JP2017518342A - アミドアミンカチオン性界面活性剤及び付着ポリマーを含み、低いpH値を有する、ヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

アミドアミンカチオン性界面活性剤及び付着ポリマーを含み、低いpH値を有する、ヘアコンディショニング組成物 Download PDF

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Abstract

開示されるのは、ヘアコンディショニング組成物であって、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)をより高い割合で含むアニオン性ポリマー、及び水性キャリア、を含み、4以下のpHを有する、ヘアコンディショニング組成物である。本発明は、塊状物を減らす一方で、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、及びカルボキシル基を有するビニルモノマーをより高い割合で含有するアニオン性ポリマーの両方を含有する、ヘアコンディショニング組成物を提供する。

Description

本発明は、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)をより高い割合で含むアニオン性ポリマー、及び水性キャリア、を含み、4以下のpHを有する、ヘアコンディショニング組成物に関する。本発明は、塊状物を減らす一方で、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、及びカルボキシル基を有するビニルモノマーをより高い割合で含有するアニオン性ポリマーの両方を含有する、ヘアコンディショニング組成物を提供する。
毛髪のコンディショニングのために、様々な手法が開発されてきている。コンディショニング効果をもたらす一般的な方法は、カチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、シリコーン化合物、及びこれらの混合物のようなコンディショニング剤の使用によるものである。これらのコンディショニング剤のほとんどは、様々なコンディショニング効果を提供することが知られている。しかしながら、そのようなコンディショニング剤を含有するリンスオフコンディショナーでは、そのような剤の多くがリンスの後の毛髪上に留まるのは比較的困難である。
コンディショナー、特にリンスオフコンディショナーの、コンディショニング効果を改善する試みが、これまでになされてきた。例えば、特開平第2012−106985号は、カチオン性界面活性剤と、脂肪族アルコールと、シリコーンと、カルボキシル基を有するビニルモノマーを含有するポリマーと、を含む毛髪化粧品を開示しているが、そのポリマーは、カチオン性界面活性剤の優れた付着を提供し、組成物の粘度を高め、より滑らかに塗布できる組成物にすると言われている。
しかしながら、本発明の発明者らによって、組成物がモノアルキルアミンカチオン性界面活性剤と、カルボキシル基を有する高い割合のビニルモノマーを含有するアニオン性ポリマーとを含む場合、その組成物は、目に見える大きなサイズの塊状物、及び/又はより多くの塊状物を形成してしまい、これが少なくとも製品の見た目という観点からは望ましくないことが判明した。
特開平第2012−106985号
そのため、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、及びカルボキシル基を有する高い割合のビニルモノマーを含有するアニオン性ポリマーを両方とも含有する一方で、塊状物を減らした、特に、より大きな粒径の塊状物の小さくし、かつ/又は塊状物の数を減らしたヘアコンディショニング組成物を提供するのを望む声がなおも存在している。
既存の技術では、本発明の利点及び効果の全てを提供できるものは存在しない。
本発明は、ヘアコンディショニング組成物を対象とし、その組成物は、重量基準で、
(a)約0.1重量〜約8重量%のカチオン性界面活性剤であって、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤を含むカチオン性界面活性剤、
(b)約1%〜約15%の高融点脂肪族化合物、
(c)約0.05%〜約6%のアニオン性ポリマーであって、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)を含み、前記ビニルモノマー(A)が、前記アニオン性ポリマーの総質量に基づいて約40質量%〜約100質量%の濃度でポリマー中に含有されている、アニオン性ポリマー、及び
(d)水性キャリア、を含み、
その組成物は、約4以下のpHを有する。
本発明は、塊状物を減らした、特に、より大きな塊状物の粒径を小さくし、及び/又は塊状物の数を減らした一方で、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、及びカルボキシル基を有するビニルモノマーをより高い割合で含有するアニオン性ポリマーの両方を含有する、ヘアコンディショニング組成物を提供する。
本発明のこれら及びその他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を読むことで、よりよく理解されるであろう。
実施例1の組成物の顕微鏡画像の写真である。 実施例2の組成物の顕微鏡画像の写真である。 比較例iの組成物の顕微鏡画像の写真である。 比較例iiの組成物の画像の写真である。
本明細書は、本発明を具体的に指摘し、明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の説明からよりよく理解されるものと考えられる。
本明細書において、「含む(comprising)」とは、最終結果に影響しない他の工程及び他の成分が加えられ得ることを意味する。この用語には、「〜からなる(comsisting of)」及び「〜から本質的になる(comsisting essentially of)」という用語が含まれる。
割合、部、及び比は全て、特に指定のない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。全てのそのような重量は、列挙された成分に関する場合、活性成分の濃度に基づき、したがって市販材料に含まれ得るキャリア又は副生成物を含まない。
本明細書において、「混合物」は、複数の材料の単純な組み合わせ、及びそのような組み合わせから結果として得ることができる任意の化合物を含むことを意味する。
組成物、pH、及び酸
本発明の組成物は、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)をより高い割合で含むアニオン性ポリマー、及び水性キャリア、を含む。
本発明の組成物は、塊状物を減らすという観点から、約4以下、好ましくは約3.7以下、より好ましくは約3.5以下のpHを有するが、皮膚及び/又は目に対する刺激及び/又は不適合性を回避するという観点から、好ましくは約2.5から、より好ましくは約3.0からのpHを有する。
本発明の発明者により、そのような低いpHを有する組成物が、類似の、ただしより高いpHを有する組成物と比べて塊状物を減らすという驚くべき事実が判明した。それは、pHがより高い場合に、アニオン性ポリマー中のより高い割合のカルボキシル基(COOH)が、組成物中でCOO−基になり、そのCOO−基が、エマルション及び/又はゲルネットワークと相互作用して、塊状物及び/又は集塊を形成するものと考えられる。本発明においては、pHがより低い場合は、アニオン性ポリマー中のより高い割合のカルボキシ基(COOH)が、組成物中においてカルボキシ基(COOH)のままでとどまり、そのため、アニオン性ポリマーが、エマルション及び/又はゲルネットワークと相互作用するのが減り、その結果、塊状物及び/又は集塊が減るものと考えられる。
本発明の組成物が上記のpHを有するためには、あるタイプの酸が、pH調整剤及び/又は、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤のカウンター酸として用いられ得る。本発明においては、比較的少ない量の酸を用いることにより本発明のpHを実現する(安定性及び/又は離水防止という観点から好まれる)という観点から、単一の酸を、pH調整剤及びモノアルキルアミンカチオン性界面活性剤のカウンター酸の両方として用いることが好ましい場合がある。
本発明においては、比較的少ない量の酸を用いることにより本発明のpHを実現する(安定性及び/又は離水防止という観点から好まれる)という観点から、例えば3未満(3を含まない)のpKaを有する酸のような強い酸であって、水溶性が高い酸を用いることが極めて好ましい。そのような極めて好ましい酸は、例えば、塩酸、硫酸、及びスルホン酸、並びに2−ブロモ酪酸であり、より好ましくは塩酸である。上記のpHを実現するために、そのような極めて好ましい酸が、組成物中に任意の濃度で含有され得るが、塊状物を減らす一方で、安定性及び/又は離水防止を提供するという観点から、好ましくは組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約0.2重量%で含有されるとよい。
本発明においては、上記の強酸よりも弱い酸の中にも、好ましく用いることができるものがある。そのような弱酸は、上記の強酸よりもわずかにpKaが高いか、又は水溶性がわずかに低いものである。そのような好ましい酸は、例えば、クエン酸、酢酸、乳酸、及びコハク酸である。上記のpHを実現するために、そのような好ましい酸が、組成物中に任意の濃度で含有され得るが、塊状物を減らす一方で、安定性及び/又は離水防止を提供するという観点から、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.35重量%〜約0.45%で含有されるとよい。
本発明においては、上記の極めて好ましい酸及び好ましい酸は、独立的に又は集合的に、例えばグルタミン酸及びアスパラギン酸のような他の酸と共に又はそれらなしで、用いられ得る。本発明においては、塊状物を減らす一方で、安定性及び/又は離水防止を提供するという観点から、例えばグルタミン酸及びアスパラギン酸のような他の酸を、上記の極めて好ましい及び/又は好ましい酸なしで独立的に用いることは好ましくない。
酸は、いつ組成物に添加してもよく、例えば、エマルション又はゲルマトリクス形成の前、最中、又は後に添加することができる。好ましくは、酸は、アニオン性ポリマーがカチオン性界面活性剤に接触する前、特にモノアルキルアミンカチオン性界面活性剤に接触する前に加えられる。より好ましくは、酸は、エマルション又はゲルマトリクスが形成される前に、アニオン性ポリマーと共に水性キャリアに加えることができる。
カチオン性界面活性剤
本発明の組成物は、カチオン性界面活性剤を含む。カチオン性界面活性剤は、組成物の約0.1重量%〜約8重量%、好ましくは約0.2重量%〜約6重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%の濃度で組成物に含まれる。
本発明では、カチオン性界面活性剤は、カチオン性界面活性剤及び高融点脂肪族化合物の合計に対するカチオン性界面活性剤のモル%が約5%〜約60%、好ましくは約8%〜約40%、より好ましくは約10%〜約35%となるように含まれる。モル%が低すぎると、組成物が提供する湿潤時摩擦力は増大し、及び/又は湿潤時清浄感は低減する。モル%が高すぎると、組成物が提供する製品の手触りは劣ったものになる場合がある。
本明細書において有用なカチオン性界面活性剤は、炭素原子12〜30個の1つのアルキル長鎖を有するモノアルキルアミンカチオン性界面活性剤であり、例えば、モノアルキルアミドアミンカチオン性界面活性剤が含まれる。更に、濡れた毛髪上における清浄感を改善するという観点から、炭素原子12〜30個のアルキル長鎖を2つ有するジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤を、上記モノアルキルカチオン性界面活性剤と共に使用してもよい。
モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤
本発明の組成物は、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤を含む。モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤は、組成物中に、組成物の約0.1重量%〜約8重量%、好ましくは約0.2重量%〜約6%、より好ましくは約0.5重量%〜約5%の濃度で含まれ得る。
本明細書において有用なモノアルキルアミンカチオン性界面活性剤は、炭素原子約12〜約30個の長鎖アルキル基又はアルケニル基を1つ有する、好ましくは炭素原子16〜24個の、より好ましくは炭素原子18〜22個の、アルキル基を1つ有する、第一級、第二級、及び第三級アミンである。本明細書において有用なモノアルキルアミンは、モノアルキルアミドアミンも含む。
特に有用なものは、炭素原子約12〜約22個の、好ましくは炭素原子約16〜約22個のアルキル基を有する第三級アミドアミンである。例示的な第三級アミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン、アラキダミドエチルジエチルアミン、アラキダミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミドが挙げられる。本発明において有用なアミンは、米国特許第4,275,055号(Nachtigalら)に開示されている。
上記モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤は、好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、L−グルタミン酸塩酸塩、マレイン酸、及びこれらの混合物、より好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸などの酸と組み合わせて使用される。酸は、アミン対酸のモル比が約1:0.3〜約1:2、より好ましくは約1:0.4〜約1:1で使用することができる。
ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤
本発明の組成物は、ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤を含有していてよい。ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤は、組成物の約0.05重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約3重量%の濃度で組成物に含まれ得る。ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤が含まれる場合は、レオロジーの安定性及びコンディショニング効果の観点から、好ましくは、モノアルキルカチオン性界面活性剤対ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤の重量比は、約1:1〜約5:1、より好ましくは約1.2:1〜約5:1、更により好ましくは約1.5:1〜約4:1である。
本明細書において有用なジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤は、12〜30個の炭素原子、より好ましくは16〜24個の炭素原子、更により好ましくは18〜22個の炭素原子を有する2つのアルキル長鎖を有するものである。本明細書で有用なそのようなジアルキル四級化アンモニウム塩は、次の式(I)を有するものである。
Figure 2017518342
式中、R71、R72、R73、及びR74のうちの2つは、炭素原子12〜30の、好ましくは炭素原子16〜24の、より好ましくは炭素原子18〜22の脂肪族基、又は最大約30個の炭素原子を有する、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、R71、R72、R73、及びR74のうちの残りのものは、炭素原子1〜約8の、好ましくは炭素原子1〜3の脂肪族基、又は最大約8個の炭素原子を有する、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から独立に選択され、X-は、例えば塩化物及び臭化物のようなハロゲン化物、例えばメトサルフェート及びエトサルフェートのようなC1〜C4のアルキルサルフェート、及びそれらの混合物からなる群から選択される塩形成アニオンである。脂肪族基は、炭素原子及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基などのその他の基を含有することができる。より長鎖の脂肪族基、例えば、炭素数が約16個、又はそれ以上のものは、飽和であっても不飽和であってもよい。好ましくは、R71、R72、R73、及びR74のうちの2つは、炭素原子12〜30の、好ましくは炭素原子16〜24の、より好ましくは炭素原子18〜22のアルキル基から選択され、R71、R72、R73、及びR74のうちの残りのものは、CH3、C25、C24OH、CH265、及びそれらの混合物から独立に選択される。
そのような好ましいジアルキルカチオン性界面活性剤としては、例えば、ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウムクロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジ水素添加タローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、及びジセチルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。
高融点脂肪族化合物
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含む。高融点脂肪族化合物は、組成物の約1重量%〜約15重量%、好ましくは約1.5重量%〜約12重量%、より好ましくは約2重量%〜約10重量%の濃度で組成物に含まれる。
エマルション、特にゲルマトリックスの安定性という観点から、本明細書で有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の、好ましくは40℃以上の、より好ましくは45℃以上の、更により好ましくは50℃以上の融点を有する。好ましくは、そのような融点は、製造及び乳化をより容易にするという観点から、約90℃まで、より好ましくは約80℃まで、更により好ましくは約70℃まで、一層より好ましくは約65℃までである。本発明では、高融点脂肪族化合物は、単一化合物として、又は少なくとも2つの高融点脂肪族化合物のブレンド物若しくは混合物として、使用することができる。そのようなブレンド又は混合物として使用されるとき、上記融点は、ブレンド又は混合物の融点を意味する。
本明細書で有用な高融点脂肪族化合物は、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される。当業者は、本明細書のこの項に開示されている化合物が、場合によっては1つを超える分類に属し得る(例えば、いくつかの脂肪族アルコール誘導体は、脂肪酸誘導体としても分類され得る)ということを理解している。しかしながら、所与の分類はその特定の化合物を限定することを意図するものではなく、分類及び命名法の便宜上そのようになされている。更に、二重結合の数及び位置、並びに分枝鎖の長さ及び位置に応じて、ある必要な炭素原子を有する特定の化合物が、上記の、本発明において好ましい融点未満の融点を有し得るということが、当業者には理解されている。そのような低融点の化合物は、本項には含まれないものとする。高融点化合物の非限定的な例は、国際化粧品成分辞典(International Cosmetic Ingredient Dictionary)(第5版、1993年)、及びCTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)(第2版、1992年)に記載されている。
様々な高融点脂肪族化合物のうち、脂肪族アルコールが本発明の組成物において使用されるのが好ましい。本明細書で有用な脂肪族アルコールは、約14〜約30個の炭素原子、好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコールは飽和しており、直鎖アルコールであっても分枝鎖アルコールであってもよい。
例えば、好ましい脂肪族アルコールとしては、(約56℃の融点を有する)セチルアルコール、(約58〜59℃の融点を有する)ステアリルアルコール、(約71℃の融点を有する)ベヘニルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。これらの化合物は、上記の融点を有することが既知である。しかしながら、これらは多くの場合、供給されるときにより低い融点を有するが、それはそのような供給される製品が多くの場合、主アルキル鎖がセチル、ステアリル、又はベヘニル基であるアルキル鎖長分布を有する脂肪族アルコールの混合物であるからである。本発明では、より好ましい脂肪族アルコールは、セチルアルコール、ステアリルアルコール、及びこれらの混合物である。
本明細書で有用な市販の高融点脂肪族化合物としては、Shin Nihon Rika社(Osaka、Japan)から入手可能な商品名KONOLシリーズ及びNOF社(Tokyo、Japan)から入手可能な商品名NAAシリーズのセチルアルコール、ステアリルアルコール、及びベヘニルアルコール、並びにWAKO社(Osaka、Japan)から入手可能な商品名1−DOCOSANOLの純粋なベヘニルアルコールが挙げられる。
ゲルマトリクス
本発明においては、エマルション、好ましくはゲルマトリクスが、カチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、及び水性キャリアにより形成される。ゲルマトリックスは、濡れている毛髪への塗布中の指すべりの良い感触、並びに乾いた毛髪の柔らかさ及びしっとり感などの様々なコンディショニング効果をもたらすのに好適である。
好ましくは、特にゲルマトリックスが形成される場合、カチオン性界面活性剤及び高融点脂肪族化合物の総量は、本発明の効果をもたらすという観点から、組成物の約4.5重量%から、好ましくは約5.0重量%から、より好ましくは約5.5重量%から、展延性及び製品外観という観点から、組成物の約15重量%まで、好ましくは約14重量%まで、より好ましくは約13重量%まで、更により好ましくは約10重量%までである。更に、ゲルマトリクスが形成される場合、カチオン性界面活性剤及び高融点脂肪族化合物は、濡れている際のコンディショニング効果を改善するという観点から、カチオン性界面活性剤対高融点脂肪族化合物の重量比が、好ましくは約1:1〜約1:10、より好ましくは約1:1.5〜約1:7、更により好ましくは約1:2〜約1:6の範囲になるような濃度で含有される。
好ましくは、ゲルマトリックスが形成される場合、本発明の組成物は、ゲルマトリックスの安定性という観点から、アニオン性界面活性剤を実質的に含まない。本発明において、「組成物がアニオン性界面活性剤を実質的に含まない」とは、組成物がアニオン性界面活性剤を含まないということ、又は組成物がアニオン性界面活性剤を含む場合においても、そのようなアニオン性界面活性剤の濃度が非常に低いということ、を意味している。本発明において、そのようなアニオン性界面活性剤の総濃度は、含まれる場合は、好ましくは組成物の1重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下、更により好ましくは0.1重量%以下である。最も好ましくは、そのようなアニオン性界面活性剤の総濃度は、組成物の0重量%である。
水性キャリア
本発明の組成物は水性キャリアを含む。キャリアの濃度及び種類は、その他の成分との相溶性及び製品のその他の所望の特性に従って選択される。
本発明において有用なキャリアとしては、水、及び低級アルキルアルコールの水溶液が挙げられる。本明細書で有用な低級アルキルアルコールは、1〜6個の炭素を有する一価アルコールであり、より好ましくはエタノール及びイソプロパノールである。
好ましくは、水性キャリアは、実質的に水である。脱イオン水が使用されるのが好ましい。ミネラルカチオンを含む天然供給源からの水もまた、製品の所望の特性に応じて使用することができる。一般的に、本発明の組成物は、約20%〜約99%、好ましくは約30%〜約95%、より好ましくは約80%〜約90%の水を含む。
アニオン性付着ポリマー
本発明の組成物は、アニオン性ポリマー、好ましくはアニオン性付着ポリマーを更に含む。付着ポリマーは、組成物の約0.05重量%〜約6重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約3.5重量%の濃度で含まれる。
アニオン性ポリマーは、いつ組成物に添加してもよく、例えば、エマルション又はゲルマトリクス形成の前、最中、又は後に添加することができる。本発明の効果という観点から、好ましくは、アニオン性ポリマーは、エマルション又はゲルマトリクス形成の前に添加され、より好ましくは、水性キャリアと混合されてから、カチオン性界面活性剤及び/又は高融点脂肪族化合物と混合される。
本明細書において有用なアニオン性ポリマーは、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)を含むものであり、ビニルモノマー(A)はポリマー中に、コポリマーの総質量に基づいて、約40質量%から、好ましくは約50質量%から、より好ましくは約60質量%以上、更により好ましくは約70質量%以上の濃度、かつ約100質量%まで、好ましくは約90質量%以下の濃度で含有される。
特に、アニオン性付着ポリマーの場合は、(i)アニオン性付着ポリマー対(ii)カチオン性界面活性剤及び高融点脂肪族化合物の合計の重量比が、約1:1〜約1:160、より好ましくは約1:2.5〜約1:120、更により好ましくは約1:3.5〜約1:80であることが好ましい。(i)対(ii)の重量比が低すぎる場合は、その組成物は、カチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物、及び/又はシリコーン化合物の付着を低減させる可能性がある。(i)対(ii)の重量比が高すぎる場合は、その組成物は、レオロジーに影響を及ぼし、望ましくないことに、組成物のレオロジーを低下させる可能性がある。
アニオン性付着ポリマー
本明細書で有用な付着ポリマーは、構造中にカルボキシル基を有するビニルモノマー(A)、及び次式(1)によって表されるビニルモノマー(B)を含むコポリマーであって、
CH2=C(R1)−CO−X−(Q−O)r−R2 (1)
式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、水素原子、又は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表し、置換基を有し得るものであり、Qは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であって、置換基を有し得る、アルキレン基を表し、rは、2〜15の整数を表し、Xは、酸素原子又はNH基を表し、構造−(Q−O)r−R2においては、直鎖に結合している原子の数は、70以下であり、
ビニルモノマー(A)は、約50質量%〜約90質量%の濃度で含有され、ビニルモノマー(B)は、約10質量%〜約50質量%の濃度で含有される。
ビニルモノマー(A)
本発明のコポリマーは、構造中にカルボキシル基を有するビニルモノマー(A)を含有する。コポリマーは、1種のビニルモノマー(A)を含有してもよく、2種以上のビニルモノマー(A)を含有してもよい。ビニルモノマー(A)は、好ましくはアニオン性である。
このビニルモノマー(A)は、カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/又はシリコーンの改善された付着性の観点から、コポリマーの総質量に基づいて、約50質量%から、好ましくは約55質量%から、より好ましくは約60質量%以上、更により好ましくは約65質量%以上、かつ塗布中に損なわれない滑らかさ及び/又は製品粘度の観点から、約90質量%まで、好ましくは約85質量%以下、より好ましくは約80質量%以下の濃度で含有される。
カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)の非限定的な例としては、例えば、3〜22個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸モノマーが挙げられる。不飽和カルボン酸モノマーは、好ましくは4個以上の炭素原子、好ましくは20個以下の炭素原子、より好ましくは18個以下の炭素原子、更により好ましくは10個以下の炭素原子、及び更により好ましくは6個以下の炭素原子を有する。更に、ビニルモノマー(A)中のカルボキシル基の数は、好ましくは1〜4個、より好ましくは1〜3個、更により好ましくは1〜2個、最も好ましくは1個である。
カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/又はシリコーンの付着性の改良の観点から、ビニルモノマー(A)は、好ましくは次式(2)又は次式(3)によって表される不飽和カルボン酸モノマーであり、より好ましくは式(2)によって表されるものである。
CH2=C(R3)−CO−(O−(CH2m−CO)n−OH (2)
式中、R3は、水素原子又はメチル基、好ましくは水素原子を表し、mは、1〜4の整数、好ましくは2〜3の整数を表し、nは、0〜4の整数、好ましくは0〜2の整数、及び最も好ましくは0を表し、
CH2=C(R4)−COO−(CH2)p−OOC−(CH2)q−COOH (3)
式中、R4は、水素原子又はメチル基、好ましくは水素原子を表し、p及びqは独立に、2〜6の整数、好ましくは2〜3の整数を表す。
式(2)によって表されるものの例としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アンゲリカ酸、チグリン酸、2−カルボキシエチルアクリレートオリゴマーなどが挙げられる。これらの中でも、アクリル酸及びメタクリル酸が好ましく、アクリル酸がより好ましい。式(3)によって表されるものの例としては、アクリロイルオキシエチルスクシネート、2−メタクリロイルオキシエチルスクシネートなどが挙げられる。
ビニルモノマー(B)
コポリマーは、ビニルモノマー(B)を含有する。コポリマーは、1種類のビニルモノマー(B)を含有してもよいし、2種類以上のビニルモノマー(B)を含有してもよい。ビニルモノマー(B)は、好ましくは非イオン性である。
ビニルモノマー(B)は、塗布中の感触及び滑らかさの改善の観点から、コポリマーの総質量に基づいて約10質量%から、好ましくは約15質量%から、より好ましくは約20質量%からの濃度、かつカチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/又はシリコーンの付着性改善の観点から、コポリマーの総質量に基づいて約50質量%まで、好ましくは約45質量%まで、より好ましくは約40質量%まで、更により好ましくは約35質量%までの濃度で含有される。
本明細書において有用なビニルモノマー(B)は、式(4)によって表されるものである。
CH2=C(R1)−CO−X−(Q−O)r−R2 (4)
式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、水素原子、又は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表し、置換基を有し得るものであり、Qは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であって、置換基を有し得る、アルキレン基を表し、rは、2〜15の整数を表し、Xは、酸素原子又はNH基を表し、構造−(Q−O)r−R2においては、直鎖に結合している原子の数は、70以下である。
2が置換基を有する場合、置換基は、コポリマーの他の部分と反応しない置換基である。ビニルモノマー(B)は、好ましくは親水性であり、したがって、R2は、好ましくは、水素原子又は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基であり、より好ましくは、水素原子又は1個若しくは2個の炭素原子を有するアルキル基である。
Xは、好ましくは、酸素原子を表す。
Qは、好ましくは、置換基も有し得る2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基、より好ましくは、全く置換基を有さない2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基を表す。Qのアルキレン基が置換基を有する場合、そのような置換基は、コポリマーの他の部位と反応しないのが好ましく、より好ましくはそのような置換基は50以下の分子量を有し、更により好ましくはそのような置換基は−(Q−O)r−の構造部分よりも小さい分子量を有する。そのような置換基の例としては、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基などが挙げられる。
rは、カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/若しくはシリコーンの付着性改善の観点から、並びに/又は塗布中の滑らかさの観点から、好ましくは3以上かつ好ましくは12以下を表す。
上述のように、構造−(Q−O)r−R2中、直鎖により結合している原子の数は70以下である。例えば、Qがn−ブチレン基を表し、r=15であり、R2がn−ペンチル基を表す場合、構造−(Q−O)r−R2の直鎖に結合している原子の数は、80と計算されるので、上記の範囲外である。構造−(Q−O)r−R2において直鎖に結合している原子の数は、カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/若しくはシリコーンの付着性改善の観点から、並びに/又は塗布中の滑らかさの観点から、好ましくは60以下、より好ましくは40以下、更により好ましくは28以下、特に好ましくは20以下である。
ビニルモノマー(B)の例に挙げられるものは、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、メトキシポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、メトキシポリエチレングリコール/ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリルアミド(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)、及びポリエチレングリコール(メタ)アクリルアミド(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が2〜15であるもの)であり、好ましくは、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、メトキシポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、メトキシポリエチレングリコール/ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコール/ポリブチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)であり、より好ましくは、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)、及びポリエチレングリコール(メタ)アクリレート(ポリエチレングリコールの繰り返しの数(式(4)中のr)が3〜12であるもの)である。
ビニルモノマー(C)
ビニルモノマー(A)及び(B)に加えて、コポリマーは、塗布中の滑らかさなどのコンディショニング効果をもたらす観点から、12〜22個の炭素原子を有するアルキル基を有するビニルモノマー(C)を更に含有してよい。ビニルモノマー(C)が含まれている場合、ビニルモノマー(C)の量は、カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/若しくはシリコーンの付着性改善、並びに/又は塗布中の滑らかさの観点から、コポリマーの総質量に基づいて、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更により好ましくは25質量%以下、なお更により好ましくは20質量%以下である。
好ましくは、ビニルモノマー(C)は、塗布中の滑らかさの観点から、12〜22個の炭素原子を有するアルキル基を有する(メタ)アクリレートモノマーである。更に、分枝状アルキル基を有するビニルモノマーが特に好ましい。
12〜22個の炭素原子を有するアルキル基を有する(メタ)アクリレートモノマーの例としては、ミリスチル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、合成ラウリル(メタ)アクリレート(ただし、「合成ラウリル(メタ)アクリレート」とは、12個の炭素原子を有するアルキル基及び13個の炭素原子を有するアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを指す)などが挙げられる。これらの中でも、12〜20個の炭素原子を有するアルキル基を有する(メタ)アクリレートモノマーが好ましく、16〜18個の炭素原子を有するアルキル基を有する(メタ)アクリレートモノマーがより好ましい。
コポリマーは、1種類のビニルモノマー(C)を含有してもよく、2種類以上のビニルモノマー(C)を含有してもよい。
その他のモノマー
前述のビニルモノマー(A)、(B)、及び(C)に加えて、コポリマーはまた、コポリマーの効果を低下させない程度に、その他のビニルモノマーを含有してもよい。その他のビニルモノマーの例としては、非イオン性モノマー、両性モノマー、半極性モノマー、カチオン性モノマー、並びにポリシロキサン基を含有するモノマーが挙げられ、好ましくは、ポリシロキサン基を有する又は有さない非イオン性モノマーである。これらその他のモノマーは、前述のビニルモノマー(A)、(B)、及び(C)のいずれとも異なる。
通常そのようなその他のモノマーの量は、それが含まれる場合、コポリマーの総質量の40質量%以下、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更により好ましくは10質量%以下である。
カチオン性界面活性剤、脂肪族化合物、及び/又はシリコーンの付着性改善の観点から、コポリマー中のカチオン性官能基の量は低いことが好ましく、例えば、カチオン性官能基は、好ましくは、コポリマー中の全ての官能基の10モル%以下を占める。より好ましくは、コポリマーは、カチオン性官能基を含まない。
非イオン性モノマーの例としては、(メタ)アクリル酸及び1〜22個の炭素原子を有するアルコールのエステル、(メタ)アクリル酸及び1〜22個の炭素原子を有するアルキルアミンのアミド、(メタ)アクリル酸及びエチレングリコール、1,3−プロピレングリコールなどのモノエステル、並びにモノエステルのヒドロキシル基がメタノール、エタノールなどによってエーテル化されているエステル、(メタ)アクリロイルモルホリンなどが挙げられる。
両性モノマーの例としては、ベタイン基を有する(メタ)アクリルエステル、ベタイン基を有する(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
半極性モノマーの例としては、アミンオキシド基を有する(メタ)アクリレートエステル、アミンオキシド基を有する(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
カチオン性モノマーの例としては、四級アンモニウム基を有する(メタ)アクリレートエステル、四級アンモニウム基を有する(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
ポリシロキサン基を含有するモノマーは、ポリシロキサン構造を有し、また共有結合によってコポリマーに結合することができる構造を有する、モノマーである。これらの成分単位は、化粧品材料組成物において通常併用されるシリコーン油に対して高い親和性を有し、シリコーン油をコポリマー中のその他の成分単位に結合させることによって作用して、皮膚及び毛髪、特にダメージヘアに対するシリコーン油の吸着力を増大させると考えられている。
ポリシロキサン構造は、以下の式(4)によって表される2つ以上の繰り返し構造単位が連結している構造である。
−(SiR56−O)− (4)
式(4)では、R5及びR6は、独立して、1〜3個の炭素原子を有するアルキル基、又はフェニル基を表す。
共有結合を介してコポリマーに連結できる構造は、(メタ)アクリレートエステル又は(メタ)アクリルアミドなどのビニル構造を有しかつ別のモノマーと共重合できる構造、チオールなどの官能基を有しかつ重合中に連鎖移動によってコポリマーに連結できる構造、又はイソシアネート基、カルボン酸基、ヒドロキシル基、アミノ基などを有しかつコポリマー上の官能基と反応及び連結できる構造であり得るが、これらの構造に限定されるものではない。
複数のこれら連結可能な構造は、ポリシロキサン基を含有する1つのモノマー中に存在し得る。コポリマーにおいて、ポリシロキサン構造は、グラフト構造によって主鎖に連結できるか、又は逆に、ポリシロキサン構造は、グラフト構造によってその他の構造が連結している主鎖であってよく、更に、ポリシロキサン構造及びその他の構造は、ブロック構造によって直鎖状態で連結することができる。
ポリシロキサン基を含有するモノマーは、好ましくは、以下の式(5)によって表される。
CH2=C(R7)−Z−(SiR89−O)s−R10 (5)
式中、R7は、水素原子又はメチル基を表し、R8及びR9は、独立して、1〜3個の炭素原子を有するアルキル基又はフェニル基を表し、R10は、1〜8個の炭素原子を有するアルキル基を表し、Zは、二価連結基又は直接結合を表し、sは、2〜200の整数を表す。
シリコーン油に対する親和性増大の観点から、より好ましくは、sは3以上であり、更により好ましくは、sは5以上であり、他のモノマーとの共重合強化の観点から、好ましくは、sは50以下である。
Zは、二価連結基又は直接結合を表すが、以下に示す構造のうちの1つか、又は構造の2つ以上の組み合わせを含有する連結基が好ましい。組み合わせる数は特に限定されないが、通常は5以下である。更に、以下の構造の方向は、任意である(ポリシロキサン基側は、いずれの末端であってもよい)。なお、以下において、Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基又はフェニレン基を表す。
−COO−R−
−CONH−R−
−O−R−
−R−
上述の式(5)によって表されるモノマーとしては、例えば、α−(ビニルフェニル)ポリジメチルシロキサン、α−(ビニルベンジルオキシプロピル)ポリジメチルシロキサン、α−(ビニルベンジル)ポリメチルフェニルシロキサン、α−(メタクリロイルオキシプロピル)ポリジメチルシロキサン、α−(メタクリロイルオキシプロピル)ポリメチルフェニルシロキサン、α−(メタクリロイルアミノプロピル)ポリジメチルシロキサンなどが挙げられる。ポリシロキサン基を含有するモノマーは、1種類であってもよく、2種類以上を併用してもよい。
コポリマーの分子量及び粘度を調整するために、多官能性アクリレートなどの架橋剤をコポリマーに導入してよい。しかしながら、本発明では、架橋剤がコポリマー中に含まれないことが好ましい。
構造解析
コポリマー中のビニルモノマー(A)、(B)、及び(C)、並びにその他のモノマーの量は、カルボニル基、アミド結合、ポリシロキサン構造、様々な種類の官能基、炭素骨格などによるIR吸収又はラマン散乱を用いて、ポリジメチルシロキサンにおけるメチル基、アミド結合部位、並びにそれに隣接するメチル基及びメチレン基の1H−NMRによって、また、13C−NMRなどによって表される様々な種類のNMRによって、測定することができる。
重量平均分子量
コポリマーの重量平均分子量は、カチオン性界面活性剤と複合体を形成する(foaming)ことによってコンディショニング効果をもたらすという観点から、好ましくは約3,000以上、より好ましくは約5,000以上、更により好ましくは約10,000以上であり、かつ、乾燥後の感触の観点から、好ましくは約2,000,000まで、より好ましくは約1,000,000以下、更により好ましくは約500,000以下、更により好ましくは約100,000以下、最も好ましくは約50,000以下である。
コポリマーの重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定することができる。ゲル透過クロマトグラフィーで用いられる展開溶媒は、通常使用される溶媒である限り特に限定されないが、例えば、水/メタノール/酢酸/酢酸ナトリウムの溶媒ブレンドを用いて測定を実施することができる。
粘度
コポリマーは、好ましくは、20質量%のエタノール溶液に関し、25℃にて5mPa・s以上かつ20,000mPa・s以下の粘度を有する。粘度は、より好ましくは、10mPa・s以上、更により好ましくは15mPa・s以上であるが、一方、より好ましくは10,000mPa・s以下、更により好ましくは5,000mPa・s以下である。コポリマーの粘度は、取り扱い性という視点から、好ましくは5mPa・s以上かつ20,000mPa・s以下である。B型粘度計を使用して粘度を測定することができる。
重量平均分子量と同様に、コポリマーの粘度は、コポリマーの重合度を制御することによって調整でき、添加される多官能性アクリレートなどの架橋剤の量を増加又は減少させることによって制御できる。
ポリオール
組成物はポリオールを更に含んでもよい。ポリオールを添加すること、特にエマルション又はゲルマトリクス形成前にあらかじめポリオールを添加することにより、組成物は、塊状物を更に減らし、かつ/又は塊状物を減らしながら安定性の改善をもたらすと考えられるが、ここで安定性とは、安定したレオロジー及び/又は離水性の減少などである。ポリオールは、組成物中に、組成物の約0.5重量%から、好ましくは約1重量%から、より好ましくは約3%重量からの濃度、かつ約20重量%まで、好ましくは約15重量%まで、より好ましくは約10重量%まで、より好ましくは約8重量%までの濃度で含まれ得る。
ポリオールが組成物に含有される場合、ポリオールはいつ組成物に添加してもよく、例えば、エマルション又はゲルマトリクス形成の前、最中、又は後に添加することができる。本発明の効果という観点から、好ましくは、ポリオールは、エマルション又はゲルマトリクス形成の前に添加され、より好ましくは、水性キャリアと混合されてから、カチオン性界面活性剤及び/又は高融点脂肪族化合物と混合される。
本明細書において有用なポリオールは、約40〜約500、好ましくは約50〜約350、より好ましくは約50〜約200、更により好ましくは約50〜約150の分子量を有するものである。
好ましくは、本明細書において有用なポリオールは、2〜12個のOH基、より好ましくは2〜6、8、又は10個のOH基、更により好ましくは2〜6個のOH基、一層より好ましくは2〜4個のOH基を有する。
本明細書において有用なポリオールは、好ましくは水溶性である。本明細書において水溶性のポリオールとは、30℃において、使用される濃度で水溶性であるものを意味する。非水溶性のポリオールは、例えば、ステアリン酸グリセリルである。
本明細書において有用なポリオールには、例えば、ペンタエリスリトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ペンチレングリコール、へキシレングリコール、1,2−ジオール、1,3−ジオール、及びその他のジオールのようなジオールであって、1〜20個の炭素、好ましくは1〜6個の炭素を有する炭化水素鎖を有するもの、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、ポリペンチレングリコール、及びポリヘキシレングリコールが挙げられる。それらの中で、グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコールが好ましく、グリセリンがより好ましい。
親水性のカチオン性界面活性剤
塊状物を更に減らすという観点から、組成物は、親水性のカチオン性界面活性剤を更に含有してもよい。親水性のカチオン性界面活性剤は、組成物中に、組成物の約0.05重量%〜約3重量%、好ましくは約0.07重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.07重量%〜約0.5重量%の濃度で含まれ得る。本明細書において有用な親水性のカチオン性界面活性剤は、4.5以下の、好ましくは3.8以下の、より好ましくは3.0以下のLogP値を有するものである。好ましい親水性のカチオン性界面活性剤としては、例えば、セトリモニウムクロリド(LogP値=2.69)が挙げられる。
シリコーン化合物
本発明の組成物は、シリコーン化合物を更に含み得る。シリコーン化合物は、組成物の約0.05重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約8重量%の濃度で含まれ得る。
好ましくは、シリコーン化合物は、組成物中で約1マイクロメートル〜約50マイクロメートルの平均粒径を有する。
単一化合物として、少なくとも2つのシリコーン化合物のブレンド若しくは混合物として、又は少なくとも1つのシリコーン化合物と少なくとも1つの溶媒とのブレンド若しくは混合物として、本明細書で有用なシリコーン化合物は、25℃にて、好ましくは約1,000〜約2,000,000mPa・sの粘度を有する。
粘度は、Dow Corning社の試験方法CTM0004(1970年7月20日)に記載されているガラスキャピラリー粘度計により測定できる。好適なシリコーン流体としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、アミノ置換シリコーン、四級化シリコーン、及びこれらの混合物が挙げられる。コンディショニング特性を有する他の不揮発性シリコーン化合物も使用することができる。
本明細書で有用なシリコーン化合物としては、アミノ置換物質も挙げられる。好ましいアミノシリコーンには、例えば、以下の一般式(I)に従うものが挙げられる。
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a
式中、Gは、水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、好ましくはメチルであり、aは、0、又は1〜3の値を有する整数、好ましくは1であり、bは、0、1、又は2、好ましくは1であり、nは、0〜1,999の数であり、mは、0〜1,999の整数であり、nとmとの合計は、1〜2,000の数であり、a及びmは、両方が0にはならず、R1は、一般式CqH2qLに一致する一価のラジカルであり、式中、qは、2〜8の値を有する整数であり、Lは、以下の基:−N(R2)CH2−CH2−N(R22、−N(R22、−N(R23-、−N(R2)CH2−CH2−NR22-から選択されるが、式中、R2は、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカル、好ましくは約C1〜約C20のアルキルラジカルであり、A-は、ハロゲン化物イオンである。
極めて好ましいアミノシリコーンは、式(I)に対応するものであり、式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約1500〜約1700であり、より好ましくは約1600であり、Lは−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である。別の極めて好ましいアミノシリコーンは、式(I)に対応するものであり、式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約400〜約600であり、より好ましくは約500であり、Lは、−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である。このような非常に好ましいアミノシリコーンは、シリコーン鎖の一端又は両端が窒素含有基で終結するため、末端アミノシリコーンと呼ばれる場合がある。
上述のアミノシリコーンを組成物中に組み込む場合、アミノシリコーンは、低粘度を有する溶媒と混合することができる。そのような溶媒としては、例えば、極性又は非極性の揮発性又は不揮発性油が挙げられる。そのような油としては、例えば、シリコーン油、炭化水素、及びエステルが挙げられる。このような各種溶媒のうち、好ましいものは、非極性、揮発性炭化水素、揮発性環状シリコーン、不揮発性線状シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものである。本発明で有用な不揮発性線状シリコーンは、25℃にて、約1〜約20,000mm2/s(約1〜約20,000センチストーク)、好ましくは約20〜約10,000mm2/s(約20〜約10,000センチストーク)の粘度を有するものである。好ましい溶媒のうち、極めて好ましいのは、アミノシリコーンの粘度を低下させ、そして乾いた毛髪の摩擦が低減されるなどの改善されたヘアコンディショニング効果をもたらすという観点から、非極性で揮発性の炭化水素、特に非極性で揮発性のイソパラフィンである。かかる混合物の粘度は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sである。
その他の好適なアルキルアミノ置換シリコーン化合物としては、シリコーン主鎖のペンダント基としてアルキルアミノ置換を有するものが挙げられる。極めて好ましいものは、「アモジメチコン」として知られているものである。本明細書で有用な市販のアモジメチコンとしては、例えば、Dow Corning社から入手可能なBY16−872が挙げられる。
本明細書で有用なシリコーン化合物には、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンのような、ポリアルキルシロキサンも含まれる。ジメチコンとしても知られるポリジメチルシロキサンが、特に好ましい。これらのシリコーン化合物は、例えば、General Electric社からViscasil(登録商標)及びTSF 451シリーズで、並びにDow Corning社からDow Corning SH200シリーズで入手可能である。
上記ポリアルキルシロキサンは、例えば、より低い粘度を有するシリコーン化合物との混合物として利用可能である。かかる混合物の粘度は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sである。かかる混合物は、好ましくは:(i)25℃における粘度が、約100,000mPa・s〜約30,000,000mPa・s、好ましくは約100,000mPa・s〜約20,000,000mPa・sである第1のシリコーン、及び(ii)25℃における粘度が、約5mPa・s〜約10,000mPa・s、好ましくは約5mPa・s〜約5,000mPa・sである第2のシリコーン、を含む。本明細書において有用なかかる混合物としては、例えば、粘度が18,000,000mPa・sのジメチコンと粘度が200mPa・sのジメチコンとのブレンドであって、GE Toshiba社から入手可能なもの、及び粘度が18,000,000mPa・sのジメチコンとシクロペンタシロキサンとのブレンドであって、GE Toshiba社から入手可能なものが挙げられる。
本明細書で有用なシリコーン化合物はまた、シリコーンゴムを含む。用語「シリコーンゴム」とは、本明細書で使用するとき、25℃で1,000,000mm2/s(1,000,000センチストーク)以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン材料を意味する。本明細書に記載されるシリコーンゴムが上に開示されたシリコーン化合物といくらかの重複を有し得ることが認識される。この重複は、これら材料のいずれにおいても限定を意図しない。「シリコーンゴム」は、典型的に、約200,000超、一般的に約200,000〜約1,000,000の質量分子量を有する。具体的な例としては、ポリジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサンメチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサンジフェニルシロキサンメチルビニルシロキサン)コポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。シリコーンゴムは、例えばより低い粘度を有するシリコーン化合物との混合物として入手可能である。本明細書で有用なそのような混合物としては、例えば、Shin−Etsu社から入手可能なゴム/シクロメチコンのブレンドが挙げられる。
上記シリコーン化合物は更に、機械的混合によるか、又はエマルション重合による合成段階で、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びこれらの混合物から選択される界面活性剤を用いて又は用いないで作製されるエマルションの形態で本発明の組成物に組み入れることができる。
第四級基を含有するシリコーンポリマー
本明細書で有用なシリコーン化合物には、例えば、末端エステル基を含み、最大100,000mPa・sの粘度及びD単位200超のDブロック長さを有する、第四級基を含有するシリコーンポリマーが含まれる。理論に束縛されるものではないが、この低粘度シリコーンポリマーは、滑らかな感触、摩擦の低減、及びヘアダメージの防止などの改善されたコンディショニング効果をもたらしながら、シリコーンブレンドの必要性を排除する。
構造的に、このシリコーンポリマーは、1つ以上の第四級アンモニウム基と、200個超のシロキサン単位を含む少なくとも1つのシリコーンブロックと、少なくとも1個のポリアルキレンオキシド構造単位と、少なくとも1つの末端エステル基と、を含む、ポリオルガノシロキサン化合物である。1つ以上の実施形態において、シリコーンブロックは、300〜500のシロキサン単位を含み得る。
シリコーンポリマーは、組成物の約0.05重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.15重量%〜約5重量%、及び更により好ましくは約0.2重量%〜約4重量%の量で存在する。
好ましい実施形態では、ポリオルガノシロキサン化合物は、一般式(Ia)及び(Ib)を有する。
M−Y−[−(N+2−T−N+2)−Y−]m−[−(NR2−A−E−A’−NR2)−Y−]k−M (Ia)
M−Y−[−(N+2−T−N+2)−Y−]m−[−(N+2 2−A−E−A’−N+2 2)−Y−]k−M (Ib)
式中、
mは0超であり、好ましくは0.01〜100であり、より好ましくは0.1〜100であり、更により好ましくは1〜100であり、具体的には1〜50であり、より具体的には1〜20であり、更により具体的には1〜10であり、
kは0であるか、又は平均値が0超〜50、又は好ましくは1〜20、又は更により好ましくは1〜10であり、
Mは、
−OC(O)−Z
−OS(O)2−Z
−OS(O2)O−Z
−OP(O)(O−Z)OH
−OP(O)(O−Z)2
から選択される末端エステル基を含む末端基を表し、式中、Zは、最大40個の炭素原子を有する一価の有機残基から選択され、場合により1つ以上のヘテロ原子を含む。
A及びA’はそれぞれ、互いに独立して、単結合、又は最大10個の炭素原子及び1つ以上のヘテロ原子を有する二価有機基から選択され、
Eは、以下の一般式のポリアルキレンオキシド基であり、
−[CH2CH2O]q−[CH2CH(CH3)O]r−[CH2CH(C25)O]s
式中、q=0〜200、r=0〜200、s=0〜200、及びq+r+s=1〜600である。
2は、水素又はRから選択され、
Rは、最大22個の炭素原子及び場合により1つ以上のヘテロ原子を有する一価の有機基から選択され、窒素原子における遊離原子価は炭素原子に結合され、
Yは、次式の基であり、
−K−S−K−、及び−A−E−A’−、又は−A’−E−A−、
ここで、
Figure 2017518342
であり、
式中、R1=C1〜C22アルキル、C1〜C22フルオロアルキル又はアリールであり、n=200〜1000であり、これらは、同一であってもよいし、又はポリオルガノシロキサン化合物中に複数のS基が存在する場合は異なっていてもよい。
Kは、二価又は三価の直鎖、環状、及び/又は分枝状のC2〜C40炭化水素残基であり、これは場合により、−O−、−NH−、三価のN、−NR1−、−C(O)−、−C(S)−によって中断され、また場合により−OHにより置換され、R1は上記の通りに定義され、
Tは、最大20個の炭素原子及び1つ以上のヘテロ原子を有する二価の有機基から選択される。
残基Kは、互いに同一であっても異なっていてもよい。−K−S−K−部分において、残基Kは、C−Si結合を介して残基Sのケイ素原子に結合している。
ポリオルガノシロキサン化合物中にアミン基(−(NR2−A−E−A’−NR2)−)が存在する可能性があるため、ポリオルガノシロキサン化合物は、有機酸又は無機酸によるそのようなアミン基のプロトン化から生じるプロトン化アンモニウム基を有する場合がある。そのような化合物は、ポリオルガノシロキサン化合物の酸付加塩として呼ばれる場合がある。
好ましい一実施形態では、第四級アンモニウム基b)対末端エステル基c)のモル比は、100:20未満であり、更により好ましくは100:30未満であり、最も好ましくは100:50未満である。この比は、13C−NMRによって決定することができる。
更なる実施形態では、ポリオルガノシロキサン組成物は、
A)少なくとも1つのポリオルガノシロキサン化合物であって、a)少なくとも1つのポリオルガノシロキサン基、b)少なくとも1つの第四級アンモニウム基、c)少なくとも1つの末端エステル基、及びd)少なくとも1つのポリアルキレンオキシド基(上に定義の通り)、を含むものと、
B)少なくとも1つのポリオルガノシロキサン化合物であって、化合物A)とは異なる少なくとも1つの末端エステル基を含むものと、を含み得る。
成分A)を定義するにあたり、本発明のポリオルガノシロキサン化合物の説明を参照することができる。ポリオルガノシロキサン化合物B)は、好ましくは第四級アンモニウム基を含まないという点で、ポリオルガノシロキサン化合物A)とは異なる。好ましいポリオルガノシロキサン化合物B)は、一官能性有機酸、特にカルボン酸と、ビスエポキシドを含有するポリオルガノシロキサンと、の反応により得られる。
ポリオルガノシロキサン組成物において、化合物A)と化合物B)との重量比は好ましくは90:10未満である。あるいは換言すれば、構成成分B)の含有量は、少なくとも10重量パーセントである。化合物A)中のポリオルガノシロキサン組成物の更に好ましい実施形態では、第四級アンモニウム基b)対末端エステル基c)のモル比は100:10未満であり、更により好ましくは100:15未満であり、最も好ましくは100:20未満である。
シリコーンポリマーは、20℃及び0.1s-1の剪断速度(プレート−プレートシステム、プレート直径40mm、間隙幅0.5mm)において100,000mPa・s(100Pa・s)未満の粘度を有する。更なる実施形態では、未希釈のシリコーンポリマーの粘度は、500〜100,000mPa・s、又は好ましくは500〜70,000mPa・s、又はより好ましくは500〜50,000mPa・s、又は更により好ましくは500〜20,000mPa・sの範囲であり得る。更なる実施形態では、未希釈ポリマーの粘度は、20℃及び0.1s-1の剪断速度で測定されて500〜10,000mPa・s、又は好ましくは500〜5000mPa・sの範囲であり得る。
上記のシリコーンポリマーに加えて、以下の好ましい組成物を以下に挙げておく。例えば、次の一般式のポリアルキレンオキシド基Eにおいて、
−[CH2CH2O]q−[CH2CH(CH3)O]r−[CH2CH(C25)O]s
式中、指数q、r、及びsは、以下のように定義され得る。
qは0〜200であり、又は好ましくは0〜100であり、又はより好ましくは0〜50であり、又は更により好ましくは0〜20であり、
rは0〜200であり、又は好ましくは0〜100であり、又はより好ましくは0〜50であり、又は更により好ましくは0〜20であり、
sは0〜200であり、又は好ましくは0〜100であり、又はより好ましくは0〜50であり、又は更により好ましくは0〜20であり、
q+r+sは1〜600であり、又は好ましくは1〜100であり、又はより好ましくは1〜50であり、又は更により好ましくは1〜40である。
一般式Sを有するポリオルガノシロキサン構造単位では、
Figure 2017518342
1は、C1〜C22アルキル、C1〜C22フルオロアルキル又はアリールであり、nは200〜1000であり、又は好ましくは300〜500であり、K(−K−S−K−基中)は好ましくは二価又は三価の直鎖、環状又は分枝状のC2〜C20炭化水素残基であり、これは場合により−O−、−NH−、三価のN、−NR1−、−C(O)−、−C(S)−により中断され、場合により−OHで置換される。
具体的な実施形態では、R1は、C1〜C18アルキル、C1〜C18フルオロアルキル、及びアリールである。更に、R1は、好ましくは、C1〜C18アルキル、C1〜C6フルオロアルキル、及びアリールである。更に、R1は、より好ましくはC1〜C6アルキル、C1〜C6フルオロアルキル、更により好ましくはC1〜C4フルオロアルキル、及びフェニルである。最も好ましくは、R1はメチル、エチル、トリフルオロプロピル及びフェニルである。
本明細書で使用するとき、用語「C1〜C22アルキル」は、脂肪族炭化水素基が直鎖であっても分枝状であってもよい1〜22個の炭素原子を保有することを意味する。メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、ノニル、デシル、ウンデシル、イソプロピル、ネオペンチル、及び1,2,3−トリメチルヘキシル部分がその例として挙げられる。
更に、本明細書で使用するとき、用語「C1〜C22フルオロアルキル」は、直鎖であっても分枝状であってもよく、かつ少なくとも1つのフッ素原子で置換された、1〜22個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素化合物を意味する。モノフルオロメチル、モノフルオロエチル、1,1,1−トリフルオロエチル、ペルフルオロエチル、1,1,1−トリフルオロプロピル、1,2,2−トリフルオロブチルが好適な例である。
更に、用語「アリール」は、置換されていない、又はOH、F、Cl、CF3、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C3〜C7シクロアルキル、C2〜C6アルケニル若しくはフェニルで1回若しくは数回フェニル置換されたものを意味する。アリールは、ナフチルも意味する場合がある。
ポリオルガノシロキサンの実施形態については、アンモニウム基に由来する正電荷は、塩化物、臭化物、硫酸水素塩、硫酸塩などの無機アニオン、又はC1〜C30カルボン酸に由来するカルボキシレート、例えば、アセテート、プロピオネート、オクタノエート、特に、C10〜C18カルボン酸に由来するカルボキシレート、例えば、デカノエート、ドデカノエート、テトラデカノエート、ヘキサデカノエート、オクタデカノエート、及びオレアート、アルキルポリエーテルカルボキシレート、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルポリエーテルスルフェート、リン酸モノアルキル/アリールエステル及びリン酸ジアルキル/アリールエステル由来のホスフェートなどの有機アニオンにより中和される。ポリオルガノシロキサン化合物の特性は、特に使用する酸の選択に基づいて修正することができる。
第四級アンモニウム基は、通常、モノカルボン酸及び二官能性ジハロゲンアルキル化合物の存在下で、第三級ジアミンと、特定のジエポキシド(ビスエポキシドと称される場合もある)から選択されるアルキル化剤と、を反応させることにより生成される。
好ましい実施形態では、ポリオルガノシロキサン化合物は、以下の一般式(Ia)及び(Ib)のものである。
M−Y−[−(N+2−T−N+2)−Y−]m−[−(NR2−A−E−A’−NR2)−Y−]k−M (Ia)
M−Y−[−(N+2−T−N+2)−Y−]m−[−(N+2 2−A−E−A’−N+2 2)−Y−]k−M (Ib)
式中、各基は上で定義した通りである。しかしながら、繰り返し単位は、統計的配列である(すなわち、ブロック様配列ではない)。
更に好ましい実施形態では、ポリオルガノシロキサン化合物は、一般式(IIa)又は(IIb)のものでもあり得る。
M−Y−[−N+2−Y−]m−[−(NR2−A−E−A’−NR2)−Y−]k−M (IIa)
M−Y−[−N+2−Y−]m−[−(N+2 2−A−E−A’−N+2 2)−Y−]k−M (IIb)
式中、各基は上で定義した通りである。また、そのような式中、繰り返し単位は通常、統計的配列である(すなわち、ブロック様配列ではない)。
式中、上に定義した通り、Mは、
−OC(O)−Z、
−OS(O)2−Z
−OS(O2)O−Z
−OP(O)(O−Z)OH
−OP(O)(O−Z)2であり、
Zは、直鎖、環状、若しくは分枝状の飽和若しくは不飽和のC1〜C20、又は好ましくはC2〜C18であり、更に好ましくは1つ以上の−O−若しくは−C(O)−により中断され、−OHで置換され得る炭化水素ラジカルである。特定の一実施形態では、Mは、特に例えばドデカン酸などのように10個を超える炭素原子を有する通常のカルボン酸から生じる−OC(O)−Zである。
更なる実施形態では、ポリオルガノシロキサンを含有する繰り返し基−K−S−K−対ポリアルキレン繰り返し基−A−E−A’−又は−A’−E−A−のモル比は100:1〜1:100であり、又は好ましくは20:1〜1:20であり、又はより好ましくは10:1〜1:10である。
−(N+2−T−N+2)−基中、Rは、1つ以上の−O−、−C(O)−により中断され得、かつ−OHにより置換され得る、一価の直鎖、環状、又は分枝状のC1〜C20炭化水素ラジカルを表し得、Tは、−O−、−C(O)−により中断され得、かつヒドロキシルにより置換され得る二価の直鎖、環状、又は分枝状のC1〜C20炭化水素ラジカルを表し得る。
四級アンモニウム官能基及びエステル官能基を含む上述のポリオルガノシロキサン化合物はまた、以下も含有し得る:1)四級アンモニウム官能基を含有するが、エステル官能基を含有しない個々の分子、2)四級アンモニウム官能基及びエステル官能基を含有する分子、並びに3)エステル官能基を含有し、四級アンモニウム官能基を含有しない分子。構造に限定されはしないものの、第四級アンモニウム官能基及びエステル官能基を含む上記のポリオルガノシロキサン化合物は、ある特定の平均量及び比の両方の部分を含む分子の混合物として理解されたい。
エステルを得るために様々な一官能性有機酸を使用することができる。例示的な実施形態としては、C1〜C30カルボン酸、例えば、C2、C3、C8酸、C10〜C18カルボン酸、例えば、C12、C14、C16酸、飽和、不飽和、及びヒドロキシル官能化C18酸、アルキルポリエーテルカルボン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、アルキル硫酸、アルキルポリエーテル硫酸、リン酸モノアルキル/アリールエステル及びリン酸ジアルキル/アリールエステルが挙げられる。
追加成分
本発明の組成物は、他の追加成分を含んでもよく、それは最終製品の所望の特性によって当業者により選択され得、また組成物をより美容的又は審美的に許容可能なものにしたり、更なる使用効果を組成物にもたらしたりするのに好適である。そのような他の追加成分は、一般に、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約5重量%以下の濃度で個々に使用される。
多種多様な他の追加成分が本組成物に配合可能である。
こうした追加成分としては、例えば、大豆油の自己メタセシスから誘導されるトリグリセリドオリゴマーが挙げられ、これは、完全に又は部分的に水素化されていてよく、また副生成物及び/又は非メタセシス化不飽和ポリオールエステルなどの他の物質とブレンドされてもよい。メタセシスに由来するダイズオリゴマーの例は、DOW CORNING社から入手可能な、完全に水素化されたDOW CORNING(登録商標)HY−3050大豆ワックスである。別の例は、DOW CORNING社から入手可能なDOW CORNING(登録商標)HY−3051(HY−3050オリゴマーと水素化大豆油(HSBO)とのブレンド)である。
これらにはまた、その他のコンディショニング剤であって、例えば、加水分解コラーゲン(Peptein 2000の商標名で、Hormel社から入手可能)、ビタミンE(Emix−dの商標名で、Eisai社から入手可能)、パンテノール(Roche社から入手可能)、パンテニルエチルエーテル(Roche社から入手可能)、加水分解ケラチン、タンパク質、植物性抽出物、及び栄養素;防腐剤、例えばベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、及びイミダゾリジニル尿素;pH調整剤、例えばクエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム;着色剤、例えば、FD&C染料又はD&C染料のうちのいずれか;香料;紫外線及び赤外線スクリーニング剤及び吸収剤、例えばベンゾフェノン;並びにふけ防止剤、例えばジンクピリチオンが挙げられる。
製品形態及び使用法
本発明の組成物は、リンスオフ製品又はリーブオン製品の形態であってよく、これらに制限されないが、クリーム、ゲル、エマルション、ムース、及びスプレーなどの多種多様な製品形態で配合されることができる。本発明の組成物は、ヘアコンディショナー、特にリンスオフのヘアコンディショナーに特に好適である。
本発明の組成物は、好ましくは毛髪をコンディショニングする方法のために使用され、該方法は、
(i)毛髪をシャンプーした後、毛髪をコンディショニングするために有効量のコンディショニング組成物を毛髪に塗布する工程、及び
(ii)その後、毛髪をすすぐ工程を含む。
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施形態を更に説明及び実証するものである。これらの実施例は、例示目的のためにのみ提供され、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくそれらの多くの変更が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。適用可能な場合には、成分は、化学名又はCTFA名で特定され、そうでない場合は、以下で定義する。
Figure 2017518342
Figure 2017518342
成分の定義
*1 アニオン性ポリマー−1:80重量%のアクリル酸モノマーと、20重量%のメトキシPEG−4メタクリレートモノマーとのコポリマーであって、約17,800の分子量を有するもの。
*2 アニオン性ポリマー−2:60重量%のアクリル酸モノマーと40重量%のメトキシPEG−4メタクリレートモノマーとのコポリマーであって、約17,000の分子量を有するもの。
*3 ポリオール−1:グリセリン
*4 シリコーン化合物−1:Momentive社から入手可能な、以下の式を有するもの。
M−Y−[−(N+2−T−N+2)−Y−]m−[−(N+2 2−A−E−A’−N+2 2)−Y−]k−M
式中、
Figure 2017518342
*5 シリコーン化合物−2:Momentive社から入手可能な、粘度10,000mPa・sを有し、以下の式(I)を有するもの。
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a (I)
式中、Gはメチルであり、aは、整数1であり、bは、0、1、又は2、好ましくは1であり、nは、400〜約600の数であり、mは、整数0であり、R1は、一般式CqH2qLに一致する一価のラジカルであって、式中のqが整数3であり、Lが、−NH2であるもの。
調製方法
上記の「実施例1」〜「実施例7」、並びに「比較例i」及び「比較例ii」のヘアケア組成物は、当該技術分野で周知の従来の方法の任意のものにより調製可能であり、上に示したように、以下の方法I又はIIのうちの一方により、実際に調製された。
方法I
グループWの成分を攪拌しながら混合し、約80℃に加熱し、グループOの成分を加え、攪拌しながら混合する。混合物を約55℃まで冷却し、ジェルマトリックスを形成する。攪拌しながらその他の成分をゲルマトリックスに加える。次いで、組成物を室温に冷却する。
方法II
グループOの成分を混合し、約66℃〜約85℃に加熱して、油相を形成する。別個に、グループWの成分を混合し、約20℃〜約48℃に加熱して、水相を形成する。Becomix(登録商標)直接噴射式ローターステーターホモジナイザーに油相を注入する。0.2秒以内に、油相は、1.0×105〜1.0×107J/m3のエネルギー密度を有しかつ水相が既に存在する高剪断場に到達する。ゲルマトリックスを形成する。攪拌しながらその他の成分をゲルマトリックスに加える。次いで、組成物を室温に冷却する。
特性及び効果
上記組成物の一部に関して、塊状物が以下の方法で評価される。評価の結果は上の表、及び図1〜4にも示す。
実施例1〜7は、リンスオフ用途に特に有用である本発明のヘアケア組成物である。前述の「実施例1」〜「実施例7」により開示され、代表される実施形態には、多くの利点がある。例えば、塊状物を減らす、特に、大きな塊状物のサイズが縮小し、及び/又は塊状物の数が減少する。
このような利点は、本発明の実施例と、「比較例i」及び「比較例ii」と、の比較により理解することができる。
例えば、実施例1(図1)は、比較例i(図3)と比べて、塊状物の数が減少しており、比較例1(図4)と比べて、大きな塊状物のサイズが縮小しているのを示している。実施例2(図2)は、比較例i(図3)と比べて、塊状物の数が減少し、かつ大きな塊状物のサイズが縮小しており、比較例1(図4)と比べて、大きな塊状物のサイズが縮小しているのを示している。
塊状物
塊状物は、直接目視により評価され、及び/又は顕微鏡を通した目視により評価される。そのような画像の写真が、図1〜4に示されている。
本明細書において開示されている寸法及び値は、列挙されている正確な数値に厳密に限定されるものと理解すべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
本明細書で引用されているあらゆる文献は、あらゆる相互参照される又は関連する特許又は出願を含め、明示的に除外されたり、別段に限定されたりしている場合を除き、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせて、そのような発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する範囲においては、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され説明されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の変更及び修正を行うことができる点は、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲において網羅することを意図する。

Claims (15)

  1. ヘアコンディショニング組成物であって、
    (a)約0.1重量〜約8重量%のカチオン性界面活性剤であって、モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤を含むカチオン性界面活性剤、
    (b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物、
    (c)約0.05%〜約6%のアニオン性ポリマーであって、カルボキシル基を有するビニルモノマー(A)を含み、前記ビニルモノマー(A)が、前記アニオン性ポリマーの総質量に基づいて約40質量%〜約100質量%の濃度でポリマー中に含有されている、アニオン性ポリマー、及び
    (d)水性キャリア、を含み、
    前記組成物が約4以下のpHを有する、ヘアコンディショニング組成物。
  2. 前記組成物が、3.7以下のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、2.5以上のpHを有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記組成物が、塩酸、硫酸、及びスルホン酸、2−ブロモ酪酸、クエン酸、酢酸、乳酸、及びコハク酸、並びにそれらの混合物からなる群から選択される酸を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記組成物が、塩酸、硫酸、及びスルホン酸、2−ブロモ酪酸、並びにそれらの混合物からなる群から選択される酸を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記酸が塩酸である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記ビニルモノマー(A)が、約50質量%からの濃度で含有される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記ビニルモノマー(A)が、約60質量%からの濃度で含有される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記ビニルモノマー(A)が、約70質量%からの濃度で含有される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記アニオン性ポリマーが、以下の式(1):
    CH2=C(R1)−CO−X−(Q−O)r−R2 (1)
    で表されるビニルモノマー(B)を更に含み、式中、R1は、水素原子又はメチル基を表し、R2は、水素原子、又は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基であって、置換基を有し得る、アルキル基を表し、Qは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレン基であって、置換基を有し得る、アルキレン基を表し、rは、2〜15の整数を表し、Xは、酸素原子又はNH基を表し、構造−(Q−O)r−R2において、直鎖に結合している原子の数が、70以下である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記アニオン性ポリマーが、約3,000〜約2,000,000の重量平均分子量を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記モノアルキルアミンカチオン性界面活性剤が、炭素原子約12〜約30個の長鎖アルキル基又はアルケニル基を1つ有するモノアルキルアミドアミンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. LogP値が4.5以下の親水性カチオン性界面活性剤を更に含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記アニオン性ポリマーが前記カチオン性界面活性剤に接触する前に、前記酸が前記組成物に添加される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. エマルション形成の前に、前記酸が、前記アニオン性ポリマーと共に前記水性キャリアに添加される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
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