10に伝送されるためにデータを減らす前に、インバウンド信号105は、エンコーダ93によってエンコードされる。さらにまた、エンコーダは、インバウンド信号の量子化を含むことができる。
図7は、実施例によるSUDAC 30の模式的な概要を示す。この実施例は、送信モード(アップリンク)および補償モードを有するSUDACと呼ばれてもよい。原則として、図6の模式的な概要が、逆の伝送方向において使用される。SUDAC 30には、図6に記載されているSUDACと比べて同様の/類似した処理ブロックが具備されている。従って、フロントエンドトランシーバ90は、極高周波を使用しているユーザ装置10からインバウンド信号150を受信するように構成される。任意には、インバウンド信号は、インバウンド信号150上のフロントエンド周波数推定器96およびフロントエンド周波数推定器97を適用することによって同期することができる。インバウンド信号150は、データ部35、バックエンド制御部50、およびフロントエンド推定信号45および設定信号46を含むフロントエンド制御部40からなる。フロントエンドチャンネル等化器92aは、フロントエンドチャンネル推定器91によって、または、例えば設定信号46を使用することによりユーザ装置10により遠隔で、構成されることができる。従って、フロントエンドチャンネル推定器91またはユーザ装置10は、フロントエンド推定信号45に基づいて、または、ビーコン信号に関して、インバウンド信号歪を減らすために、フロントエンド信号を分析する。インバウンド信号150がユーザ装置10によってエンコードされた場合、デコーダ94は更なる処理の前にインバウンド信号150を復号化することができる。フロントエンドトランシーバ90は、極高周波を使用しているユーザ装置10からインバウンド信号150を処理しやすい周波数に、例えば搬送周波数の除去またはダウンコンバートにより更に変換することができる。フロントエンドトランシーバ90は、設定信号をインバウンド信号から抽出することができて、アプリケーション用のバックエンドチャンネルプレ等化器86に、それを供給できる。設定データは、フィルタまたは他の信号処理パラメータの一組から選択するためにフィルタ係数またはフィルタインデックスを含むことができる。等化されたおよび前処理されたインバウンド信号は、バックエンドトランシーバ85に転送される。加えて、SUDAC 30は、例えばフロントエンドおよび/またはバックエンド通信においてドップラーシフトを減少するために、(二段階)周波数オフセット推定および補償を適用することができる。バックエンドトランシーバ85は、極超短波を使用している基地局70にアウトバウンド信号165を送信するように構成することができる。従って、バックエンドトランシーバは、例えば処理しやすい周波数から極超短波への周波数変換をアウトバウンド信号165に適用することができる。
すべての前記実施例は、共に、フロントエンドおよびバックエンド歪が減少され、あるいは、フロントエンド歪およびバックエンド歪の減少が二段階チャンネル推定(分散方式においても:UEにおけるバックエンドチャネル推定およびSUDACにおけるフロントエンドチャンネル推定)およびユーザ装置でのダウンリンクのための補償が可能である。上述の実施例によれば、図7に示されたSUDAC 30は、例えば、伝送および受信モードを有するSUDACを作るために、図6に示された実施例によるSUDACを含むことができる。この実施例は、高度な伝送および受信モードを含むSUDAC30を記載している。受信信号は、フロントエンドまたはバックエンドリンクにより、等化されることができる。すなわちデータ伝送によって生じる歪が減少され、ここで、等化は、ユーザ装置10によって例えば遠隔制御されることができる。従って、チャンネル推定は、ユーザ装置10(アップリンクまたはダウンリンク)で、または、SUDAC 30(アップリンク)で実行される。周波数変換の完了後、データ伝送の方向に応じて、送信されるべき信号は、以前に受信されたバックエンド制御部または以前に受信されたフロントエンド制御部を使用して、プレ補償されることができる。プレ補償は、プレ補償が省略された場合(レシーバが小さい/限られた補償能力だけを有すると仮定)に比し、レシーバで信号品質を改善できることを意味する。
実施例は、フロントエンド制御部40に基づいてフロントエンド周波数推定を実行するように構成されるフロントエンド周波数推定器および推定に基づいてフロントエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されるフロントエンド周波数補償器から成るSUDAC 30のフロントエンドトランシーバ90を示す。加えて、または、あるいは、SUDAC 30のバックエンドトランシーバ85は、バックエンド制御部50に基づいてバックエンド周波数推定を実行するように構成されるバックエンド周波数推定器および推定に基づいてバックエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されるバックエンド周波数補償器を含む。周波数変換は、極高周波から極超短波および/または処理しやすい周波数への周波数変換を制御するために位相ロックループ調整を適用することによって実行されることができる。位相ロックループ調整は、極高周波から極超短波および/または処理しやすい周波数まで周波数変換を制御した方がよい。位相ロックループ調整は、アナログ信号(例えばビーコン信号と仮定する)に関して実行されることができて、従ってSUDAC 30におけるデジタル処理労力を減らす。それは、処理速度および処理能力に関するより効果的な処理でもよい。従って、SUDAC 30は、フロントエンドおよび/またはバックエンド周波数オフセット補償を得るために、電圧制御発振器(VCO)を含むことができ、そこにおいて、付加的なフロントエンド推定信号47は、逆周波数変調を実行するために電圧制御発振器により用いられる連続波信号である。これは、例えば急速な時系列ドップラー周波数シフトに対抗するためにインバウンド信号の周波数シフトを補償することができる。更なる実施例によれば、フロントエンドおよび/またはバックエンドトランシーバ85,90は、その受信帯域幅を実際のインバウンド信号の帯域幅に適応させるように構成される。
更なる実施例は、極高周波を使用しているユーザ装置10からインバウンド信号150を受信するように構成されているSUDAC 30のフロントエンドトランシーバ90を示し、そこにおいて、インバウンド信号150は、データ部35およびフロントエンド推定信号45を含むフロントエンド制御部40を含む。さらにまた、フロントエンド通信は、周波数分割多重技術を使用することができ、かつ、バックエンド通信は、時分割多重技術を使用することができる。
更なる実施例によれば、SUDAC 30は、ユーザ装置10から受信した信号処理パラメータおよび/または圧縮パラメータを使用してインバウンド信号105をエンコードおよび/または圧縮するよう構成されたエンコーダを備え、または、SUDACは、ユーザ装置10から受信した復号パラメータおよび/または解凍パラメータを使用してデコードおよび/または解凍するよう構成されたデコーダを備える。この実施例は、図24a−eに記載されている。
SUDACは、60G周波数帯の異なるサブバンドに/から中継し得る。さらに、実施例によれば、SUDACがユーザ装置にそれらの(潜在的に個々の)処理遅延を示すと予測される。そして、ユーザ装置およびSUDAC(例えばルーム)の近接のために、伝播遅延効果は、s6G帯に発生している伝播遅延と比較して最小限である。
一般に、SUDASは、1からSまでのSUDACから成り、そこにおいて、SUDASは、2つの異なる構成に組込まれることができる:増幅および転送(AF)モード、中継されたペイロード信号のないあるいは透明な信号処理を有する、または復号化転送および圧縮転送(DF/CF)モードであり、それはSUDACにおける(デジタル)信号処理を含む。後者の場合、アップリンクは、復号化および転送方式、すなわちs6G波形の誤り訂正コードの再符号化のない60G波形の誤り−保護コードの復号化に関連する。そして、ダウンリンクは、60Gの波形のエラー−保護コードによっておよび/またはデータ圧縮方法によってペイロードデータサンプルの符号化と同様にs6G波形の誤り訂正コードの復号化なしにデジタル領域に受信されたs6G信号のサンプリングを意味する。SUDASにおいて、各SUDACは、少なくとも一つの中継経路、すなわちペイロード信号(例えばデータ部35)を受信するための物理的手段を有し、それを処理して(例えば帯域通過フィルタリング)、それを増幅し、周波数変換および再転送させる。中継経路は、半二重モードの一方向(片方向通信)または双方向であり得る。全二重(すなわち中継している同時のアップリンクおよびダウンリンク信号)は、2つの中継経路だけによって可能である。
しかしながら、SUDAS概念において、限界は、ほとんど第2の60G周波数帯を使用するために存在しない。さらに、提案された概念において、ユーザ装置は、タイミングおよび搬送周波数オフセット(CFO)配列に関してSUDACを遠隔制御することが、または、目標基地局に同期するようにSUDACを参照することができると予想される。
各SUDACは、0からNまでのダウンリンク中継経路および0からMまでのアップリンク中継経路を有することができる。0のアップリンクおよびダウンリンクの組合せは、意味がなく、したがって、除外される。SUDACにつき1つ以上の経路は、同じ移動ネットワーク運営者(非連続周波数帯の場合)のいくつかのs6G帯の中で中継するかまたは異なる移動ネットワーク運営者の中で中継することを可能にする。これは、比較的狭い中継帯域幅を有する中継経路に対して成立つ。しかしながら、広帯域に中継することをサポートしている中継経路は、同じまたは異なる移動ネットワーク運営者のいくつかのs6G帯をカバーすることができる。
実施例によれば、SUDACは、信号(MIMOシステムから/までの)の周波数変換を行う。ここで、すべての処理は、単一周波数帯において考慮される。これは、中継および終端ノードの例えばTDMAアプローチに制限されないが、任意の適切な多重化方式を使用し得る。さらにまた、処理は、あまり処理時間を消費しなくて、60G周波数帯において適用されることができ、そして、それは急速に時系列伝送チャンネルに照らして非常に重大な側面である。
実施例によれば、SUDACは、MIMOチャンネル推定および高度な信号処理を意図していない。そのため、宛先ノードのチャンネル推定結果が使用できる。MIMO処理のこの中心的役割は、この実施例に従って予測されない。その理由は、SUDACは、MIMO信号の転送のみを行うが、MIMO信号処理(符号化/復号化)は、基地局およびユーザ装置側で行われるからである。〔14〕において考察されるいわゆるマルチユーザMIMO、すなわち1つのアンテナだけを有するいくつかのソースおよび宛先ノードに反し、SUDACは、BS(複数のアンテナを有する)からのMIMO信号を復号化するために、およびその逆を行うために、ユーザ装置に対する外部アンテナとして振舞う。
更なる実施例によれば、SUDACは、インバウンドおよびアウトバウンド信号のためのチャンネル推定および信号処理を行う。インバウンド信号は、アウトバウンド信号が以前レシーバ、例えばユーザ装置10または基地局70を使用して送信された評価信号を使用してプレ補償される添付された評価信号を用いて等化される。
基地局70は、フェムト基地局から成るかまたは一致することができる。フェムト基地局装置は、s6G通信リンクに加えてSUDACのホストをつとめることもでき、これはこのグループ化を否定しない。換言すれば、通常の基地局とは逆に、それは、s6Gおよび60G通信のホストをつとめることができる。このケースは、この部屋のSUDASのための更なるSUDACと考えることができ、そこでフェムト基地局が、設置される。
SUDAC 30およびユーザ装置10が個別に記載された後、ユーザ装置10およびSUDAC 30のトランシーバ5から成るシステム700が、図8に示される。SUDAC 30およびユーザ装置10のトランシーバ5は、ユーザ装置10のトランシーバ5およびSUDAC 30のフロントエンドトランシーバ90の受信および送信ステージ15および55を使用して、通信リンクを確立する。さらにまた、SUDAC 30およびユーザ装置10のトランシーバ5は、ハードウェア−および/または環境適応時間同期を確立することができ、そこにおいて、時間同期は、外部の、共通の時間基準を使用している同期を含み、あるいは、トランシーバがその現在の時計基準を送る。さらなる態様において、システム700は、基地局70および/または更なるSUDAC 30および/または更なるユーザ装置10を更に含む。加えて、または、あるいは、基地局70の共通の時間基準は、ユーザ装置10および/またはSUDAC 30のトランシーバ5によって受信されることができて、それらのローカル時間またはクロックに適用されることができる。SUDAC 30の処理能力を削減するために、ユーザ装置10は、基地局のバックエンド制御信号から時間基準を抽出することができ、例えばフロントエンド制御部40における設定信号46を使用してSUDAC 30に共通の時間基準を送信することができる。従って、基地局70、SUDAC 30およびユーザ装置10における共通の時間基準が、得られることができる。実施例において、システム700のSUDAC 30は、同時に一つ以上のユーザ装置10のトランシーバ5の受信および送信ステージ15、55の機能を果たしている、送信している二つ以上の通信リンクを同時に中継するために構成される。換言すれば、SUDAC 30は、同時に1つの中継経路によって2つ以上のUE(アップリンクおよび/またはダウンリンク)の機能を果たしている。そして、それはバックエンドおよび/またはフロントエンド伝送の適切な資源分配および/または信号パラメータに関して、UEおよびSUDACの間のおよび/またはUEおよび基地局の間のネゴシエーションによって可能にされる。トランシーバ5は、一つ以上の受信ステージ15、55を単一のユーザ装置において、または、複数のユーザ装置において含むことができる。システム700および特に通信リンクが、以下の節において詳述される。前もって、トランシーバ5およびSUDAC 30の信号処理のための方法は、図9から11までに記載されている。
図9は、トランシーバの信号処理のための方法800の概略ブロック図を示す。方法800は、「極高周波を使用しているフロントエンド通信および極超短波を使用しているバックエンド通信から成る中継通信を可能にし、インバウンド信号は、データ部、バックエンド制御部およびフロントエンド制御部からなり、フロントエンド制御部は、フロントエンド評価信号および設定信号から成る、受信ステージを有するSUDACからインバウンド信号を受信する」ステップ805、「フロントエンド評価信号に基づくフロントエンドチャンネル評価器を有するチャンネル評価を実行している」ステップ810、「フロントエンドチャンネル評価器のチャンネル評価に基づくフロントエンドチャンネル等化器で、極高周波を使用することによって生じる歪を等化する」ステップ815、「バックエンド制御部に基づいてバックエンドチャンネル評価器でチャンネル評価を実行する」ステップ820、および「バックエンドチャンネル評価器のチャンネル評価に基づくバックエンドチャネル等化器で、極超短波を使用することによって生じる歪を等化する」ステップ825を含む。さらなる態様において、ステップ825は、「請求項2および3の意味において複数の受信ステージの可能な共同処理を含むバックエンドチャンネル評価器のチャンネル評価に基づくバックエンドチャンネル等化器で、極超短波を使用することで生じる歪を等化する」ことにより実行することができる。
図10は、「極超短波を使用しているバックエンドトランシーバを有する基地局から、インバウンド信号を受信する」ステップ905、「バックエンドトランシーバで中間周波数で、インバウンド信号を出力する」ステップ910、「フロントエンド評価信号および制御信号を含む評価信号発生器でフロントエンド制御部を生成する」ステップ915、および「インバウンド信号および制御部から成り極高周波を使用して、アウトバウンド信号およびフロントエンド評価信号をユーザ装置に送信するフロントエンドトランシーバでアウトバウンド信号を生成する」ステップ920を含むSUDACの信号処理のための方法900の概略ブロック図を示す。
図11は、「極超短波を使用しているバックエンドトランシーバを有する基地局から、インバウンド信号を受信する」ステップ1005、「バックエンドトランシーバで、中間周波数でインバウンド信号を出力する」ステップ1010、「ユーザ装置のバックエンドチャンネル評価器から受信される設定信号を使用して、バックエンドチャンネル等化器で極超短波を使用することで生じる歪を、インバウンド信号から減少する」ステップ1015、および「アウトバウンド信号を生成して、ユーザ装置にアウトバウンド信号を送信するために極高周波を使用して、フロントエンドトランシーバでインバウンド信号を出力する」ステップ1020を含むSUDACの信号処理のための方法1000の概略ブロック図を示す。
以下に、図12a−cは、前記実施例のMIMO表現の線図を示す。
図12aは、基地局70およびユーザ装置10のブロック線図を示し、各々は、共通のMIMO 3x3通信を表現する3つのアンテナ(それぞれ167a−cおよび168a−c)を有する。ユーザ装置10は、3x3=9チャンネルの共同チャンネル評価を実行することができる。さらにまた、ユーザ装置10は、9つのチャンネル(MIMO復号化)の共同チャンネル等化を実行し、そして、それはユーザ装置10が基地局70から送信される信号S1、S2およびS3を区別し、分離することを可能にする。
図12bは、基地局70、2つのSUDAC 30a、30bおよび3x3通信モードにおけるユーザ装置10のブロック線図を示す。本実施例において、2つのSUDAC 30aおよび30bは、バックエンド通信リンクを介してMIMO信号を受信するために、各々1つのアンテナを含む。さらにまた、SUDAC 30aおよび30bは、ユーザ装置10を有するフロントエンド60G通信を含む。ユーザ装置10は、バックエンド通信(図1の75bに示す)を介した受信信号に対するそれ自身のバックエンドリンクアンテナ168cを更に具備する。本実施例において、ユーザ装置は、最初に60Gリンクのフロントエンドチャンネル評価および同期を実行する、そして、次に、信号S1からS3までを分離するためにMIMO復号化ステップを実行できるようにバックエンドチャンネルの共同チャンネル推定を実行する。この実施例は、十分な(すなわち最小限の個数の)受信アンテナを有するMIMO処理中継の場合を示す。
図12cは、基地局70、2つの受信アンテナ168a,168bを含むSUDAC30a、1つの受信アンテナ168cを含むSUDAC 30b、および1つの受信アンテナ168dを含むユーザ装置10のブロック線図を示す。この実施例は、MIMO 3x3の場合と比較して例えばビット誤り率に関して増加したパフォーマンスを提供するMIMO 3x4通信を示す。これは、付加的な自由度がMIMOデコーダに提供されるという理由である。そして、それは、受信ダイバーシティゲインとして、共通に意味される。換言すれば、4つの受信アンテナは、3つの伝送信号S1からS3までに関して3つの受信アンテナより一般的により多くの情報をMIMOデコーダに提供する。
図12bおよび12cに示された実施例は、ユーザ装置10で両方とも1つのアンテナだけから成る。そして、サブ6Gのチャンネルのためのアンテナが同程度に大きいので、それは小さいユーザ装置において有利である。s6Gアンテナとは対照的に、60G通信のために造られるアンテナは、比較的小さい。従って、ユーザ装置がSUDACのない環境のユーザ装置と比較してより多くの60G接続を確立することができるために、ユーザ装置は、s6Gアンテナより多くの60Gアンテナを含むことができ、それは結果的により良好なパフォーマンスになる。
上述した実施例は、SUDASのハードウェアを記述する。以下に、ハードウェアコンポーネント、例えばSUDAC、ユーザ装置および基地局、間の改良された通信方式の効果が、記載されている。上述したように、SUDAC上の基地局からユーザ装置への中継通信およびその逆の中継通信は、2つの異なるチャンネル周波数、例えばs6Gチャンネルおよび60Gチャンネルを使用する。s6G効果および60G効果の間の相互作用の数点が、存在する。これは、伝送チャンネルの影響、しかし、また、装置要素の自然な生産許容度の影響をモデル化するために関連する。
以下に、60G周波数帯の伝送チャンネルモデルが、記載されている。一実施例は、ユーザ装置が移動物体である、または、ユーザ装置の環境が時系列(例えば体の動きまたは金属反射器)であると考える。その一方で、SUDACは、固定とみなされる。更なる実施例によれば、s6G領域における基地局とユーザ装置との間と同様に基地局およびSUDAC(例えば固定基地局および移動SUDAC)の間の相対的な運動および環境関係は、考慮に入れられることができる。
60Gチャンネルの周波数可変性
Figure 2017535099
これは、チャンネルが準定数とみなすことができる帯域幅のための粗い測定を示す。最大数百ナノ秒の過剰な遅延は、非常に強い減衰を生じ、一方では、指向性のアプリケーションまたは60Gチャンネル上のデータ伝送のための可動アンテナ(SUDACおよびユーザ装置における)は、一般に遅延広がりとともに最大の過剰な遅延を減少する。
結果として、BCより著しく小さい信号帯域を有する送信システムのために、チャンネル伝達関数は、信号帯域以上の単一の複素数値定数としてモデル化され得る。対照的に、BCより著しく大きい信号帯域を有する送信システムは、周波数−変動性を考慮することができる。後者の場合、60Gチャンネルのチャンネルインパルス応答は、等化のために評価され、使用され得る。このように、等化は、レシーバ側(例えば、ダウンリンクの場合にはユーザ装置で)または送信側(=プレ符号化/プレ補償)(例えば、アップリンクの場合にはユーザ装置で)で行われることができ、ここで、OFDM信号波形の利点が、利用され得る。基地局が60Gの通信リンクのためではなくs6Gリンクの用途にだけ、プレ符号化し得ることに注意されたい。
60Gチャンネルの時間−変動性
強いマルチパス成分の欠如のために、周波数上のフェージング効果は、最低限であるが、ユーザ装置の空間/位置上の移動を通じて重要である。さらにまた、ユーザ装置の移動によるドップラー効果は、主に各信号伝送ごとにドップラー広がりにおいてよりむしろドップラーシフトにおいて生じる。
Figure 2017535099
記述されているLOS(見通し)チャンネル特性は、金属表面での反射のため工場の建物および車の中において異なってもよい点に注意されたい。そして、それは従来の屋内環境のケースではない。この効果は、より大きい中継されたペイロード帯域幅によってより明白になるかもしれないが、20MHzの帯域幅および下記のために、周波数平坦なフェージングが仮定され得る。
定ドップラーオフセットは、容易に扱われ得る。その理由は、高速移動するユーザ装置(車両の速度で)は、s6Gリンクの基地局への直接リンク上のこの種のドップラーシフトを経験するからである。このように、一般のユーザ装置は、この種の恒常的なシフトを推定して、補償することがすでに可能である。
Figure 2017535099
例えばfc=3GHzを有するs6G帯の同じ加速は、10Hz/sの変更を意味する。
つまり、s6G帯においてよりも非常に強い時系列ドップラーシフトfD(t)が、存在することを意味する。その結果、ドップラーシフト∂fD(t)/∂tの変化率または勾配と同様にチャンネル位相(および振幅)は、時間とともに急速に変化する。
その結果として、ユーザ装置は、中継されたペイロード信号の範囲内で設けられている参照データを利用することによって60Gでこれらの速い位相分布を補償することは、可能でない。そして、それはs6Gチャンネル特性に基づいて特定される。想定された高いデータレート伝送が、いかなるタイプの干渉および歪にも非常に敏感であることに注意されたい。従って、正確なチャンネル評価および同期は、60G通信システムのために有利である。
キャリアおよびクロック周波数オフセットの考察
60Gの基準クロック発生のための局部発振器(LO)は、同期に関して最も重要な要素のうちの1つである。ユーザ装置と同様にすべてのSUDACは、これらのクロックジェネレータを含む。それらは、安価な局部発振器を持つことができ、それは公称の周波数に関して、例えば50ppmの不正確さを有する。これは、サンプリング周波数および搬送周波数に関して最悪の場合±50・10-6・60GHz=±3 MHzのオフセットにつながる。これはすでに中継された信号帯域の同じオーダーのオフセットであり、補償されない場合、それは強い歪を引き起こす。残念なことに、より少ないオフセットのために設計されるので、s6G同期は充分でない。従って、60Gでの同期への新しい概念は、ユーザ装置において、そして、SUDACにおいて行い得る。
60Gの典型的な伝送
新規な伝送および同期概念を詳細に説明する前に、すべての発生している周波数オフセットが定められ得るように、SUDASが導入される。この例では、我々は、最初にS=3のSUDACを有するフロントエンドダウンリンクを、すなわちSUDACからユーザ装置への伝送を考える。
単一のビーコン信号を有するダウンリンク
図13aは、周波数f対視覚化される3つのSUDACの送信スペクトル170a−cを模式的に示す。実施例によれば、各SUDACは、1信号ブロックを送信し、それは中継された帯域幅BRelay 185a−c(破線の矩形)の範囲内でビーコン信号175a−c(垂直矢印)および中継されたペイロード信号180a−cから成る。ビーコン信号175a−cおよび中継された帯域185a−cとの間に、ガード帯域幅BG 190a−cが存在する。目標ペイロード信号180a−cに対するs6G帯の周波数に隣接したs6G信号195a−cの次の部分が、中継によって転送されることもできることに注意されたい。これは、SUDASを使用しているUEにとって意味のない信号である。
さらにまた、図13aは、以下の通りに異なる周波数オフセットおよび距離を示す:
Figure 2017535099
・UE移動によるフロントエンドドップラーシフトは、fD1、fD2およびfD3と関連する:。破線のアンダーブレースは、このシフトが全ての信号ブロックを保持することを示す。
・s6G無線チャンネル伝播から一部のドップラー広がりも含みそうなバックエンドドップラーシフトfB。例えば、SUDACを搭載した自動車または公共輸送機関の中の車両を考慮するので、それらは車両の外側でいくらか指向性のバックエンドアンテナを有することができる、したがって、中継された帯域幅の範囲内のペイロード信号の異なるシフトfB1、fB2およびfB3が発生する。互いに関するBSおよびSUDACの静的位置は、fB1=fB2=fB3=0Hzを生じる。
ユーザ装置の局部発振器に関連するSUDACの局部発振器の前述の不正確のため、周波数オフセットΔfloが生じる。SUDACがまだ同期しないので、Δflo1≠Δflo2≠Δflo2≠0が考慮され得る。ここで、上で分析されたように、±3MHzの範囲の最悪の場合の値が発生し得る。装置の電源を入れたときに、これらのオフセットが通常発生する。このように、このオフセットは、取得の初期段階において考慮され得る。ここで、大きな周波数オフセットが(以下で示すようにフロントエンドプロトコルを使用して)最初に除去され、その後、ペイロード信号の中継を開始する。
実際の周波数シフトは、以下のように生じる:
・[Beacon1+Relayed Signal 1]=信号ブロックl 170a
→fD1+Δflo1による実際の周波数シフト
・[Beacon2+Relayed Signal 2]=信号ブロック2 170b
→fD2+Δflo2による実際の周波数シフト
・[Beacon3+Relayed Signal 3]=信号ブロック3 170c
→fD3+Δflo3による実際の周波数シフト、それは図13aに示された実施例において負である
Figure 2017535099
アップリンク上の考察
アップリンクの場合、すなわちユーザ装置から3つのSUDACへの伝送、が、図13aによって説明される。また、ユーザ装置の局部発振器およびSUDAC発振器間の相対的なオフセットとして、Δflo1≠Δflo2≠Δflo2≠0が、存在する。逆の伝送方向によるバックエンドドップラー周波数シフトfB1−fB3は存在しないが、SUDAC(fD1、fD2およびfD3)に関連するユーザ装置の運動によるフロントエンドドップラーシフトは、依然異なっており、かつ基地局がそれらを補償し得ないために、SUDASの中で補償されることができる。
従って、同期メカニズムは、ユーザ装置、SUDACおよび基地局が1台の装置から別の装置にデータを確実に送受信できるように使用されることができる。
同期のための概念
同期のための概念は、「Amplify−and−Forward」(AF;増幅および送信)のSUDASタイプを目指している。ここで、中継信号を、同期して等化するための試みが生じるが、それは60Gの伝送のために設計されていない。しかしながら、「Compress−and−Forward」(CF;圧縮および伝送)のSUDASタイプのために、特定の波形が存在し、それは埋込み中継されたペイロードデータを正しく独立して同期するために、60Gの伝送に適している。ここで、「60G伝送に適している」ことは、60Gで同期するためのCF波形の適当なパイロットデータ構造を意味する。しかしながら、AFの場合には、中継されたペイロードデータは、直接、または、透過的に送信され、そして、「適切なパイロットデータ構造」は、後述する概念に従って別に加えられることができる。以下の部分は、一般に送信システムを取扱う。
移動ネットワーク多重タイプ
一般に、2つの移動ネットワーク多重タイプを区別することができる。そして、それは中継する場合には異なる態様を導く:
・周波数分割多重(FDD)システム:アップリンクおよびダウンリンクペイロード伝送が、異なる搬送周波数で生じ、従って、同時に用いられることができ、そして時間同期である必要はない。この場合、以下で述べられる方法が、そのまま用いられることができる。SUDACは、それから、実装された単一方向の中継経路、例えば1本のダウンリンク中継経路および1本のアップリンク中継経路を有する。そして、それは互いに独立に動作する。
・時間分割多重(TDD)システム:アップリンクおよびダウンリンクペイロード伝送は、同じ搬送周波数でしかし異なるタイムスロットで起こる。この場合、SUDASは、多重切換サイクルまで同期することもできる。SUDACの各実装された中継経路は、多重切換サイクルに従って双方向性伝送もサポートしなければならない。
典型的なビーコン信号方式
ビーコン信号は、状態/制御チャンネルとも呼ばれるSUDASの60Gでの通信、設定および同期を意図する。実際の実施例によれば、ビーコン信号は、例えば単一の搬送波信号、OFDMのようなマルチキャリア信号またはスペクトラム拡散信号であり得る。〔4〕および〔5〕を参照されたい。下記は、適切なビーコン信号方式を生成するためのリストされた一般の態様である。
・60G帯上のチャンネル分散の欠如のため、単一の搬送波信号は、信号処理における単純性による良い選択であるかもしれない。
・SUDACおよびUE間のビーコン信号を介した双方向通信が構想されることができるので、TDDおよびFDD方式のどちらかを選ぶことができる。いずれにせよ、2つのゴールを確実にするために、ビーコン信号の範囲内に、パイロットフィールドの十分に高密度な構造が、存在しなければならない:強力なビーコン信号通信とともに中継された帯域幅以上の高速に変化するフロントエンド通信路の等化のための成功するチャンネル推定および同期。
・一般に、ビーコン信号は、連続または非連続/バースト伝送として特定され得る。ここで、後者はTDD方式のために有利である。信号の有効な中継の間、同期しているレシーバ(ユーザ装置の受信ステージ)のための最も便利な方法は、ビーコン信号の範囲内でパイロットデータの連続および規則的な構造を持つことである。この点で、ビーコンデータフィールドが、完全にパイロットフィールド間の空間を満たすかどうか、または、データフィールドがSUDACによって、または、ユーザ装置(TDDの場合に)によって送信されるかどうかは、重要ではない。このように、ビーコン搬送波、すなわちパイロットフィールドおよび非パイロットフィールド間で共有している比率、のパイロットフィールドデューティサイクルを特定することは、有利である。
・高速時系列通信路のために、ビーコン信号が密度の高い時間グリッドにおいてパイロットデータを送信するために十分高いシンボルレートを有することは、有利である。それで、ビーコン信号内のパイロットフィールドは、ビーコンデータフィールド上の補間を許容するのに十分稠密でありえる。信号対雑音比(SNR)に応じて、推定精度を保証するために、有利な特定のパイロットフィールド長も、存在する。
以下に、パイロットフィールドデューティサイクルおよびフィールド長が60Gチャンネル(=「適当なパイロットデータ構造」)のために正しく設計されると仮定する。
より詳しくは、ビーコン信号方式の可能な実施例が、図13a−17に記載され、図13a−15は、異なるビーコン方式を使用する典型的なスペクトル送信を示し、図16−17は、ビーコン方式の典型的な構造を示す。ビーコン信号のために使用する参照符号175、200、205、210、および215は、フロントエンド制御部40および/または付加的なフロントエンド制御部42を参照する。パイロットデータフィールドの参照符号220は、フロントエンド制御部45を参照し、データフィールドの参照符号225は、設定信号46を参照する。
図13aにおいて、すでに導入され、視覚化された単一のビーコン信号ブロックが、示される。
図13bは、3つのSUDACによる60G帯の非同期二重ビーコン伝送の典型的な送信スペクトル170a−cを示す。二重ビーコン信号ブロックを使用して、1つのビーコン信号が下に配列され、そして、他のビーコン信号は、中継帯域幅上に配置される。従って、第2のビーコン信号200a−cは、図13aの送信スペクトルに加えられる。図13bに示すように、中継された帯域幅以下でビーコン信号175a−cのガード帯域幅に比し中継された帯域幅185a−cより上の同じガード帯域幅BG1−BG3を持つことができる。さらなる態様において、ガード帯域幅は、中継されたペイロード信号180a−cおよびビーコン信号175a−cまたはビーコン信号200a−cの信号の間と異なることもできる。
図14は、1つのSUDACによる60G帯のマルチビーコン信号ブロックの典型的な送信スペクトル170を示す。マルチビーコン信号ブロックは、中継帯域幅185以下では、および/または、複数のビーコン以上では、複数のビーコン信号によって特徴づけられる。図14に示された実施例において、中継帯域幅185を下回る第1および第2のビーコン175、205が存在し、かつ中継帯域幅185を上回る第1および第2のビーコン200、210は、2つのガード帯域幅BGBおよびBG1を有する。マルチビーコン信号は、異なる方法で実現され、実装されることができる。OFDMのようなマルチ搬送波伝送方法が適用される場合、ビーコンデータおよびパイロットデータのための副搬送波の個々の資源分配があることができる。更なる実施例によれば、いくつかの単一キャリアビーコン信号は、図15に示すように同じ自由な資源分配を達成するために、異なる周波数で配置されることができる。しかしながら、周波数上の単一キャリアビーコン信号の単純な反復は、また、元のデジタルビーコン信号のスペクトル反復を送信することによって達成され得る。
さらにまた、t−f−c−s資源上の異なる/適合信号構造を有する(マルチ)ビーコン信号ブロック(図14におけるように)が、適用されることができる。すなわち、パイロット密度は、より高速であるかより緩慢に変化するチャンネルのために、時間(パイロットフィールド長または密度)とともに適合されることができる。このように、チャンネル評価装置(例えばUE)は、パイロットフィールド送信装置(例えばSUDAC)に、フィードバックを与える。以下の方法とは逆に、マルチビーコン信号ブロックの利点は、中継されたペイロードに対する妨害が残らないように、ビーコンが信号ブロックから完全に、容易にキャンセルされることができるということである。
図15は、1つのSUDACによる60G帯の重畳ビーコン単一ブロックの典型的な送信スペクトル170を示す。本願明細書において、中継帯域幅内のスペクトルギャップは、重畳ビーコン215を配置するために利用される。重畳ビーコン信号ブロックは、マルチビーコン信号ブロックに対応するが、中継された帯域幅185内で、また、ビーコン信号215を導く。このように、後者のビーコン信号は、中継された信号によって重畳する。強いビーコン信号波形は、この干渉シナリオにおける検出およびチャンネル評価を可能にするために有益である。重畳ビーコン信号は、3つの主な効果/特徴を有する:
a)重畳ビーコン信号の位置および内容をUEは知っているので、それらはペイロード信号からキャンセルされることができる。この伝送方式は、一種のCDMA伝送に関連していてもよい。
b)a)と同様に、中継された帯域幅内の中継信号のスペクトルにおけるいくつかのギャップを利用する。多分、UEは、知識を有するかまたはSUDACへのこの情報のギャップおよび信号を検出する。このように、可能性のある不完全なビーコン信号のキャンセル後の残りの干渉が、回避される。その理由は、ペイロード信号はこれらの周波数に位置しないからである。この実施例は、図15において視覚化される。この方式は、FDMA方式に適している。SUDACが時間内のペイロード信号リソース配置上のUEにより知らされている場合に、重畳ビーコンのTDMAスキームを適用することもできる。
c)ユーザ装置は、ペイロードデータを、重畳ビーコン信号が周波数に配置すべき特定の周波数リソースに割り当てないために、基地局に信号を送ることができる。結果として、このスペクトルギャップのため、ペイロードデータのために有用なs6G帯域幅の減少を犠牲にして、歪の重畳は、発生しない。しかしながら、基地局は、SUDACによって転送されない他のユーザ装置のためのペイロードデータでこのスペクトルギャップを埋めることができる。
格子ビーコン信号ブロック
一組のバックエンドキャリアを中継する特例において、SUDACは、ビーコン信号を送信するための適切なギャップを生じるために、周波数(アップコンバージョンに対する加算/組合せにおいて)の異なるバックエンド搬送波の信号スペクトルをシフトすることができる。基地局が1つのユーザ装置のための一組のサブバンドまたはユーザ装置の特定のグループとなる場合、このモードが用いられることができ、それは高データレートを達成する潜在的な方法である。ユーザ装置の特定のグループのデータがこれらのサブバンドに広められる場合、ユーザ装置につき1つのサブバンドだけを集約させることと比較して、多重化ゲインを達成することができる。実施例は、図27において視覚化され、ここで、サブバンド/キャリア1−3 1605−1615は、別々にシフトされて、一括でサブバンド/キャリア4+5 1620、1625は一括してシフトされる。2つのビーコン間の最大距離が、正しいチャンネル推定を許容するために存在することに注意されたい。それは、サブバンドの中でシフトしていて、「重畳」ビーコンを持つことが有利であるからである。中継信号Brelay,totalの総帯域幅は、バックエンド中継信号Brelay,a+Brelay,b+Brelay,c+Brelay,dの帯域幅の合計に等しい。
ビーコン信号構造を考慮して、二重ビーコン信号ブロックのための2つの実施例が、以下で述べられる。
図16は、典型的な高水準ビーコン信号構造表示パイロットフィールドおよびTDDモードの制御および設定データのためのフィールドを示す。線形変調を有する単一の搬送波信号を仮定して、第1の潜在的高水準信号構造は、図16において表され、ここで、パイロットデータフィールド220は、規則的な方法に挿入されて、SUDACによって伝送され、Tpilotの期間を有する。パイロットフィールドの間に、設定および制御データのためのデータフィールド225が、存在する。ビーコン信号1 175のこの実施例において、最後のデータフィールドがスペアとして空である間、SUDACが、最初に、それからユーザ装置1が、そして最後にユーザ装置2が送信する。上述した適当なビーコン信号設計は、Tpilot+TdataがTCより(顕著に)小さいことを保証する。この例では、ビーコン信号2 200(スペクトルの右側に、例えば配置される)は、同じであるがシフトした構造を有する。2つ以上のビーコン信号まで広げられ得るこのスタガー方式は、以下の効果がある:
・時間方向におけるドップラー周波数推定(各パイロットフィールドにつき少なくとも1つ)のより高密度のグリッドが、同じタイプの単一のビーコン信号と比較して生じる。
これは、ドップラー周波数変化のより良好な追跡を生じる。
・更なる節で述べられるように、構造は、中継された帯域幅以上のスタガーパイロットフィールドからより正確なチャンネル補間を可能にする。
図16において表されるこの信号構造は、ユーザ装置の伝送およびTDDモードのSUDACを許容するので、この構造は、以下で示される同期概念により中継しているアップリンクおよびダウンリンクのために使用され得る。
図17は、典型的な高水準ビーコン信号構造表示パイロットフィールドおよびFDDモードにおける制御および設定データのためフィールドを示す。この実施例によれば、両方のビーコン信号175、200は、図16に示すように同じパイロット構造を有する。ここで、ビーコン信号1 175は、SUDAC設定データを送信することの用途のみを意味する、そして、ビーコン信号2 200は、ユーザ装置制御データの用途のみを意味する。このように、この混合TDMA/FDMA方式は、FDDモード(SUDACに鑑みれば)のUEおよびSUDACの状態および制御データ伝送を可能にする。
SUDACによってパイロットフィールドを送信することは、ユーザ装置によってパイロットフィールドを送信することと比較して、いくつかの効果がある。
・UE1、UE2および更なるもののパイロットフィールド伝送を配置する方式を適用することが必要である。ここで、新しく導入された装置の取扱いは有利でない。誇張された数の予備のデータフィールドが、異なる伝送チャンネルによるUEのすべての潜在的パイロットフィールドをホストするために、必要となる。しかしながら、SUDACによって送信されるパイロットフィールドが、複数の伝送リンクのために使用され得る。
・SUDACは、チャンネル推定および等化に努力を費やす必要はない、これはユーザ装置によってなされる。
・各ユーザ装置から中継された帯域幅以上の良いチャンネル推定精度は、各ユーザ装置は、ユーザ装置への照準線接続を有する各SUDACのビーコン信号を推定することができるので、中継帯域幅上の良好なチャネル推定精度。
・パイロットフィールドの永続的な伝送は、(どんな種類の)電源に共通に接続されているSUDACのための課題でない、しかし、電池駆動UEは、永続的な伝送の負担を受けるかもしれない。
一般に、パイロットシンボルシーケンスは、所定の生成方式に従って異なるパイロットフィールドの中で同じであってもよく、異なっていてもよい。
原理および要求
SUDACの基本的な機能/作業原理:
・60G領域のSUDACおよびUEの間にビーコン信号(RxおよびTxデジタル処理)によって通信を送ること。
増幅、搬送周波数変換およびフィルタリングを含む一つ以上のアナログRFチェーンによってペイロード信号を中継すること。1つの中継経路が中継された信号につき使用される。少なくとも一つのビーコン信号処理器が、中継された信号につき使用されることができる。
システムに対するユーザ要求:
・典型的なケース:UEとともに歩き回り、UEを回転すること。チャンネル推定の高い精度は、有益であるシステムスループットを低下させないために有益である。
・代表的でないケース:UEを床に投げ、UEを速く振ること。チャンネル推定は失敗することがあり、そして、この種のケースが持続すると共に、同期が外れてもよい。高速な回復は、これらの事象が終わった後に、提供される。
レシーバの一般の同期フロー:
1.追跡ステージのアルゴリズムがそれに対処できるような、オフセット(例えば、搬送周波数オフセット)を減らすための粗い同期のアクイジション
・装置を切換えた後のコールドアクイジション
・例えばリセットボタンを押すことによって装置内部のリセットが初期化された後のウォームアクイジション
2.精密な同期のための追跡およびチャンネル推定
・オフセットは、このステージのより精密なアルゴリズムによりさらに減少される
・このモードにおいて、データ復調がなされる。
周波数同期
Figure 2017535099
1.アクイジションの間、平均および潜在的に大きい搬送周波数オフセットが推定されて、補償される。そして、それは大部分、局部発振器の周波数オフセットΔfloに関連する。
2.追跡の間、1.に推定された大きなオフセットが、すでに補償されるとみなされる。
遂行されるべき3つの作業が、存在する:
・急速に変化するフロントエンドドップラー周波数は、推定され、追跡されて、補償され得る。
・第2の作業は、時間とともに局部発振器の振動数の移動を追跡することであり、それは共通してかなり遅い処理である。
・バックエンドドップラー周波数は、推定され、補償され得る。
局部発振器の周波数オフセットの初期推定
例えば、搬送周波数オフセット問題の主要部は、通信デバイス間、例えばSUDACおよび/またはユーザ装置の間に、相対的である60Gで、局部発振器の周波数オフセットΔfloと関連する。以下に、異なる戦略が、潜在的な救済策として述べられる:
1.60Gのランデブーチャンネルを経たSUDAS自動同期。SUDACは、周波数帯上のスキャンによって、ランデブーチャンネルにおけるそれらの送信されたビーコン信号によって、各々を検出することができる。一旦互いが見つかると、SUDACは、ビーコン信号通信を介して共通クロック基準をネゴシエートすることができる。ユーザ装置は、それから、SUDACから送られたビーコン信号にそれ自体を同期させるかまたはネゴシエートプロセスに参加する。
いわゆる隠れノードの問題を防止するために、いくつかのSUDACが強い信号減衰または均一な妨害物のため検出されることができない所で、それが存在する場合、ユーザ装置は、見失ったSUDACに接続することができて、ネゴシエーションコマンドを送信することができる。UEは、このクラスタからおよび他のクラスタの1つから1つのSUDACをさえ見るかもしれない。そして、それはこれらのクラスタを同期させることを可能にする。これは、SUDACがクロックネゴシエーションを失うのを防止する。すべてのSUDACが、例えば自動車内の装置の配置計画により、互いを検出できると仮定したとき、この方式は、精密にかつ自動的になることができる。加えて、この実施例は、s6G通信を必要としない。ここで、移動環境においてfB1≠fB2≠fB3が基地局基準信号に対し成り立つ場合、s6G通信は、更なる問題につながる可能性がある。
2.サードパーティ通信回路網、例えばすべてのSUDACが壁面コンセントに載置される場合の電力線通信を経たSUDAS自動同期。UEは、SUDACから送られるビーコン信号に、それ自体を同期させる。この方式は、方法1のように独立して機能することができるが、隠れノードの問題はない。その理由は、すべてのSUDACは、共通クロック基準のネゴシエーションに参加するために、サードパーティ通信回路網に接続されているからである。従って、通信デバイス/コンポーネントは、各SUDACにおいて適用できる。
3.外部の/分離された基準クロック装置に対するSUDAS配列。SUDACは、外部基準クロック装置に接続されている。例えば酸素の共振周波数を使用している装置を考えることさえできる。これらのスペクトル線は非常に鋭く、それは局部発振器の同期のために利用できる。ユーザ装置は、それから、SUDACから送信されるビーコン信号に、それ自体を同期させる。
この戦略は、いかなる特別な制御メカニズムまたはネゴシエーション努力なしで、共通基準を参照し、例えば、DC(直流)電源の無線周波数(RF)変調が使用できる、研究室実験および自動車におけるような小さいSUDASのためには実用的であるかもしれない。これは、既存の導線が再利用できるので、クロック信号を配信するために別々の導線または無線リンクを組み込むかまたは設置する努力を減少させる。共通基準は、周囲の材料、例えば酸素のようなガス、の共振周波数/スペクトル線を利用している装置を用いることで適用できる。
4.基準としてのユーザ装置に対するSUDAS配置
a)UEが実際の接続の質を追跡するとともにビーコン信号検出によるその伝送範囲における新たなSUDACのためにどこからでもスキャンできるため、UEは、自身の局部クロックに関連したSUDACのクロックオフセットを制御できる。SUDACが自身のいくつかの中継経路を所有する場合、各経路は、異なるUEに関連できるため自身のクロック発生/調整を有する。すべてのユーザ装置がそれらの基地局に適切に同期し、かつ、基地局が同期する場合、異なるクロックに整合する困難さは生じない。SUDACが接続する場合に備えて、ユーザ装置は、すべてのSUDACを制御する際に多少の努力を払うだけでなく、更新を高速に提供することができる。従って、UEの範囲のSUDACのみが、アクティブになり得て、同期することがあり得る。
b)オートメーション化したクロック周波数同期方式は、ランデブーチャンネルのUEによって送られて「目覚ましビーコン信号」に基づいてSUDACで実行され得る。すなわち、SUDACは、UEビーコン信号にそれ自身を同期させる。これは、多段階プロセスであってもよく、最初に:すなわち、初期同期からハンドシェイクにより目覚まし信号が続き、オフセットがさらに低減され、最後にユーザ装置のビーコンを使用して同期が維持される。SUDACは、能動的に「目覚ましビーコン信号」をスキャンでき、かつ、その局部クロックを適応/制御する処理を実行する。スキャンは、いずれにしろなされることができ、加えて、アクイジションアルゴリズムは非常に高い周波数オフセットで目覚まし信号を検出することが可能でもよく、次に、このオフセットを推定することができる。また、SUDACがいくつかの中継経路を所有する場合、各経路は、異なるUEと関連があってもよいので、各経路にはそれ自身のクロック生成/配置を持つことができる。従って、ユーザ装置は、異なるSUDACのすべてのクロックオフセットを管理し制御できるわけではない。さらに、余分の制御信号が、送信される必要はない。
5.基準として基地局に配置したSUDAS。基地局は、ユーザ装置の同期を可能にするために、s6G領域(ペイロード信号に埋込まれたパイロットデータと同様に非MIMO(複数入力複数出力)モードの共通制御チャンネルのような)の基準信号を送信する。可能なSUDACは、これらの信号を受信することもできて、それを同期のために利用することもできる。あるいは、特別な基準信号は、同期するためにSUDACまたは他の装置を専門とする基地局から送信されることができる。
従って、SUDACは、クロック基準を受信するために、s6G信号を処理することが可能でもよい。本実施例において、すべての60G装置(ユーザ装置を含む)は、同じ基準を有する。BS信号が常に存在するので、SUDACは、特定のサイクルにおけるそれらのオフセット補償を更新することができる。このように、UEによって起動するときに、それはいつでも同期して、直接中継し始めることができる。これは、BSおよびSUDACの(擬似)静止/固定環境の特別な利益でありえる。
6.合同のアプローチ:
・方法間で切換わること:例えば、外部のクロック源がSUDACに接続されている場合、それは方法3に切換える。さもなければ、それは、方法5を使用する。
・方法の同時使用:例えば、方法5が、粗い同期のための基準値として用いられる。非ゼロのバックエンドドップラーシフトfBの不確定度が存在するからである。精密な搬送周波数同期は、方法4.bによって実行される。
さらにまた、実施例による搬送周波数同期のためのステップが、リストされる。
1.周波数上でのスキャン、ここで、共通に、(ビーコン信号の)電力検出が適用される。これは、粗い搬送周波数同期を生じる。その後、すべての検出されたビーコン信号周波数が、集められることができる。
2.精密な搬送周波数同期および制御
加えて、または、あるいは、基準データから周波数オフセットの推定値を計算する方法、または電力検出または信号相関特性を活用することによって盲目的に計算する方法を適用することができる。
フロントエンド搬送周波数オフセット
図18は、図16のイメージを示す。 さらに、1つのSUDACからの2つの例示的なビーコン信号175,200から推定されたフロントエンドドップラーシフトfD(t1)−fD(t5)および複素チャネル係数hの推定値が示されている。
フロントエンド搬送周波数オフセット(CFO)は、各パイロットフィールド(またはパイロットフィールドのサブブロック)につき推定されることができ、パイロットフィールド(またはサブブロック)間に挿入されて、時間とともに速いバリエーションのために直ちに補償されることができる。図18は、1信号ブロックだけを表すにもかかわらず、これは異なる(ドップラー)オフセットのため個々に信号ブロックごとに行われることができる。
この推定と、異なるビーコン信号からの推定値にわたる潜在的な平均化のためのアルゴリズムが適用され、(推定分散のための)残りの位相変動が、時間および周波数にわたってチャネル推定によって対処される。これは、図18において視覚化され、ここで、推定されたフロントエンドドップラー周波数fDは、異なる時間および瞬間周波数で(一つの係数)チャンネル推定hと同様に異なる瞬間時間で示される。
フロントエンドCFOが、同じ源からのすべてのビーコン信号にとって同じであるので、特に時間スタガーパイロットフィールド構造は、実際のフロントエンドCFOの非常に滑らかな補間および補償を可能にする。
バックエンド搬送周波数オフセット
フロントエンドCFOの補償の後、ドップラーシフトfBによるバックエンドCFOは、補償されることができる。実施例によれば、このオフセットの補償は、SUDAC(特に、推定の実現可能性問題によるアナログ増幅およびタイプを転送する場合)によってではなく、しかし、むしろすでに、この種の機能を有するUEによってなされる。
搬送周波数オフセット推定の問題
・最初のアクイジションのための新規な方法は、以前の節に示される。
・推定および補償の2つのステップアプローチは、追跡のために有用である:まず、フロントエンドCFOは、ビーコン信号パイロットフィールドに基づいて推定されて、ビーコン信号および中継されたペイロード信号が補償される。次に、バックエンドCFOは、ペイロード信号の参照データに基づいて推定されて、補償される。
・ユーザ装置は、アップリンク信号ブロック内にビーコン信号を送ることができ、それは周波数オフセット補償のためにSUDACで使用され得る。1つの実施例において、特別なビーコン信号は、高速位相ロックループ(PLL)調整を60Gからs6Gまでダウンコンバートするためにミキサーを制御するために駆動される。より詳しくは、マルチビーコン信号ブロックのビーコン信号のうちの1つは、連続波信号であり得て、それは高速周波数オフセット補償のための逆周波数変調を達成するためにVCOに対するアナログ入力として直接SUDAC内部で転送され得る。この方法は、位相/周波数系列信号を補償することができる。SUDASタイプ圧縮および転送の場合には、この位相補償は、SUDACのデジタル領域において達成され得る。
ダウンリンク部のためのチャンネル推定:基地局−SUDAS−ユーザ装置
チャンネル推定は、ビーコン信号および中継されたペイロード信号を等化するために有益である。
UE−側のチャンネル推定
帯域通過フィルタリング、ダウンコンバージョン、ローパスフィルタリングおよび同期のようなUEの従来の処理ステップの後に、チャンネル推定が実行される。異なるSUDACからの信号は、別に考慮されることができ、これは、異なる伝送チャンネルが、各リンクにつき適用されるからである。チャンネル推定方法および精度は、以下のように、SUDACの供給されたビーコン信号に依存する:
・単一のビーコン信号ブロック:チャンネル推定は、単一ビーコン周波数だけで行われ得る。情報/推定が中継された帯域上のチャンネルの可変性について存在しないので、単一の複素数(またはインパルス応答)は、補償が全部の周波数帯上で一定であるとみなされる。これは複雑さが低く、その理由は、60Gの1台のビーコントランシーバだけが中継された信号につき適用されるからである。
・二重ビーコン信号ブロック:
チャンネル推定は、中継された帯域幅上の補間によってなされることができ、ここで、下のおよび上のビーコン信号からの複素チャンネル推定が利用される。このように、周波数以上の適度なチャンネル可変性は、推定され得て、等化で補償され得る。このように、一つのビーコン信号ブロックの場合よりも、良い推定精度が、達成され得る。この方式は、中間の複雑さからであり、その理由は、このスキームは、60Gの2つの同期ビーコン受信機(または受信経路)がアップリンクのために中継された信号ごとに適用され、潜在的に並列に実行されるダウンリンクの送信機の対応する量に適用されるからである。従って、周波数以上のチャンネルの時系列変化が尊重され、ここで、少ない低下は、周波数以上の一次補間だけが本当のチャンネル挙動をカバーしないかもしれないという事実から依然期待されている。
・マルチビーコン信号ブロック(同じか、異なるか、または適応信号構造を有する):例えばより高い高次多項式を適用することによる補償のための周波数以上のいくつかの複素数値間の高度な補間。また、例えば過度に決定されたシステムにおいて必要とされるよりもマルチビーコン信号ブロックからより利用できるチャンネル推定の場合には、最小二乗法(LS)解法が、より高次の多項式のために算出されることができる。この方式は、SUDACおよびUEのための中間から高い複雑さからである。その理由は、いくつかの同期された60Gビーコン送信機/レシーバが使用されるからである。更なる実施例によれば、デジタル−アナログ変換からの同じビーコン信号のスペクトル反復がマルチビーコン信号(すべてのビーコン副搬送波で同一の信号)を生成するために用いることができる場合、または、2つの多搬送波ビーコン信号が2本の送信経路によって送信される場合、この方式は、中間の複雑さからである。
・重畳−ビーコン信号ブロック:
重畳−ビーコン信号ブロックを使用しているチャンネル推定は、これがマルチビーコン信号ブロックの場合には同じ複雑さレベルに至るかもしれなかったので、方法b)またはc)に関連した図15に示された方法を適用するとき、中間の複雑さからである。最も正確なチャンネル推定は、2つの理由のために成し遂げられ得る:まず、中継された帯域幅以上の補間距離は、上記の他の方法に関してチャンネル推定精度を改善するこの帯域幅の比率のみに引き下げる。そして、第2に、ビーコン信号は、ペイロード信号によって妨げられない。そして、それは干渉として作用する。
図15に関して記載されている方法a)に関連した実施例によれば、チャンネル推定は、干渉相殺のためのより高い算出効果を有することができる。
さらにまた、図16および図17に示されるビーコン信号のシフトされたパイロット構造は、より強化された二次元の補間方式(すなわち、時間および周波数内の同時推定)が、2回の一次元補間方式(すなわち、時間および周波数内の別々の推定)を通じて利益を得る効果がある。例えばビーコン信号1および2が遅れずに同じく整列される場合、二次元補間方式は、2−回一次元の補間方式と同様にのみ実行することができる。そして、それは、OFDMシステムのチャンネル推定から公知である。
他の同期および行進ステップの他に、UEは、実施例に従ってチャンネル推定および等化のための2つのステップを実行し得る:
1.2つの理由のためのビーコン信号に基づくチャンネル推定および補償:
・ターゲット信号ブロック(複数)のビーコン信号(複数)の設定データフィールドの復調。
・60G領域のビーコン信号の周波数で有効である、速い時間可変な複素チャンネル係数の推定。
・第1に、チャンネル推定は、各受信されたパイロットフィールドでなされる。ここで、応用方法は、ビーコン信号のための選択された波形、目標チャンネルインパルス応答長および精度レベルに依存する。
・第2に、ビーコンデータフィールド上の時間方向の、そして、中継された帯域幅上の周波数方向のチャンネル推定の補間がなされる。ビーコンデータフィールドのチャンネル推定は、担持された構成を等しくして、復調して、うまくデータを制御するために適用される。時間および周波数上の補間からのチャンネル推定は、中継された帯域幅のペイロード信号を等化するために使用し得る。この目的のために、補間は、チャンネル推定を中継されたペイロード信号に直接関連するサンプリングレートに適応させることができる。より一般的に言えば、補間は、ビーコン信号パイロットフィールドから中継されたペイロード信号の(異なる)t−f−c−s資源グリッドまでチャンネル推定を適応/関連させる。
このモジュール的アプローチは、すべての中継チャンネル、すなわち複数の推定、補間および補償/等化の事例、と平行して適用される。
図19は、2つのビーコン信号からパイロットフィールドの典型的な共同処理を示し、ここで、パイロットフィールド構造は、ビーコン信号1および2において配置される。本願明細書において、ビーコン信号(例えば異なる周波数で)を周波数上の不均等な電力分布を有する単一の信号として解釈するときに、チャンネル推定(および、CFO推定)のためのパイロットフィールドの共同処理が、代わりに、実行され得る。本実施例において、ビーコン毎のチャンネル推定からチャンネル推定のシンボルレート関連の分解能の標準的なケースと比較して、推定されたチャンネルインパルス応答の時間分解能、すなわちチャンネル経路の遅延の分解能に関して、を強化することが可能である。それにもかかわらず、時間方向の補間は、依然適用されるかもしれない。この方法は、非スタガーであるが、配置されたパイロットフィールド構造を有することは、より実際的である。特に、これは、1つのビーコン信号がシンボル期間(=T/2)の半分だけシフトされる、パイロットフィールドの一定な同期伝送を含む。異なるビーコン信号175、200からのビーコン信号パイロットフィールド220のこの共同処理は、チャンネル推定およびCFO推定を改善する。ビーコン信号のデータフィールドの範囲内の設定及び制御データが、配置される場合、設定及び制御データフィールド225の共同検出により、ロバスト性および/または精度が改善される。
複数のダウンリンク中継経路を有するSUDACが、そのペイロードデータをUEに送信する場合、信号ブロックは、周波数的にできるだけ近くに配置しなければならない。これが、より強化されたチャンネル推定方式が、(同じSUDACであるが異なる信号ブロックから、従って非常に類似したチャンネルの)ビーコン信号のこれらのセットをマルチビーコン方式と見なすことができ、信号ブロック処理ごとにさらに反対のチャネル推定精度を高めることができる理由である。
図27において視覚化されるように、シフトしているサブバンドをもつ重畳パイロットの特例において、UEは、共同処理のためのすべてのビーコン信号を使用している広帯域の処理をすることができる。その代わりに、UEは、隣接したビーコンを利用することによって、各中継帯域幅につき別々の並列処理をすることができる。
中継された信号パイロットフィールドに基づきチャンネル推定および補償が、ペイロード信号上、例えばバックエンドチャンネルドップラーシフトfBのさらなる同期ステップと同様にステージ1における高速可変チャンネルの補償後に適用される。中継されたペイロード信号が、移動無線システムにおいて経験されたバックエンドチャンネルを等化するのに十分なパイロットを含むので、共通のアプローチが適用でき、それはシステムに固有であるが、通常は、すでに確立している(例えばGSM(登録商標)、UMTS、LTE等…のために)。
以下の2つの実施例は、線形変調を有する単一のキャリアビーコン信号の上記導入された実施例のための第1チャンネル推定および等化ステップに関して考慮される。
パイロットフィールドにつき1つの複素チャンネル係数を使用している実施例
線形変調を有する単一のキャリアビーコン信号の上記導入された実施例のために、元のパイロットシーケンスを有する相関は、相関最大で、単一の複素チャンネル推定を得る。チャンネルが無視できる遅延広がりを示す場合、これは正確な推定を表す。パイロットフィールド(すなわち特定のt−f−c−sリソース要素にあてはまるチャンネル推定)の推定の後、補間作業が、遂行され得る。多種多様な方法が、存在する。いくつかの実施例は、以下の通りである:
・t−f−c−sリソースグリッド上の線型補間方法。このクラスから最も些細な方法は、t−f−c−sリソースグリッド上の恒常的なチャンネル推定を適用することである。また、低い複雑さは、線形フィルタの平均または適合を適用することである。
・複数のビーコン信号の場合、最小二乗(LS)アプローチは、補間のためにより高次の多項式係数を適合させるために使用し得る。そして、それは多項式の係数より統合された推定を備える過剰決定されたシステムにおいて価値がある。
・ごく最近のチャンネル推定を有する推定チャンネルモデルのパラメータを連続的に適応/更新するチャンネルトラッキング方法が、存在する。それからモデルから、補間または予測/予測結果さえ、演繹され得る。精度は、現実に関してモデル−ミスマッチに強く依存する。
補間作業の後、チャンネル推定の1つの考えられる表現は、周波数領域チャンネル伝達関数である。それが、係数がチャンネル伝達関数に由来する周波数領域等化のために使用され得る。
無視できない遅延広がりを有するチャンネルインパルス応答のための実施例
本当のチャンネルが無視できない遅延広がりを示す場合、そのチャンネルインパルス応答は、見通し(LOS)信号およびいくつかの遅延タップから成る。推定は、例えば最尤推定器によって例えば達成され得る。そして、それはパイロットフィールドにつきベクトル−マトリックス乗算を適用する。
パイロットフィールドにつきチャンネルインパルス応答推定を有して、t−f−c−sリソースグリッド上の補間が、適用され得る。一般に、実施例1の方法が、チャンネルインパルス応答の個々の複素数値に使用され得る。
その後、再び全体のチャンネル伝達関数を算出する上述の方法を使用でき、周波数領域の等化のためのそれを使用できる。あるいは、帯域をサブバンドに分割することができ、各サブバンドの平坦なフェージングを仮定することができる。それから、サブバンド個々の等化は、サブバンドにつき一定であると仮定される補間結果に基づいて実行され得る。
異なる方法は、等化を位相補償部(実施例1を参照、時間とともに急速に変化しており周波数上で殆どそのままの1つの複素係数)およびマルチパス補償部(時間上で急速にまた変化しているチャンネルインパルス応答、しかし、1つのチャンネルインパルス応答は、全部の中継された周波数帯にあてはまる)に分割することに関連することができる。
上述したチャンネル推定および等化技術は、ターボ等化原理に従って反復的な方法に拡張されることもできる。それから、上述の方法は、初期ステップがターボ等化アルゴリズムを開始することを示している。
これが記載されている実施例についての中心的な考えであるので、最初にビーコン信号が利用される60Gのチャンネル効果を補償するための、および、次にペイロード信号の能力/構造によってs6Gチャンネル効果を補償するための、2段階チャンネル推定および等化アプローチが、再び指摘される。さらにまた、中継された帯域幅(または重畳パイロットの場合にはその部分)上のチャンネル推定補間は、若干の実施例によれば有利である。更なる実施例は、パイロットフィールドおよびデータフィールドの共同処理を記載する。
SUDAC−側上のチャンネル推定
SUDACの通信は、ビーコン信号(中継された信号と比較してむしろ少ない帯域幅)のみに関することができ、そこでは、以前の節に示されたように、設定および制御データが、UEによってSUDAC(および、その逆)に送られる。すなわち、戻り制御チャンネルが受信される(または送信される)。従って、SUDACは、ビーコン信号を受信して、正しく等化することが可能でもよい。本実施例において、SUDACは、UEのような中継帯域幅以上のチャンネル推定を行わない。
ダウンリンクビーコン信号は、この節において考慮されるにもかかわらず、戻り制御チャンネルは、SUDACによってアップリンク中継信号を伴っているビーコン信号から受信されることもできる。
ビーコン信号検出のためのチャンネル推定のために、それは無視できる遅延広がり、すなわち1つの複素係数だけ、と見なすのに十分でもよい。そして、それは時間とともに急速に潜在的に変化し得る。それで、パイロットフィールドは、ビーコン信号のデータフィールドを補間するのに十分高密度でもよい。どの装置が目標ビーコン信号データフィールドと関連したパイロットフィールドを送信するかについて定めているシステム概念に応じて、実施例による以下の2つの異なる方法が、生じる:
1.UEは、パイロットフィールドを送信する
結論的には、SUDACは、受信したパイロットフィールドに基づいてチャンネル推定を行うことができて、ビーコンデータフィールドの存在のため、時間とともに補間を行う。このチャンネル推定結果については、チャンネル歪は、等化によって補償され得る。これは、UEのために上述された同じ方式をいう。この実施例は、SUDAC側で若干の処理努力をしている可能性がある。
2.SUDACは、パイロットフィールドを送信する
例えば図16に図示された実施例に示すように、SUDACは、パイロットフィールドを送信する。これらパイロットフィールドに基づいて、ユーザ装置は、チャンネル推定を行い、それは中継されたペイロードデータの適用された等化のために少なくともなされることができる。このように、ユーザ装置は、その制御およびペイロード信号のプレ補償/等化を行うために、その推定結果を使用し得る。それで、SUDACは、チャンネル推定および等化なしで済ますことができる。それにもかかわらず、ビーコン信号データフィールドは、SUDACによって重要な制御データの正しい復調を保証するために、また、若干の小さいパイロットフィールドを有することができる。結論として、UEは、SUDACによって送信されたパイロットフィールドに基づいて、等化作業の大部分を行う。そして、SUDACは、小さいパイロットフィイールドを使用するために比較的少ない努力を要し、それはビーコン信号データフィールドに固有である。
チャンネル推定のこの共同アプローチおよび等化作業の大部分のためのUE−側のプレ補償、および、精密な等化のためのSUDACによる「ビーコン信号データフィールドパイロット」の開発は、有益である。この実施例によれば、既存のハードウェア資源が、例えばユーザ装置で使用することができ、そして、更なるハードウェア資源の実装は最小限に抑えることができる。
アップリンク部のためのチャンネル推定:ユーザ装置−SUDAS−基地局
実施例によれば、基地局は、60G領域(ドップラーシフトのような伝播チャンネル効果のため)の速い位相バリエーションを推定し修正できない。さらにまた、すべてのSUDACから基地局へのすべての送信信号は、同じs6G帯中に重畳される。ビーコン信号が基地局に向けて送信される場合、それらは、ペイロードアップリンク信号のように重畳し、s6G伝送(通信規格が、一致せずまたは他のUEの他のs6Gアップリンク信号に干渉することさえしない)には適さないかもしれない。
潜在的治療:
・信号処理がいずれにせよそこでなされることができるので、ユーザ装置でのプレ補償。
実行概念のための2つのオプションは、以下において説明される:
a.位相の高速フィードバックは、SUDACからユーザ装置まで推定する。SUDACは、ユーザ装置により送信されるビーコン信号(複数)から実際の複素チャンネル係数を推定することが可能である。ビーコン信号によるこれら推定の高速フィードバックは、プレ補償のために古くなったチャンネル推定を持たないうえで有益である。
b.図20は、移動ネットワーク二重モードに関連する中継ペイロードデータに関する周波数分割多重(FDD)モードにおける1つのダウンリンク中継経路および1つのアップリンク中継経路を提供している1つのSUDACの典型的なビーコン信号を示す。ユーザ装置は、ビーコン信号パイロットフィールドではなく中継されるべきアップリンク信号のみを送信する。SUDACは、図16および図20に示すようにユーザ装置によって使用され中継された帯域幅185に関連したビーコン信号175、200内で、ビーコン信号パイロットフィールド220を送信する。ユーザ装置は、複素チャンネル係数を推定するためにこれらのビーコン信号パイロットフィールド220を利用して、プレ補償を算出する。アップリンクおよびダウンリンク信号ブロックが、図20に示されるように非常に接近している場合、マルチビーコン信号としてこれを解釈する共同チャンネル推定は、別々のアップリンクおよびダウンリンクチャンネル推定より良好な推定精度を提供し得る。このように、a.におけるような使用される明確なフィードバックリンクが存在しないことは有利である、そして、旧式のデータを使用する確率は、ユーザ装置の処理速度に依存するだけである。60Gのアップリンクおよびダウンリンクの近似のチャンネル相互関係は、この方法にあてはまると見なされる。
各SUDACは、基地局への別々のs6G−一致リンクを介して60Gで受信したパイロットを送信し、ここで、より強化された処理方法が適用し得る。また、二段階チャンネル推定および等化アプローチは、基地局で受信アンテナの数のおかげで以前の節のように適用され得る。この実施例は、すべてのBSがSUDACのs6Gアップリンクを理解するように、s6G帯におけるさらなるリソースおよび規格化を与えることができる。
本質的には、すべてのこれらの補償技術は、残存する位相、および、60G領域、例えば3つのSUDACのアップリンク中継経路におけるドップラーシフトfD1、fD2およびfD3を含む、の現実の周波数シフトのための補償の後のフロントエンドチャンネル歪による振幅バリエーションを補償することができる。
図21は、移動ネットワーク多重モードに関連する中継ペイロードデータに関する時分割多重(TDD)モードにおけるダウンリンクおよびアップリンクのための1つの中継経路を提供する1つのSUDACのビーコン信号を示す。図21に示されるTDDモードは、図20に示されるFDDモードに、代わりのモードを示す。図20および図21の実施例は、好ましい実施例でもよい。但し、UEは、送信することができて、同時にSUDACごとにアップリンク信号をプレ補償することができる。それにもかかわらず、これは、図21に示すように、時分割多重(TDD)伝送概念を単純化する。その理由は、ユーザ装置は、60Gの伝送チャンネルを連続的に推定することができて、これらの推定:アップリンク伝送のためのプレ等化またはダウンリンクのための等化の使用の間だけを選択するからである:もちろん、TDDモードにおけるガード帯域幅BG1およびFDDモードにおけるBG0、BG1およびBG2は、送信および受信信号の充分な分離を有するように慎重に選択され得る。
TDDのために図20の方式を使用することが、別の実施例において可能であることに注意されたい。この場合、SUDACは、フロントエンドリンクでFDD通信を提供する。ここで、TDD移動通信ネットワークのために作られたアップリンク中継信号およびダウンリンク中継信号は、周波数において分離される。これはフロントエンド上のより多くの帯域幅を使用することができるが、実施のための効果があることができる:TDDのための伝送方向のスイッチングは、SUDACにおいて達成されなければならない、しかし、これは、図21のアプローチのための極高周波の代わりに処理しやすい周波数でなされることができる。このように、極高周波のための高価な切換装置は、省略されることができる。
好ましい実施例は、以下の処理ステップを含むことができる:
・ビーコン信号パイロットフィールドは、−以前に記載されているように、アップリンクまたはダウンリンク中継に関わりなく、SUDACによって送信される。
Figure 2017535099
最終的に、この方式は、2つの効果がある:
・SUDACは、削減されたハードウェア要件をもたらし、最終的に、より安価なSUDAC装置を得る最小の処理努力を有する。
・最も多くの電力を消費する要素が送信電力増幅器であるので、エネルギー効率の概念。SUDACは、たいてい一般の電源に接続されているので、ビーコン信号を送るためのエネルギー消費は、問題ではない。そして、電池駆動ユーザ装置は、状態/制御データだけのために、または、アップリンク送信のためだけにその電力増幅器を使用する。
それにもかかわらず、SUDACおよび上記の概念のユーザ装置の役割を交換することも、一般に可能である。すなわち、ユーザ装置は、ビーコン信号パイロットフィールドを恒久的に送信し、そして、SUDACは、キャリア周波数オフセット(CFO)および(プレ)補償と同様にチャンネル推定を行う。
CFO推定およびチャンネル推定の共同ブロック図
我々は、二段階アプローチがキャリア周波数オフセット(CFO)推定のために、そして、チャンネル推定部のために有利であるとわかったので、以下のアプリケーション順序が、受信信号処理の場合には尊重されることができると知っていることは重要である:
1.アクイジションの間:主に局部発振器(LO)のオフセットによって主に誘導される粗いCFOの推定および補償。
2.送信信号処理(プレ補償)にも再生利用される、フロントエンドCFO推定および補償。
3.送信信号処理(プレ補償)にも再生利用される、フロントエンドチャンネル推定および補償。
4.バックエンドCFO推定および補償
5.バックエンドチャンネル推定および補償
図22は、ユーザ装置でSUDACと通信する信号処理ブロックの概略ブロック図を示す。ダウン/アップコンバージョン(極高周波から/へ処理しやすい周波数へ/から)と同様に例えば、タイミング同期および帯域通過フィルタのための一般的な処理モジュールが、説明の便宜上省略される。図22は、ステップ2−5・・・の相互作用について、表示を与え、上部において、受信信号処理経路が存在し、そして、下部において、送信信号処理部が存在する。
この実施例によれば、受信信号処理部は、抽出器240a、例えばデマルチプレクサ、を含み、それは、ビーコン信号および中継されたペイロード信号から成る受信信号から、ビーコン信号242を抽出するように構成される。パイロットベースキャリア周波数オフセット(CFO)推定器17は、ビーコン信号242のパイロットフィールド(すなわち、フロントエンド推定信号)を推定することにより、CFO推定fD(tx)247を算出する。時間内の滑らかな補間の後、数値制御型発振器(NCO)255は、位相回転信号exp(−j2πfD(t))257を制御する。信号257は、CFOを補償するために乗算器260を使用している受信信号(すなわちインバウンド信号)と乗算される。CFO修正の後、ここで、CFO修正ビーコン信号265は、抽出器240bによって再び抽出される。フロントエンドチャンネル推定器20は、ビーコン信号265からチャンネル係数h(t,f)を算出する。チャンネル係数h(t,f)は、等化されたビーコン信号280および等化された中継されたペイロード信号285が抽出器240cで抽出される等化されたインバウンド信号275を提供するために、フロントエンド等化器21により用いられる。等化された中継されたペイロード信号285は、バックエンドCFO推定及び補償290およびバックエンドチャンネル推定及びMIMO等化295によって更に処理される。290および295も、共同の/共同の処理を有するためにUEで直接受信されたバックエンド信号と同様に図22のような通信事例から他の中継されたバックエンド信号を受信することに注意されたい。ビーコン信号処理器300は、等化されたビーコン信号280を受信して、ビーコン信号データフィールド発生器305を正しいt−f−c−sリソースで伝送するビーコン信号307(少なくとも制御および設定データから成る)を発生させるために制御することができる。
さらに、送信信号処理部のために、バックエンドアップリンク信号発生器310は、アップリンクペイロード信号315を作成する。このアップリンクペイロード信号315は、ビーコン信号307とマルチプレックスされる。チャンネルプレ補償のためにチャンネル係数h(t,f)を使用してフロントエンドプリコーダ325でのフロントエンドプレ符号化/プレ等化の後、プレ符号化信号は、乗算器260を使用して位相回転信号exp(−j2πfD(t))257と乗算を行うことによって推定されたCFOをプレ補償するために位相回転される。ここで、プレ補償されたアウトバウンド信号60は、SUDACに送信されてもよい。
各使用されるSUDACにつき、ブロック図に示されるこの種の事例は、UEにおいて実現されることができ、ここで示された構成要素290、295および310は、一致することができるか、または情報交換のために接続されることができる。この実施例は、図23に示される。
フロントエンドCFOおよびフロントエンドチャンネルのプレ補償のために、SUDACは、ほとんど信号処理労力を有さず、それは、装置をより安価に提供できる。
ユーザ装置がすでにかなりの処理能力(多重入力多重出力(MIMO)処理能力)を有するので、上述の信号処理は、たいていユーザ装置で実行される。それにもかかわらず、ユーザ装置が、恒久的にビーコン信号パイロットフィールドを送信するとき、SUDACで信号処理を実行するという場合のために、図22のブロック図を再編成することは、簡単である。
図23は、ユーザ装置の信号処理ブロックが3つのSUDACと通信することを示す概略ブロック図である。図23は、実施例を記載した図22の拡張である。図23は、3つの処理用経路を含む。処理用経路の各々は、SUDACと通信することが可能でもよい。図23の図示した実施例による信号処理は、信号処理を記載した図22に関して類似している。加えて、単一であるか混合性の(共同の)バックエンドCFO推定および補償(290)および複合であるか共同のバックエンドチャンネル推定および(MIMO)等化(295)が、適用されることができる。さらに、図4によれば、ユーザ装置は、直接基地局から信号またはデータを受信するために、s6G通信のためのアンテナを含むことができる。従って、図4に示すフロントエンドチャンネル信号処理のない単純化された受信経路は、図23の実施例に加えることができる。
圧縮
図24a−eは、ユーザ装置10およびSUDAC30の圧縮信号処理のための信号処理ブロックの概略ブロック図を示す。説明を簡潔にするために、UE側エンコーダ67およびデコーダ69は、図3には示されるが、図24a−eにおいては省略されている。デコーダ69は、圧縮パラメータプロセッサ68によって直接制御されるUE側の解凍/復号化(ダウンリンクのための)を参照する。エンコーダ67は、圧縮パラメータプロセッサ68によって直接制御されるUE側の圧縮/符号化(アップリンクのための)を参照する。
図24aは、本発明の実施例を示す。SUDAC 30は、エンコーダ93を使用して極超短波帯におけるバックエンドリンクから受信した信号を圧縮し、量子化して、UE 10の方へ極高周波帯のフロントエンドリンク上の圧縮および量子化された信号を送信する。そうすると、フロントエンドリンク上で送信されるシンボルの数は、圧縮および量子化のないケースに関しては減少させられる。SUDAC 30がこの圧縮および量子化プロセスのために使用するパラメータの全部または一部は、このSUDACから受信されるフロントエンド信号に基づいて、および/またはUEの内部アンテナによって極超短波信号において受信される更なるバックエンド信号に基づいて、または、更なるSUDACから極高周波帯において受信される更なるフロントエンド信号から、UE 10において算出される。従って、ユーザ装置10は、信号処理器68から成り、それは、UEの内部アンテナから、または、更なるSUDAC 30から経路2400を介して情報を受信することができて、それは更なるSUDAC 30への経路2405を介して情報を送信することができる。SUDAC側の圧縮/符号化(ダウンリンクのための)93は、圧縮パラメータプロセッサ68により遠隔制御されることができる。
UEの全体のエンドツーエンドのパフォーマンスがMIMO伝送のすべての伝送パスのチャンネル特性を考慮して最適化されるように、UEはこのことによりSUDACの圧縮および量子化を最適化し得る。
実施例において、SUDACにおいて起こっている圧縮および量子化は、ベクトル量子化装置を含む、そして、UEは、使用される格子定数および量子化レベルの数のようなベクトル量子化のために使用するパラメータを提供する。
本発明の他の実施例において、圧縮および量子化は、コードブックに基づく。そこで、異なるコードブック要素へのSUDACにおいて受信されるバックエンド信号の射影が算出され、最高の適合コードブック入力が選択され、UEに送信されたその代表および受信信号と選択されたコードブック要素との間の残差信号は、圧縮され、量子化される。
図24bは、圧縮および量子化機能が、SUDAC 30における2つの装置93a,93bに分割される更なる実施例を示し、各々は、信号処理器68の類似パラメータの算出に基づいて、UE 10からそのパラメータの全部または一部を受信する。
図24cは、他の実施例を示す。圧縮装置は、最小平均二乗誤差(MMSE)基準に従って、線形ろ波を例えば実行することができる(設定可能な)フィルタ93aを含む。
このMMSE基準に基づくフィルタ係数算出の一部または全体は、信号処理器68を使用しているUE 10において行われる。1つまたは複数の基地局アンテナからの信号がフィルタの後の、そして、圧縮の前の最大信号対雑音干渉電力比(SNIR)を有する出力であるような方法で、MMSE基準は、バックエンド信号を例えばフィルタに通すことができることになっている。ここで、他の基地局アンテナからの信号は、この算出のための干渉と考えることができる。
図24dは、圧縮装置93aのフィルタが受信バックエンド信号を白化するための信号予測を実行することができるさらにもう一つの実施例を示す。ここで、圧縮は、予測フィルタおよび任意には受信バックエンド信号の次のサンプルを予測するための遅延素子から成り、そこにおいて、フィルタ係数は、UEによって算出される。
図24eは、SUDAC 30が、UE 10によって圧縮され、そして、UE 10から極高周波帯のフロントエンドリンクを通じて受信された信号の解凍(デコーダ94における)を行う更なる実施例を示す。ここで、解凍のために必要なパラメータは、UE 10によって算出されて、フロントエンドリンク上のSUDAC 30に伝送される。解凍されるべきことを必要とする圧縮のタイプは、圧縮がSUDACで起こる逆のケースのために上記のタイプのいずれかでありえる。圧縮(解凍)パラメータの算出は、一方では基地局アンテナで他方ではUEの内部アンテナであるいはSUDACのバックエンドアンテナで終端される極超短波帯における異なるMIMOチャンネル経路の特性に再び基づく。圧縮(解凍)パラメータは、信号処理器68において再び算出されることができる。換言すれば、SUDAC側の解凍/復号(アップリンクのための)94は、圧縮パラメータプロセッサ68により遠隔制御されることができる。
ダウンリンク帯域幅のための中継された帯域幅適合
図25は、中継された信号の模式的な周波数スペクトルを示し、目標ペイロード信号230は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク信号を中継している中継帯域幅185より少ない帯域幅を有する。図25に示すように、静的に行う中継された帯域幅BRelay 185は、また、ノイズと同様に隣接した信号195(隣接チャンネル干渉,(ACI))の部分を中継することにつながることができる。例えばBpass 235に従って、またはBRelay 185を変更することによって、帯域通過フィルタを設定することにより、SUDACが、中継された帯域幅適合をサポートする場合、ユーザ装置は、SUDACに適当なペイロード信号帯域幅を示し、または、SUDACを制御するために搬送周波数を示すことができる。ユーザ装置が、所望の信号構造についての知識を有した時から、これは作用するが、SUDACは、そうしない。この適合は、帯域幅の異なる入力フィルタの間を切換えるかまたはフィルタを適応させることによって実現され得る。これは、アナログまたはデジタル領域において、または、ミックスしたアプローチとして行うことができる:例えば、アナログ領域における中継された帯域幅BRelay 185およびデジタル領域におけるBpassを有する通過帯域フィルタ235。
RelayおよびB_passの間に相違が作られることに注意されたい。その理由は、実施例の潜在的に異なる実装:デジタル適応フィルタとしてのBpassおよびアナログフィルタ帯域幅としてのBRelayは、最大中継経路帯域幅または異なる帯域幅の切換え可能アナログフィルタに対応することができる。従って、SUDACは、ダウンリンクシナリオのための正しいサブバンドおよび帯域幅に遠隔で同調する。
隣接した信号およびノイズを増幅し送信する際に問題がない場合、SUDACでより安価な静的中継帯域幅の実施態様を使用し得る。UEは、すでにs6G通信実装のための適当なサブバンド選択のための手段を有するので、これらの手段は、60G領域からベースバンドまでダウンコンバージョンした後に、中継された信号に適用され得る。
アップリンク帯域幅のための中継された帯域幅適合
中継ノイズ(そして、おそらくACI)の課題は、図25にて示されるように、アップリンクのためにより厳しい。アップリンク中継経路が静的帯域幅を有する場合、帯域内に割当られていない60G周波数(そして、おそらくACI)のノイズは増幅され、s6G帯に転送されるであろう。少なくとも周波数分割多重(FDD)の場合には、これはs6Gアップリンクサブバンドに近接した他のアップリンクに更なる歪をもたらし、それはこの転送されたノイズを経験する。救済策として、ユーザ装置は、SUDACをアップリンク周波数帯の他の全ての部分を通過帯域として正しいサブバンドおよび帯域幅と同調して、抑制して/ブロックするために制御し得る。従って、SUDACは、アップリンクシナリオのための正しいサブバンドおよび帯域幅に遠隔で同調される。
時間同期(サンプリング、フレーミング、スイッチング)
サンプリング周波数または局部クロックオフセットは、搬送周波数オフセットから局部クロックへの緊密な関係のため、以前の節において既に考慮された。
時分割多重(TDD)携帯ネットワークの場合には、ユーザ装置は、転送されるべきアップリンクおよびダウンリンク伝送の間に、同期をとって切換わるために設定/制御する。ノイズサンプルを転送することによりそれらのタイムスロットにおいて他のユーザ装置のアップリンク信号を妨害しないために:SUDACは、第3の切換状態を持つことができる:中継しないまたはミュート。このように、TDD移動ネットワークの動作のために、ユーザ装置は、一般的な状態に関するSUDACを制御する:
1.ダウンリンク中継
2.アップリンク中継
3.一時停止/中継しない/ループバック。
従って、帯域フィルタが切換/調整されるとともに、SUDACは、同様に時分割多重(TDD)サイクルまで遠隔で同期される。
時分割多重(TDD)または周波数分割多重(FDD)移動ネットワークを有することとは独立に、各SUDACは、ビーコン信号の設定及び制御データフィールドを経てユーザ装置にその最大処理時間を教え得る。この情報は、中継されたダウンリンクペイロードデータの遅延の算出のためのユーザ装置によって、そして、s6G帯で各々および直接受信したペイロードデータストリームを有する異なるSUDACから60G帯で受信ペイロードデータストリームを整列するために使用される。従って、SUDACの異なるタイプは、異なる処理遅延を有することができるが、それを遅延配列のためのユーザ装置に報告することができる。
アップリンク中継の場合には、ユーザ装置は、SUDACの信号伝送されたアップリンク処理遅延を使用して、移動ネットワークプロトコルおよび規則を尊重するために、s6Gでのそれ自体の直接アップリンク送信よりも高速の60G帯の送信をスケジュールする。
増幅転送(AF)のために遅延はむしろ小さいと思われるが、圧縮転送/復号転送(CF/DF)方式の場合には、これは特に重要である。より詳しくは、ユーザ装置およびすべての接続されたSUDACは、ビーコン信号の設定及び制御データフィールドを経てそれらのタイムスタンプカウンタを同期させる。ここで、たぶん、ユーザ装置は基準である。
それから、CF/DFのために以下の通りタイムスタンプを使用する:
・アップリンク(復号転送DF):アップリンクペイロードデータに加えて、UEは、SUDACによってSUDACに伝送のための目標タイムスタンプの信号を送る。UEは、それから伝送のための同じ目標タイムスタンプで単独でそれ自身のs6Gアップリンクを送信する。その理由は、すべてのこれらの信号(SUDACによって、そして、UEによって送られるために)は、MIMO−プレ符号化され、したがって同期伝送が有利であるということでもよい。伝送のためのこの目標タイムスタンプは、関与したすべてのSUDACの最大処理時間を尊重する。
・ダウンリンク(圧縮転送CF):中継されたペイロードデータに加えて、SUDACは、タイムスタンプを送信する。そのとき、それらは、s6G周波数帯のペイロードデータバーストを受信した。この情報が、ユーザ装置(UE)によってs6Gで直接受信したデータストリーム/バーストを有する異なるSUDACからすべての入力データストリーム/バーストを正しくソート/整列し、かつ最後に正しいMIMO−信号復号化を実行するために、ユーザ装置で使用される。
従って、ユーザ装置−側処理は、携帯ネットワークプロトコルおよび規則を満たして、MIMO−信号復号化(アップリンクおよびダウンリンクに対処)を可能にするために、異なるSUDACの信号処理遅延またはタイムスタンプに従ってs6Gデータストリーム/バーストに対応するのと同様に、互いに関して60Gからいくつかのデータストリーム/バーストを整列する。
SUDASの中で複数のユーザ装置をサポートする方法
これまで、SUDASにつき1つのユーザ装置の場合が、考慮された。しかしながら、いくつかのユーザ装置が1つの部屋にさえ存在することは非常にありそうであり、それは、SUDASが伝送データレートを強化することをサポートするために必要である。このように、単純な拡張は、1つのユーザ装置につき排他的にSUDACを割り当てること、すなわち、各ユーザ装置につきSUDACのサブセットを分解することである。実施例によれば、ソリューションは、また、共有SUDACサービスをいくつかのユーザ装置に提供することを目的とする。
共有ダウンリンク(周波数分割多重(FDD)携帯ネットワークのために)
各SUDACは、1人のオペレータの全てのダウンリンク帯またはいくつかの/全てのオペレータの全てのダウンリンク帯さえ転送することができ、それは、s6Gから数十MHzを異なる60Gサブバンドまで中継することにつながる。SUDACが、全部の中継された帯域幅を分析する能力を有しないかもしれないので、ユーザ装置は、各々とネゴシエートして、SUDACに信号を送る。ここで、スペクトルの所望の部分は、ダウンリンクスペクトルのギャップと同様であり、そして、それは重畳ビーコンにより使用され得る。重畳ビーコンをキャンセルするユーザ装置の異なる能力のために、ネゴシエーションが、適用される。以前の節で述べたように、所望のバンド上の表示は、補助するかまたはSUDACを、帯域通過フィルタを調整するために直接に制御さえする。隠れたノードの問題をここで回避するために、ユーザ装置間の通信は、それらにサービスを行うと思われるSUDACによって中継され得る。
図26は、同じ中継帯域幅内で共有中継しているチャンネルの模式的な周波数スペクトルを示し、そのダウンリンクおよびアップリンク中継のために保持されている。この実施例によれば、SUDACは、2つのユーザ装置にサービスを行う。目的が単一の中継経路を使用することであるので、2つのターゲット信号は、s6Gから60G領域までのアップコンバージョンの間、それらの距離を周波数Δfに保つ。Bpass_UE1およびBpass_UE2を有する2つの適応通過帯域フィルタは、重畳ビーコンが割当てられるように、雑音および隣接するチャンネル干渉(ACI)を抑制する。SUDACおよびユーザ装置の成功したネゴシエーションのため、重畳ビーコンは、この典型的なケースにおいてキャンセルされる必要はない。これは、中継された信号を妨げない故である。従って、SUDACは、帯域フィルタおよび重畳ビーコン信号を調整するために遠隔で助言/制御される。SUDACを介したユーザ装置間のネゴシエーションはなされることができる(すなわち、共同の協力的な最適化)。その理由は、いくつかのユーザ装置は、直接各々と通信することが可能でないかもしれないからである。
共有アップリンク(FDD携帯ネットワークのための)
図26の実施例と同様、ダウンリンク伝送からのアイデアは、共有アップリンク中継に伝送され得る。また、ユーザ装置およびSUDACは、通過帯域フィルタを調整し、重畳ビーコンのためのバンドギャップを確認するために、そしてさらにアップリンク信号間の周波数Δfにおける距離に配慮するために、中継された帯域幅のスペクトル配分をネゴシエートすることができる。その理由は、Δfは、基地局からユーザ装置に示されたs6G領域のリソース割当て方式の直接の結果であるからである。
これは、再び、複合アップリンク帯が60Gからs6Gまで単一の中継経路においてダウンコンバートすることができて、基地局に送信できるフレーバーを有する。SUDACからユーザ装置までビーコン信号のパイロットフィールドを同時に送り、SUDACにつき1つのユーザ装置の場合には、以前の節に記載されているSUDACまでユーザ装置から予め補償されたペイロードアップリンクを送る概念は、同様にここで適用されることができる。これは、各ユーザ装置がビーコン信号によって経験されるチャンネルによってそれ自身のアップリンクペイロード信号をプレ補償することができるという理由である。しかしながら、フロントエンドチャンネル推定の他のアプローチおよびSUDACでの等化/補償は、ややより洗練されている。その理由は、各ユーザ装置は、異なるチャンネルの各々をSUDAC側で推定するために、(ばらばらの)ビーコン信号を、SUDACに送信することができる。SUDACでのデジタルペイロード信号処理については、異なるペイロード信号が、個々に等化されることができる。
アップリンク中継帯は、1つのSUDACによって予約済である。そして、それは直接的な事例である。このように、更なるSUDACは、最初のものとは異なる搬送周波数で、そのアップリンク中継帯を提供する。ユーザ装置は、2つのSUDACに異なるプレ補償を有する以外同じアップリンクペイロード信号を送ることができる。ユーザ装置が1つの伝送チャンネルだけによりアップリンク信号をプレ補償することができるので、ユーザ装置は、同時に同じフロントエンドアップリンク中継帯の複数のSUDACに送信することができない。
従って、SUDACは、帯域通過フィルタおよび重畳ビーコン信号を調整するために遠隔で助言/制御される。SUDACを介してユーザ装置間のネゴシエーションが、なされることができる(すなわち、共同した協力的な最適化)。その理由は、若干のユーザ装置は、直接各々と通信することが可能でないかもしれないことにある。特に、ペイロードアップリンク信号間の周波数Δfにおける距離は、基地局の制御信号に従って、(交渉により)正確に整列されることができる。
共有された中継(TDD移動ネットワークのために)
TDDおよびFDDのために共有することを比較するために、区別することができる:
1.複数のユーザ装置が同じ搬送波の中で(時間−周波数リソースブロックを)使用するFDD/TDD
2.同じ移動ネットワークオペレータ(すなわち同期/調整されたキャリアアグリゲーション)の複数のキャリアを使用している複数のユーザ装置を有するFDD/TDD
3.複数の移動ネットワークオペレータ(非同期)からのキャリア上のFDD/TDD
FDDのために、上述した方法は、ケース1、2および3において機能する。ここで、バンドギャップΔfに関する周波数における適当な算出および整列は、異なるオペレータのためにケース3において有益である。しかしながら、ケース1および2のみにおいて、TDDモードにおいて共有された中継が作動して、ケース2は、一人のオペレータが異なる搬送周波数で同じTDD切換えサイクルを使用することが仮定される。異なるオペレータが、異なるTDD切換えサイクル(アップリンクおよびダウンリンクの間で)を整列しないので、ケース3のTDDは、作動することができない。1つの中継経路が単一のTDD切換えサイクルだけに関連があることがありえるので、これは問題である。
従って、2つの中継経路を適用するために主張することができ、単にアップリンク中継を行うだけであり(2つの状態:アップリンク中継および中継を中断/行っていない)、かつ、単にダウンリンク中継を行うだけである(2つの状態:ダウンリンク中継および中継を中断/行っていない)。それから、2つの中継経路は、s6G(中継された帯域幅に関して)では同じ搬送周波数を有するが、60Gにおいては異なる周波数を有する。従って、(アップリンクまたはダウンリンク)中継経路につき通過帯域フィルタの独立スイッチングおよび調整が適用される。その理由は、各ユーザ装置が異なる切換サイクルに関連していてもよいからである。専用のアップリンクまたはダウンリンク中継経路が、このモードで適用される。
しかしながら、s6G(中継された帯域幅に関して)における同じ搬送周波数で同時に起こった受信および送信は、SUDAC内での好ましくないクロストークにつながり得る。帯域内で各オペレータによって別々になされるリソース割当が、直接の衝突を示さないにもかかわらず、これは発生するかもしれない。
更なる実施例
UE側(AFのために)の(プレ)補償を加えた共同のCFOおよびチャンネル推定
SUDACは、最小限の処理労力しかないため、ハードウェア要求が削減され、かつ、最終的により安価なSUDAC装置が得られる。
最も電力を消費する要素が送信電力増幅器であるので、エネルギー効率の概念。SUDACは、大抵の場合汎用電源に接続されているので、ビーコン信号を送信するためのエネルギー消費は、問題でない。そして、電池駆動のユーザ装置は、状況/制御データのためだけに、または、アップリンク送信のためだけにその電力増幅器を使用することができる。
各ユーザ装置のベンダーは、60Gでの信号処理結果の提供品質に対して責任がある。ここで、競争は、通常有益な解決策をもたらす。
SUDAC側(AFのために)の(プレ)補償を加えた共同のCFOおよびチャンネル推定
チャンネル推定および等化がSUDAC側でなされるので、非−MIMOアップリンクの場合には、UEは、いくつかのSUDACに、各SUDACに個々にではなく同じアップリンクペイロード信号を送信することができる。しかしながら、これは、アップリンクMIMOのために保持しない。その理由は、異なるペイロードデータストリームは、異なるSUDACに送信されるからである。
より少ない処理能力が、UE側で必要とされる。
ユーザ装置は、ビーコン信号パイロットフィールドを送信するために、恒久的にその電力増幅器を動かすことができる。
SUDACが異なるフロントエンドチャンネル(ユーザ装置からSUDACまで)を推定することができて、異なるサブバンドを個々に補償するように、例えばTDMAまたはFDMAによって、共有アップリンクは、異なるユーザ装置からビーコン信号の更なる配列を用いることにより、より容易としてもよい。
更なる実施例についてのコメント
実施例によれば、MIMO送信は、いくつかのユーザ装置(基地局へ接続せず)、SUDACおよび基地局のアップリンクおよびダウンリンクに関して考慮される。各ユーザ装置は、リソース配置、インターフェース配列等に関しそのサービスしているSUDACを制御することが、ここでは提案されるが、上述された方法が、直接この方法に適用できる。それにもかかわらず、SUDACは、干渉による緩和が観察されたときに、設定および制御チャンネル(=ビーコン信号)を介してユーザ装置に信号を送信することができる。従って、潜在的な干渉に起因する強固な同期が適用され、時間とともに変化するリソース割当てが可能になる。新しいSUDASが参加し、他のSUDASがアクティブなSUDASを離れることがある。従って、リソース割当てと他のシステムとの相互運用性(干渉)の継続的な更新、例えば、部分的に発見中であり、部分的にはリソース割当てにより動作中であること、は有益である。
更なる実施例は、以前とは逆に、基地局への接続を有するユーザ装置を記述する。この場合、以前述べたように、前述した時間同期は、更なる関連を有する。ユーザ装置は、ユーザ装置所有のアンテナおよび使用されるSUDACの実際の量に応じて、可能な空間多重化の程度を基地局に信号で伝えることができることに留意されたい。それから、基地局は、ビーム形成利得および空間多重利得の間でトレードオフすることができる、すなわち、基地局アンテナがより空間データストリームのビーム形成のためにあるいは送信のためにより使用されるかを、トレードオフできる。
ユーザ装置がアンテナアレイ(すなわち複数のアンテナ)を有する場合、ビーム形成/ビームステアリングのための純粋な使用は、60Gのリンクにつきチャンネル推定および共同等化/プレ符号化の1つの例のみを使用する。しかしながら、干渉緩和のためのアンテナアレイの(部分的な)アプリケーションは、チャンネル推定および共同等化/プレ符号化のいくつかのインスタンスを使用する。これは、干渉する信号が異なるチャンネル特性に従って分離されるという理由である。そして、それはチャンネル推定によって推定される。
分極アンテナが使用される(おそらくビーム形成と結合して)ときに、チャンネル推定事例は、分極化につき適用される。共同ビーム形成が存在する、または異なる分極化のためにビーム形成が存在しない場合、異なる分極化からの/のための信号上の共同チャンネル推定は、有益である。
CDMAが適用される場合、ビーコン信号は、直接拡散スペクトル拡散方式によっても拡散される。中継からの/のためのビーコン+ペイロード信号のジョイント拡散を行うことは、有用であるかもしれない。逆拡散後に、チャンネル推定のために記載されたアルゴリズムが、適用できなければならない。
60G周波数領域におけるCF/DFのための異なるサブバンドの代わりに異なるタイムスロットの応用は、対応するタイムスロットで異なるSUDACから/まで異なるチャンネルを推定するときであって、チャンネル推定のためのさらなる柔軟性を僅かしか持たないときに、類似している。
参照データからの振幅および位相抽出またはチャンネル推定は、補間/外挿テクニックと同様にs6G帯の信号で、一般に周知である。これらの方法は、60G通信の目的を達成するための拡張手段である。従って、ビーコン信号に基づき中継された信号スペクトルの/上の時間および周波数上のチャンネル推定および補間が示され、ここで、中継された信号は、単独で、このチャンネル推定精度および分解能を達成する充分な手段を提供しない。記載されているチャンネル推定は、説明されたチャネル推定は、異なるパイロットフィールド密度だけでなく、異なる数のビーコン信号、異なるビーコン信号構造(例えば、通常のビーコン信号および重畳ビーコン信号)、またはt−f−c−sリソースグリッド内の異なる位置をサポートすることができる。さらにまた、チャンネル推定は、ビーコン信号(例えば重畳ビーコン信号の場合には)の位置および構造を変えることに適応することができる。加えて、推定アルゴリズムは、例えば実際のSNRまたは実際のフロントエンドドップラー変化率または他のトレードオフに従ってパイロットフィールドを処理するその方法を適応させることができる。例えば、パイロットフィ−ルド長またはパイロットフィールドの利用されたセグメント長およびSNR(Es/N0)の間のトレードオフがあり、どこから、損失(更なる干渉による)は、チャンネル推定エラーおよび補償されていない可能な位相雑音から算出されることができる。これは図28に示され、それはパイロットフィールド長およびSNR(Es/N0)に依存しているdBの損失を示している3D メッシュグリッド 350を示す。図28によれば、所与のパイロットフィールド長のための最小限の損失またはパイロットフィールドおよびSNRの利用されたセグメント長が、常に存在する。
更なる実施例は、トランシーバ(5)を示し、そこにおいて、受信ステージ(15)および/またはフロントエンドおよび/または、バックエンドチャンネル推定器(20、22)は、実際のSNRおよび/または実際のドップラー変化率のような実際のチャンネル特性に応じて受信パラメータを適応させるように構成される。
他の実施例は、トランシーバ(5)を示し、それは、トランシーバ(5)のための時間基準である周囲の材料の共振周波数を利用するために周波数分析器から成る。
さらにまた、ユーザ装置(10)は、少なくとも一つのトランシーバ(5)から成ることができる。
更なる実施例によれば、SUDAC(30)はフロントエンドチャンネル推定器(91)から成り、そこにおいて、フロントエンドチャンネル推定器(91)は、チャンネル推定係数を算出するためにフロントエンド評価信号(45)に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され、そこにおいて、フロントエンドトランシーバ(90)は、チャンネル推定係数をユーザ装置に送信するように構成される。
他の実施例は、SUDAC(30)を示し、フロントエンドおよび/またはバックエンド周波数オフセット補償が、極高周波から極超短波および/または中間周波数まで周波数変換を制御するために位相ロックループ調整を実行する。
更なる実施例は、SUDAC(30)を示し、そこにおいて、バックエンドおよび/またはフロントエンドトランシーバ(85、90)は、その受信帯域幅を実際のインバウンド信号の帯域幅に適応させるように構成される。
若干の態様が装置の文脈に記載されていたにもかかわらず、これらの態様も対応する方法の説明を示すことは明らかである。ここで、1ブロックまたは装置は、方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップの文脈にも記載されている態様は、対応する装置の対応するブロックまたは部材または特徴の説明を表す。方法ステップのいくらかまたは全ては、ハードウェア装置、例えば、マイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータまたは電子回路により(または使用することにより)実行されることができる。いくつかの実施形態では、最も重要な方法ステップのうちの1つまたは複数を、そのような装置によって実行することができる。
特定の実施要件に応じて、本発明の実施例は、ハードウェアにおいて、または、ソフトウェアにおいて実施され得る。実施は、その上に格納される電子的に読み込み可能な制御信号を有するデジタル記憶媒体、例えばフロッピーディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはFLASHメモリ、を使用して実行されることができ、それぞれの方法が実行されるように、それはプログラム可能なコンピュータシステムと協同する(または協同することができる)。従って、デジタル記憶媒体は、計算機可読でもよい。
本発明によるいくつかの実施例は、プログラム可能なコンピュータシステムと協同することができる、電子的に読込み可能な制御信号、を有するデータキャリアから成り、その結果、本願明細書において記載されている方法のうちの1つが実行される。
通常、本発明の実施例は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実施されることができ、コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、プログラムコードが方法のうちの1つを実行するために実施されている。プログラムコードは、機械可読キャリアに例えば格納されることができる。
他の実施例は、本願明細書において記載されていて、機械可読キャリアに格納される方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムから成る。
換言すれば、本発明の方法の実施例は、従って、コンピュータプログラムがコンピュータ上で動くとき、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
本発明の方法の更なる実施例は、従って、その上に記録されて、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含むデータキャリア(またはデジタル記憶媒体またはコンピュータ可読媒体)である。データキャリア、デジタル記憶媒体または記録媒体は、典型的に有形および/または、非遷移である。
発明の方法の更なる実施例は、従って、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表しているデータストリームまたは一連の信号である。データストリームまたは信号のシーケンスは、データ通信接続を経て、例えばインターネットを介して転送されるように、例えば構成されることができる。
更なる実施例は、本願明細書において記載されている方法の1つを実行する、あるいは実行するのに適する処理手段、例えばコンピュータまたはプログラム可能な論理装置を具備している。
更なる実施例は、その上に、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを具備している。
本発明による更なる実施例は、レシーバに、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを(例えば、電子的に、または、光学的に)転送するように構成される装置またはシステムが具備されている。レシーバは、例えば、コンピュータ、モバイル装置、メモリデバイス等でもよい。装置またはシステムは、例えば、コンピュータプログラムをレシーバに転送するためのファイルサーバを含むことができる。
いくつかの実施形態では、プログラマブルな論理装置(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)は、本願明細書において記載されている方法の機能のいくらかまたは全てを実行するために用いることができる。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働することができる。通常、方法は、いかなるハードウェア装置によっても、好ましくは実行される。
上述の実施形態は、本発明の原理の単なる例示である。本明細書に記載された構成および詳細の修正および変形は、他の当業者にとっても明らかであることが理解される。
配置の修正変更および本願明細書において記載されている詳細は、他の当業者にとっても明らかであるものと理解される。従って、差し迫った特許請求の範囲によってのみ限定され、本明細書の実施形態の説明および説明によって示される特定の詳細によっては限定されないことが意図される。
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Claims (30)

  1. ユーザ装置(10)のトランシーバ(5)であって、前記トランシーバは、:
    受信ステージ(15)と;
    フロントエンドチャンネル推定器(20)と;
    フロントエンドチャンネル等化器(21)と;
    バックエンドチャンネル推定器(22)と;
    バックエンドチャンネル等化器(23)とを含み;
    受信ステージ(15)は、SUDAC(30)からインバウンド信号(25)を受信し、SUDAC(30)は、極高周波を使用したフロントエンド通信および極超短波を使用したバックエンド通信から成る中継通信を可能にし、インバウンド信号(25)は、データ部(35)と、バックエンド制御部(50)とフロントエンド制御部(40)とを含み、フロントエンド制御部は、フロントエンド評価信号(45)および設定信号(46)と含み、
    フロントエンドチャンネル推定器(20)は、フロントエンド評価信号(45)に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され;
    フロントエンドチャンネル等化器(21)は、フロントエンドチャンネル推定器(20)のチャンネル推定に基づいて、極高周波を使用することによって生じた歪を等化するように構成され;
    バックエンドチャンネル推定器(22)は、バックエンド制御部(50)に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され;
    バックエンドチャンネル等化器(23)は、バックエンドチャンネル推定器(22)のチャンネル推定に基づいて、極超短波を使用することによって生じる歪を等化するように構成される、トランシーバ。
  2. 複数の受信ステージ(15)と、
    複数の受信ステージ(15)のための共通のバックエンドチャンネル推定器(22)と、
    複数の受信ステージ(15)のための共通のバックエンドチャンネル等化器(23)とを含み、
    共通のバックエンドチャンネル推定器(22)は、複数のバックエンド制御部(50)に基づいて合同のチャンネル推定を実行するように構成され;
    共通のバックエンドチャンネル等化器(23)は、合同チャンネル推定の結果に基づいて合同のチャンネル等化を実行するように構成される、請求項1に記載のトランシーバ(5)。
  3. 基地局(70)から直接に信号を受信するように構成された直接受信ステージ(16)を含み、
    共通のバックエンドチャンネル推定器(22)は、複数のバックエンド制御部(50)および基地局から直接に受信された信号に基づいて合同のチャンネル推定を実行するように構成された、請求項2に記載のトランシーバ。
  4. トランシーバ(5)は、フロントエンド制御部(40)に基づいてフロントエンド周波数評価を実行するように構成されたフロントエンド周波数評価器(17)および評価に基づきフロントエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されたフロントエンド周波数補償器(18)を含み;および/または
    トランシーバ(5)は、バックエンド制御部(50)に基づいてバックエンド周波数評価を実行するように構成されるおよびバックエンド周波数評価器(19)および評価に基づいてバックエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されたバックエンド周波数補償器(24)を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  5. 送信ステージ(55)と;
    フロントエンドチャンネルプレ評価器(65)とを含み;
    フロントエンドチャンネルプレ評価器(65)は、極高周波を用いることで生じる歪をプレ補償するためにフロントエンド推定信号(45)に基づいてチャンネルプレ推定を実行するためにフロントエンドチャンネル係数を算出するように構成される、請求項1ないし4のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  6. バックエンドチャンネルプレ推定器(66)を含み;
    バックエンドチャンネルプレ推定器(66)は、極超短波を用いることで生じる歪を減少するためにバックエンド制御部(50)に基づいてチャンネル推定を実行するためにバックエンドチャンネル係数を算出するように構成される、請求項5に記載のトランシーバ(5)。
  7. 送信ステージ(55)は、SUDAC(30)の信号処理を遠隔制御するためにフロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネル特性、および/またはフロントエンドおよび/またはバックエンドチャンネル関連パラメータ、および/またはSUDAC(30)へのフロントエンドおよび/またはバックエンド信号処理関連パラメータを送信するように構成された、請求項5または6に記載のトランシーバ(5)。
  8. 信号処理器(68)を含み、
    信号処理器(68)は、信号処理パラメータをSUDAC(30)に送信するために信号処理パラメータを算出するように構成される、請求項1−7のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  9. 送信されるべき極高周波信号のデータ(35)およびフロントエンド制御部(40)は、搬送周波数、コード構造および/またはタイムスロットに関して各々と異なり;および/または
    送信されるべき極超短波信号のデータ部(35)およびバックエンド制御部(50)は、搬送周波数、コード構造および/またはタイムスロットに関して各々と異なる、請求項1−8のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  10. インバウンド信号(25)は、フロントエンド制御部(40,175)と比較したとき異なる搬送周波数を有する付加フロントエンド制御部(42,200)を含み、および/または、フロントエンド制御部(40)と比較して時間的にシフトされている、請求項1−9のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  11. フロントエンド制御部(40、175)および付加的なフロントエンド制御部(42、200)は、時間内で配置されて、フロントエンド制御部(40、175)および付加的なフロントエンド制御部(42、200)の共同の処理のため更なる、次のフロントエンド推定信号(45、220)との間に補間強度または精度を改善するために異なる搬送周波数を有する、請求項1−10のいずれかに記載のトランシーバ(5)。
  12. バックエンドトランシーバ(85)と;
    フロントエンドトランシーバ(90)と;
    推定信号発生器(95)とを備え;
    バックエンドトランシーバ(85)は、極超短波を使用している基地局(70)からインバウンド信号(105)を受信するように構成され;
    バックエンドトランシーバ(85)は、中間周波数でインバウンド信号(105)を出力するように構成され;
    評価信号発生器(95)は、フロントエンド評価信号(45)および設定信号(46)を含むフロントエンド制御部(40)を生成するように構成され;
    フロントエンドトランシーバ(90)は、インバウンド信号(105)およびフロントエンド制御部(40)から成る極高周波を使用しているアウトバウンド信号(110)を生成し、かつ、アウトバウンド信号(110)およびフロントエンド制御部(40)をユーザ装置(10)に送信するように構成される、SUDAC(30)。
  13. バックエンドトランシーバ(85)と;
    バックエンドチャンネル等化器(86)と;
    フロントエンドトランシーバ(90)とを含み;
    バックエンドトランシーバ(85)は、極超短波を使用している基地局(70)からインバウンド信号(105)を受信するように構成され;
    バックエンドトランシーバ(85)は、中間周波数でインバウンド信号(105)を出力するように構成され;
    バックエンドチャンネル等化器(86)は、フロントエンドトランシーバ(90)を介してユーザ装置(10)のバックエンドチャンネル推定器(22)から受信された設定信号(46)を使用して、インバウンド信号を極超短波を使用することで生じた歪から減少するように構成され;
    フロントエンドトランシーバ(90)は、アウトバウンド信号(110)を生成し、ユーザ装置(10)にアウトバウンド信号(110)を送信するために極高周波を使用しているインバウンド信号を出力するように構成されるか;または、
    フロントエンドトランシーバ(90)は、ユーザ装置(10)から設定信号(46)を受信して、バックエンドチャンネル等化器(86)に設定信号を転送するように構成される、SUDAC(30)。
  14. フロントエンドチャンネル推定器(91)と;
    フロントエンドチャンネルプレ等化器(92)とを含み;
    フロントエンドチャンネル推定器(91)は、フロントエンド評価信号(45)に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され;
    フロントエンドチャンネルプレ等化器(92)は、フロントエンドチャンネル推定器(91)のチャンネル推定に基づいて、アウトバウンド信号(110)の伝送の間、極高周波を使用することで生じる歪を減らすためにインバウンド信号(105)をプレ等化するように構成される、請求項13に記載のSUDAC(30)。
  15. フロントエンドチャンネルプレ等化器(92)を備え;
    フロントエンドチャンネルプレ等化器(92)は、ユーザ装置(10)のフロントエンドチャンネル推定器(20)から受信される設定信号(46)に基づいて、アウトバウンド信号(110)の伝送の間、極高周波を用いることで生じる、歪を減らすためにインバウンド信号(105)をプレ等化するように構成される、請求項13に記載のSUDAC(30)。
  16. SUDAC(30)は、信号処理パラメータを使用してインバウンド信号(105)を符号化および/または圧縮するように構成されたエンコーダ(93);
    および/または
    SUDAC(30)は、ユーザ装置(10)から受信した復号化パラメータおよび/または解凍パラメータを使用してアウトバウンド信号を復号および/または解凍するように構成されたデコーダ(94)を含む、請求項13−15のいずれかに記載のSUDAC(30)。
  17. フロントエンドトランシーバ(90)は、フロントエンド制御部(40)および推定に基づいてフロントエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されるフロントエンド周波数補償器(97)に基づいてフロントエンド周波数推定を行うように構成されたフロントエンド周波数推定器(96)を含み;および/または
    バックエンドトランシーバ(85)は、バックエンド制御部(50)および推定に基づいてバックエンド周波数オフセット補償を実行するように構成されたバックエンド周波数補償器(99)に基づいてバックエンド周波数推定を実行するように構成されるバックエンド周波数推定器(98)を含む、請求項13−16のいずれかに記載のSUDAC(30)。
  18. SUDAC(30)は、フロントエンドおよび/またはバックエンド周波数オフセット補償を得るための電圧制御発振器を含み、付加的なフロントエンド制御部(42)は、逆周波数変調を実行するための電圧制御発振器により使用される連続波信号である、請求項17に記載のSUDAC(30)。
  19. フロントエンドトランシーバ(90)は、極高周波を使用しているユーザ装置(10)からインバウンド信号(150)を受信するように構成され、;
    バックエンドトランシーバ(85)は、極超短波を使用している基地局(70)にアウトバウンド信号(165)を送信するように構成される、請求項12−18に記載のSUDAC(30)。
  20. フロントエンドチャンネル推定器(91)およびフロントエンドチャンネル等化器(92a)を含み;
    フロントエンドチャンネル推定器(91)は、フロントエンド推定信号(45)に基づいてチャンネル推定を実行するように構成され、
    フロントエンドチャンネル等化器(92a)は、極高周波を使用することによって生じる歪を、フロントエンドチャンネル推定器(91)のチャンネル推定に基づいて等化するように構成される、請求項19に記載のSUDAC(30)。
  21. フロントエンド通信は、周波数分割多重テクニックを使用し、かつ、バックエンド通信は、時分割多重テクニックを使用する、請求項13−20のいずれかに記載のSUDAC(30)。
  22. 請求項1−11のいずれかに記載のトランシーバ(5);および、
    請求項12−21のいずれかに記載のSUDAC(30)を含み;
    SUDAC(30)およびトランシーバ(5)は、トランシーバ(5)の受信および送信ステージ(15、55)およびSUDAC(30)のフロントエンドトランシーバ(90)を使用して通信リンクを確立し;かつ
    SUDAC(30)および/またはトランシーバ(5)は、外部の、共通の時間基準に基づいて、または、現在の時間基準を含むトランシーバ(5)によって送信される信号に基づいて時間同期を実行するように構成される、システム(700)。
  23. システムは、基地局(70)を含む、請求項22に記載のシステム(700)。
  24. トランシーバ(5)および/またはSUDAC(30)が、共通の時間基準として基地局のバックエンド制御部(50)を使用する、請求項22または23に記載のシステム(700)。
  25. ユーザ装置は、バックエンド制御部(50)から時間基準を抽出し;
    ユーザ装置は、共通の時間基準を得るために、時間基準をSUDAC(30)に送信する、請求項22−24のうちのいずれか1つに記載のシステム(700)。
  26. SUDAC(30)は、一つ以上のユーザ装置(10)のトランシーバ(5)の一つ以上の受信および送信ステージ(15、55)を受信の機能を果たす2つ以上の通信リンクを同時に中継するために構成される、請求項22−25のうちのいずれか1つに記載のシステム(700)。
  27. インバウンド信号(25)は、データ部(35)と、バックエンド制御部(50)と、フロントエンド制御部(40)とを含み、フロントエンド制御部は、フロントエンド評価信号(45)と、設定信号(46)とを含み、極高周波を使用するフロントエンド通信および極超短波を使用するバックエンド通信を含む中継通信を可能にする受信ステージ(15)でSUDAC(30)からインバウンド信号(25)を受信するステップと、;
    フロントエンド評価信号(45)に基づきフロントエンドチャンネル推定器(20)でチャンネル推定を実行するステップと;
    フロントエンドチャンネル推定器(20)のチャンネル推定に基づきフロントエンドチャンネル等化器(21)で、極高周波を使用することによって生じる歪を等化するステップと;
    制御部(50)に基づきバックエンドチャンネル推定器(22)でチャンネル推定を実行するステップと;
    バックエンドチャンネル推定器(22)のチャンネル推定に基づきバックエンドチャンネル等化器(23)で、極超短波を使用することによって生じる歪を等化するステップとを含む、トランシーバ(5)の信号処理のための方法(800)。
  28. 極超短波を使用してバックエンドトランシーバ(85)で基地局(70)からインバウンド信号(105)を受信するステップと;
    バックエンドトランシーバ(85)で、中間周波でインバウンド信号(105)を出力するステップと;
    フロントエンド評価信号(45)および設定信号(46)を含み、評価信号発生器(95)でフロントエンド制御部(40)を発生するステップと;
    インバウンド信号(105)およびフロントエンド制御部(40)を含み、極高周波を使用するフロントエンドトランシーバ(90)でアウトバウンド信号(110)を発生し、ユーザ装置(10)へアウトバウンド信号(110)およびフロントエンド制御部(40)を送信するステップとを含む、SUDAC(30)における信号処理のための方法(900)。
  29. 極超短波を使用しているバックエンドトランシーバ(85)で基地局(70)からインバウンド信号(105)を受信するステップと;
    バックエンドトランシーバ(85)で、中間周波数でインバウンド信号(105)を出力するステップと;
    ユーザ装置(10)のバックエンドチャンネル推定器から受信される設定信号(46)を使用して、バックエンドチャンネル等化器(86)で極超短波を使用することで生じる歪からインバウンド信号を削減するステップと;および/または
    アウトバウンド信号(110)を生成して、ユーザ装置(10)にアウトバウンド信号(110)を送信するために、極高周波を使用しているフロントエンドトランシーバ(90)でインバウンド信号を出力するステップとを含む、SUDACの信号処理のための方法(1000)。
  30. コンピュータで動くときに、請求項27−29のいずれかに記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムが格納された、計算機可読のデジタル記憶媒体。
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