JP2017530190A - ヤヌスキナーゼ阻害剤としての置換されたN−(ピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン - Google Patents

ヤヌスキナーゼ阻害剤としての置換されたN−(ピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン Download PDF

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Abstract

新規の置換されたN−(ピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、及びそのJAK(Janus kinase)阻害剤としての用途を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、置換されたN−(ピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、及びそのヤヌスキナーゼ阻害剤としての用途に関するものである。
ヤヌスキナーゼ(JAK:Janus kinase)は、細胞質タンパク質内のチロシンリン酸化酵素の多様な作用役割のうち一部分を占めている。一連の多様な作用は、シグナル伝達兼転写活性化因子(STAT:signal transducer and activator of transcription)を介して行われるが、サイトカインによって始まる細胞シグナル伝達の始発点として重要な部分に属する。
JAKは、サイトカイン発現開始メカニズム全般にわたって幅広く関与している。4種のJAKタンパク質(JAK1、JAK2、JAK3及びチロシンリン酸化酵素2(TYK2))と7種のSTAT分子が開始因子として知られている。詳細に説明すれば、JAK系タンパク質は、内在性及び適応性の免疫体系に重要な役割を果たしている。リウマチ性関節炎の発病メカニズムについて述べれば、一般的なγ鎖を有したサイトカイン受容体が、JAK1とJAK3とのタンパク質発現に関連性を有していることが観察された。また、細胞内シグナル伝達において、多くのサイトカイン及びホルモンの発現が関連するということも確認された。これは、病理学的に発病メカニズムに関連したサイトカイン類の発現が、JAK1とJAK3阻害を介して低下するという可能性を提示したのである。従って、リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、少数関節型小児リウマチ性関節炎、関節炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、組織線維化症(例:骨髄線維症(myelofibrosis))、 好酸球増加による炎症、食道炎、炎症性腸疾患、移植拒絶反応、移植片対宿主病、乾癬、筋炎、多発性硬化症のような多数のアレルギー性疾患、炎症、及び自己免疫疾患の治療に、JAKタンパク質、例えば、JAK1とJAK3を阻害する化合物が役に立つと考えられる。
リウマチ性関節炎は、関節内の炎症、圧痛及び損傷を伴う進行性自己免疫疾患である。炎症性サイトカイン(例:腫瘍懐死因子など)がTリンパ球とBリンパ球との活動によって分泌され、JAK酵素(JAK1及びJAK3)が、炎症性サイトカインから信号転写及び活動を中継し、細胞内において、サイトカイン分泌を可能にし、関節炎症及び損傷を引き起こす。多くのサイトカインのうち、IL−1、IL−6及びIL−16が免疫性炎症反応を媒介する細胞の生長にも関連があるが、リウマチ性関節炎発病にも密接した関連性がある。ヒト及び動物を介して実行された多数の研究においても、JAK−STAT経路を介した遺伝子発現が、炎症反応調節に重要な役割を果たしていると明らかにされた。
Vandeghinste(WO2005/124342)研究チームは、JAK1阻害が、変形性関節炎を含む多様な疾病治療に役立つ目標メカニズムであるということを明らかにした。 JAK1がリンパ球の発達及び成熟に必須不可欠な役割を果たしているために、JAK1ノックアウトマウスにおいて実験した結果、リンパ球未成熟により生後24時間内に死亡するということが観察された。また、JAK1陰性細胞では2型サイトカイン受容体の未作動により、γc鎖が作動せず、関連サイトカイン受容体、すなわち、gp130分子を活用する受容体が作動しなかった。
JAK系タンパク質のうち、特に、JAK2は、骨髄増殖性疾患に関連がある。すなわち、JAK2を阻害することは、骨髄増殖性疾患の治療に役立つ可能性があるというのである。また、JAK1,2及び3のタンパク質三種がいずれも癌に関連性があるが、そのうち、特に、骨髄性白血病(myelogenous leukemia)(例:急性骨髄性白血病(AML:acute myelogenous leukemia)、リンパ芽球性白血病(lymphoblastic leukemia)(例:急性リンパ芽球性白血病(ALL:acute lymphoblastic leukemia)のような腫瘍の治療に役立つ可能性も確認された。
リウマチ性関節炎においてJAK−STAT経路におけるSTAT1、STAT3、STAT4及びSTAT6の発現推移を低下させれば炎症性関節炎症状が好転することに着眼し、症状発現を増大させる炎症性サイトカイン(例:TNF−α、IL−1及びIL−6)の産生に関与するJAK−STAT経路の制御が病態進行抑制に理想的であることを確認した。リウマチ性関節炎の抑制は、多様なメカニズムに作用することが病態生理学的症状の抑制に効果的である。
現在、完璧なリウマチ性関節炎の治療法は開発されておらず、関連メカニズムに関する研究が進められている。リウマチ性関節炎の発病メカニズムには、その他の免疫性及び炎症性の疾患に係わる因子が多数作用する。このような理由により、リウマチ性関節炎に適用する薬物を開発する場合、その他の免疫性及び炎症性疾患(例:増殖性疾患、移植拒絶反応、軟骨増殖異常症及び軟骨異形成症、IL−6及びインターフェロンの過分泌関連疾患)にも適用することができる可能性が高い。従って、本発明を介して、前述のような疾患及び症状に使用可能な物質を合成、生産及び製剤化し、生産可能な医薬品を開発することができる。
一様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を提供する。
他の様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体、及び薬剤学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物を提供する。
他の様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を利用したJAKの活性を調節する方法を提供する。
他の様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を個体に投与し、個体において疾病を治療する方法を提供する。
他の様相は、化学式1の化合物を製造する方法を提供する。
一様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を提供する:
化1

化学式1で、Rは、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり、
とRは、共に、−(C2−6アルキル)−または−(C2−6アルケニル)−を形成し、
は、−W−Rであり、
は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−、−S(=O)−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、H;ハロ;CN;NO;N;C1−10アルキル:C2−10アルケニル;C2−10アルキニル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−10アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
一様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体は、JAKの阻害剤として使用される。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を含む薬学的組成物は、JAK関連疾病の治療に使用される。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を利用したJAKの活性を調節する方法によれば、JAKの活性を効率的に調節することができる。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を個体で疾病を治療する方法によれば、個体の疾病を効率的に治療することができる。
他の様相による化学式1の化合物を製造する方法によれば、化学式1の化合物を効率的に製造することができる。
一次免疫後、薬物投与時間による関節炎モデルマウスの後足浮腫体積を示した図面である。
一様相は、化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を提供する:
化1

化学式1で、Rは、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり、
とRは、共に、−(C2−6アルキル)−または−(C2−6アルケニル)−を形成し、
は、−W−Rであり、
は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−、−S(=O)−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、H;ハロ;CN;NO;N;C1−10アルキル:C2−10アルケニル;C2−10アルキニル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−10アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
本発明において、化学式1でRは、直鎖状または分枝状のC1−6アルキル、例えば、直鎖状または分枝状のC1−3アルキルでもある。前記C1−6アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ter−ブチル、ペンチル、ネオペンチルまたはヘキシルでもある。化学式1でRはまた、直鎖状または分枝状のC2−6アルケニル、例えば、C2−3アルケニルでもある。化学式1でRはまた、直鎖状または分枝状のC2−6アルキニル、例えば、C2−3アルキニルでもある。
本発明において、RとRは、共に、−(C2−6の直鎖状または分枝状のアルキル)−を形成するものでもある。RとRは、共に、例えば、nが2ないし6である−(CH−を形成するものでもある。また、RとRは、共に、−(C2−6の直鎖状または分枝状のアルケニル)−を形成するものでもある。
本発明において、Wは、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−でもある。
本発明において、Rは、C1−10アルキル(例:C1−6アルキル);C2−10アルケニル(例:C2−6アルケニル);C2−10アルキニル(例:C2−6アルキニル);C1−6ハロアルキル(例:C1−3ハロアルキル);C1−10アルキル(例:C1−6アルキル)、C1−6ハロアルキル(例:C1−3ハロアルキル)、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)(例:−O−(C1−6アルキル))からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール(例:C6−12アリール);C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル(例:ピペリジニル);3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール(例:フラニル、ピリジニルまたはイミダゾリル);3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール(例:フラニル、ピリジニルまたはイミダゾリル)−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−10アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。Rは、例えば、C1−6アルキル;C2−6アルケニル;C2−6アルキニル;C1−3ハロアルキル(例:C1−3トリフルロオアルキル);C1−6アルキル、C1−3ハロアルキル(例:C1−3トリフルロオアルキル)、ハロ、CN、NO及び−O−(C1−6アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C6−12アリール(例:フェニル、ナフタレニルまたはビフェニル);C3−7シクロアルキル(例:シクロプロピルまたはシクロヘキシル);−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル(例:ピペリジニル);3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール(例:フラニル、ピリジニルまたはイミダゾリル);3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−(C1−6アルキル)(例:フラニル−(C1−6アルキル)、ピリジニル−(C1−6アルキル)またはイミダゾリル−(C1−6アルキル));−(C1−6アルキル)−CN;−(C1−6アルキル)−N;−(C1−6アルキル)−O−(C1−3アルキル);(C1−6アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−6アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−6アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−3アルキルである。
本発明の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体の一具体例は、
化学式1でRは、C1−6アルキルであり、
とRは、共に、−(C2−6アルキル)−を形成し、
は、−W−Rであり、
は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、C1−10アルキル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;−(C1−10アルキル)−NRC(=O)R;または−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
本発明の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体の他の一具体例は、
化学式1でRは、メチルであり、
とRは、共に、−CHCH−を形成し、
は、−W−Rであり、
は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、C1−10アルキル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−C1−10アルキル;−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;−(C1−10アルキル)−NRC(=O)R;−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
本発明の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体のまた他の一具体例は、
化学式1でRは、メチルであり、
とRは、共に、−CHCH−を形成し、
は、−W−Rであり、
W1は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、C1−10アルキル;トリフルオロ−(C1−3アルキル);C1−10アルキル、トリフルオロ−(C1−3アルキル)、ハロ、CN、NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、フェニル、ナフタレニルまたはビフェニル;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、ピペリジニルまたはモルホリニル;フラニル;ピリジニル;イミダゾリル−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);(C1−10アルキル)−C(=O)NR;−(C1−10アルキル)−NRC(=O)R;または−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、Ra、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
本発明の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体の他の一具体例は、化学式2の一般式を有し、
化2

化学式2でRは、−W−Rであり、
は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、
は、HまたはC1−6アルキルであり、
は、
が当該原子がない場合、C1−10アルキルであり、
が−C(=O)−である場合、C1−10アルキル;C3−7シクロアルキル;−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NRC(=O)R;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−C(=O)NR;フェニル;−CF及びCNからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で置換されたピペリジニル;フラニル;ピリジニル;イミダゾリル−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);またはR及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NRであり、
が−C(=S)−である場合、−(C1−10アルキル)−CNであり、
が−C(=O)O−である場合、−(C1−10アルキル)であり、
が−C(=O)NRである場合、−(C1−10アルキル);C3−7シクロアルキル;フェニル;ハロ及びC1−10アルキルからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;ビフェニル;またはハロ及びC1−10アルキルからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたビフェニルであり、
が−C(=S)NRである場合、1以上の−CFで置換されたフェニルであり、
が−S(=O)−である場合、−(C1−10アルキル);−CF;ピペリジニル;モルホリニル;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NR;フェニル;−(C1−10アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−CF、NO、CN及びハロから独立して選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;ナフタレニル;−(C1−10アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−(C1−6ハロアルキル)、NO、CN及びハロから独立して選択された1以上の置換基で置換されたナフタレニルである。
本発明の化学式1の化合物は、検出可能な標識で置換されたものでもある。前記検出可能な標識は、光学的標識、電気的標識、磁気的標識または間接標識でもある。該光学的標識は、検出可能な光学的信号を発生させる物質であり、放射性物質または蛍光物質のような発色物質でもある。該間接標識は、基質を発色物質で転換させる酵素、またはその基質、抗体または抗原のように特定物質と結合した結果、検出可能な標識を発生させることができる物質を示す。前記光学的標識は、化学式1の化合物を構成する元素の同位元素でもある。従って、化学式1の化合物は、それを構成する元素のうち1以上がその同位元素、例えば、放射性同位元素で置換されたものでもある。前記同位元素の例は、2H(重水素を意味するDで示すことができる)、H(三重水素を意味するTで示すことができる)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I、131Iなどを含む。検出可能な標識で置換された本発明の化学式1の化合物は、細胞中または個体中のヤヌスキナーゼ(JAK:Janus kinase)の位置を確認するのに使用される。それによって、JAK活性増大と係わる疾病部位を確認して治療するのに使用される。
本発明の化合物は、その薬剤学的に許容可能な塩の形態でもある。前記塩は、JAK阻害剤分野で使用される通常の酸付加塩、例えば、塩酸、ブロム酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸または硝酸のような無機酸から誘導された塩、及び酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、クエン酸、マレイン酸、マロン酸、メタンスルホン酸、酒石酸、リンゴ酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、ベンゾ酸、サリチル酸、2−アセトキシベンゾ酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、シュウ酸またはトリフルオロ酢酸のような有機酸から誘導された塩を含む。また、前記塩は、通常の金属塩形態、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウムのような金属から誘導された塩を含む。前記酸付加塩または金属塩は、通常の方法によって製造される。
本発明の化合物はまた、その溶媒化合物(solvate)の形態でもある。「溶媒化物」とは、1以上の溶質分子、すなわち、化学式1の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、及び1以上の溶媒分子によって形成される複合体または集合体を意味する。該溶媒化物は、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたは酢酸と形成された複合体または集合体でもある。
本発明の化合物はまた、その立体異性体の形態でもある。前記立体異性体は、光学異性体(enantiomer)及び部分立体異性体(diastereomer)のような全ての立体異性体を含む。前記化合物は、立体異性体の純粋形態(stereoisomerically pure form)、または1以上の立体異性体の混合物、例えば、ラセミ混合物でもある。特定立体異性体の分離は、当該分野に公知された通常の方法のうち一つによってなされる。本発明の化合物の一部例は、そのラセミ混合物に比べ、特定立体異性体のJAK抑制効果がさらに大きいもの、例えば、3倍ないし40倍大きいものでもある。その場合、特定立体異性体を使用することにより、投与量を減らすことができる。例えば、R配置を有する実施例5の化合物(IC50値=8.5nM)は、そのラセミ混合物である実施例55の化合物(IC50値=29.3nM)に比べ、約3.5倍高いJAK1抑制活性を有している。従って、JAKに対する抑制効果が大きい特定立体異性体、例えば、光学異性体または部分構造異性体を分離することにより、JAKが関連する疾病を効率的に治療することができる。
本発明の化合物、組成物及び方法と係わって、異なって示すことがなければ、下記の用語は、下記の意味を有する。
用語「アルキル(alkyl)」は、直鎖状または分枝状の一価飽和炭化水素基を意味する。異なって定義されるところがなければ、前記アルキル基は、一般的に1〜10個、1〜8個、1〜6個、1〜4個または1〜3個の炭素原子を含む。該アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル(例:n−プロピル及びイソプロピル)、ブチル(例:n−ブチル、イソブチル及びt−ブチル)、ペンチル(例:n−ペンチル、イソペンチル及びネオペンチル)、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル及びn−デシルを含む。
用語「アルケニル(alkenyl)」は、直鎖状または分枝状の1個以上の炭素−炭素二重結合を有する一価の不飽和炭化水素基を意味する。異なって定義されるところがなければ、前記アルケニル基は、一般的に2〜10個、2〜8個、2〜6個、2〜4個または2〜3個の炭素原子を含む。該アルケニル基は、例えば、エテニル、n−プロペニル、イソプロペニル、n−ブト−2−エニル、シクロヘキセニル、n−ヘキス−3−エニルなどを含む。
用語「アルキニル(alkynyl)」は、直鎖状または分枝状の1個以上の炭素−炭素三重結合を有する一価の不飽和炭化水素基を意味する。異なって定義されるところがなければ、前記アルキニル基は、一般的に2〜10個、2〜8個、2〜6個、2〜4個または2〜3個の炭素原子を含む。該アルキニル基は、例えば、エチニル、n−プロピニル、n−ブト−2−イニル、n−ヘキス−3−イニルなどを含む。
用語「ハロアルキル(haloalkyl)」は、1以上のハロゲン置換基を有するアルキル基を意味する。該ハロアルキル基は、−CF、−C、−CHF、−CCl、−CHCl及び−CClを含む。異なって定義されるところがなければ、前記ハロアルキル基は、一般的に1〜6個、1〜4個または1〜3個の炭素原子を含む。
用語「アリール(aryl)」は、単環または多環を有する芳香族炭化水素基を意味する。前記多環は、融合された環(fused ring)を有するもの(例:ナフタレン)、及び/または融合されていない環を有するもの(例:ビフェニル)を含んでもよい。前記多環は、例えば、2個、3個または4個の環を有するものでもある。異なって定義されるところがなければ、前記アリール基は、一般的に5ないし20個、6ないし15個、6ないし12個、または6ないし10個の炭素環原子を有する。前記アリール基は、例えば、フェニル、ナフタレニル(例:ナフタレン−1−イル及びナフタレン−2−イル)、ビフェニル、アントラセニル、フェンアントレニルなどを含む。
用語「シクロアルキル(cycloalkyl)」は、環化されたアルキル基、アルケニル基及びアルキニル基を含む非芳香性炭素環(non-aromatice carbocycle)を示す。前記シクロアルキル基は、単環または多環を含んでもよい。前記多環は、例えば、2個、3個または4個の融合された環を有するものである。異なって定義されるところがなければ、前記シクロアルキル基は、一般的に3ないし10個、または3ないし7個の環炭素原子を含む。該シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロヘキサジエニル(cyclohexadienyl)、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル(norbornyl)、ノルカルニル(norcarnyl)、アダマンチルなどを含む。
用語「ヘテロシクロアルキル(heterocycloalkyl)」は、N、OまたはSから選択された1以上原子であり、環を形成するヘテロ原子を含む非芳香族ヘテロ環を意味する。該ヘテロシクロアルキル基は、単環構造あるいは多環構造、例えば、2個、3個または4個の融合された環を有する構造を含む。「ヘテロシクロアルキル」基の例は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、1,3−ベンゾジオキソール、ベンゾ−1,4−ジオキセイン、ピペリジニル、ピロリジニル、イソオキサゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニルなどを含む。異なって定義されるところがなければ、前記ヘテロシクロアルキル基は、3個ないし10個、3個ないし7個、5個ないし7個、または5個ないし6個の環を形成する原子を含む。
用語「ヘテロアリール(heteroaryl)」は、N、O及びSから選択された1以上のヘテロ原子を環構成員として有する一価芳香性基を意味する。該ヘテロアリール基は、単環構造あるいは多環構造を含む。前記多環は、例えば、2個、3個または4個の縮合環を有するものでもある。異なって定義されるところがなければ、前記ヘテロアリール基は、一般的に3ないし10個、3ないし7個、または3ないし5個の環原子を含む。前記ヘテロアリール基は、1個、2個または3個のヘテロ原子を含むものでもある。ヘテロアリール基は、例えば、ピリジル、N−オキソピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、フリル(furyl)、キノリル、イソキノリル、チエニル(thienyl)、イミダゾリル、フラニル(furanyl)、チアゾリル(thiazolyl)、インドリル、ピリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、インダゾリル、1、2、4−チアデ−アゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチエニル、プリニル、ベンズイミダゾリル、インドリニルなどが含まれる。
用語「ハロ(halo)」または「ハロゲン(halogen)」は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを示す。
用語「アリールアルキル(arylalkyl)」は、アリール基によって置換されたアルキル基を示す。「アリール」及び「アルキル」については、前述のところで定義した通りである。
用語「ヘテロアリールアルキル(heteroarylalkyl)」は、ヘテロアリール基によって置換されたアルキル基を示す。「ヘテロアリール」及び「アルキル」については、前述のところで定義した通りである。
本発明の他の様相は、治療学的有効量の前述のところで定義した化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体、及び薬剤学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物を提供する。
前記薬学的組成物は、JAKと関連した疾病を治療するためのものでもある。前記疾病は、自己免疫疾患、免疫機能障害、ウイルス性疾患、アレルギー疾患、皮膚疾患、IL−6経路と関連した疾病、免疫反応、過増殖障害または癌でもある。前記自己免疫疾患は、皮膚疾患、多発性硬化症、リウマチ性関節炎、小児関節炎、I型糖尿病、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、炎症性腸疾患、クローン病または自己免疫性甲状腺疾患であり、前記免疫機能障害は、同種移植片拒絶反応、移植片対宿主病であり、前記ウイルス性疾患は、エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘、帯状疱疹ウイルス(VZV)またはヒトパピローマウイルス(HPV)疾患であり、前記癌は、前立腺癌、腎臓癌、肝臓癌、膵臓癌、胃癌、乳癌、肺癌、頭及び首の癌、膠芽腫、白血病、リンパ腫または多発性骨髄腫でもある。前記免疫反応は、下痢、皮膚刺激、皮膚発疹、接触性皮膚炎またはアレルギー性接触過敏反応であり、前記アレルギー疾患は、喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎または鼻炎でもある。前記IL−6経路と関連した疾病は、キャッスルマン病及びカポジ肉腫を含む。
前記組成物において、「治療学的有効量」は、治療を必要とする個体に投与される場合、治療効果を示すに十分な量を意味する。用語「治療」は、個体、例えば、ヒトを含む哺乳類において、疾患または医学的症状、例えば、JAK関連疾病を治療することを意味し、それは、次を含む:(a)疾患または医学的症状の発生予防、すなわち、患者の予防的治療;(b)疾患または医学的症状の緩和、すなわち、患者において、疾患または医学的症状の除去または回復を引き起こすこと;(c)疾患または医学的症状の抑制、すなわち、個体において、疾患または医学的症状の進行を遅らせたり停止させたりすること;または(d)個体において、疾患または医学的症状を軽減させること。前記「有効量」は、当業者が適切に選択することができる。前記「有効量」は、0.01mgないし10,000mg、0.1mgないし1,000mg、1mgないし100mg、0.01mgないし1,000mg、0.01mgないし100mg、0.01mgないし10mg、または0.01mgないし1mgでもある。
前記組成物において、前記化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体については、前述の通りである。
前記組成物において、「薬剤学的に許容可能な担体」は、活性成分の適用の一助とするために、活性成分と組み合わされて使用される物質、一般的に不活性物質を示す。前記運搬体は、一般的な薬剤学的に許容可能な賦形剤、添加剤または希釈剤を含む。前記担体は、例えば、充填剤(filler)、結合剤(binder)、崩壊剤(disintergrant)、バッファ、保存剤、抗酸化剤、滑沢剤、香味剤、増粘剤(thickener)、発色剤(coloring agent)、乳化剤、懸濁剤、安定化剤及び等張化剤から選択された1以上を含むものでもある。
本発明の組成物は、経口投与したり、静脈内、腹腔内、皮下、直腸及び局所への投与を含む非経口によって投与されたりする。従って、本発明の組成物は、錠剤、カプセル剤、水性液剤または懸濁液剤などの多様な形態に製剤化される。経口用錠剤の場合、ラクトース、とうもろこし澱粉などの賦形剤、及びステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤が通常加えられる。経口投与用カプセル剤の場合、ラクトース及び/または乾燥とうもろこし澱粉が希釈剤として使用される。経口用水性懸濁液剤が必要な場合、活性成分を乳化剤及び/または懸濁剤と結合させることができる。必要な場合、特定甘味剤及び/または香味剤を加えることができる。筋肉内、腹腔内、皮下及び静脈内への投与の場合、活性成分の滅菌溶液が通常製造され、溶液のpHを適するように調節して緩衝させなければならない。静脈内投与の場合、溶質の総濃度は、製剤に等張性が付与されるように調節されなければならない。本発明による組成物は、pHが7.4である塩水のような、薬剤学的に許容される担体を含む水溶液剤の形態でもある。前記溶液は、局所注射(local bolus injection)によって、患者の筋肉内血流に導入される。
本発明で定義された化学式1の化合物は、1またはそれ以上のJAK活性を抑制する効果を示すことができる。ここで、「抑剤(inhibition)」は、1または2以上のリン酸化酵素の活性を低下させるものを含む。
本発明で使用された「JAK」は、ヤヌスキナーゼ系の酵素をいずれも含む。本発明の一部具体例の化合物は、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2の活性を抑制する。本発明の一部具体例の化合物は、JAK1、JAK2及びTYK2の活性を選択的に抑制する。一方、一部他の具体例の化合物は、JAK1のみ単独で選択的に抑制する。例えば、実施例44の化合物は、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2の活性を抑制する。具体的には、実施例44の化合物は、1μM存在下で、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2の活性を、それぞれ100%、96%、96%及び98%抑制する。また、実施例39の化合物は、JAK1、JAK2、及びTYK2の活性を選択的に抑制する。具体的には、実施例39の化合物は、1μM存在下で、JAK1、JAK2、及びTYK2の活性を、それぞれ99%、95%及び93%抑制する一方、JAK3は、65%のみを抑制する。また、実施例60の化合物は、JAK1の活性を選択的に抑制する。具体的には、実施例60の化合物は、1μM存在下で、JAK2、JAK3、及びTYK2の活性を、それぞれ−3%、−14%及び0%抑制する一方、JAK1は、96%を抑制する。ここで、前記抑制効果は、前記化合物の存在下で、JAKがADPをATPに転換することを抑制する程度を測定したものであり、測定される吸光度値が標準吸光度曲線より低く測定される場合、抑制効果が負値を有するが、それは、空試験(negative control)値より低く測定されたものであり、抑制効能を全く示さない0%と実質的に同一である。
本発明で記述された化合物は、特定のJAKタイプに選択的なものでもある。ここで「選択的(optionally)」という用語は、ある化合物が、少なくとも1以上のJAKに比べ、特定JAKに対してさらに高い調節活性を示す場合をいう。一部具体例は、JAK3またはTYK2に比べ、JAK1またはJAK2に選択的な阻害剤である。他の具体例は、JAK2、JAK3及び/またはTYK2に比べ、JAK1に選択的な阻害剤である。特に、JAK3阻害剤は、免疫抑制効果を示すことができるために、JAK3に比べ、JAK2に選択的な阻害剤は、免疫抑制副作用なしに、多発性骨髄腫や骨髄線維症などの癌の治療に使用される。該選択性は、少なくとも5倍、10倍、20倍、40倍、100倍、200倍、500倍及び1,000倍でもある。1μMでの抑制能力(%)でもって比較する場合、一部具体例の化合物は、JAK2に対して、JAK1において44倍の選択性を有するものでもある(−91<JAK1(%)/JAK2(%)<44)。また、一部具体例の化合物は、JAK3に対して、JAK1において40倍の選択性を有するものでもある(−65<JAK1(%)/JAK3(%)<40)。また、一部具体例の化合物は、TYK2に対して、JAK1において62倍の選択性を有するものでもある(−19.75<JAK1(%)/TYK2(%)<62)。該選択性は、当業界に日常の方法として知られた技法によって測定することができる。いくつかの具体例において、該選択性は、各酵素のKmで試験される。
本発明の薬学的組成物は、JAKと係わる疾患を治療するための、1以上の他の治療剤と共に組み合わされる。他の治療剤は、化学療法剤、抗炎症剤、免疫抑制剤及び抗癌剤を含む。特に、多発性骨髄腫に対する治療剤との併用は、さらなる毒性問題なしに、JAK阻害剤の単独処方よりさらに治療反応を増大させることができる。多発性骨髄腫に対する治療において、併用治療のための薬剤の例は、メルファラン、メルファランとプレドニゾンとの複合剤、ドキソルビシン、デキサメタゾン、ベルケイドなどがある。該併用治療は、相乗効果を発生させる。さらに、本発明の化合物の処方は、多発性骨髄腫治療において、デキサメタゾンが示すような、薬剤に対する抵抗問題を解決することができる。該併用治療のための薬剤は、JAK阻害剤と、単回投与または連続的な投与の形態で併用することができるか、あるいは同時にまたは順次に分離された投与形態でもって投与することができる。
本発明の他の様相は、JAKと関連した疾病を治療するときの、前述において定義された化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体の用途を提供する。
本発明の他の様相は、JAKと関連した疾病を治療するための医薬製造において、前述において定義された化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体の用途を提供する。
本発明の他の様相は、前述において定義された化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体をJAKと接触させ、JAKの活性を抑制する段階を含むJAKの活性を抑制する方法を提供する。
前記方法において、前記接触は、in bitroまたはin vivoで行われる。前記方法において、前記JAKは、細胞内で存在するものでもある。前記JAKは、JAK1、JAK2、JAK3またはTYK2でもある。
前記抑制は、JAK活性を低下させるものでもある。前記抑制は、他のJAKタイプに比べ、特定JAKタイプの活性をさらに高い程度に低下させるものでもある。例えば、前記抑制は、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2のうち1以上の存在下で、JAK1を選択的に阻害するものでもある。
本発明の他の様相は、治療学的に有効量の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を個体に投与する段階を含む、個体で疾病を治療する方法を提供する。
前記方法において、当業者は、投与時、投与経路は、患者の状態によって適切に選択することができる。前記投与は、経口、非経口または局所投与でもある。
前記方法において、投与量は、前述のように、患者の状態、投与経路、主治医の判断のような多様な因子によって多様になる。効果的な投与量は、体外実験または動物モデル試験で得られた用量・反応曲線から推定することができる。投与される組成物に存在する本発明の化合物の比率及び濃度は、化学的特性、投与経路、治療的投与量などによって決定される。前記投与量は、個体に対して、約1μg/kgないし約1g/kg per day、または約0.1mg/kgないし約500mg/kg per dayの有効量で投与される。前記用量は、個体の年齢、体重、感受性または症状によって変更される。
前記方法において、前記疾病は、JAKと関連した疾病でもある。前記疾病は、自己免疫疾患、免疫機能障害、ウイルス性疾患、アレルギー疾患、皮膚疾患、IL−6経路と関連した疾病、免疫反応、過増殖障害または癌でもある。それらについては、前述の通りである。また、本発明の治療学的に有効量の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体は、JAKと係わる疾患を治療するための、1以上の他の治療剤と共に組み合わされて投与される。他の治療剤については、前述の通りである。
本発明の化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体は、下記反応式1による製造方法によって製造される。
反1


反応式1で、化学式3,4,5,6,7及び8において、LとLは、それぞれ離脱基を示し、PrとPrは、アミノ保護基を示し、Xは、F、Cl、BrまたはIを示し、R、R、R及びRは、化学式1で定義された通りである。
前記方法は、(a)化学式3の化合物、またはその塩を、R−Xの化合物と反応させ、化学式4の化合物を生成する段階と、化学式4の化合物と、6−ハロ−7−デアザプリンと反応させ、化学式6の化合物を生成する段階と、(b)化学式3の化合物、またはその塩を、6−ハロ−7−デアザプリンと反応させ、化学式5の化合物を生成する段階と、化学式5の化合物と、R−Xの化合物と反応させ、化学式6の化合物を生成する段階と、(c)化学式6の化合物のピロリジン(pyrrolidine)環の窒素を脱保護させ、化学式7の化合物を生成する段階と、(d)化学式7の化合物を、R−Xと反応させ、化学式8の化合物を生成する段階と、(e)化学式8の化合物を脱保護させ、化学式1の化合物を製造する段階と、を含む化学式1の化合物を製造する方法を提供する。
前記方法において、(a)段階の「化学式3の化合物、またはその塩を、R−Xの化合物と反応させ、化学式4の化合物を生成する段階」、及び「化学式5の化合物と、R−Xの化合物と反応させ、化学式6の化合物を生成する段階」は、アルキル化(例えば、メチル化)、アルケニル化またはアルキニル化を含む。
前記方法において、(a)段階の「化学式4の化合物と、6−ハロ−7−デアザプリンと反応させ、化学式6の化合物を生成する段階」、及び「化学式3の化合物、またはその塩を、6−ハロ−7−デアザプリンと反応させ、化学式5の化合物を生成する段階」は、適切な溶媒下で加熱しながら、または還流条件で遂行される。前記6−ハロ−7−デアザプリンは、商業的に購入することができる。前記ハロは、例えば、クロロでもある。
前記方法において、(c)「化学式6の化合物のピロリジン(pyrrolidine)環の窒素を脱保護させ、化学式7の化合物を生成する段階」、及び(e)「化学式8の化合物を脱保護させ、化学式1の化合物を製造する段階」は、任意の公知脱保護方法によって遂行される。
また、前記方法において、(d)「化学式7の化合物を、R−Xと反応させ、化学式8の化合物を生成する段階」は、NによるXの置換によって遂行される。
前記方法において、用語「離脱基(leaving group)」は、置換反応、例えば、親核性置換反応において、他の機能的基または原子によって交替される機能的基または原子を意味する。例えば、代表的な離脱基は、クロロ基、ブロモ基及びヨード基;スルホン酸エステル基、例えば、ドシレート、ブロシレート及びノシレートなど;及びアルキルオキシ基、例えば、アセトオキシ及びトリフルオロアセトオキシなどを含む。
用語「保護された(protected)」は、化合物の1以上の機能基が、保護基または遮断基を利用して、所望しない反応から保護されることを意味する。保護される機能基は、例えば、アミノ基のための代表的な保護基であるカルバメート(例えば、tert−ブトキシカルボニル)を含む。
用語「アミノ保護基(amino-protecting group)」は、アミノ基において、所望しない反応を防止するのに適する保護基を意味する。代表的なアミノ保護基は、tert−ブトキシカルボニル(BOC)、トリチル(Tr)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、ホルミル、トリメチルシリル(TMS)及びtert−ブチルジメチルシリル(TBS)などを含む。
本発明の一様相は、化学式9の化合物、またはその塩を、R4−L2の化合物と反応させ、化学式2の化合物を生成する段階を含む化学式1の化合物を製造する方法を提供する:
反2

反応式2で、Rは、Hまたはアミノ保護基であり、Lは、離脱基であり、Rは、化学式1について定義した通りである。
化学式9の化合物は、当業界に公知の方法によって製造される。例えば、化学式9の化合物は、まず、(R)−5−ベンジル−N−メチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−アミンを、6−ハロ−7−デアザプリンを炭酸カリウムの存在下で、加熱または還流しながら反応させることにより、(R)−N−(5−ベンジル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを得て、それを、パラジウム/炭素触媒下で水素と反応させて製造される。また、R7がアミノ保護基である場合、一般的な方法によって導入することができる。(R)−5−ベンジル−N−メチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−アミン及び6−ハロ−7−デアザプリンは、当業者が合成するか、あるいは商業的に購入することができる。前記方法は、R7がアミノ保護基である場合、選択的に脱保護段階をさらに含んでもよい。
化学式9の化合物、またはその塩を、N,N−ジメチルホルムアミドのような適切な溶媒内でR4−L2の化合物と反応させ、化学式2の化合物を製造することができる。例えば、化学式9の化合物、またはその塩を、N,N−ジメチルホルムアミドのうち1−ブロモブタンを、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの存在下で、常温で反応させることにより、(R)−N−(5−ブチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを製造することができる。
前記方法において、本発明の化合物は、一般的な方法及び過程を利用するか、あるいは当業者が容易に入手することができる他の情報を利用して、容易に入手することができる出発物質から製造される。本発明のさらに具体的な合成過程は、実施例を参照する。
化合物の塩、及び水和物を含む溶媒化物を含む、本発明の化合物は、一般的に周知の有機合成技法を使用して製造され、多数の可能な合成経路のうち一つによって合成される。
本発明の化合物を合成するための反応は、有機合成分野の当業者が容易に選択することができる適切な溶媒で行われる。適切な溶媒は、反応が行われるときの温度、すなわち、溶媒の氷点から溶媒の沸点までの範囲の温度において、出発物質または反応物、中間体または反応結果物と概して非反応性である。与えられた反応は、1つの溶媒、または2以上の溶媒の混合物内で行われもする。特定反応段階によって、特定反応段階に適する溶媒が選択される。
本発明の化合物の合成は、多様な化学作用基の保護及び脱保護を含んでもよい。保護及び脱保護の必要性と、適切な保護基の選択は、当該分野の専門家によって容易に決定される。
該反応は、当業界に公知された任意の適する方法によって、追跡観察することができる。例えば、反応結果物の形成は、核磁気共鳴分光学(例えば、1Hまたは13C)、赤外線分光学、分光光度測定法(例えば、UV−visible)及び質量分析法などの分光学的方法や、高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)及び薄層クロマトグラフィ(TLC)のようなクロマトグラフィを利用して追跡観察することができる。本発明の化合物は、文献で周知の多くの合成経路によって合成される。
以下、本発明について、実施例を介してさらに詳細に説明する。しかし、それら実施例は、本発明について例示的に説明するためのものであり、本発明の範囲は、それら実施例に限定されるものではない。
本実施例において、取り立てて言及がなければ、試薬、出発物質及び溶媒は、商業的供給者(例えば、Aldrich、Fluka、Sigma、Acros、Daejung化金、TCIなど)から購入し、追加精製なしに使用した。合成過程で使用された精製は、Merck社のSilica gel 60(0.040〜0.063mm)を使用し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(flash column chromatography)を介して進めた。
1.中間体の製造例
下記実施例で製造された化合物は、一部下記中間体を使用して合成された。
(1.1)中間体1:(R)−N−(5−ベンジル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

100mL丸底フラスコに、2.000gの(R)−5−ベンジル−N−メチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−アミン(中国、Sundia)を入れ、40.0mLの蒸溜水を入れた。その後、1.490gの6−クロロ−7−デアザプリン(6−choro−7−deazapurine)(Acros)を入れた。反応混合物に、2.560gの炭酸カリウムを入れた。該混合物を36時間還流させた。36時間後、常温で冷却させた。反応混合物を40.0mLのジクロロメタンで3回抽出した。集められた有機層を減圧濃縮した。得られた残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(flash column chromatography)を使用して精製した(MeOH:DCM=2:98)。
その結果、2.370gの(R)−N−(5−ベンジル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを77.0%の収率で得た。
H NMR(400MHz、CDCl)δ 11.20(s,1H)、8.21(s,1H)、7.45−7.19(m,5H)、7.03(s,1H)、6.57(s,1H)、5.57(s,1H)、3.64(dd,J=31.2,12.8Hz,2H)、3.52(s,3H)、2.95(s,2H)、2.76(d,J=8.8Hz,1H)、2.51(d,J=8.8Hz,1H)、0.95(d,J=9.3Hz,1H)、0.63(s,2H)、0.47(d,J=9.7Hz,1H)
(1.2)中間体2:(R)−N−メチル−N−(5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

50mL丸底フラスコに、2.350gの(R)−N−(5−ベンジル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを入れ、25.0mLのメタノールで溶解させた。その後、2.350gの10w/w%パラジウム/炭素(Acros)を入れ、水素風船を反応フラスコの上に据えた。反応混合物を39時間激しく撹拌した。反応混合物を、濾過剤(filter agent)であるセライト545(CeliteTM545)(Daejung化金)層を介してフィルタした。フィルタした溶液を減圧濃縮した。
その結果、1.510gの(R)−N−メチル−N−(5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを88.0%の収率で得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.77(s,1H)、8.25(s,1H)、7.07(d,J=3.5Hz,1H)、6.58(d,J=3.5Hz,1H)、5.38(dd,J=23.1,16.5Hz,1H)、3.72−3.56(m,1H)、3.49(d,J=11.7Hz,4H)、3.30−3.11(m,2H)、2.92(d,J=11.2Hz,1H)、0.93(d,J=10.9Hz,1H)、0.82−0.68(m,2H)、0.68−0.46(m,1H)
実施例1.(R)−N−(5−ブチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

5mL丸底フラスコに、70.0mgの(R)−N−メチル−N−(5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを入れ、1.0mLのN,N−ジメチルホルムアミドで溶かした。該溶液に、59.3mgの1−ブロモブタン(Sigma−Aldrich)を入れた。その後、0.100mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミン(Daejung化金)を入れた。反応溶液を常温で一晩撹拌した。反応溶液を減圧濃縮した。残留物をカラムで精製した(MeOH:DCM=2:98)。得られた分液を減圧濃縮し、真空下で濃縮させた。その結果、35.0mgの(R)−N−(5−ブチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンを40.7%の収率で得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.51(s,1H)、8.23(s,1H)、7.02(s,1H)、6.61(s,1H)、5.56(s,1H)、3.49(s,3H)、2.96(s,2H)、2.78(s,1H)、2.52(s,3H)、1.53−1.51(m,2H)、1.44−1.35(m,2H)、0.97(t,J=7.2Hz,4H)、0.74(s,2H)、0.51(d,J=9.2Hz,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1725+H)300.2、found 300.2
以下で記述される本発明のさらなる化合物は、前述のところにおいて例示した実施例1に記述された合成法と類似した方法を介して合成された。
実施例2.(R)−N−メチル−N−(5−ペンチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.29(s,1H)、8.20(s,1H)、7.06(d,J=3.2Hz,1H)、6.60(d,J=3.2Hz,1H)、5.57(s,1H)、3.49(s,3H)、3.14−2.99(m,2H)、2.81(s,1H)、2.57−2.48(m,3H)、1.71−1.66(m,4H)、1.37−1.33(m,2H)、0.97−0.91(m,4H)、0.79−0.66(m,2H)、0.55−0.50(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1827+H)314.2、found 314.2
実施例3.(R)−2−メチル−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.12(s,1H)、10.00(s,1H)、8.27(d,J=6.8Hz,1H)、7.09−7.02(m,1H)、6.60−6.57(m,1H)、5.54−5.41(m,1H)、4.20−3.79(m,2H)、3.48−3.38(m,4H)、2.74−2.59(m,1H)、1.20−1.15(m,6H)、1.10−1.01(m,1H)、0.90−0.65(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1723O+H)314.2、found 314.2
実施例4.(R)−2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.39(s,1H)、8.25(d,J=3.2Hz,1H)、7.09−7.02(m,1H)、6.70−6.59(m,1H)、5.52−5.44(m,1H)、4.16−4.07(m,1H)、3.99−3.85(m,3H)、3.84−3.57(m,2H)、3.55−3.32(m,3H)、1.15−1.00(m,1H)、0.92−0.74(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1518O+H)327.2、found 327.1
実施例5.(R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.24(s,1H)、8.24(d,J=4.6Hz,1H)、7.16−6.95(m,1H)、6.57(dd,J=7.2,3.5Hz,1H)、5.63−5.34(m,1H)、4.27−4.02(m,1H)、4.01−3.83(m,1H)、3.76(dd,J=11.4,2.3Hz,1H)、3.51(d,J=12.4Hz,2H)、3.48−3.35(m,4H)、1.17−0.96(m,1H)、0.84(ddd,J=19.4,10.7,4.3Hz,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618O+H)311.2、found 311.2
実施例6.(R)−3−メチル−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)ブタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.51(s,1H)、8.27(d,J=6.8Hz,1H)、7.07−7.02(m,1H)、6.60(d,J=8.8Hz,1H)、5.47−5.36(m,1H)、4.16−3.74(m,3H)、3.49−3.38(m,4H)、2.29−2.18(m,3H)、1.09−0.98(m,7H)、0.90−0.73(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1825O+H)328.2、found 328.2
実施例7.(R)−N−(2−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−2−オキソエチル)アセトアミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.53(d,J=14.4Hz,1H)、8.27(d,J=5.6Hz,1H)、7.11(s,1H)、6.72(d,J=18.4Hz,1H)、6.58(s,1H)、5.46(dd,J=31.6,6.4Hz,1H)、4.13−4.06(m,2H)、4.01−3.94(m,1H)、3.92−3.83(m,1H)、3.73(d,J=11.6Hz,1H)、3.52(d,J=12.4Hz,1H)、3.43−3.40(m,3H)、2.07(d,J=4.0Hz,3H)、1.11−1.01(m,1H)、0.90−0.80(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1722+H)343.2、found 343.1
実施例8.(R)−N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.96(d,J=30.6Hz,1H)、8.24(dd,J=6.6,1.8Hz,1H)、8.13(s,1H)、7.11(s,1H)、6.54(s,1H)、5.51−5.34(m,1H)、4.13(ddd,J=21.2,12.6、7.5Hz,1H)、4.00−3.80(m,2H)、3.49(t,J=11.6Hz,1H)、3.40(d,J=14.5Hz,3H)、3.35(t,J=19.8Hz,2H)、2.83(dd,J=4.5,2.1Hz,3H)、1.11−0.94(m,1H)、0.90−0.68(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1722+H)343.2、found 343.1
実施例9.(R)−シクロプロピル(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.32(s,1H)、8.26(d,J=8.0Hz,1H)、7.07(d,J=8.0Hz,1H)、6.59(d,J=11.6Hz,1H)、5.56−5.39(m,1H)、4.36−3.86(m,3H)、3.65−3.36(m,4H)、1.69−1.55(m,1H)、1.11−0.94(m,3H)、0.81−0.71(m,5H)
LRMS(ESI) calcd for (C1721O+H)312.2、found 312.1
実施例10.(R)−1−(4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.80(s,1H)、8.28(dd,J=9.6、3.2Hz,1H)、7.08(d,J=9.2Hz,1H)、6.60(d,J=2.9Hz,1H)、5.49−5.40(m,1H)、4.64(t,J=12.4Hz,1H)、4.23−4.02(m,1H)、4.00−3.78(m,3H)、3.52−3.49(m,1H)、3.46(s,3H)、3.39(s,1H)、3.15−3.10(m,1H)、2.66−2.56(m,2H)、2.13−2.04(m,3H)、1.88−1.70(m,2H)、1.12−1.00(m,1H)、0.94−0.76(m,4H)
LRMS(ESI) calcd for (C2128+H)397.2、found 397.2
実施例11.(R)−フラン−2−イル(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.91(s,1H)、8.28(s,1H)、7.54(s,1H)、7.17(d,J=2.8Hz,1H)、7.08(t,J=2.8Hz,1H)、6.60(s,1H)、6.53(s,1H)、5.49(d,J=6.8Hz,1H)、4.26(d,J=10.4Hz,1H)、4.15−4.10(m,1H)、3.84−3.64(m,1H)、3.45(s,3H)、1.06(s,1H)、0.90−0.80(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1819+H)338.2、found 338.1
実施例12.(R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(ピリジン−3−イル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.31(s,1H)、8.83(s,1H)、8.69(s,1H)、8.27(d,J=25.2Hz,1H)、7.91(d,J=8.0Hz,1H)、7.39(s,1H)、7.05(s,1H)、6.61(d,J=21.6Hz,1H)、5.59−5.35(m,1H)、4.29−4.10(m,2H)、3.88−3.43(m,5H)、1.08−1.05(m,1H)、0.91−0.80(m,2H)、0.69(s,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920O+H)349.2、found 349.2
実施例13.(R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(フェニル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.58(s,1H)、8.23(d,J=26.8Hz,1H)、7.56(d,J=7.6Hz,2H)、7.44(s,3H)、7.04(d,J=11.6Hz,1H)、6.59(d,J=22.0Hz,1H)、5.47(d,J=78.0Hz,1H)、4.27−4.11(m,2H)、3.84−3.62(m,2H)、3.45(d,J=20.0Hz,3H)、1.05(s,1H)、0.89−0.66(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2021O+H)348.2、found 348.2
実施例14.(R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(ピリジン−4−イル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.49(s,1H)、8.75(dd,J=11.6,5.6Hz,2H)、8.28(d,J=26.0Hz,1H)、7.42−7.41(m,2H)、7.10(d,J=8.8Hz,1H)、6.60(d,J=17.6Hz,1H)、5.58−5.36(m,1H)、4.31−4.08(m,2H)、3.77−3.42(m,5H)、1.08−1.05(m,1H)、0.99−0.80(m,2H)、0.72−0.61(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920O+H)349.2、found 349.1
実施例15.(R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.63(s,1H)、8.25(d,J=24.4Hz,1H)、7.86(s,1H)、7.82−7.73(m,2H)、7.58−7.54(m,1H)、7.07−7.02(m,1H)、6.61−6.57(m,1H)、5.60−5.35(m,1H)、4.29−4.09(m,2H)、3.84−3.63(m,1H)、3.44−3.42(m,3H)、1.27(s,1H)、1.09−1.04(m,1H)、0.94−0.79(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2120O+H)373.2、found 373.1
実施例16.(R)−4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.15(s,1H)、8.28(d,J=26.8Hz,1H)、7.77−7.72(m,2H)、7.67(d,J=8.0Hz,2H)、7.10(d,J=10.4Hz,1H)、6.60(d,J=20.4Hz,1H)、5.59(m,1H)、4.36−4.02(m,2H)、3.79−3.18(m,5H)、1.08−1.05(m,1H)、0.99−0.73(m,2H)、0.68(s,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C2120O+H)373.2、found 373.2
実施例17.(R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.02(s,1H)、8.35(d,J=32.4Hz,1H)、7.80−7.51(m,3H)、7.43(d,J=7.2Hz,1H)、7.08(d,J=9.6Hz,1H)、6.61(d,J=16.8Hz,1H)、5.63−5.36(m,1H)、4.27−3.86(m,2H)、3.69−3.11(m,5H)、1.15−1.05(m,1H)、0.94−0.81(m,2H)、0.75−0.54(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C2120O+H)416.2、found 416.1
実施例18.(R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンオン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.96(s,1H)、8.27(d,J=26.0Hz,1H)、7.84(s,1H)、7.76−7.70(m,2H)、7.61−7.56(m,1H)、7.09(d,J=10.4Hz,1H)、6.61(d,J=20.4Hz,1H)、5.64−5.37(m,1H)、4.36−4.05(m,2H)、3.86−3.37(m,5H)、1.11(d,J=13.6Hz,1H)、0.99−0.69(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2120O+H)416.2、found 416.1
実施例19.(R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl3)δ 12.07(s,1H)、8.27(d,J=3.4Hz,1H)、7.20−7.08(m,1H)、6.57(dd,J=5.7、3.7Hz,1H)、5.45(tt,J=186.7,93.9Hz,1H)、4.42−4.25(m,1H)、4.20(dd,J=131.3、13.0Hz,1H)、4.01(dd,J=162.4,14.4Hz,1H)、3.98−3.85(m,2H)、3.90(dd,J=211.1,11.8Hz,1H)、3.44(t,J=19.7Hz,3H)、1.16−1.00(m,1H)、0.97−0.74(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618S+H)327.1、found 327.1
実施例20.イソブチル(R)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.72(s,1H)、8.26(s,1H)、7.09(s,1H)、6.58(s,1H)、5.42(d,J=5.6Hz,1H)、4.06−4.02(m,1H)、3.93(d,J=5.6Hz,2H)、3.81−3.72(m,2H)、3.43−3.34(m,4H)、2.01−1.91(m,1H)、1.02−0.88(m,7H)、0.78(d,J=9.6Hz,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1825+H)344.2、found 344.2
実施例21.(R)−N−ブチル−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.20(s,1H)、8.25(s,1H)、7.09(d,J=3.3Hz,1H)、6.54(s,1H)、5.39(d,J=6.4Hz,1H)、4.36(s,1H)、3.97(dd,J=10.9,7.4Hz,1H)、3.74(d,J=9.8Hz,1H)、3.65(dd,J=11.0,1.6Hz,1H)、3.41(s,3H)、3.33(d,J=9.9Hz,1H)、3.26(dd,J=13.2,6.4Hz,2H)、1.66−1.42(m,2H)、1.35(dq,J=14.2,7.3Hz,2H)、0.99(d,J=9.2Hz,1H)、0.92(dd,J=7.8,6.7Hz,3H)、0.75(s,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1826O+H)343.2、found 343.2
実施例22.(R)−N−シクロヘキシル−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.87(s,1H)、8.26(s,1H)、7.09(d,J=3.5Hz,1H)、6.56(d,J=2.9Hz,1H)、5.39(d,J=6.4Hz,1H)、4.11(d,J=7.8Hz,1H)、3.97(dd,J=10.9,7.4Hz,1H)、3.74(d,J=9.9Hz,1H)、3.71−3.66(m,1H)、3.63(dd,J=11.0,1.7Hz,1H)、3.42(s,3H)、3.33(d,J=9.9Hz,1H)、1.97(d,J=11.5Hz,2H)、1.69(dd,J=8.7,4.1Hz,2H)、1.61(d,J=12.7Hz,1H)、1.37(dd,J=23.1,11.4Hz,2H)、1.21−1.03(m,3H)、0.99(dd,J=15.2,8.0Hz,1H)、0.77(s,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2028O+H)369.2、found 369.2
実施例23.(R)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−N−フェニル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.98(s,1H)、8.27(s,1H)、7.43(d,J=7.7Hz,2H)、7.27(dd,J=9.1,6.7Hz,2H)、7.09(d,J=3.3Hz,1H)、7.02(t,J=7.4Hz,1H)、6.55(d,J=3.0Hz,1H)、6.44(s,1H)、5.42(d,J=6.5Hz,1H)、4.09(dd,J=10.9,7.5Hz,1H)、3.86(d,J=10.0Hz,1H)、3.82−3.73(m,1H)、3.45(s,1H)、3.43(s,3H)、1.08−0.99(m,1H)、0.78(s,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2022O+H)363.2、found 363.2
実施例24.(R)−N−(4−フルオロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.16(s,1H)、8.27(s,1H)、7.40−7.37(m,2H)、7.10−7.09(m,1H)、7.03−6.99(m,2H)、6.61(s,1H)、6.19(s,1H)、5.46(d,J=5.6Hz,1H)、4.15(dd,J=10.8,7.2Hz,1H)、3.91(d,J=10.0Hz,1H)、3.81(dd,J=11.2,2.0Hz,1H)、3.48−3.46(m,4H)、1.11−1.02(m,1H)、0.90−0.84(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2021FNO+H)381.2、found 381.2
実施例25.(R)−N−(2,4−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.08(s,1H)、8.32(d,J=9.2Hz,1H)、8.27(s,1H)、7.37(d,J=2.4Hz,1H)、7.27−7.24(m,1H)、7.10(t,J=2.8Hz,1H)、6.83(s,1H)、6.61(s,1H)、5.53(d,J=6.4Hz,1H)、4.20(dd,J=11.2,7.6Hz,1H)、3.92(d,J=9.6Hz,1H)、3.85(d,J=10.0Hz,1H)、3.50(m,4H)、1.11(d,J=11.2Hz,1H)、0.90−0.85(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020ClO+H)431.1、found 431.1
実施例26.(R)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.96(s,1H)、8.27(s,1H)、7.70(d,J=2.4Hz,1H)、7.35(d,J=8.8Hz,1H)、7.27(d,J=2.8Hz,1H)、7.10−7.09(m,1H)、6.61(d,J=2.0Hz,1H)、6.26(s,1H)、5.45(d,J=5.6Hz,1H)、4.14(dd,J=10.8,7.2Hz,1H)、3.90(d,J=10.4Hz,1H)、3.80(d,J=11.2Hz,1H)、3.48(s,3H)、3.46(s,1H)、1.09−1.06(m,1H)、0.90−0.85(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020ClO+H)431.1、found 431.1
実施例27.(R)−N−(2,5−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.92(s,1H)、8.47(d,J=2.4Hz,1H)、8.28(s,1H)、7.27(s,1H)、7.09(t,J=2.0Hz,1H)、6.97(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、6.89(s,1H)、6.62(d,J=1.6Hz,1H)、5.55(d,J=6.4Hz,1H)、4.19(dd,J=11.2,7.6Hz,1H)、3.92(d,J=10.0Hz,1H)、3.85(d,J=11.2Hz,1H)、3.51(s,1H)、3.49(s,3H)、1.10(d,J=11.2Hz,1H)、0.94−0.85(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020ClO+H)431.1、found 431.1
実施例28.(R)−N−(2,3−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 12.03(s,1H)、8.39−8.21(m,2H)、7.19(t,J=8.2Hz,1H)、7.13(dd,J=3.9、3.3Hz,2H)、6.97(s,1H)、6.58(d,J=3.4Hz,1H)、5.55(d,J=6.3Hz,1H)、4.17(dd,J=11.2、7.5Hz,1H)、3.88(dd,J=22.4,10.5Hz,2H)、3.50(s,1H)、3.47(s,3H)、1.14−1.01(m,1H)、0.84(s,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020ClO+H)431.1、found 431.0
実施例29.(R)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.92(s,1H)、8.25(s,1H)、7.49(d,J=2.0Hz,1H)、7.19(dd,J=8.3,2.1Hz,1H)、7.08(s,1H)、7.06(d,J=5.2Hz,1H)、6.56(s,1H)、6.53(d,J=3.4Hz,1H)、5.39(d,J=6.2Hz,1H)、4.06(dd,J=11.1,7.4Hz,1H)、3.82(d,J=10.1Hz,1H)、3.77(dd,J=11.1,1.5Hz,1H)、3.46−3.35(m,4H)、2.28(s,3H)、1.05−0.96(m,1H)、0.82−0.71(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2123ClNO+H)411.2、found 411.1
実施例30.(R)−N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.27(s,1H)、8.24(s,1H)、8.20(d,J=8.3Hz,1H)、7.51−7.30(m,6H)、7.21(d,J=7.2Hz,1H)、7.10(dd,J=9.2,5.5Hz,2H)、6.55(d,J=2.9Hz,1H)、6.38(s,1H)、5.34(d,J=6.4Hz,1H)、3.82(dd,J=10.9,7.5Hz,1H)、3.64(d,J=10.0Hz,1H)、3.48(d,J=10.1Hz,1H)、3.38(s,3H)、3.20(d,J=9.9Hz,1H)、1.04−0.95(m,1H)、0.78−0.59(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2626O+H)439.2、found 439.2
実施例31.(R)−N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボチオアミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.64(s,1H)、8.25(s,1H)、7.96(s,2H)、7.65(s,1H)、7.41(s,1H)、7.10(d,J=3.4Hz,1H)、6.57(d,J=3.4Hz,1H)、5.44(d,J=5.0Hz,1H)、4.31(s,1H)、4.17(s,1H)、4.08(s,1H)、3.75(s,1H)、3.46(s,3H)、1.05(d,J=5.7Hz,1H)、0.87(d,J=8.1Hz,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2220S+H)515.1、found 515.1
実施例32.(R)−N−メチル−N−(5−((トリフルオロメチル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.34(s,1H)、8.26(s,1H)、7.12(s,1H)、6.61(s,1H)、5.56(dd,J=7.6,3.2Hz,1H)、4.19(dd,J=11.6,7.6Hz,1H)、3.93−3.85(m,2H)、3.53−3.49(m,4H)、1.12−1.05(m,1H)、0.89−0.83(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1416S+H)376.1、found 376.1
実施例33.(R)−N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.53(s,1H)、8.25(s,1H)、7.10−7.09(m,1H)、6.61(s,1H)、5.58(dd,J=5.3,2.8Hz,1H)、3.96(dd,J=11.2,7.6Hz,1H)、3.72−3.68(m,2H)、3.50(s,3H)、3.37(d,J=9.6Hz,1H)、3.12(q,J=7.0Hz,2H)、1.47(t,J=7.4Hz,3H)、1.10−1.03(m,1H)、0.86−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1521S+H)336.2、found 336.1
実施例34.(R)−N−(5−(イソプロピルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.60(s,1H)、8.25(s,1H)、7.07(s,1H)、6.60(s,1H)、5.53(d,J=4.4Hz,1H)、4.01(dd,J=11.2,7.6Hz,1H)、3.77−3.71(m,2H)、3.49(s,3H)、3.40(d,J=9.6Hz,1H)、3.33−3.27(m,1H)、1.44(d,J=6.4Hz,6H)、1.11−1.01(m,1H)、0.90−0.75(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1623S+H)350.2、found 350.2
実施例35.(R)−N−メチル−N−(5−(プロピルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.38(s,1H)、8.25(s,1H)、7.09(s,1H)、6.60(s,1H)、5.82−5.55(m,1H)、3.92(dd,J=10.8,7.6Hz,1H)、3.70−3.67(m,2H)、3.50(s,3H)、3.35(d,J=10.0Hz,1H)、3.05−3.01(m,2H)、2.06−1.90(m,2H)、1.13(t,J=7.6Hz,3H)、1.07−1.02(m,1H)、0.86−0.71(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1623S+H)350.2、found 350.1
実施例36.(R)−N−メチル−N−(5−(フェニルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.68(s,1H)、8.18(s,1H)、7.87(d,J=7.2Hz,2H)、7.74−7.57(m,3H)、7.05(s,1H)、6.56(s,1H)、5.45(t,J=5.0Hz,1H)、3.68−3.59(m,2H)、3.57(d,J=5.6Hz,1H)、3.36(s,3H)、3.10(d,J=9.6Hz,1H)、0.93−0.87(m,1H)、0.84−0.72(m,1H)、0.67−0.59(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1921S+H)384.2、found 384.1
実施例37.(R)−N−(5−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.52(s,1H)、8.19(s,1H)、7.95−7.91(m,1H)、7.66−7.61(m,1H)、7.34−7.25(m,2H)、7.25(s,1H)、6.57(s,1H)、5.49−5.46(m,1H)、3.85(dd,J=11.2,7.6Hz,1H)、3.72−3.69(m,2H)、3.43(s,3H)、3.30(d,J=9.6Hz,1H)、0.98−0.88(m,1H)、0.82−0.77(m,1H)、0.74−0.65(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920FNS+H)402.1、found 402.1
実施例38.(R)−N−(5−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.30(s,1H)、8.18(s,1H)、7.67−7.54(m,3H)、7.40−7.33(m,1H)、7.06−7.02(m,1H)、6.57−6.56(m,1H)、5.46−5.44(m,1H)、3.65−3.62(m,2H)、3.59(d,J=9.6Hz,1H)、3.38(s,3H)、3.12(d,J=9.6Hz,1H)、0.96−0.91(m,1H)、0.80−0.74(m,1H)、0.69−0.68(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920FNS+H)402.1、found 402.1
実施例39.(R)−N−(5−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.62(s,1H)、8.18(s,1H)、7.94−7.85(m,2H)、7.27−7.24(m,2H)、7.06−6.99(m,1H)、6.57−6.55(m,1H)、5.46(dd,J=6.4,1.6Hz,1H)、3.71−3.53(m,3H)、3.38(s,3H)、3.09(d,J=9.6Hz,1H)、0.95−0.88(m,1H)、0.82−0.74(m,1H)、0.69−0.60(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920FNS+H)402.1、found 402.1
実施例40.(R)−2−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.10(s,1H)、8.19(s,1H)、8.13(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.95(dd,J=7.2,1.2Hz,1H)、7.81−7.73(m,2H)、7.08−7.02(m,1H)、6.58−6.56(m,1H)、5.52(dd,J=7.6,6.8Hz,1H)、3.85−3.74(m,2H)、3.72(dd,J=10.8,3.0Hz,1H)、3.43(s,3H)、3.41(d,J=10.0Hz,1H)、1.06−0.94(m,1H)、0.88−0.69(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020S+H)409.1、found 409.1
実施例41.(R)−3−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.12(s,1H)、8.18(s,1H)、8.17(s,1H)、8.09−8.07(m,1H)、7.95−7.93(m,1H)、7.75(t,J=8.0Hz,1H)、7.08−7.02(m,1H)、6.56−6.55(m,1H)、5.44−5.32(m,1H)、3.69−3.61(m,3H)、3.39(s,3H)、3.13(d,J=9.6Hz,1H)、0.98−0.88(m,1H)、0.84−0.77(m,1H)、0.73−0.63(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020S+H)409.1、found 409.1
実施例42.(R)−4−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.99(s,1H)、8.19(s,1H)、7.97(d,J=8.0Hz,2H)、7.87(d,J=8.4Hz,2H)、7.08(s,1H)、6.55(s,1H)、5.39−5.37(m,1H)、3.68−3.65(m,2H)、3.62(d,J=9.6Hz,1H)、3.36(s,3H)、3.13(d,J=9.6Hz,1H)、0.99−0.91(m,1H)、0.85−0.74(m,1H)、0.72−0.62(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020S+H)409.1、found 409.1
実施例43.(R)−N−メチル−N−(5−((2−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.67(s,1H)、8.22(s,1H)、8.05(dd,J=7.6,1.6Hz,1H)、7.78−7.66(m,3H)、7.07(t,J=2.4Hz,1H)、6.58(t,J=2.0Hz,1H)、5.52(dd,J=7.6,2.4Hz,1H)、3.96(dd,J=10.8,7.6Hz,1H)、3.80−3.75(m,2H)、3.43(s,3H)、3.41(s,1H)、1.03−0.99(m,1H)、0.92−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920S+H)429.1、found 429.1
実施例44.(R)−N−メチル−N−(5−((3−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.88(s,1H)、8.22(s,1H)、8.05(dd,J=7.6、1.6Hz,1H)、7.78−7.66(m,3H)、7.07(t,J=2.4Hz,1H)、6.58(t,J=2.0Hz,1H)、5.52(dd,J=7.6,2.4Hz,1H)、3.96(dd,J=10.8,7.6Hz,1H)、3.80−3.75(m,2H)、3.43(s,3H)、3.41(s,1H)、1.03−0.99(m,1H)、0.92−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920S+H)429.1、found 429.1
実施例45.(R)−N−メチル−N−(5−((4−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.76(s,1H)、8.41(d,J=8.4Hz,2H)、8.19(s,1H)、8.04(d,J=8.8Hz,2H)、7.07(t,J=2.4Hz,1H)、6.53(t,J=1.6Hz,1H)、5.39−5.36(m,1H)、3.72−3.67(m,2H)、3.64(d,J=9.6Hz,1H)、3.38(s,3H)、3.14(d,J=9.6Hz,1H)、0.96−0.89(m,1H)、0.88−0.79(m,1H)、0.75−0.63(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1920S+H)429.1、found 429.1
実施例46.(R)−N−メチル−N−(5−(m−トリルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.10(s,1H)、8.19(s,1H)、7.66(s,2H)、7.47−7.46(m,2H)、7.06(s,1H)、6.55(s,1H)、5.45−5.43(m,1H)、3.61−3.52(m,3H)、3.37(s,3H)、3.10−3.07(d,J=9.6Hz,1H)、2.46(s,3H)、0.93−0.88(m,1H)、0.79−0.73(m,1H)、0.67−0.59(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2023S+H)398.2、found 398.1
実施例47.(R)−N−(5−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.82(s,1H)、8.24(s,1H)、7.81(d,J=8.0Hz,2H)、7.05(d,J=8.0Hz,3H)、6.61(s,1H)、5.46(s,1H)、3.92(s,3H)、3.61−3.55(m,2H)、3.53(m,1H)、3.38(s,3H)、3.07(d,J=9.6Hz,1H)、0.94−0.90(m,1H)、0.82−0.72(m,1H)、0.66−0.59(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2023S+H)414.2、found 414.1
実施例48.(R)−N−メチル−N−(5−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.10(s,1H)、8.18(s,1H)、8.00(d,J=8.0Hz,2H)、7.80(d,J=8.8Hz,2H)、7.08(s,1H)、6.54(s,1H)、5.43−5.32(m,1H)、3.69−3.58(m,3H)、3.37(s,3H)、3.13(d,J=9.60Hz,1H)、0.97−0.88(m,1H)、0.81−0.75(m,1H)、0.71−0.62(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2020S+H)452.1、found 452.1
実施例49.(R)−N−メチル−N−(5−(ナフタレン−2−イルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.76(s,1H)、8.43(s,1H)、8.16(s,1H)、8.03−7.96(m,3H)、7.87(dd,J=8.8、5.6Hz,1H)、7.72−7.59(m,2H)、7.03(s,1H)、6.57(s,1H)、5.54−5.41(m,1H)、3.75−3.63(m,2H)、3.62(d,J=9.6Hz,1H)、3.36(s,3H)、3.17(d,J=9.6Hz,1H)、0.90−0.84(m,1H)、0.78−0.72(m,1H)、0.68−0.57(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C2323S+H)434.2、found 434.1
実施例50.(R)−N−メチル−N−(5−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.81(s,1H)、8.24(s,1H)、7.07−7.00(m,1H)、6.60−6.59(m,1H)、5.52(d,J=5.2Hz,1H)、3.87(dd,J=10.8,7.6Hz,1H)、3.57−3.54(m,2H)、3.49(s,3H)、3.31−3.28(m,4H)、1.81−1.58(m,7H)、1.04−1.01(m,1H)、0.82−0.74(m,2H)、0.71−0.68(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1826S+H)391.2、found 391.1
実施例51.(R)−N−メチル−N−(5−(モルホリノスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.65(s,1H)、8.25(s,1H)、7.08−7.07(m,1H)、6.65−6.59(m,1H)、5.58(dd,J=7.6,2.8Hz,1H)、3.93(dd,J=10.8,7.6Hz,1H)、3.78(t,J=4.8Hz,4H)、3.65−3.59(m,2H)、3.48(s,3H)、3.34−3.30(m,5H)、1.10−1.02(m,1H)、0.83−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1724S+H)393.2、found 393.1
実施例52.1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.02(s,1H)、8.32−8.16(m,1H)、7.07(s,1H)、6.57(s,1H)、5.63−5.31(m,1H)、4.19−3.97(m,2H)、3.97−3.66(m,2H)、3.55−3.43(m,1H)、3.43−3.26(m,3H)、2.32(dq,J=14.4,7.3Hz,1H)、1.23−1.12(m,2H)、1.10−0.93(m,1H)、0.91−0.63(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1621O+H)300.2、found 300.3
実施例53.2−メトキシ−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.09(s,1H)、8.23(s,1H)、7.05(d,J=2.3Hz,1H)、6.57(d,J=3.1Hz,1H)、5.38(d,J=5.7Hz,1H)、4.07(d,J=7.5Hz,1H)、3.96(dd,J=11.0、7.4Hz,1H)、3.73(d,J=9.9Hz,1H)、3.62(dd,J=11.0,2.2Hz,1H)、3.42(s,3H)、1.44−1.30(m,2H)、1.21−1.04(m,3H)、1.03−0.95(m,1H)、0.84−0.68(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1621+H)316.2、found 316.1
実施例54.2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.98(s,1H)、8.37−8.03(m,1H)、7.17−6.97(m,1H)、6.69−6.45(m,1H)、5.63−5.32(m,1H)、4.15−4.00(m,1H)、3.99−3.75(m,3H)、3.69−3.48(m,2H)、3.48−3.27(m,3H)、1.04−0.93(m,1H)、0.91−0.64(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1518O+H)327.2、found 327.2
実施例55.3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.55(s,1H)、8.27(d,J=4.8Hz,1H)、7.15−7.03(m,1H)、6.61(s,1H)、5.58−5.35(m,1H)、4.26−4.03(m,1H)、4.02−3.91(m,1H)、3.89−3.72(m,1H)、3.72−3.51(m,2H)、3.48(d,J=7.7Hz,2H)、3.45−3.32(m,2H)、1.19−0.99(m,1H)、0.95−0.68(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618O+H)311.2、found 311.2
実施例56.N−(2−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−2−オキソエチル)アセトアミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.18(d,J=14.5Hz,1H)、8.26(d,J=5.3Hz,1H)、7.08(dd,J=18.0,14.6Hz,1H)、6.68(d,J=17.3Hz,1H)、6.58(d,J=3.1Hz,1H)、5.55−5.35(m,1H)、4.17−4.03(m,2H)、4.03−3.93(m,1H)、3.87(dd,J=27.0、11.3Hz,1H)、3.78−3.68(m,1H)、3.57−3.48(m,1H)、3.46−3.33(m,3H)、2.08(d,J=4.2Hz,3H)、1.14−0.97(m,1H)、0.94−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1722+H)343.2、found 343.2.
実施例57.N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.89(s,1H)、8.24(d,J=4.2Hz,1H)、8.08(s,1H)、7.17−7.05(m,1H)、6.54(d,J=2.0Hz,1H)、5.43(t,J=7.8Hz,1H)、5.30(s,1H)、4.13(ddd,J=21.2,12.7、7.5Hz,1H)、3.91(dd,J=46.8,11.7Hz,1H)、3.99−3.81(m,1H)、3.49(t,J=11.0Hz,1H)、3.42(s,1H)、3.37(t,J=10.0Hz,3H)、2.84(dd,J=4.7,2.5Hz,3H)、1.10−0.95(m,1H)、0.89−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1722+H)343.2、found 343.1
実施例58.3−アミノ−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン

H NMR(400MHz,DMSO)δ 11.75(s,1H)、8.08(d,J=3.1Hz,1H)、7.92(s,2H)、7.17(d,J=2.4Hz,1H)、6.61(s,1H)、5.39−5.06(m,1H)、4.20−3.57(m,3H)、3.32−3.24(m,4H)、3.11−2.90(m,2H)、2.87−2.56(m,2H)、0.96−0.68(m,3H)、0.68−0.44(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1622O+H)315.2、found 315.2
実施例59.2−(1H−イミダゾール−1−イル)−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.51(s,1H)、8.26(d,J=10.0Hz,1H)、7.56(d,J=5.7Hz,1H)、7.20−6.96(m,3H)、6.60(d,J=10.0Hz,1H)、5.60−5.35(m,1H)、4.75(d,J=6.7Hz,2H)、4.02−3.88(m,1H)、3.77(dd,J=27.1,10.8Hz,1H)、3.59−3.49(m,1H)、3.49−3.30(m,3H)、1.18−1.08(m,1H)、1.08−0.96(m,J=9.5Hz,1H)、0.96−0.72(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1821O+H)352.2、found 352.1
実施例60.3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.35(s,1H)、8.26(d,J=2.2Hz,1H)、7.16−7.07(m,1H)、6.58(dd,J=5.6,3.7Hz,1H)、5.52(ddd,J=9.0,7.3,2.4Hz,1H)、4.44−4.20(m,2H)、4.11(dd,J=55.2,12.4Hz,1H)、3.91(d,J=9.3Hz,2H)、3.73(dd,J=68.2,12.8Hz,1H)、3.42(d,J=22.7Hz,3H)、1.18−1.01(m,1H)、0.98−0.75(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618S+H)327.1、found 327.1
実施例61.イソブチル 7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.24(s,1H)、8.24(s,1H)、7.05(s,1H)、6.59(s,1H)、5.40(s,1H)、4.04(dd,J=12.3,7.5Hz,1H)、3.92(d,J=5.3Hz,2H)、3.85−3.62(m,2H)、3.51−3.23(m,4H)、2.05−1.86(m,1H)、1.13−0.86(m,7H)、0.77(d,J=8.0Hz,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1825+H)344.2、found 344.1
実施例62.N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.01(s,1H)、8.24(s,1H)、7.08(d,J=2.2Hz,1H)、6.61(d,J=3.0Hz,1H)、5.57(dd,J=7.5,3.1Hz,1H)、3.94(dd,J=11.0,7.5Hz,1H)、3.74−3.64(m,2H)、3.55−3.47(m,3H)、3.36(d,J=9.8Hz,1H)、3.16−3.04(m,2H)、1.45(t,J=7.4Hz,3H)、1.10−1.03(m,1H)、0.86−0.71(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1521S+H)336.2、found 336.2
実施例63.N−(5−((2−アミノエチル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.81(s,1H)、8.24(s,1H)、7.10(d,J=3.6Hz,1H)、6.57(d,J=3.6Hz,1H)、5.54(dd,J=7.4,2.9Hz,1H)、3.92(dd,J=11.0,7.6Hz,1H)、3.76−3.59(m,2H)、3.48(s,3H)、3.33(d,J=9.9Hz,1H)、3.30−3.22(m,2H)、3.22−3.02(m,2H)、1.88(s,2H)、1.04(dd,J=7.3,4.2Hz,1H)、0.91−0.58(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1522S+H)351.2、found 351.2
実施例64.(S)−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.49(s,1H)、8.23(d,J=5.8Hz,1H)、7.04(s,1H)、6.58(s,1H)、5.48−5.32(m,1H)、4.18−3.98(m,1H)、3.82(ddd,J=47.3,32.5,11.5Hz,2H)、3.51−3.28(m,4H)、2.32(td,J=14.9,7.6Hz,2H)、1.27(d,J=9.7Hz,1H)、1.22−1.11(m,2H)、1.11−0.93(m,1H)、0.93−0.61(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1621O+H)300.2、found 300.1
実施例65.(S)−2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.58(s,1H)、8.23(d,J=3.6Hz,1H)、7.03(d,J=23.7Hz,1H)、6.66−6.45(m,1H)、5.43(dd,J=47.4,5.3Hz,1H)、4.15−4.01(m,1H)、3.99−3.74(m,3H)、3.58(dd,J=58.3,11.9Hz,1H)、3.46−3.31(m,4H)、1.13−0.94(m,1H)、0.92−0.66(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1518O+H)327.2、found 327.2
実施例66.(S)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.37(s,1H)、8.26(d,J=4.5Hz,1H)、7.16−7.02(m,1H)、6.57(dd,J=7.0,3.5Hz,1H)、5.45(ddd,J=38.6,7.3、2.3Hz,1H)、4.14(ddd,J=21.4,12.5,7.5Hz,1H)、3.91(t,J=11.5Hz,1H)、3.85(ddd,J=13.7,12.7,2.6Hz,1H)、3.48(q,J=13.5Hz,1H)、3.45(s,3H)、3.39(s,2H)、1.14−0.98(m,1H)、0.92−0.73(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618O+H)311.2、found 311.2
実施例67.(S)−N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド

H NMR(500MHz,CDCl)δ 11.85(d,J=9.2Hz,1H)、8.24(d,J=8.8Hz,1H)、8.10(d,J=11.0Hz,1H)、7.11(d,J=3.0Hz,1H)、6.55(s,1H)、5.43(dd,J=16.7,6.3Hz,1H)、4.13(ddd,J=21.1,12.5,7.5Hz,1H)、4.00−3.81(m,2H)、3.49(t,J=11.4Hz,1H)、3.40(d,J=18.6Hz,3H)、3.37(d,J=29.0Hz,2H)、2.86(t,J=11.0Hz,3H)、1.09−0.97(m,1H)、0.86−0.69(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1722+H)343.2、found 343.1
実施例68.(S)−4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.48(s,1H)、8.24(d,J=27.2Hz,1H)、7.85−7.55(m,4H)、7.07(d,J=7.4Hz,1H)、6.59(d,J=19.0Hz,1H)、5.64−5.34(m,1H)、4.37−4.03(m,2H)、3.84−3.27(m,5H)、1.16−1.00(m,1H)、0.98−0.60(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C2120O+H)373.2、found 373.2
実施例69.(S)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル

H NMR(400MHz,CDCl)δ 11.13(s,1H)、8.18(s,1H)、7.11−6.97(m,1H)、6.59−6.44(m,1H)、5.56−5.34(m,1H)、4.38−3.92(m,3H)、3.92−3.78(m,2H)、3.66(dd,J=67.4,13.0Hz,1H)、3.36(d,J=22.9Hz,3H)、1.09−0.94(m,1H)、0.91−0.58(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1618S+H)327.1、found 327.1
実施例70.イソブチル(S)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.26(s,1H)、8.25(s,1H)、7.07(d,J=3.2Hz,1H)、6.58(d,J=2.8Hz,1H)、5.51−5.50(m,1H)、4.11−4.04(m,1H)、3.93(d,J=1.2Hz,2H)、3.91−3.74(m,2H)、3.42−3.38(m,4H)、2.01−1.90(m,1H)、1.01−0.95(m,7H)、0.77−0.75(d,J=10.0Hz,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1825+H)344.2、found 344.3
実施例71.(S)−N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.45(s,1H)、8.23(s,1H)、7.07(d,J=3.1Hz,1H)、6.58(d,J=3.4Hz,1H)、5.55(dd,J=7.5,3.0Hz,1H)、3.92(dd,J=11.0,7.6Hz,1H)、3.80−3.57(m,2H)、3.48(s,3H)、3.33(d,J=9.8Hz,1H)、3.08(q,J=7.4Hz,2H)、1.43(t,J=7.4Hz,3H)、1.11−0.90(m,1H)、0.90−0.60(m,3H)
LRMS(ESI) calcd for (C1521S+H)336.2、found 336.1
実施例72.(S)−N−メチル−N−(5−(フェニルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 9.97(s,1H)、8.16(s,1H)、7.85(d,J=8.0Hz,2H)、7.65(t,J=6.9Hz,1H)、7.57(t,J=7.8Hz,2H)、7.04(s,1H)、6.53(s,1H)、5.46−5.36(m,1H)、3.68−3.56(m,2H)、3.52(d,J=9.6Hz,1H)、3.34(s,3H)、3.07(d,J=9.5Hz,1H)、0.93−0.83(m,1H)、0.78−0.68(m,1H)、0.65−0.55(m,2H)
LRMS(ESI) calcd for (C1921S+H)384.2、found 384.0
実施例73.(R)−N−(5−エチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン

H NMR(400MHz,CDCl)δ 10.17(s,1H)、8.29(s,1H)、7.04(d,J=3.6Hz,1H)、6.60(d,J=3.6Hz,1H)、5.57(s,1H)、3.47(s,3H)、3.16(s,1H)、3.03(s,1H)、2.92(d,J=7.6Hz,1H)、2.66(d,J=9.2Hz,3H)、1.23(t,J=7.2Hz,3H)、0.98−0.94(m,1H)、0.77−0.68(m,2H)、0.55−0.53(m,1H)
LRMS(ESI) calcd for (C1521+H)272.2、found 272.1
実施例74:化学式1の化合物のJAK阻害剤としての効果
1.試験管的リン酸化酵素抑制実験法
(1)リン酸化酵素希釈
リン酸化酵素(kinase)は、ヒト由来のJAK1、JAK2、JAK3及びTYK2(Millipore、ドイツ)を使用し、以下に明示された各酵素別に適する緩衝液に希釈した後、反応試薬と混合した。
(1.1)JAK1希釈緩衝液の組成
蒸溜水に、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(TRIS:tris (hydroxymethyl) aminomethane)とエチレンジアミン四酢酸(EDTA:ethylenediaminetetraacetic acid)とをそれぞれ20mM及び0.2mMになるように溶解させ、100mL基準100μL β−メルカプトエタノール、10μL Brij−35TM及び5mLグリセロールを添加し、JAK1希釈緩衝液を製造した。
(1.2)JAK2,JAK3及びTYK2希釈緩衝液の組成
蒸溜水に、3−モルホリノ−プロパン−1−スルホン酸(MOPS:3-morpholinopropane-1-sulfonic acid)とEDTAとをそれぞれ20mM及び1mMになるように溶解させ、100mL基準100μL β−メルカプトエタノール、10μL Brij−35TM、5mLグリセロール及び100mg BSAを添加し、JAK2,JAK3及びTYK2希釈緩衝液を製造した。
(2)化合物準備及び実験遂行方法
全ての化合物は、100%DMSO溶液に、50μM濃度で溶解させる。かように作った溶液を、96ウェルプレートの各ウェルで反応試薬と反応させるが、最終濃度は、1μMになるようにした。各リン酸化酵素別詳細実験法は、以下の通りである。
(2.1)JAK1
25μLの反応溶液が含む物質の最終濃度は、下記表1の通りである。
γ−33P−ATPは、非放射能標識されたATP(non-radiolabelled ATP)(Sigma社、Cat.no.A−7699)から製造されたものを使用した。常温で40分間反応させた後、3(v/v)%リン酸溶液5μLを添加し、反応を停止させた。反応終了後、溶液10μLをGF/P30 filtermat(PerkinElmerTM、1450−523)に点滴し、5分間75mMリン酸溶液で3回洗浄した。メタノール乾燥を施し、シンチレーションを測定した。メタノール乾燥とは、水性溶液中にメタノールを添加し、公沸(azeotrope)効果を利用して乾燥させることを示す。
(2.2)JAK2
25μLの反応溶液が含む物質の最終濃度は、下記表2の通りである。
γ−33P−ATPはm非放射能標識されたATP(non-radiolabelled ATP)(Sigma社、Cat.no.A−7699)から製造されたものを使用した。常温で40分間反応させた後、3(v/v)%リン酸溶液5μLを添加し、反応を停止させた。反応終了後、溶液10μLをGF/P30 filtermat(PerkinElmerTM、1450−523)に点滴し、5分間75mMリン酸溶液で3回洗浄した。メタノール乾燥を施し、シンチレーションを測定した。
(2.3)JAK3
25μLの反応溶液が含む物質の最終濃度は、下記表3の通りである。
γ−33P−ATPは、非放射能標識されたATP(non-radiolabelled ATP)(Sigma社、Cat.no.A−7699)から製造されたものを使用した。常温で40分間反応させた後、3(v/v)%リン酸溶液5μLを添加し、反応を停止させた。反応終了後、溶液10μLをGF/P30 filtermat(PerkinElmerTM、1450−523)に点滴し、5分間75mMリン酸溶液で3回洗浄した。メタノール乾燥を施し、シンチレーションを測定した。
(2.4)TYK2
25μLの反応溶液が含む物質の最終濃度は、下記表4の通りである。
γ−33P−ATPは、非放射能標識されたATP(non-radiolabelled ATP)(Sigma社、Cat.no.A−7699)から製造されたものを使用した。常温で40分間反応させた後、3(v/v)%リン酸溶液5μLを添加し、反応を停止させた。反応終了後、溶液10μLをGF/P30 filtermat(PerkinElmerTM、1450−523)に点滴し、5分間75mMリン酸溶液で3回洗浄した。メタノール乾燥を施し、シンチレーションを測定した。
(2.5)IC50値の測定
実施例1ないし73において、一部化合物(例:実施例5,55及び66)については、濃度を異にし、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2に対する阻害効果を、前述の方法によって測定し、IC50値を測定した。試験化合物のIC50値は、Cheng-Prusoff法(Biochem.Pharmacol.(1973)22,3099−3108)を使用して、化合物の各%抑制値から計算した。
(3)試験結果
表5及び表6は、実施例1ないし73で合成された化合物が、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2のリン酸化活性を抑制する程度を、前述の方法によって測定した結果を示す。表5及び表6において、実施例番号は、当該実施例で合成された化合物を示し、JAK1,JAK2,JAK3及びTYK2欄の数値は、当該実施例で合成された化合物1μM濃度において、それら酵素のリン酸化活性に対する抑制程度を百分率で表示したものである。表5及び表6において、負の数値は、実質的に阻害効果がないということを示す。
前記抑制程度は、前記化合物を含まない陰性対照群実験で得られたリン酸化活性に対する当該実験群で測定されたリン酸化活性が低下した百分率を示す。
%抑制=(試験物質非処理群のシンチレーション測定値−試験物質処理群のシンチレーション測定値)/(試験物質処理群のシンチレーション測定値)x100
対照群として、Tofacitinib citrate(Hangzhou Tacon Co.,Ltd.)1μMを使用し、JAK1、JAK2、JAK3及びTYK2に対する抑制の比率は、それぞれ99%、98%、99%及び100%であった。

表7は、実施例5,55,66,41及び62の化合物のJAK1,JAK2,JAK3及びTYK2活性に対するIC50を示す。
表7に示されているように、Rバッチを有する実施例5の化合物は、そのラセミ混合物である実施例55の化合物に比べ、約3.5倍高いJAK1抑制活性を有している。従って、JAKに対する抑制効果が大きい特定立体異性体、例えば、光学異性体または部分構造異性体を分離することにより、JAKが関連する疾病を効率的に治療することができる。
2.コラーゲン誘導関節炎モデル
(1)動物
DBA/1Jマウス(6週齢、雄)を日本SLCを介して手に入れ、12時間、昼/夜周期(07:00〜19:00)を守って照明を調整し、温度は、22℃を維持して飼料及び飲水を自由にできるようにした。
(2)コラーゲン誘導関節炎モデル生成法(CIA:collagen induced arthritis)
誘導前まで、2型コラーゲン(2mg/mL容量で、0.05M酢酸に溶解された形態)を4℃に保管する。誘導初日、一次免疫化施行前、同一比率の完全なフロイント免疫増強剤と、2型コラーゲンとを均質器を利用して、冷却されたチューブ内で均質化させ、2型コラーゲンとフロイント免疫増強剤とが混合されたエマルジョンを得た。該エマルジョン0.1mLをマウス尾に注入し、一次免疫化を行った。一次免疫化21日後、増強免疫反応のために、不完全フロイント免疫増強剤と2型コラーゲンとを、同一方法で混合してエマルジョンを製造し、一次免疫反応と同一に注入した。本モデル生成法は、出版された書籍に記録された方法(David D Brand et al., Nature Protocols 2, 1269-1275 (2007))を一部修正して施行した。
(3)実験計画
化合物の治療効能確認を、コラーゲン誘導マウス動物モデルで実施した。該マウスは、ランダムに、各群当たり8,9匹に分離した。全てのマウスは、実験開始日及び21日目に、(2)に言及されているように免疫化し、リウマチ関節炎が誘導された。試験薬物の治療効果確認のために、陰性対照群、及び全ての薬物は、実験22日目から50日目まで1日1回の経口投与で進めた。投与のために使用した賦形剤は、蒸溜水に、0.45v/v%カルボキシメチルセルロース(CMC)(SigmaAldrich、Cat.No.C5678、蒸溜水に、0.5v/v%で製造後に使用)と、10v/v%エタノールとが含まれた水溶液を使用した。陰性対照群は、前記賦形剤のみを、体重100g当たり1mL基準で投与し、陽性対照群は、前記賦形剤に、トファシチニブクエン酸塩(Tofacitinib citrate)50mg/10mL含有溶液を、体重100g当たり1mL基準で投与し、体重1kg当たり50mg容量になるようにした。各試験薬物は、それぞれ15mg/10mL及び50mg/10mLの濃度で準備し、それを、それぞれ体重100g当たり、1mL基準で投与し、体重1kg当たり15mg、1kg当たり50mgになるようにした。
トファシチニブ口クエン酸塩(Hangzhou Tacon Co.,Ltd.)は、JAK阻害剤部類の薬物であり、米国及びロシアにおいて、リウマチ関節炎(RA)の治療に対して許可されており、乾癬(psoriasis)、炎症性腸疾患(IBD:inflammatory bowel disease)、及び他の免疫学的疾患の治療、並びに移植拒絶反応(organ transplant rejection)の予防に対して臨床試験が進められている。トファシチニブは、JAK3及びJAK1の阻害を介して効能を示すと見られる。
(4)関節炎モデル試験の評価
関節炎疾患程度は、実験動物であるマウスの後足の体積を測定することによって得られた浮腫の程度に基づいて確認した。体積は、体積変化流量計(Plethysmometer,Havard apparatus、米国、cat no.760220)を使用して測定し、測定時、マウス後足の膝から足先まで測定用セルに入れて測定した。両足いずれも測定した後、体積がさらに大きい方の足の数値を代表値として使用した。経口投与開始1日前に、最初の測定を行い、2,3日間隔で体積を測定し、その値を記録した。
図1は、一次免疫後、経時的な後足浮腫体積を示した図面である。図1において対照群は、一次免疫後21日目から、トファシチニブ口クエン酸塩を投与したものであり、実験群は、一次免疫後21日目から、実施例5で合成された(R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリルを50mg/kg体重で投与したものである。図1から分かるように、一次免疫後約34日目で、対照群の後足浮腫体積が急激に増加した。一方、実験群の場合、対照群の浮腫が増加し始める一次免疫後31日目から、有意的に関節炎による浮腫を抑制し始めた。持続的に、対照群に対して、約60%以上浮腫を抑制し、測定終了時点である49日目においても、約64%浮腫を抑制した。図1の結果は、実施例5の化合物が、関節炎症状のうち最も代表的な浮腫を抑制する効果があり、関節炎治療剤として効果があるということを示す。
一様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体は、JAKの阻害剤として使用される。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を含む薬学的組成物は、JAK関連疾病の治療に使用される。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を利用したJAKの活性を調節する方法によれば、JAKの活性を効率的に調節することができる。
他の様相による化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を個体で疾病を治療する方法によれば、個体の疾病を効率的に治療することができる。

Claims (14)

  1. 化学式1の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体であって、
    化学式1

    化学式1で、Rは、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり、
    とRは、共に、−(C2−6アルキル)−または−(C2−6アルケニル)−を形成し、
    は、−W−Rであり、
    は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−、−S(=O)−または−S(=O)−であり、
    は、HまたはC1−6アルキルであり、
    は、H;ハロ;CN;NO;N;C1−10アルキル:C2−10アルケニル;C2−10アルキニル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN,NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);−(C1−10アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−10アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRは、互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである。
  2. は、C1−6アルキルであり、RとRは、共に、−(C2−6アルキル)−を形成することを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、Rは、HまたはC1−6アルキルであり、
    は、C1−10アルキル;C1−6ハロアルキル;C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、NO及び−O−(C1−10アルキル)からなる群から選択された1以上の置換基で選択的に置換された、C5−20アリール;C3−7シクロアルキル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で選択的に置換された、3個ないし7個の環原子を有するヘテロシクロアルキル;3個ないし7個の環原子を有するヘテロアリール;3個ないし7個の環原子を有する−ヘテロアリール−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);−(C1−10アルキル)−C(=O)NR;または−(C1−10アルキル)−NRC(=O)Rまたは−(C1−10アルキル)−NRであり、ここで、R、R、R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルであることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  4. 化学式2の一般式を有し、
    化学式2

    化学式2でRは、−W−Rであり、
    は、当該原子がないか、あるいは−C(=O)−、−C(=S)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR−、−C(=S)NR−または−S(=O)−であり、
    は、HまたはC1−6アルキルであり、
    は、
    が当該原子がない場合、C1−10アルキルであり、
    が−C(=O)−である場合、C1−10アルキル;C3−7シクロアルキル;−(C1−10アルキル)−CN;−(C1−10アルキル)−N;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NRC(=O)R;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−C(=O)NR;フェニル;−CF及びCNからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;−C(C=O)(C1−6アルキル)で置換されたピペリジニル;フラニル;ピリジニル;イミダゾリル−(C1−10アルキル);−(C1−10アルキル)−O−(C1−6アルキル);またはR及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NRであり、
    が−C(=S)−である場合、−(C1−10アルキル)−CNであり、
    が−C(=O)O−である場合、−(C1−10アルキル)であり、
    が−C(=O)NRである場合、−(C1−10アルキル);C3−7シクロアルキル;フェニル;ハロ及びC1−10アルキルからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;ビフェニル;またはハロ及びC1−10アルキルからなる群から選択された1以上の置換基で置換されたビフェニルであり、
    が−C(=S)NRである場合、1以上の−CFで置換されたフェニルであり、
    が−S(=O)−である場合、−C1−10アルキル;−CF;ピペリジニル;モルホリニル;R及びRが互いに独立して、HまたはC1−6アルキルである−(C1−10アルキル)−NR;フェニル;−(C1−10アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−CF、NO、CN及びハロから独立して選択された1以上の置換基で置換されたフェニル;ナフタレニル;または−(C1−10アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−(C1−6ハロアルキル)、NO、CN及びハロから独立して選択された1以上の置換基で置換されたナフタレニルであることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  5. (R)−N−(5−ブチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−ペンチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−2−メチル−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン、
    (R)−2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン、
    (R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
    (R)−3−メチル−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)ブタン−1−オン、
    (R)−N−(2−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−2−オキソエチル)アセトアミド、
    (R)−N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド、
    (R)−シクロプロピル(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタンオン、
    (R)−1−(4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オン、
    (R)−フラン−2−イル(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタンオン、
    (R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(ピリジン−3−イル)メタンオン、
    (R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(フェニル)メタンオン、
    (R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(ピリジン−4−イル)メタンオン、
    (R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル、
    (R)−4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル、
    (R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンオン、
    (R)−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンオン、
    (R)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル、
    イソブチル(R)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート、
    (R)−N−ブチル−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−シクロヘキシル−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−N−フェニル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(4−フルオロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(2,4−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(2,5−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(2,3−ジクロロフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキサミド、
    (R)−N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボチオアミド、
    (R)−N−メチル−N−(5−((トリフルオロメチル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−(イソプロピルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(プロピルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(フェニルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−((2−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−((3−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−((4−フルオロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−2−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル、
    (R)−3−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル、
    (R)−4−((7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)スルホニル)ベンゾニトリル、
    (R)−N−メチル−N−(5−((2−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−((3−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−((4−ニトロフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(m−トリルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−((4−メトキシフェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(ナフタレン−2−イルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−メチル−N−(5−(モルホリノスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン、
    2−メトキシ−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン、
    2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン、
    3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
    N−(2−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−2−オキソエチル)アセトアミド、
    N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド、
    3−アミノ−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン、
    2−(1H−イミダゾール−1−イル)−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン、
    3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル、
    イソブチル 7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート、
    N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    N−(5−((2−アミノエチル)スルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (S)−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)プロパン−1−オン、
    (S)−2−アジド−1−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)エタン−1−オン、
    (S)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル、
    (S)−N−メチル−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−オキソプロパンアミド、
    (S)−4−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)ベンゾニトリル、
    (S)−3−(7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)−3−チオキソプロパンニトリル、
    イソブチル(S)−7−(メチル(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)アミノ)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボキシレート、
    (S)−N−(5−(エチルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (S)−N−メチル−N−(5−(フェニルスルホニル)−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン、
    (R)−N−(5−エチル−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン−7−イル)−N−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン;またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  6. 請求項1に記載の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体、及び薬剤学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物。
  7. JAK(Janus kinase)と関連した疾病を治療するためであることを特徴とする請求項6に記載の薬学的組成物。
  8. 前記疾病は、自己免疫疾患、免疫機能障害、ウイルス性疾患または癌であることを特徴とする請求項7に記載の薬学的組成物。
  9. 前記自己免疫疾患は、皮膚疾患、多発性硬化症、リウマチ性関節炎、小児関節炎、I型糖尿病、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、炎症性腸疾患、クローン病または自己免疫性甲状腺疾患であり、前記免疫機能障害は、同種移植片拒絶反応、移植片対宿主病であり、前記ウイルス性疾患は、エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘、帯状疱疹ウイルス(VZV)またはヒトパピローマウイルス(HPV)疾患であり、前記癌は、前立腺癌、リンパ腫、白血病または多発性骨髄腫であることを特徴とする請求項8に記載の薬学的組成物。
  10. 請求項1に記載の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体をJAK(Janus kinase)と接触させ、JAKの活性を調節する段階を含むJAKの活性を調節する方法であり、前記方法は試験管内またはヒトでない動物で行われる方法。
  11. 治療学的に有効な量の請求項1に記載の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩または溶媒化物、あるいは立体異性体を個体に投与する段階を含む、個体で疾病を治療する方法であり、前記個体はヒトでない哺乳類である方法。
  12. 前記疾病は、自己免疫疾患、免疫機能障害、ウイルス性疾患または癌であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記自己免疫疾患は、皮膚疾患、多発性硬化症、リウマチ性関節炎、I型糖尿病、全身性紅斑性狼瘡、乾癬、炎症性腸疾患、クローン病または自己免疫性甲状腺疾患であり、前記免疫機能障害は、同種移植片拒絶反応、移植片対宿主病であり、前記ウイルス性疾患は、エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)、B型肝炎、C型肝炎、水痘または帯状疱疹ウイルス(VZV)疾患であり、前記癌は、前立腺癌、リンパ腫、白血病または多発性骨髄腫であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 化学式9の化合物、またはその塩を、R−Lの化合物と反応させ、化学式2の化合物を生成する段階を含む化学式2の化合物を製造する方法:
    化学式9

    化学式2

    化学式9でRは、Hまたはアミノ基の保護基を示し、Rは、請求項4で定義された通りであり、Lは離脱基である。
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