JP2017526891A - モジュラ型データ・センタ列インフラストラクチャ - Google Patents

モジュラ型データ・センタ列インフラストラクチャ Download PDF

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Abstract

データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、筐体内のコンピュータ・システムへの吸気循環、及び筐体内のコンピュータ・システムからの排気除去を提供する、コンピュータ・システムのためのコンピューティング・ルーム筐体の迅速な展開を可能にする。データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、筐体の対向側部を包含する自立排気プレナム構造及び自立排気プレナム構造間の筐体の頂端部にまたがるプレナム・モジュールを含む。各自立排気プレナム構造は、自立排気プレナム構造の頂端部上に排気口を介して筐体から収容された排気を誘導する内部排気プレナムを含む。プレナム・モジュールは、筐体上で及び筐体から分離して及び自立排気プレナム構造間に冷却空気プレナムの底端部を確立する。いくつかのプレナム・モジュールは、吸気として筐体へ直接に冷却空気を誘導することが可能である。いくつかのプレナム・モジュールは、冷却空気を再循環された排気と混合して吸気を供給することが可能である。【選択図】図1

Description

オンライン小売業者、インターネット・サービス・プロバイダ、検索プロバイダ、金融機関、大学、及び他のコンピューティング集約型の機関のような組織は、大規模なコンピューティング施設から頻繁にコンピュータ操作を行う。このようなコンピューティング施設は、組織の業務を遂行するために必要に応じてデータを、処理し、格納し、交換するように、大容量の、サーバ、ネットワーク、及びコンピュータ機器を保管及び収容する。典型的に、コンピューティング施設のコンピュータ・ルームは、複数のサーバ・ラックを含む。各サーバ・ラックは、複数のサーバ及び関連したコンピュータ機器を順に含む。
コンピューティング施設が多数のサーバを含むことができるので、この施設を運営するために大量の電力を必要とする可能性がある。加えて、コンピュータ・ルーム(たとえば、互いに離隔した多くのラック、及び各ラック内の多くのサーバ)全体に広がる複数の位置に電力を分配する。通常、施設は、相対的に高電圧で給電を受ける。この給電は、より低電圧(たとえば、110V)に降圧される。ケーブリング、バス・バー、電源コネクタ、及び配電ユニットのネットワークを使用して、この施設内の複数の特定のコンポーネントへより低電圧で電力を供給する。
一般的にコンピュータ・システムは、廃熱を発生する複数のコンポーネントを含む。このようなコンポーネントは、プリント回路基板、大容量記憶装置、電源、及びプロセッサを含む。たとえば、複数のプロセッサを含むいくつかのコンピュータは、250Wの廃熱を発生することができる。いくつかの既知のコンピュータ・システムは、ラックマウント型コンポーネント内に構成される複数のこのような大規模な、マルチプロセッサ・コンピュータを含み、つぎに続いてラッキング・システム内に位置決めされる。いくつかの既知のラッキング・システムは、40個のこのようなラックマウント型コンポーネントを含むため、このようなラッキング・システムは、最大10kWの廃熱を発生する。さらに、いくつかの既知のデータ・センタは、複数のこのようなラッキング・システムを含む。いくつかの既知のデータ・センタは、一般的にラック・システムのうちの1つ以上を介して空気を循環させることで、複数のラッキング・システムからの廃熱除去を促進する方法及び装置を含む。そこで構造は、廃熱源を設置する筐体を含み、これらの方法及び装置は、廃熱源、筐体、またはいくつかのそれらの組み合わせからの廃熱除去を促進するように構成されることができる。たとえば、データ・センタは、方法及び装置が複数のラック・コンピューティング・システムからの廃熱除去を促進するように構成されることができることを備え得る。
いくつかの廃熱除去システムは、空気の流れ(「排気」)へ廃熱を伝達することでデータ・センタからの廃熱を除去し、つぎにこの廃熱をデータ・センタ外の環境へ伝達するために使用される。このような環境は、周囲環境を有することが可能である。
任意の所与のデータ・センタのために必要なコンピューティング容量は、ビジネス・ニーズに応じて迅速に変更することができる。よくロケーションで増加したコンピューティング容量が必要である。最初にデータ・センタ内のコンピューティング容量を提供すること、またはデータ・センタの既存の容量を拡張すること(たとえば、追加のサーバの形式で)は、リソース集約型であり、実装するために何ヶ月もかかることがある。一般的に相当な時間及びリソースは、データ・センタ(またはそれらの拡張)を設計して構築し、ケーブルを敷設し、ラック、筐体、及び冷却システムを挿入し、それらからの廃熱除去を実現するために必要とされる。一般的に追加の時間及びリソースは、電気及びHVACシステムのためのような、検査を実施して、認証及び承認を得るために必要とされる。
いくつかの実施形態によりエア・ハンドリング・システム及び1つ以上のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを含むデータ・センタを図示する概略図である。 図2A〜Bは、いくつかの実施形態により1つ以上のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの断面図を説明する概略図である。 いくつかの実施形態によるデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1部の断面図である。 いくつかの実施形態によるデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1部の断面図である。 いくつかの実施形態による自立排気プレナム構造を説明する。 いくつかの実施形態によるプレナム・モジュールの透視図である。 いくつかの実施形態によるプレナム・モジュールの透視図である。 いくつかの実施形態によりデータ・センタ内にデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを提供することを説明する。 いくつかの実施形態によりデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上のコンポーネントを介してコンピューティング筐体内の空気循環を管理することを説明する。 いくつかの実施形態によりデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上のコンポーネントを介してコンピューティング筐体内の空気循環を管理することを説明する。
本明細書で記述されたさまざまな実施形態は、さまざまな変形形態及び代替形態を許容する。特定の実施形態は、図面内に実施例として示され、本明細書で詳細に記述される。しかしながら、図面及びそれらへ詳細な説明が本開示を開示された特定の形態に限定することを意図されないが、むしろこの意図が添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内に入るすべての変更形態、均等物及び代替物を網羅することを理解するべきである。本明細書で使用された表題は、編成目的のみのためであり、明細書の範囲または特許請求の範囲を限定するために使用されることを意図されない。本出願を通して使用されるように、単語「may」は、義務的な意味(すなわち、しなければならない、という意味)よりも、許可的な意味(すなわち、可能性を有する、という意味)で使用される。同様に、単語「include」、「including」、及び「includes」は、含むが制限されないことを意味する。
データ・センタのためのモジュラ型システムのさまざまな実施形態を開示する。1つの実施形態により、データ・センタは、それ自体がフロア要素及び内部空間を有する筐体、この筐体の内部空間内に位置決めされたデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを含む。このデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、少なくとも2列のサーバ・ラックに吸気を誘導し、これらの少なくとも2列のサーバ・ラックから離れて、筐体の内部空間のうちの少なくとも1部内に排気を誘導することが可能である。データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、コールド・アイル空間、2つ以上の自立排気プレナム構造、及びプレナム・モジュールを含む。コールド・アイル空間は、長軸、及び少なくとも2列の別個のラック・コンピューティング・システムを有する。各列のラック・コンピューティング・システムは、コールド・アイルの長軸の対向側部上に位置決めされ、各ラック・コンピューティング・システムは、コールド・アイル空間の長軸に面する前側部上に吸気を収容し、この前側部に対向してコールド・アイル空間の長軸から離れて面する後側部上に排気を放出することが可能である。各自立排気プレナム構造は、長軸に関して実質的に平行に各々延伸する、コールド・アイル空間の対向側部上の別個の列のラック・コンピューティング・システムの後側部に隣接するフロア要素上に装着される。各自立排気プレナム構造は、フレーム構造、内部排気プレナム、少なくとも1セットの壁要素、及び少なくとも1つの支持アーム構造を含む。フレーム構造は、耐荷重フレーム部材を含み、自立排気プレナム構造の構造上の外形及び構造上の支持を確立することが可能である。内部排気プレナムは、少なくとも1セットの壁要素及び結合された耐荷重フレーム部材に少なくとも部分的に接して、内部排気プレナムは、このセットのラック・コンピュータ・システムの後側部からの排気を収容してこの排気を筐体の排気プレナム内に誘導するように構成される。この1セットの壁要素は、フレーム部材に結合され、コールド・アイル空間に面する自立排気プレナム構造のアイルが面する側部の少なくとも1部を実質的に包含する。この1セットの壁要素は、内部排気プレナム内の気流をコールド・アイル空間から、隣接する列のラック・コンピュータ・システムの後側部から放出された排気へ制限することが可能である。支持アーム構造は、自立排気プレナム構造のアイルが面する側部から延伸する。プレナム・モジュールは、少なくとも2つの自立排気プレナム構造間のコールド・アイル空間にまたがり、各自立排気プレナム構造の支持アーム構造の上面上に載り、プレナム・モジュール上に冷却空気プレナムの下部境界、及びプレナム・モジュール下で少なくとも2つの自立フレーム構造間にコールド・アイル空間の上部境界を確立する。プレナム・モジュールは、冷却空気プレナム及びコールド・アイル空間を実質的に密封する構造要素、ならびに冷却空気プレナム及びコールド・アイル空間の間の構造要素を介して延伸し、吸気として少なくとも2列のラック・コンピューティング・システムへ供給されるコールド・アイル空間内へ冷却空気プレナムを介して循環する冷却空気の少なくとも1部を誘導する吸気供給ベントを含む。
1つの実施形態により、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、筐体及びプレナム・モジュールの対向側端部を包含する少なくとも2つの自立排気プレナム構造を含む。各自立排気プレナム構造は、壁要素により少なくとも部分的に包含された内部排気プレナムを含む。内部排気プレナムは、筐体からの排気を収容し、この収容された排気を自立排気プレナム構造の頂端部上の排気口を介して誘導することが可能である。プレナム・モジュールは、自立排気プレナム構造間の筐体の頂端部にまたがり、各排気プレナム構造の少なくとも1つの支持構造上に載り、筐体上に、及び筐体から分離して、自立排気プレナム構造間に冷却空気プレナムの底端部を確立する。プレナム・モジュールは、冷却空気プレナムから筐体へ吸気を供給可能である吸気供給ベントを含む。
1つの実施形態により、方法は、フロア要素のうちの1部の対向端部に隣接して自立排気プレナム構造を装着すること、及びプレナム・モジュールの下面上に筐体の頂端部を確立してプレナム・モジュールの上面上に冷却空気プレナムの底端部を確立する別個の支持構造上にプレナム・モジュールを装着することを備える。各自立排気プレナム構造は、別個の内部空気プレナムを包含し、1部のフロア要素の長軸に関して実質的に平行に延伸し、筐体の側端部を確立する。各別個の支持構造は、自立排気プレナム構造のうちのそれぞれの1つの筐体が面する側部から筐体内へ延伸する。プレナム・モジュールは、少なくとも1つの吸気供給ベントを含み、少なくとも1つの吸気供給ベントを介して冷却空気プレナムから筐体内へ吸気を誘導することが可能である。各自立排気プレナム構造は、筐体から内部空気プレナム内へ排気を収容し、排気供給ベントを介して、内部空気プレナムから外へ及び外部環境内へこの排気を誘導することが可能である。
本明細書で使用されるように、「エア・ハンドリング・モジュール」は、モジュール外側の1つ以上のシステムまたはコンポーネントへ空気を供給するモジュールを意味する。
本明細書で使用されるように、「アイル」は、1つ以上のラックに隣接する空間を意味する。
本明細書で使用されるように、「周囲」は、システムまたはデータ・センタの位置での外気の状態を指す。周囲温度は、たとえば、エア・ハンドリング・システムの吸気フードで、またはこれの付近で取り込まれることができる。
本明細書で使用されるように、「コンピューティング」は、計算、データ・ストレージ、データ取得、または通信のような、コンピュータにより実行されることが可能な任意の動作を有する。
本明細書で使用されるように、「コンピュータ・ルーム」は、ラックマウント型サーバのようなコンピュータ・システムが動作するビルディング・ルームを意味する。
本明細書で使用されるように、「コンピュータ・システム」は、さまざまなコンピュータ・システムまたはそれらのコンポーネントのうちのいずれかを含む。コンピュータ・システムの1つの実施例は、ラックマウント型サーバである。本明細書で使用されるように、用語コンピュータは、コンピュータと当該技術分野で言われるこれらの集積回路のみに限定されないが、プロセッサ、サーバ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路、及び他のプログラム可能な回路を広範囲に指し、これらの用語は、本明細書で交換可能に使用される。さまざまな実施形態において、メモリは、限定されないが、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)のような、コンピュータ可読媒体を含むことができる。あるいはまた、読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)、及び/またはデジタル多目的ディスク(DVD)のような、コンパクト・ディスクを使用することができる。また、追加の入力チャネルは、マウス及びキーボードのようなオペレータ・インタフェースと関連したコンピュータ周辺機器を含むことができる。あるいはまた、たとえば、スキャナを含むことができる他のコンピュータ周辺機器を使用することができる。さらに、いくつかの実施形態において、追加の出力チャネルは、オペレータ・インタフェース・モニタ及び/またはプリンタを含むことができる。
本明細書で使用されるように、「データ・センタ」は、コンピュータ操作を実行する任意の施設または施設の部分を含む。データ・センタは、特定の機能(たとえば、電子商取引のトランザクション、データベース管理)に専用のまたは複数の機能を提供するサーバ及び他のシステム及びコンポーネントを含むことができる。コンピュータ操作の実施例は、情報処理、通信、シミュレーション、及び動作制御を有する。
本明細書で使用されるように、「機械的冷却」は、蒸気圧縮冷凍システム内で発生するような、少なくとも1つの流体上で機械的作業を行うことを伴うプロセスによる空気の冷却を意味する。
本明細書で使用されるように、「気化冷却」は、液体の気化による空気の冷却を意味する。
本明細書で使用されるように、「直接気化冷却」は、冷却される空気のストリーム内へ直接に液体の気化による空気の冷却を意味する。
本明細書で使用されるように、「断熱システム」は、液体の気化により冷却するシステムを意味する。
本明細書で使用されるように、「フリー・クーリング」は、エア・ハンドリング・システムが外部源(施設外側の空気のような)から少なくとも部分的に空気及び/またはコンピュータ・ルームからの戻りを吸い込み、エア・ハンドリング・サブシステム内で能動的に冷却せずにこの空気を電子機器へ吹き出す(たとえば、エア・ハンドリング・サブシステム内のチラー・コイルを介する流体流が流量制御弁を閉じることで遮断される)。
本明細書で使用されるように、「煙突効果」または「スタック効果」は、通路の端部間の空気密度差により誘導される通路を介する空気の流れを指す。このような差は、通路の端部間の温度差、周囲圧力差、湿度差、及び同様のものを有する、1つ以上のさまざまな要因により誘導されることができる。たとえば、暖かい筐体を含むビルディングは、より冷たい周囲環境に囲まれ、煙突効果は、この環境からのより高密度のさらに冷たい空気により置換されていながら、通路を通過する筐体のより低密度のさらに暖かい空気とこの環境間の空気密度差により誘導される筐体及び環境間の通路(たとえば、煙突)を通して誘導された気流を指すことができる。
本明細書で使用されるように、「ルーム」は、構造のルームまたは空間を意味する。「コンピュータ・ルーム」は、ラックマウント型サーバのようなコンピュータ・システムが動作するルームを意味する。
本明細書で使用されるように、「ダンパ」は、ダクト、コンジット、または他の通路を介する流体の流れを制御する(たとえば、増加させる、または減少させる)ように移動することが可能である任意のデバイスまたはコンポーネントを含む。ダンパの実施例は、プレート、ブレード、パネル、またはディスク、または任意のそれらの組み合わせを含む。ダンパは、複数の要素を含むことができる。たとえば、ダンパは、ダクトを閉鎖するように同時に回転することが可能である互いに平行関係で一連のプレートを含むことができる。本明細書で使用されるように、ダンパを「調整する」ことは、ダンパの1つ以上の要素を配置し、またはこれらを残し、開口する、閉鎖する、または部分的に開口するような、ダンパを介して所望の流動特性を達成することを意味する。たとえば、18個の受動的な冷却システムを有するシステムにおいて、排気ダンパを調整することは、受動的な冷却システムのうちの8個において少なくともいくつかの選択された排気ダンパを開口すること、及び残り10個の受動的な冷却システムにおいて少なくともいくつかの排気ダンパを閉鎖し続けることを備えることができる。
本明細書で使用されるように、「空間」は、空間、領域または容量を意味する。
本明細書で使用されるように、「モジュール」は、コンポーネント、または互いに物理的に結合されたコンポーネントの組み合わせである。モジュールは、フレーム、ハウジング、構造、コンテナなどのような、構造要素と同様に、コンピュータ・システム、ラック、送風機、ダクト、配電ユニット、消火システム、及び制御システムのような、機能的な要素及びシステムを含むことができる。いくつかの実施形態において、モジュールは、データ・センタから現地外の場所で事前に製造される。
図1は、いくつかの実施形態によりエア・ハンドリング・システム及び1つ以上のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを含むデータ・センタ100を説明する概略図である。平面150及び160は、図2A〜Bを参照して以下でさらに説明及び記述される、データ・センタ100内に含まれたさまざまな要素の断面図を表す。
いくつかの実施形態において、データ・センタは、コンピューティング・システム、及びコンピューティング・システムからの廃熱エネルギーを除去する1つ以上の冷却システムを有する1つ以上のコンピュータ・ルームを含む。たとえば、図示された実施形態において、データ・センタ100は、また置換可能に以下で「内部空間」とする、内部筐体空間106を囲むルーム102、及びフロア要素104を含む。データ・センタ100は、いくつかの実施形態において、さまざまな発熱コンポーネントからの排気を収容すること、及び周囲環境を有する、少なくとも1つの外部環境へこの排気を誘導することが可能である排気プレナム108を含むことができる。
データ・センタ100は、エア・ハンドリング・システム110を含む。エア・ハンドリング・システム110は、1つ以上の排気口コンジット116を介して内部筐体空間106の1つ以上の部分へ空気を供給する。いくつかの実施形態において、エア・ハンドリング・システム110は、1つ以上のコンジット116を介して冷却空気として空気を供給する1つ以上の空気移動デバイスを含む。エア・ハンドリング・システムは、冷却空気として供給された空気の少なくともいくらかを冷却する、1つ以上の機械的な冷却システム、気化冷却システムなどを含む、1つ以上の空気冷却システムを含むことができる。いくつかの実施形態において、エア・ハンドリング・システムは、吸気口コンジット112を介して周囲環境から収容された周囲空気を介して冷却空気の少なくともいくらかを供給する。エア・ハンドリング・システム110内へ吸気口コンジットを介して収容された空気は、冷却空気の少なくとも1部として冷却及び供給されることができる。いくつかの実施形態において、周囲環境から収容された周囲空気は、周囲空気の冷却から独立したコンジット116へ誘導される。
いくつかの実施形態において、エア・ハンドリング・システム110は、再循環された空気として排気プレナム108の少なくとも1部を介して循環している排気の少なくとも1部を収容する。再循環された空気は、1つ以上のコンジット114を介してプレナム108からエア・ハンドリング・システム110に誘導されることが可能である。再循環された空気は、コンジット112を介して収容された周囲空気を含むことが可能である、少なくともいくつかの冷却された空気とエア・ハンドリング・システム110で混合され、1つ以上の排気口コンジット116を介して冷却空気として供給される混合された空気を提供することができる。周囲空気、再循環された排気及び混合された空気内に含まれた少なくともいくらかの空気の冷却の混合比のうちの1つ以上は、コンジット116を介して供給された冷却空気の1つ以上の目標特性に少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、コンジット116を介して供給された冷却空気内でコンジット112を介して収容された周囲空気と混合されるコンジット114を通る排気の流量は、1つ以上のダンパ、空気移動デバイスなどの調整可能な制御を介して制御され、1つ以上の所定の値の範囲内の、温度、湿球温度、相対湿度などを有する、冷却空気の1つ以上の特性を維持することができる。
データ・センタ100は、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120を含む。データ・センタ列インフスラトラクチャ・モジュールは、データ・センタの1つ以上のコンピュータ・システムを1以上の列123のラック124の内に挿入する筐体空間122を少なくとも部分的に囲む。筐体空間122は、吸気を循環して、筐体空間122内の別個の列123のラック124内のコンピュータ・システムへ供給し、ラック124内のコンピュータ・システムの1つ以上の発熱コンポーネントからの熱を除去する、「コールド・アイル」空間を含むことが可能である。
いくつかの実施形態において、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120は、データ・センタ100の内部筐体空間106内に挿入され、筐体空間122の少なくとも1部を確立してこれに接する、複数の別個のモジュラ型要素、及びそれらの内に設置されたラック124内に挿入されたコンピュータ・システムを備える。モジュラ型要素は、自立排気プレナム構造モジュール(以下でまた「自立排気プレナム構造」と置換可能にとする)、プレナム・モジュール、電気モジュール、及びエア・ハンドリング・モジュールを含むことができる。各モジュールまたはモジュールの部分は、セミトレーラ上のように、別個に運搬されることができる。いくつかの実施形態において、モジュール、またはモジュールの部分は、工場のような一方の場所で事前に製造され、他方の場所でデータ・センタの現地へ運搬される。特定の実施形態において、しかしながら、すべてのまたはいくつかの部分のモジュールは、データ・センタ100の現地で組み立てられることができる。たとえば、1つ以上の自立排気プレナム構造130及びプレナム・モジュール140は、内部筐体空間106内に挿入されることができ、ラック124は、モジュール130、140が少なくとも部分的に接する筐体空間122内に挿入されることができる。空気移動デバイス、空気冷却システムなどを含む冷却システムは、1つ以上のモジュール内に含まれることができる、エア・ハンドリング・システム110内に挿入されることができる。いくつかの実施形態において、モジュールは、現地へのモジュールの出荷前に事前に保証される。
データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120は、いくつかの実施形態において、1以上の列123のラック124内へコンピュータ・システムのラック124を挿入できる筐体空間122に少なくとも部分的に接することが可能であり、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の1つ以上の要素は、筐体空間122内へ吸気を循環して、筐体空間122内に挿入された1つ以上のコンピュータ・システムを含む1つ以上のデバイスの1つ以上の発熱コンポーネントから熱を除去することが可能である。データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の1つ以上の要素は、筐体空間122から、以下で「排気」とされる空気のような、発熱コンポーネントのうちの少なくとも1つからの熱を除去している空気を除去することが可能である。結果として、廃熱は、筐体空間122内に設置されたコンピュータ・システムから除去されることが可能である。
データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120は、自立排気プレナム構造130を含む。自立排気プレナム構造130は、この構造130の内部筐体を確立する1つ以上のフレーム部材を含むことが可能であり、1つ以上の壁要素は、この構造の内部空間を少なくとも部分的に囲み、内部排気プレナム132を確立することが可能である。図示された実施形態において示されるように、自立排気プレナム構造130は、筐体空間122の1つ以上の側部上の内部空間106内に位置決めされ、筐体空間の1つ以上の側端部を確立することが可能である。いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130は、筐体空間122の側部に隣接して装着されることが可能であるため、筐体空間122内のコンピュータ・システムの1つ以上のラック124の後端部は、自立排気プレナム構造130の表面に当接する。ラック124の後端部に当接する自立排気プレナム構造130の表面は、コンピュータ・システムのラック124からの排気を内部排気プレナム132内に収容することが可能である、間隙170を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、間隙の1つ以上の部分は、取り外し可能なパネル(図1で図示せず)により囲まれ、内部排気プレナム132内への排気の気流を少なくとも部分的に抑制することが可能である。プレナム132内に収容された排気は、自立排気プレナム構造130の1つ以上の側部上に1つ以上の排気ベント134を介してデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120から外へ誘導されることが可能である。
図示された実施形態を有する、いくつかの実施形態において、排気ベント134は、壁要素が包含しない自立排気プレナム構造130の頂端部を含み、この頂端部は、少なくとも内部空間106、プレナム108などへ開口する。プレナム132内の排気は、煙突効果勾配、圧力勾配、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のものを有する、プレナム132及び少なくとも内部空間106間の1つ以上の勾配を介してベント134から外へ誘導されることが可能である。いくつかの実施形態において、そこでデータ・センタ100は、内部空間排気プレナム108を含み、排気は、プレナム132及びプレナム108間の1つ以上の勾配を介してプレナム132から排気プレナム108内へ誘導されることが可能である。モジュール120から外へ及び排気プレナム108内へ誘導された排気は、ルーム102から外へ誘導される、再循環コンジット114を介してエア・ハンドリング・システム110へ再循環され少なくとも部分的に戻る、いくつかのそれらの組み合わせをする、または同様のものをすることが可能である。
データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120は、筐体空間122の頂端部、及び筐体空間122から分離する冷却空気プレナム144の少なくとも1部を確立するように挿入される1つ以上のプレナム・モジュール140を含む。プレナム・モジュール140は、いくつかの実施形態において、筐体空間122の対向側部上に別個の自立排気プレナム構造130自体が装着される、別個の自立排気プレナム構造130の別個の支持要素上に装着される1つ以上の要素を備え、そこでプレナム・モジュール140は、対向する自立排気プレナム構造130間の空間の少なくとも1部にまたがり、筐体空間122の少なくとも1つの頂端部、及び冷却空気プレナム144の底端部を確立する。いくつかの実施形態において、プレナム・モジュール140は、対向する自立排気プレナム構造130の支持アーム構造上に装着され、そこで支持アーム構造は、プレナム・モジュールへ構造上の支持を提供する。
いくつかの実施形態において、冷却空気プレナム144は、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120のさまざまなモジュラ型要素に少なくとも部分的に基づき確立される。示されるように、冷却空気プレナム144のいくつかの実施形態は、1つ以上の自立排気プレナム構造130及びプレナム・モジュール140の少なくとも部分に基づき確立される。冷却空気プレナム144の側端部は、筐体空間122の対向側部上に装着された自立排気プレナム構造130の表面に少なくとも部分的に基づき確立されることができ、冷却空気プレナム144の底端部は、プレナム・モジュール140の要素の上面を含むことが可能である、プレナム・モジュール140の1つ以上の表面に少なくとも部分的に基づき確立されることができ、そこでプレナム・モジュール要素の下面は、筐体空間122の頂端部を確立し、プレナム・モジュール要素は、ベント142を含む。
いくつかの実施形態において、列インフラストラクチャ・モジュール120は、自立排気プレナム構造130上に装着されることが可能な1つ以上のプレナム・ダクト146を含み、これらの構造130自体は、筐体空間122の対向側部上に装着され、プレナム・ダクト146の下面を介して冷却空気プレナム144の頂端部を確立する。プレナム・ダクト146は、別個の自立排気プレナム構造130の支持要素上に装着されることが可能であり、そこで支持要素は、プレナム・ダクト146へ構造上の支持を提供し、自立排気プレナム構造の少なくとも1部を介してプレナム・ダクトの構造上の負荷を伝達する。プレナム・ダクトは、いくつかの実施形態において、冷却空気プレナム144の頂部及び側部を囲むように装着される。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130のうちの1つ以上は、1つ以上の支持アーム構造を含む1つ以上の支持要素を含む。支持アーム構造は、自立排気プレナム構造の1つ以上のフレーム部材に結合されることができる。いくつかの実施形態において、支持アーム構造は、支持アーム構造上に装着された1つ以上の要素を構造上支持することが可能である。たとえば、支持アーム構造は、自立排気プレナム構造の少なくとも1部を介して支持アーム構造上に装着された要素の構造上の負荷を伝達することが可能である。いくつかの実施形態において、支持アーム構造は、自立排気プレナム構造の表面から離れて延伸する。たとえば、そこで1つ以上の自立排気プレナム構造130は、筐体空間122の対向側部上の内部空間106のフロア要素104上に装着され、自立排気プレナム構造130の1つ以上は、筐体空間122に面する自立排気プレナム構造130の表面から離れて、筐体空間122の少なくとも1部内に延伸する少なくとも1つの支持アーム構造を含むことが可能である。
プレナム・モジュール140は、吸気として筐体空間122内へ冷却空気プレナム144の少なくとも1部を介して循環する冷却空気を誘導する1つ以上のベント142を含むため、筐体空間122内のラック124中のコンピュータ・システムへ空気を供給し、コンピュータ・システムから廃熱を除去する。いくつかの実施形態において、プレナム・モジュール140は、筐体空間122の対向側部上に各々の少なくとも2つの自立排気プレナム構造130の別個の支持アーム構造上に装着されるため、プレナム140は、支持アーム構造上に載り、支持アーム構造を介して自立排気プレナム構造130へ構造上の負荷を伝達する。
いくつかの実施形態において、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120内に含まれたモジュラ型要素のうちの1つ以上は、棚システムのために利用されることが可能であるコンポーネントからなる。たとえば、自立排気プレナム構造130のフレーム部材は、自立パレット棚構造からなることが可能である。パレットを格納して積み重ねるために利用されるような、自立パレット棚ラックは、この構造の内部を通して複数の横方向ブレース部材を含み、棚を提供し、パレットを支持することができる。自立排気プレナム構造130は、いくつかの実施形態において、複数の横方向ブレース部材を除去してこの構造の内部を広げて内部排気プレナムを含む自立パレット棚ラックを含み、1つ以上の壁要素は、この構造の1つ以上の表面に結合され、内部排気プレナムなどを少なくとも部分的に包含する。別の実施例において、自立排気プレナム構造の1つ以上の支持アーム構造は、ドライブスルー・パレット棚システムの支持アームを含むことができる。パレットを格納して積み重ねるために利用されるような、ドライブスルー・パレット棚システムは、自立構造を含まないことができ、フロア要素にボルトで固定されポスト間の空間内へ延伸する1つ以上の支持アーム構造を各々含む、複数の特に離隔した垂直ポストを含むことができ、そこでパレットは、これらの空間内へ移動すること、及び複数のポストから共通空間内へ延伸する複数の支持アーム構造上に載るように持ち上げられることが可能である。ドライブスルー・パレット棚システムにおいて、パレットは、フォークリフト車により移動させられ持ち上げられることができる。自立排気プレナム構造130は、いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造のフレーム部材に結合されるドライブスルー・パレット棚システムの1つ以上の支持アーム構造を含む。いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130の少なくとも1部は、フレーム部材及び支持アーム構造を含む、別個の棚システムの選択された要素の結合を介して組み立てられることが可能である。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130、プレナム・モジュール140、プレナム・ダクト146などのうちの1つ以上は、内部空間106内に挿入され、以下でまた「接した筐体」とされる、筐体空間122の少なくとも1部に接するデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを迅速に確立することが可能であるため、モジュラ型要素は、接した筐体122内に設置された、ラック・コンピュータ・システムを含む、発熱コンポーネント用の接した筐体122を介して空気循環を提供する。データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120は、自立排気プレナム構造130、プレナム・モジュール140などの、それぞれ追加及び除去を介してサイズが増大及び減少し、組み立てられたデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120を介して空気循環を提供する、接した筐体122を長くするまたは短くすることが可能である。
いくつかの実施形態において、接した筐体122は、接した筐体122の1つ以上の側部沿いに延伸する1つ以上の自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に関して実質的に平行に延伸する1以上の列123のラック124を含む。そこで自立排気プレナム構造130は、筐体空間122の対向側部上に装着され、1列以上のラック124は、筐体空間122内に装着され、筐体空間に面する自立排気プレナム構造の1つ以上の表面沿いに延伸することができる。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130は、筐体空間122の対向側部上に装着され、筐体空間の軸に関して実質的に平行に延伸する。この軸は、空間122の長軸、空間122の短軸などを含むことが可能である。列は、自立排気プレナム構造に関して実質的に平行に、及びこの構造が平行にまた延伸している軸に関して実質的に平行に筐体空間122内に挿入されることができる。図示された実施形態において、たとえば、筐体空間122は、長軸を含み、自立構造130は、空間122の長軸に関して実質的に平行に筐体空間122の対向側部沿いに延伸している。さらに、空間122は、別個の2列123のラック124を含み、そこで各列123のラック124は、ルームの長軸に関して実質的に平行に延伸し、各列のラックは、筐体空間122の所与の側部上の1セット以上の自立排気プレナム構造130の表面に対して所与の列内でラックの後端部に当接するように挿入される。結果として、筐体空間122(「接した筐体」)は、対向して面するセットの自立排気プレナム構造130により空間122の長軸に実質的に平行である側端部上に接し、空間122は、対向して面する2列123のラック124を含み、そこで各列123のラック124の前端部は、長軸及び対向する列123のラック124の方向へ空間122内に面し、所与の列のラックの後端部は、空間122内に面する自立排気プレナム構造130の隣接するセットの表面に当接する。
データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120内で展開された、自立排気プレナム構造130、プレナム・モジュール140などを含む、複数のモジュラ型要素の数は、データ・センタ100の要求に基づき選択されることができる。たとえば、施設A内のデータ・センタが38個のサーバ・ラックを必要とする場合に、施設Aは、8個の自立排気プレナム構造130及び4個のプレナム・モジュール140を提供することができ、これら8個の自立排気プレナム構造は、空間122の対向側部上に挿入されることが可能であり、プレナム・モジュール140は、対向する自立排気プレナム構造130間にまたがるように装着され、施設A内に38個のサーバ・ラックを収容するために十分なサイズ及び空気循環能力である接した筐体122を確立することが可能である。加えて、時間とともに、モジュラ型要素は、この施設で必要なコンピューティング容量が増加する場合にデータ・センタでデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120へ追加されることが可能であり、モジュールは、施設で必要なコンピューティング容量が減少する場合に、データ・センタでデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120から除去され、移動させられることが可能である。
図2A〜Bは、いくつかの実施形態により1つ以上のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの断面図を説明する概略図である。
図2Aは、図1で示されるように、筐体空間122を介してデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の断面を有するデータ・センタ100の断面図150を説明する。図示された断面図は、列インフラストラクチャ・モジュール120の筐体空間122及び冷却空気プレナム144内に含まれた要素、筐体空間内に挿入された1以上の列123のラック124、ならびにラック124内に装着されたコンピュータ・システムへ吸気を供給する筐体空間122への空気の誘導を説明する。
図1を参照して上記で説明されるように、データ・センタ100は、エア・ハンドリング・システム110の排気口から延伸する1つ以上の排気口コンジット116を介してデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の冷却空気プレナム144へ空気を誘導することが可能である、システム110として図2Aで図示された、エア・ハンドリング・システムを含むことが可能である。エア・ハンドリング・システム110は、コンジット116を介して空気を供給する空気移動デバイスを含むことができる。いくつかの実施形態において、エア・ハンドリング・システム110は、別個のソースからの空気を含む空気を供給する。たとえば、エア・ハンドリング・システム110は、1つ以上の供給ベント202を介して、周囲環境を含む、外部環境からの空気を収容することができる。少なくともいくらかの収容された空気は、機械的な冷却システム、気化冷却システム、断熱冷却システム、フリークーリング・システム、いくつかのそれらの組み合わせ、または同様のものを含む、エア・ハンドリング・システム100内に含まれることができる1つ以上のさまざまな空気冷却システムの操作を介して冷却されることができる。
いくつかの実施形態において、少なくともいくらかの排気は、エア・ハンドリング・システム110に収容され、他のソースからの空気と混合され、1つ以上のコンジット116を介して列インフラストラクチャ・モジュール120へ提供される混合された空気を供給することが可能である。たとえば、内部空間排気プレナム108内の少なくともいくらかの排気循環は、1つ以上のベント204、再循環コンジットなどを介して、エア・ハンドリング・システム110へ誘導されることができる。
周囲空気、再循環された排気、及び混合された空気内に含まれた少なくともいくらかの空気の冷却の混合比のうちの1つ以上は、コンジット116を介して供給された冷却空気の1つ以上の目標特性に少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、コンジット116を介して供給された冷却空気内へ少なくともベント202を介して収容された周囲空気と混合されるコンジット114を介する排気の流量は、1つ以上のダンパ、空気移動デバイスなどの調整可能な制御を介して制御され、1つ以上の所定の値の範囲内で、温度、湿球温度、相対湿度などを含む、冷却空気の1つ以上の特性を維持することができる。
図2Aで示されるように、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの冷却空気プレナム144内へ収容された冷却空気210は、プレナム144の少なくとも1部を介して誘導される。示されるように、プレナム144は、1つ以上のプレナム・モジュール140に少なくとも部分的に基づき確立されることが可能である。図示された実施形態において、たとえば、モジュール120は、プレナム144の少なくとも側部及び底端部を各々確立する4個のプレナム・モジュール140を含む。各プレナム・モジュール140は、接した筐体122の1部の頂端部を確立することに加えて、接した筐体122からプレナム144を分離させ、プレナム144のうちの1部の少なくとも1つの底端部を確立する底部141を含む。いくつかの実施形態において、モジュール120内のプレナム・モジュール140のうちの1つ以上は、コンジット116の排気口から接した筐体122の少なくとも1部内へプレナム144を介して誘導されている冷却空気210の少なくとも1部を誘導することが可能である1つ以上のベント142を含む。接した筐体122内へ誘導された空気は、以下で「吸気」とする。示されるように、プレナム144を通過する冷却空気の部分は、それぞれのベント142により、吸気214としてプレナム144から外へ及び接した筐体122内へ誘導されることが可能である。この吸気214は、ベント142にわたりプレナム144から少なくとも接した筐体122への圧力勾配、空気密度勾配、いくつかのそれらの組み合わせ、または同様のもののうちの1つ以上を介して筐体内へ誘導されることができる。いくつかの実施形態において、1つ以上のベント142は、プレナム144から接した筐体122内へ空気を供給するように動作する空気移動デバイスを含む。
いくつかの実施形態において、及び図示された実施形態において示されるように、1つ以上のプレナム・モジュール140は、1つ以上の支持アーム構造212上に装着されることができる。これらの支持アーム構造は、1つ以上の自立排気プレナム構造130内に含まれることができる。図示された実施形態において、各自立排気プレナム構造130は、接した筐体122に面する構造130の表面から延伸する2つの支持アーム構造212を含み、各プレナム・モジュール140は、所与の自立排気プレナム構造の少なくとも2つの支持アーム構造212上に装着されるため、プレナム・モジュールは、支持アーム構造212の上面上に少なくとも部分的に載り、それが載る支持アーム構造212を介して自立排気プレナム構造130へその構造上の負荷の少なくとも1部を伝達する。
示されるように、吸気214は、ベント142を介してプレナム144から筐体空間122内へ降下することができる。筐体空間は、1列以上の列123のラック124を含み、図示された列123のラックの後端部は、空間122内に面する図示された自立排気プレナム構造130の表面に当接する。吸気214は、1つ以上のラック124内に挿入されたコンピュータ・システム(図示せず)内に収容されることができる。筐体空間122内に面する自立排気プレナム構造130の表面は、1つ以上の内部排気プレナムを含む、自立排気プレナム構造130の1つ以上の内部を実質的に囲む1つ以上の壁要素220を含み、これらの内部を筐体空間122から仕切り、筐体空間130内に面する構造130の表面を介して自立排気プレナム構造130の内部から筐体空間130内へ直接に空気が移動することを妨げる。たとえば、自立排気プレナム構造130の内側部内の排気プレナムは、筐体空間の空気圧より高い空気圧であることができ、壁要素200は、排気が筐体空間122内へ入り直接戻ることを妨げることができる。いくつかの実施形態において、ラック124の後端部は、筐体空間122内に面する自立排気プレナム構造130の表面に当接し、ラック124のうちの1つ以上の後端部は、筐体空間122内に面する自立排気プレナム構造130の表面内の1つ以上の間隙230に当接することができるため、ラック124の後端部を介して、ラック内に挿入されたコンピュータ・システムから放出された排気は、自立排気プレナム構造のうちの1つ以上の内側部内へ入ることが可能である。1つ以上のガスケット・コンポーネントを含む密封要素は、ラック124及び壁要素220間の境界面に装着され、筐体空間122内への排気の漏れを少なくとも部分的に軽減することができる。
図2Bは、図1で示されるように、筐体空間122の1つの側部上に装着された少なくとも1セットの自立排気プレナム構造130の排気プレナム132を介してデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の断面を有するデータ・センタ100の断面図160を説明する。図示された断面図は、列インフラストラクチャ・モジュール120の自立排気プレナム構造130内に含まれた少なくともいくつかの要素、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール120の外部の内部空間106内に含まれた内部排気プレナム108、ならびにプレナム132を介して、モジュール120から外へ、及びデータ・センタ100の排気プレナム108の少なくとも1部を介する排気の流れを説明する。
図2Bで示されるように、排気240は、1つ以上の自立排気プレナム構造130の内部排気プレナム132内へ収容されることが可能である。排気は、上記で考察されるように、ラック124のうちの1つ以上の後端部に面する壁要素220内の1つ以上の間隙230を介してプレナム132内へ収容されることが可能である。プレナム132内に収容された排気240は、自立排気プレナム構造の包含されない頂端部を、図2Bで示されるように、含むことが可能である、自立排気プレナム構造の1つ以上の排気ベントを介して、自立排気プレナム構造130から外へ、及び列インフラストラクチャ・モジュール120から外へ誘導されることができる。いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造の排気ベントは、構造130のプレナム132から排気を除去するように動作する1つ以上の空気移動デバイスを含むことが可能である。
自立排気プレナム構造130は、この構造130の内部筐体を確立する1つ以上のフレーム部材232、234を含むことが可能であり、1つ以上の壁要素220、236は、構造130の内部空間を少なくとも部分的に囲み、内部排気プレナム132を確立することが可能である。1つ以上のフレーム部材232、234は、内部空間を集合的に包含する自立フレームを確立し、自立排気プレナム構造130の外形を画定するように結合されることが可能である。そこでフレームは、複数のフレーム部材を含み、これらの部材は、ボルト締め、溶接、リベット打ちなどを有する、1つ以上の既知の結合方法を介して共に結合されることができる。1つ以上のフレーム部材は、この構造を介して垂直に延伸するポスト部材232を含むことができ、フロア要素へこの構造の構造上の負荷の少なくともいくらかを伝達することが可能である。1つ以上のフレーム部材は、この構造へ少なくともいくつかの横方向の構造上の支持を提供するブレース部材234を含むことができる。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造130は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面の1部上に1つ以上のフレーム部材232、234に結合された1つ以上の壁要素220、236を含む。たとえば、壁要素220、236は、自立排気プレナム構造130の表面の限定された1部を被覆することができるため、間隙230は残り、これを通して排気240を1つ以上の廃熱源から自立排気プレナム構造130の内部排気プレナム132内へ収容することができる。別の間隙は、自立排気プレナム構造の表面の上部に結合された壁要素236内に存在することができるため、自立排気プレナム構造の内部排気プレナムを介して循環する少なくともいくらかの排気は、この間隙内に装着された1つ以上のベントを介して別の外部プレナムへ再誘導されることが可能である。いくつかの実施形態において、複数のタイプの壁要素は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に結合されることができる。たとえば、断熱材料を含む1つ以上の壁要素236は、自立排気プレナム構造の表面の上部に結合されることができるため、壁要素は、内部排気プレナムを介して循環する排気から自立排気プレナム構造の外部の1つ以上の空気プレナム144への伝熱を軽減し、断熱材料が実質的にない1つ以上の壁要素220は、筐体空間122に面する自立排気プレナム構造の同じ表面の下部に結合されることができる。
いくつかの実施形態において、排気240は、1つ以上の自立排気プレナム構造130のプレナム132から外へ誘導され、列インフラストラクチャ・モジュール120を出ることが可能である。モジュールを出る排気は、データ・センタ108の排気プレナム108内に入ることができる。いくつかの実施形態において、プレナム108は、データ・センタの内部空間106の上部を含む。いくつかの実施形態において、プレナム108は、内部106をプレナム108から分離させる天井要素109により下端部上に接する別個の筐体である。排気240は、プレナム108内への排気の流量を調整するように制御されることが可能である1つ以上の調整可能なダンパを含むことができる、1つ以上のベント242を介して天井要素109を通りプレナム内に入ることができる。
いくつかの実施形態において、プレナム108は、1つ以上のベント206を介して、周囲環境を有する、プレナム108から外へ、及び外部環境へ少なくともいくらかの排気を移動させることが可能である、1つ以上の空気移動デバイスを含むことが可能である、エア・ハンドリング・システム208を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、プレナム108内の少なくともいくらかの排気270は、1つ以上のエア・ハンドリング・システム110へ、1つ以上のベント204、再循環コンジット114などを介して、再循環され、周囲空気、冷却空気などを含む他の空気と混合され、冷却空気として1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュール120に供給されて戻ることが可能である。
図3は、いくつかの実施形態によるデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1部の断面図である。データ・センタ300は、内部筐体空間302、フロア要素306、及び内部筐体空間排気プレナム304を含む内部筐体空間302の上部を備える筐体を含む。排気プレナム304は、内部筐体空間302内に装着された、さまざまなコンポーネント、モジュールなどから放出された排気390を収容することが可能である。
データ・センタ300は、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301を含む。データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301は、少なくとも1部のフロア要素306上の内部筐体空間302内に装着される。
以下でまた「モジュール301」とする、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301は、少なくとも図示された構造310及びモジュール330を含む、モジュール301のさまざまなモジュラ型要素に少なくとも部分的に接する筐体空間312を含む。筐体空間312は、以下で「接した筐体312」とし得る。接した筐体312は、いくつかの実施形態において、コンピュータ・システム(図示せず)を挿入するラック314を含む1つ以上の発熱コンポーネントを含み、そこでコンピュータ・システムは、1つ以上の発熱コンポーネントを含む。コンピュータ・システムは、それらの内で発熱コンポーネントからの熱を除去するために冷却空気を必要とするため、コンピュータ・システムから熱を除去し、過熱から繊細なコンポーネントへの悪影響のリスクを軽減することができる。コンピュータ・システムは、配電インフラストラクチャ、通信インフラストラクチャなどを含む、通常の操作のためのさまざまなインフラストラクチャ要素を必要とする可能性がある。
いくつかの実施形態において、モジュール301は、接した筐体312へ空気を供給して、接した筐体312内に装着された1つ以上の発熱コンポーネントから熱を除去するように構成される。いくつかの実施形態において、このような熱除去用の空気を収容する接した筐体は、「コールド・アイル」、「コールド・アイル空間」などとされる。接した筐体は、ラック314を含むさまざまなコンポーネントを装着するフロア空間(たとえば、「アイル」)の長さを有することができる。ラック314は、接した筐体312のさまざまな部分内の1つ以上の列内に装着されることができる。示されるように、ラック314は、接した筐体312の対向側部上に装着されることができる。いくつかの実施形態において、ラック314は、接した筐体312内へそれぞれのラック314の前端部、及び接した筐体312から離れてそれぞれのラック314の後端部を位置決めするように装着される。いくつかの実施形態において、ラック314内に装着されたデバイスは、ラックの前端部を介する熱除去用の吸気342を収容し、ラックの後端部を介してデバイスの1つ以上の発熱コンポーネントから少なくともいくらかの熱を除去している排気を放出するように構成される。このようにして、吸気は、接した筐体312の内部からラック内へ収容されることが可能であり、排気は、接した筐体312から外へ放出されることが可能である。
いくつかの実施形態において、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301内で展開された、自立排気プレナム構造310、プレナム・モジュール330などを含む複数のモジュラ型要素の数は、データ・センタ300の要求に基づき選択されることができる。たとえば、施設A内のデータ・センタが38個のサーバ・ラックを必要とする場合に、施設Aは、8個の自立排気プレナム構造310及び4個のプレナム・モジュール330を提供することができ、8個の自立排気プレナム構造は、空間の対向側部上に挿入されることが可能であり、プレナム・モジュールは、対向する自立排気プレナム構造間にまたがるように装着され、施設A内に38個のサーバ・ラック314を収容するために十分なサイズ及び空気循環能力である接した筐体312を確立することが可能である。加えて、時間とともに、モジュラ型要素は、施設で必要なコンピューティング容量が増加する場合にデータ・センタ300でデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301に追加されることが可能であり、モジュールは、施設で必要なコンピューティング容量が減少する場合にデータ・センタ300でデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール301から除去され移動させられることが可能である。
いくつかの実施形態において、少なくともいくつかの接した筐体312は、モジュール301の1つ以上モジュラ型要素により確立される。たとえば、図示されるように、少なくとも2つの自立排気プレナム構造310は、フロア要素306上のデータ・センタ300の内部空間302内に装着され、自立排気プレナム構造310は、フロア306上に装着され、接した筐体の側端部を確立することが可能である。これらの構造310は、離隔した構成内に装着されることが可能であり、これらの構造は、フロア要素の空間303の対向側部上に装着される。図1を参照して上記で図示されるように、モジュール301は、空間303の対向側部沿いに各々延伸する少なくとも2セットの複数の構造310を有することができる。そこで複数の構造310は、空間303の各々の対向側部上で共に結合され、それぞれのセットの構造310を確立し、2セット以上の構造310は、空間303の特定の軸305に関して実質的に平行に延伸することができる。たとえば、そこで空間303は、フロア要素306の実質的に矩形部分を含み、図3の空間303の説明は、空間(図示せず)の垂直長さより短い空間の幅であり、空間の長さ沿いに延伸する軸305は、空間の長軸を有することができるため、空間の対向端部上に装着された構造310は、長軸305に関して実質的に平行に延伸し、空間303の側端部を確立する。いくつかの実施形態において、空間303の側端部を確立することは、接した筐体312の側端部を少なくとも部分的に確立することを備える。
いくつかの実施形態において、接した筐体312の頂端部は、プレナム・モジュール330により少なくとも部分的に確立される。示されるように、プレナム・モジュール330は、内部筐体空間302内に装着され、空間303の対向側部上に装着された別個の自立排気プレナム構造310の別個の支持アーム構造325の少なくとも1部上に載る。モジュール330は、パネル要素332、ベント333などを備えることができる。パネル要素332は、ベント333を越える表面間の気流を制限する下面及び上面を含むことができる。結果として、いくつかの実施形態において、プレナム・モジュール330は、空間303の対向側端部上にそれら自体を装着される別個の自立排気プレナム構造310に結合され、冷却空気プレナム340を含むことが可能である、接した筐体312の頂端部及び別の筐体の底端部を確立することが可能である。プレナム・モジュール330を自立排気プレナム構造310へ結合することは、構造310の1つ以上の支持アーム構造325上にプレナム・モジュール330を装着することを備えることが可能であり、そこでプレナム・モジュール300は、支持アーム構造の、上面を含む、1つ以上の表面上に載り、支持アーム構造325を介して少なくとも1部の構造310にプレナム・モジュール330の構造上の負荷の少なくとも1部を伝達することができる。
いくつかの実施形態において、モジュール301は、接した筐体312へ空気を誘導して吸気を接した筐体へ供給する、接した筐体312から空気を誘導して接した筐体から排気を除去する、いくつかのそれらの組み合わせをする、または同様のものをする、さまざまなプレナムを含む。図示された実施形態において、プレナム・ダクト337は、別個の自立排気プレナム構造310に結合され、吸気342として接した筐体312内へ空気を誘導可能な、冷却空気プレナム340を含むことが可能である、筐体の頂端部を確立することが可能である。示されるように、冷却空気プレナム340の少なくともいくつかの端部は、プレナム・モジュール330、自立排気プレナム構造310、プレナム・ダクト337などにより確立されることが可能である。いくつかの実施形態において、そこでプレナム・モジュール330は、プレナム340の頂端部、底端部、及び側端部を確立する筐体構造を有し、プレナム・ダクト337は、モジュール301から省かれることができる。図示された実施形態において、冷却空気プレナム340は、プレナム・ダクト337の下面、プレナム・モジュール330の上面、及び空間303内に面する自立排気プレナム構造310の表面の上部を介して確立される。このような表面は、それぞれの構造310の以下で「筐体表面」とする。
いくつかの実施形態において、冷却空気は、冷却空気プレナム340内に収容され、冷却空気プレナム340の少なくとも1部を介して循環する。冷却空気は、1つ以上のベント333を介して吸気342としてプレナム340から接した筐体312内に誘導されることが可能である。いくつかの実施形態において、1つ以上のベント333は、調整可能に制御可能であり、少なくとも1部の接した筐体内で吸気の流量を調整可能に制御することができる1つ以上のダンパを含む。いくつかの実施形態において、冷却空気は、圧力勾配、空気密度勾配、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のものを含む、プレナム340から筐体312への1つ以上の勾配を介してベントを通して誘導される。
いくつかの実施形態において、モジュール301内の自立排気プレナム構造310の1つ以上は、1つ以上のフレーム部材からなる自立フレームを含む。図示された実施形態において示されるように、自立排気プレナム構造310は、垂直方向フレーム・ポスト部材322及びブレース・フレーム部材324を含むフレーム部材を含む。フレーム部材は、所与の構造310へ構造上の支持及び完全性を提供することが可能であり、構造310の構造上の外形を確立することが可能である。いくつかの実施形態において、構造310は、内部排気プレナム326を含む内部空間320を含む。プレナム326は、接した筐体312内に装着されたラック314の後端部からの排気を収容し、それぞれの自立排気プレナム構造310のそれぞれの筐体表面に当接することが可能である。排気390は、1つ以上の発熱コンポーネントを含む1つ以上のデバイスから収容されることが可能である。排気390は、少なくとも1部のラック314を通過していて、ラック314内に装着された1つ以上のデバイス内に含まれた発熱コンポーネントのうちの少なくとも1つからの熱を除去している吸気を含むことができる。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造310は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面の少なくとも1部を包含する1つ以上の壁要素を含む。図示された実施形態において、自立排気プレナム構造310の少なくとも筐体表面は、構造310の筐体表面のそれぞれの部分を包含する壁要素327、329を含む。壁要素327は、自立排気プレナム構造の筐体表面の少なくとも1部を包含し、接した筐体312から自立排気プレナム構造310の内部を仕切ることで、構造310の内部排気プレナム326から接した筐体312内へ排気流を制限する1つ以上の要素を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、壁要素327は、1つ以上のラック314が自立排気プレナム構造310の筐体表面に当接する部分にプレナム・モジュール330を結合する自立排気プレナム構造310の部分から延伸する。自立排気プレナム構造310の筐体表面は、ラック314が筐体表面に当接する1つ以上の間隙370を含むことができるため、排気390は、ラック314の後端部から自立排気プレナム構造310のプレナム326内に入ることが可能である。1つ以上の密封要素は、近接構造310のラック314及び壁要素327間で結合され、壁要素327及びラック314の構造間の境界面を密封し、プレナム326から接した筐体312へ排気の漏れを少なくとも部分的に軽減する、防止するなどをすることができる。
壁要素329は、自立排気プレナム構造310の筐体表面の少なくとも1部を包含して、少なくとも冷却空気プレナム340から自立排気プレナム構造310の内部を仕切ることで、構造310の内部排気プレナム326から冷却空気プレナム内へ排気流を少なくとも部分的に制限することで、プレナム326から冷却空気プレナム340へ排気390の漏れを少なくとも部分的に軽減、防止などをして、プレナム340内の冷却空気と混合する、1つ以上の要素を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、壁要素329は、1つ以上のプレナム・ダクトを自立排気プレナム構造310に結合する部分にプレナム・モジュール330を結合する自立排気プレナム構造310の部分から延伸する。自立排気プレナム構造310の筐体表面は、1つ以上の間隙を含むことができるため、少なくともいくらかの排気は、プレナム326から入り、プレナム340内の冷却空気と混合し、混合された空気を供給することが可能である。間隙は、自立排気プレナム構造310の筐体表面内に装着された1つ以上のベントを含むことができ、このようなベントは、1セット以上の調整可能に制御可能なダンパを含むことができる。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造310は、自立排気プレナム構造310の内部排気プレナムからモジュール301の外部の環境へ排気390を誘導することが可能である、1つ以上の排気ベント328を含む。この外部環境は、内部空間302、内部空間排気プレナム304などを含むことが可能である。排気390は、プレナム326及び外部環境間の圧力勾配、空気密度勾配、煙突効果、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のもののうちの1つ以上を介してベント328を通して誘導されることが可能である。
いくつかの実施形態において、モジュール301内の1つ以上の自立排気プレナム構造310は、複数の筐体表面を含む。各複数の筐体表面は、1つ以上の壁要素327、329、支持アーム構造325などを含むことが可能である。結果として、所与の自立排気プレナム構造310は、複数の空間303の1つの側部上に装着されることが可能であり、構造310の一方の表面は、一方の空間303に面し、対向する表面であってもよい、他方の表面は、他方の別個の空間303に面する。所与の構造310のプレナム326は、別個の接した筐体312内に各々装着される、2つ以上の別個のラック314からの排気を収容することができる。結果として、モジュール301は、1つ以上の構造310、モジュール330などに少なくとも部分的に各々接する、複数の接した筐体312を含むことができる。
いくつかの実施形態において、モジュール301は、1つ以上のインフラストラクチャ要素を支持する1つ以上の支持要素を含む。これらの支持要素は、モジュール301の1つ以上のさまざまなモジュラ型要素に結合されることができる、1つ以上のレール、トレー、バスウェイなどを含むことが可能である。図示された実施形態において、たとえば、プレナム・モジュール330は、1つ以上の電力バス、送電線、通信線、照明素子、センサなどを含む、インフラストラクチャの1つ以上の要素を支持することが可能である、支持トレー335及び複数のバスウェイ336を含む。
加えて、図示された実施形態は、自立排気プレナム構造310に支持アーム構造自体を結合される支持アーム構造352に結合される支持トレー354を説明する。それらのトレーは、1つ以上の電力バス、送電線、通信線、照明素子、センサなどを含む、インフラストラクチャの1つ以上の要素を支持することができる。トレー354、バスウェイ336、トレー335などのうちの1つ以上により支持された1つ以上のインフラストラクチャ要素は、接した筐体を介してルーティングされ、ラック314内に挿入されたさまざまなコンピュータ・システムに少なくとも1部のインフラストラクチャ支持を提供する要素を含むことができる。たとえば、トレー354は、接した筐体を介して、送電線、バスなどをルーティングし、ラック314内に挿入されたコンピュータ・システムに配電支持を提供することができ、バスウェイ336は、接した筐体312を介してネットワーク通信ケーブルを含む、1つ以上の通信線をルーティングし、1つ以上の通信ネットワークとラック314内に挿入された1つ以上のコンピュータ・システムを通信可能に結合することができる。
図4は、いくつかの実施形態による1部のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの断面図である。いくつかの実施形態において、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール401は、データ・センタ400の内部筐体空間402内のフロア要素406上に装着される。モジュール401は、1つ以上のラック414を装着する接した筐体412を少なくとも部分的に包含する、自立排気プレナム構造410及びプレナム・モジュール430を含む。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュール430は、冷却空気プレナム440から収容された冷却空気を1つ以上の自立排気プレナム構造410の1つ以上の内部排気プレナム426からの少なくともいくらかの排気490と混合することが可能である混合プレナム438を含む。1つ以上の支持アーム構造425上に装着することを介して自立排気プレナム構造410に結合されることができる、プレナム・モジュール430は、混合プレナム438の少なくとも底端部を確立するパネル要素432及び混合プレナム438の側端部を確立する側壁要素432を含むことができる。混合プレナム438の頂端部は、プレナム・モジュール430の1つ以上の構造要素により少なくとも部分的に包含されないことができるため、混合プレナム438の頂端部は、冷却空気プレナム440を含むことができる筐体440に少なくとも部分的に開口する。冷却空気プレナム440は、プレナム・ダクト437による頂端部、プレナム・モジュール438の1つ以上の部分、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のもの上に接することができる。
冷却空気プレナム440から収容された冷却空気及び少なくとも1つの自立排気プレナム構造410の1つ以上のプレナム426から収容された少なくともいくらかの排気は、混合された空気をもたらすことが可能である。この混合された空気は、空気ベント構造431を介して、接した筐体412内に誘導されることが可能である。たとえば、図示された実施形態において、プレナム・モジュール430は、プレナム438の包含されない頂端部を介して冷却空気プレナム440から収容された冷却空気、及び1つ以上のプレナム426からの少なくともいくらかの再循環された排気490を混合して、パネル432内のベント構造439を介してパネル432を通して吸気442として接した筐体412に供給されることが可能である混合された空気を提供するように構成される、混合プレナム438を含む。ベント構造439は、吸気442として混合プレナム438から接した筐体412へ気流を誘導する1つ以上の空気移動デバイスを含むことが可能である。
いくつかの実施形態において、排気490は、プレナム・モジュール430の1つ以上の側壁部内に装着された1つ以上のベント431を介して混合プレナム438内に収容されることができる。ベント431は、プレナム・モジュール430を自立排気プレナム構造410の支持アーム構造425上に少なくとも部分的に装着するときに、混合プレナム438と少なくとも1つの自立排気プレナム構造410の内部排気プレナム426を連通可能に結合することが可能であり、そこで排気490は、ベント431を介して、及び混合プレナム438内に接した筐体412に面する自立排気プレナム構造410の筐体表面内の間隙を通して誘導され、冷却空気と混合されることが可能である。ベント431は、混合プレナム438内の排気流を制御するように調整されることが可能である1つ以上の調整可能なダンパを含むことができる。
いくつかの実施形態において、ベント431は、プレナム・モジュール430に隣接する1つ以上の自立排気プレナム構造410の筐体表面内に装着される。冷却空気を含むことが可能である、冷却空気プレナム440から混合プレナム438内に誘導された空気は、1つ以上のプレナム426から混合プレナム438内に誘導された排気と混合され、混合された空気を供給することができる。自立排気プレナム構造から混合プレナム438へベント構造439の調整可能なダンパは、混合プレナム438内の排気流を制御して、温度、相対湿度、湿球温度などのうちの1つ以上を含む、混合された空気の1つ以上の特定の特性を維持するように調整されることができる。
図5は、いくつかの実施形態による自立排気プレナム構造500を説明する。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500は、自立フレーム503を含む。この自立フレーム503は、内部空間510を集合的に包含して自立排気プレナム構造500の外形を画定する1つ以上のフレーム部材502、504、505を含むことが可能である。そこでフレーム503は、複数のフレーム部材502、504、505を含み、これらの部材502、504、505は、ボルト締め、溶接、リベット打ちなどを有する1つ以上の既知の結合方法を介して共に結合されることができる。1つ以上のフレーム部材は、構造を通して垂直方向に延伸するポスト部材502を含むことができ、フロア要素520に構造500の少なくともいくらかの構造上の負荷を伝達することが可能である。1つ以上のフレーム部材は、構造500に少なくともいくらかの構造上の支持を提供する、1つ以上の横方向ブレース部材504、角度ブレース部材505、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のものを含むことができる。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500は、自立フレーム503の1つ以上のフレーム部材502、504、505に結合される1つ以上の壁要素508、509を含む。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素508、509は、クラッディングを有し、クラッディングの対向する表面間の気流を制限することが可能である。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素508、509は、1つ以上の壁要素508、509の別個の表面と連通する別個の環境間の伝熱を軽減する断熱材料を含む。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素をフレーム部材502、504、505に結合することは、自立排気プレナム構造500の1つ以上の表面の少なくとも1部を包含することを備えるため、自立排気プレナム構造500の内部空間510は、プレナムを介して排気ベント514から外へ排気を収容して、誘導することが可能である内部排気プレナムを確立するように包含され、図示されるように、壁要素508、509により実質的に包含されない自立排気プレナム構造500の頂部、自立排気プレナム構造のこの頂部上に設置されたベント構造などを含むことができる。
いくつかの実施形態において、壁要素508、509は、自立排気プレナム構造500の1つ以上の表面の1部上で1つ以上のフレーム部材502、504、505に結合される。たとえば、図示されるように、壁要素508、509は、自立排気プレナム構造500の表面の限定された部分を被覆することができるため、間隙512は残り、これを通して1つ以上の廃熱源から自立排気プレナム構造500の内部排気プレナム510内へ排気を収容することができる。別の間隙は、自立排気プレナム構造の表面の上部に結合された壁要素内に存在することができるため、自立排気プレナム構造の内部排気プレナムを介して循環する少なくともいくらかの排気は、間隙内に装着された1つ以上のベント516を介して別の外部プレナムに再誘導されることが可能である。
いくつかの実施形態において、1つ以上の壁パネル要素590は、自立排気プレナム構造500の1つ以上の部分に結合され、間隙512の少なくとも1部を囲む。パネル要素590は、内部プレナム510から空間501を仕切ることが可能であり、一般的に間隙に近接して装着された廃熱源がない空間の間の不要な気流を抑制することが可能である。たとえば、ラックが間隙512の1部に当接するように装着されるときに、ラック及び構造500間の境界面をさまざまな密封要素を介して密封することが可能であるため、空気は、ラックの内部を通過しないで、プレナム510から空間501へ、または空間501からプレナム510へ流れない。取外し可能なパネルにより可能な気流の一般的な抑制は、パネル590、壁要素508、フレーム503などのうちの1つ以上の構造の製造公差内の間隙512の1部を囲むパネルを含むことが可能であり、そこで空間501及びプレナム510間の圧力差を維持することを可能にするように気流を十分に抑制するが、囲まれた部分にわたる空気漏れは、発生する可能性がある。そこで廃熱源は、間隙の1部に当接する空間501内に装着されず、壁パネル要素590は、フレーム構造503に結合され、間隙512のその特定の部分を囲むことで、空間501からプレナム510内へ廃熱源を介して流れない空間501及びプレナム510間の気流を妨げることが可能である。壁パネル要素509は、構造503に取り外し可能に結合されることが可能であるため、プレナム510は、間隙に当接する廃熱源がない場合に空間501から仕切られることが可能であり、間隙512は、廃熱源を空間501内に挿入するときに構造500の表面内に確立されることが可能であるため、廃熱源は、確立された間隙512に当接し、確立された間隙512を介してプレナム510内へ排気を放出することが可能である。
いくつかの実施形態において、複数のタイプの壁要素は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に結合されることができる。たとえば、断熱材料を含む1つ以上の壁要素509は、冷却空気プレナムに面する自立排気プレナム構造の表面の上部に結合されることができるため、壁要素は、内部排気プレナム510を介して循環する排気から自立排気プレナム構造500の外部の1つ以上の空気プレナムへの伝熱を軽減し、断熱材料が実質的に使われていない1つ以上の壁要素508は、接した筐体に面する自立排気プレナム構造の同じ表面の下部に結合されることができる。
いくつかの実施形態において、壁要素は、自立フレーム503内のフレーム部材のさまざまな側部上に結合される。たとえば、図示された実施形態において、壁要素508、509は、自立フレーム503の外側部に結合されるため、少なくとも垂直方向の部材502は、壁要素508、509及び内部プレナム510間にある。いくつかの実施形態において、クラッディング要素、断熱要素などを含む、1つ以上の壁要素は、自立フレーム503の内側部に結合されるため、壁要素は、少なくともいくつかのフレーム部材502及び内部プレナム510間に位置決めされる。別個の壁要素は、自立フレーム503の内側部及び外側部上に結合されることができるため、「外側壁要素」とされるフレームの外側部に結合されたいくつかの壁要素、及び「内側壁要素」とされるフレームの内側部に結合されたいくつかの壁要素は、これら2つの要素間に間隙を確立する。
いくつかの実施形態において、自立支持構造500は、以下でまた支持「アーム」とされ、1つ以上のフレーム部材502、504、505を含む、構造500の1つ以上の部分に結合される、1つ以上の支持アーム構造518を含む。各アーム518は、フレーム部材のうちの1つ以上に結合されることができるため、アームの少なくとも1部は、自立排気プレナム構造500の表面から外方向に延伸する。たとえば、図示された実施形態において、アーム518は、特定の空間501に面する自立排気プレナム構造500の表面の1部を各々画定するポスト部材502に結合され、アーム518は、自立排気プレナム構造の少なくとも1つの表面に実質的に垂直であり、空間501内に延伸する方向内に自立構造500のポスト部材502及び筐体510から離れて延伸することができる。各アーム518は、いくつかの実施形態において、構造上の負荷を支持し、少なくとも1部の自立排気プレナム構造500へこの負荷の少なくとも1部を伝達することが可能であるため、少なくとも1部の自立排気プレナム構造500は、アーム518により支持された構造上の負荷を支持する。
図示された実施形態を含む、いくつかの実施形態において、1つ以上のアームは、1つ以上のトレーを支持することが可能であり、これら自体は、1つ以上のインフラストラクチャ要素を支持することが可能である。挿入されることが可能なさまざまなインフラストラクチャ要素は、電力バス、送電線、配電ユニットなどを含む、配電インフラストラクチャを含むことが可能である。挿入されることが可能なさまざまなインフラストラクチャ要素は、照明コンポーネント、ネットワーキング・ケーブルを含む通信コンポーネントなどを含むことが可能である。このインフラストラクチャは、接した筐体内に装着された1つ以上の支持要素上に装着することを介して挿入されることができる。これらの支持要素は、1つ以上の自立排気プレナム構造、プレナム・モジュールなどに結合され、接した筐体を介してさまざまなインフラストラクチャ要素をルーティングすることができる、トレー、バスウェイなどを含むことができる。支持要素は、接した筐体内に挿入されるさまざまなラック内に挿入されたさまざまなコンピュータ・システムへルーティングされる、ケーブリング、伝送路などを含む、電力及び通信インフラストラクチャの1つ以上の要素を支持することができる。
いくつかの実施形態において、1つ以上の支持アーム構造518は、1つ以上の上面を含む、これらのアームの1つ以上の表面上に1つ以上の密封要素を含む。1つ以上の発泡密封要素、ガスケット要素などを含むことが可能である、密封要素は、アーム518、及びシールを含むアームの表面上に装着された1つ以上の要素間の1つ以上の境界面を密封することが可能である。たとえば、そこでアーム518は、アーム518の上面上に密封要素を含み、プレナム・モジュールは、アーム518上に装着されるため、プレナム・モジュールの下面は、アーム518の上面上に載り、発泡シールは、プレナム・モジュール及びアーム518の上面間の境界面を密封して、この境界面を介して、気流、空気漏れ、及び同様のものを少なくとも部分的に、軽減する、制限する、不可能にする、などが可能である。いくつかの実施形態において、密封要素は、自立排気プレナム構造の表面から離れて延伸する支持アーム構造の1つ以上の端部上にL溝要素を含み、L溝要素は、プレナム・モジュールの底面及び側面の1部を収容し、アーム518及びプレナム・モジュール間の境界面を密封することが可能である。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500は、内部筐体空間内に装着されるように構成される。この内部筐体空間は、フロア520、天井排気プレナム、エア・ハンドリング・システムなどを含む、倉庫構造を含む、包含された内部空間を含むことができる。自立排気プレナム構造500は、フロア要素520に結合され、コールド・アイル空間を含み、コールド・アイル空間の少なくとも1軸に実質的に平行に延伸する、内部筐体内に接した筐体の少なくとも1つの側部を確立することができる。
いくつかの実施形態において、1つ以上の自立排気プレナム構造500は、他の要素と結合する前に、データ・センタの現地に出荷され、1つ以上のプレナム・モジュールを含み、現地でデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを確立する。各自立排気プレナム構造500またはそれらの部分は、セミトレーラ上でのような、別々に輸送されることができる。特定の実施形態において、しかしながら、自立排気プレナム構造500のすべてのまたはいくつかの部分は、データ・センタの現地で組み立てられることができる。たとえば、自立排気プレナム構造500及びプレナム・モジュールは、現地で共に結合され、列インフラストラクチャ・モジュールを確立することができ、ラックは、列インフラストラクチャ・モジュール内に挿入されることができる。
いくつかの実施形態において、構造500をフロア520に結合することは、構造500がフロアの上面上に載るように、フロア520上に構造500を配置し、1つ以上の結合要素、ボルト、溶接など、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のものを介してフロアに構造を固定することを備えることが可能である。
いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500内に含まれた1つ以上のコンポーネントは、棚システムのために利用されることが可能なコンポーネントを含む。たとえば、自立排気プレナム構造500のフレーム503は、自立パレット棚ラックを含むことが可能である。パレットを格納して積み重ねるために利用されるような、自立パレット棚ラックは、構造の内部を介して複数の横方向ブレース部材504及び角度ブレース部材505を含み、棚を提供してパレットを支持することができる。自立排気プレナム構造500は、いくつかの実施形態において、複数の横方向ブレース部材を除去して構造500の内部510を広げ、内部排気プレナム510を含む、自立パレット棚ラックを含み、1つ以上の壁要素508、509は、構造500の1つ以上の表面に結合され、内部排気プレナム510などを少なくとも部分的に包含する。
別の実施例において、自立排気プレナム構造500の1つ以上の支持アーム構造518は、ドライブスルー・パレット棚システムの支持アームを含むことができる。パレットを格納して積み重ねるために利用されるような、ドライブスルー・パレット棚システムは、自立排気プレナム構造を含まないことができ、フロア要素にボルトで固定され、ポスト間の空間内に延伸する1つ以上の支持アーム構造を各々含む、複数の特定の離隔した垂直方向のポストを含むことができ、そこでパレットは、空間内で移動させられ、複数のポストから共通空間内に延伸する複数の支持アーム構造上に載るように持ち上げられることが可能である。ドライブスルー・パレット棚システムにおいて、パレットは、フォークリフト車により移動させられ持ち上げられることができる。自立排気プレナム構造500は、いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500の1つ以上のフレーム部材502、504、505に結合されるドライブスルー・パレット棚システムの1つ以上の支持アーム構造518を含む。いくつかの実施形態において、自立排気プレナム構造500の少なくとも1部は、フレーム部材及び支持アーム構造を含む、別個の棚システムの選択された要素の結合を介して組み立てられることが可能である。
図6は、いくつかの実施形態によるプレナム・モジュールの透視図である。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、接した筐体の対向側部上で少なくとも2つの自立排気プレナム構造間に装着されるように構成されるため、プレナム・モジュールは、これら2つの構造間に実質的にまたがり接した筐体の頂端部を確立する。そこで2つの構造は、コールド・アイル空間の対向端部上に設置され、プレナム・モジュールは、2つの構造間に装着されプレナム・モジュールの下面を介してコールド・アイル空間の頂端部を確立するように構成されることが可能である。プレナム・モジュールは、プレナム・モジュールの上面を含むことができる、プレナム・モジュールの別の表面を介して、冷却空気プレナムを含む、別の筐体の底端部を確立するように構成されることができる。接した筐体の対向側部上の2つの自立排気プレナム構造間にまたがる、プレナム・モジュールは、各構造の1つ以上の別個の支持アーム上に装着されるように構成されることができ、プレナム・モジュールの負荷の1部は、構造の一方により支持され、この負荷の別の部分は、構造の他方により支持される。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、2つの自立排気プレナム構造間にまたがるように装着されるとき、冷却空気プレナム及び接した筐体を分離するパネル要素を備える。図示された実施形態において、たとえば、プレナム・モジュール600は、プレナム・モジュール600が別個の自立排気プレナム構造のそれぞれの支持アーム構造上に装着されるときに、接した筐体の天井部を確立して冷却空気プレナムのフロアを確立するパネル要素602を含む。プレナム・モジュール600は、冷却空気プレナムから接した筐体へパネル602を介して、冷却空気を含むことが可能である、空気を誘導して接した筐体に吸気を供給するように構成される1つ以上の空気ベント604を含むことが可能であるため、吸気を筐体空間内のラック内のコンピュータ・システムに供給して、これらのコンピュータ・システムから廃熱を除去する。ベント604は、接した筐体内で吸気の流量を制御するように調整されることが可能である1つ以上のダンパ606を含むことができる。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは1つ以上の支持トレーを含み、それら自体が1つ以上のインフラストラクチャ要素を支持することが可能である。トレーは、プレナム・モジュールに結合される、プレナム・モジュールから懸架などをされることができる。たとえば、図示された実施形態において、プレナム・モジュール600は、要素612を結合する1つ以上の支持ケーブリング614を介してプレナム・モジュール600のパネル602からプレナム・モジュール600の耐荷重構造616に懸架される、構造要素612からなる支持トレー610を含む。このような支持トレー610の実施形態は、パネル602の下面により頂端部上に接する、接した筐体内にプレナム・モジュールから懸架するように構成されることが可能である。支持トレー610が支持することが可能である、さまざまなインフラストラクチャ要素は、電力バス、送電線、配電ユニット、照明コンポーネント、ネットワーキング・ケーブルを含む通信コンポーネントなどを含む配電インフラストラクチャを含むことが可能である。電力バス、伝送路、通信コンポーネントなどを含む、インフラストラクチャ要素の1つ以上の要素は、接した筐体内に挿入されるさまざまなラック内に挿入されたさまざまなコンピュータ・システムにルーティングされることが可能である。
図7は、いくつかの実施形態によるプレナム・モジュールの概略図である。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、冷却空気プレナムから収容された冷却空気及び少なくとも1つの自立排気プレナム構造の内部排気プレナムから収容された少なくともいくらかの排気を混合して混合された空気を作り出す混合プレナムを確立する1つ以上の構造要素を含む。混合された空気は、空気ベントを介して接した筐体内に誘導されることが可能である。たとえば、図示された実施形態において、プレナム・モジュール700は、内部空間を少なくとも部分的に囲むパネル要素702及び側壁部706、708を含む。この内部空間は、以下で「混合プレナム」704とし、このプレナムの包含されない頂端部を介して冷却空気プレナムから収容された冷却空気、及び少なくともいくらかの再循環された排気を混合して、パネル702内のベント構造703を介してパネル702を通り接した筐体に供給されることが可能である混合された空気を供給するように構成される。ベント構造703は、混合プレナム704から接した筐体へ気流を誘導する1つ以上の空気移動デバイス720を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、複数の空気移動デバイス720を含む。
いくつかの実施形態において、排気は、プレナム・モジュール700の1つ以上の側壁部708内に装着された1つ以上のベント710を介して混合プレナム704内に誘導されることができる。ベント710は、プレナム・モジュール700が自立排気プレナム構造の支持アーム構造上に少なくとも部分的に装着されるときに混合プレナム700と少なくとも1つの自立排気プレナム構造の内部排気プレナムを連通可能に結合することが可能であり、そこで排気は、ベント710を介して、混合プレナム704内へ接した筐体に面する自立排気プレナム構造の表面内の間隙を介して誘導され、冷却空気と混合されることが可能である。ベント710は、混合プレナム704内で排気流を制御するように調整されることが可能である1つ以上の調整可能なダンパ712を含むことができる。
いくつかの実施形態において、ベント710は、プレナム・モジュール700に隣接する自立排気プレナム構造の表面、この自立排気プレナム構造の表面内の間隙に隣接する混合プレナム704の側壁部708などの内に装着される。
冷却空気を含むことが可能である、冷却空気プレナムから混合プレナム704内に誘導された空気は、混合プレナム704内に誘導された排気と混合され、混合された空気を供給することができる。自立排気プレナム構造から混合プレナムへベント710の調整可能なダンパ712は、混合プレナム内で排気流を制御し、温度、相対湿度、湿球温度などのうちの1つ以上を含む、混合された空気の1つ以上の特定の特性を維持するように調整されることができる。
プレナム・モジュール700の少なくとも混合プレナム704から1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の接した筐体内に混合された空気を誘導することが可能である。そこで接した筐体は、フロア要素による底端部上に、自立排気プレナム構造による側端部上に、及びプレナム・モジュール700による頂端部に接するコールド・アイル空間を有する筐体を含み、1つ以上のコンピュータ・システムを収容することが可能である1つ以上のラックを含み、混合された空気は、プレナム・モジュール700の少なくとも1つの下面内の1つ以上のベント構造703を介して接した筐体内に誘導されることが可能であり、そこでプレナム・モジュールの上面は、混合プレナムの下端部に接することができ、空気が混合プレナム704から接した筐体内に流れることを可能にする。少なくとも混合プレナムから接した筐体内に誘導された空気は、接した筐体に関して「吸気」とされ得る。いくつかの実施形態において、そこでプレナム・モジュールのベント703は、1つ以上の空気移動デバイス720を含み、空気は、1つ以上の空気移動デバイス720の動作に少なくとも部分的に基づき接した筐体内に供給される。ベント構造703は、接した筐体内で吸気の流量を管理するように調整可能に制御されることができる1つ以上のダンパを含むことができる。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、1つ以上の支持トレーを含み、それら自体が1つ以上のインフラストラクチャ要素を支持することが可能である。トレーは、プレナム・モジュールに結合される、プレナム・モジュールから吊るされるなどをされることができる。たとえば、図示された実施形態において、プレナム・モジュール700は、要素732を結合する1つ以上の支持ケーブリング734を介してプレナム・モジュール700のパネル702から、プレナム・モジュール700の耐荷重構造736へ懸架される構造要素732からなる支持トレー730を含む。このような支持トレー730の実施形態は、パネル702の下面により頂端部上に接する、接した筐体内のプレナム・モジュールから懸架するように構成されることが可能である。支持トレー730が支持することが可能である、さまざまなインフラストラクチャ要素は、電力バス、送電線、配電ユニット、照明コンポーネント、ネットワーキング・ケーブルを含む通信コンポーネントなどを含む、配電インフラストラクチャを含むことが可能である。電力バス、伝送路、通信コンポーネントなどを含む、インフラストラクチャ要素の1つ以上の要素は、接した筐体内に挿入されるさまざまなラック内に挿入されたさまざまなコンピュータ・システムにルーティングされることが可能である。
図8は、いくつかの実施形態によりデータ・センタ内のデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールを提供することを説明する。
800で、1つ以上の支持構造は、また以下で支持「アーム」とされ、自立フレームに結合される。この自立フレームは、内部空間を集合的に包含し、自立排気プレナム構造の外形を画定する1つ以上のフレーム部材を含むことが可能である。そこでフレームは、複数のフレーム部材を含み、これらの部材は、ボルト締め、溶接、リベット打ちなどを有する、1つ以上の既知の結合方法を介して共に結合されることができる。1つ以上のフレーム部材は、構造を介して垂直方向に延伸するポスト部材を含むことができ、フロア要素へこの構造の構造上の負荷の少なくともいくらかを伝達することが可能である。1つ以上のフレーム部材は、この構造へ少なくともいくつかの横方向の構造上の支持を提供するブレース部材を含むことができる。各アームは、フレーム部材のうちの1つ以上に結合されることができるため、少なくとも1部のアームは、自立排気プレナム構造の表面から外方向へ延伸する。たとえば、そこでアームは、自立排気プレナム構造の角部を画定するポスト部材に溶接され、このアームは、自立排気プレナム構造の少なくとも1つの表面に実質的に垂直である方向に自立構造のポスト部材及び筐体から離れて延伸できる。各アームは、いくつかの実施形態において、構造上の負荷を支持し、自立排気プレナム構造の少なくとも1部へこの負荷の少なくとも1部を伝達することが可能であるため、少なくとも1部の自立排気プレナム構造は、アームが支持する構造上の負荷を支持する。
802で、1つ以上の壁要素は、自立フレームの1つ以上のフレーム部材に結合される。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素は、クラッディングを含み、このクラッディングの対向する表面間の気流を制限することが可能である。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素は、1つ以上の壁要素の別個の表面と連通する別個の環境間の伝熱を軽減する断熱材料を含む。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁要素をフレーム部材に結合することは、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面の少なくとも1部を包含することを備えるため、自立排気プレナム構造の内部空間は、空気プレナムを確立するように包含される。自立排気プレナム構造の内部内の空気プレナムは、前の図面で述べたように、壁要素により実質的に包含されない自立排気プレナム構造の頂部、この自立排気プレナム構造の頂部上に設置されたベント構造などを含むことができる、プレナムを介して、及び排気ポートから外へ排気を収容して誘導することが可能である排気プレナムを含むことが可能である。
いくつかの実施形態において、壁要素は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面の1部上で1つ以上のフレーム部材に結合される。たとえば、少なくとも図2B及び図5〜6で図示されるように、壁要素は、自立排気プレナム構造の表面の限定された1部を被覆することができるため、間隙は残り、これを通して1つ以上の廃熱源から自立排気プレナム構造の内部排気プレナム内へ排気を収容することができる。いくつかの実施形態において、1つ以上の壁パネル要素は、自立排気プレナム構造の表面の限定された1部に結合され、この間隙を囲み、自立排気プレナム構造の表面内で囲まれた間隙を介して内部排気プレナム及び外部環境間の気流を一般的に抑制する。別の間隙は、自立排気プレナム構造の表面の上部に結合された壁要素内に存在することができるため、自立排気プレナム構造の内部排気プレナムを介して循環する少なくともいくらかの排気は、この間隙内に装着された1つ以上のベントを介して別の外部プレナムへ再誘導されることが可能である。いくつかの実施形態において、複数のタイプの壁要素は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に結合されることができる。たとえば、断熱材料を含む1つ以上の壁要素は、自立排気プレナム構造の表面の上部に結合されることができるため、壁要素は、内部排気プレナムを介して循環する排気から自立排気プレナム構造の外部の1つ以上の空気プレナムへの伝熱を軽減し、断熱材料を実質的に含まない1つ以上の壁要素は、自立排気プレナム構造の同じ表面の下部に結合されることができる。
804で、1つ以上の自立排気プレナム構造は、内部筐体内に装着される。この内部筐体は、フロア、天井排気プレナム、エア・ハンドリング・システムなどを含む、倉庫構造を有する、包含された内部空間を含むことができる。自立排気プレナム構造は、フロア要素に結合され、コールド・アイル空間を含み、コールド・アイル空間の少なくとも1軸に実質的に平行に延伸する、内部筐体内に接した筐体の少なくとも1つの側部を確立することができる。この軸は、空間の長軸、空間の短軸などを有することが可能である。いくつかの実施形態において、2つの自立排気プレナム構造は、コールド・アイル空間の対向側部上のフロアに結合される。コールド・アイル空間のこれらの側部は、フロア上の1箇所以上の特定の位置内の1つ以上の自立排気プレナム構造の結合に少なくとも部分的に基づき決定され、事前に決定される、などをされることができる。たとえば、2つの自立排気プレナム構造は、2箇所の特定の位置でフロアに結合されることができ、そこでこれら2つの自立排気プレナム構造は、実質的に平行に延伸し、これら2つの構造間の空間にわたり互いに「面する」ため、2つの構造間のこの空間は、コールド・アイル空間として確立され、コールド・アイル空間の軸は、各々2つの構造に関して実質的に平行に延伸するように確立される。いくつかの実施形態において、2つの自立排気プレナム構造は、実質的に平行に、接した筐体の対向側部上に装着されるため、各構造の支持アームは、接した筐体内に、及び対向するそれぞれの自立排気プレナム構造の方向へ延伸する。
1つ以上の自立排気プレナム構造、プレナム・モジュールなどを含む、1つ以上のモジュラ型要素は、データ・センタの現地に出荷されることが可能である。各モジュラ型要素またはそれらの部分は、セミトレーラ上でのような、別個に運搬されることができる。いくつかの実施形態において、モジュラ型要素またはそれらの部分は、工場のような、一方の位置で事前に製造され、他方の位置でデータ・センタの現地に運搬される。特定の実施形態において、しかしながら、データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール用のすべてのまたはいくつかの部分のモジュラ型要素は、データ・センタの現地で組み立てられることができる。たとえば、自立排気プレナム構造及びプレナム・モジュールは、現地で共に結合され、列インフラストラクチャ・モジュールを確立することができ、ラックは、この列インフラストラクチャ・モジュール内に挿入されることができる。いくつかの実施形態において、モジュラ型要素は、現地へのモジュラ型要素の出荷前に事前に保証される。
いくつかの実施形態において、フロアに構造を結合することは、フロア上にこの構造を配置することを備えることが可能であるため、この構造は、フロアの上面上に載り、ボルト締め、溶接など、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のものの、1つ以上の結合要素を介してフロアにこの構造を固定する。
806で、プレナム・モジュールは、接した筐体の対向側部上で少なくとも2つの自立排気プレナム構造間に装着されるため、プレナム・モジュールは、これら2つの構造間に実質的にまたがり、接した筐体の頂端部を確立する。そこでこれら2つの構造は、コールド・アイル空間の対向端部上に設置され、プレナム・モジュールは、これら2つの構造間に装着され、プレナム・モジュールの下面を介してコールド・アイル空間の頂端部を確立する。プレナム・モジュールは、プレナム・モジュールの上面を含むことができる、プレナム・モジュールの別の表面を介して、冷却空気プレナムを含む、別の筐体の底端部を確立することができる。プレナム・モジュールは、接した筐体の対向側部上の2つの自立排気プレナム構造間にまたがり、各構造の1つ以上の別個の支持アーム上に装着されることができるため、プレナム・モジュールの負荷の1部は、これらの構造の一方により支持され、負荷の別の部分は、これらの構造の他方により支持される。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、1つ以上の空気ベントを含み、これらを介して、吸気を少なくとも冷却空気プレナムからプレナム・モジュールにより頂端部上に接する、接した筐体へ誘導することが可能である。このベントは、接した筐体内で吸気の流量を制御するように調整されることが可能である1つ以上のダンパ、接した筐体内へ吸気を吸い込むように動作する1つ以上の空気移動デバイスなどを含むことができる。
いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールは、冷却空気プレナムから収容された冷却空気及び少なくとも1つの自立排気プレナム構造の内部排気プレナムから収容された少なくともいくらかの排気を混合して混合された空気を作り出す混合プレナムを確立する1つ以上の構造要素を含む。混合された空気は、空気ベントを介して接した筐体内に誘導されることが可能である。
808で、プレナム・ダクトは、接した筐体の対向側部上の少なくとも2つの自立排気プレナム構造間に装着されるため、プレナム・ダクトは、これら2つの構造間に実質的にまたがり、プレナム・モジュールの少なくとも1つの表面上で延伸する冷却空気プレナムの頂端部を確立する。プレナム・モジュールが下面による底端部上に及び上面による頂端部上に接した筐体を含む実施形態を備える、いくつかの実施形態において、プレナム・モジュールの上面が冷却空気プレナムの頂端部を確立することができる場合に、プレナム・ダクトを省くことができる。
809で、1つ以上の壁パネル要素は、2つの自立排気プレナム構造及びプレナム・モジュールの下面が接する、接した筐体に面する自立排気プレナム構造の1部から取り外される。壁パネル要素は、取り外され、自立排気プレナム構造の内部排気プレナムと流体連通することが可能である自立排気プレナム構造の筐体が面する側部内に「間隙」を確立することが可能である。この間隙は、接した筐体内の1つ以上の廃熱源がこの間隙を介して自立排気プレナム構造の内部排気プレナム内へ排気を放出することを可能にするように確立されることが可能である。
810で、1つ以上のラックは、2つの自立排気プレナム構造及びプレナム・モジュールの下面が接する、接した筐体内に挿入される。そこで接した筐体は、コールド・アイル空間であり、2列以上のラックは、この空間の対向側部上の空間内に挿入されることができる。これらの2列以上は、コールド・アイル空間を介して実質的に平行に延伸することができ、自立排気プレナム構造のそれぞれの1つの1部に隣接して挿入されることができる。たとえば、そこでコールド・アイル空間に「面する」自立排気プレナム構造の1部は、自立排気プレナム構造の内部排気プレナムと流体連通することが可能である、自立構造の部分からの壁パネル要素の除去を介して少なくとも部分的に確立されることができる、「間隙」を含み、ラックは、ラックの後端部が間隙に当接し、ラック内に挿入された1つ以上の発熱デバイスから放出された排気は、間隙を介して自立排気プレナム構造の内部排気プレナム内に放出されるようにコールド・アイル空間内に配置されることができる。1つ以上のコンピュータ・システムは、ラック内に挿入されることができるため、コンピュータは、プレナム・モジュールを介して少なくとも1つの冷却空気プレナムから接した筐体内へ誘導される吸気を収容し、コンピュータ・システムの1つ以上の発熱コンポーネントから少なくとも1つの自立排気プレナム構造の内部排気プレナム内へ少なくともいくらかの熱を除去している排気を放出することができ、そこで内部排気プレナムは、自立排気プレナム構造の少なくとも1つの排気ベントを介して列インフラストラクチャ・モジュールから外へ排気の少なくとも1部を誘導する。
812で、データ・センタ列インフラストラクチャの1つ以上の要素は、接した筐体内に挿入される。挿入されることが可能な、さまざまなインフラストラクチャ要素は、電力バス、送電線、配電ユニットなどを含む配電インフラストラクチャを含むことが可能である。挿入されることが可能なさまざまなインフラストラクチャ要素は、照明コンポーネント、ネットワーキング・ケーブルを含む通信コンポーネントなどを含むことが可能である。このインフラストラクチャは、接した筐体内に装着された1つ以上の支持要素上に装着することを介して挿入されることができる。これらの支持要素は、1つ以上の自立排気プレナム構造、プレナム・モジュールなどに結合され、接した筐体を介してさまざまなインフラストラクチャ要素をルーティングすることができる、トレー、バスウェイなどを含むことができる。これらの支持要素は、接した筐体内に挿入されるさまざまなラック内に挿入されたさまざまなコンピュータ・システムにルーティングされる、ケーブリング、伝送路などを含む電力及び通信インフラストラクチャの1つ以上の要素を支持することができる。
814で、プレナム・モジュールが少なくとも部分的に確立する冷却空気プレナムは、外気供給に結合される。外気供給に冷却空気プレナムを結合することは、1つ以上の空気移動デバイス、空気冷却システムなどを含むことができる、エア・ハンドリング・システムに冷却空気プレナムの1つの端部を結合することを備えることが可能であり、この冷却空気プレナムは、冷却空気としてエア・ハンドリング・システムから冷却された空気を収容することが可能である。いくつかの実施形態において、冷却空気プレナムを外気供給に結合することは、周囲環境へのベントに冷却空気プレナムの1つの端部を結合することを備えることが可能であり、そこで冷却空気プレナムは、冷却空気として周囲環境から周囲空気を収容することが可能である。
816で、接した筐体を介して気流を誘導する。気流を誘導することは、吸気を接した筐体内へ供給することを備えることが可能であり、この吸気は、ラック内に挿入された1つ以上のデバイスにより収容され、これら1つ以上のデバイス内の1つ以上の発熱コンポーネントから熱を除去し、つぎに排気として1つ以上のデバイスから1つ以上の自立排気プレナム構造の1つ以上の内部排気プレナム内へ放出されることが可能である。気流は、いくつかの実施形態において、冷却空気を冷却空気プレナムに供給して1つ以上のプレナム・モジュールの1つ以上のベントを介して接した筐体内へ誘導される、1つ以上の空気移動デバイスを含むことができる、外部エア・ハンドリング・システムにより誘導されることが可能である。この外部エア・ハンドリング・システムは、1つ以上のさまざまな冷却システムを介して冷却されている空気を、1つ以上の自立排気プレナム構造の1つ以上の排気ベントから放出され、自立排気プレナム構造の外部である内部筐体の少なくとも1つの排気プレナムを介して外部エア・ハンドリング・システムへ誘導される少なくともいくらかの排気と混合して、冷却空気を供給することができる。気流は、いくつかの実施形態において、1つ以上のプレナム・モジュール内に含まれた1つ以上の空気移動デバイスにより誘導されることが可能であり、これらの空気移動デバイスは、周囲環境を含むことができる、1つ以上の外部源から冷却空気プレナム内へ空気を吸い込み、吸い込まれた空気を接した筐体内へ供給する。
図9は、いくつかの実施形態によりデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上のコンポーネントを介してコンピューティング筐体内の空気循環を管理することを説明する。
900で、外気源から内部筐体内へデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの冷却空気プレナムの少なくとも1部内へ空気を収容する。外気源は、いくつかの実施形態において、1つ以上のさまざまな空気冷却システムの動作を介して冷却される周囲空気から少なくとも部分的になる冷却空気を供給する1つ以上のエア・ハンドリング・システムを含むことが可能である。いくつかの実施形態において、エア・ハンドリング・システムは、再循環された排気を冷却された周囲空気と混合して冷却空気を供給する。この冷却空気は、エア・ハンドリング・システム及び冷却空気プレナム間に冷却空気を誘導することができる、1つ以上の空気ダクトを含むことができる、1つ以上のコンジットを介して外気源から収容されることができる。結果として、冷却空気プレナム内に収容された空気は、いくつかの実施形態において、冷却された空気及び再循環された排気の混合物である混合された空気を含む。混合された空気内の冷却された空気及び排気の相対的な割合は、1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の接した筐体内の1つ以上の環境条件に基づき、1つ以上のダンパ、空気移動デバイスなどの動作を介して制御されることができる。これらの相対的な割合は、温度、相対湿度、湿球温度などの範囲を含む、所定の値の1つ以上の範囲内の1つ以上の環境条件を維持するように制御されることができる。
902で、列インフラストラクチャ・モジュールの冷却空気プレナムの少なくとも1部内に収容された空気は、冷却空気プレナムの1部を介して誘導される。この空気は、冷却空気を含むことができ、圧力勾配、温度勾配などを有することができる、冷却空気プレナムの部分内の1つ以上の勾配に少なくとも部分的に基づき冷却空気プレナムを介して誘導されることができる。たとえば、そこで空気は、空気移動デバイスを含む外気源から冷却空気プレナム内へ収容され、空気移動デバイスは、冷却空気プレナム及び列インフラストラクチャ・モジュールの接した筐体を連通可能に結合する1つ以上のベントを含む、冷却空気プレナムを空気が出ることを可能にする、さまざまなベントに関して冷却空気プレナムの上流側の気圧を増加させることができるため、空気は、さまざまなベント方向へ冷却空気プレナムの1つ以上の部分内に、及びこれらを介して「吹き出される」。別の実施例において、そこで空気は、周囲環境を含む外気源から冷却空気プレナム内へ収容され、冷却空気プレナムと流体連通する1つ以上の空気移動デバイスは、冷却空気プレナム及び列インフラストラクチャ・モジュールの接した筐体を連通可能に結合する1つ以上のベントに含む、冷却空気プレナムの下流側の地点での気圧を減少させるように動作することができるため、空気は、さまざまなベント方向へ冷却空気プレナムの1つ以上の部分内に、及びこれらを介して「吸い込まれる」。1つ以上のプレナム・ダクト、プレナム・モジュール、自立排気プレナム構造などの部分を含む、冷却空気プレナムの1つ以上の境界面を確立する、さまざまな部分のコンポーネントは、接した筐体への1つ以上のベント方向へ冷却空気プレナムの1つ以上の部分を介して空気を誘導することができる。
904で、空気は、それぞれの列インフラストラクチャ・モジュールの少なくとも1つの冷却空気プレナムから1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の接した筐体内へ誘導される。そこで接した筐体は、フロア要素による底端部上に、自立排気プレナム構造による側端部上に、及びプレナム・モジュールによる頂端部に接するコールド・アイル空間を含む、筐体を含み、1つ以上のコンピュータ・システムを収容することが可能である1つ以上のラックを含み、空気は、空気が冷却空気プレナムから接した筐体内へ流れることを可能にするプレナム・モジュールの少なくとも1つの下面内の1つ以上のベントを介して接した筐体内へ誘導されることが可能である。少なくとも冷却空気プレナムから接した筐体内へ誘導された空気は、接した筐体に関して「吸気」とされ得る。いくつかの実施形態において、そこでプレナム・モジュールのベントは、1つ以上の空気移動デバイスを含み、空気は、これらの1つ以上の空気移動デバイスの動作に少なくとも部分的に基づき接した筐体内へ供給される。このベントは、接した筐体内への吸気の流量を管理するように調整可能に制御されることができる1つ以上のダンパを含むことができる。
906で、排気は、1つ以上の接した筐体から1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の自立排気プレナム構造内へ収容される。排気は、1つ以上の自立排気プレナム構造の内部内に含まれた1つ以上の内部排気プレナム内へ収容されることができる。排気は、接した筐体内に挿入される1つ以上のラック内に挿入された1つ以上のデバイスの1つ以上の発熱コンポーネントから収容されることができる。排気は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に接する1つ以上の壁要素、自立排気プレナム構造の表面内の間隙に当接する、接した筐体内に挿入された壁要素及びラック間の境界面を密封する1つ以上の密封要素などを介して接した筐体へ戻ることを妨げられることができる。
908で、1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュール内の1つ以上の自立排気プレナム構造の1つ以上の内部排気プレナム内の排気は、列インフラストラクチャ・モジュールの外部にある1つ以上の排気プレナムを含む、外部位置へ誘導される。排気は、自立排気プレナム構造の1つ以上の内部排気プレナム及び外部環境間で流体連通することが可能である自立排気プレナム構造内の1つ以上の排気ベントを介して外部位置へ誘導されることが可能である。この外部環境は、内部筐体の上部内に排気プレナムを含む、列インフラストラクチャ・モジュールを設置する内部筐体の1つ以上の部分を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、排気は、内部排気プレナムを介して及び自立排気プレナム構造の頂側部上に設置された1つ以上の排気ベントから外へ上昇し、自立排気プレナム構造から外へ及び外部環境内へ上昇する、煙突効果に少なくとも部分的に基づき、内部筐体排気プレナムを含むことができる、外部環境へ排気は、誘導される。いくつかの実施形態において、排気は、外部環境、排気ベント、内部排気プレナム、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のもののうちの1つ以上の内に設置されることができる1つ以上の空気移動デバイスに少なくとも部分的に基づき誘導されることができる、内部排気プレナム及び外部環境間の圧力勾配に少なくとも部分的に基づき外部環境に誘導されることができる。
図10は、いくつかの実施形態によりデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上のコンポーネントを介するコンピューティング筐体内の空気循環を管理することを説明する。
1000で、空気は、外気源から内部筐体内の列インフラストラクチャ・モジュールの冷却空気プレナムの少なくとも1部内に収容される。この冷却空気は、エア・ハンドリング・システム及び冷却空気プレナム間に冷却空気を誘導することができる、1つ以上の空気ダクトを含むことができる、1つ以上のコンジットを介して外気源から収容されることができる。いくつかの実施形態において、外気源は、周囲環境、及び冷却空気がこの周囲環境から収容された周囲空気を含む場合に冷却空気プレナムの部分内に収容された空気を含む。
1002で、列インフラストラクチャ・モジュールの冷却空気プレナムの少なくとも1部内に収容された空気は、冷却空気プレナムの1部を介して誘導される。この空気は、冷却空気を含むことができ、圧力勾配、温度勾配などを有することができる、冷却空気プレナムの1部内の1つ以上の勾配に少なくとも部分的に基づき冷却空気プレナムを介して誘導されることができる。たとえば、そこで空気は、空気移動デバイスを含む外気源から冷却空気プレナム内へ収容され、空気移動デバイスは、冷却空気プレナム及び列インフラストラクチャ・モジュールの接した筐体を連通可能に結合する1つ以上のベントを含む、冷却空気プレナムを空気が出ることが可能であるさまざまなベントに関して冷却空気プレナムの上流側の気圧を増加させることができるため、空気は、これらのさまざまなベント方向へ冷却空気プレナムの1つ以上の部分内に及びこれらを介して「吹き出される」。別の実施例において、そこで周囲環境を有する外気源から冷却空気プレナム内へ空気を収容し、冷却空気プレナムと流体連通する1つ以上の空気移動デバイスは、冷却空気プレナム及び列インフラストラクチャ・モジュールの接した筐体を連通可能に結合する1つ以上のベントに含む、冷却空気プレナムの下流側の地点で気圧を減少させるように動作することができるため、空気は、さまざまなベント方向へ冷却空気プレナムの1つ以上の部分内に及びこれらを介して「吸い込まれる」。1つ以上のプレナム・ダクト、プレナム・モジュール、自立排気プレナム構造などの部分を含む、冷却空気プレナムの1つ以上の境界面を確立する、さまざまな部分のコンポーネントは、接した筐体へ1つ以上のベント方向に冷却空気プレナムの1つ以上の部分を介して空気を誘導することができる。
1004で、冷却空気プレナムの1つ以上の部分を介して誘導される空気は、混合プレナムに誘導され、少なくとも1つの自立排気プレナム構造の内部排気プレナムから混合プレナム内へ誘導される排気の少なくとも1部と混合される。この排気は、混合プレナムと内部排気プレナムを連通可能に結合する1つ以上のベントを介して混合プレナム内に誘導されることができる。これらのベントは、混合プレナム内で排気流を制御するように調整されることが可能である1つ以上の調整可能なダンパを含むことができ、ベントは、自立排気プレナム構造の表面、この自立排気プレナム構造の表面内の間隙に隣接する混合プレナムの表面などの内に装着されることができる。冷却空気プレナムから混合プレナム内に誘導された空気は、冷却空気を含むことが可能であり、混合プレナム内に誘導された排気と混合され、混合された空気を供給することができる。自立排気プレナム構造から混合プレナムへベントの調整可能なダンパは、混合プレナム内で排気流を制御して、温度、相対湿度、湿球温度などのうちの1つ以上を含む、混合された空気の1つ以上の特定の特性を維持するように調整されることができる。
1006で、混合された空気は、それぞれの列インフラストラクチャ・モジュールの少なくとも混合プレナムから1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の接した筐体内に誘導される。そこで接した筐体は、フロア要素による底端部上に、自立排気プレナム構造による側端部上に、及びプレナム・モジュールによる頂端部に接するコールド・アイル空間を含む、筐体を含み、1つ以上のコンピュータ・システムを収容することが可能である1つ以上のラックを含み、混合された空気は、プレナム・モジュールの少なくとも下面内の1つ以上のベントを介して接した筐体内に誘導されることが可能であり、そこでプレナム・モジュールの下面は、混合プレナムの下端部に接することができ、混合プレナムから接した筐体内へ空気が流れることを可能にする。少なくとも混合プレナムから接した筐体内に誘導された空気は、接した筐体に関して「吸気」とされ得る。いくつかの実施形態において、そこでプレナム・モジュールのベントは、1つ以上の空気移動デバイスを含み、空気は、1つ以上の空気移動デバイスの動作に少なくとも部分的に基づき接した筐体内へ供給される。このベントは、接した筐体内への吸気の流量を管理するように調整可能に制御されることができる1つ以上のダンパを含むことができる。
1008で、排気は、1つ以上の接した筐体から1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュールの1つ以上の自立排気プレナム構造内へ収容される。この排気は、1つ以上の自立排気プレナム構造の内部内に含まれた1つ以上の内部排気プレナム内に収容されることができる。排気は、接した筐体内に挿入される1つ以上のラック内に挿入された1つ以上のデバイスの1つ以上の発熱コンポーネントから収容されることができる。排気は、自立排気プレナム構造の1つ以上の表面に接する1つ以上の壁要素、自立排気プレナム構造の表面内の間隙に当接する、接した筐体内に挿入された壁要素及びラック間の境界面を密封する1つ以上の密封要素などを介して接した筐体に戻ることを妨げられることができる。
1010で、1つ以上の列インフラストラクチャ・モジュール内の1つ以上の自立排気プレナム構造の1つ以上の内部排気プレナム内の排気は、列インフラストラクチャ・モジュールの外部にある1つ以上の排気プレナムを含む、外部位置に誘導される。排気は、自立排気プレナム構造の1つ以上の内部排気プレナム及び外部環境間の流体連通を可能にする自立排気プレナム構造内の1つ以上の排気ベントを介して外部位置に誘導されることが可能である。この外部環境は、内部筐体の上部内に排気プレナムを含む、列インフラストラクチャ・モジュールを設置する内部筐体の1つ以上の部分を含むことが可能である。いくつかの実施形態において、排気は、内部排気プレナムを介して及び自立排気プレナム構造の頂側部上に設置された1つ以上の排気ベントから外へ上昇して、自立排気プレナム構造から外へ及び外部環境内に上昇する、煙突効果に少なくとも部分的に基づき、内部筐体排気プレナムを含むことができる、外部環境に排気が誘導される。いくつかの実施形態において、排気は、外部環境、排気ベント、内部排気プレナム、それらのいくつかの組み合わせ、または同様のもののうちの1つ以上の内に設置されることができる1つ以上の空気移動デバイスに少なくとも部分的に基づき誘導されることができる、内部排気プレナム及び外部環境間の圧力勾配に少なくとも部分的に基づき外部環境に誘導されることができる。
図面で図示され、本明細書で記述されるような、さまざまな方法は、方法の例示的な実施形態を表す。これらの方法は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせ内に実装されることができる。方法の順序は、変更されることができ、さまざまな要素は、追加、再順序付け、結合、省略、修正などをされることができる。
本開示の実施形態は、以下の条項の観点で記述されることが可能である。
1.データ・センタ内部空間内に位置決めされ、少なくとも2列のサーバ・ラックに吸気を誘導するように、及び前記少なくとも2列のサーバ・ラックから離れて前記データ・センタ内部空間の少なくとも1部内に排気を誘導するように構成されたデータ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール、を備え、
前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールは、
コールド・アイル空間、
少なくとも2つの自立排気プレナム構造、及び、
プレナム・モジュール、を備え、
前記コールド・アイル空間は、長軸及び別個の少なくとも2列のラック・コンピューティング・システムを備え、各列のラック・コンピューティング・システムは、前記長軸の対向側部上に位置決めされ、各ラック・コンピューティング・システムは、前記長軸に面する前側部上に吸気を収容するように、及び前記長軸から離れて面する後側部上に排気を放出するように構成され、
前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、前記コールド・アイル空間の対向側部上に前記少なくとも2列のラック・コンピューティング・システムのうちの別個のものの後側部に隣接する前記フロア要素上に各々装着され、各自立排気プレナム構造は、
前記自立排気プレナム構造に構造支持を提供するように構成されるフレーム構造、
前記フレーム構造に少なくとも部分的に接する内部排気プレナム、
前記フレーム構造に結合され、前記コールド・アイル空間に面する前記自立排気プレナム構造のアイルが面する側部の少なくとも1部を実質的に包含する少なくとも1セットの壁要素、を備え、
前記内部排気プレナムは、隣接する1列のラック・コンピュータ・システムの前記後側部から前記排気を収容し、前記排気を前記データ・センタ内部空間の前記1部内に誘導するように構成され、
前記少なくとも1セットの壁要素は、前記隣接する列のラック・コンピュータ・システムの前記後側部から放出された排気への前記内部排気プレナム内の気流を制限するように構成され、
前記プレナム・モジュールは、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間の前記コールド・アイル空間にまたがり、前記プレナム・モジュール上の冷却空気プレナムの下側の境界及び前記プレナム・モジュール下の前記コールド・アイル空間の上側の境界を確立し、前記プレナム・モジュールは、
前記冷却空気プレナムを介して循環する冷却空気の少なくとも1部を前記コールド・アイル空間内に誘導し、吸気として前記少なくとも2列のラック・コンピューティング・システムへ供給されるように構成される吸気供給ベント、を備える、
データ・センタ。
2.前記プレナム・モジュールは、
前記冷却空気プレナムから収容された冷却空気を前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちの少なくとも1つの前記内部排気プレナムから収容された排気と混合して吸気を供給するように構成された空気混合プレナム、
前記自立排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つの前記内部排気プレナムからの前記排気を前記空気混合プレナム内に誘導するように構成された少なくとも1セットのダンパ、及び、
前記空気混合プレナムから前記アイル空間内に前記吸気を供給するように構成された空気移動デバイス、をさらに備える、
条項1の前記データ・センタ。
3.前記データ・センタ内部空間は、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造の前記内部排気プレナムから周囲環境へ放出された排気の少なくとも1部を誘導するように構成された排気プレナムを備え、
前記データ・センタは、前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの前記排気プレナム及び前記冷却空気プレナムに結合されたエア・ハンドリング・システムをさらに備え、前記エア・ハンドリング・システムは、
前記周囲環境から周囲空気を収容し、
前記排気プレナムから前記排気の少なくとも別の部分を収容し、
前記排気の他の部分及び前記周囲空気を混合して吸気を生成し、かつ、
前記吸気を前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュールの前記冷却空気プレナムに供給する、ように構成される、
いずれかの先行する条項の前記データ・センタ。
4.少なくとも2つの自立排気プレナム構造、及び
プレナム・モジュール、を備え、
前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、筐体の対向側端部を包含し、
各自立排気プレナム構造は、壁要素により少なくとも部分的に包含された内部排気プレナム、を備え、
前記内部排気プレナムは、前記筐体からの排気を収容するように、及び前記自立排気プレナム構造の頂端部上に排気口を介して前記収容された排気を誘導するように構成され、
前記プレナム・モジュールは、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間の前記筐体の頂端部にまたがり、前記筐体上に、及び前記筐体から分離して冷却空気プレナムの底端部を確立し、前記プレナム・モジュールは、前記冷却空気プレナムから前記筐体へ吸気を供給するように構成された少なくとも1つの吸気供給ベントを含む、
データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
5.前記プレナム・モジュールの前記吸気供給ベントは、前記冷却空気プレナムから前記筐体へ気流を誘導して前記吸気を前記筐体内へ供給するように構成された空気移動デバイスを備える、
条項4の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
6.前記プレナム・モジュールは、
前記冷却空気プレナムから収容された冷却空気を前記少なくとも2つの排気プレナム構造のうちの少なくとも1つから収容された排気流と混合して前記空気移動デバイスにより前記筐体内へ供給される前記吸気を提供するように構成された、空気混合プレナム、及び、
前記排気プレナム構造の前記少なくとも1つに結合され、前記排気プレナム構造の前記少なくとも1つの前記内部排気プレナムから前記空気混合プレナム内へ前記排気流を誘導するように構成された少なくとも1セットのダンパ、
をさらに備える、
条項5の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
7.前記少なくとも1セットのダンパは、前記空気混合プレナム内への前記排気の流量を調整するように調整可能に位置決めされるように構成される、
条項6の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
8.前記少なくとも1セットのダンパは、前記筐体内へ供給された前記吸気の1つ以上の特性に少なくとも部分的に基づき前記空気混合プレナム内へ前記排気流の前記流量を能動的に調整するように構成される、
条項7の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
9.前記壁要素は、
少なくとも前記冷却空気プレナムと共通の高さで、及び少なくとも部分的に前記プレナム・モジュールより高い高さで前記内部排気プレナムの一方の特定の部分を包含する一方の特定の壁要素、ならびに、
前記筐体の1部と共通の高さで、少なくとも部分的に前記プレナム・モジュールより低い高さで、及び少なくとも部分的に前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムより高い高さで前記内部排気プレナムの他方の特定の部分を包含する他方の特定の壁要素、を備える、
条項4〜8のいずれかの前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
10.前記プレナム・モジュールから分離し、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間の前記冷却空気プレナムの頂端部にまたがり、前記冷却空気プレナムの少なくとも1つの頂端部を確立する、プレナム・ダクト・モジュール、を備える、
条項4〜9のいずれかの前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
11.各前記排気プレナム構造は、前記筐体上に前記プレナム・モジュールを構造上支持するように構成された支持構造を備え、各支持構造は、
前記支持構造の上面上に装着され、前記支持構造の前記上面及び前記支持構造上に載る前記プレナム・モジュールの下面間の境界面を密封して前記境界面を介して前記冷却空気プレナム及び前記筐体間の気流を制限するように構成された少なくとも1つの密封要素、を備える、
条項4〜10のいずれかの前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
12.各自立排気プレナム構造は、前記内部排気プレナムを包含し前記自立排気プレナム構造へ構造上の支持を提供するように適合される、少なくとも複数の耐荷重フレーム部材を備える、棚パレット・ラック・システムの棚ラックを備え、
前記支持構造は、前記棚パレット・ラック・システムの前記棚ラックの筐体が面する側部に結合するように、及び前記支持構造上に載るプレナム・モジュールの構造上の荷重の少なくとも1部を支持するように適合される、ドライブスルー・パレット・ラック・システムの支持構造を備える、
条項11の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
13.前記プレナム・モジュールの少なくとも1部から前記筐体内へ懸架され、データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュールの上面の少なくとも1部上に載る以下のデータ・センタ・インフラストラクチャ・コンポーネント、
前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムに通信可能に結合された1本以上の送電線、
前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムに通信可能に結合された1本以上のネットワーク・ケーブル、及び、
前記筐体の少なくとも1部を照らすように構成された1つ以上の照明素子、
のうちの1つ以上を構造上支持する前記データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュール、を備える、
条項4〜12のいずれかの前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
14.前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちの少なくとも1つの筐体が面する側部の少なくとも1部から前記筐体内へ懸架し、前記データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュールの上面の少なくとも1部上に載る以下のデータ・センタ・インフラストラクチャ・コンポーネント、
前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムに通信可能に結合された1本以上の送電線、
前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムに通信可能に結合された1本以上のネットワーク・ケーブル、及び、
前記筐体の少なくとも1部を照らすように構成された1つ以上の照明素子、
のうちの1つ以上を構造上支持するデータ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュール、を備える、
条項4〜13のいずれかの前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
15.フロア要素の1部の対向端部に隣接する少なくとも2つの自立排気プレナム構造を装着し、各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、内部空気プレナムを包含し、前記フロア要素の前記1部の長軸に関して実質的に平行に延伸し、筐体の側端部を確立し、
前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちのそれぞれの1つの筐体が面する側部から前記筐体内へ各延伸する、少なくとも2つの別個の支持構造上に少なくとも1つのプレナム・モジュールを装着し、前記プレナム・モジュールの下面上に前記筐体の頂端部を確立し、前記プレナム・モジュールの上面上に冷却空気プレナムの底端部を確立し、
前記プレナム・モジュールは、少なくとも1つの吸気供給ベントを備え、前記少なくとも1つの吸気供給ベントを介して前記冷却空気プレナムから前記筐体内へ吸気を誘導するように構成され、かつ、
各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、前記筐体から前記それぞれの排気プレナム構造の前記内部空気プレナム内へ排気を収容して、排気供給ベントを介して、前記内部空気プレナムから外へ、及び外部環境内へ前記排気を誘導するように構成される、ことを備える、方法。
16.前記プレナム・モジュールは、
前記冷却空気プレナムから前記筐体へ気流を誘導して前記吸気供給ベントを介して前記筐体内へ前記吸気を供給するように構成された空気移動デバイス、
前記冷却空気プレナムから収容された冷却空気を前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちの少なくとも1つから収容された排気流と混合して前記空気移動デバイスが前記筐体内に供給する前記吸気を提供するように構成された、空気混合プレナム、及び、
前記自立排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つに結合され、前記排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つの前記内部空気プレナムから前記空気混合プレナム内へ前記排気流を誘導するように構成された少なくとも1セットのダンパ、を備える、
条項15の前記方法。
17.前記筐体内へ供給された前記吸気の1つ以上の特性に少なくとも部分的に基づき前記空気混合プレナム内へ前記排気の流量を調整するように前記少なくとも1セットのダンパのうちの1つ以上を調整可能に位置決めする、ことを備える、
条項16の前記方法。
18.フロア要素の1部の対向端部に隣接する各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造を装着することは、
フレーム構造の少なくとも1つの特定の側部に1つ以上の壁要素を結合し、前記内部空気プレナムとして前記フレーム構造の内部空間を少なくとも部分的に包含し、
フロア要素の1部の特定の端部に隣接する前記フレーム構造を装着し、前記フレーム構造の前記特定の側部は、前記フロア要素の前記1部に面し、前記筐体の少なくとも1つの側部を確立する、ことを備える、
条項15〜17のいずれかの前記方法。
19.各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造の別個の部分上に前記プレナム・モジュールから分離するプレナム・ダクト・モジュールを装着し、前記プレナム・ダクト・モジュールは、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間の前記冷却空気プレナムの頂端部にまたがり、前記冷却空気プレナムの頂端部を確立する、ことを備える、
条項15〜18のいずれかの前記方法。
20.フロア要素のうちの1部の対向端部に隣接する各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造を装着することは、
前記内部空気プレナムを包含して前記自立プレナム構造に構造上の支持を提供するように、少なくとも複数の耐荷重フレーム部材を備える、棚パレット・ラック・システムの棚ラックを適合させ、かつ、
ドライブスルー・パレット・ラック・システムの支持アーム構造を、前記棚パレット・ラック・システムの前記棚ラックの筐体が面する側部に結合するように、及び前記支持アーム構造上に載るプレナム・モジュールの構造上の荷重の少なくとも1部を支持するように適合させる、ことを備える、
条項15〜19のいずれかの前記方法。
上記の実施形態をかなり詳細に記述しているが、複数の変形形態及び変更形態は、上記の開示を完全に理解すると当業者に明らかになるであろう。以下の特許請求の範囲がすべてのこのような変形形態及び変更形態を包含するように解釈されるべきであることを意図する。

Claims (15)

  1. 筐体の対向側端部を包含する少なくとも2つの自立排気プレナム構造、ならびに、
    前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間で前記筐体の頂端部にまたがり、前記筐体上に、及び前記筐体から分離して冷却空気プレナムの底端部を確立するプレナム・モジュール、を備え、
    各自立排気プレナム構造は、要素により少なくとも部分的に包含された内部排気プレナム、を備え、
    前記内部排気プレナムは、前記筐体からの排気を収容して、前記自立排気プレナム構造の頂端部上に排気口を介して前記収容された排気を誘導するように構成され、
    前記プレナム・モジュールは、前記冷却空気プレナムから前記筐体へ吸気を供給するように構成された少なくとも1つの吸気供給ベントを備える、
    データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  2. 前記プレナム・モジュールの前記吸気供給ベントは、前記冷却空気プレナムから前記筐体へ気流を誘導して前記吸気を前記筐体内へ供給するように構成された空気移動デバイスを備える、
    請求項1の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  3. 前記プレナム・モジュールは、
    前記冷却空気プレナムから収容された冷却空気を前記少なくとも2つの排気プレナム構造のうちの少なくとも1つから収容された排気流と混合して、前記空気移動デバイスにより前記筐体内へ供給される前記吸気を提供するように構成された、空気混合プレナム、及び、
    前記排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つに結合され、前記排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つの前記内部排気プレナムから前記空気混合プレナム内へ前記排気流を誘導するように構成された少なくとも1セットのダンパ、をさらに備える、
    請求項2の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  4. 前記少なくとも1セットのダンパは、前記空気混合プレナム内へ前記排気の流量を調整するために調整可能に位置決めされるように構成される、
    請求項3の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  5. 前記少なくとも1セットのダンパは、前記筐体内へ供給された前記吸気の1つ以上の特性に少なくとも部分的に基づき前記空気混合プレナム内へ前記排気流の前記流量を能動的に調整するように構成される、
    請求項4の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  6. 前記壁要素は、
    少なくとも1つの前記冷却空気プレナムと共通の高さで、及び少なくとも部分的に前記プレナム・モジュールより高い高さで前記内部排気プレナムの一方の特定の部分を包含する一方の特定の壁要素、ならびに、
    前記筐体の1部に関して共通の高さで、少なくとも部分的に前記プレナム・モジュールより低い高さで、及び少なくとも部分的に前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムより高い高さで、前記内部排気プレナムの他方の特定の部分を包含する他方の特定の壁要素、を備える、
    いずれかの先行する請求項の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  7. 前記プレナム・モジュールから分離して、前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造間で前記冷却空気プレナムの頂端部にまたがり、前記冷却空気プレナムの少なくとも1つの頂端部を確立するプレナム・ダクト・モジュール、を備える、
    いずれかの先行する請求項の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  8. 各前記排気プレナム構造は、前記筐体上に前記プレナム・モジュールを構造上支持するように構成された支持構造を備え、各支持構造は、
    前記支持構造の上面上に装着され、前記支持構造の前記上面及び前記支持構造上に載る前記プレナム・モジュールの下面間の境界面を密封して前記境界面を介して前記冷却空気プレナム及び前記筐体間の気流を制限するように構成された少なくとも1つ密封要素、を備える、
    いずれかの先行する請求項の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  9. 各自立排気プレナム構造は、前記内部排気プレナムを包含するように及び前記自立排気プレナム構造へ構造上の支持を提供するように適合する、少なくとも複数の耐荷重フレーム部材を備える、棚パレット・ラック・システムの棚ラックを備え、
    前記支持構造は、前記棚パレット・ラック・システムの前記棚ラックの筐体が面する側部へ結合するように、及び前記支持構造上に載るプレナム・モジュールの構造上の荷重の少なくとも1部を支持するように適合するドライブスルー・パレット・ラック・システムの支持構造を備える、
    請求項8の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  10. 前記プレナム・モジュールの少なくとも1部から前記筐体内へ懸架し、データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュールの上面のうちの少なくとも1部上に載る以下のデータ・センタ・インフラストラクチャ・コンポーネント、
    前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムへ通信可能に結合された1本以上の送電線、
    前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムへ通信可能に結合された1本以上のネットワーク・ケーブル、及び
    前記筐体のうちの少なくとも1部を照らすように構成された1つ以上の照明素子、
    のうちの1つ以上を構造上支持する前記データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュール、を備える、
    いずれかの先行する請求項の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  11. 前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちの少なくとも1つの筐体が面する側部のうちの少なくとも1部から前記筐体内へ懸架し、データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュールの上面のうちの少なくとも1部上に載る以下のデータ・センタ・インフラストラクチャ・コンポーネント、
    前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムへ通信可能に結合された1本以上の送電線、
    前記筐体内に位置決めされた少なくとも1つのラック・コンピューティング・システムへ通信可能に結合された1本以上のネットワーク・ケーブル、及び
    前記筐体のうちの少なくとも1部を照らすように構成された1つ以上の照明素子、
    のうちの1つ以上を構造上支持する前記データ・センタ・インフラストラクチャ支持モジュール、を備える、
    いずれかの先行する請求項の前記データ・センタ列インフラストラクチャ・モジュール。
  12. フロア要素の1部の対向端部に隣接して少なくとも2つの自立排気プレナム構造を装着し、各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、内部空気プレナムを包含し、前記フロア要素の前記1部の長軸に関して実質的に平行に延伸し、筐体の側端部を確立し、
    前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のそれぞれの1つの筐体が面する側部から前記筐体内に各々延伸する、少なくとも2つの別個の支持構造上に少なくとも1つのプレナム・モジュールを装着し、前記プレナム・モジュールの下面上に前記筐体の頂端部を確立し、前記プレナム・モジュールの上面上に冷却空気プレナムの底端部を確立し、
    前記プレナム・モジュールは、少なくとも1つの吸気供給ベントを備え、前記少なくとも1つの吸気供給ベントを介して前記冷却空気プレナムから前記筐体内へ吸気を誘導するように構成され、かつ、
    各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造は、前記筐体から前記それぞれの排気プレナム構造の前記内部空気プレナム内へ排気を収容するように、ならびに排気供給ベントを介して前記内部空気プレナムから外へ、及び外部環境内へ前記排気を誘導するように構成される、ことを備える、方法。
  13. 前記プレナム・モジュールは、
    前記冷却空気プレナムから前記筐体へ気流を誘導して前記吸気供給ベントを介して前記筐体内へ前記吸気を供給するように構成された空気移動デバイス、
    前記冷却空気プレナムから収容された冷却空気を前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造のうちの少なくとも1つから収容された排気流と混合して前記空気移動デバイスにより前記筐体内へ供給される前記吸気を提供するように構成された、空気混合プレナム、ならびに、
    前記自立排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つに結合され、前記排気プレナム構造のうちの前記少なくとも1つの前記内部空気プレナムから前記空気混合プレナム内へ前記排気流を誘導するように構成された少なくとも1セットのダンパ、を備える、
    請求項12の前記方法。
  14. 前記筐体内に供給された前記吸気の1つ以上の特性に少なくとも部分的に基づき前記空気混合プレナム内へ前記排気の流量を調整するように前記少なくとも1セットのダンパのうちの1つ以上を調整可能に位置決めする、ことを備える、
    請求項13の前記方法。
  15. フロア要素のうちの1部の対向端部に隣接して各前記少なくとも2つの自立排気プレナム構造を装着することは、
    フレーム構造の少なくとも1つの特定の側部に1つ以上の壁要素を結合して、前記内部空気プレナムとして前記フレーム構造の内部空間を少なくとも部分的に包含し、
    1部のフロア要素の特定の端部に隣接して前記フレーム構造を装着し、前記フレーム構造の前記特定の側部は、前記フロア要素の前記1部に面し、前記筐体の少なくとも1つの側端部を確立する、ことを備える、
    請求項12の前記方法。
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