JP2017523539A - インテリジェントな予約の提案 - Google Patents

Abstract

一部の実施形態は、電子カレンダー用の予約を自動的に生成するための方法を提供する。方法は、入力を受信して、カレンダー用の新しい予約を作成する。方法は、最初のカレンダー用の記憶されたいくつかの以前の予約を分析する。分析に基づいて、方法は、カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性を有する新しい予約を自動的に提案する。一部の実施形態では、方法は、新しい予約の特性を記載するテキスト入力を受信し、テキスト入力を使用して、以前の予約全体を通して検索する。

Description

現代社会では、人々は、自身の予約を記録するために電子スケジューリングアプリケーション又は電子カレンダーアプリケーションを常用している。これらのカレンダーアプリケーションは、モバイル機器（例えば、タブレット、スマートフォン）並びにパーソナルコンピュータ（例えば、ラップトップ、デスクトップ）の両方で動作する。場合によっては、ユーザは、自身のカレンダーをプラットフォームにわたって（例えば、集中型サーバ又はクラウドストレージアカウントを介して）同期することができる。これらのカレンダーアプリケーションがよりユビキタスになるにつれて、アプリケーションをより使いやすくするための更なる改良が所望されている。

一部の実施形態は、いくつかの新規な特徴のうち１つ又は２つ以上を有するカレンダーアプリケーションを提供する。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイル機器（例えば、タブレット、スマートフォン）上で動作する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションにより、ユーザはジェスチャタッチ入力を用いてカレンダーレイアウトの時間スケールを変更できる。更に、一部の実施形態により、ユーザは、予約のための特定の時間帯を指定できる。アプリケーションが異なる時間帯のためのカレンダーレイアウトを表示すると、アプリケーションは、特定された時間帯に関する情報をカレンダーレイアウトにおける描示のサイズの一部として提供する。更に、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、新規メッセージ受信箱内でのコメント付けを支援する。すなわち、ユーザが主催する予約の招待客によってカレンダーアプリケーションのユーザに送信されたコメントを提示する際とユーザが招待された予約にユーザがより容易にコメントする機能をユーザに提供する際の両方において支援する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、招待客のカレンダーにアクセスし、どの招待客が提案される予約時間に空いていないのかを特定し、かつ招待客が空いている時間を提案することによって、予約を設定する最適な時間を特定するための支援を提供する。最後に、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザに対して新しい予約を提案するためにユーザのカレンダーの過去の履歴を自動的に分析する。

既に述べたとおり、一部の実施形態は、カレンダーアプリケーションのユーザに、ジェスチャタッチ入力を用いてカレンダーレイアウトの時間スケールを変更する機能を提供する。具体的に言えば、ユーザは、時間スケール（すなわち、カレンダーの１時間が占める表示画面の範囲）の拡大又は縮小のいずれか一方を行い、これによって、カレンダーにおいて描示のサイズを対応して拡大又は縮小することができる。一部の実施形態では、ユーザは、カレンダーレイアウトにおける時間スケールのサイズ変更を実行するためにマルチタッチジェスチャ入力を与える。ユーザが描示のサイズを拡大すると、一部の実施形態は、描示内の予約についての付加的情報（例えば、予約場所、予約の出席者など）を表示する。一部の実施形態では、ユーザが描示のサイズを縮小すると、アプリケーションは、描示のサイズにおけるテキストサイズを変更する。特定の時点で、（例えば、１５分又は３０分の）短い予約について、アプリケーションは、判読できないテキストを表示するのではなく、カレンダーレイアウトからテキストを完全に削除する。

ユーザが予約の時間帯情報を指定すると、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、カレンダーレイアウト内の予約の描示にこの情報を組み入れる。イベントを作成するとき、ユーザは、イベントの時間帯（例えば、イベントが行われることとなる時間帯）を特定することができる。カレンダーアプリケーションは、一部の実施形態では、アプリケーションを実行しているモバイル機器が位置している時間帯に応じて、ユーザの予約の描示を表示する。結果として、場合によっては、カレンダーアプリケーションは、第２の時間帯が指定されている予約に関する描示を表示すると同時に、第１の時間帯におけるカレンダーを表示する。そのような場合、一部の実施形態は、描示を第１の時間帯内のその対応する時間で表示するが、描示内に第２の時間帯及びその第２の時間帯における予約の指定時間を示す。

示したとおり、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、新規メッセージ受信箱内でのコメント付けを支援する。具体的に言えば、一部の実施形態のアプリケーションは、アプリケーションのユーザを予約に招待する新規メッセージ及びアプリケーションのユーザが主催する予約に関連するメッセージ（例えば、招待客が予約にコメントし、かつ／又は予約を辞退する）の両方を集約する。複数の招待客が予約にコメント付けしたとき、かつ／又は予約を辞退したとき、一部の実施形態は、これらの通信をユーザインターフェース内の単一のエントリ内に集約する。一部の実施形態では、ユーザは、（ｉ）招待客が返答したかどうか、（ｉｉ）招待客の返答が示した内容は何か、及び（ｉｉｉ）招待客が予約についてコメントしたかどうかを示す情報を含む、予約についての更に詳細な情報を閲覧するために、これらメッセージのうち１つ（又は集約された一組のメッセージ）を選択できる。更に、一部の実施形態は、予約の招待客についてのより詳細な情報を伴うページにアクセスするために、メッセージ（又は集約された一組のメッセージ）のそれぞれに対する個別の選択可能なアイテムを提供する。一部の実施形態では、このページはまた、招待客が返答したという表示、並びに招待客が参加することを示す返答をしたかどうかについてのインジケータ（例えば、画像インジケータ）を提供する。更に、このページは、招待客が予約に関して残したと思われる任意のコメントの全文を提供する。

カレンダーアプリケーションのユーザが予約を（一部の実施形態では同じ受信箱内の招待メッセージを用いて）辞退するとき、アプリケーションは、通信文をすぐに送信するのではなく、予約の主催者に送信されることとなる通信にコメントを付ける機能をユーザに自動的に提供する。次いで、ユーザは、コメント内に（例えば、タッチスクリーンキーボードを用いて）タイプでき、受信箱内にある他の招待を承諾又は辞退できる。カレンダーアプリケーションは、ユーザが（例えば、カレンダーレイアウトに戻ることによって）受信箱内での作業を完了したことを示す入力を与えるまで、招待の承諾／辞退を示す通信を送信しないままにする。

一部の実施形態のアプリケーションは、新しい予約に関して提案される参加者の参加可能性に関する情報を更に提供して、予約のスケジューリングを補助することができる。一部の実施形態では、（ユーザが主催者である）予約の新規招待客をユーザが入力すると、アプリケーションは、（例えば、サーバにアクセスして）招待客のカレンダーに自動的にアクセスし、予約に関して当初予定時間に招待客が空いているかどうかを示すインジケータ（例えば、画像インジケータ）を表示する。アプリケーションが（例えば、サーバがアクセス不能であるか、又はアプリケーションが必要な許可を有していないために）特定の招待客のカレンダーにアクセスできない場合、アプリケーションは、招待客の参加可能性が不明であるというインジケータを表示する。ユーザが予約の招待客を追加し終えると、アプリケーションは、いかなる予定の重なりをも特定し、招待客が空いている更なる新しい時間を提案する。一部の実施形態は、（ｉ）招待客が予約のための現在の予定時間に空いていないこと、（ｉｉ）招待客全員（及びミーティングの主催者）が空いている少なくとも１つの次回の時間、並びに（ｉｉｉ）招待客の様々な小集団が空いている次回の時間を表示する。アプリケーションは、これらの次回の時間のそれぞれに対して選択可能なアイテムを提示し、主催者は、予約の新しい時間としてその時間を選択でき、又は次回の時間における自身のカレンダー内の予約を閲覧できるようにする。

予約に関して次回の時間を決定するために招待客のカレンダーを分析することに加えて、一部の実施形態は、ユーザに適した予約を提案するためにユーザの過去のカレンダー履歴を予約の詳細と共に分析する新しい予約機能を提供する。ユーザがカレンダーアプリケーションでクイック予約機能を選択すると、アプリケーションは、一組の適した予約を生成する。一部の実施形態では、アプリケーションは、ユーザのカレンダー内の第１の空時間枠に、一切の追加の詳細なく作成されることとなる予約を命名するための第１の選択肢（すなわち、ユーザが詳細を補う選択肢）をユーザに提供する。更に、アプリケーションは、様々な次回の時間に提案される予約に対して１つ又は２つ以上の選択可能なアイテムを、既に指定された追加の予約の詳細と共に提供する。

一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザの過去のカレンダー履歴におけるパターン（例えば、繰り返し行われるミーティング）を特定し、次いで、そのようなパターンを継続する予約を提案する。例えば、ユーザが過去数週間に同一曜日の同一時間に同一名を有する予約をしていた場合、アプリケーションは、次の特定の曜日の同一時間にその名前を有する予約を提案する。繰り返す時間が異なる予約で埋まっている場合、一部の実施形態のアプリケーションは、隣接する時間（例えば、直前又は直後）を確認し、隣接する時間に新しい予約を提案する。（例えば、場所、招待客リストなどの）更なる詳細が繰り返される予約にわたって同一であるか、又は類似している場合、アプリケーションは、これらの追加の詳細を提案される予約に対して使用する。同様に、アプリケーションは、隔週、毎日、数か月にわたる月の同一日などに行われる予約を確認することも考えられる。アプリケーションは、（多数の異なる時間及び予約名を有する）多数の予約における同じ組の招待客などの他のパターンを確認し、次に空いている時間においてその組の招待客に対して新しい予約を提案することも考えられる。ユーザが提案される予約を選択すると、アプリケーションは、ユーザのカレンダーにこの予約を追加し、ユーザは、招待客の最終リストへ予約の招待状を送信する前に、（例えば、時間、招待客、場所などの変更などの）詳細の編集を行なうことができる。

以上の要約は、本発明の一部の実施形態を簡潔に紹介するためのものである。本文書で開示される全ての発明主題の、序論又は概要であることを意味するものではない。以下の「発明を実施するための形態」及び「発明を実施するための形態」で参照される「図面」は、この「発明の概要」で説明された実施形態、並びに他の実施形態を、更に説明するものである。したがって、本明細書で述べる全ての実施形態を理解するために、「発明の概要」、「発明を実施するための形態」、及び「図面」の十分な検討が必要とされる。更に、特許請求される主題は、「発明の概要」、「発明を実施するための形態」、及び「図面」での、例示的な詳細によって限定されるものではなく、むしろ、特許請求される主題は、その主題の趣旨から逸脱することなく他の特定の形態で具体化することができるため、添付の特許請求の範囲によって定義されるものである。

本発明の新規の特徴は、添付の特許請求の範囲で説明される。しかしながら、説明のため、本発明の一部の実施形態は、以下の図に示される。

ユーザが時間スケールを拡大（すなわち、単位時間が占めるレイアウトの一部を拡大）し、次いで、デフォルトの時間スケールのグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）に戻る際の一部の実施形態のカレンダーアプリケーションのＧＵＩの図である。

カレンダーレイアウトの異なる日に対して変更した時間スケールを維持している図である。

ユーザが時間スケールを縮小（すなわち、単位時間が占めるレイアウトの一部を縮小）する際のＧＵＩの図である。

ユーザが様々なタッチ入力を与えることで時間スケールを拡大し、次いで、時間スケールを縮小し、次いで、デフォルトの時間スケールに戻す際の一部の実施形態のカレンダーアプリケーションの横向きのＧＵＩの図である。

一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩの状態及び状態間の変化を示す状態図の概念的説明図である。

ユーザが新規イベントの時間帯を変更している図である。

同一のカレンダーに関して１つの状況における一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩの図である。 同一のカレンダーに関して別の状況における一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩの図である。

カレンダーレイアウト内に予約の描示を表示するための一部の実施形態のプロセスの概念的説明図である。

ユーザが一部の実施形態のカレンダーメッセージのユーザインターフェースにアクセスしている図である。

ユーザが一部の実施形態のカレンダーメッセージのユーザインターフェースにおいて、予約を辞退し、その予約にコメントしている例の図である。

ユーザがカレンダーメッセージのＧＵＩにおいて、複数の予約を辞退している図である。

ユーザが予約の１つを辞退せずに承諾していることを除いて、図１２と同じ流れを表す図である。

一部の実施形態のカレンダーメッセージのＧＵＩの状態及び状態間の変化を示す状態図の概念的説明図である。

予約の作成、具体的には、予約の作成と同時に予約の招待客を追加する図である。 予約の作成、具体的には、予約の作成と同時に予約の招待客を追加する図である。

招待客が予約に追加されたときの画像インジケータを表示するプロセスの概念的説明図である。

予定の重なりに対する代替アイテムを表示するための一部の実施形態の招待客のスケジューリングのＧＵＩの図である。 新しい予約に対する代替アイテムを表示するための一部の実施形態の招待客のスケジューリングのＧＵＩの図である。

提案される代替時間をユーザのカレンダーにおいて閲覧するための選択可能なアイテムを使用している図である。

招待客のスケジューリングのＧＵＩ上での提案される代替時間の選択、及びその選択の結果の図である。

スケジューリングのＧＵＩにおける表示に対して提案される時間を生成及び準備するための一部の実施形態のプロセスの概念的説明図である。

予約の主催者が予約の招待客全員に電子メールを送っている図である。

ユーザのスケジュールの月単位表示のＧＵＩの図である。

一部の実施形態の日単位の表示のＧＵＩでの新しい予約の選択肢の生成を示す図である。 一部の実施形態の日単位の表示のＧＵＩでの新しい予約の選択肢の生成を示す図である。

提案される予約の選択肢のうち１つを選択し、ユーザのカレンダー内に新しい予約をその後に作成することを示す図である。 提案される予約の選択肢のうち１つを選択し、ユーザのカレンダー内に新しい予約をその後に作成することを示す図である。

新しい予約を作成するための入力を受信すると、提案される予約を自動的に生成する、一部の実施形態のプロセスの概念的説明図である。

図２４と同様に、ユーザのスケジュールの月単位表示のＧＵＩの図である。

ユーザのテキスト入力に基づいて、一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩにおいて提案される新しい予約の選択肢を生成することを示す図である。 ユーザのテキスト入力に基づいて、一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩにおいて提案される新しい予約の選択肢を生成することを示す図である。

提案される予約アイテムのうち１つを選択し、ユーザのカレンダーにおいて結果として生じる新しい予約を作成することを示す図である。

ユーザの過去のカレンダー予約履歴に一致するテキスト入力に基づいて提案される予約を自動的に生成するための、一部の実施形態のプロセスの概念的説明図である。

一部の実施形態のモバイルコンピューティング機器のアーキテクチャの一例を示す図である。

本発明の一部の実施形態が実施される電子システムの一例の概念的説明図である。

本発明の多くの詳細、実施例及び実施形態については、下掲の発明を実施するための形態に縷々記載されている。しかしながら、本発明は、説明されている実施形態に限定されるものではないということ、並びに本発明が具体的詳細及び記載の実施例の一部なしに実施され得るということが当業者には明らかであろう。

一部の実施形態は、数種の新規な特徴のうち１つ又は２つ以上を有するカレンダーアプリケーションを提供する。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、タッチスクリーンディスプレイを有するモバイル機器（例えば、スマートフォン、タブレットなど）で動作する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションにより、ユーザは、ジェスチャタッチ入力を用いてカレンダーレイアウトの時間スケールを修正できる。更に、一部の実施形態により、ユーザは、予約のための特定の時間帯を指定できる。アプリケーションが異なる時間帯のためのカレンダーレイアウトを表示すると、アプリケーションは、特定された時間帯に関する情報をカレンダーレイアウト内の描示のサイズの一部として提供する。更に、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、新規メッセージ受信箱内でのコメント付けを支援し、ユーザが主催する予約の招待客によってカレンダーアプリケーションのユーザに送信されたコメントを提示すること、及び招待された予約にユーザがより容易にコメントする機能をユーザに提供することの両方を支援する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、招待客のカレンダーにアクセスし、どの招待客が提案される予約時間に空いていないのかを特定し、かつ招待客が空いている時間を提案することによって、予約を設定する最適な時間を特定するための支援を提供する。最後に、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザに対して新しい予約を提案するためにユーザのカレンダーの過去の履歴を自動的に分析する。

一部の実施形態のカレンダーアプリケーションにより、ユーザは、１つ又は２つ以上のカレンダー（例えば、業務用カレンダー、個人用カレンダーなど）にある（イベントとも称される）予約を管理できる。一部の実施形態では、それぞれのカレンダーは、ユーザの異なる電子メールアドレスに関連付けられている。予約は、特定のカレンダーにおける特定の日時に対して予定される。

カレンダーアプリケーションにより、ユーザは、予約を主催し、他者が主催した予約への招待状を受信することができる。予約を主催するとき、ユーザは、様々な詳細（名称、場所、日時など）並びに提案される出席者（招待客）のリストを指定する。予約を最終確定すると、アプリケーションは、招待客に通信文（例えば、電子メール）を送信する。カレンダーアプリケーションがカレンダーアプリケーション（異なる機器上の同じアプリケーション又は異なるアプリケーションのいずれか一方）の別のユーザが主催した予約のそのような通信文を受信すると、アプリケーションは、ユーザにその招待を承諾するか、又は辞退する（又は参加可能性が不確かであることを返答する）ための機能を提示する。ユーザが予約を承諾したとき、アプリケーションは、ユーザのカレンダーにその予約を追加する。

ユーザは、カレンダーアプリケーションのカレンダーレイアウトのユーザインターフェースにおいて自身のカレンダーを閲覧できる。そのようなユーザインターフェースは、一部の実施形態では、ユーザに日単位表示、週単位表示、月単位表示、又は年単位表示で提供する。これら一覧の一部又は全てにおいて、アプリケーションは、予約についての情報（例えば、予約の名称）と共に、カレンダーレイアウトにユーザの予約の描示を表示する。一部の実施形態のアプリケーションはまた、ユーザが予約の詳細を閲覧し、その詳細を変更し、新しい予約を作成し、受信したカレンダーメッセージなどを閲覧するためのユーザインターフェースを提供する。

既に述べたとおり、一部の実施形態は、カレンダーアプリケーションのユーザに、ジェスチャタッチ入力を用いてカレンダーレイアウトの時間スケールを変更する機能を提供する。具体的に言えば、ユーザは、時間スケール（すなわち、カレンダーの１時間が占める表示画面の範囲）の拡大又は縮小のいずれか一方を行い、これによって、カレンダーにおいて描示のサイズを対応して拡大又は縮小することができる。一部の実施形態では、ユーザは、カレンダーレイアウト内の時間スケールのサイズ変更を実行するためにマルチタッチジェスチャ入力を与える。ユーザが描示のサイズを拡大すると、一部の実施形態は、描示内の予約についての付加的情報（例えば、予約場所、予約の出席者など）を表示する。一部の実施形態では、ユーザが描示のサイズを縮小すると、アプリケーションは、描示のサイズにおけるテキストサイズを変更する。特定の時点で、（例えば、１５分又は３０分の）短い予約について、アプリケーションは、判読できないテキストを表示するのではなく、カレンダーレイアウトからテキストを完全に削除する。

ユーザが予約の時間帯情報を指定すると、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、カレンダーレイアウト内の予約の描示にこの情報を組み入れる。イベントを作成するとき、ユーザは、イベントの時間帯（例えば、イベントが行われることとなる時間帯）を特定することができる。カレンダーアプリケーションは、一部の実施形態では、アプリケーションを実行しているモバイル機器が位置している時間帯に応じて、ユーザの予約の描示を表示する。結果として、場合によっては、カレンダーアプリケーションは、第２の時間帯が指定されている予約に関する描示を表示すると同時に、第１の時間帯におけるカレンダーを表示する。そのような場合、一部の実施形態は、描示を第１の時間帯内のその対応する時間で表示するが、描示内に第２の時間帯及びその第２の時間帯における予約の指定時間を示す。

示したとおり、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、新規メッセージ受信箱内でのコメント付けを支援する。具体的に言えば、一部の実施形態のアプリケーションは、アプリケーションのユーザを予約に招待する新規メッセージ及びアプリケーションのユーザが主催する予約に関連するメッセージ（例えば、招待客が予約にコメントし、かつ／又は予約を辞退する）の両方を集約する。複数の招待客が予約にコメント付けしたとき、かつ／又は予約を辞退したとき、一部の実施形態は、これらの通信文をユーザインターフェース内の単一のエントリに集約する。一部の実施形態では、ユーザは、（ｉ）招待客が返答したかどうか、（ｉｉ）招待客の返答が示した内容は何か、及び（ｉｉｉ）招待客が予約についてコメントしたかどうかを示す情報を含む、予約についての更に詳細な情報を閲覧するために、これらメッセージのうち１つ（又は集約された一組のメッセージ）を選択できる。更に、一部の実施形態は、予約の招待客についてのより詳細な情報を伴うページにアクセスするために、メッセージ（又は集約された一組のメッセージ）のそれぞれに対する個別の選択可能なアイテムを提供する。一部の実施形態では、このページはまた、招待客が返答したという表示、並びに招待客が参加することを示す返答をしたかどうかについてのインジケータ（例えば、画像インジケータ）を提供する。更に、このページは、招待客が予約に関して残したと思われる任意のコメントの全文を提供する。

カレンダーアプリケーションのユーザが予約を（一部の実施形態では同じ受信箱内の招待メッセージを用いて）辞退するとき、アプリケーションは、通信文をすぐに送信するのではなく、予約の主催者に送信されることとなる通信文にコメントを付ける機能をユーザに自動的に提供する。次いで、ユーザは、コメント内に（例えば、タッチスクリーンキーボードを用いて）タイプでき、受信箱内にある他の招待を承諾又は辞退できる。カレンダーアプリケーションは、ユーザが（例えば、カレンダーレイアウトに戻ることによって）受信箱内での作業を完了したことを示す入力を与えるまで、招待の承諾／辞退を示す通信を送信しないままにする。

一部の実施形態のアプリケーションは、新しい予約に関して提案される参加者の参加可能性に関する情報を更に提供して、予約のスケジューリングを補助することができる。一部の実施形態では、（ユーザが主催者である）予約の新規招待客をユーザが入力すると、アプリケーションは、（例えば、サーバにアクセスして）招待客のカレンダーに自動的にアクセスし、予約に関して当初予定時間に招待客が空いているかどうかを示すインジケータ（例えば、画像インジケータ）を表示する。アプリケーションが（例えば、サーバがアクセス不能であるか、又はアプリケーションが必要な許可を有していないために）特定の招待客のカレンダーにアクセスできない場合、アプリケーションは、招待客の参加可能性が不明であるというインジケータを表示する。ユーザが予約の招待客を追加し終えると、アプリケーションは、いかなる予定の重なりをも特定し、招待客が空いている更なる新しい時間を提案する。一部の実施形態は、（ｉ）招待客が予約に対する現在の予定時間に空いていないこと、（ｉｉ）招待客全員（及びミーティングの主催者）が空いている少なくとも１つの次回の時間、並びに（ｉｉｉ）招待客の様々な小集団が空いている次回の時間を表示する。アプリケーションは、これらの次回の時間のそれぞれに対して選択可能なアイテムを提示し、主催者は、予約の新しい時間としてその時間を選択でき、又は次回の時間における自身のカレンダー内の予約を閲覧できるようにする。

予約に関して次回の時間を決定するために招待客のカレンダーを分析することに加えて、一部の実施形態は、ユーザに適した予約を提案するためにユーザの過去のカレンダー履歴を予約詳細と共に分析する新しい予約機能を提供する。ユーザがカレンダーアプリケーションでクイック予約機能を選択すると、アプリケーションは、一組の適した予約を生成する。一部の実施形態では、アプリケーションは、ユーザのカレンダー内の第１の空時間枠に、一切の追加の詳細なく作成されることとなる予約を命名するための第１の選択肢（すなわち、ユーザが詳細を補う選択肢）をユーザに提供する。更に、アプリケーションは、様々な次回の時間に提案される予約に対して１つ又は２つ以上の選択可能なアイテムを、既に指定された追加の予約の詳細と共に提供する。

一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザの過去のカレンダー履歴におけるパターン（例えば、繰り返し行われるミーティング）を特定し、次いで、そのようなパターンを継続する予約を提案する。例えば、ユーザが過去数週間に同一曜日の同一時間に同一名を有する予約をしていた場合、アプリケーションは、次に生じる特定の曜日の同一時間にその名前を有する予約を提案する。繰り返す時間が異なる予約で埋まっている場合、一部の実施形態のアプリケーションは、隣接する時間（例えば、直前又は直後）を確認し、隣接する時間に新しい予約を提案する。（例えば、場所、招待客リストなどの）更なる詳細が繰り返される予約にわたって同一であるか、又は類似している場合、アプリケーションは、これらの追加の詳細を提案される予約に対して使用する。同様に、アプリケーションは、隔週、毎日、数か月にわたる月の同一日などに行われる予約を確認することも考えられる。アプリケーションは、（多数の異なる時間及び予約名を有する）多数の予約における同じ組の招待客などの他のパターンを確認し、次に空いている時間においてその組の招待客に対して新しい予約を提案することも考えられる。ユーザが提案される予約を選択すると、アプリケーションは、ユーザのカレンダーにこの予約を追加し、ユーザは、招待客の最終リストへ予約の招待状を送信する前に、（例えば、時間、招待客、場所などの変更などの）詳細の編集を行なうことができる。

上述の段落は、一部の実施形態の新規のカレンダーアプリケーションの特徴の例を説明している。いくつかのより詳細な実施例を以下に説明する。セクションＩは、一部の実施形態のカレンダーレイアウトの時間スケールの変更を説明している。セクションＩＩは、予約の時間帯情報の使用及び一部の実施形態のカレンダーレイアウトにおけるその情報の表示を説明している。次いで、セクションＩＩＩは、一部の実施形態においてユーザが予約招待状に関して容易にコメントできる機構を説明し、セクションＩＶは、関係者の参加可能性に基づいて予約をスケジューリングするための一部の実施形態のカレンダーアプリケーションの特徴を説明している。セクションＶは、ユーザのカレンダー履歴に基づいて新しい予約を自動的に提案するための一部の実施形態のカレンダーアプリケーションの特徴を説明している。最後に、セクションＶＩでは、本発明の一部の実施形態が実施される電子システムについて説明している。
Ｉ．カレンダーレイアウトのサイズ変更

既に述べたとおり、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザがジェスチャタッチ入力を用いてアプリケーションのユーザインターフェースに表示されたカレンダーレイアウトの時間スケールを変更するための機能を提供している。具体的に言えば、ユーザは、時間スケール（すなわち、カレンダーの１時間又は別の単位時間が占める表示画面の範囲）を拡大又は縮小のいずれか一方を行い、これによってカレンダー内の予約の描示のサイズを対応して拡大又は縮小する。一部の実施形態では、ユーザは、カレンダーレイアウト内の時間スケールのサイズ変更を実行するためにマルチタッチジェスチャ入力を与える。ユーザが描示のサイズを拡大すると、一部の実施形態は、描示内の予約についての付加的情報（例えば、予約場所、予約の出席者など）を表示する。一部の実施形態では、ユーザが描示のサイズを縮小すると、アプリケーションは、描示のサイズ内のテキストサイズを変更する。特定の時点で、（例えば、１５分又は３０分の）短い予約について、アプリケーションは、判読できないテキストを表示するのではなく、カレンダーレイアウトからテキストを完全に削除する。

図１は、６段階１０５〜１３０にわたって、ユーザ入力が時間スケールを拡大（すなわち、単位時間が占めるレイアウトの一部を拡大）し、次いで、デフォルトの時間スケールのグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）に戻る際の、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションのＧＵＩ１００を示す。具体的に言えば、第２の段階１１０及び第３の段階１１５において、ユーザは、マルチタッチジェスチャ入力を与えて、時間スケールを拡大し、第５の段階１２５において、ユーザは、異なるタッチ入力を与えて、デフォルトの時間スケールに戻す。

第１の段階１０５は、一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。一部の実施形態では、アプリケーションは、タッチスクリーン式モバイル機器（例えば、スマートフォン、タブレットなど）で動作し、ＧＵＩ１００は、モバイル機器のタッチスクリーンディスプレイ上に表示され（、かつタッチスクリーン画面を介して入力を受信）する。図示のとおり、ＧＵＩ１００は、一組の選択可能なアイテム１３５、一組のカレンダーナビゲーションアイテム１４０、カレンダーレイアウト１４５、及び一組のアプリケーションナビゲーションアイテム１４９を含む。

一組の選択可能なアイテム１３５は、一部の実施形態では、カレンダーレイアウトフォーマット変更アイテム１３６、検索アイテム１３７、及び新規イベント作成アイテム１３８を含む。一部の実施形態では、カレンダーレイアウトフォーマット変更アイテム１３６を（例えば、タッチスクリーン画面上のアイテムをタップすることで）選択すると、アプリケーションは、時間単位カレンダーレイアウト１４５ではなくカレンダーリストを表示する。カレンダーリストは、一部の実施形態では、日時によってソートされた近づきつつある予約のリストを表示する。検索アイテム１３７を選択すると、アプリケーションは、カレンダーを検索するための検索バーを提示する。新規イベント作成アイテム１３８を選択すると、アプリケーションは、新規イベント作成ＧＵＩを開き、ユーザは、これを用いて新規イベントの詳細を入力できる。

一組のカレンダーナビゲーションアイテム１４０は、一部の実施形態では、その週の各日に対する選択可能アイテム、並びに時間階層を後の方へナビゲートするための（すなわち、特定の週及び日ではなく月全体に対する異なるレイアウトに対して）選択可能アイテム１４１を含む。週の異なる日に対する選択可能なアイテムのそれぞれは、アプリケーションが選択された日に関するユーザのスケジュールをカレンダーレイアウト１４５内に表示するために選択することができる。現時点で選択されている日（この例では５月６日）は、日付の周囲の画像インジケータ（すなわち、「６」の周囲に示された円）によって示されている。

一部の実施形態のカレンダーレイアウト１４５は、現時点で選択されている日に関するユーザのカレンダーに予定された予約の描示を表示する。カレンダーレイアウト１４５は、タイムマーカ（例えば、毎時、３０分ごと、２時間ごとなど）を表示し、この場合、（現在の時間である午後１２時３０分の次の正時の）午後１時に始まり午後９時に終了する。タイムマーカ（及び、それに対応してカレンダー）は、レイアウトに対する時間スケールに応じて離間され、時間スケールは、スケジュールがレイアウト内に示される時間の長さを決定する。カレンダーレイアウト１４５内に、アプリケーションは、ユーザのカレンダーに予定された５つの予約の描示１５０〜１７０を表示する。これら描示は、水平方向にカレンダーレイアウト１４５の幅にわたり、これら描示のそれぞれは、垂直方向にそれぞれの時間枠にわたる。したがって、午後１時〜午後２時に予定された予約である「ミーティング１」の描示１５０は、この時間を表すカレンダーレイアウト１４５の部分にわたる。同様に、描示１５５は、午後３時〜午後４時などのカレンダーレイアウト１４５の部分にわたる。これらの描示のそれぞれは、予約名（「ミーティング１」、「サッカーの練習」など）を表示する。一部の実施形態では、情報が利用可能であり、描示内に収まる場合、描示はまた、予約の場所を表示する。

一組のアプリケーションナビゲーションアイテム１４９は、今日のアイテム１５１、カレンダー選択アイテム１５２、及び受信箱アクセスアイテム１５３を含む。今日のアイテム１５１を選択すると、カレンダーレイアウト１４５は、当日にナビゲートする。カレンダーアイテム１５２を選択すると、アプリケーションは、カレンダーレイアウト１４５内に表示されることとなるものをユーザがその中で選択できるダイアログウィンドウを開く。例えば、ユーザは、（例えば、異なる電子メールアドレス又は他のアカウントに関連付けられた）異なるカレンダーから、休暇、保存した関係者の誕生日などを表示するかどうかを選択できる。受信箱アクセスアイテム１５３により、ユーザは、セクションＩＩＩにおいて以下でより詳細に説明するカレンダーメッセージのユーザインターフェースにアクセスできる。

第２の段階１１０は、カレンダーレイアウト１４５上の表示画面を介してユーザがマルチタッチジェスチャ入力を与えていることを図示している。具体的に言えば、ユーザは、カレンダーレイアウトにおいて、午後７時頃を中心とする２本指の引き離しジェスチャを入力する。このマルチタッチジェスチャ入力により、カレンダーアプリケーションは、カレンダーレイアウトの時間スケールを変更する。

具体的に言えば、第３の段階１１５に図示したとおり、アプリケーションは、スケジュールのより小さな部分がレイアウト内に示されるように、時間ごとに表されたカレンダーレイアウト１４５の一部を拡大する。すなわち、アプリケーションは、午後７時頃を中心とするカレンダーレイアウトの一部にズームインする。しかしながら、この拡大表示は、垂直方向のみであり、カレンダーレイアウト１４５の水平方向のアスペクトは、変更されない。一部の実施形態は、（現在の例では午後５時頃であると考えられる）レイアウト１４５の中心付近にズームインするが、他の実施形態は、（この例に図示したとおり）ジェスチャ入力の中心付近にズームインする。時間スケールの変更の結果として、予約の描示１６０及び１６５（並びに描示１７０の小さな部分）のみが、第３の段階１１５ではカレンダーレイアウト１４５内に表示されたままとなる。これらの予約の描示１６０及び１６５は、カレンダーレイアウトの時間スケールに一致してサイズが拡大し、更にこのとき、それぞれが予約の場所（「オフィス」及び「市民公園」）並びに予約名を表示する。この第３の段階１１５で、ユーザはまた、マルチタッチジェスチャの引き離し入力を継続する。

第４の段階１２０は、第２の段階１１０において開始されたマルチタッチジェスチャ入力をユーザが完了した後のＧＵＩ１００を示す。時間スケールは、第３の段階１１５と比較して、カレンダーレイアウト１４５が１時間未満及びユーザのスケジュールの半分を表示するのみとなり、レイアウト内に表示された描示１６５のみを有するように、更に変更されている。予約の描示１６５は、予約名に加えて、（カレンダーアプリケーションのユーザ以外の）ミーティングの出席者のリストを表示する。一部の実施形態は、予約のタイトル及び場所以外の追加の情報を表示しない。一方で、一部の実施形態は、予約の描示が拡大されるにつれて、出席者又は招待客、ミーティングについての任意の注記、ミーティングを承諾又は辞退した招待客の人数などを含むより多くの情報を表示する。

第５の段階１２５で、ユーザは、カレンダーレイアウト１４５上で異なるタッチ入力（具体的には、ダブルタップ）を与える。この入力により、アプリケーションは、段階１３０に図示したとおり、カレンダーレイアウト１４５の表示を、第１の段階１０５に図示したレイアウトに類似のそのデフォルトの時間スケールに戻す。結果として、このとき、予約の描示１５０〜１７０の全てが、第１の段階１４０と同じサイズで、ＧＵＩ１００内に表示される。

この図において、かつ本明細書全体を通して、様々な特定のタッチ入力が図示及び説明されている。しかしながら、当業者は、異なる実施形態が、図示した操作を実行するために様々な種類の入力（マルチタッチ入力、シングルタッチ入力、近接タッチ入力、又はカーソル制御、物理ボタンなどの非接触入力のいずれか１つ）を使用してもよいことを理解するであろう。したがって、引き離しマルチタッチジェスチャ入力及びダブルタップタッチ入力以外の入力を使用して、後続の図に示されたジェスチャではなく、後続の図に示された入力以外の入力が実行できると考えられるように、時間スケールを修正し、デフォルトの時間スケールに戻すことができる。

一部の実施形態では、ユーザは、カレンダーレイアウトの時間スケールを変更し、次いで、カレンダーをレイアウト内に表示する日を変更してもよい。一部のそのような実施形態では、カレンダーアプリケーションは、新たに選択された日の時間スケールを保持する。すなわち、アプリケーションは、カレンダーレイアウトの新規時間スケールを異なる時間幅の予約にわたって「固定」する。

図２は、ＧＵＩ１００の４つの段階２０５〜２２０にわたって、カレンダーレイアウトの異なる日に対して変更した時間スケールを維持していることを示す。第１の段階２０５は、前図の第１の段階１０５及び第２の段階１１０と同じ状態にあるＧＵＩ１００を図示している。更に、この段階で、ユーザは、図１の段階１１０及び１１５におけるジェスチャ入力と同じジェスチャ入力を実行し、結果として得られた第２の段階２１０は、図１の段階１２０と同一となる。この時点で、時間スケールは、カレンダーレイアウトが５月６日午後６時少し前から午後７時３０分頃の１時間半より少し短いスケジュールを表示するように変更されている。

第３の段階２１５で、ユーザは、５月７日水曜日を表している選択可能なアイテム２２５を選択する。この場合、ユーザは、この選択を選択可能なアイテム上のタップジェスチャを介して行う。この選択可能なアイテムは、現在表示されている日の翌日であるため、一部の実施形態は、カレンダーレイアウト１４５にわたる左方向へのスワイプジェスチャを介して同じカレンダーナビゲーションを行なうことができる。

結果として生じた段階２２０は、５月７日水曜日のユーザのスケジュールを表示する。ユーザは、表示された日を変更する前に時間スケールを変更したため、アプリケーションは、変更された時間スケール（並びにカレンダーレイアウト内に示されるその日のスケジュールの部分）を維持する。したがって、カレンダーレイアウト１４５は、午後６時少し前から午後７時３０分近くまでの、予約「クライアントとのディナー」に対する予約の描示２３０を含むユーザのスケジュールの部分をこのとき表示する。描示２３０は、カレンダーレイアウト１４５の大部分を占めているため、アプリケーションは、その予約の場所及び出席者（又は他の実施形態では別の情報）を表示する。

時間スケールを変更して、１時間単位で表されるカレンダーレイアウトの部分を拡大することに加えて、一部の実施形態のアプリケーションにより、ユーザは、カレンダーレイアウトの時間スケールを逆方向に変更することができる。すなわち、ジェスチャ入力を介して、ユーザは、各１時間がカレンダーレイアウトのより小さな部分を占め、その日のより多くの時間がレイアウト内に表示されるように、カレンダーレイアウトの時間スケールを変更することができる。

図３は、ユーザが時間スケールを４つの段階３０５〜３２０にわたって縮小（すなわち、単位時間が占めるレイアウトの一部を縮小）する際のＧＵＩ１００を示す。第１の段階３０５は、デフォルトの時間スケールにおけるカレンダーレイアウト１４５を示す。スケジュールは、上記の例での予約の描示１５０〜１７０と同様の５つの予約の描示３２５〜３４５を示している。しかしながら、この場合、予約「ミーティング１」及び「ミーティング２」は、それぞれ１時間だけの長さであり、したがって、カレンダーレイアウト１４５におけるこれらの対応する描示は、小さめになる。

第２の段階３１０において、カレンダーレイアウト１４５にわたるタッチスクリーンディスプレイを介してユーザがマルチタッチジェスチャ入力を与え始めている。先の図ではユーザが２本の指で引き離しジェスチャを入力していることを図示しているが、この場合、ユーザは、ピンチジェスチャを与えて、カレンダーアプリケーションにカレンダーレイアウトの時間スケールを変更させている。

具体的に言えば、第３の段階３１５において図示したとおり、アプリケーションは、スケジュールのより大きな部分がレイアウト内に示されるように、各時間により表されるカレンダーレイアウト１４５の部分を縮小する。すなわち、アプリケーションは、午後７時頃を中心とするカレンダーレイアウトの部分からズームアウトする。先の図に示したとおり、このズーム操作は、垂直方向のみである。カレンダーレイアウト１４５の水平方向のアスペクトは、変更されていない。一部の実施形態は、（現在の例では午後５時頃であると考えられる）レイアウト１４５の中心付近でズームアウトするが、他の実施形態は、（この場合に図示したとおり）ジェスチャ入力の中心付近でズームアウトする。更に、一部の実施形態はまた、選択された日の時間境界に起因して、ズームの中心を変更してもよい。すなわち、一部の実施形態のアプリケーションは、前日又は翌日のスケジュールに続くことはなく、したがって、レイアウトの上部又は下部のいずれか一方の側で午前１２時に達すると、レイアウトの上部でのみ又は下部でのみのいずれか一方で、カレンダーレイアウトに示された時間を拡大してもよい。時間スケールに対する変更の結果として、予約の描示３２５〜３４５は、カレンダーレイアウトの時間スケールに対応してサイズが縮小した。更に、予約の描示のそれぞれについてのテキストのサイズは、予約の描示内に収まるように縮小した。この第３の段階３１５において、ユーザは、マルチタッチジェスチャのピンチ入力を継続する。

第４の段階３２０は、第２の段階３１０において開始されたマルチタッチジェスチャ入力をユーザが完了した後のＧＵＩ１００を示す。時間スケールは、第３の段階３１５と比較して、カレンダーレイアウト１４５がこのとき、選択された日の５月６日のおよそ午前９時３０分から深夜までのユーザの予定を表示するように、更に変更されている。選択された日の終わりに夜中に達すると、時間スケールを更に縮小することにより、より早い時間のみがＵＩの上部に現れる。更に、予約の描示３３０、３４０、及び３４５のテキストは、サイズが縮小し続ける。

アプリケーションはまた、３０分だけの短めのミーティングである予約の描示３２５及び３３５に関するテキストを削除している。一部の実施形態は、予約の描示が閾値サイズよりも小さくなると、情報テキストを読むことが困難又は不可能な表示をするのではなく、テキストを全て削除する。この閾値は、描示のサイズ、特定の時間スケールに対する予約時間の長さなどに基づいてもよい。一部の実施形態では、テキストは、画像インジケータで置換され、この画像インジケータは、テキストが置換されたことをユーザに通知する。テキストを閲覧するために、ユーザは、（アプリケーションにイベント詳細のＧＵＩを表示させるために）イベントを選択できるか、又は時間スケールを変更するためにジェスチャ入力を与えることができる。例えば、拡大された時間スケールに関して図１に示したとおり、ユーザは、時間スケールを縮小した後にデフォルトの時間スケールに戻すための入力（例えば、ダブルタップ入力）を与えてもよい。更に、時間スケールを縮小した後に、ユーザは、カレンダーアプリケーションにスケジュールを表示する日を切り替えさせる入力を与えることができると考えられ、縮小された時間スケールは、新たに表示されたスケジュールに対して同様に使用されると考えられる。

先の３つの図で示されたカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００は、アプリケーションが動作するモバイル機器が縦向きに向いているときに示されるＧＵＩである。一部の実施形態は、縦向きのＧＵＩと同様のサイズ変更特性により、横向きに対して異なるカレンダーレイアウトのＧＵＩを表示する。

図４は、ユーザが５つの段階４０５〜４２５にわたって様々なタッチ入力を与えることで時間スケールを拡大し、次いで、時間スケールを縮小し、次いで、デフォルトの時間スケールに戻す際の、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションのそのような横向きのＧＵＩ４００を示す。具体的に言えば、第２の段階４１０で、ユーザは、マルチタッチジェスチャ入力を与えて時間スケールを拡大し、第３の段階４１５で、ユーザは、マルチタッチジェスチャ入力を与えて時間スケールを縮小し、第５の段階４２０で、ユーザは、異なるタッチ入力を与えてデフォルトの時間スケールに戻る。

第１の段階４０５は、一部の実施形態の横向きのカレンダーレイアウトのＧＵＩ４００を示す。ＧＵＩ４００は、ヘッダー列４３０、終日イベント列４３５、及びカレンダーレイアウト４４０を含む。ヘッダー列４３０は、週の数日、並びにその週の日が属する月を表示する。この図は、週の３日をわずかに超える表示としてＧＵＩ４００を図示しているが、一部の実施形態は、５日（すなわち、１週間の勤務日）を表示すような幅を書式設定している。一部の実施形態では、横向きのレイアウト内に表示された日数は、ユーザが変更してもよい変数である。更に、一部の実施形態は、現在の曜日がＧＵＩ４００内に表示されているときに、その日を（例えば、その数字を囲む円で）ハイライトする。

終日イベント列４３５は、一部の実施形態では、現在表示されている週のうち１日が終日イベントを有するときのみ（たとえその日がカレンダーレイアウト内に現在表示されていなくても）、一部の実施形態では表示される。そのようなイベントは、休暇などの前もって決められたイベント、並びに予定された予約（例えば、会議）であると考えられる。

カレンダーレイアウト４４０は、カレンダーレイアウト４４０が複数日にわたる場合を除いて、レイアウト１４５に類似している。カレンダーレイアウト４４０はまた、左側に、垂直方向に伸びるタイムマーカを有し、表示された日の間、ユーザの予約を表す予約の描示を表示されたスケジュール内に含む。

第２の段階４１０において、ユーザは、カレンダーレイアウト４４０にわたって、表示画面を介してマルチタッチジェスチャ入力を与える。具体的に言えば、ユーザは、アプリケーションにカレンダーレイアウト４４０の時間スケールを拡大させる２本指の引き離しジェスチャを入力する。結果として、第３の段階４１５において、カレンダーレイアウト４４０は、先行段階の４時間半ではなく、これら３日間のユーザのスケジュールの２時間だけを表示することを図示している。更に、診察予約に関する予約の描示４４５は、このとき、その予約の場所を示し、予約の描示４５０は、予約のタイトル全体（「ランチミーティング」）を示している。

第３の段階４１５はまた、カレンダーレイアウト４４０の時間スケールを縮小するために、ユーザがカレンダーレイアウトにわたってマルチタッチピンチジェスチャ入力をこのとき与えていることを示している。第４の段階４２０は、結果として生じるカレンダーレイアウト４４０を、レイアウト内に図示されたおよそ８時間のユーザのスケジュールと共に図示している。予約の描示のうち一部のテキストサイズは、縮小し、（「ミーティング２」に対する）予約の描示４５５について、アプリケーションは、テキストを完全に削除した。第３及び第４の段階４１５〜４２０の両方において、終日イベント列４３５は、高さに変化がない。しかしながら、他の実施形態では、アプリケーションは、（存在する場合、）この終日イベント列の高さを対応させて拡大又は縮小する。ユーザはまた、第４の段階４２０においてダブルタップ入力を与え、第５の段階４２５において、アプリケーションは、カレンダーレイアウト４４０を第１の段階４０５に由来するデフォルトの時間スケールに戻している。

図５は、一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩの状態及び状態間の変化を示す状態図５００を概念的に示す。当業者は、この状態図が、カレンダーレイアウトとの全ての可能なインタラクションを網羅していないことを認識するであろう。例えば、状態図は、アプリケーションがユーザのスケジュールを表示している日（又は横向きでは複数の日）の変更、又は日単位スケジュール内での上及び下へのスクロールを記載していない。その代わりとして、状態図５００は、カレンダーレイアウトの時間スケールに対する変更に限定している。状態図５００に示された状態のそれぞれにおいて、カレンダーアプリケーションの操作は、カレンダーアプリケーションＧＵＩとのユーザインタラクションの処理に関与する１つ又は２つ以上のアプリケーションプロセスによって制御される。

ユーザがカレンダーレイアウト５００と情報のやり取りをしていない場合、ＧＵＩは、カレンダーアプリケーションがカレンダーレイアウトを静的に表示する状態５０５にある。すなわち、入力を受信せず（かつアプリケーションがカレンダーレイアウトのＧＵＩを表示している）場合、アプリケーションは、このＧＵＩを静的に表示する。

第１の種類のジェスチャ入力（例えば、図１に示した引き離しマルチタッチジェスチャ）を受信すると、アプリケーションは、状態５１０に移行して、カレンダーレイアウトの時間単位のサイズを拡大する。すなわち、アプリケーションは、図１に示すとおり、ジェスチャ入力を受信すると、それぞれの時間（又は３０分、又は他の時間単位）が占めるカレンダーレイアウトの部分を拡大する。この入力が継続する際、アプリケーションは、（状態５１５又は５２０への移行を生じさせる）閾値を超えるか、（状態５０５に戻る移行を生じさせる）ジェスチャ入力が終了するかのいずれか一方まで、状態５１０に留まる。

図示したとおり、予約の描示のサイズが第１の種類の閾値に達すると、アプリケーションは、状態５１５に移行して、イベントに関する付加的情報を表示し、次いで、状態５１０に戻って、時間スケールの拡大を継続する。例えば、図１に示したとおり、アプリケーションは、（場合により予約のデフォルトによって表示されてもよいが）予約の場所、予約の参加者、予約に関する任意の注記、招待客が承諾、辞退、若しくは参加が不確かであることを返答したという表示、又は予約について記憶された任意の他の情報をその描示内に表示することも考えられる。

予約の描示のサイズが第２の種類の閾値に達すると、アプリケーションは、状態５２０に移行して、カレンダーにおいて、イベントに関するテキストサイズを拡大する。一部の実施形態では、第２の種類の閾値は、時間スケールがデフォルトの時間スケールから縮小された（すなわち、時間がデフォルトスケール時よりも小さい）ときのみ存在する。すなわち、アプリケーションは、状態５２０に移行せず、テキストのサイズをデフォルトのテキストサイズを超えて拡大しないが、デフォルトから既に縮小されていたテキストのサイズを拡大してもよい。例えば、ユーザが図３の第４の段階３２０の後に引き離しジェスチャ入力を与えた場合、アプリケーションは、予約の描示のうち一部のテキストサイズを拡大すると考えられる。

第１の種類のジェスチャ入力を受信する代わりに、第２の種類のジェスチャ入力（例えば、図３に示したピンチマルチタッチジェスチャ）をアプリケーションがその代わりとして受信するとき、アプリケーションは、状態５２５に移行して、カレンダーレイアウトの時間単位のサイズを縮小する。すなわち、アプリケーションは、図３に示したとおり、ジェスチャ入力を受信すると、それぞれの時間（又は３０分、又は他の時間単位）が占めるカレンダーレイアウトの部分を縮小する。この入力が継続する際、アプリケーションは、（状態５３０又は５３５への移行を生じさせる）閾値を超えるか、（状態５０５に戻る移行を生じさせる）ジェスチャ入力が終了するかのいずれか一方まで、状態５２５に留まる。

図示したとおり、予約の描示のサイズが第１の種類の閾値を超えて縮小すると、アプリケーションは、状態５３０に移行し、予約の描示から情報を削除し、次いで、状態５２５に戻って、時間スケールの縮小を継続する。例えば、図４に示したとおり、アプリケーションは、表示された予約の描示から場所を削除すると考えられる。同様に、ユーザが図１の最後の段階１３０の後にピンチジェスチャを与えた場合、閾値を超えた後で、アプリケーションは、予約の描示１６５から参加者を削除すると考えられる。更に、図３に示したとおり、アプリケーションは、予約の描示が特定の閾値よりも小さくなると、予約の描示からテキストを全て削除することとなる。

カレンダーレイアウトにおける予約の描示のサイズが第２の種類の閾値を超えて縮小すると、アプリケーションは、状態５３５に移行して、カレンダー内のイベントのテキストサイズを縮小する。前述のとおり、一部の実施形態では、この第２の種類の閾値は、表示された時間スケールがデフォルトの時間スケール未満である（すなわち、時間がデフォルトスケールよりも小さい）ときのみ存在する。すなわち、アプリケーションは、予約の描示がその時間の長さに対するデフォルトサイズ未満のときにのみ、図３に示したとおり、テキストサイズを変更する。

一部の実施形態では、アプリケーションはまた、ユーザが第１の種類のジェスチャ入力から第２の種類のジェスチャ入力に（又はその逆に）なめらかに移った場合、状態５１０から状態５２５に（又はその逆に）直接移行してもよい。しかしながら、この移行はまた、状態５０５を通る瞬間的又は略瞬間的な移行と同様としてみなすことができる。

アプリケーションが、異なる実施形態でジェスチャ入力であってもよく、又はジェスチャ入力でなくてもよい、第３の種類の入力を受信すると、アプリケーションは、状態５４０に移行して、カレンダーにおける時間単位のサイズをデフォルトの時間スケールに戻し、次いで、状態５０５に戻る。一部の実施形態では、図１及び図４に図示したとおり、この入力は、ダブルタップ入力である。アプリケーションはまた、状態５４０で、全てのフォントサイズ及び表示されたイベント情報テキストを同様にデフォルトに戻してもよい。
ＩＩ．予約の時間帯の処理

本発明の一部の実施形態により、ユーザは、予約に対して時間帯を指定できる。ユーザが予約のこの時間帯情報を指定すると、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、カレンダーレイアウトにおける予約の描示にこの情報を組み入れる。イベントを作成するとき、ユーザは、イベントの時間帯（例えば、イベントが行われる時間帯）、並びにその時間帯における開始時間、終了時間などを指定してもよい。カレンダーアプリケーションは、一部の実施形態では、アプリケーションを実行しているモバイル機器が位置している時間帯に応じて、ユーザの予約の描示を表示する。結果として、場合によっては、カレンダーアプリケーションは、第２の時間帯が指定されている予約に関する描示を表示すると同時に、第１の時間帯におけるカレンダーを表示する。そのような場合、一部の実施形態は、描示を第１の時間帯内のその対応する時間で表示するが、描示内に第２の時間帯及びその第２の時間帯における予約の指定時間を示す。

図６は、６つの段階６０５〜６３０にわたって、ユーザが新規イベントに対して時間帯を変更している図である。第１の段階６０５は、セクションＩで説明されたカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。ユーザは、新規イベントを作製するために、第１の段階６０５の間に新規イベント作成アイテム１３８を選択する。

第２の段階６１０は、新しい予約作成のＧＵＩ６００を示す。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションが新しい予約を作成するための入力を受信すると、アプリケーションは、予約作成のＧＵＩ６００を表示する。このＧＵＩを介して、ユーザは、新しい予約のための様々なパラメータ（すなわち、予約の特性）を定義することができる。ユーザは、イベントのタイトル（名称）、イベントの場所を入力し、開始時間及び終了時間を設定し、反復、移動時間、アラートなどの様々なパラメータを設定し、イベントの招待客を入力できる。第２の段階６１０は、ユーザが新しい予約に対してタイトル（「Ｊｏｈｎとランチ（Lunch w／ John）」）及び場所（「カフェＬｏｃａｌ（Cafｅ Local）」）を入力した後の新しい予約作成のＧＵＩ６００を示す。一部の実施形態では、反復（「繰り返し（Repeats）」）又は招待客選択肢を選択することで、アプリケーションは、追加のダイアログを表示し、そのダイアログを介して、ユーザは、反復的な選択肢を選択するか、又は招待客を入力できる。更に、アプリケーションは、ユーザが開始時間及び終了時間を容易に選択するための機構を提供する。図示したとおり、ユーザは、開始時間を編集するためにこの段階において開始時間の列６３５を選択する。

第３の段階６１５は、開始時間の列６３５の選択から生じた開始時間入力ダイアログ６４０の図示である。図示したとおり、開始時間入力ダイアログ６４０により、ユーザは、ジェスチャタッチ入力（上及び下へのスワイプ）を介して、日、時間、及び分を変更できるだけでなく、午前又は午後のいずれか一方を選択できる。更に、開始時間の列６３５を選択すると、アプリケーションは、時間帯選択列６４５を表示する。

開始時間の列６３５を介してアクセス可能である（すなわち、開始時間入力ダイアログの一部としての）ＧＵＩ６００で示した一方で、他の実施形態では、時間帯選択列６４５は、標準的な新しい予約作成のＧＵＩの一部として（例えば、終了時間列の下に）提供される。この時間帯選択列６４５は、一部の実施形態では、最初、新規イベントに対して、デフォルトの時間帯を表示する。一部の実施形態では、デフォルトの時間帯は、カレンダーアプリケーションが動作するモバイル機器が位置する時間帯である。したがって、この例では、モバイル機器は、太平洋時間帯に位置し、したがって、時間は、太平洋夏時間（ＰＤＴ）で与えられ、選択された地域は、時間帯に対するデフォルト（「Ｃｕｐｅｒｔｉｎｏ」）である。一部の実施形態は、時間帯に対するデフォルト地域ではなく、モバイル機器が位置する都市又は他の地域を使用する。更に、一部の実施形態では、デフォルトの時間帯は、モバイル機器が位置する時間帯ではなく、モバイル機器に対するユーザ指定の設定となる。第３の段階６１５において、ユーザは、時間帯選択列６４５を選択する。

この選択の結果として、第４の段階６２０は、時間帯選択のＧＵＩ６５０を示す。時間帯選択のＧＵＩ６５０は、（ユーザが時間帯を変更せずに新しい予約作成のＧＵＩ６００に戻ることができる）予約アイテム６５５へのリターン、テキストフィールド６６０、タッチスクリーンキーボード６６５、及び選択可能地域選択肢のリスト６７０を含む。ユーザがタッチスクリーンキーボード６６５を使用して、テキストフィールド６６０内にテキストを入力すると、選択可能な選択肢のリスト６７０は、入力されたテキストに基づいて最も可能性の高い地域を表示する。最も可能性の高い地域は、（ありうる誤字を考慮した）テキストと一致又はほとんど一致すること、一般的にアプリケーションのユーザ間での人気、ユーザの過去の履歴、及びモバイル機器の現在地に近接していることに基づいて決定されてもよい。

この場合、ユーザは、段階６２０においてテキスト「ｎｅｗ ｙ」を入力し、アプリケーションに選択可能な選択肢のリスト６７０における選択肢として「Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ，Ｕ．Ｓ．Ａ．」を表示するように促す。第５の段階６２５は、ユーザがこの時点で「Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ」の選択肢を選択していることを示している。結果として、第６の段階６３０は、アプリケーションが新しい予約作成のＧＵＩ６００に戻っていることを示す。時間帯選択列６４５は、時間帯の目的のために選択された地域がＮｅｗ Ｙｏｒｋであることをこのとき示し、開始時間及び終了時間は、ＰＤＴではなく、東部夏時間（ＥＤＴ）でこのとき与えられている。この例におけるとおり、一部の実施形態は、時間帯調整に基づいて予約に関する開始時間及び終了時間を自動的に調整する。したがって、午後２時ＰＤＴは、午後５時ＥＤＴとなり、終了時間の変更も同様である。一方で、一部の実施形態は、そのような調整をユーザに任せて、時間を調整しない。

図７及び図８は、同一のカレンダーに関して２つの異なる状況における一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。具体的に言えば、図７は、モバイル機器が太平洋時間帯に位置するときのカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示し、一方、図８は、モバイル機器が東部時間帯に位置するときの同一のスケジュールに対するカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。この場合、図６での新しい予約（「Ｊｏｈｎとランチ」）の時間帯を変更した後で、ユーザは、予約の時間を５月８日午後１２時ＥＤＴに変更した。更に、ユーザは、同じ日の午後１時ＰＤＴに別のミーティングを予定していた。

図７では、カレンダーレイアウト１４５は、２つの予約の描示７０５及び７１０を含む。第１の予約の描示７０５は、上述のとおり、東部時間帯で作成された予約「Ｊｏｈｎとランチ」に関するものである。第２の予約の描示７１０は、太平洋時間帯で午後１時に設定されたミーティング（「ミーティング１」）に関するものである。第１の予約の描示７０５は、ユーザのスケジュールでは、この予約のための指定された午後１２時ＥＤＴに相当するＰＤＴでの時間、午前９時に表示される。更に、第１の予約の描示７０５は、ミーティングの名称及び場所だけではなく、予約の指定時間及び時間帯（「午後１２時ＥＤＴ」）を示すテキストを含む。一方で、第２の予約の描示７１０は、ミーティングの名称及び場所を示すテキストのみを含むが、（カレンダーレイアウトは、予約に関して指定された時間帯でスケジュールを表示するため）指定時間帯の表示を含まない。更に、図示したとおり、一部の実施形態は、２つの予約の描示を（例えば、異なる色、異なる濃淡、異なるパターンなど）異なって表示する。更に、他の実施形態は、予約が異なる時間帯に別の方法で設定されることを示すと考えられる。

図８において、カレンダーレイアウト１４５もまた、２つの予約の描示８０５及び８１０を含む。先と同様に、第１の予約の描示７０５は、東部時間帯での予約「Ｊｏｈｎとランチ」を表し、第２の予約の描示７１０は、太平洋時間帯での予約（「ミーティング１」）を表す。ユーザ機器は、この例では東部時間帯に位置するため、アプリケーションは、第１の予約の描示７０５をスケジュールにおいて午後１２時に表示し、第２の予約をスケジュールにおいて、午後１時ＰＤＴにおけるその指定時間に相当する午後４時に表示する。図７において、第１の予約の描示７０５は、予約が東部時間で指定されたことを示す付加的テキストを含んでいたのに対して、今回のケースでは、第１の予約の描示８０５は、そのようなテキストを含まない。その代わり、第２の予約の描示８１０は、その予約が太平洋時間午後１時に予定されていたことを示す同様のテキストを含んでいる。更に、予約の描示７０５に使用された外観は、このとき、第２の予約の描示８１０に対して使用され、一方で、描示７１０に対して使用されたデフォルトの外観は、このとき、描示８０５に対して使用される。

一部の実施形態では、ユーザの５月８日のスケジュールが東部時間帯の別の予約を含んでいた場合、図８におけるカレンダーレイアウトは、（現在の時間帯での予約に対する描示である）描示８０５の外観と同じ外観を有する追加の予約の描示を含むと考えられる。一方で、スケジュールが別の太平洋時間帯の予約を含んでいる場合、一部の実施形態は、描示８１０の外観と同じ外観を使用するこの予約に対する描示を表示すると考えられる。スケジュールが第３の時間帯（例えば、中央部夏時間）のもう1つ別の予約を含んでいる場合、アプリケーションの一部の実施形態はまた、（ＣＤＴで指定された時間を示すことに加えて）描示８１０の外観と同じ外観を使用するこの第３の描示を表示すると考えられる。一方で、他の実施形態は、それぞれ異なる時間帯に対して異なる外観を使用し、ＣＤＴが指定時間帯であった予約の描示に対して第３の外観を使用すると考えられる。

図９は、カレンダーレイアウトに予約の描示を表示するための一部の実施形態のプロセス９００を概念的に示す。具体的に言えば、プロセスは、図７及び図８に示したとおり、指定された時間帯を有する予約に対する予約の描示の表示に関する。一部の実施形態では、プロセス９００は、モバイル機器で動作しているカレンダーアプリケーションによって実行される。当業者は、プロセス９００が一部の実施形態においてカレンダーレイアウトを表示するためのより大きいプロセスの一部であり、そのプロセスはまた、上述した状態図５００、並びに表示の他の態様にも関するプロセスを含んでもよいことを認識するであろう。

図示したとおり、プロセス９００は、（９０５で）イベント又は予約を認識して、カレンダーレイアウトにおいて表示することによって開始する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザのスケジュール、又は場合によっては、複数のスケジュールにアクセスする。例えば、ユーザは、カレンダーアプリケーションが集約している異なる電子メールアドレスに関連付けられた複数のカレンダーを有していると考えられる。異なる実施形態では、カレンダーアプリケーションは、予約のスケジュールをユーザ機器にローカルに格納するか、ネットワークストレージ内のユーザのスケジュール（例えば、ユーザのネットワークストレージアカウント）にアクセスするか、又はこれらの組み合わせを行うと考えられる。これらの予約は、ユーザによって主催された予約だけではなく、ユーザが招待され、承諾した異なる個人によって主催された予約も含む。カレンダーレイアウトにおいて表示するための予約を特定すると、一部の実施形態のアプリケーションは、実際に表示されることとなるスケジュールの一部（すなわち、カレンダーアプリケーションのＧＵＩに現在表示している日（単数又は複数）及び時間）を特定する。しかしながら、一部の実施形態は、このプロセスを実行して、ユーザがアプリケーション表示を要求することができるユーザのスケジュールの他の部分（例えば、近づきつつある時間又は日）に関する予約の描示を生成する。

次いで、プロセス９００は、（９１０で）特定されたイベントのうち１つを選択する。一部の実施形態は、ユーザの予約に対する後続のループ操作を、スケジューリング順、ランダム順、又は疑似ランダム順などで実行する。加えて、当業者は、一部の実施形態が予約の描示を一回に１つずつ生成するのではなく、いくつかの予約に対する操作９１５〜９３０を並行して実行してもよいことを認識するであろう。しかしながら、説明の目的のために、プロセス９００は、線形プロセスとして記載されている。

次いで、プロセスは、選択されたイベントに対して指定された時間帯が機器が現在位置している時間帯と同一かどうかを（９１５において）判定する。一部の実施形態では、アプリケーションが動作している機器は、日付、時間帯、現地時間などを含む時間情報を提供する（例えば、ＷｉＦｉルータ、セルラーネットワークタワーなどの）ネットワークステーションに接続している。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、スケジュールを現地時間で自動的に表示する。したがって、機器のデフォルトの時間帯が太平洋時間であっても、更には、ユーザが太平洋時間帯にいたとしても、予約のうち少なくとも一部は、指定時間帯情報を含む。図６に示したとおり、カレンダーアプリケーションのユーザが新しい予約を作成するとき、ユーザは、イベントに対して特定の時間帯を選択しても、又はデフォルトの時間帯を使用してもよく、いずれの場合もイベントと共に記憶される。ユーザが他者によって招待されている予約は、概ね、同様に関連付けられた時間帯を有することとなる。

予約の指定時間帯及びデバイスの現在の時間帯が同じとき、プロセスは、（９２０で）追加の時間帯情報なしに指定時間においてカレンダーレイアウト内に予約の描示を表示する。描示のために、プロセスは、現在の現地時間帯が指定されている予約に対してデザインされた外観を使用する。すなわち、アプリケーションは、予約に関する指定時間帯情報が現地時間帯と同じときに使用される（例えば、色、濃淡、縁取り、塗りつぶしパターンなどの）デフォルトの外観を有する予約の描示を表示する。例えば、図７における予約の描示７１０及び図８における予約の描示８０５は、このように表示されている。次いで、プロセス９００は、以下で説明する９３５に進む。

一方で、予約に対して指定された時間帯が、機器が位置している時間帯（、したがって、スケジュールが表示されている時間帯）と異なるとき、プロセス９００は、（９２５で）機器の現在の時間帯での予約時間を特定する。すなわち、アプリケーションは、第１の時間帯において指定された時間を、現在の時間帯における第２の時間に変換する。例えば、東部時間帯で正午に指定されたイベントは、機器がロサンゼルスにおいて動作しているとき、午前９時に変換されることとなり、その一方で、太平洋時間帯で正午に指定されたイベントは、機器がニューヨークで動作しているとき、午後３時に変換されることとなる。

次いで、プロセスは、（９３０で）指定時間帯についての付加的情報と共に、（指定時間帯における指定時間とは対照的に）現在の時間帯において特定された時間でカレンダー内に予約の描示を表示する。描示のために、プロセスは、現地時間帯以外の時間帯が指定されている予約に対してデザインされた外観を使用する。すなわち、アプリケーションは、現在の時間帯が指定された予約に使用された外観とは異なる（例えば、色、濃淡、縁取り、塗りつぶしパターンなどの）外観を使用する予約の描示を表示する。一部の実施形態は、現在の時間帯とは異なる全ての時間帯に使用される１つの外観を有するが、その一方で、他の実施形態は、異なる指定された時間帯を有する予約に対して異なる外観を使用する。例えば、図７での予約の描示７０５及び図８での予約の描示８１０は、両方とも、現地時間帯で指定されたイベントの予約の描示とは異なる外観で表示されている。一部の実施形態では、これらの図のとおりに、非現地イベントに関して表示された付加的情報は、予約の描示内のテキストでの指定時間帯及び時間（例えば、予約の描示７０５に示された「午後１２時ＥＤＴ」）である。他の実施形態は、予約についての追加の時間情報及び時間帯情報をアプリケーションに表示させるためにユーザが選択できる選択可能な画像インジケータなどの追加の又は異なるインジケータを含んでもよい。

選択されたイベントの描示を表示した後で、プロセスは、（９３５で）表示すべき追加のイベントが残っているかどうかを判定する。操作９１５〜９３０が表示されたスケジュールにおける全ての予約に対してまだ実行されていない場合、プロセスは、９１０に戻って、次の予約を選択する。さもなければ、特定された全ての予約が処理されると、プロセスは終了する。
ＩＩＩ．招待状に対するコメント付け

上記セクションは、一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩの様々な特徴を説明している。以下のセクションでは、一部の実施形態のカレンダーメッセージユーザインターフェース（受信箱）、及び予約を承諾又は辞退するためのカレンダーメッセージユーザインターフェースの使用たけではなく、そのような予約招待状にコメントするためのカレンダーメッセージユーザインターフェースの使用も説明する。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションのユーザが予約を（一部の実施形態において同じ受信箱内の招待メッセージを用いて）辞退するとき、アプリケーションは、通信文をすぐに送信するのではなく、予約の主催者に送信されることとなる通信文にコメントを付ける機能をユーザに自動的に提供する。次いで、ユーザは、コメント内に（例えば、タッチスクリーンキーボードを用いて）タイプでき、受信箱内にある他の招待を承諾又は辞退できる。カレンダーアプリケーションは、ユーザが（例えば、カレンダーレイアウトに戻ることによって）受信箱内での作業を完了したことを示す入力を与えるまで、招待の承諾／辞退を示す通信を送信しないままにする。

図１０は、３つの段階１００５〜１０１５にわたり、ユーザが、本明細書において受信箱と称される、一部の実施形態のカレンダーメッセージユーザインターフェース１０００にアクセスしている図である。具体的に言えば、第１の段階１００５で、ユーザは、カレンダーアプリケーションを開き、次いで、第３の段階１０１５でカレンダーメッセージユーザインターフェース１０００を閲覧するために、第２の段階１０１０で受信箱アクセスアイテムを選択している。

第１の段階１００５は、ホーム画面ＵＩ１０２５を示す。このＵＩ１０２５において、モバイル機器は、それぞれが異なるアプリケーションを表す、様々な選択可能ユーザインターフェースアイテムを提示する。これらのアプリケーションは、機器のメーカーによって（例えば、標準電子メールアプリケーション、マッピング及びナビゲーションアプリケーション、メッセージ送受信アプリケーションなど）、又はサードパーティー・アプリケーションプロバイダによって（例えば、ストリーミング動画、ソーシャルメディアなどのサービス専用アプリケーションなどのアプリケーション）提供され得る。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、機器の製造業者が提供したアプリケーションである。第１の段階１００５で、ユーザは、カレンダーアプリケーションを描示している選択可能なアイテム１０２０を選択する。この選択可能なアイテムは、ユーザが２通の新しいカレンダーメッセージを受信したことを示す数字「２」を伴う小さなバッジ１０３０を含む。

結果として、第２の段階１０１０は、カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を表示するカレンダーアプリケーションを機器が開いていることを示す。受信箱アクセスアイテム１５３は、ユーザが２通の新しいカレンダーメッセージを受信したこともまた示すために数字「２」を含む。第２の段階１０１０において、ユーザは、受信箱アクセスアイテム１５３を選択する。

第３の段階は、一部の実施形態の結果として生じたカレンダーメッセージユーザインターフェース１０００を示す。カレンダーメッセージＵＩ１０００は、新規メッセージタブ１０３５及び返信メッセージタブ１０４０を有する一組のタブを含む。更に、カレンダーメッセージＵＩは、作業完了アイテム１０４５及びメッセージ表示区画１０５０を含む。新規メッセージタブ１０３５及び返信メッセージタブ１０４０により、ユーザは、どの組のメッセージをメッセージ表示区画１０５０に表示するかを選択できる。現在、新規メッセージタブ１０３５が選択され、その結果として、新規メッセージは、メッセージ表示区画１０５０内に表示されている。作業完了アイテム１０４５の選択により、アプリケーションは、（ｉ）メッセージ表示区画を介してユーザによって指定された任意の作業（例えば、招待を承諾又は辞退する、コメントを送信するなど）を実行し、（ｉｉ）カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００に戻る。

メッセージ表示区画１０５０は、カレンダーアプリケーションが予約に関して受信した通信文についての情報を表示する。これらのメッセージは、カレンダーアプリケーションのユーザが以前に送信した予約招待状、又はユーザを予約に招待するために他者によってカレンダーアプリケーションのユーザに送信された予約招待状に対する返信であってもよい。一部の実施形態では、新規メッセージタブ１０３５が選択されると、メッセージ表示区画は、ユーザがまだ情報をやりとりしていない新規通信文を表示する。例えば、他者から受信した予約招待状に対して、ユーザは、予約を承諾する、予約を辞退する、又は予約の参加可能性について不確かであることを（「仮承諾（maybe）」と返答して）示すことによって返答できる。メッセージ表示区画１０５０に示された第１のメッセージアイテム１０５５は、そのような招待状の一例である。招待状は、ミーティング名称、招待状を送信したミーティングの主催者、及びミーティングの時間を表示する。一部の実施形態は、ミーティングの主催者によって指定された任意の注記又は添付ファイルなどのミーティングについての他の情報を含んでもよい。招待状はまた、３つの選択可能な選択肢（承諾、仮承諾、及び辞退）を表示する。一部の実施形態では、ユーザが選択肢のうち１つを選択し、アプリケーションがユーザの返答に関する主催者への通信文を送信すると、そのとき、メッセージは、返信メッセージタブ１０４０を介して利用可能となる。

新規メッセージ受信箱はまた、カレンダーアプリケーションのユーザによって招待客に送信された予約招待状に応えて招待客から受信された通信文を表示する。これらの通信文は、招待に対する承諾、辞退、又は「仮承諾」の返答を示す返信、並びに予約に関するコメントであってもよい。複数の招待客が予約に関してコメント付けし、かつ／又は予約を辞退すると、一部の実施形態は、これらの通信文をユーザインターフェース内の単一のエントリ内に集約する。例えば、メッセージ表示区画１０５０内に示された第２のメッセージアイテム１０６０は、カレンダーアプリケーションのユーザによって送信された予約招待状に応じて受信された一組のそのように集約された通信文の一例である。具体的に言えば、アプリケーションのユーザは、予約「ミーティング２」を主催し、数名の招待客に予約を送信した。メッセージアイテム１０６０は、これらの招待客のうち２名が招待を辞退したことを示している。一部の実施形態では、予約を辞退する返答のみ又は予約にコメントしている返答のみが新規メッセージ受信箱において表示される。この例では、招待客２名が辞退し、そのうち１名がコメントもしていた。一部の実施形態では、コメントが１行に収まらないとき、アプリケーションは、コメントを切り詰める。

一部の実施形態では、ユーザは、（ｉ）招待客が返答したかどうか、（ｉｉ）招待客の返答が示した内容は何か、及び（ｉｉｉ）招待客が予約についてコメントしたかどうかを示す情報を含む、予約についての更に詳細な情報を閲覧するために、これらメッセージアイテムのうち１つを選択できる。更に、一部の実施形態は、予約の招待客についてのより詳細な情報を伴うページにアクセスするために、メッセージアイテム（メッセージアイテム１０６０内の「コメント閲覧（View Comments）」アイテム）のそれぞれに対する個別の選択可能アイテムを提供する。一部の実施形態では、このページはまた、招待客が返答したという表示、並びに招待客が参加することを示す返答をしたかどうかについてのインジケータ（例えば、画像インジケータ）を提供する。更に、このページは、招待客が予約に関して残したと思われる任意のコメントの全文を提供する。第１の種類の通信文（例えば、招待状１０５５）及び第２の種類の通信文（予約１０６０のコメント及び／又は辞退）を組み合わせるのではなく、一部の実施形態は、カレンダーアプリケーションのユーザによって主催された予約に関するメッセージに対する第３のタブを提供する。

示したとおり、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションのユーザが予約を招待メッセージアイテムを介して辞退すると、アプリケーションは、通信文をすぐに送信するのではなく、予約の主催者に送信されることとなる通信文にコメントを付ける機能をユーザに自動的に提供する。次いで、ユーザは、コメント内に（例えば、タッチスクリーンキーボードを用いて）タイプでき、受信箱内にある他の招待を承諾又は辞退できる。カレンダーアプリケーションは、ユーザが（例えば、カレンダーレイアウトに戻ることによって）受信箱内での作業を完了したことを示す入力を与えるまで、招待の承諾／辞退を示す通信を送信しないままにする。

図１１は、６つの段階１１０５〜１１３０にわたって、ユーザが一部の実施形態のカレンダーメッセージユーザインターフェース１０００において、予約を辞退し、その予約にコメントしている一例を示す。具体的に言えば、ユーザは、予約に対する辞退の選択肢を選択し、次いで、辞退した予約に対して自動的に表示されたテキストフィールドを選択し、そのテキストフィールド内にコメントを入力し、カレンダーメッセージＵＩ内でのユーザ作業を完了する。

図示したとおり、第１の段階１１０５は、表示された３つのメッセージアイテム１１３５〜１１４５を有するカレンダーメッセージのＧＵＩ１０００を示し、その３つのメッセージアイテム全ては、カレンダーアプリケーションのユーザが招待される予約の新規招待状を表す。一部の実施形態では、第１のメッセージアイテム１１３５は、木曜日正午のミーティングへの招待状であり、第２のメッセージアイテム１１４０は、木曜日午後２時の電話会議への招待状であり、第３のメッセージアイテム１１４５は、木曜日午後６時のディナーへの招待状である。これらのメッセージアイテム１１３５〜１１４５のそれぞれは、イベントの詳細（タイトル、主催者、及び日付／時間）のリストを作り、承諾、仮承諾、及び辞退の選択可能な選択肢を提供する。第１の段階において、ユーザは、「辞退（Decline）」テキストの位置でタッチスクリーンをタップすることによってメッセージアイテム１１３５に対して辞退の選択肢を選択する。

第２の段階１１１０は、カレンダーメッセージのＧＵＩ１０００が辞退の選択肢の選択を３つの方法で登録していることを示す。第１に、カレンダーアプリケーションは、（例えば、テキストに適用された太字様式の解除によって、フォントサイズの縮小によってなどで）ミーティング名称の表示を明るくし、ミーティング名称に取り消し線を引く。第２に、アプリケーションは、「辞退」選択肢を選択された選択肢としてメッセージアイテムの下部に表示する。第３に、アプリケーションは、テキストフィールド１１５０をメッセージアイテム１１３５内にバックグラウンドテキスト「主催者へのコメント（Comment to Organizer）」を伴って表示する。ユーザが予約の招待を辞退する選択をしたことを示すこの例で使用される技法は、そのようなＵＩ機能の一例にすぎず、異なる実施形態は、ユーザの選択を示すために異なる技法を使用してもよい。

一部の実施形態では、ユーザが「承諾（Accept）」又は「仮承諾（Maybe）」のいずれか一方を選択すると、選択可能な選択肢は、段階１１１０で「辞退」選択肢に対して示された様式と同様の様式でハイライトされる。しかしながら、カレンダーアプリケーションは、他の２つの選択肢に対して、ミーティングタイトルを修正せず、テキストフィールドも表示しない。そうであっても、他の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、ユーザが３つの返答選択肢のうちいずれか１つを選択すると、テキストフィールドを自動的に表示する。コメントフィールドのバックグラウンドテキストによって示したとおり、ユーザは、予約の主催者に送信されることとなる返答と共に、予約に関するコメント（例えば、図１０のメッセージアイテム１０６０に示されたコメント「都合がつかない。（Can’t Make it.）」）を入力するためにコメントフィールドを使用してもよい。第２の段階１１１０は、ユーザが（例えば、コメントフィールドの位置でタップ入力を用いて）コメントフィールドを選択していることを示す。

コメントフィールドを選択することによって、第３の段階１１１５で示されているように、アプリケーションにタッチスクリーンキーボード１１１５を表示させる。タッチスクリーンキーボード１１５５は、一部の実施形態では、様々なアプリケーションがアクセス可能であるタッチスクリーン機器のオペレーティングシステムによって提供されるＧＵＩ構成である。ユーザがコメントフィールドを選択すると、バックグラウンドテキストは、自動的に消失し、アプリケーションは、点滅するテキストカーソルをコメントフィールド内に表示する。この段階で図示したとおり、ユーザは、コメントフィールドにコメント「（私は都合がつかない・・・（I won’t make・・・）」のタイピングをタッチスクリーンキーボードを使用して始めている。

第４の段階１１２０は、ユーザがタッチスクリーンキーボードを介してテキスト入力を完了し、テキスト入力の完了を示すためにコメントフィールド１１５０及びタッチスクリーンキーボード１１５５の外側にタッチ入力を与える、少なくとも当面の間の図である。結果として、第５の段階１１２５は、アプリケーションが表示からタッチスクリーンキーボード１１５５を削除したことを示す。ユーザはまた、カレンダーメッセージのＧＵＩから離れるために、作業完了アイテム１０４５を選択する。図示したとおり、この選択により、カレンダーアプリケーションは、第６の段階１１３０において一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００に戻る。

カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００での受信箱アクセスアイテム１５３は、このとき、ユーザが受信箱の中に３通ではなく２通の新規メッセージだけを有していることを示している。一部の実施形態では、ユーザが作業完了アイテム１０４５を選択すると、第５の段階１１２５で図示したとおり、カレンダーアプリケーションは、ユーザによって入力された応答選択に基づいたメッセージを送信する。したがって、ユーザが第２の段階１１１０で辞退の選択肢を選択する場合、アプリケーションは、まだ、主催者に一切通信文を送信しない。ユーザがテキストフィールドへのコメント入力を完了し、第４の段階１１２０でＧＵＩの他の場所で選択した後であっても、アプリケーションは、辞退の応答も予約の主催者へのコメントもどちらも送信しない。これにより、ユーザは、それぞれの予約の主催者に任意の応答が送信される前に、カレンダーメッセージの受信箱内の複数の予約に応答し、コメントを編集するなどができる。

図１２は、５つの段階１２０５〜１２２５にわたり、ユーザがカレンダーメッセージＧＵＩ１０００で、複数の予約を辞退していることを示す。具体的に言えば、ユーザは、複数のイベントを辞退し、メッセージのＧＵＩでのカレンダー作業を完了し、次いで、新規メッセージ受信箱ではなく返信メッセージ保存箱に反映された完了作業を伴うカレンダーメッセージのＧＵＩに戻る。

第１の段階１２０５は、図１１の第５の段階と同じ状態にあるカレンダーメッセージのＧＵＩ１０００を示す。すなわち、ユーザは、選択可能メッセージアイテム１１３５内の辞退の選択肢を介して第１の予約を辞退し、テキストフィールド１１５０内にコメントを入力した。この段階で、ユーザは、電話会議の予約を辞退するために、第２のメッセージアイテム１１４０に対して辞退の選択肢を選択する。結果として、アプリケーションは、第２の段階１２１０で第２のテキストフィールド１２３０を提供し、ユーザは、電話会議の予約に関するコメントを入力する。しかしながら、コメントの入力ではなく、ユーザは、作業完了アイテム１０４５を選択する。

第３の段階１２１５は、カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。この時点でのカレンダーアプリケーションは、２つの辞退された予約の主催者に、ユーザがこれらの予約を辞退したことを示す通信文を（ランチミーティングの主催者へのコメントと共に）送信することとなる。ユーザが２つの予約を辞退した結果として、受信箱アクセスアイテム１５３は、１通の新規メッセージのみが残っていることを示す。ユーザは、カレンダーメッセージのＧＵＩ１０００に戻るために、第３の段階１２１５においてこのアイテムを選択する。

第４の段階１２２０は、それ自体、再度選択された新規メッセージタブを伴うカレンダーメッセージのＧＵＩ１０００を示している。しかしながら、カレンダーアプリケーションは、メッセージアイテム１１３５及び１１４０に返信したため、メッセージアイテム１１４５のみが新規メッセージ受信箱内に残っている。第４の段階１２２０で、ユーザは、返信メッセージタブを選択する。したがって、第５の段階１２２５は、カレンダーメッセージのＧＵＩ１０００のメッセージ表示区画１０５０内の返信メッセージを示す。ユーザが先の段階で辞退した予約に関するメッセージアイテム１１３５及び１１４０は、このとき、返信メッセージ保存箱に表示されている。

図１３は、ユーザが電話会議の招待を辞退ではなく承諾していることを除いて、５つの段階１３０５〜１３２５にわたる先の図と同じフローを示す。具体的に言えば、第１の段階１３０５で、ユーザは、メッセージアイテム１１４０内の承諾の選択肢を選択する。したがって、第２の段階１３１０で、承諾の選択肢は、電話会議メッセージアイテム１１４０についてハイライトされ、予約タイトルは、取り消し線が引かれていない。第５の段階１３２５で、承諾した予約に関するメッセージアイテムはまた、ハイライトされた承諾の選択肢を伴って現れる。ユーザが第２の段階１３１０で作業完了アイテム１０４５を選択すると、カレンダーアプリケーションは、ランチミーティングの主催者にその予約を辞退する第１のメッセージを送信し、電話会議予約の主催者にその予約を承諾する第２のメッセージを送信する。

図１４は、一部の実施形態のカレンダーメッセージのＧＵＩの状態及び状態間の変化を示す状態図１４００を概念的に示す。具体的に言えば、状態図１４００は、一部の実施形態の新規メッセージタブが選択された場合のカレンダーメッセージのＧＵＩに関連する。当業者は、この状態図がカレンダーメッセージのＧＵＩ又はメッセージ表示区画との全ての可能なインタラクションに対応していないことを認識するであろう。例えば、この状態図は、メッセージアイテムの数が全てを一度に表示区画内に収めるには多すぎる場合、メッセージ全体にわたってスクロールすることを説明していない。更に、この状態図は、新規メッセージ受信箱と返信メッセージ保存箱との間で切り替えるインタラクションを説明しておらず、この状態図は、ユーザによって主催された予約への返答に関するメッセージアイテム（例えば、図１０のアイテム１０６０などのメッセージアイテム）とのインタラクションも説明していない。そのようなメッセージアイテムに対して、一部の実施形態では、ユーザは、予約詳細を閲覧してもよく、招待客からのコメントを有する招待客のＧＵＩを閲覧してもよく、アプリケーションにメッセージアイテムを新規メッセージ受信箱から削除させるためにメッセージアイテムを承認してもよい。状態図１４００に示された状態のそれぞれにおいて、カレンダーアプリケーションの操作は、カレンダーアプリケーションのＧＵＩとのユーザインタラクションの処理に関与する１つ又は２つ以上のアプリケーションプロセスによって制御される。

カレンダーメッセージのＧＵＩが開いているが、ユーザがカレンダーメッセージのＧＵＩと情報のやり取りをしていないとき、このＧＵＩは、状態１４０５にあり、状態１４０５において、カレンダーアプリケーションは、全ての新規（未返信）通信文を有する新規メッセージ表示区画（受信箱）を表示する。この状態の例は、（ユーザが予約辞退の選択肢を選択する前の）図１０の段階１０１５又は図１１の段階１１０５である。

アプリケーションが（図にイベントとして図示された）予約の選択を受信すると、アプリケーションは、状態１４１０に移行して、予約詳細のＧＵＩを表示する。このＧＵＩは、図２３を参照することによって以下でより詳細に説明するが、（カレンダーアプリケーションのユーザによって主催された予約又はカレンダーアプリケーションのユーザが招待された予約のいずれか一方の）予約についての様々な情報を表示する。予約の詳細は、一部の実施形態では、予約時間、場所、及び招待客データ、並びに他の情報も示す。更に、一部の実施形態の予約詳細のＧＵＩは、その前のＧＵＩアイテムへのリターンを含む。したがって、カレンダーメッセージのＧＵＩからアクセスされた場合、予約詳細のＧＵＩは、カレンダーメッセージのＧＵＩに戻るためのアイテムを含む。したがって、アプリケーションがこのアイテムの選択（又はカレンダーメッセージのＧＵＩに戻るための他の入力）を受信すると、アプリケーションは、状態１４０５に移行して戻り、カレンダーメッセージＧＵＩを再度表示する。

ユーザが予約の参加が不確かであるという特定のメッセージアイテム（例えば、「仮承諾」）の選択をアプリケーションが受信すると、アプリケーションは、状態１４１５に移行してその予約を仮承諾の返答として印を付け、次いで、デフォルト状態１４０５に移行して戻る。同様に、ユーザが予約を承諾するという特定のメッセージアイテムの選択をアプリケーションが受信すると、アプリケーションは、状態１４２０に移行して、そのイベントを承諾済みとして印を付け、次いで、デフォルト状態１４０５に移行して戻る。これらのイベントの両方において、アプリケーションは、主催者に任意の通信文を送ることによって選択された予約の招待に実際には返答しない。図１３の第１の段階１３０５及び第２の段階１３１０は、ユーザが招待を承諾している例及び結果として生じたＧＵＩの変化の一例である。

ユーザが予約を辞退するという特定のメッセージアイテムの選択をアプリケーションが受信すると、アプリケーションは、状態１４２５に移行して、そのイベントを辞退済みとして印を付ける。状態１４０５に移行して戻る前に、アプリケーションはまた、状態１４３０に移行して予約に関するコメントテキストフィールドを表示する。例えば、図１１では、ユーザが第１の段階１１０５で辞退の選択肢を選択すると、ＧＵＩ１０００は、辞退の選択肢をハイライトし、予約タイトルに取り消し線を引き、第２の段階１１１０で辞退した予約に対する選択可能なメッセージアイテム内にコメントフィールド１１５０を表示する。

カレンダーメッセージのＧＵＩにおいて表示されたメッセージアイテムを伴う少なくとも１つの予約が辞退されたのであれば、ユーザは、そのアイテムに関するコメントテキストフィールドを（例えば、テキストフィールドの位置でタッチスクリーンをタップすることによって）選択できる。アプリケーションがコメント用のテキストフィールドのそのような選択を受信すると、ＧＵＩは、状態１４３５に移行してメッセージ表示区画の一部の上にタッチスクリーンキーボードを表示する。一部の実施形態では、選択されたコメントフィールドがディスプレイの下部に位置するとき、アプリケーションは、選択されたテキストフィールドを含有するメッセージアイテムをメッセージ表示区画の上部まで上に自動的にスクロールする。表示されたタッチスクリーンキーボードを用いて、ユーザがキーボード入力を入力すると、アプリケーションは、状態１４４０に移行して、選択されたテキストフィールド内にテキストを入力する。ユーザは、テキストを繰り返して入力してもよく、入力された（又は削除された）それぞれの文字を伴って、アプリケーションは、状態１４４０に移行し、次いで、状態１４３５に戻る。アプリケーションがコメントフィールドの外側の選択を受信すると、アプリケーションは、デフォルト状態１４０５に移行して戻るために（例えば、図１１の第４の段階１１２０及び第５の段階１１２５に図示したとおり）ディスプレイからキーボードを削除する。

最後に、アプリケーションがカレンダーメッセージ作業を完了するための入力（例えば、作業完了アイテム１０４５の選択、又は等価の入力）を受信すると、カレンダーアプリケーションは、ユーザによって印が付けられた応答を有する新規メッセージ受信箱からの任意のイベントに対してアプリケーションが応答通信文を生成及び送信する状態１４４５に移行する。すなわち、ユーザが新規メッセージ受信箱内の予約の招待状のうち任意に対する応答選択肢（承諾／仮承諾／辞退）を選択すると、ユーザがカレンダーメッセージのＧＵＩから離れるとすぐに、アプリケーションは、予約のそれぞれの主催者に対するこれらの予約に対する返答メッセージを送信する。更に、一部の実施形態により、ユーザは、予約に対する自身の応答を返信メッセージ保存箱内のアイテムを介して変更でき、これらの更新された応答通信文は、このときに同様に送信される。

次いで、アプリケーションは、状態１４５０に移行して、一部の実施形態では、カレンダーレイアウトのＧＵＩに戻る。当業者は、アプリケーションは、メッセージを実際に送信する前にカレンダーレイアウトに戻ってもよく、又はこれらの動作を同時に実行してもよいことを認識するであろう。更に、図示してはいないが、アプリケーションがカレンダーレイアウトのＧＵＩを表示しながら、ユーザが受信箱アクセスアイテムを選択するか、又は等価の入力を与える場合、アプリケーションは、状態１４５０から状態１４０５に移行して戻ってもよい。
ＩＶ．関係者の参加可能性

前述のセクションは、他者により主催された予約に対する返信について主に説明したのに対して、以下のセクションは、予約を主催するための一部の実施形態のカレンダーアプリケーションの特徴に関するものである。具体的に言えば、一部の実施形態のアプリケーションは、新しい予約に関して提案された参加者の参加可能性に関する情報を提供して、予約のスケジューリングを補助する。一部の実施形態では、（ユーザが主催者である）予約の新規招待客をユーザが入力すると、アプリケーションは、（例えば、サーバにアクセスして）招待客のカレンダーに自動的にアクセスし、予約のために当初予定された時間に招待客が空いているかどうかを示すインジケータ（例えば、画像インジケータ）を表示する。アプリケーションが（例えば、サーバがアクセス不能であるか、又はアプリケーションが必要な許可を有していないために）特定の招待客のカレンダーにアクセスできない場合、アプリケーションは、招待客の参加可能性が不明であるというインジケータを表示する。

ユーザが予約の招待客を追加し終えると、アプリケーションは、いかなる予定の重なりをも特定し、招待客が空いている更なる新しい時間を提案する。一部の実施形態は、（ｉ）招待客が予約に対する現在の予定時間に空いていないこと、（ｉｉ）招待客全員（及びミーティングの主催者）が空いている少なくとも１つの次回の時間、並びに（ｉｉｉ）招待客の様々な小集団が空いている次回の時間を表示する。アプリケーションは、これらの次回の時間のそれぞれに対して選択可能なアイテムを提示し、主催者は、予約の新しい時間としてその時間を選択でき、又は次回の時間における自身のカレンダー内の予約を閲覧できるようにする。

図１５及び図１６は、予約の作成、具体的には、予約の作成と同時に予約の招待客を追加することを示す。図１５は、６つの段階１５０５〜１５３０にわたって、新しい予約の作成及び予約への第１の招待客の追加を示す。図示したとおり、第１の段階１５０５は、ユーザが新しい予約作成アイテム１３８を選択している、カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。結果として、第２の段階１５１０は、図６を参照することによって上述した、新しい予約作成のＧＵＩ６００を示す。この段階で、ユーザは、招待客列１５３５を選択する。

第３の段階１５１５で図示したとおり、招待客列を選択することにより、アプリケーションは、招待客追加のＧＵＩ１５００を開く。招待客追加のＧＵＩ１５００は、招待客を新しい予約に追加する２つの機構をユーザに提供する。最初に、図示したとおり、ＧＵＩは、テキストフィールド１５５５及びタッチスクリーンキーボード１５４０を表示する。タッチスクリーンキーボード１５４０を使用して、ユーザは、（例えば、電子メールアドレス、名前などの）招待客に関する識別情報をテキストフィールド１５５５にタイプできる。更に、ＧＵＩは、選択されると、ユーザに対して（例えば、モバイル機器上に、ネットワークストレージ内などに）記憶された連絡先のリストをアプリケーションが開く連絡先追加選択可能アイテム１５４５を含むので、ユーザは、予約の招待客を見つけるために連絡先のリスト全体を通して検索することができる。

第４の段階１５２０は、連絡先識別情報の入力を始めるために、ユーザがタッチスクリーンキーボード１５４０を使用して「ｊ」をタイプしたことを示す。結果として、アプリケーションは、ユーザの連絡先情報（例えば、連絡先リスト、通信文が受信された電子メールアドレスなど）全体を通して検索する。アプリケーションは、可能性のある招待客の表示区画１５５０に、タイプされたテキスト文字列について可能性のある一致のリストを表示する。この場合、アプリケーションは、Ｊｏｈｎ Ｄｕｏに対して第１の選択可能なアイテム１５５５及びＪｉｍ Ｓｕに対して第２の選択可能なアイテム１５６０を表示する。

第５の段階１５２５において、ユーザは、選択可能なアイテム１５５５を選択して、新しい予約への招待客としてＪｏｈｎ Ｄｕｏを追加する。そのようにして、第６の段階１５３０は、テキストフィールド１５５５内にＪｏｈｎ Ｄｕｏを表示する。更に、招待客名の隣に、アプリケーションは、画像インジケータ１５６０を表示する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションが予約の招待客を受信すると、アプリケーションは、（例えば、サーバ又はネットワークストレージにアクセスすることによって）招待客のスケジュールへのアクセスを試みる。カレンダーアプリケーションのユーザが招待客のスケジュールへのアクセスを許可し、そのスケジュールがアクセス可能である場合、カレンダーアプリケーションは、招待客が予約の時間に空いているのか又はスケジュールがあるのかを特定する。チェックマーク画像インジケータ１５６０は、招待客Ｊｏｈｎ Ｄｕｏが予約の現在予定されている予約の時間である５月６日木曜日の午後２時から午後３時まで空いていることを示す。

図１６は、６つの段階１６０５〜１６３０にわたる、新しい予約への招待客の連続な追加を示す。第１の段階１６０５は、予約への第１の招待客としてＪｏｈｎ Ｄｕｏが追加された、図１５の第６の段階１５３０と同一である。第２の段階１６１０において、ユーザは、「ｂ」をタイプし、アプリケーションは、可能性のある招待客Ｂｏｂ Ｓｍｉｔｈに対して選択可能なアイテム１６３５を提示し、ユーザは、このアイテムを第３の段階１６１５において選択する。

第４の段階１６２０は、招待客リストが、このとき、Ｂｏｂ Ｓｍｉｔｈを含むことを示し、テキストフィールド１５５５内で彼の名前の隣に異なる画像インジケータ１６４０を有している。画像インジケータ１６４０は、Ｘであり、アプリケーションがＢｏｂ Ｓｍｉｔｈのスケジュールにアクセス可能であったこと、及び新しい予約の予定時間（午後２〜３時）の少なくとも一部の間、彼が空いていないことを示している。更に、第４の段階１６２０で、ユーザは、第３の招待客の名前のタイプを始める。

第５の段階１６２５は、ユーザが選択している可能性のある招待客Ｓａｍ Ｊｒ．に対して選択可能なアイテム１６４５をアプリケーションが提示していることを示す。最後の段階１６３０において、テキストフィールド１５５５内の招待客リストは、このとき、３名の招待客を含んでいる。第３の招待客であるＳａｍ Ｊｒ．に対して、アプリケーションは、第３の画像インジケータ１６５０を表示し、この画像インジケータは、招待客のスケジュールが（例えば、カレンダーアプリケーションのユーザがＳａｍ Ｊｒ．のスケジュールへのアクセスの許可を持っていないため）アクセス不能であったことを示している。したがって、一部の実施形態のアプリケーションは、招待客が空いているか、スケジュールがあるか、又はアクセス不能のスケジュールがあるかどうかに応じて、それぞれの招待客に対して３種類の異なる画像インジケータのうち１つを表示する。

図１７は、招待客が予約に追加されたときのかかる画像インジケータを表示するプロセス１７００を概念的に示す。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、ユーザが新しい予約へ招待客を追加するたびにプロセス１７００（又は同様のプロセス）を実行する。更に、一部の実施形態では、招待客のうち１名又は２名以上のスケジュールが変更された場合、予約に関する他の表示を後に生成する際、アプリケーションは、同様のプロセスを実行してもよい。

図示したとおり、プロセス１７００は、提案される予約に対する新しい招待客の追加をアプリケーションが受信したとき（１７０５で）開始する。図１５を参照することによって説明したとおり、一部の実施形態では、ユーザは、招待客名若しくは電子メールアドレスをタイプすることによって、又は連絡先リストを開き、そのリストから連絡先を選択することによって、新しい招待客を追加できる。一部の実施形態では、それぞれの招待客は、実際には電子メールアドレスである。すなわち、個人が（例えば、業務用電子メールアドレス、個人用電子メールアドレスなど）複数の電子メールアドレスを有し得るが、これらのアドレスのうち一方のみが招待客として選択される。一部の実施形態では、予約は、当初作成されたときに、開始時間及び終了時間を常に割り当てられ、主催者は、その予約の時間を編集することができる。

次いで、このプロセスは、（１７１０で）ネットワーク接続を介して招待客のカレンダー（すなわち、スケジュール）へのアクセスを試みる。カレンダーアプリケーションが動作している機器は、一部の実施形態では、少なくとも１つのネットワーク（例えば、セルラーネットワーク、ブロードバンドネットワークなど）に接続する。カレンダーアプリケーションは、招待客に関連付けられた機器との直接接続、又は招待客のためのスケジュール情報を記憶するサーバへの接続のいずれか一方を試みる。例えば、職場環境では、従業員のカレンダーを記憶するＥｘｃｈａｎｇｅ（登録商標）サーバ又は同様の種類の電子メール及びカレンダーサーバは、アクセス可能であってもよい。個人メールアドレス（例えば、ｍａｃ．ｃｏｍ、ｇｍａｉｌ．ｃｏｍなど）に対して、一部の実施形態は、それらの電子メールドメインに関連付けられたサーバにコンタクトして、招待客のスケジュールにアクセスする。

次いで、プロセス１７００は、（１７１５で）招待客のカレンダーがアクセス可能かどうかを判定する。場合によっては、カレンダーアプリケーションのユーザは、招待客のスケジュールにアクセスする許可を有さない場合がある。これらの許可は、一部の実施形態では、予約に関連付けられているユーザの電子メールアドレスに付与されるか、又はカレンダーアプリケーションが動作している機器に付与される。）他の場合では、招待客のスケジュールを記憶するサーバは、その時点ではアクセス不能である場合があり、又は招待客は、スケジューリング機能を実際には使用していない場合がある。

招待客のカレンダーが任意の理由でアクセスできない場合、プロセスは、（１７２０で）予約の予定時間に関して招待客の参加可能性が判定できないという指示を表示する。一部の実施形態は、図１６の第６の段階１６３０において図示したクエスチョンマーク画像１６５０などの画像インジケータを使用する。他の実施形態は、異なる画像インジケータ又は非画像インジケータを使用してもよい。

招待客のカレンダーがアクセス可能であるとき、プロセスは、（１７２５で）予定された予約時間における招待客の参加可能性を判定する。一部の実施形態は、招待客が新しい予約の継続時間の任意の部分に対して予定された異なる予約を有する場合、招待客を参加不可能として分類する。しかしながら、他の実施形態は、招待客のカレンダー内の予定された予約と新しい予約との間の重複が小さい場合（例えば、閾値継続時間未満、又は新しい予約の継続時間の閾値百分率未満の場合）、招待客を参加可能として分類する。更に、一部の実施形態は、移動時間情報を使用するか、又はマッピングアプリケーションを使用して、予約と予約との間の移動時間を計算して招待客が予約に出席可能かどうかを判定する。

次いで、このプロセスは、（１７３０で）招待客が予約の時間に空いているかどうかを判定する。招待客が予定時間に空いている場合、アプリケーションは、（１７３５で）この参加可能性の指示を表示する。一部の実施形態は、図１５の第６の段階１５３０に示したチェックマーク画像などの画像インジケータを使用する。一方で、招待客が予定時間に空いていないとき、アプリケーションは、（１７４０で）この参加不可能性の指示を表示する。一部の実施形態は、図１６の第４の段階１６２０に示したＸ画像１６４０などの画像インジケータを使用する。他の実施形態は、これらの２種類の指示に対して異なる画像インジケータを使用するか、又は非画像インジケータを使用してもよい。３種類のインジケータのうち１つを表示した後、プロセス１７００は、終了する。

参加可能性に関するインジケータの表示に加えて、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、予定の重なりの解決を試みる。具体的に言えば、一部の実施形態は、（ｉ）招待客が予約に対する現在の予定時間に空いていないこと、（ｉｉ）招待客全員（及びミーティングの主催者）の少なくとも１つの次回の時間、並びに（ｉｉｉ）招待客の様々な一部が空いている次回の時間を特定及び表示する。アプリケーションは、これらの次回の時間のそれぞれに対して選択可能なアイテムを提示し、主催者は、予約の新しい時間としてその時間を選択でき、又は次回の時間における自身のカレンダー内の予約を閲覧できるようにする。

図１８及び図１９において、予定の重なり及び新しい予約に対する代替の時間を表示するための一部の実施形態の招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００が示される。図１８は、ユーザが予約への招待客の追加を完了し、スケジューリングのＧＵＩ１８００をナビゲートし、招待客全員が空いている追加の時間を要求している５つの段階１８０５〜１８２５を示す。図１９は、ユーザがスケジューリングのＧＵＩ１８００のナビゲートを継続し、招待客の小集団が空いている追加の時間を要求している４つの段階１９０５〜１９２０を示す。

図１８の第１の段階１８０５は、ユーザが新しい予約に対して４名の招待客を加えた後の招待客追加のＧＵＩ１５００を示す。これらの招待客のうち、Ｊｏｈｎ Ｄｕｏは、予定時間に空いており、Ｂｏｂ Ｓｍｉｔｈ及びＪａｎｅ Ｌｅｅは、予定時間に空いておらず、Ｓａｍ Ｊｒ．のスケジュールは、アクセス不能である。新しい予約は、この段階で示されていないが、２０１４年５月８日木曜日の午後１時から午後２時の当初予定時間を有する。この段階で、ユーザ（予約の主催者）は、作業完了アイテム１８３０を選択して、招待客全員が予約に追加されたことを示す。

カレンダーアプリケーションは、結果として、第２の段階１８１０において一部の実施形態の招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００を表示する。一部の実施形態では、ＧＵＩ１８００は、招待客が主催者からの招待状に返答したかどうかに基づいて２つのセクション１８３５及び１８４０に分けられた招待客全員のリストを最初に作る。この段階で、カレンダーアプリケーションは、まだ招待状を送信していないため、４名の招待客全員は、返答なしの分類にある。招待客名の隣に、先の招待客追加のＧＵＩ１５００における画像インジケータと同様の画像インジケータがあり、招待客のスケジュールに基づいて招待客の参加可能性を示す。一部の実施形態では、招待客が返答したとき、同様の画像インジケータが招待客の返答に基づいて使用される（すなわち、招待を承諾した招待客に対してチェックマーク、仮承諾の返答で返答した招待客に対してクエスチョンマーク、及び招待を辞退した招待客に対してＸ）。リストに載せられた招待客のそれぞれは、一部の実施形態では、選択されると、アプリケーションに招待客に関する連絡先情報を表示させる選択可能なアイテムである。更に、ＧＵＩの返答のないセクション１８４０の下部に、ユーザが招待客追加のＧＵＩ１５００にアクセスし、予約により多くの招待客を追加できる列１８４５がある。

第２の段階１８１０及び第３の段階１８１５は、ユーザがＧＵＩ１８００を介してスクロールしていることを示し、これらの２つの段階は、全体としてこのＧＵＩを説明するために第４の段階１８２０と併せて説明する。一部の実施形態では、このＧＵＩ内で使用されるフォントは、小さめであり、より広範囲のＧＵＩを表示画面上に一度に収めることができる。リストに載せられた招待客の下に、スケジューリング重なりセクション１８５０がある。一部の実施形態のスケジューリング重なりセクション１８５０は、当初提案される予約時間（すなわち、この例では、２０１４年５月８日木曜日午後１時から午後２時）及びその提案時間に出席できないユーザを示している。これは、予約の現時点の予定時間にユーザが予約に関して参加不可能であるとして、予約の主催者に対して簡潔な表示を提供する。１つ下に別に、ファーストネームだけで示しているが、一部の実施形態は、招待客のフルネーム（例えば、「Ｂｏｂ Ｓｍｉｔｈ」）を表示し、招待客を２段で表示する。当業者は、招待客の様々な異なる組織がそれぞれのセクション内及び下位セクション内にあり得ることを認識するであろう。スケジューリング重なりセクション１８５０内に、これが予約の現時点で選択された時間であることを示すために使用されるチェックマークインジケータ１８５５がある。一部の実施形態では、このチェックマークインジケータ１８５５は、提案される予約の時間に招待客が空いているときに示す画像インジケータとは異なって表示される。更に、スケジューリング重なりセクション１８５０は、主催者のカレンダー内の予約を閲覧するための選択可能なアイテム１８６０を含む。

このＧＵＩは、次に、招待客全員が出席可能な時間を表す選択可能なアイテムを表示するためのセクション１８６５を含む。一部の実施形態では、図示したとおり、このセクション１８６５は、招待客の全員が出席可能な時間に関する１つの選択可能なアイテム１８７０を当初表示する。一部の実施形態は、現在の時間から一番早い時間を使用するが、一方で、他の実施形態は、予約の提案時間から一番早い時間を使用する。更に他の実施形態は、予約の提案時間に一番近い時間を、この時間が提案される予約の前か後かを問わず使用する。更に、一部の実施形態は、就業時間中の時間（例えば、月曜日から金曜日の９時から６時、又は就業時間の様々な規定）のみを検索する。他の実施形態は、そのような制限を付与しないが、特定の時間の間だけの参加可能性に関して各自のカレンダーに印を付けた招待客（又は主催者）に依存する。この例では、アプリケーションは、Ｓａｍのカレンダーにアクセスできない。そのような状況に対処するために、一部の実施形態は、カレンダーがアクセスできない招待客を無視し、他の招待客の全員（及び主催者）が出席可能な時間のみを検索する。

この例では、許容される時間内に収まる招待客全員が出席可能な最初の時間は、２０１４年５月１１日月曜日である。選択可能なアイテム１８７０は、日時、並びに招待客全員が出席可能であることを示すチェックマーク及び主催者のカレンダー内の予約を閲覧するための選択可能なアイテムを表示する。更に、セクション１８６５は、「更に表示（show more）」の選択可能なアイテム１８７５を含み、このアイテムを選択することで、招待客全員が出席可能な追加の提案時間をアプリケーションに表示させる。

第４の段階１８２０は、招待客全員が出席可能な時間に対する追加の選択可能なアイテム１８８０及び１８８５をカレンダーアプリケーションに表示させる、このアイテム１８７５の選択を示す。第５の段階１８２５に示していないが、一部の実施形態は、あらかじめ指定された期間（例えば、１週間、２週間、１か月など）招待客全員が出席可能な（当初提案時間と同じ長さの）全ての時間枠に関する選択可能なアイテムを表示する。ユーザは、ＧＵＩ１８００内のこれら選択可能なアイテム全体をスクロールでき、新しい時間を指定するためにアイテムのうち１つを選択できる。

第３の段階１８１５及び第４の段階１８２０に示したとおり、セクション１８６５の下に、招待客の様々な小集団が出席可能な時間を表す選択可能なアイテムを表示するためのセクション１８９０がある。第１の段階１９０５が図１８の第４の段階１８２０と同じ状態のＧＵＩ１８００を示す図１９を参照することによって、ＧＵＩセクション１８９０をより詳細に説明する。この段階１９０５で、ユーザは、ジェスチャスクロール入力を与えて、ＧＵＩを上方にスクロールし、第２の段階１９１０において示した、招待客の様々な小集団が出席可能である時間を表す選択可能なアイテムに関するより広範囲のセクション１８９０を閲覧する。

一部の実施形態では、図示したとおり、このセクション１８９０は、招待客の一部が予約に出席可能な異なる時間に対して３つの選択可能なアイテム１９２５〜１９３５を当初表示する。他の実施形態は、１つの選択可能なアイテムのみを当初表示するか、又は招待客の一部が出席可能な時間に対して異なる数（例えば、２つ、５つなど）の選択可能なアイテムを表示する。

異なる実施形態は、これらの時間を異なる方法でソートする。一部の実施形態は、参加できない招待客が最小人数である予約時間を最初に提案する。参加できない招待客が同じ人数である予約時間（例えば、３つの選択可能なアイテム１９２５〜１９３５全てが参加できない招待客１名を有する時間を提案すること）に対して、一部の実施形態は、時間に基づいて（例えば、現時点から一番早い、提案時間から一番早い、提案時間に一番近い、又は異なる時間基準の順序付けで）順序付けて配列する。他の実施形態は、当初の判定基準として時間基準の順序付けの形式を使用するが、（提案時間の数よりも招待客が少ない場合を除いて）当初提案時間のうち２つ以上に対して参加できない同じ招待客又は招待客の組み合わせを有することを避けている。更に他の実施形態は、提案される予約時間に対して異なる順序付け（例えば、参加可能な招待客の人数に関わらず、時間のみを基準とする順序付け）を使用する。一部の実施形態では、アプリケーションは、主催者（すなわち、カレンダーアプリケーションのユーザ）が空いている時間のみを提案する。更に、一部の実施形態は、就業時間中の時間（例えば、月曜日から金曜日の９時から６時、又は就業時間の様々な規定）のみを検索する。他の実施形態は、そのような制限を付与しないが、特定の時間の間だけの参加可能性に関して各自のカレンダーに印を付けた招待客（又は主催者）に依存する。招待客全員が出席可能な提案時間と同様に、一部の実施形態は、カレンダーがアクセスできない招待客を無視し、他の招待客の小集団（及び主催者）が出席可能な時間のみを検索する。

この例では、表示された最初の３つの時間は、５月９日金曜日の午後２時〜午後３時及び午後４時〜午後５時（それぞれＢｏｂとＪａｎｅが参加不可能）、並びに５月１１日月曜日の午前９時（Ｊｏｈｎが参加不可能）である。選択可能なアイテム１９２５〜１９３５のそれぞれは、提案された日時だけではなく、それぞれの参加不可能な招待客の名前も、各自の参加不可能性を示す画像インジケータを伴って表示し、主催者のカレンダー内の予約を閲覧するために選択可能なアイテムを表示する。更に、セクション１８９０は、「更に表示」の選択可能なアイテム１９４０を含み、このアイテムを選択することで、招待客の様々な小集団が出席可能な追加の提案時間をアプリケーションに表示させる。

第２の段階１９１０は、招待客全員が出席可能な時間に関する追加の選択可能なアイテムをカレンダーアプリケーションに表示させる、このアイテム１９４０の選択を示す。第３の段階１９１５は、ユーザの異なる小集団が出席可能な提案時間に対する追加の選択可能なアイテムの表示を示す。第３の段階１９１５はまた、第４の段階１９２０において図示された追加の提案時間を明らかにするためにユーザがスクロールし、ＧＵＩ１８００のセクション１８９０が継続していることを示す。一部の実施形態は、あらかじめ指定された期間（例えば、１週間、２週間、１か月など）、招待客の様々な小集団が出席可能な（当初提案時間と同じ長さの）全ての時間枠に関する選択可能なアイテムを表示する。ユーザは、ＧＵＩ１８００内のこれらの選択可能なアイテム全体をスクロールでき、新しい時間を指定するためにアイテムのうち１つを選択できる。

この例では、提案時間を伴う追加の選択可能なアイテムは、（Ｊｏｈｎ及びＪａｎｅの両者とも参加できない）５月８日の午前９時〜午前１０時の時間を提案している選択可能なアイテム１９４５及び（Ｂｏｂ及びＪａｎｅの両者とも参加できない）５月９日の午前１０時〜午前１１時を提案している選択可能なアイテム１９５０を含む。これらの時間は、招待客１名のみが参加できない提案時間よりも当初提案時間の５月８日の午後１時〜午後２時により近いが、より多くの招待客が参加できないため、提案時間よりも後にリストされている。

図２０は、２つの段階２００５〜２０１０にわたり、代替時間案をユーザのカレンダー内で閲覧するための選択可能なアイテムを使用していることを示す。第１の段階２００５において、図１９の第２の段階１９１０と同じ状態にある招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００。具体的に言えば、この段階２００５は、予定の重なりを有する予約に対して３つの様々な代替時間案に関する３つの選択可能なアイテム１９２５〜１９３５を示す。これらの選択可能なアイテム１９２５〜１９３５のうちそれぞれの特定の１つは、ユーザのカレンダー内の特定の選択可能なアイテムに対する提案時間を閲覧するための選択可能なアイテムを含有する。第１の段階２００５は、５月９日金曜日の午後４時〜５時の提案時間に関するアイテム２０１５をユーザが選択していることを示す。

したがって、第２の段階２０１０は、ユーザのカレンダー内の午後４時〜午後５時に組み込まれた新しい予約を伴う、一部の実施形態のカレンダーレイアウトのＧＵＩ１００を示す。図示したとおり、一部の実施形態は、スケジュール内の他の予約の描示とは異なる外観（例えば、異なる色、塗りつぶしパターン、縁取りなど）を有する新しい予約の描示２０２５を提示する。この場合、ユーザは、新しい予約の提案時間に隣接して一切予約が存在しない。場合によっては、ユーザは、新しい予約の開始時間に終了するか、又は新しい予約の終了時間に開始するかいずれか一方のミーティングを有することが考えられる。そのような場合、予約が長く続く可能性があるかどうか、そして、その結果として、提案時間が新しい予約に対して適切な時間かどうかを判定するために、ユーザは、最も有利な立場にある。招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００からアクセスされると、カレンダーレイアウトのＧＵＩ１００は、選択されると、招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００に戻る、前のＧＵＩ選択可能アイテム２０２０へのリターンキーを含む。他の実施形態は、（例えば、「完了（Done）」と書いてある）作業完了アイテムを含む。更に、一部の実施形態は、カレンダーレイアウトのＧＵＩ全体を表示しないが、その代わりとして、スケジューリングのＧＵＩ１８００に戻るための選択可能なアイテムを伴ってカレンダーレイアウト表示区画のみを表示する。

図２１は、３つの段階２１０５〜２１１５にわたる、代替提案時間のうちの１つの選択、及び招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００におけるその選択の結果を示す。第１の段階２１０５は、スケジューリング重なりセクション１８５０及び招待客全員が出席可能な提案時間に対するセクション１８６５を伴う、図１８の第３の段階１８１５と同じ状態の招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００を示す。画像インジケータ１８５５によって図示したとおり、５月８日の午後１時〜午後２時の元来の提案時間は、現時点で選択された予約の時間である。この段階２１０５で、ユーザは、５月１１日の午後５時〜午後６時の提案される予約時間に対する選択可能なアイテム１８７０上でタップ入力を与える。

結果として生じた第２の段階２１１０は、チェックマークインジケータ１８５５が、このとき、直近に選択されたアイテム１８７０内に表示されて、予約に対して現時点で選択された時間が、このとき、５月１１日の午後５時〜午後６時であることを示す。更に、第３の段階２１１５において、アイテム１８７０が選択された後に返答なしセクション１８４０を表すために、ユーザは、ＧＵＩを下にスクロールする。この第３の段階２１１５において図示したとおり、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、新たに選択された時間に基づいてこのセクション内の招待客に対する画像インジケータを更新する。そのようにして、カレンダーがアクセス可能な３名の招待客（Ｊｏｈｎ、Ｂｏｂ、及びＪａｎｅ）に対して、アプリケーションは、招待客がその時間に空いていることを示すためのチェックマークインジケータを表示する。Ｓａｍのカレンダーは、アクセスできないため、アプリケーションは、彼に対してクエスチョンマークインジケータの表示を継続する。

図２２は、スケジューリングのＧＵＩにおける表示に対して提案時間を生成及び準備するための一部の実施形態のプロセス２２００を概念的に示す。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、新しい予約に関する招待客のリストを受信すると、予約作成フロー中にプロセス２２００を実行する。アプリケーションは、プロセス２２００を実行して、スケジューリングのＧＵＩを生成するが、スペースの制約により、所与の時間に表示画面上にこのＧＵＩの一部のみを表示してもよい。

図示したとおり、プロセス２２００は、（２２０５で）新しい予約に対する提案時間の間、少なくとも１名の招待客がスケジュールがあることを確認することによって開始する。一部の実施形態では、新しい予約のための招待客全員がアクセス可能なカレンダーを有さないか、又は全員が新しい予約に関する提案時間を各自のカレンダー上で開いているかいずれか一方の場合、アプリケーションは、プロセス２２００を実行しない。そのような実施形態では、アプリケーションは、チェックマークインジケータ及び／又はクエスチョンマークインジケータを伴う招待客のリストのみを表示し、スケジューリング重なりセクション又は提案される代替予約時間のリストは表示しない。

しかしながら、少なくとも１名の招待客のカレンダーがその招待客が空いていないことを示す場合、アプリケーションは、（２２１０で）招待客全員及び主催者が空いている第１の組の次回の時間を確認する。例えば、一部の実施形態は、様々な招待客のカレンダーを分析して、招待客全員及び主催者（すなわち、カレンダーアプリケーションのユーザ）が空いている特定の期間内の、当初提案時間と同じ長さの全ての時間枠を特定する。一部の実施形態は、現在の時間から特定の期間を開始するが、他の実施形態は、予約の当初提案時間から特定の期間を開始する。更に他の実施形態は、予約の当初時間案の前及び後の両方の期間を（代替時間案が現在の時間より前ではない限り）使用する。これらの場合のうち任意において、様々な異なる実施形態は、異なる期間（例えば、１週間、１か月、２日など）を使用してもよい。更に、一部の実施形態は、提案される予約の時間を就業時間（例えば、就業時間の規定に応じて、９時〜５時、９時〜６時、８時〜６時など、Ｍ〜Ｆ）に制限する。他の実施形態は、そのような制限を課すために各自の空いている時間を含む各自のカレンダーに印を付けた主催者及び招待客に依存する。

次いで、プロセスは、（２２１５で）その開始時間に基づいて第１の組の時間を順序付けて配列する。一部の実施形態は、第１の組の時間を一番早いものから一番遅いものへと順序付けて配列するが、一方で、他の実施形態は、第１の組の時間を当初提案時間への近接度、当初提案時間の前又は後かに基づいて順序付けて配列する。例えば、当初提案時間が木曜日の午後１時〜午後２時の場合、空いている午後１２時〜午後１時の時間の後に、午後３時〜午後４時の時間、その後に、空いている午前１０時〜午前１１時の時間が来ると考えられる。

次いで、プロセスは、（２２２０で）第１の組の時間の小集団を特定して、表示する。例えば、一部の実施形態は、招待客全員が空いている１つの時間のみを表示することで開始する。他の実施形態は、より多くのそのような時間を最初は表示し、場合により、（ＧＵＩの他の部分が最初に表示全体を占めるほど招待客が多数の場合）最初は時間が何も表示されない。更に、ユーザが「更に表示」のＧＵＩアイテムを選択した後で、第１の組の時間からの追加時間が表示されることとなる。

プロセス２２００は、招待客の小集団が空いている時間に対して同様の組の操作を実行する。図示したとおり、プロセスは、（２２２５で）主催者及び少なくとも１名の招待客の両者が空いている第２の組の次回の時間を特定する。一部の実施形態は、様々な招待客のカレンダーを分析して、主催者（すなわち、カレンダーアプリケーションのユーザ）及び少なくとも１名の招待客が空いている特定の期間内の、当初提案時間と同じ長さの全ての時間枠を確認する。一部の実施形態は、現在の時間から特定の期間を開始するが、他の実施形態は、予約の当初提案時間から特定の期間を開始する。更に他の実施形態は、予約の当初時間案の前及び後の両方の期間を（代替時間案が現在の時間より前ではない限り）使用する。これらの場合のうち任意において、様々な異なる実施形態は、異なる期間（例えば、１週間、１か月、２日など）を使用してもよい。更に、一部の実施形態は、提案される予約の時間を就業時間（例えば、就業時間の規定に応じて、９時〜５時、９時〜６時、８時〜６時など、Ｍ〜Ｆ）に制限する。他の実施形態は、そのような制限を課すために各自の空いている時間を含む各自のカレンダーに印を付けた主催者及び招待客に依存する。

次いで、プロセスは、（２２３０で）第１の判定基準としての空いていない招待客の人数及び第２の判定基準としての開始時間を使用して、第２の組の時間を順序付けて配列する。一部の実施形態は、（少なくとも１つのそのような時間があると仮定して）空いていない招待客１名のみを有する代替時間が順番の先頭にあり、次いで、空いていない招待客２名を有する代替時間などのように、第２の組の時間を最初に配列する。空いていない招待客が同人数の提案時間に対して、異なる実施形態は、第１の組の代替時間に対して上記とは異なる順番付け（例えば、当初提案時間への近接度、現在の時間で最も早く開始するものから最も遅く開始するもの、当初提案時間で最も早く開始するものから最も遅く開始するものなど）を用いてもよい。更に、一部の実施形態は、同じ組の空いていない招待客を繰り返すことを避けるために順番を更に改善する。例えば、４名の招待客がいる場合、一部の実施形態は、第１の４つの提案される代替時間が招待客のそれぞれが空いていない１つの時間を含むことを確実にする。この後、一部の実施形態は、１名の招待客が空いていない他の時間を削除する一方で、他の実施形態は、空いていない招待客毎に次の組の時間を使用する。

最後に、プロセス２２００は、（２２３５で）第２の組の時間の小集団を特定して、表示する。例えば、一部の実施形態は、招待客全員が空いている３つの時間を表示することで開始する。他の実施形態は、（例えば、招待客の人数に応じて）より少ない時間又はより多くの時間を最初は表示し、場合により、（ＧＵＩの他の部分が最初に表示全体を占めるほど招待客が多数の場合）最初は時間が何も表示されない。更に、ユーザが「更に表示」のＧＵＩアイテムを選択した後で、第２の組の時間からの追加時間が表示されることとなる。

次いで、プロセス２２００は、終了する。当業者は、これは概念的プロセスであり、この操作は、図示した順番で必ずしも実行することができないことを認識するであろう。例えば、カレンダーアプリケーションは、第１の組の時間に関する操作２２１０〜２２２０の前に第２の組の時間に関する操作２２２５〜２２３５を実行するか、又は２つの組の操作を並行して実行してもよい。

上述した図は、新しい予約を作成するとき、招待客の参加可能性を処理するための一部の実施形態のカレンダーアプリケーションの動作を説明している。予約の詳細が主催者によって完全に決定された後で、一部の実施形態のアプリケーションは、ミーティングの通知及び招待客が招待状に返答できるようにする通信文を生成して、招待客のそれぞれに送信する。

更に、予約が作成された後で、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、主催者が予約の招待客全員に電子メールを送信するための容易な方法を提供する。図２３は、カレンダーアプリケーションＧＵＩの４つの段階２３０５〜２３２０にわたり、予約の主催者が招待客全員に電子メールを送信している図である。

第１の段階２３０５は、存在する予約に関する予約詳細のＧＵＩ２３００を示す。一部の実施形態では、ユーザは、カレンダーレイアウト内の予約を選択することによって、又は様々な他のやり方によって、この予約詳細のＧＵＩ２３００にアクセスする。予約詳細のＧＵＩは、一部の実施形態では、予約名称及び時間情報を最初に表示する。更に、予約詳細のＧＵＩは、招待客セクション２３２５を含む。図示したとおり、一部の実施形態の招待客セクション２３２５は、招待客を、予約招待を承諾した招待客、予約への出席が不確かであることを返答した招待客、辞退した招待客、及び予約に対して返答しなかった招待客に分ける。更に、一部の実施形態は、ユーザが招待状にコメントしたことを示すコメントインジケータ２３３０を表示する。一部の実施形態の予約詳細のＧＵＩ２３００はまた、予約の関連カレンダー、任意のアラート、又は移動時間情報などの追加情報を表示する。第１の段階２３０５において、ユーザは、招待客セクション２３２５を選択する。

結果として、第２の段階２３１０において、カレンダーアプリケーションは、招待客のＧＵＩ２３３５を表示する。招待客のＧＵＩ２３３５は、予定の重なり及び提案される代替時間に関する追加情報を除いて、招待客スケジューリングのＧＵＩ１８００に類似している。その代わりとして、招待客のＧＵＩ２３３５は、招待客を２つのセクション、すなわち、返答した招待客の第１のグループ及びまだ返答していない招待客の第２のグループに表示する。第１のグループは、この場合、３名の招待客を含み、それぞれの招待客の返答を示すために画像インジケータを伴う。更に、予約にコメントしたそれぞれの招待客は、各自の名前の下に表示された各自のコメントを有する。上部に、招待客のＧＵＩは、ユーザが第２の段階２３１０で選択する選択可能なアイテム２３４０を含む。

この例では電子メールに関連付けられた封筒形状で示された、選択可能なアイテム２３４０は、カレンダーアプリケーションに電子メールを生成させて、招待客全員に送信させる。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、予約及び招待客のデータを同じ機器で動作している電子メールアプリケーションに提供し、電子メールアプリケーションは、任意の所望のテキストを入力後にユーザが送信する電子メールを準備する。例えば、ユーザは、招待客が予約に特定の品物を持ってくること、又はイベントが少し遅れて始まることとなることなどを通知したいと考える。

第３の段階２３１５及び第４の段階２３２０は、ユーザがアイテム２３４０を選択した結果として生じる電子メールのＧＵＩ２３５０を示す。図示したとおり、（件名欄及びＧＵＩの上部に表示された）電子メールの件名は、電子メールが生成された予約の名称である。更に、電子メールの宛先欄は、（情報が既知のときは招待客名を示している）招待客の電子メールアドレスが入力され、ｃｃ／ｂｃｃ／送信者欄は、主催者名（カレンダーアプリケーション及び電子メールアプリケーションのユーザ）が入力される。電子メールの本文は、一部の実施形態では１つ又は２つ以上の空白欄（例えば、４つの空白欄）を含み、次いで、異なる実施形態では異なる予約詳細を含む。具体的に言えば、この場合、電子メールの本文は、予約名称、日時、場所、及び招待客リストが入力されている。次いで、ユーザは、予約の詳細の上の所望のメッセージにタイプし、招待客に電子メールを送信するために送信アイテムを選択できる。更に、主催者が１名又は２名以上の招待客を電子メールから削除したい場合、主催者は、電子メールの宛先フィールドを編集できる。
Ｖ．新しい予約に対するインテリジェントな提案

上記セクションは、１組の招待客及び時間が新しい予約に対して決定されるとすぐに予定の重なりが特定され、それらの重なりの解決を試みるためのカレンダーアプリケーションの特徴を記載している一方で、一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、ユーザの過去のカレンダー履歴の分析に基づいて新しい予約を自動的に提案する。具体的に言えば、一部の実施形態は、ユーザの過去のカレンダー履歴におけるパターン（例えば、繰り返し行われるミーティング）を特定し、次いで、そのようなパターンを継続する予約を提案する。例えば、ユーザが過去数週間に同一曜日の同一時間に同一名を有する予約をしていた場合、アプリケーションは、次に生じる特定の曜日の同一時間にその名前を有する予約を提案する。繰り返す時間が異なる予約で埋まっている場合、一部の実施形態のアプリケーションは、隣接する時間（例えば、直前又は直後）を確認し、隣接する時間に新しい予約を提案する。（例えば、場所、招待客リストなどの）更なる詳細が繰り返される予約にわたって同一であるか、又は類似している場合、アプリケーションは、これらの追加の詳細を提案される予約に対して使用する。同様に、アプリケーションは、隔週、毎日、数か月にわたる月の同一日などに行われる予約を確認することも考えられる。アプリケーションは、（多数の異なる時間及び予約名を有する）多数の予約における同じ組の招待客などの他のパターンを確認し、次に空いている時間においてその組の招待客に対して新しい予約を提案することも考えられる。

更に、一部の実施形態により、ユーザは、予約の態様を説明する文字列を入力でき、その文字列への一致についてカレンダー履歴全体を検索することに基づいて提案される予約を確認できる。この文字列は、予約の名称、予約が行われた日、招待客の名前、又は１組の予約の招待客などと一致することが考えらえる。ユーザがいずれかの場合に提案される予約を選択するとすぐに、アプリケーションは、この予約をユーザのカレンダーに追加し、ユーザは、招待客の最終リストに対して予約への招待状を送信する前に、詳細の編集（例えば、時間、招待客、場所などの変更）ができる。

以下のセクションは、新しい予約作成の選択肢を選択すると、提案される予約を自動的に生成する一部の実施形態を、図２４〜図２８を参照することによって最初に説明する。これに続いて、このセクションは、次に、所望の新しい予約を記載するテキスト入力を受信すると、提案される予約を生成する実施形態を、図２９〜図３３を参照することによって説明する。

図２４は、後続の図２５〜図２７の参照として使用されることとなる、ユーザのスケジュールの月単位表示のＧＵＩ２４００を示す。具体的に言えば、月単位表示のＧＵＩ２４００は、異なるカレンダー表示用のいくつかのタブ２４１０、検索バー、カレンダー切替アイテム、及び新規イベント作成アイテム２４１５を含むトップバー２４０５を含む。タブ２４１０により、ユーザは、この図に示した月単位表示及び図２５〜図２７に示した日単位表示だけではなく、週単位表示及び年単位表示も含むユーザのスケジュールの異なる表示間で切り替えすることができる。

新しい予約作成アイテム２４１５は、一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションに、新しい予約を作成するためのダイアログをユーザのカレンダー内に表示させる。一部の実施形態では、新しい予約作成ダイアログは、ユーザが新しい予約の名称を入力できるテキストフィールドを提供する。追加の入力（例えば、「Ｅｎｔｅｒ」キー又は予約の記載の完了を示す等価の入力を押すこと）を受信すると、アプリケーションは、次の空いている時間枠（例えば、次の３０分時間枠、次の１時間長時間枠、正時に始まる次の１時間長時間枠など）に新しい予約を作成する。ユーザはまた、テキストフィールドに追加の詳細（例えば、時間及び／又は日付を明確に示すテキスト）を入力でき、カレンダーアプリケーションは、新しい予約を作成すると、この情報を考慮することとなる（例えば、テキスト入力が「金曜日午後７時」を含む場合、新しい予約は、次の空いている時間枠にではなく、金曜日の午後７時に作成されることとなる）。一部の実施形態では、このテキストフィールドに加えて、アプリケーションは、後続の図を参照することによって説明するとおり、ユーザのカレンダー履歴の分析に基づいて提案される予約を生成する。

トップバー２４０５の下に、ユーザの月間カレンダー２４２０がある。図示したとおり、図２４に表示されたカレンダーアプリケーションのユーザは、先の２回の木曜日の両方で行われた「ミーティング３」を含む、過去数週間に様々なミーティングを有している（現在の日付、５月１５日が月間スケジュール２４２０で選択されている）。更に、様々な電話及び他の予約が予定されている。

図２５は、一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩ２５００での新しい予約の選択肢の生成を示す。具体的に言えば、図２５は、ＧＵＩ２５００の２つの段階２５０５〜２５１０を示す。第１の段階２５０５は、一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩ２５００を示す。カレンダーレイアウトのＧＵＩ２５００はまた、モバイル機器（例えば、タブレットコンピュータ、スマートフォンなど）上で動作するカレンダーアプリケーションによって表示されてもよいが、ＧＵＩ２５００は、一部の実施形態では、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ上で動作するカレンダーアプリケーション用ＧＵＩである。

ＧＵＩ２５００は、（このとき選択された日単位表示タブを伴う）異なるカレンダー表示用のいくつかのタブ２４１０、検索バー、カレンダー切替アイテム、及び新規イベント作成アイテム２４１５を含むトップバー２４０５を含む。ＧＵＩ２５００はまた、小型化月表示２５２５、次回予約表示２５３０、及びスケジュール表示２５３５を含む。小型化月表示２５２５は、カレンダー内に当日を示し、他の２つのカレンダー表示２５３０及び２５３５に対する日を選択するために使用できる。次回予約表示２５３０は、小型化月表示２５２５で選択された日から始まるユーザのスケジュールの次の予約を表示する。スケジュール表示２５３５は、小型化月表示において選択された日に対するユーザのスケジュールを表示する。一部の実施形態では、スケジュール表示２５３５は、現在の時間を示し（かつ現在の時間で自動的に始まり）、スクロール可能である。スケジュール表示２５３５は、予定された予約に関する予約の描示をユーザのカレンダー内に表示する。図２５の第１の段階２５０５において、ユーザは、新規イベント作成アイテム２４１５を（例えば、マウスクリック、タッチパッド若しくはタッチスクリーン上のタップ、又は他の選択機構を用いて）選択する。

第２の段階２５０５は、新規イベント作成アイテム２４１５を選択した結果を示す。カレンダーアプリケーションは、バックグラウンドの例示テキストを伴う記入可能なテキストフィールド２５４０を自動的に表示する。ユーザは、新しい予約を命名するために、このテキストフィールド２５４０内にテキスト入力を入力してもよい。追加の入力（例えば、「Ｅｎｔｅｒ」キー又は予約の記載の完了を示す等価の入力を押すこと）を受信すると、アプリケーションは、次の空いている時間枠（例えば、次の３０分時間枠、次の１時間長時間枠、正時に始まる次の１時間長時間枠など）に新しい予約を作成する。ユーザはまた、テキストフィールドに追加の詳細（例えば、時間及び／又は日付を明確に示すテキスト）を入力でき、カレンダーアプリケーションは、新しい予約を作成すると、この情報を考慮することとなる（例えば、テキスト入力が「金曜日午後７時」を含む場合、新しい予約は、次の空いている時間枠にではなく、金曜日の午後７時に作成されることとなる）。

更に、記入可能なテキストフィールド２５４０の下に、アプリケーションは、ユーザのカレンダー履歴内の過去の予約に基づく１つ又は２つ以上の新しい予約を提案する。一部の実施形態において、カレンダーアプリケーションは、ユーザの過去のカレンダー履歴におけるパターンを特定し、次いで、そのようなパターンを継続する予約を提案する。例えば、ユーザが数週間の同一曜日の同一時間に同一名を持つ予約をしている場合、アプリケーションは、次に生じる特定の曜日にその名前を持つ予約を提案してもよい。同様に、アプリケーションは、隔週、毎日、１日おき、数か月にわたる月の同一日などに行われる予約を特定してもよい。更なる詳細（例えば、場所、招待客リストなど）が繰り返し予約を通して同一又は類似である場合、アプリケーションは、これらの更なる詳細を提案される予約において使用する。

一部の実施形態はまた、予約の他の繰り返し特性及び繰り返し特性を有する提案される新しい予約を特定する。例えば、一部の実施形態は、（命名又は生成の通常のパターンに従わなくてもよい）予約への共通の組の招待客を特定し、任意の時間（例えば、ユーザのカレンダー上で次に空いている時間枠）にその組の招待客を伴う予約を提案する。ユーザが提案される予約のうち１つを選択すると、アプリケーションは、ユーザのカレンダーにこの予約を追加し、ユーザは、予約の詳細の編集（例えば、時間又は場所の変更、招待客の追加又は削除など）ができる。

図２５の例では、アプリケーションは、ユーザのカレンダーの分析に基づく２件の予約を提案し、これらの予約の選択可能なアイテム２５４５及び２５５０を表示する。第１の選択可能なアイテム２５４５は、先の２回の木曜日（及びおそらく更に別の以前の木曜日）に午後１時に「ミーティング３」があったため、当日（木曜日）の午後１時に対して「ミーティング３」というタイトルの予約を提案する。選択可能なアイテム２５４５はまた、このタイトルを持つ先の２回のミーティングの場所であったと考えられる場所「オフィス」を示す。一部の実施形態は、提案される予約の招待客のリスト及び／又は予約に関する他の詳細などの追加の詳細を選択可能なアイテム内に提供する。「ミーティング３」の先の繰り返しが異なる組の招待客又は異なる場所を含む場合、一部の実施形態は、異なる組み合わせに対して個別の選択可能なアイテムを生成する。他の実施形態は、特性ごとに使用する特性値を決定するアルゴリズムを使用する。例えば、そのような一部の実施形態は、繰り返し予約インスタンスの間で、最も頻繁に現れた特性値を最初に特定する。その値の最も頻繁な発生が同数の場合、アプリケーションは、繰り返し予約の最近の発生に由来する特性値を使用する。例えば、「ミーティング３」が５月の第１週に第１の組の招待客３名を有し、５月の第２週に第２の組の招待客４名を有する場合、一部の実施形態は、提案される予約に対して第２の組の招待客４名を使用する一方で、他の実施形態は、その組の招待客を除いて同じ詳細の全てを有する２つの個別の予約を提案する。

第２の選択可能なアイテム２５５０は、翌日（金曜日）の午前９時に対して「週例ディスカッション」というタイトルの予約を提案する。一部の実施形態は、予約タイトル内の文脈的手がかりを使用し、ユーザのカレンダーは、同じタイトルを有する先の金曜日の予約を含む。この予約は、そのタイトル内に予約が本質的に毎週であることを示しているため、アプリケーションは、今後の週の同じ時間に、同じ場所で、かつ同じ追加の特性を有する予約を提案する。

第２の例、図２６は、２つの段階２６０５〜２６１０にわたり、以降の５月２２日金曜日に実行される類似の動作を示す。第１の段階２６０５において、ユーザは、新しい予約作成アイテム２４１５を再度選択し、第２の段階２６１０は再び、ユーザのカレンダー履歴の分析に基づいて、結果として生じる提案される予約を示す。この場合、ユーザは、５月１５日木曜日午後１時に「ミーティング３」を行ったが、５月１６日金曜日に別の「週例ディスカッション」がなかった。

第２の段階２６１０は、アプリケーションがテキストフィールド２５４０を、２つの提案される予約に対する２つの選択可能なアイテム２６１５及び２６２０を再度伴って再度表示している図である。第１の選択可能なアイテム２６１５は、先の図での新しい予約と同様に、「ミーティング３」の当日に新しい予約を提案する。しかしながら、この場合、ユーザは、「ミーティング３」に通常使用される時間枠である午後１時〜午後２時に予定された予約「電話２」を既に有している。したがって、アプリケーションは、次に空いている時間枠の午後２時〜午後３時を特定し、その時間枠の間の予約を提案する。一部の実施形態は、繰り返しに基づいて決定された時間枠の後に、次に空いている時間枠を特定するが、他の実施形態はまた、繰り返し予約から決定された時間枠の前の時間枠を探す。例えば、カレンダーアプリケーションのユーザが午後２時〜午後３時にも予約があった場合、一部の実施形態は、選択可能なアイテム２６１５を伴って午後１２時〜午後１時に予約を提案すると考えられる。

これらの例の両方において、アプリケーションは、２つの提案される予約に対する２つの選択可能なアイテムを表示する。一部の実施形態は、提案される予約に対する選択可能なアイテムのうち少なくとも最小数（例えば、少なくとも１つ、少なくとも２つなど）を常に表示する。一部の実施形態はまた、表示してもよい選択可能なアイテムのうち最大数（例えば、５つの提案される予約）を有する。最大数があるとき、一部の実施形態は、それぞれの提案される予約に対して（例えば、予約の過去の発生回数に基づいて、様々な発生の予約の特性間の類似性の度合に基づいて）スコアを割り当て、最高スコアを有する提案される予約の選択可能なアイテムを表示する。選択可能なアイテムの順番を決定するとき、一部の実施形態は、提案される予約をその開始時間に基づいて（一番早いものから一番遅いものへと）順序付けて配列するが、他の実施形態は、提案される予約を最高得点から最低得点へと順序付けて配列する。

図２７Ａ及び図２７Ｂは、５つの段階２７０５〜２７１０にわたり、提案される予約の選択肢のうちの１つの選択及びユーザのカレンダーにおける新しい予約の次の作成を示す。第１の段階２７０５は、ユーザのカレンダー履歴に基づいて生成された２つの提案される予約に対する２つの選択可能なアイテム２５４５及び２５５０を伴う、図２５の第２の段階２５１０と同じ状態のＧＵＩ２５００を示す。この段階で、ユーザは、（選択のための他の機構が可能ではあるが、ＧＵＩ内の選択可能なアイテム上に場所インジケータを配置し、選択入力を与えることによって）予約によって指定された特性を有する新しい予約を作成するために、第２の選択可能なアイテム２５５０を選択する。

第２の段階２７１０は、新しい予約が５月１５日金曜日の午前９時〜午前１０時に作成されたことを示す。アプリケーションが新しい予約を作成すると、一部の実施形態は、新たに作成された予約の日に対してカレンダー日単位表示を自動的に選択する。したがって、図示したとおり、次の予約の表示２５３０は、このとき、５月１６日金曜日で始まり、スケジュール表示２５３５は、「週例ディスカッション」というタイトルの新たに作成された予約に対する予約の描示２７３０を含む５月１６日用のスケジュールを表示する。更に、アプリケーションは、予約の特性を表示し、ユーザがこれら特性を変更できるようにする予約詳細ダイアログ２７３５を自動的に表示する。この予約に対して、アプリケーションは、タイトル、時間、場所、招待客の組（Ｊｏｈｎ Ｄｏｅ、Ｊｉｍ Ｓｍｉｔｈ、及びＪａｎｅ Ｐａｒｋ）を自動的に生成し、この予約に注記する（「進行中のプロジェクトの討議（We’ll be discussing ongoing projects）」）。この場合、自動的に生成された予約は、アラート、移動時間情報、繰り返しデータ、又は添付ファイルを一切含まないが、ユーザは、所望の場合、これら情報のうち任意を追加できる。ユーザは、この段階２７１０で予約時間情報を選択する。

第３の段階２７１５は、開始時間及び終了時間、繰り返し選択肢、移動時間などを含む時間関連の選択肢の全てを含むために、アプリケーションが予約詳細ダイアログ２７３５を拡張していることを示す。ユーザは、終了時間を選択し、その結果生じた第４の段階２７２０は、ユーザが予約の長さ及び対応する終了時間を選択できる様々な終了時間の選択肢２７４０を表示する。ユーザは、「午前１１時００分、２時間」の選択肢を選択し、第５の段階２７２５は、この選択の結果を表示する。予約は、このとき、２時間の長さで、対応して変更された予約の描示２７３０を伴う。

図２８は、新しい予約を作成するための入力を受信すると、提案される予約を自動的に生成するための、一部の実施形態のプロセス２８００を概念的に説明する。一部の実施形態では、このプロセスは、ユーザが「新しいイベント」又は「新しい予約」の選択肢を選択すると、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、モバイル機器上などで動作するカレンダーアプリケーションによって実行される。

プロセス２８００は、アプリケーションが（２８０５で）ユーザの現在のカレンダーに基づいて新しい予約を作成する要求を受信すると、開始する。一部の実施形態では、ユーザは、新しい予約の作成のためのユーザインターフェース機構（例えば、図２５及び図２６で選択されたとおりに示される選択可能なＧＵＩアイテム２４１５）を選択する。一部の実施形態では、ユーザは、ドロップダウンメニューから選択するか、又は他のインタラクションを実行し、新しい予約を作成する。

要求を受信すると、プロセスは、（２８１０で）ユーザの過去のカレンダー履歴を分析して、次回の時間枠に対する予約の選択肢を確認する。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションのユーザは、複数のカレンダー（例えば、業務用カレンダー、個人用カレンダーなど）を有し得る。一部の実施形態は、全てのスケジュールを一緒に分析するが、他の実施形態は、現時点で選択されているスケジュールのみを分析する。一部の実施形態では、過去のカレンダー履歴を分析して、予約の選択肢を特定することは、ユーザの過去のカレンダー履歴におけるパターンを特定することを必要とし、次いで、そのようなパターンを継続する予約を特定する。例えば、ユーザが数週間に同一曜日の同一時間に同一名を持つ予約をしている場合、アプリケーションは、次に生じる特定の曜日にその名前を持つ可能な予約を特定してもよい。同様に、アプリケーションは、隔週、毎日、１日おき、数か月にわたる月の同一日などに行われる予約を特定してもよい。更なる詳細（例えば、場所、招待客リストなど）が繰り返し予約を通して同一又は類似である場合、アプリケーションは、これらの更なる詳細を提案される予約において使用する。

一部の実施形態はまた、予約の他の繰り返し特性及び繰り返し特性を有する提案される新しい予約を特定する。例えば、一部の実施形態は、（命名又は生成の通常のパターンに従わなくてもよい）予約への共通の組の招待客を特定し、任意の時間（例えば、ユーザのカレンダー上で次に空いている時間枠）にその組の招待客を伴う予約を提案する。

繰り返し予約の先の繰り返しが異なる組の招待客又は異なる場所（又は他の特性での変化）を含む場合、一部の実施形態は、異なる組み合わせに対して個別の可能な予約を生成する。他の実施形態は、特性ごとに、予約インスタンスの繰り返しの組に基づいて単一の提案される予約のための使用のための特性値を決定するアルゴリズムを使用する。例えば、そのような一部の実施形態は、繰り返し予約インスタンスの間で、最も頻繁に現れた特性値を最初に特定する。その値の最も頻繁な発生が同数の場合、アプリケーションは、繰り返し予約の最近の発生に由来する特性値を使用する。例えば、過去数週間のそれぞれに対して同じ時間に行われた予約がその週のある週に第１の組の招待客３名を有し、その週の第２の週に第２の組の招待客を有した場合、一部の実施形態は、提案される予約に対して最近の組の招待客を使用するが、他の実施形態は、その組の招待客を除いて同じ全ての詳細を有する２つの個別の予約を提案する。

繰り返し予約の特定に加えて、一部の実施形態はまた、例えば、予約タイトル内に文脈的手がかりを特定する。例えば、前週又は前月が「週例ディスカッション」又は「月例検討会（Monthly Review）」というタイトルの予約を含んでいる場合、一部の実施形態は、この予約を、次週又は次月に可能な所望の新しい予約として特定する。一部の実施形態はまた、予約注記内に類似の文脈的手がかりを特定するか、又は可能な繰り返し予約を他の方法で特定する。

一部の実施形態は、提案される予約に対する選択可能なアイテムのうち（例えば、少なくとも１つ、少なくとも２つなどの）少なくとも最小数を常に特定する。一部の実施形態はまた、ユーザに対して表示されることとなる最大数の提案される予約を有する。最大数の提案される予約があるとき、一部の実施形態は、それぞれの提案される予約に対して（例えば、予約の過去の発生回数、様々な発生の予約の特性間の類似性の度合などに基づいて）スコアを割り当て、最高スコアを有する提案される予約を表示する。表示のために提案される予約の順番を決定するとき、一部の実施形態は、提案される予約をその開始時間に基づいて（一番早いものから一番遅いものへと）順序付けて配列するが、一方で、他の実施形態は、提案される予約を最高得点から最低得点へと順序付けて配列する。

特定された予約の選択肢を用いて、プロセス２８００は、スケジューリングチェックを実行して、ユーザのカレンダー内に存在する予約と重複する予約をアプリケーションが提案しないことを確実にする。したがって、プロセスは、（２８１５で）特定した予約の選択肢のうち１つを選択する。アプリケーションは、ランダム順に、一番早いものから一番遅いものへなどの順で、提案される予約の選択肢のそれぞれに対して後続の操作を実行してもよい。当業者は、一部の実施形態がこの操作を、一度に１つの予約の選択肢という線形プロセスで実行しなくてもよいことを理解するであろう。その代わり、一部の実施形態は、これらの操作を様々な予約の選択肢に対して並行して実行する。

選択された予約の選択肢に対して、プロセスは、（２８２０で）ユーザがその予約の選択肢に割り当てられた時間枠内にスケジュールがあるかどうかを判定する。例えば、カレンダーアプリケーションが金曜日の午後１時〜午後２時に繰り返し予約を特定するが、ユーザがこの時間に（又は午後１２時３０分〜午後１時３０分若しくは午後１時３０分〜午後２時などの、特定された時間に部分的に若しくは完全に重複する他の時間枠に）予定された異なる予約がある場合、ユーザは、特定された時間枠内でスケジュールがあると考えられる。一部の実施形態は、選択されたユーザのカレンダー及び作成された場合に予約が割り当てられることとなるユーザのカレンダーの両方だけではなく、ユーザの任意の他のカレンダーも検証する。他の実施形態は、重複する予約に対して現時点で選択されたカレンダーのみを検証する。

時間枠が空いているとき、プロセス２８００は、（２８２５で）特定された時間枠に対する予約の選択肢を提示する。一方で、時間枠が空いていないとき、プロセスは、（２８３０で）選択された予約の選択肢に対する時間枠を空いている時間枠に変更する。次いで、プロセスは、（２８３５で）変更された時間枠に対する予約の選択肢を提示する。一部の実施形態では、予約の選択肢の提示は、カレンダーアプリケーションのＧＵＩ内に、ユーザが自身のカレンダー内に特定された特性を有する新しい予約を作成するために選択できる選択可能なアイテムを表示することを必要とする。上述の図２５〜図２７は、そのような提案される予約の選択肢の例を示すが、一部の実施形態は、提案される予約の招待客のリスト及び／又は予約に関する他の詳細などの追加の詳細を選択可能なアイテム内に提供する。

先に予定された予約の重複又は繰り返しに基づいて特定された時間枠の部分的な重複の存在により予約の時間枠の変更が必要である場合、一部の実施形態は、繰り返しに基づいて決定された時間枠の後に次に空いている時間枠を特定する。他の実施形態はまた、繰り返しの予約から決定された時間枠の前の時間枠を探す。

（当業者は、一部の実施形態が、実際には、全ての選択肢を選択可能なアイテムとしてユーザに一度に提示することを認識するが）選択肢を提示後、プロセス２８００は、（２８４０で）追加の予約の選択肢がスケジューリングのためにチェックされていなかったことを特定したかどうかを判定する。追加の予約の選択肢が残っている場合、プロセスは、２８１５に戻って、特定された予約の選択肢のうち別の１つを選択する。それ以外の場合、プロセス２８００は、終了する。

上記説明は、ユーザのカレンダー履歴の分析のみに基づいてカレンダーアプリケーションによって提案される予約を自動的に生成することを記載している。一部の実施形態では、ユーザが新しい予約作成テキストフィールド（例えば、図２５のテキストフィールド２５４０）にテキストを入力すると、アプリケーションは、（例えば、検索タイトル、招待客名又は電子メールアドレス、場所などの）文字列と一致する特性を有する予約に関するユーザの過去のカレンダー履歴を検索する。次いで、アプリケーションは、特定された一致する過去の予約に基づいて（上記で論じた提案される予約に類似する）新しい予約を提案する。これらの可能な新しい予約は、一致する過去の予約の日時に基づく日時に提案される。

カレンダーアプリケーションの一部の実施形態は、図２５〜図２８を参照することによる上記の方法でカレンダー履歴のみに基づいて予約を提案するが、一方で、他の実施形態は、過去のカレンダー予約へのテキスト入力の一致に基づいて予約を提案するためにテキスト入力を必要とする。更に他の実施形態は、上記の方法で予約を最初に提案するが、そのときまた、ユーザがテキスト入力の入力を始めるとすぐに、図３０〜図３３を参照することにより後述する方法で一致する予約を検索し、予約を提案する。

図２９は、図２４と同様に、ユーザのスケジュールの月単位表示のＧＵＩ２９００を示す。月単位表示のＧＵＩ２９００は、後続の図３０〜図３２の参照として使用されることとなる。月単位表示のＧＵＩ２９００の表示は、ＧＵＩ２４００の表示と同じであり、いくつかのタブ２９１０、検索バー、カレンダー切替アイテム、及び新しい予約作成アイテム２９１５を含むトップバー２９０５を伴う。タブ２９１０、検索バー、及びカレンダー切替アイテムは、図２４に関して上述したとおりの同じ方法で動作する。

新しい予約作成アイテム２９１５は、一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションに、新しい予約を作成するためのダイアログをユーザのカレンダー内に表示させる。一部の実施形態では、新しい予約作成ダイアログは、ユーザが新しい予約の名称を入力できるテキストフィールドを提供する。一部の実施形態では、上述した新しい予約作成アイテム２４１５でのように、追加入力を受信すると、アプリケーションは、次の空いている時間枠に新しい予約を作成する。ユーザはまた、テキストフィールドに追加の詳細（例えば、時間及び／又は日付を明確に示すテキスト）を入力でき、カレンダーアプリケーションは、新しい予約を作成すると、この情報を考慮することとなる。

一部の実施形態では、ユーザがテキストフィールドにテキストを入力すると、アプリケーションは、ユーザのカレンダー履歴全体にわたって、入力文字列と一致するか、又は一致に近い以前の予約を検索する。例えば、ユーザが文字列を入力すると、アプリケーションは、文字列と一致する予約タイトル、招待客名、場所などを特定すると考えられる。ユーザはまた、カレンダーアプリケーションに入力した日／時間と一致する予約を特定させる、日又は時間（例えば、「木曜日」）を示すテキストを入力すると考えられる。一致する以前の予約に基づいて、カレンダーアプリケーションは、提案される新しい予約を生成して、上述の図を参照することにより説明された提案される予約と同様に、ユーザに提示する。

ＧＵＩ２４００でのとおり、月単位表示のＧＵＩ２９００は、ハイライトされた当日（５月２８日）を有する月間カレンダー２９２０を含む。月間カレンダー２９２０は、様々な予約（ディナー、ミーティングなど）が前月にわたって予定されていたことを示す。

図３０及び図３１は、ユーザのテキスト入力に基づいた一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩ３０００での提案される新しい予約の選択肢の生成を示す。具体的に言えば、図３０は、ＧＵＩ３０００の４つの段階３００５〜３０２０を示し、このＧＵＩにおいて、アプリケーションは、新しい予約作成アイテム２９１５の選択及びそれに続くテキスト入力を受信し、次いで、そのテキスト入力に基づく提案される新しい予約作成アイテムを提供する。

第１の段階３００５は、上述した日単位表示のＧＵＩ２５００に類似の、一部の実施形態の日単位表示のＧＵＩ３０００を示す。ＧＵＩ３０００は、トップバー２９０５、小型化月表示３０２５、次回予約表示３０３０、及びスケジュール表示３０３５を含む。これらのＧＵＩセクションは、図２５でＧＵＩ２５００に関して上述したＧＵＩセクションと類似の方法で動作する。第１の段階３００５は、ユーザが新しい予約作成アイテム２９０５を選択することを示す。

第２の段階３０１０は、アプリケーションが、新しい予約作成アイテム２９１５の選択の結果として、上述した記入可能なテキストフィールド２５４０と類似の、バックグラウンドの例示テキストを伴う記入可能なテキストフィールド３０４０を表示することを示す。ユーザは、新しい予約を命名するために、かつ／又は新しい予約についての他の詳細を指定するために、テキストフィールド２５４０にテキスト入力を入力してもよい。しかしながら、図２５の例とは異なり、カレンダーアプリケーションは、追加の提案される予約アイテムを同時に表示しない。

その代わり、第３の段階３０１５は、ユーザが（例えば、キーボード、アプリケーションがタッチスクリーン機器で動作している場合はタッチスクリーンキーボードなどを使用して）記入可能なテキストフィールド３０４０にテキストを入力し始めたことを示す。ユーザは、テキスト「電話（Call）」を入力した。この段階で、ユーザは、テキストを入力しただけであり、アプリケーションは、ユーザに対して表示するための提案される新しい予約をまだ一切生成していない。

第４の段階３０２０は、テキスト入力及びユーザの過去のカレンダー履歴に基づく提案される新しい予約を表すいくつかの選択可能なアイテム３０４５〜３０５５の表示を示す。一部の実施形態では、アプリケーションは、ユーザがタイピングを開始するとすぐにそのような選択可能なアイテムを提供し（例えば、ユーザが「Ｃ」をタイプするとすぐに、アプリケーションは、文字「Ｃ」に基づく可能な新しい予約を提示したと考えられる）、それぞれのキー入力により選択可能なアイテムを更新する。他の実施形態では、ここに示したとおり、アプリケーションは、ユーザが入力の少なくとも一部を完了するまで（例えば、スペースを受信するまで、又は入力が短時間中断するまで）待機する。

この例では、３つの選択可能なアイテム３０４５〜３０５５は、ユーザの過去の予約に関する予約タイトルに対して文字列「Ｃａｌｌ」が一致することに基づいて予約を提案する。第１の選択可能なアイテム３０４５は、５月１２日月曜日及び５月１９日月曜日午後１時に発生した２回繰り返しイベント「電話会議（Conference Call）」に基づいているが、５月２６日月曜日には（おそらく戦没者追悼記念日のため）発生しなかった。電話会議は、５月２７日火曜日午後１時に予定されていたため、一部の実施形態は、その後の週に火曜日の電話を提案するのではなく、月曜祝日の理由で、この電話会議を、先の２つの予約の繰り返しとして認識すると考えられる。ユーザはまた、先の木曜日の午前１１時及び午後１時に予定された電話があり、アプリケーションは、これらの先行予約に基づいて新しい予約を選択可能なアイテム３０５０及び３０５５を伴って提案する。午前１１時〜午前１２時の時間枠は、ユーザのために空けられ、その結果、選択可能なアイテム３０５０は、前週由来の電話として同じ時間に「電話１」を提案する。しかしながら、午後１時〜午後１時３０分の時間枠は、５月２９日木曜日に既に埋まっており、そのため、選択可能なアイテム３０５５は、午後２時〜午後２時３０分の「電話２」をその代わりとして提案する。

この例では、選択可能なアイテム３０４５〜３０５５のうち全３つは、以前の予約タイトルと一致することに基づいて提案される予約を表す一方で、一部の実施形態は、他の予約の特性と同様に一致する。例えば、一部の実施形態は、予約を定義する招待客名、場所、注記などのフィールドにわたって一致する。ユーザが個人名を入力すると、その名前は、招待客フィールド（すなわち、その個人が招待客である予約）並びにタイトルフィールド（例えば、その個人名がタイトル中に現れる予約）の両方にわたって一致していることが判明すると考えられる。

アプリケーションが提案される予約を特定して、ＧＵＩにおいて選択可能なアイテムを表示するとすぐに、異なる実施形態は、選択可能なアイテムを異なる方法で順序付けて配列する。一部の実施形態は、提案される予約をその指定時間に生成し、次いで、時間順でその予約を表示する。他の実施形態は、様々な要因に基づいてそれぞれの提案される予約をスコア付けし、これらのスコアに基づいて選択可能なアイテムを順序付けて配列する。例えば、先の例でのとおり、より通例的に生じる予約は、より高いスコアとなると考えられる（例えば、図３０で、「電話会議」と提案される予約は、「電話１」又は「電話２」の前に現れる）。更に、一部の実施形態は、一致の程度に基づいて提案される予約をスコア付けする。したがって、予約タイトル内での複数語の一致は、一語の一致よりも高いスコアとなり、複数フィールドの一致は、単一フィールドの一致よりもユーザの要望をより示している、などである。

図３１は、ＧＵＩ３０００の４つの３１０５〜３１２０にわたり、新しい予約作成アイテム２９１５の操作の第２の例を示す。最初の２つの段階３１０５及び３１１０は、図３０の最初の２つの段階３００５〜３０１０と同一であり、次いで、第３の段階３１１５で、ユーザは、記入可能なテキストフィールド３０４０に「Ｊｉｍ」をタイプする。第４の段階３１２０は、このテキスト入力に基づいて表示された選択可能なアイテム３１２５及び３１３０を示す。この場合、ユーザは、最近４回の金曜日の午後１時に、Ｊｉｍという名前の個人が予約の招待客である、「ミーティング３」の予約があった。そのようにして、第１の選択可能なアイテム３１２５は、このミーティングの別の繰り返しを表す。第２の選択可能なアイテム３１３０は、その後の火曜日の午後５時に提案された「Ｊｉｍとディスカッション（Discuss Jim）」というタイトルの予約を表す。図２９に図示されたユーザのカレンダーは、前の火曜日午後５時にこのタイトルを有する過去の予約を含む。

この場合、「ミーティング３」に対して選択可能なアイテムは、ミーティング３が過去４回の金曜日の各々に発生したため、第１の選択肢としてリストに載っている。一部の実施形態は、招待客名の一致よりも予約タイトルの一致を好むにもかかわらず、毎週繰り返し発生した１組の予約に基づいて提案される予約は、それ以前の数週間に発生した単一の予約に基づいて提案される予約よりも高いスコアになり得る。

図３２は、２つの段階３２０５及び３２１０にわたり、提案される予約アイテムのうち１つの選択及びその結果としてのユーザのカレンダーにおける新しい予約が作成される図である。第１の段階３２０５は、図３１の第４の段階３１２０と同じ状態にあるＧＵＩ３０００を示す。この段階で、ユーザは、その予約によって指定された特性を有する新しい予約を作成するために、第１の選択可能なアイテム３１２５を選択する。

第２の段階３１１０は、新しい予約が５月１５日金曜日の午後１時〜午後１時３０分に作成されたことを示す。アプリケーションが新しい予約を作成すると、一部の実施形態は、上記で図２７に示したとおり、新たに作成された予約の日に対してカレンダー日単位表示を自動的に選択する。アプリケーションは、新規に作成された予約の予約の描示３１２５を生成及び表示し、予約の特性を表示し、ユーザにこれらの特性を変更できるようにする予約詳細ダイアログ３２２０を表示する。この予約に対して、アプリケーションは、タイトル、時間、場所、招待客（Ｊｉｍ Ｓｍｉｔｈ）、及び注記（「週例検討会（Review of Week）」を自動的に生成した。ここに図示したとおり、カレンダーは、ユーザによる文字列「Ｊｉｍ」の入力と一致する招待客名「Ｊｉｍ Ｓｍｉｔｈ」を考慮した予約に対して選択可能なアイテムを生成及び表示した。この図には示されていないが、ユーザは、図２７で示したとおり、新たに作成された予約の特性を続けて変更することができると考えられる。

図３３は、ユーザの過去のカレンダー予約履歴に対して一致するテキスト入力に基づいて提案される予約を自動的に生成するための一部の実施形態のプロセス３３００を概念的に示す。一部の実施形態では、このプロセスは、ユーザが「新しいイベント」又は「新しい予約」の選択肢を選択し、次いで、（例えば、文字列にタイプすることによって）テキスト入力を与えると、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、モバイル機器上などで動作するカレンダーアプリケーションによって実行される。

プロセス３３００は、アプリケーションが（３３０５で）新しいイベント又は予約を記載するテキスト入力を受信すると、開始する。一部の実施形態では、ユーザは、図３０及び図３２の最初の３つの段階で示したとおり、アプリケーションが新しい予約作成アイテムの選択を受信した後にカレンダーアプリケーションによって表示された記入可能なテキストフィールドにこの情報をタイプする。他の実施形態では、ユーザは、アクセスのために追加のＧＵＩインタラクションを必要としない常設テキストフィールドなどの異なるＧＵＩ構成にテキスト入力を入力する。

テキスト入力を受信すると、プロセスは、（３３１０で）ユーザの過去のカレンダー履歴を分析して、受信したテキスト入力に一致するイベントを特定する。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションのユーザは、複数のカレンダー（例えば、業務用カレンダー、個人用カレンダーなど）を有し得る。一部の実施形態は、全てのスケジュールを一緒に分析するが、他の実施形態は、現時点で選択されているスケジュールのみを分析する。一部の実施形態では、ユーザの過去のカレンダー履歴の分析は、入力文字列と一致する文字列について、名前、招待客リスト、場所、注記、添付ファイル名などの検索を必要とする。一部の実施形態はまた、近似的な一致（例えば、一般的な誤字に基づいて、「Ｍｅｔｉｎｇ」という入力が「Ｍｅｅｔｉｎｇ」と一致するなど）を特定する。複数の単語が入力されると、異なる実施形態は、文字列の異なる解釈を使用して、予約履歴内の一致を特定する。一部の実施形態は、入力「ａ ｂ」を単一の文字列「ａ ｂ」の一致を必要としていると解釈し、他の実施形態は、「ａ」の一致及び「ｂ」の一致を必要とするが、一方で、更に他の実施形態は、「ａ」又は「ｂ」のいずれか一方の一致を必要とする。更に他の実施形態は、これら全てを可能とするが、全文字列の一致が好ましく、次いで、両方の語句の一致が好ましく、次いで、語句のうちいずれか１つの一致が好ましい。

過去のカレンダー履歴の分析において、一部の実施形態は、ユーザの以前のスケジュール全体を分析しない。その代わりとして、異なる実施形態は、過去にわたる特定の時間の予約のみを分析する。例えば、一部の実施形態は、前月、過去３か月、前年などからの予約のみを分析する。

次に、プロセス３３００は、（３３１５で）確認された一致した予約に基づく予約の特性を有する新しい提案される１組の予約を生成し、（３３２０で）その組の新しい提案される予約を順序付けて配列する。一部の実施形態は、ユーザに対して表示されることとなる最大数の提案される予約を有し、したがって、この最大数の一致した予約に基づいた提案される予約のみを生成する。この最大数よりも多い一致する予約があるとき、一部の実施形態は、それぞれの一致した過去の予約又は一連の予約にスコアを割り当て、最も高いスコアを有する提案される予約を表示する。一部の実施形態は、一致した特性の組み合わせに基づく一致（例えば、他の予約の特性よりもタイトルの方を選ぶこと）、一致の形式（例えば、文字列全体が一致した、全単語が一致した、１語のみが一致した）、過去の予約の繰り返し特性（例えば、一致する繰り返し予約は、より高いスコアになる）などをスコア付けする。

提案される予約が生成されることとなる１組の一致する予約が特定されるとすぐに、カレンダーアプリケーションは、図２８に関して上述した方法と同様の方法で提案される予約を生成する。一部の実施形態のカレンダーアプリケーションは、過去の予約の日／時間と一致する次の日及び時間の発生を特定し、次いで、その特定された日及び時間に一致した過去の予約と同じ特性（例えば、同じ名称、招待客の組、場所など）を伴って予約を提案する。一致した予約が予約インスタンス間で変化する特性のうち一部（例えば、異なる組の招待客又は異なる場所）を有する繰り返し予約であるとき、一部の実施形態は、アルゴリズムを使用して、特性ごとに、提案される予約のために使用すべき値を決定する。例えば、そのような一部の実施形態は、繰り返し予約インスタンスの間で、最も頻繁に現れた特性値を最初に特定する。その値の最も頻繁な発生が同数の場合、アプリケーションは、繰り返し予約の最近の発生に由来する特性値を使用する。

提案される予約の組（すなわち、ユーザに対して表示されることとなる提案される予約）を順序付けて配列するために、一部の実施形態は、一番早い提案時間から開始する。他の実施形態は、計算されたスコアを使用して、どの予約を提案するべきかを判定し、最も高いスコアを最初に（例えば、選択可能なアイテムのリストの一番上に）表示する。

特定された予約の選択肢を用いて、プロセス３３００は、スケジューリングチェックを実行して、ユーザのカレンダー内に存在する予約と重複する予約をアプリケーションが提案しないことを確実にする。したがって、プロセスは、（３３２５で）特定した予約の選択肢のうち１つを選択する。アプリケーションは、ランダム順に、一番早いものから一番遅いものへの順、それぞれの一致するスコアに基づくなどの順で、提案される予約の選択肢のそれぞれに対して後続の操作を実行してもよい。当業者は、一部の実施形態がこの操作を、一度に１つの予約の選択肢という線形プロセスで実行しなくてもよいことを理解するであろう。その代わり、一部の実施形態は、これら操作を様々な予約の選択肢に対して並行して実行する。

選択された予約の選択肢に対して、プロセスは、（３３３０で）ユーザがその予約の選択肢に割り当てられた時間枠内にスケジュールがあるかどうかを判定する。例えば、カレンダーアプリケーションが金曜日の午後１時〜午後２時に繰り返し予約を特定するが、ユーザがこの時間に（又は午後１２時３０分〜午後１時３０分若しくは午後１時３０分〜午後２時などの、特定された時間に部分的に若しくは完全に重複する他の時間枠に）予定された異なる予約がある場合、ユーザは、特定された時間枠内でスケジュールがあると考えられる。一部の実施形態は、選択されたユーザのカレンダー及び作成された場合に予約が割り当てられることとなるユーザのカレンダーの両方だけではなく、ユーザの任意の他のカレンダーも検証する。他の実施形態は、重複する予約に対して現時点で選択されたカレンダーのみを検証する。

時間枠が空いているとき、プロセス３３００は、（３３３５で）特定された時間枠に対する予約の選択肢を提示する。一方で、時間枠が空いていないとき、プロセスは、（３３４０で）選択された予約の選択肢に対する時間枠を空いている時間枠に変更する。次いで、プロセスは、（３３４５で）変更された時間枠に対する予約の選択肢を提示する。一部の実施形態では、予約の選択肢の提示は、カレンダーアプリケーションのＧＵＩ内に、ユーザが自身のカレンダー内に特定された特性を有する新しい予約を作成するために選択できる選択可能なアイテムを表示することを必要とする。上述の図３０〜図３２は、そのような選択可能な提案される予約の選択肢の例を図示したが、一部の実施形態は、提案される予約の招待客のリスト及び／又は予約に関する他の詳細などの追加の詳細を選択可能なアイテム内に提供する。

先に予定された予約の重複又は繰り返しに基づいて特定された時間枠の部分的な重複の存在により予約の時間枠の変更が必要な場合、一部の実施形態は、繰り返しに基づいて決定された時間枠の後に次に空いている時間枠を特定する。他の実施形態はまた、繰り返し予約から決定された時間枠の前の時間枠を探す。

（当業者は、一部の実施形態が、実際には、全ての選択肢を選択可能なアイテムとしてユーザに一度に提示することを認識するが）選択肢を提示後、プロセス３３００は、（３３５０で）追加の予約の選択肢がスケジューリングのためにチェックされていなかったことを特定したかどうかを判定する。追加の予約の選択肢が残っている場合、プロセスは、３３２５に戻って、特定された予約の選択肢のうち別の１つを選択する。それ以外の場合、プロセス３３００は、終了する。

前述のとおり、プロセス２８００及び３３００は、互いに矛盾しない。一部の実施形態では、カレンダーアプリケーションは、プロセス２８００（又は類似の機能プロセス）を最初に実行して、ユーザがカレンダーアプリケーションのＧＵＩにおいて新しい予約アイテムを選択すると、提案される予約を生成する。ユーザが提案される予約のうち１つを選択するのではなく、テキストを入力する場合、アプリケーションは、プロセス３３００（又は類似の機能プロセス）を実行して、入力されたテキストに一致する提案される予約を生成する。
ＶＩ．電子システム

上述の機能及びアプリケーションのうちの多くは、コンピュータ可読記憶媒体（コンピュータ可読媒体とも称される）上に記録される命令セットとして指定される、ソフトウェアプロセスとして実装される。これらの命令が、１つ又は２つ以上の計算ユニット又は処理ユニット（単数又は複数）（例えば、１つ又は２つ以上のプロセッサ、プロセッサのコア、又は他の処理ユニット）によって遂行される場合、それらの命令は、処理ユニット（単数又は複数）に、それらの命令で指示されるアクションを実行させる。コンピュータ可読媒体の例としては、ＣＤ−ＲＯＭ、フラッシュドライブ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）チップ、ハードドライブ、消去可能プログラム可能な読出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラム可能な読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）などが挙げられるが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、無線で、若しくは有線接続を介して伝達される、搬送波及び電子信号を含まない。

本明細書では、用語「ソフトウェア」は、プロセッサによって処理するためにメモリ内に読み込むことが可能な、読み出し専用メモリ内に存在するファームウェア、又は磁気記憶装置内に記憶されたアプリケーションを含むものとする。また、一部の実施形態では、複数のソフトウェア発明は、別個のソフトウェア発明のまま維持しつつ、より大きいプログラムの下位区分として実装することもできる。一部の実施形態では、複数のソフトウェア発明はまた、個別のプログラムとして実装することもできる。最後に、本明細書で説明されるソフトウェア発明を一体となって実装する、個別のプログラムのいずれの組み合わせも、本発明の範囲内である。一部の実施形態では、ソフトウェアプログラムは、１つ又は２つ以上の電子システムで動作するようにインストールされる場合、そのソフトウェアプログラムの動作を遂行及び実行する、１つ又は２つ以上の特定のマシン実装を定義する。
Ａ．モバイル機器

一部の実施形態のユーザデータの共有は、スマートフォン（例えば、ｉＰｈｏｎｅ（登録商標））及びタブレット（例えば、ｉＰａｄ（登録商標））などのモバイル機器上で生じる。図３４は、そのようなモバイルコンピューティング機器のアーキテクチャ３４００の実施例である。図示したように、モバイルコンピューティング機器３４００は、１つ又は２つ以上の処理ユニット３４０５と、メモリインターフェース３４１０と、周辺機器インターフェース３４１５と、を備える。

周辺機器インターフェース３４１５は、カメラサブシステム３４２０、有線通信サブシステム（単数又は複数）３４２３、無線通信サブシステム（単数又は複数）３４２５、オーディオサブシステム３４３０、Ｉ／Ｏサブシステム３４３５などを含む、様々なセンサ及びサブシステムに結合される。周辺機器インターフェース３４１５は、処理ユニット３４０５と様々な周辺機器との間の通信を可能にする。例えば、方向センサ３４４５（例えば、ジャイロスコープ）及び加速度センサ３４５０（例えば、加速度計）は、方向及び加速度機能を容易にするために周辺機器インターフェース３４１５に結合される。

カメラサブシステム３４２０は、１つ以上の光センサ３４４０（例えば、電荷結合素子（ＣＣＤ）光センサ、相補型金属酸化膜半導体（ＣＭＯＳ）光センサなど）に結合される。光センサ３４４０と結合されたカメラサブシステム３４２０は、画像及び／又は映像データの取り込みなどの、カメラ機能を容易にする。有線通信サブシステム３４２３及び無線通信サブシステム３４２５は、通信機能を容易にするために役立つ。

一部の実施形態では、無線通信サブシステム３４２５は、高周波受信器及び送信器と、光受信器及び送信器（図３４では図示せず）と、を含む。一部の実施形態のこれら受信器及び送信器は、ＧＳＭネットワーク、Ｗｉ−Ｆｉネットワーク、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈネットワークなどの１つ又は２つ以上の通信ネットワークを介して動作するように実装される。音声サブシステム３４３０は、音声を出力するために、（例えば、音声案内指示を出力するために）スピーカと結合される。更に、オーディオサブシステム３４３０は、一部の実施形態では音声起動機能を容易にするためにマイクに結合される。

Ｉ／Ｏサブシステム３４３５は、周辺装置インターフェース３４１５を通じて、ディスプレイ、タッチスクリーンなどの入出力周辺装置と処理ユニット３４０５のデータバスとの間の転送に関与する。Ｉ／Ｏサブシステム３４３５は、入出力周辺機器と処理ユニット３４０５のデータバスの間で転送を容易にするために、タッチスクリーンコントローラ３４５５と、他の入力コントローラ３４６０と、を備える。図示したように、タッチスクリーンコントローラ３４５５は、タッチスクリーン３４６５に結合される。タッチスクリーンコントローラ３４５５は、複数のタッチ感応技術のいずれかを使用してタッチスクリーン３４６５上の接触及び動きを検出する。他の入力コントローラ３４６０は、１つ又は２つ以上のボタンなど、他の入力／コントロール機器に結合される。一部の実施形態は、タッチインタラクションの代わりに、又はそれに加えてニアタッチインタラクションを検出することができるニアタッチ感応画面及び対応するコントローラを含む。

メモリインターフェース３４１０は、メモリ３４７０に連結される。一部の実施形態では、メモリ３４７０は、揮発性メモリ（例えば、高速ランダムアクセスメモリ）、不揮発性メモリ（例えば、フラッシュメモリ）、揮発性及び不揮発性メモリの組み合わせ及び／又は任意の他の形式のメモリを含む。図３４に図示したとおり、メモリ３４７０は、オペレーティングシステム（ＯＳ）３４７１を記憶する。ＯＳ３４７１は、基本システムサービスを処理する命令、及びハードウェア依存タスクを実行する命令を含む。

メモリ３４７０は、機器３４００が一部の実施形態のカレンダーアプリケーションを実行するために、カレンダーアプリケーション命令３４７２を追加的に含む。カレンダーアプリケーション３４７２は、本明細書に記載の様々な機能（例えば、アプリケーションＧＵＩでカレンダーレイアウトの時間スケールをサイズ変更するためのタッチインタラクションを処理すること、カレンダー予約に関する時間帯情報を扱うこと、予約招待状に対するユーザのコメント付けを処理すること、他者のカレンダーを使用する予約のスケジューリング、ユーザのカレンダー履歴に基づいて予約を提案することなど）の一部又は全てを実行する命令を含んでもよい。

メモリ３４７０はまた、（例えば、ピアツーピアデータ共有用の、インターネットを介したクラウドベースのデータ共有用サーバと結合するための）１つ又は２つ以上の追加の機器との通信を容易にする通信命令３４７４と、グラフィックユーザインターフェース処理を容易にするためのグラフィカルユーザインターフェース命令３４７６と、画像関連の処理及び機能を容易にするための画像処理命令３４７８と、入力関連（例えば、タッチ入力）の処理及び機能を容易にするための入力処理命令３４８０と、音声関連の処理及び機能を容易にするための音声処理命令３４８２と、カメラ関連の処理及び機能を容易にするためのカメラ命令３４８４と、を含む。上述の命令は、単に例示的であり、メモリ３４７０は、一部の実施形態では更なる命令及び／又は他の命令を含む。例えば、スマートフォン用のメモリは、電話関連のプロセス及び機能を容易にするための、電話命令を含み得る。上に特定した命令は、別個のソフトウェアプログラム又はモジュールとして実行される必要はない。モバイルコンピューティング機器の様々な機能は、１つ又は２つ以上の信号処理及び／又は特定用途向け集積回路を含め、ハードウェア及び／又はソフトウェアにおいて実行することができる。

図３４に示すコンポーネントは、別個のコンポーネントとして図示されているが、当業者は、２つ以上のコンポーネントを１つ又は２つ以上の集積回路に一体化することができることを認識するであろう。更に、２つ以上のコンポーネントは、１本又は２本以上の通信バス又は信号線によって共に結合することができる。また、これらの機能のうちの多くは、１つの構成要素によって実行されるとして説明されているが、図３４に関連して説明される機能は、２つ以上の集積回路へと分割することができる点が、当業者には理解されるであろう。
Ｂ．コンピュータシステム

図３５は、本発明の一部の実施形態が実施される電子システム３５００の別の例を概念的に示す。電子システム３５００は、コンピュータ（例えば、デスクトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータなど）、電話、ＰＤＡ、又は任意の他の種類の電子機器若しくはコンピューティング機器であってもよい。そのような電子システムは、様々な種類のコンピュータ可読媒体、及び様々な他の種類のコンピュータ可読媒体のためのインターフェースを含む。電子システム３５００は、バス３５０５、処理ユニット（単数又は複数）３５１０、グラフィック処理ユニット（ＧＰＵ）３５１５、システムメモリ３５２０、ネットワーク３５２５、読み出し専用メモリ３５３０、永久記憶装置３５３５、入力装置３５４０、及び出力装置３５４５を含む。

バス３５０５は、電子システム３５００の多数の内部デバイスを通信で接続するすべてのシステム、周辺デバイス及びチップセットバスを集合的に表す。例えば、バス３５０５は、処理ユニット（単数又は複数）３５１０を、読み出し専用メモリ３５３０、ＧＰＵ３５１５、システムメモリ３５２０、及び永久記憶装置３５３５と通信可能に結合する。

これらの様々なメモリユニットから、処理ユニット（単数又は複数）３５１０は、本発明のプロセスを実行するために、実行すべき命令及び処理すべきデータを取得する。この処理ユニット（単数又は複数）は、異なる実施形態では、シングルプロセッサ又はマルチコアプロセッサとすることができる。一部の命令は、ＧＰＵ３５１５に渡され、実行される。ＧＰＵ３５１５は、処理ユニット（単数又は複数）３５１０によって提供される、様々な計算をオフロードするか、又は画像処理を補完することができる。一部の実施形態では、そのような機能性は、ＣｏｒｅＩｍａｇｅのカーネルシェーディング言語を使用して提供することができる。

読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）３５３０は、処理ユニット（単数又は複数）３５１０及び電子システムの他のモジュールによって必要とされる静的データ及び命令を記憶する。一方で、永久記憶装置３５３５は、読み出し及び書き込みメモリ装置である。この装置は、電子システム３５００がオフのときでも、命令及びデータを記憶する不揮発性メモリユニットである。本発明の一部の実施形態は、永久記憶装置３５３５として、大容量記憶装置（磁気ディスク若しくは光ディスク、及びその対応するディスクドライブなど）を使用する。

他の実施形態は、永久記憶装置として、リムーバブル記憶装置（フロッピディスク、フラッシュメモリ装置など、及びその対応するドライブ）を使用する。永久記憶装置３５３５と同様に、システムメモリ３５２０は、読み書きメモリデバイスである。しかしながら、記憶装置３５３５とは異なり、システムメモリ３５２０は、ランダムアクセスメモリなどの、揮発性の読み出し及び書き込みメモリである。システムメモリ３５２０は、実行時にプロセッサが必要とする、命令及びデータのうちの一部を記憶する。一部の実施形態では、本発明のプロセスは、システムメモリ３５２０、永久記憶装置３５３５、及び／又は読み出し専用メモリ３５３０内に記憶される。例えば、一部の実施形態によれば、様々なメモリユニットは、マルチメディアクリップを処理する命令を含む。これらの様々なメモリユニットから、処理ユニット（単数又は複数）３５１０は、一部の実施形態のプロセスを実行するために実行する命令及び処理するデータを取り出す。

バス３５０５はまた、入力装置３５４０及び出力装置３５４５に接続する。入力装置３５４０により、ユーザは、この電子システムに対して、情報を通信し、コマンドを選択することが可能となる。入力装置３５４０としては、英数字キーボード及びポインティング装置（「カーソル制御装置」とも称される）、カメラ（例えば、ウェブカメラ）、音声コマンドを受信するためのマイクロホン又は同様の装置などが挙げられる。出力装置３５４５は、この電子システムによって生成された画像を表示するか、又は他の方式でデータを出力する。出力デバイス３５４５には、プリンタ、陰極線管（ＣＲＴ）又は液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）などのディスプレイ装置、並びにスピーカ又は同様のオーディオ出力装置が挙げられる。一部の実施形態には、入力装置及び出力装置の両方として機能するタッチスクリーンなどの装置を含む。

最後に、図３５に示したとおり、バス３５０５はまた、ネットワークアダプタ（図示せず）を通じて、電子システム３５００をネットワーク３５２５にも結合する。このようにして、コンピュータは、コンピュータのネットワーク（ローカルエリアネットワーク（「ＬＡＮ」）、広域ネットワーク（「ＷＡＮ」）、若しくはイントラネットなど）の一部、又はインターネットなどの複数のネットワークのネットワークであり得る。電子システム３５００のいずれか又は全ての構成要素を、本発明と共に使用することができる。

一部の実施形態は、マイクロプロセッサ、機械可読若しくはコンピュータ可読媒体（あるいは、コンピュータ可読記憶媒体、機械可読媒体、又は機械可読記憶媒体とも称される）内にコンピュータプログラム命令を記憶する記憶装置及びメモリなどの、電子構成要素を含む。そのようなコンピュータ可読媒体のいくつかの例には、ＲＡＭ、ＲＯＭ、読み出し専用コンパクトディスク（ＣＤ−ＲＯＭ）、追記型コンパクトディスク（ＣＤ−Ｒ）、書き換え可能コンパクトディスク（ＣＤ−ＲＷ）、読み出し専用多目的ディスク（例えば、ＤＶＤ−ＲＯＭ、２層ＤＶＤ−ＲＯＭ）、様々な記録可能／書き換え可能ＤＶＤ（例えば、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ＋ＲＷなど）、フラッシュメモリ（例えば、ＳＤカード、ミニＳＤカード、マイクロＳＤカードなど）、磁気及び／又はソリッドステートハードディスク、読み出し専用記録可能Ｂｌｕ−Ｒａｙ（登録商標）ディスク、超高密度光ディスク、任意の他の光学又は磁気メディア、及びフロッピディスクが挙げられる。コンピュータ可読媒体は、少なくとも１つの処理ユニットによって実行可能であり、かつ様々な操作を実行する命令セットを含む、コンピュータプログラムを記憶することができる。コンピュータプログラム又はコンピュータコードの例としては、コンパイラによって作成されるような機械コード、及び、インタープリタを使用して、コンピュータ、電子構成要素、若しくはマイクロプロセッサによって実行される高レベルコードを含むファイルが挙げられる。

上記の考察は、主に、ソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ又はマルチコアプロセッサに言及しているが、一部の実施形態は、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）又はフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）などの、１つ以上の集積回路によって実行される。一部の実施形態では、そのような集積回路は、その回路自体に記憶されている命令を実行する。更には、一部の実施形態は、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、ＲＯＭ、又はＲＡＭデバイス内に記憶されたソフトウェアを実行する。

本出願の本明細書及びいずれかの特許請求の範囲で使用されるとき、用語「コンピュータ」、「サーバ」、「プロセッサ」、及び「メモリ」は全て、電子装置又は他の技術装置を指す。これらの用語は、人々又は人々のグループを除外する。本明細書の目的上、用語「表示」又は「表示すること」は、電子装置上に表示することを意味する。本出願の本明細書及びいずれかの特許請求の範囲で使用されるとき、用語「コンピュータ可読媒体」及び「機械可読媒体」は、コンピュータによって読み出し可能な形式で情報を記憶する、有形の物理的実体に完全に限定される。これらの用語は、あらゆる無線信号、有線でダウンロードされる信号、及びあらゆる他の一過性の信号を除外する。

本発明は、数多くの特定の詳細を参照して説明されているが、当業者は、本発明の趣旨から逸脱することなく、他の特定の形式で本発明を具体化することができる点を認識するであろう。更に、（図４及び図５を含む）複数の図は、プロセスを概念的に示している。これらのプロセスの具体的な操作は、図示及び説明された厳密な順序では、実行されない場合がある。特定の操作は、１つの連続系列の操作で実行されない場合があり、様々な特定の操作を、様々な実施形態で実行することができる。更に、このプロセスは、いくつかのサブプロセスを使用して、又はより大きいマクロプロセスの一部として、実施することが可能であろう。したがって、本発明は、前述の例示的な詳細によって限定されるものではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲によって定義されるものであることが、当業者には理解されるであろう。

Claims (25)

1. 電子カレンダー用の予約を自動的に生成するための方法であって、前記方法は、
   入力を受信して、前記カレンダー用の新しい予約を作成することと、
   前記カレンダー用の記憶された複数の以前の予約を分析することと、
   前記分析に基づいて、前記カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性を有する新しい予約を自動的に提案することと、
   を含む、方法。
2. 前記新しい予約を提案することは、前記提案される予約の特性を有する前記新しい予約を作成するための選択可能なアイテムを表示することを含む、請求項１に記載の方法。
3. 入力を受信して、前記新しい予約を命名し、次回の空いている時間に前記新しい予約を作成するため編集可能なテキストフィールドを表示することを更に含む、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記提案される新しい予約の前記予約の特性は、（ｉ）曜日、開始時間、及び終了時間、（ｉｉ）１組の関連づけられた文書、並びに（ｉｉｉ）前記予約のための場所のうち少なくとも１つを含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記提案される新しい予約の前記予約の特性は、１組の招待客を含み、前記方法は、
   入力を受信して、前記提案される新しい予約を作成することと、
   前記新しい予約に関する招待状を前記１組の招待客における前記招待客のそれぞれに送信することと、
   を更に含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記提案される新しい予約は、同一曜日及び同一時刻に発生した１組の過去の予約と予約の特性を共有する、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記提案される新しい予約は、前記過去の予約と同じ場所及び同じ組の招待客を有し、前記同一曜日及び同一時刻の次回のインスタンスで発生する、請求項６に記載の方法。
8. 前記提案される新しい予約は、前記過去の予約と同じ場所及び同じ組の招待客を有し、前記同一曜日及び同一時刻の前記次回のインスタンスに最も近い空いている時間に発生する、請求項６に記載の方法。
9. 前記カレンダー用の記憶された前記複数の以前の予約を分析することは、前記以前の予約における定期的な発生を特定することを含む、請求項１から８のいずれか一項に記載の方法。
10. 新しい予約を自動的に提案することは、前記カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性をそれぞれが有する複数の異なる予約を自動的に提案することを含み、前記方法は、
    前記複数の異なる提案される予約のうち１つの選択を受信することと、
    前記選択された提案される予約のための、新しい予約を前記カレンダー内に作成することと、
    を更に含む、請求項１から９のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記選択された提案される予約は、特定の日時に対して、特定の場所で、特定の組の招待客に対して提案され、前記特定の日時、特定の場所、及び特定の組の招待客は、前記特定の組の招待客に前記予約への招待状を送信する前に編集可能である、請求項１０に記載の方法。
12. 入力を受信することは、前記新しい予約の特性を記載するテキスト入力を受信することを含み、前記カレンダー用の記憶された前記複数の以前の予約を分析することは、前記テキスト入力を使用して、前記以前の予約全体を通して検索することを含む、請求項１から１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記新しい予約を自動的に提案することは、前記新しい予約用のテンプレートとして前記以前の予約のうち少なくとも１つを使用することを含む、請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 少なくとも１つの処理ユニットによって実行される際に、電子カレンダー用の予約を自動的に生成するプログラムを記憶する機械可読媒体であって、前記プログラムは、
    入力を受信して、前記カレンダー用の新しい予約を作成し、
    前記カレンダー用の記憶された複数の以前の予約を分析し、
    前記分析に基づいて、前記カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性を有する新しい予約を自動的に提案する、命令セットを含む、機械可読媒体。
15. 前記新しい予約を提案する前記命令セットは、前記提案される予約の特性を有する前記新しい予約を作成するための選択可能なアイテムを表示する命令セットを含む、請求項１４に記載の機械可読媒体。
16. 前記プログラムは、入力を受信して、前記新しい予約を命名し、次回の空いている時間に前記新しい予約を作成するための編集可能なテキストフィールドを表示する命令セットを更に含む、請求項１４又は１５に記載の機械可読媒体。
17. 前記提案される新しい予約の前記予約の特性は、１組の招待客を含み、前記プログラムは、
    入力を受信して、前記提案される新しい予約を作成し、
    前記新しい予約に関する招待状を前記１組の招待客における前記招待客のそれぞれに送信する、
    命令セットを更に含む、請求項１４から１６のいずれか一項に記載の機械可読媒体。
18. 前記提案される新しい予約は、同一曜日及び同一時刻に発生した１組の過去の予約と予約の特性を共有し、前記提案される新しい予約は、前記過去の予約と同じ場所及び同じ組の招待客を有し、前記同一曜日及び同一時刻の次回のインスタンスで発生する、請求項１４から１７のいずれか一項に記載の機械可読媒体。
19. 前記提案される新しい予約は、同一曜日及び同一時刻に発生した１組の過去の予約と予約の特性を共有し、前記提案される新しい予約は、前記過去の予約と同じ場所及び同じ組の招待客を有し、前記同一曜日及び同一時刻の次回のインスタンスに最も近い空いている時間に発生する、請求項１４から１７のいずれか一項に記載の機械可読媒体。
20. 一連の処理ユニットと、
    前記処理ユニットのうち少なくとも１つによって実行される際に、電子カレンダー用の予約を自動的に生成するプログラムを記憶する機械可読媒体であって、前記プログラムは、
    入力を受信して、前記カレンダー用の新しい予約を作成し、
    前記カレンダー用の記憶された複数の以前の予約を分析し、
    前記分析に基づいて、前記カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性を有する新しい予約を自動的に提案する、命令セットを含む、
    機械可読媒体と、
    を備える機器。
21. 前記カレンダー用の記憶された前記複数の以前の予約を分析する前記命令セットは、前記以前の予約における定期的な発生を特定する命令セットを含む、請求項２０に記載の機器。
22. 新しい予約を自動的に提案する前記命令セットは、前記カレンダー用の記憶された少なくとも１つの過去の予約と共有される少なくとも１つの予約の特性をそれぞれが有する複数の異なる予約を自動的に提案する命令セットを含み、前記プログラムは、
    前記複数の異なる提案される予約のうち１つの選択を受信し、
    前記選択された提案される予約のための、新しい予約を前記カレンダー内に作成する
    命令セットを更に含む、請求項２０又は２１に記載の機器。
23. 前記選択された提案される予約は、特定の日時に対して、特定の場所で、特定の組の招待客に対して提案され、前記特定の日時、特定の場所、及び特定の組の招待客は、前記特定の組の招待客に前記予約への招待状を送信する前に編集可能である、請求項２２に記載の機器。
24. 入力を受信する前記命令セットは、前記新しい予約の特性を記載するテキスト入力を受信する命令セットを含み、前記カレンダー用の記憶された前記複数の以前の予約を分析する前記命令セットは、前記テキスト入力を使用して、前記以前の予約全体を通して検索する命令セットを含む、請求項２０から２３のいずれか一項に記載の機器。
25. 前記新しい予約を自動的に提案する前記命令セットは、前記新しい予約用のテンプレートとして前記以前の予約のうち少なくとも１つを使用する命令セットを含む、請求項２０から２４のいずれか一項に記載の機器。

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