JP2017533867A - 自動分配用システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】粒状食品を消費用レセプタクル内に分配するための装置、システムおよびデバイスを提供する。【解決手段】この装置は、前記粒状食品を包含するホッパであって、その底端部の近位の出口を有するホッパと、前記ホッパ内に取り付けられた分配ロータであって、前記粒状食品を前記出口を通して押すために回転可能な分配ロータと、前記粒状食品の所望の量を示す信号を受信するため、および前記ロータを特定の分量回転させることによって、所望の量の前記食品を前記出口を通して分配するために動作可能な制御サブシステムと、分配された食品を前記レセプタクル内に導くために前記出口の下に配置されたシュートとを含む。【選択図】図２Ａ

Description

［関連出願の相互参照］
本出願は、２０１４年８月２８日に出願の米国特許仮出願第６２／０４２９６９号の利益を請求し、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。

［技術分野］
本開示は、一般に、消費レセプタクル内に食品を分配するためのシステムおよび方法に関し、特に、飲料または香味料の分配またはブレンドをカスタマイズまたは自動化するためのシステムおよび方法に関する。

食物および飲料処理の自動化は、多くの顧客にとって重要である。食物および飲料を自動販売機から購入することによって、消費者は、迅速かつ手ごろに通常の営業時間外に製品を得ることができる。このようなシステムは、食物および飲料の自動分配を用いることにより経営を合理化し、経費を削減することができるため、事業主にとっても重要である。

しかし、食物および飲料の自動分配産業が直面する２つの課題があると考えられる。第１の課題は、消費者の個人的嗜好に合わせてカスタマイズされた食物および飲料の分配に関する。第２の課題は、顧客に正確かつ良質な製品を提供するために人の技術が通常要求される繊細なおよび／または構造的に複雑な製品の分配に関する。

現在、既定の製法にしたがってコーヒー等の飲料を分配しうるデバイスが存在する。しかし、このようなデバイスは、カスタマイズされた飲料、特に繊細または複雑な香味製品を含みうる飲料を分配するという課題を解決しない。

本発明の少なくとも１つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明の応用が以下の説明に記載されまたは図面に示された構造の詳細および構成要素の配置に限定されないことが理解されねばならない。本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施および遂行されることが可能である。また、本明細書において使用される語法および用語は説明を目的とするものであり、限定と考えられていてはならないことが理解されねばならない。

粒状食品を消費用レセプタクル内に分配するための装置、システムおよびデバイスが提供される。この装置は、前記粒状食品を含むホッパであって、その底端部の近位の出口を有するホッパと、前記ホッパの前記底端部の近位に取り付けられた分配ロータであって、前記粒状食品を前記出口を通して押すために回転可能なロータと、前記粒状食品の所望の量を示す信号を受信するため、および前記ロータを特定の分量回転させることによって所望の量の前記食品を前記出口を通して分配するために動作可能な制御サブシステムと、分配された食品を前記レセプタクル内に導くために前記出口の下に配置されたシュートとを含みうる。

一態様では、前記ロータは、凸状先導表面により前記粒状食品を押すように構成されうる。

別の態様では、前記ロータは、螺旋状の構成で延びるアームを有しうる。

さらに別の態様では、前記ロータは、時計回りまたは反時計回りに回転されることができ、前記ロータは、凸状先導表面により前記粒状食品をいずれの方向にも押すように構成される。

一態様では、装置は、前記ホッパ内の前記粒状食品を混合するための前記ロータに固定された撹拌機を含みうる。

別の態様では、装置は、複数のホッパを含んでもよく、前記ホッパの各々は、その底端部の近位の出口と、粒状食品を前記出口を通して押すために回転可能な分配ロータとを有する。

さらに別の態様では、前記ホッパは、複数の異なる食品を含み、前記制御サブシステムは、前記食品のうちの複数の食品の特定の分量の所望のブレンドを示す信号を受信するため、および前記ロータのうちの対応する複数のロータを特定の分量回転させることによって前記所望のブレンドにしたがって前記食品を分配するために動作可能である。

さらに別の態様では、前記制御サブシステムは、前記信号を無線伝送によって受信するために動作可能である。

一態様では、前記制御サブシステムは、前記信号を近距離通信によって受信するために動作可能である。

別の態様では、前記制御サブシステムは、支払い信号をコンピュータネットワーク上で送受信するために動作可能である。

さらに別の態様では、前記粒状食品は、ルーズ茶を含む。

複数の粒状食品のブレンドを消費用レセプタクル内に分配する方法が提供される。この方法は、前記複数の食品のそれぞれの量を含む所望の製法を識別する無線伝送信号を受信するステップと、複数のホッパに分配信号を送信するステップであって、各ホッパは、前記複数の食品のうちのそれぞれの食品を含み、前記分配信号は、前記ホッパに前記それぞれの量の前記食品を分配させる、ステップと、前記分配された食品を前記消費用レセプタクル内に導くステップとを含みうる。

一態様では、前記方法は、凸状先導表面を有するロータにより前記粒状食品を押すステップを含む。

別の態様では、前記方法は、前記無線伝送信号をコンピュータネットワーク上で受信するステップを含む。

さらに他の態様では、前記方法は、前記無線伝送信号を近距離通信によって受信するステップを含む。

さらに別の態様では、前記信号は、飲用レセプタクル上のタグから近距離通信によって受信される。

一態様では、前記方法は、前記所望の製法を表すメッセージをデータベースに送信するステップを含む。

別の態様では、前記メッセージを送信するステップは、メッセージをコンピュータネットワーク上でサーバに送信するステップを含む。

さらに別の態様では、前記方法は、ユーザの成分選好を示すユーザ入力を受信し、前記ユーザ入力に基づいて推薦を提示するステップを含む。

さらに別の態様では、前記ユーザ入力は、無線伝送によって受信される。

一部の実施形態では、デバイスは、複数の出力を調製するように構成されうる。そのような出力には、（ａ）一杯の茶、および（ｂ）後で淹れるために持ち帰ることができるカスタムメードのティーバッグが含まれうる。一部の実施形態では、茶の熱さを示すための様々なオプションがあってもよく、これには加熱した茶、冷たい茶、および／または室温の茶を調製することが含まれうるがこれらに限定されない。例えば、ユーザが温度を選択でき、この温度によって様々な高温および低温を提供しうるようにシステムが構成されてもよい。

一部の実施形態では、デバイスは、ディスペンサまたは他のそのような甘味料を放出する手段によってバッグまたは飲料容器内に甘味料を直接加えるように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、例えば、上部分配機構を介してカップを分配するように構成されうる。一部の実施形態では、分配機構は、カップがベースから上がるように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料を香味料ディスペンサを介して飲料香味料バッグ内に直接分配するように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグを自動的に密封するためのバッグシーラを備えて構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグにテキストおよび／またはデザインを印刷するように構成されうる。例えば、デバイスは、ユーザの名前および／または特定のロゴを飲料香味料バッグに印刷するように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグを作製するために材料を測定、切断、および密封するためのバッグカッタを備えて構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、ユーザ入力データおよび／または、存在するカップのサイズを含むがこれに限定されない他のデータに基づいて、飲料香味料バッグを自動的に測定、切断、および密封するように構成されうる。例えば、ユーザが、特定のサイズの飲料香味料バッグを必要とする製品の量および／または質を選択しうる。それからデバイスが、そのようなバッグを測定、切断、および密封した後、そのバッグを販売しうる。

一部の実施形態では、デバイスは、カップの高さおよび／または幅を判断することを可能にするセンサを備えて構成されうる。これは、デバイスがその様々な他の機能を変更できるようにするために使用されうる。例えば、存在するカップのサイズによって、デバイスにそのカップに合わせたサイズの香味料バッグを測定、切断、密封、充填、および販売するための特定のプロセスを行わせることができる。

一部の実施形態では、デバイスは、水および／または他の液体を貯蔵しまたは取り入れるためのシステムを備えて構成されうる。

図面には、本発明の実施形態が例として示される。説明および図面は、例示を目的とし、理解の助けとしてのものにすぎず、本発明の範囲の定義として意図されたものではないことが明確に理解されなければならない。

一部の例示的実施形態による、食品分配システム１００のシステムブロックダイヤグラムである。 図１のシステムの分配デバイスの斜視図である。 図２ａの分配デバイスの上面立面図である。 図２ａの分配デバイスの正面立面図である。 図２ｃの線Ａ‐Ａに沿った図２ａの分配デバイスの断面図である。 別の分配デバイスの斜視図である。 図２ａの分配デバイスのホッパの斜視図である。 図４のホッパの分配アセンブリの斜視図である。 図５の分配アセンブリの上面立面図である。 図５の分配アセンブリの側面立面図である。 図５の分配アセンブリの上面立面図である。 別の分配アセンブリの分解図である。 図９の分配アセンブリのロータの上面立面図である。 図９の分配アセンブリの上面立面図である。 別のロータの上面立面図である。 図１２のロータを含む別の分配アセンブリの上面立面図である。 ホッパを伴うリテーナ構造体の部分分解図である。 図１４のリテーナおよびホッパの上面立面図である。 給水回路の回路図である。 チューブ形成デバイスの斜視図である。 図１７のチューブ形成デバイスの上面立面図である。 図１７のチューブ形成デバイスの正面立面図である。 図１７のチューブ形成デバイスの側面立面図である。 図１７のチューブ形成デバイスのフォールディングガイドの斜視図である。 図２１のフォールディングガイドの上面立面図である。 図２１のフォールディングガイドの正面立面図である。 図２１のフォールディングガイドの側面立面図である。 密封デバイスの斜視図である。 図２５の密封デバイスの上面立面図である。 図２５の密封デバイスの正面立面図である。 図２５の密封デバイスの側面立面図である。 別の密封デバイスの斜視図である。 図２９の密封デバイスの上面立面図である。 図２９の密封デバイスの正面立面図である。 図２９の密封デバイスの側面立面図である。 容器形成デバイスの正面図である。 図３３の容器形成デバイスの側部の図である。 別のフォールディングガイドの斜視図である。 図３５のフォールディングガイドの上面立面図である。 図３５のフォールディングガイドの正面立面図である。 図３５のフォールディングガイドの側面立面図である。 図２ａのデバイスの制御システムのブロックダイヤグラムである。 一部の例示的実施形態によるサーバプラットフォーム３０００および関連するネットワーク構成要素の高レベルブロック概略図である。 一部の例示的実施形態によるプラットフォーム３０００によって行われるプロセスのワークフローダイヤグラムである。 一部の例示的実施形態による分配システム１００によって行われるプロセスの別のワークフローダイヤグラムである。 一部の例示的実施形態によるプラットフォーム３０００によって行われるブレンド製法を決定するプロセスのワークフローダイヤグラムである。 一部の他の実施形態によるプラットフォーム３０００および関連するネットワーク構成要素の別の高レベルブロック概略図である。 一部の実施形態によるユーザデータベース４００のブロックダイヤグラムである。 一部の実施形態による製品データベース４５０のブロックダイヤグラムである。 一部の実施形態によるキオスクのブロックダイヤグラムである。 一部の実施形態によるキオスクのユーザ検出モジュールの論理機能の論理フローダイヤグラムである。 一部の実施形態によるキオスクのユーザとのインタラクションの論理フローダイヤグラムである。 一部の実施形態によるキオスクのユーザインタフェースモジュールの描写である。 一部の実施形態による分配デバイスの論理の論理フローダイヤグラムである。 一部の実施形態によるプラットフォームのデバイスインタラクションモジュールの論理フローダイヤグラムである。 一部の実施形態によるモバイルアプリケーションおよびモバイルデバイスのブロックダイヤグラムである。 一部の実施形態によるモバイルアプリケーションの例示的ユーザインタフェースの図である。 中央プラットフォームの上方に懸垂された砂時計型透明キャニスタ内の分配デバイスの一実施形態の斜視図である。 製品ホッパが円形パターンに設けられた分配デバイスの別の実施形態の斜視図である。 一部の実施形態によるプラットフォームによって行われるブレンド論理の論理フローダイヤグラムである。 分配デバイス１１０から食品（例えばブリュードティー）を注文し、受け取るための例示的ユーザインタフェースの図である。 分配デバイス１１０から食品（例えばブリュードティー）を注文し、受け取るための例示的ユーザインタフェースの図である。 分配デバイス１１０から食品（例えばブリュードティー）を注文し、受け取るための例示的ユーザインタフェースの図である。 分配デバイス１１０から食品を注文し、受け取ることに関連するキオスク１２００またはユーザデバイス１３００に示される例示的ユーザインタフェースの図である。 分配デバイス１１０から食品を注文し、受け取ることに関連するキオスク１２００またはユーザデバイス１３００に示される例示的ユーザインタフェースの図である。 別の分配デバイスの斜視図である。 図５８Ａの分配デバイスの正面図である。 図５８Ａの分配デバイスの上面図である。 別の分配デバイスの斜視図である。 図５９Ａの分配デバイスの正面図である。 図５９Ａの分配デバイスの上面図である。

用語および定義
下記において、単語はそれらの通常の意味または本明細書に概説される意味をもちうる。しかし、これらの意味は、以下に定義される用語の考えられる意味の範囲をいかなる形でも限定することを意図するものではない。

「飲料」は、１つ以上のタイプの香味料で香味付けされた１つ以上の液体を意味しうる。

「香味料」、「在庫」、「成分」または「製品」は、飲料または食品をただちに消費できる状態にするために１つ以上の液体に香味を加えるために使用される香味料または成分をさしうる。

「デバイス」は、飲料を調製するために液体に１つ以上の香味料を加えるために使用される装置を意味しうる。

「顧客」および／または「ユーザ」は、デバイスによって調製される飲料を購入する人または実体を意味しうる。

「バッグ」は、密封された折り曲げた材料または飲料用に香味料を保つために使用される他の類似の手段を意味しうる。

「ブレンド」は、水を含むかまたは含まない、１つ以上の香味料を含む組み合わせられた食品を意味しうる。

「ブレンド製法」または単に「製法」は、個々の香味料、成分または製品およびリストされた各香味料、成分または製品の具体的な量のリストを意味しうる。ブレンド製法は、１つ以上のリストされた香味料、成分または製品のそれぞれの量の間の比も含みうる。ブレンド製法は、１つ以上のリストされた香味料、成分または製品が浸される（例えば温水で淹れられる）べき具体的な温度をさらに含みうる。

「キオスク」は、デバイスに飲料を調製させるために顧客から入力を受信することができるディスプレイスクリーンを備えた装置を意味しうる。一部の実施形態では、キオスクはタブレットデバイスであってもよい。

「モバイルデバイス」または「ユーザデバイス」は、食品、飲料または香味料バッグを注文するために電子信号を送信および受信しうるスマートフォン、タブレット（例えばｉＰａｄ（商標））、スマートウォッチ（例えばＡｐｐｌｅ Ｗａｔｃｈ（商標））または他のデバイス等であるがこれに限定されない装置を意味しうる。一部の実施形態では、モバイルデバイスは、オンラインまたはオフラインでの動作のために構成されうる。

「サーバプラットフォーム」または単に「プラットフォーム」は、コンピュータハードウェア、プロセッサ実行可能命令およびコンピュータ可読媒体を通じてリクエストを処理および送信し、論理シーケンスを実行するサーバ環境を意味しうる。

「データベース」は、記憶された情報の１つ以上のテーブルまたは非一時的コンピュータ可読媒体を意味しうる。

「ホッパ」は、特定の香味料を飲料中に放出するために他のホッパと共に設けられうる、特定のタイプの香味料を含むために使用される装置を意味しうる。

以下の議論は、多数の例示的実施形態を提供する。各実施形態は本発明の要素の単一の組み合わせを表すが、他の実施例は、開示された要素の全ての可能な組み合わせを含みうる。したがって、１つの実施形態が要素Ａ、ＢおよびＣを含み、第２の実施形態が要素ＢおよびＤを含む場合、Ａ、Ｂ、ＣまたはＤの他の残る組み合わせが使用されてもよい。

「接続される」または、「連結される」という用語は、直接的連結（互いに連結される２つの要素が互いに接触する）および間接的連結（少なくとも１つの追加の要素が２つの要素の間に位置する）の両方を含みうる。

実施形態の技術的解決法は、ソフトウェア製品の形でありうる。ソフトウェア製品は、コンパクトディスクリードオンリメモリ（ＣＤ‐ＲＯＭ：ｃｏｍｐａｃｔ ｄｉｓｋ ｒｅａｄ‐ｏｎｌｙ ｍｅｍｏｒｙ）、ＵＳＢフラッシュディスク、またはリムーバブルハードディスクであってもよい不揮発性または非一時的記憶媒体に記憶されうる。ソフトウェア製品は、コンピュータデバイス（パーソナルコンピュータ、サーバまたはネットワークデバイス）が実施形態によって提供される方法を実行することを可能にするいくつかの命令を含む。

本明細書に記載の実施形態は、コンピューティングデバイス、サーバ、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ、ディスプレイおよびネットワークを含む物理的コンピュータハードウェアによって実装される。本明細書に記載の実施形態は、有用な物理的機械および特に構成されたコンピュータハードウェア装備を提供する。本明細書に記載される実施形態は、様々なタイプの情報を表す電磁信号を処理および変換するのに適した、電子機械および電子機械により実装される方法を目的とする。本明細書に記載の実施形態は、全面的かつ全体的に機械およびそれらの使用に関し、本明細書に記載の実施形態は、コンピュータハードウェア、機械および様々なハードウェア構成要素とのそれらの使用以外には意味または実用性を有しない。様々な行為を実施するために特に構成された物理的ハードウェアを、例えばメンタルステップを用いて非物理的ハードウェアに置換することは、実施形態の機能の仕方に実質的に影響を及ぼしうる。そのようなコンピュータハードウェアの制約は、本明細書に記載の実施形態の明らかに必須の要素であり、本明細書に記載の実施形態の動作および構造に具体的影響を与えずに省略またはメンタルな手段に置換されることはできない。コンピュータハードウェアは、本明細書に記載の様々な実施形態を実装するために必須であり、単に迅速かつ効率的なやり方でステップを行うために用いられるだけではない。

本システムおよび方法は、インターネットおよび／または様々なソーシャルネットワーキングプラットフォームおよび／または販売促進提供物在庫システムと接続する能力を有するデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータまたは無線ハンドヘルドを含むコンピュータデバイス上で実施されうる。一部の実施形態では、システムおよび方法は、「クラウドコンピューティング」の実装において設けられたデバイス等の分散ネットワークデバイス上で行われうる。

コンピューティングデバイス構成要素は、直接連結、ネットワークを介した間接連結、および広い地理的エリアにわたる分散とネットワークを介した接続（「クラウドコンピューティング」と呼称されうる）を含む様々な方法で接続されうる。

例えば、限定されるものではないが、コンピューティングデバイスは、サーバ、ネットワーク機器、セットトップボックス、組み込みデバイス、コンピュータ拡張モジュール、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、パーソナルデータアシスタント、携帯電話、スマートフォンデバイス、ＵＭＰＣタブレット、ビデオディスプレイターミナル、ゲームコンソール、電子読み取りデバイス、および無線ハイパーメディアデバイス、または本明細書に記載の方法およびプロセスを遂行するように構成されることができる他の任意のコンピューティングデバイスでありうる。

本開示は、熱いルーズリーフ茶を含むがこれに限定されない飲料または製品の調製のために動作可能なシステム、方法およびデバイスに関する。調製には、茶および／またはその他の飲料香味料のブレンド、袋詰め、浸しおよび分配に加え、水の特定の温度への加熱、水の分配が含まれうるが、これらに限定されない。

本開示は、一部の実施形態では、飲料香味料および調製された香味付けされた飲料を注文、カスタマイズ、調製、および販売を含みうる様々な能力を備えたキオスクシステムのためのプロセスおよび／またはデバイスを記載する。後述する実施形態における本発明のシステムおよび方法は、ユーザが予め定められた香味付けされた飲料、および／もしくはカスタマイズされた香味付けされた飲料、ならびに／または後で使用するための１回分の飲料香味料を注文することを可能にする。特に、一部の実施形態は、キオスクインタフェースを通じておよび／または通信ネットワーク上で顧客入力を捕捉するために使用されうる。それから、香味付けされた飲料および／または後で使用するための飲料香味料を生産するために、顧客入力が分配システムによって受信され実行されうる。

ここで、一部の例示的実施形態による食品分配システム１００のシステムブロックダイヤグラムを示した図１を参照する。分配システム１００は、分配デバイス１１０、１つ以上のデータベース４００、４５０、サーバプラットフォーム（または単に「プラットフォーム」）３０００、キオスク１２００、およびユーザデバイス１３００をネットワーク２００上に含みうる。

分配デバイス１１０は、茶葉またはハーブ等の１つ以上の粒状化された食品を消費用レセプタクル内に分配するために構成されうる。例えば、分配デバイス１１０は、本明細書に記載の実施形態にしたがって、一杯のブリュードティーまたは密封されたティーバッグをユーザの選択またはカスタマイズに基づいてオンデマンドで分配しうる。

分配デバイス１１０は、分配デバイス１１０に接続されたキオスク１２００から電子入力を受信するように構成されうる。代わりにまたは同時に、１２００は、ネットワーク２００上で分配デバイス１１０に接続されてもよい。キオスク１２００は、ｉＰａｄ（商標）等のタブレットデバイスとして実装されてもよい。キオスク１２００は、データを表示しユーザ入力を受信するためのタッチスクリーンディスプレイおよびインタフェースを有してもよい。

ユーザデバイス１３００は、プラットフォーム３０００と通信しうる任意の適切に構成されたデバイスを含みうる。例えばこれは、スマートフォン、タブレットデバイスまたはスマートウォッチでもよい。ユーザデバイス１３００は、キオスク１２００および／またはプラットフォーム３０００とインタフェースするためのモバイルアプリケーションを含みうる。

一部の実施形態では、ユーザは、モバイルアプリケーションを用いてネットワークを介してプラットフォームにネットワーク信号を伝送させることにより、分配デバイス１１０、キオスク１２００および／またはプラットフォーム３０００の様々な態様を制御することが可能であってもよい。モバイルアプリケーションを介した分配デバイス１１０、キオスク１２００、またはプラットフォーム３０００とのインタラクションによって、ユーザが、カスタマイズしたブレンドのブリュードティー等、分配デバイス１１０によって調製される飲料をカスタマイズすることが可能になりうる。

一部の実施形態では、携帯電話等のユーザデバイス１３００は、キオスク１２００で注文を実行および確認しうる二次元コードを記憶および／またはモバイルデバイスのディスプレイ上に表示するように構成されてもよい。モバイルアプリケーションは、キオスク１２００によって、または直接分配デバイス１１０によって読み取られうる２Ｄバーコードを生成するように構成されてもよい。一部の実施形態では、モバイルアプリケーションは、遠隔アクセスを提供し、および／またはキオスクに関連する機能を制御するように構成されてもよい。

ユーザデバイス１３００の実施例は、直接短距離で分配デバイス１１０と通信するように構成されたマグ１３５０でありうる。例えば、マグ１３５０は、赤外線（ＩＲ：ｉｎｆｒａｒｅｄ）または近距離無線通信（ＮＦＣ：Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）技術により分配デバイス１１０と通信しうる。一実施形態では、マグ１３５０は、分配デバイス１１０上のＮＦＣリーダと通信するように動作可能なＮＦＣデバイスまたはタグを備えて構成されうる。マグ１３５０上のＮＦＣタグは、ユーザ３０の好きなブレンドを表わす電子データを記憶するように予めプログラムされまたはカスタマイズされうる。分配デバイス１１０上のＮＦＣリーダは、電子データを無線で、またはマグ１３５０との接触時に受信しうる。そして本明細書に記載されるように、分配デバイス１１０がそれに応じて動作しうる。

別の実施形態では、分配デバイス１１０内のＲＦリーダが、無線周波数（ＲＦ：Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）タグを検出するように構成されてもよい。ＲＦタグは、デバイス１１０がスマートフォン、スマートウォッチ等のユーザデバイス１３００のほか、マグ内に埋め込まれた受動的ＲＦタグと通信するのを可能にしうる。したがって、もしユーザがマグ１３５０をデバイス１１０の指定された表面上に置いたときには、デバイス１１０が、各成分の量、既定の水温および体積のほか、該当する場合には既定の甘味料および乳製品の分量（単数または複数）も含む既定のブレンド製法にしたがってどの製品を分配およびブレンドするかを決定するように構成されうる。加えて、対応するユーザアカウントに記憶された既定の支払い方法を用いて、プラットフォーム３０００を通じてユーザに自動的に請求がなされてもよい。さらに、デバイス１１０は、プラットフォーム３０００を通じて、ブレンドされた飲料が正しい温度に浸されたときに領収書を発行し、ユーザにメール／メッセージを送るように構成されてもよい。一実施形態では、１つのＲＦまたはＮＦＣタグが、注文および支払いシステムに置き換えられることも可能である。

ウェブポータル１４００は、ユーザアカウントの管理、注文履歴の閲覧、ブレンドのカスタマイズ、および／または他のタイプの活動のためにユーザ３０に利用可能なポータルでありうる。ウェブポータル１４００は、プラットフォーム３０００によって全体的または部分的に促進されうる。

ユーザデータベース４４０は、ユーザアカウント情報、および注文履歴、支払い情報、与信額、保留残高等の他のタイプのユーザデータを記憶しうる。ここで図４４を参照すると、一実施形態では、ユーザデータベース４００は、ユーザカスタマイズテーブル４１０とユーザ購入履歴テーブル４２０とを含みうる。ユーザカスタマイズテーブル４１０は、ユーザが注文、作製したかまたはその他の方法でユーザに関連付けられる（例えばソーシャルメディアプラットフォームで「いいね」した）１つ以上のカスタマイズされたブレンド製法を記憶するように構成されうる。ユーザ購入履歴テーブル４２０は、ユーザが行った全ての購入を保存するように構成されることができ、ユーザが前記各購入に使用したデバイス１３００、１３５０を特定してもよい。

製品データベース４５０は、製品に関係する情報（例えば在庫水準）および前記製品を分配するための関連する命令を記憶しうる。ここで図４５を参照すると、一実施形態では、製品データベース４００は、製品在庫テーブル４６０とデバイス命令テーブル４７０とを含みうる。

プラットフォーム３０００は、１つ以上のコンピュータ可読記憶媒体と連動して動作する、データ処理、データ記憶、データバックアップ、データホスティングなどのバックエンドサービスを提供するように構成される、１つ以上のプロセッサを有する１つ以上のサーバを含みうる。これらのサブシステムの各々は、１つ以上のプロセッサ上で実行される命令セットを含む１つ以上のモジュールを使用して実装されうる。プラットフォーム３０００の詳細が以下にさらに詳述される。プラットフォーム３０００は、ユーザ入力を受信し、ユーザ入力に基づいて適切な製品またはブレンドを分配するよう分配デバイス１１０に命令するように構成されうる。プラットフォーム３０００は、ウェブポータル１４００を促進およびサポートするように動作可能であってもよい。

ネットワーク２００は、インターネット、様々なイントラネット、無線接続、有線接続などを含むがこれらに限定されない任意のタイプのネットワークとすることができる。

図２ａ〜２ｄは、例示的分配デバイス１１０を示す。分配デバイス１１０は、いくつかの製品ホッパ１０１を含み、その各々は粒状化された食品を含み、必要なときに製品を正確な分量で分配するように構成される。デバイスは、液体を放出するための機構も含んでもよい。デバイスは、後で消費するために飲料調味料を保存するために使用されうる調味料バッグを生産、充填、および密封するための機構も含んでもよい。

図２ａ、２ｂおよび２ｃは、デバイス１１０の斜視図、上面図および正面図を示す。図２ｄは、図２ｃの線Ａ‐Ａに沿ったデバイス１１０の側断面図を表す。図示された実施形態において、デバイス１１０は、香味料等の様々な製品および／または成分が保たれうる１９本の円筒形ホッパ１０１を含む。デバイスは、１９本のホッパ１０１に制限される必要はない。ホッパ１０１は、様々な様式で設けられうる。

図のように、ホッパ１０１は、概ね円筒形であり、リテーナ構造体２０３の対応する口２０５に受け取られる。図３は、リテーナ構造体２０３の上面図をより詳細に示す。図のように、リテーナ構造体２０３の口２０５は、概ね同心の円形パターンに設けられる。したがって、ホッパ１０１も、リテーナ構造体２０３に受け取られたときには、同様に概ね同心の円形パターンに設けられる。このような配置により、ホッパ１０１が概ね互いを覆い隠さないように、デバイス１１０のユーザにホッパ１０１が良く見えるようにすることができる。さらに、ホッパ１０１は、ホッパ内部の製品が見えるようにするために半透明または透明の材料で構築されてもよい。

ホッパ１０１が概ね垂直の向きに維持されるように、リテーナ構造体２０３がサポートフレーム２０７に取り付けられうる。

一部の実施形態では、リテーナ構造体２０３は、部分的に複数の部材から構築されてもよい。例えば、リテーナ構造体２０３は、ディスプレイされる製品の分量を増加させるために設計されうる複数の段状のプレートを含んでもよい。例えば、図３は、下部プレート２０９、中央プレート２１１および上部プレート２１３の３つのピースで形成されたリテーナ構造体を備えた実施形態を示す。下部プレート２０９は、外側リングのためのベースプレートとして働きうる。

図２ａ〜２ｄを参照すると、分配デバイス１１０は、シュート２１５をさらに含みうる。シュート２１５は、サポートフレーム２０７に取り付けられ、ホッパ１０１の下に配置されうる。シュート２１５は、ホッパ１０１から分配された材料を受け取り、受け取った材料を、ブレンド出口２１７を通してカップまたはマグ等の消費レセプタクル２１９内に導くように構成されうる。消費レセプタクルは、台上に支持されうる。一部の実施形態では、台は、シュート２１５の下に置かれた消費レセプタクルから情報を読み取るための近距離通信リーダまたはブルートゥース受信機等の無線通信受信機を含みうる。そのような実施形態では、無線通信リーダは、デバイス１１０の制御システムとデータ通信において相互接続されうる。図のように、シュート２１５は、形が截頭円錐形である。しかし、他の実施形態では、シュート２１５は、他の任意の適切な形を有してもよい。

図２ａ〜２ｂに示すように、サポートフレーム２０７は、ベース２２１と１つ以上の垂直部材２２７とを有しうる。リテーナサポート２２３が、垂直部材２２７に取り付けられうる。リテーナ構造体２０３は、リテーナサポート２２３に取り付けられうる。サポートフレーム２０７は、シュート２１５を支持するように構成された１つ以上の支柱（図示せず）をさらに含んでもよい。

デバイス１１０は、ディスプレイキオスク１２００も含みうる。以下にさらに詳しく述べるように、キオスク１２００は、デバイス１１０から入手可能な製品を説明するユーザインタフェースを提示しうる。例えば、キオスク１２００は、各ホッパ１０１の中身の表現または説明を提示してもよい。キオスク１２００は、分配されるべき所望の調製品の選択をユーザが入力することも可能にしうる。調製品は、例えば、ホッパ１０１内の製品の量のブレンド、ならびに水の体積および温度、氷の体積などの１つ以上の調製パラメータの選択によって定義されうる。キオスク１２００は、例えばタッチセンサ式コンピューティングデバイスまたは入力パッドを備えたコンピューティングデバイスであってもよい。

一部の実施形態では、分配デバイス１１０は、透明材料で構成される外側ハウジングを含んでもよく、この材料の不透明度は、電流の適用および／または不透明度を統制する他の手段によって統制されてもよい。

例えば、図５３は、ホッパ１０１が様々な香味料製品で満たされ、砂時計型透明キャニスタ内に入れられて、カップが置かれうる領域の上方に懸垂されたデバイス１１０の実施形態の斜視図を提供する。

図５４は、製品ホッパが円形パターンに設けられた分配デバイスの別の実施形態の斜視図を提供する。

一部の実施形態では、ユーザがデバイスおよび／またはキオスクに近づくと、製品ホッパを収容するハウジングの不透明度が変更されてもよい。例えば、ユーザがデバイス１１０に近づくと、デバイス１１０のハウジングが不透明から透明または半透明に変わってもよい。デバイス１１０のハウジングの不透明から透明または半透明への不透明度の変化は、光に敏感でありうるルーズリーフ茶を含むがこれに限定されない繊細な製品を保護する目的に役立ちうる。一部の実施形態では、ホッパを収容するガラスの不透明度は、ガラスが不透明な状態のときにガラスにパターン（例えば言葉および絵）を表示するために変更されてもよい。

一部の実施形態では、製品ホッパを収容するハウジングは、ガラスおよび／またはアクリル等の様々な適切な材料で作られうる。

図４は、例示的ホッパ１０１の斜視図を示す。ホッパ１０１は、上部および下部チューブ部分２２９、２３１をそれぞれ含む、概ね円筒形である。チューブ部分２２９、２３１は、任意の適切な食品安全材料で構築されうる。一部の実施形態では、チューブ部分２２９、２３１は、ホッパ１０１内の材料を見ることができるように半透明または透明であってもよい。チューブ部分２２９、２３１の各々は、フランジ２３５を備えた開放端を有する。上部チューブ部分は、上部壁２３３を備えた閉じた上端を有する。下部チューブセクション２３１は、開いた下端を有する。

チューブセクション２２９、２３１は、フランジ２３５を用いて一緒に取り付けられる。分配アセンブリ２３７が、フランジ２３５の間に保持される。重力が食品を分配アセンブリ２３７へと下げるように、食品がホッパ１０１の分配アセンブリ２３７の上に投入されうる。以下にさらに詳しく述べるように、分配アセンブリ２３７は、上部チューブセクション２２９から下部チューブセクション２３１への食品の通過をブロックし、投入された食品を、下部チューブ部分２３１を通して正確な量で分配させるために選択的に動作可能でありうる。

下部チューブセクション２３１のフランジ２３５は、リテーナ構造体２０３に取り付けられた対応する位置合わせガイドを係合するように構成された１つ以上のデテント２３６を有しうる。

ホッパ１０１は、ホッパ１０１をデバイス１１０の他の構成要素に電気的に連結するための１つ以上の電気接点（図示せず）も有してもよい。例えば、ホッパ１０１は、分配アセンブリ２３７を操作するための信号を受信するために電気接点を有してもよい。一部の実施形態では、ホッパ１０１は、ホッパ１０１とデバイス１１０の他の部分との間の双方向データ通信を可能にする複数の電気接点を有してもよい。

図５は、分配アセンブリ２３７の構成要素をより詳細に示す。分配アセンブリ２３７は、メータリングプレート２３９を含む。メータリングプレート２３９は、その外周の近位に位置する１つ以上の分配穴１０４を有する。分配穴１０４は、ホッパ１０１の出口を画成する。

ロータ１０２が、メータリングプレート２３９に回転可能に取り付けられる。ロータ１０２は、モータシャフトを介したモータ１０３の取り付けを可能にするハブ部分２４３を有する。ロータ１０２は、ハブ部分２４３から延びる１つ以上のアーム２４７も有する。図５〜７に示した実施形態では、ロータ１０２は、１つのアーム２４７を有する。しかし、他の実施形態では、ロータ１０２はより多くのアームを有してもよい。アーム２４７は、ハブ２４３から半径方向に延びていてもよいし、または図５〜７に示すように螺旋状のパターンを描いてもよい。

ロータ１０２は、モータ１０３の動作によって回転されうる。図６で最もよくわかるように、アーム２４７は、メータリングプレート２３９の中心から離れるように延びる。アーム２４７の最大半径方向範囲は、ロータ１０２が回転されたときに分配穴１０４に重なる経路を画成するようなものである。したがって、モータシャフトひいてはロータ１０２のスピンによって、飲料香味料を含むがこれに限定されない製品が、メータリングプレート２３９の中心から外方へ分配穴１０４に向かって押されうる。

一部の実施形態では、ロータ１０２または製品ホッパの他の分配構成要素の形状は、ルーズリーフ茶等であるがこれに限定されないもろい製品を損傷するのを回避するように設計されてもよい。例えば、アーム２４７は、回転されたときに前縁が（図６の矢印Ｒで示される）回転の方向から離れるように掃引されるように成形される。ロータ１０２は、弾力のある食品安全材料から形成されてもよい。一部の実施形態では、ロータ１０２はナイロンから形成されてもよい。

図７は、分配アセンブリ２３７の構成要素の側面図を示す。図のように、モータ１０３は、モータ１０３の動作によってロータ１０２の回転が生じるように、シャフト２４９によってロータ１０２に連結される。モータ１０３は、ＤＣモータ、ステッパモータまたは他の任意の適切なタイプのモータであってもよい。モータ１０３は、ロータ１０２の回転を時計回りおよび反時計回りの方向の両方に駆動できてもよい。モータ１０３は、マイクロコントローラ（図示せず）に接続されうる。マイクロコントローラは、ホッパ１０１と統合されてもよいし、またはホッパ１０１の外部にあってもよい。マイクロコントローラがホッパ１０１の外部にある実施形態では、モータ１０３は、ホッパ１０１上の電気接点を用いてマイクロコントローラと通信しうる。

一部の実施形態では、モータ１０３は、マイクロコントローラにモータ１０３の角度位置を報告するためにエンコーダを備えていてもよい。そのような場合には、マイクロコントローラは、モータしたがってロータ１０２の移動の分量および方向を検出することが可能でありうる。他の実施形態では、回転の分量および方向は、モータ１０３に提供される信号および信号が提供される時間の長さから推定されてもよい。

一部の実施形態では、中央ホッパ等の１つ以上のホッパは、電子機器または液体製品（水、蜂蜜、シロップ）を含むように構成されることができる。そのような設計の潜在的利点は、分配のときに電子機器および／または製品がファンネルに接触することを回避する能力であろう。

図８は、デバイス１１０の一部の実施形態による、製品ホッパ１０１のメータリングプレート２３９とその分配穴１０４の底面図を提供する。メータリングプレート２３９は、口２５１を有し、これを通ってシャフト２４９が延びてモータ１０３をロータ１０２に連結する。モータシャフト２４９、続いてロータ１０２のスピンによって、飲料香味料を含むがこれに限定されない製品が、螺旋の中心からベースプレートの分配穴に向かって外方へ押されうる。

ロータ１０２の旋回によって、ロータ１０２が回転される速度およびロータ１０２が回転される角度変位に応じて製品が分配穴１０４を通して特定の分量および特定の速度で押されうる。ロータ１０２の回転と分配される製品との間の関係は、製品粒度、製品密度およびホッパ充填水準等の他の因子にも依存しうる。製品のタイプおよび充填水準等の特定の条件のセットでは、特定の既知の角度変位でのロータ１０２の回転により、特定の既知の量の製品が分配されうる。この関係は、例えば実験的に決定されるかもしくは製品特性に基づいて推定されてもよいし、またはそれらの組み合わせでもよい。

図９は、代替的な分配アセンブリ２３７’を備えたホッパ１０１の分解図を示す。分配アセンブリ２３７はモータ１０３を含み、モータ１０３は、メータリングプレート２３９’の下側に取り付けられたモータシールド２５３に固定されたハウジングに含まれる。メータリングプレート２３９’は、３つの分配穴１０４を含む。ロータ１０２’は、メータリングプレート２３９’の上に回転可能に取り付けられ、モータ１０３に連結される。ブロッキングプレート２５５がメータリングプレート２３９’およびロータ１０２’の上に取り付けられ、スペーサリング２５７がブロッキングプレート２５５とメータリングプレート２３９’との間に配置される。マイクロコントローラ２５９がモータハウジング内に配置され、ホッパ１０１が設置されたときにデバイス１１０の他の構成要素とインタフェースするように配置および構成されたプリント回路基板２６１と相互接続される。

分配アセンブリ２３７’は、ロータ１０２’に固定して取り付けられた撹拌機２３８をさらに含む。撹拌機は、ホッパ１０１内の製品を混合するためにロータ１０２’とともに回転し、これが凝集またはつまりを防止するのに役立ちうる。撹拌機２３８は、代わりにモータ１０３の出力シャフトに取り付けられてもよい。

図１０で最もよくわかるように、ロータ１０２’は、ハブ部分２４３とハブ部分２４３か反時計回りの螺旋状構成に延びる八つのアーム２４７’とを有する。複数のアームを提供することで、個々のアームに対する応力を制限しながらロータ１０２がホッパ１０１内の製品を効果的に動かせるようにすることができ、これによってロータ１０２’に比較的耐久性をもたせうる。

図１１は、分配アセンブリ２３９’の上面図を示す。前述のように、ブロッキングプレート２５５が、メータリングプレート２３９’およびロータ１０２’の上に配置される。ブロッキングプレート２５５は、概ねリング形状であり、半径方向内方へ延びる複数のローブ２６３を有する。ローブ２６３は、メータリングプレート２３９’の分配穴１０４をカバーする。ブロッキングプレート２５５は、ロータ１０２’およびメータリングプレート２３９’の上方に配置された中央開口部を有する。したがってブロッキングプレートは、ロータ１０２’が分配穴１０４を通して製品を押すことができるように、ホッパ１０１内の製品がメータリングプレート２３９’上のロータ１０２’の近位に落ちることを可能にする。しかし、ブロッキングプレート２５５は、製品がロータ１０２’によって押されずに分配穴１０４を通って落ちることを防ぎうる。

ロータ１０２、１０２’はいずれも、螺旋状のパターンに延びるアームを有する。しかし、他の実施形態は、非螺旋状のアームを有するロータを含んでもよい。図１２は、１つのそのようなロータ１０２’’の上面図を示す。ロータ１０２’’は、ハブ２４３とハブ２４３から放射状に延びるアーム２４７’’とを有する。アーム２４７’’の各々は、いずれかの方向に回転されたときに先導表面が凸状の表面であるように、湾曲した縁を有する。換言すれば、ロータ１０２’’は、反時計回りまたは時計回りの方向に回転されることができ、いずれの場合にも、アーム２４７’’の前縁は回転の方向から逸れるように湾曲する。

以下にさらに述べるように、一部の実施形態では、モータ１０３は、モータに送られる電流を感知するコントローラによって操作される。つまりを示しうる電流スパイクの場合には、つまりの解消を試みるためにモータ１０３が逆に回転されうる。したがって、アーム２４７’’の形によって、ロータ１０２’’が逆に回転されたときにロータ１０２’’にかかる応力および製品粒子を破壊する可能性が制限されうる。

図１３は、ロータ１０２’がロータ１０２’’に置き換えられることを除き分配アセンブリ２３７’と同一の分配アセンブリ２３７’’の上面図を示す。

図１４および１５は、ホッパ１０１を伴うリテーナ構造体２０３の部分分解図および上面図をそれぞれ示す。上述のように、リテーナ構造体２０３は、ホッパ１０１を受け取るように構成された複数の口２０５を有する。各ホッパ１０１上の対応する電気接点（例えば回路基板２６１）を係合し、それによりホッパおよびその分配アセンブリをデバイス１１０の制御システムに接続するために、電気コネクタ２６５が提供されうる。

リテーナ構造体２０３は、ホッパ１０１のリテーナ構造体２０３に対する適切な位置合わせを維持するための、１つ以上の位置合わせガイドも含みうる。例えば、図１４に示すように、リテーナ構造体２０３は、リテーナ構造体２０３の表面から上方へ延び、ホッパ１０１の対応するデテント２３６内への受け入れのために構成された複数のダボ２６７を有する。ダボ２６７とデテント２３６との間の係合が、ホッパ１０１の対応する口２０５との正しい位置合わせを維持する。ホッパ１０１が設置されるときにホッパ１０１がコネクタ２６５に接触する前にダボ２６７がデテント２３６を係合するように、ダボ２６７はコネクタ２６５より背が高くてもよい（すなわちより遠くに延びてもよい）。これにより、ホッパ１０１の誤った位置合わせによってコネクタ２６５を損傷する可能性を減らすことができる。

一部の実施形態では、ホッパ１０１は、１つ以上のマイクロプロセッサ、ＲＡＭ、データ記憶ユニット（例えば固体メモリ）、１つ以上のセンサ（例えば重量または温度センサ）、デバイス１１０と通信するための入力および出力モジュール、ならびに／または予めプログラムされた命令およびルーチンを含むがこれらに限定されない構成要素を装備しうる。

一部の実施形態では、各ホッパ１０１は、ホッパユニット内に残っている製品の水準を測定しうる。製品水準の測定は、ホッパ１０１が在庫品で充填された際の内蔵重量センサの初期較正を介して達成されうる。

図２ａ〜２ｄを再び参照すると、デバイス１１０は、温水もしくは冷水等の液体または角氷等の固体をレセプタクル２１９内に分配するための１つ以上の吐出口２６９も含んでもよい。技術者には当然のことながら、温水、冷水および氷のために別々の吐出口２６９が提供されてもよいし、複数のストリームのために適切な内部弁調節を備えた単一の吐出口が使用されてもよい。

吐出口２６９は、図１５に概略的に示される給水システム２７１に接続される。水システム２７１は、共通の水リザーバ２７７から注ぎうる別々の温水ライン２７３と冷水ライン２７５とを有しうる。温水ライン２７３は、フローメータ２８１とチェック弁２８３とを経由してボイラに水を送る温ポンプ２７９によって駆動されうる。ボイラ２８５は、温度センサおよび水位センサを備えていてもよい。冷水ライン２７５は、フローメータ２８９とチェック弁２９１とを通して水を供給しうる冷ポンプ２８７によって駆動されうる。給水システム２７１の構成要素は、デバイス１１０の制御システムに双方向通信で接続されうる。

吐出口２６９は、冷温または微温の飲料の調製の場合に角氷を分配するための氷ディスペンサにも接続されてもよい。

一部の実施形態では、デバイス１１０は、後で消費するために乾燥形態で分配された製品を受け取るレセプタクルを形成するためのデバイスを備えていてもよい。例えば、デバイス１０は、バッグ形成デバイスを備えていてもよい。バッグ形成デバイスは、チューブ形成デバイスと１つ以上の密封デバイスとを有しうる。図１７、１８、１９および２０は、例示的チューブ形成デバイス２９３の斜視図、上面図、正面図および側面図をそれぞれ示す。チューブ形成デバイス２９３は、レセプタクル２１９に代わるものとして使用されてもよい。すなわち、必要に応じて、レセプタクル２１９内にではなく、チューブ形成デバイス２９３を使用して形成された容器内に製品を分配するためにチューブ形成デバイス２９３が提供されてもよい。チューブ形成デバイス２９３は、可撓性材料からティーバッグ、小袋またはスリーブ等の容器を形成するために使用されうる。

チューブ形成デバイス２９３は入口２９５を有し、シュート２１５を通して分配される製品が出口２１７内に受け取られうるように、シュート２１５の出口２１７の下に配置されうる。チューブ形成デバイス２９３は、技術者に明らかな任意の適切な方法によってシュート２１５またはサポートフレーム２０７に取り付けられてもよいし、または単にシュート２１５の下のサポート上に載置されてもよい。

チューブ形成デバイス２９３は、上側および下側プレート２９７、２９９、ならびに概ね円筒形のネック１０６の回りに配置された湾曲カラー１０５を有するフォールディングガイド３０３を含みうる。ガイド３０３とネック１０６との間に、環状スペースが協調的に形成されうる。

図２１、２２、２３および２４は、フォールディングガイド３０３の斜視図、上面図、正面図および側面図を示す。カラー１０５は、上側縁３０５と密封ガイドを形成するその前側縁の隙間３０７とを有しうる。

使用時には、平坦な材料のシートが、チューブ形成デバイス内にカラー１０５の上から供給され、ガイド３０３およびネック１０６との間の環状スペース内へと下方へ引かれうる。縁３０５が、材料のシートを環状形状またはチューブ形状へと導くことができ、対向する縁が隙間３０７内で互いに係合される。

第１密封機構３０９が、管状の構成に折り曲げられた材料を受け取るように提供されうる。密封機構３０９は、回転可能に取り付けられたホイール３１１とフレーム３１３とを含みうる。ホイール３１３およびフレーム３１３は、互いをしっかりと係合する密封部材３１５を担持しうる。容器形成材料は、フォールディングガイド３０３を通過した後に、ホイール３１１とフレーム３１３との間に供給されうる。密封部材３１５が、対向する材料縁の間に、すなわちチューブの長さに沿って密封を形成しうる。密封は例えば、密封部材３１５を加熱すること等により熱的に、接着剤を施すことにより、または圧力を加えて予め施された接着剤を固めることにより、形成されうる。

第２密封機構３１７も提供されてもよく、対向密封アーム３１９とモータ３２１とを含みうる。密封アーム３１９は、アーム３１９を連結するために噛合するギア３２３も含みうる。モータは、アーム３１９の互いに向かう運動または互いから離れる運動を選択的に生じさせるように構成されうる。アーム３１９は、製品をアームの間に自由に落下させるために引き離されることができ、密封を生じさせるために押し合わせられることができる。図のように、アーム３１９は、実質的に水平な密封を作製する。１つのアーム３１９は、材料を密封するが材料を燃焼させないように適切な温度に調整されうる加熱カートリッジを含んでもよい。密封されると、容器が放出されうる。アーム３１９は、アーム３１９によって作られる各密封が現在の容器の上部密封および次の容器の底部密封になるように、アーム３１９によって形成された密封を切断するための切断デバイスを備えていてもよい。

図３３および３４は、材料のシート３２５から密封容器３２３を形成する、チューブ形成デバイス２９３と、第１密封機構３０９と、第２密封機構３１７とを含むバッグ形成デバイスの側面図および正面図をそれぞれ示す。

材料３２５が、フィードデバイス（図示せず）によって、チューブ形成デバイス２９３、第１密封機構３０９および第２密封機構３１７の各々を通して引かれる。材料は、管状形でチューブ形成デバイス２９３を出、縦の密封３２７を形成する第１密封デバイス３０９を通過する。それから材料は、第２密封機構３１７に通され、これによって横の密封３２９が形成され、それから半分に切断されて、現在の容器の上側密封３２９−１と次の容器の下側密封３２９−２とが形成される。ティーバッグ等の形成された容器３２３は、カップまたはマグ等のレセプタクル内に分配されうる。

一部の実施形態では、容器３２３の長さは、デバイス１１０に接続されたレーザまたは他のそのような装置により判断されたカップの高さにしたがって、デバイス１１０により設定されてもよい。バッグをユーザのカップから容易に除去できるようにカップの縁の上に折り曲げられうる茶紙ロールのより長いバッグまたは付属物を作製するために、モータによって、より多くの茶紙が機構を通して引かれうる。一部の実施形態では、デバイス１１０は、成分の分量がカップの容積、したがって水の体積に基づいて調節されうるように構成されてもよい。デバイス１１０は、水に対する成分の比率を確実に維持するように構成されてもよい。

一部の実施形態では、チューブ形成デバイスは、材料３２５の縁を重なり合う関係へと導くように構成されうる。図３５〜３８は、１つのそのようなチューブ形成デバイス２９３’の斜視図、上面図、正面図および側面図をそれぞれ提供する。これにより、茶紙（または製品バッグを形成するために使用される他の材料）の重なり合う縁（片側の内側縁がもう一方の側の外側縁に重なる）の間に作られる縦の密封によって茶紙がチューブに形成されることを可能にすることができる。

図３９は、デバイス１０１に関連する制御サブシステム３３１のブロックダイヤグラムである。制御サブシステム３３１は、各ホッパ１０１のためのホッパ制御サブシステム３３３を含みうる。ホッパ制御サブシステムは、モータ１０３を操作するためのロータモータコントローラ３３５を含む。ロータモータコントローラ３３５は、ロータ１０２の動きを報告するためのエンコーダと、ロータ１０２のつまりを表す電流スパイクを報告しうる電流センサ（図示せず）とを含みうる。ホッパ制御サブシステム３３３は、製品水準センサ３３６をさらに含みうる。

制御サブシステム３３１は、温水制御サブシステム３３７をさらに含みうる。温水制御サブシステム３３７は、温ポンプ２７９（図１６）およびボイラ温度を操作するための温ポンプコントローラ３４２と、水準センサ３４３、３４５とを含みうる。

制御サブシステム３３１は、冷ポンプ２８７を操作するための冷ポンプコントローラ３３９と氷コントローラ３４６とをさらに含みうる。

制御サブシステム３３１は、メインコントローラ３４７をさらに含みうる。メインコントローラ３４７は、他のコントローラおよび制御サブシステムとインタフェースし、１つ以上の外部デバイスとの双方向通信のための１つ以上のインタフェースを有しうる。メインコントローラ３４７は、例えば、調製のための命令を受信し、ホッパ１０１内の製品水準、水の状態等のデータを返すためにディスプレイキオスク１２００とインタフェースしうる。代替的にまたは付加的に、メインコントローラ３４７は、ＰＣ、携帯電話などの１つ以上のコンピューティングデバイスとインタフェースしうる。インタフェースは、例えば、物理的バス接続、有線または無線インターネット接続、ブルートゥース、近距離通信（ＮＦＣ）などによるものでありうる。

制御サブシステム３３１によって（例えばメインコントローラ３４７を介して）受信される命令は、ユーザの注文の一部または全部を充足するために分配されるべき製品の特定の量を含みうるがこれに限定されない。制御サブシステム３３１は、各ホッパ１０１の動作を当該ホッパ１０１内に収容された特定の製品に関して制御するための命令の特定のセットで構成されうる。例えば、制御サブシステム３３１は、各ロータ１０２の回転と分配される製品の分量との関係がプログラムされうる。すなわち、制御サブシステム３３１は、特定の製品量を正確に分配するために、各ホッパ１０１のロータ１０２の特定の角度変位での回転に基づく分配速度がプログラムされうる。プログラムされる速度は、密度、粒度などの具体的な製品の特徴に依存しうる。したがって、異なる製品を含む異なるホッパ１０１の２つのロータ１０２が、同じ分量の製品を分配するために異なる距離を回転するように構成されてもよい。

メインコントローラ３４７は、収容する製品の具体的特徴（例えば効力、粒度、密度）に関係する命令によって構成されうる。製品水準センサ３３６から受信される値が予め決定された水準に達すると、メインコントローラ３４７は、関連のホッパ１０１の製品が少ないか、または切れていることを（例えばキオスク１２００上の表示または別のコンピューティングデバイスへのメッセージによって）通信するように構成される。メインコントローラ３４７は、各製品に関係する特定の情報（例えばある製品を含むユーザの注文の頻度）を考慮した命令によってプログラムされてもよく、これらの因子により、（例えば低い製品水準に関する通知が送信されたときに）ホッパの機能が統制されてもよい。

特定のデバイス１１０内のホッパ１０１によって収集されるデータに基づく補充は、製品の補充が、特定のキオスク１２０を頻繁に利用する可能性の高いユーザの特定の選好を考慮しうることを意味する。さらに、製品を分配するための回転する螺旋状機構１０２は、様々なサイズおよび繊細度の製品が、それらの製品に損傷（例えば破砕／粉砕）を生じることなく正確な１回分で常に分配されうることを意味する。

図４９は、一部の実施形態による分配デバイス１１０’の機能状態の論理フローダイヤグラムを提供し、ブレンドが生産されうるスキームを例示する。様々なインタフェースルールと本開示を構成する他のモジュールによって処理するための得られた情報の輸送との間のリンケージの促進に関してデバイスの論理を体系化する複数の方法がありうる。以下は、単にデバイスの一部の実施形態の例示にすぎない。

デバイスは、製品が隠され、デバイスが、製品が表示されるべきことを示すキオスク１２００またはプラットフォーム３０００からのネットワーク信号等の信号を待機する、スリープ状態で開始しうる［スリープ状態］。製品が表示されるべきことを示す信号がデバイスによって受信されると、デバイスは製品を表示し、さらなる信号を待機しうる［アウェイク状態］。

デバイス１１０の本実施形態によってアウェイク状態のときに受信されうる４つのさらなる信号、すなわち（１）製品を隠す信号、（２）容器信号、（３）製品を放出する信号、および（４）水を放出する信号が存在しうる。これらの信号は、図５０に関して後述するように、プラットフォーム３０００のデバイスインタラクションモジュールによって送信されうる。（１）製品を隠す信号がデバイス１１０に入ると、デバイス１１０はスリープ状態に戻り、ネットワーク信号を待ちうる。

（２）容器信号がデバイス１１０によって受信されるときには、容器信号は、（２）（ａ）「バッグ」または（２）（ｂ）カップ等の、トランザクションＩＤ番号と容器タイプ指示子とを含みうる。（ａ）容器タイプが「バッグ」のものであるときには、デバイス１１０はバッグを分配し、完了すると、バッグが分配されたことを示すアウトバウンドネットワーク信号を対応するトランザクションＩＤ番号とともに送信しうる。（ｂ）容器タイプが「カップ」のものであるときには、デバイス１１０は、カップセンサを起動し、カップがデバイス１１０のカップトレイに置かれるのを待機しうる。一部の実施形態では、カップは自動的に分配されてもよい。カップが指定の期間内にトレイに置かれない場合には、デバイス１１０はスリープ状態に戻りうる。カップがトレイに置かれたときには、トランザクションＩＤとカップが存在することとを示すアウトバウンドネットワーク信号が送信され、その後、デバイス１１０はアウェイク状態に戻りうる。

（３）製品を放出する信号がデバイス１１０によって受信されるときには、製品を放出する信号は、トランザクションＩＤと、各々が製品タイプおよび量を示すＮ個の要素のアレイ（製品アレイ）とを含みうる。製品タイプ値は、デバイス１１０に含まれる製品のタイプに対応する。デバイス１１０は、このアレイの要素ごとに、対応する製品を製品アレイの同じ要素の分量値に対応する分量で放出しうる。放出の機構は、特定の製品についてのプログラムされた特徴に基づいて、ホッパ１０１の回転する螺旋体またはロータ１０２を指定の長さの時間にわたりまたは指定の角度変位で指定の分量（非限定的な例は４５°である）回転させることを含みうる。一部の実施形態では、指定の分量回転させることに代えてまたは加えて、重量計が利用されてもよく、所望の重量が分配されるまで機構が分配し続けてもよい。一部の実施形態では、分配される製品の所望の体積を決定するために茶の体積が測定され、利用されてもよい。

デバイス１１０のホッパ１０１を通して放出された製品はその後、製品が指定の量でカップ内に分配されうるように、シュート２１５内に落ちうる。カップ内への製品の分配は、製品への損傷を減らす様式でデバイス１１０によって行われうるが、これは、ルーズリーフ茶を含むがこれに限定されない繊細な製品香味料の場合に望ましいであろう。製品アレイの全ての要素が実行されると、デバイス１１０は、トランザクションＩＤと製品放出プロセスが完了していることとを示すアウトバウンドネットワーク信号を送り、その後、デバイス１１０はアウェイク状態に戻りうる。それからデバイス１１０は、デバイス１１０のホッパ１０１内の製品ストック水準を示すアウトバウンドネットワーク信号を送信しうる。

現在のストック水準の判断は、販売用の飲料香味料または他の製品を含む各ホッパ１０１レセプタクルにインストールされうる重量センサおよび予めプログラムされたプロセッサ、ならびに／または製品の総初期分量と既に販売された分量とを測定することを含むがこれらに限定されない様々な方法によって達成されうる。ストック水準を正確に判断することは、デバイス１１０を製品がストックされた状態に保つために望ましいであろう。

（４）水を放出する信号がデバイス１１０によって受信されるときには、水放出信号は、トランザクションＩＤ、温度値および／または分量値を含みうる。そのような信号に応じて、デバイス１１０は、このネットワーク信号に対応する指定の温度および量で水を放出しうる。指定の温度および量での水の放出は、ルーズリーフ茶を含むがこれに限定されない繊細な飲料香味料を損傷する可能性を減らすために望ましいであろう。完了すると、デバイス１１０は、トランザクションＩＤと水が放出されたこととを示すアウトバウンドネットワーク信号を送信し、それからスリープ状態に戻りうる。

図４０は、一部の例示的実施形態によるサーバプラットフォーム３０００および関連するネットワーク構成要素の高レベルブロック概略図を示す。プラットフォーム３０００は、メモリ記憶ユニット３４００に接続された中央処理ユニット（「ＣＰＵ：ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ」）またはプロセッサ３１００を含みうる。プロセッサ３１００は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデータを処理しうる。オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデータは、必要に応じてプロセッサ３１００によって実行されるメモリ３４００に記憶されうる。プラットフォーム３０００は、様々な外部システムおよび入力／出力デバイス（例えばキーボード、マウスまたはタッチスクリーン）とインタフェースするためのＩ／Ｏインタフェース３３００をさらに含みうる。プラットフォーム３０００は、ネットワークインタフェース（図示せず）を介してネットワーク２００の一部を形成し、プラットフォーム３０００がネットワーク２００上で他のネットワークエンティティ、システム、またはソーシャルメディア２３００等の他のウェブアプリケーションもしくはポータルと通信することを可能にすることができる。

図のように、プラットフォーム３０００は、非一時的メモリ媒体３５００に記憶されたユーザアカウントモジュール（ＵＡＭ：Ｕｓｅｒ Ａｃｃｏｕｎｔ Ｍｏｄｕｌｅ）３５１０、データ解析エンジン（ＤＡＥ：Ｄａｔａ Ａｎａｌｙｔｉｃｓ Ｅｎｇｉｎｅ）３５２０、ウェブポータルモジュール（ＷＰＭ：Ｗｅｂ Ｐｏｒｔａｌ Ｍｏｄｕｌｅ）３５３０、注文管理モジュール（ＯＭＭ：Ｏｒｄｅｒ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｍｏｄｕｌｅ）３５４０、分配デバイスモジュール（ＤＤＭ：Ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ Ｄｅｖｉｃｅ Ｍｏｄｕｌｅ）３５６０、およびソーシャルメディアプラグイン（ＳＭＰ：Ｓｏｃｉａｌ Ｍｅｄｉａｌ Ｐｌｕｇ−ｉｎ）３５７０等の１つ以上のアプリケーションプログラムの実行のための命令を含みうる。

ユーザアカウントモジュール（ＵＡＭ）３５１０は、アプリケーション、ローカルネットワーク、ネットワークリソース、他のネットワークおよびネットワークセキュリティデバイスへのアクセスを提供する前に、（例えばログイン、固有の識別子およびパスワードを使用して）ユーザを登録および認証するように動作可能である。ＵＡＭ３５１０は、キオスク１２００、ユーザデバイス１３００、マグ１３５０、および／またはウェブポータル１４００から受信される電子データに基づいてユーザデータベース４００に新たなユーザを追加し、または既存のユーザ情報を修正するように構成されうる。

一部の実施形態では、ＵＡＭ３５１０は、ユーザデータベース４００内のユーザカスタマイズテーブル４１０およびユーザ購入履歴テーブル４２０を維持または管理するように構成されることができる。

ＵＡＭ３５１０は、ユーザデータベース４００または別個の安全なデータベースにユーザの財務情報または支払い情報を安全に記憶するようにさらに構成されてもよい。

データ解析エンジン（ＤＡＥ）３５２０は、集められたデータに基づいて複数の報告または洞察３７００を提供するように構成されうる。例えばそのような報告３７００は、広告またはマーケティングキャンペーンを計画および実施するために利用されてもよい。ＤＡＥ３５２０は、特定の年齢層または特定の地理的地域等の特定の人口層のユーザに、同じ年齢層または同じ地域層等の同じ人口層の一部または全てのユーザの注文履歴に基づいて最適なブレンドまたは最も人気のあるブレンド（単数または複数）等を推薦することができる。ＤＡＥ３５２０は、新しいブレンドの理想的対象顧客、またはある種類の香味を販売促進するためにターゲットにすべき人口層などについても推薦することができる。一部の実施形態では、ＤＡＥ３５２０は、以下にさらに述べるように、ユーザ３０のために選択された製品に基づいて１つ以上の製品（例えば成分）を推薦するようにさらに構成されてもよい。

一部の実施形態では、ＤＡＥ３５２０は、意思決定サポートのための１つ以上のダッシュボード３７００を提供してもよく、この場合管理者および／または販売者は、ルールのセットに基づいてエンジンによって決定される様々な提案または推薦をダッシュボードから受信することができ、これらの提案は、目的、対象顧客、製品／サービスタイプなどによって変動しうる。意思決定サポートは、一部の実施形態では、産業平均および／または任意の他のタイプの利用可能な成功メトリックまたはビジネスメトリックとの関連でフィードバックを提供してもよい。１つ以上のルールのセットは、機械学習により決定および改良されうる。結果をさらに改良するために、ＤＡＥ３５２０によって追加の比較およびランク付けステップが行われてもよい。

ＤＡＥ３５２０は、ニューラルネットワーク、隠れマルコフモデル等の様々な機械学習技術を利用して、トレンド、ならびに／またはトレンド製品、新製品および／もしくは対象顧客のパラメータを発見するように構成されてもよい。

ウェブポータルモジュール（ＷＰＭ）３５３０は、ウェブポータル１４００およびユーザデバイス１３００上の様々なモバイルアプリケーションを管理および維持するように構成されうる。

注文管理モジュール（ＯＭＭ）３５４０は、ショッピングカートを管理し、１つ以上のユーザ注文を受け、１つ以上の注文を処理し、ブレンドの注文を保存し、支払いトランザクション明細を読み出し、さらにクレジット／バウチャー／販売促進コードを確認および適用するように構成されうる。一部の実施形態では、ＯＭＭ３５４０は、ユーザ入力または認可の積極的なプロンプトを用いずにユーザデバイスからの既定のブレンドの注文を処理するように構成されてもよい。例えば、ユーザ３０がマグ１３５０を分配デバイス１１０上に置き、マグ１３５０がユーザ３０の持ち物であることが確認され、ユーザ３０のクレジットカードがファイルされている場合、ＯＭＭ３５４０は、ユーザがクレジットカード情報を手入力すること、または特定のクレジットカードが支払いに使用されることを明示的に承認することさえ必要なくして、マグのＮＦＣチップから受信される既定のブレンドに基づく注文を処理し、前記ユーザのクレジットカードに自動的に課金するように構成されてもよい。

分配デバイスモジュール（ＤＤＭ）３５６０は、プラットフォーム３０００による分配デバイス１１０の制御に関与しうる。特に、ＤＤＭ３５６０は、製品の分配のために分配デバイス１１０に命令を送信するように構成されうる。例えば、ＤＤＭ３５６０は、データ（例えば在庫またはユーザデータ）および電子信号（例えば同期信号）の両方を受信／送信するために分配デバイス１１０とインタフェースするように構成されうる。

ソーシャルメディアプラグイン（ＳＭＰ）３５７０は、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（商標）、Ｔｗｉｔｔｅｒ（商標）、Ｉｎｓｔａｇｒａｍ（商標）などの様々な種類のソーシャルメディアアプリケーション２３００をインタフェースするように構成されうる。例えば、ＳＭＰ３５７０は、プラットフォーム３０００がユーザ３０に１つ以上の位置にある１つ以上の分配デバイスに関係する友達の活動を知らせることができるように、ユーザのＦａｃｅｂｏｏｋ（商標）友達による最近のチェックインに関係する情報を読み出し、前記情報をデータ解析エンジン３５２０またはユーザアカウントモジュール３５１０に送信するように構成されてもよい。別の実施例では、ＳＭＰ３５７０は、自然言語処理モジュール（図示せず）に基づいて、Ｔｗｉｔｔｅｒ（商標）（および／または他のソーシャルメディアプラットフォーム）から人気のあるブレンドまたは好評のブレンドに関する情報を集めるように構成されてもよい。

ここで、一部の例示的実施形態によるプラットフォーム３０００によって行われるプロセス５００のワークフローダイヤグラムを提供する図４１Ａを参照する。

ステップ５１０で、プラットフォーム３０００のユーザアカウントモジュール３５１０は、ユーザ関連デバイスを通じてユーザから受信される電子データ信号に基づいてユーザを認証し、またはゲストに注文プロセスを継続させるように構成されうる。例えば信号は、キオスク１２００、ユーザデバイス１３００、またはユーザのトラベルマグ１３５０から来るものでありうる。ユーザデバイス１３００またはマグ１３５０によって信号が伝送される場合、信号に埋め込まれたデバイスＩＤまたはマグＩＤに基づいてただちにユーザが認証されうる。デバイスＩＤまたはマグＩＤは、ユーザデータベース４００内のユーザアカウントに結び付けられうる。ユーザアカウントは、１つ以上のデバイスまたはマグＩＤを有しうる。例えば、マグ１３５０のＮＦＣタグによって伝送されるデータ信号に含まれうるマグＩＤは、好きな飲物の設定とファイルされている記憶されたクレジットカードとを有する既存のユーザアカウントＩＤと関連付けられうる。

伝送されるデータ信号は、単に飲料ＩＤ（例えばキオスク１２００によってスキャンされるＱＲまたはバーコード）を示してもよく、この場合には、プロセッサ３１００は、ローカルメモリまたは遠隔データベースから、飲料ＩＤに基づいて飲料の適切な成分または製品のリストを含むブレンド製法を読み出すように構成されてもよい。

ステップ５２０で、プロセッサ３１００は、電子データ信号が既定のブレンドを表すか否かを判断するように構成される。電子データ信号が既定のブレンドを表す場合には、ステップ５２５で、プロセッサ３１００は、前記既定のブレンドの適切なブレンド製法を取得するために、製品データベース４５０をクエリすることができる。クエリがブレンド製法のための成分または製品のリストを返すと、プロセッサ３１００は、ステップ５３５で、ブレンド製法に基づくブレンドの作製に十分な在庫がデバイス１１０に貯蔵されているか否かを確認するために分配デバイス１１０に問い合わせるようにさらに構成されうる。製法中の各成分または製品の十分な在庫がある場合には、プロセッサ３１００は、ステップ５７０で支払いを処理し、その後ステップ５８０で、ブレンド飲料注文の充足のために、成分製品とそれぞれの量とを表すデータ信号を分配デバイス１１０に伝送するように構成されうる。

ステップ５３０で、既定のブレンドを作製するのに必要な１つ以上の成分または製品の在庫水準が不十分である場合、またはユーザから受信される電子信号が既定のブレンドではないことを示す場合には、プロセッサ３１００は、１）カスタムブレンド、２）コードスキャン、または３）メニュー選択の３つのオプションのうちの１つ以上をユーザに提示し、同オプションにしたがって適切なブレンド製法を取得するように構成されるが、これは図４２に関してさらに後述する。

次に、ステップ５４０で、プロセッサ３１００は、ブレンド製法中の製品のそれぞれの量の間の比を決定するように構成される。一部の実施形態では、比は、ブレンド飲料の最終体積に対するものでもよい。一部の実施形態では、比は、成分または製品のそれぞれの重量の間の比であってもよい。例えば、比は予め決定されてもよいし、ユーザにより決定されてもよいし、または推薦に基づいてもよい。予め決定された比は、例えば、製品データベース４５０に保存される専門家からの意見または不特定多数からの意見に基づいてもよい。推薦される比は、同じまたは類似の成分／製品に基づいて、一部または全てのユーザに最も人気のあるブレンドに基づいてもよい。例えば、推薦された比は、「最も美味しいアールグレイは、この地域（または都市）のユーザに基づけば、茶葉１対水３対２％ミルク２である」というものであってもよい。ユーザは、予め決定された比または推薦された比を見ることができ、キオスク１２００またはユーザデバイス１３００を介して前記比をさらに調節する。例えばユーザは、茶葉の分量をチョコレート粉末の分量に合わせて調節することができる。

一部の実施形態では、プロセッサ３１００は、データ解析エンジンによって行われる分析に基づいて、選択された成分または製品の間で推薦されるブレンド比を推薦するように構成されてもよい。このような推薦は、全てのユーザの過去の購入データ、ソーシャルネットワークフィードバックまたは一般のユーザフィードバックなどに基づいて計算されてもよい。

当然のことながら、製法中の食品の１つは、飲料に含まれるのに適切な水、甘味料、乳製品（例えばミルクまたはクリーム）、または任意の他の成分であってもよい。

次に、ステップ５５０で、例えば前記ブレンド製品の水の体積および／または水温を含む他の供給因子が決定される。このような因子は、一部の実施形態では、製品データベース４５０に記憶された予め決定された値、またはユーザのカスタマイズに基づいて決定されてもよい。例えばユーザは、ユーザ自身で香味料を追加する余地を残すために飲料の全体積を減少させることを望みうる。

次に、ステップ５６０で、プロセッサ３１００は、製品のリストとそれぞれの量とを含むブレンド製法を表示し、確認するように構成される。

任意にステップ５６５で、プロセッサ３１００は、カスタムブレンド製法を関連するユーザプロフィールおよびデータベース４００、４５０に記憶するように構成されてもよい。例えば、カスタムブレンドのために電子コード（例えばバーコードまたはＱＲコード）が生成され、データベースに記憶され、ユーザプロフィールにさらにリンクされてもよい。ユーザは、カスタムブレンドを自分のソーシャルメディアプロフィール上に掲載するオプションを有してもよい。

ステップ５７０で、ユーザのアカウントに記憶されまたはリンクされた支払い方法にしたがって支払いが処理され、あるいはプラットフォーム３０００が、先に進むために支払い情報を確認または入力するようユーザにプロンプトしうる。

一部の実施形態では、ユーザのアカウントまたはプロフィールが、ファイルされている既存の支払い記録に基づいて全ての支払いが自動的に処理されうることを示す設定を有する場合、プロセッサ３１００は、ユーザの確認をプロンプトすることなく自動的に支払いを処理するように構成されてもよい。このようにして、マグ１３５０を使用して好きな飲物を買うことを好むユーザは、単に分配デバイスのところに行き、支払いにモバイルデバイスまたはクレジットカードを使用しなくても好きな飲物を受け取ることができる。プラットフォーム３０００によって領収書が後で自動的に生成され、適宜ユーザに電子メールで送られうる。

ステップ５８０では、支払いがうまく処理されると、成分または製品とそれぞれの量とを示す電子信号が分配デバイス１１０に伝送されうる。

ステップ５９０で、分配デバイスが所望の製品（例えばブリュードティーまたはパッケージ化されたティーバッグ）を調製および分配したことを確認する信号を任意に受信する。

図４２は、一部の例示的実施形態によるプラットフォーム３０００によって行われるブレンド製法を決定するプロセス６００のワークフローダイヤグラムを提供する。例えばプロセス６００は、プロセス５００のステップ５３０で１）カスタムブレンド、２）コードスキャン、または３）メニュー選択を通じてユーザから適切なブレンド製法を取得するために、プロセッサ３１００によって実施されてもよい。

ステップ６１０では、プロセッサ３１００がブレンドオプションに関するユーザ入力を受信しうる。例えばユーザ入力は、１）カスタムブレンド、２）コードスキャン、または３）メニュー選択のうちの１つを選びうる。

ステップ６２０で、ユーザ入力が、コードスキャンが受信されたことを示す場合、プロセッサ３１００は、そのコードスキャンによって表されるブレンド製法を読み出し、ステップ６２３で、製法中の各成分または製品に十分な在庫水準が存在するか否かをチェックするように構成されうる。十分な在庫水準が存在する場合、ステップ６２５で製品データベース４５０からのルックアップ動作に基づいて適切なブレンド製法が選択されうる。

コードスキャンが検出されない場合、またはコードスキャンに基づくブレンド製法の成分または製品の在庫水準が不十分な場合、ステップ６３０で、ユーザは、メニュー選択またはカスタムブレンドオプションを選びたいか否かを尋ねられる。

ステップ６３５で、ユーザが予め選択された製品によるブレンドのメニューを選んだ場合に、メニューが提示されうる。提示には、様々なデフォルトブレンド製法および／またはデータ解析エンジンによって生成される推薦されるブレンド製法が含まれてもよい。

推薦されるブレンドは、分配デバイス１１０の位置、ユーザの年齢もしくは性別、またはユーザデータベース４５０もしくはソーシャルメディア２３００から入手できるユーザの他のタイプの人口学的特徴等の様々な因子に基づきうる。推薦されるブレンドは、ユーザデータベース４００に示されるユーザの友達の間でまたはソーシャルメディア２３００のユーザの友達の間で最も人気のあるブレンドに基づいてもよい。推薦されるブレンドは、ユーザの購入履歴、または前記購入履歴に基づくユーザの嗜好の編集物に基づいてもよい。推薦されるブレンドは、時刻、曜日または注文時に適用可能な任意の販売促進等の他の因子に基づいてもよい。

ステップ６４０で、選択されたブレンド製法を示すユーザの選択が受信される。

ステップ６３０で、ユーザが自分自身の成分または製品を選択することを好む場合、ステップ６５０で、成分、製品または他のタイプの香味料のリストがユーザに提示される。

ステップ６５５で、プロセッサ３１００は、ブレンドに使用されるべき製品の１つ以上のユーザの選択を受信しうる。

ステップ６６０で、オプションとして、プロセッサ３１００は、ユーザの選択に基づいて１つ以上の製品を推薦してもよい。一部の実施形態では、推薦される製品は、分配デバイス１１０の位置、ユーザの年齢もしくは性別、またはユーザデータベース４５０もしくはソーシャルメディア２３００から入手できるユーザの他のタイプの人口学的特徴等の様々な因子に基づきうる。推薦される製品は、ユーザデータベース４００に示されるユーザの友達の間でまたはソーシャルメディア２３００のユーザの友達の間で最も人気のあるブレンドに基づいてもよい。推薦される製品は、ユーザの購入履歴、または前記購入履歴に基づくユーザの嗜好の編集物に基づいてもよい。推薦される製品は、時刻、曜日または注文時に適用可能な任意の販売促進等の他の因子に基づいてもよい。

一実施形態では、推薦される製品またはブレンドは、最も良く合いそうな成分または製品に関して、関連の量および浸し温度（単数または複数）とともに予測または判断がなされる、データマイニングまたはヒューリスティックプロセスに基づいてもよい。

別の実施形態では、位置データを用いて、特定の地理的位置に基づいて推薦がなされてもよい。ユーザがデバイス１３００上でモバイルアプリケーションを使用している場合には、追加のユーザ詳細が受信または決定されてもよく、頻繁に訪れる場所、最もよく使用するアプリケーションなどの追加のユーザ詳細に基づいて推薦が生成されてもよい。

さらに別の実施形態では、製品またはブレンドの推薦は、購入履歴および選好を含む個人ユーザ情報、選択されたユーザグループまたは全ユーザの購入履歴または選好、その日最も人気のあるブレンド（過去のデータおよび／またはソーシャルメディアデータによって決定される、例えばＦａｃｅｂｏｏｋ（商標）上で最もいいねされたブレンド）、不特定多数または専門家によることができる最も良い香味を記憶するデータベース、の情報のうちの１つ以上に基づいてもよい。

一部の実施形態では、推薦は、作製されたブレンド、シェアされたブレンド、および購入されたブレンドのうちの少なくとも１つを含む１つ以上のブレンドに基づいてもよい。

別の実施形態では、推薦は、携帯電話、タブレットまたはデスクトップ等のユーザデバイス１３００の位置によって決定されるアクセスポイントに基づいてもよい。

別の実施形態では、推薦は、プラットフォーム３０００またはソーシャルメディア２３００へのインタラクションまたはユーザフィードバックによって提案、言及および／またはリクエストされたブレンドに基づいてもよい。例えば推薦は、コメント、投票などから電子メール、直接、口コミ、ウェブサイト、ブログまたはプラットフォーム３０００を介して受信した情報に基づいてもよい。

さらに別の実施形態では、推薦は、地理位置情報、例えば特定の位置で多い注文または最も人気のある注文に基づいてもよい。

一実施形態では、推薦は、日中の特定の時間によく注文される製品またはブレンドなど、時刻に基づいてもよい。

別の実施形態では、推薦は、特定の位置での、またはユーザグループの、ブレンドの購入数に基づいてもよい。

さらに別の実施形態では、推薦は、人口統計または生活スタイルデータ等のユーザプロフィールからの情報に基づいてもよい。このようなデータは、ユーザデータベース４００または接続されたソーシャルメディア２３００のプロフィールから取得されうる。

ユーザは、希望する場合には推薦に基づいてさらに選択を行うことができる。

ステップ６７０では、成分の最大数に達し、確認ページがユーザに提示され、関連の量および／または比を含む選択された製品のリストが確認され、それにしたがって最終的なカスタムブレンド製法が生成される。

その後、このカスタムブレンド製法は、バーコードまたはＱＲコード等の固有の電子ＩＤまたはコードが割り当てられ、それにしたがって製品データベース４５０に記憶され、ユーザデータベース４００にリンクされうる。ブレンド製法は、ユーザの設定または選好によってソーシャルメディア２３００にさらにアップロードされてもよい。

図４１Ｂは、一部の実施形態による分配システム１００によって行われるプロセスの別のワークフローダイヤグラムを提供する。

ステップ７１０で、ユーザがキオスク１２００で成分を選択しうる。あるいは７２０で、ユーザがユーザデバイス１３００上で成分を選択してもよい。

ステップ７１５または７２５で、ユーザは、キオスク１２００またはユーザデバイス１３００でそれぞれ製品またはブレンドをカスタマイズしうる。

ステップ７３０で、ユーザデバイス１３００または分配デバイス１１０によってバーコードおよび固有のピンがオンラインで生成され、またはデータベースに記憶されうる。

ステップ７４０で、キオスク１２００がデータベースから注文を読み出しうる。

ステップ７５０で、ユーザが製品の代金を払いうる。

ステップ７６０で、分配デバイス１１０が製品を作製しうる。

ステップ７７０で、分配デバイス１１０が製品をパッケージ化しうる。

ステップ７８０で、分配デバイス１１０が製品を分配しうる。

ステップ７９０で、水が特定の温度および体積で加えられうる。

一実施形態では、ユーザまたは顧客は、自分のスマートフォン１３００、コンピュータ１３００またはキオスク１２００自体でブレンドを作製することができる。ユーザまたは顧客は、成分または製品、ならびにこれらの成分間の比（単数または複数）、水温、水の体積、甘味料、および各製品の関連する量を選択することができる。それからユーザまたは顧客は、自分のブレンドに名前を付け、説明または画像を追加することができる。顧客は、これらのブレンドを、ソーシャルメディア２３００を介してシェアすることができる。各ブレンドに固有のコードが割り当てられ、このコードが手動入力によって、もしくはバーコードにコード化してスキャンすることによって、またはＲＦ、ＮＦＣまたはＩＲにより無線で、分配デバイス１１０に伝送されることができる。ブレンドが分配デバイスに送信されると、キオスク１２００または分配デバイス自体が関連情報（名前、説明、画像など）を表示し、ブレンド製法にしたがってブレンドされた飲料を適宜作りうる。ブレンドを単にキオスクへ転送するときには、支払い情報が必要でも必要でなくてもよい。例えば、ユーザの友達がユーザにブレンドコードを送信し、ユーザが注文するためにキオスク１２００で電話をスキャンした場合、デバイス１１０またはプラットフォーム３０００は、ブレンドされた飲料の充足を開始する前にユーザに支払い情報をプロンプトしてもよい。しかし、ユーザが自分のユーザデバイス１３００上のモバイルアプリケーションを使用してブレンドを作製する場合、またはユーザが注文の前にプラットフォーム３０００に特定のブレンドをインポートした場合には、ユーザのアカウントが既存の支払い情報と関連付けられ、システム１００がユーザのアカウントの情報にもとづいて自動的に支払いを処理することを可能にする選好設定があるため、ユーザは自動支払い処理を続行することができる。例えば、電話またはマグがスキャンされ、既定のブレンドが無線伝送信号によって送信されるときには、デバイス１１０は単に飲物を作り、後でユーザに請求しうる。請求書は、ユーザのアカウントに関連付けられたユーザの電子メールに送信されうる。

図５６Ａおよび５６Ｂは、分配デバイス１１０から食品（例えばブリュードティー）を注文し、受け取るための例示的ユーザインタフェースを提供する。図５６Ａで分かるように、ブレンドカスタマイズプロセス中のユーザの成分および製品の選択に基づいて推薦が行われる。さらに、図５６Ｂでは、ユーザは、２つの製品間の比を調節し、水温を設定することによって、ブレンドをさらにカスタマイズしうる。図５６Ｃは、ユーザによる第１製品の選択に基づいてデータ解析エンジンによって生成される製品の推薦を示す例示的ユーザインタフェースを提供する。図のように、ユーザが第１製品（例えば「キャラメルナッツウーロン」）を選択すると、ユーザに推薦する１つ以上の製品を生成するために、プラットフォーム３０００がデータ解析エンジンを通じてソーシャルメディア２３００、ユーザデータベース４００、製品データベース４５０および他の情報を含むがこれらに限定されない複数のソースをクエリするように構成される。温度（例えば茶の浸し温度）も推薦されるか、またはユーザによって調節されてもよい。

図５７Ａは、食品を注文し、受け取ることに関連するキオスク１２００またはユーザデバイス１３００に示される例示的ユーザインタフェースを提供する。

図５７Ｂは、一部の実施形態においてユーザにブレンド注文プロセスを段階的に説明するように設計された例示的ユーザインタフェースを提供する。図のように、ユーザは、トレンドのブレンドを選び、自分自身のブレンドを作製し、またはブレンドを指定するためにピンコードをスキャンしてもよい。ユーザは、予め決定された数までの製品を選択しうる。プラットフォーム３０００は、全体の体積に基づいて各製品間の比をグラフで示すように構成されてもよい。製品のそれぞれの体積は、予め決定された式に基づいて前記製品の特定の重量に対応しうる。前記式は、製品データベース４５０に記憶されうる。全体の体積と選択された製品間の比とに基づいて製品のそれぞれの体積が決定されると、プラットフォーム３０００によって対応する重量が決定され（またはデバイス１１０によって決定され）、これに応じてデバイス１１０が微細に調整された量の製品を分配するたことを促進しうる。一部の実施形態では、プラットフォーム３０００またはデバイス１１０は、前記体積または重量に基づいて１つ以上の選択された製品の在庫水準をチェックし、それに応じて作動するように動作可能でもよい。

図４３は、一部の他の実施形態によるプラットフォーム３０００および関連するネットワーク構成要素の別の高レベルブロック概略図を提供する。プラットフォーム３０００は、特定のデータ構造および／またはデータ処理技術を利用するように構成されうる。一部の実施形態では、プラットフォーム３０００は、モバイルデバイス上のソフトウェアアプリケーションであってもよい。

一部の実施形態では、プラットフォーム３０００は、メッセージまたは通知を生成および／または送信させるための通知モジュールを含んでもよい。通知は、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ：Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ）、マルチメディアメッセージサービス（ＭＭＳ：Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ）、電子メールメッセージ、ならびに／またはＴｗｉｔｔｅｒ（商標）、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（商標）、および／もしくはＧｏｏｇｌｅ＋（商標）投稿等のソーシャルメディアメッセージを含みうるがこれらに限定されない。

一部の実施形態では、通知モジュールは、飲料香味料バッグ（非限定的な例はティーバッグである）を除去するのに最適な時間を示すメッセージまたは通知をユーザに、例えば通信ネットワークを介してモバイルデバイスに生成および／または送信させうる。

一部の実施形態では、通知モジュールは、メッセージをプラットフォームに送信させてもよく、例えばフィードバック、コメントまたは他の情報を含むメッセージが、有線または無線通信ネットワークを介してプラットフォームに送信されてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、飲料を消費するのに最適な時間または期間でユーザに通知するように構成されてもよい。例えば、プラットフォームは、キオスクにメッセージを表示させてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォーム３０００は、分配デバイス１１０の機能を統制するために、データベースからデータを読み込み、データをデバイスに伝送しうる配信モジュールを含んでもよい。例えば、ユーザによる特定の飲料オプションの選択によって、プラットフォームの配信モジュールが、その飲料の成分および調製アルゴリズムを表すデータベースに記憶された特定の値をクエリしうる。それから配信モジュールは、そのデータを、実行のためにデバイスに送信されうる機械実行可能命令のセットを含む信号に変換させうる。

一部の実施形態では、プラットフォームは、ブレンドモジュールを含んでもよい。ブレンドモジュールは、例えば、キオスクから、ブレンドされる（ブレンドを作製する）製品の特定の比を含む命令を受信し、様々な供給因子を決定するために、１つ以上のデータベースをクエリしうる。これらの因子は、使用される水の温度および／または温度範囲、使用される水の分量および／または分量の範囲、ならびに浸し時間および／または浸し時間の長さを含みうるがこれらに限定されない。ブレンドモジュールは、ユーザフィードバックおよび製法のユーザカスタマイズに基づいて推薦データベースを更新するようにさらに構成されてもよい。主力ブレンド、タイミング、特定の嗜好、香味の組み合わせなど、少なくともデータベースからの様々な情報に基づいて推薦を作成するために、ブレンドモジュールによって様々なアルゴリズムが利用されうる。さらなる実施例形態では、ブレンドモジュールは、過去の利用および／またはレビューに基づいて推薦を適合させ、反復するように構成されてもよい。

一部の実施形態では、ブレンドモジュールは、供給因子を決定した後、プラットフォームに、販売された製品の理想的な供給命令に関してユーザに通知させてもよい。例えば、ブレンドモジュールは、プラットフォームに、ユーザの飲料香味料バッグを販売から特定の分数後に除去すべきことを、モバイルアプリケーションを介してユーザに通知させてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、解析および報告を提供するためのモジュールを含んでもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、モバイルアプリケーション、および／またはモバイルアプリケーションのユーザに送信されるデータもしくはモバイルアプリケーションのユーザから受信されるデータを管理するためのモジュールを含んでもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、プラットフォームに送信されるメッセージをオンラインデータベースに記憶するように構成されてもよく、プラットフォームはその後、ユーザがそれらのメッセージを呼び出すことを可能にしてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、ユーザが例えばモバイルデバイスまたはウェブアプリケーション等のインタフェースを介して様々な飲料香味料の具体的分量を選択することを可能にしてもよい。それからプラットフォームは、それらの具体的値をオンラインデータベースのデータエントリとして保存し、これによってユーザがそれらの値をキオスク等のネットワーク上の別のデバイスに伝送させることを可能にしてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、ソーシャルメディアプロバイダへおよび／またはソーシャルメディアプロバイダから送信および／または受信されるデータの管理のためのソーシャルメディアモジュールを含んでもよい。ソーシャルメディアプロバイダは、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（商標）、Ｉｎｓｔａｇｒａｍ（商標）、Ｔｗｉｔｔｅｒ（商標）、Ｇｏｏｇｌｅ＋（商標）、ＷｈａｔｓＡｐｐ（商標）、およびＫｉｋ（商標）を含みうるがこれらに限定されない。

一部の実施形態では、二次元コード、近距離通信タグ（ＮＦＣタグ）または他のそのような機器を使用して、後の再注文のためまたはコミュニケーションネットワーク、ソーシャルメディアプロバイダ、電子メールメッセージ、もしくは二次元バーコードをシェアする他の手段を介したシェアのために特定のブレンドを保存しうる。

例えば各固有のブレンドおよび製法は、コード、２Ｄバーコード等の固有の電子表示と関連付けられてもよく、一部の実施形態では、異なる名前を有する同じ製法にも固有のコードが割り当てられてもよい。

システム１００は、（１）システムにログインし、ユーザの注文履歴、個人に合わせた推薦、ロイヤルティプログラムなどを取り出すため、および（２）クーポンに２ＤバーコードまたはＮＦＣタグを利用するように構成されうる。２Ｄバーコード／ＮＦＣタグは、キオスク、プラットフォームおよび／または任意の一般的バーコードスキャナでスキャンされてもよく、システムは、システムが特定のブレンド、ログインまたはクーポンの存在を認識しているように構成されうる電子商取引サイトにユーザを送るように構成されてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォームは、支払いを処理するためのモジュールを含んでもよい。かかる支払いには、キオスクでなされる支払い、モバイルデバイスを介してなされる支払い、およびウェブアプリケーションを介してなされる支払いが含まれうるが、これらに限定されない。

一部の実施形態では、支払いモジュールは、仮想通貨または暗号通貨をサポートするように構成されてもよい。

一部の実施形態では、支払いモジュールは、領収書を自動的に生成するように構成されてもよい。

一部の実施形態では、プラットフォーム３０００は、ウェブアプリケーション、および／またはウェブアプリケーションのユーザに送信されるデータもしくはウェブアプリケーションのユーザから受信されるデータを管理するためのモジュール（例えばウェブポータルモジュール３５３０）を含んでもよい。

一部の実施形態では、ユーザは、例えばキオスクを介して、キオスクのコードスキャナを介して二次元コードをスキャンすることによって、またはモバイルデバイス上にインストールされたアプリケーションを介してなど、様々な手段によって飲料香味料（例えば茶）のブレンドをカスタマイズしうる。一部の実施形態は、ユーザがソーシャルメディアを介してこれらのブレンドがシェアされるようにすること、および／またはソーシャルメディアを介して他人にシェアされているブレンドを発見することを可能にすることもできる。

一部の実施形態では、デバイスは、複数の出力を調製するように構成されてもよい。このような出力は、（ａ）一杯の茶、および（ｂ）後で淹れるために持ち帰ることができるカスタムメードのティーバッグを含みうる。一部の実施形態では、茶の熱さを示すための様々なオプションがあってもよく、これには加熱した茶、冷たい茶、および／または室温の茶を調製することが含まれうるがこれらに限定されない。例えば、ユーザが温度を選択でき、この温度によって様々な高温および低温を提供しうるようにシステムが構成されてもよい。

一部の実施形態では、デバイスは、ディスペンサまたは他のそのような甘味料を放出する手段によってバッグまたは飲料容器内に甘味料を直接加えるように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、例えば上部分配機構を介してカップを分配するように構成されうる。一部の実施形態では、分配機構は、カップがベースから上がるように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料を香味料ディスペンサを介して飲料香味料バッグ内に直接分配するように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグを自動的に密封するためのバッグシーラを備えて構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグにテキストおよび／またはデザインを印刷するように構成されうる。例えば、デバイスは、ユーザの名前および／または特定のロゴを飲料香味料バッグに印刷するように構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、飲料香味料バッグを作製するために材料を測定、切断、および密封するためのバッグカッタを備えて構成されうる。

一部の実施形態では、デバイスは、ユーザ入力データおよび／または存在するカップのサイズを含むがこれに限定されない他のデータに基づいて飲料香味料バッグを自動的に測定、切断、および密封するように構成されうる。例えば、ユーザが、特定のサイズの飲料香味料バッグを必要とする製品の量および／または質を選択しうる。それからデバイスが、そのようなバッグを測定、切断、および密封した後、そのバッグを販売しうる。

一部の実施形態では、デバイスは、カップの高さおよび／または幅を判断することを可能にするセンサを備えて構成されうる。これは、デバイスがその様々な他の機能を変更できるようにするために使用されうる。例えば、存在するカップのサイズによって、デバイスにそのカップに合わせたサイズの香味料バッグを測定、切断、密封、充填、および販売するための特定のプロセスを行わせることができる。

一部の実施形態では、デバイスは、水および／または他の液体を貯蔵しまたは取り入れるためのシステムを備えて構成されうる。

図４４は、ユーザカスタマイズテーブル４１０とユーザ購入履歴テーブル４２０とを含みうるユーザデータベース４００のブロックダイヤグラムを提供する。一実施形態では、プラットフォーム３０００は、例えばユーザアカウントの登録、特定のユーザによってなされた購入の追跡、ユーザの選好に基づくカスタマイズされたブレンドの提案など、様々な特徴をユーザに提供するためにユーザデータベース４００へまたはユーザデータベース４００からデータを転送しうる。

図４５は、製品在庫テーブル４６０とデバイス命令テーブル４７０とを含みうる製品データベース４５０のブロックダイヤグラムを提供する。プラットフォーム３０００は、例えば特定のブレンドの浸し時間の計算など、様々な特徴をユーザに提供するためにユーザデータベース４００へまたはユーザデータベース４００からデータを転送しうる。

キオスク
ここで図４６を参照すると、一部の実施形態によるキオスクのブロックダイヤグラムが示される。キオスク１２００または類似の自動注文装置が提供されうる。キオスク１２００は、中央処理ユニット（ＣＰＵ）１２１、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ：ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ）１２２、データ記憶ユニット１２３、光学コードスキャナモジュール１２４０（またはカメラのような装置）、ネットワークインタフェース１２５、ヒューマンインタフェースデバイス（例えばキーボードまたはタッチスクリーン）１２６、センサモジュール１２７、様々な通信手段（例えばブルートゥース、近距離通信）および／またはディスプレイユニット１２８のうちのいくつかまたは全てを含みうる。

一部の実施形態では、データ記憶ユニット１２３は、キオスクが構成されるいずれのネットワークインタフェースからも信号が受信されない場合に実行されるための特別にプログラムされた命令のセットを含んでもよい。このような命令のセットは、ある機能を無効にしおよび／またはキオスクのディスプレイユニットを介して特定の予め構成されたメッセージをユーザに表示しうるようにキオスクに指示しうる。

現在のユーザの入力と、様々なインタフェースルールと、その後得られた情報を他のモジュールによって処理するための輸送との間のリンケージの促進に関して、システムを体系化するための複数の方法がありうる。一部の実施形態では、キオスクは、デバイスに取り付けられてもよく、ユーザ３０〜３３が注文を行い、プラットフォーム３０００によって生成され、ネットワークインタフェース１２５を介してキオスク１２００に通信され、キオスクのディスプレイ１２８を介してユーザに表示されうるプロンプトおよびフィードバックを受信することを可能にするように構成されてもよい。

図４７は、一部の実施形態によるキオスクのユーザ検出モジュールの論理フローダイヤグラムを提供する。キオスク１２００は、センサモジュール１２７を用いるように構成されうる。キオスク１２００は、ユーザ３０〜３３のモバイルデバイスおよび／またはユーザ３０〜３３の相対的もしくは絶対的位置についての様々な情報と組み合わせたキオスク１２００の相対的もしくは絶対的位置についての様々な情報を利用して、ユーザ３０〜３３および／またはユーザ３０〜３３と関連するモバイルデバイスが物理的に近くにありうることを判断しうるように、対応する機能性を備えて構成されてもよい。

位置を判断するために、ブルートゥース、近接センサ（例えば光センサ）、ＷｉＦｉ位置決定、全地球位置測定システム（ＧＰＳ：Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）位置検出、およびセルラ三角測量等の様々な手段が利用されうる。これらの手段は、個別におよび／または互いに組み合わせて利用されてもよい。

非限定的な説明のための例として、センサモジュール１２７は、キオスクの指定の範囲内に入るユーザ３０〜３３の物理的存在の相対的位置を検出するための近接センサを含んでもよい。センサモジュール１２７は、例えば、センサモジュールの伝送範囲内に入るユーザ３０〜３３に関連するモバイルデバイスの相対的位置を検出するためのブルートゥースおよび／またはＷｉＦｉ受信機も含んでもよい。センサモジュール１２７は、キオスク１２００の絶対的位置を判断するために、セルラ三角測量、ＷｉＦｉ三角測量およびＧＰＳ位置検出も、個別にまたは様々な組み合わせで使用してもよい。例えば、センサモジュール１２７は、センサモジュール１２７の絶対的位置をユーザ３０〜３３のモバイルデバイスの絶対的位置と比較してもよいが、これも三角測量および／またはＧＰＳによって判断されてもよい。潜在的ユーザ３０〜３３が指定の範囲内にくると、検出方法、時刻、特定のキオスク１２００ユニットの位置、および他のデータ（ユーザ検出データ）を含みうるがこれらに限定される必要はないデータが、プラットフォーム３０００によって処理されるために、インターネットまたはワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ：Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）を非限定的な例とするデータネットワーク上で電子的に伝送されうる。

一部の実施形態は、ユーザ検出データをデバイス１１０に伝送し、デバイス１１０は、様々なアルゴリズムを適用して、ユーザ検出データの性質に基づいて、デバイス１１０の適切な動作状態を判断しうる。アルゴリズムは、場合によっては、キオスク１２００にユーザ３０〜３３に関係するある情報（例えば位置および購入履歴）をプラットフォーム３０００に通信するようプロセッサに指示させることもできる。

一部の実施形態では、センサモジュール１２７は、時間および／または日付を判断するように構成されてもよい。

図４８Ａは、キオスク１２００がウェブアプリケーションモジュール１４００を介してプラットフォーム３０００によって生成されるプロンプトを表示し、それらのプロンプトに応答してユーザ３０〜３１により入力されたデータを捕捉するように構成されうる、ユーザインタフェースモジュール１２２（非限定的な例が図４８Ｂに提供される）を通じたキオスク１２００のユーザ３０〜３１とのインタラクションの論理フローダイヤグラムを提供する。加えて、キオスク１２００は、ユーザインタフェースモジュール１２２を介して捕捉されたデータを記憶、処理、および伝送し、そのデータをさらなる処理のためにネットワーク上でプラットフォーム３０００に通信および／または伝送させるように構成されうる。本発明の一部の実施形態では、キオスク１２００は、キオスク１２００内の特に構成されたプロセッサによってユーザインタフェースモジュール１２２から捕捉されたユーザ３０〜３３によって入力されたデータ（例えば製品選択）を処理してもよく、その後、キオスク１２００が命令のセットを直接デバイス１１０に伝送してもよく、これによりキオスク１２００がプラットフォーム３０００と通信できないときにデバイス１１０がユーザ３０〜３３の注文を充足することができる。

一部の実施形態では、キオスク１２００は、二次元または三次元ディスプレイスクリーン上への表示のために電子信号を受信および変換するように構成されたユーザインタフェースモジュール１２２を含みうる。

別の実施形態では、キオスク１２００は、コードスキャナモジュール１２４を備えていてもよい。コードスキャナモジュール１２４は、コード化されたデータをデジタル的に分析するための１つ以上の特別に構成されたプロセッサと組み合わせられたイメージセンサ（例えばバーコード、ＱＲスキャナまたはカメラ）を含みうる。

一部の実施形態では、キオスク１２００は、コードスキャナモジュール１２４からデータを受信すると、キオスク１２００のＣＰＵ１２１を介してデータを処理し、さらなる処理のために命令を直接デバイス１１０にまたはネットワーク上で再びプラットフォーム３０００に通信しうる。

一部の実施形態では、コードスキャナモジュール１２４、デバイス１１０、モバイルデバイス１３０、またはネットワークに接続されもしくはデバイス１１０に接続された他のデバイスによってコードがスキャンされうる。そのような実施形態では、コード（例えばＱＲコード、ＮＦＣ信号またはネットワーク信号）は、製品混合、温度、浸し時間、液体の分量等、ブレンドの任意の態様および／またはすべての態様を定義する命令をデバイス１１０に提供しうる。スキャンされたコードまたは別のそのような指示子は、一部の実施形態では、ソーシャルメディアネットワーク（例えばＦａｃｅｂｏｏｋ（商標）、Ｔｗｉｔｔｅｒ（商標）、またはＧｏｏｇｌｅ＋（商標））上で、または他の通信モード（例えば電子メール、インスタントメッセージングおよびＳＭＳ）を介してシェアされてもよい。コードのスキャンおよびシェアによって、ユーザ３０〜３３が自分の好みのブレンドをシェアすることができる。

一部の実施形態では、キオスク１２００は、プラットフォーム３０００と通信できない間に、製品の販売またはユーザ３０〜３３の登録等の機能を行うように構成されうる。

一部の実施形態では、キオスク１２００は、ネットワークおよび／またはプラットフォーム３０００に対するその接続をモニタするように構成されてもよい。これは、キオスク１２００がキオスクのネットワークインタフェース１２５を介してプラットフォーム３０００から信号を受信していない間にどれくらいの時間が経過したかをモニタするタイマ機能によって達成されうる。キオスク１２００は、プラットフォーム３０００からのネットワークコンタクトがないままある持続時間が経過した後に、その機能を変更するように構成されてもよい。

一部の実施形態では、キオスク１２００は、キオスクのネットワークインタフェース１２５がプラットフォーム３０００から電子信号を受信するとリセットされうるタイマ機能を実行しうる。タイマがプラットフォーム３０００から信号を受信する前に既定の値に達すると、キオスク１２００は、予めプログラムされた休止モード（キオスクオフラインモード）に入るようにプログラムされうる。キオスクオフラインモードは、オフラインモードパラメータのセットとその特定のルーチンおよび機能のセットによって統制されうる。キオスクオフラインモードを統制する特定のパラメータのセットは、キオスク１２００のデータ記憶ユニット１２３に記憶されうる。キオスク１２００がキオスクのデータ記憶ユニット１２３からオフラインモードパラメータを読み出すと、キオスク１２００は、キオスク１２００のディスプレイモジュール１２８に、キオスクのディスプレイモジュール１２８を介して特定のキオスクオフラインモードメッセージおよびユーザインタフェースをキオスクのユーザ３０〜３３に表示するよう指示しうる。

一部の実施形態では、キオスクオフラインモードは、キオスク１２０のコードスキャナモジュール１２４を起動することもできる。コードスキャナモジュール１２４によって、ユーザ３０が例えばＱＲまたはＵＰＣコードなどのコードをスキャンすることができる。コードスキャナモジュール１２４を介してコードをスキャンした後、プロセッサ１２１がそのコードを処理し、特にキオスクがキオスクオフラインモードに入った際の使用のためにキオスクのデータ記憶ユニット１２３に記憶された値のセットと比較しうる。

キオスクのユーザ３０によってコードスキャナモジュール１２４を介して入力された値がキオスクのデータ記憶ユニット１２３に記憶されたいずれの値にもマッチしない場合には、キオスク１２００は、キオスクのディスプレイモジュール１２８に予めプログラムされたエラーメッセージを表示させうる。キオスクのユーザ３０によってコードスキャナモジュール１２４を介して入力された値がキオスクのデータ記憶ユニット１２３に記憶された値の１つにマッチする場合には、キオスク１２００が新たなトランザクションＩＤを作成し、トランザクションＩＤをキオスクデータ記憶ユニット１２３に記憶し、キオスクのディスプレイモジュール１２８を介してユーザ３０に予めプログラムされたメッセージを表示し、図４９に示したものと同様の予めプログラムされた販売ルーチンを開始するよう命令するトランザクション信号をデバイス１１０に送信する、予めプログラムされたプロセスが開始しうる。キオスク１２００は、ユーザ３０によってスキャンされたコードに対応するローカルに記憶された値を、製品を販売するために使用されたものとしてマークしてもよい。一部の実施形態では、キオスクオフラインモードの間に製品を販売するために値が使用されると、キオスク１２００は、キオスクのデータ記憶ユニット１２３からローカルに記憶された値を除去し、またはその他の方法でローカルに記憶された値をマークしうる。上述のようなローカルに記憶された値の除去またはマークは、キオスク１２００がキオスクオフラインモードにある間に、ユーザ３０〜３３がキオスク１２００に無料で製品を販売させることができないことを確実にするように機能しうる。

キオスク１２００が可能な場合はいつでもプラットフォームと通信できることを確実にするために、一部の実施形態では、キオスク１２００はキオスクオフラインモードの間に、キオスク１２００のネットワークインタフェースモジュール１２５を通じてプラットフォーム３０００に電子信号を周期的に送信してもよい。キオスクオフラインモードの間にネットワークインタフェースモジュール１２５がプラットフォーム３０００から電子信号を受信した場合、キオスク１２００は、任意のローカルに記憶されたトランザクションＩＤをプラットフォーム３０００に伝送し、キオスクオフラインモードを終了し、オンラインモードに戻りうる。これによってプラットフォーム３０００は、キオスク１２００がキオスクオフラインモードの間になされた任意の注文を処理することができる。非限定的な例として、プラットフォーム３０００は、キオスクオフラインモードの間になされた注文をユーザデータベース４００および／または製品データベース４５０の関連記録に入れさせるように構成されてもよい。

デバイスインタラクションモジュールの論理フローダイヤグラム
図５０は、デバイス１１０へおよび／またはデバイス１１０から信号を受信および送信するプラットフォーム３０００の構成要素でありうるデバイスインタラクションモジュール（ＤＩＭ：ｄｅｖｉｃｅ ｉｎｔｅｒａｃｔｉｏｎ ｍｏｄｕｌｅ）の一実施形態の基本的なコンピュータ実装論理を表す論理フローダイヤグラムを提供する。このモジュールは、リスニング状態から開始しうる。リスニング状態では、ネットワーク信号がデバイス１１０から受信され、またはトランザクション信号がユーザインタラクションモジュール（ＵＩＭ：Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒａｃｔｉｏｎ Ｍｏｄｕｌｅ）から受信されうる。新たなトランザクション信号の場合には、信号は、トランザクションＩＤ番号（ＴＩＤ：Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ ＩＤ）、特定のデバイス１１０に対応するデバイスＩＤ番号（ＤＩＤ：ｄｅｖｉｃｅ ＩＤ）、容器タイプ（例えば「バッグ」または「カップ」）、飲料に含まれるべき製品のタイプおよび／または分量を含むアレイ（製品アレイとして上に定義した）ならびにデバイス１１０が飲料用の水を加熱すべき温度の値を示しうる。

ＤＩＭはまず、製品在庫テーブル（ＰＩＴ：Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｉｎｖｅｎｔｏｒｙ Ｔａｂｌｅ）４６０からＤＩＤに等しいＩＤ値を有するデバイス１１０についての情報を読み出し、特定のデバイス１１０において十分なストック水準が利用可能でありうることを確認しうる。ストック水準が不十分である場合には、ＤＩＭはトランザクション取消しメッセージをＵＩＭに送信させうる。ストック水準が十分である場合には、ＤＩＭは、トランザクション信号データの一部または全部を、後で飲料調製のステップが遂行されうるときに呼び出すために、メモリに保存しうる。ＤＩＭは、ＤＩＤに対応するデバイス１１０が、新たなトランザクションを始める前に以前のトランザクションの一部または全部を完了していることを（例えばデバイス１１０の現在の動作状態に関するクエリを含む信号をデバイス１１０に伝送することによって）確認しうる。

図５０に示される一部の実施形態では、デバイス１１０は、上の２つの段落に記載されたステップの一部または全部の完了後に、飲料調製のプロセスを開始しうる。まずＤＩＭは、ＤＩＤに対応するデバイス命令テーブル（ＤＩＴ：Ｄｅｖｉｃｅ Ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ Ｔａｂｌｅ）４７０の以前のキーから固有の新たな命令ＩＤ値（ＩＩＤ：Ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ ＩＤ）を作成しうる。それからＤＩＭは、関連のデバイス１１０にこのＩＩＤと容器放出命令（例えば「バッグ」または「カップ」）とを送信しうる。それからＤＩＭは、ＩＩＤ、ＴＩＤ、容器放出命令、現在日時、ならびに完了状況および完了時間の値を含みうるＤＩＴ４７０の新たな行を作成しうる。

図５０に示した実施形態では、完了状況を真と確認する信号が特定のデバイス１１０から受信されると（完了信号）、ＤＩＭは、その特定のデバイス１１０の一部または全部のタイマを停止し、完了信号に含まれるＤＩＤに対応するＤＩＴ４７０の行をアップデートし、完了状況および完了時間の値を設定しうる。ＤＩＭは、完了信号のＤＩＤに対応する同じ行に入力された命令タイプも読み出しうるが（原命令）、これは例えば、（ａ）容器放出命令、（ｂ）製品放出命令、または（ｃ）水放出命令でありうる。

図５０に示した実施形態では、原命令が（ａ）容器放出命令である場合には、ＤＩＭは、新たなＩＩＤ、製品放出命令（製品アレイである）、ならびに時間、完了状況および完了時間の値を含むＤＩＴ４７０の新しい行を作成しうる。それからＤＩＭは、製品放出命令を新たに作成されたＩＩＤとともに特定のデバイス１１０に送信しうる。

図５０に示した実施形態では、原命令が（ｂ）製品放出命令である場合には、ＤＩＭは、新たなＩＩＤ、水放出命令、時間の値、ならびに完了状況および完了時間の値を含むＤＩＴ４７０の新しい行を作成しうる。それからＤＩＭは、水放出命令を新たに作成されたＩＩＤとともに関連のデバイス１１０に送信しうる。

図５０に示した実施形態では、原命令が（ｃ）水放出命令である場合には、ＤＩＭは、全ての容器、製品および水放出命令が、これらの命令がＴＩＤも含むテーブル行に保存されているＤＩＴ４７０において完了されたものとしてマークされていることを確認しうる。確認されない場合には、ＤＩＭは、データベースにエラーを記録させ、管理者にエラー報告を送信するようプラットフォーム３０００に命令する信号を伝送しうる。全ての容器、製品および水放出命令が完了されたものとしてマークされている場合には、ＤＩＭは、ＵＩＭにトランザクション完了信号を送信し、デフォルト状態に戻りうる。それからＤＩＭは、上述のトランザクションデータの一時メモリを消去しうる。

図５０に示した実施形態では、デバイス１１０からエラー信号が受信されたときには、ＤＩＭはこのエラーを記録し、および／または管理者に通知を送信しうる。

図５０に示した実施形態では、特定のデバイス１１０から製品水準信号が受信されたときには、ＤＩＭは、その特定のデバイス１１０に対応するＰＩＴ４６０の行をアップデートしうる。それからＤＩＭは、製品水準が設定された閾値を下回っているか確かめ、下回っている場合には、ＤＩＭは、特定の飲料香味料または他の製品の供給が不十分であることを示す通知をプラットフォーム３０００に送信させうる。それからプラットフォームが、製品を再注文するために供給元に通知を送信しうる。

モバイルアプリケーションの論理フローダイヤグラム
図５１は、一部の実施形態によるモバイルアプリケーション１３０の論理フローダイヤグラムを提供する。図のように、モバイルアプリケーション１３０は、ＲＡＭ１３４に接続されたＣＰＵ１３５、オペレーティングシステム（ＯＳ：Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）１３７．１を含み、アプリケーションデータを含みうるがこれに限定されない他のデータ１３７．２を記憶しうる記憶ユニット１３７を含みうるモバイルコンピューティングデバイス１３１上で動作しうる。モバイルコンピューティングデバイス１３１は、ユーザインタフェース１３２を表示しうるディスプレイモジュール、カメラまたは他の画像捕捉モジュール１４１、および１つ以上のネットワークまたは無線送信機／受信機モジュール１３８も含みうる。ＣＰＵは、ＯＳおよびアプリケーションを処理することができ、データは必要に応じて記憶ユニットに記憶されおよび／またはＲＡＭにロードされうる。モバイルアプリケーション１３０は、記憶ユニット１３４にインストールされ、ＯＳにユーザインタフェース１３２上に情報を表示させ、ユーザインタフェース１３２を介してユーザ１３３によって入力されたデータ（例えば製品選択）を捕捉しうる。一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、モバイルデバイスの送信機／受信機１３８およびＯＳ１３７．１を介して、製品選択等のデータをプラットフォーム３０００またはキオスク１２００からユーザ１３３に通信させることができる。一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、モバイルデバイスの送信機／受信機１３８およびＯＳ１３７．１を介して、製品選択等のデータをユーザ１３３からプラットフォーム３０００および／またはキオスク１２００に（例えばモバイルデバイスのユーザインタフェースモジュール１３２を介して）通信させることができる。

一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、キオスク１２００の定められた付近に検出された後に、プラットフォーム３０００および／またはキオスク１０２０から電子的にネットワーク上で伝送された信号を受信してもよい。この信号が、ユーザ３２に通知を送信させ、ユーザ３２にキオスク１２００の付近にいることを知らせうる。

図５２は、モバイルアプリケーション１３０の一部の実施形態のスクリーンの例を提供しうる。図のように、一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、そのユーザインタフェース１３２を通じて、特定のキオスク１２００に関係する選択肢および製品データを表示するようにプログラムされてもよい。そのようなデータは、プラットフォーム３０００のモバイルアプリケーションモジュールからネットワーク上で電子的に伝送されうる。これによって、モバイルアプリケーション１３０は、ユーザに特定のキオスク１２００で入手可能な具体的な製品をアラートし、および／またはユーザを具体的な製品選択肢を販売できる特定のキオスク１２００に導くことができる。

一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、プラットフォーム３０００から特定のデバイス１１０に関係する在庫データを受信するように構成されてもよい。このデータは、デバイス１１０に販売するための十分な在庫がある選択肢だけを表示するように、モバイルアプリケーション１３０のユーザインタフェース１３２を変更しうる。プラットフォーム３０００は、モバイルアプリケーション１３０に、特定のユーザ３２に対してその特定のユーザ３２が示した製品選択肢を販売するのに十分な在庫のある近くのデバイス１１０の選択肢を提示させることもできる。

一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、光学コードを送信、受信、読み取り、および／または表示するように構成されてもよい。これらの光学コードは、例えば特定の製品選択肢、製品の比、調製指示、テキスト、画像およびユーザ３０〜３３の個人的カスタマイズを含むように、プラットフォーム３０００によりコード化されうる（コード化されたデータ）。このコード化されたデータを含む光学コードが作成されると、プラットフォーム３０００は、コード化されたデータを含む光学コードを様々な受信者へ送信させうる。受信者には、ユーザ３０〜３３、キオスク１２００、デバイス１１０、ウェブアプリケーション、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（商標）またはＧｏｏｇｌｅ＋（商標）等のソーシャルメディアプロバイダ、ＭＭＳメッセージングユーザおよび／または電子メール受信者が含まれるがこれらに限定されない。受信者がプラットフォーム３０００によってコード化された光学コードを受信すると、例えばモバイルデバイス１３１のユーザインタフェース１３２によって、光学コードを用いてそこにコード化されたデータをアクセス可能なフォーマットで表示させうる。さらに、そのようなコードの受信者は、そこにコード化された命令および値を、例えばキオスク１２００のコードスキャナモジュール１２４を介して、デバイス１１０に受信させうる。コード化されたデータがデバイス１１０に送信されると、その後デバイス１１０が、そのコード化されたデータに含まれる選択肢および特定の命令に基づいて製品選択肢を販売しうる。

一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０は、ユーザ３１および３２がキオスク１２００から直接購入を行うことを可能にしうるモバイル支払いシステムを利用するようにプログラムされてもよい。一部の実施形態では、モバイルアプリケーションは、ユーザがＱＲコードをスキャンし、ユーザのデバイスをタップし、またはその他の方法でユーザのデバイスとインタフェースして購入を行うことを可能にするように構成されうる。課金機能等は、クレジットカードまたはＰａｙＰａｌもしくはＧｏｏｇｌｅ Ｗａｌｌｅｔ等に保持されたユーザの記憶された支払い情報を用いてバックエンドで処理されうる。

一部の実施形態では、ユーザはクレジットを予め購入してもよく、トランザクションが様々なトリガに関して自動的に残高から差し引かれ、および／または自動的に補充されてもよい。

一部の実施形態では、モバイルアプリケーション１３０のメイン画面は、（１）カスタムブレンドを作製する、（２）メニューからブレンドを選ぶ、または（３）バーコード、ＱＲコード（または類似の一次元または二次元コード）をスキャンする、の３つのメインオプションをユーザ３２に提示しうる。ユーザが（３）を選ぶと、モバイルアプリケーション１３０は、モバイルデバイス１３１のカメラ１４１を使用して一次元または二次元コードをスキャンし、注文を行いうる。ユーザが（２）を選ぶと、モバイルアプリケーション１３０は、モバイルアプリケーションのユーザインタフェース１３２に、ユーザが選びうる既定の飲料ブレンドを表示させうる。ユーザが（１）を選ぶと、ユーザは、カスタムブレンドを作製するために既定数の成分または香味料を選ぶようプロンプトされうる。選んだ後、ユーザに、そのようなブレンドが注文された回数と、（限定はされないが）添加物のタイプ（ミルク、クリーム、他の乳製品、ホワイトナー、甘味料等であるがこれらに限定されない）等のブレンドに追加するオプションと、飲料が加熱または冷却されるべき温度とを表示するスクリーンが示されうる。このスクリーンから、ユーザが表示されたものの中から特定のブレンドを選択することによって注文が確定され、発注されうる。

ブレンド論理の論理フローダイヤグラム
図４２は、デバイス１１０およびキオスク１２００に送信される命令ならびにユーザ３０〜３３に送信される通知を含む、一部の実施形態によるプラットフォーム３０００によって行われるブレンド論理の論理フローダイヤグラムを提供する。本実施形態では、ユーザが香味料の選択および量（図４２のように２つの選択に限定される必要はない）をサブミットすると、プラットフォーム３０００が、選択された製品の理想的な温度および浸し時間を（個別におよび／または互いに組み合わせて）決定するために製品データベース４５０および／またはユーザデータベース４００をクエリしうる。製品は、図５０に説明されたものと類似の様式で分配されうる（上述）。製品を分配した後、プラットフォーム３０００は、温度および浸し時間を計算しうる（以下に詳述）。これらの温度および時間はその後、デバイス１１０に温度を送信することによって、ならびに／またはユーザ３０〜３３に理想的な浸し時間および／もしくは理想的な水温を含む通知を送信することによって、プラットフォームにより実施されうる。長すぎる時間長にわたり飲料を浸すこと、または極度に高い温度で水を加えることを許せば、製品のある特定の品質（例えば風味）が損なわれうる。ユーザ３０〜３３に製品を消費する理想的な時間および／または製品を調製する理想的な方法を通知することにより、ユーザが注文した製品をより味わうことが可能になる。

浸し時間および温度の計算に関しては、一部の実施形態では、ユーザが飲料ブレンドのための製品を選択すると、プラットフォーム３０００が、選ばれた製品に基づいて浸し温度および浸し時間の許容範囲を決定しうる。例えば、プラットフォーム３０００は、各製品の理想的な浸し温度および時間を含む製品データベース４５０のテーブル４７０にアクセスし、ユーザが選んだ製品混合物（またはブレンド）に基づいて、プラットフォーム３０００は、選ばれた製品の理想的な浸し時間および温度ならびに分量の加重平均を取り囲む温度の範囲をユーザにプロンプトしうる。

あるいは、プラットフォーム３０００は、各製品の許容可能な浸し温度および時間の範囲のリストにアクセスし、この範囲のリストに基づいて、ユーザ３０〜３３の飲料の浸し温度および時間の範囲をユーザに提供しうる。一部の実施形態では、ユーザに提示される範囲は、全製品の許容可能な浸し温度および時間の交点であってもよい。

一部の実施形態では、ユーザ３０〜３３に、デバイス１１０の他のユーザ３０〜３３によって使用され、ユーザデータベース４００に記憶された浸し温度および時間から収集されたデータに基づいて人気のある浸し温度および時間が提示されてもよい。一部の実施形態では、ユーザ３０〜３３に、自分のソーシャルメディアコンタクト（例えばＦａｃｅｂｏｏｋ（商標）の友達またはＧｏｏｇｌｅ＋（商標）のコンタクト）によって選ばれ、ユーザデータベース４００に記憶された人気のある浸し時間および／またはブレンドが提示されてもよい。

一部の実施形態では、前段落に記載されたプロセスを行う間に、プラットフォーム３０００は、各特定の製品に加えられうる水の最高および最低温度を表しうる製品データベース４５０のエントリにもアクセスしてもよい。

製品の組み合わせが選択される場合には、プラットフォーム３０００は、任意の１つの製品の最高温度または最低温度の水が、別の製品に悪影響を与えるか否かを判断するようにプログラムされてもよく、もし与える場合には、プラットフォーム３０００は、通知をユーザ３０〜３３に表示させる、デバイス１１０によって販売される水の最高温度または最低温度を制限する、および／または選ばれた製品を別々に販売させ（デバイス１１０にそれぞれに理想的な温度で水を加えさせ）、それから特定時間後に２つの製品を混合する、を含みうるがこれらに限定されない特定のアクションまたはアクションのセットを実行するようにプログラムされてもよい。ユーザ３０〜３３の飲料の味わいを減少させるように製品を損傷することを回避するために、プラットフォーム３０００が本段落に記載された特定のアクションまたはアクションのセットを実行するようにプログラムされることが望ましいであろう。

データ解析モジュール
プラットフォーム３０００は、過去のユーザの選択、ユーザ入力データ、および／またはユーザの選好等であるがこれらに限定されない情報を利用して、推薦を生成、優先順位付けおよび／またはアップデートするように構成されてもよい。様々なデータマイニング技術の応用、統計分析、反復分析、機械学習、外部インタフェースおよび／またはデータベースとの通信等の様々な方法を通じて情報が利用され、推薦が作成されうる。

一部の実施形態では、プラットフォーム３０００は、販売された様々な製品についてユーザ３０〜３３からフィードバックを収集するように構成されてもよい。例えばプラットフォーム３０００は、ユーザ３０〜３３が最近購入したブレンドまたは他の製品についてフィードバックを提供できるように、モバイルアプリケーション１３０にそのユーザインタフェース２４２を介してプロンプトを表示させうる。このように収集されたデータは、ユーザデータベース４００内のユーザ購入履歴テーブル４２０に記憶されうる。プラットフォーム３０００は、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（商標）および／またはＧｏｏｇｌｅ＋（商標）等のソーシャルメディアプロバイダを含むがこれらに限定されない様々な手段を介して、このように収集された情報をシェアさせ、および／またはユーザ３０〜３３がその情報をシェアさせることを可能にしてもよい。

一部の実施形態では、ブレンド論理の実行、製品選択肢の選択に関するユーザ３０〜３３からの入力の受信、およびユーザカスタマイズの受信を含むがこれらに限定されないある特定のプロセスを行う間に、プラットフォーム３０００は、ユーザの選択物およびカスタマイズに関係するデータを捕捉し、ユーザデータベース４００に記憶しうる。このように捕捉および記憶されたデータはその後、様々な目的で処理され、組み合わせられうる。例えば、あるカスタマイズをしたある製品を他の製品より頻繁に販売するために、収集されたデータによって近い地理的エリア内のデバイスが示される場合、そのようなデータを使用して、その地理的エリア内のデバイスの在庫をより効率的に補充することができる。プラットフォーム３０００は、そのデータの様々な解釈に基づいてユーザ３０〜３３に推薦を生成するためにそのような捕捉されたデータを処理しうるデータ解析モジュールも含んでもよい。例えば、ユーザ３０〜３３に、自分のＦａｃｅｂｏｏｋ（商標）友達の間で最も人気のある製品の選択物が提示されてもよい。

図５８Ａ、図５８Ｂおよび図５８Ｃは、ホッパ１０１の代替的な配置の斜視図、正面図および上面図をそれぞれ提供する。本実施形態では、ホッパ１０１は、設計がデバイスの中心に向かって螺旋を描くにしたがって次第に背が高くなるホッパからなる螺旋状に設けられる。収集装置（例えば移動レードル、図示せず）が、ホッパ１０１が製品を放出する際にホッパ１０１から製品を収集するために螺旋状シュート（図示せず）に沿って移動しうる。ホッパ１０１が要求された製品の全分量を分配すると、収集装置が収集された製品をカップ、バッグまたは他そのような容器内に放出しうる。この収集装置は、製品間の相互汚染を最小化するために、製品を収集および放出した後に清掃（例えば洗浄および／または加熱）されうる。そのような構成は、顧客に製品が見えるようにするのに役立つことができ、この設計はまた、ファンネルまたはスライド形状を利用して分配された成分を収集するようにうまく構成される。

図５９Ａ、図５９Ｂおよび図５９Ｃは、ホッパ１０１のさらなる代替的配置の斜視図、正面図および上面図をそれぞれ提供する。本実施形態では、製品がホッパ１０１によって、バッグ、カップまたは他の容器に製品を運ぶ製品スライド２１５’’上に放出されうる。このスライドは、一部の実施形態では、自分の飲料中の１つ以上の製品の存在を回避したいであろう食物アレルギーをもつ顧客に望ましくないと考えられる製品間の相互汚染を減らすために、製品を運んだ後に清掃（例えば洗浄および／または加熱）されてもよい。

一般
以上の議論に関して、本明細書に記載されるシステム、デバイス、および方法の特徴は、様々な組み合わせで使用されてよく、システムおよび非一時的コンピュータ可読記憶媒体に様々な組み合わせで使用されてもよい。

本明細書に記載されるシステムおよび方法の実施形態は、ハードウェアもしくはソフトウェアまたは両方の組み合わせにおいて実施されうる。これらの実施形態は、各コンピュータが少なくとも１つのプロセッサ、データ記憶システム（揮発性メモリもしくは不揮発性メモリもしくは他のデータ記憶要素またはこれらの組み合わせを含む）、および少なくとも１つの通信インタフェースを含むプログラム可能コンピュータ上で実行するコンピュータプログラムにおいて実施されうる。例えば、限定されるものではないが、様々なプログラム可能コンピュータは、サーバ、ネットワークアプライアンス、組み込みデバイス、パーソナルコンピュータ、ラップトップまたは本明細書に記載の方法を遂行するように構成されることができる他の任意のコンピューティングデバイスでもよい。

プログラムコードを入力データに適用して、本明細書に記載の機能を行い、出力情報を生成しうる。出力情報は、１つ以上の出力デバイスに既知の様式で適用されうる。一部の実施形態では、通信インタフェースは、ネットワーク通信インタフェースでもよい。本発明の要素が組み合わせられる実施形態では、通信インタフェースは、プロセス間通信用などのソフトウェア通信インタフェースでもよい。さらに他の実施形態では、ハードウェア、ソフトウェアおよびそれらの組み合わせとして実施される通信インタフェースの組み合わせがあってもよい。

以上の議論の全体にわたり、サーバ、サービス、インタフェース、プラットフォームまたはコンピューティングデバイスから形成される他のシステムに関して多数の言及がなされている。当然のことながら、そのような用語の使用は、コンピュータ可読有形非一時的媒体に記憶されたソフトウェア命令を実行するように構成された少なくとも１つのプロセッサを有する１つ以上のコンピューティングデバイスを表すものとみなされる。例えばサーバには、記載された役割、責任または機能を果たす様式でウェブサーバ、データベースサーバまたは他のタイプのコンピュータサーバとして動作する１つ以上のコンピュータを含むことができる。

さらに当然のことながら、開示されたコンピュータベースのアルゴリズム、プロセス、方法または他のタイプの命令セットは、プロセッサに開示されたステップを実行させる命令を記憶する非一時的有形コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品として具体化されうる。当然のことながら、本明細書に記載のシステムおよび方法は、様々なデータオブジェクトの電子信号を、三次元表示用に構成された有形スクリーン上の表示のための三次元表現に変換しうる。当然のことながら、本明細書に記載のシステムおよび方法は、受信機を用いてデータを受信し、送信機を用いてデータを送信し、特に構成されたプロセッサを用いて様々な三次元拡張のために電子データ信号を変換するように構成されたハードウェアデバイスの相互接続ネットワークを含み、ここで三次元拡張は、その後の三次元適合ディスプレイスクリーン上への表示のためのものである。

当然のことながら、コンピュータは、ラック搭載コンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータまたはタブレットコンピュータ等の多数の形のいずれかで具体化されうる。加えて、コンピュータは、携帯情報機器（ＰＤＡ：Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、スマートフォン、タブレット、モバイルコンピューティングデバイスまたは他の任意の適切な携帯用もしくは固定電子デバイスを含む、一般にコンピュータとは考えられないが適切な処理能力を備えたデバイスに組み込まれてもよい。

また、コンピュータは、１つ以上の入力および出力デバイスを有しうる。これらのデバイスはとりわけ、ユーザインタフェースを提示するために使用されうる。ユーザインタフェースを提供するために使用されうる出力デバイスの例には、出力の視覚的表現のためのプリンタまたはディスプレイスクリーン、および出力の可聴表現のためのスピーカまたは他の音生成デバイスが含まれる。ユーザインタフェースのために使用されうる入力デバイスの例には、マウス、タッチパッド、およびデジタイザタブレット等のキーボードおよびポインティングデバイスが含まれる。別の例として、コンピュータは、音声認識を通じて、または他の可聴フォーマットで入力情報を受信しうる。

そのようなコンピュータは、社内ネットワークまたはインターネット等のローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを含む任意の適切な形の１つ以上のネットワークによって相互接続されうる。そのようなネットワークは、任意の適切な技術に基づき、任意の適切なプロトコルにしたがって動作し、無線ネットワーク、有線ネットワークまたは光ファイバネットワークを含みうる。

本明細書に概説された様々な方法またはプロセスは、様々なオペレーティングシステムまたはプラットフォームのいずれか１つを利用する１つ以上のプロセッサ上で実行可能なソフトウェアとして符号化されうる。加えて、そのようなソフトウェアは、多くの適切なプログラミング言語および／またはプログラミングもしくはスクリプティングツールのいずれかを使用して記述されることができ、また、フレームワークまたは仮想マシン上で実行される実行可能な機械語コードまたは中間コードとしてコンパイルされることができる。

「プログラム」または「ソフトウェア」という用語は、本明細書において、上述の本発明の様々な態様を実施するためのコンピュータまたは他のプロセッサをプログラムするために利用されうる任意のタイプのコンピュータコードまたはコンピュータ実行可能命令のセットを指すために一般的な意味で使用される。加えて、当然のことながら、本開示の一部の態様によれば、実行されたときに本明細書に記載の方法を行う１つ以上のコンピュータプログラムは、単一のコンピュータまたはプロセッサ上になくてもよく、様々な態様を実施するためにいくつかの異なるコンピュータまたはプロセッサの間にモジュラ形式で分散されてもよい。

また、当然のことながら、コンピュータサーバは、例えば分散サーバアーキテクチャ、サーバファームまたはクラウドベースのコンピューティング環境を含む任意の可能なサーバアーキテクチャまたは構成の１つ以上のサーバとして実施されうる。

コンピュータ実行可能命令は、１つ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって実行されるプログラムモジュール等の多くの形でありうる。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造等を含む。通常、プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において必要に応じて組み合わせられまたは分散されうる。

特定の実施態様ならびに通信デバイスのリソース、ワイヤレスネットワークパラメータおよび他の因子等の様々な関連の因子に応じて、本発明のために異なる実装アーキテクチャが使用されうる。

システムが通信デバイスのユーザから入力を受信すると記載される場合には常に、通信デバイス上の物理キーの活性化を通じて、通信デバイスのタッチスクリーンディスプレイとのインタラクションを通じて、通信デバイスで受信され、システムによって処理される音声コマンドを通じて、通信デバイスで観察され、処理されるユーザジェスチャを通じて、通信デバイスを振ることを含む予め決定されたジェスチャパターンで通信デバイスを物理的に動かすことを通じて、ユーザと関連した別のローカルまたは遠隔通信デバイスからデータを受信することを通じて、もしくは通信デバイスとの他の任意の感覚インタラクションまたは他の方法で通信デバイスを制御することを通じて、入力が受信されうることを理解されたい。

以上の議論は、本発明の主題の例示的実施形態を提供する。各実施形態は、発明の要素の単一の組み合わせを表すが、本発明の主題は、開示された要素の全ての可能な組み合わせを含むものとみなされる。したがって、一実施形態が要素Ａ、ＢおよびＣを含み、第２実施形態が要素ＢおよびＤを含む場合、本発明の主題は、明示的に開示されていなくてもＡ、Ｂ、ＣまたはＤの他の残りの組み合わせも含むものとみなされる。

様々な行為を実施するために特に構成されたコンピューティングデバイス、サーバ、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ、ディスプレイ、ネットワークを、例えばメンタルステップを用いて非物理ハードウェアに置換することは、実施形態の機能の仕方に実質的に影響を及ぼしうる。

そのようなコンピュータハードウェアの制約は、本明細書に記載の実施形態の明らかに必須の要素であり、本明細書に記載の実施形態の動作および構造に具体的影響を与えずに省略またはメンタルな手段に置換されることはできない。コンピュータハードウェアは、本明細書に記載の実施形態に必須であり、単に迅速かつ効率的なやり方でステップを行うために用いられるだけではない。

本実施形態は、個別の電気データ信号接続を介して互いに通信する個別の構成要素のグループとしてブロックダイヤグラムに示されるが、本実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェア構成要素の組み合わせによって提供され、一部の構成要素は、ハードウェアまたはソフトウェアシステムの所与の機能または動作によって実施され、図のデータパスの多くはコンピュータアプリケーションまたはオペレーティングシステム内のデータ通信によって実施される。したがって図示された構造は、例示的実施形態を教示する効率のために提供されたものである。

当業者には当然のことながら、本明細書に記載の実施形態の他のバリエーションも、本発明の範囲内で実施されうる。したがって他の変更も可能である。

本開示は、ある程度の具体性を伴った例示的形態で図と共に説明されているが、説明および図は例示にすぎないことに注意されたい。部品およびステップの構造ならびに組み合わせおよび配置の詳細に多数の変更がなされうる。したがって、そのような変更は、本発明に含まれることが意図され、本発明の範囲は特許請求の範囲によって定義される。

明示された範囲または記載されたプロセスに内在する範囲を除いては、一切の任意のステップまたは構成要素も含めて、必須の順序、シーケンスまたは組み合わせは意図または示唆されていない。関連技術の技術者には当然のことながら、本明細書に記載のプロセスおよび任意のシステム、デバイスなどに関しては、様々な状況において、特許請求の範囲のみにより制限されるべき本発明の範囲を逸脱することなく広範囲のバリエーションが可能であり、有利でもある。

Claims (20)

1. 粒状食品を消費用レセプタクル内に分配するための装置であって、
   前記粒状食品を包含するホッパであって、その底端部の近位の出口を有する、ホッパと、
   前記ホッパの前記底端部の近位に取り付けられた分配ロータであって、前記粒状食品を前記出口を通して押すために回転可能な、ロータと、
   前記粒状食品の所望の量を示す信号を受信するため、および前記ロータを特定の分量回転させることによって前記所望の量の前記食品を前記出口を通して分配するために動作可能な、制御サブシステムと、
   分配された食品を前記レセプタクル内に導くために前記出口の下に配置された、シュートと、
   を含む、装置。
2. 前記ロータは、凸状先導表面により前記粒状食品を押すように構成される、請求項１に記載の装置。
3. 前記ロータは、螺旋状の構成で延びるアームを有する、請求項２に記載の装置。
4. 前記ロータは、時計回りまたは反時計回りに回転されるように構成され、前記ロータは、凸状先導表面により前記粒状食品をいずれの方向にも押すように構成される、請求項３に記載の装置。
5. 前記ホッパ内の前記粒状食品を混合するための、前記ロータに固定された撹拌機をさらに含む、請求項２に記載の装置。
6. 複数のホッパをさらに含み、前記ホッパの各々は、その底端部の近位の出口と、粒状食品を前記出口を通して押すために回転可能な分配ロータとを有する、請求項１に記載の装置。
7. 前記ホッパは、複数の異なる食品を包含し、前記制御サブシステムは、前記食品のうちの複数の食品の特定の分量の所望のブレンドを示す信号を受信するため、および前記ロータのうちの対応する複数のロータを特定の分量回転させることによって前記所望のブレンドにしたがって前記食品を分配するために動作可能である、請求項６に記載の装置。
8. 前記制御サブシステムは、前記信号を無線伝送によって受信するために動作可能である、請求項７に記載の装置。
9. 前記制御サブシステムは、前記信号を近距離通信によって受信するために動作可能である、請求項８に記載の装置。
10. 前記制御サブシステムは、支払い信号をコンピュータネットワーク上で送受信するために動作可能である、請求項８に記載の装置。
11. 前記粒状食品は、ルーズ茶を含む、請求項１に記載の装置。
12. 複数の粒状食品のブレンドを消費用レセプタクル内に分配する方法であって、
    前記複数の食品のそれぞれの量を含む所望の製法を識別する無線伝送信号を受信するステップと、
    複数のホッパに分配信号を送信するステップであって、各ホッパは、前記複数の食品のうちのそれぞれの食品を包含し、前記分配信号は、前記ホッパに前記それぞれの量の前記食品を分配させる、ステップと、
    前記分配された食品を前記消費用レセプタクル内に導くステップと、
    を含む、方法。
13. 前記方法は、凸状先導表面を有するロータにより前記粒状食品を押すステップを含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記無線伝送信号をコンピュータネットワーク上で受信するステップを含む、請求項１２に記載の方法。
15. 前記無線伝送信号を近距離通信によって受信するステップを含む、請求項１２に記載の方法。
16. 前記信号は、飲用レセプタクル上のタグから近距離通信によって受信される、請求項１５に記載の方法。
17. 前記所望の製法を表すメッセージをデータベースに送信するステップを含む、請求項１２に記載の方法。
18. メッセージを送信する前記ステップは、メッセージをコンピュータネットワーク上でサーバに送信するステップを含む、請求項１６に記載の方法。
19. ユーザの成分選好を示すユーザ入力を受信し、前記ユーザ入力に基づいて推薦を提示するステップを含む、請求項１２に記載の方法。
20. 前記ユーザ入力は、無線伝送によって受信される、請求項１７に記載の方法。