JP2017532245A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さいキートルクでロック杆を操作可能な車両用盗難防止装置を提供する。【解決手段】ステアリングコラム(20)をロックするための位置を占めることができるロック杆(12)と、ロック位置とロック解除位置を通過する自由位置との間でロック杆(12)を動かすためのスライダ(14)と、自軸の周りを回転可能なカムシャフト(16)とを備え、前記カムシャフトは、少なくとも、前記カムシャフトの回転時に前記スライダの第1接触領域上をスライドするように配置された第1接触ゾーンと、前記カムシャフトの回転時に前記スライダの第2接触領域上をスライドするようになっている第2接触ゾーンとを備える車両用盗難防止装置。前記カムシャフト(16)の回転時に前記スライダは、追従運動を行う。前記第1接触ゾーンと前記第1接触領域とは、前記カムシャフト(16)の回転時に、前記スライダが、前記ロック杆(12)を、前記ロック位置から前記ロック解除位置に動かすための追従運動をさせるようになっている。【選択図】図3b

Description

本発明は、ステアリングコラムをロックすることによる車両用盗難防止装置に関する。
この種の装置は、一般に、イグニッションキーと協働するロック部を備えている。このロック部は、固定されたステータに取り囲まれ、かつ正規キーを差し込むことができるロータを備えている。このロータは、回転可能であり、かつロック杆と協働するカムシャフトを回転させるようになっている。
このロック杆は、車両が駐車しているとき、ステアリングコラムの動きをブロックするように設計されており、ロック杆がステアリングコラムをブロックしている位置を「ロック位置」と呼ぶ。また、車両が正規ユーザによって使用されるとき、ステアリングコラムのブロックを解除するように設計されており、ロック杆がステアリングコラムのブロックを解除している位置を「アンロック位置」と呼ぶ。このような盗難防止装置により、車の盗難は防止される。
一般に、盗難防止装置のロック解除は、正規キーをロータ内で回すことによって行われる。しかし、このような作業は、人間の手によって行わなければならず、一定の力を必要とする。車両のユーザにとって、例えば、老人又は腕や手首を傷めているような特定の人々にとって、このような力を加えることは、明らかに困難である。
さらに、特定の条件下では、ステアリングコラムをロック解除するために、磨耗したキーでロータに無理に力を掛けると、過大なトルクが作用して、キーは折れるかもしれない。これは、車両のユーザにとって、明らかに厄介で辛いことである。
本発明の1つの目的は、ステアリングコラムをロックすることによる車両用盗難防止装置、特に、上記の欠点を有しない盗難防止装置用のロック杆を提供することである。
この目的のために、本発明の、車両用盗難防止装置は、
―ステアリングコラムのロック位置を占めることができるロック杆と、
―前記ロック位置とアンロック位置を超えた自由位置との間で、前記ロック杆を動かすことができるスライダと、
―自軸の周りを回転可能なカムシャフトとを備え、この前記カムシャフトは、少なくとも、
―カムシャフトの回転時に、前記スライダの第1接触領域上をスライドするようになっている第1接触ゾーンと、
―前記カムシャフトの回転時に、前記スライダの第2接触領域上をスライドするようになっている第2接触ゾーンとを備え、
前記カムシャフトの接触ゾーンと、前記スライダとの接触領域とは、前記カムシャフトが回転すると、前記スライダは変換運動を行うようになっており、
前記カムシャフトの第1接触ゾーンと、前記スライダの第1接触領域とは、前記カムシャフトの回転時に前記スライダは、前記ロック杆を前記ロック位置からロック解除位置に動かすように変換運動を行うようになっており、
前記カムシャフトの第1接触ゾーンは、前記第2接触ゾーンよりも、カムシャフトの回転軸の近くにあることを特徴としている。
有利なことに、本発明に係る盗難防止装置は、小さいキートルクで、ロック杆を操作することができる。ロック杆のロック解除動作は、正規キーが折れる危険なしに、老人又は腕や手首を損傷している人々によって行うことができる。この盗難防止装置のロック解除は、きわめて円滑に行うことができ、ユーザは、安全で迅速な操作をすることができる。
単独で又は組み合わせて実施することができるさらなる実施形態によれば:
―前記カムシャフトの第2接触ゾーンと前記スライダの第2接触領域とは、前記カムシャフトの回転時に、前記スライダが、前記ロック杆をロック解除位置から前記自由位置に動かすための変換運動を行うようになっており、及び/又は
―前記スライダの第1接触領域は、概ね平面であり、かつ前記スライダの移動軸と直交しており、及び/又は
―前記カムシャフトの第1接触ゾーン、及び前記スライダの第1接触領域は、前記カムシャフトをロック位置から角度α(αは、35°以下)だけ回転させることにより、前記ロック杆をロック位置からロック解除位置へ動かすように、前記スライダを変換運動させるようになっており、及び/又は
―前記カムシャフトの第2接触ゾーン、及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフトを、前記ロック位置から角度α(αは、35°以上)だけ回転させると、前記カムシャフトの第2接触ゾーンが、前記スライダの第2接触領域上をスライドするようになっており、及び/又は
―前記スライダの第2接触領域は、平面接触領域と湾曲接触領域とを備え、前記カムシャフトの第2接触ゾーン、及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフトをロック解除位置から前記自由位置へ回転させると、前記第2接触ゾーンは、まず前記平面接触領域上をスライドし、次に前記湾曲接触領域上をスライドするようになっており、及び/又は
―前記カムシャフトの第2接触ゾーン、及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフトの回転時に、前記カムシャフトの第2接触ゾーンが、前記平面接触領域から前記湾曲接触領域へ連続的にスライドするようになっており、及び/又は
―前記スライダの第2接触領域の平面接触領域と、前記スライダの移動軸との角度は、30°以上、60°以下であり、及び/又は
―前記スライダの第2接触領域の湾曲接触領域の曲率中心は、前記スライダの内側にあり、及び/又は
―前記カムシャフトの回転軸は、前記スライダの移動軸に対して、60°以上かつ90°以下の角度を有し、及び/又は
―前記カムシャフトは、円筒形であり、及び/又は
―この盗難防止装置は、キーを受け入れることができるロータを備え、かつ前記カムシャフトと一体に回転するようになっており、及び/又は
―前記カムシャフトの回転軸は、前記ロータの回転軸と概ね同一である。
―図1は、本発明に係る盗難防止装置の等角図である。
―図2は、互いに相互作用を行う盗難防止装置の一実施形態の要部を示す図である。
−図3aは、本発明の実施形態に係るカムシャフトを示す図である。
―図3bは、本発明の実施形態に係るスライダを示す図である。
―図4aは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
―図4bは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
―図5aは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
―図5bは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
―図6aは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
―図6bは、本発明に係るカムシャフトによってスライダが作動するときの、本発明に係るロック杆の移動を示す図である。
次に、本発明の非限定的実施形態を、添付の図面を参照して説明する。
図1は、車両から外した盗難防止装置10の等角図である。この装置は、正規キーと協働するロック部30を備え、正規キーを回すと、モータなどの車両の構成部品への電力供給のイグニッションを可能にし、ロック杆12が作動して、ロック位置に対応する車両のステアリングコラム20(図1には図示せず)をブロックする位置となる。電力を車両に供給すると、ロック杆12は、ロック解除位置に対応する車両のステアリングコラム20(図1には図示せず)のブロックを解除する位置となる。
ここで、「正規キー」とは、ロック部に差し込んだときに、無理な力を加えなくても回すことができるキーのことである。
本発明の盗難防止装置は、車両に組み込まれたハウジング40内に収容されている。
図2は、本発明に係る盗難防止装置の要部を示す。
本発明の盗難防止装置は、ロック位置とロック解除位置を通過する自由位置との間で、ロック杆12を動かすためのスライダ14と、自軸の周りを回転可能なカムシャフト16とを備えている。カムシャフト16は、正規キーを差し込むことができるロータ18によって動かされる。具体的には、正規キー50をロック部30に差し込んで回転させると、ロータ18はカムシャフト16と一体に、同じ回転軸まわりに回転する。
カムシャフト16は、その回転時にスライダ14の第1接触領域上をスライドするようになっている第1接触ゾーンと、その回転時にスライダ14の第2接触領域上をスライドするようになっている第2接触ゾーンとを備え、カムシャフトを回転させると、スライダ14は、均一な追従運動を行うことが可能になる。スライダ14は、一定方向運動を可能にするため、ハウジング40のスライド内で移動する。その移動方向は、カムシャフト16の回転軸に対し、60°より大きく、90°より小さい。例えば約75°の方向を向いている。
スライダ14は、図示しない小ハウジング内に設けたロック杆12と一体に移動する。小ハウジングは、ハウジング40内に組み込まれていてもよい。小ハウジングは、ロック杆12が1つの方向にのみスライドし、ステアリングコラムと相互作用を行うことを可能にする。正規キーに差し込むと、ロータ18は作動し、ロック杆12の位置を制御する。したがって、ステアリングコラムのブロック、又はブロック解除を制御する。
図2に示すステアリングコラム20は、ロック杆12を受け入れる凹孔22を備えており、ロック杆12は、ステアリングコラム20をその回転軸の周りの所定の位置でロックするようになっている。ステアリングコラム20がそのロック位置にあるときは常に、コラムの軸にトルクが加えられると、ステアリングコラム20は、ロック杆12に力を加える。この力は、その強さに応じて、ロック部30内に差し込まれた正規キーを単に回すことによって、ステアリングコラム20をロック解除することを困難(又は不可能)にする。
図3a及び図3bに示す実施形態においては、カムシャフト16は、円柱形であり、カムシャフトの回転時に、スライダ14の第1接触領域141上をスライドするように配置された第1接触ゾーン161と、カムシャフトの回転時にスライダの第2接触領域142上をスライドするようになっている第2接触ゾーン162とを備えている。図3aに示すように、カムシャフト16の第1接触ゾーン161は、第2接触ゾーン162よりも、カムシャフトの回転軸の近くにある。本発明によると、新しい構成部品を追加することなく、カムシャフト16及びスライダの設計を改善することにより、ステアリングコラム20のロック解除のために車両のユーザが、キーにより加える必要があるトルクを減少させることができ、ロック解除が容易になる。ステアリングコラムのロック解除に要する時間も、従来の盗難防止装置におけるよりも長くなることはない。
カムシャフトのトルクは、カムシャフトの回転軸と接触ゾーンとの間の半径方向距離に比例し、回転軸に近い第1接触ゾーンを有しているため、ステアリングコラムをロック解除するときのカムシャフトトルクを低減させることができる。スライダの動きに追いつき、スライダを自由位置に到達させるように、第2接触ゾーン162は、第1接触ゾーンよりも回転軸から離れた位置にある。
カムシャフト16の接触ゾーン161及び162、並びにスライダ14の接触領域141及び142は、カムシャフト16が回転すると、スライダ14が追従して運動するように配置されている。
図3aに示すように、カムシャフトの接触ゾーン161及び162は、丸い形状、例えばカムシャフトの円柱形に近い形状を有している。
図3bに示すように、スライダの第1接触領域141は、ほぼ平面であり、スライダの移動軸に対して直交している。
図3bに示すように、第2接触領域142は、2つの副接触領域142a及び142bからなっている。
第1副接触領域142aは、ほぼ平面である。第1副接触領域142aの面の法線と、スライダの移動軸とのなす角度Lは、20°以上、例えば30°以上、かつ60°以下、例えば40°以下とされている。
第2副接触領域142bは、湾曲する凹入円弧状である。図3bに示すように、好ましい実施形態においては、第2副接触領域142bの曲率中心は、スライダの内側にある。言い換えれば、第2副接触領域142bの曲率中心は、第2副接触領域142bよりも、スライダの幾何学的中心の近くに位置している。有利なことに、このような配置により、カムシャフトが第2副接触領域142bに沿ってスライドするときに、カムシャフトに加えられる力は低減する。
図4aから図6bは、スライダ14に関する本発明の一実施形態におけるカムシャフト16の異なる位置、及び、図に示すカムシャフト16の対応する位置におけるステアリングコラム20との相互作用におけるロック杆12の位置を示す。図4aから図6bはまた、第1接触領域141をスライドする第1接触ゾーン161を通じて、カムシャフト16がスライダ14と相互作用を行った後の、したがって第2接触ゾーン162が第2接触領域142とのスライドを開始する時のステアリングコラムのロック解除状態を示している。
図4aに示すように、ステアリングコラム20は、それに設けた凹孔22内に嵌入しているロック杆12によって、所定の位置でブロックされている。この位置では、通常、ステアリングコラム20に予負荷が加えられている。したがって、ステアリングコラム20は、ロック杆12に力を加え、ロック杆12がステアリングコラム20の凹孔22から容易に外れないようにしている。この実施形態では、カムシャフトの接触ゾーン、及びスライダの接触領域の形状によって、スライダ14は、キーに加えられる小さい力でロック杆12を引くことができる。
図4a及び図4bに示すように、スライダのロック位置から開始するように、カムシャフト16とスライダ14とが配置されており、カムシャフト16を回転させると、カムシャフト16の第1接触ゾーン161は、スライダ14の第1接触領域141上をスライドするようになっている。カムシャフト16の第1接触ゾーン161、及びスライダ14の第1接触領域141は、カムシャフト16の回転時に、スライダ14がロック杆12を、ロック位置からアンロック位置へ動かすように運動するように配置されている。典型的には、カムシャフト及びスライダは、カムシャフト16がその回転軸の周りに、35°以下の角度α回転すると、ロック杆12をロック位置からアンロック位置に動かすようにスライダを移動させるように配置される。
カムシャフトの第1接触ゾーンが、スライダ14の第1接触領域141上をスライドする間、ロック杆12のストロークの進展は遅い。しかし、ユーザの貴重な力を必要とすることなく、ロック杆12は、ステアリングコラム20のロックを解除する作業を開始することができる。
図5a及び図5bにおいて、ステアリングコラム20は、アンロック位置の近くにある。 ロック杆12は、依然として、ステアリングコラム20と接触している。しかし、ステアリングコラム20によってロック杆12に加えられるトルクは、小さくて無視できる。カムシャフトの第1接触ゾーンは、スライダの第1接触領域と接触したままである。しかし、カムシャフトの第2接触ゾーンは、スライダ14の第2接触領域142の第1副接触領域142aに近づく。
この時点で、ロック杆12は、そのアンロック位置にゆっくりとさらに近づき、一方、キーに加えられる力は、小さいままである。
図6a及び図6bに示すように、カムシャフトの第2接触ゾーン162がスライダ14の第2接触領域142の第1副接触領域142aに接触して、スライドを開始すると、ステアリングコラム20は、ロック解除される。しかし、ロック杆12がステアリングコラム20の凹孔22に引っかからないように、ロック杆12は、その解除過程を完全に終える必要がある。そして、この時点で、ステアリングコラム20は、ロック杆12に何らの力も及ぼさない。したがって、ロック杆12を移動させるために必要な力は、非常に小さい。
ロック杆12のストロークを終了させ、かつロック解除作用を完了させるため、カムシャフト16の第2接触ゾーン162は、第1副接触領域142aに沿って連続的にスライドし、次に第1副接触領域142aから第2副接触領域142bに連続的にスライドする。スライダ14の第1副接触領域142a及び第2副接触領域142bがこのように設計されているため、車両ユーザは、小さい力でロック杆12のストロークをすばやく終えることを可能にする。本発明によって、ステアリングコラムをロック解除する時間は、従来技術の盗難防止装置より長くなることはない。
以上本発明を、その概念を限定することなく、実施形態を用いて説明した。
前述の例示的な実施形態を参照することにより、当業者は、さらに多くの変更及び変形を着想することができると思う。前述した実施形態は、単なる例示としてあげたもので、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の技術的範囲は、後記の特許請求の範囲によってのみ判断されるものである。
特許請求の範囲において、「備え」という語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞は、複数を除外するものではない。異なる特徴が異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの特徴の組み合わせが有利に用いることができないことを示すものではない。特許請求の範囲におけるいかなる参照符号も、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
10 盗難防止装置
12 ロック杆
14 スライダ
16 カムシャフト
18 ロータ
20 ステアリングコラム
22 凹孔
30 ロック部
40 ハウジング
50 正規キー
141 第1接触領域
142 第2接触領域
142a 第1副接触領域
142b 第2副接触領域
161 第1接触ゾーン
162 第2接触ゾーン

Claims (13)

  1. 車両用盗難防止装置であって、
    ―ステアリングコラム(20)をロック位置とすることができるロック杆(12)と、
    ―前記ロック位置と、ロック解除位置を通過した自由位置との間で、前記ロック杆(12)を動かすようになっているスライダ(14)と、
    ―自軸の周りに回転可能なカムシャフト(16)とを備え、このカムシャフトは、少なくとも、
    ―前記カムシャフトの回転時に、前記スライダの第1接触領域上をスライドするようになっている第1接触ゾーンと、
    ―前記カムシャフトの回転時に、前記スライダの第2接触領域上をスライドするようになっている第2接触ゾーンとを備え、
    前記カムシャフトの接触ゾーンと、前記スライダの接触領域とは、前記カムシャフト(16)の回転時に、前記スライダが追従運動を行うようになっており、
    前記カムシャフトの第1接触ゾーンと、前記スライダの第1接触領域とは、前記カムシャフト(16)の回転時に、前記スライダが前記ロック杆(12)をロック位置からロック解除位置に動かすための追従運動を行うようになっており、
    前記カムシャフトの第1接触ゾーンは、前記第2接触ゾーンよりもカムシャフトの回転軸の近くにあることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 前記カムシャフトの第2接触ゾーンと、前記スライダの第2接触領域とは、前記カムシャフト(16)の回転時に、前記スライダが前記ロック杆(12)をロック解除位置から自由位置に動かすように追従運動を行うようになっている請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 前記スライダの前記第1接触領域は、ほぼ平面であり、かつ前記スライダの移動軸と直交している請求項1又は2に記載の車両用盗難防止装置。
  4. 前記カムシャフトの第1接触ゾーン、及び前記スライダの第1接触領域は、前記カムシャフト(16)をロック位置から、角度α(αは、35°以下)だけ回転することにより、前記ロック杆(12)を前記ロック位置からロック解除位置に動かすための前記スライダ(14)を追従運動をさせるようになっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  5. 前記カムシャフトの第2接触ゾーン、及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフト(16)をロック位置から角度α(αは、35°以上)だけ回転させることにより、前記カムシャフトの第2接触ゾーンが、前記スライダの第2接触領域上をスライドするようになっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  6. 前記スライダの第2接触領域は、平面接触領域と湾曲接触領域とを備え、前記カムシャフトの第2接触ゾーン及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフトの前記ロック解除位置から前記自由位置への回転時に、前記第2接触ゾーンは、まず前記平面接触領域上をスライドし、次に、前記湾曲接触領域上をスライドするようになっている請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  7. 前記カムシャフトの第2接触ゾーン、及び前記スライダの第2接触領域は、前記カムシャフト(16)の回転時に、前記カムシャフトの第2接触ゾーンが、前記平面接触領域から前記湾曲接触領域へ連続的にスライドするようになっている請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  8. 前記スライダの第2接触領域の平面接触領域は、前記スライダの移動軸との角度は、30°以上、60°以下である請求項6又は7に記載の車両用盗難防止装置。
  9. 前記スライダの第2接触領域における湾曲接触領域の曲率中心は、前記スライダの内側にある請求項6〜8のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  10. 前記カムシャフトの回転軸は、前記スライダの移動軸に対して、60°以上かつ90°以下の角度を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  11. 前記カムシャフト(16)は、円柱形である請求項1〜10のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  12. キーを受け入れることができ、かつ前記カムシャフトと一体に回転するようになっているロータを備える請求項1〜11のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
  13. 前記カムシャフト(16)の回転軸は、前記ロータ(18)の回転軸と実質的に同一である請求項1〜12のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
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