JP2017525718A - アミジン誘導体組成物及びそれらの使用 - Google Patents

アミジン誘導体組成物及びそれらの使用 Download PDF

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Abstract

遺伝性血管性浮腫の治療における式(I)の化合物の使用が開示され、式中、A、X、Y、R1、及びR2は、本明細書で定義されるとおりである。この化合物、極性有機溶媒、またはそれらの混合物、及び任意に共溶媒を含有する組成物も開示される。

Description

本発明は、アミジン誘導体の新規の使用に関する。本発明は、アミジン誘導体を含有する新規の組成物及び一連の状態の治療におけるそれらの使用にも関する。
遺伝性血管性浮腫(HAE)は、染色体11qに位置するC1−エステラーゼ阻害剤(C1INH)遺伝子における変異によって引き起こされる生命にかかわる可能性のある重篤でまれな遺伝性疾病である。HAEは常染色体優性遺伝状態であるが、診断症例の4分の1が新たな変異に起因する。HAEはヨーロッパでは奇病として分類されており、推定有病率は50,000分の1である。HAEを有する個人は、顔、喉頭、胃腸管、四肢、または生殖器の有痛性皮下または粘膜下浮腫の再発性急性発作を経験し、治療されなければ最大5日間も続き得る。発作の頻度、重症度、及び部位は異なり、生命にかかわり得る。窒息の可能性を有する喉頭発作が最も大きな危険をもたらす。腹部発作が特に有痛性であり、多くの場合、探索的処置または不必要な手術につながる。顔及び末梢発作は、外観を損ない、衰弱させる。
HAEは、いくつかのサブタイプを有する。I型HAEが低レベルのC1阻害剤を産生するC1INH遺伝子変異によって定義される一方で、II型HAEは、正常なレベルの無効なC1タンパク質を産生する変異によって定義される。III型HAEは、第XII因子として知られているセリンプロテアーゼをコードするF12遺伝子における変異によって引き起こされる別個の発病機序を有する。HAEのサブタイプを区別し、かつHAEを他の血管性浮腫と区別するための診断基準は、参照により本明細書に組み込まれる、Ann Allergy Asthma Immunol 2008;100(Suppl 2):S30−S40及びJ Allergy Clin Immunol 2004;114:629−37で見つけることができる。
現在のHAEの治療は、主に2つの種類に分類される。アンドロゲン及び抗線溶剤を含むより古い非特異的治療は、特に女性において重大な副作用を伴う。より新しい治療は、この疾患の分子病理学の理解、すなわち、C1INHがヒト血漿中のカリクレインの最も重要な阻害剤であり、C1INH欠乏がカリクレイン−ブラジキニンカスケードの対立しない活性化につながり、ブラジキニンが発作の顕著な特徴である局所的に増加した血管透過性の最も重要な媒介物であるという理解に基づく。
承認された療法としては、精製血漿由来C1INH(Cinryze(登録商標)、Berinert)、組換えペプチドカリクレイン阻害剤エカランチド(Kalbitor(登録商標))、及びブラジキニン受容体B2阻害剤イチカバント(iticabant)(Firazyr(登録商標))が挙げられる。現在利用可能な標的療法はすべて、静脈または皮下注射により投与される。現在のところ、HAEの特異的標的経口長期療法は存在しない。
医薬品有効成分(API)の送達経路が多く存在する。一般に、経口投与経路が好まれている。経口投与は、患者にとっての便利さ、投与タイミングの柔軟性、投与部位、及び非侵襲性等であるが、これらに限定されないいくつかの利点を提供する。経口投与は、間欠的静脈内注入と比較してより長期に及ぶ薬物曝露も提供し、これは、スケジュール依存的有効性を有する薬物にとっては重要であり得る。例えば、短半減期を有する薬物は、持続注入または持続経口投薬のいずれかによってより長い曝露時間を達成することができる。経口療法の使用はさらに、入院患者及び外来患者ケアサービスの医療資源費用を削減する可能性がある。
薬学技術分野では、いくつかのAPIが経口経路によっては有効に投与することができないことが知られている。これらの化合物が経口経路によって投与することができない主な理由は、a)急速な酵素及び代謝分解、b)化学的及び/または生物学的に不安定であること、c)水媒体中での溶解度が低いこと、及び/またはd)胃腸管内の透過性が限られていることである。かかる化合物の場合、主に筋肉注射または皮下注射による非経口(parenteral)投与等の非経口(non−oral)送達経路が開発され得る。しかしながら、非経口投与は、患者のみならずヘルスケア提供者にも不利点をもたらし、この理由により、かかる化合物の代替投与経路、例えば、経口投与経路を開発することが重要である。
経口投与経路が患者にとって最も好都合であり、最も経済的である一方で、経口経路による投与用の製剤を設計することは多くの厄介な問題を伴う。APIが経口経路による投与に好適な製剤に製剤化され得る容易さを予測するためのいくつかの方法が利用可能である。かかる方法としては、リピンスキーの法則(ルールオブファイブとも称される)及び生物薬剤学薬物動態分類システム(Biopharmaceutical Drug Disposition Classification System)(BDDCS)が挙げられるが、これらに限定されない。
BDDCSは、APIの溶解度及び透過性に応じてそれらを4つに分類する。クラスIのAPIは、高い溶解度及び高い透過性を有し、クラスIIのAPIは、低い溶解度及び高い透過性を有し、クラスIIIのAPIは、高い溶解度及び低い透過性を有し、クラスIVのAPIは、低い溶解度及び低い透過性を有する。BDDCSにおけるより高いクラスのAPIは、有効な薬学的に許容される製品に製剤化する際により低いクラスのAPIよりも大きな課題に直面する。これらの4つのクラスのうち、クラスIVに分類されるAPIは、溶解度の問題も透過性の問題もいずれにも対処しなければならないため、有効量のAPIを送達することができる経口経路による投与用の製剤に製剤化するのが最も困難である(BDDCSが化学的安定性に本質的に対処しないことに留意されたい)。薬物開発におけるBDDCSの役割については、概して、L.Z.Benet J Pharm Sci.2013,102(1),34−42に記載されている。
リピンスキーの法則(Lipinski et al.Adv.Drug Deliv.Rev.46(1−3):3−26に記載されている)は、概して、経口経路による投与用の製剤の開発に成功するためには、APIが以下の基準の1つより多くの違反事項を有してはならないことを提示している。
i)5以下の水素結合供与体(窒素原子または酸素原子と1つ以上の水素原子)
ii)10以下の水素結合受容体(窒素または酸素原子)
iii)500ダルトン未満の分子質量
iv)5以下のオクタノール−水分配係数log P
J. Zhang et al.Medicinal Chemistry,2006,2,545−553は、カリクレイン阻害剤としての活性を有するいくつかの小分子アミジン化合物について記載している。本書に記載される分子は、上述のBDDCSのクラスIVに分類される。これらの化合物は、ラットにおける経口投薬及びCaco−2細胞でのインビトロ実験によって示されるように、水性及び生理学的流体中で難溶性であり、難透過性である。さらに、Zhang et al.に記載の化合物のうちの1つである3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸は、クラスIVのAPIであり、リピンスキーの法則に記述されている基準iii)及びiv)に違反する。
さらに、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を含むZhang et al.に記載の化合物は、空気中での酸化、光(光分解)、及び水性及び生理学的流体、ならびに昇温に対して安定性不良を呈する。
したがって、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を含むが、これに限定されないZhang et al.に記載の化合物は、溶解及び透過特性不良のみならず、安定特性不良も呈する。結果として、かかる化合物は、有効量の化合物を対象に送達することができる有効な経口送達可能な薬学的組成物に製剤化するのが特に困難であると予測される。
異なる結晶形態の出現である多形は、いくつかの分子の特性である。単一分子は、融点、熱挙動(例えば、熱重量分析(TGA)または示差走査熱量測定(DSC)によって測定される、X線回折パターン、赤外吸収フィンガープリント、及び固体状態NMRスペクトル等であるが、これらに限定されないはっきりと異なる結晶構造及び物理的特性を有する様々な多形体をもたらし得る。これらの技法のうちの1つ以上を使用して、化合物の異なる多形形態を区別することができる。
医薬製品の新たな多形形態及び溶媒和物を見出すことにより、取り扱いの容易さ、加工の容易さ、製剤化の容易さ、貯蔵安定性、及び/または精製の容易さ等であるが、これらに限定されないいくつかの望ましい有利な特性を呈する化合物の代替形態が提供され得る。さらに、薬学的に有用な化合物またはその塩の新たな多形形態及び溶媒和物は、一組の薬学的賦形剤中でより可溶性の化合物を提供することによって改善された医薬製品をさらに提供することができる。なおさらに、薬学的に有用な化合物またはその塩の新たな多形形態及び溶媒和物の提供により、例えば、改善された加工特性、改善された取り扱い特性、改善された溶解度プロファイル、改善された溶解プロファイル、及び/または改善された貯蔵寿命等であるが、これらに限定されない異なる特性を有する医薬製品を提供することによって製剤科学者が製剤最適化に利用可能な化合物のレパートリーが拡大する。したがって、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸及び本明細書に開示される化合物等であるが、これらに限定されない薬学的に有用な化合物のさらなる多形体が必要とされている。
一態様では、本発明は、有効量のZhang et al.に記載のアミジン化合物を対象に送達することができる経口製剤を提供する。具体的には、本発明は、有効量の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を対象に送達することができる経口製剤を提供する。特定の一態様では、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸は、形態Aと指定される特定の結晶形態中に存在する。かかる経口製剤を製剤化する際の困難を示唆する当該技術分野の観点から、この結果は予想外であった。
本明細書に記載されるように、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸(特に特定の結晶形態Aを含む)を含むが、これに限定されないZhang et al.に記載のアミジン化合物は、これから経口投与に好都合に使用することができ、本明細書に記載のHAE等であるが、これに限定されない対象におけるいくつかの疾患及び状態を治療するための経口投与にさらに使用することができる。
Ann Allergy Asthma Immunol 2008;100(Suppl 2):S30−S40 J Allergy Clin Immunol 2004;114:629−37 L.Z.Benet J Pharm Sci.2013,102(1),34−42 Lipinski et al.Adv.Drug Deliv.Rev.46(1−3):3−26 J. Zhang et al.Medicinal Chemistry,2006,2,545−553
本発明者らは、化合物に関連する溶解度、透過性、及び安定性の問題、具体的には、これらの化合物を経口投与用に製剤化する問題を打開する、上述の出版物に記載の小分子化合物を含む組成物を開発した。
加えて、本発明者らは、上述の出版物に記載のある特定の化合物を使用してHAEを治療することができることを初めて見出した。
一態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療に使用するための、式(I)の化合物であって、
Figure 2017525718
式中、
Xが、CHまたはNであり、
Yが、CHまたはNであり、
Aが、C=OまたはCHであり、
が、水素またはC1〜4アルコキシ基であり、
が、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換されるC1〜4アルキル基またはC3〜6シクロアルキル基である、化合物、
またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、結晶形態、もしくはプロドラッグを含む。
別の態様では、本発明は、式(I’)の化合物を含む。式(I’)の化合物は、上で定義された式(I)の化合物の構造を有するが、但し、XがNであり、YがCHであり、AがCOであり、Rがメトキシである場合、Rがイソプロピル以外であることを条件とする。したがって、一実施形態では、式(I)の化合物は、XがNであり、YがCHであり、AがCOであり、Rがメトキシである場合、Rがイソプロピル以外であるという条件で定義される。
別の態様では、本発明は、式(I)の化合物の塩酸塩に関する。具体的な態様では、塩酸塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩である。別の具体的な態様では、塩酸塩化合物は、0.65を超え、1.0以下(APIに対する塩)の塩化物含有量を有する。
別の態様では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(塩酸塩としての式(I)の化合物(式中、XがCHであり、YがNであり、AがCOであり、Rがメトキシであり、Rがシクロプロピルである))の特定の結晶形態に関する。3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のかかる特定の結晶形態は、形態A及びCと指定される。形態Aは、式(II)の化合物とも称される。かかる特定の結晶形態は、本明細書にさらに記載される。具体的な一態様では、形態Aは、可変水和物である。別の具体的な態様では、形態Aは、0.65を超え、1.0以下(APIに対する塩)の塩化物含有量を有する。したがって、形態Aは、式(I)の化合物の定義にも含まれる。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療用の薬剤の製造における、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグの使用を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療用の薬剤の製造における、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグの使用を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療用の薬剤の製造における形態Aの使用を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療を必要とする対象における遺伝性血管性浮腫を治療する方法であって、前記対象に、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、方法を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療を必要とする対象における遺伝性血管性浮腫を治療する方法であって、前記対象に、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、方法を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療を必要とする対象における遺伝性血管性浮腫を治療する方法であって、前記対象に形態Aを投与することを含む、方法を含む。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む固体経口剤形を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルには、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルには、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、固体経口剤形、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む液体経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、固体経口剤形、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤(本明細書で定義されるもの)を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される賦形剤とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む液体薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む液体経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む固体経口剤形を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む液体薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む液体経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む固体経口剤形を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、任意に1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されている。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む経口薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む液体薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む液体経口薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む固体経口剤形を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む経口薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む液体薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む液体経口薬学的組成物を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む固体経口剤形を含み、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルには、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.極性有機溶媒またはその混合物と、1つ以上の共溶媒とを含む薬学的組成物が充填されており、これらの共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤、吸収促進剤、または前述のものの組み合わせとして機能する。
一態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
一態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び任意にC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び任意にC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び任意にC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び任意にC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
一態様では、本発明は、
c.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
d.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
c.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
d.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
c.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
d.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
c.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
d.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
一態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
e.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
f.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.0〜40%のC3〜6ジオール、10〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
一態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
一態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び0.1%〜10%で存在するビタミンE及び5〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び5〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び5〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール及び0.1%〜10%で存在するビタミンE及び5〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、00.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%のC3〜6ジオール及び1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜10%で存在するビタミンE及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.50〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、00.1〜10%で存在するビタミンE及び1〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコールと、0.1〜10%で存在する0.1〜10%のビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールと、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び0〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0〜10%で存在するC2〜6モノアルコール、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールを含む30〜80%の極性プロトン性溶媒(このC3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)と、0.1%〜10%で存在するビタミンE及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのうちの少なくとも1つとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.1,2−プロパンジオール及び400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールを含む65〜80%の極性プロトン性溶媒(この1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在してもよい)、0〜7.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜10%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコール、0〜5%のC10〜18アルキル硫酸塩、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコール、0〜5%のC10〜18アルキル硫酸塩、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコール、0〜5%のC10〜18アルキル硫酸塩、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%のC2〜6モノアルコール、0〜5%のC10〜18アルキル硫酸塩、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
c.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
a.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルとを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の400〜600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の400〜600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の400〜600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.70〜75%の400〜600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−36(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬カプセル剤または軟カプセル剤等のカプセル剤を含み、前記シェルは、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む硬ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
別の態様では、本発明は、薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤を含み、前記シェルにはゼラチンが含まれており、
a.本明細書で定義される形態Aと、
b.72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000とを含む薬学的組成物を含有する。
前述の態様では、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。さらに、「数平均分子量」という用語が本明細書に出現する場合、本発明の目的のために、別途提示されない限り、数平均分子量が浸透圧法によって測定されたものであることを理解されたい。
前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、別途明確に提示されない限り、式(I’)の化合物、及び/または式(II)の化合物(形態A)を含む。前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、特に、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸及びその塩酸塩を含む。
前述の態様のうちのいずれかでは、上述の組み合わせの規定された一般的な範囲について、以下の部分範囲が適用可能である。
極性プロトン性溶媒が、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、1〜99%での200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(またはその任意の部分範囲)、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)との組み合わせである場合、
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
極性プロトン性溶媒が、5〜40%でのC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、20〜95%での200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(またはその任意の部分範囲)、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)との組み合わせである場合、
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
極性プロトン性溶媒が、0〜10%または0〜40%でのC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、1〜99%(例えば、10〜99%)での200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(またはその任意の部分範囲)、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)との組み合わせである場合、
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
極性プロトン性溶媒が、1〜50%でのC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、1〜90%での200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(またはその任意の部分範囲)、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)との組み合わせである場合、
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
極性プロトン性溶媒が、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、30〜80%での200〜1000(またはその任意の部分範囲)の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば、200〜1000(またはその任意の部分範囲)の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールとの組み合わせである(C3〜6ジオールは極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1(例えば、最大で40%まで)で存在する)場合、
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
極性プロトン性溶媒が、1〜99%(例えば1〜99%または50〜90%)での200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(またはその任意の部分範囲)、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)である場合、
i)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
前述の段落において、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
前述の態様のうちのいずれかでは、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールのうちの少なくとも1つであり得、極性プロトン性溶媒は、1〜99%で存在する。前述の態様のうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオールと、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールとの混合物である。前述の態様のうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオールと、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールとの混合物であり、C3〜6ジオールは、極性プロトン性溶媒の割合の最大2分の1で存在してもよい。前述の態様のうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオールと、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールと、C2〜6モノアルコールとの混合物である。前述の態様のうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールである。
ある特定の態様では、代表的なC3〜6ジオールとしては、プロピレングリコール、例えば1,2−プロパンジオール(α−プロピレングリコール)が挙げられ、代表的なポリ(C2〜3)アルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられ、代表的なC2〜6モノアルコールとしては、エタノールが挙げられる。
前述の態様のうちのいずれかでは、C3〜6ジオールは、0〜50%、0〜40%、5〜40%、1%〜10%、1%〜25%、10%〜20%、2.5%〜7.5%、1%、または20%で存在する。前述の態様のうちのいずれかでは、C3〜6ジオールは、1,2−プロパンジオールであり、1,2−プロパンジオールは、0〜50%、0〜40%、5〜40%、1%〜10%、1%〜25%、10%〜20%、2.5%〜7.5%、1%、または20%で存在する。
前述の態様のうちのいずれかでは、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、1〜99%、1〜90%、10〜99%、50〜90%、90〜99%、10〜90%、30〜70%、20〜95%、40〜60%、45〜55%、65〜75%、70〜75%、72.1%、72.7%、または52.5%で存在する。前述の態様のうちのいずれかでは、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、1〜99%、1〜90%、10〜99%、50〜90%、90〜99%、10〜90%、30〜70%、20〜95%、40〜60%、45〜55%、65〜75%、70〜75%、72.1%、72.7%、または52.5%で存在し、200〜1000、200〜800、400〜800、400、または600の数平均分子量(Mn)を有する。前述の態様のうちのいずれかでは、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールである。前述の態様のうちのいずれかでは、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、ポリエチレングリコールであり、1〜99%、1〜90%、10〜99%、50〜90%、90〜99%、10〜90%、30〜70%、20〜95%、40〜60%、45〜55%、65〜75%、70〜75%、72.1%、72.7%、または52.5%で存在し、200〜1000、200〜800、400〜800、400、または600の数平均分子量(Mn)を有する。
前述の態様のうちのいずれかでは、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜10%、0.1%〜1%、0.5%〜7.5%、0.5%〜2.5%、2%〜6%、3%〜5%、2.5%、または5%で存在する。前述の態様のうちのいずれかでは、C2〜6モノアルコールは、エタノールであり、0.1%〜10%、0.1%〜1%、0.5%〜7.5%、0.5%〜2.5%、2%〜6%、3%〜5%、2.5%、または5%で存在する。ある特定の実施形態では、特に極性プロトン性溶媒が200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールのみである場合、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールは、存在しなくてもよい。
前述の態様のうちのいずれかでは、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜7.5%、0.1%〜1%、0.5%〜5%、1%〜3%、または2.5%で存在する。前述の態様のうちのいずれかでは、C10〜18アルキル硫酸塩は、ドデシル硫酸ナトリウム(別名、ラウリル硫酸ナトリウム)であり、0.1%〜7.5%、0.5%〜5%、1%〜4%、または2.5%で存在する。ある特定の実施形態では、特に極性プロトン性溶媒が200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールのみである場合、C10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウムは、存在しなくてもよく、または別の界面活性剤で置き換えられてもよい。
前述の態様のうちのいずれかでは、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜50%、0.1〜50%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜1%、5%〜30%、20〜40%、10%〜25%、15%〜20%、20〜30%、1%、27.2%、26.6%、または20%で存在する。前述の態様のうちのいずれかでは、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(別名、ビタミンEコハク酸ポリエチレングリコール1000またはビタミンE TPGS)であり、0〜50%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜1%、5%〜30%、20〜40%、10%〜25%、15%〜20%、20〜30%、1%、27.2%、26.6%、または20%で存在する。
前述の態様のうちのいずれかでは、ビタミンEは、0〜10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在し、前述の態様のうちのいずれかでは、ビタミンEは、D−α−トコフェロールであり、0〜10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在する。ある特定の実施形態では、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールは存在しなくてもよい。%.ある特定の実施形態では、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールは、例えばクエン酸であるが、これに限定されない別の安定剤で置き換えられてもよく、または例えばクエン酸であるが、これに限定されない別の安定剤とともに上述の濃度で存在してもよい。
前述の態様では、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、3−(2−((4−カルバミミドイルフェニル)カルバモイル)−4−ビニルフェニル)−6−(イソブチルカルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、3−(2−((4−カルバミミドイルフェニル)カルバモイル)−4−ビニルフェニル)−6−((シクロプロピルメチル)カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、2’−(((5−カルバミミドイルピリジン−2−イル)アミノ)メチル)−4−(イソブチルカルバモイル)−4’−ビニル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸、2’−((4−カルバミミドイルフェニル)カルバモイル)−4−((2,3−ジヒドロキシプロピル)カルバモイル)−4’−ビニル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸、または前述のものの組み合わせである。前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸である。前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩である。前述の態様のうちのいずれかでは、式(I)の化合物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態Aである。
別の態様では、本発明は、薬剤として使用するための、上述の態様のうちのいずれかで定義される組成物を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療に使用するための、上述の態様のうちのいずれかで定義される組成物を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療用の薬剤の製造における、上述の態様のうちのいずれかで定義される組成物の使用を含む。
別の態様では、本発明は、遺伝性血管性浮腫の治療を必要とする対象における遺伝性血管性浮腫を治療する方法であって、前記対象に、上述の態様のうちのいずれかで定義される組成物を投与することを含む、方法を含む。
一実施形態では、本発明の経口組成物は、有効量の式(I)の化合物(特に3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、その塩酸塩、及び形態Aを含む)を含有する。本開示で使用される場合、「有効量」または「治療有効量」という用語は、ある状態を治療するために対象に投与されるときにかかる治療をもたらすのに十分な化合物の量を意味する。「有効量」または「治療有効量」は、化合物、治療される対象の疾患及びその重症度、ならびに年齢、体重、健康状態、及び応答性に応じて変化する。
一態様では、有効量または治療有効量は、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって、少なくとも10ng/mL、少なくとも15ng/mL、または少なくとも25ng/mLの式(I)の化合物(特に3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、その塩酸塩、及び形態Aを含む)の血漿中濃度をもたらす量である。
一態様では、状態は、遺伝性血管性浮腫であり、有効量または治療有効量は、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって、少なくとも10ng/mL、少なくとも15ng/mL、または少なくとも25ng/mLの式(I)の化合物(特に3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、その塩酸塩、及び形態Aを含む)の血漿中濃度をもたらす量である。
本開示で使用される場合、「治療する」または「治療」という用語は、i)その状態に罹患しているか、またはそれにかかりやすい場合があるが、その状態の臨床症状もしくは亜臨床症状をまだ経験しておらず、呈してもいない対象におけるその状態の臨床症状の発現を阻害するか、または遅延させる、ii)その状態の少なくとも1つの臨床症状もしくは亜臨床症状の発症を阻害する(すなわち、停止または軽減する)、またはiii)その状態の少なくとも1つの臨床症状もしくは亜臨床症状を緩和する(すなわち、その退行を引き起こすか、または軽減する)一連の行動を意味する。治療されている対象または治療される対象にとっての利点は、統計的に有意であるか、または対象もしくは治療を行う医師に知覚可能であるかのいずれかであり得る。
リン酸−クエン酸緩衝液中での実施例1の化合物のpH溶解度プロファイルを図解する。 実施例1の化合物と様々な抗酸化剤との製剤のアッセイ値を図解する。 25℃及び60%の相対湿度での貯蔵後の実施例1の化合物の様々な経口液体製剤の室温安定性を図解する。 様々な条件下での貯蔵後の実施例1の化合物の経口液体製剤の安定性に対する温度の影響を図解する。 貯蔵後の実施例1の化合物の様々な経口液体製剤の化学的安定性を図解する。 実施例1の化合物の様々な経口液体製剤の光安定性を図解する。 実施例1の化合物の単回経口投薬後の対象における経時的な平均血漿濃度を図解する。 夜間絶食及び高脂肪食事後の対象への実施例1の化合物の500mgの単回経口用量の投与後のAUClast値を図解する。 対象へn実施例1の化合物の様々な用量の投与後の経時的な血漿カリクレイン阻害パーセントを図解する。 1日目の実施例1の化合物の初回投薬後の対象における経時的な平均血漿濃度を図解する。 7日目の実施例1の化合物の最終投薬後の対象における経時的な平均血漿濃度を図解する。 投薬7日目の対象への400mg及び800mgの実施例1の化合物の投与後の経時的な血漿カリクレイン阻害パーセントを図解する。 投薬7日目の対象への400mgの実施例1の化合物またはプラセボの投与後の経時的な血漿カリクレイン阻害パーセントを図解する。 形態Aと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の粉末XRDパターンを図解する。 形態Aと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のDSCサーモグラムを図解する。 形態Aと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のTGサーモグラムを図解する。 形態Aと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の走査電子顕微鏡法を図解する。 形態Cと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の粉末XRDパターンを図解する。 形態Cと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のDSCサーモグラムを図解する。 形態Cと指定される結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のTGサーモグラムを図解する。
化合物
本発明で使用される化合物は、式(I)のもの、
Figure 2017525718
式中、
Xが、CHまたはNであり、
Yが、CHまたはNであり、
Aが、C=OまたはCHであり、
が、水素またはC1〜4アルコキシ基であり、
が、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換されるC1〜4アルキル基またはC3〜6シクロアルキル基である、式(I)のもの、
ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、結晶形態、及びプロドラッグである。
本明細書において、「アルキル」は、炭素原子の鎖を有する直鎖状または分岐鎖状の脂肪族ラジカルを意味する。(C1〜4)アルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、及びtert−ブチル等の1〜4個の炭素の鎖を有するアルキル基を意味する。
「アルコキシ」は、アルキル基に結合した酸素原子を意味し、アルキルは、上で定義されたとおりである。(C1〜4)アルコキシは、メトキシ、1−エトキシ、2−エトキシ、1−プロピルオキシ、2−プロピルオキシ、3−プロピルオキシ、イソプロポキシ、1−ブチルオキシ、2−ブチルオキシ、3−ブチルオキシ、4−ブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、イソブチルオキシ、及びtert−ブチルオキシ等の1〜4個の炭素の鎖を有するアルコキシ基を意味する。
「シクロアルキル」は、炭素原子の飽和単環を意味する。(C3〜6)シクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルが挙げられる。
「ヒドロキシル」は、−OH基を意味する。
一実施形態では、Xは、CHである。別の実施形態では、Xは、Nである。
一実施形態では、Yは、CHである。別の実施形態では、Yは、Nである。
一実施形態では、Aは、C=Oである。別の実施形態では、Aは、CHである。
一実施形態では、Rは、水素である。一実施形態では、Rは、C1〜4アルコキシ基である。一実施形態では、Rは、メトキシ基である。
一実施形態では、Rは、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換されるC1〜4アルキル基である。一実施形態では、Rは、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換されるC2〜3アルキル基である。一実施形態では、Rは、イソプロピル基または1,2−ジヒドロキシエチル基である。
一実施形態では、Rは、(C3〜6)シクロアルキル基である。一実施形態では、Rは、C3〜4)シクロアルキル基である。一実施形態では、Rは、シクロプロピル基である。
一実施形態では、Rは、水素またはメトキシであり、Rは、シクロプロピル、イソプロピル、または1,2−ジヒドロキシエチルである。
一実施形態では、本発明で使用される化合物は、上で定義された式(I)の化合物であるが、但し、XがNであり、YがCHであり、AがCOであり、Rがメトキシである場合、Rがイソプロピル以外であることを条件とする。かかる化合物は、本明細書では式(I’)の化合物と称される。したがって、一実施形態では、式(I)の化合物は、XがNであり、YがCHであり、AがCOであり、Rがメトキシである場合、Rがイソプロピル以外であるという条件で定義される。
一実施形態では、Xは、CHであり、Yは、Nであり、Aは、C=Oであり、Rは、水素またはメトキシであり、Rは、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換される(C3〜4)シクロアルキル基、C2〜3アルキル基、またはC2〜3アルキル基である。
一実施形態では、Xは、CHであり、Yは、Nであり、Aは、C=Oであり、Rは、水素またはメトキシであり、Rは、シクロプロピル基、イソプロピル基、または1,2−ジヒドロキシエチルである。
一実施形態では、Xは、CHであり、Yは、Nであり、Aは、C=Oであり、Rは、メトキシであり、Rは、シクロプロピル基である。
一実施形態では、Xは、Nであり、Yは、CHであり、Aは、CHであり、Rは、水素であり、Rは、C2〜3アルキル基またはイソプロピル基である。
本発明で使用される特定の化合物としては、以下の表1に列挙される以下の化合物が挙げられる。
Figure 2017525718
上述の特定の化合物の構造は、J.Zhang et al.Medicinal Chemistry,2006,2,545−553に示され、かかる教示を参照することにより本明細書に組み込まれる。それらの合成については、概して、P.L.Kotian et al.Abstract for 18th International Symposium on Medicinal Chemistry,Copenhagen,August16,2004に記載され、かかる教示を参照することにより本明細書に組み込まれる。類似の化合物の合成については、概して、米国第6,699,994号に記載され、かかる教示を参照することにより本明細書に組み込まれる。
別の態様では、本発明は、式(I)の化合物の塩酸塩に関する。具体的な態様では、塩酸塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩である。別の具体的な態様では、塩酸塩化合物は、0.65を超え、1.0以下(APIに対する塩)の塩化物含有量を有する。
結晶形態
本開示はまた、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の特定の結晶形態である。3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩のかかる特定の結晶形態は、形態A及びCとして指定される。さらに、形態A及びCの薬学的組成物もまた提供される。
結晶形態は、本明細書では図「に示される」特徴付けられるものを指し得る。かかるデータとしては、粉末X線回折(PXRD)、示差走査熱量計(DSC)、熱重量分析(TG)、及び走査電子顕微鏡法が挙げられる。当業者は、図に示されるデータが、装置パラメーター、試料濃度、及び試料純度における変動のため、変動(例えば、ピーク強度及び/または正確なピーク位置における変動)を受けやすいことを理解するであろう。当業者は、本明細書における図と未知の結晶形態に関するデータとを比較し、データが開示された結晶形態(複数可)または異なる結晶形態を特徴付けるかどうか決定することができる。
結晶形態(多形体)は、本明細書ではいずれの他の結晶(多形)形態も実質的に含まないものとして言及され得る。これに関連して本明細書において使用される場合、「いずれの他の形態も実質的に含まない」という表現は、結晶形態が、例えば、PXRDによって測定される20%以下(w/w)、10%以下(w/w)、5%以下(w/w)、2%以下(w/w)、または1%以下(w/w)の対象化合物の他の結晶(多形)形態を含有することを意味する。さらに、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態は、80%(w/w)を超える、90%(w/w)を超える、95%(w/w)を超える、98%(w/w)を超える、または99%(w/w)を超える、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の対象多形形態を含有する。
本開示は、2つの結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、すなわち、形態A(式(II)の化合物とも称される)及び形態Cを提供する。
一実施形態では、本開示は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態Aを提供する。一実施形態では、形態Aは、i)7.3、9.5、18.5、及び21.9°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)7.31、9.52、18.54、及び21.85°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図13に示されるPXRDパターン、ならびにiv)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
なお別の実施形態では、形態Aは、i)14.7、20.3、22.5、22.7、26.1、及び26.7°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)14.65、20.28、22.51、22.96、26.14、及び26.72°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図14に示される示差走査熱量測定(DSC)サーモグラム、iv)図15に示される熱重量分析(TG)サーモグラム、v)図16に示される走査電子顕微鏡法(SEM)によって決定される結晶構造、ならびにvi)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
なお別の実施形態では、形態Aは、i)7.3、9.5、18.5、及び21.9°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)7.31、9.52、18.54、及び21.85°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図13に示されるPXRDパターン、iv)14.7、20.3、22.5、22.7、26.1、及び26.7°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、v)14.65、20.28、22.51、22.96、26.14、及び26.72°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、vi)図14に示されるDSCサーモグラム、vii)図15に示されるTGサーモグラム、viii)図16に示されるSEMによって決定される結晶構造、ならびにix)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
上述のように上の結晶形態Aは、可変水和物である。本明細書において使用される場合、かつ別途提示されない限り、結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩に関して「可変水和物」という用語は、水含有量が、相対湿度(「RH」)状態に依存していることを意味する。約室温及び30%のRHで、形態Aは、(1モルの結晶形態A当たり約1.2モルの水で推定される)モノ水和物と一致している水含有量を示す。
形態Aは、塩酸塩として存在し、形態Aの塩化物含有量は、0.65以上及び1.0以下(APIに対する塩)である。一実施形態では、形態Aの塩化物含有量は、0.65(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、形態Aの塩化物含有量は、0.75(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、形態Aの塩化物含有量は、0.85(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、形態Aの塩化物含有量は、0.95(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、形態Aの塩化物含有量は、1.0(APIに対する塩)である。
一実施形態では、形態Aは、薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物において、優れた溶解度の有利な特性を有する。別の実施形態では、非結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、ならびにその塩、及び他の結晶形態と比較して、形態Aの薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物は、対象に投与されるときに化合物の増加したバイオアベイラビリティを提供する。別の実施形態では、形態Aの薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物は、ある状態を治療するために対象に投与されるときにかかる治療に作用するのに十分である。別の実施形態では、1日当たり1〜3回以下(1〜2回等)投与される場合、形態Aの薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物は、ある状態を治療するために対象に投与されるときにかかる治療に作用するのに十分である。別の実施形態では、形態Aの薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物は、対象に投与される場合、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって、対象の血液中に、少なくとも10ng/mL、少なくとも15ng/mL、または少なくとも25ng/mLの治療有効量の化合物を提供する。別の実施形態では、形態Aは、140mg/mLを超える濃度で、薬学的組成物、具体的には、本明細書に記載される経口薬学的組成物中に可溶化される有利な特性を有する。別の実施形態では、形態Aは、多形変換に対する安定性の有利な特性を有する。具体的には、他の多形形態への変換は、室温で43%、75%、及び100%のRH状態において、形態Aについて観察されなかった。
具体的な一実施形態では、形態Aは、有利に可溶化され、600の数平均分子量(Mn)を有する72.7%のポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(これらの化合物の割合は、賦形剤混合物の全重量の割合として表され、活性成分を除く)を含む液体薬学的組成物中に提供される。具体的な一実施形態では、形態Aは、有利に可溶化され、140mg/mLを超える濃度で薬学的組成物中に提供され、この組成物は、72.7%の600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(これらの化合物の割合は、賦形剤混合物の全重量の割合として表され、活性成分を除く)を含む。具体的な一実施形態では、形態Aは、有利に可溶化され、72.7%の600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(これらの化合物の割合は、賦形剤混合物の全重量の割合として表され、活性成分を除く)を含む薬学的組成物中に提供され、1日当たり1〜3回以下(1〜2回等)投与される場合、対象に投与されるときに治療有効量の化合物を提供する。具体的な一実施形態では、形態Aは、有利に可溶化され、72.7%の600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(これらの化合物の割合は、賦形剤混合物の全重量の割合として表され、活性成分を除く)を含む薬学的組成物中に提供され、対象に投与される場合、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって、対象の血液中に、少なくとも10ng/mL、少なくとも15ng/mL、または少なくとも25ng/mLの治療有効量の化合物を提供する。上述のものすべてにおいて、薬学的組成物は、液体薬学的組成物であり得る。上述のものすべてにおいて、薬学的組成物は、軟ゼラチンカプセル剤または硬ゼラチンカプセル剤を含む、本明細書に記載されるカプセル剤中に含有される液体薬学的組成物であり得る。
代表的な製剤としては、i)100.01mgの形態A、ii)600の数平均分子量(Mn)を有する545.9mgのポリエチレングリコール、iii)5.0mgのD−α−トコフェロール、及びiv)200.0mgのコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000が挙げられるが、これらに限定されない。
好ましくは、結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の形態Aは、いずれの他の多形形態も実質的に含まない。
形態Aの製造方法を、本明細書に開示する。形態Aは、水性アセトニトリル中の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の塩基その後塩酸での処理、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の沈殿、及びメチルtert−ブチルエーテルを用いた3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の洗浄によって得ることが可能であり得る。こうして、この方法によって得ることが可能な形態の、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩が提供される。
一実施形態では、本開示は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態Cを提供する。一実施形態では、形態Cは、i)4.2、7.9、及び10.8°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)4.15、7.94、及び10.79°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図17に示されるPXRDパターン、ならびにiv)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
なお別の実施形態では、形態Cは、i)12.6、20.9、21.3、23.8、24.5、27.0、及び28.4°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)12.57、20.90、21.31、23.97、24.45、27.02、及び28.36°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図18に示されるDSCサーモグラム、iv)図19に示されるTGサーモグラム、ならびにv)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
なお別の実施形態では、形態Cは、i)4.2、7.9、及び10.8°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、ii)4.15、7.94、及び10.79°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、iii)図17に示されるPXRD、iv)12.6、20.9、21.3、23.8、24.5、27.0、及び28.4°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、v)12.57、20.90、21.31、23.97、24.45、27.02、及び28.36°(2θ±0.2°2θ)にピークを有するPXRDパターン、vi)図18に示されるDSCサーモグラム、vii)図19に示されるTGサーモグラム、ならびにviii)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる。
上述の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩結晶形態Cは、可変水和物である。
本明細書において使用される場合、結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Cに関して「可変水和物」という用語は、水含有量が、相対湿度(「RH」)状態に依存していることを意味する。約室温及び34%のRHで、形態Cは、(1モルの結晶形態C当たり約1.4モルの水で推定される)モノ水和物に近い水含有量を示す。
好ましくは、本発明の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Cは、いずれの他の多形形態も実質的に含まない。
形態Cの製造方法を、本明細書に記載する。形態Cは、水性アセトニトリル中の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の塩基その後塩酸での処理、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の沈殿、及び水を用いた3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の洗浄によって得ることが可能であり得る。こうして、この方法によって得ることが可能な形態の、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩が提供される。
塩、水和物、エステル、及びプロドラッグ
本発明で使用される式(I)の化合物は、体内で本発明の化合物へと変換される塩、水和物、エステル、及びプロドラッグの形態で存在し、任意に投与され得る。例えば、本発明の化合物を、当該技術分野において周知の手順に従って、様々な有機及び無機酸、ならびに塩基に由来するそれらの薬学的に許容される塩の形態へと変換し、その形態でそれらを使用することは、本発明の範囲内である。
したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容される塩を提供する。
本発明で使用される式(I)の化合物は、少なくとも1つの塩基窒素原子を保有し、遊離塩基形態として存在し得る。あるいは、化合物は、化合物の遊離塩基形態を薬学的に許容される無機または有機酸と反応させることによって、薬学的に許容される酸付加塩として調製され得る。
したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容される酸付加塩を提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容される酸付加塩を提供する。
薬学的に許容される酸付加塩の例としては、塩酸塩、臭化水素酸、ヨウ化水素酸塩等の水素ハロゲン化物;硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の他の鉱酸及びそれらの対応する塩;メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、及びベンゼンスルホン酸塩等のアルキル及びモノアルキルスルホネート;ならびに酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、及びアスコルビン酸塩等の他の有機酸及びそれらの対応する塩が挙げられる。本発明のさらなる酸付加塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アルギニン酸塩、アスパラギン酸塩、重硫酸塩、亜硫酸水素塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、カプリル酸塩、クロロ安息香酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、リン酸二水素塩、ジニトロ安息香酸塩、ドデシル硫酸塩、1,2−エタンジスルホン酸塩(エジシル酸塩)、フマル酸塩、ガラクテル酸塩(粘液酸から)、ガラクツロン酸塩、ゲンチジン酸塩、グルコヘプタン酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコール酸塩、ヘミコハク酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、馬尿酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、イソ−酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、リンゴ酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタリン酸塩、メチル安息香酸塩、リン酸一水素塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、オレイン酸塩、パルモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ホスホン酸塩、フタル酸塩、及びバニリン酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、酸付加塩は、塩酸塩である。
一実施形態では、酸付加塩は、式(I)の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.65(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、式(I)の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.75(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、式(I)の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.85(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、式(I)の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.95(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、式(I)の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、1.0(APIに対する塩)である。
一実施形態では、酸付加塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.65(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の化合物の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.75(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、0.85(APIに対する塩)を超える。別の実施形態では、酸付加塩は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の塩酸塩であり、この塩の塩化物含有量は、1.0(APIに対する塩)である。
本発明で使用される式(I)の化合物はまた、遊離カルボン酸基を保有し、遊離酸として存在してもよい。あるいは、薬学的に許容される塩基付加塩は、化合物の遊離酸形態を薬学的に許容される無機または有機塩基と反応させることによって調製され得る。
したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容される塩基付加塩を提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容される塩基付加塩を提供する。
かかる塩基付加塩の例は、典型的には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、及び水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、またはカリウムエタノレート及びナトリウムプロパノレート等のアルカリ金属アルコキシドとの反応によって形成される、リチウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩等のアルカリ金属塩;典型的には、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物との反応によって形成される、マグネシウム塩、カルシウム塩、及びバリウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩、銅塩、三価鉄(Fe3+)塩、二価鉄(Fe2+)塩、及び亜鉛塩等の他の金属イオンの塩;アンモニウム(NH )塩;第一級アミンとして、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ベンジルアミン、アニリン、及びブチルアミン、第二級アミンとして、ジメチルアミン、及びジエチルアミン、ならびに第三級アミンとして、トリメチルアミン及びトリエチルアミンを含む第一級、第二級、及び第三級アミンの塩、テトラメチルアンモニウム塩等の第四級アンモニウム塩、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、及び塩基イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、クロロプロカイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン(ベンザチン)、ジシクロヘキシルアミン、ジエタノールアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペラジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソ−プロピルアミン、リドカイン、リジン、メグルミン、N−メチル−D−グルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、及びトリス−(ヒドロキシメチル)−メチルアミン(トロメタミン)が挙げられるが、これらに限定されない有機塩基塩である。
本発明で使用される化合物は、溶媒和物の形態で実存し得る。かかる溶媒和物は、それらの結晶構造において溶媒分子を含む。したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容される溶媒和物を提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容される溶媒和物を提供する。溶媒和物の例としては、水和物及びアルコラートが挙げられる。
本発明で使用される化合物のプロドラッグ誘導体は、本発明の化合物の置換基を変更することによって調製され得、その置換基は、次いで、体内で異なる置換基へ変換される。具体的には、本発明の化合物は、カルボン酸(−COH)及びアミジン(−C(=NH)NH)官能基の両方を保有し、それらのうちのいずれかは、誘導体化されて本発明の化合物のプロドラッグを形成することができる。
本発明で使用される化合物のエステルは、化合物を、ヒドロキシル基を含有する好適な化合物と反応させることによって形成され得る。したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容されるエステルを提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容されるエステルを提供する。
好適なエステルの例としては、アルキルエステル、具体的には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、及びtert−ブチルエステル等のC1〜4アルキルエステル、ならびにペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル、ヘニコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシル、及びトリアコンチルエステルを含むC5〜30アルキルエステル等の長鎖アルキルエステルが挙げられる。
好適なエステルの他の例としては、置換C1〜4アルキルエステル(好ましくは置換メチルまたはエチルエステル)が挙げられ、置換基は、
ヒドロキシル基であって、かかる置換基の例としては、2−ヒドロキシエチルが挙げられる、ヒドロキシル基、
アルコキシ基であって、具体的には、C1〜4アルコキシであり、かかる置換基の例としては、メトキシメチルまたは2−エトキシエチルが挙げられる、アルコキシ基、
アシルオキシ基であって、アシル部分が、R−C(=O)−の群であり、式中、Rが、アルキル基(上で定義され、例証されたC1〜4またはC5〜30アルキル基等)またはベンジル基が挙げられるが、これらに限定されない炭化水素基であり、かかる置換基の例としては、アセチルオキシエチル、ピバロイルオキシメチル、2−(ピバロイルオキシ)エチル、及び2−メチル−1−(ピバロイルオキシ)プロピルが挙げられる、アシルオキシ基、
炭酸塩基であって、炭酸塩基に付着するものが、式RO−C(=O)−O−の部分であり、
式中、Rが、C1〜6アルキルであり、かかる置換基の例としては、イソプロピルメチルカーボネートが挙げられ、エステル部分が、式
(CHCH−O−C(=O)−O−CH−を有する、炭酸塩基、
5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル基であって、かかる置換基の例としては、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルが挙げられる、5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル基、
Gly(グリシン)、Ala(アラニン、CHCH(NH)CO−)、Arg(アルギニン)、Asn(アスパラギン)、Asp(アスパラギン酸)、Cys(システイン)、Glu(グルタミン酸)、His(ヒスチジン)、Ile(イソロイシン)、Leu(ロイシン、(CHCHCHCH(NH)CO−)、Lys(リジン)、Met(メチオニン)、Phe(フェニルアラニン)、Pro(プロリン)、Ser(セリン)、Thr(トレオニン)、Trp(トリプトファン)、Tyr(チロシン)、Val(バリン)が挙げられるが、これらに限定されないアミノ酸残基であって、アミノ酸残基が、そのアミン終端、そのカルボン酸終端、または側鎖により付着され得、かかる置換基の例としては、バリンメチル、2−(バリン)エチル、2−(バリン)プロピル、2−(フェニルアラニン)エチル、2−(イソロイシン)エチルが挙げられる、アミノ酸残基、
3〜8個の環原子を有する飽和複素環基であって、その少なくとも1個の環原子(好ましくは1個、2個、または3個、より好ましくは1個または2個)が、窒素、酸素、及び硫黄から選択されるヘテロ原子であり、アジリジニル、アゼチジニル、そしてピペリジル、モルフォリニル、ピペラジニル、ピロリジニル、アゼピニル、アゾシニル,1,3−ジオキサニル、1,4−ジオキサニルが挙げられるが、これらに限定されず、かかる置換基の例としては、2−(モルホリノ)エチルが挙げられる、飽和複素環基、からなる群から選択される。
カルボン酸基が、アミンを用いてアミド結合を形成し、水の分子を除去するように、化合物のアミドプロドラッグは、化合物を第一級または第二級アミン基を含有する好適な化合物と反応させることによって形成され得る。したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容されるアミドプロドラッグを提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容されるアミドプロドラッグを提供する。
かかるアミドプロドラッグの例としては、以下の
アンモニア;
ヒドロキシルアミン(−NHOH)
アルキルアミン、具体的には、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、及びtert−ブチルアミン等のC1〜4アルキルアミン;
ジアルキルアミン、具体的には、ジメチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルエチルアミン、ジプロピルアミン、N−メチルプロピルアミン、N−メチルイソプロピルアミン、N−エチルイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ(sec−ブチル)アミン、及びジ(tert−ブチル)アミン等のジ(C1〜4アルキル)アミン;
ベンジルアミン及びベンズヒドリルアミン等のアリルアルキルアミン及びジアリルアルキルアミン;
アミノ酸置換アルキルエステルに関して上で定義され、例証されたもの等のアミノ酸残基;
3〜8個の環原子を有する飽和窒素含有複素環アミンであって、その少なくとも1つの環原子が、窒素原子であり、他のヘテロ原子が、窒素、酸素、及び硫黄から選択され、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、そしてピペリジン、モルホリン、ピペラジン、アゼピン、及びアゾシンが挙げられるが、これらに限定されない、飽和窒素含有複素環アミンとの反応によって形成されるもの、が挙げられる。
本発明で使用される化合物のアミジンプロドラッグは、化合物を、アミジン官能基と反応することができる化合物と反応させることによって形成することができる。したがって、さらなる態様では、本発明は、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、本明細書で定義される式(I)の化合物の薬学的に許容されるアミジンプロドラッグを提供する。一実施形態では、本発明は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の薬学的に許容されるアミジンプロドラッグを提供する。
アミジンプロドラッグの例としては、以下の
プロドラッグであって、アミジンが、ヒドロキシル基に結合される、プロドラッグ、
プロドラッグであって、アミジンが、アルキル基に結合される、上で定義され、例証されたもの等のプロドラッグ、
アミノ酸残基を有するプロドラッグであって、アミノ酸残基が、アミノ酸置換アルキルエステルに関して上で定義され、例証されたとおりであり、かかるプロドラッグの例としては、バリンアミドが挙げられる、プロドラッグ、ならびに
カルバミン酸、具体的には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、またはヘキシルカルバミン酸等のC1〜6アルキルカルバミン酸等のアルキルカルバミン酸、が挙げられる。
プロドラッグは、塩及び溶媒和物を単独で形成し得る。好適な塩及び溶媒和物の例としては、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関して列挙されるものが挙げられる。
その塩を含む3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸のプロドラッグの特定の例としては、以下の表2に列挙されるものが挙げられる。
Figure 2017525718
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Figure 2017525718
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組成物
本発明の薬学的組成物は、その最も広範な態様または好ましい態様、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのいずれかで、本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物を活性成分として含有する。具体的な態様では、本発明の薬学的組成物は、式(I)の化合物を活性成分として含有する。別の具体的な態様では、本発明の薬学的組成物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を活性成分として含有する。別の具体的な態様では、本発明の薬学的組成物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩を活性成分として含有する。別の具体的な態様では、本発明の薬学的組成物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態Aを活性成分として含有する。これらの化合物は、本明細書において「活性成分」、「API」、または「活性医薬成分」として記載される。
本発明の薬学的組成物はまた、賦形剤を含有する。本明細書において、「賦形剤」という用語は、概して、活性医薬成分を用いて製剤化される薬理学的に不活性物質を意味するとして定義される。賦形剤の性質は、活性成分の性質及び濃度、治療される対象、ならびに投与の意図されるモード等の様々な因子に応じて変化する。上で論じたように、本開示のAPIは、溶解及び透過特性不良、ならびに安定特性不良を呈する。結果として、かかる化合物は、治療有効量のAPIを対象に送達することができる有効な経口薬学的組成物に製剤化するのが特に困難であると予測される。
本発明は、API及び有効量のAPIを対象に送達することができる経口製剤を産生する定義された賦形剤を含む経口製剤を提供する。具体的には、本発明は、有効量の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、または3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩の結晶形態Aを対象に送達することができる経口製剤を提供する。かかる経口製剤を製剤化する際の困難を示唆する当該技術分野の観点から、この結果は予想外であった。
本発明の薬学的組成物は、いくつかの形態を取り得る。一態様では、本発明の薬学的組成物は、経口組成物である。
一態様では、本発明の薬学的組成物は、液体組成物である。一態様では、本発明の薬学的組成物は、液体経口組成物(すなわち、経口摂取による投与に好適な活性成分及び賦形剤を含有する経口送達に好適な液体組成物)である。本明細書において、「液体組成物」という用語は、活性医薬成分が液体マトリックス中に分散される任意の組成物を含む。「液体」という用語は、当該技術分野におけるその通常の意味、すなわち、一定の形状を有さないが一定体積を有し、典型的には圧力下で流動することができる物質の状態に従って定義される。したがって、「液体組成物」という用語が、懸濁液、乳濁液、及び溶液を含むということが、本発明の範囲内で想定される。
一態様では、本発明の液体薬学的組成物は、溶液である。溶液は、1つの相のみで構成される均一な混合物であり、溶解されている物質(溶質)が、液体溶媒の中に溶解される。具体的には、本発明の液体薬学的組成物は、経口溶液(すなわち、経口摂取による投与に好適な活性成分及び賦形剤を含有する溶液)であり得る。
一態様では、本発明の液体薬学的組成物は、乳濁液である。乳濁液は、通常非混和性である2つ以上の液体の混合物であり、1つの液体(分散相)が、もう一方(連続相)の中に分散される。
一態様では、本発明の液体薬学的組成物は、懸濁液である。懸濁液は、液体(流体)中に分散される不溶性固体粒子を含有する不均一な混合物であり、その中で固体が最終的に定着する。
一態様では、本発明の薬学的組成物は、固体または半固体組成物である。一態様では、本発明の薬学的組成物は、固体または半固体経口組成物(すなわち、経口送達に好適な固体または半固体組成物)である。本明細書において、「固体組成物」という用語は、活性医薬成分が固体マトリックス中に分散される任意の組成物を含む。同様に、「半固体組成物」という用語は、活性医薬成分が半固体マトリックス中に分散される任意の組成物を含む。「固体」は、一定の体積及び一定の形状を有する物質の状態として定義される。半固体は、いくつかの点で固体に類似している(半固体は、それ自体の重量を指示し、その形状を保持することができる)が、また、半固体に圧力を適用するものに対する形状適合、または圧力下で流動する能力等の液体のいくつかの特性を共有する。
固体組成物の例としては、固体分散体(別名、固体溶液)が挙げられ、活性医薬成分が、微粒子として、または分子レベルのいずれかで固体マトリックス中に分散され、そのマトリックスは、半固体または固体の形態であってもよい。他の例としては、ガラス及びホットメルト溶液が挙げられ、生成物は、冷却前に溶融状態で分散される。
一態様では、本発明の薬学的組成物は、固体経口剤形である。一態様では、固体経口剤形は、(特に溶液、懸濁液、または乳濁液の形態で、本明細書において記載され、例証される)本発明の液体組成物を含有する(典型的には、以下に記載され、例証される薬学的に許容される材料の)シェルまたはハウジングを含む。
別の態様では、固体経口剤形は、本発明の固体組成物を含有するシェルまたはハウジングを含む。かかる固体剤形は、例えば、活性医薬成分及び賦形剤の固体分散体を含有し得る。
一態様では、本発明の固体経口剤形は、腸溶性である。腸溶コーティングは、経口薬が吸収される消化器官中の部位を制御する経口薬に適用されるバリアである。ほとんどの腸溶コーティングは、胃の中で見出される強酸性pHで安定的な表面を示すことによって機能するが、より低い酸性(比較的より塩基性)pHで急速に分解する。例えば、腸溶コーティングは、胃の酸性分泌液(pH〜3)中では溶解しないが、小腸中に存在するアルカリ性(pH7〜9)環境で溶解する。腸溶コーティングのために使用される材料としては、脂肪酸、ワックス、シェラック、プラスチック、及び植物繊維が挙げられる。腸溶コーティングを形成するために使用される材料の特定の例としては、アクリル酸メチル−メタクリル酸コポリマー、セルロースアセテートサクシネート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(ヒプロメロースアセテートサクシネート)、ポリビニルアルコールアセテートフタレート(PVAP)、メタクリル酸メチル−メタクリル酸コポリマー、ならびにアルギン酸ナトリウム、及びステアリン酸が挙げられる。
一態様では、本発明の薬学的組成物は、カプセル剤である。カプセル剤は、当業者に周知であり、典型的には固体または液体組成物をハウジングすることができるシェルを含み、シェルは、体内で(胃腸管内で)溶解または分解されて、活性成分を遊離することができる材料を含む。
カプセル剤は、硬カプセル剤(別名、硬質シェルカプセル剤)または軟カプセル剤(ビーズまたは軟質シェルカプセル剤とも称される)であり得る。カプセル剤の硬質及び軟質の両方のシェルは、典型的には、体内で(胃腸管内で)溶解または分解されて、活性成分を遊離することができる材料からなる。
シェルを形成するために使用される材料は、ゲル化剤、具体的には、ゼラチン等の動物タンパク質;カラギーナンのような植物性多糖類またはそれらの誘導体;デンプン及びセルロースの天然または変更形態(具体的には、アミロペクチン、ヒドロキシプロピルデンプン、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース、HPMC);ならびにポリマー(具体的には、ポリビニルアルコール、PVA)であり得る。他の成分は、グリセリン及び/またはソルビトール等の可塑剤のようなシェル材溶液に添加して、カプセル剤の硬度、乳白剤、香味料、甘味料、着色剤、保存剤、崩壊剤、滑沢剤、及び表面処理を低減させ得る。
一態様では、シェルを形成するために使用される材料は、ゼラチンを含むか、またはそれからなる。ゼラチンは、典型的には、家畜のウシ、魚、ニワトリ、ブタ、及びウマ等の動物のコラーゲン、典型的に皮膚から抽出されるタンパク質、沸騰し、粉砕された角、蹄及び骨、結合組織、臓器及びいくつかの腸の部分加水分解によって産生されるペプチド及びタンパク質の混合物である。ゼラチンはまた、当技術分野で既知のように変更されて、望ましい特性をゼラチン(例えば、反応性充填成分を用いて使用するためのコハク化ゼラチン)に提供し得る。
別の態様では、シェルを形成するために使用される材料は、ゼラチン以外の材料を含むか、またはそれからなる。非ゼラチンシェルから形成される硬カプセル剤の例としては、BannerからのEcoCaps(商標)、Catalentからの植物由来のVegiCaps(商標)、ならびにEuroCapsからのVegisoft(商標)、及びCapsugelからのLiCaps(商標)が挙げられる。非ゼラチンシェルから形成される軟カプセル剤の例としては、BannerからのEnteric軟質ゲルが挙げられる。
一実施形態では、カプセル剤は、硬カプセル剤(特に、硬ゼラチンカプセル剤)である。典型的には、かかる硬カプセル剤は、強固なシェル材料で形成される空の上側及び下側シェルを含む。かかるカプセル剤の形成は、カプセル充填とは別個のプロセスであり、別個の機器を必要とする。典型的には、下部のカプセルシェルを、薬物製剤を用いて充填し、次いで、上部のカプセルシェルを、より低い充填されたシェルにわたって置く。
一態様では、カプセル剤を形成するために使用される材料は、その「ブルーム」値(またはブルーム強度)によって画定され得る。ブルームは、ゲルまたはゼラチンの強度を測定するための試験である。その試験は、1925年にO.T.Bloom(米国第1,540,979号)によって開発され、特許を取られた。この値は、力の尺度であり、グラムで表され、典型的には1.27cm(0.5インチ)の直径を有する標準プランジャーを用いて、ゼラチンまたはゲルの表面を4mmまで抑制することが必要である。ブルーム試験をゼラチンに行うために、6.67%のゼラチン溶液は、典型的には、試験される前に、10℃で17〜18時間維持される。より高いブルームゼラチンは、(同じ濃度で)より低いブルームゼラチンよりも強いゲルを形成する。
一態様では、硬カプセル剤において使用されるゼラチンのブルーム強度は、(典型的には上述の試験し従って測定されるように)200〜270ブルーム−グラムの範囲内である。
別の態様では、カプセル剤を形成するために使用される材料は、その水分レベルによって画定され得る。水分レベルは、典型的には、Karl Fischer滴定を用いて測定される。これは、変色または電気測定によって示されるように、一定及び既知の比率の反応が終了するまで、慎重に測定された量で既知の濃度の標準試薬を添加し、次いで、未知の濃度を計算することによって、溶液中の物質の濃度を決定するための技術である。この技術は、K.Fischer Angew.Chem.(1935)48(26):394−396に最初に記載された。一態様では、かかる硬カプセル剤のカプセル剤中の水分レベルは、(典型的には上述の試験し従って測定されるように)12%〜16%の範囲内である。
一実施形態では、カプセル剤は、軟カプセル剤(特に、軟ゼラチンカプセル剤)である。典型的には、かかるカプセル剤は、薬物を含有する単一で密封された柔軟なシェルの形態を取る。硬カプセル剤とは対照的に、シェルを形成することと、薬物製剤を用いてシェルを充填することとを含む、軟カプセル剤を形成するプロセスは、単一のプロセスステップで達成され得る。典型的には、これは、シェル材料のシートを形成し、モールドを通してシートを走行させてキャビティを形成し、薬物製剤を用いてキャビティを充填し、充填したキャビティを密封し、ゼラチンリボンからカプセル剤を切断/切り抜き、かつ乾燥させることによって行われる。軟ゼラチンカプセル剤の形成は、「Formulation and physical properties of soft capsules」,Pharmaceutical Capsules,Chapter11,page201,Pharmaceutical Press,Second Edition,2004においてG.Reichによって、より詳細に記載される。
一態様では、軟カプセル剤において使用されるゼラチンのブルーム強度は、(典型的には上述の試験し従って測定されるように)150〜180ブルーム−グラムの範囲内である。一態様では、かかる軟カプセル剤のカプセル剤中の水分レベルは、6%〜10%の範囲内である(典型的には上述のKarl Fischer滴定を用いて測定される)。
軟カプセル剤のシェルを形成するために使用される材料は、上述のゼラチンを含み得るか、またはそれからなり得る。あるいは、軟カプセル剤のシェルを形成するために使用される材料は、非ゼラチン材料を含み得るか、またはそれからなり得、天然、半合成または合成であり得、かかる材料の例としては、カラギーナン、デンプン、改質デンプン、及びポリビニルアルコールが挙げられる。
賦形剤
上述の形態を含む本開示の組成物は、1つ以上の賦形剤を含む。賦形剤は、APIを可溶化し、APIの増加した透過性を提供し、かつ/またはAPIの増加した安定性を提供するのに役立ち得る。一態様では、賦形剤は、APIを可溶化し、APIの増加した透過性を提供し、かつ/またはAPIの増加した安定性を提供するのに役立ち得る。別の態様では、賦形剤は、APIを可溶化し、APIの増加した透過性を提供するのに役立ち得る。別の態様では、賦形剤は、APIを可溶化し、APIの増加した安定性を提供するのに役立ち得る。
上で論じたように、本開示の化合物は、有効量または治療有効量の化合物が対象に送達される、経口送達に好適な組成物/製剤に製剤化するのが困難である。本明細書に記載される賦形剤の使用を通して、有効量または治療有効量の化合物が対象に送達される、経口送達に好適な製剤の問題が解決された。
具体的には、本発明に従う賦形剤の使用が、剤形中(特に、排他的に硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤ではないが)に含有することができる経口製剤を産生するのに十分な濃度で、本発明で使用されるAPIが溶解することを可能にし、その剤形を対象に、1日当たり1〜4回、もしくは毎日1回または2回で投与すると、治療的血漿レベルを達成することができることを予想外に見出した。これは、本開示のAPIが、BDDCS(低溶解度及び低透過性を有するクラスIV)及びリピンスキーの法則に基づいて製剤化するのが困難であると予測された実態を考慮しても予想外であると考えられる。したがって、本明細書に記載される賦形剤は、記載されるAPIを、剤形中(特に、排他的に硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤ではないが)に含有することができる経口製剤に製剤化する技術的問題に対して、新規の溶液を提供し、その剤形を対象に、1日当たり1〜4回、もしくは毎日1回または2回で投与すると、対象への送達が治療的血漿レベルを達成することができる。先行技術は、一般に、非経口投与によりかかるAPIを送達する。
本明細書に記載されるアミジン化合物、具体的には、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸のための初期製剤作業において、広範囲な研究が、賦形剤の好適な混合物を識別して、本明細書に記載される経口製剤を産生するために行われた。
特に、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の好適な経口製剤を開発するために、様々な手法が取られた。取られた手法は、様々な共溶媒との組み合わせで、ブチルエーテルまたはスルホブチルエーテルスペーサー基によって親油性キャビティから分離されたスルホン酸ナトリウム塩を有するα−シクロデキストリン及びポリアニオンβ−シクロデキストリン誘導体を含む様々な親水性ポリマーを含んだ。加えて、化合物は、様々な手法を使用して、いくつかの異なる技術によって作製された製剤(例えば乾式混合、ナノ懸濁液、固体分散体、及び乳濁液)において評価された。
各事例において、これらの初期評価の結果は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の濃度が10.5mg/mL未満である製剤をもたらした。さらに、初期の薬物動態学的研究において、動物により顕著なばらつきがあった。
対照的に、本発明の新規の賦形剤の混合物は、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸が、少なくとも100mg/mLの濃度を達成することを可能にし、薬物動態学的ばらつきは、動物及びヒト研究(本明細書に記載されるもの)の両方において軽減した。結果として、本明細書に記載される賦形剤の混合物の使用を通して、対象への送達時に治療的血漿レベルを達成することができる3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の経口製剤、及び概して式(I)、(I’)、または(II)の化合物が産生され得る。
一実施形態では、本発明は、i)本明細書で定義される有効量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、ii)賦形剤混合物とを含む経口液体薬学的組成物等の経口薬学的組成物を含む。賦形剤のかかる混合物は、以下に記載され、剤形中(特に、排他的に硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤ではないが)に含有することができる、経口液体製剤を含む経口製剤を産生し、その剤形を対象に、1日当たり1〜4回、もしくは1日当たり1〜3回、あるいは毎日1回または2回で投与すると、対象への送達が治療的血漿レベルを達成することができる。経口薬学的組成物は、上述または本明細書において記載される形態のうちのいずれかであってもよい。具体的な態様では、経口薬学的組成物は、有効量の式(I)の化合物を含む。別の具体的な態様では、経口薬学的組成物は、有効量の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を含む。別の具体的な態様では、経口薬学的組成物は、有効量の3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩を含む。さらなる具体的な態様では、経口薬学的組成物は、有効量の形態Aを含む。
一実施形態では、賦形剤混合物は、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)とを含む。一実施形態では、賦形剤混合物は、C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)とを含む。一態様では、共溶媒は、ビタミンE、クエン酸、または少なくとも1つの第三級アルキル基(好ましくはtert−ブチル基)、またはアルキルエステル(好ましくはプロピルエステル)、ならびに任意に、0.1〜10%で存在する(C1〜4)アルキル及び/または(C1〜4)アルコキシ基、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルでさらに置換される置換フェノール(すなわち、1〜3つのヒドロキシル基で置換されるベンゼン環)である。一態様では、共溶媒は、0.1〜10%で存在するビタミンE、及び1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである。
前述のものは、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
溶媒
具体的には、本発明に従う極性有機溶媒の使用が、結果として生じた液体組成物が、剤形中(特に、排他的に硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤ではないが)に含有することができるように、十分な濃度で、本発明で使用される活性医薬成分が溶解することを可能にし、その剤形を1日当たり1〜4回、もしくは1日当たり1〜3回、かつまれにさらに毎日1回または2回で投与すると、治療的血漿レベルを達成することができることを本発明者らは予想外に見出した。これは、経口剤形に製剤化することが非常に困難であり、結果として一般に、非経口的に投与されるBDDCSのクラスIVにおけるAPIの低溶解度及び透過性を考慮しても予想外であると考えられる。
一態様では、極性有機溶媒は、極性プロトン性溶媒である。極性プロトン性溶媒は、酸素原子または窒素原子に結合する水素原子を有する溶媒である。一態様では、極性プロトン性溶媒は、水素結合することができる1つ以上の官能基を含有する。かかる官能基は、O−H及び/またはN−H基を含む。親水性有機溶媒のクラスの例としては、(グリコール、ジオール、及びポリオールを含む)アルコール及びアミドが挙げられる。一実施形態では、極性有機溶媒は、ジメチルスルホキシドではない。
一実施形態では、極性有機溶媒は、本組成物の全重量の0.1重量%〜99.9重量%の量で存在する。ある特定の態様では、極性有機溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される1%〜99%、50%〜90%、50%〜99%、70%〜99%、80%〜99%、90%〜99%、95%〜99%、20%〜80%、50%〜80%、65%〜85%、または70%〜75%の量で存在する。一実施形態では、極性有機溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される65%〜85%の量で存在する。一実施形態では、極性有機溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される70%〜75%の量で存在する。一実施形態では、極性有機溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される72.7%の量で存在する。
一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールのうちの少なくとも1つであり得、この極性プロトン性溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される1〜99%(または前段落に開示される部分範囲のうちのいずれか)で存在する。一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C2〜6モノアルコールを欠く。前述のもののうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオール及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールの混合物である。前述のもののうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールである。前述のもののうちのいずれかの一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールの混合物である。ある特定の態様では、極性プロトン性溶媒は、1%〜99%、50%〜90%、50%〜99%、70%〜99%、80%〜99%、90%〜99%、95%〜99%、20%〜80%、50%〜80%、65%〜80%、または70%〜75%で存在する(賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される)。一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される65%〜85%の量で存在する。一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される70%〜75%の量で存在する。一実施形態では、極性プロトン性溶媒は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される72.7%の量で存在する。
ある特定の態様では、代表的なC3〜6ジオールとしては、プロピレングリコール、例えば1,2−プロパンジオール(α−プロピレングリコール)が挙げられ、代表的なポリ(C2〜3)アルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられ、代表的なC2〜6モノアルコールとしては、エタノールが挙げられる。
アルコール
一実施形態では、極性有機溶媒は、アルコールまたはその混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、薬学的に許容されるアルコールまたはその混合物を含む。薬学的に許容されるアルコールは、通常1日量で、かつ通常の薬学的剤形で消費される場合、無毒であると考えられるものであり、食品医薬品局(Food & Drug Administration)によって一般に安全と認められる(GRAS)それらのアルコールが挙げられるが、それらに限定されない。ある特定の実施形態では、アルコール、特にC2〜6モノアルコールはまた、共溶媒であると考えられ、例えば、賦形剤混合物が、賦形剤混合物(活性成分を除く)の全重量に基づく重量による割合として表されるある特定の実施形態では、そのようなものとして記載され得る。
一実施形態では、アルコールは、C2〜6モノアルコールまたはその混合物を含むか、またはそれからなる。C2〜6モノアルコールは、それらが両方、その中で使用される化合物を可溶化することができ、それら自体が生理学的流体中で可溶性であり、故に、これらの化合物に関連する溶解度及び吸収問題の両方に対処する可能性がある点から、本発明において有利である。C2〜6モノアルコールの例としては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、及び3−ヘキサノールが挙げられる。好適に、アルコールは、C2〜4モノアルコールまたはその混合物、特に、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、またはその混合物を含むか、またはそれからなる。
2〜6モノアルコール、例えば、エタノールが、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、C2〜6モノアルコールは、0.01%〜99.99%、例えば0.05〜50%、例えば0.1〜25%、例えば0.5〜2.5%、例えば2〜6%、例えば2.5〜5%、例えば0.2〜10%、例えば0.5〜5%を成し得る。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
さらに、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールが、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、C2〜6モノアルコールは、0.1〜10%、0.1〜1%、0.5〜7.5%、0.5〜2.5%、2〜6%、3〜5%、2.5%または5%を含み得る。一態様では、C2〜6モノアルコールは、2.5〜5%、または2.5%、または5%を含み得る。上述の割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)のすべての全重量の比率として重量で表される。
具体的な一実施形態では、モノアルコールは、エタノールである。エタノールは、特に、極性プロトン性溶媒の混合物の一部であるとき、化合物が単一の単位用量(例えば充填ゼラチンカプセル剤)で含まれることを可能にする高濃度で、化合物3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を溶解することができる。エタノールはまた、薬学的組成物において典型的な量で消費される場合、無毒である。
エタノールが、液体経口製剤(特に、経口溶液)を形成するために使用される極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、エタノールは、例えば最大25%、例えば最大10%、例えば最大7.5%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3.5%、例えば最大3%、例えば最大2.5%、例えば最大2%、例えば最大1.5%、例えば最大1%、例えば最大0.5%等の最大50%の混合物を含んでもよい。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
エタノールが、固体経口剤形(特に、硬質または軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤)中に含有される液体製剤のための極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、エタノールは、最大10%、例えば最大7.5%、例えば最大6%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3.5%、例えば最大3%、例えば最大2.5%、例えば最大2%、例えば最大1.5%、例えば最大1%、例えば最大0.5%の混合物を含んでもよい。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。具体的には、溶媒の最大2.5%または7.5%の混合物の比率におけるエタノールは、軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液に好適である。いくつかの実施形態では、エタノールは、溶媒の混合物の0.01〜10%、例えば0.02〜7.5%、例えば0.05〜5%を成してもよい。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、1〜10%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、0.5〜2%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、3〜7%のエタノールを含む。これらの割合は、混合物中に存在する賦形剤(活性成分を除く)の全重量の比率として重量で表される。
ポリオール及びジオール
一実施形態では、極性有機溶媒は、ジオール以外のC3〜6ポリオールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。一実施形態では、極性有機溶媒は、C3〜6ジオールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。一実施形態では、極性有機溶媒は、薬学的に許容されるC3〜6ポリオールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。一実施形態では、極性有機溶媒は、薬学的に許容されるC3〜6ジオールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。薬学的に許容されるC3〜6ポリオール及びジオールは、通常1日量で、かつ通常の薬学的剤形で消費される場合、無毒であると考えられるものであり、食品医薬品局によって一般に安全と認められる(GRAS)それらのアルコールが挙げられるが、それらに限定されない。C3〜6ポリオール及びジオールはまた、それらが両方、その中で使用される化合物を可溶化することができ、それら自体が生理学的流体中で可溶性であり、故に、これらの化合物に関連する溶解度及び透過性問題の両方に対処する可能性がある点から、本発明において有利である。C3〜6ジオールの例としては、1,2−プロパンジオール(α−プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール(β−プロピレングリコール)、1,2−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、及び1,6−ヘキサンジオールが挙げられるが、これらに限定されない。C3〜6ポリオールの例としては、グリセロールが挙げられるが、これに限定されないC3〜6トリオールが挙げられる。前述のもののうちのいずれかの混合物はまた、使用され得る。一実施形態では、極性有機溶媒は、C3〜6ポリオール及びC3〜6ジオール、例えば、1,2−プロパンジオール、グリセロール、またはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。
具体的な一実施形態では、C3〜6ジオールは、1,2−プロパンジオール(α−プロピレングリコール)である。1,2−プロパンジオールが、特に極性プロトン性溶媒の混合物の一部であるとき、最大140mg/mLの濃度で、化合物3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を溶解することができることを本発明者らは驚くべきことに見出した。かかる高濃度での溶解は、化合物が、単一単位剤形での溶液(具体的には、硬ゼラチンカプセル剤または軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液に限定されない)として製剤化されることを可能にする。1,2−プロパンジオールはまた、生理学的流体中で可溶性である。溶媒のこれらの特性は、この特定の化合物が直面する溶解度及び吸収問題の両方に対処する。1,2−プロパンジオールはまた、薬学的組成物において典型的な量で消費される場合、無毒である。
記載される製剤において、1,2−プロパンジオール等のC3〜6ジオールは、0%〜40%、0.1%〜10%、1%〜25%、10%〜20%、2.5%〜7.5%、1%、または20%で存在してもよい。一態様では、C3〜6ジオールは、0.1%〜10%、2.5%〜25%、20%〜40%、5%、または20%で存在してもよい。上述の割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)のすべての全重量の比率として重量で表される。
一実施形態では、1,2−プロパンジオールは、本組成物中に存在する唯一の極性有機溶媒であってもよい。別の実施形態では、1,2−プロパンジオールは、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在してもよい。具体的には、1,2−プロパンジオールは、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールとの混合物の一部として存在してもよい。この実施形態では、1,2−プロパンジオールは、極性有機溶媒の混合物の最大99%、例えば最大98%、例えば最大97%、例えば最大96%、例えば最大95%、例えば最大90%、例えば最大85%、例えば最大80%、例えば最大75%、例えば最大70%、例えば最大65%、例えば最大60%、例えば最大55%、例えば最大50%、例えば最大45%、例えば最大40%、例えば最大35%、例えば最大30%、例えば最大25%、例えば最大20%、例えば最大15%、例えば最大10%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3%、例えば最大2%、例えば最大1%を成してもよい。この実施形態では、1,2−プロパンジオールは、極性プロトン性溶媒の混合物の少なくとも1%、例えば少なくとも2%、例えば少なくとも3%、少なくとも4%、例えば少なくとも5%、例えば少なくとも10%、かかる少なくとも15%、例えば少なくとも20%、例えば少なくとも25%、例えば少なくとも30%、例えば少なくとも35%、例えば少なくとも40%、例えば少なくとも45%、例えば少なくとも50%、かかる少なくとも55%、例えば少なくとも60%、例えば少なくとも65%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも75%、例えば少なくとも80%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも90%、かかる少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%を成してもよい。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、0.1%〜10%、20%〜50%、または5%〜25%の1,2−プロパンジオールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、10%〜25%の1,2−プロパンジオールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、0.1〜5%の1,2−プロパンジオールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、25%〜50%の1,2−プロパンジオールを含む。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
1,2−プロパンジオールが、液体経口製剤(特に、経口溶液)を形成するために使用される極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、溶媒の最大75%の混合物の比率における1,2−プロパンジオールが、本発明で使用される活性化合物の経口溶液製剤における使用に特に好適であることを見出した。この実施形態では、1,2−プロパンジオールは、極性有機溶媒の混合物の0.01%〜75%、例えば0.05%〜70%、例えば0.1%〜65%、例えば0.2%〜60%、例えば0.5%〜55%、例えば1%〜50%、例えば10%〜75%、例えば20%〜65%、例えば30%〜50%、または例えば50%〜75%を成してもよい。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
1,2−プロパンジオールが、固体経口剤形(特に、硬質または軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤)中に含有される液体製剤のための極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、かかる溶媒の最大50%の混合物の比率における1,2−プロパンジオールが、液体充填カプセル剤を充填するための溶液中(特に、軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液中)での使用に特に好適であることも見出した。この実施形態では、1,2−プロパンジオールは、極性有機溶媒の混合物の0.01%〜50%、例えば5%〜25%、25%〜50%、30%〜40%、10%〜21%、0.1%〜10%、または0.1%〜5%を成してもよい。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。具体的には、これらの量で存在するとき、1,2−プロパンジオールが、化合物3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を溶解するその能力に加えて、軟質ゲル製剤と相溶性があり、かつ吸収促進剤として作用することができることを見出した。
(C2〜3)アルキレングリコール
一実施形態では、極性有機溶媒は、(C2〜3)アルキレングリコールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。一実施形態では、極性有機溶媒は、薬学的に許容される(C2〜3)アルキレングリコールまたはその混合物を含むか、本質的にそれからなるか、またはそれからなる。薬学的に許容される(C2〜3)アルキレングリコールは、通常1日量で、かつ通常の薬学的剤形で消費される場合、無毒であると考えられるものであり、食品医薬品局によって一般に安全と認められる(GRAS)それらの(C2〜3)アルキレングリコールが挙げられるが、それらに限定されない。本明細書において、「ポリ(C2〜3)アルキレングリコール」という用語は、概して、一般式を有する化合物を意味する。
H−(O−CH−CHR)−OH
式中、Rは、Hまたはメチルであり、nは、少なくとも2である。式中、Rは、Hであり、化合物は、ポリエチレングリコールである。式中、Rは、メチルであり、化合物は、ポリプロピレングリコールである。
一実施形態では、極性有機溶媒は、10,000未満の数平均分子量(M)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールまたはその混合物を含むか、またはそれからなる。かかるポリ(C2〜3)アルキレングリコールはまた、それらが、一般に、液体(または低融点固体)であり、無毒であり、したがって、薬学的に許容され、それらが両方、その中で使用される化合物を可溶化することができ、それら自体が生理学的流体中で可溶性であり、故に、これらの化合物に関連する溶解度及び透過性問題の両方に対処する可能性がある点から、本発明において有利である。活性医薬成分はまた、特定のポリ(C2〜3)アルキレングリコール(特に、特に純粋な形態であるとき)において十分に安定的であり、故に、さらなる安定剤への要求を除去するか、またはより低い量の安定剤の使用を可能にする。
ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、液体または固体であり得る。ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、固体であるとき、好ましくは、極性プロトン性溶媒(特に、エタノールまたは1,2−プロパンジオール)中で可溶性である。一実施形態では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、液体である。
記載される製剤において、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、1%〜99%、90%〜99%、10%〜90%、30%〜70%、40%〜60%、45%〜55%、60%〜75%、72.7%、62.5%、または52.5%で存在してもよい。一態様では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、90%〜99%、45〜55%、60%〜75%、72.7%、62.5%、または52.5%で存在してもよい。上述の割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)のすべての全重量の比率として重量で表される。一実施形態では、(C2〜3)アルキレングリコールまたはその混合物は、存在する唯一の極性有機溶媒である。
本明細書において、「ポリエチレングリコール」という用語は、概して、一般式を有する化合物を意味する。
H−(O−CH−CH−OH
式中、nは、少なくとも2である。典型的には、nは、2〜24、例えば4〜22、例えば8〜16、例えば8〜10、または12〜14にわたる。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、線状である。別の実施形態では、ポリエチレングリコールは、分岐状である。
本明細書において、「ポリエチレングリコール」という用語は、数字を後に伴うとき、上述の一般式を有する化合物を意味し、式中、nは、数平均分子量Mが、g/モルで提示される数(±10%、好ましくは±5%の典型的な許容度を有する)であるのと同様である。例えば、「ポリエチレングリコール400」という単語は、360〜440g/モル、好ましくは380〜420g/モルの範囲の数平均分子量を有するポリエチレングリコール(上で定義されたもの)を意味し、及び「ポリエチレングリコール600」という単語は、540〜660g/モル、好ましくは570〜630g/モルの範囲の数平均分子量を有するポリエチレングリコール(上で定義されたもの)を意味する。ポリエチレングリコールの平均分子量は、180〜1050g/モル、例えば280〜720g/モル、例えば360〜660g/モル、例えば380〜420g/モル、または570〜630g/モルにわたる。
本発明での使用に好適なポリエチレングリコールの例としては、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール500、ポリエチレングリコール600、ポリエチレングリコール700、ポリエチレングリコール800、ポリエチレングリコール900、ポリエチレングリコール1000、及びそれらの混合物が挙げられる。
一態様では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールであり、1%〜99%、90%〜99%、10%〜90%、30%〜70%、40%〜60%、45%〜55%、60%〜75%、72.7%、62.5%、または52.5%で存在してもよい。別の態様では、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコールは、90〜99%、45〜55%、60%〜75%、72.7%、62.5%、または52.5%で存在してもよい。上述の割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)のすべての全重量の比率として重量で表される。
一実施形態では、ポリエチレングリコールは、8000未満の数平均分子量(M)を有する。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、6000未満の数平均分子量(M)を有する。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、4000未満の数平均分子量(M)を有する。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、2000未満の数平均分子量(M)を有する。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、1000未満の数平均分子量(M)を有する。
組成物が、1000を超える数平均分子量(M)を有するポリエチレングリコールを含有するとき、かかるポリエチレングリコールは、典型的には、最大75重量%、例えば最大50重量%、例えば最大40重量%、例えば最大30重量%、例えば最大25重量%、例えば最大20重量%、例えば最大15重量%、例えば最大10重量%、例えば最大5重量%、例えば最大4重量%、例えば最大3重量%、例えば最大2重量%、例えば最大1重量%の全重量の賦形剤(活性成分を除く)を含む。
一実施形態では、ポリエチレングリコールは、本組成物中に存在する唯一の極性有機溶媒であってもよい。かかる実施形態では、ポリエチレングリコールは、40重量%〜65重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリエチレングリコールは、60重量%〜75重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリエチレングリコールは、70重量%〜80重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。
別の実施形態では、ポリエチレングリコールは、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在してもよい。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールとの混合物の一部として存在してもよいしてもよい。この実施形態では、ポリエチレングリコールは、最大99%、例えば最大98%、例えば最大97%、例えば最大96%、例えば最大95%、例えば最大90%、例えば最大85%、例えば最大80%、例えば最大75%、例えば最大70%、例えば最大65%、例えば最大60%、例えば最大55%、例えば最大50%、例えば最大45%、例えば最大40%、例えば最大35%、例えば最大30%、例えば最大25%、例えば最大20%、例えば最大15%、例えば最大10%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3%、例えば最大2%、例えば最大1%の混合物を含み得る。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。この実施形態では、ポリエチレングリコールは、少なくとも1%、例えば少なくとも2%、例えば少なくとも3%、少なくとも4%、例えば少なくとも5%、例えば少なくとも10%、かかる少なくとも15%、例えば少なくとも20%、例えば少なくとも25%、例えば少なくとも30%、例えば少なくとも35%、例えば少なくとも40%、例えば少なくとも45%、例えば少なくとも50%、かかる少なくとも55%、例えば少なくとも60%、例えば少なくとも65%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも75%、例えば少なくとも80%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも90%、かかる少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、または例えば少なくとも99%の混合物を含み得る。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、30%〜90%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、90%〜99.9%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%〜85%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、40%〜65%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、60%〜75%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、75%〜95%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%のポリエチレングリコールを含む。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
一実施形態では、ポリエチレングリコールは、1000未満の数平均分子量(M)を有するポリエチレングリコールまたはその混合物を含むか、またはそれからなる。本発明での使用に好適なポリエチレングリコールの例としては、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール500、ポリエチレングリコール600、ポリエチレングリコール700、ポリエチレングリコール800、ポリエチレングリコール900、及びそれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、ポリエチレングリコールは、ポリエチレングリコール400もしくはポリエチレングリコール600、またはそれらの混合物である。具体的な一実施形態では、ポリエチレングリコールは、ポリエチレングリコール400である。具体的な一実施形態では、ポリエチレングリコールは、ポリエチレングリコール600である。
具体的な一実施形態では、ポリエチレングリコールは、ポリエチレングリコール600である。ポリエチレングリコール600が、特に極性プロトン性溶媒の混合物の一部であるとき、最大140mg/mLの濃度で、化合物3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸を溶解することができることを本発明者らは驚くべきことに見出した。かかる高濃度での溶解は、この活性成分が、固体経口剤形(特に、硬質または軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤)中に含有される液体溶液中に含まれることを可能にする。ポリエチレングリコール600はまた、生理学的流体中で可溶性である。溶媒のこれらの特性は、この特定の化合物が直面する溶解度及び吸収問題の両方に対処する。
一実施形態では、ポリエチレングリコール600は、本組成物中に存在する唯一の極性有機溶媒であってもよい。かかる実施形態では、ポリエチレングリコール600は、40重量%〜65重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリエチレングリコール600は、60重量%〜75重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリエチレングリコール600は、70重量%〜80重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。
別の実施形態では、ポリエチレングリコール600は、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在してもよい。一実施形態では、ポリエチレングリコール600は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールとの混合物の一部として存在してもよいしてもよい。この実施形態では、ポリエチレングリコールは、最大99%、例えば最大98%、例えば最大97%、例えば最大96%、例えば最大95%、例えば最大90%、例えば最大85%、例えば最大80%、例えば最大75%、例えば最大70%、例えば最大65%、例えば最大60%、例えば最大55%、例えば最大50%、例えば最大45%、例えば最大40%、例えば最大35%、例えば最大30%、例えば最大25%、例えば最大20%、例えば最大15%、例えば最大10%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3%、例えば最大2%、例えば最大1%の混合物を含み得る。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。この実施形態では、ポリエチレングリコール600は、少なくとも1%、例えば少なくとも2%、例えば少なくとも3%、少なくとも4%、例えば少なくとも5%、例えば少なくとも10%、かかる少なくとも15%、例えば少なくとも20%、例えば少なくとも25%、例えば少なくとも30%、例えば少なくとも35%、例えば少なくとも40%、例えば少なくとも45%、例えば少なくとも50%、かかる少なくとも55%、例えば少なくとも60%、例えば少なくとも65%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも75%、例えば少なくとも80%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも90%、かかる少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、例えば少なくとも99%の混合物を含み得る。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、30%〜90%のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、90%〜99.9%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%〜85%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、40%〜65%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、60%〜75%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、75%〜95%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%のポリエチレングリコール600を含む。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
ポリエチレングリコール600が、液体経口製剤(特に、経口溶液)を形成するために使用される極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、ポリエチレングリコール600は、溶媒の最大99%の混合物の比率で使用され得る。ポリエチレングリコール600は、液体経口製剤(特に、経口溶液)を形成するために使用される唯一の極性有機溶媒のいずれかとして使用され得る。ポリエチレングリコール600が、固体経口剤形(特に、硬質または軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤)中に含有される液体製剤のための極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在するとき、ポリエチレングリコール600は、溶媒の最大80%(例えば最大75%)の混合物の比率で使用され得る。ポリエチレングリコール600は、固体経口剤形(特に、硬質または軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤)中に含有される液体製剤を形成するために使用される唯一の極性有機溶媒のいずれかとして使用され得る。ポリエチレングリコール600のかかる比率を含有する溶媒混合物が、液体充填カプセル剤を充填するための溶液中(特に、軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液中)での使用に特に好適であることを見出した。具体的な実施形態では、ポリエチレングリコール600が、唯一の極性有機溶媒である。具体的な実施形態では、ポリエチレングリコール600は、20%〜80%、1%〜99%、25%〜75%、特に40%〜75%の混合物を含む。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。具体的には、これらの量で存在するとき、ポリエチレングリコール600が、化合物3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、その塩酸塩、及び形態Aを溶解するその能力に加えて、軟質ゲル製剤と相溶性があり、かつ(特に、高純度で存在するとき)安定剤の必要を最小化することを見出した。
一実施形態では、(C2〜3)アルキレングリコールは、1000未満の数平均分子量(M)を有するポリエチレングリコールまたはその混合物を含むか、またはそれからなる。本明細書において、「ポリプロピレングリコール」という用語は、概して、以下の一般式を有する化合物を意味し、
H−(O−CH−CH(CH))−OH
式中、nは、少なくとも2である。典型的には、nは、2〜18にわたる。一実施形態では、ポリプロピレングリコールは、線状である。別の実施形態では、ポリプロピレングリコールは、分岐状である。
上述の「ポリエチレングリコール」に類似して、本明細書において、「ポリプロピレングリコール」という用語は、数字を後に伴うとき、上述の一般式を有する化合物を意味し、式中、nは、数平均分子量(M)が、g/モルで提示される数(±10%、好ましくは5%の典型的な許容度を有する)であるのと同様である。本発明での使用に好適なポリプロピレングリコールの例としては、ポリプロピレングリコール200、ポリプロピレングリコール300、ポリプロピレングリコール400、ポリプロピレングリコール500、ポリプロピレングリコール600、ポリプロピレングリコール700、ポリプロピレングリコール800、ポリプロピレングリコール900、及びそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、ポリプロピレングリコールは、本組成物中に存在する唯一の極性有機溶媒であってもよい。かかる実施形態では、ポリプロピレングリコールは、40重量%〜65重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリプロピレングリコールは、60重量%〜75重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。別の実施形態では、ポリプロピレングリコールは、70重量%〜80重量%(活性成分を除く賦形剤の全重量の割合として表される)を成してもよい。
別の実施形態では、ポリプロピレングリコールは、極性有機溶媒の混合物(特に、極性プロトン性溶媒の混合物)の一部として存在してもよい。一実施形態では、ポリプロピレングリコールは、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールとの混合物の一部として存在してもよいしてもよい。この実施形態では、ポリプロピレングリコールは、最大99%、例えば最大98%、例えば最大97%、例えば最大96%、例えば最大95%、例えば最大90%、例えば最大85%、例えば最大80%、例えば最大75%、例えば最大70%、例えば最大65%、例えば最大60%、例えば最大55%、例えば最大50%、例えば最大45%、例えば最大40%、例えば最大35%、例えば最大30%、例えば最大25%、例えば最大20%、例えば最大15%、例えば最大10%、例えば最大5%、例えば最大4%、例えば最大3%、例えば最大2%、例えば最大1%の混合物を含み得る。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。この実施形態では、ポリプロピレングリコールは、少なくとも1%、例えば少なくとも2%、例えば少なくとも3%、少なくとも4%、例えば少なくとも5%、例えば少なくとも10%、かかる少なくとも15%、例えば少なくとも20%、例えば少なくとも25%、例えば少なくとも30%、例えば少なくとも35%、例えば少なくとも40%、例えば少なくとも45%、例えば少なくとも50%、かかる少なくとも55%、例えば少なくとも60%、例えば少なくとも65%、例えば少なくとも70%、例えば少なくとも75%、例えば少なくとも80%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも90%、かかる少なくとも95%、例えば少なくとも97%、例えば少なくとも98%、または例えば少なくとも99%の混合物を含み得る。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、30%〜90%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、90%〜99.9%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%〜85%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、40%〜65%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、60%〜75%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、75%〜95%のポリプロピレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%のポリプロピレングリコールを含む。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
極性有機溶媒または溶媒の混合物はまた、水を含有し得る。一実施形態では、水は、最大10%、例えば9%、例えば8%、例えば7%、例えば6%、例えば5%、例えば4%、例えば3%、例えば2.5%、例えば2%、例えば1.5%、例えば1%、例えば0.5%、例えば0.2%、例えば0.1%、例えば0.05%の混合物を含み得る。これらの割合は、混合物中に存在する極性プロトン性溶媒のすべて(活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の比率として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオール、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及びそれらの混合物、ならびに任意に水からなる群から選択される。一実施形態では、極性有機溶媒は、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及び任意にエタノールからなる群から選択される。一実施形態では、極性有機溶媒は、エタノール、1,2−プロパンジオール、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及びそれらの混合物、ならびに任意に水からなる群から選択される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、300〜700の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、300〜700の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールとの混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールとポリエチレングリコール400と混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール400と、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール400と、エタノール及び任意に水との混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールとポリエチレングリコール600との混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600と、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、極性有機溶媒は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600と、エタノールと、任意に水との混合物を含む。
一実施形態では、極性有機溶媒は、唯一の極性有機溶媒として、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、200〜1000の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールの混合物を含み、このC3〜6ジオールは、最大で50%、35%、30%、20%、または10%の量で存在する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。一実施形態では、極性有機溶媒は、200〜1000の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールのみを含む。
一実施形態では、極性有機溶媒は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、20%〜99%、20%〜50%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にエタノール及び/または水との混合物を含み、この溶媒は、最大で10%のエタノール及び10%の水を含有する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。一実施形態では、極性有機溶媒は、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコールのみを含む。
一実施形態では、極性有機溶媒は、最大100%、20%〜99%、20%〜50%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、ならびに任意にC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、エタノール及び/または水を含み、この溶媒は、最大で20%または50%のC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、10%のエタノール、及び10%の水を含有する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600との混合物を含み、このC3〜6ジオールは、最大で50%、35%、30%、20%、または10%の量で存在する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。一実施形態では、極性有機溶媒は、ポリエチレングリコール600のみを含む。
一実施形態では、極性有機溶媒は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールと、20%〜99%、20%〜50%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600と、任意にエタノール及び/または水との混合物を含み、この溶媒は、最大で10%のエタノール及び10%の水を含有する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、最大100%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、ならびに任意にC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、エタノール及び/または水を含み、この溶媒は、最大で20%の1,2−プロパンジオール、10%のエタノール、及び10%の水を含有する。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、5%〜35%の1,2−プロパンジオール及び65%〜95%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、15〜30%の1,2−プロパンジオール及び70%〜85%のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、最大50%の1,2−プロパンジオール及び50%以上のポリエチレングリコール600を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%の1,2−プロパンジオール及び50%のポリエチレングリコール600を含む。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、5%〜30%の1,2−プロパンジオール、30%〜90%のポリエチレングリコール600、及び1%〜10%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、10%〜30%の1,2−プロパンジオール、50〜85%のポリエチレングリコール600、及び3%〜7%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、5%〜30%の1,2−プロパンジオール、30%〜90%のポリエチレングリコール600、1〜10%のエタノール、及び0〜10%の水を含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、10%〜30%の1,2−プロパンジオール、50%〜85%のポリエチレングリコール600、3%〜7%のエタノール、及び0〜10%の水を含む。これらの割合は、溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、5%〜40%の1,2−プロパンジオール及び40%〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、1%〜5%の1,2−プロパンジオール及び95%〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、50%の1,2−プロパンジオール及び50%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、最大50%の1,2−プロパンジオール及び50%以上の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、15%〜35%の1,2−プロパンジオール及び40%〜65%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含む。
一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、5%〜30%の1,2−プロパンジオール、40%〜95%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及び0.1%〜10%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、最大50%の1,2−プロパンジオール、50%以上の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及び0.1%〜10%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、1%〜5%の1,2−プロパンジオール、95%〜99%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及び0.1%〜10%のエタノールを含む。一実施形態では、極性有機溶媒の混合物は、15%〜35%の1,2−プロパンジオール、40%〜65%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及び0.1%〜10%のエタノールを含む。
極性有機溶媒の特定の混合物としては、以下の
100%のポリエチレングリコール600、
20%の1,2−プロパンジオール及び80%のポリエチレングリコール600、
50%の1,2−プロパンジオール及び50%のポリエチレングリコール600、
最大50%の1,2−プロパンジオール及び50%以上のポリエチレングリコール600、
6%の1,2−プロパンジオール及び94%のポリエチレングリコール600、
26.5%の1,2−プロパンジオール、66.9%のポリエチレングリコール600、及び6.6%のエタノール、
25.8%の1,2−プロパンジオール、67.7%のポリエチレングリコール600、及び6.5%のエタノール、
20%の1,2−プロパンジオール、70%のポリエチレングリコール600、及び10%のエタノール、
20%の1,2−プロパンジオール、75%のポリエチレングリコール600、及び5%のエタノール、
10%の1,2−プロパンジオール、85%のポリエチレングリコール600、及び5%のエタノールが挙げられ、
これらの割合は、極性溶媒の混合物(すなわち、活性成分及びいずれの他の賦形剤も除く)の全重量の割合として表される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、95重量%を超える、例えば97重量%を超える、例えば99重量%を超える、例えば99.5重量%を超える、例えば99.9重量%を超える、例えば99.95重量%を超える、例えば99.99重量%を超える純度の程度で、混合物に供給される。一実施形態では、極性有機溶媒は、酸化不純物(例えば過酸化物)が実質的に含まれない純度の程度で、混合物に供給され、かかる不純物の低い割合は、製剤における抗酸化剤への要求が、最小化されるかまたは回避されることを意味する。具体的には、極性有機溶媒は、抗酸化剤を不必要にする純度の程度で、混合物に供給され得る。
一実施形態では、極性有機溶媒(上で定義され、例証されたように、その最も広範な態様または好ましい態様のいずれかで、特に、C2〜6モノアルコール、C3〜6ジオール、1000未満の数平均分子量(M)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール)は、10重量百万分率未満のアルデヒド含有量を有する。これは、軟質ゲルカプセル剤との架橋を回避する。具体的には、極性有機溶媒が、ポリエチレングリコール(例えばポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール600、またはポリエチレングリコール800、特にポリエチレングリコール600)であるとき、ポリエチレングリコールは、重量百万分率未満のアルデヒド含有量を有する。
共溶媒
本発明の製剤は、1つ以上の共溶媒をさらに含み得る。本明細書において使用される場合、共溶媒という用語は、上述の極性有機溶媒以外の製剤中に存在する任意の他の賦形剤を含む。特定の共溶媒は、吸収促進剤及び安定剤を含む。上で論じたように、アルコールは、ある特定の実施形態では、共溶媒であるとも考えられ得る。
本発明の製剤は、単一の共溶媒または2つ以上の共溶媒を含み得る。共溶媒が存在するとき、共溶媒は、本組成物の1〜35重量%または1〜50重量%を成してもよい。一実施形態では、共溶媒は、本組成物の5〜30重量%を成す。一実施形態では、共溶媒は、本組成物の20〜40重量%を成す。一実施形態では、共溶媒は、本組成物の1〜20重量%を成す。一実施形態では、共溶媒は、本組成物の10〜20重量%を成す。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
吸収促進剤
ある特定の実施形態では、本発明の共溶媒は、他の有益な特性を有することに加えて、APIの吸収を増加させ得る。したがって、かかる共溶媒は、少なくとも部分的に、吸収促進剤として作用し得る。少なくとも部分的に、吸収促進剤として作用する共溶媒の使用が、本発明で使用される活性医薬成分を、剤形(特に、排他的に硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤等のカプセル剤ではないが)中に投与されるときに可能にし、その剤形を1日当たり1〜4回、1日当たり1〜3回、及びまれにさらに毎日1回または2回で投与すると、治療的血漿レベルを達成することができることを本発明者らは予想外に見出した。
吸収促進剤がこの作用を達成する機構は、本発明に重大な意味を持たない。理論によって結合されたいと望むことなく、より大きい比率の溶解された活性成分が、腸壁を通過して血液血漿中で活性の治療的濃度を達成することができるように、特定の吸収促進剤が、極性有機溶媒またはその混合物において活性医薬成分の溶解度をさらに増加させることを本発明者らは仮定する。かかる吸収促進剤は、本明細書において、「化学的吸収促進剤」と称され得る。あるいは、再度理論によって結合されたいと望むことなく、特定の吸収促進剤が、腸細胞の表面に影響し、活性成分に対する上皮細胞の透過性を増加させる変化をもたらし得ることを本発明者らは仮定する。かかる吸収促進剤は、本明細書において、「生理学的吸収促進剤」または「透過性促進剤」と称され得る。特定の吸収促進剤が、両方の機構を通してこの作用を達成し得ることさえも可能である。
少なくとも部分的に、本発明の組成物で使用可能な吸収促進剤として作用する好適な共溶媒の例としては、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル(以下に定義されるもの)、界面活性剤(以下に定義されるもの)、胆汁塩(例えばコール酸ナトリウム/デオキシコール酸塩)、ポリマー(例えばキトサン、ポリカルボフィル、デンプン、及びカラギーナン)、(本明細書において、飽和または不飽和であり得るC4〜30カルボン酸として定義され、不飽和酸が、脂肪酸鎖において1〜3個の二重結合含有する)脂肪酸、及びそれらの塩(特に、ナトリウム及びカリウム塩等のアルカリ金属塩)、特にオレイン酸、オクタン酸ナトリウム、及びデカン酸ナトリウム)が挙げられる。
一実施形態では、吸収促進剤は、溶媒、特に極性プロトン性溶媒の混合物との組み合わせで、0〜50%、0.1〜50%、0〜5%、0.1〜5%、0.1〜1%、5〜30%、10〜25%、15〜20%、20〜30%、20〜40%、1%、27.2%、または20%で存在する。1つ以上の吸収促進剤が存在してもよい。吸収促進剤の特定の組み合わせは、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル(以下に定義されるもの)、及び界面活性剤(以下に定義されるもの)である。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、共溶媒は、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである。これらは、ジカルボン酸、典型的には(C3〜6)ジカルボン酸であり、1つの酸機能が、ポリ(C2〜3)アルキレングリコール(すなわち、典型的に600〜1400の数平均分子量(M)を有するポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコール)によってエステル化され、その他の酸機能が、ビタミンE(すなわち、以下に定義されるように、トコフェロールまたはトコトリエノール)の形態のヒドロキシル基によってエステル化される。
一実施形態では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのジカルボン酸部分(すなわち、アシル成分)は、マロン酸(プロパン−1,3−ジカルボン酸)部分である。一実施形態では、ジカルボン酸部分は、コハク酸(ブタン−1,4−ジカルボン酸)部分である。一実施形態では、ジカルボン酸部分は、グルタル酸(ペンタン−1,5−ジカルボン酸)部分である。一実施形態では、ジカルボン酸部分は、アジピン酸(ヘキサン−1,6−ジカルボン酸)部分である。
記載される製剤において、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜50%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜1%、5%〜30%、20〜40%、10%〜25%、15%〜20%、20〜30%、1%、27.2%、26.6%、または20%で存在してもよい。一態様では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、15〜30%、20〜30%、20〜40%、27.2%、または26.6%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
ビタミンEの8つの形態は、2つの群に分けられ、4つは、トコフェロールであり、4つは、トコトリエノールである。それらは、接頭辞アルファ−(α−)、ベータ−(β−)、ガンマ−(γ−)、及びデルタ−(δ−)によって識別される。一実施形態では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのビタミンE部分は、アルファ−トコフェロール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、ベータ−トコフェロール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、ガンマ−トコフェロール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、デルタ−トコフェロール部分である。一実施形態では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのビタミンE部分は、アルファ−トコトリエノール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、ベータ−トコトリエノール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、ガンマ−トコトリエノール部分である。一実施形態では、ビタミンE部分は、デルタ−トコトリエノール部分である。これらの実施形態の各々では、ビタミンE部分は、DまたはL構成を有し得る。ビタミンE部分は、単一の立体異性体または立体異性体の混合物であり得る。天然トコフェロールは、(R),(R),(R)−構成のみにおいて存在する。合成形態は、8つの異なる立体異性体を含有し、「all−rac」−α−トコフェロールと称される。一実施形態では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのビタミンE部分は、D−α−−トコフェロール部分である。
一実施形態では、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルのポリ(C2〜3)アルキレングリコール部分は、ポリエチレングリコール部分である。一実施形態では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコール部分は、ポリエチレングリコール800部分である。一実施形態では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコール部分は、ポリエチレングリコール1000部分である。一実施形態では、ポリ(C2〜3)アルキレングリコール部分は、ポリエチレングリコール1200部分である。
特に好ましい実施形態では、共溶媒は、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(別名、ビタミンEコハク酸ポリエチレングリコール1000またはビタミンE TPGS)である。この化合物は、上で論じたように、共溶媒としてのその機能に加えて、その化合物が、薬学的に許容され(具体的には、軟質ゲル製剤と相溶性があり)、その中で使用される化合物を可溶化するのに役立ち得、特に化合物の吸収の促進において活性である点から、本発明において有利である。加えて、ビタミンE部分はまた、安定作用をAPIに提供し、故に、これらの化合物に関連する溶解度、吸収、及び安定性問題に対処する可能性があり得る。
記載される製剤において、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり、0〜50%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜1%、5%〜30%、20〜40%、10%〜25%、15%〜20%、20〜30%、1%、27.2%、26.6%、または20%で存在してもよい。一態様では、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、15〜30%、20〜30%、20〜40%、27.2%、または26.6%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、共溶媒は、界面活性剤またはその混合物である。界面活性剤は、水不溶性(または油可溶性)成分及び水可溶性成分の両方を含有する化合物である。界面活性剤は、典型的には、両親媒性である有機化合物であり、その界面活性剤が、疎水性基(通常、尾部と称される)及び親水性基(通常、頭部と称される)の両方を含有することを意味する。存在する場合、界面活性剤は、典型的には、0.01%〜25%、例えば0.5%〜15%、例えば1%〜10%、例えば0.1%〜5%、例えば0.1%〜3%の全重量の賦形剤(活性成分を除く)を含み得る。ある特定の実施形態では、界面活性剤は、存在しない。
一実施形態では、界面活性剤は、非イオン界面活性剤である。別の実施形態では、界面活性剤は、イオン性界面活性剤であり、そのクラスは、カチオン性界面活性剤、陰イオン界面活性剤、及び両性イオン性界面活性剤を含む。具体的には、界面活性剤が、吸収促進剤として作用し得ることが、本発明の範囲内で想定される。ある特定の態様では、界面活性剤はまた、安定剤として作用し得る。
本発明で使用可能なイオン性界面活性剤のうちの1つの特に好ましいクラスは、リン脂質である。リン脂質分子の構造は、概して、疎水性尾部及び親水性頭部からなる。ほとんどのリン脂質は、1つまたは2つの脂肪アシル基、リン酸基、及び小有機分子のいずれかを付着させたグリセロールまたはスフィンゴシン骨格からなる。リン脂質のうちの1つのクラスは、グリセロリン脂質であり、そのグリセロリン脂質は、本明細書において、窒素塩基、グリセロール、またはイノシトール単位からなるグリセロール部分及び極性頭部に付着する少なくとも1つ(好ましくは1つまたは2つ)のO−アシル、またはO−アルキル、またはO−アルケニル残基を含有するsn−グリセロ−3−リン酸の任意の誘導体として定義される。これらの基において、アシル、アルキル、及びアルケニル残基は、典型的には、4個〜30個の炭素原子(特に、8個〜24個、例えば12個〜20個、例えば14個〜18個)を有し、アルケニル残基は、典型的には、1〜3個の二重結合を有する。市販のグリセロリン脂質は、典型的には、異なる数の炭素原子を有する種の混合物を含む。
グリセロリン脂質の例としては、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルイノシトールリン酸、ホスファチジルイノシトールビスリン酸、及びホスファチジルイノシトール三リン酸、及びそれらの混合物等のホスファチジン酸(ホスファチデート)、ホスファチジルエタノールアミン(セファリン)、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、及びホスホイノシチドが挙げられる。リン脂質の別のクラスは、スフィンゴリン脂質であり、その例としては、セラミドホスホコリン(スフィンゴミエリン)、セラミドホスホリルエタノールアミン、ならびにセラミドホスホリル脂質、及びそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、リン脂質は、レシチンである。市販のレシチンは、典型的に少なくとも95重量%、例えば97重量%、例えば99重量%(リン脂質の全重量の割合として)のホスファチジルコリンを含むリン脂質、及び典型的にホスファチジルエタノールアミン及び/またはスフィンゴリン脂質を含むバランスの混合物である。具体的には、レシチンが、(特に、ポリエチレングリコール、特にポリエチレングリコール400における溶液中で使用されるとき)、液体充填カプセル剤を充填するための溶液中(特に、軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液中)での使用に特に好適であることを見出した。
この実施形態では、レシチンは、混合物単独に追加され得るが、典型的にかつ好ましくは、極性有機溶媒(上で定義され、例証されたもの)中の溶液として、特に、1000未満の数平均分子量(M)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400またはポリエチレングリコール600、特にポリエチレングリコール400)中の溶液で追加される。レシチンは、この溶液中に最大25重量%、例えば最大20重量%、例えば最大15重量%の量で存在してもよい。一実施形態では、レシチンは、この溶液中に0.5〜20%、例えば5〜15%、例えば8〜12%の量で存在する。
本発明で使用可能な陰イオン界面活性剤のうちの1つの特に好ましいクラスは、ヒドロカルビル硫酸塩であり、ヒドロカルビル基(典型的には、4〜30個の炭素原子を有し、典型的には、C4〜30アルキル基または1〜3個の二重結合を含有するC4〜30アルケニル基である)は、硫酸塩(−OSO)基に結合される。好適な対イオンとしては、本発明で使用される化合物の薬学的に許容される塩基付加塩に関して上で列挙され、例証されたものが挙げられ、好ましくはリチウム、ナトリウム、及びカリウム等のアルカリ金属イオンである。好適なヒドロカルビル硫酸塩の例としては、C6〜24アルキル硫酸塩、例えばC8〜22アルキル硫酸塩、例えばC10〜18アルキル硫酸塩、特にC10、C12、C14、C16、及びC18アルキル硫酸塩が挙げられる。
上述の製剤において、C6〜24アルキル硫酸塩等のヒドロカルビル硫酸塩は、0.1%〜7.5%、0.1%〜1%、0.5%〜5%、0.1%〜3%、または2.5%で存在してもよい。一態様では、C6〜24アルキル硫酸塩等のヒドロカルビル硫酸塩は、0.1〜5%、2.5%、または5%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
本発明で使用可能な特に好ましい界面活性剤は、ドデシル硫酸ナトリウム(別名、ラウリル硫酸ナトリウム)である。この化合物は、薬学的に許容される点から、本発明において有利である。具体的には、ドデシル硫酸ナトリウムが、(特に、ポリエチレングリコール、特にポリエチレングリコール600における溶液中で使用されるとき)、液体充填カプセル剤を充填するための溶液中(特に、軟ゼラチンカプセル剤を充填するための溶液中)での使用に特に好適であることを見出した。
上述の製剤において、ドデシル硫酸ナトリウムは、0%〜7.5%、0.1%〜1%、0.5%〜5%、0.1%〜3%、2.5%、または5%で存在してもよい。一態様では、ドデシル硫酸ナトリウムは、0.1〜5%、2.5%、または5%で存在してもよい。ある特定の実施形態では、ドデシル硫酸ナトリウムは存在しない。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
この実施形態では、ドデシル硫酸ナトリウムは、混合物単独に追加され得るが、典型的にかつ好ましくは、水または極性有機溶媒(上で定義され、例証されたもの)中の溶液として、特に、1000未満の数平均分子量(M)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400またはポリエチレングリコール600、特にポリエチレングリコール600)中の溶液で追加される。ドデシル硫酸ナトリウムは、この溶液中に最大5重量%、例えば最大3重量%、例えば最大2.5重量%の量で存在してもよい。一実施形態では、ドデシル硫酸ナトリウムは、この溶液中に0.1%〜5%、例えば0.5%〜3%、例えば1%〜2.5%の量で存在する。
安定剤
一実施形態では、共溶媒は、少なくとも部分的に、安定剤として作用する。したがって、本発明の組成物はまた、少なくとも部分的に、安定剤として作用する1つ以上の共溶媒を含み得る。少なくとも部分的に、安定剤として作用する共溶媒の使用が、本発明で使用される化合物を、経口剤形(例えば硬質ゲルまたは軟質ゲルカプセル剤)中に製剤化されることを可能にし、その経口剤形は、(光分解、酸化、及び/または昇温等の因子に対して)両方安定的であり、1日当たり1〜4回、1日当たり1〜3回、及びまれにさらに毎日1回または2回で投与すると、治療的血漿レベルを達成することができることを本発明者らは見出した。
一実施形態では、(本明細書に記載される抗酸化剤を含む)安定剤は、溶媒、特に極性プロトン性溶媒の混合物との組み合わせで、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在する。1つ以上の安定剤が存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、共溶媒は、抗酸化剤である。抗酸化剤は、通常それら自身を酸化することによって、他の物質の酸化を阻害する物質である。多くの抗酸化剤は、したがって、還元剤である。酸化反応は、典型的には、フリーラジカルを伴う鎖反応を伴う。多くの抗酸化剤は、フリーラジカル中間体を除去することによって、これらの鎖反応を終わらせ、他の酸化反応を伴う。水可溶性及び水不溶性両方の抗酸化剤は市販され、これらの選択が、製剤の性質に従って行われる。
本発明の組成物における使用に好適な可能な抗酸化剤の例としては、アスコルビン酸及びその塩(例えばアスコルビン酸ナトリウム)、クエン酸及びその誘導体、エリソルビン酸塩等のアスコルビン酸誘導体;チオグリセロール、システイン、アセチルシステイン、シスチン、ジチオエリスレイトール、ジチオスレイトール、及びグルタチオン等のチオール誘導体;以下に記載され、例証されるもの等のすべてのその形態でのビタミンE(トコフェロールまたはトコトリエノール)及びその誘導体;以下に記載され、例証されるもの等のフェノール、特に、少なくとも1つの第三級アルキル基(好ましくはtert−ブチル基)で置換されるもの;亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、アセトン亜硫酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、及びチオ硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩;ならびにノルジヒドログアヤレト酸が挙げられる。抗酸化剤はまた、通常、活性医薬成分の酸化的分解反応に関与する 重金属イオン及び他のイオンとの複合体を形成するために作用するキレート剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、クエン酸と共に利用され得る。
一実施形態では、共溶媒は、ビタミンEまたはビタミンE誘導体である。本発明の組成物は、ビタミンEまたはビタミンE誘導体、または前述のものの混合物の単一の種を含有し得る。ビタミンEという用語は、トコフェロール及びトコトリエノールを含む。α−トコフェロールは、化合物のこのファミリーの最も大量にある活性形態である。
トコフェロール及びトコトリエノールは、互いに化学的に類似し、トコトリエノールは、アルキルの尾部中に3個の不飽和結合を含有する。トコフェロール及びトコトリエノールの包括的構造は、以下に示され、R〜Rは、それぞれ独立して、HまたはC1〜3アルキルである。ある特定の実施形態では、R〜Rは、それぞれ独立して、HまたはCHである。トコフェロール及びトコトリエノールのOH基が、酢酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、ニコチン酸塩、及びリノール酸エステルを含む部分で置換される場合、トコフェロール及びトコトリエノールの誘導体はまた含まれる。
Figure 2017525718
トコフェロール及び/またはトコトリエノールのそれぞれは、接頭辞アルファ−(α−)、ベータ−(β−)、ガンマ−(γ−)、及びデルタ−(δ−)によって識別される4つの化合物のファミリーを含む。一実施形態では、共溶媒は、アルファ−トコフェロールである。一実施形態では、共溶媒は、ベータ−トコフェロールである。一実施形態では、共溶媒は、ガンマ−トコフェロールである。一実施形態では、共溶媒は、デルタ−トコフェロールである。一実施形態では、共溶媒は、アルファ−トコトリエノールである。一実施形態では、共溶媒は、ベータ−トコトリエノール部分である。一実施形態では、共溶媒は、ガンマ−トコトリエノール部分である。一実施形態では、共溶媒は、デルタ−トコトリエノール部分である。これらの実施形態の各々では、トコフェロール及び/またはトコトリエノールは、DまたはL構成を有し得る。トコフェロール及び/またはトコトリエノールは、単一の立体異性体または立体異性体の混合物であり得る。天然トコフェロールは、(R),(R),(R)−構成のみにおいて存在する。合成形態は、8つの異なる立体異性体を含有し、「all−rac」−α−トコフェロールと称される。
したがって、本発明の組成物において有用なビタミンE化合物は、天然に存在するトコフェロール及び/またはトコトリエノール、ならびにそれらの誘導体のファミリーを含む。一実施形態では、共溶媒は、アルファ−トコフェロールである。
上述の製剤において、ビタミンEは、0〜50%、0〜10%、10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、30%〜70%、0.7%、1%、または5%で存在してもよい。一態様では、ビタミンEは、0〜5%、0.1%〜1%、または0.1%〜2%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
特に好ましい実施形態では、共溶媒は、D−α−トコフェロールである。この化合物は、組成物を安定化するその機能に加えて、その化合物が、薬学的に許容され(具体的には、軟質ゲル製剤と相溶性があり)、その中で使用される化合物を可溶化するのに役立ち得、故に、これらの化合物に関連する溶解度吸収及び安定性問題に対処する可能性がある点から、本発明において有利である。
上述の製剤において、共溶媒は、D−α−トコフェロールであり、かかる化合物は、0〜50%、0〜10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在してもよい。一態様では、D−α−トコフェロールは、0〜5%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、または0.7%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
別の実施形態では、共溶媒は、少なくとも1つの第三級アルキル基(好ましくはtert−ブチル基)またはアルキルエステル(好ましくはプロピルエステル)、及び任意に、(C1〜4)アルキル及び/または(C1〜4)アルコキシ基でさらに置換される置換フェノール(すなわち、1〜3つのヒドロキシル基で置換されるベンゼン環)である。このクラスにおける化合物の例としては、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール(別名、ブチルヒドロキシアニソールまたはBHA)等の1つのtert−ブチル基及びメトキシ基でさらに置換される単一のヒドロキシル基で置換されるフェノールが挙げられ、このtert−ブチル4−ヒドロキシアニソールは、典型的には、2−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、ならびに3−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、及び2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(別名、ジブチルヒドロキシトルエン、BHT)等の1つまたは2つのtert−ブチル基及びメチル基でさらに置換される単一のヒドロキシル基で置換されるフェノールの混合物を含む。このクラスにおける化合物の例としては、没食子酸プロピル等のプロピルエステル基でさらに置換される単一のヒドロキシル基で置換されるフェノールが挙げられる。一実施形態では、共溶媒は、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソールである。一実施形態では、共溶媒は、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールである。一実施形態では、共溶媒は、没食子酸プロピルである。
上述の製剤において、置換フェノールは、0〜20%、0〜15%、0〜10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜1%、1%〜20%、0.1%〜3%、または0.7%で存在してもよい。一態様では、置換フェノールは、0.7%、0.1%〜1%、または0.1%〜3%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
別の実施形態では、共溶媒は、クエン酸(2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−三酸)である。上述の製剤において、クエン酸は、0〜10%、0〜5%、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在してもよい。一態様では、クエン酸は、0.7%、0.1%〜1%または0.1%〜3%で存在してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
具体的な態様では、クエン酸は、上述の製剤中で、ビタミンE成分に対して置換してもよい。具体的な態様では、クエン酸は、0.1〜2%で存在してもよく、60〜80%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する(C2〜3)アルキレングリコール、例えば、ポリエチレングリコール、及び20〜40%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む製剤中で、ビタミンE成分に対して置換してもよい。具体的な態様では、クエン酸は、0.1〜2%で存在してもよく、最大50%のC3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、50%以上の(C2〜3)アルキレングリコール、例えば、ポリエチレングリコール、及び20〜40%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む製剤中で、ビタミンE成分に対して置換してもよい。具体的な態様では、クエン酸は、0.7%で存在してもよく、72.7%のポリエチレングリコール600、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む製剤中で、ビタミンE成分に対して置換してもよい。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤混合物は、1〜99%で、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、ならびに200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)、及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)を含む。
別の実施形態では、賦形剤混合物は、5〜40%で、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、ならびに20〜95%で、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)、及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)の組み合わせを含む。
別の実施形態では、賦形剤混合物は、0〜10%または0〜40%で、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、ならびに1〜99%(例えば、10〜99%)で、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)、及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)の組み合わせを含む。
別の実施形態では、賦形剤混合物は、1〜50%で、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、ならびに1〜90%で、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)、及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)の組み合わせを含む。
別の実施形態では、賦形剤混合物は、30〜80%で、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、及び200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)の組み合わせを含み、C3〜6ジオールが、極性プロトン性溶媒(例えば、最大で40%まで)の割合の最大2分の1及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)で存在する。
別の実施形態では、賦形剤混合物は、1〜99%(例えば1〜99%または50〜90%)で、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、例えば200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール(またはその任意の部分範囲)、及び1〜50%の少なくとも1つの共溶媒(本明細書で定義されるもの)を含む。
前述の段落において、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
前述の段落において、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
前述の共溶媒に関する記述において、ビタミンEは、D−α−トコフェロールであり得、アルコールは、エタノールであり得、C10〜18アルキル硫酸塩は、ラウリル硫酸ナトリウムであり得、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり得る。
前述の6つの実施形態の一態様では、共溶媒は、以下のうちの1つの組み合わせである。
i)ビタミンEは、0〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)ビタミンEは、0.1%〜10%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1%〜5%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)ビタミンEは、0〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)ビタミンEは、0.1〜1%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、1.0〜4.0%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは、0.1〜5%で存在してもよく、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜3%で存在してもよく、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)ビタミンEは、0.1〜2%で存在してもよく、C2〜6モノアルコールは存在せず、C10〜18アルキル硫酸塩は存在せず、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
したがって、前述の6つの実施形態の別の態様では、共溶媒は、以下のうちの1つの組み合わせである。
i)D−α−トコフェロールは、0〜10%で存在してもよく、エタノールは、0〜7.5%で存在してもよく、ラウリル硫酸ナトリウムは、0〜5%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
ii)D−α−トコフェロールは、0.1%〜10%で存在してもよく、エタノールは、0.1%〜7.5%で存在してもよく、ラウリル硫酸ナトリウムは、0.1%〜5%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iii)D−α−トコフェロールは、0〜2%で存在してもよく、エタノールは、0.1〜6.0%で存在してもよく、ラウリル硫酸ナトリウムは、0.1〜3%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
iv)D−α−トコフェロールは、0.1〜1%で存在してもよく、エタノールは、2.0〜6.0%で存在してもよく、ラウリル硫酸ナトリウムは、1.0〜4.0%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、0〜5%または5〜30%で存在してもよく、
v)D−α−トコフェロールは、0.1〜2%で存在してもよく、エタノールは、0.1〜5%で存在してもよく、ラウリル硫酸ナトリウムは、0.1〜3%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vi)D−α−トコフェロールは、0.1〜2%で存在してもよく、エタノールは存在せず、ラウリル硫酸ナトリウムは、0.1〜3%で存在してもよく、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、5〜30%または20〜40%で存在してもよく、
vii)D−α−トコフェロールは、0.1〜2%で存在してもよく、エタノールは存在せず、ラウリル硫酸ナトリウムは存在せず、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000は、5〜30%または20〜40%で存在してもよい。
前述の段落において、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
さらに、前述の6つの実施形態の一態様では、C3〜6ジオールは、1,2−プロパンジオールであり、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコールは、ポリエチレングリコール600である。
さらに、前述の6つの実施形態の一態様では、C3〜6ジオールが、1〜99%、5〜40%、0〜10%、0〜40%、1〜50%、または最大40%で存在する場合、C3〜6ジオールは、0%、1〜10%、1〜25%、10〜20%、2.5〜7.5%、1%、または20%で存在してもよい。C3〜6ジオールが1,2−プロパンジオールである場合、同じ範囲が同様に適用される。
さらに、前述の6つの実施形態の一態様では、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する(C2〜3)アルキレングリコールが、1〜99%、20〜95%、または1〜90%で存在する場合(単独またはC3〜6ジオールとの組み合わせにかかわらず、200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する(C2〜3)アルキレングリコールは、90〜99%、10〜90%、30〜70%、40〜60%、45〜55%、60〜75%、72.7%、62.5%、または52.5%で存在してもよい。200〜1000の数平均分子量(Mn)を有する(C2〜3)アルキレングリコールがポリエチレングリコール600である場合、同じ範囲が適用される。
さらに、前述の6つの実施形態の一態様では、指される共溶媒は、ビタミンE(例えばD−α−トコフェロール)、C2〜6モノアルコール(例えばエタノール)、C10〜18アルキル硫酸塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、及びビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル(例えばコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000)を含み得る。さらに、指される共溶媒は、ビタミンE(例えばD−α−トコフェロール)、C10〜18アルキル硫酸塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、及びビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル(例えばコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000)を含み得る。さらに、指される共溶媒は、ビタミンE(例えばD−α−トコフェロール)、及びビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル(例えばコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000)を含み得る
上述の溶媒組成物中、ビタミンEは、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在する。上述の溶媒組成物中、ビタミンEは、D−α−トコフェロールであり、0.1%〜5%、0.1%〜2%、0.1%〜1%、0.1%〜3%、0.7%、1%、または5%で存在する。
上述の溶媒組成物中、C2〜6モノアルコールは、0.1〜10%、0.1〜1%、0.5〜7.5%、0.5〜2.5%、2〜6%、3〜5%、2.5%、または5%で存在する。上述の溶媒組成物中、C2〜6モノアルコールは、エタノールであり、0.1〜10%、0.1〜1%、0.5〜7.5%、0.5〜2.5%、2〜6%、3〜5%、2.5%、または5%で存在する。
上述の溶媒組成物中、C10〜18アルキル硫酸塩は、0.1〜7.5%、0.1〜1%、0.5〜5%、1〜3%、または2.5%で存在する。上述の溶媒組成物中、C10〜18アルキル硫酸塩は、ドデシル硫酸ナトリウム(別名、ラウリル硫酸ナトリウム)であり、0.1〜7.5%、0.1〜1%、0.5〜5%、1〜3%、または2.5%で存在する。
上述の溶媒組成物中、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、0〜50%、0.1〜50%、0〜5%、0.1〜5%、0.1〜1%、5〜30%、10〜25%、15〜20%、20〜30%、20〜40%、1%、27.2%、または20%で存在する。上述の溶媒組成物中、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルは、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(別名、ビタミンEコハク酸ポリエチレングリコール1000またはビタミンE TPGS)であり、0〜50%、0.1〜50%、0〜5%、0.1〜5%、0.1〜1%、5〜30%、10〜25%、15〜20%、20〜30%、20〜40%、1%、27.2%、または20%で存在する。
一実施形態では、賦形剤混合物は、70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0〜10%の存在するC2〜6モノアルコール、0〜5%のC10〜18アルキル硫酸塩、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む。
一実施形態では、賦形剤混合物は、70〜75%の200〜1000の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のビタミンE、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む。
一実施形態では、賦形剤混合物は、70〜75%の400〜600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、クエン酸、またはそれらの組み合わせ、及び24〜28%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。
一実施形態では、賦形剤混合物は、20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。
一実施形態では、賦形剤混合物は、72.7%の400または600の数平均分子量(Mn)を有するポリエチレングリコール、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。
前述の段落において、様々な化合物の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)と、共溶媒と、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、300〜700の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)と、共溶媒との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、200〜800の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)と、共溶媒と、エタノールと、任意に水との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール400と、共溶媒との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール400と、共溶媒と、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール400と、共溶媒と、エタノールと、任意に水との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600と、共溶媒との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600と、共溶媒と、任意にエタノール及び水との混合物を含む。一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオールと、ポリエチレングリコール600と、共溶媒と、エタノールと、任意に水との混合物を含む。
前述の実施形態では、共溶媒は、ビタミンE、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、ヒドロカルビル硫酸塩、クエン酸、置換フェノール、または前述のものの組み合わせであり得る。具体的な一実施形態では、共溶媒は、ビタミンE、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のものの組み合わせであり得る。別の具体的な実施形態では、共溶媒は、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、ヒドロカルビル硫酸塩、または前述のものの組み合わせであり得る。別の具体的な実施形態では、共溶媒は、ビタミンE、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、ヒドロカルビル硫酸塩、または前述のものの組み合わせであり得る。具体的な一実施形態では、共溶媒は、クエン酸、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のものの組み合わせであり得る。別の具体的な実施形態では、共溶媒は、クエン酸、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、ヒドロカルビル硫酸塩、または前述のものの組み合わせであり得る。具体的な一実施形態では、共溶媒は、ビタミンE、クエン酸、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のものの組み合わせであり得る。別の具体的な実施形態では、共溶媒は、ビタミンE、クエン酸、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、ヒドロカルビル硫酸塩、または前述のものの組み合わせであり得る。共溶媒のための好適な範囲が、上で提供される。
一実施形態では、極性有機溶媒は、200〜1000の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)及び共溶媒のみを含み、この共溶媒は、最大で40%の量で存在する。
一実施形態では、賦形剤は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜1000の数平均分子量(M)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、及び共溶媒を含み、このC3〜6ジオールは、最大で30〜40%の量で存在し、この共溶媒は、最大で40%の量で存在する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜700の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、共溶媒、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で30〜40%のC3〜6ジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜700の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、共溶媒、C2〜6モノアルコール、及び任意に水を含み、この賦形剤は、最大で30〜40%のC3〜6ジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、C3〜6ジオール、例えば1,2−プロパンジオールジオール、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜800の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、ならびに任意に共溶媒、C2〜6モノアルコール、及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で30〜40%のC3〜6ジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
上述の実施形態では、存在する場合、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールは、1%〜10%、例えば1%〜5%を成し得る。上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するクエン酸、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在する置換フェノール、例えば、BHA、BHT、もしくは没食子酸プロピル、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、または前述のものの混合物であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウムであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜800の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、共溶媒、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1〜99%、5〜80%、20〜99%、50%〜95%、または60%〜90%での200〜800の数平均分子量(Mn)を有する1つ以上のポリエチレングリコール(例えば、ポリエチレングリコール400または600)、共溶媒、及び任意に水を含み、この賦形剤は、最大で10%の水及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
上述の実施形態では、存在する場合、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールは、1%〜10%、例えば1%〜5%を成し得る。上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するクエン酸、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在する置換フェノール、例えば、BHA、BHT、もしくは没食子酸プロピル、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、または前述のものの混合物であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウムであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、共溶媒、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で40%の1,2−プロパンジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、共溶媒、C2〜6モノアルコール、及び任意に水を含み、この賦形剤は、最大で40%の1,2−プロパンジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1,2−プロパンジオール、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、ならびに任意に共溶媒、C2〜6モノアルコール、及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で40%の1,2−プロパンジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
上述の実施形態では、存在する場合、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールは、1%〜10%、例えば1%〜5%を成し得る。上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在する置換フェノール、例えば、BHA、BHT、もしくは没食子酸プロピル、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、または前述のものの混合物であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、または前述のものの混合物であり得、なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜30%、例えば20%〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、または前述のものの混合物であり得る。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、共溶媒、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び/または水を含み、この賦形剤は、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、共溶媒、C2〜6モノアルコール、及び任意に水を含み、この賦形剤は、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、1〜99%、5〜80%、20%〜99%、50%〜95%、または60%〜90%でのポリエチレングリコール600、共溶媒、及び任意に水を含み、この賦形剤は、最大で10%の水及び40%の共溶媒を含有する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
上述の実施形態では、存在する場合、C2〜6モノアルコール、例えば、エタノールは、1%〜10%、例えば1%〜5%を成し得る。上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%もしくは0.1%〜5%で存在するクエン酸、0.1%〜10%、例えば0.1%〜5%で存在する置換フェノール、例えば、BHA、BHT、もしくは没食子酸プロピル、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、または前述のものの混合物であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウムであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、ドデシル硫酸ナトリウム、及び例えば、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するビタミンE、例えば、D−α−トコフェロールであり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在するクエン酸であり得る。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。なおさらに、上述の実施形態では、共溶媒は、5%〜40%、例えば20%〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、例えば、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.1%〜10%、例えば1%〜3%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、例えば、ドデシル硫酸ナトリウム、ビタミンE、例えば、D−α−トコフェロール、及びクエン酸であり得、このビタミンEとクエン酸の組み合わせは、0.1%〜10%、例えば0.1〜1%または0.1%〜5%で存在する。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として重量で表される。
一実施形態では、賦形剤は、5〜25%の1,2−プロパンジオール、30〜90%のポリエチレングリコール600、1〜10%のエタノール、0.1%〜50%の共溶媒を含む。一実施形態では、賦形剤は、5〜25%の1,2−プロパンジオール、30〜90%のポリエチレングリコール600、1〜10%のエタノール、0.1〜5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び1〜50%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。一実施形態では、賦形剤は、5〜20%の1,2−プロパンジオール、30〜70%のポリエチレングリコール600、5〜10%のエタノール、1〜3%のドデシル硫酸ナトリウム、及び5〜35%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
一実施形態では、賦形剤は、5〜25%の1,2−プロパンジオール、30〜90%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び1〜50%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。一実施形態では、賦形剤は、5〜20%の1,2−プロパンジオール、30〜70%のポリエチレングリコール600;及び5〜10%のエタノール、1〜3%ドデシル硫酸ナトリウム、及び5〜35%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
一実施形態では、賦形剤は、ポリエチレングリコール600と、1,2−プロパンジオール(1,2−プロパンジオールは最大で40%で存在する)と、0.1%〜50%の共溶媒との混合物を80%含む。一実施形態では、賦形剤は、ポリエチレングリコール600と、1,2−プロパンジオール(1,2−プロパンジオールは最大で40%で存在する)と、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のD−α−トコフェロールと、1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000との混合物を80%含む。一実施形態では、賦形剤は、ポリエチレングリコール600と、1,2−プロパンジオール(1,2−プロパンジオールは最大で40%で存在する)と、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のD−α−トコフェロールと、1〜3%のドデシル硫酸ナトリウムと、1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000との混合物を80%含む。
一実施形態では、賦形剤は、ポリエチレングリコール600と、1,2−プロパンジオール(1,2−プロパンジオールは最大で40%で存在する)と、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のクエン酸と、1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000との混合物を80%含む。一実施形態では、賦形剤は、ポリエチレングリコール600と、1,2−プロパンジオール(1,2−プロパンジオールは最大40%で存在する)、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のクエン酸と、1〜3%のドデシル硫酸ナトリウムと、1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000との混合物を80%含む。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
一実施形態では、賦形剤は、30〜90%(例えば70〜80%)のポリエチレングリコール600、及び0.1%〜50%の共溶媒を含む。一実施形態では、賦形剤は、30%〜90%(例えば70〜80%)のポリエチレングリコール600、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のD−α−トコフェロール、及び1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。一実施形態では、賦形剤は、30%〜90%(例えば70〜80%)のポリエチレングリコール600、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のクエン酸、及び1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。一実施形態では、賦形剤は、30%〜90%(例えば70〜80%)のポリエチレングリコール600、0.1%〜5%のD−α−トコフェロール(例えば0.1〜1%)、1〜3%のドデシル硫酸ナトリウム、及び1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。一実施形態では、賦形剤は、30%〜90%(例えば70〜80%)のポリエチレングリコール600、0.1%〜5%(例えば0.1〜1%)のクエン酸、1〜3%のドデシル硫酸ナトリウム、及び1%〜50%(例えば20〜30%)のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む。これらの割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
賦形剤の特定の混合物としては、以下の
20%の1,2−プロパンジオール、70%のポリエチレングリコール600、及び10%のエタノール、
20%の1,2−プロパンジオール、75%のポリエチレングリコール600、及び5%のエタノール、
20%の1,2−プロパンジオール、75%のポリエチレングリコール600、2.5%のエタノール、及び2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、
20%の1,2−プロパンジオール、77.5%のポリエチレングリコール600、及び2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、
10%の1,2−プロパンジオール、85%のポリエチレングリコール600、及び5%のエタノール、
20%の1,2−プロパンジオール、52.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、
20%の1,2−プロパンジオール、72.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、及び2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、
20%の1,2−プロパンジオール、72.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、及び2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
20%の1,2−プロパンジオール、67.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び5%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、
20%の1,2−プロパンジオール、67.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び5%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
20%の1,2−プロパンジオール、62.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び10%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、
20%の1,2−プロパンジオール、62.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び10%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
20%の1,2−プロパンジオール、52.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、
20%の1,2−プロパンジオール、52.5%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び10%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)を含む92%の混合物、
20%の1,2−プロパンジオール、72.45%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、
20%の1,2−プロパンジオール、72.45%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
20%の1,2−プロパンジオール、72.45%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、
20%の1,2−プロパンジオール、72.45%のポリエチレングリコール600、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
72.1%のポリエチレングリコール600、27.2%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のD−α−トコフェロール、
72.1%のポリエチレングリコール600、27.2%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のD−α−トコフェロールを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される);
72.75%のポリエチレングリコール600、27.2%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、
72.75%のポリエチレングリコール600、27.2%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、0.025%のtert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、及び0.025%の2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
72.7%のポリエチレングリコール600、26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のD−α−トコフェロール、
72.7%のポリエチレングリコール600、26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のD−α−トコフェロールを含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)、
72.7%のポリエチレングリコール600、26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のクエン酸、
72.7%のポリエチレングリコール600、26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び0.7%のクエン酸を含む92%の混合物、ならびに8%の水(典型的には、活性成分の溶解後に添加される)が挙げられる。
前述の割合は、賦形剤混合物(すなわち、活性成分を除く)の全重量の割合として表される。
投与量
本発明で使用される化合物の投与量は、治療される対象の年齢、性別、体重、及び生理学的条件等のいくつかの因子に応じて変化し得る。しかしながら、本明細書に記載される製剤は、本発明で使用される式(I)の活性化合物(特に3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、その塩酸塩、及び形態A)が、治療有効量の活性化合物を対象に送達することができる経口剤形に製剤化されることを初めて可能にする。
本発明の組成物は、単位用量形態に製剤化されるとき、例えば、1mg〜8gの用量の活性成分を提供し得る。一実施形態では、本組成物は、5mg〜5gの用量の活性成分を提供する。一実施形態では、本組成物は、10mg〜3gの用量の活性成分を提供する。一実施形態では、本組成物は、50mg〜2.5gの用量の活性成分を提供する。一実施形態では、本組成物は、100mg〜1gの用量の活性成分を提供する。一態様では、2つ以上の単位用量形態を使用して、活性成分の規定された範囲を提供することができる。特定の組成物の例としては、100、200、300、400、500、600、700、または800mgの活性成分が挙げられ得る。
本発明の組成物は、治療される対象の年齢、性別、体重、及び生理学的条件等のいくつかの因子に応じて医師によって選択される投薬間隔で投与され得る。一実施形態では、本組成物は、1日1回投与される。一実施形態では、本組成物は、1日2回投与される。一実施形態では、本組成物は、1日3回投与される。一実施形態では、本組成物は、1日4回投与される。いくつかの用量形態/組成物(好ましくは1〜4つ、より好ましくは1〜3つ、より好ましくは1または2つ、及びより好ましくは1つのみ)は、それぞれの投薬間隔で投与される。
本発明の組成物の1日用量は、典型的には、1mg/日〜8g/日の活性成分であり得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、5mg/日〜5g/日の活性成分であり得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、10mg/日〜3g/日の活性成分であり得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、50mg/日〜2.5g/日の活性成分であり得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、100mg/日〜1g/日の活性成分であり得る。
60kgの平均体重の患者に基づいて、本発明の組成物は、典型的には、0.016mg/kg/日〜133.3mg/kg/日の活性成分を提供し得る。一実施形態では、本組成物は、0.083mg/kg/日〜83.3mg/kg/日の活性成分を提供し得る。一実施形態では、本組成物は、0.166mg/kg/日〜50mg/kg/日の活性成分を提供し得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、0.833mg/kg/日〜41.6mg/kg/日の活性成分を提供し得る。一実施形態では、本組成物の1日用量は、1.66mg/kg/日〜16.6mg/kg/日の活性成分であり得る。
対象
本発明の組成物は、ヒトまたは非ヒト対象のいずれかに投与され得る。非ヒト対象の例としては、ネコ、イヌ、ウサギ、ハムスター、モルモット、スナネズミ、マウス、及びラット等のコンパニオンアニマル、ならびに畜牛、ヒツジ、ヤギ、ブタ、及びウマ等の家畜が挙げられる。一実施形態では、対象は、ヒト対象である。
製造の方法
製剤を、当業者に周知の手順によって調製し得る。液体として製剤化されるとき(特に、排他的に軟ゼラチンカプセル剤等のカプセル剤を充填するためではないが)、液体は、溶液、懸濁液、乳濁液であるか、または他の液体形態であり得る。液体製剤中の薬物を、溶解、乳化、または懸濁し得る。充填製剤は、熱を必要として、薬物または賦形剤を融解して、カプセル剤を充填するために液体を形成し得る。製剤は、製造中及びカプセル剤への封入後に、物理的及び化学的安定性を呈さなければならない。
一実施形態では、本組成物を、液体として提供し、カプセル剤、具体的には、硬質ゼラチンまたは軟ゼラチンカプセル剤を充填するために使用する。
典型的には、金属ピンをゲル化剤溶液(例えばゼラチン)中に浸してメッキすることによって、硬質ゲルカプセル剤を2つの部分に作製する。ゼラチンを、乾燥し、ピンから除去する。2ピースカプセル剤を、閉鎖単位として薬学的製造者に提供する。使用前、2つの半分を分離し、カプセル剤のより低い半分には、粉末、ペレット、または液体を充填する。カプセル剤のより低い半分は、圧力をかけられる。カプセル剤内の粉末、ペレット、または液体は、活性成分(複数可)及び任意の賦形剤を含有する。粉末賦形剤としては、結合剤、崩壊剤、充填剤、流動促進剤、及び保存剤が挙げられ得る。液体賦形剤としては、溶媒、界面活性剤、懸濁化剤、保存剤、及び抗酸化剤が挙げられ得る。
軟質ゲルカプセル剤は、カプセル剤に類似した医薬のための経口剤形である。それらは、液体充填を囲むシェル(例えばゼラチン系シェル)からなる。軟質ゲルシェルは、典型的には、ゼラチン、水、乳白剤、ならびにグリセロール及び/またはソルビトール(複数可)等の可塑剤の組み合わせである。軟質ゲルを、典型的には、Rotary Die Encapsulationプロセスを使用する封入として既知のプロセスで産生する。封入プロセスは、形成/充填/密封プロセスとして記載されてきた。シェル材料の2つの平らなリボンを、機械で製造し、二組の回転ダイス上にまとめる。ダイスは、望ましいサイズ及び形状で陥凹を含有し、その陥凹は、リボンを2次元形状に切り抜き、外側周囲に密封を形成する。同時に、ポンプは、充填ウェッジに組み込まれるノズルを通して正確な用量の充填材料を送達し、その充填ウェッジの先端が、切り抜きの点で2つのダイス穴との間の2つのリボンとの間に位置する。ウェッジは、加熱されて密封プロセスを促進する。ウェッジ注入は、2つの平らなリボンをダイス穴に拡張させ、3次元最終生成物を生じさせる。封入後、軟質ゲルを、生成物に応じて2日間〜2週間乾燥する。
治療の医学的用途及び方法
本発明者らは、式(I)、(I’)、及び(II)の化合物を本発明に従って使用して、遺伝性血管性浮腫及び後天性血管性浮腫(AAE)、ならびに他の状態を治療することができることを初めて見出した。この点において、式(I)、(I’)、及び(II)の化合物は、好ましくは、本明細書に記載される経口組成物の形態で投与される。しかしながら、本発明のこの態様では、式(I)の化合物の使用は、一般的適用性のものであり、本明細書に記載される経口組成物に制限されず、化合物は、したがって、経口(例えば舌下または経頬)、非経口(例えば皮下、脂肪内、関節内、筋肉内、髄腔内、腹腔内、静脈内、または動脈内)、経皮、直腸、鼻腔内、リポソーム、吸入経由、経膣、眼球内、または局所送達経由(例えば、カテーテルまたはステント)を含む当業者に既知のいかなる様式でも投与され得る。
典型的な経口製剤としては、錠剤、カプセル剤、粉末、溶液、エリキシル剤、シロップ、ゲルが挙げられる。典型的な非経口製剤としては、注射及び注入が挙げられる。典型的な吸入製剤としては、点鼻薬及び吸入器が挙げられる。典型的な眼内製剤としては、点眼薬及び軟膏剤が挙げられる。典型的な直腸製剤としては、坐剤が挙げられる。投与のこれらのモードのそれぞれのための投与及び好適な賦形剤のかかる方法の例は、当業者に周知である。
一実施形態では、遺伝性血管性浮腫は、I型遺伝性血管性浮腫である。別の実施形態では、遺伝性血管性浮腫は、II型遺伝性血管性浮腫である。別の実施形態では、遺伝性血管性浮腫は、III型遺伝性血管性浮腫である。
後天性血管性浮腫(AAE)(Caldwell JR,et al..Clin Immunol Immunopathol.1972;1:39−52)は、C1阻害剤(C1−INH)の後天性欠乏症、接触キニン系の不適切な活性化によって放出されるブラジキニンによって媒介されるヒト補体及び血管性浮腫症状の古典経路の過剰活性化によるものを含むいくつかの方法で特徴付けられる。AAEは、2つの形態、AAE1型(通常、別の疾患を伴う)及び通常、自己免疫疾患.を伴うAAEII型で存在し得る。AAEは、自己免疫疾患(例えば、抗C1INH抗体の産生)が挙げられるが、これらに限定されないいくつかの因子によるか、またはC1INHにおける後天的変異によって引き起こされ得る。さらに、式(I)、(I’)、及び(II)の化合物を使用して、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤治療の副作用を治療し得る。ACE阻害剤は、ブラジキニンの崩壊のための主な経路を遮断する。式(I)、(I’)、及び(II)の化合物の使用を通してカリクレイン形成を阻害することは、ブラジキニンの形成を軽減する。
上述の使用に加えて、また、式(I’)の化合物を本発明で使用して、HAE以外の疾患を治療し得る。例えば、式(I’)の化合物を使用して、カリクレイン(特に、血漿カリクレイン)が、疾患状態の病態または総体症状に寄与するいかなる疾患または状態も治療し得る。本発明のこの態様では、式(I’)の化合物の使用は、一般的適用性のものであり、本明細書に記載される経口組成物に制限されない。式(I’)の化合物を、したがって、カリクレイン(特に、血漿カリクレイン)阻害機構により治療可能な疾患または状態において使用し得る。
具体的には、式(I’)の化合物を使用して、血液凝固を(特に、トロンビンを直接阻害することなく因子VIIaの阻害によって)阻害し得る。化合物を、したがって、血管内血栓を阻害するためか、または抗血液凝固治療のために使用してもよい。抗血液凝固療法が有益である臨床的症状の例は周知であり、手術(例えば人工股関節全置換術、経血管的冠動脈形成術、及び心筋梗塞または漸増性狭心症のための治療)が挙げられる。
方法
XRPD方法
1.伝送モードXRPD
X線粉末回折パターンを、ファインフォーカス源であるOptix longを使用して産生されたCu放射の入射ビームを使用してPANalytical X’Pert PRO MPD回折計を用いて収集した。楕円状段階的多層膜鏡を使用して、Cu Kα X線放射を、標本を通して検出器に焦点を合わせた。分析の前に、ケイ素標本(NIST SRM 640d)を分析して、Si(111)ピークの観察された位置が、NIST認定位置と一致していたことを検証する。試料の標本を、すり鉢及びすりこぎを用いて粉末化した後、3μm厚の膜との間に挟み、透過幾何学で分析した。ビームストップ、短い散乱防止伸長部、及び散乱防止ナイフエッジを使用して、空気によって生成されるバックグラウンドを最小化した。入射及び回折ビームのためのソーラースリットを使用して、軸発散からの広幅化を最小化した。回折パターンを、標本から240mm離れた位置にあるスキャニング位置有感検出器(X’Celerator)、及びData Collectorソフトウェアv.2.2bを使用して収集した。各パターンについてのデータ取得パラメーターは、鏡前の入射ビーム拡散スリット(DS)及び散乱防止スリット(SS)を含む本報告のデータセクションでの上述の画像を示す。
2.反射モードXRPD
XRPDパターンを、ファインフォーカス源であるlong及びニッケルフィルタを使用して産生されたCu Kα放射の入射ビームを使用してPANalytical X’Pert PRO MPD回折計を用いて収集した。回折計を、対称的なBragg−Brentanoジオメトリを使用して構成した。分析の前に、ケイ素標本(NIST SRM 640d)を分析して、Si111ピークの観察された位置が、NIST認定位置と一致していたことを検証した。試料の標本を、無シリコンバックグラウンド基質の中央に置かれた薄い環状層として調製した。散乱防止スリット(SS)を使用して、空気によって生成されるバックグラウンドを最小化した。入射及び回折ビームのためのソーラースリットを使用して、軸発散からの広幅化を最小化した。回折パターンを、試料から240mm離れた位置にあるスキャニング位置有感検出器(X’Celerator)、及びData Collectorソフトウェアv.2.2bを使用して収集した。
示差走査熱量測定(DSC)方法
DSC分析を、TA Instruments 2920示差走査熱量計を使用して行った。温度較正を、NIST追跡可能インジウム金属を使用して行った。試料を、アルミニウムDSC皿上へ置き、蓋で覆い、重量を正確に記録した。手動ピンホールで(T0CHSMP)密封され、試料皿として構成された秤量されたアルミニウム皿、T−zeroを、細胞の基準側面上に置いた。形態Aのために使用された走査方法は、10℃/分の速度で−30℃〜275℃であった。形態Cのために使用された走査方法は、10℃/分の速度で−30℃〜250℃であった。
熱重量(TG)分析方法
TG分析を、TA Instruments 2950熱重量分析器を使用して行った。温度較正を、ニッケル及びAlumel(商標)を使用して行った。各試料を、アルミニウム皿の中に置き、TG炉に挿入した。炉を窒素下で加熱した。形態Aのためのデータ取得パラメーターは、10℃/分の速度で0℃〜250℃にわたる温度であった。形態Cのためのデータ取得パラメーターは、10℃/分の速度で25℃〜350℃にわたる温度であった。
実施例1−3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の合成
Figure 2017525718
出発材料(4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミル−5−メトキシフェニル)ボロン酸(1f)の合成をスキーム1で説明する。
Figure 2017525718
6−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルバルデヒド(1b)の調製
Figure 2017525718
氷酢酸(1000mL)中ピペロナール(1a)(498g、3.32mol)混合物に、氷酢酸(500mL)中臭素(200mL、3.89mol)溶液を30分間にわたって添加し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を水(2000mL)に注ぎ、分離した固体を濾過により収集した。この固体を沸騰エタノール(4000mL)中に溶解し、室温に冷却した。冷却時に得た固体を濾過により収集して、6−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルバルデヒド(1b)(365g、48%)を白色の固体として得た。融点126℃;HNMR(300MHz,DMSO−d):δ10.06(s,1H),7.42(s,1H),7.29(s,1H),6.20(d,J=12.3,2H);IR(KBr)3434,2866,1673,1489,1413,1259,1112,1031,925cm−1;CBrO.0.25HOの計算分析値:C、41.15;H、2.37;実測値:C、41.07;H、2.11。
2−ブロモ−5−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(1c)の調製
Figure 2017525718
DMSO(1.5L)中カリウムtert−ブトキシド(397g、3.36mol)溶液を50℃で30分間加熱した。これにメタノール(1.5L)を添加し、50℃でさらに30分間加熱し続けた。この熱い反応混合物に6−ブロモ−ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルバルデヒド(1b)(350g、1.53mol)を添加し、50℃で30分間加熱し続けた。反応混合物を室温に冷却し、水(2.3L)及び水酸化ナトリウム(61.2g、1.53mol)で反応停止処理した。反応混合物をエーテル(2×1.5L)で洗浄し、濃縮HClを使用してpH2に酸性化し、酢酸エチル(4×1L)で抽出した。酢酸エチル層を合わせ、真空下で濃縮乾固させた。得られた残渣を水(1.5L)及び酢酸エチル(1L)で処理した。得られた固体を濾過により収集して、2−ブロモ−5−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(1c)(97g、27.5%(第1の収率))を得た。これらの層を濾液から分離し、水層を酢酸エチル(200mL)で抽出した。酢酸エチル層を合わせ、MgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮乾固させて、2−ブロモ−5−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(1c)(192g、54.4%(第2の収率))を橙色の固体として得た。融点108℃;HNMR(300MHz,DMSO−d):δ10.00(s,1H),9.92(s,1H),7.27(s,1H),7.26(s,1H),3.93(s,3H);IR(KBr)3477,2967,2917,2837,2767,2740,1657,1595,1428,1270,1210,1164,1022cm−1;CBrO3.Oの計算分析値:C、38.58;H、3.64:実測値:C、38.60;H、3.60。
5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−4−メトキシベンズアルデヒド(1d)の調製
Figure 2017525718
DMF(1000mL)中2−ブロモ−5−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド(1c)(120g、520mmol)溶液に、炭酸カリウム(79g、572mmol)及び臭化ベンジル(68mL、572mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、水(3000mL)で反応停止処理した。得られた固体を濾過により収集し、エーテルで洗浄し、真空下で乾燥させて、5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−4−メトキシベンズアルデヒド(1d)(113.19g、67.9%)を白色の固体として得た。融点144℃;HNMR(300MHz,DMSO−d):δ10.06(s,1H),7.47−7.34(m,7H),5.17(s,2H),3.92(s,3H);IR(KBr)2898,2851,1673,1592,1502,1437,1402,1264,1210,1158,1017,754cm−1;C1513BrOの計算分析値:C、56.10;H、4.08;実測値:C、55.44;H、4.08。
1−(ベンジルオキシ)−4−ブロモ−5−(ジエトキシメチル)−2−メトキシベンゼン(1e)の調製
Figure 2017525718
エタノール(1500mL)中5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−4−メトキシベンズアルデヒド(1d)(100g、311mmol)溶液に、オルトギ酸トリエチル(103mL、622mmol)、硝酸アンモニウム(7.5g、93.3mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。反応混合物をエーテル(1200mL)で処理し、15分間撹拌した後に濾過した。濾液を真空下で濃縮乾固させて、茶色のシロップとして1−(ベンジルオキシ)−4−ブロモ−5−(ジエトキシメチル)−2−メトキシベンゼン(1e)(134g)を得た。この生成物をさらに精製することなく次のステップで使用した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ7.45−7.37(m,4H),7.36−7.33(m,1H),7.17−7.14(m,1H),7.10(s,1H),5.10(s,2H),3.80(s,3H),3.58−3.33(m,5H),1.13−1.07(m,6H);IR(KBr)2974,2879,1601,1503,1377,1260,1163,1060cm−1;C1923BrOの計算分析値:C,57.73;H,5.86;実測値:C,57.21;H,5.94。
(4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミル−5−メトキシフェニル)ボロン酸(1f)の調製
Figure 2017525718
−78℃での乾燥エーテル(1000mL)中1−(ベンジルオキシ)−4−ブロモ−5−(ジエトキシメチル)−2−メトキシベンゼン(1e)(120g、300mmol)溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中の1.6M溶液、244mL、390mmol)を30分間にわたって添加し、−78℃で30分間さらに撹拌した。乾燥エーテル(300mL)中トリ−n−ブチルボレート(110mL、405mmol)溶液を、−78℃で30分間にわたってこの溶液に添加した。反応混合物を、−78℃で2時間さらに撹拌し、0℃まで温めた。反応混合物を、0℃で3N HCl(300mL)で反応停止処理し、1時間還流で加熱した。室温に冷却した後、得られた固体を、濾過により収集し、水(250mL)で洗浄し、真空中で乾燥させ、(4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミル−5−メトキシフェニル)ボロン酸(1f)(30.85gm、37.6%を白色の固体として提供した。上述の濾液からの有機層を、1.5N NaOH(3×200mL)で抽出した。合せた塩基抽出物を、濃縮HCl(pH約4)で酸性にした。得られた固体を、濾過により収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、(4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミル−5−メトキシフェニル)ボロン酸(1f)(22.3g、26%)の第2の収率を明るい橙色の固体として得た。融点158℃;H NMR(300MHz,DMSO−d)δ10.08(s,1H),7.52(s,1H),7.48−7.33(m,5H),7.24(s,1H),5.18(s,2H),3.89(s,3H);H NMR(300MHz,DMSO−d/DO)δ10.06(s,1H),7.52(s,1H),7.49−7.32(m,5H),7.23(s,1H),5.18(s,2H),3.89(s,3H);MS(ES+)309.1(M+Na);IR(KBr)3335,2937,1647,1545,1388,1348,1268,1146,1095cm−1;C1515BO.0.25HOの計算分析値:C,62.00;H,5.38;実測値:C,61.77;H,5.19。
メチル−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−ピコリネートの合成
中間体メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピコリネート(2h)の合成をスキーム2で説明する。
Figure 2017525718
2−ブロモ−3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン(2b)の調製
Figure 2017525718
15℃に冷却されたピリジン(24L)中3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン(2a)(3000g、27.5mol)溶液に、20〜25℃の内部温度を維持しながら、ピリジン(3L)中臭素(4.83kg、1.55L、30.2mol)溶液を50分間にわたって添加した。室温で19時間撹拌した後、溶媒を真空下で除去し、残渣を水で粉砕した。分離した固体を、濾過により収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、2−ブロモ−3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン(2b)(3502g、67.7%)を明るい茶色の固体として得て、この固体をさらに精製することなくそのように使用した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ10.43(s,1H),7.18(d,J=8.0Hz,1H),7.08(d,J=8.0Hz,1H),2.33(s,3H);MS(ES+)188.35,186.36(M+1)。
2−ブロモ−3−メトキシ−6−メチルピリジン(2c)の調製
Figure 2017525718
30Lのアセトン中2−ブロモ−3−ヒドロキシ−6−メチルピリジン(2b)(3000g、15.96mol)、無水炭酸カリウム(3308g、23.94mol)、及びヨードメタン(2.491kg、1.09L、17.556mol)の混合物を、40℃で一晩加熱した。反応混合物を、室温に冷却し、Celiteを通して濾過した。溶媒の蒸発、続いてシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3)は、望ましい化合物、2−ブロモ−3−メトキシ−6−メチルピリジン(2c)を提供し、この化合物を次のステップのためにそのように使用した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ7.42(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),7.29−7.19(m,1H),3.84(d,J=1.6Hz,3H),2.37(d,J=1.7Hz,3H)。
6−ブロモ−5−メトキシ−2−ピリジンカルボン酸(2d)の調製
Figure 2017525718
60℃での6000mLの水中2−ブロモ−3−メトキシ−6−メチルピリジン(2c)(310g、1.53mol)溶液に、KMnO(725g、4.59mol)を90分間にわたり、活発な機械的撹拌を用いて少量ずつに分けて添加した。濃い紫色の溶液が生じた。この溶液を、90℃でさらに3時間維持し、まだ熱い間にCeliteを通して濾過して、無色の濾液を得た。冷却後、6N HClを添加することによって、水性溶液をpH1〜2に酸性化した。得られた白色の固体を、濾過により収集し、乾燥時に生成物の6−ブロモ−5−メトキシ−2−ピリジンカルボン酸(2d)(302g、85%)を得て、この生成物をさらに精製することなく次の反応でそのように使用した。分析試料を、メタノールから再結晶化によって得て、6−ブロモ−5−メトキシ−2−ピリジンカルボン酸を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ7.40−7.28(m,1H),7.17(d,J=8.3Hz,1H),3.83(d,J=1.7Hz,3H)。
6−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−5−メトキシピコリンアミド(2e)の調製
Figure 2017525718
ピリジン(70mL)中6−ブロモ−5−メトキシ−2−ピリジンカルボン酸(2d)(12g、52mol)溶液に、EDCI(11.5g、59mmol)及びシクロプロピルメチルアミン(3.6g、52mmol)を添加した。反応混合物を、室温で一晩撹拌し、次いで、真空下で濃縮させた。反応混合物を、水(100mL)及び酢酸エチル(100mL)で希釈した。有機層を分離して、水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。有機層を、水(2×50mL)、ブライン(500mL)で合わせて洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮させて10.43gの粗生成物を得た。粗生成物を、スラリー(20gのシリカゲル)に変換し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中で0〜100%の酢酸エチルを用いて溶出する230gのシリカゲル)によって精製して、化合物6−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−5−メトキシピコリンアミド(2e)(8.02g、54%)を純白ではない固体として得た。融点67〜70℃;HNMR(300MHz,DMSO−d)δ8.51(t、J=5.8、1H),8.02(d,J=8.4、1H),7.65(d,J=8.5、1H),3.96(s,3H),3.14(t、J=6.5,2H),1.11−0.99(m,1H),0.47−0.36(m,2H),0.27−0.20(m,2H);MS(ES+)307.0、309.0(100%M+Na)
メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−メトキシピコリナート(2f)の調製
Figure 2017525718
2Lのステンレス鋼ボンベ中のメタノール(300mL)中6−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−5−メトキシピコリンアミド(2e)(7.5g、27.6mol)溶液に、Pd(OAc)(750mg)、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(750mg)、及びトリエチルアミン(3.9mL、27.6mmol)を添加した。反応混合物を、真空置換し、COガスを用いて150psiまで装填した。反応混合物を、150℃で一晩撹拌し、その撹拌を用いて加熱し、室温に冷却した。触媒を、セライトのパッドを通して濾過し、濃縮乾固させ、粗生成物を得た。粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(溶出剤として0%、5%、10%、20%、30%、50%の酢酸エチル/ヘキサン(それぞれ250mL)を用いて溶出するシリカゲル150gによって精製して、メチル6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−3−メトキシピコリネート(2f)(6.29g、86.1%)をサーモン色の固体として得た。融点107℃;HNMR(300MHz,DMSO−d)δ8.28(t、J=6.0、1H),7.91(d,J=8.8、1H),7.55(d,J=8.8、1H),3.68(s,3H),3.64(s,3H),2.90(t、J=6.5,2H),0.89−0.68(m,1H),0.26−0.09(m,2H),0.08−0.00(m,2H);MS(ES+)287.1(M+Na);IR(KBr)3316、2921、1730、1659、1534、1472、1432、1315、1272、1228、1189、1099、1003、929、846、680cm−1;C1316の計算分析値:C、59.08;H、6.10;N、10.60;実測値:C、58.70;H、5.97;N、10.23。
6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸(2g)の調製
Figure 2017525718
塩化アルミニウム方法
ジクロロメタン(840mL)中メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−メトキシピコリナート(2f)(0.16mmol)溶液に、AlCl(193g、1.5mol)を添加した。反応混合物を、窒素下で12時間還流で加熱した。〜2Lの1N HClを緩徐に添加した後、有機層を分離した。水層を、酢酸エチル/DMEを用いて数回再抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空で蒸発させて、粗生成物6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸を得た。6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸溶液に、メタノール(1.1L)中塩化アセチル(110mL)溶液を添加した。反応混合物を、室温で12時間撹拌し、次いで、真空で濃縮乾固させた。一度メタノールと共蒸発した後、化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(クロロホルム及びクロロホルム中の3%のメタノールを用いて溶出されるシリカゲル、500g)によって精製し、6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸(2g)を得た。
三臭化ホウ素方法
メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−エトキシピコリナート(2f)(58.0g、208mmol)撹拌溶液に、0〜5℃でCHCl(1.3L)中BBr(79mL、834mmol)を添加した。反応混合物を、室温まで温めることを可能にし、18時間撹拌した。反応混合物を、乾燥するまで蒸発させ、無水メタノール(1L)を、明るい黄色っぽい固体残渣に添加した。不溶性固体を、濾過により収集した(36g)。母液を、蒸発させ、MeOH(2×200mL)と共蒸発させた。不溶性固体(36g)を、MeOH(500mL)及び塩化アセチル(50mL)で処理し、室温で18時間撹拌した(現段階では、反応混合物は透明であった)。混合物を、乾燥するまで蒸発させ、水で希釈し、EtOAcで抽出した。EtOAc層から分離した白色の固体を、濾過により収集し、水で洗浄し(2×20mL)、50℃で真空で乾燥させ、6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸(2g)(5.36g、10%)を白色の固体として得た。融点92〜95℃.HNMR(DMSO−d)δ11.04(s,1H、DOと交換可能)、8.37(t、J=6.0、1H、DOと交換可能)、8.12(d,J=8.7Hz、1H),7.57(d,J=8.7Hz、1H),3.90(m,3H),3.15(m,2H),1.04(m、1H),0.41(m,2H),0.24(m,2H).IR(KBr):3346、3205、1684cm−1;MS(ES+):251.1(M+1);C1214.0.1HOの計算分析値:C、57.18;H、5.67;N、11.14;実測値:C、57.11;H、5.61;N、11.09。
メチル−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−ピコリネート(2h)の調製
Figure 2017525718
DMF(200mL)中6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−ヒドロキシピコリン酸(2g)(28mmol)溶液に、トリエチルアミン(12mL、84mmol)及びN−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(12g、34mmol)を添加した。反応混合物を、室温で1.5時間撹拌し、次いで、氷に注いだ。水で希釈し、酢酸エチルで抽出した後、水性相を再抽出し、次いで、合わせた有機層を、水で洗浄し、真空下で濃縮して、メチル−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピコリネート(2h)を得て、それを精製することなく次のステップで使用した。
H NMR(300MHz,CDCl)δ8.50(d,J=8.6,1H),8.07(s,1H),7.88(d,J=8.6,1H),4.09(d,J=12.6,3H),3.48−3.24(m,2H),1.18−1.01(m,1H),0.69−0.44(m,2H),0.42−0.20(m,2H).MS(ES):405.17,100%,M+Na。
3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸の合成
3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸(3i)の合成を、スキーム3に示すように説明する。
Figure 2017525718
3−(4−ベンジルオキシ−2−ホルミル−5−メトキシ−フェニル)−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(3a)
Figure 2017525718
DME(225mL)中メチル−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピコリネート(2h)(24.3g、63mmol)溶液に、水(25mL)、(4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミル−5−メトキシフェニル)ボロン酸(1f)(27.3g、95mmol)、NaHCO(15.9g、189mmol)、及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)塩化物(0.885g)を添加した。反応混合物を、窒素下で70℃で一晩撹拌した。酢酸エチルを抽出した後、有機層を、水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、次いで、真空下で濃縮した。化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中で10%、20%、30%及び40%の酢酸エチルを用いて溶出するシリカゲル、300g)によって精製し、3−(4−ベンジルオキシ−2−ホルミル−5−メトキシ−フェニル)−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(3a)(25g、83%)を純白ではない固体として得た。融点48〜50℃;H NMR(300MHz,DMSO−d)δ9.61(s,1H),8.40(d,J=7.9Hz,1H),8.14(t,J=5.0Hz,1H),7.87(d,J=8.1Hz,1H),7.58(s,1H),7.54−7.30(m,5H),6.71(s,1H),5.24(s,2H),3.93(s,3H),3.70(s,3H),3.45−3.34(m,2H),1.19−1.05(m,1H),0.64−0.54(m,2H),0.37−0.30(m,2H);IR(KBr)1735,1678,1594,1513,1437,1283,1217,1141,1092cm−1;MS(ES+)497.29(M+Na);C2726の計算分析値:C,68.34;H,5.52;N,5.90;実測値;C,68.16;H,5.62;N,5.80。
2−(6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ−5−ビニル安息香酸(3b)
Figure 2017525718
アセトニトリル(50mL)、2−メチル−2−プロパノール(350mL)、及び水(125mL)中3−(4−ベンジルオキシ−2−ホルミル−5−メトキシ−フェニル)−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステル(3a)(24g、50.6mmol)溶液に、リン酸二水素ナトリウム(12.5g)及び2−メチル−2−ブテン(55mL、519mmol)を添加した。反応混合物を、氷浴中で冷却し、次いで、亜塩素酸ナトリウム(28g)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した。水層を再抽出し、次いで、合わせた有機層を乾燥させた(MgSO)。溶媒を、真空で蒸発させて、5−(ベンジルオキシ)−2−(6−((シクロプロピルメチル)カルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ安息香酸(3b)(29g)を得て、次のステップのために使用した。MS(ES):513.24、(M+Na(;(ES):489.26、M−1。
メチル3−(4−(ベンジルオキシ)−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3c)
Figure 2017525718
ジクロロメタン(300mL)中5−(ベンジルオキシ)−2−(6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−2−(メトキシ−カルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ安息香酸(3b)(31g、63.2mmol)、及びトリエチルアミン(17.7mL、126.4mmol)の混合物に、MEM塩化物(9.03mL、79mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、40g)によって精製して、メチル3−(4−(ベンジルオキシ)−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3c)(32.8g、89%)を厚いガムとして得た。H NMR(300MHz,CDCl)δ8.35(d,J=8.0Hz,1H),8.15(t,J=5.7Hz,1H),7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.71(s,1H),7.49(d,J=6.8Hz,2H),7.36(ddd,J=7.5,14.8,22.4Hz,3H),6.66(s,1H),5.37−5.13(m,4H),3.90(s,3H),3.69(s,3H),3.60−3.49(m,2H),3.49(s,2H),3.39(dd,J=4.4,8.4Hz,2H),3.34(s,3H),1.19−1.00(m,1H),0.57(q,J=5.8Hz,2H),0.38−0.25(m,2H).MS(ES):601.24(M+Na);(ES):577.27(M−1);H NMR(300MHz,DMSO−d)δ8.69(t,J=6.1Hz,1H),8.20(d,J=8.0Hz,1H),7.97(d,J=8.0Hz,1H),7.63(s,1H),7.41(m,5H),6.92(s,1H),5.20(m,4H),3.83(s,3H),3.57(s,3H),3.44(m,2H),3.33(m,2H),3.21(m,5H),1.14(m,1H),0.44(m,2H),0.27(m,2H).IR(KBr):1732,1671cm−1.MS(ES+):601.1(M+Na);C3134の計算分析値:C,64.35;H,5.92;N,4.84;実測値:C,64.27;H,6.04;N,4.79。
メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)ピコリネート(3d)
Figure 2017525718
エタノール(650mL)中メチル3−(4−(ベンジルオキシ)−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)−カルボニル)フェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3c)(32.8g、56.68mmol)溶液に、10%のPd/C(4g)を添加し、5時間45psiで水素化した。触媒を、Celiteを通す濾過により除去し、濾液を真空下で濃縮して、次のステップのためにそのように使用するのに十分純粋であったメチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)ピコリネート(3d)(31.87g、86%)を得た。メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)ピコリネート(3d)の分析試料を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中で酢酸エチルを溶出するシリカゲル)を使用する350mgの上述の粗生成物の精製によって得て、メチル6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−3−(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)−フェニル)ピコリネート(3d)を透明のガムとして提供した。HNMR(300MHz,DMSO−d)δ9.74(s,1H),8.68(t、J=6.1Hz、1H),8.18(d,J=8.0Hz、1H),7.95(d,J=8.0Hz、1H),7.47(s,1H),6.83(s,1H),5.19(s,2H),3.77(m,3H),3.58(s,3H),3.44(m,2H),3.34(m,2H),3.21(m,5H),1.04(m,1H),0.44(m,2H),0.27(m,2H);IR(KBr):1731、1664cm−1.MS(ES):489.0(M+1);C2428の計算分析値:C、59.01;H、5.78;N、5.73;実測値:C、58.92;H、6.15;N、5.29。
6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)−カルボニル)−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ピコリネート(3e)
Figure 2017525718
ジクロロメタン(150mL)中メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)フェニル)ピコリネート(3d)(14.3g、29.3mmol)溶液に、ピリジン(12mL、146mmol)及びトリフリン酸無水物(7.5mLg、44mmol)を添加した。N下で室温で一晩撹拌した後、反応混合物を、氷に注ぎ、次いで、ジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機抽出物を、水で洗浄し、乾燥させた後(MgSO)、溶媒を、真空で蒸発させた。化合物を、酢酸エチル:ヘキサンを使用して、シリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)−カルボニル)−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ピコリネート(3e)(17g、93%)を得た。H NMR(300MHz,CDCl)δ8.41(d,J=8.0,1H),8.17(s,1H),8.03(s,1H),7.79(d,J=8.0,1H),6.82(s,1H),5.32(q,J=6.1,2H),3.97(s,3H),3.74(s,3H),3.67−3.57(m,2H),3.55−3.45(m,2H),3.41(dd,J=8.2,14.5,2H),3.34(s,3H),1.36−1.17(m,1H),0.58(d,J=7.1,2H),0.33(d,J=5.1,2H)。
メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)−メトキシ)カルボニル)−4−ビニルフェニル)ピコリネート(3f)
Figure 2017525718
DMF(450mL)及び水(45mL)中メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ピコリネート(3e)(37.4g、60.30mmol)及びカリウムビニルトリフルオロボレート(16.87g、120.6mmol)溶液に、5分間Nを泡立てた。この混合物に、NaHCO(20.26g、241.2mmol)及びジクロロ−ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(6.34g、9.0mmol)を添加した。反応混合物を、70℃で20時間N下で撹拌した(生成物及び出発材料が、TLC中に同じRを有したため、反応進行をH NMRによって調べた)。反応混合物を、室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過した。濾液を、真空下で濃縮して、メチル6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)−4−ビニルフェニル)−ピコリネート(3f)を得た。粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中で0〜100%の酢酸エチルを用いて溶出するシリカゲル、1kg)によって精製し、メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)−4−ビニルフェニル)ピコリネート(3f)(26.54g、88%)をアンバーガムとして提供した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ8.70(t,J=6.1Hz,1H),8.23(d,J=8.0Hz,1H),8.12(s,1H),8.00(d,J=8.0Hz,1H),6.98(m,2H),5.94(dd,J=1.2,17.8Hz,1H),5.43(d,J=12.5Hz,1H),5.21(d,J=6.5Hz,2H),3.88(s,3H),3.64(s,3H),3.48(d,J=3.1Hz,2H),3.35(m,5H),3.22(m,2H),1.11(s,1H),0.44(dt,J=4.9,5.5Hz,2H),0.28(q,J=4.8Hz,2H).IR(KBr):1732,1670cm−1.MS(ES+)499.1(M+1)。
2−(6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ−5−ビニル安息香酸(3g)
Figure 2017525718
DME(160mL)及び6N HCl(40mL)中メチル6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−3−(5−メトキシ−2−(((2−メトキシエトキシ)メトキシ)カルボニル)−4−ビニルフェニル)ピコリネート(3f)(27.4mmol)の混合物を、6時間またはTLCが完全な変換を示すまで室温で撹拌した。溶媒を、真空下で除去した。得られた残渣を、水中で懸濁し、分離した固体を、濾過により収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、2−(6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ−5−ビニル安息香酸(3g)(7.0g、63%)を白色の固体として得た。融点40〜42℃;H NMR(300MHz,DMSO−d)δ8.69(t,J=6.0Hz,1H,NH),8.20(d,J=7.9Hz,1H),8.09(s,1H),7.95(d,J=8.1Hz,1H),6.97(dd,J=18.0,11.3Hz,1H),6.88(s,1H),5.92(d,J=7.9Hz,1H),5.38(d,J=11.1Hz,1H),3.85(s,3H),3.63(s,3H),3.27−3.17(m,2H),1.15−1.05(m,1H),0.48−0.40(m,2H),0.31−0.24(m,2H);IR(KBr):3084,1728,1650,1533,1212,1143cm−1;MS(ES+)433.26(M+Na);(ES−):409.28(M−1);C2222.0.25HOの計算分析値;C、63.68;H、5.47;N、6.75;実測値C、63.75;H、5.56;N、6.65
メチル−3−(2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3h)
Figure 2017525718
0℃でDMF(20mL)及びピリジン(30mL)中2−(6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル)−4−メトキシ−5−ビニル安息香酸(3g)(2.35g、5.7mmol)及び4−アミノベンズイミドアミドジ塩酸塩(3j)(1.79g、8.6mmol)溶液に、EDCI(1.65g、8.6mmol)を添加し、室温で一晩温めることを可能にした。反応混合物を、6N HCl(60mL)で反応停止処理し、クロロホルム(3×60mL)で抽出した。有機層を、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(CMA50中のCMA80中で0〜100%のクロロホルムを用いて溶出するシリカゲル、110g)によって精製し、メチル−3−(2−(4−カルバミミドイルフェニル−カルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3h)(2.2g、65%)を白色の固体として得た。融点266℃;H NMR(300MHz,DMSO−d)δ10.78(s,1H),9.26(s,2H),9.03(s,2H),8.67(t,J=6.1,1H),8.22(d,J=8.0,1H),8.06(d,J=8.0,1H),7.96(s,1H),7.89−7.74(m,4H),7.13−6.96(m,2H),6.07(d,J=17.7,1H),5.45(d,J=12.4,1H),3.91(s,3H),3.61(s,3H),3.20(s,2H),1.09(dd,J=4.7,8.2,1H),0.43(dt,J=4.9,5.4,2H),0.34−0.21(m,2H);MS(ES+)528.1(M+1);C2929.(HO)1.5.(HCl)の計算分析値:C,58.93;H,5.63;N,11.85;実測値:C,58.75;H,5.65;N,11.92。
3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸(3i)
Figure 2017525718
メタノール(10mL)及びTHF(10mL)中メチル−3−(2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル)−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピコリネート(3h)(1g、1.9mmol)溶液に、2N NaOH(10mL)を添加した。反応混合物を、3時間室温で撹拌し、真空で濃縮して、メタノール及びTHFを除去した。水層を、6N HClを用いてpH6〜7へ酸性化し、得られた固体を、濾過により収集し、水及びエーテルで洗浄して、乾燥時に3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸(3i)(0.775g、80%)を純白ではない固体としての塩酸塩として得た。
H NMR(300MHz,DMSO−d)δ12.67(s,1H),9.11(s,2H),8.97(s,2H),8.74(s,1H),7.90(d,J=7.8,1H),7.80(s,1H),7.72−7.58(m,4H),6.99(dd,J=11.3,17.7,1H),6.78(s,1H),5.95(d,J=17.2,1H),5.38(d,J=11.9,1H),3.82(s,3H),3.18(s,2H),1.06(s,1H),0.43(d,J=7.9,2H),0.25(d,J=4.7,2H);MS(ES+)514.0(M+1);C2827.HCl.HOの計算分析値:C,59.21;H,5.32;N,12.33;実測値:C,59.43;H,5.21;N,12.06。
実施例1A−3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(形態C)の調製
Figure 2017525718
10Lのガラス反応器のジャケットを−5℃に設定した。この反応器に、実施例1のステップ(11)で調製した2−(6−((シクロプロピルメチル)カルバモイル)−2−(メトキシカルボニル)−ピリジン−3−イル)−4−メトキシ−5−ビニル安息香酸(6d)(500g、1.22mol)、4−アミノ−ベンズアミジン・2HCl(280g、1.34mol)、及び2−プロパノール(4.05kg)を装填した。混合物を0.3℃に冷却し、ピリジン(210g、2.62mol)、続いてEDCI・HCl(310g、1.61mol)を添加した。混合物を−1.1〜−0.3℃で22時間撹拌し、続いて第2の分量のEDCI・HCl(58g、0.30mol)を添加した。ジャケットの温度を14.0℃に設定し、混合物を89時間撹拌した。沈殿物を濾過し、1.32kgの2−プロパノールで洗浄した。
この湿潤生成物(8a)を反応器に再装填し、続いてアセトニトリル(1.6kg)及び水(0.57kg)を添加した。混合物を46℃に加熱した。Smopex−234(21g)及びActicarbone 2SW(10g)を添加し、混合物をこの温度で1時間撹拌した。溶液を濾過し、濾液を反応器に戻した。反応器のジャケットを−5℃に設定し、混合物を−0.2℃に冷却した。NaOH溶液(960gの水中256gの46%NaOH、2.95mol)を25分間にわたって添加し、温度を3℃未満に保った。混合物を0.2〜2.0℃で1時間40分撹拌し、その後、濃縮酢酸(40g、0.66mol)で反応停止処理した。希酢酸(1000gの水中80g、1.33molのAcOH)を1時間20分(1.7〜3.0℃の温度)にわたって添加し、続いて1250gの水(30分間)を添加した。懸濁液を0〜3.0℃で1時間撹拌し、0〜5℃(フィルター周囲に氷蓋)で濾過した。反応器及び生成物(8d)を3.5kgの水ですすいだ。
この湿潤生成物(8d)を反応器に再装填し、続いて0.65kgの水及び1.69kgのアセトニトリルを再装填した。混合物を57〜60℃に加熱し、この温度で14.5時間撹拌した。混合物を−2.2℃(Tジャケット=−5℃)に冷却し、NaOH(580gの水中163g 46%、1.87mol)溶液を15分間にわたって添加した。温度が−0.4℃に上昇した。塩酸(407gの37%HCl、4mol)を10分間にわたって添加し、温度が7.5℃に上昇した。懸濁液を−3〜0℃で19時間撹拌した。生成物を濾過し、濾過ケーキを2.87kgの水ですすぎ、圧縮し、引っ張り乾燥させた。この湿潤生成物(1.30kg)を40〜43℃及び50mbarで117時間乾燥させて、形態Cとして3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(7b)(484g)を得た。
実施例−1B:3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(形態A)の調製
この手順を、最終濾過後に濾過ケーキを2.87kgの水の代わりに2.87kgのメチルtert−ブチルエーテルですすいで引っ張り乾燥させたことを除いて、実施例1Aと同一の様式で行った。生成物を40〜43℃及び50mbarで乾燥させて、形態Aとして3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(7b)を得た。
実施例2−物理化学的研究
実施例1の化合物の物理化学的特性
pK実験をUV測定法(水中)及び電位差測定法(メタノール共溶媒中)の両方により行った。この化合物の滴定を9回行い、すべて低pH〜高いpH(2.0〜12.0)のものであった。
UV測定法によって決定されたより低いpKは2.31±0.15であり、より低いpKは電位差測定法では観察されず、故に、このより低いpKを3.0未満と報告する。UV測定法によって決定されたより高いpKは11.38±0.15であり、より高いpKは電位差測定法では観察されず、故に、このより高いpKを11.0超として報告する。
オクタノール−PBS(pH7.4)分配係数(logD7.4)アッセイを実施例1の化合物で行った。ジメチルスルホキシド(DMSO)中の化合物の1μL体積の1mMストック溶液を、500μLの0.01Mリン酸緩衝液(pH7.4)(オクタノールで飽和させたもの)及び500μLのオクタノール(0.01Mリン酸緩衝液で飽和させたもの)に添加した。試料を回転ミキサー上で24時間混合し、各相中の化合物の比率をLC/MS/MSによって決定し、logD7.4を計算した。試料を三連で調製した。デキサメタゾン及びケトコナゾールを基準化合物として使用した。結果を表3に示す。
Figure 2017525718
透過性
実施例1の化合物のCaco−2二方向性透過性を既知のP−gp阻害剤ベラパミルの不在下及び存在下で評価した。この化合物は透過性の低い化合物であると観察され、P−gpの基質であるようには見えない。結果を表4に示す。
Figure 2017525718
実施例3−溶解度研究
水溶解度
水溶解度アッセイを実施例1の化合物を用いて0.1Mリン酸カリウム(pH7.4)、絶食状態及び食物を与えた状態をシミュレートした胃液、ならびに絶食状態及び食物を与えた状態をシミュレートした腸液(FaSSGF、FeSSGF、FaSSIF、FeSSIF)中で行った。各溶液中の目標濃度は100μMであった。DMSO中の実施例1の化合物の10mMストック溶液を96ウェルプレートに分注し(1ウェル当たり10μL)、窒素下で乾燥させた。これらの水溶液(1mL)を乾燥試料に添加し、400rpm及び37℃の軌道プレート振盪機上で混合した。24時間後、これらの試料を3,220rcf(相対遠心力)で10分間遠心分離し、10μLの結果として生じた上清を除去し、LC/MS/MSによる分析のために希釈した。試験試料と同じになるように希釈したDMSO中100μMの実施例1の化合物の単一点標準と比較することによって定量を行った。試料を三連で調製した。テストステロン及びベラパミルを基準化合物として使用した。結果を表5に示す。
Figure 2017525718
pH溶解度
クエン酸リン酸緩衝液中の実施例1の化合物のpH溶解度曲線を生成して、遊離塩基材料の溶解度に対するpHの影響を評価した。結果を図1に示す。pHを調整することによる水溶解度への重大な影響はない。
有機溶媒中の溶解度
様々な有機溶媒における実施例1の化合物の溶解度を測定した。溶解度アッセイを、沈殿物が形成されるまで激しく撹拌しながら、適切な有機溶媒へ実施例1の化合物を順次添加することによって行った。その後、結果として生じた懸濁液を室温で24時間振盪し、濾過し、結果として生じた溶液を適切な分析方法により分析した。実施例1の化合物の結果として生じた溶液の濃度を、基準標準物質の溶液を使用して単一点較正曲線と比較することによって定量を行った。結果を表6に示す。
Figure 2017525718
界面活性剤溶液中の溶解度
様々な界面活性剤における実施例1の化合物の溶解度を測定した。溶解度アッセイを、沈殿物が形成されるまで激しく撹拌しながら、適切な有機溶媒へ実施例1の化合物を順次添加することによって行った。その後、結果として生じた懸濁液を室温で24時間振盪し、濾過し、結果として生じた溶液を適切な分析方法により分析した。実施例1の化合物の結果として生じた溶液の濃度を、基準標準物質の溶液を使用して単一点較正曲線と比較することによって定量を行った。結果を表7に示す。
Figure 2017525718
さらなる溶解度研究
様々な有機溶媒、それらの混合物、及び界面活性剤を含むいくつかのものにおける実施例1の化合物の溶解度を測定した。水性溶解度アッセイを、適切な有機溶媒への実施例1の化合物の逐次付加によって行い、同時に、沈殿物が形成されるまで活発に撹拌した。その後、結果として生じた懸濁液を室温で24時間振盪し、濾過し、結果として生じた溶液を適切な分析方法により分析した。化合物1の結果として生じた溶液の濃度を、基準標準物質の溶液を使用して単一点較正曲線と比較することによって定量を行った。結果を表8に示し、ここでは、すべての割合が、賦形剤(すなわち、活性を除く)の全重量に対する重量で表されており、以下の略語を使用する。
PEG=ポリエチレングリコール
PG=1,2−プロパンジオール
EtOH=エタノール
SLS=n−ドデシル硫酸ナトリウム
Tween80=ポリオキシエチレン(20)ソルビタンオレイン酸モノエステル
Figure 2017525718
結果は、実施例1の化合物が、プロピレングリコール(PG)(150mg/mL)中で最も可溶性であることを示す。90%以上のプロピレングリコールで構成されるいくつかの混合物もまた、非常に可溶性であった(>100mg/mL)。これらの液体成分を、経口医薬製品中で使用するため、プロピレングリコール及びPEGを有する混合物を研究した。これらのPG/PEG混合物のうちのいくつかは、経口医薬製品としてのさらなる調査のために、十分な量の実施例1の化合物(50〜60mg/mL)を溶解した。
さらなる溶解度研究を、様々な共剤との組み合わせで、α−シクロデキストリン及びブチルエーテルまたはスルホブチルエーテルスペーサー基によって親油性キャビティから分離されたスルホン酸ナトリウム塩によるポリアニオンβ−シクロデキストリン誘導体)(本明細書ではCaptisolと称される)を含むシクロデキストリンを使用して行った。
試験試料を、さらなる剤を用いてまた用いないの両方で、示されたシクロデキストリン及び実施例1の化合物で調製した。試験溶液を、Fisherモデル55ディスメンブレーター(小プローブ)中で、90秒間その最大設定の5で超音波処理した。試料を、平衡化させるために、室温で一晩回転させた。化合物1の結果として生じた溶液の濃度を、基準標準物質の溶液を使用して単一点較正曲線と比較することによって定量を行った。結果を表9に示す。結果は、実施例1の化合物が、シクロデキストリン中で可溶性ではなく、様々な共剤の添加が、この溶解度を増加させなかったことを示す。
Figure 2017525718
HPMC E−5−ヒドロキシプロピルメチルセルロースE5
#は、0.25%(混合物(すなわち、活性成分を含む)の全重量の割合として表される)で添加された化合物を示す。
*は、10%(混合物(すなわち、活性成分を含む)の全重量の割合として表される)で添加された化合物を示す。
!は、100mgで添加された化合物を示す。
実施例4−ラットにおける吸収促進研究
これらの研究の目的は、賦形剤の様々な組み合わせでの実施例1のバイオアベイラビリティを評価することであった。すでに報告された溶解度データに基づいて、溶媒の組み合わせを、製剤組成物の経口吸収に対する影響を研究するために評価した。以下の基準を使用して、さらなる製剤研究のために溶媒及び促進剤を選択した。
●実施例1の化合物の溶解度は、治療用量を送達するのに十分でなくてはならなかった
●腸粘膜にわたる実施例1の化合物の透過性は、許容される血漿濃度を送達するのに十分でなくてはならなかった
●製剤は、現在の市販の経口医薬製品において見出される濃度及び/または量の薬学的に許容される賦形剤を使用することになる
●製剤は、世界的な規制上の要求に見合う、許容される物理化学的安定性を呈さなくてはならなかった。
●経口製剤は、一般的な薬学的機器及びプロセスで製造及び包装され得る
界面活性剤溶液及び溶媒の初期スクリーニングに続いて、吸収における改善を示す材料を組み合わせて、剤形に適している溶液を形成した。溶媒及び界面活性剤の組み合わせを、可能性のあるヒト経口医薬製品に適切なレベルで、ラット、イヌ、及び非ヒト霊長類モデルにおいて評価した。
一度好適な溶媒及び促進剤を識別したら、これらのものの組み合わせを、活性成分リストにおいてFDAによって許容された濃度で作製した。その上、経口液体及び軟質ゲルカプセル製剤に好適な賦形剤を使用して作成された溶液をさらに要求した。
実施例1の化合物の溶解度は、水性/生理学的流体(0.1mg/mL)中で低い。ラットにおける初期の研究は、水性投薬溶液を使用した。胃腸(GI)吸収は、非常に低いかまたはゼロであった。5mg/Kgでの胃内(IG)投薬を有する初期のラット研究(n=4)は、血漿濃度を呈さないいくつかのラットで、実施例1の化合物の低血漿濃度をもたらした。これは、IG投与後に、実施例1の化合物のほとんどまたはいずれも吸収されなかったことを指示する。観察された血漿濃度の例は表10にある。
水性投薬溶液(ng/mL)を使用したラットにおける胃内投薬後の血漿濃度(ng/mL)
Figure 2017525718
溶解度研究は、経口投与に関して薬学的に許容され、実施例1の化合物を可溶化し得る溶媒を識別した。これらの調製(実施例1の5mg/kgの化合物)を、ラットに投与した(4つの値の平均値として提示される各条件及び結果に対してn=4)。最大血漿濃度(Cmax)は増加し、すべてのラットは、血漿中で実施例1の化合物を呈し、すなわち、実施例1の化合物を吸収しなかったラットはいなかった。Cmaxにおける増加を示した液体混合物を、表11に示す。
Figure 2017525718
さらなるラット吸収研究を、液体経口剤形に適切であり得る混合物を用いて行った。これらの混合物を、上で留意された基準、すなわち、実施例1の化合物の溶解度が、治療用量を送達するのに十分でなくてはならず、腸粘膜にわたる実施例1の化合物の透過性が、許容される血漿濃度を送達するのに十分でなくてはならず、製剤組成物が、現在の市販の経口医薬製品において見出される濃度及び/または量の薬学的に許容される賦形剤を使用し、実施例1の化合物の製剤が、世界的な規制上の要求に見合う、許容される物理化学的安定性を呈さなくてはならず、また経口製剤が、一般的な薬学的機器及びプロセスで製造及び包装され得るという基準内で製剤化した。
これらの製剤は、評価のための様々な溶媒及び共溶媒を含み、吸収を最大にし、物理化学的に安定的な液体を形成した。別途示されない限り、割合は、混合物中に存在するすべての賦形剤(すなわち、活性成分を除く)の全重量の比率として重量で表される。これらの製剤を、ラットに5mg/kg(表12〜14)または300mg/kg(表15)の実施例1の化合物で胃内に(IG)投与し、血液試料を示された回数でラットから得た。実施例1の化合物の血漿濃度(ng/mL)を、各時点で各条件のために決定し(4つの値の平均値として提示される各条件に対してn=4)、表12〜15に示す。
いくつかの共溶媒を評価した。表12は、水中で示される濃度でポリオキシエチレン(ポリ(エチレンオキシド))の2つの親水性鎖と隣接しているPoloxamer(ポリオキシプロピレン(ポリ(プロピレンオキシド))、Tween80(ポリエチレンソルビトールエステル)、Cremphor(ポリエチレングリコール1100モノ(ヘキサデシル/オクタデシル)エーテル)、Solutol(ポリエチレングリコール660,12−ヒドロキシステアリン酸)、及びドデシル硫酸ナトリウムを使用するこれらの実験からの例示的結果を示す。表12から見ることができるように、評価された共溶媒のうち、製剤を含有するドデシル硫酸ナトリウムは、最も高い血漿濃度を得た。
Figure 2017525718
いくつかの溶媒もまた評価した。表13は、プロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)、ポリエチレングリコール、及びエタノールの影響を示すこれらの実験からの例示的結果を示す。注目すべきことに、100%でポリプロピレングリコールを含有する製剤は、実施例1の化合物の高血漿濃度を示した。しかしながら、ポリプロピレングリコールのこの濃度は、典型的には、軟ゼラチンカプセル剤を含む現在の市販の経口医薬製品において使用される濃度及び/または量よりも高い。100%で存在するポリエチレングリコール400(PEG400)及び20%のエタノールを含有する製剤もまた試験されたが、結果は、100%でポリプロピレングリコールを含有する製剤よりも著しく劣っていた。
Figure 2017525718
高血漿濃度(ng/mL)の実施例1の化合物をさらに得たより低いプロピレングリコールの割合を有する製剤を識別するために、プロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)を使用するさらなる実験を、共溶媒の存在下で行った。代表的な実験を、表14に示す。プロピレングリコールとの組み合わせでの溶媒としてのポリエチレングリコールの使用をさらに調査した。見ることができるように、エタノール及び/またはポリエチレングリコールの存在下で、軽減する量のプロピレングリコールを含有する製剤は、高血漿濃度の実施例1の化合物を有する製剤を得た。
Figure 2017525718
プロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)、ポリエチレングリコール、及びエタノールの組み合わせを、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(TPGS)及びドデシル硫酸ナトリウム(SLS)を含む様々な共溶媒を使用するさらなる実験でさらに調査した。代表的な実験を、表15に示す。これらの実験において、割合を300mg/kgで投与した。表15に見ることができるように、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、ドデシル硫酸ナトリウム、エタノール、ポリエチレングリコール600、及びポリプロピレングリコールを含有する製剤は、最も有効である20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000/2.5%のドデシル硫酸ナトリウム/5%のエタノール/52.5%のポリエチレングリコール600/20%のポリプロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)を有する高血漿濃度の実施例1の化合物をもたらした製剤を得た。注目すべきことに、混合物中に存在する各賦形剤の量は、硬及び軟ゼラチンカプセル剤が挙げられるが、これに限定されない様々な経口剤形と相溶性がある。20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000/2.5%のドデシル硫酸ナトリウム/5%のエタノール/52.5%のポリエチレングリコール600/20%のポリプロピレングリコール(1,2−プロパンジオール)の吸収及び特性における改善は、以下の実施例6に記載される相1のヒトでの臨床試験へ進むために許容されると考えられた。
Figure 2017525718
実施例5−安定性研究
実施例1の化合物の化学的安定性は、様々なストレス条件(昇温)下で研究されてきた。これは、環境条件(温度、酸素、光)のために生じ得るあらゆる化学反応を加速するために、医薬工業において標準的技法である。化学的安定性はまた、実施例1の化合物を用いて製剤成分の相溶性または安定性を決定するために、加速された条件下で研究される。ストレス研究からの安定性データが、可能性のある安定性課題を示す場合、次いで、さらなる研究は、安定性問題を識別し、それを解決するために必要とされる。
初期の安定性研究を、加速された条件下で行った。候補製剤と組み合わされた場合、実施例1の化合物が、光、酸素、及び昇温に曝露されると分解を起こすことが判定された。分解の経路が、実施例1における化合物中のビニル置換基の酸化であることが判定された。いくつかの抗酸化剤を、研究のために識別した。これらの抗酸化剤は、ヒト経口剤形に使用するために薬学的に許容され、軟ゼラチンカプセル剤中のゼラチン組成物と相溶性がある。データは、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(ビタミンE−TPGS)、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール(ブチルヒドロキシアニソールまたはBHA)、及び2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)が、有効な抗酸化剤であったことを示す。データを図2に示す。
コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000(ビタミンE−TPGS)は、一般的に軟質ゲル製剤に使用され、それを、製剤において可能性のある抗酸化剤としてさらなる研究のために選択した。データは、ビタミンE−TPGSが、研究した期間にわたって、周囲温度及び湿度状態で酸化を軽減または除去することにおいて非常に有効であることを示す。研究した製剤及び得られた結果を、図3に例証する。
さらなる研究により、より高温度での抗酸化剤の有効性を調査した。抗酸化剤の有効性は、温度が増加するにつれて減少した。これを図4に示す。
さらなる製剤成分を調査し、ラウリル硫酸ナトリウムが、ビタミンE−TPGSと組み合わせたとき、50℃で改善された抗酸化剤作用を有することを見出した。データを図5に示す。
実施例1の化合物はまた、紫外線(UV)または白色(CW)光に曝露されたとき、光分解を示した。この分解は、最終製剤候補において認められた。安定性研究を、光から保護された製剤及び光に曝露された製剤を用いて行った。この研究において、実施例1の化合物(1mg/mL)を、5%のエタノール/20%のプロピレングリコール/55%のPEG600/20%のビタミンE TPGSまたは2.5%のドデシル硫酸ナトリウム/5%のエタノール/20%のプロピレングリコール/52.5%のPEG600/20%のビタミンE TPGS中で研究した(各製剤は、光に曝露されるか、または光への曝露から保護される)。光から保護された製剤は、分解を呈さなかった。5%のエタノール/20%のプロピレングリコール/55%のPEG600/20%のビタミンE TPGSは、7日目あたりで80%の分解を示し、一方で、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム/5%のエタノール/20%のプロピレングリコール/52.5%のPEG600/20%のビタミンE TPGSは、14日目あたりで80%の分解を示した。データを図6に示す。
特定の製剤は、光曝露からの保護を必要とし得る。これは、耐光性である工業標準包装、例えば、アンバーガラス瓶、高密度のアンバープラスチック瓶、ならびにブリスター包装の上部及び下部にアンバー高密度プラスチックまたはホイルを有するブリスター包装の使用を通して達成され得る。
実施例1の化合物は、増加した温度、光、及び酸素に曝露されたとき、分解を呈する。これらの分解問題は、上述の成分及び包装の特有の組み合わせを通して解決された。加えて、これらの分解問題の解決に必要な新規の製剤は、実施例4に提示される基準、すなわち、実施例1の化合物が、治療用量を送達するために十分に可溶性でなくてはならず、腸粘膜にわたるその透過性が、許容される血漿濃度を送達するのに十分でなくてはならず、製剤が、現在の市販の経口医薬製品において見出される濃度及び/または量の薬学的に許容される賦形剤を使用し、その製剤が、世界的な規制上の要求に見合う、許容される物理化学的安定性を呈さなくてはならず、経口製剤が、一般的な薬学的機器及びプロセスで製造及び包装され得るという基準に見合う。
実施例6−硬ゼラチンカプセル剤を伴うヒト薬物動態及びカリクレイン阻害データ
実施例1の化合物の2つの部分、相1、二重盲検、プラセボ制御研究を、健康対象に行った。研究の部分1は、単回漸増投与後の実施例1の化合物の安全性、耐用性、ならびに薬物動態学的(PK)及び薬力学的(PD)特性を評価した。対象を、5つの系列群に登録し、絶食条件下で実施例1の化合物(50mg、125mg、250mg、500mg、または1000mg、n=6/群)またはプラセボ(n=2/群)を受容させた。曝露における食品影響評価を可能にするために、群4(500mgまたはプラセボ)に登録された対象は、その後、高脂肪朝食後の実施例1の化合物の2回目の投与を受容した。
研究の部分2は、実施例1の化合物の複数回漸増投与の安全性、耐用性、PK、及びPDを評価した。12人の対象は、以下の用法、群1において8時間毎(q8h)に100mgの実施例1の化合物またはプラセボ、群2においてq8hに200mgの実施例1の化合物またはプラセボ、群3においてq8hに400mgの実施例1の化合物またはプラセボ、及び群4においてq8hに800mgの実施例1の化合物またはプラセボに従って、実施例1の化合物(APIを受容したn=10人の対象/群、及び釣り合う用量のプラセボを受容したn=2人の対象/群)の7日間過程を投与された。
研究の部分1及び部分2について、実施例1の化合物は、概して、安全であり、耐容性良好であった。重篤な有害事象及び用量限定有害事象はなかった。
部分1の結果
全41人の対象を部分1に登録し、40人の対象が研究を終了した。実施例1の化合物を受容した群5の1人の対象は、服薬不履行のために中止し、その後交代された。
50〜1000mgの実施例1の化合物(部分1)の絶食、単回経口用量のための薬物動態学的パラメーターの概要を、表16に提示する。群別の実施例1の化合物の平均濃度を図7に示す。このデータはまた、高脂肪朝食後に投与された500mgの単回経口用量のために提示される。
絶食条件下で投与された1000mgの実施例1の化合物の用量までの実施例1の化合物(実施例8に記載されるカプセル剤形態で)の単回経口投薬に続いて、Cmaxは、およそ2時間に及んだ。化合物の濃度は、次いで、二相性に低下し、群1(50mg)において投与後9時間まで、群4及び5(500及び1000mg)において投与後24時間まで定量化可能であった。実施例1の化合物の終末半減期は、およそ3時間(群1)〜15時間(群4)にわたり、増加する用量を有するt1/2におけるこの明らかな増加は、人工的である可能性があり、より多くの点が、終末(対初期分布)相において定量化可能であることが原因である。用量規格化(DN)Cmaxのための点推定値の試験は、Cmaxが、50〜1000mgの用量範囲にわたって用量比率より少なく増加し、95%の信頼間隔(CI)範囲が、125〜500mgの範囲にわたって適切な用量比例性を示唆することを示す。点推定値及びDN AUCinfの関連するCIの考慮は、AUCが、50〜500mgの用量と比較的用量比率があることを示す。
Figure 2017525718
高脂肪朝食後、幾何平均Cmaxを、絶食条件下で得られた値と比較して47%軽減する。AUCinf及びAUClastを、食品を用いてより中程度に軽減した(それぞれ絶食時の値と比較して23%及び20%の軽減)。加えて、2つの処理後の曝露における対象間の差異の試験は、食品が実施例1の化合物のAUCを軽減することを常に示す訳ではない(図8参照)。さらに、臨床的利点を維持するために必要であり得る推定された投薬間隔の終わり近くで達成された濃度における対象間の差異は、明白でなかった。したがって、実施例1の化合物は、食品を用いて摂取され得る。
血漿カリクレイン活性を、カリクレインのために蛍光発生人工基質を使用する探索的接触活性化アッセイを用いて対象試料中で評価した。このアッセイにおいて、接触経路が、エラグ酸の添加によって活性化され、アミド分解活性が測定される。結果は、対象ベースライン試料と比較された阻害パーセントとして表され、健康対象の血漿試料中に存在するC1INHの正常なレベルの活性に起因するものに加えて阻害を反映する。実施例1の化合物の単回用量後の血漿カリクレイン活性の分析を、投与後12時間まで行った。図9に示されるように、血漿カリクレインの有意義な阻害を、最も高い用量で達成し、500及び1000mgの単回用量での投薬前ベースラインと比較して70〜80%の阻害を達成した。50〜250mgの中間用量を受容する対象からの試料は、プラセボ対象試料と比較して、中程度であるが本当の変化を示した。阻害の時間過程は、概して、化合物の血漿薬物動態に従った。最も大きい影響は、Cmaxの時間あたりで見られた。血漿カリクレイン阻害は、実施例1の化合物の血漿濃度が低かったとき(一般に<10ng/mL)、投与後12時間でベースラインに大きく戻った。
部分2の結果
全48人の対象を研究の部分2に登録し、47人の対象が研究を終了した。1日目の初回投薬及び7日目の最終投薬のための実施例1の化合物についての薬物動態学的パラメーターの概要を、表17に提示する。実施例1の化合物の平均濃度を図10A及びBに示す。投薬日及び群にわたって、最大濃度を投与後およそ2時間で達成した。濃度は、次いで、およそ10時間の最終除去半減期(24時間にわたって計算された)を伴って双指数関数的に低下した。対象間の1日目のAUCinf及び7日目のAUCtau値が、概して類似した場合、実施例1の化合物は、反復投薬と共に時間非依存の薬物動態を呈した。反復投薬後、投薬の第1日目と比較して、Cmax及びおよそ30%のAUCにおいて蓄積があった。7日目の幾何平均曝露(AUCtau及びCmax)は、増加する用量と共に増加した。薬物曝露は、1日3回400mgの用量比率であった。1日3回400mgで、7日目の投薬前幾何平均薬物レベル及び変動係数(CV)は、28.6ng/mL及び77%であり、投薬前幾何平均最大薬物レベル及びCVは、152ng/mL及び57%であった。25ng/mLを超える実施例1の化合物の血漿濃度は、HAE及びAAE等であるがこれらに限定されない治療する状態において有効であると予想される。
血漿カリクレイン活性プロファイルを、投薬の7日目に部分2の対象中で測定し、結果を、1日目投薬前血漿試料中に存在する活性と比較した阻害パーセントとして表した。2つの最も高い用量群からのデータを用いて図11に示されるように、投薬の7日目後に観察された阻害の程度及び時間的パターンは、単回用量後に観察されたものと類似した。30〜40%のカリクレイン阻害は、7日目の投薬間隔の開始及び終わりで見られ、最大阻害は、Cmaxの時間あたりで観察された。2つの最も高い用量群の両方と共に見られたカリクレイン阻害は、プラセボ(p<0.0001、ANOVA)と共に見られるよりも非常に統計的に著しく大きかった。図12は、7日目に部分2の対象中で測定され、阻害パーセントとして表される、400mgの用量及びプラセボ用量の血漿カリクレイン活性プロファイルを示す。カリクレイン阻害を、プラセボ(p<0.0001)と比較して、7日目の最終投薬間隔を通して観察した。血漿カリクレイン活性の顕著な阻害は、プラセボ群中で観察されなかった。
Figure 2017525718
Figure 2017525718
実施例7−軟ゼラチンカプセル剤を使用したヒト薬物動態学及びカリクレイン阻害データ
単回用量、無作為化、3期間クロスオーバー研究を行って、硬ゼラチンカプセル剤として製剤化された実施例1の化合物に対する、軟ゼラチンカプセル剤として製剤化された実施例1の化合物の相対バイオアベイラビリティを評価し、実施例1の化合物の薬物動態への食品の影響を決定した。この研究の目標は、夜間絶食に続いて健康対象に投与されたとき、硬ゼラチンカプセル剤に対する、軟ゼラチンカプセル剤中の実施例1の化合物の相対バイオアベイラビリティ及び薬物動態を確認することであった。加えて、本研究は、健康対象への軟ゼラチンカプセル剤中の400mgの実施例1の化合物の単回用量投与に続く実施例1の化合物の薬物動態への高脂肪食事の影響を推定した。硬及び軟ゼラチンカプセル剤を、以下のそれぞれ実施例8及び9のように調製した。
本研究は、単回用量、非盲検、無作為化、3方向クロスオーバー設計であった。各治療期間中、18人の対象は、無作為順序で以下の治療のうちの1つの単回用量を受容する。
治療A:夜間絶食に続く4×100mgの硬ゼラチンカプセル剤としてのBCX4161 400mg
治療B:夜間絶食に続く4×100mgの軟ゼラチンカプセルとしてのBCX4161 400mg
治療C:高脂肪食事に続く4×100mgの軟ゼラチンカプセル剤としてのBCX4161 400mg
対象を、各治療期間の1日目に臨床研究ユニット(CRU)に入院させ、薬物動態学的(PK)試料の24時間の収集後、2日目の朝までCRUに滞在させ、全ての評価は完全である。各対象は、各研究期間の第1日目に、硬ゼラチンカプセル剤中の実施例1の化合物の単回経口投薬、または軟ゼラチンカプセル剤中の実施例1の化合物の単回経口投薬(高脂肪食事を伴いまた伴わない)のいずれかを受容し、続いて、24時間安全性及び薬物動態学的評価を受けた。実施例1の化合物の血漿濃度の測定のための14個の血液試料を、1日目の投薬前、及び各投薬期間の投薬後0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、4時間、6時間、8時間、10時間、12時間、16時間、及び24時間後に収集した。化合物のための除去半減期に基づいて、投薬の間7日間の最小休薬期間があった。
以下の表は、William’s Latin Square designのために使用される投薬順序の概要を述べる。
Figure 2017525718
研究の結果を表19に示す。表19に見ることができるように、(実施例9のように調製した)軟ゼラチンカプセル剤中の実施例1の化合物は、(実施例8のように調製した)硬ゼラチンカプセル剤中の実施例1の化合物と比較して、およそ80%の幾何平均Cmaxを示した。絶食条件下で投与された400mgの実施例1の化合物の用量での実施例1の化合物(上述のカプセル剤形態で)の単回経口投薬に続いて、Cmaxは、上で観察されたように、およそ2時間に及んだ。化合物の濃度は、次いで、二相性に低下し、投与後12〜15時間まで定量化可能であった。実施例1の化合物の軟ゼラチンカプセル製剤を使用して、25ng/mLを超える血漿濃度が予想される。実施例1の化合物のかかる血漿レベは、HAE及びAAE等であるがこれらに限定されない治療する状態において有効であると予想される。したがって、軟ゼラチンカプセル剤で製剤化された実施例1の化合物は、良好なバイオアベイラビリティを示した。
高脂肪朝食後、幾何平均Cmaxを、軟ゼラチンカプセル剤として投与される実施例1の化合物を使用して、絶食条件下で得られた値と比較して軽減する。AUCinf及びAUClastを、食品を用いてより中程度に軽減した。
Figure 2017525718
実施例8−硬ゼラチンカプセル剤のための剤形
一実施形態では、100mgの(塩酸塩としての)実施例1の化合物は、賦形剤:以下に記載される方法に従って、白色の不透明体、サイズ00、硬ゼラチンカプセル剤に充填されたドデシル硫酸ナトリウム、エタノール、ポリエチレングリコール600、1,2−プロパンジオール、及びコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000からなる配合された溶液に製剤化される。製剤成分、それらの機能、及び質/公定書標準品を表19に提供する。
Figure 2017525718
剤形の製造
充填製剤の製造
1.ポリエチレングリコール600(PEG600)及びビタミンETPGSを、オーブンで55±5℃で加熱して成分を溶融した。溶融した成分の最終温度及び加熱の開始/停止時間/日付を記録した。
2.磁気撹拌子を、蓋を有する標識アンバーガラス瓶中に置いた。
3.ドデシル硫酸ナトリウムを、秤量ボートに分注した。
4.ステップ1においてすでに加熱されたPEG600を、清潔なポリプロピレンビーカーに分注した。
5.ステップ2からの撹拌子を含有する標識アンバーガラス瓶からの蓋を除去し、保持し、磁気撹拌プレート上に置いた。
6.ドデシル硫酸ナトリウムを、アンバーガラス瓶に装填した。
7.PEG600(ステップ9)を、ラウリル硫酸ナトリウム(ステップ6)を含有する含有するに装填し、撹拌が、空気の取り込みをすることなく、液体中に小さな渦を作るために開始した。時間及び最終混合速度設定を記録した。
8.プロピレングリコールを、清潔なポリプロピレンビーカーに分注した。
9.プロピレングリコールを、ステップ7からのアンバーガラス瓶に分注し、混合を継続し、撹拌を調整して、空気の取り込みをすることなく、液体中の小さな渦を維持した。
10.磁気撹拌プレートの加熱設定を調整して、瓶の含有量を45℃(±5℃)まで加熱し、含有量の初期及び最終温度、ならびに加熱開始及び停止時間を以下に記録した。
11.ステップ1においてすでに加熱されたビタミンETPGSを、清潔なポリプロピレンビーカーに分注した。
12.ビタミンETPGSを、ステップ15からのアンバーガラス瓶に分注し、撹拌を調整して、空気の取り込みをすることなく、液体中の小さな渦を維持した。磁気撹拌プレートの設定加熱を調整して、45℃(±5℃)で瓶の含有量を維持し、含有量の初期及び最終温度、ならびに混合開始及び停止時間を、以下に記録した。混合を、透明な溶液が得られるまで継続した。
13.ステップ12からのアンバーガラス瓶の含有量の加熱を中断し、溶液が、混合の間、環境温度(≦27℃)まで冷却することを可能にした。撹拌を調整して、空気の取り込みをすることなく、液体中の小さな渦を維持した。以下の冷却開始及び停止時間、混合速度設定、ならびに溶液最終温度を記録した。
14.エタノールを、清潔なポリプロピレンビーカーに分注した。
15.エタノールを、ステップ13からのアンバーガラス瓶に分注し、アンバーガラス瓶を閉蓋した。溶液の混合を、少なくとも10分間継続し、撹拌を調整して、空気の取り込みをすることなく、液体中の小さな渦を維持した。以下の混合開始及び停止時間を記録した。
16.実施例1の化合物を、秤量ボートに分注した。
17.アンバーガラス瓶(ステップ15)を開け、実施例1の化合物(ステップ16)を、アンバーガラス瓶に緩徐に分注した。アンバーガラス瓶を閉蓋し、混合を透明な溶液が得られるまで継続し、撹拌を調整して、空気の取り込みをすることなく、液体中の小さな渦を維持した。以下の混合開始及び停止時間を記録した。
硬ゼラチンカプセル剤の充填
1.空の硬ゼラチンカプセル剤を秤量し、平均の空のカプセル剤重量を決定した。
2.使い捨て注入器及び以下の手順を使用して空のカプセル剤を手動で充填するために、実施例1の化合物の溶液(ステップ17)を使用した。
a)バランスを量る
b)空のカプセル剤を得て、次いで、カプセルの本体からカプセルのキャップを分離し、両方の部分をバランス上に配置し、カプセルの本体を直立位置に維持することを保証する。
c)空のカプセル剤重量を記録する。
d)実施例1の化合物の十分な量の溶液を、カプセルの本体に充填して、カプセル剤総重量が、充填限界内であることを保証する。
e)最終総カプセル剤重量を記録する。
f)充填されたカプセル剤本体及びキャップをバランスから回収する。
g)カプセルのキャップをカプセル剤本体上に配置し、手動で閉じる。カプセルのキャップ及び本体を、「音を立てて」閉まるまで手動で圧縮する。カプセル剤を粉砕してはならない。カプセル剤が、充填及び閉じるプロセス中に破損する場合、カプセル剤をごみ袋に収集する。
h)新たな空のカプセル剤シェルを用いて充填プロセスを繰り返す。
i)充填し、閉じたカプセル剤を、空のScrew Top Vialに直立位置に配置する(すなわち、カプセルのキャップが、バイアル/閉鎖部分に向かって上部の方である)。閉鎖部分をバイアル上に配置し、手動で締める。
j)カプセル剤の必要とされる数が充填され、バイアルされるまでか、または実施例1の化合物の溶液が消耗されるまで繰り返す。
実施例9−軟ゼラチンカプセル剤を有する剤形
別の実施形態では、100mgの(塩酸塩としての)実施例1の化合物は、賦形剤:以下に記載される方法に従って、白色の不透明体、サイズ00、軟ゼラチンカプセル剤に充填されたポリエチレングリコール600、D−α−トコフェロール、及びコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000からなる配合された溶液に製剤化される。製剤成分、それらの機能、及び質/公定書標準品を表20に提供する。
Figure 2017525718
実施例10−軟ゼラチンカプセル剤を有する第2の剤形
別の実施形態では、100mgの実施例1B(形態A)の化合物は、賦形剤:以下に記載される方法に従って、白色の不透明体、サイズ00、軟ゼラチンカプセル剤に充填されたポリエチレングリコール600、D−α−トコフェロール、及びコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000からなる配合された溶液に製剤化される。製剤成分、それらの機能、及び質/公定書標準品を表21に提供する。
Figure 2017525718

Claims (97)

  1. 液体経口薬学的組成物であって、
    式(I)の化合物であって、
    Figure 2017525718
    式中、
    Xが、CHまたはNであり、
    Yが、CHまたはNであり、
    Aが、C=OまたはCHであり、
    が、水素またはC1〜4アルコキシ基であり、
    が、1つまたは2つのヒドロキシル基によって任意に置換されるC1〜4アルキル基またはC3〜6シクロアルキル基である、化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグと、
    賦形剤混合物と、を含み、前記混合物が、(全賦形剤混合物の重量に基づき)1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒及び1つ以上の共溶媒を含む、液体経口薬学的組成物。
  2. 前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグである、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  3. 前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩である、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  4. 前記式(I)の化合物が、結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aである、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  5. 前記化合物の塩化物含有量が、0.65を超え、1.0以下(APIに対する塩)である、請求項3または請求項4に記載の液体経口薬学的組成物。
  6. 前記組成物が、少なくとも100mgの前記式(I)の化合物を含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物。
  7. 前記極性プロトン性溶媒が、C2〜6モノアルコール、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  8. 前記極性プロトン性溶媒が、エタノール、1,2−プロパンジオール、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  9. 前記極性プロトン性溶媒が、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  10. 前記極性プロトン性溶媒が、1,2−プロパンジオール、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  11. 前記極性プロトン性溶媒が、1,2−プロパンジオールと、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方との混合物を含み、前記溶媒が、最大で40%の1,2−プロパンジオール、10%のエタノール、及び10%の水を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  12. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600である、請求項11に記載の液体経口薬学的組成物。
  13. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在しない、請求項12に記載の液体経口薬学的組成物。
  14. 前記極性プロトン性溶媒が、1,2−プロパンジオールと、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方との混合物であり、前記溶媒が、5〜40%の1,2−プロパンジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含有し、前記溶媒が、最大で10%のC2〜6モノアルコール及び10%の水を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  15. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600である、請求項14に記載の液体経口薬学的組成物。
  16. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在しない、請求項15に記載の液体経口薬学的組成物。
  17. 前記極性プロトン性溶媒が、1,2−プロパンジオールと、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方との混合物であり、前記溶媒が、1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールを含有し、前記溶媒が、最大で10%のC2〜6モノアルコール及び10%の水を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  18. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600である、請求項18に記載の液体経口薬学的組成物。
  19. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在しない、請求項18に記載の液体経口薬学的組成物。
  20. 前記極性プロトン性溶媒が、1,2−プロパンジオールと、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールと、任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方との混合物であり、前記溶媒が30〜80%で存在し、前記1,2−プロパンジオールが前記極性プロトン性溶媒の前記割合の2分の1を超えて存在することはなく、前記溶媒が、最大で10%のC2〜6モノアルコール及び10%の水を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  21. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600である、請求項20に記載の液体経口薬学的組成物。
  22. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在しない、請求項21に記載の液体経口薬学的組成物。
  23. 前記極性プロトン性溶媒が、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方のみであり、前記溶媒が、最大で10%のエタノール及び10%の水を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  24. 前記極性プロトン性溶媒がポリエチレングリコール600のみである、請求項23に記載の液体経口薬学的組成物。
  25. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在せず、前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールが80%を超えて存在することはない、請求項24に記載の液体経口薬学的組成物。
  26. 前記C2〜6モノアルコール及び前記水が存在せず、前記ポリエチレングリコール600が50〜80%で存在する、請求項24に記載の液体経口薬学的組成物。
  27. 前記極性プロトン性溶媒が、前記賦形剤の全重量の30重量%〜90重量%の量で存在する、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  28. 前記極性プロトン性溶媒が、前記賦形剤の全重量の50重量%〜80重量%の量で存在する、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  29. 前記ソ溶媒が、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0.1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  30. 前記ソ溶媒が、0.1〜10%で存在するD−α−トコフェロール、0.1〜7.5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、及び0.1〜50%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含み(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  31. 前記共溶媒が、0.1〜2%で存在するビタミンE、0.5〜5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  32. 前記ソ溶媒が、0.1〜2%で存在するD−α−トコフェロール、0.5〜5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、及び20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含み(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  33. 前記共溶媒が、0.1〜10%で存在するビタミンE及び0.1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  34. 前記ソ溶媒が、0.1〜10%で存在するD−α−トコフェロール及び0.1〜50%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含み(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  35. 前記共溶媒が、0.1〜2%で存在するビタミンE及び20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  36. 前記ソ溶媒が、0.1〜2%で存在するD−α−トコフェロール及び20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含み(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項7〜28のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  37. 前記共溶媒が、0.1〜1%で存在するビタミンE及び20〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項23〜26のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  38. 前記ソ溶媒が、0.1〜1%で存在するD−α−トコフェロール及び20〜30%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含み(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項23〜26のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  39. 前記共溶媒が、安定剤、吸収促進剤、または安定剤及び吸収促進剤の両方を含む、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  40. 前記安定剤が0.1〜10%の量で存在し、前記吸収促進剤が0.1%〜50%の量で存在する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  41. 前記安定剤が、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、ならびに前述のもののうちのいずれかの組み合わせからなる群から選択される抗酸化剤であり、前記吸収促進剤が、界面活性剤、ビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、及び前述のもののうちのいずれかの組み合わせからなる群から選択される、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  42. 前記安定剤が、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、及び前述のもののうちのいずれかの組み合わせからなる群から選択される抗酸化剤であり、前記吸収促進剤が、コハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、(C6〜22)アルキル硫酸塩、及び前述のもののうちのいずれかの組み合わせからなる群から選択される、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  43. 前記界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウムである、請求項42に記載の液体経口薬学的組成物。
  44. 前記賦形剤が、C3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、安定剤、吸収促進剤、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方を含み、前記賦形剤が、最大で40%のC3〜6ジオール、10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、10%の安定剤、及び40%の吸収促進剤を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  45. 前記賦形剤が、5〜40%のC3〜6ジオール、20〜95%の200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、安定剤、吸収促進剤、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方を含み、前記賦形剤が、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、10%の安定剤、及び40%の吸収促進剤を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  46. 前記賦形剤が、1〜50%のC3〜6ジオール、1〜90%の200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、安定剤、吸収促進剤、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方を含み、前記賦形剤が、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、10%の安定剤、及び40%の吸収促進剤を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  47. 前記賦形剤が、30〜80%のC3〜6ジオールと200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールとの混合物(前記C3〜6ジオールが前記混合物の前記割合の2分の1を超えて存在することはない)、安定剤、吸収促進剤、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方を含み、前記賦形剤が、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、10%の安定剤、及び40%の吸収促進剤を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  48. 前記賦形剤が、200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコール、安定剤、吸収促進剤、ならびに任意にC2〜6モノアルコール及び水のうちの一方または両方を含み、前記賦形剤が、最大で10%のC2〜6モノアルコール、10%の水、10%の安定剤、及び40%の吸収促進剤を含有する(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項39に記載の液体経口薬学的組成物。
  49. 前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、前述のもののうちのいずれかの組み合わせの0.1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  50. 前記C3〜6ジオールが1,2−プロパンジオールであり、前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜7.5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、0.1〜50%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  51. 前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.5〜5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  52. 前記C3〜6ジオールが1,2−プロパンジオールであり、前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.5〜5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、または前述のものの組み合わせであり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  53. 前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  54. 前記C3〜6ジオールが1,2−プロパンジオールであり、前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜50%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  55. 前記安定剤が、ビタミンE、クエン酸であり、前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  56. 前記C3〜6ジオールが1,2−プロパンジオールであり、前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項44〜47のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  57. 前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  58. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.1〜7.5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  59. 前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、ビタミンE、クエン酸、少なくとも1つのtert−ブチル基及び任意に(C1〜4)アルコキシ基で置換されるフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.5〜5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、20〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステル、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  60. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、tert−ブチル4−ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、0.5〜5%で存在するドデシル硫酸ナトリウム、20〜30%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  61. 前記安定剤が、0.1〜10%での、ビタミンE、クエン酸、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜40%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  62. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜10%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜40%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  63. 前記安定剤が、0.1〜2%での、ビタミンE、クエン酸、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜30%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルである(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  64. 前記200〜1000の数平均分子量を有する1つ以上のポリエチレングリコールがポリエチレングリコール600であり、前記C2〜6モノアルコールがエタノールであり、前記安定剤が、0.1〜2%で存在する、D−α−トコフェロール、クエン酸、または前述のもののうちのいずれかの組み合わせであり、前記吸収促進剤が、20〜30%で存在するコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000であり(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される、請求項48に記載の液体経口薬学的組成物。
  65. 0〜40%の1,2−プロパンジオール、10〜99%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び任意に1〜2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  66. 5〜40%の1,2−プロパンジオール、20〜95%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び任意に1〜2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  67. 1〜50%の1,2−プロパンジオール、1〜90%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び任意に1〜2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  68. 1〜99%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、及び20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  69. 50〜90%のポリエチレングリコール600、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び任意に1〜2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  70. 30〜80%の1,2−プロパンジオールとポリエチレングリコール600との混合物(前記1,2−プロパンジオールが最大で40%で存在する)、0.1〜5%のD−α−トコフェロール、20〜30%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000、及び任意に1〜2.5%のドデシル硫酸ナトリウムを含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  71. 72.7%のポリエチレングリコール600、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  72. 20%の1,2−プロパンジオール、52.5%の400または600の数平均分子量を有するポリエチレングリコール、5%のエタノール、2.5%のドデシル硫酸ナトリウム、及び20%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  73. 前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグである、請求項65〜72のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  74. 前記式(I)の化合物が、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩である、請求項65〜72のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  75. 前記式(I)の化合物が、結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aである、請求項65〜72のいずれか一項に記載の液体経口薬学的組成物。
  76. 前記組成物が、50mg〜2.5gの用量の前記活性成分を提供する、請求項1に記載の液体経口薬学的組成物。
  77. 前記賦形剤が、
    3〜6ジオール、200〜1000の数平均分子量を有するポリ(C2〜3)アルキレングリコール、及びC2〜6モノアルコールからなる群から選択される1〜99%の少なくとも1つの極性プロトン性溶媒と、0.1〜10%で存在するビタミンE、0.1〜7.5%で存在するC10〜18アルキル硫酸塩、及び0.1〜50%で存在するビタミンEポリ(C2〜3)アルキレングリコールジカルボン酸エステルからなる群から選択される少なくとも1つの共溶媒と、を含む(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)、請求項1〜5のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物。
  78. 薬学的に許容されるシェルを含むカプセル剤であって、前記シェルが、請求項7〜77のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物を含有する、カプセル剤。
  79. 硬カプセル剤である、請求項78に記載のカプセル剤。
  80. 軟カプセル剤である、請求項78に記載のカプセル剤。
  81. 薬学的に許容されるシェルを含む軟ゼラチンカプセル剤であって、前記シェルが、72.7%のポリエチレングリコール600、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む液体経口薬学的組成物(前記百分率は前記賦形剤の全重量に対する重量に基づき表される)と、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ、3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩、及び結晶性3−[2−(4−カルバミミドイル−フェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニル−フェニル]−6−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態Aからなる群から選択される化合物と、を含有する、軟ゼラチンカプセル剤。
  82. 少なくとも100mgの前記化合物を含有する、請求項81に記載の軟ゼラチンカプセル剤。
  83. 対象に投与される場合、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって少なくとも10ng/mLの治療有効量の前記化合物を提供する、請求項82に記載の軟ゼラチンカプセル剤。
  84. 対象に投与される場合、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって少なくとも15ng/mLの治療有効量の前記化合物を提供する、請求項82に記載の軟ゼラチンカプセル剤。
  85. 対象に投与される場合、対象への投与後少なくとも2時間〜4時間にわたって少なくとも25ng/mLの治療有効量の前記化合物を提供する、請求項82に記載の軟ゼラチンカプセル剤。
  86. 薬剤として使用するための、請求項1〜77のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤。
  87. 遺伝性血管性浮腫の治療に使用するための、請求項1〜77のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤。
  88. 薬剤の製造における、請求項1〜77のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤。
  89. 遺伝性血管性浮腫の治療用の薬剤の製造における、請求項1〜77のいずれかに記載の液体経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤。
  90. 遺伝性血管性浮腫の治療を必要とする対象における遺伝性血管性浮腫を治療する方法であって、前記対象に、有効量の請求項1〜77のいずれかに記載の経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤を投与することを含む、方法。
  91. カリクレイン阻害機構により治療可能な疾患または状態を治療する方法であって、有効量の請求項1〜77のいずれかに記載の経口薬学的組成物または請求項78〜85のいずれかに記載のカプセル剤を投与することを含む、方法。
  92. 前記疾患または状態が遺伝性血管性浮腫である、請求項92に記載の方法。
  93. i)7.3、9.5、18.5、及び21.9°(2θ±0.2°2θ)にピークを有する粉末XRDパターン、ii)図13に示される粉末XRDパターン、及びiii)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによって特徴付けられる、請求項1に記載の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態A。
  94. i)14.7、20.3、22.5、22.7、26.1、及び26.7°(2θ±0.2°2θ)にピークを有する粉末XRDパターン、ii)図14に示される示差走査熱量測定サーモグラム、vii)図15に示される熱重量測定サーモグラム、iv)図16に示される走査電子顕微鏡法によって決定される結晶構造、及びv)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによってさらに特徴付けられる、請求項93に記載の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態A。
  95. i)図14に示される示差走査熱量測定サーモグラム、ii)図15に示される熱重量測定サーモグラム、iii)図16に示される走査電子顕微鏡法によって決定される結晶構造、及びiv)前述のものの任意の組み合わせからなる群から選択されるデータによってさらに特徴付けられる、請求項93に記載の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態A。
  96. 前記形態Aの塩化物含有量が、0.65以上であり、1.0以下(APIに対する塩)である、請求項93に記載の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態A。
  97. 72.7%のポリエチレングリコール600、0.7%のD−α−トコフェロール、及び26.6%のコハク酸D−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000を含む液体賦形剤組成物中に可溶化され、前記化合物の割合が前記賦形剤混合物の全重量の割合として表される、請求項93に記載の結晶性3−[2−(4−カルバミミドイルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−4−ビニルフェニル]−6−(シクロプロピルメチルカルバモイル)ピリジン−2−カルボン酸塩酸塩形態A。
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