JP2017527907A - 疑似ランダムに誘導される指紋登録 - Google Patents

疑似ランダムに誘導される指紋登録 Download PDF

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Abstract

指紋登録が記載される。指の適正領域をユーザの指のサイズから求める手続きの次に、誘導情報を疑似ランダムな方法で提供し、疑似ランダム誘導の間にさらなる指紋データを取得する誘導手続きが実施される。指の適正領域がカバーされると、登録手続きの以降の過程に用いることができる指紋登録データの算出に指紋データが用いられる。

Description

本明細書の実施形態は指紋感知システムでの指紋の登録に関する方法及び装置に関する。
生体感知の分野では、指紋の利用が進み、最も広く用いられる技術の一つになっている。この事実は、移動通信技術の分野、例えば、スマートフォン等のインテリジェント携帯機器の利用を考慮して図示及び例示することができる。この分野では、装置自体へのアクセスに対する安全性の向上のほか、データ通信ネットワークを介して利用可能な銀行業務などの遠隔サービスへの安全なアクセスに対する要求が増大している。
指紋感知によりそのような安全なアクセスを可能にするために、ユーザは、ユーザの指紋に直接つながる情報をのちに実際にアクセスがあった場合の照合作業に利用するために記録する、いわゆる登録手順を実行している。そのような登録手順の実行中、ユーザは概して、完全な指紋又は少なくとも大部分の指紋を記録するまで指を指紋センサに数回押し付けることを余儀なくされている。
従来技術の指紋登録の例が米国特許US2014/0003677及びUS2014/0003679に記載されている。この2つの公報に記載されたシステムにおいて、ユーザは、登録手続きの間、どの部分の指紋が未だに記録されていないかの情報をユーザに通知する形式でフィードバックを受ける。
しかし、従来技術の登録手続きには欠点がある。例えば、公知の登録方法には、進捗情報を提供する良好な方法も、登録を成功させるのに必要な画像を必要数集めるユーザフレンドリーな方法もない。
上記で考察したような欠点の少なくともいくつかを軽減するために、本明細書の実施形態の第1の態様では、指紋感知システムで実施される方法が提供される。指紋感知システムは二次元指紋センサを備え、この方法は、初期指紋データの取得から始まる多数の工程を含む。次に、初期指紋データに基づいて、ユーザの指の指サイズを算出する。次に、指サイズに基づいて、指の適正領域を算出して指紋登録データを取得する。
複数の指位置を取得する。ここで、指位置はセンサに対するものである。位置誘導情報をユーザに提供し、ユーザを誘導して指位置に従って指をセンサに対して位置決めする。位置誘導情報の提供は、指位置がユーザに疑似ランダム順に示されるように実施される。
位置誘導情報を提供しながら、指の適正領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データを取得するまで、さらなる指紋データをセンサから取得する。次に、初期指紋データ及びさらなる指紋データのいずれかに基づいて、指紋登録データを算出する。
言い換えると、この方法は、指の適正領域をユーザの指のサイズから求める初期手続きと、それに続き、誘導情報を疑似ランダムな方法で提供し、疑似ランダム誘導の間にさらなる指紋データを取得する誘導手続きとからなる2段階の手続きとして把握することができる。指の適正領域がカバーされた場合、登録手続きの後続の過程に用いることができる指紋登録データの算出に指紋データを用いる。(なお、上記の後続の過程、例えば、ユーザ本人確認、データベース記録などは本開示の一部ではない。)
この2段階の手続きには、多数の利点がある。例えば、(個々のユーザによって大きく異なる)指のサイズに基づく指の適正領域を、誘導してさらなる指紋データを取得することに用いるため、さらなる指紋データを取得する工程を実施しなければならない回数を減少させることができる。これは迅速な登録手続きを可能にする。
さらに、疑似ランダムな方法で誘導情報を提供することによって、全く同一の指位置に指を置くことを予想通りに繰り返すことがないため、ユーザは、特定の位置に指を置きがちなときでも、指を全く同一とはいえない位置に置くことになるであろう。この方法では、誘導手続きを任意の位置から開始し、予想通りなパターンで、(従来技術では典型的であるように)少しずつユーザを誘導する場合よりも迅速に指の適正領域をカバーすることができる。
種々の実施形態では、初期指紋データの取得は、タッチ感知二次元ディスプレイから指データを取得することを含む。このような実施形態では、指サイズの算出は取得した指データに基づくものである。
他の実施形態では、初期指紋データの取得は、センサから初期指紋データを取得することを含む。このような実施形態では、センサに対して左方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して右方にある指の位置に少なくとも対応する複数の初期指紋データを取得する。取得した複数の初期指紋データに基づいて、指の指幅を算出し、次に、算出した指幅に基づいて指サイズを算出する。
これとは別に、センサに対して左方及び右方にある指の位置の代わりに上方及び下方にある指の位置に対応する初期指紋データを取得してもよい。次に、指の指幅に原則的に直交する空間的測定値を指サイズの算出に用いる。
いくつかの実施形態では、複数の初期指紋データをつなぎ合わせ、つなぎ合わされた指紋画像にする。つなぎ合わされた指紋画像に基づいて、複数の初期指紋データと関連するつなぎ合わせの方向を算出する。次に、算出したつなぎ合わせの方向それぞれの間の差を算出する。指サイズの算出は、算出したつなぎ合わせの方向それぞれの間の差の少なくとも1つが方向閾値よりも大きい場合に指サイズを初期設定指サイズに設定することを含む。
即ち、このような実施形態のいくつかでは、指の幅の測定値を取得するために、ユーザを誘導して指を複数の位置(例えば、3つ以上の位置)に位置決めする。同時に、例えば、画像形式の初期指紋データ同士をつなぎ合わせ、つなぎ合わせの相対方向を算出する。次に、この方向情報を用いて、つなぎ合わせ方向の差を考慮してユーザが「不適合ユーザ」であるか「潜在的適合ユーザ」であるかを判断する。差が大きければ「不適合ユーザ」を意味し、差が小さければ「潜在的適合ユーザ」を意味する。このような初期指紋データ、例えば、画像を収集した後、ユーザが「潜在的適合ユーザ」であると判断した場合、推定した指幅を用いて指サイズを算出する。ユーザが「不適合ユーザ」であると判断した場合、初期設定指サイズを代わりに用いる。
第2の態様では、指紋センサ、プロセッサ及びメモリを備える指紋感知システムが提供される。メモリは、プロセッサによって実行可能な指令を含み、これにより、プロセッサは、初期指紋データを取得する工程と、初期指紋データに基づいて、ユーザの指の指サイズを算出する工程、指サイズに基づいて、指紋登録データを取得するために指の適正領域を算出する工程と、複数の指位置を取得する工程であって、指位置はセンサに対するものである工程と、ユーザを誘導して指位置に従ってセンサに対して指を位置決めする位置誘導情報をユーザに提供する工程であって、位置誘導情報の提供は、指位置が疑似ランダム順にユーザに示されるように実施される工程と、位置誘導情報を提供しながら、指の適正領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データを取得するまで、さらなる指紋データをセンサから取得する工程と、初期指紋データ及びさらなる指紋データのいずれかに基づいて、指紋登録データを算出する工程と、によって指紋感知システムを制御するよう作動する。
さらに他の態様では、第2の態様の指紋感知システムと、コンピュータプログラムとを備える通信装置が提供される。コンピュータプログラムは、指紋感知システムの少なくとも1つのプロセッサ上で実行される場合に、指紋感知システムに第1の態様の方法を実施させる指令を含む。最後の態様では、コンピュータプログラムを含むキャリアが提供される。
以上のさらに他の態様の効果及び利点は、第1の態様に関連して上記に要約した効果及び利点に対応する。
指紋感知システムのブロック図を概略的に示す。 移動通信装置のブロック図を概略的に示す。 作業工程のフローチャート。 センサに対する指位置を概略的に示す。 センサに対する指位置を概略的に示す。 指を概略的に示す。 指紋を概略的に示す。 スワイプ誘導情報を概略的に示す。 画像のつなぎ合わせとそのつなぎ合わせの方向を概略的に示す。 画像のつなぎ合わせとそのつなぎ合わせの方向を概略的に示す。 位置誘導情報を概略的に示す。
図1aは指紋感知システム100を機能ブロックの形式で概略的に図示する。機能ブロックはプロセッサ102、二次元指紋センサ104及びメモリ106から構成され、システム100は誘導情報プロバイダ108に関係づけられている。プロセッサは、指紋感知システム100を制御する働きをし、メモリ106に接続され、以下に例示するようにプロセッサ102がシステム100を制御可能にするソフトウェア指令及びデータを備える適正なコンピュータプログラム141から構成される。指紋センサ104に関しては、光学式、静電容量式、超音波式など、任意の適切な型式のものであってもよく、このほか当業者が実現可能な範囲でタッチ感知ディスプレイの一部を形成してもよい。指紋センサ104は画素のマトリクス、例えば、208×80ピクセルのサイズの静電容量センサを備えてもよく、各画素は256グレースケールの解像度を有する。指紋センサは典型的には画像データ、即ち、指紋データをさまざまな速度でプロセッサ102に読み出すことができる読み出し回路(図示しない)を備える。
指紋感知システム100は、図1aに概略的に図示されるように別々の構成要素を備えてもよく、ほかにもプロセッサ102とメモリ106の機能性を単一のユニットに組み合わせることによって実装されてもよい。このほか、センサ104がプロセッサ機能及びメモリ機能を備える形態での実装が可能である。
誘導情報プロバイダ108に関しては、ユーザが指紋感知システム100と相互に作用する場合にユーザにフィードバックを提供できる装置である。以下ではフィードバックがグラフィクス形式の視覚的出力によって例示されるが、誘導情報プロバイダ108からのフィードバックは視覚、聴覚及び触覚のいずれかの感覚的出力を提供できるものであってもよいことに留意されたい。
図1bは、携帯電話、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ又は類似する形態の装置などの移動通信装置110を機能ブロックの形式で概略的に示す。移動通信装置110は図1aの指紋感知システム100の機能性を備える。移動通信装置110はプロセッサ112、メモリ114、無線回路構成116及びタッチ感知ディスプレイ118を備える。図1bに示すように、指紋感知システム100はプロセッサ112及びメモリ114の一部を形成し、タッチ感知ディスプレイ118に接続される。即ち、プロセッサ112は以下に例示するようにソフトウェア指令によって指紋感知システム100を制御する。タッチ感知ディスプレイ118は、指紋感知システム100の動作中にユーザにグラフィカルな出力を提供することによって誘導情報プロバイダ108として動作するように構成される。言うまでもなく、プロセッサ112は、本開示の範囲外の方法で無線回路構成116を介して移動通信システムで動作する移動通信装置を制御するように構成される。
ここで、引き続き図1a及び図1bを参照しながら図2に目を向け、指紋感知システム、例えば、図1a及び図1bの指紋感知システム100で実施される方法をいくぶん詳細に説明する。この方法は以下に説明する多数の動作を含む。図2の方法の動作は、センサ104のようなセンサと相互に作用し、例えば、誘導情報プロバイダ108を介した誘導情報の提供を制御するプロセッサ、例えば、プロセッサ102又はプロセッサ112で実行されるソフトウェア指令によって実現される。方法の実施中にメモリ106又はメモリ114のようなメモリが使用される。
動作201
初期指紋データを取得する。いくつかの実施形態では、初期指紋データをセンサから取得する。
初期指紋データをセンサから取得するいくつかの実施形態では、センサに対して左方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して右方にある指の位置に対応する複数の初期指紋データを少なくとも取得する。これは、指301をセンサ304に対する中央位置、左方位置及び右方位置で概略的に示す図3aに図示される。これとは別に、図3bに示すように、センサ304に対して上方にある指301の位置、センサ304に対して中央にある指301の位置及びセンサ304に対して下方にある指301の位置に対応する複数の初期指紋データを少なくとも取得する。ここで、指幅に本質的に直交する空間的測定値を符号W’で示す。
他の実施形態では、例えば、指紋感知システム100が移動通信装置110のような装置に含まれる実施形態でのタッチ感知二次元ディスプレイからの指データから初期指紋データを取得する。
種々の実施形態では、初期指紋データの取得は、少なくとも2つの指紋基準点間の少なくとも1つの距離、指紋隆線及び谷線の空間周波数、多数の指紋マニューシャ(特徴点)、指紋谷線曲率の測定値、指紋隆線曲率の測定値など、いずれかの形式で指紋の特徴を取得することを含んでもよい。このような実施形態では、指サイズの算出(以下に詳細に説明する動作203)は、取得した指紋の特徴のいずれかを用いる算出を含む。
動作202
いくつかの実施形態では、ユーザを誘導して指をセンサに対して中央に位置づけるために初期位置誘導情報をユーザに提供したのち、ユーザを誘導して指をセンサに対して左方、右方、上方及び下方のいずれかに位置づけるために初期位置誘導情報をユーザに提供してもよい。例えば、この誘導情報は、図3a及び図3bに概略的に示した指301及びセンサ304のようなグラフィクスの表示を必要としてもよい。
これとは別に、ユーザを誘導して指をセンサに対してスワイプするために初期位置誘導情報をユーザに提供してもよい。例えば、この誘導情報は、図5に概略的に示す指501、スワイプ方向502及びセンサ504のようなグラフィクスの表示を必要としてもよい。
動作203
取得した初期指紋データに基づいて、ユーザの指の指サイズを算出する。
センサから初期指紋データを取得する実施形態及び初期指紋データがセンサに対して中央、左方及び右方にある指の位置に対応する実施形態では、取得した複数の初期指紋データに基づいて指の指幅を算出する。このため、指サイズの算出は、算出した指幅に基づくものである。これとは別に、センサから初期指紋データを取得する実施形態及び初期指紋データがセンサに対して中央、上方及び下方にある指の位置に対応する実施形態では、取得した複数の初期指紋データに基づいて、指の指幅に本質的に直交する空間的測定値を算出する。このため、指サイズの算出は、指幅に本質的に直交する算出した空間的測定値に基づくものである。
指幅及び指幅に本質的に直交する測定値を、指紋の基準点間の距離を測定することによって取得してもよい。これは、背景403と指401の指紋パターン410との間の境界点402又はコア407、デルタ408及び指骨404間の関節をはじめとする広域的な特徴など、指紋パターン410の内部特徴を基準点の例として示す図4a及び図4bに例示される。
例えば、指幅をW=(x_max−x_min)*rとして算出してもよい。ここで、x_max及びx_minはセグメント化された指紋(即ち、指紋以外の背景を無視する)の水平方向xの空間位置であり、rは指紋センサの画素分解能(標準値は50μmm)である。この方法は、初期指紋データの取得中に指が回転しないことを前提とする。
指幅に本質的に直交する空間的測定値を用いる実施形態に関し、指サイズの対応する算出には、幅を使用する場合における同じ考慮事項、即ち、特徴間の距離(inter−feature distances)と指サイズとの間の関係についての統計に関する事項、を用いてもよい。
タッチ感知二次元ディスプレイからの指データから初期指紋データを取得する実施形態では、指サイズの算出は取得した指データに基づくものである。指紋パターン410の境界点402を用いて、例えば、指データから輪郭を抽出する。プリンシパル又は指401の主軸405は輪郭から求めてもよく、主軸405は指の方向を示す。指幅は(主軸405に直交する)短軸406と輪郭との交点から求めてもよい。
これとは別に、指の幅は、はじめは離れた状態から接触して離れなくなるまで接近するように滑らせた2つの隣接する指の一連の画像を含む初期指紋データを用いて推定できる。このとき、指幅は、例えば、指の主軸405に沿って配置される基準点又は指領域内に常に表示され、既存のアプリケーション・プログラミング・インターフェースから取得容易な他の点から推定してもよい。
動作204
いくつかの実施形態では、図6a及び図6bに示すように、複数の初期指紋データはつなぎ合わされ、3つの画像601、603及び605を含み、つなぎ合わされた指紋画像600になる。このつなぎ合わされた指紋画像に基づいて、初期指紋データとの間に相関のあるつなぎ合わせの方向602、606を算出する。図6a及び図6bでは、この2つのつなぎ合わせの方向602、606を、x軸に対する角度604、608それぞれによって定義する。算出したつなぎ合わせの方向602、606それぞれの間の差を求める。このとき、指サイズの算出(動作203)は、算出したつなぎ合わせの方向602、606それぞれの間の差の少なくとも1つが方向閾値よりも大きい場合に指サイズを初期設定指サイズに設定することを含む。
例えば、指サイズを算出する条件を以下のパラメータに基づくものとしてもよい。画像の形態の複数の初期指紋データは隣接、即ち、すべてがつなぎ合わされた状態であることがわかり、つなぎ合わせの方向は概ね直線状であり、幅は方向閾値(例えば、FingerWidthMin)よりも大きく、任意の閾値(例えば、FingerWidthMax)よりも小さい。このような条件のいずれにも適合した場合、適切なカバー領域(以下に記載)を算出する基礎となる指サイズの算出を実施するであろう。条件が適合しない場合、初期設定指サイズを使用することになる。
動作205
算出した指サイズに基づいて、指紋登録データを取得するのに指の適切な領域を算出する。以下にさらに詳細に説明するように、指紋登録データは本質的にユーザの指紋に関する固有情報を含み、これにより、指紋認証の状況でさらに使用するためのユーザの登録が可能となる。
例えば、適切な領域は、任意の回数のタッチによって登録することができる取得可能指紋表面の一部でもよく、例えば指サイズの統計から求めてもよい。
動作207
複数の指位置を取得し、これらの指位置はセンサに対するものである。例えば、指位置は、図3から図6に示すxy座標系によって図示されるように、センサ上の一箇所を基準とする直角座標に関する情報を含んでもよい。指位置はこのほか、センサの延在方向を基準とする角度、例えば、x方向を基準とする角度に関する情報を含んでもよい。図7は、ローマ数字(i)から(vii)を付した7つの指位置を図示する。ここで、指701は、センサ704に対するxy位置及び角度708それぞれに位置づけられる。
動作209
位置誘導情報をユーザに提供する。この誘導情報は、ユーザを誘導して指位置に従って指をセンサに対して位置決めするものである。指位置が疑似ランダム順にユーザに示されるように位置誘導情報を提供する。図7に図示されるように、7つの位置(i)から(vii)は体系立てられたものではなく、位置(i)から(vii)を、図7に示す指の図解のように提示するのは、センサ704に対する指701のさまざまな位置の疑似ランダムな順序の一例を図示するためのものであることを強調しておく。
動作211
位置誘導情報を提供しながら、指の適切な領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データを取得するまで、さらなる指紋データをセンサから取得する。
いくつかの実施形態では、複数の指位置に基づいて、指位置の第1群及び指位置の第2群を求める。このような実施形態では、指位置の第1群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達する第1推定尤度と関連し、指位置の第2群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達し、第1推定尤度よりも低い第2推定尤度と関連する。このような実施形態では、指位置の第1群が指位置の第2群よりも前に提供されるように位置誘導情報が疑似ランダムに提供される。これとは別に、あるいはこれに併せて、このような実施形態では、指位置の第1群での位置が指位置の第2群での位置よりもさらに高い頻度で提供されるように位置誘導情報が疑似ランダムに提供される。
言い換えると、そのような実施形態は、どの位置が指紋のカバレッジを向上させる可能性が高いと考えられるかに基づいてさまざまな位置を比較検討することを含む。疑似ランダム誘導を実施している間、評価の高い位置群での位置が評価の低い位置群での位置よりも前に提示されるか、さらに高い頻度で提示されるであろう。論理的根拠には、ユーザはカバレッジ閾値に到達するとすぐに登録を終了するであろうということが挙げられる。このように行動すると、迅速な登録手続きの利便性が向上するとともにユーザのタッチの回数(即ち、さらなる指紋データを取得した回数)が減少するであろう。
この動作を実施する間、妥当な回数、例えば20回のタッチ内にカバレッジ閾値に到達しない場合、取得した指紋のカバレッジとは関係なく、誘導を中止(即ち、動作209及び動作211)し、動作213を継続することができる。
動作213
初期指紋データ及びさらなる指紋データのいずれかに基づいて、指紋登録データを算出する。
例えば、個々の画像から(即ち、初期指紋データ及びさらなる指紋データのいずれかから)指紋を表す特徴を抽出し、典型的にはテンプレートと称されるデータ構造に埋め込む。テンプレート同士を照合してその幾何学的相互関係を求め、その関係を共通の座標系に落とし込んでもよい。さらに、共通の座標系に特徴を落とし込んだ場合、個々の画像をつなぎ合わせて、サンプリングされた指領域全体を覆う結合画像を作成してもよい。結合画像は以降のユーザ登録過程で使用してもよい。
ここで図1aに戻り、指紋感知システム100の実施形態をさらにいくぶん詳細に説明する。図1aは、指紋センサ104、プロセッサ102及びメモリ106を備える指紋感知システム100を図示する。メモリ106はプロセッサ102で実行可能な指令を含み、この指令により、プロセッサ102は、初期指紋データを取得する工程と、初期指紋データに基づいて、ユーザの指の指サイズを算出する工程と、指サイズに基づいて、指紋登録データを取得するために指の適正領域を算出する工程と、複数の指位置を算出する工程であって、指位置はセンサに対するものである工程と、ユーザを誘導して指位置に従ってセンサに対して指を位置決めする位置誘導情報をユーザに提供する工程であって、位置誘導情報の提供は、指位置が疑似ランダム順にユーザに示されるように実施される工程と、位置誘導情報を提供しながら、指の適正領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データが得られるまでセンサからさらなる指紋データを取得する工程と、初期指紋データ及びさらなる指紋データのいずれかに基づいて、指紋登録データを算出する工程と、によって指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、初期指紋データの取得が、センサから初期指紋データを取得する工程、を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、初期指紋データの取得が、センサに対して左方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して右方にある指の位置に少なくとも対応する複数の初期指紋データを取得する工程と、取得した複数の初期指紋データに基づいて、指の指幅を算出する工程であって、指サイズの算出は算出した指幅に基づくものである工程と、を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、初期指紋データの取得が、センサに対して上方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して下方にある指の位置に少なくとも対応する複数の初期指紋データを取得する工程と、取得した複数の初期指紋データに基づいて、指の指幅に本質的に直交する空間的測定値を算出する工程であって、指サイズの算出は指幅に本質的に直交する空間的測定値に基づくものである工程と、を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、ユーザを誘導して指をセンサに対して中央の位置に位置決めする初期位置誘導情報をユーザに提供する工程と、その次にユーザを誘導して指をセンサに対して左方、右方、上方及び下方のいずれかの位置に位置決めする初期位置誘導情報をユーザに提供する工程と、によって指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、ユーザを誘導して指をセンサに対してスワイプする初期位置誘導情報をユーザに提供する工程、によって指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、複数の初期指紋データをつなぎ合わせて、つなぎ合わされた指紋画像にする工程と、つなぎ合わされた指紋画像に基づいて、複数の初期指紋データと関連するつなぎ合わせの方向を算出する工程と、算出したつなぎ合わせの方向それぞれの間の差を求める工程であって、指サイズの算出は、算出したつなぎ合わせの方向それぞれの間の差の少なくとも1つが方向閾値よりも大きい場合に指サイズを初期設定指サイズに設定することを含む工程と、によって指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、初期指紋データの取得が、タッチ感知二次元ディスプレイから指データを取得する工程であって、指サイズの算出は取得した指データに基づくものである工程、を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、初期指紋データの取得が、少なくとも2つの指紋基準点間の距離の少なくとも1つ、指紋の隆線及び谷線の空間周波数、多数の指紋マニューシャ、指紋谷線曲率の測定値、指紋隆線曲率の測定値のいずれかの形態で指紋の特徴を取得する工程、を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動し、ここでプロセッサ102は、指サイズの算出が取得した指紋の特徴のいずれかを用いた算出工程を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、複数の指位置に基づいて、指位置の第1群及び指位置の第2群を求める工程であって、指位置の第1群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達する第1推定尤度と関連し、指位置の第2群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達し、第1推定尤度よりも低い第2推定尤度と関連する工程によって指紋感知システム100を制御するよう作動し、ここでプロセッサ102は、指位置の第1群が指位置の第2群よりも前に提供されるように位置誘導情報の疑似ランダムな提供が実施されるように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、指位置がセンサの位置を基準にした直角座標に関する情報を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、指位置がセンサの延在方向を基準にした角度に関する情報を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、位置誘導情報及び初期位置誘導情報のいずれかが図形情報のディスプレイ上の表示を含むように指紋感知システム100を制御するよう作動する。
プロセッサ102によって実行可能な指令は、コンピュータプログラム141の形態のソフトウェアである。コンピュータプログラム141はキャリア142に含まれるかその一部であってもよい。キャリア142は、コンピュータプログラム141をメモリ106及びプロセッサ102に提供してもよい。キャリア142は、電子信号、光信号、無線信号又はコンピュータに読み込み可能な記憶媒体をはじめとする任意の適切な形態であってもよい。

Claims (17)

  1. 指紋感知システム(100)で実施される方法であって、前記指紋感知システムは二次元指紋センサ(104、304、504、704)を備え、前記方法は
    初期指紋データを取得する工程(201)と、
    前記初期指紋データに基づいて、ユーザの指(301、401、501、701)の指サイズを算出する工程(203)と、
    前記指サイズに基づいて、指紋登録データを取得するために前記指の適正領域を算出する工程(205)と、
    複数の指位置を取得する工程(207)であって、前記指位置は前記センサに対するものである工程と、
    前記ユーザを誘導して前記指位置に従って前記指を前記センサに対して位置決めする位置誘導情報を前記ユーザに提供する工程(209)であって、前記位置誘導情報の前記提供は、前記指位置が疑似ランダム順に前記ユーザに示されるように実施される工程と、
    前記位置誘導情報を提供しながら、前記指の前記適正領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データを取得するまで、さらなる指紋データを前記センサから取得する工程(211)と、
    前記初期指紋データ及び前記さらなる指紋データのいずれかに基づいて、前記指紋登録データを算出する工程(213)と、を含む方法。
  2. 前記初期指紋データを取得する工程は、
    前記センサから前記初期指紋データを取得する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記初期指紋データを取得する工程は、
    センサに対して左方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して右方にある指の位置に少なくとも対応する複数の初期指紋データを取得する工程と、
    取得した複数の初期指紋データに基づいて、前記指の指幅を算出する工程であって、前記指サイズの算出は算出した前記指幅に基づくものである工程と、を含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記初期指紋データを取得する工程は、
    センサに対して上方にある指の位置、センサに対して中央にある指の位置及びセンサに対して下方にある指の位置に少なくとも対応する複数の初期指紋データを取得する工程と、
    取得した複数の初期指紋データに基づいて、前記指の指幅に本質的に直交する空間的測定値を算出する工程であって、前記指サイズの算出は指幅に本質的に直交する前記空間的測定値に基づくものである工程と、を含む請求項2に記載の方法。
  5. 前記ユーザを誘導して前記指を前記センサに対して中央の位置に位置決めする初期位置誘導情報を前記ユーザに提供する工程(202)と、その次に
    前記ユーザを誘導して前記指を前記センサに対して左方、右方、上方及び下方のいずれかの位置に位置決めする初期位置誘導情報を前記ユーザに提供する工程(202)と、を含む請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記ユーザを誘導して前記指を前記センサに対してスワイプする初期位置誘導情報を前記ユーザに提供する工程(202)、を含む請求項3又は4に記載の方法。
  7. 前記複数の初期指紋データをつなぎ合わせて、つなぎ合わされた指紋画像(600)にする工程(204)と、
    前記つなぎ合わされた指紋画像に基づいて、前記複数の初期指紋データと関連するつなぎ合わせの方向(602、606)を算出する工程(204)と、
    算出した前記つなぎ合わせの方向それぞれの間の差を求める工程(204)であって、前記指サイズの算出は、算出した前記つなぎ合わせの方向それぞれの間の差の少なくとも1つが方向閾値よりも大きい場合に前記指サイズを初期設定指サイズに設定することを含む工程と、を含む請求項3から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記初期指紋データを取得する工程は、
    タッチ感知二次元ディスプレイ(118)から指データを取得する工程であって、前記指サイズの算出は前記取得した指データに基づくものである工程を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記初期指紋データを取得する工程は、
    少なくとも2つの指紋基準点間の距離の少なくとも1つ、
    指紋の隆線及び谷線の空間周波数、
    多数の指紋マニューシャ、
    指紋谷線曲率の測定値、
    指紋隆線曲率の測定値のいずれかの形態で指紋の特徴を取得する工程を含み、
    前記指サイズの算出は、取得した前記指紋の特徴のいずれかを用いる算出を含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記複数の指位置に基づいて、指位置の第1群及び指位置の第2群を求める工程であって、
    前記指位置の第1群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達する第1推定尤度と関連し、
    前記指位置の第2群は、さらなる指紋データを取得する特定数の工程内でカバレッジ閾値に達し、前記第1推定尤度よりも低い第2推定尤度と関連する工程、を含み、
    前記位置誘導情報の疑似ランダムな提供は、指位置の前記第1群が指位置の前記第2群よりも前に提供されるように実施される、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記指位置は、前記センサ上の一箇所を基準とする直角xy座標に関する情報を含んでいる、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記指位置は、前記センサの延在方向を基準とする角度(708)に関する情報を含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記位置誘導情報及び前記初期位置誘導情報のいずれかがディスプレイ(118)上のグラフィカルな情報の表示を含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 指紋センサ(104、304、504、704)、プロセッサ(102、112)及びメモリ(106、114)を備える指紋感知システム(100)であって、前記メモリは前記プロセッサによって実行可能な指令を含み、これにより、前記プロセッサは、
    初期指紋データを取得する工程(201)と、
    前記初期指紋データに基づいて、ユーザの指(301、401、501、701)の指サイズを算出する工程(203)と、
    前記指サイズに基づいて、指紋登録データを取得するために前記指の適正領域を算出する工程(205)と、
    複数の指位置を取得する工程(207)であって、前記指位置は前記センサに対するものである工程と、
    前記ユーザを誘導して前記指位置に従って前記センサに対して前記指を位置決めする位置誘導情報を前記ユーザに提供する工程(209)であって、前記位置誘導情報の提供は、前記指位置が疑似ランダム順に前記ユーザに示されるように実施される工程と、
    前記位置誘導情報を提供しながら、前記指の前記適正領域と関連するカバレッジ閾値を超える量の指紋データを取得するまで、さらなる指紋データを前記センサから取得する工程(211)と、
    前記初期指紋データ及び前記さらなる指紋データのいずれかに基づいて、前記指紋登録データを算出する工程(213)と、によって前記指紋感知システムを制御するよう作動する、指紋感知システム。
  15. 請求項14に記載の指紋感知システム(100)と、タッチ感知ディスプレイ(118)とを備える通信装置(110)。
  16. 指紋感知システム(100)の少なくとも1つのプロセッサ(102、112)上で実行される場合に、前記指紋感知システムに請求項1から13のいずれか1項に記載の方法を実施させる指令を含む、コンピュータプログラム(141)。
  17. 請求項16に記載のコンピュータプログラムを含むキャリア(142)であって、前記キャリアは、電子信号、光信号、無線信号及びコンピュータに読み込み可能な記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
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