JP2017527319A5 - - Google Patents
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Description
以下の説明は枕及びその制御方法に関する。
睡眠は人の最も基本的な欲求であるにも関わらず、個人用携帯IT機器の使い過ぎや一日中放映されているメディアの視聴によって、活動時間の間に学習や過労な業務により疲れた人々の睡眠時間が減っている。
結局、大部分の週末時間を平日の疲れを取るために割愛する傾向があり、睡眠の不規則が問題となっている。
また、睡眠剤を用いて睡眠障害又は不眠を解消したり、睡眠クリニックのような施設を用いるなどの根本的な解決策ではない一時的な手段を用いることは、このような問題をさらに悪化させる。
ここで、睡眠時間が足りない現代人のために疲労回復及び心身安定を保たせる様々な寝具が市販されているが、この製品のうちには機能性を向上させたベッドやマットレスをはじめ、伝統的に用いられる枕も重要な手段として浮び上がっている。
しかし、製品化されたほとんどの枕は睡眠科学という名の下で平均的な頭の姿勢をガイドするだけであって、人ごとに異なる睡眠姿勢や睡眠習慣を充分に反映できないことによって2次的な問題を引き起こす。
一実施形態に係る目的は、複数の上下移動ロードを用いてユーザの睡眠姿勢や睡眠習慣を反映することによってユーザに最適な睡眠を誘導することにある。
そして、一実施形態に係る目的は、ユーザの誤った睡眠姿勢や睡眠習慣を矯正する一方、熟眠を保持させることのできる環境を提供することにある。
上記のような一実施形態に係る目的は下記のような枕及びその制御方法を提供することにより達成される。
一実施形態に係る枕は、首支え部と、頭支え部を含む枕フォームと、胴体部と、少なくとも1対の上下移動ロードと、前記上下移動ロードを駆動させる駆動モジュールを含む睡眠制御部とを含む。
一側面における枕は、前記睡眠制御部と連結される操作手段をさらに含み得る。
一側面における前記首支え部には、複数の枕フォーム中空が形成され、前記上下移動ロードは、前記枕フォーム中空を通過するように配置され得る。
一側面における前記上下移動ロードは内部に中空が形成され得る。
一側面における前記上下移動ロードは、少なくとも1対に設けられる第1ロードと、前記第1ロードと行をなして配置されて少なくとも1対に設けられる第2ロードを含み得る。
一側面における前記第1ロード及び前記第2ロードのうち少なくとも1つのロードは、垂直状態を基準にして鋭角をなして傾斜して配置され得る。
一側面における前記第1ロード及び前記第2ロードのうち少なくとも1つのロードがなす鋭角は5度〜20度であり得る。
一側面における前記第1ロード及び前記第2ロードは個別的に上下駆動し得る。
一側面における前記駆動モジュールは、カムギア、ラックアンドピニオンギア、及びリニアモータのうち少なくとも1つを含み得る。
一側面における前記睡眠制御部は、前記胴体部をカバーし、弾性の材質から形成される睡眠制御部カバーと、前記上下移動ロードをカバーし、弾性の材質から形成されるロードカバーとを含み得る。
一側面における常時睡眠制御部はスピーカをさらに含み得る。
一側面における前記枕は、前記枕に置かれる頭又は首の状態を検出する圧力センサをさらに含み得る。
一側面における前記枕は、前記枕フォームの位置又は角度を検出するジャイロセンサをさらに含み得る。
一側面における前記枕は、前記枕の温度、湿度を検出して温度/湿度センサをさらに含み得る。
一側面における前記枕は、外部端末と通信するための通信部をさらに含み得る。
一側面における前記枕は、前記通信部は、前記睡眠制御部から検出されたユーザの睡眠情報を前記外部端末に送信し、前記外部端末から前記睡眠制御部の制御情報が伝達され得る。
一側面における枕の制御方法は、ユーザの首又は頭の左右圧力値を比較するステップと、ユーザの首又は頭の左右平衡を保持するステップと、ユーザの睡眠を誘導するステップとを含む。
一側面における前記ユーザの首又は頭の左右圧力値を比較するステップは、上下移動ロードの圧力センサによって前記圧力値を測定し得る。
一側面における前記ユーザの首又は頭の左右平衡を保持するステップは、上下移動ロードを上下移動させるステップと、前記左右圧力値を測定して平衡保持の有無を判断するステップと、前記平衡が保持されなければ、前記上下移動ロードの上下移動を繰り返すステップとを含み得る。
一側面における前記枕の制御方法は、前記平衡が保持されれば、前記上下移動ロードの位置を格納するステップをさらに含み得る。
一側面における前記ユーザの睡眠を誘導するステップは、上下移動ロードが上昇するステップと、前記上下移動ロードの上昇が停止し、前記上下移動ロードの上昇の高さが保持されるステップと、前記上下移動ロードが下降するステップとを含み得る。
一側面における前記枕の制御方法は、前記上下移動ロードが下降するステップ以後に、前記上下移動ロードの下降が停止し、前記上下移動ロードの下降の高さが保持されるステップをさらに含み得る。
一側面における前記ステップは段階実行時間の間隔に実行され、サイクル実行時間が経過すれば、変更された前記段階実行時間の間隔に実行され得る。
一側面における前記サイクル実行時間は、少なくとも1つ以上に設定され、予め設定された全体実行時間の間に実行され得る。
一側面における前記上下移動ロードの上昇又は下降は、複数の上下移動ロードに対して順に行われ得る。
一側面における前記枕の制御方法は、前記枕の異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップをさらに含み得る。
一側面における前記異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップは、前記枕に加えられる圧力値が測定されていないか、急激に減少すれば、前記ユーザが前記枕から離脱したと判断して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップを含み得る。
一側面における前記異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップは、ジャイロセンサから測定された前記枕の水平値が予め設定された範囲から離脱すると、前記上下移動ロードの作動を中止させるステップを含み得る。
一側面における前記異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップは、前記枕に衝撃が加えられれば、前記上下移動ロードの作動を中止させるステップを含み得る。
一側面における前記異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップは、マイクを用いて検出される騒音が中断されれば、前記上下移動ロードの作動を中止させるステップを含み得る。
一実施形態に係る枕及びその制御方法によると、ユーザの姿勢により上下移動ロードを移動させてユーザの睡眠姿勢や睡眠習慣を反映することでユーザに最適な睡眠を誘導することができる。
そして、一実施形態に係る枕及びその制御方法によると、ユーザの誤った睡眠姿勢や睡眠習慣を矯正する一方、熟眠を保持させ得る環境を提供することができる。
本発明の効果は、上記の内容に限定されることなく、記載されない他の効果は下記の記載により当業者にとって明確に理解されるものである。
以下、実施形態を例示的な図面によって詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同じ構成要素についてはたとえ他の図面上に表示されたとしても、可能な限り同じ符号にすることに留意しなければならない。また、実施形態の説明おいて、関連する公知構成又は機能に対する具体的な説明が実施形態に対する理解を妨げるものと判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
また、実施形態の構成要素を説明することにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該の構成要素の本質や順序などが限定されることはない。いずれかの構成要素が異なる構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素はその異なる構成要素に直接的に連結されたり、接続され得るが、各構成要素の間に更なる構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」されることもできると理解されなければならない。
図1は、一実施形態に係る枕の斜視図であり、図2は一実施形態に係る枕の分解斜視図である。
図1及び図2を参照すると、一実施形態に係る枕1は上下移動ロード112、113がユーザの頭又は首の部分を支持しながらユーザの睡眠姿勢や睡眠習慣を反映することによってユーザに最適な睡眠を誘導することができる。
そして、ユーザの悪い睡眠姿勢や睡眠習慣を矯正することができ、熟眠を保持させ得る環境を提供する。以下、具体的に説明する。
枕1は、枕フォーム130と、枕フォーム130をカバーする枕カバー140を含む。
枕フォーム130は、枕1の胴体部111を構成するものとして、首支え部131と頭支え部132を含む。
首支え部131と頭支え部132は凹状に形成され、それぞれのユーザの首と頭を支持する。そして、首支え部131の高さは頭支え部132の高さよりも高く形成される。
ただし、首支え部131と頭支え部132の具体的な形状は制限されることなく、ユーザの体形を考慮してその形状又は配置が変更され得る。
枕フォーム130は、ユーザの形状に対応するよう構成し得る。例えば、枕フォーム130の屈曲はユーザの頭及び首の外形に応じて形成され、ユーザの頭及び首が枕フォーム130に適するように配置される。
枕フォーム130は変形可能な材質から形成され、ユーザの頭又は首の形状の差による変化を反映する。また、枕フォーム130の一側には肩支持部133が形成され、ユーザの肩を支持することもある。
枕1はユーザと接して用いられるため、枕フォーム130の汚染を防止するために枕カバー140が設けられる。枕カバー140は、枕フォーム130に対応する形状に構成されたり、弾性の材質であってもよく、一般的な枕カバー140が用いられることもできる。そのため、枕カバー140と枕フォーム130が結合しても首支え部131、頭支え部132、及び肩支持部133の形状は保持され得る。
枕カバー140は、外側カバー及び内側カバーから構成される。例えば、外側カバーは一部が網目状に構成され、内側には布、革、純綿材質のうち少なくとも1つの材質で用いられる。そして、内側カバーは、純綿、防水又は撥水材質を含む。
ただし、枕カバー140は単一カバーで構成されてもよく、枕カバー140が上記のように限定されることはない。
枕フォーム130内部には睡眠制御部110が設けられる。睡眠制御部110は、上下移動ロード112、113を含み、上下移動ロード112、113がユーザの首又は頭の部分を支持してユーザの熟眠を誘導し得る。
そして、睡眠制御部110をカバーする睡眠制御部カバー120が設けられる。睡眠制御部カバー120にはカバー中空123が形成され、上下移動ロード112、113がカバー中空123を貫通しながら睡眠制御部カバー120と睡眠制御部110とが結合される。
また、枕フォーム130には枕フォーム中空134が形成され、上下移動ロード112、113が枕フォーム中空134を貫通しながら枕フォーム130と睡眠制御部110とが結合される。
そして、枕フォーム130の一側には機能部150が形成される。機能部150には、マイク端子、イヤホン端子、USB端子などが形成され得る。そして、機能部150には電源装置が連結され、睡眠制御部110を制御するための操作手段160が連結されている。
機能部150は枕フォーム130の側面に配置するが、正面又は後面に配置されてもよい。機能部150の位置及び機能は制限されない。
また、枕カバー140は、一部が開放されて機能部150を外部に露出させることができる。
そして、操作手段160は睡眠制御部110と連結され、ユーザは操作手段160を用いて睡眠制御部110を制御する。操作手段160は、開始、中止、タイマー設定などの機能を提供することができ、機能部150によって睡眠制御部110と連結される。
睡眠制御部110はリモコン状であってもよく、ディスプレイを含んで枕1の作動情報を表示し得る。
図3は、一実施形態に係る睡眠制御部と睡眠制御部カバーの分解斜視図である。
図3を参照すると、睡眠制御部110は、胴体部111、上下移動ロード112、113を含む。上下移動ロード112、113は、胴体部111の上部に少なくとも1対に設けられる。
上下移動ロード112、113は、上下に移動してユーザの体の一部を加圧したり、枕フォーム130がユーザを支持する状態で変化を加えてユーザに熟眠を誘導することができる。上下移動ロード112、113は個別的に駆動されたり、同時に駆動され得る。
複数の上下移動ロード112、113は、胴体部111の中心部を基準にして両側に配置される。
上下移動ロード112、113は複数の対に備えられ、胴体部111を中心にそれぞれの対が両側に配置されたり、1対に備えられて両側に1つずつ配置され得る。そして、上下移動ロード112、113は複数の対2行又は列をなすように配置され得る。
例えば、上下移動ロード112、113は、第1ロード112及び第2ロード113を含む。第1ロード112は少なくとも1対に備えられ、第2ロード113は第1ロード112と行をなして配置される。
そして、第1ロード112及び第2ロード113のうち少なくとも1つのロードは、垂直状態を基準にして鋭角をなすように傾斜して配置される。
例えば、第1ロード112は胴体部111と垂直に配置され、第2ロード113は胴体部111と垂直な線を基準にして一側に5度〜20度に傾斜して配置される。好ましくは、第2ロード113の傾斜は5度〜15度であり得る。
以下、説明の便宜のために第1ロード112が垂直に配置され、第2ロード113が傾斜して配置されたものを例にして説明する。
ユーザの身体構造を考慮し、第1ロード112及び第2ロード113が配置される。例えば、第1ロード112はユーザの首の部分を支持し、傾斜した第2ロード113はユーザの頭の部分を支持する。
睡眠制御部カバー120は、睡眠制御部110をカバーして睡眠制御部110を保護する。例えば、睡眠制御部カバー120は弾性をもって睡眠制御部110を密着保護したり、睡眠制御部110に加えられる衝撃を吸収する。
そして、ロードカバー122が備えられて上下移動ロード112、113をカバーして上下移動ロード112、113を保護する。ロードカバー122は弾性の材質から形成される。
例えば、睡眠制御部カバー120及びロードカバー122は別々に構成され、それぞれ睡眠制御部110及び上下移動ロード112、113をカバーしたり、睡眠制御部カバー120及びロードカバー122が一体に構成されてもよい。
そして、睡眠制御部110には操作手段160が連結され、ユーザは操作手段160を用いて睡眠制御部110を制御し得る。
図4A〜図4Cは一実施形態に係る上下移動ロードの配置を示す側面図である。
図4A〜図4Cを参照すると、上下移動ロード112、113は枕1の用途又はユーザの身体構造を考慮して様々な配置が可能である。
例えば、図4Aに示すように、第1ロード112aと第2ロード113aがそれぞれ1つの行に配置され得る。そのため、第1ロード112aがユーザの首を支持し、第2ロード113aがユーザの頭の部分を支持する。
又は、図4Bに示すように、第1ロード112bは2行に配置され、第2ロード113bは1つの行に配置し、ユーザの首の部分の支持面積を広げることができる。そして、図4Cに示すように、第2ロード113cを中心に両側に第1ロード112cが配置される。
ただし、上下移動ロード112、113の配置がこれに制限されることはない。
図5A〜図5Dは、一実施形態に係る上下移動ロード112、113の配置を示す上面図である。
図5A〜図5Dを参照すると、上下移動ロード112、113は少なくとも1つ以上の対に配置される。
例えば、図5Aに示すように、第1ロード112d及び第2ロード113dはそれぞれ1対に設けられている。そして、それぞれ1対の第1ロード112d及び第2ロード113dは胴体部111の中心を基準にして両側に配置される。
又は、図5Bに示すように、第1ロード112eは1対に備えられて第2ロード113eは2対に備えられ、胴体部111の両側に配置されている。また、図5Cに示すように、第1ロード112fが2行をなして配置し、第2ロード113fが2対に備えられて胴体部111の両側に配置されている。
そして、図5Dに示すように、2対で備えられた第2ロード113gが行をなして配置され、第2ロード113gと両側の行方向に第1ロード112gの対がそれぞれ配置されている。
ただし、上下移動ロード112、113の配置がこれに制限されることはない。すなわち、上下移動ロード112、113の配置は、枕1の用途又はユーザの身体構造を考慮して変更され得る。
図6A及び図6Bは、一実施形態に係る駆動モジュールを示す図である。
図6A及び図6Bを参照すると、睡眠制御部110は、上下移動ロード112、113を駆動させるための駆動モジュールを含む。駆動モジュールは上下移動ロード112、113と連結されるギア部114a、114bと駆動モータ115a、115bを含む。
ギア部114a、114bは、カムギア又はラックアンドピニオンギアを含む。例えば、いずれか1つのギアを使用するか、第1ロード112及び第2ロード113に他の種類のギアを使用し得る。
例えば、図6Aに示すように、第1ロード112は第1ギア部114aと連結され、第1ギア部114aはカムギアを含んでいる。カムギアは回転軸が一軸に偏心して、第1ロード112を上下に駆動させることができる。そして、第1ギア部114aは第1駆動モータ115aに連結され、第1駆動モータ115aは第1ギア部114aに駆動力を提供し得る。
そして、第2ロード113は第2ギア部114bに連結され、第2ギア部114bはピニオン(pinion)ギアを含む。
第2ギア部114bは、第2ロード113に形成されたラック(rack)ギアと噛合って第2ロード113を上下駆動させ得る。そして、第2ギア部114bは第2駆動モータ115bに連結され、第2駆動モータ115bは第2ギア部114bに駆動力を提供し得る。
又は、図6Bに示すように、駆動モジュールはリニアモータを利用したギア構造を含む。この場合、第1駆動モジュール114cと第2駆動モジュール114dがそれぞれ第1ロード112及び第2ロード113と直接連結し、第1ロード112及び第2ロード113を上下駆動させることができる。
ただし、以上で説明した駆動モジュールの構成要素及び作動方式は例示的なものに過ぎず、上記の例示に制限されることはない。
図7は、一実施形態に係るセンサを概略的に示す図である。
図7を参照すると、第1ロード112又は第2ロード113の一側には圧力センサ118が設けられる。例えば、圧力センサ118は、第1ロード112及び第2ロード113の端部に配置してユーザが加える圧力を検出する。
そして、第1ロード112及び第2ロード113は、それぞれの第1中空1121及び第2中空1131が形成され、第1中空1121及び第2中空1131には、圧力センサ118と睡眠制御部110の連結のための配線(図示せず)が配置される。
又は、枕1は、枕フォーム130の位置又は角度を検出するジャイロセンサ116又は温度、湿度を検出して温度/湿度センサ117を含む。
ジャイロセンサ116は、枕フォーム130が置かれた位置又は角度を検出して枕1の配置状態を判断し、温度/湿度センサ117は、周辺環境又は枕1の状態を検出してユーザにその情報を提供したり、これに基づいて睡眠制御部110を制御し得る。
追加的に、睡眠制御部110の一側にはスピーカ(図示せず)が設けられ、スピーカはユーザに作動情報を伝達したり、警告音を提供する。
そして、通信部170が備えられて外部端末Tと通信する。例えば、通信部170は、睡眠制御部110から検出されたユーザの睡眠情報を外部端末Tに送信して外部端末Tから睡眠制御部110の制御情報が伝達される。
外部端末Tは、スマートフォン、タブレット、制御サーバ又はパーソナルコンピュータを含み、通信部170が外部端末Tと通信する方式は制限されない。
図8は、一実施形態に係る枕の使用状態図である。
図8を参照すると、ユーザが枕1に横になると、上下移動ロード112、113がユーザの身体の一部を支持したり加圧する。
例えば、垂直に配置された第1ロード112はユーザの頭の部分を支持し、傾斜して配置された第2ロード113はユーザの首の部分を支持する。ただし、第1ロード112及び第2ロード113がユーザを支持する機能を提供すれば、枕1の具体的な用途又はユーザにより構成又は配置が変更され得る。
図9は、一実施形態に係る枕の制御方法を示すフローチャートである。
図9を参照すると、枕1の制御方法は、ユーザが枕1に加える左右圧力値を比較し(210)、左右平衡を保持した後(220)、睡眠を誘導する(230)ステップを含む。
左右圧力値を比較するステップ210は、上下移動ロード112、113の一側に備えられた圧力センサ118によって行われる。ユーザが枕1に横になるこれば、ユーザの首又は頭の部分が上下移動ロード112、113と接することになり、首又は頭の左右の不均衡状態が圧力センサ118によって測定される。
左右平衡を保持するステップ220は、首又は頭の不均衡状態を検出して上下移動ロード112、113を上下移動させることにより行われる。
そして、ユーザの睡眠を誘導するステップ230は、少なくとも1対以上の上下移動ロード112、113を上下に移動させながらユーザの睡眠を誘導する。上下移動ロード112、113の移動速度は、ユーザの睡眠を妨害しないように安定感を感じる速度で保持される。
図10は、一実施形態に係る左右平衡保持ステップを具体的に示すフローチャートである。
図10を参照すると、左右平衡保持ステップ220は、上下移動ロード112、113を上下移動させるステップ221と、これを繰り返すステップ222と、位置を格納するステップ223とを含む。
まず、上下移動ロード112、113は、測定された首又は頭の圧力値に基づいて上下移動ロード112、113を移動させる(220)。例えば、圧力値の高い部分は上下移動ロード112、113を下降させ、圧力値の低い部分は上下移動ロード112、113を上昇させる。例えば、後頭骨と頸椎打点部の左右圧力を比較して均衡を取ることができる。
そして、圧力値を測定して左右圧力値の変化を検出し、首又は頭の平衡が保持されなければ、上下移動ロード112、113の移動を繰り返す(222)。すなわち、首又は頭の圧力値が不均衡であると測定されれば、上下移動ロード112、113を上下に移動し、左右均衡すれば垂直運動を止める。上記のステップは少なくとも1回繰り返す。
そして、首又は頭の平衡が保持されれば、その位置を格納して上下移動ロード112、113の位置を固定させる(223)。
図11は、一実施形態に係る睡眠誘導ステップを具体的に示すフローチャートである。
図11を参照すると、一実施形態に係る睡眠誘導ステップは、上下移動ロード112、113が上昇するステップ231、上下移動ロード112、113の上昇の高さが保持されるステップ232、及び上下移動ロード112、113が下降するステップ233を含む。そして、上下移動ロード112、113の下降の高さが保持されるステップ234を含み得る。言い換えれば、上下移動ロード112、113は上昇、上昇の高さ保持、下降及び下降の高さ保持といった4ステップで作動する。
上下移動ロード112、113は、予め設定された速度で上下に移動しながらユーザの睡眠を誘導する。そして、上下移動ロード112、113の上下移動幅は、ユーザの睡眠を妨害しないように設定される。例えば、上下移動ロード112、113の上昇幅は0.5cm〜3cmであってもよく、好ましくは、約1.2cmであり得る。
上下移動ロード112、113の上昇、上昇の高さ保持、下降及び下降の高さ保持は順に行われる。例えば、第1行に配置した上下移動ロード112、113が上昇した後、第2行に配置された上下移動ロード112、113が上昇したり、第1行に配置された上下移動ロード112、113が下降した後、第2行に配置された上下移動ロード112、113が下降し得る。
上下移動ロード112、113の上昇、上昇の高さ保持及び下降は一定の時間間隔で実行される。
例えば、段階実行時間は5秒に設定されてもよい。すなわち、上下移動ロード112、113は5秒間徐々に上昇し、5秒間上昇の高さが保持された後、再び5秒の間に徐々に下降する。そして、5秒間に下降の高さが保持される。
そして、このようなステップは予め設定されたサイクル実行時間だけ繰り返される(235)。例えば、サイクル実行時間が5分であれば、上記のステップが5分の間繰り返される。すなわち、設定された5分の間には、上下移動ロード112、113の上昇、上昇の高さ保持、下降及び下降の高さ保持のステップが5秒の間隔で実行される。
その後、サイクル実行時間が終了すれば、段階実行時間が変更される(237)。
例えば、5分が経過すれば、段階実行時間は7秒に変更され、上下移動ロード112、113の上昇、上昇の高さ保持、下降及び下降の高さ保持が7秒の間隔で実行される。そして、これは5分の間繰り返され、5分が経過すれば、ステップの実行時間が変更される。
このような繰り返しは、全体実行時間の間に繰り返され(236)、全体実行時間が終了すれば睡眠誘導は終了する。
言い換えれば、睡眠誘導は全体実行時間の間に実行され、例えば、10分、15分、30分、45分及び1時間などのように選択することができる。
そして、全体実行時間は様々なサイクルの実行時間に区分され、例えば、全体実行時間が30分であれば、5分、10分、10分、5分のサイクルの実行時間が設定され得る。これは開始サイクル、睡眠誘導サイクル、ユーザに快適さを与えるサイクルなどを意味する。
それぞれのサイクル実行時間ごとに段階実行時間が設定される。例えば、段階実行時間は5秒、7秒、10秒などのように設定され得るため、上下移動ロード112、113の上昇、上昇の高さ保持、下降及び下降の高さ保持のステップが実行される時間が決定される。
ただし、以上説明された時間設定は例示的なものであり、睡眠誘導ステップ230が上記のように制限されることはない。例えば、上下移動ロード112、113の上昇は5秒に実行されるが、上昇された状態が10秒間保持され、下降は5秒の間に実行されてもよく、サイクル実行時間又は全体実行時間の数値も相違に設定され得る。
図12は、一実施形態に係る異常作動状態を検出するステップを示すフローチャートである。
図12を参照すると、枕1の異常作動状態を検出して上下移動ロード112、113の作動を中止させるステップ240は、枕1の制御方法ステップのいずれにも位置することができ、常に実行されることもできる。
このステップでは、枕1の異常作動状態を検出し、異常事態が検出されれば作動を中止する。
例えば、前記枕1に加えられる圧力値が測定されていないか、急激に減少すれば、前記ユーザが前記枕1から離脱したと判断して、前記上下移動ロード112、113の作動を中止させる(241)。
すなわち、ユーザが枕1を離脱したり姿勢を急激に変更して圧力センサ118から圧力値が測定されないか、急激に圧力値が減少すると、異常作動として判断し、上下移動ロード112、113の作動を中止させることができる。
又は、ジャイロセンサ116から測定された前記枕1の位置又は角度値が予め設定された範囲から離脱すると、前記上下移動ロード112、113の作動を中止させる(242)。例えば、ジャイロセンサ116から測定された位置又は角度値が日常的な状態から離れれば、枕1が位置を離脱したり動いているものと判断して、上下移動ロード112、113の作動を中止させることができる。
そして、枕1に衝撃が加えられれば、上下移動ロード112、113の作動を中止させる(243)。例えば、ユーザが突然枕1に横になったり枕1がベッドの外部に落ちることになると、異常事態として判断して上下移動ロード112、113の作動を中止させることができる。
又は、マイクを用いて検出される騒音が中断されれば、前記上下移動ロード112、113の作動を中止させる(244)。例えば、マイクを用いてユーザのいびき状態を認識してユーザがあると判断して上下移動ロード112、113を作動させ、マイクを用いて検出される騒音が中断されれば、ユーザが離脱したものと判断して上下移動ロード112、113の作動ロードを中止させる。
図13は、一実施形態に係る枕1と外部端末Tの通信形態を概略的に示す図である。
図13を参照すると、枕1は通信部170を備えて外部端末Tと通信する。
外部端末Tは、スマートフォン、タブレット、制御サーバ又はパーソナルコンピュータを含む。そして、通信部170は、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイ(登録商標)などの通信方法で外部端末Tと通信し得る。
外部端末Tは、ユーザの情報が入力されて枕1に伝達したり、枕1から送信される作動情報又はユーザの情報をユーザに表示する。
例えば、外部端末Tには枕1の作動のためのアプリケーションがインストールされ、アプリケーションを介してユーザの生年月日、性別、年齢などの情報を入力する。
追加的に、アプリケーションを用いて食べ物や飲酒の有無のような摂取情報、運動の種類又は運動量のような運動情報、疲労、安楽のようなユーザの状態情報を入力する。そして、運動情報を記録するアプリケーションと連動してユーザの運動情報が伝達され得る。
外部端末Tは、上記の情報に基づいてバイオリズム、五運六気などの情報を提供し、枕1により検出された温度、湿度、いびき騒音、睡眠時間、睡眠状態情報などをユーザに提供し得る。
また、外部端末Tは、枕1から測定されたユーザの睡眠時間、睡眠動作、睡眠周期ごとの分析、期間ごとの睡眠分析に関する情報を提供し、これに基づいて年齢別、性別平均睡眠時間との比較による勧め睡眠時間、そして入力情報による勧め睡眠時間、測定情報による勧め睡眠時間などに関する情報をユーザに提供することができる。
そして、外部端末Tを用いて枕1の作動を開示又は中止し、全体実行時間、サイクル実行時間、段階実行時間などを設定して枕1に制御情報を伝達する。すなわち、外部端末Tは操作手段160の役割を行うこともできる。
以上、説明した枕及びその制御方法によると、複数の上下移動ロードを用いてユーザの睡眠姿勢や睡眠習慣を反映することでユーザに最適な睡眠を誘導することができ、ユーザの誤った睡眠姿勢や睡眠習慣を矯正する一方、熟眠を保持させ得る環境を提供することができる。
上述したように実施形態がたとえ限定された図面によって説明されたが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、前記内容に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行されたり、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路等の構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組合わせたり、その他の構成要素又は均等物によって置き換えたり置換されても適切な結果が達成され得る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
110睡眠制御部
120睡眠制御部カバー
130枕フォーム
140枕カバー
120睡眠制御部カバー
130枕フォーム
140枕カバー
Claims (15)
- 首支え部と、頭支え部を含む枕フォームと、
胴体部と、少なくとも1対の上下移動ロードと、前記上下移動ロードを駆動させる駆動モジュールを含む睡眠制御部と、
を含む、枕。 - 前記睡眠制御部と連結される操作手段をさらに含む、請求項1に記載の枕。
- 前記首支え部には複数の枕フォーム中空が形成され、
前記上下移動ロードは、前記枕フォーム中空を通過するように配置される、請求項1に記載の枕。 - 前記上下移動ロードは内部に中空が形成される、請求項1に記載の枕。
- 前記上下移動ロードは、
少なくとも1対に設けられる第1ロードと、
前記第1ロードと行をなして配置されて少なくとも1対に設けられる第2ロードを含む、請求項1に記載の枕。 - 前記第1ロード及び前記第2ロードのうち少なくとも1つのロードは、垂直状態を基準にして鋭角をなして傾斜して配置される、請求項5に記載の枕。
- 前記第1ロード及び前記第2ロードは個別的に上下駆動する、請求項5に記載の枕。
- ユーザの首又は頭の左右圧力値を比較するステップと、
ユーザの首又は頭の左右平衡を保持するステップと、
ユーザの睡眠を誘導するステップと、
を含む枕の制御方法。 - 前記ユーザの首又は頭の左右圧力値を比較するステップは、上下移動ロードの圧力センサによって前記圧力値を測定する、請求項8に記載の枕の制御方法。
- 前記ユーザの首又は頭の左右平衡を保持するステップは、
上下移動ロードを上下移動させるステップと、
前記左右圧力値を測定して平衡保持の有無を判断するステップと、
前記平衡が保持されなければ、前記上下移動ロードの上下移動を繰り返すステップと、
を含む、請求項8に記載の枕の制御方法。 - 前記ユーザの睡眠を誘導するステップは、
上下移動ロードが上昇するステップと、
前記上下移動ロードの上昇が停止し、前記上下移動ロードの上昇の高さが保持されるステップと、
前記上下移動ロードが下降するステップと、
を含む、請求項8に記載の枕の制御方法。 - 前記上下移動ロードが下降するステップ以後に、前記上下移動ロードの下降が停止し、前記上下移動ロードの下降の高さが保持されるステップをさらに含む、請求項11に記載の枕の制御方法。
- 前記ステップは段階実行時間の間隔に実行され、サイクル実行時間が経過すれば、変更された前記段階実行時間の間隔に実行される、請求項12に記載の枕の制御方法。
- 前記上下移動ロードの上昇又は下降は、複数の上下移動ロードに対して順に行われる、請求項11に記載の枕の制御方法。
- 前記枕の異常作動状態を検出して前記上下移動ロードの作動を中止させるステップをさらに含む、請求項8に記載の枕の制御方法。
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