JP2017520847A - 横断歩道、交差点および交差道路における優先権切り替えのための信号システム - Google Patents
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Abstract
本発明は、交差点において交差する車線が混雑している、または、車両がない場合に、運転者が長時間または必要以上の待ち時間なしに優先権が切り替わる恩恵を受けることができるように3色交通信号灯または停止標識を置き換えることを目的とする。本発明は、交通信号灯コントローラによって制御され、道路交通法規において効力がある「停止」または「道譲れ」標識ポストを表現する照明信号機(3)を備える。照明信号機は、適切な場合には、交差する車線の信号灯が緑色(1)、黄色(2)である限り、または、適切な場合には、交差する車線の「停止」/「道譲れ」標識がオフである限り、点灯され続ける。優先権を明示するために3色交通信号灯を同じ標識ポスト上の信号(3)と組み合わせるのが有利である。【選択図】1A
Description
本発明の技術分野は、信号を用いる道路交通制御である。
世界中で、道路交通法規は、一般に普及する傾向がある信号によって規定される。欧州では、道路信号に関する条約が1968年に署名され、その後、文献ECE/TRANS/196の中にあって、UNECE文書、“Convention on Road Signs and Signals of 1968 European Agreement Supplementing the Convention and Protocol on Road Markings, Additional to the European Agreement (December 2006)”において2006年に確立される前に技術的進化により改正された。この公文書では、3色交通信号灯だけでなく「停止」および「譲れ」(または「道譲れ」)を示す道路標識も記載されている。同様に、たとえば、仏国では、交通信号灯と、「停止」および「譲れ」標識との使用および順守は、新しい欧州規範または新しい技術を考慮した新しい規則によって定期的に修正された、道路信号に関する省庁間命令、いわゆるIISRによって命令されている。本文書に記載された発明、すなわち、本文書において後述されるいわゆる「停止切り替え」標識または「譲れ」信号灯の有利な目的は、今までのところ常に互いに独立に利用されていた既知の手段の新たな併用である。この既知の手段の新たな併用は、これまで完全に対処されることなく長期間に亘って悩まされていた課題を効率的に解決することを可能にする。実際のところ、今までは、交通信号灯での無駄時間を短縮したいという誘惑として、公的機関は、交通信号灯を備えた特定の交差路での車両検出センサに基づく解決策を選択している。これらの解決策は、センサの据え付け費用および保守費用が高価であり、交通量に依存して緑色灯信号間隔および赤色灯信号間隔を連続的に適応させなければならない交通信号灯コントローラへのデータフィードバックを必要とするにもかかわらず、実際には著しい無駄時間が残るので、部分的にしか効率的ではない。他方では、本発明は、運転者が自分の進路を横断する車両がないと判断した場合、十分な視界があるので運転者が交差点を横切ることができる交差路で3色交通信号灯に代わる簡単、効率的かつ高性能の代替案を提供する。この信号システムの新しい併用は、通常の「停止」または「譲れ」標識を含んでいる従来型の交通信号灯の高性能な切り替え系列を簡単かつ効率的な方法で許可するので、真に革新的である。このようにして、一方で、交通渋滞の場合、「譲れ」信号灯は、従来型の交通信号灯と同様に作用し、交差点を挟む各道路は、次々に一定時間の通行優先権が認められ、運転者は、そのとき、交差点を横切る前に自分の交通標識が緑色信号灯に変わるのを待たなければならない。他方で、交通量がより少ない場合、「譲れ」信号灯は、運転者の緑色信号灯がはっきり見える前に運転者が交差点を横切ることを許可するために「停止」または「譲れ」信号を利用し、3色交通信号灯の欠点を取り除く。
本文書に提案されたシステムは、交通信号灯および停止標識の欠点ではなく、これらの利点を巧妙に組み合わせる。交通渋滞の場合、運転者は、従来型の停止標識の前で、進むことが許可されるまで長時間にわたって停止し続けなければならないことがある。この場合、3色交通信号灯による停止標識の置き換えは、運転者の待ち時間を著しく短縮することもあり得る。しかしながら、交通量が少ない場合、赤色信号灯に対面したとき、運転者は、車両が交差点を横切らない場合であっても自分の信号灯が緑色に変わるまで待たなければならず、このことは、この運転者および後で待っている全ての運転者に対する時間の無駄を意味するが、この時間からは誰も恩恵を受けることができない。ここで、「停止」または「譲れ」標識は、その代わりに、待機をかなり短縮することがあり得る。このように、どちらの場合でも、従来型の信号システムが交差道路で増大する状況では、運転者は、通勤時に劇的に蓄積しうる時間を無用に浪費するだけでなく、運転者が自分の進路が空くとすぐに進む権利がある筈の状況では、これらの待機中の車両によって放出された排気ガスと関連がある大気汚染も著しく増大される。この問題に取り組むために、「譲れ」信号灯は、無駄時間を取り除く有効性が限定されている複雑な、または、費用のかかる車両検出システムを必要とすることなく、単一装置内に動的な配列で交通信号灯と発光「停止」または「譲れ」標識とを組み合わせるという点で有利である。実際に、従来型の交通信号灯については、「譲れ」信号灯装置に埋め込まれた赤色信号灯の持続時間は、停止信号の表示前に、数秒に短縮されるか、または、本発明の実施形態において見られるようにゼロにされることもあるので、その場合赤色信号灯と効果的に置き換わる。
(本段落に先行することに含めて)本願において、「自動車運転者」は、車両がトラック、長距離バス/バス、乗用車、オートバイ、または三輪車であるかどうかにかかわらず、道路交通法の対象となる車両運転者のことを指し、「交差道路」は、合流する道の本数にかかわらず、開通し、優先権を知らせる信号の影響下にある道路の交差路のことを指し、「交差点」は、歩行者/車両優先権のための信号システムを備えた交差道路、または、交通路を横切る単なる横断歩道のいずれかを指す。さらに、「競合進路」は、車両用であっても歩行者用であっても、「譲れ」信号灯動作系列が説明された基準道路、すなわち、「進路A」を横断する進路のことを指す。最後に、黄色信号灯が想起されるとき、これは、ある特定の国々では橙色に見えるかもしれないが、3色交通信号灯の列、行または何らかの集合体の中で赤色信号灯の前に点灯される信号灯のことを指す。
以下、「停止」または「道譲れ」標識を交通信号灯に関連付ける、または、発光もしくはインテリジェントな「停止」信号機を報告する技術的な目的および発明を提示する。
3色交通信号灯に対する「停止」標識、または、より頻繁には、「譲れ」標識の組み合わせは、3色信号灯の故障の場合、または、信号灯が点滅黄色に変化するとき、たとえば、夜間に交通量が低下しているとき、自動車運転者に道を譲るように示すために一部の交差道路で使用される。このような状況では、本発明において請求項に係る優先権切り替えは、競合進路の間で保証されることがなく、その結果、交差点が単純に「停止」または「譲れ」標識によって統制されているときのように、1つの道路だけに優先権が割り当てられる。交通信号灯と標識の集合体は、簡単な、効率的な、そしてインテリジェントな切り替えによって取り扱われた課題を解決しない。
「停止」ボード上の着色信号灯の関連性は、1998年に許可された、米国特許第5,755,051号明細書、“Warning Light and Sign Apparatus”に提示されている。この目的は、道路工事に伴って、たとえば、関連する赤色信号灯を伴う「停止」を一方の側に、点滅する黄色信号灯を伴う「徐行」をもう一方の側に表示する一時使用のための携帯型パネルの視認性を強化することである。ここでも繰り返すが、この組み合わせは、前述の発明によって取り扱われた課題を解決するものではない。
2000年に許可された、米国特許第6,054,932号明細書、“LED Traffic Light and Method of Manufacture and Use Thereof”は、赤色信号灯、黄色信号灯、もしくは緑色信号灯のいずれか、またはさらに、同等の方法で、言葉「停止」(赤色で)/「注意」(黄色で)/「進め」(緑色で)を表示することができる発光ダイオード(LED)のマトリクスを特徴とする。この特許の唯一の目的は、交通信号灯の製造の際に、交通信号灯を(3つではなく)単一のケーシングの中に集めることによって材料を節約することである。この目的のため、LEDの集合体が3色信号灯サイクルの適切な瞬間に従って様々な信号を表示するために使用される。このように、この特許は、文献ECE/TRANS/212の中にあって、2010年にUNECEによって改訂され、1日のうちの時刻、気象条件、または交通密度に依存して変化する速度規制のような可変信号をブロードキャストすることがあるボードのことを指すために「マトリクスシンボルを使用する特殊な光信号」と記述するところのConsolidated Resolution on Road Signs and Signals (R.E.2)に適合することがある。しかし、もう一度繰り返すと、この発明は、本願が解決しようとする課題を取り扱うものではなく、また、特に夜間に自動車運転者を停止させることが意図されたメッセージの視認性を高めるための発光「停止」標識について記述する2002年に許可された米国特許第6,409,358号明細書、“Illuminated STOP Signまたは2001年に公開された欧州特許出願公開1164817明細書、“Outdoor electroluminescent display devices”(どちらの特許もかなり年月を経ている)は、いずれもこの課題を取り扱うものではない。
最終的に、前述の本願発明における課題を解決しようとして実現していないより最近の発明は、(2010年に公開された)米国特許出願公開第2010/0283631、“Smart STOP Signに紹介されたもので、これは、「停止」標識がすべての競合道路に設置された交差点(米国において非常に使用されているレイアウト)における全方向一時停止の代替手段であることを目的とする。この発明は、ソーラー・パネルと、手動制御システムと、車道に設置された電磁ループのような高価な車両検出システムとを必要とする。これらの要素は、本文書で提案された、より一層簡単かつ安価である点で意義深くそして有利である新規発明において必要とされるものではない。その上に、この米国特許出願公開第2010/0283631号明細書では、世界中の自動車運転者に知られている3色灯信号は、明示的には使用されることなく、「停止」標識の中央での矩形状緑色部分、および、この標識の上部および下部での台形状赤色部分の点灯と、その後に続く交差点での車両到着の順番に依存する「停止」および「進め」サイクルとによって曖昧に模倣される。この信号が道路交通法規に存在しないことは別として、導入された優先権切り替えシステムは、複雑であり、交通渋滞の場合、実際には非常に非効率的であることが分かることがある。当該発明の発明者は、この発明が交通量の少ない交差点を対象とすることを明白に主張する。逆に、本文書に紹介された発明は、この制限がなく、あらゆる交通状況に適合するが、本発明の基本的な目的は、従来型の交通信号灯よって課された無駄時間を取り除き、そして、このようにして、無駄に待機している車両によって発生される大気汚染を著しく削減することである。
従来技術に関連してまさに紹介されたことに反して、本発明の目的は、個々の状況とは独立に、「停止」または「譲れ」信号によって課された待機時間を短縮する方法、および、従来型の交通信号灯によって課された無駄時間を取り除く方法であるという、これまで直面していた目的の技術的課題に対して、簡単、効率的かつ高性能の解決策をもたらすことである。明らかに、上記目的の技術的課題に対して本文書によって開示された解決策は、従来技術により知られているプログラマブル交通信号灯コントローラを用いて、個々の状況にかかわらず、待機時間を短縮し、無駄時間を除去しながら、前記交差点の優先権条件に関する最適な可視表示を自動的に付与し管理することにある。
この点について、次に、発明の目的を促すために有利に使用され得る従来型の常設型プログラマブル交通信号灯コントローラに関連したある種の規格を要約する。仏国において、2014年に、これらの規範が以下の文献に記載されている:
1. NF EN 12675(2000年12月) − 道路交通信号コントローラ−機能的安全性要件
2. NFC 70−238(HD638)(2001年8月) − 道路交通信号システム
3. NF P 99−100 − 信号機付き交差点コントローラ − 機能的安全性のための慣行
4. NF P 99−022−1 −信号機付き交差点コントローラ − コントローラ試験方法
5. NF P 99−105(1991年5月) − 道路交通管理 − 信号機付き交差点コントローラ − 機能的特性
6. NF P 99−110(1990年6月) − 道路交通管理 − 信号機付き交差点コントローラ − 外部機関への有線リンクによるデータ交換 − 機能的特性および接続定義
1. NF EN 12675(2000年12月) − 道路交通信号コントローラ−機能的安全性要件
2. NFC 70−238(HD638)(2001年8月) − 道路交通信号システム
3. NF P 99−100 − 信号機付き交差点コントローラ − 機能的安全性のための慣行
4. NF P 99−022−1 −信号機付き交差点コントローラ − コントローラ試験方法
5. NF P 99−105(1991年5月) − 道路交通管理 − 信号機付き交差点コントローラ − 機能的特性
6. NF P 99−110(1990年6月) − 道路交通管理 − 信号機付き交差点コントローラ − 外部機関への有線リンクによるデータ交換 − 機能的特性および接続定義
仏国市場において現在入手可能なプログラマブル交通信号灯コントローラは、いずれもマイクロプロセッサに基づいており、したがって、本発明と互換性がある。これらのコントローラの完全には網羅されていないリストは、以下のとおりである:
1. 商標Garbarini(FARECO社)、Galleryモデル
2. 商標Lacroix Trafic、Traffy3モデル
3. 商標Polyvelec、Azurモデル
4. 商標Aximum、M@estro 8、M@estro 16、M@estro 32、およびCastorモデル
5. 商標SEA Signalisation、CLP 7700モデル
1. 商標Garbarini(FARECO社)、Galleryモデル
2. 商標Lacroix Trafic、Traffy3モデル
3. 商標Polyvelec、Azurモデル
4. 商標Aximum、M@estro 8、M@estro 16、M@estro 32、およびCastorモデル
5. 商標SEA Signalisation、CLP 7700モデル
NF EN 12675、2000年12月
NFC 70−238(HD 638)、2001年8月
NF P 99−100
NF P 99−022−1
NF P 00−105、1991年5月
NF P 99−110、1990年6月
本発明の目的は、前述の従来技術の装置およびシステムの課題および欠点に対する効率的な解決策を提供することである。本発明は、それ故に、「停止」および「譲れ」標識によって自動車運転者に課された待機時間を非常に著しく短縮すること、および、従来型の3色交通信号灯によって課された無駄時間を除去することを目的とする。
本発明によれば、新しい道路交通管理は、以下では、いずれも「交差点」と称される交差道路または単純な横断歩道に配置された信号システムに基づいて提案され、前記信号システムは、交差点付近で道路の上方または脇に配置された1組の発光信号を駆動するプログラマブルコントローラで構成され、前記交通管理は、典型的に以下の時系列からなる4種類の前記信号である点で注目に値する:
1. 緑色または点滅黄色信号灯
2. 黄色信号灯
3. 交差点が単純である場合、すなわち、2本の競合進路しかない場合、持続時間が典型的におよそ2秒である赤色信号灯
4. 前記交差点において無駄時間なしで優先権切り替えを道路使用者に効率的に割り当てるために、道路交通法規からそれぞれの意味を持つ「停止」または「譲れ」信号機
1. 緑色または点滅黄色信号灯
2. 黄色信号灯
3. 交差点が単純である場合、すなわち、2本の競合進路しかない場合、持続時間が典型的におよそ2秒である赤色信号灯
4. 前記交差点において無駄時間なしで優先権切り替えを道路使用者に効率的に割り当てるために、道路交通法規からそれぞれの意味を持つ「停止」または「譲れ」信号機
従って、本発明の方法の目的は、今まではいつでも互いに独立に使用されていた既知手段の新たな併用である。既知手段のこの新たな併用は、本当に充足されることなく長い間感じられていた要求に対して効率的に応えることを可能にする。実際のところ、前述のとおり、本発明は、車両が自動車運転者の進路を横切る虞がない場合、この自動車運転者が交差点の中へ入ることを許すほどの十分な視界がある交差点における3色信号灯に対する簡単、効率的かつ高性能の代替案を提供する。信号システムのこの新たな併用は、3色交通信号灯と、「停止」または「譲れ」標識の通常の機能との間の高性能の切り替えに対して簡単かつ効率的に権限を与えるので革新的である。従って、交通量が多い場合、「譲れ」信号灯は、3色交通信号灯の場合のように、交差点に入る各車線に所定の時間に亘って順番に優先権が割り当てられる従来的な方法で交通制御を可能にする。しかしながら、道が空いている場合、「譲れ」信号灯は、道路交通法規における「停止」または「譲れ」標識の意味の結果、自動車運転者が自分の交通信号灯が緑色に変わることを待機することなく交差点を横切ることを自動的に許可し、3色交通信号灯の欠点を取り除く。
このようにして、この交通管理方法は、従来技術から知られているが、新しい目的のためこれまで使用されていた手段を併用し、長い期間に亘って所望されているが、これまでのところ達成されていない点で優れた新しい効果を引き起こすので有利である。この新しい効果は、発明の分野に関連する従来技術の文書全ての昔の日付が証明となるが、本文書で巧妙に組み合わされた手段が周知であり、何年にも亘って日常的に使用されているので真に優れている。この組み合わせの特徴は、自動車運転者により自動的にかつ瞬間的に使用可能である明瞭に見える可視表示によって新しい技術的結果が達成されるように、これらの効果を相互に強化することができる。技術的課題および既知手段の正しい組み合わせを取り扱う方法は、達成された所望の結果および技術的効果に著しい寄与もあった。発明の主な目的、すなわち、通常は従来型の3色交通信号灯によって課された時間の無駄を短縮し、無駄時間を取り除くことは、完全に達成され、その上、車両によって発生された大気汚染を有利に、かつ、顕著に低減するが、そうでなければ、これらの車両のエンジンが無駄に動き続ける。
一般的なアプローチでは、本文書において論じられた発明のシステムは、原則として、交通信号灯と、(もはや不可欠ではない)赤色信号灯の代わりに、または、赤色信号灯の直後(典型的に単純な交差のための1または2秒後)に点灯する発光「停止」標識(または譲ることを意味する発光信号機)との連続的な組み合わせである。第1の事例では、「譲れ」信号灯系列は、3つの連続的な状態(緑色−黄色−停止)を伴い、第2の事例では、この信号灯系列は、4つの連続的な状態(緑色−黄色−赤色−停止)を伴う。この装置は、既存の信号機要素を使用し、交通密度にかかわらず交差道路における交通流を改善するためにこれらを巧妙に組み合わせるので、現行の道路交通法規に適合する。この装置は、自動車運転者が自分の進路が空いているかどうかを安全に評価できるように、視界が良好であり、遮られていない交差点だけで使用され得る。
3色交通信号灯と同様に、「譲れ」信号灯は、事前に、緑色信号灯、黄色信号灯、および間欠発光「停止」または「譲れ」信号機の集合体を備えることができるが、以下のいくつかの変形例において見られるように、必ずしもこの集合体に限定されない。「譲れ」信号灯が交差点の前で進路Aにあるとしよう。3状態サイクルが初期設定により予測され、各状態持続時間は、従来型の交通信号灯コントローラによってプログラマブルであり;最初に、進路Aの信号灯は、緑色であり、この信号灯の前に来る自動車運転者に優先権を与え、次に、この信号灯は、黄色になり、次に来る車両のため強制停止が差し迫っていることを警告する。3番目のステップでは、「停止」信号機は、黄色信号灯がオフに切り替わるときにオンに変わり、自動車運転者に停止し、交差点に到着した車両に道を譲ることを強制する。随意によっては、この3番目の期間の前に、世界中の全自動車運転者が知っている3色信号灯の完全性を確保するために、過渡的な赤色信号灯が1秒程度に亘って点灯することがある。赤色信号灯がオフであり、「停止」標識がオンであると、進路が空いている場合、すなわち、競合車線から接近してくる車両が現れない場合、進路A上の自動車運転者は、車両のない交差点に面している時間の無駄なしに発車することがある。この自動車運転者の後に、他の車両がこの交差点に到着し、対応する緑色信号灯がオンに切り替わるときに「停止」標識がオフに変わるまで、停止し、進路が依然として空いている場合、進むことがある。進路A上の車両は、その後、これらの車両の経路が保護されているので、自由に動くことができる。優先権サイクルは、このようにして終了する。交通信号灯に関して、対立する信号が競合進路から、すなわち、進路Aに交差する歩行者通路または車線から来る歩行者および自動車運転者に表示され:その間に、緑色または黄色信号灯が進路Aに示され、赤色信号灯または「停止」信号が競合車線のそれぞれで点灯されたままであり、逆もまた同様である。以下では、交差点の4隅のそれぞれに「譲れ」信号灯が設置された簡単な交差道路の例が示され、次に、これらの「譲れ」信号灯の3状態サイクルが提示される。このスキームは、より一層複雑な交差道路だけでなく、横断歩道にも生成される可能性があり、これらの「譲れ」信号灯が道路交差点に位置しているか、または、黄色信号灯を備えた道路の中央で孤立しているかを問わずに、信号灯は、その後、交通進路に対して緑色または黄色であり、他方で、競合進路には、「停止」標識、または、赤色信号灯がある。
通行優先権入れ替えの管理のため、発明を実施するシステムは、従来型の交通信号灯を同期させるのと同じ方法で信号灯および「停止」信号を同期させるプログラマブル交通信号灯コントローラを含む必要がある。このコントローラにより、特に、発光「停止」がオンに変わる時点と強行進路の信号灯が緑色に変わるときとの間に小さい遅延を追加することが可能である。「停止」信号制御は、従来型の交通信号灯の赤色信号灯制御と厳密に同じであるので、前述の赤色信号灯の選択肢なしで、「譲れ」信号灯コントローラは、3色交通信号灯のため使用されたコントローラと同一であることがある。その結果、このコントローラは、単独では新しい特徴を有するものではない。しかしながら、赤色信号灯選択肢が統合されている場合、付加的な制御が「停止」信号機点灯の直前にこの信号灯を自動的に点灯するために必要とされ:「譲れ」信号灯サイクルは、そのとき、3つの状態(緑色−黄色−停止)から4つの状態(緑色−黄色−赤色−停止)に変化する。
次に論じられる発明の何れの形式においても、発光「停止」標識は、緑色および黄色信号灯と同様にサンバイザーによって覆うことができると有利である可能性がある。これは、直射日光が強い場合に、「譲れ」信号灯がより一層よく見えるようにする。その上に、バイザーは、降雨、雪および霰から「譲れ」信号灯およびこれの電子部品を保護できる。
以下の要素:交通信号灯コントローラ、発光信号、信号灯および標識が吊り下げられることがあるブラケット、横柱、または、ケーブルのような交通信号灯支持体、後述の路面標識、歩行者用標識信号灯は、発明の持続可能な作用に必要であるので、発明の実施装置の一部である。これらの要素は、新しいものではないので、分かりやすくする目的のため図面から省かれている。
4.発明の様々な実施形態(図面の説明)
他の利点および特徴は、実施の非限定的な例として与えられた添付図面を参照して、本文書において提示された方法で使用される信号システムの好ましい実施形態についての以下の説明から明らかになる。
添付図面において、算用数字は、様々な形式の「譲れ」信号灯の構成要素を指し示す。ローマ数字は、「譲れ」信号灯の動作サイクルにおける連続的な状態を指し示す。文字は、図の中の部分図を特定する。図に提示された「譲れ」信号灯の構成要素は、以下のとおりである。
1:白熱光源であるか、または、LEDベースであり、オプションのサンバイザーによって覆われ、望ましくは、信号灯は、「停止」標識から切り離された、防水筐体内の緑色信号灯。
1’:発光「停止」ボードの完全に一部分である、1に記載されたLEDベース版の緑色信号灯。この信号灯を構成するLEDは、意図された制御に依存して少なくとも2つの異なった色で点灯することができ、これらの色のうちの一方は、緑色であり、もう一方は、「停止」ボード上の信号灯位置と信号灯内のLED位置とに依存して赤色または白色である。
2.白熱光源であるか、または、LEDベースであり、オプションのサンバイザーによって覆われ、望ましくは、信号灯は、「停止」標識から切り離された、防水筐体内の黄色信号灯。
2’:発光「停止」ボードの完全に一部分である、2に記載されたLEDベース版の黄色信号灯。この信号灯を構成するLEDは、意図された制御に依存して少なくとも2つの異なった色で点灯することができ、これらの色のうちの一方は、黄色であり、もう一方は、「停止」ボード上の信号灯位置と信号灯内のLED位置とに依存して赤色または白色である。
2’’:2または2’に記載された点滅型の黄色信号灯。円盤の周りのストロークは、信号灯の点滅特性を象徴する。
3:白熱光源であるか、または、LEDベースであり、オプションのサンバイザーによって覆われ、従来型の赤色信号灯と同様に交通信号灯コントローラによって切り替えられる防水筐体内の発光「停止」標識。
3’:典型的に赤色信号灯の上方(または右側)で、または、赤色信号灯の代わりに従来型の交通信号灯の列(または行)に統合できる3に記載された小型版の発光「停止」標識。
3’’:1つ以上の交通信号灯を中に統合できる3に記載されたLEDベース版の発光「停止」標識。前記信号灯を構成するLEDは、発光「停止」標識を構成するLEDの一部分である。これらは、これらの位置および発光「停止」標識モデル(図6を参照)に依存して赤色(図4における例を参照)、2色、3色、またはさらに4色である可能性がある。
4:白熱光源またはLEDベース源であり、オプションのサンバイザーによって覆われ、望ましくは、信号灯が「停止」標識から切り離された、防水筐体内の赤色信号灯。
4’:LEDの位置と「譲れ」信号灯ボードのモデル(図6を参照)とに依存して2色、3色、または4色である可能性があるLEDで構成され、「譲れ」信号灯ボード内に統合された赤色信号灯。
5.白熱光源またはLEDベース源であり、オプションのサンバイザーによって覆われ、従来型の赤色信号灯に対して行われるのと同様に始まりが交通信号灯コントローラによって制御された、防水筐体内の発光「道譲れ」または「譲れ」標識。
5’’:1つ以上の交通信号灯を中に統合できる5に記載されたLEDベース版の発光「譲れ」標識。前記信号灯を構成するLEDは、発光「譲れ」標識を構成するLEDの一部分である。これらは、これらの位置および発光「譲れ」標識のモデルに依存して赤色、2色、3色、またはさらに4色である可能性がある(図13の例を参照)。
6:「譲れ」信号灯ボードを覆うLEDマトリクスの中で1つのLEDを表す小型円形。ボード上のLEDの位置に依存して、各LEDは、このLEDの状態(1色でオフまたはオン)を定義する制御手段の組に関連付けられる。
図1は、発明の第1の実施形態による、3状態「譲れ」信号灯の概略図である。最初、信号灯は、自動車運転者に前進できることを知らせる緑色(1)であり、次に、信号灯は、自動車運転者に差し迫った「停止」標識開始(3)を警告する黄色(2)に変化する。この第1の実施形態では、装置は、赤色信号灯が赤色信号灯の代わりに始動させられる発光「停止」信号機によって置き換えられただけの3色交通信号灯のように見える。本実施形態では、「譲れ」信号灯は、緑色、黄色、または「停止」の3つの状態を有することが考えられる。赤色信号灯の不存在は、「譲れ」信号灯と既存の交通信号灯コントローラとが再プログラムされる必要がないので、これらの全体的な互換性を許し:「停止」信号機のオン/オフ制御は、この場合、従来型の赤色信号灯のオン/オフ制御と同じである。
本例では、緑色信号灯および黄色信号灯に対する「停止」標識の相対的なサイズは、この装置が設置された現地の法規または道路の種類に依存して変わることがある。しかしながら、図1に示されるように、発光「停止」標識は、3つの従来型の交通信号灯のそれぞれに対する従来型の「停止」標識のサイズと同じように、典型的に、これの関連した信号灯より大きなサイズを有する。図1における例では、「停止」信号機が緑色および黄色信号灯の上にあることに注意すべきである。図3に示されるように、この列状「譲れ」信号灯形式の別の例では、八角形の発光「停止」信号機寸法は、この信号機の下にある緑色および黄色信号灯の寸法に近く、八角形の幅は、その結果、これが置き換える赤色信号灯円盤の直径と同様である。
これのサイズとは無関係に、発光「停止」信号機は、道路交通法規に記載された信号機、すなわち、八角形白色枠の中の赤色背景に白色で書かれた「STOP(停止)」という言葉と先験的に同じである。このような信号機に対して2通りの実施が存在する。第1の実施は、数十メートル離れた所から、曖昧さなしに「停止」という言葉の素晴らしい視認性を可能にするために十分に細かい粒度をもつ低エネルギー白色および赤色LEDマトリクスである。第2の実施は、「停止」信号機を描く半透明の円形または八角形の窓を照明する白熱バックライトである。LEDは、白熱バックライトより費用効率が高いので、LEDの使用が好まれる。しかしながら、電力消費量をより一層制限するために、ダイナミック看板規制当局は、動作中LEDの個数を削減するために黒色背景が白色背景の代わりに使用される「反転映像」の使用を推奨する(IISR 第9部を参照)。このような規則が「譲れ」信号灯に適用されるべき場合、発光「停止」標識の代替的な形式は、白色または赤色枠を含む黒色背景上に白色または赤色の言葉「停止」によって描かれることがあり得る。
これのサイズとは無関係に、発光「停止」信号機は、道路交通法規に記載された信号機、すなわち、八角形白色枠の中の赤色背景に白色で書かれた「STOP(停止)」という言葉と先験的に同じである。このような信号機に対して2通りの実施が存在する。第1の実施は、数十メートル離れた所から、曖昧さなしに「停止」という言葉の素晴らしい視認性を可能にするために十分に細かい粒度をもつ低エネルギー白色および赤色LEDマトリクスである。第2の実施は、「停止」信号機を描く半透明の円形または八角形の窓を照明する白熱バックライトである。LEDは、白熱バックライトより費用効率が高いので、LEDの使用が好まれる。しかしながら、電力消費量をより一層制限するために、ダイナミック看板規制当局は、動作中LEDの個数を削減するために黒色背景が白色背景の代わりに使用される「反転映像」の使用を推奨する(IISR 第9部を参照)。このような規則が「譲れ」信号灯に適用されるべき場合、発光「停止」標識の代替的な形式は、白色または赤色枠を含む黒色背景上に白色または赤色の言葉「停止」によって描かれることがあり得る。
図2は、単一の反対車線と交差する2本の道路の状況において4つの3状態「譲れ」信号灯の状態の系列を特徴とする。最初に、図面上で縦方向に表された車線に対する信号灯は、緑色(1)であり、同時に、「停止」標識が「横方向」車線に対して点灯されるので、優先権は、明らかに「縦方向」車線に与えられる。次に、縦方向車線上の信号灯が黄色(2)に変化し、対応する自動車運転者に、関連した「停止」標識の差し迫った開始を警告する。最後に、「停止」標識が縦方向車線上で点灯されると、横方向車線上の「停止」標識は、関連した緑色信号灯がオン(3)になるのにつれてオフに切り替わる。現地法律に依存して、図2の下部で3番目の状態に先行して、特に、既に交差点に進入した車両に対して緑色信号灯の開始前に交差路を通過するためのある程度の時間を残すために、4個の「停止」標識全てが同時に点灯される小さい遅延が存在する可能性があることに注意すべきである。
図3は、発光「停止」標識が赤色信号灯の代わりに従来型の交通信号灯列に統合された3状態「譲れ」信号灯を特徴とする。表される3つの状態は、図1に示された状態と同じである。随意によっては、赤色信号灯は、「停止」信号機と同じ位置を占め、後述のとおり、4状態「譲れ」信号灯を可能にすることがあり得る。その場合、「停止」信号機の白色の位置に2色LED(赤色または白色)があれば十分である。
図4は、発明のさらに別の実施形態による、4状態「譲れ」信号灯を特徴とする。最初に、(I)信号灯は、自動車運転者に進んでもよいことを通知する緑色であり、次に、(II)信号灯は、自動車運転者に赤色信号灯の開始(III)が差し迫っていることを警告する黄色に変わり、これは、発光「停止」信号の開始(IV)より1または数秒先行する。最後の状態、または、後半の2つの状態は、典型的に、対応する歩行者、および、競合進路から到来する車両に対する緑色信号灯の開始と同時に起こる。本実施形態では、赤色信号灯の存在は、ラッシュアワー時に、または、前述の「譲れ」信号灯の使用が現地当局によって満足できないと考えられるとすれば、長期間に亘って、従来型の3色交通信号灯の使用を許可する可能性もある。その後、関連した交通信号灯コントローラを再プログラムすることは、装置の4番目の状態を取り除き、3番目の状態の持続時間を延長するために十分である。換言すれば、従来型の3色交通信号灯を使用するとき、3番目の状態は、4番目の状態の代わりに引き延ばされる。図4の例では、「停止」標識は、緑色および黄色信号灯の上にあるが、列状の4状態「譲れ」信号灯の別の実施形態では、この「停止」標識は、渋滞型の3色交通信号灯列の上部(図5を参照)または下部に配置される可能性がある。
図4および6から11は、1個または複数個の交通信号灯を統合できる発光「停止」標識を示す。信号ボードは、このとき、典型的に、LEDマトリクス(図14を参照)によって覆われる。このボード上でのこれらのLEDの位置に依存して、これらのダイオードのうち一部は、バイナリ状態(オンまたはオフ)しか必要としないので単色であり、または、3つの状態が緑色/黄色/「停止」サイクルにおいて必要とされる場合、少なくとも2色であり;2色ダイオードは、このとき、ボード上でのこれらのダイオードの位置に依存して、緑色と黄色、または、白色と赤色である。
後述の発明の一部の実施形態では、交通信号灯円盤は、部分的または完全に重なり合い、3色LEDの使用、または、4つの「譲れ」信号灯状態が必要とされる場合には、4色LEDの使用までも意味する。発明の実施において、前述の多色LEDは、米国特許第6,054,932号明細書において説明されているように、単色LEDクラスタによって置き換えられることがあるが、この実施形態は、より多くの材料と、発光「停止」標識ボード上のより大きい表面積とを必要とするので、都合が良くない。図4から11に描かれた実施形態に関して、発光「停止」標識は、現地当局が従来的な3色交通信号灯の使用に戻すことを決定した場合、「停止」標識の代わりに、または、黄色信号灯状態と「停止」信号機状態との間に、オンになる赤色信号灯を統合できることにここで注目すべきである(図4と、さらに図8および11とを参照)。第1の事例では、「譲れ」信号灯使用と従来的な3色信号灯使用との間の切り替えは、交通信号灯コントローラの中でプログラムされることがある。たとえば、1日を通して、3色信号灯は、ラッシュアワー中に使用されることがあり、「譲れ」信号灯は、交通量が減少したときに使用される。第2の事例では、赤色信号灯は、4状態系列、すなわち、緑色、黄色、赤色を、「停止」標識開始への移行前に終了するために使用される。図2における交差点のような単純な交差点において、赤色信号灯は、短時間、典型的に1秒間しかオンにならないであろう。この特別な事例では、赤色信号灯の追加は、機能的に必要とされないとしても、3色交通信号灯および「停止」信号機が法律によって知られているが、緑色信号灯、黄色信号灯および「停止」信号機を単にグループ分けすることは知られていないので、当局によって発明がより一層受け入れられるようにするため使用されることがある。その上、たとえば、3本の競合進路が互いに交差する複雑な交差点では、進路A上の赤色信号灯は、表示された信号をできる限りオンに持続することがあり、2本の他の進路は、緑色信号灯および「停止」標識である。このようにして、優先権衝突は、競合進路の「停止」標識が同時に点灯されることがないので、これらの「停止」標識の間で回避される。複雑な交差道路において赤色信号灯の選択肢の場合、立法者は、その結果、一方の進路に緑色信号灯が表示されているとき、「停止」標識の使用をもう一方の進路に限定し、赤色信号灯が点いた他の進路全てで交通を遮断するように決定することができる。当然ながら、この事例では、4状態サイクル(緑色、黄色、引き延ばされた赤色、「停止」)が交差道路の各進路で順番に使用される。
赤色信号灯が「停止」標識内に統合された実施形態では、赤色信号灯のため選択された位置に依存して、2色LED(「停止」標識または赤色信号灯がオンであるかどうかに依存して、白色または赤色)が必要とされることがある。しかしながら、赤色信号灯は、2色LEDがその位置に必要ではない事例である図4に示されるように、「停止」信号機の赤色背景の中に統合されることがある。
図3の例では、赤色信号灯は、この赤色信号灯がLEDの組で構成され、これらのLEDのうち一部が(それぞれ「停止」信号機および赤色信号灯に対応している)白色または赤色の2色である場合、発光「停止」信号機と同じ位置を保つことができる。この事例では、赤色信号灯は、簡単にするため同じ八角形の形状を有することがある。しかし、赤色信号灯は、緑色および黄色信号灯のような発光円盤の形になる可能性もあり;従って、これは、「停止」標識八角形に内接するか、または、これの輪郭は、八角形に外接し、さもなければ、これは、内接位置と外接位置との間に配置される。円盤と八角形とが区別されるこれらの実施のうちいずれか一方において、円盤または八角形の周辺にある一部のLEDは、「赤色信号灯」または「停止信号機」状態に応じて、オンにしたり、オフにしたりする必要がある。図6は、特に、緑色、黄色、または赤色交通信号灯を統合するLEDベース「譲れ」信号灯の様々な実施形態を示す。交通信号灯は、背景に示された「停止」信号機と共にこれらの交通信号灯の「オン」状態で表現されているが、当然ながら、この全部オン状態は、自動車運転者に表示されないことがある。ここでの核心は、様々な実施形態の概略的な表現を与えることであり、動作状態における表現ではない。
図6aは、最も一般的な交通信号灯構成に従って、3色信号灯が縦方向列に配置されている3つまたは4つの状態を持つ「譲れ」信号灯を表す。ここで、赤色信号灯は、オプションであり:赤色信号灯は、現地当局が4状態「譲れ」信号灯または従来型の3色交通信号灯を使用することを望む場合、装置の一部分であるべきである。「譲れ」信号灯実施に依存して、信号灯の系列は、図7(3状態)または図8(4状態)に表されている。
図6bは、北米において普及した構成に従って、3色信号灯が横方向行に配置されている3つまたは4つの状態を持つ「譲れ」信号灯を表す。図6aにおけるモデルと同様に、赤色信号灯は、オプションであり、信号機の系列は、図7(3状態)または図8(4状態)に表された信号機の系列と同じである。
図6cから6fは、3色信号灯が正三角形に配置され、その結果、「停止」ボード上で図6aおよび6bの整列された構成の場合より大きい表面積を占めることができる4状態「譲れ」信号灯を示す。3色信号灯は、それ故に、これらに対面する自動車運転者がさらに遠い距離から見ることができる。これらの三角形構成では、「停止」標識および交通信号灯の従来型のサイズが保たれることがある。
図6gの「譲れ」信号灯モデルは、ボードの下半分に緑色信号灯を有し、上半分に黄色信号灯を有する。この構成における状態の系列は、図9に示される。別の動作モードは、黄色信号灯が「停止」信号機の点灯前に赤色信号灯に変わる場合、4つの状態を用いて生成され得る。黄色と赤色との間のこの状態の変化は、発光「停止」LEDマトリクス上のこれらのLEDの位置に依存して、連続的にオフ、黄色、赤色および白色である可能性がある3色LEDの使用によって可能となる。
図6hにおけるモデルは、下部に点滅黄色信号灯を有し、上部に赤色信号灯を有する。この構成における3つの状態の系列は、図10に示される。随意によっては、緑色信号灯は、点滅黄色信号灯を置き換えることができる。この構成の別の動作モードは、2個のはっきり見える信号灯(下部または上部)のうちの1つが赤色信号灯開始前に連続黄色信号灯になる場合、4つの状態を用いて生成され得る。下部における緑色信号灯から連続黄色信号灯への変化は、発光「停止」LEDマトリクス上のこれらのLEDの位置に依存して、連続的に緑色、黄色、オフおよび赤色である、または、白色である3色LEDの使用によって可能となる。上部における連続黄色信号灯への変化は、一部の位置での3色LEDの使用も必要とし:これらの状態は、次に、連続的にオフ、黄色、赤色および白色である。
図6iおよび6jにおけるモデルは、それぞれ、図6gおよび6hにおけるモデルと等しく、唯一の相違は、交通信号灯が縦方向列ではなく横方向行に配置されることにある。
図6kにおけるモデルは、図6aにおけるモデルと等しく相違は、遠くから到来する自動車運転者にとってより良好な視認性のため交通信号灯のサイズが拡大されていることにある。従来型のサイズの「停止」標識に対し、この相違は、従来型のサイズの交通信号灯を上に重ねることを可能にするが、このことは、交通信号灯を部分的に上に重ねることを必要とする。既に理解されたように、これは、LEDマトリクスの信号灯円盤の交差箇所での3色LEDの使用によって可能となる。緑色信号灯と黄色信号灯との交差箇所において、使用されるべき3色LEDは、緑色から黄色に切り替わり、その後、「停止」標識上のこれらのLEDの位置に依存して赤色または白色に切り替わる。黄色信号灯と赤色信号灯との交差箇所では、一部のLEDだけが3色であり、黄色から赤色に切り替わり、その後、「停止」ボード上のLEDの位置に依存して白色に切り替わり;重なり合っている領域の中の他のLEDは、2色:黄色および赤色であればよい。各色セットの具体的なLED位置の概要は、図14に与えられる。本発明は、3色交通信号灯が部分的に重なり合い、同時に「停止」ボード上で横方向行に配置されている等価的なモデル(ここでは、説明されていない)をさらに統合する。
図6kにおけるモデルは、図6aにおけるモデルと等しく相違は、遠くから到来する自動車運転者にとってより良好な視認性のため交通信号灯のサイズが拡大されていることにある。従来型のサイズの「停止」標識に対し、この相違は、従来型のサイズの交通信号灯を上に重ねることを可能にするが、このことは、交通信号灯を部分的に上に重ねることを必要とする。既に理解されたように、これは、LEDマトリクスの信号灯円盤の交差箇所での3色LEDの使用によって可能となる。緑色信号灯と黄色信号灯との交差箇所において、使用されるべき3色LEDは、緑色から黄色に切り替わり、その後、「停止」標識上のこれらのLEDの位置に依存して赤色または白色に切り替わる。黄色信号灯と赤色信号灯との交差箇所では、一部のLEDだけが3色であり、黄色から赤色に切り替わり、その後、「停止」ボード上のLEDの位置に依存して白色に切り替わり;重なり合っている領域の中の他のLEDは、2色:黄色および赤色であればよい。各色セットの具体的なLED位置の概要は、図14に与えられる。本発明は、3色交通信号灯が部分的に重なり合い、同時に「停止」ボード上で横方向行に配置されている等価的なモデル(ここでは、説明されていない)をさらに統合する。
図6Iにおけるモデルは、交通信号灯円盤が「停止」ボードの表面に完全に重なり合った、(赤色信号灯が追加されているか否かに依存して)3または4つの状態を持つ「譲れ」信号灯発明のさらに別の変形を示す。図6Iの例は、ボードの中央部分における信号灯重なり合いを示すが、ボード上の信号灯の円盤の他の任意の位置も発明の対象となる。様々な色の信号灯が重なり合うこの円盤において、LEDは、これらのLEDの位置と「譲れ」信号灯状態とに依存して、3色であるか、または、4色であることもある。4状態版に対して、状態の系列が図11に示されている。この実施では、円盤内の3色LEDは、連続的に緑色、黄色、および赤色であるが、4色LEDは、連続的に緑色、黄色、赤色および白色である。
必要に応じて、当業者は、当然ながら、前述の図に示されたように「停止」標識を「道譲れ」標識によって置き換える方法を知っている。たとえば、図12は、4状態を持つこの「譲れ」信号灯変形例に従う本発明の実施形態を示す。「停止」標識を含んでいる図4の4状態に類似した4状態が順番に示され、発光「停止」標識は、下方を向いている白色背景を含む正三角形として成形された発光「道譲れ」標識によって置き換えられている。随意によっては、前記三角形の開始と同期化させられた、白色背景上に黒色の「道譲れ」または「譲れ」のような発光メッセージは、黄色信号灯と前記三角形との間に矩形で現れることもあり得るが、これら2つの要素が前記矩形(この矩形は、図12にも次の図にも表されていない)の高さ分だけ互いにより一層遠く離れて設置されることを必要とする。同様に、図13における例は、図8における「停止」標識の場合と同様に、3色信号灯が発光「譲れ」ボード内に統合された、4つの状態を持つ本発明の「道譲れ」変形例に従う発明の実施形態を示す。
最後に、図14は、本発明の好ましい実施形態の1つである図6kに表された「譲れ」信号灯モデルを構成するLEDの細部を上半分に示す。ここで、「停止」標識に典型的な八角形ボードは、小さい円形によって表された、分離したLEDのマトリクスで構成されている。ボードのサイズは、上方または側方にボードが設置された道路の等級に依存して変動することがある。それにもかかわらず、本文書によって概略的に描かれた例において、サイズが60cm幅である場合、LEDは、両方のボード面寸法において約7.5mmずつ離間する。全てのLEDが「停止」信号機制御装置に接続される(図8における4番目の状態)。「停止」状態では、ボードのエッジから最初の2行に位置しているLEDは、白色であり、略図に表現されているように、中心が言葉「STOP(停止)」文字内に含まれているLEDも白色である(これらの文字の概略的に描かれた限界が装置の物理コンポーネントを表現していない)。他の全てのLEDは、この状態において赤色に点灯される。さらに、点線で描かれた3個の大きい円形は、3色信号灯円盤の限界を表す。中心がこれらの円盤のうちの1つの内側に位置している各LEDは、対応する交通信号灯開始に関連付けられる必要があり;他のLEDは、その結果、その開始時にオフである必要がある。このようにして、交通信号灯に関連付けられたLEDは、少なくとも2つのコマンド(「停止」および関連付けられた信号灯)に関連付けられる。緑色信号灯および黄色信号灯内のLEDは、少なくとも2色である。中心が文字「STOP」のうちの1つに収まる赤色信号灯LEDは、少なくとも2色である。その上、中心が2つの円盤の交差箇所の内側に位置しているLEDは、「停止」信号機を含めることにより、2個の交通信号灯、従って、少なくとも3つのコマンドに関連付けられる。これらのLEDは、「停止」信号機が点灯されたときに赤色背景のままである黄色信号灯と赤色信号灯との交差箇所にあって、2色で十分であるLEDを除いて、3色である。
緑色、黄色、および赤色信号灯が欠けている別の実施の形式は、発明の簡略化された変形例を表す。単なる発光「停止」信号は、このとき、交差点または交差道路において所定の時間に許可された優先権に依存して「オン」または「オフ」状態である。信号機が所定の時間に車線のうち1つでオフである場合、これは、暗黙的に緑色信号灯と等価であり;競合車線上の信号機は、これらの車線から到来する自動車運転者に停止し、道を譲ることを要求するために、オンになるであろう。当然ながら、このようなシステムは、優先権入れ替えであって自動的であるが、それにもかかわらずプログラマブルでもあり、典型的に、従来型の交通信号灯コントローラと同じタイプのコントローラを用いる優先権入れ替えに基づくであろう。ちなみに、存在しない黄色信号灯は、この場合、連続発光「停止」標識が差し迫っていることを警告する点滅「停止」信号機によって置き換えられ得る点で有利である。交通信号灯がないこの変形例では、通常交差道路に存在する歩行者信号機は、横断歩道上で省略されることがある。
緑色、黄色、および赤色信号灯が欠けている別の実施の形式は、発明の簡略化された変形例を表す。単なる発光「停止」信号は、このとき、交差点または交差道路において所定の時間に許可された優先権に依存して「オン」または「オフ」状態である。信号機が所定の時間に車線のうち1つでオフである場合、これは、暗黙的に緑色信号灯と等価であり;競合車線上の信号機は、これらの車線から到来する自動車運転者に停止し、道を譲ることを要求するために、オンになるであろう。当然ながら、このようなシステムは、優先権入れ替えであって自動的であるが、それにもかかわらずプログラマブルでもあり、典型的に、従来型の交通信号灯コントローラと同じタイプのコントローラを用いる優先権入れ替えに基づくであろう。ちなみに、存在しない黄色信号灯は、この場合、連続発光「停止」標識が差し迫っていることを警告する点滅「停止」信号機によって置き換えられ得る点で有利である。交通信号灯がないこの変形例では、通常交差道路に存在する歩行者信号機は、横断歩道上で省略されることがある。
発明実施の別の変形例では、緑色と黄色の2個の信号灯のうち一方だけを統合し、図1から11を用いて説明された装置と最後の簡略化された変形例との間の中間的な形式を表現することを考えることができる。これらの変形実施形態のうち1つでは、緑色信号灯だけが「停止」標識の中に統合されるので、この信号灯がオンであるとき、自動車運転者に優先権を知らせる。他の実施形態では、黄色信号灯だけが「停止」標識の中に統合され;黄色信号灯が点滅する、または、オフである場合、この黄色信号灯は、停止することなく、注意して交差点を通過するように自動車運転者に要請するが、黄色信号灯が連続的に「オン」である場合、この黄色信号灯は、「停止」信号が差し迫っていることを自動車運転者に警告し、停止するように自動車運転者に要請する。図6lは、(同図が種々の信号灯状態が同じボード位置で次から次に起こる数台の信号灯を含む実施も示すとしても)単一の交通信号灯を含んでいる発明実施形態の例を表すことができる。
5. 発明の一般化
5.1 「譲れ」信号灯および3色交通信号灯は単一の交差点で共存することがある
競合車線間の交通密度もしくは速度差に依存して、または、一方の車線もしくはもう一方の車線からの交通視界に依存して、現地当局は、交差車線のうち1つで「譲れ」信号灯を導入し、従来型の3色交通信号灯をもう一方の車線で維持することを望むことがある。提案された発明は、その結果、ある特定の交差道路または交差点での「譲れ」信号灯と3色信号灯との混合体と互換性がある。たとえば、主要国道(高速道)に周辺道路(低速道)が交差することは、前記国道上の信号灯が緑色である限り、赤色信号灯によって禁止されることがあるが;「譲れ」信号灯が国道上で使用できると、おそらくはより混雑した道路上の自動車運転者は、自分の進路が空いている場合、発光「停止」信号での僅かな停止の後、先へ進むことがあるので有利である。
5.2 方向指示信号付きの「譲れ」信号灯
「譲れ」信号灯は、方向指示交通信号灯が緑色、黄色、赤色、または停止信号自体のいずれに適用されるかにかかわらず該方向指示交通信号灯と組み合わされることがある。矢印は、この場合、発光「停止」標識の直ぐ近くで「停止」が必要とされる方向を指示するか、または、矢印がLEDによって構成される場合、このパネル自体の上で強調されなければならない。その他の信号機は、この場合、他の方向と関連付けられなければならない。矢印が「停止」信号機と伴わない場合、この「停止」信号機は、進みたい方向とは無関係に、この「停止」信号機に対面する全ての自動車運転者に適用される。
5.3 緑色信号灯の代わりに点滅黄色信号灯付きの「譲れ」信号灯
本文書において問題になっている緑色信号灯は、交差点周辺の注意深さを促進するために点滅黄色信号灯で置き換えることができる:実際には、競合車線上の「停止」信号機は、車両が交差点を横切ることがないことを保証しない。たとえば、「停止」標識における自動車運転者は、出現する車両が見えず、二輪車が交差点に急速に近づいている間に交差点を越えて自分自身の車両を進めることがある。従って、二輪車運転者に、より一般的には、全ての自動車運転者に、安全性の担保として解釈するかもしれない緑色信号灯を伝えるのではなく、これらの運転者に減速させるために点滅黄色信号を伝えることが好ましい。最終的に、緑色信号灯または点滅黄色信号灯の選択は、公的機関によって行われるべきである。
従って、本発明は、点滅黄色信号灯によって緑色信号灯を置き換える可能性を含む。実施は、交通信号機コントローラに何がプログラムされているかに応じて、同じボード内で、緑色または点滅黄色の両方の信号機を利用できることにある。一方またはもう一方の信号灯の選択は、必要に応じて緑色または黄色を送ることができる少なくとも2色のLEDの使用によって可能になる。動作中に、これらの2色は、その結果、排他的であり、優先権が「譲れ」信号に対面する自動車運転者に与えられる類似した交通信号灯状態に対応する。
従って、本発明は、点滅黄色信号灯によって緑色信号灯を置き換える可能性を含む。実施は、交通信号機コントローラに何がプログラムされているかに応じて、同じボード内で、緑色または点滅黄色の両方の信号機を利用できることにある。一方またはもう一方の信号灯の選択は、必要に応じて緑色または黄色を送ることができる少なくとも2色のLEDの使用によって可能になる。動作中に、これらの2色は、その結果、排他的であり、優先権が「譲れ」信号に対面する自動車運転者に与えられる類似した交通信号灯状態に対応する。
5.4 複数の状態を有する「譲れ」信号灯
ある特定の国々では、通常の3色交通信号灯は、3つの状態ではなく、4つまたはさらに5つの状態を持つ。4番目の状態は、このとき、赤色信号灯の間の短時間黄色信号灯の開始であり、赤色信号灯の後に続く緑色信号灯への遷移が差し迫っていることを通知する。5番目の状態は、この状態が存在する場合、緑色信号灯と黄色信号灯との間の点滅緑色信号灯であり、緑色状態の終了を警告する。当然ながら、これらの状態は、「譲れ」信号灯に統合される可能性がある。「停止」状態は、次に、4つまたは5つの既存の状態に加えて、5つまたは6つの状態をそれぞれに持つ「譲れ」信号灯を与えるために生じる。しかしながら、「停止」信号(「譲れ」信号灯枠において黄色と「停止」との結合に変化させられることがあり得る状態)の終了を知らせる黄色状態と赤色状態との結合の有効性は、疑問視されることがあり、なぜならば、照明された「停止」信号機に対面する自動車運転者は、競合車線上の車両が自分の信号機が黄色、赤色または「停止」に変化したため次々に停止することを見た場合、それでもなお前進して交差点を越えることがあるからである。技術的な観点から、先行する欄に記載された状態に対する余分な状態の追加は、課題ではないとしても、これらの使用の妥当性を評価することは、現地当局の責務である。
5.5 「停止」に代わる「道譲れ」変形例
本発明は、視界が広い交差点における交通流をさらに改善しようとする現地当局が発光「停止」信号機を発光「道譲れ」または「譲れ」信号機によって置き換えることを選択することができるさらに別の変形例も提供する(図12および13を参照)。この信号機が点灯されたとき停止する代わりに、自動車運転者は、このとき、車両が自分の進路を横切らないことを確認した後に、交差点を横切る権利を有している。この信号の利点は、のろのろ運転の動揺を回避することである。発光「停止」信号機に関して既に説明した事項全てが、その結果、競合車線のうち1本の緑色または黄色信号灯が点灯している限り「オン」状態を維持する「譲れ」信号機に当てはまる。前述の実施形態の全ては、「停止」信号機の代わりに「譲れ」信号機を用いて具体化する。本文書において使用される用語「『譲れ』信号灯」は、一般に使用される用語「停止信号灯」が3色交通信号灯だけを指すので、その結果、「停止」信号機又は「譲れ」信号機を用いる発明のいずれかの形式を指定する。以下では、便宜上、「譲れ」信号灯または「停止」信号機は、実際には、いずれかの形式の信号機を指す。
詳しくは、発明の実施形態は、3色交通信号灯の従来型の使用と互換性がある「譲れ」信号灯の「道譲れ」版のための少なくとも2色のLEDに基づいている(図12および13を参照)。さらに、所定の交差点において、車線のうち1本がこれの競合車線より多くの交通量があるか、または、より高速である場合、現地当局は、「道譲れ」信号灯をこの交差点に設置し、競合車線のいずれかで3色信号灯および/または「停止」標識「譲れ」信号灯と組み合わせることを選択することがある。
5.6 路面標識および横断歩道
3色交通信号灯を具備した交差道路は、通常では、歩行者信号機から切り離され得ない。「譲れ」信号灯を具備した交差道路は、一部の稀な事例を除いて、交通信号灯が関連付けられていない「譲れ」信号灯の場合とおそらく同様に歩行者を考慮しなければならない。歩行者用の信号灯信号機は、このとき、従来型の交通信号灯に結合されたときと厳密に同じであり:発光「停止」信号機の開始は、その結果、赤色信号灯の開始であると考えられる。交通信号灯コントローラは、この「停止」信号に切り替わると直ぐに、歩行者のための対応する緑色信号灯開始を始動させる(歩行者用の緑色信号灯は、歩行者を注意深くさせるために点灯黄色信号機によって置き換えられる可能性がある)。
従来型の「停止」標識と同様に「譲れ」信号灯は、車両が前進できる前に停止すべき位置に印を付けるために地面の上の白色の帯が付随すべきである。この帯は、典型的に、歩道エッジの延長であり、競合車線の視界を広げるように自動車運転者に交差点の手前でできる限り前進することを可能にさせる。「譲れ」信号灯が位置する交差点に横断歩道がある場合、「譲れ」信号灯は、地面の上の白色の帯が横断歩道の後方に置かれているとしても横断歩道の手前に位置すべきである。従って、自動車運転者は、「停止」信号機が「オン」であるとき、白色の帯での完全停止を中止する前に潜在的な歩行者に道を譲らなければならない。
3色交通信号機に関して、「譲れ」信号機が自動車運転者に対して緑色または黄色である限り、歩行者は、歩行者用の信号機が赤色に設定されているので、その瞬間に道路を横断してはならない。逆に、横断歩道が渡された車線上の自動車運転者に発光「停止」信号機が表示されると、小型の歩行者緑色または点滅黄色シンボルがオンに変わる。「道譲れ」信号灯の場合、従来型の三角形「道譲れ」標識と同様に、白色破線が交差点を横切る歩道エッジの延長として地面にマークされる。横断歩道が「譲れ」線の手前に存在する場合、この場合も、自動車運転者が車両に道を譲る前に歩行者に道を譲るように自動車運転者に要請するために「譲れ」線を横断歩道の直前に配置することが好ましいと推測される。
現地法律によって決定された他の事例では、「譲れ」信号灯を支持する横ポストは、従来型の「停止」または「譲れ」標識の場合と同様に、横断歩道の直ぐ後方に配置されることがある。他の事例では、「譲れ」信号灯は、米国におけるほとんどの交通信号灯と同様に、交差点の後で、道路上方に掲示されることもあるかもしれない。全ての事例において、「停止」信号が「オン」である場合、自動車運転者は、地面に描かれ、歩道を延長する白色の帯での完全停止のために中止する前に、潜在的な歩行者に道を譲るものであると考えられる。
3色交通信号機に関して、「譲れ」信号機が自動車運転者に対して緑色または黄色である限り、歩行者は、歩行者用の信号機が赤色に設定されているので、その瞬間に道路を横断してはならない。逆に、横断歩道が渡された車線上の自動車運転者に発光「停止」信号機が表示されると、小型の歩行者緑色または点滅黄色シンボルがオンに変わる。「道譲れ」信号灯の場合、従来型の三角形「道譲れ」標識と同様に、白色破線が交差点を横切る歩道エッジの延長として地面にマークされる。横断歩道が「譲れ」線の手前に存在する場合、この場合も、自動車運転者が車両に道を譲る前に歩行者に道を譲るように自動車運転者に要請するために「譲れ」線を横断歩道の直前に配置することが好ましいと推測される。
現地法律によって決定された他の事例では、「譲れ」信号灯を支持する横ポストは、従来型の「停止」または「譲れ」標識の場合と同様に、横断歩道の直ぐ後方に配置されることがある。他の事例では、「譲れ」信号灯は、米国におけるほとんどの交通信号灯と同様に、交差点の後で、道路上方に掲示されることもあるかもしれない。全ての事例において、「停止」信号が「オン」である場合、自動車運転者は、地面に描かれ、歩道を延長する白色の帯での完全停止のために中止する前に、潜在的な歩行者に道を譲るものであると考えられる。
5.7 発明の普遍性
ここまで開示した事項のまとめとして、本発明は、普遍的であることが意図されている:提案した信号システムは、たとえば、米国特許出願2010/0283631明細書に反して、既に周知である信号機要素だけを統合するので、(2014年時点で)現在のところ世界中で施行されている道路交通法規に完全に適合する。このような要素(交通信号灯付きの「停止」または「譲れ」標識)の空間的組み合わせおよびこれらの時間的系列は両方共に革新的であり、本発明の主題を構成する。時間的系列は、より効率的であり、かつ、無駄時間のない自動車運転者のための優先権入れ替えの必要性に対処する。提案された手順は、3色交通信号灯または従来型の「停止」標識だけによって提供されるものと比べると都会の現代的な期待により良く応じる。
将来、道路交通法規が進化するとしても、当業者は、新しい法規に適合させるために本書によって検討された優先権入れ替えを適応させる方法が分かるであろう。特に、2014年時点での通常の「停止」標識が別のシンボルによって取って代わられた場合、この別のシンボルは、本発明に等価的に採用され、統合されるであろう。それ故に、本発明は、本文書によって説明され、かつ、描かれた前述の実施形態に決して限定されるものではなく、当業者は、本発明の主旨に従うあらゆる変形例を生み出す方法が分かるであろう。
6. 好ましい実施形態の説明
発明をより一層良く理解するため、次に、図6aおよび6kのモデルに基づいて、これらの4信号版:緑色信号灯(1’)、黄色信号灯(2’)、赤色信号灯(4’)、「停止」信号機(3’’)において、発明の好ましい実施形態を説明する。図14は、図6kのボード表面の細部を示す。このようなモデルの実施は、「譲れ」信号灯が、1、2、または3色を伝えることができ、かつ、図1に示される交通信号灯のような余分な分離型交通信号灯を必要としない単一のLEDマトリクス(6)に基づいているので、図1または5におけるモデルより消費する材料が少ない、という利点がある。この実施は、文献ECE/TRANS/212の中にあって、2010年にUNECEによって改訂され、統一されたConsolidated Resolution on Road Signs and Signals(R.E.2)に適合し、「マトリクスシンボルを使用する特殊な信号灯信号機」が道路標識で公式に承認されている。本文書によって記載された標識ポストは、これの全幅に沿ってサンバイザーによって覆われている点で有利である(図に表されていない)。この標識ポストは、自動車運転者が慣れている3色交通信号灯と八角形状の「停止」信号機(3’’)とを統合する。このようにして利用できる4つの信号機が装置に関連付けられた交通信号灯コントローラによって作動された信号状態に応じて次々に表示され;これらの系列が図8に表されている。「停止」信号機開始(3’’)の前に赤色信号灯(4’)によって構成された状態(図8における状態番号III)は、任意選択的であり、これの存在は、現地当局によって決定されるべきである。しかしながら、赤色信号灯作動の可能性は、前に見られたように複雑な交差道路の場合に有用であるという事実とは無関係に、単に交通信号灯コントローラの再プログラミングによって、その結果、図8における状態IVが見えないようにされることによって、「譲れ」信号灯を従来型の3色交通信号灯に変換することも可能にするので望ましい。このようにして、「譲れ」信号灯がピーク時間または当局の裁量に依存して従来型の交通信号灯に変化することがあるシステムフレキシビリティが強化される。赤色信号灯をこれの制御機器と共に装置の中に組み入れることによりもたらされる余分なコストは、このような組み入れが付加的な材料をほとんど必要とすることがないので、無視できる。
好ましい発明実施形態におけるLEDマトリクス(6)は、八角形表面全体を覆う。交通信号灯信号に寄与するLEDの一部分だけが、いくつかの状態を支える2色または3色LEDである。最新式の交通信号灯と同様に、八角形マトリクスは、防水ケーシング内で悪天候状態から保護され、LED(6)は、故障の場合に容易に交換できる。透明窓が近付いてくる車両に対面する前面でケーシングを閉鎖するので、表示された発光信号機は、できる限り離れた所から見える。
なお、八角形標識およびその中の交通信号灯のサイズは、良好な視認性のため十分に大型であることが重要である。従来型の交通信号灯の直径は、これらが地表面から少なくとも2メートル上方にある場合、およそ20〜30cmである。一部の事例では、赤色信号灯は、関連付けられた緑色信号灯および黄色信号灯より大型であり:典型的に、赤色信号灯の直径は、このとき、30cmであり、一方、緑色および黄色信号灯の直径は、20cmである。それにもかかわらず、従来型八角形「停止」標識の典型的な幅および高さは、60cmであり、ごく稀に、80cmである。図6aにおける「譲れ」信号灯モデルが30cm信号灯の列を取り囲むために採用されるとしても、発光「停止」標識のサイズは、先験的に少なくとも高さ90cmであるべきである。このような標識が平均的な従来型の「停止」標識より見えやすいという利点がある場合、この標識の欠点は、標準的なサイズ(60または最大限でも80cm)に制限されたままである場合より多くの材料から作られるので、重量が増し、受風面積が増大することである。これら全ての要因は、発光標識だけでなく、支持ポスト、ブラケットまたはケーブルにも影響を与える無視できない余分なコストを生じさせる。このため、交差箇所において3色LEDを用いることによって交通信号灯の部分的な重なり合いを可能にすることにより、20から30cmの交通信号灯の列が60から80cm高さの八角形の中に容易に留まることができる図6kにおける「譲れ」信号灯モデルが提案される。このようにして、「停止」標識および交通信号灯の両方の従来型のサイズを維持することができ、「譲れ」信号灯のコストを制限したまま良好な視認性を確保する。さらに、交通信号灯が完全に重なり合う図6lにおけるモデルとは違って、区別できるにもかかわらず部分的に重なり合う信号灯の列を維持することは、色覚に不自由のある人が(下部の緑色、中央の黄色、上部の赤色を含む)4つの「譲れ」信号灯状態を区別することを可能にさせる。図6kにおけるモデルは、その結果、図6lにおけるモデルより普遍性がある。この好ましいモデルを構成するLEDの色および位置の詳細は、前述の図6kおよび14の説明に記載されている。最後に、図14のモデルにおける各LEDは、標識ボード上でのこのLEDの位置に依存して以下のカテゴリのうち1つに入る。初期設定により、LEDは、このLEDのカテゴリにおいて言及された状態を除いてオフにされている:
1. 「停止」状態(以下、「停止時に」と称する)に限り「オン」である赤色LED
2. 停止時(3’’)に限り「オン」である白色LED
3. 停止時(3’’)および赤色信号灯時(4’)に「オン」である赤色LED
4. 黄色信号灯時(2’)または停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または赤色LED
5. 黄色信号灯時(2’)または停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または白色LED
6. 一方で黄色信号灯時(2’)、他方で赤色信号灯時(4’)および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または赤色LED
7. 黄色信号灯時(2’)、赤色信号灯時(4’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色、赤色または白色LED
8. 緑色信号灯時(1’)および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色または赤色LED
9. 緑色信号灯時(1’)、黄色信号灯時(2’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色、黄色、または赤色LED
10. 緑色信号灯時(1’)、黄色信号灯時(2’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色、黄色、または白色LED
2. 停止時(3’’)に限り「オン」である白色LED
3. 停止時(3’’)および赤色信号灯時(4’)に「オン」である赤色LED
4. 黄色信号灯時(2’)または停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または赤色LED
5. 黄色信号灯時(2’)または停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または白色LED
6. 一方で黄色信号灯時(2’)、他方で赤色信号灯時(4’)および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色または赤色LED
7. 黄色信号灯時(2’)、赤色信号灯時(4’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である黄色、赤色または白色LED
8. 緑色信号灯時(1’)および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色または赤色LED
9. 緑色信号灯時(1’)、黄色信号灯時(2’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色、黄色、または赤色LED
10. 緑色信号灯時(1’)、黄色信号灯時(2’)、および停止時(3’’)にそれぞれ「オン」である緑色、黄色、または白色LED
中央位置に加えて、本発明は、標識ボード上の交通信号灯列(または行)の考え得る全ての位置と、信号灯円盤間の重なり合いの考え得る全ての部分とを対象とする。特に、赤色信号灯(4’)のサイズが2つの他の信号灯のサイズより大きい事例が考慮され:このとき、3つの信号灯円盤のうち2つだけが部分的に重なり合うことがあり、3番目の円盤は、他の2つから分離している。たとえば、近傍円盤の中心間の距離が均等に、約20cmに保たれ、赤色円盤(4’)の直径が30cmであり、他の円盤の直径が20cmである場合、黄色円盤(2’)と赤色円盤(4’)とだけが部分的に重なり合うことになる。これに反して、立法者は、より視認性を高めるため大型赤色信号灯の分離を好むことがあり、この場合、緑色信号灯(1’)および黄色信号灯(2’)は、これらがより小型であるとしても部分的に重なり合うことになる。
交通信号灯および赤色背景に白色で現れる「停止」信号機の空間分解能は、ボード上のLED(6)の表面密度によって決定される。これは、実施毎に変化する可能性があるが、80cmの八角形ボードサイズに対して、LEDは、ボード平面上のいずれの直交方向でも1cmずつ離間して配置されることがあり得る。高い表面密度は、「譲れ」信号灯およびこれの保守のコストを著しく増加させる可能性があるが、それにもかかわらず許容できる。
前述のとおり3つの信号灯を含む発光「停止」標識は、本発明の独創的な部分を構成する。それにもかかわらず、発明装置の説明をより完全にするために、発明装置は、「譲れ」信号灯がこれの機能を果たせるようにする要素と関連付けられるべきである。第1に、発光ボードは、歩道、道端、または車道からある程度の高さに保持されるべきであり:この支持機能は、横ポスト、ブラケット、またはさらには車道の上方に張られた荷重担体ケーブルによって確保される。潜在的に、3色交通信号灯に対して米国においてよくあるように、ブラケットまたは担体ケーブル標識ポストの懸架は、「譲れ」信号灯に接近し、対面する車両に関して交差点の反対側で行われることがあり得る。あらゆる場合において、LEDマトリクスのための電源ラインは、できる限り見えないように標識ボードまでの支持体に沿って敷かれる。制御ケーブルもボードへの束に合流されることがあるが、無線制御が、交通信号灯コントローラによって送信された電磁波によって使用可能にされることもあり得る。無線制御の場合、アンテナおよびレシーバが発光「譲れ」信号灯ボードを備える必要があり;このとき、レシーバは、送信された開始を適切なLEDに送り出す。「譲れ」信号灯コントローラは、あらゆる観点において、従来型の交通信号灯コントローラに類似している。しかしながら、この「譲れ」信号灯コントローラのプログラミングは、当局が黄色信号と「停止」信号との間に赤色信号灯遷移を保っている事例では、3色交通信号灯に対して通常想定される3状態ではなく、「譲れ」信号灯のライン毎に4状態を取り扱うことがあるので異なる。連続的な「譲れ」信号灯/3色信号灯サイクルは、従って、1日の様々な時間に対してプログラムされることがある。「譲れ」信号灯コントローラは、交通信号灯コントローラが行うのと全く同じ方法で歩行者信号機の起動も管理しなければならない。
上記実施の様々な変形は、本発明の範囲を離れることなく、当然ながら、当業者がなし得るものである。
Claims (19)
- 交差道路または単純な横断歩道(以下、交差点と呼ばれる場所)に設置された常設型信号システムを含み、前記信号システムは、プログラマブルコントローラと、道路交通法規に適合し、自動車運転者に通行優先権入れ替えを許可する時系列に従って前記コントローラによって始動される1組の発光信号機とを備え、前記信号機は、前記交差点の近くで車道の上方または傍らにある、道路交通制御の方法であって、
合流道路のうち少なくとも1つからの自動車運転者に対して、他の競合車線に車両がない場合、前記コントローラによって始動された信号機の系列において、前記自動車運転者に向けられた「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の表示によって、前記交差点を通過することを許可することを特徴とする、道路交通制御の方法。 - 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の「オフ」状態と「オン」状態との間の遷移状態が、前記信号機を点滅させることにより前記コントローラによって始動され、前記系列をサイクル:
−状態1:「停止」または「譲れ」信号が「オフ」
−状態2:「停止」または「譲れ」信号が点滅
−状態3:「停止」または「譲れ」信号が「オン」
に従う少なくとも3つの状態に至らせることを特徴とする、請求項1に記載の道路交通制御の方法。 - 前記「停止」または「譲れ」信号のオフへの切り替えは、前記コントローラによって、前記信号機のパネルホルダまたは前記パネル上に位置し、前記信号機と同じ方向に発光ビームを向け、自動車運転者に通行優先権を知らせる緑色または点滅黄色交通信号灯のオンへの切り替えと同期化され、前記系列をサイクル:
−状態1:緑色信号灯(1,1’)または点滅黄色信号灯(2’’)
−状態2:「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
に従う少なくとも2つの状態に至らせることを特徴とする、請求項1に記載の道路交通制御の方法。 - 前記緑色(1,1’)または点滅黄色信号灯のオフへの切り替えと同期化され、前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の開始に先行する時間的信号機が、前記信号機の前記パネルホルダまたは前記パネル上に位置し、前記信号機と同じ方向に発光ビームを向ける黄色交通信号灯を用いて前記コントローラによって始動され、前記系列をサイクル:
−状態1:緑色信号灯(1,1’)または点滅黄色信号灯(2’’)
−状態2:黄色信号灯(2,2’)
−状態3:「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
に従う少なくとも3つの状態に至らせることを特徴とする、請求項3に記載の道路交通制御の方法。 - 前記黄色(2,2’)のオフへの切り換えと同期化され、前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の開始に先行する付加的な信号機が、前記信号機の前記パネルホルダまたは前記パネル上に位置し、前記信号機と同じ方向に発光ビームを向け、無条件「停止」を自動車運転者に知らせる赤色交通信号灯を用いて前記コントローラによって始動され、前記系列をサイクル:
−状態1:緑色信号灯(1,1’)または点滅黄色信号灯(2’’)
−状態2:黄色信号灯(2,2’)
−状態3:赤色信号灯(4,4’)
−状態4:「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
に従う少なくとも4つの状態に至らせることを特徴とする、請求項4に記載の道路交通制御の方法。 - 緑色(1,1’)または点滅黄色信号灯が近づきつつあることを自動車運転者に警告する付加的な信号が前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の時間中に黄色信号灯(2,2’)を用いて前記コントローラによって始動され、前記系列をサイクル:
−状態1:緑色信号灯(1,1’)または点滅黄色信号灯(2’’)
−状態2:黄色信号灯(2,2’)
−状態3:赤色信号灯(4,4’)
−状態4:「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
−状態5:黄色信号灯(2,2’)を伴う「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
に従う少なくとも5つの状態に至らせることを特徴とする、請求項5に記載の道路交通制御の方法。 - 状態1が緑色信号灯(1,1’)である場合、黄色信号灯(2,2’)が近づきつつあることを自動車運転者に警告する付加的な信号機が前記緑色信号灯を点滅させることにより前記コントローラによって始動され、前記系列をサイクル:
−状態1:緑色信号灯(1,1’)
−状態2:点滅緑色信号灯
−状態3:黄色信号灯(2,2’)
−状態4:赤色信号灯(4,4’)
−状態5:「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
−状態6:黄色信号灯(2,2’)を伴う「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号
に従う少なくとも6つの状態に至らせることを特徴とする、請求項6に記載の道路交通制御の方法。 - 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号は、競合車道上に位置している同じタイプの信号が「オフ」である限り、競合車道の交通信号灯が緑色または黄色である限り、または、前記信号機が立っている前記車道の歩行者信号灯が歩行者への通行優先権を示す限り「オン」のままであることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の道路交通制御の方法。
- 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の前記「オフ」状態は、(存在する場合に)前記赤色信号灯(4,4’)の表示と同期化されない限り、競合車線上の自動車運転者に対する動的な「停止」/「譲れ」信号、または、赤色信号灯の表示を伴うことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の道路交通制御の方法。
- 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号の前記「オフ」状態は、(存在する場合に)前記赤色信号灯(4,4’)の表示と同期化されない限り、前記信号機が立っている前記車道上の前記横断歩道で、前記コントローラによって同様に始動され、前記車道を横断しないように歩行者に知らせる典型的には発光赤色シンボルが伴うことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の道路交通制御の方法。
- 前記プログラマブルコントローラは、交通信号灯コントローラであることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の道路交通制御の手順を実施する装置。
- 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号が防水ケーシングまたはパネルに統合され、道路交通法規において前記信号に関連付けられたシンボルが表示される半透明窓を背面照明する白熱光源によって作り出されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の手順を実施する装置。
- 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号が防水ケーシングとボード上で統合され、道路交通法規における前記信号のシンボルを再現するものであり、前記ボードは自動車運転者から見える発光ダイオード(LED)(6)を埋め込み、これのオンおよびオフの切り替えは、プログラムされた信号機系列に従って前記コントローラによって始動されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の手順を実施する装置。
- 道路交通法規において指定された前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号は、オンおよびオフの切り替えが前記プログラマブルコントローラによって始動されるLED(6)マトリクスによって完全に作り出されることを特徴とする、請求項13に記載の実施装置。
- 交通信号灯が前記発光「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号と組み合わされる場合、前記信号の前記パネルは、機械的に留められた列または行で前記交通信号灯と整列されているが前記交通信号灯から物理的に分離され、それ自体が関連する車道の上方でブラケットまたはケーブルに吊されるか、前記車道の脇でポストによって支持されており、前記パネルがこの1組のいずれかの端部に設置されていることを特徴とする、請求項12から14のいずれか一項に記載の実施装置。
- 交通信号灯が前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)動的標識ボードと組み合わされる場合、前記交通信号灯のうち少なくとも1つが前記標識ボードの平面内に埋め込まれたLEDで構成されていることを特徴とする、請求項13または14に記載の実施装置。
- いくつかの交通信号灯が前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)標識内に埋め込まれている場合、前記交通信号灯のうち少なくとも2つが部分的にまたは完全に重なり合うことと、前記標識ボードの表面上での前記交通信号灯の位置に依存して、前記信号灯のLEDは、信号灯の重なり合いが全部で3つである場合、2状態(オンまたはオフ)を持つ単色、3状態を持つ2色、4状態を持つ3色、または、4状態を持つ4色であることとを特徴とする、請求項16に記載の実施装置。
- 前記「停止」(3,3’,3’’)または「譲れ」(5,5’,5’’)信号と、前記信号の前記パネルホルダまたは前記パネル上で同期化され、後者の場合に前記信号とコントラストをなす発光方向指示矢印を組み合わせることを特徴とする、請求項12から14のいずれか一項に記載の装置。
- 交通信号灯が前記矢印を備えた信号機と組み合わされた場合、前記交通信号灯は、前記信号機矢印と同じ方向を向き、前記交通信号灯コントローラの命令時に順番にオンに切り替わる発光方向指示緑色、黄色、または赤色矢印であることを特徴とする、請求項18に記載の装置。
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