JP2017527267A5

JP2017527267A5 -

Info

Publication number: JP2017527267A5
Application number: JP2017501700A
Authority: JP
Filing date: 2015-07-21
Publication date: 2018-08-30

Claims

バイオ処理済み供給原料を精製するための方法であって、前記バイオ処理済み供給原料は、糖化バイオマスを生成するためにバイオマス原料の糖化によって生成され、前記糖化バイオマスは、発酵生成物を生成するために発酵され、前記発酵生成物は、少なくとも１つの糖を含む蒸留残渣を生成するために蒸留され、前記方法は、
第一の膜フィルターを用いて、第一の分子量前後を上回る分子量を有する前記バイオ処理済み供給原料由来の原料を保持することによって、前記バイオ処理済み供給原料から第一の通過物を生成することと、
第二の膜フィルターを用いて、前記第一の通過物から、第二の分子量前後を上回る分子量を有する第二の原料を保持することによって、前記第一の通過物から第二の通過物を生成することと、
を含む、方法。
前記糖化が、前記バイオマス原料を酸と処理することによる、請求項１に記載の方法。
前記糖化が、前記バイオマス原料を酵素と接触させることによって実施される、請求項２に記載の方法。
前記バイオマス原料が、セルロース系原料またはリグノセルロース系原料である、請求項２または３に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、約１％未満の固形物を含むスラリーの形態である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
前記固形物が、約１０μｍ未満の粒子径中央値を有する、請求項５に記載の方法。
前記第一の膜フィルターを用いる前に、前記バイオ処理済み供給原料を処理して総懸濁固形物を減少させる、請求項５または６に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、前記第一の通過物を生成する前に少なくとも約１％の総懸濁固形物を含む、請求項７に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、デカンタ遠心分離、ディスク遠心分離、積層ろ過、プレートろ過、精密ろ過、カラムろ過、振動型膜分離装置およびその組合せからなる群から選択される方法によって処理される、請求項７または８に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、約０．１％〜約５０％のキシロースを含む、請求項１〜９のいずれか１項に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、第一の通過物を生成する前に、真空下で少なくとも１つの揮発性化合物が除去されている、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の方法。
前記揮発性化合物が、エステルである、請求項１１に記載の方法。
前記揮発性化合物がアルコールである、請求項１１に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料中のアルコールの濃度が、約５％未満である、請求項１３に記載の方法。
前記第一の分子量が少なくとも約１５０ｋＤａである、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の方法。
前記第一の分子量が、少なくとも約１００ｋＤａである、請求項１〜１５のいずれかに記載の方法。
前記第一の膜フィルターが、前記バイオ処理済み供給原料から約０．０５μｍ超の粒子を保持する、請求項１〜１６のいずれか１項に記載の方法。
前記第二の分子量が、少なくとも約２ｋＤａである、請求項１〜１７のいずれか１項に記載の方法。
前記第一の通過物が、約５ネフェロ分析濁度単位未満の濁度を有する、請求項１に記載の方法。
前記第二の通過物が、白金−コバルトＡＳＴＭ試験法Ｄ１２０９による約２００単位未満の色を有する、請求項１〜１９のいずれか１項に記載の方法。
前記第一の膜フィルターと前記第二の膜フィルターが、クロスフローフィルターとして構成されている、請求項１〜２０のいずれか１項に記載の方法。
前記第一の膜フィルターおよび／または前記第二の膜フィルターが、らせん巻きフィルター、チューブフィルターまたは中空糸フィルターである、請求項２１に記載の方法。
前記第一の膜フィルターおよび／または前記第二の膜フィルターが、直径約１／４インチ〜約１インチ（約０．６４〜約２．５ｃｍ）のチューブフィルターとして構成されている、請求項２１に記載の方法。
前記第一の膜フィルターおよび／または前記第二の膜フィルターの入口圧が約９０〜約５００ＰＳＩＧ（約６２０〜約３４００ｋＰａ）であり、前記第一の膜フィルターおよび／または前記第二の膜フィルターの出口圧が約２０〜約４３０ＰＳＩＧ（約１４０〜約３０００ｋＰａ）である、請求項２１に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料が、チューブの中を流速約１ＧＰＭ〜約２０ＧＰＭ（約３．８〜約７６ｌ／分）で流れる、請求項２３または２４に記載の方法。
前記第一の膜フィルターおよび／または前記第二の膜フィルターが、１モジュール当たり２束以上のチューブフィルターを含むモジュールとして構成されている、請求項２３〜２５のいずれか１項に記載の方法。
２つ以上のモジュールを用いて前記糖化バイオマスおよび／または前記第一の通過物を処理する、請求項２６に記載の方法。
前記バイオ処理済み供給原料および前記第一の通過物が、前記第一の膜フィルターおよび前記第二の膜フィルターでろ過されたとき、その温度が約３０℃〜約７０℃である、請求項１〜２７のいずれか１項に記載の方法。
前記第一の通過物を濃縮することをさらに含む、請求項１〜２８のいずれか１項に記載の方法。
前記第二の通過物を濃縮することをさらに含む、請求項１〜２９のいずれか１項に記載の方法。
蒸発、電気透析、逆電気透析、擬似移動床式クロマトグラフィーおよびその組合せからなる群より選択される方法を用いて前記第二の通過物を処理する、請求項１〜３０のいずれか１項に記載の方法。