JP2017527839A - 単眼式立体カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】単眼式立体カメラを提供する。【解決手段】本発明に係る単眼式立体カメラは、第3結像レンズ組立体として近接拡大撮影の可能なマクロレンズを使用するか、或いは第2結像レンズ組立体と組み合わされてマクロレンズの特性を有する望遠系のレンズを使用するため、様々な第1結像レンズ組立体を使用することができ、ビネッティング(vignetting)現象を減らすことができ、カメラの全長を減らすことができ、光軸を調節しなければならない変数の中から重複する或いは代替可能な調節変数を除去し、撮影時に調節しなければならない変数と、一度調節したら撮影時には固定してもよい調節変数を区分することにより、その操作及び作動が容易かつ簡単で構造が単純であるという長所を持つ。【選択図】図2

Description

本発明は、単眼式立体カメラに係り、さらに具体的には、第3結像レンズ組立体として近接拡大撮影の可能なマクロレンズを使用するか、或いは第2結像レンズ組立体と組み合わされてマクロレンズの特性を有する望遠系のレンズを使用することにより、様々な第1結像レンズ組立体を使用することができ、ビネッティング(vignetting)現象を減らすことができ、カメラの全長を減らすことができ、光軸を調節しなければならない変数の中から重複する或いは代替可能な調節変数を除去し、撮影時に調節しなければならない変数と、一度調節したら撮影時には固定してもよい調節変数を区分することにより、その操作及び作動が容易かつ簡単で構造が単純である、単眼式立体カメラに関する。
立体カメラは、2台のカメラを用いて被写体の左眼画像と右眼画像を同時に獲得することができるカメラであって、通常の立体カメラは、被写体の左眼画像を獲得する左眼カメラ、被写体の右眼画像を獲得する右眼カメラ、及び左眼カメラと右眼カメラを据え置く立体カメラリグを含む。
前記立体カメラリグは大きく平行方式(水平方式)と直交方式に区分される。平行方式の立体カメラリグは左眼カメラと右眼カメラを被写体に向けて互いに平行となるように一定の距離を離隔させて据え置くが、左眼カメラと右眼カメラがそれぞれ被写体の光を受光して画像を獲得することができるようにする。
直交方式の立体カメラリグは、図1に示すように、左眼カメラ4及び右眼カメラ2が互いに直角をなすように設置されるが、ハーフミラーHによって反射された光軸上には右眼カメラ2を据え置き、ハーフミラーHを通過した光軸上には左眼カメラ4を据え置くことにより、左眼カメラ4と右眼カメラ2がハーフミラーHを介して間接的に被写体1の光を受光して画像3、5を獲得することができるようにする。
特に、直交方式の立体カメラは、平行方式の立体カメラと比較して、平面上の体積を小さくすることができるので、ジミージブ(jimmyjib)のようにカメラの移動半径が大きい撮影に使用するときに非常に有利である。
一方、直交方式の立体カメラリグは、据え置かれるカメラ2、4をしっかりと固定することができなければならず、左眼カメラ4及び右眼カメラ2が獲得する画像3、5間の両眼視差(binocular disparity、d)及び注視角(convergence angle)などの調節のために精密にカメラ2、4の位置と角度などを調節しなければならないが、画像撮影の特徴上、カメラの移動が多いので、撮影中にカメラ2、4の位置と角度などの調節が容易ではないという問題点がある。
かかる問題点を解決するための方案が韓国特許登録第1214855号(発明の名称:ハーフミラーボックスを備えた直交方式の立体カメラリグ)などに記載されている。
前記立体カメラリグは、左眼カメラ4及び右眼カメラ2のいずれか一方または両方を調節モジュールに装着し、前記調節モジュールを用いて両眼視差dと注視角を調節する。すなわち、前記調節モジュールは、装着されたカメラを直線移動させて両眼視差dを調節する機能と、装着されたカメラを回転させて注視角を調節する機能を共に行う。
しかし、前記調節モジュールを用いた両眼視差の調節及び注視角の調節は非常に複雑であるため、撮影現場に適用するには困難が多い。また、前記調節モジュールは、その構造が非常に複雑であるため製作が難しく、その製作費用が非常に高いという問題点がある。
一方、立体カメラリグでは、ハーフミラーHの前方に第1結像レンズ6が設置されることも可能である。第1結像レンズ6は、被写体1から出てくる光を収束させる役割をするが、被写体1の種類、被写体1までの距離、撮影目的などに応じて適切な第1結像レンズ6を使用しなければならないが、使用可能な第1結像レンズ6の種類がカメラ2、4の撮像面の大きさと位置、レンズによって制限されるという問題点がある。よって、撮影に最も適した第1結像レンズ6をより幅広く選択使用することができるように、立体カメラの構成を改善する必要性がある。
本発明は、かかる問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、第1結像レンズ組立体に使用可能なレンズの選択幅が広い単眼式立体カメラを提供することにある。
本発明の他の目的は、両眼視差、注視角(パンニング)、チルティング、ローリング及びカメラ位置などを容易かつ高速かつ簡単に調節することができる単眼式立体カメラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る単眼式直交リグ立体カメラは、第1結像レンズ組立体10と;第1結像レンズ組立体10を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラーHと;第3結像レンズ組立体31、41と組み合わせて第3結像レンズ組立体の焦点位置を繰り上げ、第1結像レンズ組立体10の後方に結んだ仮想の像を拡大し、色収差や像面湾曲などを減らす第2結像レンズ組立体と;ハーフミラーHによって反射された光線を結像する第3結像レンズ組立体31を含む第1カメラ30と;ハーフミラーHを通過した光線を結像する第3結像レンズ組立体41を含む第2カメラ40と;を備える。前記第3結像レンズ組立体31、41は互いに直角をなすように配置される。
前記第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体10とハーフミラーHとの間に設置されるか、或いはハーフミラーHと第3結像レンズ組立体31、41との間に設置されてもよい。
前記第3結像レンズ組立体31、41が近接拡大撮影の可能なマクロレンズである場合には、第2結像レンズ組立体が選択的に備えられてもよい。すなわち、第3結像レンズ組立体31、41が第1結像レンズ組立体の後方の仮想の像を十分に拡大撮影することが可能であってビネッティング現象がない程度に拡大機能を持つマクロレンズである場合には、第2結像レンズ組立体が備えられなくてもよい。
前記第3結像レンズ組立体31、41が一般な望遠系のレンズである場合、第1結像レンズ組立体を通過した像を近接拡大撮影することができるように、第2結像レンズ組立体を一緒に組み合わせてマクロレンズのような役割を果たすようにする。このときの拡大倍率は、第1結像レンズ組立体10の後方に結んだ仮想の像の大きさとカメラ30、40に設置された撮像面36、46の大きさ及びシステム全体の長さ(第1結像レンズ組立体から撮像面までの光路の全長)に応じて定めるようにする。
本発明に係る単眼式水平リグ立体カメラは、第1結像レンズ組立体10と;第1結像レンズ組立体10を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラーHと;ハーフミラーHによって反射された光線とハーフミラーHを通過した光線とが互いに平行となるように、ハーフミラーHによって反射された光線及びハーフミラーHを通過した光線の少なくとも一つを反射する反射部と;ハーフミラーHによって反射された光を結像する第3結像レンズ組立体341と;ハーフミラーHを通過した光を結像し、第3結像レンズ組立体341と平行に設置された第3結像レンズ組立体331と;第1結像レンズ組立体10を通過した像を拡大し、第3結像レンズ組立体の焦点位置を繰り上げる役割をすることにより、第1結像レンズ10の後方に結んだ像を最終拡大して撮影することができるようにする第2結像レンズ組立体と;を含む。
前記第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体10とハーフミラーHとの間に設置されるか、或いはハーフミラーHと第3結像レンズ組立体341、331との間に設置されてもよい。
前記第3結像レンズ組立体341、331が近接拡大撮影の可能なマクロレンズである場合には、第2結像レンズ組立体が備えられてもよく、備えられなくてもよい。
前記第3結像レンズ組立体341、331が一般な望遠系のレンズである場合、第3結像レンズ組立体341、331は、第2結像レンズ組立体と組み合わされてマクロレンズの役割をすることにより、第1結像レンズ組立体を通過した像を最終拡大撮影することができるようにする。
第3結像レンズ組立体341、331は、同一のカメラ本体350に設置されるか、或いはそれぞれのカメラ本体に設置されてもよい。
前記単眼式水平リグ立体カメラにおいて、第1結像レンズ組立体10とハーフミラーHと第2結像レンズ組立体はアダプタ部をなし、第3結像レンズ組立体331、341とカメラ本体はカメラ部をなし、前記アダプタ部はカメラ部に着脱可能に設置されてもよい。
よって、従来の製品(カメラ部)にアダプタ部が設置されることにより、本発明を実現することもできる。
本発明において、絞り32、42は、第3結像レンズ組立体に設置され、第1結像レンズ組立体10には設置されないことが好ましい。そして、絞りが設置されたレンズを第1結像レンズ組立体として使用しても、第1結像レンズ組立体10に設置された絞りが開放された状態で撮影が行われる。
本発明に係る単眼式直交リグ立体カメラは、y軸を中心に第1カメラ30を回動させるチルティング手段600と、x軸を中心に第1カメラ30を回動させる第1パンニング手段500と、第1カメラ30の位置を調節するために、第1カメラ30をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第1、2、3位置調節部110、120、130と、z軸を中心に第2カメラ40を回動させる第2パンニング手段700と、x軸を中心に第2カメラ40を回転させるローリング手段800と、第2カメラ40の位置を調節するために、第2カメラ40をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第4、5、6位置調節部140、150、160とを含むことができる。参考までに、第1結像レンズ組立体10はx軸方向に設置され、光線はx軸方向に入射され、前記x、y、z軸は互いに直角をなす三つの軸である。
すなわち、前記単眼式直交リグ立体カメラは、z軸を中心に第1カメラ30を回転させるローリング手段を備えず、y軸を中心に第2カメラ40を回動させるチルティング手段を備えない。
前記チルティング手段600と第1、2パンニング手段500、700とローリング手段800は同一の構成を有する。つまり、上面が凹状の曲面からなり、前記上面には長孔512が設けられ、長孔512の周りにはガイド突出部513が突設されたベースフレーム510と;前記曲面に型合わせされる凸面が下面を成し、ボルト孔551が側面に設けられた上部フレーム550と;ガイド突出部513によってガイドされながらスライド可能に前記上面に設置され、その側面には結合溝561が設けられたスライドレール560と;前記長孔512の内部で長孔512に沿って直線移動することができ、その上面には半球状の溝が設けられた移動ブロック571、半球状を有し、前記溝に設置されて自由に回転できるハブ572、及び下端がハブ572に結合され且つ上端が上部フレーム550に連結される連結ピン573を含む直線移動部と;ベースフレーム510に設置され、移動ブロック571を押したり引いたりして移動ブロック571を直線移動させる駆動部580と;を含む。
前記ボルト孔551に設置された調節ボルト553が結合溝561に挿入されてスライドレール560を加圧すれば、上部フレーム550がベースフレーム510に固定され、調節ボルト553がスライディングレール560を加圧しなければ、上部フレーム550がベースフレーム510に対してスライドできる。
一方、第2、5位置調節部120、150は、第1、2カメラ30、40を選択的にy軸に沿って直線移動させる。
前記第2、5位置調節部120、150は、下部ブロック126;下部ブロック126の上でスライドできるように設置された上部ブロック121;下部ブロック126と上部ブロック121とを連結するように設置された弾性部材129;上部ブロック121を押して移動させる移動部材;及び上部ブロック121を下部ブロック126に対して固定させる固定部材;を備える。
移動部材は、弾性部材129の弾性力を克服しながら上部ブロック121をスライドさせ、前記スライドの後に固定部材を用いて上部ブロック121を下部ブロック126に固定する。
本発明に係る単眼式立体カメラは、次のような効果を持つ。
第一に、第1結像レンズ組立体に使用可能なレンズの選択の幅が広い。
第二に、両眼視差、注視角(パンニング)、チルティング、ローリング及びカメラ位置などを容易且つ高速且つ簡単に調節することができる。
直交方式の立体カメラリグの構成を示す図である。 本発明の第1実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。 本発明に備えられた第2結像レンズ組立体の役割を示すための図である。 本発明に備えられた第2結像レンズ組立体の役割を示すための図である。 本発明に備えられた第2結像レンズ組立体の役割を示すための図である。 本発明の第2実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。 本発明の第3実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。 本発明の第4実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。 本発明の第1実施例に係る立体カメラを示す斜視図である。 図6の立体カメラの内部構造を示す斜視図である。 図6の立体カメラの内部構造を示す斜視図である。 図7の立体カメラに備えられた第1カメラ、チルティング手段、第1パンニング手段及び第1位置調節部を示す斜視図である。 図10の背面図である。 図7の立体カメラに備えられた第2カメラ、ローリング手段、第2パンニング手段及び第2位置調節部を示す斜視図である。 第1、2カメラのベース板、及びy方向の位置を調節するための位置調節部を示す斜視図である。 図13のA−A’線に沿った断面図である。 図13のB−B’線に沿った断面図である。 図7の立体カメラに備えられた第1パンニング手段を示す斜視図である。 図16の第1パンニング手段を示す分解斜視図である。 図16の第1パンニング手段を示す分解斜視図である。 図17の第1パンニング手段が作動することを示す断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明について詳細に説明する。これに先立ち、本明細書及び請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的かつ辞典的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。したがって、本明細書に記載された実施例と図面に示された構成は、本発明の実施例に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる様々な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
上述したように、本発明は、第1結像レンズ組立体に使用可能なレンズの選択の幅を広げようとする目的及び効果と、両眼視差、注視角(パンニング)、チルティング、ローリング及びカメラ位置などを容易かつ高速かつ簡単に調節しようとする目的及び効果を有する。以下では、前記二つの目的及び効果のための構成を順次説明する。そして、本明細書における「〜〜結像レンズ組立体」は、一つのレンズからなってもよいが、2つ以上のレンズからなってもよい。
1.第1結像レンズ組立体に使用可能なレンズの選択の幅を広げるための構成
(1)第1実施例
図2は、本発明の第1実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。
図面を参照すると、立体カメラ100は、単眼式直交リグであって、第1カメラ30と第2カメラ40とが互いに直角をなすように設置される。具体的には、立体カメラ100は、第1結像レンズ組立体10と、第1結像レンズ組立体10の後方に設置された第2結像レンズ組立体20と、ハーフミラーHと、ハーフミラーHによって反射された光軸上に設置された第1カメラ30と、ハーフミラーHを通過した光軸上に設置された第2カメラ40とを含む。
第1結像レンズ組立体10は、被写体8から入射された光を収束させる。第1結像レンズ組立体10は、交換可能に設置されるが、撮影目的、被写体の種類、被写体までの距離などを考慮して適切なレンズを選択して設置する。
第2結像レンズ組立体20は、第3結像レンズ組立体31、41と組み合わされて焦点位置を近接するようにする役割と、色収差及び像面湾曲を減らす役割をする。また、ハーフミラーHと第1結像レンズ組立体10とを繋ぐ光軸上で前後に移動することができるように設置され、撮影の際に、第1結像レンズ組立体10の焦点範囲を超える被写体に焦点を合わせることができるように補助焦点調節の役割をすることができる。この際、主被写体の位置が第1結像レンズ組立体10の焦点調節範囲を超えて近接している場合、第2結像レンズ組立体20を第3結像レンズ組立体31、41の方向に移動させ、近接している被写体に焦点を合わせることができ、主被写体が第1結像レンズ組立体10の焦点調節範囲を超えて遠距離にある場合、第2結像レンズ組立体20を第1結像レンズ組立体10の方向に移動させ、焦点調節範囲を超えて遠距離にある被写体に焦点を合わせることができる。
第1カメラ30は第3結像レンズ組立体31とカメラ本体35を含む。第2カメラ40は第3結像レンズ組立体41とカメラ本体45を含む。カメラ本体35、45の内部には撮像面36、46がそれぞれ備えられる。
第3結像レンズ組立体31はハーフミラーHによって反射された光を結像させ、第3結像レンズ組立体41はハーフミラーHを通過した光を結像させる。
第3結像レンズ組立体31、41は、ベースレンズであって、近接拡大撮影が可能なマクロレンズが使用できる。そして、第3結像レンズ組立体31、41にマクロレンズを使用して拡大倍率が十分である場合には、第2結像レンズ組立体20を無くすこともできる。
第3結像レンズ組立体31、41に望遠系のレンズが使用される場合、第3結像レンズ組立体31、41は、第2結像レンズ組立体20と組み合わされてマクロレンズのような役割をすることになる。
第1結像レンズ組立体10として様々なレンズが使用できるようにするためには、第1結像レンズ組立体10の後方に生じた仮想の像を、第2結像レンズ組立体20と第3結像レンズ組立体31、41を用いて拡大して撮影する方式が好ましい。
このため、撮像面36と第3結像レンズ組立体31との距離、及び撮像面46と第3結像レンズ組立体41との距離を調節するのに限界がある場合、第3結像レンズ組立体31、41として望遠系のレンズを使用し、第2結像レンズ組立体20を一緒に使用することにより近接撮影を可能にして第1結像レンズ組立体10の像を拡大撮影するか、或いは、第3結像レンズ組立体31、41としてマクロ系(近接拡大撮影が可能なレンズ)のレンズを使用し、さらに第2結像レンズ組立体20を用いて焦点位置をより近接するようにするとともに、第2結像レンズ組立体20が色収差及び像面湾曲を補正する機能を持つようにすることにより、第1結像レンズ組立体10の後方に作られた仮想の像を最終拡大して撮影することができる。
特に、カメラ撮像面3646の大きさが、第1結像レンズ組立体10によって作られた仮想の第1焦点面の像9の大きさよりも大きい場合には、第3結像レンズ組立体31、41として、近接拡大撮影が可能なマクロレンズを使用することにより、ビネッティング(vignetting)を減らすことができ、第1結像レンズ組立体10の選択の幅を広げることができる。
また、第3結像レンズ組立体3141として近接拡大撮影の可能なマクロレンズを使用することにより、望遠系のレンズを使用する場合に比べて、第1結像レンズ組立体10からカメラ撮像面36、46までのシステム全体の大きさを減らす効果も生じる。
一方、前述したような効果を得るために、第2結像レンズ組立体20として、倍率のさらに高いレンズ(レンズの焦点距離が短いレンズ)を使用することもできるが、第2結像レンズ組立体20の倍率を高める方法よりも、第3結像レンズ組立体31、41として、近接拡大撮影の可能なレンズを使用することにより、より歪みが少なく高い画質の結果物を得ることができる。
一方、本発明によれば、絞り32、42は、第3結像レンズ組立体31、41にそれぞれ設置され、第1結像レンズ組立体10には設置されないことが好ましい。そして、絞りが設置されたレンズを第1結像レンズ組立体として使用しても、第1結像レンズ組立体10に設置された絞りは開放された状態で撮影が行われる。このような構成はビネッティングを防止する効果を持つ。
上述したように、本発明では、第3結像レンズ組立体31、41としてマクロレンズを用いて拡大倍率が十分である場合には、第2結像レンズ組立体20を無くすこともでき、第3結像レンズ組立体31、41として望遠系のレンズが使用される場合には、第3結像レンズ組立体31、41と第2結像レンズ組立体20とが組み合わされてマクロレンズのような役割をするが、これに関連して、第2結像レンズ組立体20の機能を図3a〜図3cを参照して説明すると、以下のとおりである。
図3a〜図3cは、ハーフミラーHと第1カメラ30がない場合を示しているが、第2結像レンズ組立体20が設置されているときと設置されていないときの違いを理解するのに利用できる。
図3aは第2結像レンズ組立体20が設置されている場合を示し、図3bは第2結像レンズ組立体20が設置されていない場合を示す。第2結像レンズ組立体20は、第3結像レンズ組立体41の焦点位置を繰り上げる役割、すなわち、第3結像レンズ組立体41の焦点位置を図面の右側に移動させる役割をするので、全体システムの長さ(第1結像レンズ組立体10から撮像面46までの長さ)を減らすことができるようにする(第1結像レンズ組立体の位置を図面の右側に移動させることができるようにする)。
再度付言すれば、第3結像レンズ組立体41の焦点位置は、第1結像レンズ組立体10の仮想の像9の位置とならなければならないので、近接拡大撮影可能に製作されたレンズ(例えば、マクロレンズ)を第3結像レンズ組立体41として使用するか、或いは一般な望遠系のレンズ(一般な焦点調節位置値を持つレンズ)を使用する場合には、第2結像レンズ組立体20を一緒に使用して第3結像レンズ組立体41の焦点位置を繰り上げる効果をもたらすことができる。
図3aの場合は正常な像が形成されるのに対し、図3bの場合は第3結像レンズ組立体41の焦点位置と第1結像レンズ組立体10の仮想の像9の位置とが合わないので、正常な像が形成されない。この場合には、図3cに示すように、第1結像レンズ組立体10を第3結像レンズ組立体41からさらに遠くに位置させなければならないが、ビネッティングが生じるという問題点がある。
(2)第2実施例
図4は本発明の第2実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。図4の図面参照符号の中でも、図2〜図3cの図面参照符号と同じものは同じ構成要素を示す。
図面を参照すると、立体カメラ200は、単眼式直交リグであって、第1カメラ30と第2カメラ40とが互いに直角をなすように設置される。具体的に、立体カメラ200は、第1結像レンズ組立体10と、第1結像レンズ組立体10の後方に設置された第2結像レンズ組立体21、22と、ハーフミラーHと、ハーフミラーHによって反射された光軸上に設置された第1カメラ30と、ハーフミラーHを通過した光軸上に設置された第2カメラ40とを含む。
立体カメラ200は、立体カメラ100と比較して、第2結像レンズ組立体21、22がハーフミラーHの後方に設置されたことを除いては立体カメラ100と同様である。したがって、ハーフミラーHによって反射された光は、第2結像レンズ組立体21を経由した後、第3結像レンズ組立体31に入射され、ハーフミラーHを通過した光は、第2結像レンズ組立体22を経由した後、第3結像レンズ組立体41に入射される。
そして、第3結像レンズ組立体31、41としてマクロレンズまたは望遠系のレンズが使用できるという点と、第3結像レンズ組立体31、41としてマクロレンズが使用される場合には第2結像レンズ組立体21、22を無くすこともできるという点と、第3結像レンズ組立体31、41として望遠系のレンズが使用される場合には第3結像レンズ組立体31、41と第2結像レンズ組立体21、22とが組み合わされて焦点位置を近接するようにするという点などは、立体カメラ100と同様である。
但し、立体カメラ200は、立体カメラ100とは異なり、第2結像レンズ組立体21、22を随時光軸に沿って前後に移動させる装置を有しないことが好ましいが、これは、第2結像レンズ組立体21、22を随時移動させることにより得られる焦点範囲の拡張による利得よりも、左右両眼の焦点を個別に調節することにより必要とされる時間の損害がさらに大きいためである。
(3)第3実施例
図5は本発明の第3実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。図5の図面参照符号の中でも、図2〜図4の図面参照符号と同一のものは同一の構成要素を示す。
図面を参照すると、立体カメラ300は、単眼式水平リグであって、アダプタ部とカメラ部を含む。
アダプタ部は、第1結像レンズ組立体10と、第1結像レンズ組立体10の後方に設置されたハーフミラーHと、反射部と、第2結像レンズ組立体21、22とを含む。
反射部は、ハーフミラーHによって反射された光とハーフミラーHを通過した光とが互いに平行となるように、ハーフミラーHによって反射された光及びハーフミラーHを通過した光の少なくとも一つを反射する。
図5は前記反射部の一例を示しているが、反射部は、ハーフミラーHを通過した光を第3結像レンズ組立体331側へ反射するミラー363、365と、ハーフミラーHによって反射された光を第3結像レンズ組立体341側へ反射するミラー361とを含むことができる。
したがって、第1結像レンズ組立体10を通過した光のうち、一部は、ハーフミラーHを通過した後、ミラー363、365によって反射されて第2結像レンズ組立体21に入射され、残りは、ハーフミラーHとミラー361によって順次反射された後、第2結像レンズ組立体22に入射される。
カメラ部は第3結像レンズ組立体331、341とカメラ本体350を備える。第2結像レンズ組立体21を経由した光は第3結像レンズ組立体331に入射され、第2結像レンズ組立体22を経由した光は、第3結像レンズ組立体341に入射される。
第3結像レンズ組立体331、341にマクロレンズまたは望遠系のレンズが使用できるという点と、第3結像レンズ組立体331、341にマクロレンズが使用される場合には第2結像レンズ組立体21、22を無くすこともできるという点と、第3結像レンズ組立体331、341に望遠系のレンズが使用される場合には第3結像レンズ組立体331、341と第2結像レンズ組立体21、22とが組み合わされて焦点位置を近接するようにするという点などは、立体カメラ100、200と同様である。
一方、図面では、カメラ部が一体型2眼式であるが、2台のカメラからなってもよく、このような点は本明細書を参照した当業者に自明であろう。
前記カメラ部は、2眼式立体カメラ(すなわち、一体型2眼式立体カメラまたは2台のカメラ)でも水平式リグでもよい。そして、アダプタ部はカメラ部に着脱可能に取付けられる。したがって、従来の立体カメラ製品である2眼式立体カメラまたは水平式リグにアダプタ部を着脱可能に設置することにより、本実施例が実現されることも可能である。一方、アダプタ部がカメラ部に着脱可能に設置される構成は、公知の技術であって、当業者が容易に実現することができるものなので、ここではその説明を省略する。
(4)第4実施例
図6は本発明の第4実施例に係る立体カメラの構成を示す図である。図6の図面参照符号のうち、図2〜図5の図面参照符号と同じものは同一の構成要素を示す。
図面を参照すると、立体カメラ400はアダプタ部とカメラ部を含む。立体カメラ400は、立体カメラ300に比べて、第2結像レンズ組立体20がハーフミラーHの前方に設置された以外は立体カメラ300と同様である。したがって、第1結像レンズ組立体10を通過した光のうち、一部は、ハーフミラーHとミラー361によって反射されて第3結像レンズ組立体341に入射され、残りは、ハーフミラーHを通過した後、ミラー363、365によって反射されて第3結像レンズ組立体331に入射される。
そして、第3結像レンズ組立体331、341にマクロレンズまたは望遠系のレンズが使用できるという点と、第3結像レンズ組立体331、341にマクロレンズが使用される場合には第2結像レンズ組立体20を無くすこともできるという点と、第3結像レンズ組立体331、341に望遠系のレンズが使用される場合には、第3結像レンズ組立体331、341と第2結像レンズ組立体20とが組み合わされて焦点位置を近接させるという点などは、立体カメラ300と同様である。
第3実施例と同様に、カメラ部は、2眼式立体カメラ(すなわち、一体型2眼式立体カメラまたは2台のカメラ)でも水平式リグでもよい。アダプタ部は、カメラ部に着脱可能に設置できる。したがって、従来の立体カメラ製品である2眼式立体カメラまたは水平式リグにアダプタ部を着脱可能に設置することにより、本実施例が実現されることも可能である。
2.両眼視差、注視角(パンニング)、チルティング、ローリング及びカメラ位置などを容易かつ高速かつ簡単に調節するための構成
(1)単眼直交リグ式立体カメラの光軸調整対象
図1のような単眼式直交リグ立体カメラを用いて立体画像を撮影するためには、両眼水平式及び両眼直交式とは異なり、左眼カメラ4、右眼カメラ2、ハーフミラーH及びメイン鏡筒(図1に図示せず)の光軸を調整しなければならないが、これを説明すると、次のとおりである。
(I)左眼カメラ4:左眼カメラ4は、カメラの光軸が左右(y方向)に移動可能でなければならず、前後(x方向)に移動可能であって像の大きさを合わせなければならず、上下(z方向)に移動可能でなければならない。また、左右にパンニング(z軸を中心に回転(回動))が、上・下方向にチルティング(y軸を中心に回転(回動))が、左・右眼カメラ4、2の水平が異なる場合に備えてローリング調整(x軸を中心に回転(回動))が可能でなければならず、左眼カメラ4自体の焦点を調節することができなければならない。
(II)右眼カメラ2:右眼カメラ2は、左眼カメラ4と同様に、光軸が左右に移動可能であり、前後に移動可能であって像の大きさを合わせなければならず、上下移動が可能でなければならない。また、左右にパンニング(x軸を中心に回転(回動))が、上・下方向にチルティング(y軸を中心に回転(回動))が、左・右眼カメラ4、2の水平が異なる場合に備えてローリング(z軸を中心に回転(回動))調整が可能でなければならず、右眼カメラ2自体の焦点を調節することができなければならない。
(III)ハーフミラーH:ハーフミラーは、光の半分は透過させ、光の半分は直角に向きを変えなければならないので、設置角度が正確に光軸に対して45°に設置されなければならないが、物理的な生産誤差により角度と位置を正確に一致させることが難しいため、角度が調節できるようにしなければならない。したがって、ハーフミラーHの角度を調節することができるようにチルティング調節が可能でなければならず、左・右眼カメラ4、2の像の水平が変わることがあるので、ハーフミラーH自体のローリング、ハーフミラーHの厚さ誤差による位置誤差値が生じることがあるので、ハーフミラーHを前後移動可能にしなければならない。
(IV)メイン鏡筒:メイン鏡筒は、単眼式のみが持てる調節変数であって、第1結像レンズ組立体6の位置が前後に移動可能でなければならず、鏡筒が上下(z軸)、左右(y軸)方向に移動可能でなければならない。さらに、左右パンニング、上下チルティング及び自体の焦点調節が可能でなければならない。
以上をまとめると、下記表1のとおりである。表1は、単眼式直交リグ立体カメラを用いて立体画像を撮影するときに調節しなければならない変数を示す。
Figure 2017527839
前記表1に示すように、すべての調節変数を調節するように直交リグを製作する場合、むしろ光軸調整に失敗する可能性がより高いが、これは上記の変数で現れうる場合の数が多いからである。各変数は+、−の2つの値を持っているので、前記場合の数をすべて組み合わせると、
=223=8,388,608
となり、8,388,608個の場合が出てくるが、実際は+、−の値だけでなく、0の値も持つことができるので、323という場合の数が出てくることもある。
撮影現場でこのようなすべての場合の数に短時間で対処することは事実上不可能である。したがって、本出願人は、単眼式直交リグ立体カメラの光軸調整を効率よく行うことができる技術の開発が切実に求められることを悟り、そのために長年の研究の末、前記調整変数の中から重複するまたは代替可能な調整変数を除去すると、光軸整列を効率よく行うことができるということを見出し、本発明を完成するに至った。
(2)重複及び代替可能な変数の分析
(I)左眼カメラ
(a)前後移動(x方向の移動):左眼カメラ4を前後に移動させる調節装置は、左像と右像が同じ大きさを持つように調節する役割をするので必ず必要であり、代替不可能である。しかし、全体カメラの重量を減らす必要がある場合、左眼カメラ4と右眼カメラ2のいずれか一つにのみ設置してもよい。
(b)左右移動(y方向の移動):カメラの左右移動は両眼視差を調節しなければならないので必ず必要であり、撮影時にも随時調節しなければならない。両眼直交式の場合には、左・右眼カメラのいずれかに設置する場合もあるが、単眼直交式の場合には左眼カメラ4と右眼カメラ2の両方ともに設置しなければならない。
(c)上下移動(z方向の移動):単眼直交式リグの特性上、必ず必要な調節装置であるが、一度固定されたら、撮影中には調節をする必要がない。
(d)左右パンニング(z軸基準の回動):収束点(convergence point)(注視角の調節)調節のために必ず必要である。やはり左眼カメラ4及び右眼カメラ2の両方ともに必要である。
(e)上下チルティング(y軸基準の回動):左眼カメラ4及び右眼カメラ2の少なくとも一方には必ず必要であり、ハーフミラーHの反射光を撮影するカメラ2側に設置する場合には、ハーフミラーHの設置角度の誤差を補償することができる用途で一緒に使用可能なので、反射光撮影カメラ(右眼カメラ2)に設置してハーフミラーHのチルティング調節装置を削除することが好ましい。この場合、このカメラの位置値のうちメイン光軸(x軸)と同じ方向に前後移動可能ように設置することが重要である。
(f)ローリング(x軸基準の回動):ローリングは左右画面が同じ水平を持つように調節する装置であって、左眼カメラ4及び右眼カメラ2のいずれか或いはハーフミラーHに設置して調節可能にすることが重要である。左・右眼カメラ4、2にローリング調節装置を設置する場合には、ハーフミラーHのローリング機能を削除することが可能である。
(g)焦点:左・右眼カメラ4、2のベースレンズ(第3結像レンズ組立体)の焦点調節機能は必ず必要である。しかし、撮影時には随時調節する必要がなく、一度固定した後はメインレンズ(第1結像レンズ組立体)の焦点調節のみで撮影が可能である。
(II)右眼カメラ
(a)前後移動(z軸方向):右眼カメラ2を前後に移動させる調節装置は、左像と右像が同じ大きさを持つように調節する役割をするので必ず必要であり、代替不可能である。しかし、全体カメラの重量を減らす必要がある場合には、左眼カメラ4と右眼カメラ2のいずれか一つにのみ設置してもよい。
(b)左右移動(y軸方向):カメラの左右移動は両眼視差を調節しなければならないので必ず必要であり、撮影時にも随時調節しなければならない。両眼直交式の場合には、左・右眼カメラのいずれかに設置する場合もあるが、単眼直交式の場合には左眼カメラ4及び右眼カメラ2の両方ともに設置しなければならない。
(c)上下移動(x軸方向):単眼直交式リグの特性上、必ず必要な調節装置であるが、一度固定されたら、撮影中には調節をする必要がない。
(d)左右パンニング(x軸基準の回動):収束点の調節のために必ず必要である。やはり左眼カメラ4と右眼カメラ2の両方ともに必要であり、撮影中にも随時調節可能でなければならない。
(e)上下チルティング(y軸基準の回動):左眼カメラ4及び右眼カメラ2の少なくとも一方には必ず必要であり、ハーフミラーHの反射光を撮影するカメラ2側に設置する場合には、ミラーの設置角度の誤差を補償することができる用途で一緒に使用可能なので、反射光撮影カメラ(右眼カメラ2)に設置してハーフミラーHのチルティング調節装置を削除することが好ましい。この場合、このカメラの位置値のうち、メイン光軸(x軸)と同じ方向に前後移動可能に設置することが重要である。
(f)ローリング(z軸基準の回動):ローリングは左右の画面が同じ水平を持つように調節する装置であって、左眼カメラ4及び右眼カメラ2のいずれか或いはハーフミラーHに設置して調節することを可能にすることが重要である。左眼カメラ4または右眼カメラ2にローリング調節装置を設置する場合には、ハーフミラーHのローリング機能を削除することが可能である。
(g)焦点:左眼カメラ4及び右眼カメラ2のベースレンズ(第3結像レンズ組立体)の焦点調節機能は必ず必要である。ところが、撮影時には随時調節する必要がなく、一度固定された後はメインレンズ(第1結像レンズ組立体)の焦点調節のみで撮影が可能である。
(III)ハーフミラー
(a)前後移動(x軸方向の移動):ハーフミラーHを前後に移動させる装置は必ず必要であるが、反射光を撮影するカメラ(右眼カメラ2)に上下チルティング機能を持たせるとともに、光軸方向にカメラを移動(x軸方向)させることを可能にする場合には、ハーフミラーHの前後移動装置は削除可能である。このとき、カメラの移動は、一度調整したら随時再調整する必要がない。
(b)ローリング(x軸基準の回動):ハーフミラーHのローリング機能を用いて左右画面の水平を合わせることができるが、カメラにローリング調節装置を設置する場合には、ハーフミラーHのローリング調節装置は削除しても構わない。
(c)上下チルティング(y軸基準の回動):ハーフミラーHの設置誤差を補償するためにハーフミラーHのチルティング調節を可能にすることが好ましいが、反射光撮影カメラ(右眼カメラ2)にカメラ移動(x軸方向の移動)と上下チルティング(y軸基準の回動)の調節ができるようにハーフミラーを設置する場合には、ハーフミラーHのチルティング調節装置は削除しても構わない。
(IV)メイン鏡筒
(a)前後移動(x軸方向の移動):鏡筒の位置誤差により前後移動可能にしなければならないが、カメラの焦点調節機能で代替可能なので、削除しても構わない。
(b)上下移動(z軸方向の移動):左眼カメラ4及び右眼カメラ2の光軸が鏡筒の光軸と上下方向にずれている場合に備えて設置することが好ましい。左眼カメラ4及び右眼カメラ2の上下方向の移動ができるように設置した場合にはこの機能を削除しても良いが、左眼カメラ4の光軸と右眼カメラ2の光軸とがは一致した状態でメイン鏡筒の光軸の高低が異なる場合には、より容易な調整のために設置することが好ましい。一度操縦した後、固定して撮影する。
(c)左右移動(y軸方向の移動):メイン鏡筒の左右移動は左眼カメラ4及び右眼カメラ2の左右移動が頻繁に行われ、この機能が撮影時にも随時調節されなければならないので削除することが好ましい。
(d)左右パンニング(z軸基準の回動):左眼カメラ4及び右眼カメラ2に左右移動と左右パンニング調節装置を設置する場合には削除しても構わない。
(e)上下チルティング(y軸基準の回動):左眼カメラ4及び右眼カメラ2の上下移動機能とチルティング機能で代替可能である。
(f)焦点:メイン鏡筒の焦点調節機能は、メインレンズ(第1結像レンズ組立体)の焦点領域を拡大することができる装置として設置することが好ましい。
以上をまとめると、下記表2のとおりである。表2は単眼式直交リグ立体カメラを用いて立体画像を撮影するときに重複及び代替可能な変数とそうでない変数を示す。
Figure 2017527839
A:随時調節が必須な項目
B:一度調整した後は固定して撮影することが可能な項目
C:削除可能な項目
前記表2を参照すると、左眼カメラに設置する調整装置のうち随時調節する項目は左右移動、左右パンニング、水平ローリングであり、前後移動、上下移動、焦点調節は、一度調整した後、撮影時には調節をしない変数である。
右眼カメラの場合には、左右移動、左右パンニング、上下チルティング調整項目が随時調節する項目であり、前後移動、上下移動、焦点調節項目は、一度調整した後は固定して撮影する項目である。メイン鏡筒の場合には、焦点は随時調整可能にし、上下移動可能にして操縦した後、固定撮影するように設計製作しなければならないことが分かる。
上記の研究によれば、実際の撮影時に随時調節が必要な変数は2=2=128個になることが分かる。メイン鏡筒の焦点調節項目を削除する場合には、調節変数が64個に減少する。
以下、上記の研究結果を実際に実現する単眼式直交リグ立体カメラを説明する。つまり、左眼カメラの前後・左右・上下移動、左右パンニング、水平ローリング及び焦点調節が可能であり(すなわち、左眼カメラの上下チルティングを必要とせず)、右眼カメラの前後・左右・上下移動、左右パンニング、上下チルティング及び焦点調節が可能である(すなわち、右眼カメラの水平ローリングを必要とせず)単眼式直交リグ立体カメラを以下に説明する。
図7は本発明の第1実施例に係る立体カメラを示す斜視図であり、図8及び図9はそれぞれ前記立体カメラの内部構造を示す斜視図である。
前記立体カメラ100は、上述した立体カメラのうち、第1実施例に係る立体カメラを実現したものであって、両眼視差、注視角(パンニング)、チルティング及びローリングなどの調節を容易かつ高速かつ簡単に行うための構成を持っている。
図面を参照すると、立体カメラ100は、第1結像レンズ組立体10と、第2結像レンズ組立体20と、第2結像レンズ組立体20の後方に設置されたハーフミラーHと、ハーフミラーHによって反射された光を撮影する第1カメラ(右眼カメラ30)と、ハーフミラーHを通過した光を撮影する第2カメラ(左眼カメラ40)とを含む。前記構成要素のうち、第1、2結像レンズ組立体10、20、鏡筒15及びハーフミラーHについては前述したことがあり、本明細書を参照した当業者がその設置構造を容易に分かることができるので、ここでは説明を省略する。
第1カメラ30は第3結像レンズ組立体31とカメラ本体35を備える。
第3結像レンズ組立体31は、ベースレンズであって、ハーフミラーHによって反射された光を結像する。カメラ本体35の内部には撮像面36が備えられる。本発明では、近接拡大撮影の可能なマクロレンズが第3結像レンズ組立体31として使用されるが、この点については上述したことがある。そして、第3結像レンズ組立体31には絞り32が含まれ得る。
第1カメラ30は、右眼カメラなので、前後(x方向)・左右(y方向)・上下(z方向)移動、左右パンニング(x軸を中心に回転(または回動))、上下チルティング(y軸を中心に回転(または回動))及び焦点調節が可能である。
前記前後・左右・上下移動は、第1、2、3位置調節部110、120、130によって行われる。
第1位置調節部110は第1カメラ30を前後(x方向)に移動させる。図10及び図11に示すように、第1位置調節部110は、ケース101に固定されるベース板111と、ケース101に形成された長孔103とを含む。
ベース板111は、その側面にボルト孔113が形成された平板であって、その上部には第2位置調節部120が設置される。
長孔103は、ケース101を貫通するように設けられた孔であって、前後(x方向)に長く形成される。それぞれの長孔103は、それぞれのボルト孔113に対応するように形成される。したがって、長孔103を貫通してボルト孔113に締結されるボルト(図示せず)を設置することにより、ベース板111をケース101に固定させることができる。もしベース板111の位置を前方または後方に移動させようとすれば、前記ボルトを緩めた後、ベース板111を前方または後方に移動させ、しかる後に、前記ボルトを再び締めるとよい。
第2位置調節部120は第1カメラ30を左右(y方向)に移動させる。図13〜図15に示すように、第2位置調節部120は、上部ブロック121、下部ブロック126、下部ブロック126と上部ブロック121とを連結するように設置された弾性部材129、上部ブロック121を押して移動させる移動部材、及び上部ブロック121を下部ブロック126に対して固定させる固定部材を備える。
下部ブロック126はベース板111の上面に固定されるように設置される。上部ブロック121は、下部ブロック126に対してスライディングができるように下部ブロック126の上面に設置される。
下部ブロック126にはその長さ方向に沿って下部ガイドバー126aが設置され、上部ブロック121にはその長さ方向に沿って上部ガイドバー121aが設置される。上部ガイドバー121aと下部ガイドバー126aの向かい合う面には、三角形の溝が前記長さ方向に沿って形成され、断面正方形の棒121bが両側の前記溝に差し込まれるように設置される。前記棒121bは、上部ブロック121が下部ブロック126に対してスライドするときにスライディングをガイドする。
弾性部材129は、一方の端部が下部ブロック126の顎126cによって支持され、他方の端部が上部ブロック121の顎121cによって支持されるように設置される。弾性部材129は、顎121c、126cが互いに離れるようにする力、すなわち、顎121c、126cに対して押す力を作用させる。
移動部材は、支持台123と、支持台123に設置されたスクリューゲージ124とを含む。
支持台123は下部ブロック126の側面に結合される。スクリューゲージ124は、シンブル124aと、シンブル124aの回転により直線的に移動するスピンドル124bとを含む。スクリューゲージ124は、スピンドル124bが非常に精密に移動できるため、マイクロメーターなどに使われており、これにより、スクリューゲージ124についての詳細な説明は省略する。
スピンドル124bの先端は上部ブロック121の側面と接触するように設置される。シンブル124aが回転すると、スピンドル124bが弾性部材129の押す力を克服しながら前方に前進し、これにより第1カメラ30が移動することになる。
一方、シンブル124aが前記回転方向と反対の方向に回転すると、スピンドル124bが後退するが、このとき、弾性部材129の押す力によって上部ブロック121の側面はスピンドル124bと密着した状態を維持することができる。
固定部材は、下部ブロック126の側面に垂直に設置された固定板127aと、上部ブロック121の側面に固定されるように結合された螺子棒127bと、螺子棒127bに結合されるノブ127cとを備える。
固定板127aには長孔127dが形成され、螺子棒127bは長孔127dを貫通するように設置される。螺子棒127bの外周面にはねじ山が形成されており、ノブ127cの内周面には前記ねじ山に型合わせされるねじ山が形成されている。
したがって、ノブ127cを回転させてノブ127cと固定板127aとの間を緩めると、上部ブロック121が下部ブロック126に対してスライドできる状態となり、ノブ127cを逆回転させてノブ127cが固定板127aを加圧する状態になると、固定板127aと上部ブロック121との摩擦力によって上部ブロック121の位置が固定される。
両眼視差を調節するためには、まずノブ127cを回転させてノブ127cと固定板127aとの間を緩めた後、シンブル124aを回転させることにより、スピンドル124bが弾性部材129の押す力を克服しながら前方に前進するようにし、或いは弾性部材129の押す力によって後方に後退するようにし、これにより第1カメラ30が移動するようにする。前記移動が完了した後は、ノブ127cを逆回転させてノブ127cが固定板127aを加圧するようにして上部ブロック121の位置を固定する。
第2位置調節部120上には第1パンニング手段500が設置される。第1パンニング手段500はx軸を中心に第1カメラ30を回転(または回動)させる。
図16〜図18に示すように、第1パンニング手段500は、ベースフレーム510と、ベースフレーム510の上でスライドできる上部フレーム550と、ベースフレーム510の上面に設置されたスライドレール560と、上部フレーム550をスライドさせるための直線移動部と、直線移動部を駆動するための駆動部580とを含む。
ベースフレーム510は、その上面が凹状の曲面からなり、側面には貫通孔511が形成される。ベースフレーム510の中央には長孔512が形成され、長孔512は貫通孔511と連通する。長孔512の周りにはガイド突出部513が形成される。
上部フレーム550は、その下面が前記曲面に型合わせされ、その側面には多数のボルト孔551が側面を貫通するように形成される。上部フレーム550の下面が前記曲面に型合わせされるため、上部フレーム550がベースフレーム510の上でスライドすると、上部フレーム550は曲線を描きながら移動するが、この点については以下に説明する。
スライドレール560は、ガイド突出部513の側面にスライド可能に設置される。スライドレール560の下面は前記曲面に型合わせされるように形成され、スライドレール560の側面には多数の結合溝561が形成される。
ボルト孔551に設置された調節ボルト553が結合溝561に挿入されてスライドレール560をガイド突出部513に対して加圧すれば、上部フレーム550がベースフレーム510に固定され、調節ボルト553が結合溝561に挿入されるが、スライドレール560を加圧しなければ、上部フレーム550がスライドレール560と一緒にベースフレーム510に対してスライドできる。
前記直線移動部は、長孔512内でスライドができるように設置された移動ブロック571と、移動ブロック571と上部フレーム550とを連結するように設置された連結ピン573とを備える。前記駆動部580は、ベースフレーム510の側面に設置された結合ブロック581と、結合ブロック581を貫通するように設置されるスクリューゲージ585とを備える。
結合ブロック581には貫通ホールが形成されるが、結合ブロック581がベースフレーム510に結合されると、貫通ホールが貫通孔511と連通する。
スクリューゲージ585は、シンブルと、シンブルの回転によって直線的に移動するスピンドルとを含むが、スクリューゲージには上述したことがあるので、ここではその説明を省略する。
移動ブロック571は、図17及び図19に示すように、スピンドルの先端に連結されてスピンドルの前、後進に応じて長孔512内で直線移動する。移動ブロック571の上面には半球状の溝が形成され、前記溝には半球状のハブ572が設置される。前記ハブ572は溝内で自由に回転できる。
連結ピン573は、その下端がハブ572に結合され、その上端が上部フレーム550に連結される。図19(a)の状態で前進または後進すると、ハブ572は溝との接触を維持した状態で自由に回転することができ、これにより、上部フレーム550はベースフレーム510の上面でスライドして回転する。
上述したように、第1パンニング手段500は、x軸を中心に第1カメラ30を回転(または回動)させるが、この過程を要約説明すると、次のとおりである。
まず、調節ボルト553を緩めて上部フレーム550とスライドレール560がベースフレーム510に対してスライドできるようにする。
次いで、スクリューゲージ585を回転させて移動ブロック571を長孔512内で前後に移動させると、図19に示すように、上部フレーム550がベースフレーム510の曲面に沿って回転する。所望の角度で上部フレーム550が回転すると、調節ボルト553を締めることで、調節ボルト553が結合溝561に挿入されてスライドレール560をガイド突出部513に対して加圧するようにすれば、上部フレーム550の位置が固定される。
一方、上部フレーム550の上面には据置台170が垂直に設置され、据置台170にはチルティング手段600が設置される。チルティング手段600は、垂直(z軸方向)に設置されることを除けば、第1パンニング手段500と同じ構造を持つ。したがって、チルティングのためにスクリューゲージ585を回転させると、上部フレーム550がベースフレーム510上でy軸を中心に回転(または回動)し、これにより第1カメラ30もy軸を中心に回転(または回動)することになる。
チルティング手段600の上部フレーム550には第3位置調節部130が備えられる。第3位置調節部130は第1カメラ30を上下方向(z軸方向)に移動させる。
第3位置調節部130は、上部フレーム550に設置された調節ブロック131と、調節ブロック131に設置された固定用ボルト133と、調節ブロック131に垂直にスライド可能に設置されたスライド板135とを備える。スライド板135にはレールが上下方向(z軸方向)に形成され、その裏面には第1カメラ30を固定させるための固定リング137が設置される。
固定用ボルト133は、緩めてスライド板135の垂直移動を可能にするか、或いは締めてスライド板135の位置を固定させるが、固定用ボルト133が緩めるか或いは締める構成は、本明細書を参照した当業者がその構造を容易に分かることができるので、ここではその説明を省略する。
一方、図12は第2カメラ40を示す斜視図である。図12の図面参照符号のうち、図1〜図11の図面参照符号と同じものは同一の構成要素を示す。
第2カメラ40は第3結像レンズ組立体41とカメラ本体45を備える。
第3結像レンズ組立体41は、ベースレンズであって、ハーフミラーHを通過した光を結像する。カメラ本体45の内部には撮像面46が備えられる。本発明では、近接拡大撮影の可能なマクロレンズが第3結像レンズ組立体41として使用されるが、この点については上述したことがある。第3結像レンズ組立体41には絞り42が含まれ得る。
第2カメラ40は、左眼カメラなので、前後(x方向)・左右(y方向)・上下(z方向)移動、左右パンニング(z軸を中心に回転(または回動))、水平ローリング(x軸を中心に回転(または回動))及び焦点調節が可能である。
前記前後・左右・上下移動は、第4、5、6位置調節部140、150、160によって行われる。具体的に、第4位置調節部140は第2カメラ40を前後方向(x方向)に移動させ、第5位置調節部150は第2カメラ40を左右方向(y方向)に移動させ、第6位置調節部160は第2カメラ40を上下方向(z方向)に移動させる。
第5位置調節部150はベース板111の上に設置される。一方、ベース板111はケース101に固定されるように設置されるが、この点については上述したことがある。
第5位置調節部150は、第1位置調節部110と比較して、その設置方向が異なることを除けば、その構造及び作動過程が同一である。
つまり、第5位置調節部150は図13〜図15に開示された構造を持つ。具体的に、シンブル124aを回転させて上部ブロック121と固定板127aとの間を緩めることで上部ブロック121をスライド可能状態にし、次いでシンブル124aを回転させることにより、スピンドル124bが弾性部材129の押す力を克服しながら前方に前進するようにし或いは弾性部材129の押す力によって後方に後退するようにし、これにより第2カメラ40が左または右に移動するようにする。前記移動が完了した後は、シンブル124aを逆回転させてスピンドル124bが固定板127aを加圧するようにして上部ブロック121の位置を固定する。
上部ブロック121には第2パンニング手段700が設置される。第2パンニング手段700は、第2カメラ40をz軸を中心に回転(または回動)させる。第2パンニング手段700は、第1パンニング手段500と比較して、その設置方向が異なることを除けば、その構成及び作動過程が同一である。
つまり、第2パンニング手段700は図16〜図19に開示された構造を持つ。具体的に、調節ボルト553を緩めて上部フレーム550とスライドレール560がベースフレーム510に対してスライド可能となるようにし、次いで、スクリューゲージ585を回転させて移動ブロック571を長孔512内で前後に移動させると、上部フレーム550がベースフレーム510の上部曲面に沿って回転する。所望の角度で上部フレーム550が回転完了すると、調節ボルト553を締めて調整ボルト553がスライドレール560をガイド突出部513に対して加圧するようにし、これにより上部フレーム550の位置が固定される。
一方、上部フレーム550の上面には据置台170が垂直に設置される。据置台170には第6位置調節部160が備えられるが、第6位置調節部160は第2カメラ40を上下に移動させる。第6位置調節部160は、据置台170に上下方向(z方向)に形成された多数の長孔161と、長孔161を貫通して上部フレーム550に締結されるボルト(図示せず)とを備える。
前記ボルトを緩めて据置台170が上下に移動するようにして第2カメラ40の上下位置を調節した後、前記ボルトを再び締めることにより第2カメラ40の上下位置を固定する。
据置台170の下端にはローリング手段800が設置される。ローリング手段800は第2カメラ40をx軸を中心に回転(または回動)させる。ローリング手段800は、第1パンニング手段500と比較して、その設置方向が異なることを除けば、その構成及び作動過程が同一である。すなわち、ローリング手段800は図16〜図19に開示された構造を持つ。
ローリング手段800の下端には第4位置調節部140が備えられる。第4位置調節部140は第2カメラ40を前後方向(x軸方向)に移動させる。第4位置調節部140は、第3位置調節部130と比較して、その設置方向が異なることを除けば、その構成及び作動方法が同一である。すなわち、固定用ボルト133を緩めてスライド板135の水平移動を可能にして第2カメラ40を前、後方に移動させた後、再び締めることにより第2カメラ40の位置を固定する。
一方、以上では、ハーフミラーHによって反射された光を結像させる第1カメラ30を右眼カメラとして仮定し、ハーフミラーHを通過した光を結像させる第2カメラ40を左眼カメラとして仮定したが、このような仮定は変わりうる。すなわち、ハーフミラーHによって反射された光を結像させる第1カメラ30を左眼カメラとして仮定し、ハーフミラーHを通過した光を結像させる第2カメラ40を右眼カメラとして仮定することもできるが、このような点は本明細書を参照した当業者が自明に分かることができるだろう。
以上、左眼カメラ40にローリング手段800を設置し、右眼カメラ30にローリング手段を設置していない場合を説明したが、ローリング手段を左眼カメラ40と右眼カメラ30に設置しない代わりに、ハーフミラーHがx軸を基準に回動できるようにして、カメラに設置されたローリング手段を代替することも可能である。

Claims (13)

  1. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線を結像する第3結像レンズ組立体(31)を含む第1カメラ(30)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光線を結像する第3結像レンズ組立体(41)を含む第2カメラ(40)とを備え、
    第3結像レンズ組立体(31、41)は互いに直角をなすように配置され、
    第3結合レンズ組立体(31、41)は近接拡大撮影が可能なレンズであることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
  2. 第3結像レンズ組立体(31、41)と組み合わされて第3結像レンズ組立体の焦点位置を近接するように変化させ、最終像の色収差と像面湾曲を減らす第2結像レンズ組立体をさらに備え、
    第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体(10)とハーフミラー(H)との間に設置されるか、或いはハーフミラー(H)と第3結像レンズ組立体(31、41)との間に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の単眼式立体カメラ。
  3. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    第2結像レンズ組立体と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線を結像する第3結像レンズ組立体(31)を含む第1カメラ(30)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光線を結像する第3結像レンズ組立体(41)を含む第2カメラ(40)とを備え、
    第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体(10)とハーフミラー(H)との間に設置されるか、或いはハーフミラー(H)と第3結像レンズ組立体(31、41)との間に設置され、
    第2結像レンズ組立体は、第3結像レンズ組立体(31、41)と組み合わされて第3結像レンズ組立体の焦点位置を近接するように変化させ、最終像の色収差と像面湾曲を減らし、
    第3結像レンズ組立体(31、41)は互いに直角をなすように配置され、
    第3結像レンズ組立体(31、41)は、望遠系のレンズであり、第2結像レンズ組立体と組み合わされて近接拡大撮影が可能なマクロレンズの役割をすることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
  4. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線とハーフミラー(H)を通過した光線とが互いに平行となるように、ハーフミラー(H)によって反射された光線及びハーフミラー(H)を通過した光線の少なくとも一つを反射する反射部と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光を結像する第3結像レンズ組立体(341)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光を結像し、第3結像レンズ組立体(341)と平行に設置された第3結像レンズ組立体(331)とを含み、
    第3結像レンズ組立体(341、331)は、同一のカメラ本体(350)に設置されるか或いはそれぞれのカメラ本体に設置され、
    第3結像レンズ組立体(341、331)は近接拡大撮影が可能なマクロレンズであることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
  5. 第3結像レンズ組立体(331、341)と組み合わされて第3結像レンズ組立体の焦点位置を近接するように変化させ、最終像の色収差と像面湾曲を減らす第2結像レンズ組立体をさらに含み、
    第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体(10)とハーフミラー(H)との間に設置されるか、或いはハーフミラー(H)と第3結像レンズ組立体(341、331)との間に設置されることを特徴とする、請求項4に記載の単眼式立体カメラ。
  6. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線とハーフミラー(H)を通過した光線とが互いに平行となるように、ハーフミラー(H)によって反射された光線及びハーフミラー(H)を通過した光線の少なくとも一つを反射する反射部と、
    第2結像レンズ組立体と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光を結像する第3結像レンズ組立体(341)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光を結像し、第3結像レンズ組立体(341)と平行に設置された第3結像レンズ組立体(331)とを含み、
    第2結像レンズ組立体は、第1結像レンズ組立体(10)とハーフミラー(H)との間に設置されるか、或いはハーフミラー(H)と第3結像レンズ組立体(341、331)との間に設置され、
    第2結像レンズ組立体は、第3結像レンズ組立体(341、331)と組み合わされて第3結像レンズ組立体(341、331)の焦点位置を近接するように変化させ、最終像の色収差と像面湾曲を減らし、
    第3結像レンズ組立体(341、331)は、同一のカメラ本体(350)に設置されるか或いはそれぞれのカメラ本体に設置され、
    第3結像レンズ組立体(341、331)は、望遠系のレンズであり、第2結像レンズ組立体と組み合わされて近接拡大撮影が可能なマクロレンズの役割をすることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
  7. 第1結像レンズ組立体(10)とハーフミラー(H)と第2結像レンズ組立体はアダプタ部をなし、第3結像レンズ組立体(331、341)とカメラ本体はカメラ部をなし、
    前記アダプタ部はカメラ部に着脱可能に設置されることを特徴とする、請求項5または6に記載の単眼式立体カメラ。
  8. 絞り(32、42)は第3結像レンズ組立体に設置され、第1結像レンズ組立体(10)には絞りが設置されないか或いは絞りが設置されているとしても、第1結像レンズ組立体に設置された絞りが開放された状態で撮影が行われることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の単眼式立体カメラ。
  9. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線を結像する第3結像レンズ組立体(31)を含む第1カメラ(30)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光線を結像する第3結像レンズ組立体(41)を含み、 第1カメラ(30)と直角をなすように配置された第2カメラ(40)と、
    y軸を中心に第1カメラ(30)を回動させるチルティング手段(600)と、
    x軸を中心に第1カメラ(30)を回動させる第1パンニング手段(500)と、
    第1カメラ(30)の位置を調節するために、第1カメラ(30)をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第1、2、3位置調節部(110、120、130)と、
    z軸を中心に第2カメラ(40)を回動させる第2パンニング手段(700)と、
    x軸を中心に第2カメラ(40)を回転させるローリング手段(800)と、
    第2カメラ(40)の位置を調節するために、第2カメラ(40)をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第4、5、6位置調節部(140、150、160)とを含み、
    第1結像レンズ組立体(10)はx軸方向に設置され、光線はx軸方向に入射され、前記x、y、z軸は互いに直角をなす三つの軸であることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
  10. z軸を中心に第1カメラ(30)を回転させるローリング手段がなく、y軸を中心に第2カメラ(40)を回動させるチルティング手段がないことを特徴とする、請求項9に記載の単眼式立体カメラ。
  11. 前記チルティング手段(600)と第1、2パンニング手段(500、700)とローリング手段(800)は、上面が凹状の曲面からなり、前記上面には長孔(512)が設けられ、長孔(512)の周りにはガイド突出部(513)が突設されたベースフレーム(510)と、
    前記曲面に型合わせされる凸面が下面を成し、ボルト孔(551)が側面に設けられた上部フレーム(550)と、
    ガイド突出部(513)によってガイドされながらスライドできるように前記上面に設置され、その側面には結合溝(561)が設けられたスライドレール(560)と、
    前記長孔(512)の内部で長孔(512)に沿って直線移動することができ、その上面には半球状の溝が設けられた移動ブロック(571)、半球状を有し、前記溝に設置されて自由に回転できるハブ(572)、及び下端がハブ(572)に結合され且つ上端が上部フレーム(550)に連結される連結ピン(573)を含む直線移動部と、
    ベースフレーム(510)に設置され、移動ブロック(571)を押したり引いたりして移動ブロック(571)を直線移動させる駆動部(580)とを含み、
    ボルト孔(551)に設置された調節ボルト(553)が結合溝(561)に挿入されてスライドレール(560)を加圧すれば、上部フレーム(550)がベースフレーム(510)に固定され、調節ボルト(553)がスライディングレール(560)を加圧しなければ、上部フレーム(550)がベースフレーム(510)に対してスライドできることを特徴とする、請求項9または10に記載の単眼式立体カメラ。
  12. 第2、5位置調節部(120、150)は、第1、2カメラ(30、40)を選択的にy軸に沿って直線移動させ、
    第2、5位置調節部(120、150)は、
    下部ブロック(126);
    下部ブロック(126)の上でスライドできるように設置された上部ブロック(121);
    下部ブロック(126)と上部ブロック(121)とを連結するように設置された弾性部材(129);
    上部ブロック(121)を押して移動させる移動部材;及び
    上部ブロック(121)を下部ブロック(126)に固定させる固定部材;を備え、
    移動部材は、弾性部材(129)の弾性力を克服しながら上部ブロック(121)をスライドさせ、前記スライドの後に固定部材を用いて上部ブロック(121)を下部ブロック(126)に固定することを特徴とする、請求項9または10に記載の単眼式立体カメラ。
  13. 第1結像レンズ組立体(10)と、
    第1結像レンズ組立体(10)を通過した光線のうち、一部は反射し、残りは通過させるハーフミラー(H)と、
    ハーフミラー(H)によって反射された光線を結像する第3結像レンズ組立体(31)を含む第1カメラ(30)と、
    ハーフミラー(H)を通過した光線を結像する第3結像レンズ組立体(41)を含み、第1カメラ(30)と直角をなすように配置された第2カメラ(40)と、
    y軸を中心に第1カメラ(30)を回動させるチルティング手段(600)と、
    x軸を中心に第1カメラ(30)を回動させる第1パンニング手段(500)と、
    第1カメラ(30)の位置を調節するために、第1カメラ(30)をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第1、2、3位置調節部(110、120、130)と、
    z軸を中心に第2カメラ(40)を回動させる第2パンニング手段(700)と、
    第2カメラ(40)の位置を調節するために、第2カメラ(40)をx、y、z軸に沿ってそれぞれ選択的に直線移動させることができる第4、5、6位置調節部(140、150、160)とを含み、
    第1結像レンズ組立体(10)はx軸方向に設置され、光線はx軸方向に入射され、前記x、y、z軸は互いに直角をなす三つの軸であり、
    第1、2カメラ(30、40)の水平を調節するローリング手段が第1、2カメラ(30、40)に設置されず、ハーフミラー(H)がx軸を中心に回動できることを特徴とする、単眼式立体カメラ。
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