JP2017531515A - スナップリンク型外科用クリップ - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1締付脚部および第2締付脚部を有し、2つの締付脚部が、使用時、血管を圧搾して閉じるように互いに向かって移動可能であり、かつ、2つの締付顎部を互いの方に向かわせる閉鎖力を加える接続部品を介して互いに連結され、2つの付加ばねが、主ばねとして機能する接続部品に加えて設けられかつ閉鎖力を増幅させ、前記付加ばねが、主ばねに対して平行に配置されかつ互いに反対方向に作用する、外科用クリップに関する。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルによる、たとえば動脈瘤クランプまたは動脈瘤クリップの形態の外科用クリップに関し、特に、第1締付脚部および第2締付脚部を有し、それらが、使用時に、血管を圧搾して閉じ、好ましくは、たとえば整列しておよび/またはいかなる突出部もなく、少なくとも部分的に互いに当接するように、互いに向かって移動可能であり、および、2つの締付脚部/締付顎部を互いの方に向かわせる閉鎖力を加える接続部品(ばね要素)を介して互いに連結されている、外科用(血管)クリップに関する。
従来技術から、動脈瘤を治療するために使用されるクリップが知られている。動脈瘤は、血管拡張、特に、口語的に「動脈小嚢形成」とも呼ばれる動脈拡張であるように理解される。動脈瘤は、先天的または後天的な壁の変形による、血管の断面の紡錘状または嚢状の局所性の永久的拡張状態である。
血管、たとえば動脈拡張を圧搾して閉じるために、外科用クリップが使用される。そうする際、2つの締付脚部が血管の壁を互いに締め付け、血管を通る流れを阻止する。
この目的で使用される既存の多数の外科用クリップ、たとえば、米国特許第4,935,026A号明細書または同第5,368,600A号明細書から既知であるものがある。後者においては、クリップ内に、(U字型または円形セグメント形状に予め曲げられた)曲げビームのタイプのばね要素が挿入される。たとえば、独国特許第4319829C1号明細書において教示されているように、クリップの内部における半巻線の使用も知られている。外面に隆起を含む2つの脚部を有するクランプが開示されている。脚部は、互いに対して弾性があり、それらの足側端部において相互接続されている。締付リングが、隆起上を滑り、それにより、2つの脚部を互いの方に向かわせる。締付リングは、接続を安定化するために使用されるピンを含んでもよい。
独国特許第19935418C2号明細書から、3つの部分から構成された外科用クリップもまた既知である。したがって、枢動軸を中心に互いに対して枢動可能であるとともに、締付位置において実質的に互いに隣接する締付領域を有する2つの締付アームを備えた外科用クリップが開示されており、締付アームの各々は、自由端部と、支持部が設けられた端部とを含み、両方の支持部において、枢動軸を画定する継手シャフトが支持され、2つの締付アームに関連付けられかつ締付アームを締付位置に付勢して維持する引張要素を備え、シャフトは、引張要素によって形成されている。
動脈瘤クランプは、独国特許第19723637C1号明細書からも既知である。そこには、顎部材と作動脚部とを各々が有し、互いに交差している2つのアームを備えた動脈瘤クランプが示されており、作動脚部は、互いに対向しており、顎部材を互いに向かって付勢するリセット手段によって相互接続されており、リセット手段は、作動脚部の間で一定の平坦な湾曲を描く、成形された平坦な金属要素を有し、その湾曲は、少なくとも部分的に、波状または矩形状である。
独国実用新案第8129049U1号明細書から別の動脈瘤クリップが既知である。その動脈瘤クリップは2つの脚部を含み、一方の脚部が、交差領域において他方の脚部の幅に対応する凹部を含み、ガイドが、前記凹部に架橋され、凹部の両側で、スポット溶接により一方の脚部に接続されている。前記動脈瘤クリップは、最終的に、1.5重の巻線を利用する。
独国特許出願公告第102006031092B3号明細書から、「結紮クリップ」としても知られる動脈瘤クリップもまた既知である。ばね要素によって相互接続されており各々が締付顎部を支持する2つのアームを備え、アームがそれらの外面に、ハンドリング器具の突出部を受け入れるためのアームの長手方向に対して横切る方向に延在する開口部を含む外科用クリップの場合、クリップにハンドリング器具を適用するのを容易にするために、開口部が、外側から開口部に向かって下降するトラフ状案内面によって包囲されることが提案されている。
独国特許出願公開第102010037468A1号明細書から、血管を圧搾して閉じるように適合された2つのクリップ脚部を含む外科用クリップが既知である。詳細には、そこには、2つのクリップ脚部を備え、その第1自由端部がクリップの閉鎖状態で、すなわちクリップの休止位置で、互いに完全に当接する、外科用クリップが記載されている。使用の状態で休止位置に達し、そこでは、単に血管の壁がクリップ脚部の間に依然として配置されている。2つのクリップ脚部は、互いに交差するように形成され、ばね要素を介して第1自由端部の反対側にあるそれらの第2端部によって互いに接続されている。ばね要素は、2つのクリップ脚部の一体部品であり、1回半の巻線を含む。
既知の外科用クリップでは、手作業で製造しなければならず、したがって製作中に機械の効率的な使用が阻止される、という問題が頻繁に発生する。また、特に、脚ばねの巻きまたは特定のクリップ形状の曲げによってもたらされる、亀裂問題も既知である。これまで脚ばねが巻かれたとき、これまでは望ましくない巻過ぎの可能性があり、したがって、破損の可能性が増大した。さらに、これまで、閉鎖力を正確に調整することが困難であった。これまで、閉鎖力の調整は容易ではなかった。これまで、ばねの過荷重は排除されなかった。
不十分な閉鎖力の欠点とは別に、一般的な外科用クリップはまた、クリップが適用されるときに治療すべき動脈瘤への視界が妨げられるほど幅の大きい構造サイズを有する。独国特許第19723637C1号明細書の動脈瘤クリップの場合、わずかに1.76ニュートンの最大閉鎖力が既知であり、それは、180グラムの等値に対応する。
本発明の目的は、既知の欠点をなくし、クリップ材料の機械的限界を超えることなく、大きい開口部幅にも関わらず十分な閉鎖力をもたらす血管クリップを提供することである。
本発明によれば、この目的は、主ばねとして作用している予張力/付勢ばねに加えて、ばねの閉鎖力を増大させ/補強する少なくとも1つのさらなる(かつ別個の)付加ばねが使用され/設けられるという事実によって、一般的な外科用クリップにおいて達成される。このように、付勢の増大は、既存の付勢ばねを設計または材料に関して変更する必要なしに、達成される。したがって、血管クリップにおいて付加ばねをある程度適応的に提供することができ、したがって、いかなる大きな変更処置もなしに既存のクリップ設計に付加ばねを組み込むことができる。さらに、(いずれにしても既存の)付加ばねに対して、必要な付勢力に達するようにその最大荷重能力まで張力をかける必要はなく、そうしたばねは、その最大荷重限界未満のままであってもよい、という点で、安全機能が実現される。そして、付加ばねにより、必要な付勢力に達するための不足を補うことができる。
言い換えれば、2つの対応するまたは相互作用するばねが使用され、能動的に接続される2つのばねは、個々のばねに過荷重がかけられることなく、必要な閉鎖力を提供する。
好ましくは、2つの付加ばねが設けられる。2つの付加ばねが、たとえば、2つの締付脚部の間の中心面に対して対称に配置され、それにより、反対方向から、場合によっては異なる方向から締付脚部に作用し、両締付脚部は、クリップのねじれおよび曲げを伴う可能性があるように片側のみに荷重がかけられる、のではなく等しく応力がかけられる。
有利な実施形態については、従属請求項において請求されており、以下に詳細に説明する。
付加ばねが、たとえばいわゆる「ステレオばね(stereofeder)」の方式で、主ばねに対して平行に配置され/使用される場合、有利である。
追加の閉鎖力を低コストで提供するために、付加ばねが、ヨークスプリング、曲げビームもしくはビーム状ばね、ねじりばねまたは板ばねの形態である場合、さらに有利である。前記個々のばねの組合せさえも可能である。板ばねが使用される場合、それは、たとえば「クリッカ(Knackfrosches)」の方式で、湾曲させるかまたは曲げてもよい。
使用の事例に適合される実施形態を達成するために、好ましくは同時に、2つのクリップ脚部の接続部品としての役割を果たす付勢ばね(主ばね)が、曲げビームまたは可撓性板ばねの形態である場合、有利であり、その場合、有利には、その断面形状および/またはその断面設計は、所望のばね特性を得るように具体的に画定し/変更し/調整してもよい。
付勢ばねが、たとえば、その長手方向伸長に関して変化する断面、または一定の矩形、多角形、楕円形、円形セグメント状および/またはブレード状断面を有する場合もまた、有用であり得る。ブレード状断面は、一方の側の凹状面と他方の側の凸状面とによって特徴付けられてもよい。
付加ばねが、付加ばねによって加えられる追加の閉鎖力を(予め)調整しかつ閉鎖力を補強する、力調整ゾーンまたは力調整機構を含む場合、執刀医は、適用の事例に適合されたクリップを使用してもよい。
好ましくはいかなる工具も使用することなく余分なばね材料を取り外すために、力調整ゾーンが予め穿孔されるか、または所定の破断箇所を含む場合、その場で適用の事例に外科用クリップを容易に適合させることができる。
これは、独立して請求される本発明の好ましい態様によって、付加ばねが、2つの長手方向脚部を備える好ましくはU字型ヨークスプリングであり、長手方向脚部の自由端部が2つのクリップ脚部のうちのいずれかにまたはクリップ脚部を(蝶番式に)結合する接続部品に取り付けられ、長手方向脚部が、長手方向脚部の長手方向において間隔を空けて配置された複数のクロスウェブ/バーを介して相互接続され、クロスウェブが好ましくは所定の破断箇所または穿孔において個々に取外し可能であるという事実により、達成することができる。好ましくは、長手方向脚部の自由端部に最も近いクロスウェブは、クリップ脚部のうちの一方に対して他方のクリップ脚部を弾性的に押圧するように、2つのクリップ脚部のうちの他方に隣接する。このように、2つのクリップ脚部のうちの他方のものへの支持点とばねヨークの連結点との間の距離、したがってレバー長は、一方のクリップ脚部/接続部品において変更することができ、このように、有効な付勢力を調整することができる。
付加ばねが、その2つの長手方向脚部の自由端部に2つの取付ジャーナルを含み、その取付ジャーナルを介して、付加ばねが一方のクリップ脚部/接続部品に取り付けられている/取り付けられることが、さらに有利である。したがって、2つの長手方向脚部は、互いに対して異なる長さを有してもよく、したがって、2つの取付ジャーナルがそれぞれの最も近いクロスウェブから異なる間隔で配置される。このように、非対称の取付ジャーナルを中心に旋回する際、ヨークは、(内部)弾性変形を受け、それにより、追加の付勢力がもたらされる。
最後に、取付ジャーナルは、1つのクリップ脚部または接続部品に、回転可能であるようにまたは回転しないように固定されるように取り付けられるように、設けてもよい。
言い換えれば、力調整ゾーン/機構は、少なくとも1つのウェブ/バー、好ましくは互いに等しく間隔を空けて配置された好ましくは、2つ、3つ、4つまたはそれより多くのウェブ/バーを含み、ウェブ/バーが、互いに間隔を空けて配置されかつ一方または両方の締付脚部に対して平行に位置合せされてもよい、(ヨーク状の)付加ばねの2つの長手方向脚部を接続する場合、有利である。そして、助手によって、または執刀医自身によって、ウェブを順に取り除いてもよく、それにより、主ばねによって加えられる閉鎖力を加えた後、たとえば血管に対して、必要な締付力を得るように、必要に応じて追加の閉鎖力が調整可能である。
好ましくは圧入によって、接続部品に付加ばねが、たとえば力拘束、形態拘束および/または接着拘束により取り付けられると両ばねの組立が容易になるが、それによって、主ばねのみをクリップ脚部に取り付ければよく、付加ばねはクリップ脚部に自動的に位置合せされるためである。
付加ばねが、その2つの脚部/自由脚部端部に2つの取付ジャーナルを含み、それらが、好ましくは横方向に位置合わせされ、特に好ましくは、付加ばねのおよび/またはその脚部いずれかの長手方向軸に対して三角形状に、および/または、例えば他方の脚部に対して互いに反対方向に指向する場合、組立は特に容易になる。
取付ジャーナルが付加ばねまたは締付脚部の長手方向において互いに対してずれている場合、ヨーク状の付加ばねが取付ジャーナルを中心に旋回するとき、その付加ばねのねじれ/湾曲を予め決定してもよく、そのねじれ/湾曲により、2つの締付脚部のうちのいずれかに導入されるように適合される力が発生する。
取付ジャーナルが、付加ばねの第1端部に設けられ、取付ジャーナルを一体的に形成する付加ばねの脚部が、第2端部において力調整ゾーンによって一体的に接続される場合、さらに有利である。1つまたは複数のウェブが、付加ばねの第1端部より第2端部の方に近接して設けられる場合もまた有用である。
上面視におけるヨーク状の付加ばねが、好ましくは一定の矩形、半円形または楕円形の形状を有する場合、クリップに対するコストを低減させることができる。
付加ばねとしてヨークスプリング/ねじりばねが使用される場合、ヨークスプリングのばね特性は、2つのばね端部/取付ジャーナルの位置によって、かつ形状/輪郭自体によって定義することができる。
一実施形態では、ヨークスプリングは相対的に短いウェブを有し、それは、ばね特性を微調整するために役立つ。これは、個々のウェブを取り外すことによって行われる。
本発明の付加または独立した態様によれば、外科用クリップは、直接接続されないかまたは緩い2つの締付脚部を備え、それらは、合わせて保持され、一方の締付脚部に締結されかつ他方の締付脚部を包囲するばね要素、特にヨークスプリングを介して、互いに対して付勢される。前記クリップ形状は、その単純な構造および単純な取付可能性により、特にすぐれている。
上述した態様に基づき、2つの締付脚部は回転面を有してもよく、そこで、締付脚部は、締付脚部の開放および閉鎖中に回転する。前記面は、継手の機能を採用する。
一実施形態によれば、回転面は、締付力の強弱が締付脚部の開放角度に応じて変化するように、特にカム状に構成されてもよい。特に、回転面は、開放角度が増大する間、締付力または少なくとも締付力の勾配が低減するように、構成されてもよい。
一方ではヨークスプリング、他方ではたとえば可撓性/曲げビームの形態である主ばねの異なる配置により、カスタマイズされた要件を依然として考慮してもよい。最新技術とは異なり、クリップの閉鎖力が、「単一ばね」ではなく(平行に配置された少なくとも2つの別個のばねを含む)「ステレオばね」を示すという解決法により、以下の複数の利点が提供される。
−「ステレオばね」により、調和したばね荷重が可能になる。
−クリップの閉鎖力が、クリップが作用している同じ平面において生成される。
−クリップの長手方向軸の周囲で作用するいかなる接続も受け入れる必要がない。
−クリップ自体が非常に幅の狭い設計を有し、それにより必然的に、主に機械製造による材料の損傷が最小限になる。
以下、添付の図を参照して種々の実施形態により本発明について詳細に例示する。
本発明による外科用クリップの第1実施形態の斜視図を示す。 図1のクリップの2つの異なる側面図のうちの1つを示す。 図1のクリップの2つの異なる側面図のうちの1つを示す。 図1〜図3のクリップの上面図である。 図1〜図4のクリップで使用される付加ばねのみの斜視図である。 図1〜図5のクリップの別の斜視図である。 図5に示すような付加ばねの実施形態の付加ばねの変形である。 側面図における外科用クリップの本発明によるさらなる実施形態を示す。 図7の付加ばねを利用する本発明によるクリップの別の変形を示す。 上からの同等の図(上面図)であるが板ばね型の付加ばねを含む図9のクリップを示す。 図10の実施形態の付加ばねとして作用する板ばねの詳細な図である。 付加ばねの変形である。 側面からの図(側面図)における本発明による外科用クリップの別の実施形態である。 上からの図(上面図)における図13のクリップを示す。 弾力的に/付勢して外科用クリップの2つの締付脚部を接続する接続部品の領域における図6のXV線に沿った断面構成である。 図15に示す形態の断面形状の変形である。 接続部品の別の断面形状である。 斜視図における本発明による外科用クリップの本発明による別の実施形態を示す。
図は、単に概略的であり、単に本発明の理解に役立つものである。各実施形態における同様の要素には同様の参照番号が付されている。実施形態の個々の要素を互いに置き換えてもよい。
図1に、本発明によるクリップ1の第1実施形態を示す。それは、動脈瘤クリップとして使用されるために提供される。クリップ1は、クリップ脚部または締付顎部とも呼んでもよい第1締付脚部2を含む。休止状態(クリップの初期位置)では、第1締付脚部2は、対向する第2締付脚部3に隣接しているかまたは略隣接している。締付脚部3もまた、クリップ脚部または締付顎部と呼んでもよい。2つの締付脚部2および3の各々は、先端長手方向部分において互いに対向する(組織締付)面または縁を含み、それらは、使用時に、たとえば血管を圧搾して閉じるように血管に当接してもよい。2つの締付脚部2および3は、自由基端部4および5を有する。自由基端部4および5において、2つの締付脚部2および3は、クリップ脚部を蝶番式に結合する好ましくはU字型またはC字型の接続部品6に変わる。これに関して、接続部品は交差部分を含むことにより、U字型またはC字型の可撓性圧縮によって、2つのクリップ脚部2,3が離隔する(クリップ開放)ことに留意されたい。しかしながら、(鉗子のように)いかなる交差部分もない接続部品を設計することも考えられ、その場合、U字型またはC字型は、2つのクリップ脚部2,3を互いから離隔させる(クリップ開放)ように弾性的に引き離さなければならない。
接続部品6は、この実施形態によればばね特性を示す。2つの締付脚部2および3とともに接続部品6は、一体的に形成され、好ましくは同じ材料からなり、または異なる材料要素から溶接されるかまたははんだ付けされる。好ましくは、それらは、継目なしに統合している。したがって、接続部品6は、可撓性蝶番式に2つのクリップ脚部2,3を結合するクリップの一体型可撓性ビーム7として作用する。
さらに、接続部品6は、第2クリップ脚部3に近接する長手方向部分に、材料厚化または材料蓄積によって提供されるアイレット型の接続領域8を含む。接続領域8では、2つの(止り)穴9および10が設けられており、それらは、互いから離れる方向に面している接続部品6の側面(締付面に対して垂直な面)において開放している。これに関して、接続領域8は、必ずしも接続部品6に配置される必要はなく、別法として、第2(または第1)クリップ脚部3の基端部に配置してもよいことに留意されたい。
上述したような外科用クリップは、接続領域を除いて、複数の文献に掲載されているような概して既知の最新技術に属する。この場合、クリップの締付力は、(主)付勢ばねを同時に形成する接続部品6によって生成される。しかしながら、基本的に、2つのクリップ脚部を(枢支ピンを介して)蝶番式に結合し、2つのクリップ脚部においてここから別個に(主)付勢ばねを取り付けることも可能である。この場合、(主)付勢ばねは、排他的に締付力を生成する機能を有し、クリップ脚部の枢支結合は、枢支ピンによってここから別個に達成される。この設計もまた、本質的に従来技術に属し、当業者には既知である。
しかしながら、クリップの締付力が(主)付勢ばねによって生成されることは、前記設計のすべてに共通している。
本発明によれば、(主)付勢ばねに対して平行に配置された少なくとも1つのさらなる付加ばね13が設けられ、それは、平行な配置により主締付力に加わる追加の締付力を生成する。前記付加ばね13は、(以下の説明に従って)接続領域8に取り付けることができるように設計されている。
この目的で、付加ばね13は、実質的に平行に配置された2つの長手方向脚部15,16を備えるヨークまたはフレームの形態であり、長手方向脚部15,16は、それらの先端部において、交差脚部によって一体的に接続されている。好ましくは、ヨークフレームは、ばねワイヤから塑性的に曲げられてもよい。
長手方向脚部15,16は、その自由基端部において、接続領域8の穴9,10に係合するように適合される取付ジャーナル11および12を含む。付加ばね13の取付ジャーナル11および12は、図5、図7、図9、図11および図12において特に明確に見える。したがって、取付ジャーナル11,12もまた、ばねワイヤを互いに対して向かい合う切株状のワイヤ延長部に曲げることによって形成され、当然ながら、取付ジャーナルは同様に、溶接またははんだ付け等の他の任意の方法で設けられてもよい。さらに、ばねワイヤは、この場合では丸くはなく、多角形、好ましくは四角形であることが、特に図5から明らかであり、したがって、穴9,10もまた四角形断面を有し、それにより、(多角形)取付ジャーナル11,12は、締付脚部2、3に対して所定の角度位置で穴9,10に回転しないように固定されて挿入されなければならない。前記角度位置は、すでに初期位置にあるばねヨーク13が、締付脚部2のいずれかの外面(締付面から離れる方向に面する側)に対して押圧し、締付脚部2を他方の締付脚部3に対して(主)付勢ばね14に加えて付勢するように、選択されている。したがって、接続部品6は主ばね14として作用し、付加ばね13によって締付脚部2に補強する力が加えられる。したがって、主ばね14によって生成される閉鎖力は、追加の閉鎖力によって補足され、補強される。
すでに上で説明したように、付加ばね13は、実質的に、2つの脚部15および16を含み、接続領域8に対向しているそれらの基端部において、取付ジャーナル11および12が形成されている。ここに示す実施形態では、取付ジャーナルは角のある断面を有するが、図7に示すように、円筒状構造、したがって円形断面を同様に有してもよい。接続部分8から離れる方向に面する付加ばね13および長手方向脚部15,16のそれぞれの端部または中間部分において、互いから長手方向脚部の間隔に、複数の、目下好ましくは4つの(クロス)ウェブ/バー17が設けられ、ウェブは、さらに、長手方向脚部15,16を相互接続するが、好ましくはいかなる工具も用いることなく、または単純な手段により、付加ばね13から取外し可能である。この目的で、ウェブ17と2つの脚部15,16との間に、穿孔または所定の破断箇所を設けてもよく、それは、ここでは輪郭でのみ図示する。また、ウェブ17の中間における、または、ウェブ17の中間に近接する単一の穿孔も可能である。
図2は、接続部品6の取付領域8における穴9および10への角のある取付ジャーナル11および12の係合を示す。図3からも明らかであるように、締付脚部2および3の接続部品6への遷移部は、交差領域18において直接並置されている。図4では、付加ばね13の2つの脚部15および16の間で、互いに等距離に配置されたウェブ17が明確に見える。図6に示す拡大された実施形態において、図5に示す付加ばね13は穴9,10に挿入されている。
取付ジャーナル11および12は異なる高さに位置している。言い換えれば、2つの穴9,10は、互いに軸方向に位置合せされておらず、(クリップの高さ方向において)締付脚部2,3に対して少なくとも横方向にずれているように配置されている。したがって、ばねヨークが穴9,10に取り付けられると、2つの長手方向脚部15,16は、反対方向に曲がり、それにより、最終的に、ゆがむように位置合せされる。
2つの穴9,10の上述した高さ距離に加えてまたはそれとは別に、この場合では、ばねヨーク13の長手方向脚部15,16が異なる長さを有するように、さらには、脚部15,16の長さ方向の差に対応してクリップの長手方向における2つの穴9,10をずらすように設計されている。両方法は、ヨーク連結部が非対称であるため、ばねヨーク13がその取付ジャーナル11、12を中心に枢動するとき、ばねヨーク13の弾性変形(ゆがみ)をもたらすのに役立ち、それにより、(図2による)ばねヨークの初期位置においてばねリセット力がもたらされる。
最後に、互いに対向する締付脚部2および3の表面において、基端段部19が見え、そこから、波形等の特定の整えられた表面構造が、締付脚部2,3のそれぞれ先端部4および5の方向に延在している。
付加ばね13の機能については、以下のように言い換えることができる。
穴9,10に取り付けた後、上述したばねヨーク13は、一方の締付脚部2の締付面から離れる方向に面する脚部側面と押圧接触し始め、その締付脚部2を他方の締付脚部3に対して付勢する。この場合、締付力は、2つの穴9,10のずれと、取付ジャーナル11,12を穴9,10に挿入しなければならない角度位置とからもたらされる。取外し可能なウェブ17が配置されている場合、設計の理由で、ばねヨーク13は、穴9,10および取付ジャーナル11,12それぞれに最も近いウェブ17で締付脚部2に当接する。したがって、それぞれの最も近いウェブ17を取り外すことにより、ばねヨーク13の有効なレバー長を変更してもよく、したがって、追加の締付力を変更してもよい。
図7に示す付加ばね13の変形は、取外し可能なウェブ17を含まない丸いばねワイヤから形成される。ウェブ17を含まないこうした付加ばね13は、上述した実施形態による接続領域8の位置に配置される代わりに、図8に示すように、U字型またはC字型に曲げられた接続部品6の中心部分20に配置されるように適合される。したがって、接続部品6の湾曲形状が基端方向に湾曲している場合、中心部分20は、締付脚部2、3から最大の長さ方向距離を有し、それにより、ヨークスプリング13は、締付脚部2、3の基端部において一方の締付脚部2とのみ作動的に係合する。前記中心部分20において接続部品6は接続領域8を形成する材料厚化部を有していなければならないため、同時に、主付勢ばねとして作用する接続部品6から得られる最大ばね力が増大する。
図9に示すもの以外で、均一な荷重の分布のための利点を提供するヨーク状の付加ばね13の代わりに、図10に示すように、付加ばねとして(全面)板ばねを使用してもよい。板ばね13自体を、その長手方向に沿って1回または数回完全に湾曲させるかまたは曲げてもよく、たとえば、屋根形状またはL字型もしくはC字型に構成することができる。
まさにこうした板ばね型の付加ばねにより、図12に示すように、たとえば予穿孔21を用いることにより、材料の除去によってばね力の微調整が可能である。図13および図14に示すように、固定ばね/ねじりばねとして、取付ジャーナルから離れている領域において材料が除かれるこうした付加ばね13を使用してもよい。この種の動脈瘤クリップはまた、いわゆる「ミュラー(Mueller)クリップ」として使用してもよい。そして、それらは、いわゆる「アリゲータークリップ」または「クロコダイルクリップ」と同様の方法で使用してもよい。
図13および図14に示すクリップでは、単にヨークスプリング13を介して締付脚部2,3が合わせて保持されており、ヨークスプリング13は、他方の締付脚部3を包囲して、一方の締付脚部2に締結されている。2つの締付脚部2,3は、それらの基端部において、互いに対向する回転面23,24を含み、そこで、締付脚部2,3の自由端部4,5が開放するとき、締付脚部2,3が回転して離れる。回転面の少なくとも一方23は、1つの締付脚部2のカム状部分上に形成されている。カム状回転面23により、2つの脚部2,3の枢支点は、脚部の開放時および閉鎖時それぞれにおいて変化する。開放中、枢支点は、自由端部4,5から、かつ締付脚部3とのヨークスプリング13の接触点からそれぞれ、幾分か離れるように移動し、閉鎖中、枢支点は、自由端部4,5に向かって、かつヨークスプリング13の接触点に向かってそれぞれ、幾分か移動する。枢支点の変位のために、ヨークスプリング13の締付力は、2つの締付脚部2,3の開放角度に応じて変化する。より正確に言えば、締付力の絶対値または少なくとも勾配は、開放角度の増大によって低減する。締付力の強弱を、カム形状および回転面23,24の形状それぞれを介して調整することができる。
締付脚部2,3はまた、ヨークスプリング13を介して互いに対して幾分か横方向にも案内される。しかしながら、ヨークスプリング13を介して基本的に緩く合わせて保持される締付脚部2,3が、開放または閉鎖中に横方向に滑り落ち、回転面23,24から離れるように回転することを防止するために、回転面23,24を適切に設計してもよく、たとえば、回転面23,24は、さねはぎを含むことができ、それにより、締付脚部2,3の2つの回転面23,24の間に横方向の形態拘束がもたらされる。
図13および図14に示すクリップ1の実質的な利点は開放角度を介して締付力の強弱が可変であることであり、一方で、構成要素は、非常に単純な構造を示し、かつ容易に取り付けることができる。
最後に、図15〜図17は、主ばね14のばね特性を正確に調整するために可撓性曲げビーム7として作用する接続部品の異なる断面形状を示す。図6を参照すると、そこには、長手方向22が示されている。図15および図17の断面は、前記長手方向22に対して直交している。
図18は、図8に示す実施形態とは実質的に異なる別の実施形態を示し、それは、2つの同一に構成された付加ばね13’および13’’が設けられ、そのうちの第1の付加ばね13’は、それぞれ、第1締付脚部2に作用し、かつそれに対して弾性的に付勢され、そのうちの第2の付加ばね13’’は、それぞれ、第2締付脚部3に作用し、かつそれに対して弾性的に付勢されるためである。2つの付加ばね13’および13’’は、クリップ1の中心面ならびに2つの締付脚部2および3のそれぞれに対して対称に配置され、また、中心部品6に対称的に連結されている。図8に示す実施形態と同様に、各ヨークスプリング13’および13’’の脚部は、長さが異なり、取付ジャーナル11’および12’ならびに11’’および12’’のそれぞれは、互いに対してずれて、中心部品6に締結されている。別法として、付加ばね13’および13’’を、図1〜図6による実施形態と同様に、互いに対向している別個の側面に設けられた2つの接続領域8に連結することができる。残りの部分については、先の実施形態の説明を参照されたい。
したがって、図18による実施形態は、主ばね14に付加的に設けられかつ平行に配置されている2つの付加ばね13’および13’’、より正確に言えばヨークスプリングが設けられているという事実により、すぐれている。それらは、反対側/反対方向から両締付脚部2,3に作用する。2つのばね要素を使用することにより、特にその対称配置により、1つのばね要素13が1つの締付脚部2のみに作用する場合より、2つの締付脚部2,3の力のバランスのとれた平衡およびより均一な荷重がもたらされる。
当然ながら、締付脚部2,3に対して反対のばね力またはモーメントを加える、平行に配置された付加ばねの他のペアを等しく適用してもよい。
1 外科用クリップ
2 第1締付脚部
3 第2締付脚部
4 第1締付脚部の自由端部
5 第2締付脚部の自由端部
6 接続部品
7 可撓性ビーム
8 接続領域
9 穴
10 穴
11 取付ジャーナル
12 取付ジャーナル
13 付加ばね
13’ 第1の付加ばね
13’’ 第2の付加ばね
14 主ばね
15 付加ばねの脚部
16 付加ばねの脚部
17 ウェブ
18 交差領域
19 段部
20 端部
21 予穿孔
22 長手方向
23 (カム状)回転面
24 回転面
当然ながら、締付脚部2,3に対して反対のばね力またはモーメントを加える、平行に配置された付加ばねの他のペアを等しく適用してもよい。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
[項目1]
予張力ばね(6)または弾性接続部分によってクリップ閉鎖方向に互いに対して予張力がかけられている2つの締付脚部(2、3)を備える外科用クリップ(1)であって、2つの付加ばね(13’、13’’)を備え、前記2つの付加ばね(13’、13’’)は、前記予張力ばね(6)または前記弾性接続部分の閉鎖力を増幅させ、かつ、前記予張力ばね(6)または前記弾性接続部分に対して平行に配置されかつ前記外科用クリップ(1)に接続されており、互いに反対方向から両締付脚部(2、3)に作用することを特徴とする、外科用クリップ(1)。
[項目2]
前記付加ばね(13’、13’’)が、ヨークスプリング、曲げビーム、ねじりばねまたは板ばねの形態であることを特徴とする、項目1に記載の外科用クリップ(1)。
[項目3]
前記弾性接続部分(6)が、前記2つの締付脚部(2、3)の枢支結合に役立ち、この目的で、曲げビーム(7)の形態であることを特徴とする、項目1または2に記載の外科用クリップ(1)。
[項目4]
前記弾性接続部分(6)が、その側面視において、矩形、多角形型、楕円形、または部分的に円形の長手方向伸長部を含むことを特徴とする、項目3に記載の外科用クリップ(1)。
[項目5]
前記付加ばね(13’、13’’)が、前記付加ばね(13’、13’’)によって加えられる追加の閉鎖力を調整し、かつ前記予張力ばね(6)の前記閉鎖力を補強するように、力調整機構を含むことを特徴とする、項目1〜4のいずれか一項に記載の外科用クリップ(1)。
[項目6]
前記力調整機構が、付加ばね材料を除去するように、前記付加ばね(13’、13’’)において予穿孔部分または所定破断箇所を形成することを特徴とする、項目5に記載の外科用クリップ(1)。
[項目7]
前記付加ばね(13’、13’’)が、2つの長手方向脚部(15、16)を備えるU字型ヨークスプリングであり、前記2つの長手方向脚部(15、16)の自由端部が、前記クリップ脚部(3)のいずれかにまたは前記弾性接続部分(6)に取り付けられており、前記長手方向脚部(15、16)が、前記所定破断箇所または前記穿孔において個々に取外し可能である、前記長手方向脚部(15、16)の長手方向において間隔を空けて配置された複数のクロスウェブ(17)を介して結合されていることを特徴とする、項目5または6に記載の外科用クリップ(1)。
[項目8]
前記長手方向脚部(15、16)の前記自由端部の各々に最も近い前記クロスウェブ(17)が、前記クリップ分岐部のうちの一方(3)に対して前記クロスウェブを弾性的に押圧するように、前記2つの分岐部のうちの他方(2)に対して当接することを特徴とする、項目7に記載の外科用クリップ(1)。
[項目9]
前記付加ばね(13’、13’’)が、それらの2つの長手方向脚部(15、16)の前記自由端部において2つの取付ジャーナル(11、12)を含むことを特徴とする、項目7または8に記載の外科用クリップ(1)。
[項目10]
前記2つの長手方向脚部(15、16)が、互いに対して長さが異なり、したがって、前記2つの取付ジャーナル(11、12)が前記それぞれの最も近いクロスウェブ(17)から異なるように離隔することを特徴とする、項目9に記載の外科用クリップ(1)。[項目11]
前記取付ジャーナル(11、12)が、前記一方のクリップ脚部(3)または前記弾性接続部分(6)に、回転可能であるように、または回転しないように固定されるように取り付けられていることを特徴とする、項目9または10に記載の外科用クリップ(1)。

Claims (11)

  1. 予張力ばね(6)または弾性接続部分によってクリップ閉鎖方向に互いに対して予張力がかけられている2つの締付脚部(2、3)を備える外科用クリップ(1)であって、2つの付加ばね(13’、13’’)を備え、前記2つの付加ばね(13’、13’’)は、前記予張力ばね(6)または前記弾性接続部分の閉鎖力を増幅させ、かつ、前記予張力ばね(6)または前記弾性接続部分に対して平行に配置されかつ前記外科用クリップ(1)に接続されており、互いに反対方向から両締付脚部(2、3)に作用することを特徴とする、外科用クリップ(1)。
  2. 前記付加ばね(13’、13’’)が、ヨークスプリング、曲げビーム、ねじりばねまたは板ばねの形態であることを特徴とする、請求項1に記載の外科用クリップ(1)。
  3. 前記弾性接続部分(6)が、前記2つの締付脚部(2、3)の枢支結合に役立ち、この目的で、曲げビーム(7)の形態であることを特徴とする、請求項1または2に記載の外科用クリップ(1)。
  4. 前記弾性接続部分(6)が、その側面視において、矩形、多角形型、楕円形、または部分的に円形の長手方向伸長部を含むことを特徴とする、請求項3に記載の外科用クリップ(1)。
  5. 前記付加ばね(13’、13’’)が、前記付加ばね(13’、13’’)によって加えられる追加の閉鎖力を調整し、かつ前記予張力ばね(6)の前記閉鎖力を補強するように、力調整機構を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の外科用クリップ(1)。
  6. 前記力調整機構が、付加ばね材料を除去するように、前記付加ばね(13’、13’’)において予穿孔部分または所定破断箇所を形成することを特徴とする、請求項5に記載の外科用クリップ(1)。
  7. 前記付加ばね(13’、13’’)が、2つの長手方向脚部(15、16)を備えるU字型ヨークスプリングであり、前記2つの長手方向脚部(15、16)の自由端部が、前記クリップ脚部(3)のいずれかにまたは前記弾性接続部分(6)に取り付けられており、前記長手方向脚部(15、16)が、前記所定破断箇所または前記穿孔において個々に取外し可能である、前記長手方向脚部(15、16)の長手方向において間隔を空けて配置された複数のクロスウェブ(17)を介して結合されていることを特徴とする、請求項5または6に記載の外科用クリップ(1)。
  8. 前記長手方向脚部(15、16)の前記自由端部の各々に最も近い前記クロスウェブ(17)が、前記クリップ分岐部のうちの一方(3)に対して前記クロスウェブを弾性的に押圧するように、前記2つの分岐部のうちの他方(2)に対して当接することを特徴とする、請求項7に記載の外科用クリップ(1)。
  9. 前記付加ばね(13’、13’’)が、それらの2つの長手方向脚部(15、16)の前記自由端部において2つの取付ジャーナル(11、12)を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載の外科用クリップ(1)。
  10. 前記2つの長手方向脚部(15、16)が、互いに対して長さが異なり、したがって、前記2つの取付ジャーナル(11、12)が前記それぞれの最も近いクロスウェブ(17)から異なるように離隔することを特徴とする、請求項9に記載の外科用クリップ(1)。
  11. 前記取付ジャーナル(11、12)が、前記一方のクリップ脚部(3)または前記弾性接続部分(6)に、回転可能であるように、または回転しないように固定されるように取り付けられていることを特徴とする、請求項9または10に記載の外科用クリップ(1)。
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